[0021]添付の図面を参照して、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について、以下でより詳細に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得るものであり、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきでない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲が、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様もカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、任意の数の本明細書に記載の態様を使用して、装置が実装され、または方法が実践され得る。加えて、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示される任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
[0022]本明細書では特定の態様が記載されるが、これらの態様の多くの変形形態および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が言及されるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるものとし、そのうちのいくつかが、例として図および好ましい態様の以下の説明で示される。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
[0023]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されているネットワーキングプロトコルを採用して、近くのデバイスを一緒に相互接続するために使用され得る。本明細書に記載される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用することができる。
[0024]いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。さらに、ワイヤレス信号は、802.11ahの狭帯域、たとえば1MHzまたは2MHzチャネルにおいて送信され得る。802.11ahプロトコルの実装は、センサ、メータリング、およびスマートグリッドネットワークに使用され得る。有利なことに、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費することがあり、および/または比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
[0025]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)およびクライアント(ステーションまたは「STA」とも呼ばれる)が存在し得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局の役割を果たすことができ、STAはWLANのユーザの役割を果たす。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を得るために、WiFi(登録商標)(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠のワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用される場合もある。
[0026]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、もしくは何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られ得る。
[0027]ステーション「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモートステーション、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)ステーション、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備えることができる。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
[0028]上記で説明されたように、本明細書に記載されるいくつかのデバイスは、たとえば、802.11ah規格を実装することができる。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、APとして使用されるか、他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリングのために、またはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサアプリケーションを提供できるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、たとえばパーソナルヘルスケアのためにヘルスケアコンテキストにおいて使用され得る。それらはまた、(たとえばホットスポットとともに使用する)拡張範囲インターネット接続性を可能にするため、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視(surveillance)に使用され得る。
[0029]ステーションおよびAPなどのワイヤレスノードは、802.11ah規格に準拠するネットワークなどの、キャリア検知多重アクセス(CSMA)タイプのネットワークにおいて対話することができる。CSMAは、確率的媒体アクセス制御(MAC)プロトコルである。「キャリア検知」は、媒体上で送信しようと試みるノードが、それ自体の送信を送ろうと試みる前に、搬送波を検出するためにその受信機からのフィードバックを使用できることを表す。「多重アクセス」は、複数のノードが共有媒体上で送信および受信できることを表す。したがって、CSMAタイプのネットワークでは、送信ノードは媒体を検知し、媒体がビジーである(すなわち、別のノードが媒体上で送信している)場合、送信ノードはその送信を後の時間に延期する。しかしながら、媒体がフリーとして検知された場合、送信ノードは媒体上でそのデータを送信することができる。
[0030]ノードが媒体上で送信しようと試みる前に媒体の状態を決定するために、クリアチャネルアセスメント(CCA)が使用される。CCAプロシージャは、ノードの受信機がオンにされ、ノードがパケットなどのデータユニットを現在送信していない間に実行される。ノードは、たとえば、パケットのPHYプリアンブルを検出することによってパケットの開始を検出することによって、媒体がクリアであるかどうかを検知することができ、これはプリアンブル検出と呼ばれることがある。さらに、ノードは、たとえば、信号(SIG)フィールド内の確認応答(ACK)インジケーションからの延期時間または遅延時間を推定することができる。プリアンブル検出方法は、比較的弱い信号を検出することができる。したがって、この方法では検出しきい値は低い。代替の方法は、電波上(on the air)で何らかのエネルギーを検出することであり、これはエネルギー検出と呼ばれることがある。エネルギー検出は、一度に1つまたは複数のチャネルを検知するために使用され得る。エネルギー検出方法は、パケットの開始を検出することよりも比較的困難であり、比較的強い信号しか検出しないことがある。したがって、プリアンブル検出に比べて、この方法では検出しきい値はより高い。概して、媒体上での別の送信の検出は、送信の受信電力の関数であり、受信電力は、送信電力から経路損失を減じたものである。
[0031]CSMAは、頻繁には使用されない媒体について特に有効であるが、媒体がそれに同時にアクセスしようと試みる多くのデバイスで混雑した場合には性能劣化が起こることがある。複数の送信ノードが一度に媒体を使用しようと試みるとき、同時送信間の衝突が生じることがあり、送信されたデータが失われ、または破損することがある。ワイヤレスデータ通信では、概して、媒体上で送信している間に媒体をリッスンすることが不可能であるので、衝突検出は可能ではない。さらに、1つのノードによる送信は、概して、送信ノードのレンジ内にある媒体を使用する他のノードによってのみ受信される。これは隠れノード問題として知られ、それにより、たとえば、受信ノードに送信することを望む、受信ノードのレンジ内にある第1のノードは、受信ノードへと現在送信している第2のノードのレンジ内になく、したがって、第1のノードは、第2のノードが受信ノードへと送信しており、したがって媒体を占有していることを知ることができない。そのような状況では、第1のノードは、媒体がフリーであることを検知し、送信を開始することができ、それにより、次いで受信ノードにおいて衝突とデータの紛失とを引き起こすことがある。したがって、衝突領域内のすべての送信ノード間で媒体へのアクセスをいくらか均等に分割しようと試みることによってCSMAのパフォーマンスを改善するために、衝突回避方式が使用される。注目すべきは、衝突回避は、媒体の性質、この場合は無線周波数スペクトル、に起因する衝突検出とは異なることである。
[0032]衝突回避(CA)を利用するCSMAネットワークでは、送信することを望むノードは、はじめに媒体を検知し、媒体がビジーである場合、ある時間期間の間延期または遅延する(すなわち送信しない)。延期(deferral)の期間の後に、ランダム化されたバックオフ期間(すなわち、送信することを望むノードが媒体にアクセスしようと試みない追加の時間期間)が続く。バックオフ期間は、同時に媒体にアクセスしようと試みる異なるノード間の競合を解消するために使用される。バックオフ期間は、コンテンションウィンドウと呼ばれることもある。バックオフでは、媒体にアクセスしようと試みる各ノードが、ある範囲内で乱数を選定し、媒体にアクセスしようと試みる前に選定された数のタイムスロットの間待機すること、および、異なるノードが媒体に以前にアクセスしたかどうかをチェックすることを必要とする。スロット時間は、前のスロットの始めに別のノードが媒体にアクセスしたかどうかをあるノードが常に決定することが可能であるように定義される。特に、802.11規格は指数バックオフアルゴリズムを使用し、そこでは、ノードは、スロットを選定し別のノードと衝突するたびに、範囲の最大数を指数関数的に増加させることになる。一方、送信することを望むノードが、(802.11規格では分散フレーム間隔(DIFS:Distributed Inter Frame Space)、または他のケースではポイント協調機能フレーム間隔(PIFS:Point Coordination Function Inter Frame Space)と呼ばれる)指定された時間の間に媒体をフリーとして検知した場合、ノードは、媒体上で送信することを許可される。送信した後に、受信ノードは、受信データの巡回冗長検査(CRC)を実行し、送信ノードに確認応答を返送することができる。送信ノードによる確認応答の受信は、衝突が生じていないことを送信ノードに示すことになる。同様に、送信ノードで確認応答の受信がないことは、衝突が生じたことと、送信ノードがデータを再送すべきであることとを示す。
[0033]加えて、ワイヤレスネットワークは、送信することを望むノードがそれにより最初に送信要求(RTS)と呼ばれる短い制御パケットを受信ノードに送信する、仮想キャリア検知を実施することができる。RTSは、応答の確認応答を含む送信のソースと、宛先と、持続時間とを含むことができる。媒体がフリーである場合、受信ノードは、RTSと同じ情報を含み得る、送信可(CTS)メッセージで応答する。RTSまたはCTSのいずれかのレンジ内の任意のノードは、その仮想キャリア検知インジケータ(ネットワーク割振りベクトル(NAV)とも呼ばれる)を所与の持続時間の間セットし、その期間の間媒体上で送信する試みを延期する。したがって、仮想キャリア検知を実施すると、隠れ送信ノードによる受信ノードでの衝突の確率が低減される。RTSおよびCTSのメッセージフレームは、送信ノードによって送信されようとするフルメッセージフレームよりも比較的短いので、RTSおよびCTSの使用は、また、オーバーヘッドを低減し得る。すなわち、送信ノードがRTSを送り、CTSを受信せず、それにより受信側がビジーであることを示し得るので、フルデータフレームを送り、確認応答を受信しないことと比較して、使用される媒体時間が短い。
[0034]図1は、本開示の態様が採用され得る例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11ah規格に従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
[0035]様々なプロセスおよび方法が、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信に使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替として、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
[0036]AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を容易にする通信リンクは、アップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替として、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。いくつかの態様では、DL通信は、ユニキャストまたはマルチキャストのトラフィックインジケーションを含み得る。
[0037]いくつかの態様では、AP104は、著しいアナログデジタル変換(ADC)クリッピングノイズを発生させずに、同時に2つ以上のチャネル上で該AP104がUL通信を受信できるように、隣接チャネル干渉(ACI)を抑制することができる。AP104は、たとえば、チャネルごとに別々の有限インパルス応答(FIR)フィルタを有することによって、または増大されたビット幅をもつより長いADCバックオフ期間を有することによって、ACIの抑制を改善することができる。
[0038]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを提供することができる。AP104は、AP104に関連付けられ、通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書に記載されたAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
[0039]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、システム100の他のノードSTA106にビーコン信号(または単に「ビーコン」)を、1つまたは複数のチャネル(たとえば、各チャネルが周波数帯域幅を含む複数の狭帯域チャネル)上で送信することができ、ビーコン信号は、他のノードSTA106がそれらのタイミングをAP104と同期させるのを助けることができ、または他の情報もしくは機能を提供することができる。そのようなビーコンは周期的に送信され得る。一態様では、連続送信間の期間はスーパーフレームと呼ばれることがある。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたはインターバルに分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はしないが、共通クロックを設定するタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム持続時間、送信方向情報、受信方向情報、ネイバーリスト、および/または拡張ネイバーリストなどの情報を含むことがあり、それらのうちのいくつかが以下でさらに詳細に記載される。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で共通の(たとえば共有された)情報と、所与のデバイスに固有の情報の両方を含み得る。
[0040]いくつかの態様では、STA106は、AP104に通信を送り、および/またはAP104から通信を受け取るために、AP104にアソシエートすることが必要であり得る。一態様では、アソシエートするための情報は、AP104によってブロードキャストされるビーコンに含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STA106は、たとえば、カバレージ領域にわたって広カバレージ探索を実行することができる。探索はまた、たとえば、灯台方式でカバレージ領域をスイープすることによってSTA106によって実行され得る。アソシエートするための情報を受信した後、STA106は、アソシエーションプローブまたは要求などの基準信号をAP104に送信することができる。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用することができる。
[0041]図2は、図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書に記載される様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104、またはSTA106のうちの1つを備えることができる。
[0042]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に提供することができる。メモリ206の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含む場合もある。プロセッサ204は、通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算と算術演算とを実行する。メモリ206内の命令は、本明細書に記載される方法を実施するように実行可能であり得る。
[0043]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えることがあり、またはその構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限ステートマシン、または情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
[0044]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の適切なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書に記載される様々な機能を処理システムに実行させる。
[0045]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202とリモートロケーションとの間のデータの送信と受信とを可能にするために、送信機210および/または受信機212を含み得るハウジング208を含み得る。送信機210と受信機212とは組み合わされてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る(図示せず)。
[0046]送信機210は、たとえば、別のデバイスでデバイスのためにバッファリングされた保留中のトラフィックを回復するように構成されたポーリングメッセージなどのメッセージをワイヤレスに送信するように構成され得る。たとえば、送信機210は、上記で説明された、プロセッサ204によって生成されたポーリングメッセージを送信するように構成され得る。ワイヤレスデバイス202がAP104として実装または使用されるときには、プロセッサ204は、ポーリングメッセージを処理するように構成され得る。ワイヤレスデバイス202がSTA106として実装または使用されるときには、プロセッサ204はまた、ポーリングメッセージを生成するように構成され得る。受信機212は、たとえば、ポーリングメッセージをワイヤレスに受信するように構成され得る。
[0047]さらに、ワイヤレスデバイス202がAP104として実装されるまたは用いられるときには、プロセッサ204は、その上でSTA106がAP104と通信することが許可される動作チャネル幅()(たとえば、基本サービスセット(BSS)のOp CW)においてプライマリチャネルのロケーションを設定し、Op CWとは独立であり得る動作チャネルのセット(たとえば、サブチャネル選択送信(SST)のOp CW)を定義するように構成され得、ここで、動作チャネルのセットは、AP104と通信するためにSTA106がそれを介してプライマリチャネルのロケーションを変更することが許可されるチャネルを含む。プロセッサ204および/または送信機210は、また、動作チャネルのセットをSTA106に示し、Op CWにおけるプライマリチャネルのロケーションを識別するために動作チャネルのセットのうちの1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示し、動作チャネルのセットのロケーションを識別するためにOp CWにおけるプライマリチャネルのロケーションに関連付けられたオフセットを示すようにも構成され得る。
[0048]ワイヤレスデバイス202はまた、送受信機214によって受信された信号のレベルを検出し定量化するために使用され得る信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含み得る。DSP220は、送信用のパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理層データユニット(PPDU)を備え得る。
[0049]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202は、ユーザインターフェース222をさらに備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
[0050]ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他のメカニズムを使用して、互いに結合されるか、または互いに対する入力を受け付けるか、もしくは提供することができる。
[0051]いくつかの別々の構成要素が図2に示されているが、それらの構成要素のうちの1つまたは複数は、組み合わされるか、または共通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上述された機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上述された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示された構成要素の各々は、複数の別々の要素を使用して実装され得る。
[0052]ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備えることがあり、たとえば、ポーリングメッセージ、ビーコン信号、もしくはページングメッセージを含む様々な通信を送信および/または受信するために使用され得る。すなわち、AP104またはSTA106のいずれも、ポーリングメッセージ、ビーコン信号、またはページングメッセージの送信機または受信機として働くことができる。いくつかの態様は、信号検出器218が、送信機または受信機の存在を検出するために、メモリ206およびプロセッサ204上で動作しているソフトウェアによって使用されることを企図する。AP104とSTA106とは、狭帯域通信のための1つまたは複数のチャネル上で、メッセージを受信または送信し得る。たとえば、AP104とSTA106とは、8個または16個のチャネル上でのワイヤレス通信をサポートし得、ここで、各チャネルは、1MHzまたは2MHzの周波数帯域である。
[0053]STA106(図1)は、複数の動作モードを有することができる。たとえば、STA106は、アクティブモードと呼ばれる第1の動作モードを有することができる。アクティブモードでは、STA106は、「アウェイク」状態であり得、AP104とデータをアクティブに送信/受信することができる。さらに、STA106は、省電力モードと呼ばれる第2の動作モードを有することができる。省電力モードでは、STA106は、「アウェイク」状態、またはSTA106がAP104とデータをアクティブに送信/受信しない「ドーズ」もしくは「スリープ」状態であり得る。たとえば、STA106の受信機212、ならびに場合によってはDSP220および信号検出器218は、ドーズ状態において低減された電力消費を使用して動作することができる。さらに、省電力モードでは、STA106は、時々アウェイク状態に入って、STA106がAP104とデータを送受信することができるように、ある特定の時間に「ウェイクアップする」(たとえば、アウェイク状態に入る)必要があるか否かをSTA106に示す、AP104からのメッセージ(たとえば、別のデバイスにバッファリングされた保留中のトラフィックをワイヤレスデバイスが有するか否かをワイヤレスデバイスに示すように構成されたページングメッセージ)をリッスンすることができる。
[0054]したがって、いくつかのワイヤレス通信システム100(図1)では、AP104は、AP104と同じネットワーク内の省電力モードにある複数のSTA106に、STA106がアウェイク状態またはドーズ状態にある必要があるか否かを示すページングメッセージを送信することができる。たとえば、自身がページングされていないとSTA106が決定した場合、STA106はドーズ状態に留まることができる。代替として、自身がページングされ得るとSTA106が決定した場合、STA106は、一定期間アウェイク状態に入ってページを受信し、さらにページに基づいてアウェイク状態にいつ入るべきかを決定することができる。さらに、STA106は、ページングを受信した後、一定期間アウェイク状態のままでいることができる。別の例では、STA106は、ページングされているときも、ページングされていないときも、本開示と矛盾しない他の方法で機能するように構成され得る。たとえば、AP104がSTA106に送信すべきデータを有しているので、ページは、STA106が一定期間アウェイク状態に入るべきであることを示すことができる。STA106は、一定期間アウェイク状態にいるときに、ポーリングメッセージをAP104に送ることによって、データについてAP104をポーリングすることができる。ポーリングメッセージに応答して、AP104はSTA106にデータを送信することができる。いくつかの態様では、ページングメッセージは、トラフィック識別マップ(TIM)などのビットマップ(図示せず)を備え得る。いくつかのそのような態様では、ビットマップはいくつかのビットを備え得る。これらのページングメッセージは、ビーコンまたはTIMのフレームでAP104からSTA106に送られ得る。ビットマップ内の各ビットは、複数のSTA106のうちの特定のSTA106に対応することができ、各ビットの値(たとえば、0または1)は、特定のSTA106がAP104においてバッファリングされた保留中のトラフィックを有するかどうかを示すことができる。
[0055]さらに図1を参照すると、STA106は、AP104から受信された1つまたは複数のメッセージに基づいて、1つまたは複数のチャネルの品質を推定することができる。たとえば、いくつかの実装形態では、STA106は、AP104から、ビーコン信号、ページングメッセージ、あるいはプリアンブル部分を含むパーシャルパケットを、8個の異なる2MHzチャネルのうちの1つもしくは複数、または16個の異なる1MHzチャネルのうちの1つもしくは複数において受信することができる。STA106は、受信されたメッセージに基づいて、1MHzチャネルまたは2MHzチャネルのうちの1つまたは複数についての信号対雑音比を推定することができる。信号対雑音比が大きいほど、STA106によって決定されたチャネルの推定品質は高くなる。したがって、STA106は、次いで、各チャネルの推定品質に少なくとも部分的に基づいて、複数のチャネルの相対的な品質を決定することができる。いくつかの態様では、STA106は、2つ以上のチャネルを同時にリッスンして、各チャネルの品質を推定することができる。
[0056]また、いくつかの態様では、STA106は、様々な手法を利用して、AP104の動作モードまたはチャネル状態に応じてチャネルの品質を推定することができる。たとえば、AP104がチャネルを頻繁には変更しない場合(たとえば、コヒーレンス時間>>ビーコンインターバル)、STA106は、ビーコン信号に基づいて1つまたは複数のチャネルの品質を推定することができる。AP104がチャネルを頻繁に変更する場合(たとえば、コヒーレンス時間≒ビーコンインターバル)、STAは、AP104によって送信されたヌルデータパケット(NDP)に基づいて、1つまたは複数のチャネルの品質を推定することができる。さらに、いくつかの態様では、AP104は、ビーコン信号に続くチャネル推定期間を予約することができる。チャネル推定期間の間、AP104は、たとえば、1つまたは複数のチャネルを介してNDPを送ることができる。AP104は、図3Aの通信タイムライン300に示されたように、1つまたは複数のチャネルの全部または一部を介して、同時に(たとえば、すべての1MHzまたは2MHzチャネル内で)NDPまたはビーコンフレームを送ることができる。たとえば、AP104は、時間t0およびt1において、チャネル1(CH1)、チャネル2(CH2)、チャネル3(CH3)、およびチャネル4(CH4)上で、同時にNDPまたはビーコンフレームを送信することができる。いくつかの実装形態では、AP104は、図3Bの通信タイムライン350に示されたように、様々な時間に1つまたは複数のチャネルを介して1つまたは複数のNDPを送ることができる。たとえば、AP104は、時間t0においてCH1上で1つのNDPを送信し、時間t1においてCH2上で別のNDPを送信し、時間t2、t3、t4、t5、t6、およびt7を通して1つのチャネル上で1つのNDPを送信することを継続し得る。いくつかの実装形態では、AP104は、異なるターゲットビーコン送信時間(TBTT)において1つまたは複数のチャネルを介して1つまたは複数のビーコンフレームを送り得る。たとえば、AP104は、時間t0においてCH1上で1つのビーコンフレームを送信し、時間t1において別のビーコンフレームCH2を送信し、時間t2、t3、t4、t5、t6、およびt7を通じて1つのチャネル上で1つのビーコンフレームを送信することを継続し得る。
[0057]いくつかの実装形態では、AP104は、任意の時間に任意のチャネル上でパケットを受信するように構成され得る。いくつかの実装形態では、2MHzよりも大きい動作帯域幅を有するAP104は、その動作帯域幅内の1MHzチャネルまたは2MHzチャネルのうちの1つにおいてそのプライマリチャネルを設定することによって動作し得る。AP104はまた、プライマリチャネル上のパケットのみを受信するように構成され得る。AP104が任意のチャネル上のパケットを受信するように構成された場合、STA106は、どのチャネルが使用され得るかを示す必要なしに、任意のチャネル上で任意の時間にAP104への送信を開始するように構成され得る。AP104がプライマリチャネル上のみでパケットを受信するように構成された場合、STA106は、構成パケットまたは別の方法を使用して、どのチャネル上でSTA106がAP104に送信するかについて、AP104に示すように構成され得る。
[0058]AP104は、複数のチャネルのうちの、プリネゴシエーションされたもしくは予め定義された周波数帯域(たとえば、最も低い周波数帯域のチャネル)など、プライマリチャネルと同一のチャネルを用いることがあり得、またはプライマリチャネルを変更することがあり得る。AP104は、たとえば、規則的に間隔をあけられたインターバルの間、または規則的に間隔をあけられていないインターバルであり得る他のインターバルの間、どのチャネルがプライマリチャネルであるかを変更することができる。いくつかの実装形態では、AP104は、図4の通信タイムライン400に示されたように、規則的に間隔をあけられたインターバルにおいて各チャネルを介して個別にNDPまたはビーコンフレームを送ることができ、次のNDPまたはビーコンフレームが別のチャネル上で送られるまで、NDPまたはビーコンフレームを直近に送ったチャネルをプライマリチャネルとして使用することができる。たとえば、AP104は、時間t0においてCH1上で1つのNDPまたはビーコンフレームを送信し、時間t1においてCH2上で別のNDPを送信し、時間t2、t3、t4、t5、t6、およびt7を通して、1つのチャネル上で1つのNDPを送信することを継続して、AP104のプライマリチャネルを周期的に変更することができる。AP104に関連付けられ得るSTAは、プライマリチャネルの位置(そのチャネルにおいてフレームを受信することによって、現在のプライマリチャネルの位置、または、受信されたフレームに次のプライマリチャネルのための情報を含ませることによって、次のプライマリチャネルの位置、のいずれか)を知らされ得る。プライマリチャネルの切替えは、STAとのアソシエーションにおいて提供されるか、または後でSTAとの管理交換を通じて提供されるスケジュールとして、AP104によりSTAに伝達され得る。この情報はビーコン信号に含まれ得る。たとえば、IEEEの(拡張)チャネル切替えアナウンスメントフレームまたは他の要素(たとえば、サブチャネル選択送信要素)が、1つのチャネルから別のチャネルへの切替えを示すのに用いられ得る。要素は、さらに将来のチャネル切替えに関する情報も含むことによって、改善され得る。
[0059]STA106は、AP104がプライマリチャネルの変更をSTA106に通知したときには、チャネルを切り替えないことがある。代わりに、STA106は、AP104が別のチャネルに移動した後でも、その選択されたチャネルに留まり得る。この場合、AP104の1つまたは複数の動作チャネルがSTA106の選択されたチャネルを含まないことがあるので、STA106はAP104にパケットを送らないことがある。STA106は、APがプライマリチャネルをSTA106の動作チャネルを含むチャネルに戻すとすぐに、AP104との動作を再開することができる。いくつかの実装形態では、AP104は、AP104がどのチャネルに切り替えようとしているかをSTA106に示さないことがある。STA106がチャネルを切り替えようとしていない場合、AP104は、AP104がどのチャネルに乗ろうとしているかをSTA106に警告するのではなく、AP104がいつSTA106の選択されたチャネルに乗ろうとしているかをSTA106に警告することができる。いくつかの実装形態では、AP104は、AP104がいつチャネル上にいるかをチャネル上のSTAが気付くように、チャネル上のその動作がいつ始まり、いつ終わるかを示すことができる。この場合、所与のチャネル上のBSSは、AP104がそのチャネル上にいる時間の一部の間だけアクティブでいることができる。AP104は、複数のチャネル上の同じ基本サービスセット識別情報(BSSID)とサービスセット識別情報(SSID)とを使用することができるか、または異なるチャネルについての異なるBSSIDを使用することができる。さらに、AP104は、そのビーコンフレームが送信されるチャネルに依存する異なる情報を含むビーコンフレームを送ることがあり得る。
[0060]STA106は、メッセージまたはデータの送信用に最高の品質を有するチャネルを選択することができる。有利なことに、1MHzまたは2MHzチャネルは、20MHzチャネルよりも少ない周波数ダイバーシティに起因して高いマルチパスフェージングマージンを必要とし得るので、たとえば、最高の品質を有する1MHzまたは2MHzチャネルは、別のチャネルよりも低いマルチパスフェージングマージンを有し得る。したがって、STA106はまた、たとえば、より高い送信レートで選択されたチャネル上のデータ送信に成功することが可能であり得る。
[0061]いくつかの実装形態では、AP104に関連付けられたSTA106が、たとえばBSS動作チャネル幅(Op CW)など、BSSのために許容された動作チャネルとしてAP104によって示されたチャネル上で、パケットを送信および受信する。一般的に、AP104は、BSS Op CWの許容された動作チャネルから、1つのチャネル(たとえば、プライマリチャネル番号(PCN))またはチャネルのサブセットを選択し、選択された(1つまたは複数の)チャネルを(1つまたは複数の)プライマリチャネルとして用い得る。プライマリチャネルでは、BSSのAP104に関連付けられたSTA106が、バックオフプロシージャを実行し、パケットを送信し、および/または相互に管理フレームを交換する。プライマリチャネルとして選択されない残りの動作チャネルは、セカンダリチャネルとして用いられる。セカンダリチャネルは、送信レートを増大させるために送信されるPPDUの帯域幅を拡張するように、STA106によって用いられ得る。
[0062]AP104がBSSをセットアップすることで、BSS Op CW(たとえば、1MHzから16MHz)と、BSS Op CW内のプライマリチャネル(PCN)のロケーションとが特定され得る。ある例では、AP104がBSSをセットアップすることで、8MHzというBSS Op CWが特定され、2MHzのプライマリチャネルが選択され、残りの6つのチャネルがセカンダリチャネルとして定義され得る。一態様では、AP104がBSSをセットアップするときには、AP104は、BSS Op CW内にプライマリチャネルの同じセットを維持し得、比較的長い切替え時間を有し得るチャネル切替えプロシージャを用いて、プライマリチャネルを変更し得る。AP104に関連付けられたSTA106は、それらのアソシエーション期間の間に、プライマリおよびセカンダリチャネルのロケーションを前もって知り得るのであり、プライマリチャネルではない(または、プライマリチャネルを含まない)チャネルにおいて送信することが許可されないことがあり得る。
[0063]いくつかの実装形態では、サブチャネル選択送信(SST)プロシージャが、SSTのために構成されたSTA106が(1つまたは複数の)プライマリチャネルのロケーションを動的に変更することを可能にするように提供され得る(たとえば、ビーコンインターバル内のあらゆるビーコンインターバルまたはあらゆる複数のサブインターバル)。SSTのために構成されたSTA106は、その上でチャネルのサブセットを(一時的な)プライマリチャネルとして動作させて用いる、BSS Op CWの許容された動作チャネルのサブセットを選択し得る。
[0064]AP104は、STA106(または、STAのグループ)がある時間インターバルの間用いることが許されるSSTチャネルのサブセットを、動的にシグナリングすることができる。許されたSSTチャネルのサブセットは、たとえば、SST要素を(短い)ビーコンまたは管理(または制御)フレームに含めることによって、シグナリングされ得る。このシグナリングは、STA106がアクセスすることを許容されたチャネルと、送信されたPPDUの最大帯域幅と、チャネルにアクセスするための開始時間とを含み得る。SST要素は、以下のフォーマットを有し得る:
[0065]上のSST要素を参照すると、チャネルアクティビティビットマップのサブフィールドは、所与の時間にその上で送信アクティビティが予想されるまたは許されるチャネルを示すビットマップを含む。ULアクティビティのサブフィールドとDLアクティビティのサブフィールドとは、ULアクティビティ/DLアクティビティのサブフィールドを送信するAP104に関連付けられたSTA106が、アクティビティ開始時間のサブフィールドによって示された時間においてチャネルアクティビティビットマップと最大送信幅とのサブフィールドによって識別されたチャネルの上で送信することが許されているか/受信することが予定されているか、を示すビットを含む。
[0066]最大送信幅(Maximum Transmission Width)サブフィールドは、示されたチャネル上での送信のための最大許容PPDU帯域幅を示す。アクティビティ開始時間のサブフィールドは、対応するチャネルアクティビティビットマップのサブフィールドに示されたチャネル上でAP104がいつアクティビティを予想するか、についての開始時間を定義する値を含む。開始時間は、アクティビティ開始時間のサブフィールドを含むフレームの送信から開始して、BSSのためのタイミング同期関数(TSF)の19の最下位ビットがアクティビティ開始時間のサブフィールドにおける値と一致する次の時間と、同一であり得る。
[0067]いくつかの実装形態では、SSTプロシージャをサポートするBSSをセットアップすることを意図するAP104は、SSTプロシージャから完全に利益を得るのに十分な幅(たとえば、16MHz)を有するBSS Op CWを示すことを好み得る。たとえば、広い帯域幅は、STA106に、プライマリチャネルのロケーションを変更するためにより多くのチャネル選択肢(たとえば、増加した数の利用可能なチャネル)を提供する。しかし、これは、たとえば、BSS動作が1MHzまたは2MHzだけのBSS Op CWに制限されているというような、特定の国においてはBSS動作がチャネルのうちの特定のサブセットに制限されるスペクトル規制制限などの様々な理由により、可能ではない場合があり得る。よって、SST機能をBSS Op CWに結び付けることが、SSTの利点を縮小してしまうため、望ましくないことがあり得る。
[0068]いくつかの態様では、SSTプロシージャが、BSS Op CWとは独立にSSTチャネルをAP104がセットアップすることを可能にするように、改善され得る。AP104は、たとえばSST動作チャネル幅(SST Op CW)など、BSS Op CWとは独立であり得るかまたはBSS Op CWをSST Op CWのサブセットとして含み得る、SSTプロシージャのための許容された動作チャネルのセットを指定し得る。SSTをサポートするAP104は、(ショート)ビーコン、プローブ/アソシエーション応答、および他の管理フレームに含まれ得る要素(たとえば、(S1G)能力要素など)において、SST Op CWをアドバタイズし得る。SST Op CWが、AP104に関連付けられたSTA106がSSTプロシージャにおいて用いることを予想できる許容されたチャネルのセットを示す。一態様では、SST Op CWは、BSS Op CWに関連付けられたチャネル(BSS Op CWに関連付けられた(1つまたは複数の)プライマリチャネルを含む)を含み得る。別の態様では、SST Op CWは、BSのOp CWに関連付けられたチャネルを含まず、BSS Op CWのロケーションに関しては、オフチャネルであり得る。
[0069]いくつかの実装形態では、SST Op CWは、必ずしも連続的ではない物理チャネルを、仮想的に連続であり得る仮想チャネルのセットにマッピングし得る。AP104は、この物理チャネルから仮想チャネルへのマッピングを、管理フレームを介して、関連付けられたSTA106にシグナリングし得る。あるいは、AP104が、知られている予め定義されたマッピングを用いることもあり得る。さらに、SST Op CWは、BSS Op CWのPCNに隣接する(および/または、それを含み得る)1組の連続する物理チャネルに基づき得る。物理チャネルは、また、「オフセット」の数のチャネルだけ離間されたものであり得、ここで、オフセットとは、SST要素、(S1G)能力要素、または、ビーコン、アソシエーション要求/応答、もしくは管理フレームに含まれ得る一般的で任意の要素に含まれ得る3ビット以上のオフセットフィールドによって通知され得る符号付きの整数であり得る。
[0070]図5は、物理チャネルから仮想チャネルへのマッピングの例を示す図500である。第1の例(例1)では、動作チャネルのセット(たとえば、SST Op CW)510が、必ずしも連続しない物理チャネルにマッピングされる仮想チャネル515のセットを含み得る。例1では、AP104は、1MHzというBSS Op CWを用いて、BSSをセットアップしたものと仮定され得る。第2の例(例2)では、動作チャネルのセット(たとえば、SST Op CW)520が、必ずしも連続しない物理チャネルにマッピングされる仮想チャネル525のセットを含み得る。例2では、AP104は、2MHzというBSS Op CWを用いて、BSSをセットアップしたものと仮定され得る。PCNは、動作チャネルのセット510(たとえば、PCN530)もしくは動作チャネルのセット520(たとえば、PCN540)に含まれるチャネルのうちの1つであり得るか、または、他のどこか(たとえば、SST動作帯域の外部)に位置し得る。
[0071]いくつかの実装形態では、(1つまたは複数の)プライマリチャネルのロケーションはBSS Op CW内のSTA106に知られているが、この(1つまたは複数の)プライマリチャネルのロケーションが、SST Op CWが用いられるときには知られていない場合があり得る。よって、AP104は、このプライマリチャネル(またはPCN)のロケーションを示すために、オフセットを提供し得る。このオフセットは、現在の一時的なプライマリチャネルに対するプライマリチャネル(またはPCN)のロケーションを示し得る。あるいは、このオフセットは、プライマリチャネル(またはPCN)に対する現在の一時的なプライマリチャネルのロケーションを示し得る。
[0072]一態様では、AP104は、SST要素またはいずれかの他の要素へのプライマリチャネルオフセットフィールドを含み得る(たとえば、S1G能力要素において)。プライマリチャネルオフセットフィールドは、SST Op CW内における、またはSST Op CWに対する、プライマリチャネル(またはPCN)の位置を示し得る。オフセットは、SST Op CWまたはチャネルアクティビティビットマップ(CAB)フィールド内の異なるプレースホルダ(たとえば、チャネル数やビットなど)によって表され得る。プライマリチャネル(またはPCN)の相対的位置は、CABフィールドにおける最下位ビットによって識別された最も低いチャネルとの関係で示され得る。あるいは、プライマリチャネル(またはPCN)の相対的ロケーションは、CABフィールドにおける最上位ビットによって識別された最も高いチャネルとの関係で示され得る。たとえば、プライマリチャネルオフセットが3ビットである場合には、(2MHzの)プライマリチャネルのロケーションは、(各ビットが2MHzのSSTチャネルを示す)8ビットのCABにおいて一意的に識別され得る。1MHzのプライマリチャネルの識別(identification)は、追加的な1ビットによって識別されることが可能であり、これにより、1MHzのプライマリチャネルが、2MHzのプライマリチャネル内で、2MHzのプライマリチャネルのより低いチャネルまたはより高いチャネルとして位置を特定され得る。1MHzのプライマリチャネルのロケーションは、予め定義されていることもあり得る。
[0073]別の態様では、AP104は、SST要素またはいずれかの他の要素へのSST Op CWオフセットフィールドを含み得る(たとえば、S1G能力要素において)。SST Op CWオフセットフィールドは、既存のプライマリチャネル(またはPCN)との関係でのSST Op CWの位置を示し得る。AP104がプライマリチャネルとBSS Op CWとを用いてBSSをセットアップしたであろうということを所与とすると、プライマリチャネルのロケーションは、AP104に関連付けられたSTA106によって既に知られている場合があり得る。よって、SSTプロシージャのために構成されたSTA106は、SST要素によって特定された1つまたは複数のアクティビティ開始時間のためのSST Op CWと最終的には一時的な(1つまたは複数の)プライマリチャネルとのロケーションを識別するために、SST Op CWオフセットを用い得る。SST Op CWは、BSS Op CWとの関係では、帯域の外(out-of-band)にあり得る。たとえば、SST Op CWオフセットは、3ビットの長さを有し得、プライマリチャネルのロケーションとの関係で、チャネルアクティビティビットマップにおける最下位ビットの相対的ロケーションを示し得る(物理チャネルマッピングまたは仮想チャネルマッピング)。よって、プライマリチャネルが所与のマッピング(たとえば仮想マッピング)に対して5として識別される場合には、値4を有するSST Op CWオフセットは、(チャネルが、2MHzの単位と16MHzのSST Op CWとによって分割されると仮定すると)チャネル9から16においてSST動作が許容されるということを示し得る。別の例では、SST Op CWオフセットは、4ビットの長さを有し得るのであって、SST Op CWがプライマリチャネルのロケーションよりも上に位置するかまたは下に位置するかを示すインジケーションを含み得る。さらに、SST Op CWオフセットは、BSS Op CW(またはPCN)との関係で、帯域のより高い部分またはより低い部分に位置するSST Op CWを識別する符号付きの整数であり得る。
[0074]一実装形態では、上で論じられたオフセットフィールドのうちの1つを含むために、1または複数のバイトがSST要素に追加され得る。この1または複数のバイトは、たとえば2から8ビットのサイズを有する1つまたは複数のオフセットを含み得る。他の情報が、オフセットフィールドに追加されることもあり得る。たとえば、2MHzのプライマリチャネル内における1MHzのプライマリチャネルのロケーションを示すために、1ビットが追加され得る。よって、プライマリロケーションは、SST要素ベース、S1G要素ベース、またはアクティビティ開始時間ベースで、動的にシグナリングされ得る。別の実装形態では、上で論じられたオフセットフィールドの1つを含むために、アクティビティ開始時間フィールドの長さが、19から(19−オフセットサイズ)まで短縮され得る。たとえば、オフセットフィールドの長さが3ビットである場合には、アクティビティ開始時間フィールドは、16ビット(19ビット−3ビット=16ビット)まで短縮される。
[0075]一般的に、上述されたオフセットの記述は、たとえば、ターゲットウェイクタイム(TWT)要素または限定アクセスウィンドウ(RAW)パラメータセット(RPS)要素など、同様のシグナリングを提供する複数の要素に適用され得る。
[0076]一態様では、チャネルアクティビティビットマップ(CAB)フィールドの粒度が、低下され得る。CABフィールドは、8ビットの長さを有し、SST Op CWにおける2MHzチャネルのロケーションを識別し得る。たとえばSST Op CWの1MHzチャネルのロケーションを識別するなど、より低い粒度を有するためには、CABフィールドは、各ビットがSST Op CWの1MHzチャネルを識別する、2バイト(16ビット)まで拡張され得る。
[0077]いくつかの実装形態では、「広い帯域幅」のBSSに関連付けられたSTA106が、「狭帯域」のサブチャネル選択送信(SST)を実行し得る。一態様では、より広い帯域幅(たとえば、16MHzのBSS Op CW)をサポートするBSSの1MHzまたは2MHzチャネル上で動作することを望む(またはそれに限定された)STA106は、そのより広い帯域幅内で最良のチャネルを発見し、そのチャネル上でフレームを送信/受信し得る。STA106がチャネルのピークにおいて動作することができるので、SSTは、狭帯域の送信を、不利から有利に転換するのである。
[0078]広い帯域幅(広いBW)の動作は、BSS動作BWに結合され得る。よって、BSSが限定された動作帯域幅(たとえば、1MHzのBSSまたは2MHzのBSS)を有する場合には、SSTプロシージャを実行することが可能ではないことがあり得る。限定された動作帯域幅を有するBSSにおけるSST動作を可能にするために、広い帯域幅の動作が、BSS動作BWから分離され得る(しかし、BSS動作BWを含み得る)。
[0079]一態様では、広い帯域幅の動作が、BSS動作BWを拡張するSST動作BWとして定義され得る。たとえば、2MHzのBSS動作BWを用いてBSSをセットアップするAP104は、16MHzのSST動作BWにおける動作を示し得る。SSTをサポートするSTA106は、予め定義されたSSTプロシージャに従って、16MHzのサブチャネルのいずれかにおいて選択的に送信することができる。
[0080]SST動作BWでは、BSSのプライマリチャネルのロケーションは、各アクティビティ開始時間において、STA106に対して不明確(未知)であり得る。したがって、AP104は、SST要素におけるBSSのプライマリチャネルへのオフセットを含み得る。このオフセットは、チャネルアクティビティビットマップ(CAB)におけるアクティビティ開始時間においてプライマリチャネルの位置を特定し得る。CAB内のプライマリチャネルへのオフセットにより、SSTをサポートするSTA106が正常なBSS動作に戻ることが、可能になる。
[0081]一態様では、SST動作要素は、以下のフォーマットを有し得る。
[0082]SST動作要素は、SSTイネーブルドチャネルビットマップ(SST Enabled Channel Bitmap)フィールドと、プライマリチャネルオフセットフィールドと、最大送信幅フィールドとを含み得る。SSTイネーブルドチャネルビットマップフィールドは、たとえば、通信のためにイネーブルされたチャネルの数を示すなど、SSTをサポートするSTA106がSST動作のために用い得るチャネルのセットを示し得る。通信は、送信、受信、または送信と受信の両方を含み得る。BSSは、示されたチャネルのセットのサブセット(プライマリチャネルを含む)において動作し得る。プライマリチャネルオフセットフィールドは、SSTイネーブルドチャネルビットマップにおけるプライマリチャネルのロケーションを示し得る。最大送信幅フィールドは、SSTをサポートするSTA106によって送信されるPPDUの最大許容帯域幅を示し得る。とりわけ、独立の要素におけるPPDUの最大許容帯域幅を示すことにより、情報が、ターゲットウェイクタイム(TWT)要素または限定アクセスウィンドウ(RAW)パラメータセット(RPS)要素のために用いられることが可能になる。SST動作要素は、オプションとして、SSTイネーブルドチャネルビットマップにおける各チャネルの帯域幅(たとえば、1MHzまたは2MHz)を示し得る最小チャネル単位フィールドを含み得る。
[0083]図6は、16MHzのSST動作帯域幅の例を示す図600である。いくつかの実装形態では、STA106は、デフォルトでは、BSSプライマリチャネル(たとえば2MHz)で動作し得、それぞれのBSS動作CW制限プロシージャに従い得る。SST動作要素は、16MHzのSSTイネーブルド帯域幅を示し得、ここで、プライマリチャネルロケーションは、SSTイネーブルドチャネルビットマップ内の位置1に特定され得る。AP104は、さらに、SSTチャネル上のPPDU送信のための帯域幅を縮小/増大させるために、許可/制限を示し得る。チャネルアクティビティビットマップ(CAB)は、また、上述されたようにも用いられ得る。CABは、16MHzのSST動作BW上の狭い2MHzのサブチャネルに基づいて、所与の時間におけるUL/DLのためにイネーブルされたチャネルを示し得る。
[0084]いくつかの実装形態では、プライマリチャネルオフセットフィールドは、BSS(およびBSS動作BW)のプライマリチャネルロケーションを示し得る。たとえば、プライマリチャネルオフセットフィールドは、SST動作(SST BWの最大使用可能BW)の全体を通じて、静的なインジケーションを提供し得る。追加または代替として、プライマリチャネルオフセットは、SST動作(2*SST BWの最大使用可能BW)の全体を通じて、動的なインジケーションを提供し得る。CABフィールドは、16MHzのSST動作BW上の狭い2MHzのサブチャネルに基づいて、所与の時間におけるUL/DLのためにイネーブルされたチャネルを示し得る。最大送信幅フィールドは、2、4、8、および16MHzの送信についてのマッピングを用いて、2ビットの長さを有し得る。最大送信幅フィールドは、1、2、4、8、および16MHzの送信についてのマッピングを用いて、3ビットの長さに拡張され得る。
[0085]一態様では、SST要素は、以下のフォーマットを有し得る。
[0086]いくつかの実装形態では、SST要素のチャネルアクティビティスケジュールフィールドは、所与の時間においてUL/DLのためにイネーブルされたチャネルを示すチャネルアクティビティビットマップフィールドを含み得る。これによって、STA106が、16MHzの「広いBW」動作ではなく、2MHzチャネルを選択することが可能になる。SSTをサポートするSTA106に有用な、SST要素のチャネルアクティビティスケジュールフィールドに含まれる他の情報は、アクティビティ開始時間、アクティビティのタイプ(UL/DL)、最大送信幅、プライマリチャネルオフセットなどを含む。SST動作BWにおいて、BSSプライマリチャネルのロケーションは、各アクティビティの開始時間においては、STA106にとって、不明確(未知)であり得る。したがって、AP104は、SST要素において、BSSプライマリチャネルへのオフセットを含み得る。このオフセットは、チャネルアクティビティビットマップ(CAB)において、アクティビティ開始時間でのプライマリチャネルの位置を特定し得る。
[0087]一般的に、上述したオフセットの説明は、たとえば、ターゲットウェイクタイム(TWT)要素や限定アクセスウィンドウ(RAW)パラメータセット(RPS)要素など、同様のシグナリングを提供する複数の要素に適用され得る。
[0088]図7は、ワイヤレス通信の例示的な方法700のフローチャートである。方法700は、第1の装置(たとえば、図2のワイヤレスデバイス202など)を使用して実行され得る。方法700は、図2のワイヤレスデバイス202の要素に関して以下で説明されるが、本明細書に記載されたステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用され得る。
[0089]ブロック705では、第1の装置が、第2の装置が第1の装置と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定し得る。用語「通信」とは、送信、受信、または送信と受信の両方、を含み得る。少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定することは、たとえば、プロセッサ204によって実行され得る。
[0090]ブロック710では、第1の装置が、動作チャネルのセット(たとえば、SST Op CW)を定義し得、これは、Op CWとは独立であり得る。動作チャネルのセットは、第1の装置と通信するために第2の装置が利用可能なチャネルの数に基づいて定義され得る。動作チャネルのセットは、第1の装置と通信するために第2の装置がそれを介して少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを含み得る。一態様では、Op CWに関連付けられた少なくとも1つのチャネルは、動作チャネルのセットに関連付けられる。別の態様では、Op CWに関連付けられたどのチャネルも、動作チャネルのセットに関連付けられない。動作チャネルのセットを定義することは、たとえば、プロセッサ204によって実行され得る。
[0091]ブロック715では、第1の装置が、動作チャネルのセットを第2の装置に示し得る。動作チャネルのセットを示すことは、動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルの各々のロケーションを、チャネルアクティビティビットマップ(CAB)を介して示すことを含み得る。CABは、動作チャネルのセットのうちの1つのチャネルを各ビットが識別する、少なくとも1つのビットを含み得る。一態様では、CABは、動作チャネルのセットのうちの1−MHzチャネルを各ビットが識別する、16ビットを含む。動作チャネルのセットのインジケーションは、たとえば、プロセッサ204および/または送信機210によって、実行され得る。別の態様では、CABは、動作チャネルのセットのうちのX−MHzチャネルを各ビットが識別する、8ビットを含み、ここで、Xは、AP104がBSS動作のためにセットアップしたプライマリチャネルの幅として定義される。たとえば、AP104が2MHzのBSSをセットアップする場合には、各ビットは、動作チャネルのセットの2MHzチャネルをそれぞれ識別する。
[0092]さらなる態様では、動作チャネルのセットを示すことは、通信のためにイネーブルされたチャネルの数を指定するビットマップ(たとえば、SSTイネーブルドチャネルビットマップ)を示すこと、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、ビットマップによって指定された少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセット(たとえば、プライマリチャネルオフセット)を示すこと、ビットマップによって指定された各チャネルの帯域幅(たとえば、最小チャネル単位)を示すこと、および/またはデータ単位を送信するための第2の装置についての最大帯域幅(たとえば、最大送信幅)を示すこと、を含み得る。
[0093]ブロック720では、第1の装置が、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示し得る。ブロック725では、第1の装置が、動作チャネルのセットのロケーションを識別するために、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションに関連付けられたオフセットを示し得る。いずれのオフセットのインジケーションも、たとえばプロセッサ204および/または送信機210によって、実行され得る。以上の説明ではオフセットに言及しているが、一般的には、プライマリチャネルの任意のタイプの識別が好適であり得る、ということに注意すべきである。たとえば、第2のOp CWにおけるプライマリチャネルは、たとえばSSTのPCNなど、追加的なプライマリチャネル番号によっても、識別され得る。一般的に、2つのプライマリチャネルの相対的ロケーションは、様々な方法でシグナリングされ得る。
[0094]図8は、例示的なワイヤレス通信デバイス800の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス800は、複数のチャネルを介して第2のデバイスからメッセージをワイヤレスに受信するように構成された受信機805を含むことができる。受信機805は、受信機212に対応し得る。ワイヤレス通信デバイス800は、第2のデバイスがワイヤレス通信デバイス800と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定し、Op CWとは独立に、ワイヤレス通信デバイス800と通信するために第2のデバイスがそれを介して少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを備える動作チャネルのセットを定義し、動作チャネルのセットを第2のデバイスに示し、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示し、動作チャネルのセットのロケーションを識別するために、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションに関連付けられたオフセットを示す、ように構成された処理システム810をさらに含み得る。処理システム810は、図7のブロック705、710、715、720、および725との関係で、上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。処理システム810は、プロセッサ204に対応し得る。ワイヤレス通信デバイス800は、動作チャネルのセットを第2のデバイスに示し、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示し、動作チャネルのセットのロケーションを識別するために、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションに関連付けられたオフセットを示す、ように構成された送信機815をさらに含み得る。送信機815は、図7のブロック715、720、および725との関係で、上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。送信機815は、送信機210に対応し得る。
[0095]さらに、一態様では、第2の装置が第1の装置と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定するための手段は、1つまたは複数のアルゴリズムを実行する処理システム810を備え得る。たとえば、基本サービスセット(BSS)をセットアップする処理システム810は、そのBSS(たとえば、BSS動作チャネル幅(BSS Op CW))のために、許可された動作チャネルのセットを決定し得る。いったんBSS Op CWが決定されると、処理システム810は、BSS Op CW内にプライマリチャネルのロケーションを設定し、BSS Op CWにおける残りのチャネルをセカンダリチャネルとして定義し得る。
[0096]別の態様では、Op CWとは独立に動作チャネルのセットを定義するための手段は、1つまたは複数のアルゴリズムを実行する処理システム810を備え得る。たとえば、処理システム810は、第2の装置が第1の装置と通信するために利用可能なチャネルの数を決定し得る。いったん利用可能なチャネルの数が決定されると、処理システム810は、第2の装置が、利用可能なチャネルの数に基づいて第1の装置と通信するために、それを介して少なくとも1つプライマリチャネルのロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを含むように、動作チャネルのセットを定義し得る。
[0097]さらなる態様では、動作チャネルのセットを第2の装置に示すための手段は、1つまたは複数のアルゴリズムを実行する処理システム810と送信機815とを備え得る。たとえば、上述されたように、処理システム810は、第2の装置が第1の装置と通信するために利用可能なチャネルの数を決定し得る。いったん利用可能なチャネルの数が決定されると、処理システム810は、第2の装置が、利用可能なチャネルの数に基づいて第1の装置と通信するために、それを介して少なくとも1つプライマリチャネルのロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを含むように、動作チャネルのセットを定義し得る。その後で、送信機815が、動作チャネルのセットを第2の装置に示すために、処理システム810によって、実行され得る。
[0098]一態様では、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すための手段と、動作チャネルのセットのロケーションを識別するために、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションに関連付けられたオフセットを示すための手段と、Op CWにおける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別するために、ビットマップによって指定された少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すための手段とは、1つまたは複数のアルゴリズムを実行する処理システム810と送信機815とを備え得る。たとえば、上述されたように、処理システム810は、動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを決定し、そのOp CWと独立に動作チャネルのセットを定義し得る。その後で、処理システム810は、少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションと、動作チャネルのセットにおける少なくとも1つチャネルのロケーションとを比較し、少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別することを助ける動作チャネルのセットのうちの少なくとも1つのチャネルとの関係で、第1のオフセットを決定し得る。その後で、送信機815が、第1のオフセットを第2の装置に示すために、処理システム810によって実行され得る。あるいは、処理システム810は、少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションと、動作チャネルのセットにおける少なくとも1つチャネルのロケーションとを比較し、動作チャネルのセットのロケーションを識別することを助ける少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションとの関係で、第2のオフセットを決定し得る。その後で、送信機815が、第2のオフセットを第2の装置に示すために、処理システム810によって実行され得る。別の例では、処理システム810は、各ビットが動作チャネルのセットのうちの1つのチャネルを識別するビットマップに従って、動作チャネルのセットを定義し得る。いったんビットマップが定義されると、処理810は、少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを識別することを助けるビットマップの少なくとも1つのチャネルとの関係で、第3のオフセットを決定し得る。その後で、送信機815が、第3のオフセットを第2の装置に示すために、処理システム810によって実行され得る。
[0099]本明細書で使用する「定義」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「定義」は、解決、選択、選出、確立などを含み得る。さらに、本明細書で使用する「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含し得るか、または帯域幅と呼ばれることもある。
[00100]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−cおよびa−b−cをカバーするものとする。
[00101]上述された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/またはモジュールなどの、それらの動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。一般に、図に示されたどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[00102]本開示に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて、実施または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00103]1つまたは複数の態様では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装された場合、機能は、1つもしくは複数の命令もしくはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るし、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備えることができる。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備えることができる。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00104]本明細書で開示された方法は、記載された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
[00105]記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装された場合、機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るし、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。
[00106]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備えることができる。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書に記載された動作を実行するために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備えることができる。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00107]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00108]さらに、本明細書に記載された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、本明細書に記載された方法を実行するための手段の転送を容易にするために、そのようなデバイスはサーバに結合され得る。代替として、本明細書に記載された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局がストレージ手段をデバイスに結合するかまたは提供すると様々な方法を取得することができるように、ストレージ手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供され得る。その上、本明細書に記載された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用され得る。
[00109]特許請求の範囲は、上記に示された厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上述された方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な修正、変更および変形が行われ得る。
[00110]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、その基本的範囲から逸脱することなく考案され得るし、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための第1の装置であって、
第2の装置が前記第1の装置と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定することと、
前記Op CWとは独立に動作チャネルのセットを定義することと、ここで、動作チャネルの前記セットは、前記第1の装置と通信するために前記第2の装置がそれを介して前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを備える、
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すことと
を行うように構成された処理システムを備える、第1の装置。
[C2]
動作チャネルの前記セットは、前記第1の装置と通信するために前記第2の装置が利用可能なチャネルの数に基づいて定義される、上記C1に記載の第1の装置。
[C3]
前記Op CWに関連付けられた少なくとも1つのチャネルは、動作チャネルの前記セットに関連付けられる、上記C1に記載の第1の装置。
[C4]
前記Op CWに関連付けられたどのチャネルも、動作チャネルの前記セットに関連付けられない、上記C1に記載の第1の装置。
[C5]
前記処理システムが、
前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを識別するために、動作チャネルの前記セットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すようにさらに構成された、上記C1に記載の第1の装置。
[C6]
前記処理システムが、さらに、
動作チャネルの前記セットのロケーションを識別するために、前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションに関連付けられたオフセットを示すように構成された、上記C1に記載の第1の装置。
[C7]
前記処理システムが、
チャネルアクティビティビットマップ(CAB)を介して、動作チャネルの前記セットのうちの前記少なくとも1つのチャネルの各々のロケーションを示すことであって、前記CABは動作チャネルの前記セットのうちの1つのチャネルを各ビットが識別する少なくとも1つのビットを備える、示すこと、
によって、動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すように構成された、上記C1に記載の第1の装置。
[C8]
前記CABが16ビットを備え、各ビットが、動作チャネルの前記セットのうちの1−MHzチャネルを識別する、上記C7に記載の第1の装置。
[C9]
前記CABが8ビットを備え、各ビットが、動作チャネルの前記セットのうちのX−MHzチャネルを識別し、ここで、Xは前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの幅である、上記C7に記載の第1の装置。
[C10]
前記処理システムが、
通信のためにイネーブルされたチャネルの数を指定するビットマップを示すことによって、動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すように構成された、上記C1に記載の第1の装置。
[C11]
前記処理システムが、さらに、
前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを識別するために、前記ビットマップによって指定された少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すように構成された、上記C10に記載の第1の装置。
[C12]
前記処理システムが、
前記ビットマップによって指定された各チャネルの帯域幅を示すことによって、動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すように構成された、上記C10に記載の第1の装置。
[C13]
前記処理システムが、
データ単位を送信するための前記第2の装置についての最大帯域幅を示すことによって、動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すように構成された、上記C1に記載の第1の装置。
[C14]
第1の装置におけるワイヤレス通信の方法であって、
第2の装置が前記第1の装置と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定することと、
前記Op CWとは独立に動作チャネルのセットを定義することと、ここで、動作チャネルの前記セットは、前記第1の装置と通信するために前記第2の装置がそれを介して前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを備える、
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すことと
を備える、方法。
[C15]
動作チャネルの前記セットは、前記第1の装置と通信するために前記第2の装置が利用可能なチャネルの数に基づいて定義される、上記C14に記載の方法。
[C16]
前記Op CWに関連付けられた少なくとも1つのチャネルが、動作チャネルの前記セットに関連付けられた、上記C14に記載の方法。
[C17]
前記Op CWに関連付けられたどのチャネルも、動作チャネルの前記セットに関連付けられない、上記C14に記載の方法。
[C18]
前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを識別するために、動作チャネルの前記セットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すことをさらに備える、上記C14に記載の方法。
[C19]
動作チャネルの前記セットのロケーションを識別するために、前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションに関連付けられたオフセットを示すことをさらに備える、上記C14に記載の方法。
[C20]
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に前記示すことが、
チャネルアクティビティビットマップ(CAB)を介して、動作チャネルの前記セットのうちの前記少なくとも1つのチャネルの各々のロケーションを示すことであって、前記CABが、動作チャネルの前記セットのうちの1つのチャネルを各ビットが識別する少なくとも1つのビットを備える、示すこと、
を備える、上記C14に記載の方法。
[C21]
前記CABが16ビットを備え、各ビットが、動作チャネルの前記セットのうちの1−MHzチャネルを識別する、上記C20に記載の方法。
[C22]
前記CABが8ビットを備え、各ビットが、動作チャネルの前記セットのうちのX−MHzチャネルを識別し、ここで、Xは前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの幅である、上記C20に記載の方法。
[C23]
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に前記示すことが、
通信のためにイネーブルされたチャネルの数を指定するビットマップを示すことを備える、上記C14に記載の方法。
[C24]
前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを識別するために、前記ビットマップによって指定された少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すことをさらに備える、上記C23に記載の方法。
[C25]
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に前記示すことが、
前記ビットマップによって指定された各チャネルの帯域幅を示すことを備える、上記C23に記載の方法。
[C26]
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に前記示すことが、
データ単位を送信するための前記第2の装置についての最大帯域幅を示すことを備える、上記C14に記載の方法。
[C27]
ワイヤレス通信のための第1の装置であって、
第2の装置が前記第1の装置と通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定するための手段と、
前記Op CWとは独立に動作チャネルのセットを定義するための手段と、ここで、動作チャネルの前記セットは、前記第1の装置と通信するために前記第2の装置がそれを介して前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを備える、
動作チャネルの前記セットを前記第2の装置に示すための手段と
を備える、第1の装置。
[C28]
前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを識別するために、動作チャネルの前記セットのうちの少なくとも1つのチャネルに関連付けられたオフセットを示すための手段をさらに備える、上記C27に記載の第1の装置。
[C29]
動作チャネルの前記セットのロケーションを識別するために、前記Op CWにおける前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションに関連付けられたオフセットを示すための手段をさらに備える、上記C27に記載の第1の装置。
[C30]
ワイヤレス通信のためのアクセスポイントであって、
少なくとも1つのアンテナと、
処理システムであって、
装置が前記アクセスポイントと通信することが許可される動作チャネル幅(Op CW)において少なくとも1つのプライマリチャネルのロケーションを設定することと、
前記Op CWとは独立に動作チャネルのセットを定義することと、ここで、動作チャネルの前記セットは、前記アクセスポイントと通信するために前記装置がそれを介して前記少なくとも1つのプライマリチャネルの前記ロケーションを変更することが許可される少なくとも1つのチャネルを備える、
動作チャネルの前記セットを前記少なくとも1つのアンテナを介して前記装置に示すことと
を行うように構成された処理システムと
を備える、アクセスポイント。