JP6184350B2 - 倒立振子型車両 - Google Patents
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Description
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記アクチュエータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記アクチュエータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含むことを基本構成とする。
Vb_estm_x=Vw_act_x+h_x・ωb_act_x ……(1a)
Vb_estm_y=Vw_act_y+h_y・ωb_act_y ……(1b)
ここで、本実施形態の車両1では、前記した如く搭乗部3及び基体9が傾動することで、車両1の全体重心は倒立振子の質点と同様の挙動を呈する。そして、上記式(1a),(1b)は、全体重心の挙動(X軸方向及びY軸方向の各軸方向から見た挙動)を、倒立振子の質点の挙動として表現したものである。
DVw_cmd_x=Kvb_x・(Vb_cmd_x−Vb_estm_x)
+Kth_x・(θb_cmd_x−θb_act_x)
−Kw_x・ωb_act_x ……(2a)
DVw_cmd_y=Kvb_y・(Vb_cmd_y−Vb_estm_y)
+Kth_y・(θb_cmd_y−θb_act_y)
−Kw_y・ωb_act_y ……(2b)
なお、上記式(2a),(2b)の演算に必要なKvb_#、Kth_#、Kw_#(#=x,y)は、ゲイン設定部66により後述する如く決定されるゲイン値である。
Vw_cmd2_x=Vw_cmd2_pre_x * (tmc/(dt+tmc)) …(3a)
Vw_cmd2_y=Vw_cmd2_pre_y * (tmc/(dt+tmc)) …(3b)
すなわち、目標車輪体速度Vw_cmd2_#は、その前回値Vw_cmd2_pre_#に、(tmc/(dt+tmc))(<1)を乗じてなる値に更新される。なおdtは、1制御処理周期の時間である。
ΔI_cmd_R=Jm_R・α_cmd_R/Kt_R ……(4a)
ΔI_cmd_L=Jm_L・α_cmd_L/Kt_L ……(4b)
電動モータ31Rに関する式(4a)におけるJm_Rは、電動モータ31Rの出力軸の回転に関する慣性モーメントの設定値、α_cmd_Rは、電動モータ31Rの出力軸の回転角加速度の指令値(電動モータ31Rの出力軸の実際の回転速度の観測値を目標回転速度に追従させるように決定される指令値)、Kt_Rは電動モータ31Rの単位電流当たりのトルク値を示すトルク定数である。
I_base_x=K1*(I_base_R+I_base_L) …(5a)
I_base_y=K2*(I_base_R−I_base_L) …(5b)
なお、式(5a),(5b)におけるI_base_R,I_base_Lの極性は、電動モータ31R,31Lから車輪体5をX軸方向で前進させる向きの出力トルクを発生させている状況での電動モータ31R,31Lのそれぞれの通電電流と同じ方向の電流値を正極性とする。
I_base_x=K1*(I_act_R+I_act_L)
−K1*(ΔI_cmd_R+ΔI_cmd_L) …(5a’)
I_base_y=K2*(I_act_R−I_act_L)
−K2*(ΔI_cmd_R−ΔI_cmd_L) …(5b’)
ここで、I_act_R,I_act_Lの組を、X軸方向の電流成分とY軸方向の電流成分との組に変換した場合における当該X軸方向の電流成分が、式(5a’)の右辺第1項(=K1*(I_act_R+I_act_L))、当該Y軸方向の電流成分が、式(5b’)の右辺第1項(=K2*(I_act_R−I_act_L))となる。
Claims (12)
- 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動するアクチュエータと、前記移動部及びアクチュエータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記アクチュエータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記アクチュエータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
前記異常時減速制御部は、前記異常の発生後の経過時間と、前記第1減速制御処理で逐次決定する前記移動部の速度指令値との両方に関する所定の条件が成立することを必要条件として、前記第1減速制御処理から第2減速制御処理への切替えを行うように構成されており、前記所定の条件は、両脚を床面に接地させずに当該車両に搭乗している乗員が、前記異常の発生後、前記所定の条件が成立するまでの期間内に、該乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させ得るように設定されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動するアクチュエータと、前記移動部及びアクチュエータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記アクチュエータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記アクチュエータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
さらに、前記異常の発生後、前記第1減速制御処理の実行中に、両脚を床面に接地させずに当該車両に搭乗している乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたか否かを推定する着地推定部を備えており、
前記異常時減速制御部は、前記着地推定部による推定結果が、前記乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたことを示す推定結果になることを必要条件として前記第1減速制御処理から前記第2減速制御処理への切替えを行うように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項2記載の倒立振子型車両において、
前記アクチュエータは電動モータであり、
前記着地推定部は、少なくとも前記電動モータの通電電流の観測値に基づいて、前記乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項3記載の倒立振子型車両において、
前記着地推定部は、前記電動モータの通電電流の観測値と、前記制御部により決定される前記電動モータの通電電流の指令値である電流指令値とに基づいて、前記乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項4記載の倒立振子型車両において、
前記着地推定部は、前記電流指令値のうちの、前記電動モータが出力する駆動力の増減のための加減速電流成分を算出して、該加減速電流成分を前記通電電流の観測値から差し引いてなる参照電流値に基づいて、前記乗員が少なくとも1つの脚を着地させたか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項3記載の倒立振子型車両において、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記着地推定部は、前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の観測値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向参照電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向参照電流値との組に変換する処理を実行し、該第1方向参照電流値及び第2方向参照電流値のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項4記載の倒立振子型車両において、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記着地推定部は、前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の観測値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向電流値との組に変換する処理と、前記2つの電動モータのそれぞれの電流指令値のうちの、当該それぞれの電動モータが出力する駆動力の増減のための加減速電流成分を算出する処理と、前記2つの電動モータのそれぞれの前記加減速電流成分の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向加減速電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向加減速電流値との組に変換する処理とを実行し、前記第1方向電流値から前記第1方向加減速電流値を差し引いてなる第1方向参照電流値と、前記第2方向電流値から前記第2方向加減速電流値を差し引いてなる第2方向参照電流値とのうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記乗員が少なくとも1つの脚を床面に着地させたか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 請求項5記載の倒立振子型車両において、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータの出力トルクの総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータの出力トルクの差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記着地推定部は、前記2つの電動モータのそれぞれについて算出した前記参照電流値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向参照電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向参照電流値との組に変換する処理を実行し、該第1方向参照電流値及び第2方向参照電流値のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記乗員が少なくとも
1つの脚を床面に着地させたか否かを推定することを特徴とする倒立振子型車両。 - 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動する電動モータと、前記移動部及び電動モータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記電動モータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記電動モータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
さらに、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定する乗員搭乗推定部を備えており、
前記異常時減速制御部は、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していることを示す推定結果となることを必要条件として、前記第1減速制御処理及び第2減速制御処理を順次実行し、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していないことを示す推定結果となる場合には、前記移動部を前記第1の減速度合よりも大きい第3の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第3減速制御処理を実行するように構成されており、
前記乗員搭乗推定部は、前記制御部により決定される前記電動モータの通電電流の指令値である電流指令値のうちの、前記電動モータが出力する駆動力の増減のための加減速電流成分を算出して、該加減速電流成分を前記電動モータの通電電流の観測値から差し引いてなる参照電流値に基づいて、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動する電動モータと、前記移動部及び電動モータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記電動モータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記電動モータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
さらに、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定する乗員搭乗推定部を備えており、
前記異常時減速制御部は、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していることを示す推定結果となることを必要条件として、前記第1減速制御処理及び第2減速制御処理を順次実行し、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していないことを示す推定結果となる場合には、前記移動部を前記第1の減速度合よりも大きい第3の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第3減速制御処理を実行するように構成されており、
前記乗員搭乗推定部は、前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の観測値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向参照電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向参照電流値との組に変換する処理を実行し、該第1方向参照電流値及び第2方向参照電流値に基づいて、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動する電動モータと、前記移動部及び電動モータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記電動モータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記電動モータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
さらに、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定する乗員搭乗推定部を備えており、
前記異常時減速制御部は、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していることを示す推定結果となることを必要条件として、前記第1減速制御処理及び第2減速制御処理を順次実行し、前記異常が発生した場合に、前記乗員搭乗推定部による推定結果が、当該車両に乗員が搭乗していないことを示す推定結果となる場合には、前記移動部を前記第1の減速度合よりも大きい第3の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第3減速制御処理を実行するように構成されており、
前記乗員搭乗推定部は、前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の観測値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向電流値との組に変換する処理と、前記制御部により決定される前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の指令値である電流指令値のうちの、当該それぞれの電動モータが出力する駆動力の増減のための加減速電流成分を算出する処理と、前記2つの電動モータのそれぞれの前記加減速電流成分の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向加減速電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向加減速電流値との組に変換する処理とを実行し、前記第1方向電流値から前記第1方向加減速電流値を差し引いてなる第1方向参照電流値と、前記第2方向電流値から前記第2方向加減速電流値を差し引いてなる第2方向参照電流値とに基づいて、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。 - 床面上を全方位に移動可能な移動部と、前記移動部を駆動する電動モータと、前記移動部及び電動モータが組み付けられた基体と、鉛直方向に対して傾動自在に前記基体に組み付けられた乗員搭乗部と、前記電動モータの動作を制御する制御部とを備える倒立振子型車両であって、
2つの前記電動モータを備えると共に、前記全方位に含まれる互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、前記2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の総和に応じて発生すると共に、前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力が、2つの電動モータがそれぞれ出力する駆動力の差に応じて発生するように、前記移動部と前記2つの電動モータとの間の動力伝達系が構成されており、
前記制御部は、前記移動部の移動中に該移動部の移動を停止すべき異常が発生した場合に、前記移動部を互いに異なる第1の減速度合及び第2の減速度合のうちの相対的に小さい第1の減速度合で減速させるように前記電動モータの動作を制御する第1減速制御処理を実行し、次いで、前記移動部を相対的に大きい前記第2の減速度合で減速させて停止させるように前記電動モータの動作を制御する第2減速制御処理を実行するように構成された異常時減速制御部を含み、
さらに、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定する乗員搭乗推定部を備えており、
前記乗員搭乗推定部は、前記制御部により決定される前記2つの電動モータのそれぞれの通電電流の指令値である電流指令値のうちの、当該それぞれの電動モータが出力する駆動力の増減のための加減速電流成分を算出する処理と、前記2つの電動モータのそれぞれの前記加減速電流成分を、当該それぞれの電動モータの通電電流の観測値から差し引いてなる参照電流値を算出する処理と、前記2つの電動モータのそれぞれについて算出した前記参照電流値の組を、前記第1の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第1方向参照電流値と前記第2の方向に前記移動部を移動させる駆動力を発生させる電流成分である第2方向参照電流値との組に変換する処理とを実行し、該第1方向参照電流値及び第2方向参照電流値に基づいて、当該車両に乗員が搭乗しているか否かを推定するように構成されていることを特徴とする倒立振子型車両。
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