JP6232508B2 - 携帯用照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源部70のLED76と、照射口に嵌合しているレンズとの距離を調整することにより照射する光の焦点を調整することが可能な携帯用照明器具に関するものであり、特に、光源保持部の内周面(内壁)に螺合ねじ山34を設け、それに対応するねじ山74を光源部の外周面(外壁)に設けて螺合させて回動可能に係合接続することにより、携帯用照明器具の長さを一定としたままで、全体の長さを変えずに、各部の螺合締結を緩めることなく、光源であるLED76と、照射口に嵌合したレンズとの間隔を光源保持部の内部で前進(延伸)・後退(縮退)させて、照射する光の焦点を調整することが可能な携帯用照明器具に関する。
携帯用照明器具は、懐中電灯・フラッシュライト等の名称で古くから利用されてきた照明器具であり、近年では光源とレンズまたは反射器との距離を変動可能にして照射される光の焦点を調整することが可能な様々な構造の携帯用照明器具が開発されている。
照明器具の先端に嵌合したレンズと、LED等からなる光源との間の距離を可変にするために、ヘッド部分(光照射部20と光源保持部30)を筒体握持部(電源保持部30と底部50)と螺合締結させ、回転することによってヘッド部分を筒体握持部から延伸させるものや、ヘッド部分を筒体握持部に摺動可能に装着し、該ヘッド部分を前進・後退させることで光源とレンズの距離を変化させて、照射する光の焦点を調整する構造が採用されている。
上記のいずれの方法による焦点調整方法においても、筒体握持部からヘッド部分を延伸させるため、焦点調整前と調整後における照明器具の全長が変化する構造であるため、収納などの際にかさばるという問題が生じていた。
また、ヘッド部分と筒体握持部の螺合締結を解除して、ヘッド部分を回転させて抜き出しながら(分解工程)焦点を調整する構造では、過度に回動させすぎるとヘッド部分と筒体握持部の螺合ネジ溝が完全に外れてしまい、ヘッド部分が抜け落ちてしまうという問題が生じていた。そのため、焦点が合っている状態(ヘッド部分が延出している状態)で電源を切り、運搬中や、携帯中に振動などで筒体握持部との螺合が緩んでヘッド部分を紛失してしまうという問題も発生していた。
ヘッド部分が筒体握持部から抜け落ちないように、摺動可能に嵌合装着されている構造のものでは、ヘッド部分が外れて欠損するという問題は解決されるが、焦点を調整するためにヘッド部分を筒体握持部から延出する必要があるため、ヘッド部分と筒体握持部の間に嵌装されているパッキンの消耗は激しく、また、度重なる回動や摺動により防水・防塵性能が著しく低下してしまうという問題も生じていた。
螺合させるために使用されるネジ溝は、堅固に螺合締結させる十分な圧力を発生させることが可能な、一条ネジに近いネジ溝で構成されている。一条ネジはピッチとリードが等しく締結力が大きいため螺合締結には適しているが、一回転で1ピッチ分しか移動しないため、焦点を調整するためにヘッド部分を回転させて前進・後退させるには回転運動を繰返さなければならないという問題が生じていた。一方、4条ネジを採用すれば、一回転で4倍の距離を移動させることが可能となるため焦点の調整は容易になるが、肝心の螺合締結力が低下してしまうという問題も生じていた。
携帯用照明器具の焦点の調整容易性と防水・防塵機能を高めるためには、ヘッド部分を前進(延出)させずに少ない回動動作で焦点を調整することが必要である。そのため、ヘッド部分と筒体握持部の回動による分解・分離機構(動作)と焦点調節の為の回動運動を連動させることなく、回動により内部構造(光源とレンズの間隔)を変化させて照射光の焦点を変更可能にする構造の開発が要請される。
そこで、照射される光の焦点を調整することが可能な携帯用の照明器具であって、焦点調整前・調整後において、照明器具の全体形状(外形)に変化を及ぼすことがなく(ヘッド部分を筒体握持部から延出する必要が無く)、防水・防塵機能を長期に亘って維持することが可能であり、ヘッド部分と筒体握持部を分解・分離する機構と焦点調整機構が独立しており、更に、少ない回動動作で容易に光の焦点を調整することが可能な携帯用照明器具の開発が望まれていた。
特表2012−515424号公報
本発明の目的は、上記の課題を解決するため、光源から照射される光の位置と照射口に装着されたレンズの間の間隔を可変にして焦点を調整することが可能な携帯用照明器具であって、ヘッド部分と筒体握持部の分解・分離機構と、焦点を調整するための螺合回動機構を独立させ、光源保持部30の内周面(内壁)に設けた螺合ねじ山34と光源部70のねじ山74を螺合させ、光源保持部30を回転させることにより、光源部70を光源保持部30の内部で前進(延伸)・後退(縮退)させることにより、照明器具自体の外形を変化させずに光の焦点の調整をすることが可能な携帯用照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る携帯用照明器具は、LEDを備えた光源部(70)と、レンズを嵌合した照射口(25)を備えた光照射部(20)と、該光照射部(20)の基部に装着する光源保持部(30)と、該光源保持部(30)内部に格納される光源ユニット(60)と、該光源ユニット(60)に電力を供給する電源(110)と、該電源(110)を格納して前記光源保持部(30)に回転自在に嵌装される筒状からなる電源保持部(40)と、底部(50)と、からなる携帯用照明器具であって、前記光源ユニット(60)は、照射光を発光する光源部(70)と、前記電源保持部(40)が固定接続する土台部(80)とからなり、前記光源部(70)は一または複数からなる凸状の嵌合凸部(72)が立設されているとともに、前記土台部(80)は前記嵌合凸部(72)に対応する一または複数からなる凹状の嵌合凹部(82)が削設され、前記土台部(80)の回転動作に応動して前記光源部(70)が光源保持部(30)の内で前進(延伸)・後退(縮退)するように前記嵌合凸部(72)が前記嵌合凹部(82)の中にスライド自在に嵌入する構成で、前記光源保持部(30)は、内周面(内壁)に螺合ねじ山(34)が削設されているとともに、前記光源部(70)は、外周面(外壁)に前記螺合ねじ山(34)に対応螺合する形状のねじ山(74)が削設されており、前記携帯用照明器具の全体の長さを一定としたままで、前記光源部(70)が前記電源保持部(40)の回転に応動して回転しつつ、光源保持部(30)の内側で照射口(25)との間を前後移動して、光源とレンズの距離を可変にして照射した光の焦点を適宜に変更できるように、前記光源ユニット(60)を、前記光源保持部(30)の螺合ねじ山(34)と前記光源部(70)のねじ山(74)とを螺合させて、前記光源保持部(30)内に移動可能に格納するとともに、前記電源保持部(40)を前記土台部(80)に固定接続した構成である。
前記光源保持部(30)は、前記光源ユニット(60)の脱落を防止するため、前記照射口と前記光源ユニットとの間にリング状のストッパ(100)を設けた構成である。
前記光源部(70)の光源は、LEDからなる構成である。
本発明に係る携帯用照明器具は、上記詳述した通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1.土台部80に嵌合している光源部70の外周面(外壁)にねじ山74が設けられており、対応する光源保持部30の内周面に設けられた螺合ねじ山34で光源部70を螺合回動させることにより、光源保持部30の内部で光源部70のみを前進(延伸)・後退(縮退)させることが可能である。光源保持部30の内部で光源部70のみを回動させて前後移動するため、携帯用照明器具の外形に変化を及ぼすことなく、また、光源保持部30と電源保持部40の分解・分離動作をすることなく照射する光の焦点を調整することが可能な構造である。
2.光源保持部30の略先端部分にストッパ100を設けたことにより、光源部70の過度な延出(前進)によるレンズ27の破損を防止することが可能である。また、光源部70をストッパ100に当接する位置まで最大限に延伸させることにより、電源保持部40を土台部80に螺合締結させる際には土台部80の回転を防止するストッパとなる。そのため、電源保持部40と土台部80を堅固に結合させることが可能である。
3.光源部70の光源はLEDからなるため、低消費電力で長寿命であり耐衝撃性も備えており、長期に亘って使用することが可能である。
本発明に係る携帯用照明器具の正面図 本発明に係る携帯用照明器具のA−A’断面図 本発明に係る携帯用照明器具の拡大断面図 本発明に係る携帯用照明器具の光源ユニット60が後退(縮退)した状態の分解正面図 本発明に係る携帯用照明器具の光源ユニット60が前進(延伸)した状態の分解正面図 本発明に係る携帯用照明器具の光源部70の分解斜視図 本発明に係る携帯用照明器具の土台部80の分解斜視図
以下、本発明に係る携帯用照明器具を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る携帯用照明器具10は、光照射部20と、光源保持部30と、電源保持部40と、底部50と、光源ユニット60と、電源110とからなる。
光照射部20は、照射口25と、光源保持部螺合溝26と、レンズ27とからなる。
光源保持部30は、ストッパ螺合溝32と、螺合ねじ山34と、光照射部螺合溝36とからなる。
電源保持部40は、底部螺合溝42と、土台部螺合溝46とからなる。
底部50は、電源保持部の基部螺合溝52と、電源スイッチ54とからなる。
光源ユニット60は、光源部70と、土台部80からなる。
光源部70は、嵌合凸部72と、ねじ山74と、LED76とからなる。
土台部80は、嵌合凹部82と、電源保持部の先端部螺合溝86とからなる。
ストッパ100は、ストッパ外周螺合溝102の設けられた構成である。
図1は、本発明に係る携帯用照明器具の正面図であり、光照射部20と、光源保持部30と、電源保持部40と、底部50が組み上がった状態で、全体の形状を変化させることなく光の焦点を調整することが可能である。
図2は、本発明に係る携帯用照明器具のA−A’断面図であり、携帯用照明器具の内部構造を示した図である。光源部70が後退(縮退)して、嵌合凸部72が土台部80の嵌合凹部82に完全に嵌入した状態を示している。
図3は、携帯用照明器具A−A’断面図を拡大し、光源ユニット60を更に詳細に指示した図である。図2と同様に光源部70は完全に後退(縮退)した状態を示している。
図4は、光源ユニット60のみを示しており、光源部70が後退(縮退)して、嵌合凸部72が土台部80の嵌合凹部82に完全に嵌入している状態を示している。
図5は、光源ユニット60が回動し、光源部70の嵌合凸部72が土台部80の嵌合凹部82から前進(延伸)して抜け出した状態を示している。
図6は、光源部70の外周面にねじ山74が削設されている状態を示す分解斜視図である。ねじ山74は、光源保持部30の内周面(内壁)に設けられた螺合ねじ山34に対応して螺合し、回動により光源部70を前進(延伸)・後退(縮退)させる構成を示している。
図7は、土台部80の分解斜視図であり、中空の円筒形からなる土台部80の上部に嵌合凹部82が凹設されており、該嵌合凹部82に嵌合凸部72が嵌合する構成を示している。
携帯用照明器具10は、先端の光照射部20と光源保持部30が係合して照明器具の上半分(ヘッド部分)を形成し、電源保持部40と底部50が係合して下半分(筐体握持部)を形成し、光源保持部30に内装された光源ユニット60の土台80を介して上半分(ヘッド部分)と下半分(筐体握持部)を堅固に螺合させて携帯用照明器具を形成する。
光照射部20は、照射口25と、光源保持部螺合溝26と、レンズ27を備えた携帯用照明器具の先端部分である。光照射部20の先端には広径な開口である照射口25が設けられており、光源部70からの光を透過・反射させて光を照射する構成である。
照射口25は、光照射部20の先端に設けられた広径の開口であり、照射口25に嵌合したレンズに光源部70のLED76からの光を照射することによって対象物を照らし出すことを可能にしている構成である。
光源保持部螺合溝26は、光照射部20の基部に設けられた螺旋状の溝であり、光源保持部30の光照射部螺合溝36に対応した形状となっており、光照射部20と光源保持部30を螺合締結させる構成である。
レンズ27は、光照射部20の先端に設けられた開口である照射口25に嵌合するレンズであり、光源部70のLED76からの光を屈折させて発散または集束させる。該レンズ27は光照射部20に固定装着されており、光源部70を接近・離隔することにより、照射する光の焦点を調整することが可能となっている。
光源保持部30は、この実施例では円筒体からなり、その内周面(内壁)に設けられた、ストッパ螺合溝32と、螺合ねじ山34と、光照射部螺合溝36が設けられている。先端部には光照射部20が螺合締結され、光源保持部30に内装された光源ユニット60の土台部80と電源保持部40を螺合締結することにより携帯用照明器具を形成する。
ストッパ螺合溝32は、光源保持部30の略先端の内周面(内壁)に設けられた螺旋状の溝であり、ストッパ100の外周面(外壁)に設けられたストッパ外周螺合溝102に対応して螺合する構成となっている。
螺合ねじ山34は、光源保持部30の内周面(内壁)の略半分から先端に向けて設けられた螺旋状の溝であり、光源部70の外周面(外壁)に設けられた螺合ねじ山74に対応して螺合する構成となっている。電源保持部40を固定して、光源保持部30を左回転方向に回動させると、上記の螺合ネジ構造により光源保持部30の内部で光源部70が前進(延伸)する。電源保持部40の回動に合わせて、光源部70はストッパ100に当接するまで前進(延伸)する構成である。これとは逆に、光源保持部30を固定して、電源保持部40を右回転方向に回動させても光源部70は同様に前進(延伸)する動きをする。各部を上記回動と反対方向に回すことにより、光源部70は後退(縮退)する構成である。
光照射部螺合溝36は、光源保持部30の先端の内周面(内壁)に設けられた螺旋状の溝であり、光照射部20の光源保持部螺合溝26に対応した形状となっており、光源保持部30と光照射部20を螺合締結させる構成である。
電源保持部40は、底部螺合溝42と、土台部螺合溝46とを備えており、内部には充電電池や乾電池などの電源となる蓄電池が内装された構成である。電源保持部40の先端に底部螺合溝42が設けられ、基部には土台部螺合溝46が設けられている。
底部螺合溝42は、電源保持部40の基部の内周面(内壁)に設けられた螺旋状の溝であり、底部50の先端外周面に設けられた電源保持部の基部螺合溝52に対応して螺合し、電源保持部40と底部50を堅固に螺合締結する構成である。
土台螺合溝46は、電源保持部40の先端の内周面(内壁)に設けられた螺旋状の溝であり、土台部80の基部に突設された凸部の外周面に設けられた電源保持部の先端部螺合溝86に対応して螺合し、電源保持部40と土台部80を堅固に螺合締結する構成である。
底部50は、先端部に設けられた電源保持部の基部螺合溝52と、基部に設けられた電源スイッチ54とからなる。電源保持部40に内装された電源から供給される電力のON/OFFを行うスイッチ機構が内装されている。従来の懐中電灯などに採用されている通電・遮断の機構で電力の供給をコントロールする構成である。
電源保持部の基部螺合溝52は、底部50の先端の外周面に設けられた螺旋状の溝であり、電源保持部40に設けられた底部螺合溝42に対応して螺合し、底部50と電源保持部40を堅固に螺合締結する構成である。
電源スイッチ54は、底部50の基部に設けられた電力の供給を制御するスイッチである。本実施例ではプッシュボタンスイッチとなっているが、図に示されている実施例に限定されるものではなく、回転式、スライド式等の従来のスイッチ機構を採用することが可能である。
光源ユニット60は、光源部70と、土台部80からなり、光源保持部30の内部に内装され、本発明に係る光の焦点を調整する機能を制御する機構である。光源ユニット60は、土台部80の基部に設けられた電源保持部の先端部螺合溝86と電源保持部40の先端に設けられた土台部螺合溝46により、電源保持部40と堅固に螺合締結する。
光源部70は、嵌合凸部72と、ねじ山74と、LED76とからなり、光源保持部30の内部を前進(延伸)・後退(縮退)することにより、レンズで拡散・集束される光の焦点を調整する構成である。光源部70の底部の周縁から基部方向に左右対称に二つの細長い嵌合凸部72が立設され、該嵌合凸部72は、土台部80に設けられた嵌合凹部82の中に嵌入する。また、光源部70の外周面にはねじ山74が設けられており、対応する光源保持部30の内周面(内壁)に設けられた螺合ねじ山34と螺合する構成である。光源部70は、電源保持部とは螺合する構成ではなく、嵌合凸部72と嵌合凹部82を介して土台部80に嵌合している。また、光源部70は、上記の様に光源保持部30と螺合しているが、溝同士が噛み合っているだけであり、いずれかの部材を堅固に固定するために螺合しているのではなく、光源保持部30または電源保持部40の回動に応動して縦(軸)方向に前進(延伸)・後退(縮退)する構造である。
嵌合凸部72は、光源部70の基部に設けられた細長方体の棒状突起であり、土台部80の嵌合凹部82と対応する形状であって、光源部70が完全に後退(縮退)した状態では嵌合凸部72の全部が嵌合凹部82の中に嵌入する。光源部70が回動して前進(延伸)を開始すると、嵌合凸部72は、嵌合凹部82から軸(縦)方向へ摺動して凹部への全嵌入状態から徐々に引き出されるが、光源部70が完全に前進(延伸)した状態において、凹部から抜けて外れない長さに形成されている。嵌合凸部72は、光源保持部30または土台部80の回転の軸方向の移動距離に合わせて、光源部70を回転させながら縦方向に前後に摺動させることが可能であればよく、本実施例においては2つ棒状突起から形成されているが、一本または二本以上の複数の凸部とすることも可能である。
ねじ山74は、光源部70の外周面(外壁)に削設された螺旋状の溝であり、光源保持部30の内周面(内壁)に設けられた螺旋状の螺合ねじ山34に対応する状態で相互に螺合する。土台80と堅固に螺合締結している電源保持部40を固定した状態で光源保持部30を左回転させることにより、光源保持部30内部で光源部70が前進(延伸)する構造である。また、光源保持部30を右回転させることにより光源部70を後退(縮退)させることが可能である。ねじ山74(および螺合ねじ山34)により前進する光源部70は、先端がストッパ100に当接することにより前進が停止する。光源部70を後退させる場合は、光源部70の底部が土台部80の先端に当接することで後退が停止する構造である。
ねじ山74(および螺合ねじ山34)は、光源部70を前進・後退する動作のみに使用されている。他の螺合部のように各部品を堅固に螺合締結するための螺合ではないため、多条ネジを使用することが可能となっている。一般に使用されるネジは1条ネジであり、1ピッチの間に1条の螺旋であるため、一回転で1ピッチ分しか部材を軸方向に移動させることが出来ない。工具を使用せずに人間の手で螺合締結部の分解・組立が行われる携帯型照明器具は、結合圧力を高圧にすることが出来ないため、リードをピッチの数倍にした緩みやすい多条ネジ(4条ネジ等)は不向きである。一方、係合のために使用されていない、ねじ山74・螺合ねじ山34の螺旋溝は4条ネジ等とすることが出来るため、1条ネジに比べて一回転で4倍の長さの軸方向移動が可能となる。僅かな回転で大きく前進・後退させることが出来るため、容易に迅速に光の焦点を調整することが可能となる。
LED76は、本発明に係る携帯用照明器具の光源となる発光体である。本実施例では一つのLEDのみを装備しているが、複数のLED発光素子を装備することも可能である、また、LEDではなく他の光源を採用することも可能であり、本実施例の装備に限定されるものではない。
土台部80は、嵌合凹部82と、電源保持部の先端部螺合溝86とからなり、電源保持部40と堅固に螺合締結することにより、電源保持部40と共に回動する構成である。光源ユニット60と光源保持部30が組み上がっている状態で、電源保持部40を土台部80に螺合挿入した場合には、各部の摩擦抵抗力により土台部80は保持されているので、土台部80の電源保持部の先端部螺合溝86と電源保持部40の土台部螺合溝46が螺合を開始する。その螺合圧力が、ねじ山74と螺合ねじ山34の螺合圧力を上回った時点で、土台80が電源保持部40と共に締込み方向(右回転)に回動を始める。その時点から光源部70が前進を開始し、光源部70の先端がストッパ100に当接して停止した後、更なる圧力で電源保持部40を土台部80に捩じ込むことにより、土台部80と電源保持部40は本体に堅固に螺合締結される。
土台部80から電源保持部40を取外す際には、光源部70の基部が土台部80の先端に当接する位置まで光源部70を後退(縮退)させ、光源部70の回転が完全に封止された後に、更に加圧して電源保持部を反時計回りに回動させることにより、土台部80から電源保持部40を分解・離脱させることが可能となる。
ストッパ100は、円環状のリング体からなり、外周面にストッパ外周螺合溝102を備えた構成である。ストッパ100は、光源保持部30の略先端の内周面(内壁)に螺合締結するように形成されており、光源ユニット60から回動しながら前進(延出)してくる光源部70の先端がストッパ100の底部に当接することによって、光源部70の前進(延出)を停止するために設けられている。光源部70の前進(延出)を停止させることにより、過度の前進によるレンズ27の破損を防止し、また、前述のように土台部80と電源保持部40が堅固に螺合締結することを可能にしている。
ストッパ外周螺合溝102は、ストッパ100の外周面に削設された螺旋状の溝であり、光源保持部30の略先端部分の内周面(内壁)に設けられたストッパ螺合溝32に対応して螺合するように構成されている。螺旋回転の圧力で前進しようとする光源部70を停止させる為の部材である。
電源110は、電源保持部内に内装されるLEDを発光させる電源部材である。本実施例では充電式の二次電池を搭載しているが、大きさ・用途などに合わせて、乾電池など一次電池等、従来の様々な携帯型の小型バッテリーを採用することも可能である。
本発明に係る携帯用照明器具は、光源ユニット60の光源部70が光源保持部30の内部で回動に伴い軸方向に前進(延伸)・後退(縮退)して光の焦点を調整する構造であるため、焦点調整前と調整後において照明器具の外装の形状に変化を与えることがない構成となっている。そのため、照明器具の長さを常に一定に保つことが出来るため、ケースや鞄などへの収納・取出し時に嵩張ることがなく、スムーズに取り扱うことが可能である。また、内部の部材の回動のみで焦点を調整する構造であるため、焦点を調整した位置に留めたままで電源を切って収納・携帯することが可能である。
本発明に係る携帯用照明器具は、本体の組立て作業に使用される各部の堅固な螺合締結と、焦点を調整する機構を独立して設けた構造であるため、焦点調整の動作によりヘッド部分が抜け落ちて欠損してしまうことを防止することが可能である。ヘッド部分を回動させて筒体握持部から外す分解動作を利用して光源とレンズとの距離を離隔していく方法で焦点を調整する機構において従来発生していた、過度に回動させ過ぎるとヘッド部分が抜け落ちてしまうという問題を解決したものである。
本発明に係る構造の携帯用照明器具は、ヘッド部分(光源保持部30と光照射部20)が前後に移動することなく光の焦点を調整することが可能となっているため、ヘッド部分と筒体握持部の嵌合部の僅かな隙間に設けられているパッキンが前後運動の摩耗に晒されない構成となっている。そのため、ヘッド部分は前後には摺動せずに常に一定の位置での回転運動のみが行われるため、シール材にかかる負担を大幅に軽減することが出来る。これにより、従来の焦点調整の可能な携帯型照明器具と比べて大幅にシール材の耐用年数を延ばすことが可能であり、また、摩耗や劣化を防止することが出来るため、防水性・防塵性の高い携帯型照明器具を提供することが可能となっている。
組立て用の螺合部と焦点調整用の螺合部を別機構としたことにより、部材同士の組立結合には適していない多条ネジを焦点の調整機構に採用することが可能となっている。4条ネジ等の多条ネジを使用することにより、一回の回動で通常のネジの4倍の距離を移動させることが可能となる。通常のネジの4倍の早さで焦点を調整する事が出来るため、迅速で容易な焦点調整を実現することが可能となっている。また、焦点調整のための回動運動の距離を短く出来るため、パッキンなどのシール材の摩耗を更に軽減させることも可能とした構成である。本実施例では半回転(180度)で約1センチメールの長さの前進(延伸)・後退(縮退)が可能となっている。
10 携帯用照明器具
20 光照射部
25 照射口
26 光源保持部螺合溝
27 レンズ
30 光源保持部
32 ストッパ螺合溝
34 螺合ねじ山
36 光照射部螺合溝
40 電源保持部
42 底部螺合溝
46 土台部螺合溝
50 底部
52 電源保持部の基部螺合溝
54 電源スイッチ
60 光源ユニット
70 光源部
72 嵌合凸部
74 ねじ山
76 LED
80 土台部
82 嵌合凹部
86 電源保持部の先端部螺合溝
100 ストッパ
102 ストッパ外周螺合溝
110 電源

Claims (3)

  1. LEDを備えた光源部(70)と、レンズを嵌合した照射口(25)を備えた光照射部(20)と、該光照射部(20)の基部に装着する光源保持部(30)と、該光源保持部(30)内部に格納される光源ユニット(60)と、該光源ユニット(60)に電力を供給する電源(110)と、該電源(110)を格納して前記光源保持部(30)に回転自在に嵌装される筒状からなる電源保持部(40)と、底部(50)と、からなる携帯用照明器具において、
    前記光源ユニット(60)は、照射光を発光する光源部(70)と、前記電源保持部(40)が固定接続する土台部(80)とからなり、前記光源部(70)は一または複数からなる凸状の嵌合凸部(72)が立設されているとともに、前記土台部(80)は前記嵌合凸部(72)に対応する一または複数からなる凹状の嵌合凹部(82)が削設され、前記土台部(80)の回転動作に応動して前記光源部(70)が光源保持部(30)の内で前進(延伸)・後退(縮退)するように前記嵌合凸部(72)が前記嵌合凹部(82)の中にスライド自在に嵌入する構成で、
    前記光源保持部(30)は、内周面(内壁)に螺合ねじ山(34)が削設されているとともに、前記光源部(70)は、外周面(外壁)に前記螺合ねじ山(34)に対応螺合する形状のねじ山(74)が削設されており、
    前記携帯用照明器具の全体の長さを一定としたままで、前記光源部(70)が前記電源保持部(40)の回転に応動して回転しつつ、光源保持部(30)の内側で照射口(25)との間を前後移動して、光源とレンズの距離を可変にして照射した光の焦点を適宜に変更できるように、前記光源ユニット(60)を、前記光源保持部(30)の螺合ねじ山(34)と前記光源部(70)のねじ山(74)とを螺合させて、前記光源保持部(30)内に移動可能に格納するとともに、前記電源保持部(40)を前記土台部(80)に固定接続したことを特徴とする携帯用照明器具。
  2. 前記光源保持部(30)は、前記光源ユニット(60)の脱落を防止するため、前記照射口と前記光源ユニットとの間にリング状のストッパ(100)を設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯用照明器具。
  3. 前記光源部(70)の光源は、LEDからなることを特徴とする請求項1記載の携帯用照明器具。

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