JP6194747B2 - 写像処理プログラム、方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1のモデルを第2のモデルに写像するための技術に関する。
CG(Computer Graphics)の分野において、三角形メッシュで表現された2形状モデル間の対応を得る様々な手法がある。なお、部分的な点の対応を得るものや、全点の対応を取るものもある。
Surface parameterizationとは、三次元空間のサーフェースを、ある領域(平面や球など)へ写像(すなわち全単射)するCG分野の手法であり、CGの分野ではテクスチャマッピングや、リメッシングするために利用される。一般的には平面空間への写像を求めるものが多いが、球面空間上への写像を求めるものも存在している。
例えば、三角形メッシュで表現された2つの形状(サーフェース)を、surface parameterizationでそれぞれ球面空間へ写像し、同一の球面空間上で対応点を求めることによって2形状間の写像を行う場合を考える。
この時、2つの形状は、形状毎に定義される各領域にラベル情報を持っているものとする。このラベル情報を正しく写像するために、ラベル情報が異なる領域間の境界が写像した球面上で重なる(すなわち一致する)ようにする。しかし従来のsurface parameterizationによる球面写像では、正しく写像できない場合がある。
ここで、図1に示すような手モデルAを、図2に示すような手モデルBへ写像する場合を考える。ここで、手モデルAと手モデルBの指には、指ラベル、手のひらには手のひらラベルが付与されている。そして、手モデルAを、図3に示すような球面に写像して球面モデルAを生成し、手モデルBを、図4に示すような球面に写像して球面モデルBを生成する。その後、球面モデルAを球面モデルBへ写像するが、指ラベルが付与された領域の境界が、球面モデルAと球面モデルBとで一致するように写像する。
従来のsurface parameterization では、サーフェースから球面の写像を取り扱っている。ここでは、節点xiと節点xj間のバネ定数がwijとなるバネモデルに従って下記のエネルギーを最小化するように、ノードxi∈Xの位置を算出する。
ところで、球面自体もサーフェースであるから、球面から他の球面への写像についても同じような手法を用いることができる。但し、節点を球面上に配置するエネルギーを考慮し、球面モデルAの各領域の境界を、球面モデルBの対応する領域の境界に固定するという制約条件の下、バネモデルに従ったエネルギーを最小化するノードxi∈Xの位置を算出する。
そうすると、図5に示すようにおおよそ適切な処理結果を得られたように見えるが、微視的には図6に示すように親指と手のひらの境界部分に白くなっている部分が生じ、図7に示すように小指と手のひらの境界部分に白くなっている部分が生じている。これは、このような境界部分において、三角形メッシュが裏返っている状態を示している。
図8は、正常な状態の三角形メッシュを示しているが、図9は、裏返った状態を示しており、ノード1000が三角形要素2000上に配置されてしまっている。
このように、従来技術におけるエネルギーは、バネモデルに従ったものであるため、バネが裏返ったところで安定してしまう場合がある。しかしながら、図9のような状態では、全単射が得られないので、ラベルを写像できない場合が生ずる。
XIANFENG GU and SHING-TUNG YAU, "COMPUTING CONFORMAL STRUCTURES OF SURFACES", COMMUNICATIONS IN INFORMATION AND SYSTEMS, Vol. 2, pp. 121-146, December 2002 Shadi Saba, Irad Yavneh, Craig Gotsman and Alla Sheffer, "Practical Spherical Embedding of Manifold Triangle Meshes", Proceedings of the International Conference on Shape Modeling and Applications (SMI'05), 2005
従って、本発明の目的は、一側面によれば、第1のモデルを第2のモデルへ全単射が得られるように写像するための技術を提供することである。
本発明に係る写像処理方法は、(A)1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、(B)第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、(C)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、上記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、曲線近似に応じて移動させ、(D)第2の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、上記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、曲線近似に応じて移動させ、(E)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、第2の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、(F)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた第2の球面上の点に相当する、第1の球面上の位置に配置するという条件の下、第1の多角形メッシュに含まれる多角形の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、上記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、(G)第1のモデルにおける各節点について、第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する第2の球面上の多角形とから、第2のモデルにおける点を算出する処理を含む。
第1のモデルを第2のモデルへ全単射が得られるように写像できるようになる。
図1は、第1のモデル(手モデルA)の一例を示す図である。 図2は、第2のモデル(手モデルB)の一例を示す図である。 図3は、第1の球面モデル(球面モデルA)の一例を示す図である。 図4は、第2の球面モデル(球面モデルB)の一例を示す図である。 図5は、従来技術による写像後の球面モデルの一例を示す図である。 図6は、従来技術の問題点を示す図である。 図7は、従来技術の問題点を示す図である。 図8は、正常な三角形メッシュの一例を示す図である。 図9は、裏返りが発生した三角形メッシュの一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る写像処理装置の機能ブロック図である。 図11は、第1のモデル(手モデルA)の一例を示す図である。 図12は、第2のモデル(手モデルB)の一例を示す図である。 図13は、本実施の形態に係るメインの処理フローを示す図である。 図14は、球面写像処理の処理フローを示す図である。 図15は、初期的な第1の球面モデルの一例を示す図である。 図16は、エネルギー最小化による節点移動の処理フローを示す図である。 図17は、球面写像処理後の第1の球面モデルの一例を示す図である。 図18は、移動処理の処理フローを示す図である。 図19は、線モデルにおける節点の関係を説明するための図である。 図20は、近傍点特定処理の処理フローを示す図である。 図21は、最近傍点を説明するための図である。 図22は、最近傍点を説明するための図である。 図23は、第1の球面モデルの境界線上の節点と第2の球面モデルの境界線上の最近傍点との対応付けを表す図である。 図24は、境界線上の節点のみを移動させた状態の第1の球面モデルを示す図である。 図25は、図24の後に境界線上の節点以外の節点を移動させた状態の第1の球面モデルを示す図である。 図26は、写像処理の処理フローを示す図である。 図27は、第2の球面モデルにおける三角形要素と第1のモデルにおける節点に対応する点との関係を表す図である。 図28は、第2のモデルへ写像した後の第1のモデルを示す図である。 図29は、第2のモデルへ写像した後の第1のモデルにおけるラベル設定状態を示す図である。 図30は、第2のモデルへのラベルのマッピング結果を表す図である。 図31は、コンピュータの機能ブロック図である。
図10に、本実施の形態に係る写像処理装置の機能ブロック図を示す。本実施の形態に係る写像処理装置100は、第1モデルデータ格納部101と、第2モデルデータ格納部102と、球面写像処理部103と、第1球面モデルデータ格納部104と、第2球面モデルデータ格納部105と、最適化処理部106と、移動処理部107と、第3球面モデルデータ格納部108と、写像処理部109と、第3モデルデータ格納部110と、ラベルマッピング部111と、第4モデルデータ格納部112とを有する。
第1モデルデータ格納部101は、図1に示すような第1のモデルデータ(手モデルAのデータ)(指領域と手のひら領域のいずれかを表すラベルがノードに設定されている)が格納されている。なお、本実施の形態では、図11に示すように、手モデルAは、三角形メッシュで分割されており、さらに、指領域と手のひら領域との境界には境界点(白丸)が設定されている。
また、第2モデルデータ格納部102は、図2に示すような第2のモデルデータ(手モデルBのデータ)(指領域と手のひら領域のいずれかを表すラベルがノードに設定されている)が格納されている。なお、本実施の形態では、図12に示すように、手モデルBも、三角形メッシュで分割されており、さらに、指領域と手のひら領域との境界には境界点(白丸)が設定されている。
球面写像処理部103は、第1モデルデータ格納部101に格納されている手モデルAを球面に写像することで第1の球面モデル(すなわち球面モデルA)を生成し、第1球面モデルデータ格納部104に格納する。さらに、球面写像処理部103は、第2モデルデータ格納部102に格納されている手モデルBを球面に写像することで第2の球面モデル(すなわち球面モデルB)を生成し、第2球面モデルデータ格納部105に格納する。
移動処理部107は、第1の球面モデルの各境界線上の節点を、第2の球面モデルの対応する境界線上に移動させるための処理を実行する。最適化処理部106は、境界線上の節点を固定した上で、他の節点の位置を、以下で述べるエネルギーを最小化することで最適化するための処理を実行する。
第3球面モデルデータ格納部108は、移動処理部107及び最適化処理部106の処理結果である処理後の第1の球面モデルのデータを格納する。
写像処理部109は、第1モデルデータ格納部101に格納されている手モデルAのデータと、第2モデルデータ格納部102に格納されている手モデルBのデータと、第2球面モデルデータ格納部105に格納されている第2の球面モデルのデータと、第3球面モデルデータ格納部108に格納されている第1の球面モデルのデータとから、手モデルAを手モデルBへ写像する処理を実行し、第3モデルデータ格納部110に格納する。
ラベルマッピング部111は、手モデルAの節点に設定されているラベルを、手モデルBの節点に設定するための処理を実行し、第4モデルデータ格納部112に格納する。
次に、図13乃至図30を用いて、本実施の形態に係る写像処理装置100の処理内容について説明する。
まず、球面写像処理部103は、第1及び第2のモデル(手モデルA及び手モデルB)の各々に対して球面写像処理を実行し、第1の球面モデル(球面モデルA)のデータを第1球面モデルデータ格納部104に格納し、第2の球面モデル(球面モデルB)のデータを第2球面モデルデータ格納部105に格納する(図13:ステップS1)。この球面写像処理については、図14乃至図17を用いて説明する。なお、第1の球面モデル(球面モデルA)を生成する場合について説明するが、第2の球面モデル(球面モデルB)についても、同様の処理を実行する。
まず、球面写像処理部103は、第1のモデル(手モデルA)に対して、半径1の球面への等角写像を実行する(図14:ステップS11)。初期的な写像であるから、従来の手法を用いればよい。例えば、図15に示すような初期的な球面モデルAが得られる。白丸は、指領域と手のひら領域との境界線上の節点を表す。
次に、球面写像処理部103は、初期的な球面モデルAにおける境界線上の節点を、例えば3次スプライン関数による曲線で近似する(ステップS13)。3次スプライン曲線以外の滑らかな曲線であっても良い。ここでは、3次スプライン関数をB(x)とし、境界線上の節点xk(j)とすると、曲線上の点pjは、B(xk(j))となる。そして、xk(j)は、pjに移動される。
そして、球面写像処理部103は、最適化処理部106に、エネルギー最小化による節点移動を実行させる(ステップS15)。そして処理は呼び出し元の処理に戻る。この処理については、図16及び図17を用いて説明する。
具体的な処理の前に、本実施の形態に係るエネルギーについて説明しておく。
まず、Ωは連続領域(サーフェース)であり、Ωを離散化したものを三角形メッシュMとする。三角形メッシュとは節点、辺及び三角形要素からなる。そうすると、M=(X,E,T)と表される。なお、Xは接点の集合、Eは辺の集合、Tは三角形の集合である。ここで辺e∈Eは、接続されている2つの節点を示しており、三角形要素t∈Tは、三角形要素を成している3つの節点を示す。
また、i番目の辺に対する2つの節点のインデックスをμi(1)、μi(2)と表し、i番目の三角形要素に対する3つの節点のインデックスをλi(1)、λi(2)、λi(3)とする。
本実施の形態では、問題を解決するために次のようなエネルギーを導入する。
1.安定状態が球になるようにするためのエネルギー
ここで、V(x)は、サーフェースΩを覆う体積、V0は半径1の球の体積を表す。このエネルギーは、シャボン玉が最終的に球状になることを数理的にエネルギーの形で表したもので、体積を一定に保った状態で表面積を最小にするエネルギーである。
2.三角形要素がつぶれたり、大きくひしゃげたりしないようにするエネルギー
ここで、a(t)は三角形要素tのアスペクト比を表し、s(t)は面積を表す。また、a'iはアスペクト比の初期値(節点移動前の値)を表し、s'iは初期面積(節点移動前の値)を表す。また、γ及びκは係数である。
本実施の形態では、2つのエネルギーの和を用いる。ここで、(2)式のEs(M)を離散化したEsd(M)を用いる。すなわち、以下のように表される。
E(M)=Esd(M)+Etri(M) (4)
sd(M)については、以下で述べる手法で離散化すると共に、Etriについても、節点xiの式に変形する。
すなわち、アスペクト比はヘロンの公式によって以下のように表される。
三角形の面積は以下のように表される。
また、体積はガウスの発散定理によって以下のような式になる。
ここでn(x)はxでの法線を表す。さらに、有限要素法によって離散化されたVdは、以下のように表される。
以上の式から、(4)式は、以下のように表される。
本実施の形態では、(8)式を最小化すべきエネルギーとして用いる。このようなエネルギーを使用することで、バネモデルで発生する裏返りやねじれといった問題が生じなくなる。
次に、エネルギー最小化による節点移動のための処理フローを図16を用いて説明する。
まず、球面写像処理部103から処理の指示を受けた最適化処理部106は、球面上の三角形メッシュMのアスペクト比及び面積の初期値a'i及びs'iを算出する(図16:ステップS21)。
また、最適化処理部106は、境界線上の節点xk(j)を近似曲線上の点pjに固定するという制約条件を設定する(ステップS23)。
そして、最適化処理部106は、降下方向d(ベクトル)を算出する(ステップS25)。すなわち、例えば最急降下法により、以下の式を解く。
d=−∇Ed(X)
また、最適化処理部106は、降下方向dでエネルギーEd(M)が最小となるステップサイズα*を算出する(ステップS27)。
以下の式を、例えば黄金比分割法を用いて解く。
そうすると、最適化処理部106は、境界線上の節点(すなわち固定点)以外の節点位置を更新する(ステップS29)。
具体的には、xk(j)以外のxiについて、xi=xi+α*iによって節点位置を更新する。
ここで、最適化処理部106は、節点位置の移動が収束したか判断する(ステップS31)。例えば、前回位置と今回位置との間の距離の総和が所定値(例えば1-10)になったか否かを判断する。
収束していないと判断された場合には、処理はステップS25に戻る。一方、収束したと判断された場合には、処理は呼び出し元の処理に戻る。
なお、ステップS15の場合には、処理結果を球面写像処理部103に出力し、球面写像処理部103は、第1のモデル(手モデルA)の場合には処理結果を第1球面モデルデータ格納部104に格納し、球面写像処理部103は、第2のモデル(手モデルB)の場合には処理結果を第2球面モデルデータ格納部105に格納する。
なお、例えば図15で示した球面モデルAに対して上で述べた処理を実行すれば、球面モデルAは、図17に示すような状態に変化する。これによって、裏返り等が存在しない初期的な三角形メッシュが球面モデル上に形成される。
図13の処理の説明に戻って、移動処理部107は、第1球面モデルデータ格納部104及び第2球面モデルデータ格納部105に格納されているデータを用いて、第1の球面モデル(球面モデルA)の境界線上の節点を第2の球面モデル(球面モデルB)の境界線上へ移動させる移動処理を実行する(ステップS3)。この移動処理については、図18乃至図23を用いて説明する。
まず、移動処理部107は、第1の球面モデル及び第2の球面モデルについて、境界線毎に当該境界線上の節点の重心を算出する(図18:ステップS41)。
そして、移動処理部107は、対応する境界線について算出された重心間の距離の総和が最も短くなるように、第1の球面モデルを回転させる(ステップS43)。これによって、対応する領域が近づき、以下の処理が適切に行われるようになる。
その後、移動処理部107は、回転後の第1の球面モデルについて未処理の境界線を特定する(ステップS45)。そして、移動処理部107は、第1の球面モデルについて特定された境界線上の節点に対する、第2の球面モデルにおける対応境界線の線モデルL2上の近傍点を特定する(ステップS47)。
ここで線モデルはL=(X,E)となる。すなわち、節点の集合Xと2つの節点からなる辺の集合Eからなる曲線を離散化したモデルである。そして、n個の節点からなるLは、以下のように表される。
L=({xii=1,...,n,{ei=(xi,xi+1)}i=1,...,n
また、xinit iは線モデルL1の節点の初期位置である。そして、境界線は閉ループになっているので、図19に示すように、n+1番目の節点は1番目の節点である。
また、dist(x,L)は、節点xから線モデルL間の最短距離である。そして、piは、xL1,iに対応するL2上の最近傍点である。このような各最近傍点を特定するための処理を、図20に示す。
まず、移動処理部107は、第1の球面モデルにおける特定の線モデルL1の節点xL1,iから最も近い、第2の球面モデルの対応する線モデルL2の節点xL2,idを特定する(図20:ステップS61)。すなわち、以下のようなidを特定する。
そして、移動処理部107は、係数a及びbを以下のように算出する(ステップS63)。
そして、移動処理部107は、a>0であるか否かを判断する(ステップS65)。a>0であれば、係数aを用いて以下のように節点xL1,iの最近傍点piを算出する(ステップS67)。
i=a(xL1,i−xL2,id)+xL2,id
一方、a≦0であれば、移動処理部107は、係数bを用いて以下のように節点xL1,iの最近傍点piを算出する(ステップS69)。そして処理は呼び出し元の処理に戻る。
i=b(xL2,id-1−xL2,id)+xL2,id
ステップS67では、図21に示すように、xL2, idとxL2,id+1の間にxL1,iが存在しており、上記の計算により、xL1,iをL2上に投影した点piが得られる。
また、ステップS69では、図22に示すように、xL2,id-1とxL2,idの間にxL1,iが存在しており、以下の計算により、xL1,iをL2上に投影した点piが得られる。
ステップS47においては、各xL1,i(n=1,...,n)についてpiが特定される。
そして、以下のようなエネルギーELを最小化する。
αは、1より非常に大きい所定の係数である。また、線モデルL1上の節点数はn1であり、線モデルL2上の節点数はn2である。
このl'iは、(L2の長さ)*(L1におけるxiを始点とする辺要素の長さ)/(L1の長さ)を表す。すなわち、L1がL2上に移動した場合における、L1におけるxiを始点とする辺の長さを表す。但し、以下の関係がある点に留意する。
(12)式における第1項及び第2項はL1の初期の辺要素の長さの比を保つためのエネルギーであり、第3項は、線モデルL2との距離に相当するエネルギーである。
そして、移動処理部107は、降下方向d(ベクトル)を算出する(ステップS49)。すなわち、例えば最急降下法により、以下の式を解く。
d=−∇EL(XL1,{p})
また、移動処理部107は、降下方向dでエネルギーELが最小となるステップサイズα*を算出する(ステップS51)。
以下の式を、例えば黄金比分割法を用いて解く。
そうすると、移動処理部107は、第1の球面モデルにおいて特定された境界線上の節点の位置を更新する(ステップS53)。
具体的には、XL1=XL1+α*dによって節点位置を更新する。このようなデータについては、他の節点のデータと共に、第3球面モデルデータ格納部108に格納される。
ここで、移動処理部107は、節点位置の移動が収束したか判断する(ステップS55)。例えば、前回位置と今回位置との間の距離の総和が所定値(例えば1-10)になったか否かを判断する。
収束していないと判断された場合には、処理はステップS47に戻る。一方、収束したと判断された場合には、移動処理部107は、未処理の境界線が存在しているか否かを判断する(ステップS57)。未処理の境界線が存在している場合には、処理はステップS45に戻る。一方、未処理の境界線が存在していない場合には、処理は呼び出し元の処理に戻る。
このような処理を実行することで、図23に示すように、第1の球面モデルにおける境界線上の節点(白点)の移動先の点(第2の球面モデルにおける境界線上の最近傍点。黒点)が得られる。
図13の処理の説明に戻って、最適化処理部106は、第1の球面モデルにおける境界線上の節点以外の節点をエネルギー最小化によって移動させる(ステップS5)。第1の球面モデルにおける境界線上の節点については、ステップS3で特定された移動先の点に固定した上で、図16の処理を実行する。ここでも本実施の形態に係るエネルギーEd(M)が用いられて、裏返り等の不都合な三角形要素が生成されないようになる。
なお、図16の処理において、所定の面積以下の三角形要素の節点については固定点として扱い、移動させないようにしても良い。これによって、節点が球面から飛び出たりする事態を回避することができる。
ステップS5を実行すると、第1の球面モデルのデータが、第3球面モデルデータ格納部108に格納される。そして、図15に示した第1の球面モデルは、境界線上の節点のみ移動させると図24に示すような状態になるが、ステップS5を実行すれば、図25に示すような、裏返りやねじれのない球面モデルが得られるようになる。
その後、写像処理部109は、第1のモデル(手モデルA)から第2のモデル(手モデルB)への写像処理を実行する(ステップS7)。この写像処理については、図26乃至図28を用いて説明する。
まず、写像処理部109は、第1モデルデータ格納部101に格納されている第1のモデル(手モデルA)における未処理の節点xi handAを1つ特定する(図26:ステップS71)。また、写像処理部109は、第3球面モデルデータ格納部108に格納されている第1の球面モデルにおいて対応する節点xi sphereAを特定する(ステップS73)。
さらに、写像処理部109は、特定された節点xi sphereAに対応する、第2の球面モデル(球面モデルB)における点pを特定する(ステップS75)。そして、写像処理部109は、第2の球面モデル(球面モデルB)において点pを含む三角形要素に係る係数s,t,rを算出する(ステップS77)。
図27に示すように、pを含む三角形要素の頂点であるxλi(1) sphereB、xλi(2) sphereB、xλi(3) sphereBから、点pは以下のように表される。
p=sxλi(1) sphereB+txλi(2) sphereB+rxλi(3) sphereB
この式における係数s,t,rを算出する。なお、s+t+r=1である。
そうすると、写像処理部109は、第2の球面モデルにおける三角形要素に対応する、第2のモデル(手モデルB)における三角形要素を特定し、当該三角形要素と係数s、t、rから、第2のモデルにおいて対応する点p’を算出し、第3モデルデータ格納部110に格納する(ステップS79)。
第2のモデル(手モデルB)における対応三角要素は、xλi(1) handB、xλi(2) handB、xλi(3) handBであることは、λi(1)、λi(2)、λi(3)から分かるので、下記の式にて第2のモデルにおいて対応する点p’を算出する。
p’=sxλi(1) handB+txλi(2) handB+rxλi(3) handB
そして、写像処理部109は、第1のモデルにおいて未処理の節点が存在しているか否かを判断する(ステップS81)。未処理の節点が存在する場合には、処理はステップS71に戻る。一方、未処理の節点が存在しない場合には、処理は呼び出し元の処理に戻る。
以上のような処理を実行することで、図11に示した手モデルAは、図12に示した手モデルB上に写像されて、図28に示すような手モデルCが得られるようになる。
なお、図1に示すように、手モデルAの各節点に属性としてラベル(指又は手のひら)が設定されており、それらのラベルをも写像させる場合には、ラベルマッピング部111は、ラベルのマッピング処理を実行し、処理結果を第4モデルデータ格納部112に格納する(ステップS9)。そして処理を終了する。
ラベルのマッピング処理は、図1のような手モデルAの各節点に手のひらラベル及び指ラベルが付与されていれば、ステップS7までの処理によって、図29に示すように、手モデルCにラベルもそのままマッピングされる。従って、手モデルCにおける各節点に対応する、手モデルBにおける三角形要素を特定し、当該三角形要素に、手モデルCにおける各節点にマッピングされているラベルを、マッピングする。このようにすれば、図30に示すような手モデルCへのラベルのマッピング処理結果が得られる。このように、手モデルBがラベル情報を有しない場合には、ラベルのマッピングをも行うことができるようになる。なお、図2の手モデルBと比較すると、親指の根本付近に違いが現れている。
以上のような処理を実行することで、裏返ったりねじれたりすることなく、全単射となる写像を行うことができるようになる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。例えば、最適化処理部106等で採用するアルゴリズムについては、他のよく知られた方法を用いるようにしても良い。
また、図10に示した機能ブロック構成についても、プログラムモジュール構成とは一致しない場合もある。さらに、処理フローについても、処理結果が変わらない限り、ステップの順番を入れ替えたり、複数ステップを並列実行するようにしても良い。
三角形メッシュではなく、他の多角形のメッシュを採用する場合もある。
さらに、上では1台の写像処理装置100によって処理を行う例を示したが、例えば複数台のコンピュータで機能分散を行っても良い。さらに、クライアントサーバシステムで実装するようにしても良い。各データ格納部に格納されているデータは、写像処理装置100の表示装置に表示したり、他のコンピュータに送信される場合もある。
なお、上で述べた写像処理装置100は、コンュータ装置であって、図31に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る写像処理方法は、(A)1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、(B)第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、(C)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、上記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、曲線近似に応じて移動させ、(D)第2の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、上記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、曲線近似に応じて移動させ、(E)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、第2の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、(F)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた第2の球面上の点に相当する、第1の球面上の位置に配置するという条件の下、第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、上記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、(G)第1のモデルにおける各節点について、第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する第2の球面上の多角形要素とから、第2のモデルにおける点を算出する処理を含む。
このように第1の評価式を採用することで、裏返り等の不都合が発生しなくなり、第1のモデルを第2のモデルへ全単射が得られるようになる。
また、上で述べた曲線近似に応じて移動させる処理が、第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、上記1又は複数の境界以外の節点の位置を移動させるようにしても良い。このようにすれば裏返り等の不都合をさらに回避できるようになる。
さらに、上で述べた対応付ける処理が、(e1)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の各々について算出される、当該領域の境界上の節点の重心と、第2の球面に写像された上記1又は複数の領域の対応する各領域について算出される、当該領域の境界上の節点の重心との距離が最小となるように、第1の球面を回転させ、(e2)第1の球面に写像された上記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の各節点について、第2の球面に写像された対応領域の最近傍の点との距離に関する項と当該領域の境界における節点間の線要素の初期的な長さの比を保持するための項とを含む第2の評価式で算出される評価値を最小化するように、最近傍の点を特定する処理を含むようにしても良い。
このようにすれば、第1の球面の境界線における線要素の初期的な長さの比が可能な限り保持されるため、第1の球面の境界線上の節点が適切に対応付けられるようになる。
また、上で述べた第1の評価式が、体積を保ちつつ表面積を最小にするための項をさらに含むようにしても良い。安定的に球面上に節点が配置されるようになる。
さらに、本写像処理方法は、(H)第2のモデルへの写像後における第1のモデルにおける各節点について、当該節点について算出された第2のモデルにおける点を包含する、第2の多角形メッシュにおける多角形を特定し、(I)特定された多角形に対して、第2のモデルへの写像後における第1のモデルにおける対応節点の属性データを付与する処理をさらに含むようにしても良い。
このようにすれば、第2のモデルに属性データが付与されていない場合においても、第1のモデルに付与されている属性データをマッピングできるようになる。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、RAM等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、
前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、
前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記2)
前記曲線近似に応じて移動させる処理が、
前記第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の境界以外の節点の位置を移動させる
付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記対応付ける処理が、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について算出される、当該領域の境界上の節点の重心と、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の対応する各領域について算出される、当該領域の境界上の節点の重心との距離が最小となるように、前記第1の球面を回転させ、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の各節点について、前記第2の球面に写像された対応領域の最近傍の点との距離に関する項と当該領域の境界における節点間の線要素の初期的な長さの比を保持するための項とを含む第2の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記最近傍の点を特定する
処理を含む付記1又は2記載のプログラム。
(付記4)
前記第1の評価式が、体積を保ちつつ表面積を最小にするための項をさらに含む
付記1乃至3のいずれか1つ記載のプログラム。
(付記5)
前記第2のモデルへの写像後における前記第1のモデルにおける各節点について、当該節点について算出された前記第2のモデルにおける点を包含する、前記第2の多角形メッシュにおける多角形要素を特定し、
特定された前記多角形要素に対して、前記第2のモデルへの写像後における前記第1のモデルにおける対応節点の属性データを付与する
処理をさらに前記コンピュータに実行させるための付記1乃至4記載のプログラム。
(付記6)
1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、
前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、
前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する
処理を含み、コンピュータにより実行される写像処理方法。
(付記7)
1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させる第1の処理部と、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付ける第2の処理部と、
前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させる第3の処理部と、
前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する第4の処理部と、
を有する写像処理装置。
100 写像処理装置
101 第1モデルデータ格納部
102 第2モデルデータ格納部
103 球面写像処理部
104 第1球面モデルデータ格納部
105 第2球面モデルデータ格納部
106 最適化処理部
107 移動処理部
108 第3球面モデルデータ格納部
109 写像処理部
110 第3モデルデータ格納部
111 ラベルマッピング部
112 第4モデルデータ格納部

Claims (7)

  1. 1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、
    前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
    前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、
    前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記曲線近似に応じて移動させる処理が、
    前記第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の境界以外の節点の位置を移動させる
    請求項1記載のプログラム。
  3. 前記対応付ける処理が、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について算出される、当該領域の境界上の節点の重心と、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の対応する各領域について算出される、当該領域の境界上の節点の重心との距離が最小となるように、前記第1の球面を回転させ、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の各節点について、前記第2の球面に写像された対応領域の最近傍の点との距離に関する項と当該領域の境界における節点間の線要素の初期的な長さの比を保持するための項とを含む第2の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記最近傍の点を特定する
    処理を含む請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 前記第1の評価式が、体積を保ちつつ表面積を最小にするための項をさらに含む
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載のプログラム。
  5. 前記第2のモデルへの写像後における前記第1のモデルにおける各節点について、当該節点について算出された前記第2のモデルにおける点を包含する、前記第2の多角形メッシュにおける多角形要素を特定し、
    特定された前記多角形要素に対して、前記第2のモデルへの写像後における前記第1のモデルにおける対応節点の属性データを付与する
    処理をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至4記載のプログラム。
  6. 1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、
    前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
    前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付け、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させ、
    前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する
    処理を含み、コンピュータにより実行される写像処理方法。
  7. 1又は複数の領域を含み且つ第1の多角形メッシュで表された第1のモデルを、第1の球面に写像し、前記第1のモデルと同じ数の領域を含み且つ第2の多角形メッシュで表された第2のモデルを、第2の球面に写像し、前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させ、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界を曲線近似した上で、前記1又は複数の領域の境界以外の節点の位置を、前記曲線近似に応じて移動させる第1の処理部と、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の各々について、当該領域の境界上の節点を、前記第2の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の点に対応付ける第2の処理部と、
    前記第1の球面に写像された前記1又は複数の領域の境界上の節点の位置を、対応付けられた前記第2の球面上の点に相当する、前記第1の球面上の位置に配置するという条件の下、前記第1の多角形メッシュに含まれる多角形要素の形状の変化及び面積の変化を抑制させるための項を含む第1の評価式で算出される評価値を最小化するように、前記1又は複数の領域の境界上の節点以外の節点の位置を移動させる第3の処理部と、
    前記第1のモデルにおける各節点について、前記第1の球面における移動後の対応する節点と、当該節点に対応する前記第2の球面上の多角形要素とから、前記第2のモデルにおける点を算出する第4の処理部と、
    を有する写像処理装置。
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