JP6164780B2 - 動画像処理装置、動画像処理方法、動画像処理プログラム及び動画像処理表示システム。 - Google Patents

動画像処理装置、動画像処理方法、動画像処理プログラム及び動画像処理表示システム。 Download PDF

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Description

本発明は、動画像処理装置、動画像処理方法、動画像処理プログラム及び動画像処理表示システムに関する。
従来、被写体に対して複数のアングルから複数のカメラで撮影した動画像を表示する動画像処理表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような動画像処理表示システムは、動画像表示装置が、ユーザからの操作を受け付けてアングル切り替え指示を入力すると、異なるアングルの動画像に切り換えて表示するようになっている。
ここで、近年では、動画像の処理スピード及び通信スピードの向上や動画像共有サイトの浸透などを背景として、様々な動画像が見られるようになってきている。そのため、視聴者が動画像をより楽しく視聴することができるような種々の機能が要請されている。
特開2005−051710号公報
しかしながら、上記のような従来の動画像処理表示システムでは、被写体に対して様々なアングルの動画像に切り換えることができるものの、さらなる楽しみを得たいなどの視聴者の種々の要請に応えるものとしては十分ではないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。その目的は、動画像を視聴する視聴者に対してエンタテイメント性を向上させることができる動画像処理装置、動画像処理方法、動画像処理プログラム及び動画像処理表示システムを提供することにある。
本願に関する動画像処理装置は、被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置であって、前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力手段と、前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力手段と、前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力手段とを備え、前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる。
本願の一観点によれば、動画像を視聴する視聴者に対してエンタテイメント性を向上させることができる。
動画像処理表示装置の機能を示すブロック図である。 複数のカメラと複数の被写体との位置関係を示す説明図である。 動画像データを示す図であって、(1)は通常の動画像データを示す説明図、(2)は第2の動画像データを示す説明図である。 動画像処理表示装置の動作を示すフローチャートである。 表示部の表示画面例を示す説明図である。 表示部の表示画面例を示す図であって、(1)は正面から表示した説明図、(2)は左側面から表示した説明図、(3)は背面から表示した説明図、(4)は右側面から表示した説明図である。 図2の被写体Aをトリミングするときの様子を示す説明図である。 図7に対する表示部の表示画面例を示す図であって、(1)は正面から表示した説明図、(2)は左側面から表示した説明図、(3)は背面から表示した説明図、(4)は右側面から表示した説明図である。 図10に対する表示部の表示画面例を示す図であって、(1)は正面から表示した説明図、(2)は左側面から表示した説明図、(3)は背面から表示した説明図、(4)は右側面から表示した説明図である。 図7の被写体Aに対して第2の動画像データを生成するときの様子を示す説明図である。 第1の回転軸の位置をさらに変更する場合の動画像処理表示装置の動作を示すフローチャートである。 図8に示す第1の回転軸を変更する場合の表示部の表示画面例を示す図であって、(1)は正面から表示した説明図、(2)は被写体をスライドさせた様子を示す説明図、(3)は左側面から表示した説明図、(4)は背面から表示した説明図、(5)は右側面から表示した説明図である。 回避処理を行うときの動画像処理表示装置の動作を示すフローチャートである。 図10の被写体Aが被写体Cに遮られるときの様子を示す説明図である。 図14の一致領域を外して、非遮断画像データにより、第2の動画像データを生成するときの様子を示す説明図である。 図8(1)の第1の回転軸の位置を変更して被写体Bを拡大するときの様子を示す図であって、(1)は正面から表示した説明図、(2)は(1)の一部をスライドかつ拡大して表示した説明図、(3)は第1の回転軸を中心にアングルを回転させた動画像を示す説明図である。 奥行方向に複数の被写体がある場合に第1の回転軸の位置を選択する様子を示す図であって、(1)は被写体Aを第1の回転軸の位置としたときの説明図、(2)は被写体Bを第1の回転軸の位置としたときの説明図、(3)は被写体Cを第1の回転軸の位置としたときの説明図である。 図1の動画像処理表示装置の変形例を示す図であって、動画像処理表示システムを示す全体構成図である。
(実施形態)
以下、動画像処理装置、動画像処理方法、動画像処理プログラム及び動画像処理表示システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態としての動画像処理表示装置(動画像処理表示システム)1を示すブロック図である。
動画像処理表示装置1は、装置全体を制御する制御部2と、ユーザからの各種操作を受け付ける操作部3と、動画像を表示する表示部4とを備えている。また、動画像処理表示装置1は、動画像データなどを記憶する記憶部5と、外部から動画像データを入力する入力部6とを備えている。
操作部3は、例えば表示画面上のポインタを移動させるマウスやタッチパッド、ペン型デバイス、ボタンなどからなり、ユーザからの各種指示を受け付け、各種指示信号を制御部2に出力する。
表示部4は、例えばモニタなどからなり、制御部2から出力された動画像データを入力して動画像を表示する。なお、表示部4は、表示装置として機能するものである。
記憶部5は、例えばハードディスクやメモリなどからなり、入力部6が入力した動画像データや後述する第2の動画像データなどの他、各種プログラムや作業データなどを記憶する。
入力部6は、複数のカメラa〜hから出力される動画像データを入力し、これら動画像データを制御部2に出力する。
制御部2は、例えばCPU等のプロセッサからなり、動画像処理装置として機能するものである。すなわち、動画像処理表示装置1は、表示装置としての表示部4と、動画像処理装置としての制御部2とが接続されて構成されている。
制御部2は、メイン制御部21と、動画像データ出力制御部(動画像出力手段)22と、アングル切り替え指示入力部(第1のアングル切り替え指示入力手段、第2のアングル切り替え指示入力手段)23と、第1の位置変更指示入力部(第1の位置変更指示入力手段)24とを備えている。また、制御部2は、第2の動画像データ生成部(遮断画像検出手段、他アングル画像検出手段)25と、位置検出部26と、トリミング制御部27とを備えている。
メイン制御部21は、制御部2内全体の制御を行う。
動画像データ出力制御部22は、記憶部5に記憶された動画像データを読み出し、当該動画像データを表示部4に出力する。また、動画像データ出力制御部22は、アングル切り替え指示入力部23から出力されたアングル切り替え指示を入力すると、当該アングル切り替え指示に応じた動画像データに切り換えて、当該切り換えた動画像データを読み出して表示部4に出力する。また、動画像データ出力制御部22は、操作部3から出力された第2の回転軸設定指示を入力すると、第2の動画像データの生成指示を第2の動画像データ生成部25に出力する。さらに、動画像データ出力制御部22は、トリミング制御部27から出力されたトリミング指示を入力し、当該トリミング指示を表示部4に出力する。
アングル切り替え指示入力部23は、操作部3から出力された各種アングル切り替え指示を入力し、当該アングル切り替え指示を動画像データ出力制御部22に出力する。
第1の位置変更指示入力部24は、操作部3から出力された第1の回転軸の位置変更指示を入力すると、当該位置変更指示をトリミング制御部27に出力する。
第2の動画像データ生成部25は、動画像データ出力制御部22から出力された第2の動画像データの生成指示を入力すると、後述する第2の動画像データを生成し、記憶部5に記憶する。また、第2の動画像データ生成部25は、第2の動画像データを生成するときに、ターゲットとする被写体が他の被写体によって遮られている遮断画像データを検出し、また、ターゲットとする被写体が他の被写体によって遮られていない非遮断画像データを検出する。
位置検出部26は、動画像に写る被写体の位置を検出するものであり、例えば、変位する被写体の位置を画像データ間の差分により検出する。
トリミング制御部27は、第1の位置変更指示入力部24が出力した位置変更指示を入力すると、第1の回転軸の近傍の一部領域のみをトリミングしたトリミング指示および位置変更指示を動画像データ出力制御部22に出力する。
次いで、本実施形態におけるカメラや被写体の位置関係について説明する。
図2に示すように、カメラa〜hは、中心点Pに対して径方向に均等距離を空けて、かつ周方向に均等間隔を空けてそれぞれ設置される。このときの中心点Pとカメラa〜hは、中心点Pを交点としたXY座標として設置される。例えば、カメラa〜hが、中心点Pから径方向外方に5m空けて、かつ周方向に均等間隔を空けて設置される。つまり、中心点P(0,0)、カメラa(0,−5)、カメラb(−3.5,−3.5)、カメラc(−5,0)、カメラd(−3.5,3.5)、カメラe(0,5)、カメラf(3.5,3.5)、カメラg(5,0)、カメラh(3.5,−3.5)の座標位置にカメラa〜hが設置される。
このとき、カメラa〜hの各光軸は、すべて中心点Pを通り、対向するカメラの光軸はそれぞれ一致している。例えば、カメラaとe、カメラbとf、カメラcとg、カメラdとhは、それぞれ互いに対向しており、それぞれの光軸は中心点Pを通り互いに一致している。
また、カメラa〜hの焦点距離は、すべて50mmに設定されている。
これらカメラa〜hの座標位置情報及び焦点距離は、ユーザによる操作部3の操作によって、記憶部5にあらかじめ記憶される。
符号Arは、カメラa〜hによって撮影される全撮影領域を示すものである。すなわち、カメラa〜hによって、全撮影領域Arに示す範囲が撮影される。さらに、カメラaが通常撮影するのは、全撮影領域Arのうち、カメラaの光軸に対して中心点Pにおいて直角に延びる仮想線の範囲であり、この仮想線が、カメラaによって撮影される全領域a1となる。同様にして、カメラbは全領域b1、カメラcは全領域c1、カメラdは全領域d1、カメラeは全領域e1、カメラfは全領域f1、カメラgは全領域g1およびカメラhは全領域h1の範囲を撮影する。
なお、図2において符号A〜Eで示すのが、被写体である。
さらに、本実施形態におけるカメラa〜hの動画像データについて説明する。
カメラa〜hの動画像データは、中心点Pを中心として、画角サイズ、垂直に対する傾き、画面中心およびタイミングが、あらかじめ調整されて記憶部5に記憶されている。
また、図3(1)に示すように、カメラa〜hの各動画像データは、各時間(タイミング)ごとの画像データ(フレーム)が複数集まって構成されている。例えば、カメラaの動画像データは、図2に示す位置座標(0,−5)において全領域a1を撮影した画像データat1、at2、at3・・・が時間順に並べられて構成されたものである。すなわち、ここでは、一つ一つのフレームを表すときは「画像データ」とし、複数の画像データが時間順に並べられた集まりを表すときは「動画像データ」と記載するものとする。
また、各画像データには、カメラa〜hの識別情報がそれぞれ埋め込まれている。ここでは、カメラa〜hは、図2に示す位置にあらかじめ設置されていることから、カメラa〜hの識別情報自体が、中心点Pに対するアングルの識別情報となる。そのため、ここでは、カメラa〜hとアングルa〜hとは対応している。
次に、このように構成された実施形態における動画像処理表示装置1の動作について説明する。
カメラa〜hの動画像データは、画角サイズ等が調整されて記憶部5に記憶されているものとする。また、ここでは、後述する回避処理モードのフラグがオフになっているものとする。
図4は、動画像処理表示装置1の動作フローを示すフローチャートである。
まず、ユーザの操作によって操作部3から動画像の再生指示が出力されると、動画像データ出力制御部22は、当該再生指示を入力する。そして、動画像データ出力制御部22は、記憶部5から、カメラaの画像データat1、at2、at3・・・を順に読み出して、表示部4に出力する(ステップS1、動画像出力ステップ)。
表示部4は、動画像データ出力制御部22が出力したカメラaの画像データat1、at2、at3・・・を順に入力して表示画面に表示する(ステップS2)。これにより、図5に示すように、全領域a1の動画像が表示画面に表示される。
このとき、ユーザがマウスを動かして表示画面上のポインタPtを左から右へとドラッグさせる。これにより、操作部3が第1の回転軸を中心とした右回りのアングル切り替え指示をアングル切り替え指示入力部23に出力する。すなわち、表示画面の左端から右端までの全画面の座標が均等間隔に8つのアングル切り換え領域An1〜An8に分けられており、一のアングル切り替え領域から他のアングル切り替え領域にポインタPtが動かされることにより、操作部3からアングル切り替え指示が出力される。例えば、アングル切り替え領域An4に配されたポインタPtをドラッグして、マウスを左から右に動かすというユーザの一連の動作によって、当該ポインタPtをアングル切り替え領域An5,An6へと移動させる。そうすると、ポインタPtがアングル切り替え領域An4からAn5に移動した段階で、操作部3が右回りのアングル切り替え指示を出力し、連続してポインタPtがアングル切り替え領域An6に移動した段階で、操作部3が右回りのアングル切り替え指示を連続して出力する。一方、ポインタPtを右から左にドラッグすると、左隣のアングル切り替え領域にポインタPtが移動した段階で、操作部3が左回りのアングル切り替え指示を出力する。
さて、操作部3が、右回りのアングル切り替え指示を出力すると、アングル切り替え指示入力部23が当該右回りのアングル切り替え指示を入力する(ステップS3、第1のアングル切り替え指示入力ステップ)。そして、アングル切り替え指示入力部23は、右回りのアングル切り替え指示を動画像データ出力制御部22に出力する。動画像データ出力制御部22は、当該右回りのアングル切り替え指示を入力すると、読み出す動画像データを右回りに隣り合うカメラの動画像データに切り換えて、当該切り換えた動画像データを表示部4に出力する(ステップS4,第1の切り換えステップ)。例えば、画像データat1が表示画面に表示されているときに、動画像データ出力制御部22が、右回りのアングル切り替え指示を入力すると、アングルaから右回りに隣り合うアングルbに切り換えて画像データbt2を読み出して表示部4に出力する。さらに、動画像データ出力制御部22が、アングル切り替え指示入力部23が連続して出力した右回りのアングル切り替え指示を連続して入力すると、アングルbからアングルcに切り換えて画像データct3を連続して読み出して表示部4に連続して出力する。そして、表示部4は、当該画像データを連続して入力して、動画像を連続して表示する。
同様にして、動画像データ出力制御部22は、アングルcからアングルd,e,f,g,hと順に動画像データを連続して読み出して表示部4に連続して出力していく。そのため、図6(1)〜(4)に示すように、表示される動画像がアングルa〜hの右回りの順番に切り換えられていく。なお、図6においては、アングルb,d,f,hの表示画面を省略していることは言うまでもない。また、図6(2)及び(4)において、他の被写体の表示を省略していることは言うまでもない。さらに、アングルhに対して右回りに隣り合うのはアングルaとなり、アングルa〜hは連続して循環して表示されるのは言うまでもない。
このとき、図2に示すように、中心点Pを通る鉛直線が第1の回転軸B1となり、この第1の回転軸B1が回転中心となり、表示される動画像のアングルがa〜hに連続して切り換えられていく。これにより、ポインタPtを左から右に連続的に移動させるというユーザによる一連の動作だけで、表示される動画像のアングルが連続して切り換えられていく。また、このときの動画像は、カメラa〜hの全領域a1〜h1の同一線上に第1の回転軸B1が設定されていることから、カメラa〜hが配置された円の径方向の外から内へ向かう内方向視点となって表示画面に表示される。すなわち、第1の回転軸B1上の全領域a1〜h1における動画像が切り替え表示されていくことから、視聴者は、全撮影領域Arの外から中心点Pに向かって、360°全方向から中心点Pの周りを見ているような感覚で動画像を視聴することができる。
なお、ポインタPtをドラッグしながら左から右に連続して移動させるとしたが、これとは反対に、ポインタPtをドラッグしながら右から左に連続して移動させると、上記と左右反対にして、アングルh〜aが左回りに切り換えられて表示画面に連続して表示されることは言うまでもない。
さらに、ユーザが特定の被写体を選択する。つまり、図5に示す状態で、ユーザがマウスを操作して、ポインタPtを特定の被写体に重ねた状態でクリックする。このときの特定の被写体を被写体Aとする。すると、操作部3は、第1の回転軸B1の位置を変更するための位置変更指示を第1の位置変更指示入力部24に出力する。この位置変更指示は、図7に示すように、第1の回転軸B1の位置を中心点Pから被写体Aの位置である回転中心AAに変更する指示であり、回転中心AAの位置情報を含むものである。
第1の位置変更指示入力部24は、当該位置変更指示を入力する(ステップS5)と、当該位置変更指示をトリミング制御部27に出力する。トリミング制御部27は、当該位置変更指示を入力すると、回転中心AAを通り全領域a1と平行な線上であって、かつ回転中心AAを左右の中心とした一部領域a11のみをトリミングするためのトリミング情報を算出する。このときの一部領域a11は、全領域a1に平行であって、かつ回転中心AAを通る線上のうち、全領域a1よりも小さい範囲で適宜設定することができる。さらに、トリミング制御部27は、上記と同様にして、すべての一部領域b11〜h11を算出する。なお、トリミング情報は、一部領域a11〜h11の位置を特定するための位置情報を含むものである。
トリミング制御部27は、トリミング情報を算出すると、当該トリミング情報を含むトリミング指示及び位置変更指示を動画像データ出力制御部22に出力する。
動画像データ出力制御部22は、それらトリミング指示及び位置変更指示を入力すると(ステップS6)、トリミング情報と位置変更指示に含まれる回転中心AAの位置情報とを記憶部5に記憶して、記憶部5から読み出した画像データとともに、一部領域a11の位置情報を含むトリミング指示を表示部4に出力する。
表示部4は、これら画像データ及びトリミング指示を入力すると、当該画像データを再生するとともに、当該画像データのうちトリミング指示に含まれるトリミングの位置情報に応じて、全領域a1のうちの一部領域a11のみを表示画面に表示する(ステップS7)。すなわち、図6(1)に示す全領域a1を表示する状態から、図8(1)に示すように、被写体Aを含む一部分が拡大されて被写体Aが表示画面の中央に配された状態に切り換えられる。なお、図8(2)及び(4)において、他の被写体の表示を省略していることは言うまでもない。
この状態から、上記と同様にして、ユーザからの操作によって操作部3が右回りのアングル切り替え指示を出力すると、アングル切り替え指示入力部23が当該アングル切り替え指示を入力する(ステップS8、第1のアングル切り替え指示入力ステップ)。そして、アングル切り替え指示入力部23は、右回りのアングル切り替え指示を動画像データ出力制御部22に出力する。動画像データ出力制御部22は、当該アングル切り替え指示を入力すると、右回りに隣り合うアングルbの画像データ及び一部領域b11の位置情報を記憶部5から読み出して、当該画像データと一部領域a11の位置情報を含むトリミング指示とを表示部4に出力する(ステップS9、第1の切り換えステップ)。これらの動作を繰り返すことにより、図8(1)〜(4)に示すように、回転中心AAを第1の回転軸B1として、異なるアングルの動画像が連続的に切り換えられて表示される。このときの動画像も、第1の回転軸B1(回転中心AA)上の一部領域a11〜h11が表示されるため、円の外から被写体Aに向かって360°全方向から被写体Aの周りを見ているような内方向視点で表示画面に切り換え表示される。
さらに、ユーザが第2の回転軸の設定を要求する。つまり、ユーザがマウスを操作して、図8(1)に示す表示画面において、Shiftキー押下とクリックを同時に行う。すると、操作部3が第2の回転軸設定指示を出力する。動画像データ出力制御部22は、当該第2の回転軸設定指示を入力すると(ステップS10)、第2の動画像データを生成するための第2の動画像データの生成指示を第2の動画像データ生成部25に出力する。第2の動画像データ生成部25は、当該第2の動画像データの生成指示を入力すると、記憶部5に記憶された、後述する回避処理モードのフラグを読み出す。ここでは、回避処理モードのフラグがオフになっていることから、第2の動画像データ生成部25は、回避処理用の動画像データを生成することなく、通常の第2の動画像データを生成して(ステップS11)、記憶部5に記憶する。
ここで、第2の動画像データについて説明する。
表示画面に表示されている動画像は、例えば一部領域a11であるものとする。図10に示すように、この一部領域a11を撮影しているのは、一部領域a11と直交する光軸を有するカメラa,eのうち、正面のカメラaである。
第2の動画像データは、アングルの回転中心が回転中心AAから回転中心2AAに変更されて生成される。例えば、図3(1)に示す画像データat1のように、所定の時間t1かつ所定のアングルaにおいて、図10に示す全撮影領域Arのうち、一部領域a11を撮影している正面のカメラaと、一部領域a11を通る線との間の第2領域2Arに、回転中心2AAが設定される。具体的には、第2領域2Arのうち、回転中心AAを通り、かつカメラaの光軸に平行な線上であって、回転中心AAの近傍に回転中心2AAが設定される。ここでの近傍とは、アングルを変えたときに回転中心AAが表示画面に表示される程度の距離である。ただし、この距離に限ることはなく、回転中心AAが表示画面に表示されないような距離であってもよい。
また、第2の動画像データは、カメラa〜hの全8つよりも少ない台数のカメラで撮影された動画像データによって生成される。例えば、第2の動画像データは、正面のカメラaに対向するカメラeと、中心点Pに対して左右90°のカメラc,gの4つのカメラの動画像データから生成される。すなわち、カメラa〜h及び被写体の位置関係を上面視したときに、第2領域2Arにおいて、一部領域a11を一辺とした四角形となるように、一部領域c21,e21,g21が算出される。一部領域a11に対して右回りに隣り合う辺となる一部領域c21は、当該一部領域c21と回転中心2AAを挟んで対向する側の領域に配置された正面のカメラcによって撮影された画像データの一部である。また、一部領域a11に対向した辺となる一部領域e21は、当該一部領域e21と回転中心2AAを挟んで対向する側の領域に配置された正面のカメラeによって撮影された画像データの一部である。また、一部領域a11に対して左回りに隣り合う辺となる一部領域g21は、当該一部領域g21と回転中心2AAを挟んで対向する側の領域に配置された正面のカメラgによって撮影された画像データの一部である。
すなわち、これら一部領域a11,c21,e21,g21は、それぞれを撮影するカメラa,c,e,gに対して第2の回転軸(回転中心2AA)を挟んで対向する側の領域となり、これら一部領域a11,c21,e21,g21における動画像が、後述するように切り替え表示されていく。
なお、第1の回転軸B1として回転中心AAを中心に回転させるときの基準画像となる一部領域a11と、第2の動画像データの一辺を構成するときの基準画像となる一部領域a11とが一致するように設定される。すなわち、動画像データ出力制御部22が第2の回転軸設定指示を入力したときに表示部4が表示している表示画像(一部領域a11)が第1の基準画像となり、第2の動画像データ生成部25が第2の動画像データを生成して表示部4が最初に表示する表示画像(一部領域a11)が第2の基準画像となり、これら第1の基準画像と第2の基準画像が一致するように設定されている。なお、基準画像とは、アングル切り替え表示する上での元となる最初のアングルの画像をいうものである。
さらに、これら一部領域a11,c21,e21,g21が順に連結されることにより、第2の画像データが生成される。すなわち、第2の動画像データ生成部25は、図3(2)に示すように、所定の時間t3における所定のアングルa,c,e,gの画像データを読み出し、それぞれ順に連結して一つの第2の画像データを生成する。そして、第2の動画像データ生成部25は、これら所定のタイミングにおける第2の画像データを時間順に複数並べて、第2の動画像データを生成する。
このような第2の動画像データを第2の動画像データ生成部25が生成していき、記憶部5に記憶していく。なお、第2の動画像データ生成部25は、最初の第2の画像データを生成すると、一部領域a11,c21,e21,g21のトリミング情報及び生成完了信号を動画像データ出力制御部22に出力する。
動画像データ出力制御部22は、これらトリミング情報及び生成完了信号を入力すると、トリミング情報を記憶部5に記憶した後、第2の画像データに切り換えて読み出して、当該第2の画像データ及びトリミング情報を表示部4に出力する。
表示部4は、これら第2の画像データ及びトリミング情報を入力すると、当該第2の画像データの全体を再生し、トリミング情報に基づいて一部領域a11のみを表示画面に
表示する。このときの表示画面の状態が、図9(1)に示されている。
このとき、一部領域a11が、第1の基準画像と第2の基準画像として一致していることから、第1の回転軸を中心とした動画像を表示する図8(1)と、第2の動画像を表示する図9(1)とは、表示画面上はまったく同じ状態となる。
この状態から、ユーザがShiftキーを押下したまま、ポインタPtをドラッグして移動させると、上記と同様にして、操作部3が、第2の回転軸を中心とした右回りの第2のアングル切り替え指示を出力する。アングル切り替え指示入力部23が当該第2のアングル切り替え指示を入力する(ステップS12、第2のアングル切り替え指示入力ステップ)。そして、アングル切り替え指示入力部23は、右回りの第2のアングル切り替え指示を動画像データ出力制御部22に出力する。動画像データ出力制御部22は、当該右回りの第2のアングル切り替え指示を入力すると、第2の画像データと右回りに隣り合うカメラcのトリミング情報とを記憶部5から読み出して、当該第2の画像データとトリミング指示とを表示部4に出力する(ステップS13、第2の切り換えステップ)。
表示部4は、これら第2の画像データ及びトリミング指示を入力すると、第2の画像データを再生するとともに、当該第2の画像データのうち、トリミング指示に応じた一部領域c21のみを表示画面に表示する(ステップS14)。
これらを繰り返すことにより、図9(1)〜(4)に示すように、回転中心2AAを第2の回転軸B2として、異なるアングルの動画像が切り換えられて表示される。
なお、一部領域a11,c21,e21,g21が第2の回転軸B2(回転中心2AA)上ではなく、これら一部領域a11,c21,e21,g21によって区画される区画領域SAr(図10に示す)の中に配されることから、このときの動画像は、回転中心2AAを中心にして径方向の内から外に向かう外方向視点となって表示画面に表示される。すなわち、それぞれのカメラa,c,e,gに対して、第2の回転軸B2を挟んで対向する側の一部領域a11,c21,e21,g21における動画像が切り替え表示されることから、視聴者は、回転中心2AAから外方向に向かって、あたかも回転中心2AAに立って周囲を見ているような感覚で動画像を視聴することができる。なお、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像が表示されているときに、ユーザからの所定の操作を受け付けて操作部3が通常表示指示を動画像データ出力制御部22に出力することにより、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像に切り換えることができる。例えば、ユーザからの所定の操作として、ESCキーの押下などがあるが、他の操作でもよいことは言うまでもない。
次いで、一部領域a11を表示している場合において、さらに第1の回転軸B1の位置を変更するときの動画像処理表示装置1の動作について説明する。
図11は、第1の回転軸B1の位置をさらに変更する場合の動画像処理表示装置1の動作を示すフローチャートである。
表示画面には、図12(1)に示すように、一部領域a11が表示されているものとする。
まず、ユーザが被写体Bを表示画面の中央に移動させる。つまり、図12(1)に示す状態でユーザがマウスを操作して、ポインタPtを被写体Bに重ねた状態でドラッグする。そして、ドラッグ状態のまま、ユーザがマウスを右に動かして、ポインタPtを表示画面の中央に移動させると、図12(2)に示すように、被写体Bが表示画面の中央に配されるように、動画像がスライドしていく。すなわち、ユーザがマウスを操作してポインタPtをドラッグ移動させ解放すると、操作部3が第1の回転軸の位置変更指示及びスライド指示を出力する。第1の位置変更指示入力部24は、これら位置変更指示及びスライド指示を入力すると(ステップS20)、第1の回転軸B1の位置を被写体Bの位置に切り換えて記憶部5に記憶し、スライド指示をトリミング制御部27に出力する。具体的には、このときの第1の回転軸の位置は、図7に示す回転中心BBとなる。
トリミング制御部27は、第1の位置変更指示入力部24が出力したスライド指示を入力すると、スライド指示に応じてトリミング情報を生成し動画像データ出力制御部22に出力する。動画像データ出力制御部22は、当該トリミング情報を入力すると、記憶部5から読み出した画像データとともに当該トリミング情報を表示部4に出力する。
表示部4は、これら画像データ及びトリミング情報を入力すると、画像データを再生するとともに、トリミング情報に応じて画像データをトリミングして表示画面に表示していく(ステップS21)。そして、被写体Bが表示画面の中央に表示される。
この状態で、上記と同様にして、ユーザがマウスを動かしてポインタPtを左右に移動させると、図12(3)〜(5)に示すように、回転中心BBを中心とした内方向視点で動画像が表示画面に表示される。
なお、図11におけるステップS8〜ステップS14は、上記と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、第2の動画像が表示画面に表示されるときに、特定の被写体によって遮られる場合の回避処理について説明する。
図13は、回避処理を行うときの動画像処理表示装置1の動作を示すフローチャートである。
上記と同様にして、ステップS7を経て、図8(1)に示す一部領域a11が表示画面に表示されているものとする。また、ユーザの操作によって、回避処理モードのフラグがあらかじめオンされているものとする。すなわち、ユーザの操作によって表示画面上の回避処理モードがクリックされると、操作部3が回避処理モードのオン信号を出力し、第2の動画像データ生成部25が当該オン信号を入力して記憶部5において回避処理モードのフラグをオンにする。
動画像データ出力制御部22は、操作部3が出力した第2の回転軸設定指示を入力すると(ステップS10)、第2の動画像データの生成指示を第2の動画像データ生成部25に出力する。第2の動画像データ生成部25は、当該第2の動画像データの生成指示を入力すると、記憶部5に記憶された回避処理モードのフラグを読み出す。そして、第2の動画像データ生成部25は、記憶部5において回避処理モードのフラグがオンになっていることを読み出すと、まずは、第2の動画像データを生成する(ステップS11)。そして、上記と同様にして、表示部4が、図9(1)に示す第2の動画像を表示画面に表示する。
さらに、第2の動画像データ生成部25は、1つ目(例えば、時間t3)の第2の画像データを生成すると、2つ目以降(例えば、時間t4以降)の第2の画像データを生成する上で、選択された被写体Aや他の被写体によって遮られた遮断画像データがあるか否かを判定する(ステップS31)。ここでは、カメラa〜hのすべての動画像データに対して判定する。
ここで、遮断画像データの判定について説明する。
図14に示すように、例えば、第1の回転軸B1(回転中心AA)とカメラeとの間に被写体A,Cが存在している。すなわち、第1の回転軸B1と、この第1の回転軸B1上の領域(一部領域a11)に対して、第2の回転軸(回転中心2AA)を挟んで対向する領域(一部領域e21)を撮影するカメラeとの間に、被写体A,Cが存在している。この場合、カメラeの一部領域e21における動画像が、被写体A,Cによって遮られている。つまり、一部領域e21において、被写体A,Cが写ることになる。
このような遮られた遮断画像を以下のようにして検出する。
第2の動画像データ生成部25は、一つ目の第2の画像データを生成すると、被写体の位置情報を入力するための位置情報送信指示を位置検出部26に出力する。位置検出部26は、当該位置情報送信指示を入力し、被写体の位置情報を検出する。具体的には、画像データ間の差分により被写体の変位を検出する。そして、位置検出部26は、カメラeの位置情報(0,5)とカメラeの焦点距離(50mm)とを記憶部5から読み出し、全撮影領域Arにおける各被写体A〜Eの位置座標を位置情報として検出する。そして、位置検出部26は、各被写体A〜Eの位置情報を第2の動画像データ生成部25に出力する。第2の動画像データ生成部25は、それら位置情報を入力すると、第1の回転軸B1とカメラeとの間に、被写体A,Cが位置していることを検出し、一部領域e21における被写体Aの投影領域A22と被写体Cの投影領域C22とを算出する。具体的には、第2の動画像データ生成部25が、被写体Aの位置情報に基づいて、カメラeから被写体Aまでの距離と、被写体Aから一部領域e21までの距離とを算出し、三角測量法により、一部領域e21における被写体Aの左右の投影領域A22を算出する。同様にして、第2の動画像データ生成部25は、一部領域e21における被写体Cの投影領域C22を算出する。そして、第2の動画像データ生成部25は、一部領域e21における被写体A,Cの投影領域A22,C22を算出することにより、一部領域e21において被写体A,Cによって遮られた遮断画像データがあることを判定する。
このようにして、第2の動画像データ生成部25は、遮断画像データがあるか否かを判定し、遮断画像データがないと判定すると(ステップS31:NO)、上記と同様にして、第2の画像データを生成し(ステップS34)、生成完了信号及びトリミング情報を動画像データ出力制御部22に出力する。
一方、ステップS31において、第2の動画像データ生成部25が、遮断画像データがあると判定すると(ステップS31:YES)、非遮断画像データがあるか否かを判定する(ステップS32)。すなわち、第2の動画像データ生成部25は、遮断画像データと同一の時間tにおいて、他のカメラによって、一部領域e21以外の他の一部領域における各被写体の投影領域が算出されていない非遮断画像データがあるか否かを判定する。そして、第2の動画像データ生成部25は、非遮断画像データがないと判定すると(ステップS32:NO)、ステップS34において上記と同様の処理を行う。
一方、第2の動画像データ生成部25は、非遮断画像データがあると判定すると(ステップS32:YES)、遮断されていない第2の画像データを生成する(ステップS33)。ここでは、例えば、カメラfの画像データが非遮断画像データであるものとする。第2の動画像データ生成部25は、カメラa,c,e,f,gの画像データを読み出し、図15に示すように、一部領域e21に代えて他の一部領域f21を利用して、被写体A,Cによって遮断されない第2の画像データを生成する。具体的には、第2の動画像データ生成部25は、一部領域e21,g21のうち投影領域A22,C22の端部から、これら投影領域A22,C22がすべて含まれなくなるように、カメラfの一部領域f21を貼り合わせ、カメラa,c,e,f,gの画像データによって回転中心2AAを中心とした第2の画像データを生成して、記憶部5に記憶する。
この状態から、ユーザがShiftキーを押下したまま、ポインタPtをドラッグして移動させると、操作部3が、第2の回転軸を中心とした右回りのアングル切り替え指示を出力する。そして、上記と同様にして、ステップS13を経て、表示部4が、第2の動画像データを時間順にアングルを切り換えて表示する(ステップS14)。このとき、本来であれば被写体A,Cが映ってしまう動画像であっても、被写体A,Cによって遮られていない一部領域c21,e21,f21,g21が表示されることから、回転中心2AAから外方向視点で見たときに、見えないはずの被写体が表示されなくなる。
なお、ここでは、説明を簡易にするために、一部領域e21における投影領域のみを算出しているが、それのみではない。すなわち、第2の動画像データ生成部25は、第1の回転軸B1と各カメラb,c,d,e,f,g,hとの間に被写体が存在していることを検出し、第1の回転軸B1上の領域(一部領域a11)以外の他の領域(一部領域c21,e21,g21など)における被写体の投影領域を算出することにより、遮断されていない第2の画像データを生成する。
以上より、本実施形態における動画像処理表示装置1、動画像処理表示方法及び動画像処理プログラムによれば、ユーザの指示によって、第1の回転軸B1を中心にしてアングルを連続して切り換えた動画像を表示部4が連続して表示することができ、かつ、第2の回転軸B2を中心にしてアングルを連続して切り換えた動画像を表示部4が連続して表示することができる。
すなわち、動画像を表示しているときに、第1の回転軸B1及び第2の回転軸B2という2つの回転軸を中心としてアングルを切り換えた動画像をユーザの指示によって連続して切り換えて表示することができる。
そのため、動画像を視聴する視聴者に対してエンタテイメント性を向上させることができる。
また、第1の回転軸B1が、所定の時間t及び所定のアングル(アングルa〜hのいずれか一つ)における被写体(例えば被写体A)の位置に設定され、同一の時間t及び同一のアングルにおける被写体(例えば被写体A)の近傍に第2の回転軸B2が設定され、それそれで表示する領域を変えていることから、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像表示と、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像表示とで、表示する視点の向きを変えることができる。具体的には、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像表示では、外から内を見るような内方向視点とし、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像表示では、内から外をみる外方向視点とすることができる。そのため、エンタテイメント性をさらに向上させることができる。
また、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像のうち、第1の基準画像(例えば、一部領域a11)と、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像のうち第2の基準画像(例えば、一部領域a11)とが一致していることから、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え表示と、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え表示とを、視聴者に対して違和感を与えることなくスムーズに切り換えることができる。具体的には、図8(1)に示す第1の基準画像と、図9(1)に示す第2の基準画像とが同一になるように設定されていることから、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像表示と第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像表示とがスムーズに切り換えられる。
また、被写体A〜Eが複数撮影されており、これら複数の被写体A〜Eのいずれか一つの位置に第1の回転軸B1が設定されることから、被写体を中心にアングルを連続して切り換えて表示することができ、エンタテイメント性を向上させることができる。
また、第1の位置変更指示入力部24によって、ユーザの操作を介して、第1の回転軸B1の位置を任意の位置に変更することができることから、ユーザが所望する位置に第1の回転軸B1の位置を変更することができ、当該変更した第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像を連続的に切り換えて表示することができる。例えば、スポーツ中継の動画像やアイドルグループのライブの動画像のように、複数の被写体がいる場合であっても、ユーザが見たい被写体に対してアングル切り替え画像を連続的に切り換えて表示することができる。そのため、エンタテイメント性を向上させることができる。なお、第1の回転軸B1の位置を変更した場合、変更した第1の回転軸B1の位置に応じて、第2の回転軸B2の位置も変更される。もちろん、第2の回転軸B2の位置が変わらないようにしてもよい。
また、第2の動画像データ生成部25による遮断画像及び非遮断画像の検出結果に応じて、被写体によって遮られていない動画像が表示されることから、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像において、特定の被写体によって遮られないように動画像を表示することができる。例えば、被写体Aの近傍に第2の回転軸B2が設定され第2の基準画像が表示されている場合に、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像が表示されると、あたかも被写体Aとして回転中心2AAに立って周囲を見回しているような感覚をユーザに与えることができる。すなわち、被写体Aとして回転中心2AAに立って被写体Aの視点で周囲を見回すときに、本来映らないはずの被写体が映ってしまうと、その動画像を見ているユーザに違和感を与えてしまうが、そのような違和感を与えるような被写体を表示させないようにすることによって、ユーザがまるで動画像の中に入って周りを見回すような感覚をユーザに与えることができる。
また、動画像データ出力制御部22がトリミング指示を表示部4に出力し、表示部4が全領域のうち一部領域のみをトリミングして表示することから、ユーザが見たい被写体を集中して表示することができる。
なお、本願に関する動画像処理装置等の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第2の回転軸B2の位置を変更するための第2の位置変更指示を入力する第2の位置変更指示入力手段を設けてもよい。すなわち、操作部3が第2の位置変更指示を出力すると、ステップS5と同様に、第2の位置変更指示入力手段が当該第2の位置変更指示を入力し、変更後に第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、変更後の第2の回転軸B2を中心にアングルを回転させた動画像を表示装置に出力して当該表示装置に表示させるようにしてもよい。
また、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像を内方向視点とし、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像を外方向視点としたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像を外方向視点とし、かつ第2の回転軸B2におけるアングル切り替え画像を内方向視点としたり、いずれのアングル切り替え画像も内方向視点にしたり、いずれのアングル切り替え画像も外方向視点にしたりしてもよい。
また、図3(1)に示すように、第1の回転軸におけるアングル切り替え表示のときに各画像データを利用しているが、これに限ることはなく、各画像データの構成は適宜変更可能である。例えば、図3(2)に示すように、各画像データを連結してもよい。
また、図3(2)に示すように、第2の回転軸におけるアングル切り替え表示のときに各画像データを連結して利用しているが、これに限ることはなく、各画像データの構成は適宜変更可能である。例えば、図3(1)に示すように、各画像データを連結せずに利用してもよい。
また、第1の回転軸B1及び第2の回転軸B2を表示画面の中央に配しているが、これに限ることはなく、表示画面の所望の位置に適宜変更可能である。例えば、第1の回転軸B1及び第2の回転軸B2を表示画面の中央より左右方向に偏心させた位置(例えば表示画面の隅など)に設定してもよい。
また、ステップS20において、所定の被写体をドラッグして表示画面の中央に移動させることにより、第1の回転軸B1を変更させるとしたが、これに限ることはなく、当該変更指示は適宜変更可能である。例えば、図16(1)に示す表示画面において、ユーザが被写体Bをクリックすると、操作部3が第1の回転軸B1の位置変更指示及びスライド指示を第1の位置変更指示入力部24に出力する。そして、上記と同様にして、トリミング制御部27が被写体Bの近傍を拡大表示するためのトリミング情報を算出して、動画像データ出力制御部22が、当該トリミング情報と記憶部5から読み出した画像データとを表示部4に出力する。表示部4は、これらトリミング情報と画像データを入力すると、画像データを再生し、トリミング情報に応じた領域を拡大して表示画面に表示する。すなわち、図16(2)に示すように、被写体Bや他の被写体A,Cが拡大されて表示画面の中央に配される。この状態で、アングル切り替え指示入力部23がアングル切り替え指示を入力すると、上記と同様にして、図16(3)に示すように、第1の回転軸B1を回転中心としてアングルが切り換えられた画像を拡大して表示部4が表示する。
また、第1の回転軸B1を設定するときに、表示画面上において、被写体が奥行方向に複数存在する場合がある。その場合、第1の回転軸B1は、それら奥行方向の被写体ごとに設定することができるようにしてもよい。例えば、図17(1)〜(3)の俯瞰図に示すように、同一画面上において、被写体A〜Cが奥行方向Dに複数重なっている場合がある。この場合、ステップS2において、表示部4が動画像を表示しているときに、位置検出部26が被写体A〜Cの位置を検出し、各位置情報を動画像データ出力制御部22に出力する。動画像データ出力制御部22は、被写体A〜Cが奥行方向Dに重なっていると判定すると、ユーザ操作を介して操作部3から出力される奥行選択指示を受け付ける。例えば、ユーザが被写体Aをクリックすると、操作部3が被写体Aの位置を回転中心AAとする奥行選択指示を出力する。動画像データ出力制御部22は、当該奥行選択指示を入力すると、回転中心AAを第1の回転軸B1の位置として記憶部5に記憶する。そして、上記と同様にして、表示部4が、回転中心AAを中心としたアングル切り替え画像を連続的に切り換えて表示する。
一方、ユーザが被写体Aを2回クリックすると、操作部3が被写体Bの位置を回転中心BBとする奥行選択指示を出力する。動画像データ出力制御部22は、当該奥行選択指示を入力すると、図17(2)に示すように、第1の回転軸B1の位置が奥行方向Dに切り換えられたことを示すフレーム(奥行変更表示)F2の表示指示を表示部4に出力して表示させるとともに、回転中心BBを第1の回転軸B1の位置として記憶部5に記憶する。そして、上記と同様にして、表示部4が、回転中心BBを中心としたアングル切り替え画像を連続的に切り換えて表示する。また、ユーザが被写体Aを3回クリックすると、操作部3が被写体Cの位置を回転中心CCとする奥行選択指示を出力する。動画像データ出力制御部22は、当該奥行選択指示を入力すると、図17(3)に示すように、フレームF2よりも小さなフレームF3の表示指示を表示部4に出力して表示させるとともに、回転中心CCを第1の回転軸B1の位置として記憶部5に記憶する。そして、上記と同様にして、表示部4が、回転中心CCを中心としたアングル切り替え画像を連続的に切り換えて表示する。
また、被写体が人であるものとしているが、これに限ることはなく、例えば、動植物、機械又はスポーツ用のボールなどであってもよい。
また、一つの被写体を一人の人であるものとしているが、これに限ることはなく、被写体の単位は適宜変更可能である。すなわち、複数の人が集まった集合体を被写体とすることができる。例えば、ダンスグループなどのように複数の人が集まったまとまりを一つの被写体とすることにより、その中央部を被写体の位置として第1の回転軸B1を設定することができる。また、例えば、サッカーのPKなどのように、複数の選手が集まったまとまりを一つの被写体とすることにより、その中央部を被写体の位置として第1の回転軸B1を設定することができる。すなわち、ここでの被写体とは、個別単位での個別被写体と、複数のまとまりとしての集合被写体とを含むものである。
また、位置検出部26が、画像処理によって被写体の位置を検出するものとしているが、これに限ることはなく、位置検出の手段は適宜変更可能である。例えば、赤外線などのセンサによって位置を検出するものや、被写体に位置情報発信装置を取り付けて、当該位置情報発信装置から送信される位置情報に基づいて位置を検出するものであってもよい。
また、第2の回転軸B2の位置が、第2領域2Arのうち、回転中心AAを通り、かつカメラaの光軸に平行な線上であって、回転中心AAの近傍に設定されるものとしているが、これに限ることはなく、その位置は適宜変更可能である。
また、第2の動画像データ生成部25が、4つのカメラa,c,e,gの動画像データに基づいて第2の動画像データを生成するものとしているが、これに限ることはなく、使用する動画像データは適宜変更可能である。また、使用する動画像データは、4つではなく、3つから8つまで適宜変更可能である。
また、カメラa〜hの設置数を8つとしているが、これに限ることはなく、その設置数は適宜変更可能である。
また、ステップS2において、表示部4が、図6(1)に示すように、全体動画像を表示画面に表示しているときに、上記と同様にして、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え指示により、第2の回転軸B2におけるアングル切り替え動画像を切り換えて表示することができることは言うまでもない。
また、ステップS31の前に、ステップS11において最初に第2の動画像データを生成しているが、これに限ることはなく、第2の動画像データ生成部26が第2の動画像データの生成指示を入力すると、ステップS11を経ることなく、ステップS13において遮断画像データの判定をしてもよい。
また、ステップS31において、第2の動画像データ生成部25が、カメラa〜hのすべての動画像データを検出するものとしたが、これに限ることはなく、検出対象とする動画像データの数は適宜変更可能である。例えば、カメラa〜hのうちの一部のカメラの動画像データのみを検出対象としてもよい。
また、ステップS31において、第2の動画像データ生成部25が、一致領域ACがあるか否かを判定するものとしているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、第2の動画像データ生成部25が、一致領域ACの長さを検出し、当該長さがあらかじめ設定された遮断許容量の閾値を越えるか否かを判定し、当該閾値を超える場合にのみ、ステップS33に進むものとしてもよい。これにより、遮られていない第2の動画像データを生成するときに、被写体の遮断量に応じて、当該第2の動画像データを生成するかしないかを調整することができ、利便性を向上させることができる。
また、ステップS32において、第2の動画像データ生成部25が、遮断量の少ない画像データの一例として非遮断画像データがあるか否かを判定するものとしているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、第2の動画像データ生成部25が、他の画像データから一致領域の量を算出して、ステップS32において、非遮断画像データがないと判定した後、当該他の画像データの一致領域の量が、一致領域ACの量より少ないか否かを判定してもよい。そして、当該他の画像データの一致領域の量が、一致領域ACの量より少ないと、第2の動画像データ生成部25が判定した場合にのみ、当該他の画像データを利用して、第2の動画像データ生成部25が、第2の動画像データを生成するようにしてもよい。これにより、被写体が遮断されているときの当該被写体をなるべく多く表示することができる。
また、ステップS33において、第2の動画像データ生成部25が、カメラa,c,d,e,gの画像データを読み出して第2の画像データを生成するものとしているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、第2の動画像データ生成部25は、一致領域ACを撮影したカメラeのデータを読み出すことなく、当該カメラeの画像データに代えてカメラdの画像データを読み出し、カメラa,d,gのみで第2の非遮断画像データを生成してもよい。
また、動画像処理表示装置1の各機能を別個の装置として独立させて、動画像処理表示装置1と当該別個の装置とを接続するようにしてもよい。もちろん、動画像処理表示装置1とそれら別個の装置とをネットワークを介して接続するようにしてもよい。例えば、図18に示すように、動画像処理表示システム10は、表示装置20と画像処理装置30とがネットワークNを介して接続されて構成されている。なお、図18において、図1から図17に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。この変形例と上記実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは主として異なる点について説明する。
表示装置20は、全体の制御を行う制御部201と、通信処理を行う通信部203と、操作部3と表示部4とを備えている。
また、画像処理装置30は、通信処理を行う通信部301と、制御部2と記憶部5と入力部6とを備えている。なお、表示装置20と画像処理装置30とは、通信部203,301を介して、データの入出力を行うようになっている。例えば、操作部3及び表示部4と制御部2とは、通信部203,301を介して、上記実施形態と同様にして、データの入出力を行う。
また、第1の回転軸B1を被写体の位置に設定しているが、これに限ることはなく、第1の回転軸B1の位置は、適宜変更可能である。例えば、第1の回転軸B1の位置を被写体の位置以外に設定してもよい。
また、第1の回転軸B1におけるアングル切り替え画像のうちの第1の基準画像と、第2の回転軸におけるアングル切り替え画像のうちの第2の基準画像とが一致しているものとしているが、これに限ることはなく、これら第1の基準画像と第2の基準画像とを異なるものとして設定してもよい。
また、被写体が複数撮影されているものとしているが、これに限ることはなく、被写体は一つであってもよい。
また、第1の位置変更指示入力手段によって、第1の回転軸の位置を変更するものとしているが、これに限ることはなく、第1の回転軸の位置が変更できないようになっていてもよい。
また、遮断画像検出手段と他アングル画像検出手段との検出結果に応じて、被写体が遮断量の少ない動画像を検出するものとしているが、これに限ることはなく、これら遮断画像検出手段と他アングル画像検出手段とを無くして、被写体が遮断されたまま表示するようにしてもよい。
また、カメラa〜hの配置は円上にすることなく、適宜変更可能である。例えば、カメラa〜hを円の全周のうちの一部のみに周上に配置したり、任意の曲線上に配置したりしてもよい。さらに、カメラa〜hを高さ方向に配置してもよいし、縦横や前後に配置してもよい。また、カメラの設置角度・位置・設置数などは適宜変更可能である。
また、画像品質として30fpsを想定しているが、当該画像品質は適宜変更可能である。例えば、10fps〜120fpsなどとしてもよい。
また、操作部3として、マウスなどを例示しているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、タッチパネルなどのように、表示画面と指との接触位置を移動させるようにして、アングル切り替え指示を行ってもよい。この場合、表示画面における接触位置が、アングル切り替え指示の座標として機能する。
アングル切り替え指示入力手段として、表示画面を見る視聴者の位置の変位を検出する変位検出手段が視聴者の位置の変位に応じて、アングル切り替え指示を入力するようにしてもよい。例えば、視聴者から発せられる赤外線によって視聴者の移動を検知する赤外線検知手段や、視聴者の携帯端末のGPS機能などを利用したGPS位置検出手段、又は、画像処理により差分画像に基づいて視聴者の位置の変位を検出する画像位置検出手段などによって、視聴者の移動を検知してもよい。
また、視聴者の移動を検知するだけでなく、例えば、人でなくても、ネコや犬などのような動物や機械であってよい。
また、視聴者の身体全体の移動を検知することなく、例えば、視聴者の身体の少なくとも一部の移動を検知するものであってもよい。具体的には、指示空間座標内において、視聴者が手を左から右にスライド移動させたときの手の動きをアングル切り替え指示として検知するようにしてもよい。これにより、手などの身体を動かすとその動きに合わせて動画像のアングルを連続して変化させることができるため、視聴者が動画像のアングルの変化を見ながら、手を動かすなどのアングル切り替え指示をリアルタイムに行うことができる。
また、視聴者が表示手段の傾きや角度を変化させたときに、その変化に応じて、動画像のアングルを連続して切り替えることができるように、アングル切り替え指示入力手段が傾き検知部や角度検知部などであってもよい。例えば、スマートフォンなどの携帯端末に、アングル切り替え指示入力手段としての傾き検知部や角度検知部を設けてもよい。すなわち、ユーザが当該携帯端末を把持して表示部を見ている状態で、携帯端末の角度を連続して切り替えることにより、傾き検知部や角度検知部がアングル変更指示を連続して入力し、表示手段がアングルを連続して切り替えて表示するようにしてもよい。これにより、ユーザが携帯端末を把持しながら角度を変えていくだけで、表示手段に映る動画像のアングルが連続して切り替えられる。
また、メガネなどの目を覆う部分(ガラスやレンズの部分)に動画像を表示することができるようなメガネ式のデバイスに、アングル切り替え指示入力手段としての傾き検知部や角度検知部を設けてもよい。すなわち、ユーザが当該メガネ式デバイスを装着したまま顔の角度を変えていくことにより、傾き検知部や角度検知部がアングル切り換え指示を連続して入力し、表示手段としての目を覆う部分がアングルを連続して切り替えて表示するようにしてもよい。これにより、ユーザがメガネ式デバイスを装着して顔の角度を変えていくだけで、表示手段に映ったユーザの見ている動画像のアングルが連続して切り替えられる。
また、表示手段としては、液晶、プラズマ、有機ELなどのモニタだけでなく、ホログラムなどによる立体的な表示であってもよい。
また、上記実施形態と上記変形例を自由に組み合わせることができることは言うまでもない。
また、上記実施形態における動画像処理表示装置1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより動画像の処理や表示を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、DVD等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上の実施形態等に関し、さらに以下の付記を記す。
(付記1)
被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置であって、
前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力手段と、
前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力手段と、
前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力手段とを備え、
前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像処理装置。
(付記2)
前記第1の回転軸が、所定のタイミングかつ所定のアングルにおける前記被写体の位置に設定されており、
前記第2の回転軸が、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける前記被写体の近傍に設定されており、
前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸上の領域における動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、当該切り替え指示されたアングルを撮影する前記カメラに対して前記第2の回転軸を挟んで対向する側の領域における動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる付記1に記載の動画像処理装置。
(付記3)
前記第1の回転軸が設定された画像のうち、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける第1の基準画像と、前記第2の回転軸が設定された画像のうち、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける第2の基準画像とが一致している付記2に記載の動画像処理装置。
(付記4)
前記被写体が複数撮影されており、
前記第1の回転軸が、複数の被写体のうちのいずれか一つの被写体の位置に設定されている付記2又は付記3に記載の動画像処理装置。
(付記5)
前記第2の回転軸を中心とした動画像のうち、特定のタイミングかつ特定のアングルにおいて、特定の被写体によって遮られた遮断画像を検出する遮断画像検出手段と、
前記特定のタイミングにおいて、前記特定の被写体によって遮られた遮断量の少ない他のアングルの画像を検出する他アングル画像検出手段とを備え、
前記動画像出力手段は、前記遮断画像検出手段が前記遮断画像を検出した場合において、前記第2のアングル切り替え指示入力手段が前記遮断画像へのアングル切り替え指示を入力したとき、前記他アングル画像検出手段が検出した他のアングルの画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる付記4に記載の動画像処理装置。
(付記6)
前記第1の回転軸の位置を変更するための位置変更指示を入力する第1の位置変更指示入力手段を備え、
前記動画像出力手段は、前記第1の位置変更指示入力手段が前記位置変更指示を入力すると、前記第1の回転軸の位置を変更し、変更後に前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、変更後の第1の回転軸を中心にアングルを回転させた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる付記1から付記5のいずれか一項に記載の動画像処理装置。
(付記7)
前記動画像出力手段は、前記動画像の撮影領域の全領域のうち一部領域をトリミングするトリミング指示を前記表示装置に出力して前記表示装置に前記一部領域を表示させる付記1から付記6のいずれか一項に記載の動画像処理装置。
(付記8)
被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理方法であって、
動画像出力手段が、前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力ステップと、
第1のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力ステップと、
第2のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力ステップと、
前記動画像出力手段が、前記第1のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第1の切り換えステップと、
前記動画像出力手段が、前記第2のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第2の切り換えステップと
を含む動画像処理方法。
(付記9)
被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置におけるプログラムであって、
動画像出力手段が、前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力ステップと、
第1のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力ステップと、
第2のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力ステップと、
前記動画像出力手段が、前記第1のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第1の切り換えステップと、
前記動画像出力手段が、前記第2のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第2の切り換えステップと
を前記動画像処理装置のコンピュータに実行させる動画像処理プログラム。
(付記10)
被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置と、前記動画像処理装置によって処理された動画像を表示する表示装置とが接続された動画像処理表示システムであって、
前記表示装置は、
前記動画像処理装置から出力された動画像を表示する表示手段を備え、
前記動画像処理装置は、
前記動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力手段と、
前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力手段と、
前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力手段とを備え、
前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、かつ前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像処理表示システム。
1 動画像処理表示装置(動画像処理表示システム)
4 表示部(表示装置)
10 動画像処理表示システム
20 表示装置
22 動画像データ出力制御部(動画像出力手段)
23 アングル切り替え指示入力部(第1のアングル切り替え指示入力手段、第2のアングル切り替え指示入力手段)
24 第1の位置変更指示入力部(第1の位置変更指示入力手段)
25 第2の動画像データ生成部(遮断画像検出手段、他アングル画像検出手段)
30 画像処理装置
a11一部領域(第1の基準画像、第2の基準画像)
S1 第1の回転軸
S2 第2の回転軸

Claims (9)

  1. 被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置であって、
    前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力手段と、
    前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力手段と、
    前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力手段とを備え、
    前記第1の回転軸が、所定のタイミングかつ所定のアングルにおける前記被写体の位置に設定されており、
    前記第2の回転軸が、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける前記被写体の近傍に設定されており、
    前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸上の領域における動画像であって前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、当該切り替え指示されたアングルを撮影する前記カメラに対して前記第2の回転軸を挟んで対向する側の領域における動画像であって前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像処理装置。
  2. 前記第1の回転軸が設定された画像のうち、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける第1の基準画像と、前記第2の回転軸が設定された画像のうち、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける第2の基準画像とが一致している請求項1に記載の動画像処理装置。
  3. 前記被写体が複数撮影されており、
    前記第1の回転軸が、複数の被写体のうちのいずれか一つの被写体の位置に設定されている請求項1又は請求項2に記載の動画像処理装置。
  4. 前記第2の回転軸を中心とした動画像のうち、特定のタイミングかつ特定のアングルにおいて、特定の被写体によって遮られた遮断画像を検出する遮断画像検出手段と、
    前記特定のタイミングにおいて、前記特定の被写体によって遮られた遮断量の少ない他のアングルの画像を検出する他アングル画像検出手段とを備え、
    前記動画像出力手段は、前記遮断画像検出手段が前記遮断画像を検出した場合において、前記第2のアングル切り替え指示入力手段が前記遮断画像へのアングル切り替え指示を入力したとき、前記他アングル画像検出手段が検出した他のアングルの画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる請求項3に記載の動画像処理装置。
  5. 前記第1の回転軸の位置を変更するための位置変更指示を入力する第1の位置変更指示入力手段を備え、
    前記動画像出力手段は、前記第1の位置変更指示入力手段が前記位置変更指示を入力すると、前記第1の回転軸の位置を変更し、変更後に前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、変更後の第1の回転軸を中心にアングルを回転させた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の動画像処理装置。
  6. 前記動画像出力手段は、前記動画像の撮影領域の全領域のうち一部領域をトリミングするトリミング指示を前記表示装置に出力して前記表示装置に前記一部領域を表示させる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の動画像処理装置。
  7. 被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理方法であって、
    動画像出力手段が、前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力ステップと、
    第1のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力ステップと、
    第2のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力ステップとを含み、
    前記第1の回転軸が、所定のタイミングかつ所定のアングルにおける前記被写体の位置に設定されており、
    前記第2の回転軸が、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける前記被写体の近傍に設定されており、
    前記動画像出力手段が、前記第1のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第1の回転軸上の領域における動画像であって前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第1の切り換えステップと、
    前記動画像出力手段が、前記第2のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、当該切り替え指示されたアングルを撮影する前記カメラに対して前記第2の回転軸を挟んで対向する側の領域における動画像であって前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第2の切り換えステップと
    を含む動画像処理方法。
  8. 被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置におけるプログラムであって、
    動画像出力手段が、前記動画像を表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力ステップと、
    第1のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力ステップと、
    第2のアングル切り替え指示入力手段が、前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力ステップとを含み、
    前記第1の回転軸が、所定のタイミングかつ所定のアングルにおける前記被写体の位置に設定されており、
    前記第2の回転軸が、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける前記被写体の近傍に設定されており、
    前記動画像出力手段が、前記第1のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、前記第1の回転軸上の領域における動画像であって前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第1の切り換えステップと、
    前記動画像出力手段が、前記第2のアングル切り替え指示入力ステップによってアングル切り替え指示が入力されると、当該切り替え指示されたアングルを撮影する前記カメラに対して前記第2の回転軸を挟んで対向する側の領域における動画像であって前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる第2の切り換えステップと
    を前記動画像処理装置のコンピュータに実行させる動画像処理プログラム。
  9. 被写体に対して複数のカメラで複数のアングルから撮影した動画像を処理する動画像処理装置と、前記動画像処理装置によって処理された動画像を表示する表示装置とが接続された動画像処理表示システムであって、
    前記表示装置は、
    前記動画像処理装置から出力された動画像を表示する表示手段を備え、
    前記動画像処理装置は、
    前記動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像出力手段と、
    前記表示装置が表示する動画像に対して、第1の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第1のアングル切り替え指示入力手段と、
    前記表示装置が表示する動画像に対して、第2の回転軸を中心とした前記動画像のアングル切り換え指示を入力する第2のアングル切り替え指示入力手段とを備え、
    前記第1の回転軸が、所定のタイミングかつ所定のアングルにおける前記被写体の位置に設定されており、
    前記第2の回転軸が、前記所定のタイミングかつ前記所定のアングルにおける前記被写体の近傍に設定されており、
    前記動画像出力手段は、前記第1のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、前記第1の回転軸上の領域における動画像であって前記第1の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させ、前記第2のアングル切り替え指示入力手段がアングル切り替え指示を入力すると、当該切り替え指示されたアングルを撮影する前記カメラに対して前記第2の回転軸を挟んで対向する側の領域における動画像であって前記第2の回転軸を中心にしてアングルを切り換えた動画像を前記表示装置に出力して前記表示装置に表示させる動画像処理表示システム。
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