JP6207028B2 - 検知装置、検知システム、検知方法およびプログラム - Google Patents
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特許文献1では、これにより、汗によって誤作動を起こすことなく、抜針による出血及び抜針の蓋然性を確実に検知することができる、とされている。
このように、汗など他の液体と区別して血液など特定の液体の付着を検知でき、かつ、液体の付着する部分を使い捨てにし得ることが望ましい場合がある。
図1は、本発明の一実施形態における周波数特性検知システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、検知システム1は、検知装置100と、繊維シート200とを具備する。検知装置100は、交流信号出力部110と、周波数特性取得部120と、警報出力部130と、記憶部180と、制御部190とを具備する。記憶部180は、検知条件記憶部181を具備する。制御部190は、検知信号出力部191を具備する。繊維シート200は、第一導電体210と、第二導電体220とを具備する。
図2は、人工透析における抜針の例を示す説明図である。同図において、血管911にテフロン針(テフロンは登録商標)921が挿入されており、テフロン針921には、側溝H11が設けられている。体内から人工透析器への取血側では、動脈にテフロン針921が挿入される。また、人工透析器から体内への返血側では、静脈にテフロン針921が挿入される。
特に、返血側では、人工透析器にて血液の圧を高める影響で、取血側よりも抜針が生じやすい。また、人工透析を繰り返すことや糖尿病の影響等で血管がもろくなった場合も、抜針が生じやすくなる。
これに対し、包帯として構成されている繊維シート200を漏血監視対象部位に巻きつけて用いることで、繊維シート200が漏血監視対象部位から外れる可能性を低減させることができ、より確実に漏血を検知し得る。同様に、ガーゼとして構成されている繊維シート200を、漏血監視対象部位に当て、包帯で巻いて用いることで、繊維シート200が漏血監視対象部位から外れる可能性を低減させることができ、より確実に漏血を検知し得る。
第一導電体210と第二導電体220とは接しておらず、また、繊維シート200の本体(第一導電体210および第二導電体220が設けられるベースとなる部分)は絶縁性の繊維で作られている。このため、繊維シート200に液体が付着していない状態では、第一導電体210と第二導電体220とは絶縁されているか、あるいは、コンデンサ効果等による微小な交流電流が流れるのみである。
一方、第一導電体210と第二導電体220との間に液体が垂れると、第一導電体210と第二導電体220とは垂れた液体に応じた周波数特性で通電する。
なお、第一導電体210と第二導電体220との表面に吸水性のある絶縁性の層を設けた構成にするなど、患者の腕が第一導電体210や第二導電体220に直接接触しない構成としてもよい。あるいは、検知システム1(検知装置100)が、患者の腕の接触と区別可能な通電の特性(周波数特性)を検知することで、血液の漏出を検知するようにしてもよい。
第一導電体210や第二導電体220として導電性糸を用いることで、繊維シート200の肌触りを良くすることができる。これにより、患者が繊維シート200に腕を置いた際に不快感を与えずに済む。
検知装置100が、繊維シート200へ入力する交流信号として、電圧の変化する様々な信号(すなわち、周波数を有する様々な信号)を用いることができる。例えば、検知装置100が繊維シート200へ正弦波を入力するようにしてもよいし、三角波を入力するようにしてもよいし、矩形波を入力するようにしてもよい。
検知装置100は、例えばマイコン(Microcomputer)を含んで構成される。あるいは、検知装置100の各部が専用回路にて構成される、あるいはスマートフォンまたはパーソナルコンピュータ等を用いて構成されるなど、マイコンを含む構成以外の構成としてもよい。
周波数特性取得部120は、繊維シート200に設けられた少なくとも2つの導電体(本実施形態では第一導電体210と第二導電体220と)に、交流信号出力部110が交流信号を入力した場合の周波数特性を取得する。例えば、周波数特性取得部120は、交流信号出力部110が出力する交流信号の周波数における繊維シート200のインピーダンスや、交流信号出力部110の出力する交流信号に対する、繊維シート200における交流信号の位相回転を測定する。さらに例えば、周波数特性取得部120は、第一導電体210と第二導電体220との間のインピーダンスや、第一導電体210と第二導電体220との間に流れる電流の、交流信号出力部110の出力する交流信号に対する位相回転を測定する。
検知装置100(検知信号出力部191)がこれら周波数の異なる交流信号の各々についての周波数特性に基づいて血液の漏出を検知することで、血液と汗とを区別することができる。これにより、抜針の誤検知を低減させることができる。
警報出力部130の警報出力方法として様々な方法を用いることができる。例えば、警報出力部130はスピーカを具備し、検知信号出力部191の出力する検知信号に応じて警報音を出力する。あるいは、警報出力部130が、スピーカに加えて、あるいは代えてランプを具備し、当該ランプの発光にて警報を出力するようにしてもよい。あるいは、警報出力部130が、ナースセンターに設置されたパソコン(Personal Computer;PC)に警報信号を送信するなど、他機器に警報信号を送信するようにしてもよい。
検知条件記憶部181は、検知信号出力部191が検知信号を出力するか否かの判定閾値を記憶する。すなわち、当該閾値は、検知信号出力部191が、血液の漏出を検知したか否かを判定する際の検知条件として用いられる。
検知信号出力部191は、周波数特性取得部120が所定の周波数特性を取得した場合に検知信号を出力する。より具体的には、検知信号出力部191は、周波数特性取得部120が取得した周波数特性が、検知条件記憶部181の記憶する検知条件を満たすか否かを判定する。そして、検知信号出力部191は、検知条件を満たすと判定した場合に、警報出力部130へ検知信号を出力する。
また、電極802のそれぞれを交流電源803と接続して交流信号を流した。電極802のそれぞれは電圧計804との接続されており、電圧計804にて電極802間の電圧を測定した。
電極802は、第一導電体210および第二導電体220を模擬する。電源803は、交流信号出力部110を模擬する。電圧計804は、周波数特性取得部120を模擬する。
また、実験では、豚10頭の血液を使用し、平均値を算出した。実験に用いた血液のヘマトクリット値(Hct)は、約40パーセント(%)である。
また、非凝固血では、抗凝固剤としてクエン酸ナトリウムを用いた。
実験では、大きさの異なる3つのアクリル容器801(以下、容器A、容器B、容器Cと表記する。)に食塩水を入れてインピーダンスを測定した。アクリル容器801に食塩水が入った状態での周波数特性は、アクリル容器801自体の周波数特性を示す。また、アクリル容器801に食塩水が入った状態での周波数特性は、汗の周波数特性を模擬している。
線L11、L12、L13は、それぞれ、容器A、容器B、容器Cでのインピーダンス測定値を示す。線L11、L12、L13のいずれも、約3キロヘルツ(kHz)から約2メガヘルツ(MHz)の範囲では、おおよそ一定のインピーダンスを示している。
図6に示すグラフの横軸は周波数を示し、縦軸は位相差を示す。また、線L21、L22、L23は、それぞれ、容器A、容器B、容器Cでの位相差を示す。線L11、L12、L13のいずれも、約40キロヘルツから約2メガヘルツの範囲では、おおよそ一定の位相差(おおよそ位相差0)を示している。
図5および図6の測定結果から、食塩水では、約40キロヘルツから約2メガヘルツまでの範囲で振幅、位相ともにおおよそ一定となっている。
線L31にて示される非凝固血液では、100キロヘルツから900キロヘルツへと周波数が大きくなるほどインピーダンスが小さくなっている。また、線L32にて示される凝固血では、非凝固血の場合よりもインピーダンスが大きくなっており、また、周波数の増大に対するインピーダンスの減少の割合が大きくなっている。
線L41にて示される非凝固血液では、100キロヘルツから900キロヘルツへと周波数が大きくなるほど位相差(位相遅れ)が大きくなっている。また、線L42にて示される凝固血では、非凝固血の場合よりも位相差が大きくなっており、また、周波数の増大に対する位相遅れの増大の割合も大きくなっている。
比較的低周波の場合として、例えば100キロヘルツ以下の交流信号を用いる。また、比較的高周波の場合として、例えば900キロヘルツ以上の交流信号を用いる。
また、周波数特性取得部120は、第一周波数の場合、第二周波数の場合それぞれについて、第一導電体210と第二導電体220との間のインピーダンス、および、第一導電体210と第二導電体220との間を電流の、交流信号出力部110の出力する電流に対する位相遅れを測定する。
(1)第一周波数の場合のインピーダンスの大きさに対し、第二周波数の場合のインピーダンスの大きさが97パーセント以下である。(すなわち、3パーセント以上小さくなっている。)
(2)第一周波数の場合の位相遅れの大きさに対し、第二周波数の場合の位相遅れの大きさが2倍以上である。
従って、条件(1)または条件(2)、あるいはこれらの条件の併用により、血液の流出を検知し、かつ、汗等による誤検知を低減させることができる。
例えば、手術後等に傷口に当てるガーゼまたは包袋に繊維シート200を用い、検知信号出力部191が、時間経過に伴って漏血が凝固する状態変化を検知するようにしてもよい。より具体的には、検知信号出力部191がタイマを具備し、手術終了時などから所定時間経過したことを検知すると血液凝固の有無を判定する。血液凝固無しと判定した場合、検知装置100は、止血の確認を促す警報を出力する。
また、傷口からの出血が止まった後、検知信号出力部191が非凝固血を検知した場合、検知装置100が、傷口が開いた可能性を示す警報を出力するようにしてもよい。
図9は、実験で用いたセンサ繊維の概略構造を示す構造図である。同図に示すセンサ繊維230は、導電性糸231を絶縁用木綿232で巻き、その周りに導電性糸233を巻きつけて構成されている。
線L51に示される食塩水の滴下ではインピーダンスがほとんど変化していないのに対し、線L52に示される血液の滴下ではインピーダンスが一度減少した後増大している。
図12に示すグラフの横軸は滴下からの経過時間を示し、縦軸は位相差を示す。線L61は、食塩を滴下した状態での位相差を示し、線L62は、血液を滴下した状態での位相差を示す。図11の例では、センサ繊維230(導電性糸231および233)に、1メガヘルツの交流信号を入力している。
図11や図12に示されるように、食塩水と血液とでは周波数特性の時間変化にも差が生じる。そこで、検知信号出力部191の検知条件として、位相の違いによる周波数特性の違いに加えて、あるいは代えて、時間経過による周波数特性の変化についての条件を用いるようにしてもよい。
図13は、第一導電体210および第二導電体220の配置の第1例を示す説明図である。同図に示す配置例では、第一導電体210と第二導電体220とが交互に配置されている。第一導電体210と第二導電体220との間に血液が滴下すると、第一導電体210と第二導電体220との間の周波数特性が変化する。これにより、検知信号出力部191は、血液の漏出を検知し得る。
図14は、第一導電体210および第二導電体220の配置の第2例を示す説明図である。図13の例と同様、図14の例でも第一導電体210と第二導電体220とが交互に配置されている。但し、図14の例では、第一導電体210や第二導電体220の幅が、図13の場合よりも太くなっている。これにより、図13の場合よりも、第一導電体210と第二導電体220との間隔が狭くなる。第一導電体210と第二導電体220との間隔が狭くなることで、第一導電体210と第二導電体220との間に血液が滴下された場合のインピーダンス特性の変化がより大きくなり、検知装置100が血液の滴下を検知し易くなることが期待される。
図16は、第一導電体210および第二導電体220の配置の第4例を示す説明図である。図16の例において、繊維シート200は、第一導電体210を含むシート251と第二導電体220を含むシート253との間にシート252が挟まれた3層構造にて構成されている。また、第一導電体210と第二導電体220とは異なる向きになるように配置されている。また、シート251の本体、シート253の本体、およびシート252は、いずれも吸水性を有する絶縁性のシートとなっている。シート252が挟まれることで、第一導電体210と第二導電体220とが非接触となっている。
このように、検知システム1は、抜針の検知に限らず、第一導電体210と第二導電体220との間の周波数特性を変化させる様々な液体の検知に適用し得る。
例えば、チャネル1とチャネル2とに直流電流を印加した状態で、チャネル5、チャネル6それぞれの電圧を測定することで、領域A11への液体の染み込みの有無を判定し得る。この場合、液体の導電率が空気の導電率に対して十分大きな値を示し、チャネル5とチャネル6との電位差について、所定の大きさ以下の測定値が得られた場合、領域A11に液体が染み込んだと判定する。
例えば、図9および図10に例示される構造のように、導電性糸231を、絶縁用木綿232のように吸水性のある絶縁素材で薄く覆い、さらに導電性糸233を巻きつけて、いわば同軸ケーブル風の糸を生成する。この糸を吸水性のある絶縁素材でさらに覆い、導電性糸233が体表面等に直接触れないようにしてもよい。
同図において、包帯261は、包帯261自らの中央に縦に編み込まれた糸262を含んで構成されている。糸262は、互いに接触しないように組み合わせられた2つの導電体を含んで構成されている。包帯261は、繊維シート200の例に該当し、糸262に含まれる2つの導電体が、第一導電体210および第二導電体220の例に該当する。
同図において、繊維シート271は、吸水性を有する絶縁性のシートに、糸262が蛇行して編み込まれて構成されている。図18の例と同様に、糸262は、互いに接触しないように組み合わせられた2つの導電体を含んで構成されている。繊維シート271は、繊維シート200の例に該当し、糸262に含まれる2つの導電体が、第一導電体210および第二導電体220の例に該当する。
これにより、2つの導電体を比較的狭い間隔で配置することができ、液体が繊維シート200に染み込んだ際に、検知信号出力部191の検知精度を高めることができる。
しかも、2つの導電体(例えば導電性糸)を、互いに接触しないように、かつ、比較的狭い間隔で、包帯または繊維シート等にそれぞれ編み込む、または縫い付ける場合よりも簡単に繊維シート200を生成することができる。これにより、繊維シート200の製造コストを低減させることができる。
図20は、1本の糸に含まれる2つの導電体の配置のもう1つの例を示す説明図である。同図において、糸280は、互いに接触しないように撚り合わせられた2本の導電性糸281および282を含んで構成される。
例えば、導電性糸281および282をゴムなど伸縮性のある素材にて互いに非接触かつ平行に固定し、これをねじって図20のような配置にする。これにより、導電性糸281と282とを比較的狭い間隔で配置することができ、かつ、糸280に伸縮性を持たせることができる。
図22は、図21に例示される糸の断面における2つの導電体の配置例を示す説明図である。
図21および図22に例示される糸280では、2本の導電性糸281および282が平行に配置され、それら2本の導電性糸が絶縁用木綿232など吸水性のある絶縁素材で覆われた構造となっている。この構造では、導電性糸を撚り合わせる必要がなく、この点において、比較的容易に糸を生成し得る。
これにより、検知装置100では、周波数特性の違いに基づいて他の液体と区別して特定の液体の付着を検知可能である。
かつ、検知装置100では、少なくとも2つの導電体(第一導電体210および第二導電体220)が設けられた繊維シートを使用可能である。当該繊維シートとして、例えば、複数の導電性糸が編み込まれた繊維シートを用いることができ、繊維シート構造を簡単にできる。これにより、繊維シートの製造コストを低減させ、当該繊維シード(液体の付着する部分)を使い捨てにし得る。
ここで、上述したように、汗と血液とでは、周波数の変化に対する周波数特性の変化の割合が異なる。このため、検知信号出力部191は、複数の周波数における周波数特性の違いに基づいて、汗と区別して血液を検知することができ、抜針の誤検知を低減させることができる。
このように、検知信号出力部191は、複数の周波数における周波数特性の違いに基づいて、特定の液体と他の液体と区別して検知し得る。
これにより、2つの導電体210および220を比較的狭い間隔で配置することができ、液体が繊維シート200に染み込んだ際に、検知信号出力部191の検知精度を高めることができる。
しかも、2つの導電体210および220を、互いに接触しないように、かつ、比較的狭い間隔で、包帯または繊維シート等にそれぞれ編み込む、または縫い付ける場合よりも簡単に繊維シート200を生成することができる。これにより、繊維シート200の製造コストを低減させることができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
100 検知装置
110 交流信号出力部
120 周波数特性取得部
130 警報出力部
180 記憶部
181 検知条件記憶部
190 制御部
191 検知信号出力部
200、271 繊維シート
210 第一導電体
220 第二導電体
230 センサ繊維
231、233、281、282 導電性糸
232 絶縁用木綿
241、242、243、251、252、253 シート
261 包帯
262、280 糸
Claims (7)
- 繊維シートに設けられた少なくとも2つの導電体に交流信号を異なる時刻で複数回入力した場合の周波数特性を取得する周波数特性取得部と、
前記周波数特性取得部が前記交流信号の入力毎に取得した周波数特性が入力時刻の違いに応じて所定の相違を示す場合に、検知信号を出力する検知信号出力部と、
を具備する検知装置。 - 繊維シートと検知装置とを具備し、
前記繊維シートには少なくとも2つの導電体が設けられており、
前記検知装置は、
前記繊維シートに設けられた少なくとも2つの導電体に交流信号を異なる時刻で複数回入力した場合の周波数特性を取得する周波数特性取得部と、
前記周波数特性取得部が前記交流信号の入力毎に取得した周波数特性が入力時刻の違いに応じて所定の相違を示す場合に、検知信号を出力する検知信号出力部と、を具備する、
検知システム。 - 前記繊維シートは、互いに接触しないように組み合わせられた少なくとも2つの導電体を含む糸を含む、請求項2に記載の検知システム。
- 前記糸は、第一導電体と、吸水性のある絶縁素材と、第二導電体とを含み、
前記第一導電体が、前記吸水性のある絶縁素材で覆われ、さらに第二導電体が巻きつけられている
請求項3に記載の検知システム。 - 前記2つの導電体が互いに接触しないように撚り合わせられている請求項2に記載の検知システム。
- 検知装置の検知方法であって、
前記検知装置が、繊維シートに設けられた少なくとも2つの導電体に交流信号を異なる時刻で複数回入力した場合の周波数特性を取得する周波数特性取得ステップと、
前記検知装置が、前記周波数特性取得ステップにて前記交流信号の入力毎に取得した周波数特性が入力時刻の違いに応じて所定の相違を示す場合に、検知信号を出力する検知信号出力ステップと、
を有する検知方法。 - コンピュータに、
繊維シートに設けられた少なくとも2つの導電体に交流信号を異なる時刻で複数回入力した場合の周波数特性について、前記交流信号の入力毎に得られた周波数特性が入力時刻の違いに応じて所定の相違を示す場合に、検知信号を出力する検知信号出力ステップを実行させるためのプログラム。
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