JP6226313B1 - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円偏波特性を持ち高感度であって、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、しかも容易に作成することができるアンテナ装置を提供する。【解決手段】GND導体板2上に略平行に配置され、一端3aがGND導体板2に接地され、一端3aと対向した位置にある他端3bが開放された第1の板状導体3と、第1の板状導体3と略同一形状を成し、一端4aがGND導体板2に接地され、一端4aと対向した位置にある他端4bが開放され、GND導体板2上で第1の板状導体3と同一平面上で、GND導体板2の略中心点Cを通過する直交線を軸Iとして、第1の板状導体3を略180度回転させた位置に配置され、接地箇所20及び開放箇所21は、第1の板状導体3の接地箇所22及び開放箇所23に対して、軸Iで略180度回転した位置に設けられた第2の板状導体4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identifier)のタグ等の小型の通信端末に用いて好適なアンテナ装置に関する。
RFIDとは、電波を用いて、タグに記憶された個別情報を非接触で読み書きする自動認識システムである。個別情報のRFIDタグへの書き込みと読み出しは、リーダーライターにより行われる。なお、RFIDのタグは、RFIDタグ、ICタグ、無線タグ等様々な名称で呼ばれているが、本明細書ではRFIDタグと呼ぶこととする。
RFIDタグは、一般的に直線偏波を放射することから、RFIDタグの位置による許容度を高めるために、リーダーライターには円偏波が用いられる。但し、RFIDタグとリーダーライターが対向する場合はRFIDタグ側も円偏波を用いた方が偏波整合ロスがないため、通信距離や受電電力において有利である。
RFIDタグに用いられるアンテナ装置として、例えば特許文献1,2に記載されたものがある。特許文献1に記載されたアンテナ装置は、接地板と、前記接地板に絶縁して形成された給電部と、前記接地板に接続する短絡部と、前記給電部及び前記短絡部に接続し、前記接地板と平行で、且つ、前記接地板と所定の間隔で離間して延伸された導体部とをそれぞれ有する2つの放射導体部と、前記2つの放射導体部に逆位相で給電する給電回路とを備え、前記2つの放射導体部を、前記接地板に、前記接地板の中心点を対称点として、点対称に配置する。
特許文献2に記載されたアンテナ装置は、接地導体面上に略平行に対向配置された第1の放射導体板と、前記接地導体面上に略平行に対向配置されて前記第1の放射導体板とスリット(隙間)を介して隣接する第2の放射導体板と、前記第1の放射導体板の前記スリットと対向しない外縁から略直角に延出して給電回路に接続された給電導体板と、前記第1の放射導体板の前記スリットと対向しない外縁から略直角に延出して前記接地導体面に接続された第1の短絡導体板と、前記第2の放射導体板の前記スリットと対向しない外縁から略直角に延出して前記接地導体面に接続された第2の短絡導体板とを備え、前記第1および第2の放射導体板を、前記スリットを対称軸として略線対称な位置関係で近接させる。
特許第5636930号公報 特開2005−079970号公報
上述したようにRFIDタグとリーダーライターが対向する場合、RFIDタグ側も円偏波を用いた方が通信距離や受電電力において有利である。しかしながら、円偏波特性を持つ高感度で且つ小型のアンテナ装置を作成することは難しいという課題がある。
本発明は、円偏波特性を持ち高感度であって、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、しかも容易に作成することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、平板状のGND導体板と、前記GND導体板上に略平行に配置され、一端が前記GND導体板に接地され、前記一端と対向した位置にある他端が開放された第1の板状導体と、前記第1の板状導体と略同一形状を成し、一端が前記GND導体板に接地され、前記一端と対向した位置にある他端が開放され、前記GND導体板上で前記第1の板状導体と同一平面上で、前記GND導体板の略中心点を通過する直交線を軸として、前記第1の板状導体を略180度回転した位置に配置され、前記接地箇所及び前記開放箇所は、前記第1の板状導体の前記接地箇所及び前記開放箇所に対して、前記軸で略180度回転した位置に設けられた第2の板状導体と、を備え、前記第1の板状導体と前記第2の板状導体とが、互いに隣り合う辺の間に略等間隔の隙間を有し、前記隙間は、前記第1の板状導体の前記GND導体板上と略平行な面において前記一端及び前記他端以外の辺と、前記第2の板状導体の前記GND導体板上と略平行な面において前記一端及び前記他端以外の辺とからなり、前記第1の板状導体の開放端である前記他端から、前記第1の板状導体の接地された前記一端、前記第1の板状導体が接地された前記GND導体板上の位置、前記第2の板状導体が接地された前記GND導体板上の位置、前記第2の板状導体の接地された前記一端、を経由して、前記第2の板状導体の開放端である前記他端までの一連の長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しく、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体のいずれか一方で給電され、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体を有していない前記GND導体板の面から、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体を有した前記GND導体板の面に向けて、円偏波が放射される。
上記構成によれば、第1の板状導体がGND導体板と略平行に配置され、第1の板状導体と略同一形状を成す第2の板状導体が、第1の板状導体と互いに隣り合う辺の間に略等間隔の隙間を隔てて、GND導体板と略平行に配置され、第1の板状導体においては、一端がGND導体板に短絡され、他端が開放され、第2の板状導体においては、第1の板状導体とは反対側の一端が短絡され、他端が開放された構成を採り、給電は第1の板状導体及び第2の板状導体のいずれか一方から行われ、隙間は、第1の板状導体のGND導体板上と略平行な面において一端及び他端以外の辺と、第2の板状導体のGND導体板上と略平行な面において一端及び他端以外の辺とからなる
さらに、第1の板状導体及び第2の板状導体において、第1の板状導体の開放端である他端から、第1の板状導体の接地された一端、第1の板状導体が接地されたGND導体板上の位置、第2の板状導体が接地されたGND導体板上の位置、第2の板状導体の接地された一端を経由して、第2の板状導体の開放端である他端までの一連の物理的な長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなっている。
このような構成において、給電が例えば第2の板状導体の短絡端近傍にて行われるとすると、給電点からの電流の流れが、第2の板状導体上を、その開放端側に向けて流れ、第2の板状導体の開放端に達した後は、GND導体板上を第2の板状導体の短絡端側に向けて流れ、第2の板状導体の短絡端に達すると、次は第1の板状導体上を、開放端側から短絡端側に向けて流れる。
このように、第2の板状導体の短絡端近傍から給電が行われた場合、第2の板状導体上の電流経路→GND導体板上の電流経路→第1の板状導体上の電流経路の3つの経路を通って電流が流れる。そして、第1の板状導体及び第2の板状導体における一連の物理的な長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しいことから、略1/2波長の円偏波特性のアンテナとして使用することができる。また、略1/2波長のアンテナとなることで高感度化が図れる。また、第1,第2の板状導体を同一平面上に配置したことで、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れる。また、GND導体板と、第1,第2の板状導体からなる簡単な構成であるので、容易に作成することができる。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記第1の板状導体の接地箇所から、前記第1の板状導体の接地箇所近くの前記GND導体板の縁までの距離と、前記第1の板状導体の接地箇所に対して前記軸による回転対称の位置にある前記第2の板状導体の接地箇所から、前記第2の板状導体の接地箇所近くの前記GND導体板の縁までの距離とが大概等しい。
上記構成によれば、効率良く円偏波を放射できる。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体は、それぞれ略L字形状の平面形状を有する。
上記構成によれば、第1の板状導体及び第2の板状導体それぞれの物理長を短くできるので、小型化が図れる。
本発明のアンテナ装置の一態様として例えば、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体は、それぞれ略矩形状の平面形状を有する。
上記構成によれば、円偏波特性が得られると共に高感度化が図れる。また、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、しかも容易に作成することができる。
本発明のアンテナ装置は、円偏波特性を持ち高感度であって、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、しかも容易に作成することができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図 図1のアンテナ装置における第1の板状導体と第2の板状導体を合わせた長さを示す斜視図 図1のアンテナ装置における電界分布を示す図 図1のアンテナ装置における電流経路を示す図 図1のアンテナ装置のアンテナ特性を示す図 図1のアンテナ装置の第1変形例の概略構成を示す斜視図 図6の第1変形例のアンテナ特性を示す図 図1のアンテナ装置の第2変形例の概略構成を示す斜視図 図1のアンテナ装置の第3変形例の概略構成を示す斜視図 図1のアンテナ装置を用いたRFIDタグの応用端末を示す分解図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1Aの概略構成を示す斜視図である。同図において、本実施形態に係るアンテナ装置1Aは、平板状のGND導体板2と、第1の板状導体3と、第2の板状導体4と、を備える。第1の板状導体3及び第2の板状導体4は、それぞれ略L字形状の平面形状を有し、共にGND導体板2上に略平行で、かつ互いに隣り合う辺の間が略等間隔の隙間(スリット)5を隔てて隣接配置されている。
第1の板状導体3及び第2の板状導体4の形状及び配置についてさらに詳しく説明する。第1の板状導体3は、GND導体板2上に略平行に配置され、一端3aがGND導体板2に接地され、一端3aと対向した位置にある他端3bが開放されている。第2の板状導体4は、第1の板状導体3と略同一形状を成し、一端4aがGND導体板2に接地されるとともに給電点6に接続され、一端4aと対向した位置にある他端4bが開放され、GND導体板2上で第1の板状導体3と同一平面上(すなわち、第1の板状導体3と同じ高さ)で、GND導体板2の略中心点Cを通過する直交線を軸Iとして、第1の板状導体3を略180度回転させた位置に配置され、接地箇所20及び開放箇所21は、第1の板状導体3の接地箇所22及び開放箇所23に対して、軸Iで略180度回転した位置に設けられる。第2の板状導体4の一端4aは、3つの分岐部分4a〜4aからなり、中央の分岐部分4aがGND導体板2上に設けられた給電点6に接続され、両側の分岐部分4a,4aがGND導体板2のグランドパターン(図示略)に短絡される。
GND導体板2と第1の板状導体3との間及びGND導体板2と第2の板状導体4との間は空気層となっている。なお、GND導体板2と第1の板状導体3との間及びGND導体板2と第2の板状導体4との間に誘電体を入れることも可能である。
このように、第1の板状導体3と第2の板状導体4は、略同じ形と大きさであって、互いに逆方向に配置される。このような配置により、第1の板状導体3と第2の板状導体4の間の隙間5の形状が略S字形状となる。なお、第1の板状導体3と第2の板状導体4には、例えば洋白(銅、亜鉛、ニッケルから構成される合金)が用いられる。また、GND導体板2には、例えば回路基板(図示略)にある銅箔が用いられる。
第1の板状導体3と第2の板状導体4を合わせた長さは、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなっている。図2は、本実施形態に係るアンテナ装置1Aにおける第1の板状導体3と第2の板状導体4を合わせた長さを示す斜視図である。同図に示すように、第1の板状導体3と第2の板状導体4を合わせた長さは、第1の板状導体3の開放端である他端3b(丸数字の1で示す箇所)から、第1の板状導体3の接地された一端3aの角の頂点(丸数字の2で示す箇所)までの長さLaと、第1の板状導体3の一端3aの角の頂点(丸数字の2で示す箇所)から、第1の板状導体3の一端3aのGND導体板2に接する先端(丸数字の3で示す箇所)までの長さLbと、第1の板状導体3の一端3aのGND導体板2に接する先端(丸数字の3で示す箇所)から、第2の板状導体4の一端4aのGND導体板2に接する先端(丸数字の4で示す箇所)まで長さLcと、第2の板状導体4の一端4aのGND導体板2に接する先端(丸数字の4で示す箇所)から、第2の板状導体4の一端4aの角の頂点(丸数字の5で示す箇所)までの長さLdと、第2の板状導体4の一端4aの角の頂点(丸数字の5で示す箇所)から、第2の板状導体4の他端4b(丸数字の6で示す箇所)までの長さLeまでの一連の長さである。この一連の長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなっている。すなわち、すなわち、La+Lb+Lc+Ld+Le≒λ/2となっている。但し、長さLa,Lc及びLeは、できるだけ近い方が望ましい。また、長さLb,Ldは、長さLa,Lc及びLeに比べて十分小さくする。
また、GND導体板2と第1の板状導体3及び第2の板状導体4の位置関係は次のようになっている。すなわち、図1に示すように、第1の板状導体3の開放箇所23から、第1の板状導体3の開放箇所23近くのGND導体板2の縁までの距離Lcodと、第1の板状導体3の開放箇所23に対して軸Iによる回転対称の位置にある第2の板状導体4の開放箇所21から、第2の板状導体4の開放箇所21近くのGND導体板2の縁までの距離Lbodは、例えば、使用する周波数の1/10波長以上必要である。
また、第1の板状導体3の接地箇所22から、第1の板状導体3の接地箇所22近くのGND導体板2の縁までの距離Lcsdと、第1の板状導体3の接地箇所22に対して軸Iによる回転対称の位置にある第2の板状導体4の接地箇所20から、第2の板状導体4の接地箇所20近くのGND導体板2の縁までの距離Lbsdとが大概等しくなっている。
また、GND導体板2と第1の板状導体3との間及びGND導体板2と第2の板状導体4との間の距離は、例えば、それぞれ略1/100波長〜1/50波長である。また、第1の板状導体3と第2の板状導体4の間の隙間5の幅は、本実施形態のアンテナ装置1Aの小型化を考慮すると、例えば、略1/50波長である。
本実施形態に係るアンテナ装置1Aでは、第2の板状導体4の短絡端(一端4a)近傍で給電される。すなわち、図1に示すように、第2の板状導体4の一端4aの分岐部分4aで給電される。なお、第1の板状導体3の短絡端(一端3a)近傍で給電されるようにしてもよいことは言うまでもない。
第2の板状導体4の短絡端近傍から給電されることで、第1の板状導体3及び第2の板状導体4を有していないGND導体板2の面(これを“裏面”と呼ぶ)から、第1の板状導体3及び第2の板状導体4を有したGND導体板2の面(これを“表面”と呼ぶ)に向けて、GND導体板2に直交する方向に円偏波が放射される。すなわち、図1中に矢印Rで示す方向に円偏波が放射される。特に、GND導体板2と第1の板状導体3及び第2の板状導体4との位置関係を上述のようにしているので、効率良く円偏波を放射することができる。すなわち、距離Lcodと距離Lbodを、例えば使用する周波数の1/10波長以上とし、距離Lcsdと距離Lbsdを大概等しくすることで、効率良く円偏波を放射することができる。
図3は、本実施形態に係るアンテナ装置1Aにおける電界分布を示す図である。同図に示すように、第2の板状導体4の短絡端近傍から給電が行われると、GND導体板2に短絡されている第1の板状導体3の一端3aを除く全ての端部及び第2の板状導体4の一端4aを除く全ての端部に電界が生じる。特に、第1の板状導体3と第2の板状導体4が近接する中央部50の電界は端部電界の合成であり、隙間5の間に生じる。なお、中央部50に斜め横方向の電界が生じるが、僅かであり無視できる。また、第1の板状導体3と第2の板状導体4が互いに対向する側と反対側の端部51,52にも電界が生じるが、これも僅かであり無視できる。
第1の板状導体3と第2の板状導体4の隙間5の間に生ずる端部電界(縦方向の電界モードM2)と、第1の板状導体3の開放された他端3b及び第2の板状導体4の開放された他端4bそれぞれにおいて生ずる端部電界(横方向の電界モードM1)とにより、アンテナ装置1Aから放射される電波の電界は円偏波となる。なお、図3中に示す矢印70は第1の板状導体3の電気長を示し、また図3中に示す矢印71は第2の板状導体4の電気長を示している。
図4は、本実施形態に係るアンテナ装置1Aにおける電流経路を示す図である。同図に示す矢印が電流の流れを示している。この場合、実線で示す矢印は第1の板状導体3上と第2の板状導体4上での流れを示し、点線で示す矢印はGND導体板2上での流れを示している。
第2の板状導体4の短絡端近傍から給電が行われると、給電点6からの電流の流れが、図4の(a)に示すように、第2の板状導体4上を、その開放端(他端4b)側に向けて流れる。そして、電流位相が変わるため、図4の(b)に示すように、GND導体板2上を第2の板状導体4の開放端側から短絡端(一端4a)側に向けて流れる。そして、第2の板状導体4の短絡端に達すると、図4の(a)に示すように、第1の板状導体3上を、その開放端(他端3b)側から短絡端(一端3a)側に向けて流れる。
このように、第2の板状導体4の短絡端近傍から給電が行われることで、第2の板状導体4上の電流経路(1)→GND導体板2上の電流経路(2)→第1の板状導体3上の電流経路(3)の3つの経路(1)〜(3)で電流が流れる。そして、これらの経路(1)〜(3)の合計が、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなるので、略1/2波長の円偏波特性のアンテナとして使用することができる。また、第1,第2の板状導体3,4を同一平面上に配置したことで、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、また略1/2波長のアンテナとなることから高感度化が図れる。さらに、GND導体板と、第1,第2の板状導体3,4からなる簡単な構成であるので、容易に作成することができる。
図5は、本実施形態に係るアンテナ装置1Aのアンテナ特性を示す図である。同図に示すように、8字状の放射パターンとなり、円偏波利得(dBic)として最大2.9(dBic)が得られている。なお、実線80,81で示す範囲は半値幅である。
なお、本実施形態に係るアンテナ装置1AをRFIDタグで使用する場合、使用する周波数は例えば規格化された920MHzとなる。
また、第1の板状導体3における角度ANG1(図1参照)及び第2の板状導体4における角度ANG2(図1参照)は直角でなくてもよい。
このように、本実施形態に係るアンテナ装置1Aは、平板状のGND導体板2と、第1の板状導体3と、第2の板状導体4と、を備え、第1の板状導体3においては、GND導体板2上に略平行に配置されて、一端3aがGND導体板2に短絡され、他端3bが開放され、第2の板状導体4においては、第1の板状導体3と略同一形状を成し、第1の板状導体3とは反対側の一端4aが短絡され、他端4bが開放され、第1の板状導体3と互いに隣り合う辺の間に略等間隔の隙間5を隔てて、GND導体板2上に略平行に配置され、第1の板状導体3の他端3bから、第1の板状導体3の一端3a、第1の板状導体3が接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4が接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4の一端4aを経由して、第2の板状導体4の他端4bまでの一連の物理的な長さを、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくし、第2の板状導体4の短絡端(一端4a)近傍から給電を行う構成を採ったので、円偏波特性を持ち高感度であって、RFIDタグ等の小型の通信端末にも用いることができる程度の小型化が図れ、しかも容易に作成することができるアンテナ装置を得ることができる。
なお、前述した特許文献1(特許第5636930号公報)に記載の発明は、給電点を2点設けて、互いに逆位相としており、明らかに本発明の構成とは異なる。また、前述した特許文献2(特開2005−079970号公報)に記載の発明は、GND短絡位置が同じ側面であり、明らかに本発明の構成とは異なる。
本実施形態に係るアンテナ装置1Aでは、第1の板状導体3のGND導体板2への短絡の形態を、第1の板状導体3の端部を長手方向に対して直角に折り曲げて、その先端を接続するものとしたが、第1の板状導体3の端部を幅方向に対して直角に折り曲がった延在部分を設けて、その先端を接続するものとしてもよい。以下にその一例を説明する。図6は、上述したアンテナ装置1Aの第1変形例であるアンテナ装置1Bの概略構成を示す斜視図である。なお、同図において前述した図1と共通する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。
(第1変形例)
図6に示すように、第1変形例のアンテナ装置1Bは、第1の板状導体3Bの一端3Baの側面側に幅方向に突起した突起片3Bcを有し、また第2の板状導体4Bの一端4Baの第1の板状導体3Bの側面とは逆の側面側に突起した突起片4Bcを有する。第1の板状導体3Bの突起片3Bcは、第1の板状導体3Bの長手方向に対して直角に折り曲がっている。第2の板状導体4Bの突起片4Bcも第1の板状導体3Bの突起片3Bcと同様に、第2の板状導体4Bの長手方向に対して直角に折り曲がっている。
第1変形例のアンテナ装置1Bにおける給電は、第2の板状導体4Bの短絡端近傍から行われる。第2の板状導体4Bの一端4Baには突起片4Bcの他に給電用の突起片4Baが設けられている。この突起片4Baは、GND導体板2上に設けられた給電点6に接続される。
なお、第1の板状導体3Bは、一方の側面側に突起片3Bcを有したが、他方の側面側にも同様の突起片を有していてもよい。また、第2の板状導体4Bにおいても一方の側面側に突起片4Bcを有したが、他方の側面側にも同様の突起片を有していてもよい。第1変形例のアンテナ装置1Bにおける第1の板状導体3BのGND導体板2に対する短絡と、第2の板状導体4BのGND導体板2に対する短絡を、それぞれの端部の側面で行うようにしても上述したアンテナ装置1Aと同様の効果が得られる。
また、第1の板状導体3Bにおける角度ANG1及び第2の板状導体4Bにおける角度ANG2も上述したアンテナ装置1Aと同様に直角でなくてもよい。
図7は、第1変形例のアンテナ装置1Bのアンテナ特性を示す図である。同図に示すように、8字状の放射パターンとなり、円偏波利得(dBic)として最大2.9(dBic)が得られている。
(第2変形例)
次に、上述したアンテナ装置1Aの第2変形例について説明する。
図8は、アンテナ装置1Aの第2変形例であるアンテナ装置1Cの概略構成を示す斜視図である。なお、同図において前述した図1と共通する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。
図8に示すように、第2変形例のアンテナ装置1Cは、第1の板状導体3C及び第2の板状導体4Cは、それぞれ略矩形状の平面形状を有している。第1の板状導体3Cは、GND導体板2上に略平行に配置されている。第1の板状導体3Cは、一端3CaがGND導体板2のグランドパターン(図示略)に短絡され、他端3Cbが開放されている。第2の板状導体4Cは、第1の板状導体3Cと同一平面上で、かつGND導体板2上に略平行に配置されている。第2の板状導体4Cは、第1の板状導体3Cとは反対側の一端4CaがGND導体板2のグランドパターン(図示略)に短絡され、他端4Cbが開放されている。第1の板状導体3Cと第2の板状導体4Cの間の隙間5Cの形状は直線状となる。
第2変形例のアンテナ装置1Cにおける給電は、第1の板状導体3C及び第2の板状導体4Cのいずれか一方の短絡端近傍から行われる。第2の板状導体4C側で給電を行う場合、第2の板状導体4Cの一端4Caは、例えば図1に示す一端4aと同様の形状あるいは図6に示す一端4Baと同様の形状となる。第1の板状導体3Cの開放端である他端3Cbから、第1の板状導体3Cの接地された一端3Ca、第1の板状導体3Cが接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4Cが接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4Cの接地された一端4Caを経由して、第2の板状導体4Cの開放端である他端4Cbまでの一連の長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなっている。
このような構成の第2変形例のアンテナ装置1Cにおいても、上述したアンテナ装置1Aと同様の効果が得られる。
(第3変形例)
次に、上述したアンテナ装置1Aの第3変形例ついて説明する。
図9は、アンテナ装置1Aの第3変形例であるアンテナ装置1Dの概略構成を示す斜視図である。なお、同図において前述した図1と共通する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。
図9に示すように、第3変形例のアンテナ装置1Dは、上述したアンテナ装置1Aと異なり、第1の板状導体3D及び第2の板状導体4Dが点対称になっておらず、第2の板状導体4Dが第1の板状導体3Dと比べて短くなっている。この点以外はアンテナ装置1Aと同様の構造を成している。また、給電においても、第2変形例のアンテナ装置1Cと同様に、第1の板状導体3D及び第2の板状導体4Dのいずれか一方の短絡端近傍から行われる。第2の板状導体4D側で給電を行う場合、第2の板状導体4Dの一端4Daは、例えば図1に示す一端4aと同様の形状あるいは図6に示す一端4Baと同様の形状となる。
第1の板状導体3Dの開放端である他端3Dbから、第1の板状導体3Dの接地された一端3Da、第1の板状導体3Dが接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4Dが接地されたGND導体板2上の位置、第2の板状導体4Dの接地された一端4Daを経由して、第2の板状導体4Dの開放端である他端4Dbまでの一連の長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しくなっている。
なお、第1の板状導体3Dにおける角度ANG1及び第2の板状導体4Dにおける角度ANG2も上述したアンテナ装置1Aと同様に直角でなくてもよい。
このような構成の第3変形例のアンテナ装置1Dにおいても、上述したアンテナ装置1Aと同様の効果が得られる。
図10は、図1のアンテナ装置1Aを用いたRFIDタグの応用端末を示す分解図である。同図に示すRFIDタグの応用端末60は、筐体ケース61、回路基板62、EH(エナジーハーベスト)アンテナ地板(GND導体板2に対応)63、クッション材64、EHアンテナ65,66(第1の板状導体3、第2の板状導体4に対応)、RFIDの通信用アンテナ67及び筐体カバー68を備える。
筐体ケース61と筐体カバー68は、例えば合成樹脂、ABS樹脂で構成される。クッション材64は、例えば発泡材で構成される。RFIDの通信用アンテナ67には、例えば銅箔又は洋白によるプリントパターンが用いられる。第2の板状導体4に対応するEHアンテナ66は、一端66aが、3つの分岐部分からなり、中央の分岐部分がGND導体板2に対応するEHアンテナ地板63上に設けられる給電点(図示略)に接続され、両側の分岐部分がEHアンテナ地板63のグランドパターン(図示略)に短絡される。EHアンテナ地板63上に設けられる給電点(図示略)は、配線によって回路基板62上のRF出力端子(図示略)に接続される。この応用端末60は、アンテナ装置1Aを用いているので、円偏波特性を持ち、高い感度が得られ、しかも小型化できるとともに、容易に作成することができる。
なお、本応用端末60には、図1のアンテナ装置1A以外に、図6のアンテナ装置1B、図8のアンテナ装置1C及び図9のアンテナ装置1Dも使用できることは言うまでもない。
以上、本発明の一実施形態及びそれの変形例(第1〜第3)を詳細に説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明に係るアンテナ装置は、RFIDのタグ等の小型の通信端末やエナジーハーベスト等に適用可能である。
1A〜1D アンテナ装置
2 GND導体板
3,3B,3C,3D 第1の板状導体
3a 第1の板状導体の一端(短絡端)
3b 第1の板状導体の他端(開放端)
3Ba 第1の板状導体の一端
3Bb 第1の板状導体の他端
3Bc 突起片
3Ca 第1の板状導体の一端
3Cb 第1の板状導体の他端
3Da 第1の板状導体の一端
3Db 第1の板状導体の他端
4,4B,4C,4D 第2の板状導体
4a 第2の板状導体の一端(短絡端)
4b 第2の板状導体の他端(開放端)
4a〜4a 第2の板状導体の一端の分岐部分
4Ba 第2の板状導体の一端
4Ba 第2の板状導体の一端の突起片
4Bb 第2の板状導体の他端
4Bc 突起片
4Ca 第2の板状導体の一端
4Cb 第2の板状導体の他端
4Da 第2の板状導体の一端
4Db 第2の板状導体の他端
5,5C 隙間
6 給電点
20 第2の板状導体の接地箇所
21 第2の板状導体の開放箇所
22 第1の板状導体の接地箇所
23 第1の板状導体の開放箇所
60 RFIDタグの応用端末
61 筐体ケース
62 回路基板
63 EHアンテナ地板
64 クッション材
65,66 EHアンテナ
67 RFIDの通信用アンテナ
68 筐体カバー
70 第1の板状導体の電気長
71 第2の板状導体の電気長
I 軸
R 円偏波の放射方向

Claims (4)

  1. 平板状のGND導体板と、
    前記GND導体板上に略平行に配置され、一端が前記GND導体板に接地され、前記一端と対向した位置にある他端が開放された第1の板状導体と、
    前記第1の板状導体と略同一形状を成し、一端が前記GND導体板に接地され、前記一端と対向した位置にある他端が開放され、前記GND導体板上で前記第1の板状導体と同一平面上で、前記GND導体板の略中心点を通過する直交線を軸として、前記第1の板状導体を略180度回転した位置に配置され、前記接地箇所及び前記開放箇所は、前記第1の板状導体の前記接地箇所及び前記開放箇所に対して、前記軸で略180度回転した位置に設けられた第2の板状導体と、を備え、
    前記第1の板状導体と前記第2の板状導体とが、互いに隣り合う辺の間に略等間隔の隙間を有し、
    前記隙間は、前記第1の板状導体の前記GND導体板上と略平行な面において前記一端及び前記他端以外の辺と、前記第2の板状導体の前記GND導体板上と略平行な面において前記一端及び前記他端以外の辺とからなり、
    前記第1の板状導体の開放端である前記他端から、前記第1の板状導体の接地された前記一端、前記第1の板状導体が接地された前記GND導体板上の位置、前記第2の板状導体が接地された前記GND導体板上の位置、前記第2の板状導体の接地された前記一端、を経由して、前記第2の板状導体の開放端である前記他端までの一連の長さが、使用する周波数の略1/2波長の電気長と大概等しく、
    前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体のいずれか一方で給電され、
    前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体を有していない前記GND導体板の面から、前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体を有した前記GND導体板の面に向けて、円偏波が放射されることを特徴とする、
    アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の板状導体の接地箇所から、前記第1の板状導体の接地箇所近くの前記GND導体板の縁までの距離と、前記第1の板状導体の接地箇所に対して前記軸による回転対称の位置にある前記第2の板状導体の接地箇所から、前記第2の板状導体の接地箇所近くの前記GND導体板の縁までの距離とが大概等しいことを特徴とする、
    アンテナ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体は、それぞれ略L字形状の平面形状を有することを特徴とする、
    アンテナ装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の板状導体及び前記第2の板状導体は、それぞれ略矩形状の平面形状を有することを特徴とする、
    アンテナ装置。
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