JP6181607B2 - ガラスマット先端部厚さ減少装置 - Google Patents

ガラスマット先端部厚さ減少装置 Download PDF

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本発明は、ガラスマット先端部厚さ減少装置に関する。さらに詳しくは、FRP(ガラス繊維強化プラスチック:Fiber Reinforced Plastics)をマット形状に成形した複数枚のガラスマットを、例えば、戸建住宅のベランダ防水工事のFRPライニング工法において、その先端部を互いに積層させて使用する場合、積層後の段差の発生を防止するため、その先端部の厚さを簡易かつ低コストで減少させることが可能なガラスマット先端部厚さ減少装置に関する。
住宅における防水工事、例えば、最近の戸建住宅のベランダ防水工事は、ベランダの直下に居間等が配置されることが多い部屋割り事情から水漏れの完全防止が絶対条件であり、これに対処するため、防水性能に優れたFRPライニング工法が用いられている。このFRPライニング工法は、通常、合板、コンクリート・パネル等を施工場所の形状に成形し、これらの内側にFRPをライニング(貼り付け)することによって行われる。FRPライニング工法は、合板、コンクリート・パネルの成形時において多少の隙間があっても水漏れを防止することができる点で優れた工法である。
最近の戸建住宅は、その大きさ、形状が多種多様になっている一方、ガラスマットは、通常、1040mm又は1860mmの幅でロール状に巻き取られた固定的な寸法を有するものであるため、例えば、ベランダ等に貼り付けるべき合板、コンクリート・パネル等の大きさ、形状によっては、工場又は現場において所望の大きさ、形状に裁断して、繋ぎ合わせる必要が生じる。
この場合、隙間による防水性能や機械的強度の低下を防止するため、ガラスマットの先端同士を当接させるのではなく、先端から一定幅に渡る先端部を互いに積層することが行われる。しかし、先端部をそのまま積層すれば、積層個所には、ガラスマットの厚さに対応した段差が生じてしまい、外観上好ましくないので、後工程である着色作業の前にグラインダー等で削り、平坦化する必要が生じるが、煩雑であるとともに、コストを上昇させるという問題があった。
このため、先端部の厚さを減少させた上で積層することが行われている。例えば、作業者が、自分の指で先端部を千切ったり、板に針を打ち付けた熊手状の治具を用いて、その厚さを減少させることが行われている。しかし、筋肉疲労等による肉体的作業負担、発生する屑(残渣)による目や皮膚への刺激等に基づく作業衛生及び単調な繰り返し作業による作業効率の面で必ずしも好ましいものではなかった。
そこで、「上下一対の回転軸にその一端が固定され、互いに逆方向に回転している鎖状体の間に、ガラスマットの先端部を挿入して、ガラスマットの先端部を鎖状体により上下から叩き解すことによって、ガラスマットの先端部の厚さを減少させるガラスマットの先端部処理方法」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されたガラスマットの先端部処理方法の場合、厚さを減少することに対しては、相応の効果を発揮するものの、大掛かりな構成で、複雑な作業やコスト増を招来し、また戸建住宅のベランダ防水工事におけるような施工現場における多様性への速やかな対応性において、必ずしも十分に満足し得るものではなかった。
特開平7−109651号公報
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、例えば、戸建住宅のベランダ防水工事のFRPライニング工法において、ガラスマットの先端部を互いに積層させて使用する場合、積層後の段差の発生を防止するため、その先端部の厚さを簡易かつ低コストで減少させることが可能なガラスマット先端部厚さ減少装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、以下のガラスマット先端部厚さ減少装置が提供される。
[1]互いに積層されるガラスマットの先端から一定幅に渡る先端部の厚さを、積層後の段差の発生を防止するため、減少させるために用いられるガラスマット先端部厚さ減少装置であって、長方形の板状の基台部と、前記基台部上に配設された、その前面側に、ガラスマット先端部挿入空間を有する筐体状の本体部と、前記ガラスマット先端部挿入空間に挿入された前記ガラスマットの先端部の厚さを先端から一定幅に渡って減少させる厚さ減少作業部と、前記本体部の前記ガラスマット先端部挿入空間と連通して、前記本体部の後面よりも後方側に配設された残渣回収部と、を備え、前記本体部の前記ガラスマット先端部挿入空間は、前記基台部と平行にかつその間に所定の空間を有するように配設されるとともに前記本体部の左右方向に所定間隔で形成され前記本体部の前後方向に延伸する複数の第1の長穴を有する第1の板状部材と、前記第1の板状部材と平行に配設されるともに前記第1の長穴に対向して形成された複数の第2の長穴を有する第2の板状部材とから構成されてなり、かつ前記厚さ減少作業部は、前記本体部の両側面間をその左右方向に橋渡しするとともにその中心軸を中心にして回転可能に形成された棒状体と、前記棒状体の長手方向の周面上に一定間隔で互いに平行に前記周面から突出するように固定され、前記棒状体の中心軸を中心に搖動可能に配設されるとともに、その先端側が前記第1の長穴及び第2の長穴を挿通可能に配設された複数本の針状体と、前記針状体の搖動を前方側に付勢するためのバネ部材と、前記針状体の前方側への過度な搖動を規制するストッパー部と、から構成されたことを特徴とするガラスマット先端部厚さ減少装置。
[2]前記本体部は、その上面側に、さらに把手を有する前記[1]に記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
[3]前記基台部は、その下面側に、その長手方向に走行可能な回転ローラーを有する前記[1]又は[2]に記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
[4]前記残渣回収部は、透明又は半透明の材料からなり、前記本体部に密封状態で取り付けられるとともに、前記本体部から取り外しが可能に配設される前記[1]〜[3]のいずれかに記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
本発明によれば、例えば、戸建住宅のベランダ防水工事のFRPライニング工法において、その先端部を互いに積層させて使用する場合、積層後の段差の発生を防止するため、その厚さを簡易かつ低コストで減少させることが可能なガラスマット先端部厚さ減少装置を提供することができる。
本発明の1の実施の形態に係るガラスマット先端部厚さ減少装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示すガラスマット先端部厚さ減少装置の縦断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の1の実施の形態に係るガラスマット先端部厚さ減少装置10は、互いに積層されるガラスマットGMの先端から一定幅に渡る先端部の厚さを、積層後の段差の発生を防止するため、減少させるために用いられるものである。具体的には、長方形の板状の基台部1と、基台部1上に配設された、その前面側に、ガラスマット先端部挿入空間Sを有する筐体状の本体部2と、ガラスマット先端部挿入空間Sに挿入されたガラスマットの先端部の厚さを先端から一定幅に渡って減少させる厚さ減少作業部3と、本体部2のガラスマット先端部挿入空間Sと連通して、基台部1の後面よりも後方側に配設された残渣回収部4と、を備え、本体部2のガラスマット先端部挿入空間Sは、基台部1と平行にかつその間に所定の空間を有するように配設されるとともに本体部2の左右方向に所定間隔で形成され本体部2の前後方向に延伸する複数の(図1等では3個の場合を示す)第1の長穴H1を有する第1の板状部材21と、第1の板状部材21と平行に配設されるともに第1の長穴H1に対向して形成された複数の第2の長穴H2(図1等では図示されず)を有する第2の板状部材22とから構成されてなり、かつ厚さ減少作業部3は、本体部2の両側面間をその左右方向に橋渡しするとともにその中心軸を中心にして回転可能に形成された棒状体31と、棒状体31の長手方向の周面上に一定間隔で互いに平行に周面から突出するように固定され、棒状体31の中心軸を中心に搖動可能に(その先端が棒状体31の中心軸を中心にその長さを半径とする円運動をすることが可能なように)配設されるとともに、その先端側が第1の長穴H1及び第2の長穴H2を挿通可能に配設された複数本の(図1等では3本の場合を示す)針状体32と、針状体32の搖動を前方側に付勢するためのバネ部材33と、針状体32の前方側への過度な搖動を規制するストッパー部34と、から構成されている。
本実施の形態における基台部1は、本体部2を、その上に安定的に載置するとともに、案内板としてガラスマットGMを容易かつ円滑に本体部2に挿入させるために用いられる。基台部1は、例えば、長方形の板状で、軽量性、柔軟性、機械的強度等の観点から、FRP、硬質プラスチック、硬質ゴム等から形成されることが好ましい。
また、基台部1は、その下面側に、厚さ減少作業時に、前後方向へ素早い動きが可能となるように、その長手方向に走行可能な回転ローラー6を有することが、作業効率を向上させる観点から好ましい。
また、厚さ減少作業後、ガラスマットGMを引きすぎて、ガラスマットGMが基台部1の先端側から外れ落ちないように、余裕ある長さで低く出張った構成を有することが好ましい。
本実施の形態における本体部2は、基台部1上に配設され、厚さ減少作業部3を収納し、その機能を十全に発揮させるために用いられるとともに、その前面側に、ガラスマット先端部挿入空間Sを有するように構成される。また、機械的強度を保持し、厚さ減少作業部3を収納する等のため、例えば、筐体状で、軽量性及び機械的強度等の観点から、ステンレス、アルミニウム等から形成されることが好ましい。その厚さとしては、材質にもよるが、例えば、0.5〜3mmとすることが好ましい。
また、本体部2は、その上面側に、さらに把手5を有することが作業効率を向上させる観点から好ましい。把手5としては、握り易い構造のものであれば特に制限はないが、例えば、軽量性等の観点からアルミニウム等から形成された丸棒状のものを好適例として挙げることができる。また、表面に滑り止めのため、スリット加工やナール加工を施したものであってもよく、軽量化のため、刳り抜いて中空としたものであってもよく、その表面をプラスチックやゴム等からなる滑り止めグリップで被覆したものであってもよい。その直径としては、例えば、25〜35mmが好ましい。
本体部2のガラスマット先端部挿入空間Sは、基台部1と平行にかつその間に所定の空間を有するように配設されるとともに本体部2の左右方向に所定間隔で形成され本体部2の前後方向に延伸する複数の(図1等では3個の場合を示す)第1の長穴H1を有する第1の板状部材21と、第1の板状部材21と平行に配設されるともに第1の長穴H1に対向して形成された複数の第2の長穴H2(図1等では図示されず)を有する第2の板状部材22とから構成されている。
第1の板状部材21は、厚さ減少作業時、本体部2を後方に引いた時、ガラスマットGMが上方にずれて後述する厚さ減少操作部3の針状体32に絡み付くのを防止するために用いられる。例えば、適度な弾力性及び機械的強度を有するように、ステンレス等から形成されることが好ましい。第1の板状部材21には、針状体32の搖動を妨げることがないように、本体部2の左右方向に所定間隔で形成され本体部2の前後方向に延伸する複数の(図1等では3本の場合を示すが、2、4又は5本であってもよく、適宜増減することができる)第1の長穴H1(その幅としては、後述する針状体の直径にもよるが、例えば、1.5〜4mmが好ましい)を有している。なお、第1の板状部材21は、ガラスマットGMの種類によって、第1の長穴H1の形成個数の異なるタイプのものに容易に交換することができるように取り付けられていることが好ましい。
第2の板状部材22は、上述の第1の板状部材21とともに、ガラスマット先端部挿入空間Sを形成するために用いられる。第2の板状部材22には、針状体32が完全にガラスマットGM中に挿通して搖動可能なように、第1の長穴H1に対向して形成された複数の第2の長穴H2を有している。その材質及び本数等は、第1の板状部材21の場合と同様である。
第1の板状部材21及び第2の板状部材22の長穴H1、H2は、上述のように、針状体32の搖動を妨げることがないように、針状体32の直径より大きめの余裕のある幅を有することが好ましい。
本実施の形態における厚さ減少作業部3は、ガラスマット先端部挿入空間Sに挿入されたガラスマットGMの先端部の厚さを先端から一定幅に渡って減少させるために用いられる。
具体的には、厚さ減少作業部3は、本体部2の両側面間をその左右方向に橋渡しするとともにその中心軸を中心にして回転可能に形成された棒状体31と、棒状体31の長手方向の周面上に一定間隔で互いに平行に周面から突出するように固定され、棒状体31の中心軸を中心に搖動可能に配設されるとともに、その先端側が第1の長穴H1及び第2の長穴H2を挿通可能に配設された複数本の(図1等では3個)針状体32と、針状体32の搖動を前方側に付勢するためのバネ部材33と、針状体32の前方側への過度な搖動を規制するストッパー部34と、から構成されている。
棒状体31は、針状体32を支持、固定するとともに、その中止軸を中心とした搖動を可能とするように構成されている。棒状体31としては、例えば、軽量性及び加工容易性等の観点から、アルミニウム、真鍮等から形成された棒状(例えば、6角棒状)のものを好適例として挙げることができる。断面は6角形に限定されず、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形等であってもよい。その直径は、例えば、8〜15mmであることが好ましい。
なお、本体部2の側面(側壁)における棒状体31の前後方向への設置位置は、ガラスマットGMの種類等に応じて、後述する針状体32によるガラスマットGMの毟り位置、程度等を変化させるため、本体部2の前後方向にそれぞれ若干ずらした複数の位置に設置可能なように構成する(例えば、取り付け孔を複数(例えば、片面にそれぞれ3個)形成しておくことが、円滑な厚さ減少作業を実現する上で好ましい。
針状体32は、ガラスマットGMの先端部のガラスマット先端部挿入空間Sへの挿入後の、本体部2の素早い後退運動に伴う棒状体31の回転に応じて、ガラスマットGMの先端部に突き刺さり、厚さ減少作業を実現するために用いられる。
針状体32としては、耐摩耗性、靱性、機械的強度等の観点から、例えば、ピアノ線等から形成された丸棒状のものを好適例として挙げることができる。太さは、ガラスマットGMの種類にもよるが、確実な厚さ減少作業を実現する上で、例えば、1.5〜4mmとすることが好ましい。上述のように、針状体32の直径は、第1の板状部材21及び第2の板状部材22の長穴H1及びH2の幅よりも、相対的に小さめに設定されることが、円滑な作業を実現する上で好ましい。その本数は、第1の板状部材21及び第2の板状部材22の長穴H1及びH2の長穴H1及びH2の数に合わせることが好ましい。
針状体32は、ガラスマットGMの先端部がガラスマット先端部挿入空間Sに挿入されると、ガラスマットGMの先端の挿入力に押されて後方向に搖動し、約45度の角度でガラスマットGMの上面に当接し、かつ後述するバネ部材33によって、弱いトルクでガラスマットGMの上面に前方向に押し付けられ前方側に付勢される。
本体部2が後方向に引っ張られて後退させられると、針状体32は、ガラスマットGMにその上面側から突き刺さり、後述するストッパー部34によって、その搖動が止められるまで、確実にガラスマットGMを突き破り、ガラスマットGMの先端部の一部を取り除き(毟り取り)、その厚さを減少させることができる。この動作を繰り返すことによって、円滑かつ確実な厚さ減少作業を実現することができる。
バネ部材33は、上述のように、ガラスマットGMの先端部がガラスマット先端部挿入空間Sに挿入され、針状体32がガラスマットGMの先端の挿入力に押されて後方向に搖動する際、弱いトルクでガラスマットGMの上面に針状体32を前方向に押し付け、前方側に付勢することによって、針状体32の安定した搖動及びガラスマットGMの上面への確実な突き破りを実現するために用いられる。
バネ部材33としては、針状体32の安定した搖動及びガラスマットGMの上面への確実な突き破りを実現するため、ガラスマットGMの先端部がガラスマット先端部挿入空間Sに挿入されるのを妨げる程強くはないものである一方、ガラスマットGMの先端部がガラスマット先端部挿入空間Sの最後部(奥の部分)まで挿入され、反対側(前方側)に動こうとした瞬間に針状体32が確実にガラスマットGMの上面に突き刺さるようなトルクで針状体32を前方側に付勢することができる強さのものであることが好ましい。
バネ部材33としては、例えば、棒状体31をその内部空間に貫通させた状態で、その両端をそれぞれ棒状体31の表面及び本体部2の内側面(内側壁)に固定することによって取り付けた、構成線材の断面直径が0.5〜1.5mmのコイルバネ、ツルマキバネ等を好適例として挙げることができる。
ストッパー部34は、針状体32の前方側への過度な搖動を規制するために用いられる。ストッパー部34としては、確実に針状体32の搖動を止めることができるものであれば特に制限はないが、例えば、ステンレス等から形成された、長方形で、厚さが0.5〜2mmの板状のものを好適例として挙げることができる。
残渣回収部4は、本体部2のガラスマット先端部挿入空間Sと連通して、本体部2の後面よりも後方側に配設され、針状体32の搖動によって取り除かれた(毟り取られた)ガラスマットGMの一部(屑(残渣)R)を回収するために用いられる。残渣回収部4は、屑(残渣)Rの溜まり具合を目視することができるように、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、等から形成された透明又は半透明な軽量の材料からなることが好ましい。
また、残渣回収部4は、本体部2に密封状態で取り付けられるとともに、本体部2から取り外しが可能に配設されることが、円滑かつ確実な回収作業を実現して作業効率を向上させる観点から好ましい。
残渣回収部4を本体部2に取り外し可能に取り付ける(固定する)方法としては、簡易かつ確実な取り付けを実現することができるものであれば特に制限はないが、例えば、必要に応じてパッキンやO−リングを介在させた螺合、嵌合、バヨネットマウント、ビス止め等を用いてもよく、バネ、ゴム等の弾性体による付勢手段を介在させた固定であってもよい。
本実施の形態のガラスマット先端部厚さ減少装置10の使用方法の一例を以下に説明する。
(1)片方の手で把手5を持ち、もう一方の手でガラスマットGMがずれないように押さえ、基台部1の先端部をガラスマットGMの下側に潜り込ませる(ガラスマットGMの先端部をガラスマット先端部挿入空間S中に挿入する)。
(2)ガラスマットGMの先端部がガラスマット先端部挿入空間Sの最後部(奥の部分)まで挿入されるように、回転ローラー6を介して本体部2を前方に進ませる。
(3)引きすぎないように注意しながら、素早く本体部2を後方側に引く(後退させる)とともに、ほぼ同時に左右のいずれかの方向に本体部2を移動させる。
(4)上述の(1)〜(3)のサイクルを必要な回数(ガラスマットGMの種類にもよるが、例えば、ガラスマットGMを左右方向に若干ずらした位置で、1〜5回が好ましい)繰り返すことによって、ガラスマットGMの先端部の厚さを、簡易、円滑かつ確実に減少させることができる。具体的には、本実施の形態のガラスマット先端部厚さ減少装置10が、1回に処理できるガラスマットGMの幅を10cm程度に設定されている場合、1m幅のガラスマットGMを処理するためには、10〜50回上述の(1)〜(3)のサイクルを繰り返すことが好ましい。
(5)なお、初めの(1)〜(3)のサイクルの完了後、ガラスマットGMから針状体32によって取り除かれた(毟り取られた)屑(残渣)Rがガラスマット先端部挿入空間S内(第2の板状部材22の表面)に残るが、次の(1)〜(3)のサイクルのうちの(1)で、ガラスマット先端部挿入空間S中に挿入されたガラスマットGMの先端部によって、屑(残渣)Rは残渣回収部4の方へ移動させられ、回収される。
防水工事、例えば、戸建住宅のベランダ防水工事のFRPライニング工法において、ガラスマットGMを積層させる場合は、上述の作業によって厚さの減少した先端から所定の幅の先端部同士を重ね合わせることによって、ガラスマットGMの継ぎ目(積層部)における段差の発生を有効に防止することができる。
1 基台部
2 本体部
3 厚さ減少作業部
4 残渣回収部
5 把手
6 回転ローラー
10 ガラスマット先端部厚さ減少装置
21 第1の板状部材
22 第2の板状部材
31 棒状体
32 針状体
33 バネ部材
34 ストッパー部
GM ガラスマット
H1 第1の長穴
H2 第2の長穴(図示せず)
R 屑(残渣)
S ガラスマット先端部挿入空間

Claims (4)

  1. 互いに積層されるガラスマットの先端から一定幅に渡る先端部の厚さを、積層後の段差の発生を防止するため、減少させるために用いられるガラスマット先端部厚さ減少装置であって、
    長方形の板状の基台部と、
    前記基台部上に配設された、その前面側に、ガラスマット先端部挿入空間を有する筐体状の本体部と、
    前記ガラスマット先端部挿入空間に挿入された前記ガラスマットの先端部の厚さを先端から一定幅に渡って減少させる厚さ減少作業部と、
    前記本体部の前記ガラスマット先端部挿入空間と連通して、前記本体部の後面よりも後方側に配設された残渣回収部と、を備え、
    前記本体部の前記ガラスマット先端部挿入空間は、前記基台部と平行にかつその間に所定の空間を有するように配設されるとともに前記本体部の左右方向に所定間隔で形成され前記本体部の前後方向に延伸する複数の第1の長穴を有する第1の板状部材と、前記第1の板状部材と平行に配設されるともに前記第1の長穴に対向して形成された複数の第2の長穴を有する第2の板状部材とから構成されてなり、かつ
    前記厚さ減少作業部は、前記本体部の両側面間をその左右方向に橋渡しするとともにその中心軸を中心にして回転可能に形成された棒状体と、前記棒状体の長手方向の周面上に一定間隔で互いに平行に前記周面から突出するように固定され、前記棒状体の中心軸を中心に搖動可能に配設されるとともに、その先端側が前記第1の長穴及び第2の長穴を挿通可能に配設された複数本の針状体と、前記針状体の搖動を前方側に付勢するためのバネ部材と、前記針状体の前方側への過度な搖動を規制するストッパー部と、から構成されたことを特徴とするガラスマット先端部厚さ減少装置。
  2. 前記本体部は、その上面側に、さらに把手を有する請求項1に記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
  3. 前記基台部は、その下面側に、その長手方向に走行可能な回転ローラーを有する請求項1又は2に記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
  4. 前記残渣回収部は、透明又は半透明の材料からなり、前記本体部に密封状態で取り付けられるとともに、前記本体部から取り外しが可能に配設される請求項1〜3のいずれかに記載のガラスマット先端部厚さ減少装置。
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