JP6227372B2 - 植物育成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プランター栽培用の植物育成装置に関する。
この種の植物育成装置は、下記の特許文献1に開示されている。特許文献1の植物栽培装置は、植物の栽培室に吸気口と排気口とを備えており、吸気口から栽培室内にコンプレッサーで空気が送られる。コンプレッサーから栽培室へ送られる空気の流量は、レギュレーターで調整される。排気口から排気される空気の流量は、三方弁で調整される。気圧調整部及び弁制御部は、栽培室内の気圧が標準気圧より大きくなるよう、レギュレーター及び三方弁を流れる気体の流量を制御する。
国際公開第2013035816号
しかしながら、上記従来の植物育成装置では、栽培室内に張った植物の根の除去や、土の消毒等が容易でなかった。また、水やりや温度の管理に手間がかかり、水やり過多等による根腐れ、水補充忘れによる枯れが生じ易かった。
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、上記課題を解決できる植物育成装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の植物育成装置は、植物育成用の土及び植物の種子が充填されるカートリッジと、該カートリッジを収容するポットと、該ポットに収容された前記カートリッジ内の前記土に水分ミスト及び溶液ミストを供給する潅水制御ユニットと、前記カートリッジへの給気及び前記カートリッジからの排気をする土壌通風ユニットと、前記ポットに収容された前記カートリッジ内の湿度を検知する湿度センサと、前記ポットに収容された前記カートリッジ内の水ポテンシャルを検知する土壌水分センサと、前記カートリッジに対する光の照度を検知する照度センサと、前記ポットが設置された室内の温度を検知する温度センサと、前記湿度センサ,前記土壌水分センサ,前記照度センサ,及び前記温度センサによる検知結果に基づき植物の育成状態を特定し、特定結果の画像表示用データを作成する表示用データ作成手段と、前記表示用データ作成手段が作成した画像表示用データを用いて画像表示を行う表示手段と、操作端末からの前記潅水制御ユニット,前記土壌通風ユニット,及び前記表示手段の内の少なくとも1つに対する制御操作入力を受け付けると共に、前記表示用データ作成手段が作成した画像表示用データを前記操作端末に送信する通信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記土壌通風ユニットは、吸気及び排気用のダクト上に設けられ、前記通路を介して前記ポットの内部及び外部の何れかと前記カートリッジとの間で排気及び吸気の通路を切り換えるベンチレータを備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の植物育成装置と前記カートリッジの管理情報を送受信するプランタ連携通信部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記カートリッジは、飽和湿度で水分が吸着及び浸透する材質で形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カートリッジの底面中央部からは、前記カートリッジの下方と連通した中空部が上方に向けて延びていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カートリッジには、通風口が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ポットに収容された前記カートリッジに光を照射する補光ユニットを備えていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ポットに収容された前記カートリッジを撮影するモニタカメラユニットを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記湿度センサ,前記土壌水分センサ,前記照度センサ,若しくは前記温度センサによる検知結果、又は、表示用データ作成手段により特定された植物の育成状態に異常が生じると、警告を行う警告手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記ポットには、前記カートリッジの収容部が複数開口しており、前記カートリッジを前記収容部に収容する順序が記載されていることを特徴とする。
本発明によれば、植物栽培後の土及び植物の根をカートリッジと一緒に処分でき、新たに植物を栽培する際には植物育成用の土及び植物の種子が充填された新たなカートリッジをポットに収容すればよいので、植物を容易に栽培できる。また、カートリッジ内の土に潅水制御ユニットで水分ミスト及び溶液ミストを供給し、土壌通風ユニットでカートリッジへの給気及びカートリッジからの排気を行うことで、根腐れ、水補充忘れによる枯れを防止できる。
本発明の一実施形態の植物育成装置を示す模式図である。 図1の植物育成装置が備えるカートリッジを示す図である。 図1の植物育成装置が備えるポットを示す図である。 図1の植物育成装置を示すブロック図である。 図1の植物育成装置の動作を示す第1の図である。 図1の植物育成装置の動作を示す第2の図である。 図1の植物育成装置の動作を示す第3の図である。 図1の植物育成装置の動作を示す第4の図である。 本発明の植物育成装置の変形例を示す図である。 本発明のカートリッジの変形例を示す図である。 本発明のポットの変形例を示す第1の図である。 本発明のポットの変形例を示す第2の図である。 本発明のポットの変形例を示す第3の図である。 本発明のポットの変形例を示す第4の図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示す植物育成装置1は、植物育成用の土及び植物の種子が充填されるカートリッジ2と、該カートリッジ2を収容するポット3とを備えている。
カートリッジ2は、図2に示すように、有底円筒状の容器であり、下端から上端にかけて拡径している。カートリッジ2は、飽和湿度で水分が吸着及び浸透する材質で形成されている。具体的には、カートリッジ2は、湿度の吸排を行える調湿紙を用いて形成されている。なお、カートリッジ2は、ポリエチレンテレタフレート又は類似材料を用いて形成し、育成対象作物に応じて適宜側面や底面に開口を設けてもよい。この時、内経部に薄い調湿紙を用いて、培養土の流出を防いでもよい。カートリッジ2の側面及び底面には、複数の通風口が設けられている。なお、カートリッジ2の側面及び底面には、通風口を設けていなくてもよい。
ポット3は、図3に示すように、カートリッジ2の収容口31を上面に複数開口させた容器であり、内部にカートリッジ2を収容する。具体的には、ポット3は、円形の平面形状を有し、複数の収容部が上面に環状に開口している。ポット3の内部には、図1に示すように、カートリッジ2の底部が搭載される搭載部32が、収容口31毎に設けられている。搭載部32の底部には、吸排用ダクトに接続された排気口33が設けられている。
ポット3の底部には、水分及び溶液を貯留する貯留室34が設けられている。貯留室34は、搭載部32が設けられたポット3の上部と隔壁35で隔てられている。隔壁35の中央部には開口が設けられており、この開口を通して貯留室34とポット3の上部とが連通している。貯留室34内には、隔壁35を通してポット3の上部側から添加注入パイプ36が進入している。添加注入パイプ36の上端は、ポット3の上面に開口している。添加注入パイプ36の上端開口からは、添加注入パイプ36内にアロマ溶液や液肥溶液や水を注入することができるようになっている。
ポット3には、図1,4に示すように、ポット3内にミストを供給する潅水制御ユニット4と、上述の吸排用ダクトを用いてカートリッジ2への給気及びカートリッジ2からの排気をする土壌通風ユニット5と、搭載部32に搭載されたカートリッジ2の湿度を検知する湿度センサ6と、搭載部32に搭載されたカートリッジ2内の水ポテンシャルを検知する土壌水分センサ(堆積含水率センサ又は水マトリックスポテンシャルセンサ)7と、ポット3上面に照射される光の照度を検知する照度センサ8と、ポット3上面での室温を検知する温度センサ9とが備えられている。
潅水制御ユニット4は、ポット3に収容されたカートリッジ2内の土に水分ミスト及び溶液ミストを供給するためのものであり、貯留室34内に超音波ミスト発振素子41を設置して構成されている。
土壌通風ユニット5は、カートリッジ2への給気及びカートリッジ2からの排気をするためのものであり、各搭載部32の排気口33に接続された吸排用ダクト51と、吸排用ダクト51に備えられた吸排ポンプ52及びベンチレータ53とを備えている。吸排用ダクト51は、各搭載部32の排気口33からそれぞれ延びたダクトが接続されて1本となり、ポット3の外部に開口している。
吸排ポンプ52は、カートリッジ2側の吸排用ダクト51内の空気の吸気、又は、ポット3の外部側の吸排用ダクト51内の空気の吸気の何れかを行う。吸排ポンプ52がカートリッジ2側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると、カートリッジ2からの排気が行われる。また、吸排ポンプ52がポット3の外部側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると、カートリッジ2への給気が行われる。
ベンチレータ53は、吸排ポンプ52よりもポット3の外部側に位置した吸排用ダクト51上に設けられており、ポット3の内部及びポット3の外部の何れかと吸排ポンプ52側の吸排用ダクト51とを接続する。これにより、吸排用ダクト51を介してポット3の内部及び外部の何れかとカートリッジ2との間で排気及び吸気の通路が切り換えられる。
湿度センサ6は、ポット3に収容されたカートリッジ2内の湿度を検知するもので、搭載部32に設置されている。土壌水分センサ7は、搭載部32に設置された水マトリックスポテンシャルセンサであり、ポット3に収容されたカートリッジ2内の水ポテンシャルを検知する。照度センサ8は、ポット3の上面に設置されており、カートリッジ2に対する光の照度を検知する。温度センサ9は、ポット3の上面に設置されており、ポット3が設置された室内の温度を検知する。
また、ポット3には、植物育成の計測及び植物育成装置1の制御を行う植物育成計測・制御部14と、植物育成計測・制御部14での計測結果等を画像表示するステータス表示部15と、操作端末20との間で通信を行う育成操作端末通信部16と、植物育成装置1へ電源供給及び植物育成装置1の動作監視を行う電源/動作監視部17と、居室内空調制御に用いられる空調制御リモコン18とが備えられている。
植物育成計測・制御部(マイクロプロセッサ)14は、湿度センサ6,土壌水分センサ7,照度センサ8,温度センサ9からの検知信号に基づき植物の育成状態を特定する。また、植物育成計測・制御部14は、特定した植物の育成状態を表す画像表示用データを作成する。
このように、植物育成計測・制御部14は、湿度センサ6,土壌水分センサ7,照度センサ8,及び温度センサ9による検知結果に基づき植物の育成状態を特定し、特定結果の画像表示用データを作成する表示用データ作成手段を構成している。表示用データ作成手段が特定する植物の育成状態には、湿度センサ6が検知した温度,土壌水分センサ7が検知した水ポテンシャル,照度センサ8が検知した照度,温度センサ9が検知した室温がある。また、その他に、枯れ,根腐れ,成長温度限界(高温・低温),育成適量照度およびその積算,温度積算・照度積算による播種後の本葉,開花,結実等の植物成長予測を行う機能を有していてもよい。電源/動作監視部17は、植物育成装置1が植物の育成を管理する事から信頼性が求められるので、あらかじめ植物育成装置1の寿命末期や初期,偶発故障の予知を行うために、電源電圧と変動の異常を検出すると共にユーザ等に警告を与える機能を有している。空調制御リモコン18は、湿度センサ6及び温度センサ9での検知結果に応じて、室内の空調装置を制御するためのもので、無人時の生育限界超える環境制御を行うためのものである。これは、植物の育成が3週間―6か月等の期間を有しており育成者の日常生活において冬季,夏季等に部屋に放置される場合があることから、密閉居室内において放置された場合に生育限界温度範囲を超えて植物にダメージを与える事が多くあるので、これを防止するためである。
また、植物育成計測・制御部14は、操作端末20からの潅水制御ユニット4,土壌通風ユニット5,並びにステータス表示部15に対する制御操作入力、及び、植物の育成状態に基づき、超音波ミスト発振素子41,吸排ポンプ52,ベンチレータ53の動作を制御する。
ステータス表示部15は、液晶表示装置で構成されており、植物育成計測・制御部14が作成した画像表示用データを用いて画像表示を行う表示手段を構成している。
育成操作端末通信部16は、操作端末20からの潅水制御ユニット4,土壌通風ユニット5,及び表示手段の内の少なくとも1つに対する制御操作入力を受け付けると共に、植物育成計測・制御部14が作成した画像表示用データを操作端末20に送信する通信部を構成している。プランタ連携通信部19は、カートリッジ2の管理情報を他の植物育成装置1が備えるプランタ連携通信部19と植物育成計測・制御部14との間で送受信する。
次に、植物育成装置1の動作を説明する。
植物育成装置1は、湿度センサ6,土壌水分センサ7,照度センサ8,温度センサ9からの検知信号に基づき植物育成計測・制御部14で植物の育成状態を常時特定しており、植物の育成状態の画像表示を指示する制御操作入力があると、植物育成計測・制御部14が特定した植物の育成状態を表す画像表示用データを作成し、ステータス表示部15に画像表示を行う。
また、カートリッジ2の管理情報の画像表示を指示する制御操作入力があると、植物育成計測・制御部14がカートリッジ2の管理情報を表す画像表示用データを作成し、ステータス表示部15に画像表示を行う。
また、操作端末20から植物の育成状態,カートリッジ2の管理情報の画像表示を指示する制御操作入力があった場合も、同様に、植物育成計測・制御部14が植物の育成状態,カートリッジ2の管理情報を表す画像表示用データを作成し、育成操作端末通信部16から操作端末20に送信する。
植物育成装置1は、操作端末20からの制御操作入力、又は、植物の育成状態により、ポット3に収容されたカートリッジ2内の土に外気・酸素を供給する必要が生じると、植物育成計測・制御部14が土壌通風ユニット5を制御して、吸排ポンプ52及びベンチレータ53を動作させる。
これにより、図5に示すように、吸排ポンプ52がポット3の外部側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると共に、ベンチレータ53がポット3の外部と吸排ポンプ52側の吸排用ダクト51とを接続する。
この結果、吸排用ダクト51を介してポット3の外部からカートリッジ2内への吸気の通路が形成され、カートリッジ2内の土に外気・酸素が供給される。カートリッジ2内の土に供給された外気・酸素は、カートリッジ2を通してポット3の内部に放出され、又は、カートリッジ2の上端開口を通してポット3の外部に放出される。
また、植物育成装置1は、操作端末20からの制御操作入力、又は、植物の育成状態により、ポット3に収容されたカートリッジ2内の土水分を供給する必要が生じると、植物育成計測・制御部14が潅水制御ユニット4を制御して超音波ミスト発振素子41を動作させると共に土壌通風ユニット5を制御して吸排ポンプ52及びベンチレータ53を動作させる。
これにより、土壌通風ユニット5は、図6に示すように、吸排ポンプ52でポット3の外部側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると共に、ベンチレータ53でポット3の内部と吸排ポンプ52側の吸排用ダクト51とを接続する。この結果、吸排用ダクト51を介してポット3の内部からカートリッジ2内への吸気の通路が形成される。
これにより、貯留室34内の水が蒸発し、ポット3内に水分ミスト及び溶液ミストが供給される。また、カートリッジ2内の空気が吸排用ダクト51を通してポット3の内部に排出されると共に、ポット3内に供給された水分ミスト及び溶液ミストが、カートリッジ2に吸着してカートリッジ2内に浸透し、カートリッジ2内の土に供給される。
また、植物育成装置1は、操作端末20からの制御操作入力、又は、植物の育成状態により、ポット3に収容されたカートリッジ2内の土にカートリッジ2からの浸透ではなく直接水分を強制的に供給する必要が生じると、植物育成計測・制御部14が潅水制御ユニット4を制御して超音波ミスト発振素子41を動作させると共に土壌通風ユニット5を制御して吸排ポンプ52及びベンチレータ53を動作させる。
土壌通風ユニット5は、吸排ポンプ52でポット3の外部側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると共に、ベンチレータ53でポット3の内部と吸排ポンプ52側の吸排用ダクト51とを接続する。
この結果、吸排用ダクト51を介してポット3の内部からカートリッジ2内への吸気の通路が形成される。これにより、貯留室34内の水が蒸発し、ポット3内に水分ミスト及び溶液ミストが供給される。また、図7に示すように、ポット3の内部のミスト成分が吸排用ダクト51を通して搭載部32の底部の排気口33まで移動し、カートリッジ2の底面の通風口からカートリッジ2内の土に供給される。この際、水分を急速・大量に供給する際に生じるカートリッジ2のフィルタ動作の詰まりが解消される。
また、植物育成装置1は、操作端末20からの制御操作入力、又は、植物の育成状態により、ポット3に収容されたカートリッジ2内の空気清浄をする必要が生じると、植物育成計測・制御部14が土壌通風ユニット5を制御して、吸排ポンプ52及びベンチレータ53を動作させる。
これにより、図8に示すように、吸排ポンプ52がカートリッジ2側の吸排用ダクト51内の空気を吸気すると共に、ベンチレータ53がポット3の外部と吸排ポンプ52側の吸排用ダクト51とを接続する。
この結果、吸排用ダクト51を介してカートリッジ2内からポット3の外部への吸気の通路が形成され、カートリッジ2内の空気がポット3の外部に排気される。また、ポット3内に水分ミスト及び溶液ミストが、カートリッジ2に吸着してカートリッジ2内に浸透し、カートリッジ2内の土に供給される。
本実施形態によれば、植物栽培後の土及び植物の根をカートリッジ2と一緒に処分でき、新たに植物栽培する際には植物育成用の土及び植物の種子が充填された新たなカートリッジ2をポット3に収容すればよいので、植物を容易に栽培できる。また、土壌成分と発芽の管理,消毒等の手間を省け、カビ等の発生も防止できる。
また、本実施形態によれば、カートリッジ2内の土に潅水制御ユニット4で水分ミスト及び溶液ミストを供給し、土壌通風ユニット5でカートリッジ2への給気及びカートリッジ2からの排気を行うことで、根腐れ、水補充忘れによる枯れを防止できる。また、植物育成装置1同士を連携させてすずなり栽培を行うこともできる。
また、本実施形態によれば、ミスト供給や空気清浄,外気・酸素の動作を行うことで長期休暇時の室内気温上昇に対応でき、ミスト供給によって潅水の問題にも対応できる。また、空気清浄,外気・酸素の動作を行うことで水やり過多となった場合や室内気温上昇による根腐れ防止ができる。また、湿度センサ6や土壌水分センサ7での検知結果に応じて自動的にミスと供給による水補充が行われるので、長期の水補充忘れによる枯れを防止できる。
なお、植物育成装置1は、図9に示すように、収容部に拡張ユニット10を装着できるようにしてもよい。拡張ユニット10としては、ポット3に収容されたカートリッジ2に光を照射する補光ユニット,ポット3に収容されたカートリッジ2を撮影するモニタカメラユニット,アロマを発生させるアロマ発生ユニットを用いることができる。拡張ユニット10は、拡張ユニット接続部11を介して植物補光制御回路12に接続されている。植物補光制御回路12は、電源変換回路13から電源供給を受けて拡張ユニット10を動作させる。照度センサ8での日照積算時間が確保されないときには、補光ユニットを用いることで、日照時間を確保できる。また、操作端末の栽培アドバイス暦からのアラームや施肥指示を行えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カートリッジ2が有底円筒状の容器である場合について説明したが、図10に示すように、カートリッジ2の底面中央部からカートリッジ2の下方と連通した中空部21が上方に向けて延びている構成としてもよい。この構成によれば、カートリッジ2内の土にカートリッジ2からの浸透ではなく直接水分を強制的に供給する場合に、カートリッジ2に中空部から水分が浸透するため、発根の周囲拡大を防ぐことができる。また、このような構成のカートリッジ2を用いる場合には、搭載部32を通してカートリッジ2の底面側からミスト成分がカートリッジ2に吸着するようにポット3を構成してもよい。
また、上記実施形態では、カートリッジ2が有底円筒状の容器である場合について説明したが、カートリッジ2の側面に通風口が設けられていてもよい。また、植物育成装置1は、湿度センサ6,土壌水分センサ7,照度センサ8,若しくは温度センサ9による検知結果、又は、植物の育成状態に異常が生じると、警告を行う警告手段を備える構成としてもよい。また、搭載部32やポット3のカートリッジ2の収容部の開口部には、図11に示すように、カートリッジ2を収容部に収容する順序が記載されていてもよい。
また、ポット3の形状等は任意であり、図12(a)に示すように板状体から1つの収容部が突出したものでも、図12(b)に示すように長円形の平面形状を有し、複数の収容部が上面に一列に開口したものでもよい。また、図13(a)及び図13(b)に示すように長方形の平面形状を有し、複数の収容部が上面に一列に開口したものでもよい。
また、図14(a)に示すように多角形の平面形状を有し、複数の収容部が上面に環状に開口すると共に、中央部に1つの収容部が開口したものでもよい。また、図14(b)に示すように円形の平面形状を有し、複数の収容部が上面に環状に開口すると共に、中央部に1つの収容部が開口したものでもよい。
1 植物育成装置
2 カートリッジ
3 ポット
4 潅水制御ユニット
5 土壌通風ユニット
6 湿度センサ
7 土壌水分センサ(水ポテンシャルセンサ)
8 照度センサ
9 温度センサ
10 補光ユニット
14 植物育成計測・制御部
15 ステータス表示部
16 育成操作端末通信部
17 電源/動作監視部
18 空調制御リモコン
20 操作端末
31 収容口
32 搭載部
33 排気口
34 貯留室
35 隔壁
36 添加注入パイプ
41 超音波ミスト発振素子
51 吸排用ダクト
52 吸排ポンプ
53 ベンチレータ

Claims (10)

  1. 植物育成用の土及び植物の種子が充填されるカートリッジと、
    該カートリッジを収容するポットと、
    該ポットに収容された前記カートリッジ内の前記土に水分ミスト及び溶液ミストを供給する潅水制御ユニットと、
    前記カートリッジへの給気及び前記カートリッジからの排気をする土壌通風ユニットと、
    前記ポットに収容された前記カートリッジ内の湿度を検知する湿度センサと、
    前記ポットに収容された前記カートリッジ内の水ポテンシャルを検知する土壌水分センサと、
    前記カートリッジに対する光の照度を検知する照度センサと、
    前記ポットが設置された室内の温度を検知する温度センサと、
    前記湿度センサ,前記土壌水分センサ,前記照度センサ,及び前記温度センサによる検知結果に基づき植物の育成状態を特定し、特定結果の画像表示用データを作成する表示用データ作成手段と、
    前記表示用データ作成手段が作成した画像表示用データを用いて画像表示を行う表示手段と、
    操作端末からの前記潅水制御ユニット,前記土壌通風ユニット,及び前記表示手段の内の少なくとも1つに対する制御操作入力を受け付けると共に、前記表示用データ作成手段が作成した画像表示用データを前記操作端末に送信する通信部とを備えることを特徴とする植物育成装置。
  2. 前記土壌通風ユニットは、吸気及び排気用のダクト上に設けられ、前記通路を介して前記ポットの内部及び外部の何れかと前記カートリッジとの間で排気及び吸気の通路を切り換えるベンチレータを備えることを特徴とする請求項1に記載の植物育成装置。
  3. 他の植物育成装置と前記カートリッジの管理情報を送受信するプランタ連携通信部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の植物育成装置。
  4. 前記カートリッジは、飽和湿度で水分が吸着及び浸透する材質で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の植物育成装置。
  5. 前記カートリッジの底面中央部からは、前記カートリッジの下方と連通した中空部が上方に向けて延びていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の植物育成装置。
  6. 前記カートリッジには、通風口が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の植物育成装置。
  7. 前記ポットに収容された前記カートリッジに光を照射する補光ユニットを備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の植物育成装置。
  8. 前記ポットに収容された前記カートリッジを撮影するモニタカメラユニットを備えることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の植物育成装置。
  9. 前記湿度センサ,前記土壌水分センサ,前記照度センサ,若しくは前記温度センサによる検知結果、又は、表示用データ作成手段により特定された植物の育成状態に異常が生じると、警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の植物育成装置。
  10. 前記ポットには、前記カートリッジの収容部が複数開口しており、前記カートリッジを前記収容部に収容する順序が記載されていることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の植物育成装置。
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