JP6191171B2 - ストレージシステム、データ格納先の選択方法及びプログラム - Google Patents

ストレージシステム、データ格納先の選択方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、ストレージシステム、データ格納先の選択方法及びプログラムに関する。
近年、コンピュータのデータ等をユーザ自身が保管・管理する代わりに遠隔地のデータサーバに保管する、クラウドコンピューティングが用いられている。
クラウドコンピューティングにおいては、データサーバのハード障害やデータサーバが存在する地域の震災等によりユーザによってデータサーバに保存されたユーザデータにアクセスできなくなるという危険性がある。
これらの危険性を回避するために、ユーザデータを外部記憶媒体にバックアップしたり、複数のデータサーバにバックアップしたりする手法が知られている。
特開2006−505052号公報
しかしながら、外部記憶媒体にバックアップをする手法においては、ハード障害等が発生すると、外部記憶媒体からデータサーバへのユーザデータの復旧作業が必要となる。その復旧作業の間はユーザデータにアクセスできないため、継続的なサービスを提供することができないという課題がある。一方、複数のデータサーバにバックアップをする手法においては、バックアップ元のデータサーバとバックアップ先のデータサーバとが近すぎると、震災等が発生した際に双方のデータサーバで障害が発生することが考えられ、震災によるデータ破損の対策として機能しないおそれがある。また、震災等の災害が起こりにくい等の条件でバックアップ先のサーバを選択する場合には、特定のデータサーバへのバックアップが集中してしまい、その地域のネットワークに高い負荷が生じてしまうという課題もある。更に、データサーバ間の物理的な距離が離れていることを条件としてバックアップ先のデータサーバを選択する場合には、各データサーバ間の距離を測定し、測定結果をシステムに入力する等の煩雑な操作を行なわなければならないという課題もある。
1つの側面では、本発明は、データ格納先として安全なデータ保管装置を効率的に選択することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、このストレージシステムは、複数のデータ保管装置を備えたストレージシステムであって、前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択部と、選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択部と、を備え、前記安全条件は、前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値とに基づいて定められる値が満たすべき条件である
開示のデータ保管システムによれば、データ格納先として安全なデータ保管装置を効率的に選択することができる。
実施形態の一例としてのストレージシステムの構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける管理サーバの機能構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるRTTを説明するためのシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける伝送遅延情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるホップ数による計測を説明するための図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける距離情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの遠地判定の手法を説明する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの危険度情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ先許容危険度情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの安全情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの性能情報の収集手法を説明するためのシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの性能情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのデータ処理速度情報の収集手法を説明するためのシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのデータ処理速度情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの処理能力情報の収集手法を説明するためのシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの処理能力情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのデータサーバ情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのソート後のデータサーバ情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ要求処理を説明するためのシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの書込み性能情報を例示する図である。 (a)は実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ先管理情報を例示する図、(b)はそのバックアップ元管理情報を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるデータ格納先の選択処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ先候補の管理サーバにおけるデータ格納先の選択処理を示すフローチャートである。
〔A〕一実施形態
以下、図面を参照してストレージシステム、データ格納先の選択方法及びプログラムに係る一実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
〔A−1〕システム構成
図1は、実施形態の一例としてのストレージシステムの構成を模式的に示す図である。
本実施形態の一例としてのストレージシステム1は、図1に示すようにクラウドコンピューティングを形成している。このストレージシステム1は、クライアント30からの要求に基づいてユーザデータを読み書きできるように構成されている。
ストレージシステム1は、クラウドローカルエリア100−0〜100−3を備える。
以下、クラウドローカルエリアを示す符号としては、複数のクラウドローカルエリアのうち1つを特定する必要があるときには符号100−0〜100−3を用いるが、任意のクラウドローカルエリアを指すときには符号100を用いる。また、図1に示す例では4つのクラウドローカルエリア100を示しているが、これに限定されるものではなく、3つ以下又は5つ以上のクラウドローカルエリア100を備えることとしても良い。
クラウドローカルエリア100は、クラウドコンピューティングの一部を形成するものである。
クラウドローカルエリア100−0〜100−3は、図1に示すように、管理サーバ10−0〜10−3をそれぞれ備える。
以下、管理サーバを示す符号としては、複数の管理サーバのうち1つを特定する必要があるときには符号10−0〜10−3を用いるが、任意の管理サーバを指すときには符号10を用いる。なお、管理サーバ10−0をマスタサーバとし、管理サーバ10−1〜10−3をスレーブサーバとしても良い。
また、各クラウドローカルエリア100は、図1に示すように、データサーバ20−0〜20−5を備える。
以下、データサーバを示す符号としては、複数のデータサーバのうち1つを特定する必要があるときには符号20−0〜20−5を用いるが、任意のデータサーバを指すときには符号20を用いる。また、図1に示す例では各クラウドローカルエリア100が6つのデータサーバ20を備えているが、これに限定されるものではなく、各クラウドローカルエリア100が5つ以下又は7つ以上のデータサーバ20を備えることとしても良い。
なお、クラウドローカルエリア100は管理サーバ10の配下に1以上のデータサーバ20を備えれば良く、各クラウドローカルエリア100が備えるデータサーバ20の数が互いに異なっても良い。
このように管理サーバ10及びデータサーバ20を備えるクラウドローカルエリア100は、例えば、互いに物理的(地理的)距離の離れた異なる地域に形成されている。また、各管理サーバ10とクライアント30とは、Local Area Network(LAN)等のネットワークNWを介して通信可能に接続されている。そして、本実施形態の一例におけるストレージシステム1では、クライアント30がクラウドコンピューティング上に保存したユーザデータを、各クラウドローカルエリア100間で複製し、バックアップできるように構成されている。すなわち、本ストレージシステム1は、いずれのクラウドローカルエリア100の管理サーバ10が管理するデータのコピーを他のクラウドローカルエリア100のデータサーバ20に格納する機能を備える。
データサーバ20は、後述する図13に示すように、ユーザデータやテストデータを読み書き可能なHard Disk Drive(HDD)21及びデータ書込みソフト22を備える。このデータサーバ20は既知の装置であり、その詳細な説明は省略する。また、各データサーバ20は、互いに同様の機能構成を備える。
各ローカルエリア100において、管理サーバ10と各データサーバ20とは、例えば図示しないスイッチやルータを介してLANで通信可能に接続される。
すなわち、クライアント30から各データセンタ20へのユーザデータの読み書きは、各データサーバ20を管理する管理サーバ10の管理の下で行なわれる。
図2は、実施形態の一例としてのストレージシステムの機能構成を模式的に示す図である。
管理サーバ10は、図2に示すように、Central Processing Unit(CPU;コンピュータ)11、メモリ12、HDD13、ネットワークインタフェース(I/F)14、入力装置15、表示装置16及び媒体読取装置17を備える。各管理サーバ10は、互いに同様の機能構成を備える。
これらのCPU11、メモリ12、HDD13,I/F14、入力装置15、表示装置16及び媒体読取装置17は、例えば図2に示すように、バス線BLで通信可能に接続される。
メモリ12は、Read Only Memory(ROM)及びRandom Access Memory(RAM)を含む記憶装置である。メモリ12のROMには、Operating System(OS)、データ格納先の選択に係るソフトウェアプログラムやこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。メモリ12上のソフトウェアプログラムは、CPU11に適宜読み込まれて実行される。また、メモリ12のRAMは、一次記録メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。
HDD13は、CPU11が種々の制御や演算を行なうための種々のデータやプログラムを格納し、又、CPU11によって行なわれた演算の結果を格納する記憶装置である。
I/F14は、管理サーバ10をネットワークNWと接続し、このネットワークNWを介して外部装置(他の管理サーバ10やクライアント30)と通信を行なうためのインタフェース装置である。I/F14としては、例えば、有線LAN,無線LAN,WWAN等のネットワークNWの規格に対応する各種インタフェースカードを用いることができる。
入力装置15は、例えば、マウス、トラックボール、キーボードであり、この入力装置15を介して、オペレータが各種の入力操作を行なう。
表示装置16は、液晶ディスプレイやCathode Ray Tube(CRT)等であり、オペレータ等に対する各種情報を表示する。
媒体読取装置17は、記録媒体RMが装着可能に構成される。媒体読取装置17は、記録媒体RMが装着された状態において、記録媒体RMに記録されている情報を読み取り可能に構成される。本例では、記録媒体RMは可搬性を有する。記録媒体RMは、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、例えば、フレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク又は、半導体メモリ等である。
CPU11は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ12に格納されたOSやプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU11は、図2に示すように、第1選択部111、第2選択部112、距離測定部113、基準閾値変更部114、確認部115、状態情報収集部116、性能情報収集部117及び第3選択部118として機能する。
なお、これらの第1選択部111、第2選択部112、距離測定部113、基準閾値変更部114、確認部115、状態情報収集部116、性能情報収集部117及び第3選択部118としての機能を実現するためのプログラムは、例えば前述した記録媒体RMに記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体RMからプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供してもよい。
第1選択部111、第2選択部112、距離測定部113、基準閾値変更部114、確認部115、状態情報収集部116、性能情報収集部117及び第3選択部118としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ12)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU11)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行してもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとOSとを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、管理サーバ10がコンピュータとしての機能を有しているのである。
以下、第1選択部111、第2選択部112、距離測定部113、基準閾値変更部114、確認部115、状態情報収集部116、性能情報収集部117及び第3選択部118の機能の詳細を説明する。
各管理サーバ10は、配下のデータサーバ20のデータをバックアップさせるバックアップ元として機能可能であるとともに、配下のデータサーバ20にバックアップデータを格納するバックアップ先として機能可能である。
第1選択部111、第2選択部112、距離測定部113、基準閾値変更部114及び確認部115は、主にバックアップ元の管理サーバ10の機能として動作する。また、状態情報収集部116、性能情報収集部117及び第3選択部118は、主にバックアップ先の管理サーバ10の機能として動作する。
距離測定部113は、自サーバと他サーバとのネットワークNW上の距離を測定する。具体的には、距離測定部113は、ネットワークNW上の距離を伝送遅延やスイッチ(又はルータ)のホップ数によって求める。
図3は実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるRTTを説明するためのシーケンス図、図4はその伝送遅延情報を示す図、図5はそのホップ数による計測を説明するための図、図6はその距離情報を示す図である。
以下、ストレージシステム1が8つの管理サーバ10(クラウドローカルエリア100)を備え、管理サーバ10−0が他の管理サーバ10−1〜10−7のうちいずれかにユーザデータのバックアップを行なう例について説明する。また、以下、管理サーバ10−0〜10−7をそれぞれ管理サーバ#0〜#7という場合がある。
距離測定部113は、ネットワークNW上の距離を伝送遅延及びホップ数によって求める。
距離測定部113は、例えば、Transmission Control Protocol Delay Acknowledgment(TCP遅延ACK)によってネットワークNW上の距離を測定する。図3に示すように、管理サーバ#0の距離測定部113は、予め定められた伝送遅延測定要求パケットを作成し、管理サーバ#1に対して送信する(符号A10参照)。管理サーバ#1は、受信した送遅延測定要求パケットに基づき伝送遅延測定応答パケットを作成し管理サーバ#0に対して応答する(符号A20参照)。管理サーバ#0の距離測定部113は、伝送遅延測定要求パケットの送信から伝送遅延測定応答パケットの受信までに要した時間をRTT(Round Trip Time)として計測する。
距離測定部113は、例えばHDD13に格納されている図4に示すような伝送遅延情報201に基づいて、計測したRTTを伝送遅延値に変換する。例えば図4に示すように、距離測定部113は、RTTが1msである場合には伝送遅延値を1に設定し、RTTが2msである場合には伝送遅延値を2に設定する。なお、距離測定部113は、伝送遅延情報201を参照する代わりに同様の処理を演算等の他の手段によって行なっても良い。
また、距離測定部113は、ネットワークNW中のホップ数を計測する。例えば図5に示すように、スイッチ(又はルータ)SW1〜SW10を備えるネットワークNWを考える。このホップ数の測定では、インターネットプロトコル(IP)ヘッダ内の8ビットフィールドであるTime to Live(TTL)を利用する。
具体的には、管理サーバ#0の距離測定部113は、TTLをデフォルト値としての255に設定したパケットを作成し、例えばスイッチSW1,SW4,SW5,SW7を介して管理サーバ#1に対して送信する(矢印B参照)。このパケットのTTLは、スイッチSW1を通過する際に254に、スイッチSW4を通過する際に253に、スイッチSW5を通過する際に252に、スイッチSW7を通過する際に251に、それぞれ1ずつ減算されていく。そして、管理サーバ#1は、受信したパケットのTTL=251であることを認識し、TTL=251(つまりホップ数が4)であることを示すパケットをサーバ#0に応答する。以上の処理により、管理サーバ#0の距離測定部113は、管理サーバ#1との間のホップ数を測定する。
管理サーバ#0の距離測定部113は、上述したRTTの測定とネットワークNW中のホップ数の測定とを管理サーバ#2〜#7に対しても繰り返すことにより、図6に示す各管理サーバ10の伝送遅延値とホップ数とを取得する。そして、距離測定部113は、各管理サーバ10における伝送遅延値とホップ数との和の合計値をそれぞれ算出し、距離情報202として例えばメモリ12に格納する。
なお、図6は管理サーバ#0における他の管理サーバ#1〜#7の距離情報202を示しているため、管理サーバ#0の伝送遅延値、ホップ数及び合計値はいずれも0になっている。また、図6に示す管理サーバ#1〜#7の伝送遅延値、ホップ数及び合計値はいずれも一例に過ぎず、これに限定されるものではない。更に、距離測定部113は、伝送遅延値の測定又はホップ数の測定のいずれかを省略しても良い。また、距離測定部113は、RRT及びホップ数の計測以外の種々の手段を用いてネットワークNW上の距離を求めても良い。
第1選択部111は、安全条件を満たす2以上のデータサーバ20を選択する。具体的には、第1選択部111は、距離測定部113によって求められたネットワークNW上の距離が基準閾値(遠地閾値)以上であることを安全条件として、2以上のデータサーバ20を選択する。
図7は実施形態の一例としてのストレージシステムの遠地判定の手法を説明する図である。
第1選択部111は、複数の管理サーバ10の中から、安全条件を満たす2以上の管理サーバ10を選択する。
第1選択部111は、距離測定部113が作成した距離情報202を参照し、予め定められた遠地閾値以上であるか否かを選択する。例えば、図7に示すように遠地閾値が6である場合には、第1選択部111は、距離情報202の合計値が遠地閾値6以上である管理サーバ10を選択する。図6及び図7に示す例においては、第1選択部111は、管理サーバ#3〜#5,#7をバックアップ先候補として選択する(図6の符号T11〜T14参照)。
すなわち、第1選択部111は、自サーバと他サーバとのネットワークNW上の距離が基準閾値以上であることを安全条件として、2以上のバックアップ先候補を選択する。
また、第1選択部111は、自サーバの設置地域の危険指標値(図8参照;詳細は後述)と他サーバの設置地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを安全条件として、2以上のデータサーバ20を選択する。
図8は、実施形態の一例としてのストレージシステムの危険度情報を示す図である。
各管理サーバ10(クラウドローカルエリア100)が設置されている各地域には、図8に示すような、危険度情報203が設定されている。この危険度情報203は、例えば、今後30年間に震度6強以上の地震が発生する確率と危険指標値とを対応づけたものである。例えば、今後30年間に震度6強以上の地震が発生する確率が0.1%未満の場合には危険指標値1が、その確率が26.0〜100.0%の場合には危険指標値5がそれぞれ対応づけられている。なお、この確率は、例えば、政府の地震調査研究推進本部が作成した全国地震動予測地図に示された値を設定することができる。
各管理サーバ10は、自サーバの設置された地域における危険指標値を例えばHDD13に予め保持している。また、このHDD13に格納する危険指標値は、例えば上述した全国地震動予測地図が改訂されるごとに更新することができる。
例えば、管理サーバ#0を備えるクラウドローカルエリア100−0が設置されている地域において今後30年間に震度6強以上の地震が発生する確率が0.1%〜3.0%である場合には、危険指標値として2を管理サーバ#0のHDD13に予め格納する。
図9は、実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ先許容危険度情報を示す図である。
図9に示すように、バックアップ先許容危険度情報204は、自サーバの危険指標値とバックアップ先許容危険指標値とが互いに関連付けられた情報である。ここで、バックアップ先許容危険指標値とは、管理サーバ10配下のデータサーバ20に保管されているユーザデータのバックアップ先候補となり得るデータセンタ20を配下に持つ管理サーバ10として許容できる危険指標値である。例えば、危険指標値が1の場合にはバックアップ先許容危険指標値として4, 5が、危険指標値が3の場合にはバックアップ先許容危険指標値として2, 3, 4がそれぞれ対応づけられている。すなわち、このバックアップ先許容危険度情報204においては、バックアップ元とバックアップ先との地域の危険度の和が6±1となるように設定されている。なお、この和のマージンとしての±1は一例に過ぎず、他の値としても良い。
各管理サーバ10は、上述した自サーバの危険指標値に対応づけてバックアップ先許容危険指標値を例えばHDD13に予め保持している。また、このHDD13に格納するバックアップ先許容危険指標値は、上述した危険指標値と同様に、例えば上述した全国地震動予測地図が改訂されるごとに更新することができる。
例えば、管理サーバ#0の危険指標値が2の場合には、バックアップ先許容危険指標値として3, 4, 5を管理サーバ#0のHDD13に予め格納する。
図10は、実施形態の一例としてのストレージシステムの安全情報を示す図である。
管理サーバ#0の第1選択部111は、危険指標値が自サーバのバックアップ先許容危険指標値内である管理サーバ10をバックアップ先候補として選択する。
図10において、各管理サーバ10の伝送遅延値及びホップ数には、図6に示した値を示している。また、図6を用いて説明した際に、伝送遅延値とホップ数との合計値が遠地閾値6未満で、バックアップ先候補(図6の符号T11〜T14参照)とならなかった管理サーバ10の伝送遅延値及びホップ数の欄には、説明のためにマスキングをし(図中×を付し)ている。更に、図10においては、各管理サーバ10の危険指標値が設定してある。ここで、管理サーバ#0の危険指標値は2であるので、図9を用いて上述したようにそのバックアップ先許容危険指標値は3, 4, 5である。この図10においては、危険指標値が管理サーバ#0のバックアップ先許容危険指標値3, 4, 5以外である管理サーバ#0の危険指標値の欄には、説明のためにマスキングをしている。第1選択部111は、このように各管理サーバ10とその伝送遅延値、ホップ数及び危険指標値とが対応づけられた安全情報205に基づき、バックアップ先候補の管理サーバ10を選択する。
管理サーバ#0の第1選択部111は、図10においていずれの欄にもマスキングがされていない管理サーバ#3,#7をバックアップ先候補として選択する(符号T21,T22参照)。つまり、管理サーバ#0の第1選択部111は、伝送遅延値とホップ数との合計値が遠地閾値以上、且つ、危険指標値が自サーバのバックアップ先許容危険指標値内の管理サーバ#3,#7をバックアップ先候補として選択する(符号T21,T22参照)。
言い換えれば、選択部111は、自サーバの設置地域の危険指標値と他サーバの設置地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを安全条件として、2以上の管理サーバ10を選択する。
また、選択部111は、バックアップ先候補として選択した管理サーバ10を示す情報を例えばメモリ12に格納する。
基準閾値変更部114は、第1選択部が安全条件を満たすデータサーバ20を2以上選択することができない場合に、基準閾値を変更する。また、基準閾値変更部114は、第3選択部118が性能条件及び状態条件を満たすデータサーバ20を1以上選択することができない場合に、基準閾値を変更する。
バックアップ先候補として2以上の管理サーバ10を選択できない場合には、基準閾値変更部114は遠地閾値を例えば1下げて、第1選択部111は再び距離情報202の合計値が遠地閾値以上である管理サーバ10を選択する。
すなわち、基準閾値変更部114は、第1選択部111が安全条件を満たす管理サーバ10を2以上選択することができない場合に、基準閾値を変更する。
なお、図10に示す各管理サーバ10の伝送遅延値、ホップ数及び危険指標値はいずれも一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
性能情報収集部117は、自サーバ配下の複数のデータサーバ20のそれぞれの性能情報206(図12参照;詳細は後述)を収集する。
図11は実施形態の一例としてのストレージシステムの性能情報の収集手法を説明するためのシーケンス図、図12はその性能情報を示す図である。
各管理サーバ10の性能情報収集部117は、自サーバの配下の複数のデータサーバ20のそれぞれの性能情報206の収集を行なう。ここで、性能情報206とは、例えば図12に示すように、HDD書込み速度、CPU性能、メモリ容量及びHDD容量である。この性能情報収集部117による各データサーバ20の性能情報206の収集は、新たにデータサーバ20が接続された時や例えば1日1回所定時間に行なう。この性能情報206の収集は、業務負荷の低い時間(例えば夜間)に行なうことが望ましい。なお、HDD書込み速度とは、データサーバ20のHDD21(図13参照)に書込める1秒あたりのデータ量であり、例えば図12に示すようにMB/sの単位で示される。また、CPU性能とは、データサーバ20の図示しないCPUのクロック数であり、例えば図12に示すようにGHzの単位で示される。更に、メモリ容量及びHDD容量は、データサーバ20の図示しないメモリ及びHDD21がそれぞれ保持できるデータ容量であり、例えば図12に示すようにともにGBの単位で示される。
以下、各クラウドローカルエリア100が6つのデータサーバ20−0〜20−5をそれぞれ備えるものとする。また、以下、データサーバ20−0〜20−5をそれぞれデータサーバ#0〜#5という場合がある。
ここでは、図11に示すように、管理サーバ10の配下に6つのデータサーバ#0〜#5が新たに設置された場合を例に性能情報の収集方法を説明する。
データサーバ#0は、クラウドローカルエリア100内に自サーバ20が新たに設置されると、管理サーバ10に対してデータサーバ登録を要求する(符号C10参照)。管理サーバ10は、受信したデータサーバ登録の要求に基づき、データサーバ#0を識別する情報を自サーバのHDD13に格納する。ここで、データサーバ20を識別する情報とは、例えば、データサーバ20の番号(#0〜#5)やそのIPアドレスである。
性能情報収集部117は、データサーバ#0に対してHDD書込み速度を要求する(符号C20参照)。
データサーバ#0は、受信したHDD書込み速度の要求に基づき、管理サーバ10に対してHDD書込み速度を通知する(符号C30参照)。性能情報収集部117は、受信したHDD書込み速度をHDD13に格納する。性能情報収集部117は、例えば図12に示すように、データサーバ#0のHDD書込み速度として56MB/sをHDD13に格納する。
性能情報収集部117は、データサーバ#0に対してCPU性能を要求する(符号C40参照)。
データサーバ#0は、受信したCPU性能の要求に基づき、管理サーバ10に対してCPU性能を通知する(符号C50参照)。性能情報収集部117は、受信したCPU性能をHDD13に格納する。性能情報収集部117は、例えば図12に示すように、データサーバ#0のCPU性能として2GHzをHDD13に格納する。
性能情報収集部117は、データサーバ#0に対してメモリ容量を要求する(符号C60参照)。
データサーバ#0は、受信したメモリ容量の要求に基づき、管理サーバ10に対してメモリ容量を通知する(符号C70参照)。性能情報収集部117は、受信したメモリ容量をHDD13に格納する。性能情報収集部117は、例えば図12に示すように、データサーバ#0のメモリ容量として128GBをHDD13に格納する。
性能情報収集部117は、データサーバ#0に対してHDD容量を要求する(符号C80参照)。
データサーバ#0は、受信したHDD容量の要求に基づき、管理サーバ10に対してHDD容量を通知する(符号C90参照)。性能情報収集部117は、受信したHDD容量をHDD13に格納する。性能情報収集部117は、例えば図12に示すように、データサーバ#0のHDD容量として700GBをHDD13に格納する。
上述した符号C10〜C90の処理は、新たに設置されたデータサーバ20の数だけ繰り返される。すなわち、図11に示す例においては、6つのデータサーバ#0〜#5が新設されたので、上述した符号C10〜C90の処理は6回繰り返される。これにより、性能情報収集部117は、図12に示すように、データサーバ#1〜#5の各性能情報を収集し、HDD13に格納できる。
なお、データサーバ20によるデータサーバ登録の要求(符号C10参照)は、そのデータサーバ20やクラウドローカルエリア100が新たに設置された場合にのみ行ない、それ以外の場合には省略しても良い。データサーバ20によるデータサーバ登録の要求を省略する場合には、管理サーバ10の性能情報収集部117が自律的に各性能情報の要求を行なう(符号C20,C40,C60,C80参照)。また、性能情報収集部117による各性能情報の要求の順序は上述した順序に限定されるものではない。性能情報収集部117は、例えば、各性能情報の要求を符号C80,C60,C40,C20の順序で行なっても良い。更に、図12に示す各データサーバ20の性能情報206(HDD書込み速度、CPU性能、メモリ容量及びHDD容量)はいずれも一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
状態情報収集部116は、自サーバ10配下の複数のデータサーバ20のそれぞれの状態情報(図14及び図16参照;詳細は後述)を収集する。具体的には、状態情報収集部116は、所定期間毎に、複数のデータサーバ20のそれぞれの状態情報を収集する。また、情報収集部116は、複数のデータサーバ20のそれぞれに対して、テストデータ書込み要求を出力し、当該テストデータ書込み要求に対する応答時間に基づいて、状態情報を収集する。
図13は実施形態の一例としてのストレージシステムのデータ処理速度情報の収集手法を説明するためのシーケンス図、図14はそのデータ処理速度情報を示す図である。
状態情報収集部116は、自サーバ配下の各データサーバ20に対してテストデータを書込むことにより、各データサーバ20のデータ処理速度情報207を収集する。状態情報収集部116は、このデータ処理速度情報207の収集を例えば1日1回所定の時間に行なう。ここで、データ処理速度情報207とは、各管理サーバ10のデータ処理速度(データ処理性能)を含む情報である。このデータ処理速度は、図14に示すように例えば、Mbpasの単位で表される。
図13に示すように、管理サーバ10の状態情報収集部116は、データサーバ#0に対して、テストデータの書込みを要求する(符号D10参照)。データサーバ#0は、受信したテストデータの書込み要求に基づき、データ書込みソフト22を介して、テストデータを自サーバ20のHDD21に書込む。
データサーバ#0は、テストデータの書込みが完了すると、管理サーバ10に対してテストデータの書込み完了を応答する(符号D20参照)。
状態情報収集部116は、テストデータ書込み要求(符号D10参照)の送信からテストデータ書込み完了応答(符号D20参照)の受信までの時間を測定し、データサーバ#0のデータ処理速度を計算する。また、状態情報収集部116は、この測定とデータ処理速度の計算を他のデータサーバ#1〜#5に対しても行なう。
これにより、状態情報収集部116は、図14に示すような、データサーバ#0〜#5のデータ処理速度であるデータ処理速度情報207を取得し、例えば自サーバのHDD13に格納する。
なお、図14に示すデータサーバ#0〜#7のデータ処理速度はいずれも一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
すなわち、状態情報収集部116は、複数のデータサーバのそれぞれに対して、テストデータ書込み要求を出力し、当該テストデータ書込み要求に対する応答時間に基づいて、データ処理速度情報207を収集する。
図15は実施形態の一例としてのストレージシステムの処理能力情報の収集手法を説明するためのシーケンス図、図16はその処理能力情報を示す図である。
状態情報収集部116は、自サーバ配下の各データサーバ20からそれらの処理能力情報208を収集する。状態情報収集部116は、所定のタイミングで(例えば1時間に1回)、この処理能力情報208を収集する。ここで、処理能力情報208とは、例えば図16に示すように、各管理サーバ10のHDD空き容量、CPU使用率及びスワップ回数を含む情報である。HDD空き容量とは、例えば、処理能力情報208の収集時におけるデータサーバ20が備えるHDD21の空き容量であり、GBの単位で表される。CPU使用率とは、例えば、処理能力情報208の収集時におけるデータサーバ20が備える図示しないCPUの使用率である。スワップ回数とは、データサーバ20が備える図示しないメモリへの負担が増加したことにより、予め定められた単位時間においてスワップが発生した回数であり、このメモリ内のデータがHDD21に書込まれた回数である。
図15に示すように、管理サーバ10の状態情報収集部116は、データサーバ#0に対して処理能力情報208を要求する(符号E11参照)。
データサーバ#0は、受信した処理能力情報208の要求に基づき、管理サーバ10に対して自サーバの処理能力情報208を通知する(符号E12参照)。この通知により、管理サーバ10は、データサーバ#0の処理能力情報208を取得し、自サーバのHDD13に格納する。具体的には、管理サーバ10は、図16に示すように、データサーバ#0のHDD空き容量600GB、CPU使用率46%及びスワップ回数3を処理能力情報208として取得し、自サーバのHDD13に格納する。
同様に、管理サーバ10の状態情報収集部116は、他のデータサーバ#1〜#5に対しても処理能力情報208の要求をそれぞれ行なう(符号E21,E61参照)。データサーバ#1〜#5は管理サーバ10に対して処理能力情報208をそれぞれ通知し(符号E22,E62参照)、状態情報収集部116は受信した処理能力情報208をHDD13にそれぞれ格納する。
以上の処理により、状態情報収集部116は、図16に示すような各データサーバ20の処理能力情報208を取得し、自サーバのHDD13に格納する。
以下、この処理能力情報208と図13及び図14を用いて上述したデータ処理速度情報207とをあわせて状態情報という場合がある。
すなわち、状態情報収集部116は、複数のデータサーバのそれぞれの状態情報を収集する。
第3選択部118は、自サーバ配下のデータサーバ20の中から、性能情報206及び状態情報(データ処理速度情報207,処理能力情報208)に基づき、バックアップ先のデータサーバ20となり得る候補装置を選択する。具体的には、第3選択部118は、バックアップ元の管理サーバ10の確認部115からバックアップ要求を受信すると、性能情報206が所定の性能条件を満たし、且つ、状態情報が状態条件を満たすデータサーバ20をバックアップ先の候補装置として選択する。
図17は実施形態の一例としてのストレージシステムのデータサーバ情報を示す図、図18はそのソート後のデータサーバ情報を示す図である。
図11〜図16を用いて上述したように性能情報収集部117及び状態情報収集部116がそれぞれ収集した性能情報206及び状態情報は、例えば図17に示すように、データサーバ情報209としてまとめて表すことができる。
管理サーバ10の第3選択部118は、このデータサーバ情報209に基づき、処理性能値が最も高いデータサーバ20を選択する。ここで、処理性能値とは、性能情報206と状態情報との中に含まれる具体的な値である。
図17に示すデータサーバ情報209を、例えば、データ処理速度、HDD書込み速度、CPU性能、メモリ容量の優先順に降順にソートすると、図18のようにデータサーバ#5,#2,#0,#3,#1,#4の順に表される。
第3選択部118は、図18の最も上段のデータサーバ#5を自サーバ配下のデータサーバ20の中で処理性能値が最も高いデータサーバ20として選択する。また、第3選択部118は、このデータサーバ#5のデータサーバ情報209を書込み性能情報210(図20参照;詳細は後述)として、例えば自サーバのHDD13に格納する。
なお、図18に示す例においては、データ処理速度、HDD書込み速度、CPU性能、メモリ容量の優先順に降順にソートしたが、これに限定されるものではない。例えば、ソートする優先順位を変えても良い。
確認部115は、他サーバに対してバックアップ要求を行なう。具体的には、確認部115は、第1選択部111によって選択された他サーバに対して書込み性能情報210(図20参照;詳細は後述)の問合せ及び書込みデータ量の通知を行なう。
図19は実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ要求処理を説明するためのシーケンス図、図20はその書込み性能情報を示す図である。
バックアップ元の管理サーバ10の確認部115は、バックアップ先候補の管理サーバ10に対してユーザデータのバックアップの要求をする。なお、確認部115は、図10を用いて上述したように第1選択部11による選択によってバックアップ先候補となった管理サーバ10(図10の符号T21,T22参照)に対してのみ、バックアップの要求をする。
図19に示すように、管理サーバ#0の確認部115は、管理サーバ#3に対して、書込み性能情報210の問合せ及び書込みデータ容量通知を行なう(符号F10参照)。
管理サーバ#3は、受信したバックアップ要求に基づき、自サーバのHDD21を参照し、書込み性能情報210を管理サーバ#0に対して通知する(符号F20参照)。
同様に、管理サーバ#0の確認部115は、管理サーバ#7に対しても、バックアップ要求を行なう。管理サーバ#7は、受信したバックアップ要求に基づき、書込み性能情報210を管理サーバ#0に対して通知する。
以上の処理により、管理サーバ#0の確認部115は、図20に示すような書込み性能情報210を取得する。
なお、図20に示す例においては、確認部115が取得する書込み性能情報210として管理サーバ#3,#7配下のデータサーバ20のHDD空き容量、データ処理速度、CPU使用率及びHDD書込み速度のみを示したが、これに限定されるものではない。また、管理サーバ#3,#7のいずれかにおいて候補装置としてのデータサーバ20がない場合には、その管理サーバ10は、自サーバの書込み性能情報210をすべてnullとしてバックアップ元の管理サーバ#0に通知する。更に、管理サーバ#3,#7の双方において候補装置としてのデータサーバ20がない場合には、上述したバックアップ元の閾値変更部114は遠地閾値を1下げ、第1選択部111は安全条件に基づくバックアップ先候補の選択を再び行なう。
第2選択部112は、各クラウドローカルエリア100の管理サーバ10の第3選択部118によって選択され通知された候補装置の中から、処理性能値が最も高いデータサーバ20を、バックアップ先のデータサーバ20として選択する。ここで、処理性能値とは、性能情報206と状態情報との中に含まれる具体的な値である。
第2選択部112は、書込み性能情報210に基づいて、処理性能値が最も高い管理サーバ配下のデータサーバ20をバックアップ先対象として選択する。
図20に示す例においては、第2選択部112は、HDD空き容量が最も大きい管理サーバ#3配下のデータサーバ20をバックアップ先対象として選択する(符号T31参照)。
すなわち、第2選択部112は、第1選択部111によって選択された2以上のデータサーバ20の中から、処理性能値が最も高いデータサーバ20を、第1のデータサーバ20のデータを格納する第2のデータサーバ20として選択する。
図21(a)は実施形態の一例としてのストレージシステムのバックアップ先管理情報を示す図、(b)はそのバックアップ元管理情報を示す図である。
バックアップ元の管理サーバ#0は、図21(a)に示すような、バックアップ先管理情報211を例えば自サーバのHDD13に格納する。このバックアップ先管理情報211は、バックアップを行なうデータがどのクライアントのものであるかを示すユーザIDと、バックアップ先の管理サーバ10のグローバルIPアドレスとが関連付けられた情報である。図21(a)に示す例においては、ユーザIDとしてuser1024が、バックアップ先のIPアドレスとして管理サーバ#3のIPアドレスが設定されている。
一方、バックアップ先の管理サーバ#3は、図21(b)に示すような、バックアップ元管理情報212を例えば自サーバのHDD13に格納する。このバックアップ元管理情報212は、バックアップを行なうデータがどのクライアントのものであるかを示すユーザIDと、バックアップ元の管理サーバ10のグローバルIPアドレスとが関連付けられた情報である。図21(b)に示す例においては、ユーザIDとしてuser1024が、バックアップ元のIPアドレスとして管理サーバ#0のIPアドレスが設定されている。
このように、バックアップ元の管理サーバ10及びバックアップ先の管理サーバ10がそれぞれバックアップ先管理情報211及びバックアップ元管理情報212を保持することにより、バックアップ後のデータの管理を容易にすることができる。
なお、図21に示す例においては、バックアップ先又はバックアップ元を特定するための情報としてグローバルIPを示したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態の一例におけるクラウドコンピューティング内でバックアップ先又はバックアップ元を特定できる任意の情報をグローバルIPアドレスの代わりに用いても良い。
以下、管理サーバ#0は、管理サーバ#3に対して、既知の手法を用いてユーザデータのバックアップを行なう。
〔A−2〕動作
上述の如く構成された実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるデータ格納先の選択処理の全体的な流れを図22に示すフローチャート(ステップS10〜S90)に従って説明する。
バックアップ元の第1選択部111は、バックアップ先のデータサーバ20の距離に基づく選択を行なう(ステップS10)。具体的には、第1選択部111は、自サーバと他サーバとのネットワークNW上の距離が基準閾値以上であることを安全条件として、この安全なデータサーバ20を選択する。
バックアップ元の第1選択部112は、バックアップ先のデータサーバ20の危険度による選択を行なう(ステップS20)。具体的には、第1選択部は、自サーバの設置地域の危険指標値と他サーバの設置地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを安全条件として、ステップS10において選択したデータサーバ20の中からバックアップ先候補を選択する。
バックアップ元の閾値変更部114は、ステップS20において選択されたバックアップ先候補のデータサーバ20が2以上あるか否かを判定する(ステップS30)。
バックアップ先候補のデータサーバ20が2以上ある場合には(ステップS30のYESルート参照)、バックアップ元の確認部115は、ステップS20において選択したバックアップ先候補の管理サーバ10に対してバックアップ要求を送信する(ステップS40)。
バックアップ先候補の管理サーバ10の第3選択部118は、データサーバ20の性能条件による選択をする(ステップS50)。具体的には、各第3選択部118は、バックアップ元の管理サーバ10の確認部115からバックアップ要求を受信すると、性能情報206(図12参照)が所定の性能条件を満たすデータサーバ20をバックアップ先の候補装置として選択する。
バックアップ先候補の第3選択部118は、データサーバ20の状態条件による選択をする(ステップS60)。具体的には、各第3選択部118は、ステップS40において選択したバックアップ先候補の中から、状態情報が所定の状態情報を満たすデータサーバ20をバックアップ先の候補装置として選択する。
バックアップ元の閾値変更部114は、ステップS60においてバックアップ先の候補装置が1以上選択されたか否かを判定する(ステップS70)。
バックアップ先の候補装置が1以上選択された場合には(ステップS70のYESルート参照)、バックアップ元の第2選択部112は、実際にバックアップを行なうデータサーバを決定する(ステップS80)。具体的には、第2選択部112は、ステップS60において選択された候補装置の中から、書込み性能情報210を参照して処理性能値が最も高いデータサーバ20を、バックアップ先のデータサーバ20として選択する。
以上で、実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるデータ格納先の選択処理が終了する。
一方、ステップS30において、バックアップ先候補のデータサーバ20が2以上ない場合には(ステップS30のNOルート参照)、基準閾値変更部114は遠地閾値を1下げ(ステップS90)、ステップS20に戻る。
また、ステップS70において、バックアップ先の候補装置が1以上選択されなかった場合にも(ステップS70のNOルート参照)、基準閾値変更部114は遠地閾値を1下げ(ステップS90)、ステップS20に戻る。
すなわち、本実施形態の一例としてのストレージシステム1においては、ステップS10〜S40,S70〜S90における処理をバックアップ元の管理サーバ10が行なう。一方、ステップS50,S60における処理をバックアップ先候補の管理サーバ10が行なう。
以下、実施形態の一例としてのストレージシステム1のバックアップ先候補の管理サーバ10におけるデータ格納先の選択処理を図23に示すフローチャート(ステップS110〜S160)に従って説明する。
この図23に示す処理(ステップS110〜S160)は図22に示したステップS50,S60における処理の詳細例を示すものであり、バックアップ先候補の管理サーバ10が行なう。
管理サーバ10は、バックアップ元の管理サーバ10から書込み性能情報210(図20参照)の問合せを受信する(ステップS110)。この際、管理サーバ10は、バックアップ元の管理サーバ10からバックアップに必要な書込みデータ容量も併せて受信する。
第3選択部118は、自サーバ配下のデータサーバ20の中から、処理性能値が最も高いデータサーバ20のデータサーバ情報209(図18参照)を参照する(ステップS120)。
第3選択部118は、ステップS120において参照したデータサーバ20のHDD空き容量がバックアップ元の管理サーバ10から通知された書込みデータ容量以上あるか否かを判定する(ステップS130)。
データサーバ20のHDD空き容量がバックアップ元の管理サーバ10から通知された書込みデータ容量以上ある場合には(ステップS130のYESルート参照)、第3選択部118は、そのデータサーバ20のCPU使用率が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS140)。
データサーバ20のCPU使用率が所定の閾値以下である場合には(ステップS140のYESルート参照)、第3選択部118は、そのデータサーバ20において発生したスワップ回数が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS150)。ここで、スワップ回数とは、データサーバ20が備える図示しないメモリへの負担が増加したことにより、予め定められた単位時間においてこのメモリ内のデータがHDD21に書込まれた回数である。
データサーバ20において発生したスワップ回数が所定の閾値以下である場合には(ステップS150のYESルート参照)、管理サーバ10は、そのデータサーバ20の書込み性能情報210をバックアップ元の管理サーバ10に対して通知する(ステップS160)。
以上で、実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるバックアップ候補の管理サーバ10のデータ格納先の選択処理が終了する。
一方、データサーバ20のHDD空き容量がバックアップ元の管理サーバ10から通知された書込みデータ容量以上でない場合には(ステップS130のNOルート参照)、ステップS120に戻る。そして、第3選択部108は、処理性能値が次に高いデータサーバ20のデータサーバ情報209を参照する。
また、データサーバ20のCPU使用率が所定の閾値以下でない場合にも(ステップS140のNOルート参照)、ステップS120に戻る。そして、第3選択部108は、処理性能値が次に高いデータサーバ20のデータサーバ情報209を参照する。
更に、データサーバ20において発生したスワップ回数が所定の閾値以下でない場合にも(ステップS150のNOルート参照)、ステップS120に戻る。そして、第3選択部108は、処理性能値が次に高いデータサーバ20のデータサーバ情報209を参照する。
なお、ステップS130〜S150のそれぞれにおけるHDD空き容量、CPU使用率及びスワップ回数による判定は一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。例えば、データサーバ20における他の状態条件等に基づいて判定しても良いし、4以上又は2以下の条件に基づいて判定をしても良い。
〔A−3〕効果
このように、実施形態の一例としてのストレージシステム1によれば、第1選択部111が距離情報202及びバックアップ先許容危険度情報204に基づいて、バックアップ元とバックアップ先との地域の危険度の和が所定範囲内のバックアップ先候補のデータサーバ20を選択する。これにより、震災等の災害によりバックアップ元とバックアップ先との両方のデータサーバ20の格納するデータが破損する可能性を低くすることができ信頼性を向上できるとともに、震災等が起こりにくい特定の地域のネットワーク負荷を抑えることができる。
また、距離測定部113がネットワークNW上の距離を計測することにより、オペレータによるデータサーバ20間の距離測定及び管理サーバ10への距離入力が不要となり、データ格納先の選択を効率的に行なうことができる。
更に、第3選択部118が性能条件及び状態条件に基づいて候補装置を選択するため、データのバックアップを効率的に行なえ、特定のデータサーバ20に対する負荷の集中を抑えることができる。
また、第2選択部112が処理性能値の最も高いデータサーバ20をバックアップ先として選択するため、データのバックアップを効率的に行なうことができる。
更に、第1選択部111が安全条件を満たすデータサーバ20を2以上選択することができない場合に、基準閾値変更部114が基準閾値を変更するため、データ格納先の選択を確実に行なうことができる。
〔B〕その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
実施形態の一例としてのストレージシステム1においては、新たなクラウドローカルエリア100を容易に追加することができる。この場合には、既存の各管理サーバ10は、新たなクラウドローカルエリア100の距離情報202及び危険度情報203を取得する。
また、実施形態の一例としてのストレージシステム1のクラウドローカルエリア100においては、新たなデータサーバ20を容易に追加することができる。この場合においては、そのクラウドローカルエリア100の管理サーバ10が備える性能情報収集部117及び状態情報収集部118がそれぞれ性能情報206及び状態情報の収集を速やかに行なってもよい。また、性能情報収集部117及び状態情報収集部118がそれぞれ性能情報206及び状態情報の収集を定期的なタイミングまで待ってから行なってもよい。速やかに収集を行なう場合には、他の管理サーバ10からバックアップ要求があった際に、新たなデータサーバ20を候補装置にできる。
〔C〕付記
(付記1)
複数のデータ保管装置を備えたストレージシステムであって、
前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択部と、
選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。
(付記2)
前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離を測定する距離測定部を備え、
前記第1選択部が、前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離が基準閾値以上であることを前記安全条件として、前記2以上のデータ保管装置を選択する
こと特徴とする、付記1記載のストレージシステム。
(付記3)
前記距離測定部が、
ネットワーク上の距離を伝送遅延によって求める
ことを特徴とする、付記2記載のストレージシステム。
(付記4)
前記距離測定部が、
ネットワーク上の距離をホップ数によって求める
ことを特徴とする、付記2又は3記載のストレージシステム。
(付記5)
前記第1選択部が安全条件を満たすデータ保管装置を2以上選択することができない場合に、前記基準閾値を変更する基準閾値変更部を備えることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記6)
前記第1選択部が、
第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを前記安全条件として、前記2以上のデータ保管装置を選択する
こと特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記7)
前記複数のデータ保管装置のそれぞれの状態情報を収集する状態情報収集部と、
前記複数のデータ保管装置のそれぞれの性能情報を収集する性能情報収集部と、
前記第1選択部により選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、前記性能情報が性能条件を満たし、且つ、前記状態情報が状態条件を満たすデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する候補装置として選択する第3選択部とを備え、
前記第2選択部が、前記第3選択部によって選択された前記候補装置の中から、前記第2のデータ保管装置を選択する
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記8)
前記状態情報収集部が、所定期間毎に、前記複数のデータ保管装置のそれぞれの状態情報を収集することを特徴とする、付記7記載のストレージシステム。
(付記9)
前記状態情報収集部が、前記複数のデータ保管装置のそれぞれに対して、テストデータ書込み要求を出力し、当該テストデータ書込み要求に対する応答時間に基づいて、前記状態情報を収集する
ことを特徴とする、付記7又は8記載のストレージシステム。
(付記10)
複数のデータ保管装置を備えたストレージシステムにおいて、
前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択ステップと、
選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択ステップと、
を備えることを特徴とする、データ格納先の選択方法。
(付記11)
前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離を測定する距離測定ステップを備え、
前記第1選択ステップにおいて、前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離が基準閾値以上であることを前記安全条件として、前記2以上のデータ保管装置を選択する
こと特徴とする、付記10記載のデータ格納先の選択方法。
(付記12)
前記距離測定ステップにおいて、
ネットワーク上の距離を伝送遅延によって求める
ことを特徴とする、付記11記載のデータ格納先の選択方法。
(付記13)
前記距離測定ステップにおいて、
ネットワーク上の距離をホップ数によって求める
ことを特徴とする、付記11又は12記載のデータ格納先の選択方法。
(付記14)
前記第1選択ステップにおいて安全条件を満たすデータ保管装置を2以上選択することができない場合に、前記基準閾値を変更する基準閾値変更ステップを備えることを特徴とする、付記10〜13のいずれか1項に記載のデータ格納先の選択方法。
(付記15)
前記第1選択ステップにおいて、
第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを前記安全条件として、前記2以上のデータ保管装置を選択する
こと特徴とする、付記10〜14のいずれか1項に記載のデータ格納先の選択方法。
(付記16)
前記複数のデータ保管装置のそれぞれの状態情報を収集する状態情報収集ステップと、
前記複数のデータ保管装置のそれぞれの性能情報を収集する性能情報収集ステップと、
前記第1選択部により選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、前記性能情報が性能条件を満たし、且つ、前記状態情報が状態条件を満たすデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する候補装置として選択する第3選択ステップとを備え、
前記第2選択ステップにおいて、前記第3選択ステップで選択された前記候補装置の中から、前記第2のデータ保管装置を選択する
ことを特徴とする、付記10〜15のいずれか1項に記載のデータ格納先の選択方法。
(付記17)
前記状態情報収集ステップにおいて、所定期間毎に、前記複数のデータ保管装置のそれぞれの状態情報を収集することを特徴とする、付記16記載のデータ格納先の選択方法。
(付記18)
前記状態情報収集ステップにおいて、前記複数のデータ保管装置のそれぞれに対して、テストデータ書込み要求を出力し、当該テストデータ書込み要求に対する応答時間に基づいて、前記状態情報を収集する
ことを特徴とする、付記16又は17記載のデータ格納先の選択方法。
(付記19)
複数のデータ保管装置とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択部と、
選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記20)
複数のデータ保管装置とネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択し、
選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記21)
複数のデータ保管装置とネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択し、
選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する、
処理を実行させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
1 ストレージシステム
10 管理サーバ
100 クラウドローカルエリア
11 CPU(コンピュータ)
111 第1選択部
112 第2選択部
113 距離測定部
114 基準閾値変更部
115 確認部
116 状態情報収集部
117 性能情報収集部
118 第3選択部
12 メモリ
13 HDD
14 I/F
15 入力装置
16 表示装置
17 媒体読取装置
20 データサーバ(データ保管装置)
30 クライアント
BL バス線
NW ネットワーク
RM 記録媒体

Claims (11)

  1. 複数のデータ保管装置を備えたストレージシステムであって、
    前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択部と、
    選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択部と、
    を備え
    前記安全条件は、前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値とに基づいて定められる値が満たすべき条件である
    ことを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離を測定する距離測定部を備え、
    前記安全条件は、前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値とに基づいて定められる値が満たすべき条件、及び、前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離が満たすべき条件を含む
    ことを特徴とする、請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記距離測定部が、
    ネットワーク上の距離を伝送遅延によって求める
    ことを特徴とする、請求項2記載のストレージシステム。
  4. 前記距離測定部が、
    ネットワーク上の距離をホップ数によって求める
    ことを特徴とする、請求項2記載のストレージシステム。
  5. 前記第1選択部が前記安全条件を満たすデータ保管装置を2以上選択することができない場合に、前記第1のデータ保管装置と前記第2のデータ保管装置とのネットワーク上の距離が満たすべき条件を変更する変更部を備えることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  6. 前記第1選択部が、
    前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置
    地域の危険指標値との合計値が所定範囲内であることを前記安全条件として、前記2以上のデータ保管装置を選択する
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  7. 前記複数のデータ保管装置のそれぞれの状態情報を収集する状態情報収集部と、
    前記複数のデータ保管装置のそれぞれの性能情報を収集する性能情報収集部と、
    前記第1選択部により選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、前記性能情報が性能条件を満たし、且つ、前記状態情報が状態条件を満たすデータ保管装置を、前記第1のデータ保管装置のデータを格納する候補装置として選択する第3選択部とを備え、
    前記第2選択部が、前記第3選択部によって選択された前記候補装置の中から、前記第2のデータ保管装置を選択する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  8. 前記状態情報収集部が、所定期間毎に、前記複数のデータ保管装置のそれぞれの前記状態情報を収集することを特徴とする、請求項7記載のストレージシステム。
  9. 前記状態情報収集部が、前記複数のデータ保管装置のそれぞれに対して、テストデータ書込み要求を出力し、当該テストデータ書込み要求に対する応答時間に基づいて、前記状態情報を収集する
    ことを特徴とする、請求項7又は8記載のストレージシステム。
  10. 複数のデータ保管装置を備えたストレージシステムにおいて、
    前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択する第1選択ステップと、
    選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する第2選択ステップと、
    を備え
    前記安全条件は、前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値とに基づいて定められる値が満たすべき条件である
    ことを特徴とする、データ格納先の選択方法。
  11. 複数のデータ保管装置とネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
    前記複数のデータ保管装置の中から、安全条件を満たす2以上のデータ保管装置を選択し、
    選択された前記2以上のデータ保管装置の中から、処理性能値が最も高いデータ保管装置を、第1のデータ保管装置のデータを格納する第2のデータ保管装置として選択する、処理を実行させ
    前記安全条件は、前記第1のデータ保管装置の設置地域の危険指標値と前記第2のデータ保管装置の設置地域の危険指標値とに基づいて定められる値が満たすべき条件である
    ことを特徴とするプログラム。
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