JP6169998B2 - 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、および制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6169998B2
JP6169998B2 JP2014056693A JP2014056693A JP6169998B2 JP 6169998 B2 JP6169998 B2 JP 6169998B2 JP 2014056693 A JP2014056693 A JP 2014056693A JP 2014056693 A JP2014056693 A JP 2014056693A JP 6169998 B2 JP6169998 B2 JP 6169998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
take
processing apparatus
information
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014056693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015179421A (ja
Inventor
健 深澤
健 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2014056693A priority Critical patent/JP6169998B2/ja
Publication of JP2015179421A publication Critical patent/JP2015179421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169998B2 publication Critical patent/JP6169998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、正規のユーザによって外部に持ち出される情報処理装置、その装置の制御方法、およびその装置を制御するための制御プログラムに関する。
近年、情報処理装置の盗難、紛失、情報の不正持ち出しによる重要情報の漏洩が問題となっており、様々な対策がなされている。
特許文献1には、情報処理装置(スマートフォン)が充電中に充電器から離された場合に情報処理装置の所定機能(メール機能や電話機能等)の実行を制限する技術が記載されている。
特許文献2には、GPS(Global Positioning System)や3D(Dimension)センサによって情報処理装置の盗難の可能性があると判断された場合に盗難防止や不正操作防止のためにアラームを発生させる技術が記載されている。
特許文献3には、監視機能オン中に、情報処理装置(カメラ)の加速度が予め設定された閾値を超えてから規定時間内に監視機能の停止操作が実行されない場合にアラームを発生させる技術が記載されている。
特開2013−115569号公報(ページNo.11〜14) 特開2007−265139号公報(ページNo.4〜5) 特開2006−201957号公報(ページNo.5〜9)
ところで、情報処理装置は、当然のことながら正規のユーザによって持ち出される場合がある。そして、正規のユーザによって持ち出される場合には、正規な利用の妨げとなる、重要情報の漏洩を防止するための防止機能(利用制限やアラーム鳴動)を解除する必要がある。
しかしながら、特許文献1−3に記載された各技術において、上記防止機能の解除にはパスワード入力が必要とされている。パスワード入力は、表示画面を見ながら複数の文字や数字からなるパスワードを入力するといった極めて煩雑な作業を伴う。従って、特許文献1−3に記載された技術では、正規ユーザは情報処理装置を容易に持ち出すことは困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、正規ユーザの利便性を低下させることなく、重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能な情報処理装置、制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
本発明の情報処理装置は、情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定する制御手段と、前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力する位置検出手段と、前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力する加速度検出手段と、前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶する記憶手段と、を備え、前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記制御手段は、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させる。
本発明の制御方法は、情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定し、前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力し、前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力し、前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶し、前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させることを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、情報処理装置のコンピュータに、前記情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定する機能と、前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力する機能と、前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力する機能と、前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶する機能と、前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させる機能を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、正規ユーザの利便性を低下させることなく、重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における利用許可範囲を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における持ち帰り禁止機能を説明するための図である。 第2の実施形態における利用許可範囲を説明するための図である。 解除パターンの設定動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置の動作例を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る情報処理装置の動作例を説明するための図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置1は、制御手段2と、位置検出手段3と、加速度検出手段4と、記憶手段5と、を備える。
制御手段2は、情報処理装置1の動作モードを、情報処理装置1の位置に応じて情報処理装置1の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、位置に拘わらず利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定する。
位置検出手段3は、情報処理装置1の位置を検出し、位置情報として出力する。
加速度検出手段4は、情報処理装置1が動かされた場合の加速度に基づいて情報処理装置1の移動方向を算出し、移動方向情報として出力する。
記憶手段5は、持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲X1と、持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における移動方向情報に基づいて生成され、持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶する。
制御手段2は、図2に示されるように、持ち出し監視有効モードにおいて、位置情報が利用許可範囲X1の内にある場合には利用を許可し、位置情報が利用許可範囲X1の外にある場合には利用を禁止する。
また、制御手段2は、持ち出し監視有効モードにおいて、情報処理装置1の持ち出しが決定された際の移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが規定移動パターンと一致する場合には情報処理装置1の動作モードを持ち出し監視有効モードから持ち出し監視無効モードへと遷移させる。
以上説明した第1の実施形態において、持ち出し監視有効モードにおいて情報処理装置1の位置が利用許可範囲X1の外にある場合、情報処理装置1の利用は禁止される。従って、情報処理装置1の盗難、紛失、情報の不正持ち出しによる重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能となる。
さらに、第1の実施形態において、情報処理装置1が利用許可範囲X1の内にいる場合は常に利用が許可されるため、少なくとも利用許可範囲X1内で利用する場合には一切の解除作業は不要である。
また、第1の実施形態において、持ち出し監視有効モードの解除は、入力移動パターンと規定移動パターンとが一致した場合に実行されるが、上述したように、移動パターンは、加速度検出手段4から出力される移動方向情報に基づいて生成される。そして、移動方向情報は、情報処理装置1が動かされた場合の加速度に基づいて算出される。すなわち、持ち出し監視有効モードの解除(換言すれば、持ち出しが可能なモードへの移行)は、情報処理装置1を動かすだけで実行される。
以上を纏めると、第1の実施形態によれば、正規ユーザの利便性を低下させることなく、重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能となる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置21の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置21は、GPS(Global Positioning System)受信機22(位置情報検出手段)と、加速度センサ23(加速度検出手段)と、情報記憶部24(記憶手段)と、解除パターン検出部25(制御手段)と、ボタン26と、位置情報監視部27(制御手段)と、設定入力部28と、利用制限対象処理部29と、を備える。また、情報処理装置21は、後述する「持ち去り禁止機能」を備える。
GPS受信機22は、持ち去り禁止機能有効状態M2(詳細は後述)において、情報処理装置21の現在の位置情報を情報記憶部24に送信する。
加速度センサ23は、ボタン26に接続され、ユーザによってボタン26が押下されている間、情報処理装置21の移動を検知する。
情報記憶部24は、GPS受信機22と加速度センサ23とに接続され、以下の3つの情報を保存する。第1の情報は、GPS受信機22から取得した位置情報である。第2の情報はは、持ち去り禁止機能有効状態M2時に設定される、情報処理装置21の利用許可範囲である。第3の情報は、加速度センサ23から取得した情報処理装置21の移動パターンである。
解除パターン検出部25は、加速度センサ23に接続され、加速度センサ23からの情報処理装置21の移動情報に基づき、情報記憶部24に事前に登録された情報処理装置21の移動パターンと等しいかどうか確認を行う。また、解除パターン検出部25は、持ち去り禁止機能有効状態M2の解除パターン設定時に、加速度センサ23から得られた情報処理装置21の移動情報を移動パターン(解除パターン)として情報記憶部24に送信する。
解除パターン入力時に押すボタン26は、加速度センサ23と解除パターン検出部25に接続される。ボタン26が押下されている間、解除パターン検知部25は、情報処理装置21の動きを検知する。
位置情報監視部27は、GPS受信機22に接続される。位置情報監視部27は、持ち去り禁止機能有効状態M2において、一定時間毎にGPS受信機22から情報処理装置21の位置情報を取得し、位置情報が利用許可範囲X2(後述)外にある場合、情報処理装置21の利用制限を行う。
設定入力部28は、情報記憶部24に接続され、ユーザによって入力された利用許可範囲X2を情報記憶部24に保存する。
利用制限対象処理部29は、持ち去り禁止機能有効状態M2において利用制限対象となる処理を実行する。たとえば、利用制限対象処理部29は、「持ち去り禁止機能」以外の他機能、あるいは重要データ(機密データ)にアクセスする機能を有する。情報処理装置21の位置が利用許可範囲X2外にある場合、位置情報監視部27は、利用制限対象処理部29の利用(すなわち、他機能の利用や重要データへのアクセス)を制限(全ての機能あるいは一部の機能の利用禁止)する。
図4は、本実施形態の「持ち帰り禁止機能」を説明するための図である。持ち帰り禁止機能は、情報処理装置21の状態を、持ち去り禁止機能無効状態M1および持ち去り禁止機能有効状態M2のいずれかに設定する機能である。持ち去り禁止機能有効状態M2は、利用制限対象処理部29が制限されない利用制限なし状態M3と、利用制限対象処理部29が制限される状態である利用制限あり状態M4と、情報処理装置21が利用許可範囲X2内にあるか否かをチェックする利用可能範囲チェック状態M5を含む。
ユーザは、設定入力部28を利用し、たとえば、CLI(Command Line Interface)により、情報処理装置21の状態を、持ち去り禁止機能有効状態M2に設定する(ステップS1)。持ち去り禁止機能有効状態M2に遷移後、情報記憶部24は、GPS受信機22から情報処理装置21の現在の位置情報を取得する。位置情報取得完了後、ユーザは、設定入力部28を利用して利用許可範囲X2の設定を行い、利用許可範囲X2を情報記憶部24に保存する。
図5は、第2の実施形態における利用許可範囲X2を説明するための図である。利用許可範囲X2は、情報処理装置21を制限なく利用できる範囲である。例えば、図5のように、利用許可範囲X2を10mに設定した場合、情報処理装置21は、現在の位置から半径10mの範囲内でのみ利用することができ、10mを超えた位置では利用が制限される。
図4の説明に戻る。利用許可範囲X2が設定された後、情報処理装置21の状態を、持ち去り禁止機能無効状態M1とするための解除パターンが設定される。解除パターンの設定については、後述する。
解除パターン設定後、情報処理位置21の状態は、持ち去り禁止機能有効状態M2へと遷移する。持ち去り禁止機能有効状態M2に遷移した際、情報処理装置21の状態は、利用制限なし状態M3となる。利用制限なし状態M3遷移後、情報処理装置21の状態は、一定時間(たとえば、10秒)が経過する度に利用可能範囲チェック状態M5へと遷移する。利用可能範囲チェック状態M5において、位置情報監視部27は、GPS受信機22から位置情報を取得し、位置情報が利用許可範囲X2内にあるか否かを判定する(ステップS2)。
情報処理装置21が利用許可範囲X2内にある場合、利用制限なし状態M3が維持される(ステップS3)。
一方、情報処理装置21が利用許可範囲X2外にある場合、情報処理装置21の状態は、利用制限あり状態M4へと遷移する(ステップS4)。この場合、位置情報監視部27は、利用制限対象処理部29の利用(すなわち、他機能の利用や重要データへのアクセス)を制限する。利用制限あり状態M4遷移後、情報処理装置21の状態は、一定時間(たとえば、10秒)が経過する度に利用可能範囲チェック状態M5へと遷移する。利用可能範囲チェック状態M5において、位置情報監視部27は、GPS受信機22から位置情報を取得し、位置情報が利用許可範囲X2内にあるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、解除パターンの設定および解除動作について説明する。解除パターンの設定および解除には、加速度センサ23が用いられる。図6は、解除パターンの設定動作を説明するための図である。図6では、4桁の解除パターンを設定する際の例が示される。解除パターンの入力は、一桁毎に行われる。ボタン26を押下した状態で、情報処理装置21を、一定方向および一定距離に動かし、動作後ボタン26を離すことで1桁が入力される。
図6において、まず、ボタン26を押下した状態で情報処理装置21を「右」に一定距離動かすことで1桁目が入力される(ステップS10)。ボタン26を押下した状態で情報処理装置21を「右斜め下」に一定距離動かすことで2桁目が入力される(ステップS11)。ボタン26を押下した状態で情報処理装置21を「左」に一定距離動かすことで3桁目が入力される(ステップS12)。ボタン26を押下した状態で情報処理装置21を「上」に一定距離動かすことで4桁目が入力される(ステップS13)。そして、ボタン26を素早く2回押下することで解除パターンの入力は終了する。ステップS10〜13で取得した4桁のパターンは、最終的に解除パターン50となる。解除パターン50は、情報記憶部24に保存される。
図4の説明に戻る。情報処理装置21が持ち出されることが決定した際、情報処理装置21の状態を持ち去り禁止機能無効状態M1へと移行させる。持ち去り禁止機能無効状態M1へ遷移させるために、ユーザは、持ち去り禁止機能有効状態M2を設定した際に入力した解除パターン50(図6参照)を再度入力(ボタン26を押下した状態で情報処理装置21を一定距離だけ動かす作業を複数回繰り返す)する。
解除パターン検出部25は、持ち出しが決定した際に入力された解除パターンが、持ち去り禁止機能有効状態M2を設定した際に入力した解除パターン50(図6参照)と一致するか否かを判定する。両者が一致した場合、解除パターン検出部25は、情報処理装置21の状態を、持ち去り禁止機能無効状態M1へと遷移させる(ステップS5)。
解除パターンが一致しなかった場合、現在の状態(利用制限なし状態M3または利用制限あり状態M4)が継続される(ステップS6)。
以上説明した第2の実施形態において、持ち去り禁止機能有効状態M2において情報処理装置21の位置が利用許可範囲X2の外にある場合、情報処理装置21の利用は禁止される。従って、情報処理装置21の盗難、紛失、情報の不正持ち出しによる重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能となる。
さらに、第2の実施形態において、情報処理装置2が利用許可範囲X2の内にいる場合は常に利用が許可されるため、少なくとも利用許可範囲X2内で利用する場合には一切の解除作業は不要である。
また、第2の実施形態において、持ち去り禁止機能有効状態M2の解除は、2つの時点で入力された解除パターン同士が一致した場合に実行されるが、上述したように、解除パターンは、加速度センサ23を用いて生成される。すなわち、持ち去り禁止機能有効状態M2の解除(換言すれば、持ち去り禁止機能無効状態M1への移行)は、情報処理装置21を動かすだけで実行される。
以上を纏めると、第2の実施形態によれば、正規ユーザの利便性を低下させることなく、重要情報の漏洩を確実に防ぐことが可能となる。
[第3の実施形態]
図7は、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置100の動作例を説明するための図である。情報処理装置100の構成は、第2の実施形態の情報処理装置21と同様であるため、説明は省略する。
情報処理装置100の特徴は、情報記憶部24に、複数の拠点についての利用許可範囲を登録し、各利用許可範囲内に位置している場合には情報処理装置100の利用を許可し、各利用許可範囲外に位置している場合には利用を禁止する点にある。
図7には、3つの拠点A、B、Cについての利用許可範囲XA(中心位置から半径10m範囲内)、XB(中心位置から半径15m範囲内)、XC(中心位置から半径5m範囲内)をそれぞ設ける場合が例示されている。利用の際、情報処理装置100の状態を持ち去り禁止機能有効状態M2とする。そして、各拠点A、B、Cへは持ち去り禁止機能有効状態M2のまま移動させる。図7において、拠点Aの利用許可範囲XAを超えると、自動的に情報処理装置100に利用制限がかかる。拠点Bの利用許可範囲XB内に入ると、自動的に情報処理装置100の利用制限は解除される。拠点Bから拠点Cの移動時にも、拠点Bの利用許可範囲XBを超えると、自動的に情報処理装置100に利用制限がかかり、拠点Cの利用許可範囲XC内に入ると、情報処理装置100の利用制限は解除される。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、所定拠点(たとえば、拠点A)から情報処理装置100を持ち出す際、使用が予定されている他の全ての拠点(たとえば、拠点B、C)についての利用可能範囲を予め登録しておけば後は自動的に利用制限および解除が実行される。従って、以上説明した第3の実施形態によれば、持ち去り禁止機能無効状態M1への移行作業自体が不要となるので、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、持ち去り禁止機能有効状態M2のまま移動するので、移動中に情報処理装置100を紛失した場合、少なくとも利用可能範囲XA、XB、XC外に位置している場合、重要データが漏洩することはない。
[第4の実施形態]
図8は、本発明の第4の実施形態に係る情報処理装置200の動作例を説明するための図である。情報処理装置200の構成は、第2の実施形態の情報処理装置21と同様であるため、説明は省略する。
情報処理装置200の特徴は、持ち去り禁止機能有効状態M2時において、情報処理装置200が一定時間(たとえば、1時間)以上連続して利用可能範囲外に存在する場合、重要データを削除する点にある。具体的には、情報記憶部24には、「データ削除時間」が登録される。このデータ削除時間の登録は、少なくとも、情報処理装置200の状態が持ち去り禁止機能有効状態M2になる前に、たとえば、設定入力部28を用いて行われる。
図8に示すように、まず、データ削除時間を1時間に設定し、持ち去り禁止機能有効状態M2とする(ステップS20)。利用許可範囲(たとえば、利用可能範囲XA)内にある場合、情報処理装置200は、制限なしで利用可能である(ステップS21)。利用許可範囲XA外にあり、利用許可範囲XA外に存在している時間が1時間未満である場合、位置情報監視部27は、情報処理装置200の状態を、利用制限あり状態M4へと遷移させる(ステップS22)。利用許可範囲XA外に存在する時間が連続してデータ削除時間以上である場合、位置情報監視部27は、重要データを削除する(ステップS23)。なお、重要データの削除は、位置情報27によって所定の記憶部(たとえば、情報記憶部24)に記憶されている重要データが直接削除されてもよいし、利用制限対象処理部29に対して削除を命じることにより削除されてもよい。
以上説明した第4の実施形態によれば、情報処理装置200の利用制限に加えて、一定の条件が成立した場合に重要データを削除するので、情報が漏洩する危険性を一層低減させることができる。
なお、以上の説明では利用許可範囲が1つの場合を例示しているが、第4の実施形態は、第3の実施形態のように複数の利用許可範囲を設定した場合でも適用可能である。
また、以上説明した第1−4の実施形態の全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。
「コンピュータシステム」の例としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)を挙げることができる。
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、例えば、非一時的な記憶装置である。非一時的な記憶装置の例としては、例えば、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、不揮発性半導体メモリ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクを挙げることができる。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、一時的な記憶装置であってもよい。一時的な記憶装置の例としては、例えば、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線、あるいは、コンピュータシステム内部の揮発性メモリを挙げることができる。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、第1−4の実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記各実施形態の記載に限定されない。上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者にとって自明である。従って、そのような変更又は改良を加えた形態もまた本発明の技術的範囲に含まれることは説明するまでもない。また、以上説明した第1−4の実施形態において使用される、数値や各構成の名称等は例示的なものであり適宜変更可能である。
1、21、100、200 情報処理装置
2 制御手段
3 位置検出手段
4 加速度検出手段
5 記憶手段
22 GPS受信機
23 加速度センサ
24 情報記憶部
25 解除パターン検出部
26 ボタン
27 位置情報監視部
28 設定入力部
29 利用制限対象処理部
50 解除パターン
X1、X2、XA、XB、XC 利用許可範囲
M1 持ち去り禁止機能無効状態
M2 持ち去り禁止機能有効状態
M3 利用制限なし状態
M4 利用制限あり状態
M5 利用可能範囲チェック状態

Claims (5)

  1. 情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定する制御手段と、
    前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力する位置検出手段と、
    前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力する加速度検出手段と、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記制御手段は、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶手段は、さらに、データ削除時間を記憶し、
    前記制御手段は、前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある時間が前記データ削除時間以上となった場合、前記記憶手段を含む所定の記憶装置に記憶された重要データを削除することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、さらに、複数の異なる前記利用許可範囲を記憶し、
    前記制御手段は、前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が複数の前記利用許可範囲のいずれかの内にある場合には前記利用を有効とし、前記位置情報が複数の前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を無効とすることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定し、
    前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力し、
    前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力し、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶し、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させる
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 情報処理装置のコンピュータに、
    前記情報処理装置の動作モードを、前記情報処理装置の位置に応じて前記情報処理装置の利用が許可または禁止される持ち出し監視有効モードと、前記位置に拘わらず前記利用が許可される持ち出し監視無効モードのいずれかに設定する機能と、
    前記情報処理装置の位置を検出し、位置情報として出力する機能と、
    前記情報処理装置が動かされた場合の加速度に基づいて前記情報処理装置の移動方向を算出し、移動方向情報として出力する機能と、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて利用が許可される範囲を示す利用許可範囲と、前記持ち出し監視無効モードへの遷移が行われる以前の所定の時点における前記移動方向情報に基づいて生成され、前記持ち出し監視有効モードを解除するための解除パターンである規定移動パターンを予め記憶する機能と、
    前記持ち出し監視有効モードにおいて、前記位置情報が前記利用許可範囲の内にある場合には前記利用を許可し、前記位置情報が前記利用許可範囲の外にある場合には前記利用を禁止し、前記情報処理装置の持ち出しが決定された際の前記移動方向情報に基づいて生成される入力移動パターンが前記規定移動パターンと一致する場合には前記情報処理装置の動作モードを前記持ち出し監視有効モードから前記持ち出し監視無効モードへと遷移させる機能
    を実行させるための制御プログラム。
JP2014056693A 2014-03-19 2014-03-19 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム Active JP6169998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014056693A JP6169998B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014056693A JP6169998B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015179421A JP2015179421A (ja) 2015-10-08
JP6169998B2 true JP6169998B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=54263411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014056693A Active JP6169998B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6169998B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6710267B1 (ja) * 2018-12-25 2020-06-17 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP7472593B2 (ja) 2020-03-27 2024-04-23 横河電機株式会社 情報処理装置、及びそのデータ保護方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155876A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Nec Corp 盗難防止装置
JP2003122719A (ja) * 2001-10-11 2003-04-25 Ntt Fanet Systems Corp サーバ、端末コンピュータ、端末コンピュータ用プログラム、コンピュータシステムおよび端末コンピュータの使用許諾方法
JP2007116318A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Nec Corp 携帯端末、認証装置、個人認証方法、プログラム
JP2007265139A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2009289187A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Toshiba Corp 持出制御システム、持出装置、管理装置、持出プログラムおよび管理プログラム
JP5923982B2 (ja) * 2011-12-28 2016-05-25 株式会社リコー 携帯端末、認証方法、認証プログラム、

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015179421A (ja) 2015-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3089065B1 (en) Method and device for permission management
CN107211019B (zh) 用于基于自动检测安全环境来处理数据的方法和装置
TWI602048B (zh) 使用者認證裝置
KR20150046766A (ko) 단말기의 잠금 해제 처리방법, 장치, 단말기 장치, 프로그램 및 기록매체
WO2016015448A1 (zh) 一种多系统进入方法、装置及终端
US20070101426A1 (en) Device function restricting method and system in specific perimeters
JP6453524B2 (ja) コンピューティングデバイス上でコードを入力するための技法
EP2976752B1 (en) Secure electronic lock
KR20140048271A (ko) 분실 전자 디바이스를 검출하여 처리하는 방법 및 장치
JP2013131164A (ja) ロック機能を有する情報処理装置およびロック機能を実行させるためのプログラム
EP3447666A1 (en) Processing fingerprint information
CN110035183B (zh) 信息分享方法和终端
WO2016145805A1 (zh) 移动终端解锁方法及移动终端
JP2006309395A (ja) 情報漏洩防止システム
JP6169998B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム
WO2017063466A1 (zh) 设备认证方法、装置及系统
US9645731B2 (en) Unlocking method and device using same
US20120173886A1 (en) Electronic device with a file authorization management function and method thereof
EP2927832B1 (en) Method, device and computer readable medium for decryption
JP2018518779A (ja) 少なくとも1つのパスワードを生成する方法とデバイス
TW201610739A (zh) 定位控制系統、電子裝置及其定位控制方法
JP2008306548A (ja) 携帯端末装置
CN106534157B (zh) 一种数据传输方法、装置及终端
EP3242244B1 (en) Personal global positioning system (gps) security token
KR101662944B1 (ko) 노트북 잠금 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150