JP6252223B2 - 制御方法、受信装置、及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置によって実行される制御方法、受信装置、及び通信システムに関する。
無線通信システムの無線基地局装置は、インターネットプロトコル(IP)ネットワークから受信するIPパケットを元にして、無線情報の信号フレームを構築することがある。IPパケットは、移動局へ転送されるデータと転送先を特定するための要素情報とを含み、無線基地局装置は、要素情報に基づいて、データを含む信号フレームを移動局へ転送する。要素情報は、例えば、IPパケットに含まれるヘッダ情報であり、IPアドレス、ポート番号、プロトコル識別子、通信用識別子等の情報を含む。
このとき、無線基地局装置は、要素情報と転送先の移動局とを対応付ける管理情報を保持し、受信するIPパケットに含まれる要素情報に対応する移動局へデータを転送する。しかし、IPアドレス等の要素情報の情報量が多いため、無線基地局装置が収容する移動局の数が増加すると管理情報が膨大になる。
そこで、無線基地局装置は、要素情報のハッシュ値をインデックスとして転送先を登録した転送テーブルを設け、受信した要素情報のハッシュ値に基づいて転送先を決定することが多い。ハッシュ値を用いることで、転送テーブルに登録される管理情報の増大を抑制することができる。
複数のプロセッサ間で転送するデータを識別するためのデータ識別子を生成する方法も知られている(例えば、特許文献1を参照)。この方法では、各プロセッサが使用するデータの範囲を示す情報と、各プロセッサが生成するデータの範囲を示す情報とに基づいて、あるデータを使用するプロセッサとそのデータを生成するプロセッサとが異なるデータ群が抽出される。そして、そのデータ群のデータのみにデータ識別子が割り付けられる。
パケット通信ネットワーク内の隣接するノード間の各リンク毎に複数設定され得るパケット方路の識別情報を、第1の通信ユニットから第2の通信ユニットへ転送するための識別情報転送システムも知られている(例えば、特許文献2を参照)。
Webページ情報から各サイトに対応するコンテンツハッシュ値、サイト名、及びサイト内パスを取り出してサイト情報を生成し、サイト情報に基づいて重複サイト集合を検出する重複Webサイト検出装置も知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開平4−205543号公報 国際公開第92/22972号パンフレット 特開2006−215735号公報
従来の無線基地局装置において、転送テーブルに登録される管理情報の増大を抑制するために、要素情報のハッシュ値をインデックスとして転送先を登録した転送テーブルを設けることがある。この場合、無線基地局装置は、IPネットワークから受信したIPパケットに含まれる要素情報を用いてハッシュ演算を行い、得られたハッシュ値に基づいて転送先を決定する。ハッシュ演算は、一方向性関数を用いた演算の一種である。
しかしながら、ハッシュ演算は、確率的に複数の異なる情報から同じ演算結果を生成することがあるため、転送先の異なる複数のIPパケットに対して、ハッシュ演算の演算結果が重複する可能性がある。このようなハッシュ値の重複が発生すると、無線基地局装置におけるメモリへのアクセス回数が増加するとともに、重複を調整するための処理も増加するため、IPパケットの転送速度が低下すると考えられる。
そこで、ハッシュ演算により生成されるハッシュ値の範囲を広げる方法が考えられる。この方法では、ハッシュ演算により取り扱えるハッシュ値の数が増加するため、転送先の異なる複数のIPパケットに対してハッシュ値の重複が発生する確率は低下する。しかし、重複するハッシュ値に対応する転送先の数(重複数)が一定数以下に制限されるわけではない。
なお、かかる問題は、無線基地局装置がIPネットワークから受信するIPパケットを移動局へ転送する場合に限らず、他の通信システムにおいて受信装置が送信装置から受信するデータを転送先へ転送する場合においても生ずるものである。また、ハッシュ演算以外の一方向性関数を用いた演算により要素情報から転送先を決定する場合においても、同様の問題が生ずる。
1つの側面において、本発明は、要素情報から一方向性関数を用いた演算により得られる演算結果の重複を制御することを目的とする。
1つの案では、受信装置によって実行される制御方法は、以下の工程を含む。
(1)一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける。
(2)受信装置が有する識別情報と受信装置が送信装置から受信した要素情報とから一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求める。
(3)第2の一方向性関数値が第1の一方向性関数値と異なる場合、第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに識別情報を送信装置へ返信する。
1つの実施形態によれば、要素情報から一方向性関数を用いた演算により得られる演算結果の重複を制御することができる。
ハッシュ演算を用いた通信システムを示す図である。 転送テーブルを示す図である。 ハッシュ演算を用いない通信システムを示す図である。 受信装置によって実行される制御方法のフローチャートである。 受信装置の機能的構成図である。 IDを用いた通信システムを示す図である。 転送先登録処理のフローチャートである。 データ転送処理のフローチャートである。 ID及びIDポリシーを用いた通信システムを示す図である。 IDテーブルを示す図である。 無線基地局装置を含む通信システムを示す図である。 無線基地局装置によるデータ転送を示す図である。 無線基地局装置のハードウェア構成を示す図である。 ルータを含む通信システムを示す図である。 ルータによるデータ転送を示す図である。 ルータのハードウェア構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
上述したように、従来の無線基地局装置において、転送テーブルに登録される管理情報の増大を抑制するために、要素情報のハッシュ値をインデックスとして転送先を登録した転送テーブルを設けることがある。この場合、無線基地局装置は、IPネットワークから受信したIPパケットに含まれる要素情報を用いてハッシュ演算を行い、得られたハッシュ値に基づいて転送先を決定する。ハッシュ演算は、一方向性関数を用いた演算の一種である。
しかしながら、ハッシュ演算は、確率的に複数の異なる情報から同じ演算結果を生成することがあるため、転送先の異なる複数のIPパケットに対して、ハッシュ演算の演算結果が重複する可能性がある。このようなハッシュ値の重複が発生すると、無線基地局装置におけるメモリへのアクセス回数が増加するとともに、重複を調整するための処理も増加するため、IPパケットの転送速度が低下すると考えられる。
図1は、このようなハッシュ演算を用いた通信システムの例を示している。図1の通信システムは、送信装置101及び受信装置102を含み、受信装置102は、図2に示すような転送テーブルを保持している。図2の転送テーブルは、インデックスI1〜インデックスInに対応付けられた転送先要素D1〜転送先要素Dn(nは1以上の整数)を含む転送先情報である。インデックスI1〜インデックスInは、例えば、受信装置102が有するメモリ上の格納位置に対応する。
転送先要素D1〜Dnは、データを転送先へ転送するための制御情報である。例えば、受信装置102が無線基地局装置の場合、転送先要素D1〜Dnは、転送先の移動局に対応する無線チャネルの制御情報であってもよい。
まず、送信装置101は、要素情報を含むIPパケット111を受信装置102へ送信する。受信装置102は、受信したIPパケット111に含まれる要素情報を用いてハッシュ演算を行う。そして、受信装置102は、得られたハッシュ値をインデックスI1として用いて、転送テーブルのインデックスI1に対応するエントリに、その要素情報に対応する転送先要素D1を登録する。
次に、送信装置101は、IPパケット111と同じ要素情報とデータとを含むIPパケット112を受信装置102へ送信する。受信装置102は、受信したIPパケット112に含まれる要素情報を用いてハッシュ演算を行い、得られたインデックスI1に基づいて転送テーブルから転送先要素D1を求める。そして、受信装置102は、転送先要素D1を用いて、IPパケット112に含まれるデータを対応する転送先へ転送する。
この時点では、転送テーブルには、インデックスI1に対応する転送先要素D1のみが登録されており、転送先要素D2〜転送先要素Dnは登録されていない。
次に、送信装置101は、IPパケット111とは異なる要素情報を含むIPパケット113を受信装置102へ送信する。受信装置102は、受信したIPパケット113に含まれる要素情報を用いてハッシュ演算を行うが、インデックスI1と同じハッシュ値が得られる場合がある。
この場合、IPパケット112が示す転送先とIPパケット113が示す転送先との間で転送テーブルのインデックスが重複するため、受信装置102は、2つの転送先を識別するための処理を行うことが望ましい。しかし、転送先を識別するための処理を付加すると、データの転送速度が低下する。
そこで、転送テーブルのエントリの数を増やして、ハッシュ演算により生成されるハッシュ値の範囲を広げる方法が考えられる。この方法では、ハッシュ演算により取り扱えるハッシュ値の数が増加するため、転送先の異なる複数のIPパケットに対してハッシュ値の重複が発生する確率は低下する。しかし、重複するハッシュ値に対応する転送先の数(重複数)が一定数以下に制限されるわけではない。
図3は、ハッシュ演算を用いない通信システムの例を示している。図3の通信システムは、送信装置301及び受信装置302を含み、受信装置302は、図2に示したような転送テーブルを保持している。
まず、送信装置301は、要素情報を含むIPパケット311を受信装置302へ送信する。受信装置302は、転送テーブルのインデックスI1に対応するエントリに、受信したIPパケット311に含まれる要素情報に対応する転送先要素D1を登録する。
次に、受信装置302は、IPパケット311の要素情報にインデックスI1を付加してIPパケット312を生成し、IPパケット312を送信装置301へ返信する。
次に、送信装置301は、IPパケット111と同じ要素情報とインデックスI1とデータとを含むIPパケット313を受信装置302へ送信する。受信装置302は、受信したIPパケット313に含まれるインデックスI1に基づいて、転送テーブルから転送先要素D1を求める。そして、受信装置302は、転送先要素D1を用いて、IPパケット313に含まれるデータを対応する転送先へ転送する。
この場合、受信装置302は、要素情報を用いなくても転送先要素D1を求めることができるため、送信装置301は、IPパケット313の要素情報を省略することも可能である。
ここで、複数の異なる要素情報に対して転送テーブルのインデックスが重複しないようにするには、要素情報の数と同じ数のインデックスを用意することが望ましい。しかし、要素情報のサイズが大きい場合、送信装置301が送信可能な要素情報の総数が膨大になるため、使用するインデックスの数も膨大になる。このため、転送テーブルを記憶するメモリの記憶容量が増大するという問題がある。
なお、かかる問題は、無線基地局装置がIPネットワークから受信するIPパケットを移動局へ転送する場合に限らず、他の通信システムにおいて受信装置が送信装置から受信するデータを転送先へ転送する場合においても生ずるものである。また、ハッシュ演算以外の一方向性関数を用いた演算により要素情報から転送先を決定する場合においても、同様の問題が生ずる。
図4は、実施形態の受信装置によって実行される制御方法の例を示すフローチャートである。まず、受信装置は、一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける(ステップ401)。
次に、受信装置は、受信装置が有する識別情報と受信装置が送信装置から受信した要素情報とから一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求める(ステップ402)。第2の一方向性関数値が第1の一方向性関数値と異なる場合、受信装置は、第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに識別情報を送信装置へ返信する(ステップ403)。
このような制御方法によれば、要素情報から一方向性関数を用いた演算により得られる演算結果の重複を制御することができる。
要素情報としては、例えば、IPパケットに含まれるIPアドレス、ポート番号、プロトコル識別子、通信用識別子等のうち少なくとも1つ以上の情報が用いられる。送信装置のIPアドレスとポート番号の組み合わせを要素情報として用いてもよい。
以下では、一方向性関数を用いた演算がハッシュ演算である場合の実施形態を説明する。図5は、実施形態の受信装置の機能的構成例を示している。図5の受信装置501は、処理部511、記憶部512、転送制御部513、インタフェース514、及びインタフェース515を含む。処理部511は、アプリケーション処理部521及びID処理部522を含む。
インタフェース514は、通信ネットワークを介して送信装置と接続されており、送信装置からデータを受信する。インタフェース515は、装置内の他の機能部(例えばベースバンド処理部、図示せず)とのインタフェースとしてデータを転送し、外部装置との接続時には、転送先へデータを転送する他の装置と通信ネットワークを介して接続される。すなわち、インタフェース515は、他の機能部及び接続装置を経由して転送先へデータを転送する。
記憶部512は、転送テーブル531及びIDテーブル532を記憶する。転送テーブル531は、例えば、図2に示したような構成を有し、インデックスI1〜インデックスInに対応付けられた転送先要素D1〜転送先要素Dnを含む。IDテーブル532は、転送テーブル531のインデックスをハッシュ演算により決定する際に用いられる識別情報(ID)として、ID1〜IDm(mは1以上の整数)を含む。
アプリケーション処理部521は、送信装置から受信したデータを転送先へ転送する通信経路を設定する処理を行い、ID処理部522は、アプリケーション処理部521からの指示に基づいて各転送先に対応するIDを決定する。ID処理部522は、決定したIDをアプリケーション処理部521へ通知し、アプリケーション処理部521は、そのIDを送信装置へ返信するように、転送制御部513に指示する。
転送制御部513は、アプリケーション処理部521からの指示に基づき、転送テーブル531の転送先要素を用いて、送信装置から受信したデータを転送先へ転送する制御を行う。また、転送制御部513は、アプリケーション処理部521からの指示に基づき、IDを送信装置へ返信する制御を行う。
図6は、図5の受信装置501を含む通信システムの例を示している。図6の通信システムは、送信装置601及び受信装置501を含む。
まず、送信装置601は、要素情報を含むIPパケット611を受信装置501へ送信する。IPパケット611は、例えば、通信経路を設定するための制御パケットとして受信装置501へ送信される。受信装置501の転送制御部513は、受信したIPパケット611から要素情報を抽出してID処理部522へ転送する。ID処理部522は、受け取った要素情報に基づいて、転送先登録処理を行う。
図7は、ID処理部522が行う転送先登録処理の例を示すフローチャートである。まず、ID処理部522は、IDテーブル532に含まれるID1〜IDmのうち1つのIDを選択し(ステップ701)、要素情報とそのIDとからハッシュ演算によりハッシュ値を求める(ステップ702)。
次に、ID処理部522は、得られたハッシュ値が転送テーブル531のインデックスとして使用されているか否かをチェックする(ステップ703)。ハッシュ値がインデックスとして使用されている場合(ステップ703,YES)、ID処理部522は、ハッシュ値が重複すると判断し、重複が許容範囲内か否かをチェックする(ステップ704)。
許容範囲は、1つのハッシュ値に対応付けられる転送先の数の上限値により設定することができる。この上限値としては、1以上の整数が用いられる。転送テーブル531において、ステップ702で得られたハッシュ値に対応付けられている転送先の数が上限値より小さい場合、重複が許容範囲内と判断され、その数が上限値に達している場合、重複が許容範囲外と判断される。
重複が許容範囲外である場合(ステップ704,NO)、ID処理部522は、別のIDについてステップ701以降の処理を繰り返す。
一方、重複が許容範囲内である場合(ステップ704,YES)、ID処理部522は、ステップ702で得られたハッシュ値をインデックスとして用いて、転送テーブル531の対応するエントリに、要素情報に対応する転送先要素を登録する(ステップ705)。そして、ID処理部522は、ステップ701で選択したIDをアプリケーション処理部521へ通知する(ステップ706)。
アプリケーション処理部521は、通知されたIDを送信装置へ返信するように、転送制御部513に指示する。転送制御部513は、IPパケット611の要素情報にそのIDを付加してIPパケット612を生成し、IPパケット612を送信装置601へ返信する。
得られたハッシュ値が転送テーブル531のインデックスとして使用されていない場合(ステップ703,NO)、ID処理部522は、ハッシュ値が重複しないと判断し、ステップ705以降の処理を行う。
ステップ704において、例えば、上限値が1である場合は、得られたハッシュ値に対応付けられている転送先の数が既に上限値に達しているため、常に重複が許容範囲外と判断される。したがって、上限値が1である場合は、ハッシュ値の重複が許されない。一方、上限値が2以上の整数である場合は、得られたハッシュ値に対応付けられている転送先の数が上限値より小さい可能性があり、ハッシュ値の重複が許されることがある。このように、上限値を所望の値に設定することで、要素情報及びIDからハッシュ演算により得られるハッシュ値の重複を許容範囲内に制御することができる。
転送先要素D1に対応するIPパケットを受信して転送先登録処理を行う際に、転送テーブル531にいずれの転送先要素も登録されていない場合、ID処理部522は、例えば、IDテーブル532に含まれるID1を選択し、ハッシュ演算を行う。この場合、得られたハッシュ値はインデックスとして使用されていないため、ID処理部522は、そのハッシュ値をインデックスI1として用いて、転送テーブル531に転送先要素D1を登録する。そして、転送制御部513は、要素情報とID1とを含むIPパケットを送信装置601へ返信する。
転送先要素D2に対応するIPパケットを受信して転送先登録処理を行う際に、転送テーブル531に転送先要素D1のみが登録されている場合、ID処理部522は、例えば、IDテーブル532に含まれるID2を選択し、ハッシュ演算を行う。そして、得られたハッシュ値がインデックスI1と同じであり、重複が許容範囲外であれば、ID処理部522は、次にID3を選択する。
重複が許容範囲内であれば、ID処理部522は、インデックスI1に対応付けて転送テーブル531に転送先要素D2を登録する。そして、転送制御部513は、要素情報とID2とを含むIPパケットを送信装置601へ返信する。
ID2から得られたハッシュ値がインデックスI1と異なれば、ID処理部522は、そのハッシュ値をインデックスI2として用いて、転送テーブル531に転送先要素D2を登録する。そして、転送制御部513は、要素情報とID2とを含むIPパケットを送信装置601へ返信する。
転送先登録処理が行われて要素情報とIDとを含むIPパケット612が返信されると、送信装置601は、IPパケット612の要素情報及びIDとデータとを含むIPパケット613を受信装置501へ送信する。受信装置501は、IPパケット613のデータを転送するデータ転送処理を行う。
図8は、受信装置501の転送制御部513が行うデータ転送処理の例を示すフローチャートである。まず、転送制御部513は、受信したIPパケット613から要素情報とIDとを抽出し(ステップ801)、抽出した要素情報とIDとからハッシュ演算によりハッシュ値を求める(ステップ802)。
次に、転送制御部513は、得られたハッシュ値に対応するインデックスが転送テーブル531に複数存在するか否かをチェックする(ステップ803)。ハッシュ値と同じインデックスが複数存在する場合(ステップ803,YES)、転送制御部513は、抽出した要素情報に基づいて転送先要素を決定する(ステップ804)。そして、転送制御部513は、その転送先要素を用いて、IPパケット613に含まれるデータを対応する転送先へ転送する(ステップ805)。
一方、ハッシュ値と同じインデックスが1つのみ存在する場合(ステップ803,NO)、転送制御部513は、そのインデックスに対応する転送テーブル531のエントリに登録されている転送先要素を抽出する。そして、転送制御部513は、その転送先要素を用いて、IPパケット613に含まれるデータを対応する転送先へ転送する(ステップ805)。
なお、図7の転送先登録処理は、異なる通信経路を設定するための制御パケットを受信する度に行われ、複数の異なる転送先に対応する複数の転送先要素が転送テーブル531に登録される。
図5の受信装置501は、例えば、情報量の多い要素情報に基づいて特定の経路を選択してデータを転送する中継装置として利用することができる。この場合、要素情報及びIDから得られるハッシュ値の重複を許容範囲内に制御することで、転送テーブルを記憶するメモリの記憶容量を削減し、転送速度の低下を抑制することができる。したがって、ハッシュ値の重複に伴う性能劣化を避けることが可能になる。
ところで、受信装置501は、送信装置601から送信されるIPパケットに対してIDが付加される位置を指定することも可能である。図9は、このような通信システムの例を示している。
まず、送信装置601は、図6の場合と同様に、要素情報を含むIPパケット611を受信装置501へ送信し、受信装置501のID処理部522は、受信した要素情報に基づいて、図7の転送先登録処理を行う。図9の受信装置501の記憶部512は、例えば、図10に示すようなIDテーブル532を記憶する。
図10のIDテーブル532は、ID1〜IDmに対応付けられたIDポリシーP1〜IDポリシーPmを含む。IDポリシーP1〜IDポリシーPmは、送信装置601から送信される送信情報内でIDを付加するポリシーを表す情報であり、送信情報内でIDが付加される位置を示す位置情報を含む。位置情報は、IDが付加される領域の先頭アドレスと領域長とを含むことができる。IDポリシーP1〜IDポリシーPmは、さらに、IDを付加する方法を示すモード情報を含んでいてもよい。
IDが付加される領域としては、例えば、IPパケットの外側に付加されるフィールドである、送信元Media Access Control(MAC)アドレス又はFrame Check Sequence(FCS)を用いることができる。また、IPパケット内のフィールドである送信元ポート番号を用いてもよい。既存のフィールドにIDを付加することで、送信装置601から送信される送信情報の長さを変更することなく、送信情報にIDを付加することが可能になる。
IDを付加する方法としては、例えば、位置情報が示す領域の上書き又は排他的論理和演算を用いることができる。IDポリシーP1〜IDポリシーPmとしては、ID1〜IDmに対して共通のIDポリシーを用いてもよく、転送先に対して提供されるサービスに応じて異なるIDポリシーを用いてもよい。
図7のステップ706において、ID処理部522は、IDテーブル532から選択したIDとともに、そのIDに対応付けられたIDポリシーをアプリケーション処理部521へ通知する。この場合、転送制御部513は、IPパケット611の要素情報にIDとIDポリシーとを付加してIPパケット901を生成し、IPパケット901を送信装置601へ返信する。
次に、送信装置601は、受信したIPパケット901からIDとIDポリシーとを抽出し、IDポリシーの位置情報が示す位置にモード情報が示す方法でIDを付加して、要素情報及びIDとデータとを含むIPパケット902を生成する。そして、送信装置601は、IPパケット902を受信装置501へ送信する。
次に、受信装置501は、図8のデータ転送処理を行う。このとき、図8のステップ801において、転送制御部513は、IDポリシーの位置情報が示す位置からモード情報が示す方法に応じてIDを抽出する。
例えば、送信情報内のFCSに排他的論理和演算を用いてIDが付加されている場合、転送制御部513は、受信した送信情報に基づいてFCSを計算する。そして、転送制御部513は、計算したFCSと送信情報内のFCSとの排他的論理和を求めることで、IDを抽出することができる。
図9及び図10に示したIDポリシーを用いることで、送信情報の長さを変更することなく、IDを特定のフィールド又は空きフィールドにマッピングすることが可能になる。
なお、送信装置601は、図6及び図9のIPパケット611を制御パケットとして送信する代わりに、データを含むデータパケットとして送信することも可能である。この場合、受信装置501の転送制御部513は、IPパケット611に含まれる要素情報に基づいて転送先要素を決定し、その転送先要素を用いて、IPパケット611に含まれるデータを対応する転送先へ転送する。
次に、図11から図16までを参照しながら、図5の受信装置501を用いた通信システムの具体例について説明する。
図11は、Third Generation Partnership Project(3GPP)における無線基地局装置(eNB:eNodeB)に受信装置501を適用した通信システムの例を示している。図11の通信システムは、コアネットワーク装置1101、eNB1102、及び移動局(UE)1103を含み、eNB1102は、伝送路終端部1111及びベースバンド部1112を含む。コアネットワーク装置1101は、例えば、Mobility Management Entity(MME)、Serving Gateway(S−GW)等である。
コアネットワーク装置1101とeNB1102は、通信ネットワーク(IPネットワーク)1121を介して互いに通信し、eNB1102とUE1103は、無線区間1122を介して互いに通信する。コアネットワーク装置1101とeNB1102との間にはS1インタフェースが規定されており、eNB1102とUE1103との間には無線インタフェースが規定されている。eNB1102内の伝送路終端部1111とベースバンド部1112は、装置内信号線を介して互いに通信する。
例えば、コアネットワーク装置1101は、送信装置601に対応し、伝送路終端部1111は、受信装置501に対応する。eNB1102は、多数のUEを収容し、コアネットワーク装置1101から受信するIPパケットから無線情報の信号フレームを生成して、特定のUE1103へ転送する。
図12は、図11の通信システムにおけるデータ転送の例を示している。まず、コアネットワーク装置1101は、要素情報を含むIPパケット1201を無線ベアラ設定要求としてeNB1102へ送信する。eNB1102の伝送路終端部1111は、受信したIPパケット1201に含まれる要素情報に基づいて図7の転送先登録処理を行い、eNB1102とUE1103との間の無線ベアラを設定する。
このとき、伝送路終端部1111は、IPパケット1201の要素情報とIDとからハッシュ値を求める。そして、伝送路終端部1111は、得られたハッシュ値をインデックスとして用いて、UE1103に対応する転送先要素を転送テーブル531に登録する。UE1103に対応する転送先要素としては、例えば、転送に使用するキャリア周波数の識別情報、セクタの識別情報、及びUE1103の識別情報等が用いられる。
次に、伝送路終端部1111は、無線ベアラ設定要求をベースバンド部1112へ転送し、ベースバンド部1112は、eNB1102内の無線周波数(RF)回路(不図示)を介して、無線ベアラ設定要求1202をUE1103へ送信する。
UE1103は、無線ベアラ設定要求1202に対する無線ベアラ設定応答1211をeNB1102へ送信し、ベースバンド部1112は、RF回路を介して無線ベアラ設定応答1211を受信する。そして、ベースバンド部1112は、無線ベアラ設定応答を伝送路終端部1111へ転送する。
伝送路終端部1111は、ハッシュ演算に用いた要素情報とIDとを含むIPパケット1212を無線ベアラ設定応答としてコアネットワーク装置1101へ返信する。これにより、無線区間1122における無線ベアラが設定され、コアネットワーク装置1101は、eNB1102を介してUE1103と通信することが可能になる。
そこで、コアネットワーク装置1101は、IPパケット1212の要素情報及びIDとユーザデータとを含むIPパケット1221を、eNB1102へ送信する。eNB1102の伝送路終端部1111は、図8のデータ転送処理を行い、IPパケット1221のユーザデータをベースバンド部1112へ転送する。
このとき、伝送路終端部1111は、IPパケット1221の要素情報とIDとからハッシュ値を求め、得られたハッシュ値をインデックスとして用いて、転送テーブル531に登録されている転送先要素を抽出する。そして、伝送路終端部1111は、その転送先要素をベースバンド部1112へ転送する。
ベースバンド部1112は、受信した転送先要素を用いて無線チャネル制御に関するベースバンド処理を行い、RF回路を介して、ユーザデータ1222をUE1103へ送信する。
このような通信システムによれば、多数の移動局を収容する無線基地局装置においても、要素情報及びIDから得られるハッシュ値の重複を許容範囲内に制御することで、転送テーブルを記憶するメモリの記憶容量を削減し、転送速度の低下を抑制することができる。したがって、ハッシュ値の重複に伴う性能劣化を避けることが可能になる。
なお、図9に示したように、伝送路終端部1111は、IPパケット1212にIPポリシーを含めてコアネットワーク装置1101へ返信することも可能である。この場合、コアネットワーク装置1101は、IPパケット1212のIDポリシーに従ってIPパケット1221を生成する。
図12では、コアネットワーク装置1101からUE1103へユーザデータが転送されているが、逆方向のデータ転送に図5の受信装置501を利用することも可能である。この場合、例えば、コアネットワーク装置1101に接続された別のeNBに収容される複数のUEが転送先となり、UE1103からコアネットワーク装置1101へユーザデータが転送される。
そして、ベースバンド部1112及び伝送路終端部1111は、それぞれ、送信装置601及び受信装置501として動作し、装置内信号線を介して要素情報とIDとを用いたデータ転送を行う。
図13は、図11のeNB1102のハードウェア構成例を示している。図13のeNB1102は、インタフェース1300、中央処理装置(CPU)1301、メモリ1302、スイッチ回路1303、ベースバンド回路1304、及びRF回路1305を含む。ベースバンド回路1304は、CPU1311及びデジタルシグナルプロセッサ(DSP)1312を含む。
インタフェース1300、CPU1301(プロセッサ)、メモリ1302、及びスイッチ回路1303は、図11の伝送路終端部1111に対応する。インタフェース1300は、図5のインタフェース514に対応し、スイッチ回路1303は、記憶部512、転送制御部513、及びインタフェース515に対応する。ベースバンド回路1304に対するデータ転送のために、スイッチ回路1303とベースバンド回路1304とを直結して接続するのが一般的ではあるが、インタフェース515のような異なるインタフェースを介在させて接続することも可能である。
メモリ1302は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1302は、図5の記憶部512として用いることができる。CPU1301は、例えば、メモリ1302を利用してプログラムを実行することにより、図5の処理部511、転送制御部513、アプリケーション処理部521、及びID処理部522として動作する。
ベースバンド回路1304は、図11のベースバンド部1112に対応する。CPU1311(プロセッサ)は、UE1103に対して周波数帯域を割り当てる処理等を行い、DSP1312は、符号化処理、変調処理、復号処理、復調処理等を行う。
RF回路1305は、ベースバンド回路1304から出力されるベースバンド信号をRF信号に変換してUE1103へ送信し、UE1103から受信するRF信号をベースバンド信号に変換してベースバンド回路1304へ出力する。
図14は、通信ネットワークで使用されるルータに受信装置501を適用した通信システムの例を示している。図14の通信システムは、通信機器1401、ルータ1402、及び通信機器1403を含む。通信機器1403は、ユーザ端末であってもよい。
通信機器1401とルータ1402は、通信ネットワーク(IPネットワーク)1411を介して互いに通信し、ルータ1402と通信機器1403は、通信ネットワーク(IPネットワーク)1412を介して互いに通信する。
例えば、通信機器1401は、送信装置601に対応し、ルータ1402は、受信装置501に対応する。ルータ1402は、多数の通信機器を収容し、通信機器1401から受信するIPパケットを特定の通信機器1403へ転送する。
図15は、図14の通信システムにおけるデータ転送の例を示している。まず、通信機器1401は、要素情報を含むIPパケット1501を経路設定要求としてルータ1402へ送信する。ルータ1402は、受信したIPパケット1501に含まれる要素情報に基づいて図7の転送先登録処理を行い、ルータ1402と通信機器1403との間の通信経路を設定する。
このとき、ルータ1402は、IPパケット1501の要素情報とIDとからハッシュ値を求める。そして、ルータ1402は、得られたハッシュ値をインデックスとして用いて、通信機器1403に対応する転送先要素を転送テーブル531に登録する。通信機器1403に対応する転送先要素としては、例えば、通信機器1403のIPアドレス等が用いられる。
次に、ルータ1402は、ハッシュ演算に用いた要素情報とIDとを含むIPパケット1511を経路設定応答として通信機器1401へ返信する。これにより、通信機器1401と通信機器1403との間の通信経路が設定され、通信機器1401は、ルータ1402を介して通信機器1403と通信することが可能になる。
そこで、通信機器1401は、IPパケット1511の要素情報及びIDとユーザデータとを含むIPパケット1521を、ルータ1402へ送信する。ルータ1402は、図8のデータ転送処理を行い、IPパケット1521のユーザデータを含むIPパケット1522を、通信機器1403へ転送する。
このとき、ルータ1402は、IPパケット1521の要素情報とIDとからハッシュ値を求め、得られたハッシュ値をインデックスとして用いて、転送テーブル531に登録されている転送先要素を抽出する。そして、ルータ1402は、その転送先要素を用いて転送制御を行い、IPパケット1522を通信機器1403へ送信する。
このような通信システムによれば、多数の通信機器を収容するルータにおいても、要素情報及びIDから得られるハッシュ値の重複を許容範囲内に制御することで、転送テーブルを記憶するメモリの記憶容量を削減し、転送速度の低下を抑制することができる。したがって、ハッシュ値の重複に伴う性能劣化を避けることが可能になる。
なお、図9に示したように、ルータ1402は、IPパケット1511にIPポリシーを含めて通信機器1401へ返信することも可能である。この場合、通信機器1401は、IPパケット1511のIDポリシーに従ってIPパケット1521を生成する。
図16は、図14のルータ1402のハードウェア構成例を示している。図16のルータ1402は、CPU1601、メモリ1602、スイッチ回路1603、インタフェース1604、及びインタフェース1605を含む。インタフェース1604及びインタフェース1605は、図5のインタフェース514及びインタフェース515にそれぞれ対応する。
メモリ1602は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1602は、図5の記憶部512として用いることができる。CPU1601(プロセッサ)は、例えば、メモリ1302を利用してプログラムを実行することにより、図5の処理部511、アプリケーション処理部521、及びID処理部522として動作する。
スイッチ回路1603は、例えば、メモリ1302に記憶された転送テーブル531を使用し、図5の転送制御部513として動作する。
図5の受信装置501、図13のeNB1102、及び図16のルータ1402の構成は一例に過ぎず、通信システムの用途や条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、図5のアプリケーション処理部521を受信装置501の外部に設けることもできる。また、図13のeNB1102において、複数のRF回路1305を設けることもできる。
図2の転送テーブル及び図10のIDテーブルは一例に過ぎず、通信システムの構成や条件に応じて一部の情報を省略又は変更してもよい。例えば、IDポリシーを使用しない場合は、図10のIDテーブルにおいて、IDポリシーP1〜IDポリシーPmを省略することができる。
図7及び図8のフローチャートは一例に過ぎず、通信システムの構成や条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、転送テーブルにおいてハッシュ値の重複を許さない場合は、図7のステップ704の処理と図8のステップ803及びステップ804の処理を省略することができる。この場合、ID処理部522は、ハッシュ値が重複していれば(ステップ703,YES)、別のIDについてステップ701以降の処理を繰り返す。また、転送制御部513は、ステップ802の処理の後、直ちにステップ805の処理を行う。
また、図7のステップ702及び図8のステップ802において、ハッシュ演算の代わりに、他の一方向性関数による演算を用いてもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図16を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)受信装置によって実行される制御方法であって、
一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付け、
前記受信装置が有する識別情報と前記受信装置が送信装置から受信した要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、
前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する、
ことを特徴とする制御方法。
(付記2)前記識別情報と前記要素情報とが付加されたデータを前記送信装置から受信し、
前記データに付加された前記識別情報と前記要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により前記第2の一方向性関数値を求め、
前記第2の一方向性関数値に対応付けられた前記第2の転送先へ前記データを転送する、
ことを特徴とする付記1記載の制御方法。
(付記3)前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と同じであり、前記第1の一方向性関数値に対応付けられている転送先の数が所定数より小さい場合、前記第1の一方向性関数値を前記第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信することを特徴とする付記1又は2記載の制御方法。
(付記4)前記送信装置から送信される送信情報内で前記識別情報が付加される位置を示す位置情報を、前記識別情報とともに前記送信装置へ返信することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記5)前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付ける前に、前記要素情報が付加されたデータを前記受信装置が前記送信装置から受信したとき、受信したデータに付加された前記要素情報に基づいて前記第2の転送先へ前記受信したデータを転送することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記6)一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける転送先情報を記憶する記憶部と、
信装置が有する識別情報と前記受信装置が送信装置から受信した要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する処理部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記7)前記識別情報と前記要素情報とが付加されたデータを前記送信装置から受信したとき、前記データに付加された前記識別情報と前記要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により前記第2の一方向性関数値を求め、前記第2の一方向性関数値に対応付けられた前記第2の転送先へ前記データを転送する転送制御部をさらに備えることを特徴とする付記6記載の受信装置。
(付記8)前記処理部は、前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と同じであり、前記第1の一方向性関数値に対応付けられている転送先の数が所定数より小さい
場合、前記第1の一方向性関数値を前記第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信することを特徴とする付記6又は7記載の受信装置。
(付記9)前記処理部は、前記送信装置から送信される送信情報内で前記識別情報が付加される位置を示す位置情報を、前記識別情報とともに前記送信装置へ返信することを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記10)前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付ける前に、前記要素情報が付加されたデータを前記受信装置が前記送信装置から受信したとき、受信したデータに付加された前記要素情報に基づいて前記第2の転送先へ前記受信したデータを転送する転送制御部をさらに備えることを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記11)送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、
前記送信装置は、要素情報を前記受信装置へ送信し、
前記受信装置は、
一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける転送先情報を記憶する記憶部と、
前記受信装置が有する識別情報と前記受信装置が前記送信装置から受信した前記要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する処理部とを含む、
ことを特徴とする通信システム。

101、301、601 送信装置
102、302、501 受信装置
111、112、113、311、312、313、611、612、613、901、902、1201、1212、1221、1501、1511、1521、1522 IPパケット
511 処理部
512 記憶部
513 転送制御部
514、515、1300、1604、1605 インタフェース
521 アプリケーション処理部
522 ID処理部
531 転送テーブル
532 IDテーブル
1101 コアネットワーク装置
1102 eNB
1103 UE
1111 伝送路終端部
1112 ベースバンド部
1121、1411、1412 通信ネットワーク
1122 無線区間
1202 無線ベアラ設定要求
1211 無線ベアラ設定応答
1222 ユーザデータ
1301、1311、1601 CPU
1302、1602 メモリ
1303、1603 スイッチ回路
1304 ベースバンド回路
1305 RF回路
1312 DSP
1401、1403 通信機器
1402 ルータ

Claims (7)

  1. 受信装置によって実行される制御方法であって、
    一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付け、
    前記受信装置が有する識別情報と前記受信装置が送信装置から受信した要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、
    前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する、
    ことを特徴とする制御方法。
  2. 前記識別情報と前記要素情報とが付加されたデータを前記送信装置から受信し、
    前記データに付加された前記識別情報と前記要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により前記第2の一方向性関数値を求め、
    前記第2の一方向性関数値に対応付けられた前記第2の転送先へ前記データを転送する、
    ことを特徴とする請求項1記載の制御方法。
  3. 前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と同じであり、前記第1の一方向性関数値に対応付けられている転送先の数が所定数より小さい場合、前記第1の一方向性関数値を前記第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信することを特徴とする請求項1又は2記載の制御方法。
  4. 前記送信装置から送信される送信情報内で前記識別情報が付加される位置を示す位置情報を、前記識別情報とともに前記送信装置へ返信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付ける前に、前記要素情報が付加されたデータを前記受信装置が前記送信装置から受信したとき、受信したデータに付加された前記要素情報に基づいて前記第2の転送先へ前記受信したデータを転送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける転送先情報を記憶する記憶部と、
    信装置が有する識別情報と前記受信装置が送信装置から受信した要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する処理部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  7. 送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、
    前記送信装置は、要素情報を前記受信装置へ送信し、
    前記受信装置は、
    一方向性関数を用いた演算により求められた第1の一方向性関数値を第1の転送先に対応付ける転送先情報を記憶する記憶部と、
    前記受信装置が有する識別情報と前記受信装置が前記送信装置から受信した前記要素情報とから前記一方向性関数を用いた演算により第2の一方向性関数値を求め、前記第2の一方向性関数値が前記第1の一方向性関数値と異なる場合、前記第2の一方向性関数値を第2の転送先に対応付けるとともに前記識別情報を前記送信装置へ返信する処理部とを含む、
    ことを特徴とする通信システム。
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