JP6241627B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信ネットワーク及びその構成部(parts)に関し、排他的ではないが特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)規格又はその均等物若しくは導出物に従って動作するネットワークに関する。本発明は、排他的ではないが特に、コア移動電気通信ネットワークと広帯域アクセスネットワークとの相互作用に関連する。
3GPP標準規格の下で、NodeB(又はLTEにおいてはeNB)は、移動デバイスがコアネットワークに接続する際に経由する基地局である。最近では、3GPP標準化団体は、公式のアーキテクチャを採用し、ホーム基地局(HNB:Home Base Station)のための新たな標準規格に対する取り組みを始めた。ホーム基地局がロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)標準規格に従って動作している場合、HNBはHeNBと呼ばれることがある。同様のアーキテクチャがWiMAXネットワークにも適用される。この場合、ホーム基地局は一般にフェムトセルと呼ばれる。単純にするために、本出願ではHNBという用語を用いて任意のそのようなホーム基地局を指し、NodeBという用語を総称的に用いて他の基地局(HNBが動作するマクロセルの基地局等)を指す。HNBは自宅、中小企業、ショッピングモール等内の無線カバレッジ(例えば3G/4G/WiMAX)を提供し、通常、適切な住宅ゲートウェイ及び公衆広帯域アクセスネットワーク又は企業の広帯域アクセスネットワーク(例えばインターネットへのADSLリンク)を介してコアネットワークへ接続する。
HNBが電源投入される場合、HNBが接続されるローカルネットワークによりHNBにIPアドレスが与えられ、HNBは、このIPアドレスを移動電話オペレーターネットワークに提供し、それにより、移動電話オペレーターネットワークは、広帯域アクセスネットワークを通してHNBに適切なリソースを確保することができる。しかし、HNBと移動電話コアネットワークとの間のIPパスが、ローカルIPアドレス及びローカルUDPポートを「パブリック」IPアドレス及びパブリックUDPポートに変更する1つ又は複数のネットワークアドレス変換(NAT:Network Address Translation)装置を含むことが非常に多い。HNBは通常、NAT装置(複数の場合もある)が行う変更が何であるかを知らず、したがって、この情報を移動電話コアネットワークに提供することができない。
本発明の態様は、この問題に対処し、HNBが、いわゆる「NAT後」アドレス情報であるこれを取得できるようにするとともに、回線交換(CS:Circuit Switched)又はパケット交換(PS:Packet Switched)セットアップ手順等の異なる動作状況中、HNBがこの情報を移動電話コアネットワーク内の関連するノードに提供できるようにするメカニズムを提供する。
当業者が効率的に理解するために、本発明は3Gシステム(UMTS、LTE)との関連で詳細に説明されることになるが、本発明の原理は、システムの対応する要素を必要に応じて変更して、移動デバイス又はユーザー機器(UE:User Equipment)が幾つかの基地局のうちの1つと通信する他のシステム(WiMAX等)にも適用することができる。
また、他の態様によれば、本発明は、トンネル情報情報要素(Information Element、IE)を含むHNB登録要求メッセージを、ホーム基地局から受信する受信部と、コアネットワークのノードに、前記トンネル情報IEを含むエンハンストリロケーション完了要求メッセージを送信する送信部とを有し、前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、ホーム基地局ゲートウェイを提供する。
また、他の態様によれば、本発明は、トンネル情報情報要素(Information Element,IE)を含む初期UEメッセージを、ホーム基地局ゲートウェイから受信する受信部を有し、前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、コアネットワークのノードを提供する。
本発明の態様は、上記で示した、又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記述されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピューターをプログラムするように動作可能である、そこに記憶された命令を有するコンピューター可読記憶媒体のようなコンピュータープログラム製品にまで及ぶ。
次に、本発明の実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
移動電気通信システムを示す概略図である。 図1に示されるシステムの部分を形成する移動電話コアネットワーク内のノードと、図1に示されるシステムの部分を形成する広帯域アクセスネットワークのノードとの間に確立されるインターフェースを示す概略ブロック図である。 電源投入時に、図1に示されるシステムの部分を形成するホーム基地局(HNB)により実行される一般登録手順を示すタイミング図である。 図2に示されるコアネットワークの部分を形成するHNBからHNB−GWに送信することができる登録メッセージを示すタイミング図である。 図2に示されるコアネットワークの部分を形成するHNBからHNB−GWに送信することができる構成更新メッセージを示すタイミング図である。 UTRAN HNBの場合に、図3に示される登録手順において使用することができる変更IPセキュリティトンネル確立手順を示すタイミング図である。 図1に示されるシステムの部分を形成するHNB−GWからUTRAN HNBに送信される構成更新メッセージを示す図である。 E−UTRAN HNBの場合に、図3に示される登録手順において使用することができる変更IPセキュリティトンネル確立手順を示すタイミング図である。 図1に示されるシステムの部分を形成するHeNB−GWからE−UTRAN HeNBに送信される構成更新メッセージを示す図である。 図1に示されるHNBを介して動作する要求側移動電話に対してPSサービスをセットアップするために提案される手順を示すタイミング図である。 図1に示されるHNBを介して動作する要求側移動電話に対してPSサービスをセットアップするための代替の手順を示すタイミング図である。 図1に示されるHNBを介して動作する要求側移動電話に対してCS呼をセットアップするために提案される手順を示すタイミング図である。 図1に示されるHNBを介して動作する要求側移動電話に対してCS呼をセットアップするための代替を示すタイミング図である。 ユーザー機器が、パケット交換サービスのためにソースマクロ基地局からHNBに移動するときに実行されるステップを示すタイミング図である。 回線交換サービスの場合に、ユーザー機器がソースマクロ基地局からHNBに移動するときに実行されるステップを示すタイミング図である。 ユーザー機器がソースHNBからターゲットHNBに移動するときに実行されるステップを示すタイミング図である。 図1に示される移動電話コアネットワークの部分を形成するセキュリティゲートウェイのブロック図である。 図1に示されるシステムの部分を形成するホーム基地局のブロック図である。 図1に示されるシステムの部分を形成するHNB−GW又はモビリティ管理エンティティ(MME)のブロック図である。
概説
図1は、移動電話3−1〜3−4のユーザーが、異なるアクセスノードを介して他のユーザーと通信することができる移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示す。特に、移動電話3(又は他のユーザー機器)は、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)基地局5−1及び関連付けられた無線ネットワークコントローラー(RNC:Radio Network Controller)7又は進化型UTRAN(E−UTRAN:Evolved UTRAN)基地局5−2を介して、移動電話コアネットワーク8と直接接続することができる。移動電話3は、ユーザーの商用又は私的住宅9内に提供される「ホーム」基地局(HNB)を使用して、移動電話コアネットワーク8に接続することもできる。HNB11は、住宅ゲートウェイ13及び広帯域アクセスネットワーク15(ブロードバンドフォーラム(BBF:Broad Band Forum)に準拠)により移動電話コア電話ネットワーク8に結合される。図1に示される例では、移動電話3−1は、HNB11−1を介してコアネットワーク8に接続され、移動電話3−2はNeNB11−2を介してコアネットワーク8に接続され、移動電話3−3はE−UTRAN基地局5−2を介してコアネットワーク8に接続され、移動電話3−4はUTRAN基地局5−1を介してコアネットワーク8に接続される。
図1の例では、住宅ゲートウェイ13は、ADSL又はケーブル接続16等の適するインターネット接続を介して広帯域アクセスネットワーク15に接続し、HNBには、コアネットワーク8内のセキュリティゲートウェイ(図示せず)のIPアドレスがプログラムされ、それにより、電源投入時、HNBはまず、事前にプログラムされたセキュリティゲートウェイに接続する。この実施形態では、住宅ゲートウェイ13又は広帯域アクセスネットワーク15内の装置が、HNB11にローカルIPアドレスを割り当て、HNB11はローカルIPアドレスを、コアネットワーク8との通信に使用する。当業者は理解するように、IPアドレス空間全体(ローカルネットワーク上の装置に割り当てられるローカルIPアドレス等)を、別の(通常はパブリック)アドレス空間内の単一のIPアドレス(又は場合によっては、IPアドレスの小さなグループ)の背後に隠すことが一般的である。戻ってきたパケットを処理する際の曖昧さを避けるために、1対多ネットワークアドレス変換(NAT)又はネットワークアドレス及びポート変換(NAPT)により、出力通信ではTCP/UDPポート等の上位情報を変更しなければならず、戻りパケットを正確に元の状態に変換することができるように、変換表を維持しなければならい。このNAT/NAPTは、住宅ゲートウェイ13及び/又は広帯域アクセスネットワーク15内の装置により実行することができる。
このNAT/NAPT機能は、NHB11の動作、特に電話コアネットワーク8と広帯域アクセスネットワーク15との適切な相互運用性に問題を生じさせるおそれがある。特に、HNB11が電源投入され、コアネットワーク8に接続する場合、HNB11は割り当てられたIPアドレスをコアネットワーク8に提供する。しかし、1つ又は複数のNAT/NAPT装置がHNB11とコアネットワーク8との間のパス内に配置される場合、コアネットワーク8は、広帯域アクセスネットワーク15と相互動作して、広帯域ネットワーク15を通して要求されるリソースがHNB11に提供されることを保証するために、HNB11により提供されるIPアドレスを使用することができない。本出願人は、この情報をHNB11に提供する方法を考案し、これへの補足として、移動電話3又は同様のユーザー機器に対してサービスを確立するときにHNB11がコアネットワーク8内の関連ノードにこの情報を提供するいくつかの技法を考案した。
3GPP−広帯域アクセスネットワーク相互作用
図2は、ユーザー機器3が、訪問先移動電話網8’を介して接続される「ローミング」状況でのネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。示されるように、訪問先コアネットワーク8’は無線アクセスネットワーク31を含み、無線アクセスネットワーク31は、E−UTRAN、UTRAN、又はGERANとすることができ、上述した基地局5及びRNC7を含む。E−UTRAN基地局5−2の場合、E−UTRANアクセスネットワークの主要制御ノードであるモビリティ管理エンティティ(MME)33と、ユーザーデータパケットをルーティングし転送するサービングゲートウェイ35とに接続される。本考察でのその他の情報ネットワークノードは、外部パケットデータネットワークへの接続性をユーザー機器3に提供するPDNゲートウェイ37(ホームコアネットワーク8内に配置される)と、ユーザー関連及び加入者関連の情報の中央データベースであるホーム加入者サーバー(HSS:Home Subscriber Server)39(同様にホームコアネットワーク8内に配置される)と、例えば、サービス品質(QoS)及び課金規則に関連するポリシー判断を加入者ごとに行うポリシー課金規則機能(PCRF:Policy Charging Rules Function)ノード41とを含む。図2に示されるように、ホームコアネットワーク8にはホームhPCRF41があり、訪問先コアネットワーク8’には訪問先vPCRF41’がある。
UTRANアクセスネットワークに関して、コアネットワーク8内の主ノードは、ユーザー機器3とのデータパケットのやりとりを担当するサービングGPRSサポートノード(SGSN)と、ユーザー機器3への音声呼及び他のサービスのルーティングを担当する訪問先移動交換センター(vMSC:visited Mobile Switching Center)45と、サービングゲートウェイ35と、PDNゲートウェイ37と、ホームhPCRF41と、訪問先vPCRF41’とを含む。UTRANネットワークノードは、多数のHNB11からvMSC45へのトラフィックを集計するHNBゲートウェイ(HNB−GW:HNB Gateway)47も含む。任意選択的に、同様のHeNB−GW49をコアネットワーク8のE−UTRAN側に提供することができる。図2に示されるように、コアネットワーク8は、すべてのHNB11とのセキュアIPSecトンネルの確立を担当するセキュリティゲートウェイSeGW51も含み、セキュアIPSecトンネルを通して、HNB11とコアネットワーク8との間での音声、メッセージング、及びパケットデータサービスが送られる。
図2に示されるように、広帯域アクセスネットワーク15は、SeGW51に接続する広帯域リモートアクセスサーバー(BRAS:Broadband Remote Access Server)/広帯域ネットワークゲートウェイ(BNG:Broadband Network gateway)53を有する。このノードは、DSLAM/ONTネットワーク等のアクセスネットワーク55を介して住宅ゲートウェイ13に接続される。課金及びQoS等に関するBRAS/BNGノード53の動作は、広帯域ポリシー制御機能(BPCF:Broadband Policy Control Function)57により制御され、BPCF57は、移動電話コアネットワーク8内のPCRF41(ホーム又は訪問先)と相互動作して、広帯域アクセスネットワークを通してHNB11のリソースを確保する。示されるように、住宅又は商用の構内設備9は住宅ゲートウェイ13及びHNB11を含む。アクセスポイント、ルーター等の他のBBF広帯域アクセス装置59を住宅/商用構内設備9内に提供することもできる。
当業者は理解するように、図2に示されるネットワークアーキテクチャは、ユーザー機器が訪問先コアネットワーク8’を介してネットワークに接続されるより複雑な「ローミング」状況の場合のネットワークアーキテクチャである。UEがローミングしてない場合、より簡易なアーキテクチャが存在する。この場合、訪問先コアネットワーク8’はなく、ホームhPCRF41は、訪問先vPCRF41’を通すのではなく、BPCF57に直接接続される。本発明の異なる態様の説明を容易にするために、以下の考察では、コアネットワークノードがホームコアネットワーク8にあるか、それとも訪問先コアネットワーク8’にあるかについて参照しない。
HNB電源投入手順
図3は、UTRAN HNB11が電源投入される場合に何が行われるかを示す。示されるように、ステップ1において、この場合、広帯域ネットワークゲートウェイ(BNG)53等の広帯域アクセスネットワーク15内の装置により、HNB11にIPアドレスが割り当てられる。次に、ステップ2において、HNB11は、SeGW51とセキュアIPSecを(その内容を引用することにより本明細書の一部をなすTS33.320v11.2.0に説明されているように)確立し、セキュアトンネルをHNB11とGeGW51との間に確立する。次に、HNB11は、ステップ3において、それ自体をHNB−GW47に登録する。この登録プロセス中、HNB11はそのローカルIPアドレスをHNB−GW47に通知するか、又はNAT/NAPTが検出される場合、広帯域アクセスネットワークのNAT後IPトンネルアドレス、任意のNAT後UDPポート、及び完全修飾ドメイン名(FQDN)(HMSから受信される)をHNB−GW47に通知する。ステップ4において、HNB−GW47は、PCRF41と「S15セッション」を確立し、PCRF41に、HNBのローカルIPアドレス(又はNAT/NAPTが検出される場合、NAT後IPトンネルアドレス及びNAT後UDPポート)及び/又は広帯域アクセスネットワークのFQDNについての情報を提供する。このS15セッションは、HNB GW47とPCRF41’との間でのセッションの開始、変更、及び終結をサポートして、回線交換(CS)セッション(例えば、音声呼サービス)をサポートする。S15セッションが確立されると、PCRF41は、ステップ5において、HNB−GW47に通知し、次にステップ6において、ゲートウェイ制御セッションを開始して、広帯域ポリシー制御機能(BPCF)57と「S9セッション」(PRCFがホームPCRF41である場合、又はPCRFが訪問先PCRF41’である場合には「S9aセッション」)を確立する。このS9/S9aセッションにより、PCRF41とBPCF57との間に相互作用を提供するために、PCRF41からの動的QoS制御ポリシーの転送が可能になる。S9/S9aセッションの確立中、PCRF41は、BPCF57にHNBローカルIPアドレス(又はNAT/NAPTが検出される場合、NAT後HNB IPアドレス及びNAT後UDPポート)及びFQDNを送信し、それにより、BPCFは正しいHNBを見つけることができ、HNB11の広帯域アクセスネットワーク15内のリソースを残しておくことができる。図2に示されるインターフェースの更なる詳細は、3GPP技術仕様TS23.402v10.4.0に見つけることができ、その内容は引用することにより本明細書の一部をなす。
したがって、上記から分かるように、HNB−GW47がPCRF41とのS15セッションを確立できるようにするために、
1)HNB NAT後トンネルIPアドレス、
2)HNB NAT後UDPポート(複数の場合もある)、及び
3)HNBが接続される広帯域アクセスネットワークのFQDN
を有する必要がある。
現在、HNB11が、任意のNAT/NAPT装置がHNB11とSeGW51との間のIPパスにあるか否かを発見可能であると仮定される。しかし、HNB11は、NAT装置によりHNB11に割り振った実際のHNBのNAT後トンネルIPアドレスを知らない。通常、NAT/NAPT装置は、同じグローバルIPアドレスを、広帯域アクセスネットワーク装置の背後に接続された多くのHNB11に割り振る。これは、NAT/NAPT装置により変更することができるUDPポート(複数の場合もある)に関しても同様に当てはまる。
HNB11がHNBのNAT後トンネルIPアドレス及びUDPポートを発見することができる方法について幾つかの選択肢がすでに示唆されているが、これらの選択肢は異なる理由で、すなわち、MME33又はSGSN43が、HNB11を介して接続するユーザー機器に対してパケット交換(PS)セッションを確立することができるようにするために、提案された。これらの選択肢は、本目的で(HNB−GW47とPCRF41との間にS15セッションを確立するために)この情報をHNB11に提供するのに使用することもでき、以下を含む。
選択肢1:IPSecトンネルをSeGW51と確立するために使用されるIETFプロトコルIKEv2(RFC5996)を拡張する。この選択肢では、2つの提案が示唆される。すなわち、受信側(すなわち、SeGW51)にIKEv2/IPSecトンネルのNAT後送信元IPアドレスを挿入させ、元のHNB11に返信させるように、(a)IKEv2 TS(トラフィックセレクター)又は(b)IKEv2(構成ペイロード)を拡張する。しかし、これはHNB11及びSeGW51の両方に影響を及ぼし、IETFにおいてかなりの作業を必要とするため、好ましくない。
選択肢2:STUNプロトコル(RFC5389)を使用する:STUNプロトコル(RFC5389)クライアント−サーバー機能をHNB11及びSeGW51のそれぞれで実施して、HNB11(STUNクライアントとして機能)が、NAT後ソースIPアドレスをSeGW51(STUNクライアントサーバーとして機能)から聞けるようにする。STUNサーバーは、別個のエンティティである必要があるか、又はSeGW51内に組み込む必要があり得る。しかし、これもまた大きな影響を及ぼすことになり、SeGW51がSTUNサーバーとして機能する必要がある場合、IETFにおいていくらかの作業を必要とし得る。
選択肢3:(3GPPに基づく解決策):新しいインターフェースをSeGW51とHNB管理エンティティ(HMS:HNB Management Entity、図示せず)との間に定義する。新しいNAT後HNB IPトンネルアドレス/ポートが割り当てられる場合は常に、IPSecトンネルの確立によりSeGW51に通知され、それにより、HMSに通知することができ、HMSは続けてHNB11に通知することができる。あるいは、NAT後IPアドレス及びポート番号をHMSに事前に構成することができ、HMSは次に、この情報をHNB11に提供することができる。この場合、広帯域アクセスネットワークは、任意のNAT装置が、H(e)MSに記憶された情報に従って、事前構成されたIPアドレス及びポート番号をH(e)NBに割り当てることを保証する必要がある。
どの選択肢が選択されるかに関係なく、HNBAP/RUAがNAT後HNB IPトンネルアドレス/ポート及びFQDN(HMSを介して構成される)をHNB11からHNB−GW47にシグナリングするために、新しいメカニズムが必要とされる。HNBAP/RUAは、HNB11とHNB−GW47との間で伝送され、(単にそれらの装置を通過するのではなく)それらの装置で終端するメッセージのために定義されるプロトコルである。潜在的な候補HNBAPメッセージとしては、HNB登録要求メッセージ及びHNB構成更新メッセージが挙げられる。これらの候補メッセージを図4a及び図4bに示す。HNB11は、電源投入され、HNB−GW47に登録する際、HNB登録要求メッセージを使用して、NAT後HNB IPトンネルアドレス/ポート及びFQDN情報をシグナリングする。新しいNAT後HNB IPトンネルアドレス/ポートが広帯域アクセスネットワーク15によりHNB11に割り当てられるとき、HNB11は、HNB構成更新メッセージを使用して、NAT後HNB IPトンネルアドレス/ポート及びFQDN情報をシグナリングする。
更なる新しい第4の選択肢として(上記選択肢1〜3の代わりに)、本発明者は、SeGW51及びHNB−GW47が同じ場所に配置される場合、又はそれらの間に標準化されたインターフェースがある場合、SeGW51がHNB−GW47にNAT後HNB IPトンネルアドレス/ポート番号を提供することができることを提案する。その後、HNB−GW47は次に、このNAT後HNB IPトンネルアドレス/ポート番号をHNB11にHNBAP/RUAメッセージにおいてシグナリングすることができる。当業者は気付くように、HNBAPメッセージ及びRUAメッセージは、HNB11及びHNB−GWで終端する通信に使用される。HNBAPプロトコルは3GPP技術仕様TS25.469v10.1.0において定義され、RUAプロトコルは3GPP技術仕様TS25.468.v10.1.0において指定され、これらの内容を引用することにより本明細書の一部をなす。
図5aは、SeGW51がHNB NAT後IPトンネルアドレス及びポート情報をHNB−GW47に提供することができる方法及びHNB−GW47が続けて、この情報をHNB11にいかに提供することができるかをより詳細に示すタイミング図である。示されるように、この実施形態では、SeGW51は、IPSecトンネル確立手順中、HNB NAT後IPトンネルアドレス及びポート情報をHNB−GW47に提供し、HNB−GW47は、HNB登録手順中、この情報をHNB11に提供する。特に、ステップ11において、HNB11は、SeGW51にIKE−SA−INIT−reqを送信することにより、SeGW51とのIPSecトンネルの確立を開始し、ステップ12において、SeGW51はIKE−SA−INIT−respメッセージで応答する。SeGW51がIPパケットをHNB11から受信中の場合、これらのパケットは、HNBのNAT後IPトンネルアドレス及びポート番号を受信パケットの送信元アドレスに含む。したがって、SeGW51は、このNAT後アドレス及びポート情報を抽出し、これを適切なメッセージにおいてHNB−GW47に提供することができる。
図5aに示されるように、ステップ12において、SeGW51がHNB11に応答メッセージを送信した後、HNB11は、ステップ13において、SeGW51にIKE−AUTH−reqを送信することでSeGW51に応答する。この要求は、ステップ14において、アクセス要求メッセージをHNB−GW47に送信するようにSeGWに要求する。図5aに示されるように、この実施形態では、SeGWはこのメッセージを使用して、HNB−GW47にHNBのNAT後IPトンネルアドレス及びポート番号を送信する。HNB−GW47は、ステップ15において、アクセス受け入れメッセージで応答し、このメッセージはSeGW51に返信される(HNB11が認証される場合−その他の場合、HNB−GW47はアクセス失敗メッセージを送信する)。ステップ16において、SeGW51は、IKE−Auth−respメッセージをHNB11に返信することによりIPSec確立手順を完了する。次に、HNB11は、ステップ17において、HNB登録要求メッセージをHNB−GW47に送信することにより、HNB−GW47へのHNB登録手順を開始することができる。図5aに示されるように、この実施形態では、このメッセージは、HNB11が接続される広帯域アクセスネットワークのFQDNを含む。HNB11は、この情報をHNB管理エンティティ(HMS)から取得する。この登録要求メッセージの受信に応答して、HNB−GW47は、ステップ18において、HNB登録受け入れメッセージをHNB11に返す。図5aに示されるように、返されるこの受け入れメッセージは、HNB11のNAT後IPトンネルアドレス及びUDPポート(ステップ14において、HNB−GW47がSeGW51から受信したもの)を含む。次に、HNB−GW47に(例えば、SeGW51により)シグナリングされたNAT後IPアドレス又はポート番号へのいかなる後続の変更も、HNBAP/RUAメッセージにおいてHNB11にシグナリングすることができる。例えば、図5bに示されるように、更新された情報を、HNB−GW47からHNB11に送信されるHNB構成更新メッセージにおいて送信することができる。
上記手順は、UTRAN HNB11−1に対するものである。当業者は理解するように、任意選択的なHeNB−GW49が提供されない場合、通信がHeNB−GWの代わりにMME33との通信になることを除き、同様の電源投入手順がE−UTRAN HeNB11−2に提供される。上述した選択肢1、2、又は3の場合、トンネル情報(NAT後HeNB IPトンネルアドレス及びポート番号)は、HeNB−GW49又はMME33へのいかなるシグナリングもなく、HeNB11−2において直接利用することができる。図5cは、上述した第4の選択肢の場合、電源投入時にHeNB11−2により実行される手順を示す。示されるように、IPSecトンネルが、図5a(ステップ11〜16において)に示される様式と同じように確立される。セキュアトンネルがセキュリティゲートウェイ51と確立されると、HeNB11−2は、ステップ19において、S1AP S1セットアップ要求メッセージをHeNB−GW49(又はHeNB−GBWがない場合にはMME33)に送信する。このメッセージは、HeNB−GW49/MME33のFQDNを含むことができる。それに応答して、HeNB−GW49(又はMME33)は、トンネル情報(NAT後HeNB IPトンネルアドレス及びポート番号)を、S1セットアップ応答メッセージにおいてHeNB11−2に提供し、ステップ20において、HeNB11−2はS1セットアップ応答メッセージを送信する。ステップ19及び20において送信されるこれらのS1メッセージの更なる詳細は、3GPP技術仕様TS36.413v10.2.0において見出すことができ、この内容を引用することにより本明細書の一部をなす。続けてHeNB−GW49又はMME33に、HeNB11のNAT後IPトンネルアドレス及び/又はポート番号への変更が通知される場合、HeNB−GW49又はMME33は、図5bに示されるように、更新されたトンネル情報とともにS1AP MME構成更新メッセージをHeNB11に送信する。
PS及びCSベアラー参加
HNB11が電源投入され、HNB−GW(又はMME)に登録すると、HNB11は、近傍のユーザー機器3に提供可能なサービスをブロードキャストすることができる。次に、HNB11に登録し、電話を掛ける又はインターネットにアクセスする等のサービスを要求するユーザーにより、サービス要求がHNB11からコアネットワーク8に送信されることになり、それにより、このトラフィックのエアインターフェース(HNB11とUE3との間)を介して要求されたベアラーを確立することができ、広帯域アクセスネットワーク15を通してそれらのサービスを提供するためのリソースを確保することができる。そのようなサービスが要求される方法についてこれより、UTRAN及びE−UTRAN装置の両方に適用可能なパケット交換(PS)データサービスの一般的な場合並びにUTRAN装置に適用可能な回線交換(CS)呼確立サービスに関してより詳細に後述する。
PSサービス確立
移動電話3が、HNB又はHeNB11を介するパケット交換(PS)サービスの確立を望む場合、HNB−GW47(又はHeNBの場合にはHeNB−GW49又はMME33)は、HNBのNAT後IPトンネルアドレス及びポート番号並びにFQDNをコアネットワーク内の関連ノードにシグナリングする必要がある。UTRAN HNBの場合、HNB−GW47はこのトンネル情報をSGSN43にシグナリングし、SGSN43は情報をPCRF41に転送し、それにより、広帯域アクセスネットワーク内の適切なリソースを、BPCF57との適するS9(又はS9a)セッションの確立を通して、HNB11に確保することができる。同様に、E−UTRAN HeNBの場合、HeNB−GW49又はMME33は、このトンネル情報をPDNゲートウェイ37にシグナリングし、PDNゲートウェイ37は次に、この情報をPCRF41にシグナリングして、広帯域アクセスネットワーク15との適切なS9セッションをセットアップする。
PSサービスを確立する既存のプロトコルは、HNB11から受信される接続メッセージに応答して、NAT後HNB IPトンネルアドレス、ポート番号、FQDNをその他のコアネットワークノードに、RANAP開始UEメッセージにおいて送信するように、HNB−GW47(又はHeNB−GW/MME)に要求する。HNB−GW47(又はHeNB−GW/MME)は、登録要求メッセージ又は構成更新メッセージのいずれかでHNB11からFQDNを受信する。上述した選択肢1〜3の場合、HNB−GW47(HeNB−GW/MME)は、ここでも登録要求メッセージ(図4aに示されるように)又は構成更新メッセージ(図4bに示されるように)内で、NAT後IPアドレス、ポート番号、及びFQDNをHNB11から受信する。上記選択肢4の場合、HNB−GW47又はHeNB−GW/MMEは、SeGW51からこのNAT後IPアドレス/ポート情報を受信するとともに、HNB11からFQDNを受信する。
図6aは、ステップ21においてユーザー機器3により行われる初期RRC接続要求から、PSサービスを確立するためにこの既存の提案において行われるステップを示す。示されるように、既存の提案では、HNB−GW47(又はHeNB−GW/MME)は、SCCP接続要求メッセージをその他のコアネットワークノードに送信するとき、ステップ28において、NAT後HNB IPトンネルアドレス及びポート番号並びにFQDN(トンネル情報と記される)を挿入することを担当する。しかし、これは、初期UEメッセージを用いて、トンネル情報を、SGSN/MMEに送信する新しいRANAPメッセージ(HeNBの場合にはS1APメッセージ)に符号化することをHNB−GW(HeNB−GW/MME)に要求する。現在、HNB−GWはRANAP/S1APメッセージを生成しない。通常、HNB−GWは、HNBから受信するRANAP/S1APメッセージをSGSN/MSC/MME等に転送するだけである。
代替として、本発明者は、HNB11がこのトンネル情報をRANAP初期UEメッセージ(それ自体、ステップ27において送信されるRUA接続メッセージ内にカプセル化される)内に含めるべきであることを提案するか、又はE−UTRAN HeNB11−2の場合、本発明者は、このトンネル情報を、HeNB−GW/MMEへのS1APメッセージ内に含めることを提案する。この場合、HNB−GW47(又はHeNB−GW49若しくはMME)は、ステップ28において、新しいRANAP/S1APメッセージ自体を生成する必要なく、このRANAP/S1APメッセージを抽出し、これを関連するコアネットワークノードに転送する必要があるだけである。これは、RANAPメッセージに関して図6bに示される。このプロセスは、他のRUAメッセージに使用することもできる。例えば、ユーザー機器の状態に応じて、RUA直接転送メッセージ又はRANAP直接転送若しくはRANAPリロケーション完了メッセージ等の他のRANAPメッセージ。
ステップ28において、メッセージは関連するコアネットワークノードに送信される。UTRANの場合、このノードはSGSN43/MSC45であり、E−UTRANの場合、これはサービングゲートウェイ35/PDNゲートウェイ37である。次に、これらのノードは、PCRF41と関連するセッションを確立し、それにより、PCRF41はBPCF57とS9/S9aインターフェースを確立することができ、それにより、要求されたPSサービスに必要なリソースが、広帯域ネットワーク15を通して確保される。
CSサービス確立
移動電話3又は他のユーザー機器が、UTRAN HNB11を介して回線交換(CS)呼の確立を望むとき、HNB−GW47とPCRF41との既存のS15セッションを、必要な場合に広帯域アクセスネットワーク15を通して新しい呼のリソースを確保することができるように変更する必要がある。図7aは、このCS呼確立に対処するために提案されるステップを示す。示されるように、ステップ41において、ユーザー機器3はセットアップメッセージをMSC45に送信する。それに応答して、ステップ42において、MSC45はHNB11を宛先としたRAB(無線アクセスベアラー)割り当て要求メッセージをHNB11に向けて送信する。しかし、既存の提案は、HNB−GW47がこのメッセージをインターセプトし、ステップ43において、S15セッション確立変更メッセージをPCRF41に送信することである。HNB−GW47は、インターセプトしたメッセージ内のHNB IDを使用して、変更すべき正しいS15セッションを識別する。S15変更メッセージは、RAB割り当て要求メッセージから導出されるQoS情報を含む(RAB割り当て要求メッセージは、UEから受信されるセットアップ要求に基づいて特定される)。ステップ44において、PCRF41は、TS23.203v11.2.0に定義されるように、GW制御及び&QoS規則プロビジョニング手順を開始する。
ステップ45において、BPCF57は、PCRF41に対してGW制御及び&QoS規則プロビジョニングへの変更を肯定応答する。これに応答して、PCRF41は、ステップ46において、S15セッション変更応答を、承認要求の結果とともにHNB−GW47に送信する。広帯域アクセスネットワーク15のリソースを利用することができない場合、HNB−GW47はRAB割り当て要求を拒絶し、「RAB割り当て失敗」手順(図示せず)を開始する。そうでない場合、HNB−GW47は、RAB割り当て要求メッセージをHNB11に送信し、残りの呼セットアップ手順は通常通りに完了する。
しかし、示唆されるこの手順に伴い幾つかの問題がある。第1に、広帯域アクセスネットワーク15とのQoSチェックを行うために、HNB−GW47があらゆるRANAPメッセージ(HNBとSGSN/MSCとの間で伝送されるはずのメッセージであり、HNB−GWを単に通過すべきである)を読み、RABパラメーターに基づいて、S15セッション変更手順を開始する必要がある。第2に、参加制御に失敗する場合、HNB−GW47はRAB割り当て失敗RANAPメッセージを生成し、MSC45に送信する必要がある。現在、HNB−GW47はいかなるRANAPメッセージも生成しない。
したがって、本発明者は、図7bに示される新しい手順を利用すべきであることを示唆する。以前と同様に、ステップ51において、ユーザー機器3は、セットアップメッセージをMSC45に送信する。それに応答して、ステップ52において、MSC45は、HNB11を宛先としたRAB割り当て要求メッセージをHNB11に向けて送信する。しかし、この場合、HNB−GW47は、RAB割り当て要求をインターセプトせず、その代わりにトランスペアレントにその要求をHNB11に転送する。HNB11は、HNB−GW47に、上記S15セッション確立変更手順(図7aのステップ42〜46)を実行させるようにHNB−GW47をトリガーする新しいHNBAPメッセージを送信する必要がある。これは、この実施形態では、ステップ53において、HNB11が、RAB割り当て要求に含まれるCS RABパラメーターを含むHNBAPベアラー参加要求メッセージをHNB−GW47に送信することにより達成される。HNB−GW47は、このメッセージを受信すると、メッセージを送信したHNB11を識別するとともに、そのHNB11に対する、変更する必要がある対応するS15セッションを識別する。以前と同様に、HNB−GW47は次に、S15セッション確立変更メッセージをPCRF41に送信する。次に、ステップ55〜57の処理は上述したステップ44〜46に対応する。ステップ58において、HNB−GW47は次に、広帯域アクセスネットワーク15のリソースが利用可能であるか否かを示すHNBAPベアラー参加応答メッセージをHNB11に送信する。HNB11は次に、ステップ59において、広帯域アクセスネットワーク15のリソースが利用可能であるか否かに応じて、RAB割り当て失敗又はRAB割り当て成功を示すRAB割り当て応答メッセージをMSC45に送信し、残りの呼セットアップ手順は通常通りに完了する。
UEモビリティ
上記考察は、HNB11が電源投入されるとき及びユーザー機器3が新しいサービスを要求するときの状況に焦点を合わせた。ユーザー機器3が別のHNB又はマクロ基地局からHNB11にハンドオーバーされるとき、同様の問題が生じ、この場合、上記考察した手順と同様の手順を利用する必要がある。図8〜図10は、幾つかのモビリティ手順を示し、これらの図では、上述したトンネル情報をターゲットHNB−GW/MMEから関連する他のコアネットワークノードにシグナリングすることができる。
図8は、UEが、PSサービス処理のためにマクロ基地局(この例では、マクロUTRAN基地局5)からUTRAN HNB11に移動するときの状況を示すタイミング図である。これは、ソース「RNC」及びターゲット「RNC」が記された全体的なタイミング図である。この場合、ソースRNCは、ユーザー機器の移動元のソース基地局5に関連付けられたRNC7とすることができ、ターゲットRNCはHNB/HNB−GWである。この手順は3GPP技術仕様TS23.060v10.4.0(図39)において既に定義されている。この手順に提案される変更は、ターゲットHNB/HNB−GW(ターゲットRNCと記される)が、トンネル情報(NAT後IPアドレス、ポート番号、及びFQDN)を含むRANAPリロケーション検出メッセージを新しいSGSNに送信すること(図8に示されるステップ9において)のみである。残りの手順は、PSサービス確立と題する項における上記考察と同じである。
図9は、同じモビリティ状況であるが、CSサービス処理の場合のタイミング図である。図9に示される手順は既に3GPP技術仕様TS23.060v10.4.0(図39)に定義されている。図9に示される手順中、HNB−GWがステップ4においてリロケーション要求メッセージを受信すると、HNB−GWが図7aを参照して上述したようにS15セッションを確立するか、又はHNBが図7bに示される手順を実行する。
図10は、ユーザー機器がソースHNBからターゲットHNBに移動するときの状況を示すタイミング図である。図10に示される手順は、3GPP技術仕様TS25.467v10.2.0(図5.7.2.1−1)において既に定義されている。提案される変更は、ターゲットHNBが、ステップ7においてHNB−GWに送信するHNBAPリロケーション完了メッセージ内に上述したトンネル情報を含むべきこと並びに図10に示される新しいステップ8及び9の追加のみである。次に、ステップ8において、HNB−GW47はこの情報をSGSNに転送する。
仕様変更
上述したように、幾つかの既存のメッセージは、本提案により変更されつつあり、幾つかの新しいメッセージが導入されつつある。またこれらの提案は、既存の技術仕様に対するいくつかの(正:some)変更を必要とする。これらの変更及びこれらの更新されたメッセージの詳細を以下に与える。変更は下線付きテキストとして示される。
選択肢1〜3の場合の変更
HNBAP手順
基本手順(EP:Elementary Procedure)
以下の表では、全てのEPはクラス1手順及びクラス2手順に分けられる。
Figure 0006241627
Figure 0006241627
HNB登録手順
全般
HNB登録手順の目的は、HNBをHNB−GWに登録して、HNB−GWがサービス及びコアネットワーク接続性をHNBに提供できるようにし、サポートされ構成される場合、HNB−GWを介するIurh接続性を可能にすることである。この手順は、Iuhシグナリングトランスポートが首尾良く確立された後にトリガーされる最初のHNBAP手順であるものとする。
成功動作
HNBは、動作を開始する必要がある場合は常に、HNB登録要求メッセージを送信し、HNB−GWからサービスを要求することによりこの手順を開始するものとする。
HNBがCSG可能であり、TS22.220[15]において定義されるクローズドアクセスモードで動作する場合、CSG−ID IEを提供すべきであり、HNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供することができる。
HNBは、ETWSをサポートする場合、ブロードキャストIEのサービスエリアをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、TS22.220[15]において定義されるハイブリッドアクセスモードで動作する場合、CSG−ID IE及びHNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、TS22.220[15]において定義されるオープンアクセスモードで動作する場合、HNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、RNSAPリロケーションをサポートする場合、IurhシグナリングTNLアドレスIEをHNB−GWにHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、BBF相互作用をサポートする場合、BBFトンネル情報IEもHNB−GWにHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。サポートされる場合、HNBは、PSC IEを登録要求メッセージ内に含めるものとする。
登録が成功する場合、HNB−GWは、受け入れ及び登録を示すHNB登録受け入れメッセージで応答する。IurhシグナリングTNLアドレスIEがHNB登録受け入れメッセージ内に含まれる場合、HNBは、サポートされる場合、示されたアドレスへのトランスポートレイヤセッションを確立し、HNB−GWを介するIurh接続をサポートするものとする。
HNB−GWが逆多重化可能な場合、MuxPortNumber IEをHNB登録受け入れメッセージ内に含むことができる。
HNB登録要求
このメッセージは、HNBをHNB−GWに登録するために、HNBによりHNB−GWに送信される。
方向:HNB→HNB−GW
Figure 0006241627
HNB構成更新
このメッセージは、構成情報を更新するために、HNBによりHNB−GWに送信される。HNBは、更新された構成情報をHNB−GWに対して示す必要がある場合は常に、このメッセージを送信するものとする。
方向:HNB→HNB−GW
Figure 0006241627
FQDN
このIEは完全修飾ドメイン名を定義する。
Figure 0006241627
BBFトンネル情報
このIEは、3GPP BBF相互作用のためのBBFトンネル情報(NAT後IPアドレス、ポート番号、及びFQDN)を定義する。
Figure 0006241627
UDPポート番号
このIEはUDPポート番号を定義する。
Figure 0006241627
選択肢4の場合の変更
HNBAP手順
基本手順(EP)
以下の表では、全てのEPはクラス1手順及びクラス2手順に分けられる。
Figure 0006241627
Figure 0006241627
HNB登録手順
全般
HNB登録手順の目的は、HNBをHNB−GWに登録して、HNB−GWがサービス及びコアネットワーク接続性をHNBに提供できるようにし、サポートされ構成される場合、HNB−GWを介するIurh接続性を可能にすることである。この手順は、Iuhシグナリングトランスポートが首尾良く確立された後にトリガーされる最初のHNBAP手順であるものとする。
成功動作
HNBは、動作を開始する必要がある場合は常に、HNB登録要求メッセージを送信し、HNB−GWからサービスを要求することによりこの手順を開始するものとする。
HNBがCSG可能であり、TS22.220[15]において定義されるクローズドアクセスモードで動作する場合、CSG−ID IEを提供すべきであり、HNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供することができる。
HNBは、ETWSをサポートする場合、ブロードキャストIEのサービスエリアをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、TS22.220[15]において定義されるハイブリッドアクセスモードで動作する場合、CSG−ID IE及びHNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、TS22.220[15]において定義されるオープンアクセスモードで動作する場合、HNBセルアクセスモードIEをHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、RNSAPリロケーションをサポートする場合、IurhシグナリングTNLアドレスIEをHNB−GWにHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。
HNBは、BBF相互作用をサポートする場合、FQDN IEもHNB−GWにHNB登録要求メッセージ内で提供するものとする。サポートされる場合、HNBは、PSC IEを登録要求メッセージ内に含めるものとする。
登録が成功する場合、HNB−GWは、受け入れ及び登録を示すHNB登録受け入れメッセージで応答する。IurhシグナリングTNLアドレスIEがHNB登録受け入れメッセージ内に含まれる場合、HNBは、サポートされる場合、示されたアドレスへのトランスポートレイヤセッションを確立し、HNB−GWを介するIurh接続をサポートする。
HNB−GWが逆多重化可能な場合、MuxPortNumber IEをHNB登録受け入れメッセージ内に含むことができる。
HNB−GWは、BBF相互作用をサポートする場合、HNB登録受け入れメッセージ内でNAT後トンネルIPアドレス及びUDPポートIEもHNBに提供するものとする。
HNB構成更新手順
全般
HNB構成更新手順の目的は、HNB−GW又はHNBにより構成情報を交換することである。
成功動作(HNB発端)
HNBは、更新された構成情報をHNB−GWに対して示す必要がある場合は常に、この手順を開始するものとする。
成功動作(HNB−GW発端)
HNB−GWは、更新された構成情報をHNBに対して示す必要がある場合は常に、この手順を開始するものとする。
HNB登録要求
このメッセージは、HNBをHNB−GWに登録するためにHNBによりHNB−GWに送信される。
方向:HNB→HNB−GW
この場合、FQDN情報要素(以下に定義される)は、この既存の要求メッセージには新しいものであり、HNBが接続される広帯域アクセスネットワークのFQDNを搬送する。
Figure 0006241627
HNB登録受け入れ
このメッセージは、HNB登録要求メッセージへの成功応答としてHNB−GWによりHNBに送信される。
方向:HNB−GW→HNB
この場合、NAT後トンネルIPアドレス及びUDPポート番号パラメーターは新しく、NAT後HNB IPアドレス及びNAT後UDPポート番号のそれぞれの搬送に使用される。
Figure 0006241627
HNB構成更新
このメッセージは、構成情報を更新するために、HNBからHNB−GWに、又はHNB−GWからHNBに送信される。
方向:HNB→HNB−GW又はHNB−GW→HNB
Figure 0006241627
FQDN
このIEは完全修飾ドメイン名を定義する。
Figure 0006241627
BBFトンネル情報
このIEは、3GPP BBF相互作用のためのBBFトンネル情報を定義する。
Figure 0006241627
UDPポート番号
このIEはUDPポート番号を定義する。
Figure 0006241627
ベアラー参加要求
この新しいメッセージは、S15インターフェースを介するベアラー参加を要求するために、HNB11によりHNB−GW47に送信される(図7bのステップ53参照)。
方向:HNB→HNB−GW
Figure 0006241627
ベアラー参加応答
この新しいメッセージは、S15インターフェースを介するベアラー参加がHNB−GW47において成功したことをHNB11に通知するために、HNB−GW47により送信される(図7bのステップ58参照)。
方向:HNB−GW→HNB
Figure 0006241627
ベアラー参加失敗
この新しいメッセージは、ベアラー参加が失敗したことをHNB11に通知するために、HNB−GW47により送信される。
方向:HNB−GW→HNB
Figure 0006241627
リロケーション完了
このメッセージは、リロケーションが完了したことをHNB−GW47に通知するために、HNB11により送信される。
方向:HNB→HNB−GW
この場合、BBFトンネル情報の情報要素は(上で定義されるように)新しい。
Figure 0006241627
RABリスト
このIEは、S15インターフェースを介する参加制御のRAB固有情報リストを提供する。
Figure 0006241627
Figure 0006241627
セキュリティゲートウェイ
図11は、この実施形態において使用され、図2に示されるセキュリティゲートウェイ(SeGW:Security Gateway)51の主要構成要素を概略的に示す。示されるように、SeGW51は送受信機回路101を含み、送受信機回路101は、コアネットワークインターフェース103を介してコアネットワーク8内の他のノードに対し信号を送受信するように動作可能であるとともに、BANインターフェース105を介して広帯域アクセスネットワーク15内のノードに対し信号を送受信するように動作可能である。示されるように、SeGW51は、SeGW51の動作を制御し、送受信機回路101に接続されるコントローラー107も含む。コントローラー107は、メモリ109内に記憶されたソフトウェア命令に従って動作する。示されるように、これらのソフトウェア命令は、特に、オペレーティングシステム111、IPSecモジュール113、HNBパケット解析モジュール115、及びHNB−GW通信モジュール117を含む。
この実施形態では、IPSecモジュール113は、BANインターフェース105を介して広帯域アクセスネットワーク15を通るHNB11とのセキュアトンネルを確立することを担当する。HNBパケット解析モジュール115は、HNB11から受信されるパケットを解析して、受信パケットのヘッダーにおいて提供されるHNB11のNAT後IPアドレス及びHNB11のNAT後UDPポート番号を特定することを担当する。次に、解析モジュール115は、HNB−GW47に送信するために、特定されたNAT後IPアドレス及びNAT後ポート番号をHNB−GW通信モジュール117に渡す。
ホーム基地局
図12は、図1に示されるUTRANホーム基地局(HNB)11−1の主要構成要素を示すブロック図である。示されるように、HNB11は送受信機回路201を含み、送受信機回路201は、1つ又は複数のアンテナ203を介して移動電話3又は他のユーザー機器に対し信号を送受信するように動作可能であるとともに、ネットワークインターフェース205を介してコアネットワーク8に対し信号を送受信するように動作可能である。送受信機回路201の動作は、メモリ209に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー207により制御される。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム211、IPSecモジュール213、HNB−GW通信モジュール215、SGSN/MSC通信モジュール217、及びユーザー機器通信モジュール219を含む。メモリ209はデータ記憶装置221も保持し、データ記憶装置221内に、HNB11は特に、広帯域アクセスネットワーク15又は住宅ゲートウェイ13により割り当てられたIPアドレスと、HNBのNAT後IPアドレスと、NAT後UDPポート番号と、HNB11が住宅ゲートウェイ13を介して接続されるIPネットワークの部分のFQDNとを記憶する。
IPSecモジュール213は、ネットワークインターフェース205を介して広帯域アクセスネットワーク15を通るSeGW51とのセキュアトンネルを確立することを担当する。HNB−GW通信モジュール215は、上述したメッセージを含め、HNB−GW47にHNBAP/RUAメッセージを送信し、HNB−GW47からHNBAPメッセージを受信することを担当する。SGSN/MSC通信モジュール217は、SGSN43及びMSC45とのRANAPメッセージのやりとりを担当する。当然、これらのRANAPメッセージは、HNB−GW47を通してトランスペアレントに伝送される。ユーザー機器通信モジュール219は、送受信機回路201及び1つ又は複数のアンテナ203を使用してユーザー機器と通信するためのものである。
図1に示されるE−UTRAN HNB11−2は、図12に示される構成要素と同様の構成要素を有する。主な違いは、HNB−GW通信モジュール215がなくてもよく、SGSN/MSC通信モジュール217の代わりに、MME通信モジュールがあることである。また、HeNB11−2は、HNBAPプロトコルを使用して通信せず、S1APプロトコル等のE−UTRANプロトコルを使用して通信する。
HNBゲートウェイ
図13は、図2に示されるUTRAN HNBゲートウェイ(HNB−GW)47の主要構成要素を示すブロック図である。示されるように、HNB−GW47は送受信機回路301を含み、送受信機回路301は、HNBインターフェース303を介してHNB11に対し信号を送受信するように動作可能であるとともに、コアネットワークインターフェース305を介してコアネットワーク8内の他のノード(SGSN43及びMSC45等)に対し信号を送受信するように動作可能である。送受信機回路301の動作は、メモリ309に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー307により制御される。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム311、SeGW通信モジュール313、HNB通信モジュール315、SGSN/MSC通信モジュール317、及びPCRF通信モジュール319を含む。
SeGW通信モジュール313は、SeGW51との通信−例えば、HNB11のNAT後IPアドレス及びNAT後UDPポート番号の受信を担当する。HNB通信モジュール315は、上述したようなHNB11との通信を担当する。SGSN/MSC通信モジュール317は、上述したように、SGSN43又はMSC45との通信を担当する。PCRF通信は、新しいサービス要求が受信されるとき、PCRF41とS15セッションを確立し、S15セッションを変更することを担当する。
上記説明では、SeGW51、HNB−GW47、及びHNB11が、理解を容易にするために、幾つかの離散したモジュール(IPSecモジュール、通信モジュール、及び解析モジュール)を有するものとして説明される。これらのモジュールは、或る特定の用途の場合、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように修正されている場合には、このように提供することができるが、他の用途、例えば、本発明の特徴を最初から考慮に入れて設計されたシステムでは、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に組み込むことができ、その結果、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識することができない場合がある。
変更形態及び代替形態
上記で詳細な実施形態が説明された。当業者であれば理解するように、上記の実施形態に対し、該実施形態において具現化される本発明から依然として利益を受けながら、複数の変更及び代替を行うことができる。
上記の実施形態では、移動電話ベースの通信システムが説明された。当業者であれば理解するように、本出願において記載されるシグナリング技法を他の通信システムに用いることができる。他の通信ノード又は通信デバイスは、例えば、個人用携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等のようなユーザーデバイスを含むことができる。
上述した実施形態において、移動電話及びHNBはそれぞれ送受信機回路部を備える。通常、この回路部は、専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、送受信機回路部の一部を対応するコントローラーによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイルされた形式でもコンパイルされていない形式でも提供することができ、コンピューターネットワークを介した信号として又は記録媒体上で、HNB、HNB−GW、SeGW等に供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全てによって実行される機能は、1つ又は複数の専用ハードウェア回路を用いて実行することができる。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用によって、基地局、ゲートウェイ及び移動電話の機能を更新するためにその基地局、ゲートウェイ、及び移動電話を更新するのが容易になるため、ソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
本出願は、2011年8月12日に出願された英国特許出願第1113942.5号を基礎としており、この英国特許出願の優先権の利益を主張する。この英国特許出願の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

Claims (7)

  1. トンネル情報情報要素(Information Element、IE)を含むHNB登録要求メッセージを、ホーム基地局から受信する受信部と、
    コアネットワークのノードに前記トンネル情報IEを含むエンハンストリロケーション完了要求メッセージを送信する送信部とを有し、
    前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、
    ホーム基地局ゲートウェイ
  2. 前記送信部は、更に、初期UEメッセージ内の前記トンネル情報IEをコアネットワークのノードに送信する、請求項1に記載のホーム基地局ゲートウェイ
  3. 前記送信部は、更に、SCCP CRメッセージに含まれる、初期UEメッセージ内の前記トンネル情報IEを送信する、請求項1または請求項2に記載のホーム基地局ゲートウェイ
  4. トンネル情報情報要素(Information Element,IE)を含む初期UEメッセージを、ホーム基地局ゲートウェイから受信する受信部を有し、
    前記受信部は、トンネル情報情報要素を含むエンハンストリロケーション完了要求メッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信し、
    前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、
    コアネットワークのノード。
  5. 前記受信部は、更に、SCCP CRメッセージに含まれる初期UEメッセージ内の前記トンネル情報IEを受信する、請求項4に記載のコアネットワークのノード。
  6. トンネル情報情報要素(Information Element、IE)を含むHNB登録要求メッセージを、ホーム基地局から受信する段階と、
    コアネットワークのノードに前記トンネル情報IEを含むエンハンストリロケーション完了要求メッセージを送信する段階とを含み、
    前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、
    ホーム基地局ゲートウェイによって実行される方法。
  7. トンネル情報情報要素(Information Element,IE)を含む初期UEメッセージを、ホーム基地局ゲートウェイから受信する段階と、
    トンネル情報情報要素を含むエンハンストリロケーション完了要求メッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信する段階と、を含み、
    前記トンネル情報IEは、Network Address Translation (NAT)が用いられた場合の前記ホーム基地局のIPアドレスとUDPポート番号とを含む、
    コアネットワークのノードによって実行される方法。
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