JP6204271B2 - 署名システム、鍵生成装置、およびプログラム - Google Patents
署名システム、鍵生成装置、およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6204271B2 JP6204271B2 JP2014116413A JP2014116413A JP6204271B2 JP 6204271 B2 JP6204271 B2 JP 6204271B2 JP 2014116413 A JP2014116413 A JP 2014116413A JP 2014116413 A JP2014116413 A JP 2014116413A JP 6204271 B2 JP6204271 B2 JP 6204271B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- signature
- unit
- generation device
- tag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
[定義]
実施形態で使用する用語を定義する。
G,G〜,GTは素数位数qの群を表す。例えば、群G,G〜,GTは可換群であり、例えば巡回群である。群Gと群G〜とは、互いに同一であってもよいし(G=G〜)、互いに異なっていてもよい(G≠G〜)。なお「G〜」の「〜」は本来「G」の真上に表記すべきであるが、記載表記の制約上「G」の右上に表記する場合がある。その他の文字に付された「〜」も同様である。gは群Gの任意の生成元、g〜は群G〜の任意の生成元、gTは群GTの任意の生成元である。eは群Gの元と群G〜の元とを入力として群GTを出力する双線形写像G×G〜→GTを意味する。双線形写像eは、G×G〜→GTを効率的に計算可能であり(計算可能性)、任意のa,b∈Zqに対してe(ga,g〜b)=e(g,g〜)abを満たし(双線形性)、e(g,g〜)≠1を満たす(非退化性)写像である。双線形写像eの例はペアリングである。例えば、e(g,g〜)=gTである。G=G〜である双線形写像eを対称双線形写像(例えば、対称ペアリング)と呼び、G≠G〜である双線形写像eを非対称双線形写像(例えば、非対称ペアリング)と呼ぶ。対称双線形写像が存在する群G,G〜,GTを対称双線形性写像群(例えば、対称ペアリング群)と呼び、非対称双線形写像が存在する群G,G〜,GTを非対称双線形性写像群(例えば、非対称ペアリング群)と呼ぶ。Zpは正整数pによる剰余群を表し、Zp *は正整数pによる剰余類の乗法群を表す。Zpの例は集合{0,…,p−1}であり、Zp *の例は{1,…,p−1}である。pは例えば素数である。α∈βはαがβの元であることを表す。
図1に例示するように、本形態の署名システム1は、鍵生成装置11、署名生成装置12、および署名検証装置13を有しており、これらはインターネット等のネットワークを通じて通信可能に構成されている。図2に例示するように、本形態の鍵生成装置11は、選択部111,112、群演算部113,114,115、鍵構成部116、および出力部117を有する。図3に例示するように、本形態の署名生成装置12は、入力部121、分解部122、記憶部123、タグ選択部124、選択部125、群演算部126,127,128、および出力部129を有する。図4に例示するように、本形態の署名検証装置13は、入力部131、分解部132、記憶部133、判定部134、および出力部135を有する。判定部134は第1判定部1341および第2判定部1342を有する。鍵生成装置11、署名生成装置12、および署名検証装置13は、それぞれ、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)やRAM(random-access memory)・ROM(read-only memory)等のメモリ等を備える汎用または専用のコンピュータが所定のプログラムを実行することで構成される装置である。このプログラムはコンピュータにインストールされてもよいし、予めROM等に記録されていてもよい。また、CPUのようにプログラムが読み込まれることで機能構成を実現する電子回路(circuitry)ではなく、単独で処理機能を実現する電子回路を用いて一部またはすべての処理部が構成されてもよい。
前提として、群生成器Gen(1λ)(λは1以上の整数からなるセキュリティパラメータ)によってグローバルパラメータgkが生成されているとする。グローバルパラメータgkは、パラメータΛ=(p,G,G〜,GT,g,g〜,gT,e)を含む。グローバルパラメータgkは、鍵生成装置11、署名生成装置12、および署名検証装置13に設定され、それぞれが利用可能な状態であるとする。
鍵生成装置11(図2)は、グローバルパラメータgkに対してアルゴリズムTOS.Key(gk)を実行し、公開鍵pkと秘密鍵skとの鍵ペアを生成して出力する。選択部111は、Zp *の任意の元ωz,ωr,μz,μs,τ∈Zp *を選択して出力する。元ωz,ωr,μz,μs,τは例えばランダムに選択される。元ωz,ωr,μz,μs,τは鍵生成のたびに生成されてもよいし、予め生成しておいた複数の元から選択されてもよい(ステップS111)。
pk=(Gz,Gr,Hz,Hs,Gτ,G(1),…,G(k),H(1),…,H(k),Gz 〜,Gr 〜,Hz 〜,Hs 〜) …(1)
sk=(ωr,μs,τ,χ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)) …(2)
公開鍵pkおよび秘密鍵skは出力部117に送られる(ステップS116)。
署名生成装置12(図3)は、グローバルパラメータgkに対してアルゴリズムTOS.Tag(gk)を実行してタグtagを得、秘密鍵sk,メッセージ,msg,タグtagに対してアルゴリズムTOS.Sign(sk,msg,tag)を実行して署名σを得る。まず、メッセージmsgが入力部121に入力され、記憶部123に格納される。メッセージmsgは、さらに分解部122に送られる(ステップS121)。分解部122は、メッセージmsgをパース(parse)し、メッセージmsgに対応するk個の群G〜の元M〜(1),…,M〜(k)∈G〜を得て出力する。M〜(1),…,M〜(k)は記憶部123に格納される(ステップS122)。
を得て(例えば、計算して)出力する(ステップS126)。
を得て(例えば、計算して)出力する(ステップS127)。
を得て(例えば、計算して)出力する(ステップS128)。
署名検証装置(図4)は、公開鍵pk,タグtag,メッセージmsg,署名σに対してアルゴリズムTOS.Vrf(pk,tag,msg,σ)を実行し、検証結果を得る。署名生成装置12から出力されたタグtag,メッセージmsg,署名σは、入力部131に入力され(入力部131が入力を受け付け)、記憶部133に格納される。メッセージmsgは、さらに分解部122に送られる(ステップS131)。分解部132は、ステップS122と同じ方法でメッセージmsgをパースし、メッセージmsgに対応するk個の群G〜の元M〜(1),…,M〜(k)∈G〜を得て出力する。M〜(1),…,M〜(k)は記憶部133に格納される(ステップS132)。
の関係を満たすかを判定する。なお、この判定方法に限定はなく、式(7)を満たすか否かを判定できるのであればどのような判定方法が用いられてもよい。例えば、式(7)の左辺と右辺とを計算してそれらが等しいか否かを判定してもよいし、式(7)の右辺を変形した式と左辺とを計算してそれらが等しいか否かを判定してもよい。式(7)の右辺を変形した式の例は
などである。あるいは、
が1∈GTとなるか否かを判定してもよい。その他、式(7)の左辺の関数値と右辺の関数値とを比較して式(7)を満たすか否かを判定してもよい(ステップS1341)。
の関係を満たすかを判定する。なお、この判定方法に限定はなく、式(8)を満たすか否かを判定できるのであればどのような判定方法が用いられてもよい。例えば、式(8)の右辺を計算してそれが1∈GTとなるか否かを判定してもよいし、式(8)の右辺を変形した式を計算してそれが1∈GTとなるか否かを判定してもよい。式(8)の右辺を変形した式の例は
などである。その他、式(8)の左辺の関数値と右辺の関数値とを比較して式(8)を満たすか否かを判定してもよい(ステップS1342)。
群Gの元T〜は、群Gの生成元gを用いてT〜=gt(ただし、t∈Zp)と表現できる。署名σが正しく生成されている場合、式(7)の左辺は以下のように変形できる。
本形態では、非対称双線形写像群でも群構造維持タグ付き使い捨て署名を構成できる。また、本形態の方式は対称双線形写像群での実装も可能である。このように、本形態により、群構造維持タグ付き使い捨て署名の用途を広げることができる。また、公開鍵pk=(Gz,Gr,Hz,Hs,Gτ,G(1),…,G(k),H(1),…,H(k),Gz 〜,Gr 〜,Hz 〜,Hs 〜)の他に1個の検証鍵を準備するだけで安全性の証明が可能となっている。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態ではGz,Gr,Hz,Hs,Gτ,G(1),…,G(k),H(1),…,H(k),Gz 〜,Gr 〜,Hz 〜,Hs 〜を公開鍵としたが、Gz,Gr,Hz,Hs,Gτ,G(1),…,G(k),H(1),…,H(k),Gz 〜,Hz 〜を公開鍵としてもよい。この場合には、Gr 〜,Hs 〜が生成されなくてもよい。上述の実施形態ではωr,μs,τ,χ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)を秘密鍵としたが、ωr,μs,τ,χ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)の一部を定数(例えば、単位元1∈Zp)とし、これらの残りを秘密鍵としてもよい。例えば、ωr,μs,τの何れか一つを定数(例えば、単位元1∈Zp)とし、ωr,μs,τのうち定数としないものとχ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)とを秘密鍵としてもよい。
あるいは、式(6)の関係を満たし、かつ他の条件(検証式等)を満たすことを検証条件としてもよい。
11 鍵生成装置
12 署名生成装置
13 署名検証装置
Claims (5)
- G,G〜,GTが群、eが双線形写像G×G〜→GT、gが前記群Gの生成元、g〜が前記群G〜の生成元、kが1以上の整数、i=1,…,kであり、
任意のωz,ωr,μz,μs,τについて前記群Gの元Gz=gωz,Gr=gωr,Hz=gμz,Hs=gμs,Gτ=gτを得、前記ωz,ω r ,μz ,μ s について前記群G〜の元Gz 〜=g〜ωz,G r 〜 =g 〜ωr ,Hz 〜=g〜μz ,H s 〜 =g 〜μs を得、任意のχ(i),γ(i),δ(i)について前記群Gの元G(i)=Gz χ(i)Gr γ(i),H(i)=Hz χ(i)Hs δ(i)を得、前記ωr,μs,τ,χ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)を秘密鍵とし、前記Gz,Gr,Hz,Hs,Gτ,Gz 〜 ,G r 〜 ,Hz 〜 ,H s 〜 ,G(i),H(i)を公開鍵とする鍵生成装置と、
M〜(1),…,M〜(k)をメッセージに対応する前記群G〜の元、ζを任意値、T〜を前記群G〜から選択されたタグとし、前記群G〜の元
を含む署名を得る署名生成装置と、
の関係を満たすことを必要条件とする検証条件を満たすかを判定する署名検証装置と、
を有する署名システム。 - 請求項1の署名システムであって、
前記群Gと前記群G 〜 とが互いに異なる、署名システム。 - G,G〜が群、gが前記群Gの生成元、g 〜 が前記群G 〜 の生成元、i=1,…,k、kが1以上の整数であり、
任意のωz,ωr,μz,μs,τについて前記群Gの元Gz=gωz,Gr=gωr,Hz=gμz,Hs=gμs,Gτ=gτを得る第1群演算部と、
前記ωz,ω r ,μz ,μ s について前記群G〜の元Gz 〜=g〜ωz,G r 〜 =g 〜ωr ,Hz 〜=g〜μz ,H s 〜 =g 〜μs を得る第2群演算部と、
任意のχ(i),γ(i),δ(i)について前記群Gの元G(i)=Gz χ(i)Gr γ(i),H(i)=Hz χ(i)Hs δ(i)を得る第3群演算部と、を有し、
前記ωr,μs,τ,χ(1),γ(1),δ(1),…,χ(k),γ(k),δ(k)を秘密鍵とし、前記Gz,Gr,Hz,Hs,Gτ,Gz 〜 ,G r 〜 ,Hz 〜 ,H s 〜 ,G(i),H(i)を公開鍵とする、鍵生成装置。 - 請求項3の鍵生成装置であって、
前記群Gと前記群G〜とが互いに異なる、鍵生成装置。 - 請求項3または4の鍵生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014116413A JP6204271B2 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 署名システム、鍵生成装置、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014116413A JP6204271B2 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 署名システム、鍵生成装置、およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015231132A JP2015231132A (ja) | 2015-12-21 |
JP6204271B2 true JP6204271B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=54887712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014116413A Active JP6204271B2 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 署名システム、鍵生成装置、およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6204271B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5606344B2 (ja) * | 2011-01-25 | 2014-10-15 | 三菱電機株式会社 | 署名処理システム、鍵生成装置、署名装置、検証装置、署名処理方法及び署名処理プログラム |
JP5815754B2 (ja) * | 2012-01-24 | 2015-11-17 | 日本電信電話株式会社 | 署名検証システム、署名装置、検証装置、署名検証方法 |
-
2014
- 2014-06-05 JP JP2014116413A patent/JP6204271B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015231132A (ja) | 2015-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8583932B2 (en) | Signature device, signature verification device, anonymous authetication system, signing method, signature authentication method, and programs therefor | |
CN103986732B (zh) | 抵御密钥泄露的云存储数据审计方法 | |
KR20190035835A (ko) | 데이터 처리 방법 및 디바이스 | |
RU2017107351A (ru) | Nado криптография с генераторами ключей | |
JPWO2015056601A1 (ja) | 鍵装置、鍵クラウドシステム、復号方法、およびプログラム | |
US20160149706A1 (en) | Cryptographic hash generation system | |
Zajac | Ephemeral keys authenticated with merkle trees and their use in iot applications | |
JP6270683B2 (ja) | 暗号システム、暗号方法、普遍再暗号化鍵生成装置及び再暗号化鍵生成装置 | |
JP6075785B2 (ja) | 暗号通信システム、暗号通信方法、プログラム | |
JP6204271B2 (ja) | 署名システム、鍵生成装置、およびプログラム | |
JP6148205B2 (ja) | 署名システム、署名生成装置、署名検証装置、署名方法、およびプログラム | |
Chen et al. | Lightweight mutual authentication for healthcare iot | |
US20220407698A1 (en) | Digital watermark system, digital watermark method and program | |
JP6139469B2 (ja) | 署名生成装置、署名検証装置、検証システム、およびプログラム | |
JP6081036B2 (ja) | 復号条件追加装置及び暗号システム | |
US10454673B2 (en) | Cryptographic system, master key update apparatus, and non-transitory computer-readable recording medium storing master key update program | |
JP2016129302A (ja) | 署名生成装置、署名システム、署名生成方法、およびプログラム | |
JP5679344B2 (ja) | 署名鍵難読化システム、署名鍵難読化方法、難読化された署名鍵を用いた暗号化署名システム、難読化された署名鍵を用いた暗号化署名方法とプログラム | |
JP5806689B2 (ja) | 三者間鍵共有システム、三者間鍵共有方法、ユーザ装置、プログラム | |
JP6251163B2 (ja) | 暗号化署名システム、暗号化署名装置、調停装置、暗号化検証装置、暗号化署名演算装置、暗号化署名方法、プログラム | |
JP6087849B2 (ja) | 代理署名装置、署名検証装置、鍵生成装置、代理署名システム、およびプログラム | |
JP5815754B2 (ja) | 署名検証システム、署名装置、検証装置、署名検証方法 | |
JP5331028B2 (ja) | 署名・検証システム、署名・検証方法、署名装置、検証装置、プログラム、記録媒体 | |
JP5871827B2 (ja) | 安全性強化システム、安全性強化装置、検証装置、およびプログラム | |
JP5457991B2 (ja) | ディジタル署名・検証システム、ディジタル署名・検証方法、署名装置、検証装置、及びそれらのプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6204271 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |