JP6157319B2 - 高電圧発生装置およびx線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線撮影装置のX線管装置に管電圧・管電流を供給する高電圧発生装置に関し、特に、被検体の無効被爆を低減する回路を備えた高電圧発生装置に関する。
近年、X線撮影装置のX線検出器には、半導体を材料とするフラットパネルディテクタ(FPD)が多く用いられている。FPDではX線曝射後にX線検出データを読み出すための読出期間が必要である。このX線検出データの読出期間を確保するため、X線管装置からパルス状のX線を断続的に照射する方式が採用されることが多い。パルスX線照射方式では、高電圧発生装置からX線管装置へパルス状の管電圧が供給される。
特許文献1に開示されているように高電圧発生装置は、X線管装置に管電流を供給する高電圧整流器とX線管装置とを高電圧ケーブルで接続するとともに、必要に応じて高電圧整流器と並列に平滑化コンデンサを配置する。このため、特許文献の図1等に開示されているように、高電圧整流器およびX線管装置には、高電圧ケーブルの浮遊静電容量と平滑化コンデンサの静電容量の合計容量のコンデンサが並列に接続されているのと等価である。よって、高電圧整流器からパルス状の管電圧をX線管装置にパルス状管電圧を供給した際の管電圧の立下りは、急峻にならず、静電容量で決まる時定数で徐々に低下する「波尾」現象が生じる。波尾電圧がX線管装置に印加されている時点では、X線管装置から波尾電圧に応じたX線が発生するため、被検体は無効被爆を受けることになる。そのため、特許文献1では、波尾電圧を短時間で遮断する回路を高電圧整流器15に並列に接続した構成を開示している。特許文献1に開示されている波尾遮断回路は、複数段のMOSFET等のスイッチング素子と、放電用抵抗とを直列接続した構成である。
特開2009−37936号公報
特許文献1に開示されているように波尾遮断回路は、MOSFET等の半導体スイッチ素子を用いることが多いが、管電圧に比べるとMOSFETの定格電圧は非常に低いため、複数の半導体スイッチ素子を直列接続して用いられる。このため、複数ある半導体スイッチ素子の一つでも故障してしまうと波尾の遮断機能が失われてしまう。波尾遮断回路を含め高電圧発生装置は、絶縁油に封入する必要があるため、高電圧発生装置の設置場所で、故障した半導体スイッチ素子を部品交換することは困難であり、装置全体の交換となる。このため、半導体スイッチの故障を回復させるために必要な費用が高価なものとなってしまう。
本発明は、波尾遮断回路の半導体スイッチに故障が生じた場合であっても、短時間に復旧させることのできる高電圧発生装置を提供する。
本発明では、X線管装置に印加する管電圧パルスを発生する高電圧発生回路と、管電圧パルスの立下りを急峻にするための波尾遮断回路とを備える高電圧発生装置を提供する。波尾遮断回路は、直列接続された複数のスイッチ回路と、複数のスイッチ回路に直列接続され、前記高電圧発生回路と前記X線管装置との間に蓄積された電荷を放電する放電用抵抗と、複数のスイッチ回路を短絡させる複数の短絡用スイッチ回路とを備える。短絡用スイッチ回路は、複数のスイッチ回路のうち1以上のスイッチ回路ごとに配置され、1以上のスイッチ回路を短絡させる回路である。
本発明によれば、高電圧発生装置の波尾遮断回路の半導体スイッチに故障が生じた場合であっても、波尾遮断回路を短時間に復旧させることができる。
実施形態1の高電圧発生装置200を用いたX線撮影装置のブロック図。 実施形態1の高電圧発生装置の波尾遮断回路1の放電回路3の構成を示すブロック図。 実施形態1の波尾遮断回路1の短絡用スイッチ回路群7と放電回路3の構成を示すブロック図。 実施形態1の波尾遮断回路1を動作時と非動作時の管電圧の波尾の形状を示すグラフ。 実施形態1の制御部18による波尾遮断回路1の復旧動作を示すフローチャート。 実施形態1の1以上のスイッチ回路を回路基板に搭載した波尾遮断回路1の構成を示すブロック図。 実施形態2の波尾遮断回路1の構成を示すブロック図。 実施形態3の波尾遮断回路1の構成を示すブロック図。
本発明の実施形態について説明する。
<<実施形態1>>
本発明の実施形態1の高電圧発生装置について図面を用いて説明する。
実施形態1の高電圧発生装置200は、図1に示すように、X線管装置17に印加する管電圧パルスを発生する高電圧発生回路100と、管電圧パルスの立下りを急峻にするための波尾遮断回路1とを備えて構成される。波尾遮断回路1は、図2のように、直列接続された複数のスイッチ回路50−1〜50−nと、複数のスイッチ回路50−1〜50−nに直列接続された放電用抵抗61,62を備えている。放電用抵抗61,62は、高電圧発生回路100とX線管装置17との間に蓄積された電荷を放電する。また、波尾遮断回路1は、図3のように、複数のスイッチ回路50−1〜50−nに接続された複数の短絡用スイッチ回路7−1〜7−nを備えている。短絡用スイッチ回路7−1〜7−nは、1以上のスイッチ回路50−1〜50−nごとに配置され、当該1以上のスイッチ回路50−1〜50−nをそれぞれ短絡させる回路である。
このように、直列接続された複数のスイッチ回路50−1〜50−nに、1以上のスイッチ回路ごとに短絡用スイッチ回路7−1〜7−nを接続することにより、スイッチ回路50−1〜50−nのうちの一つが故障した場合に、短絡用スイッチを動作させて故障したスイッチ回路を短絡させることができる。これにより、直列接続された他のスイッチ回路は、動作可能になるため、他のスイッチ回路を動作させて放電用抵抗に電荷を流し、高電圧発生回路100とX線管装置17との間に蓄積された電荷を放電することができる。よって、波尾遮断回路のスイッチ回路に故障が生じた場合であっても、短時間で復旧させることができる。
なお、1以上のスイッチ回路とは、1以上であればどのような数であってもよい。例えば、図3のようにスイッチ回路ごとに短絡用スイッチ回路を配置してもよいし、所定数(例えば8個)のスイッチ回路ごとに短絡用スイッチ回路を配置してもよい。また、短絡用スイッチ回路が接続されているスイッチ回路の数が一定ではなく、例えば1個の場合もあれば、3個の場合もあるような構成にすることも可能である。
複数のスイッチ回路50−1〜50−nのうちの一つ以上には、図2および図3のように波尾遮断回路1を動作させるための駆動信号を出力する駆動回路4が接続されている構成とすることが好ましい。また、複数の短絡用スイッチ回路7−1〜7−nには、これらのうちのいずれかを動作させる制御部18が接続されている構成とすることができる。制御部18が、短絡用スイッチ回路7−1〜7−nのいずれかを動作させた場合、動作させた短絡用スイッチ回路が接続されている1以上のスイッチ回路は短絡し、波尾遮断回路から電気的に隔離される。これにより、複数のスイッチ回路50−1〜50−nのうち故障が生じたスイッチ回路を含む1以上のスイッチ回路を短絡させることができる。
制御部18は、波尾遮断回路1が故障した場合には、複数の短絡用スイッチ回路を順次動作させ、動作させる度に波尾遮断回路1の故障が解消したかどうかを確認し、故障が解消した場合には、その時動作させている短絡用スイッチ回路を継続的に動作させる構成にすることができる。
複数のスイッチ回路50−1〜50−nは、1以上のスイッチ回路ごとに異なる回路基板6に搭載された構成にすることができる。この場合、短絡用スイッチ回路7−1〜7−nは、回路基板ごとに配置されている。回路基板6に搭載するスイッチ回路50の数は、回路基板6ごとに異なっていてもかまわない。
スイッチ回路50−1〜50−nは、例えば、半導体スイッチと、半導体スイッチに並列接続されるコンデンサと、コンデンサに直列接続される電流制限用インピーダンスとを含む構成にすることができる。
また、本発明の高電圧発生装置からX線管装置に管電圧を供給することによりX線撮影装置を構成することができる。以下、実施形態のX線撮影装置および高電圧発生装置の構成を具体的に説明する。ここでは、X線撮影装置は、パルス状のX線を被検体に連続的に照射して被検体の透視画像を取得する装置を例に説明する。
本発明のX線撮影装置は、図1のように高電圧発生装置200と、X線管装置17と、操作部2とを備えている。高電圧発生装置は、X線管装置17に管電圧パルスを供給する高電圧発生回路100と、波尾遮断回路1と、これらの制御部18とを備えている。
高電圧発生回路100は、整流器11と、平滑コンデンサ12と、インバータ13と、高電圧変圧器14と高電圧整流器15と、管電圧検出回路20とを備えている。整流器11は、商用の単相交流電源10に接続され、単相交流電源10から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサ12は、整流器11に接続され、整流器11によって変換された直流電圧に含まれる脈動成分を除去し、平滑化する。インバータ回路13は、平滑コンデンサ12に接続され、平滑コンデンサ12によって平滑化された直流電圧を高周波交流電源に変換する。高電圧変圧器14は、インバータ回路13に接続され、インバータ回路13によって変換された高周波交流電圧を昇圧する。高電圧整流器15は、高電圧変圧器14に接続され、高電圧変圧器14によって昇圧された高周波交流電圧を整流して直流高電圧に変換する。高電圧整流器15は、高電圧ケーブルによってX線管装置17に接続される。高電圧ケーブルの静電容量および、必要に応じて追加される平滑化用コンデンサによって高電圧整流器15とX線管装置17との間には、静電容量が存在する。本実施形態では、高電圧ケーブルの静電容量および必要に応じて追加される平滑化用コンデンサの静電容量を合計したものを便宜的に高電圧コンデンサ16として以下の説明に用いる。
X線管装置17には、高電圧整流器15からパルス状の直流高電圧(管電圧パルス)が連続して供給される。高電圧コンデンサ16によって、印加時の電圧は平滑化されている。X線管装置17は、パルス状のX線を連続して被検体に曝射する。
管電圧検出回路20および波尾遮断回路1は、高電圧整流器15に並列に接続される。
制御部18は、操作部2内のX線曝射スイッチを操作者がオンしたならば、インバータ回路13にX線照射開始とX線放射停止を指示するX線曝射信号19を所定間隔で出力して、インバータ回路13を動作させ、X線管装置17に所望の管電圧を供給させる。また、X線曝射信号19は、波尾遮断回路1にも供給され、X線放射停止のX線曝射信号19に対応したタイミングで波尾遮断回路1内のスイッチ回路50−1〜50−nを動作させる。これにより、波尾遮断回路1は、高電圧整流器15からX線管装置17に供給される管電圧パルスの波尾を遮断する動作を行う。この動作については後で詳しく説明する。
また、管電圧検出回路20は、高電圧整流器15に接続され、高電圧整流器15によって出力された直流高電圧を分圧し、低電圧に変換した信号を制御部18にフィードバックする。
図2は、波尾遮断回路1の放電回路3の構成例を示す図である。放電回路3は、直列接続されたn個のスイッチ回路50−1〜50−nと、スイッチ回路50−1〜50−nに直列接続された放電用抵抗61,62を備えている。
スイッチ回路50−1〜50−nは、それぞれMOSFET(Metal Oxide Silicon Field Effect Transistor)の半導体スイッチS(1)〜S(n)と、半導体スイッチS(1)〜S(n)に並列に接続された3つの回路を含む。3つの回路の一つ目は、第一のコンデンサCb(1)〜Cb(n)と第一の電流制限用抵抗Rg(1)〜Rg(n)とを直列接続した回路である。二つ目は、バランス抵抗R(b)とダイオードDa(1)〜Da(n)を直列接続した回路である。三つめは、第二のコンデンサCs(1)〜Cs(n)と第二の電流制限用抵抗Rs(1)〜Rs(n)とを直列接続した回路である。
半導体スイッチS(1)〜S(n)は、直列接続され、スイッチS(1)は、最もカソード(K)側に配置され、ソース側が放電用抵抗(RD’)62に接続されている。半導体スイッチS(1)〜S(n−1)の第一の電流制限用抵抗Rg(1)〜Rg(n−1)およびダイオードDa(1)〜Da(n−1)は、隣の半導体スイッチS(2)〜S(n)のゲートに接続されている。第二の電流制限用抵抗Rs(1)〜Rs(n−1)は、隣の半導体スイッチS(2)〜S(n)のソースに接続されている。半導体スイッチS(n)の第一の電流制限用抵抗Rg(n)、ダイオードDa(n)および第二の電流制限用抵抗Rs(n)は、ダイオードDLを介して放電用抵抗(RD)61に接続されている。半導体スイッチS(1)のゲートには、駆動回路4が接続されている。
また、半導体スイッチS(2)〜S(n)のゲートとソース間には、誤動作で半導体スイッチS(2)〜S(n)が導通状態になるのを防ぐためのツェナーダイオードDza(2)〜Dza(n)が配置されている。
次に、放電回路3の動作を説明する。制御部18からX線放射開始の曝射信号19がインバータ回路13に出力されると、インバータ回路13が動作し、高電圧整流器15からX線管装置17に、所定の高電圧の管電圧パルスが供給される。これにともない、高電圧コンデンサ16には電荷がチャージされる。制御部18からX線放射停止の曝射信号19が出力されると、高電圧整流器15の管電圧パルスの出力は停止するが、高電圧コンデンサ16にチャージされている電荷が、X線管装置17に供給され、管電圧パルスの波尾が生じる。波尾遮断回路1は、高電圧コンデンサ16の電荷を以下のように放電し、波尾を遮断する。
高電圧コンデンサ16の両端の電圧は、これに並列接続されている放電回路3の両端にも印加されている。管電圧パルスの印加の最中は、駆動回路4は、半導体スイッチS(1)のゲートに駆動信号5を供給せず、半導体スイッチS(1)を非導通に維持する。これにより、他の半導体スイッチS(2)〜S(n)も非導通状態であり、放電用抵抗(RD,RD’)61,62には電流が流れず、放電は生じない。このとき、スイッチ回路50−1〜50−nの両端に印加された電圧は、バランス抵抗Rb(1)〜Rb(n)によって均等に分圧されて、第一のコンデンサCb(1)〜Cb(n)、第二のコンデンサCs(1)〜Cs(n)および半導体スイッチS(1)〜S(n)にほぼ均等に電圧が充電されている。
駆動回路4は、制御部18からX線放射停止の曝射信号19を受け取ったならば、半導体スイッチS(1)のゲートに正の駆動信号5を出力する。これにより、半導体スイッチS(1)のソースとドレイン間は導通する。これに伴い、第一のコンデンサCb(1)にチャージされている正の電荷が、半導体スイッチS(2)のゲートに流れ込み、ゲートに正の電圧が印加されるため、半導体スイッチS(2)のソースとドレイン間は導通する。この動作が、半導体スイッチS(1)〜S(n)まで、次々と連続して生じ、半導体スイッチS(1)〜S(n)はすべて導通状態となる。これにより、高電圧コンデンサ16にチャージされている電荷は、半導体スイッチS(1)〜S(n)および放電用抵抗(RD,RD’)61,62を流れ、放電用抵抗(RD,RD’)61,62で放電される。
よって、図4に示すように、波尾遮断回路1が動作時には、管電圧がゼロになるまでの立下り時間T1は、高電圧コンデンサ16の静電容量と放電回路3の放電用抵抗(RD、RD’)61,62の抵抗値から求められる時定数で決まる。一方、波尾遮断回路1が動作しない場合に、管電圧の立下り時間T2は、X線管装置17の管電圧・管電流からオームの法則により算出される抵抗値(以降Rxと記載する)と高電圧コンデンサ16の容量から求められる時定数で決まる。波尾遮断回路1の放電用抵抗(RD、RD’)61,62の抵抗値は、上記抵抗値Rxよりも大きく設定されているので、波尾遮断回路1を動作させることにより、波尾を短く、すなわち管電圧パルスの立下り時間T1を、波尾遮断回路1が非動作時の立下り時間T2よりも短時間にすることができる。立下り時間が短くなるため、立下り時間にX線管から放射されるX線量を低減でき、被検体の無効被爆を低減できる。
なお、第二のコンデンサCs(1)の電荷は、半導体スイッチS(1)が導通状態になると、第二の電流制限用抵抗Rs(1)を介して、半導体スイッチS(2)のソースに供給される。これにより、半導体スイッチS(2)のゲートには、ソースに対して、導通開始のために十分な電圧が印加される。一方、ダイオードDLは、スイッチS(n)のアノード(A)側に直列接続され、逆流電流を防止する作用をする。ツェナーダイオードDzaは、ゲートとソース間に誤電流が流れるのを防止し、スイッチSのご動作を防止する。
つぎに、図3を用いて、短絡用スイッチ回路7−1〜7−nについて説明する。短絡用スイッチ回路7−1〜7−nは、図3の例では、スイッチ回路50−1〜50−nごとにそれぞれ配置されている。スイッチ回路50−1〜50−nは、上述のように直列接続されているため、いずれかのスイッチ回路が故障すると、全体が非導通となり、放電用抵抗(RD,RD’)に放電電流を流すことができなくなる。そこで、短絡用スイッチ回路は、対応するスイッチ回路の半導体スイッチが故障した場合に、迂回路を形成することにより、故障したスイッチ回路の半導体スイッチのソースとドレインを短絡するとともに、隣の半導体スイッチのゲートにゲート電圧を供給するように構成されている。すなわち、短絡用スイッチ回路7−1〜7−nは、接続されているスイッチ回路の半導体スイッチのソースとドレインを短絡するためのスイッチSs2(1)〜Ss2(n)と、接続されている半導体スイッチのゲートに供給されるべき電圧を隣の半導体スイッチのゲートに供給するためのスイッチSs1(1)〜Ss1(n)とを備えている。
これにより、例えば、図3のように、2段目の半導体スイッチS(2)が故障した場合、短絡用スイッチ回路7−2のスイッチSs2(2)をオンにすることで半導体スイッチS(2)のソースからドレインへ流れるべき電流をスイッチSs2(2)を迂回させて流すことができる。これにより、半導体スイッチS(2)が開放状態で故障した場合であっても、放電電流が流れる経路を確保できる。また、同時に、スイッチSs1(2)をオンにすることで、2段目の半導体スイッチS(2)のゲートに供給されるべき電圧を、3段目の半導体スイッチS(3)のゲートに供給することができる。これにより、スイッチS(2)が、短絡状態で故障し、2段目のスイッチ回路50−2の第一のコンデンサCb(2)および第二のコンデンサCs(2)に電圧が分担されなくなっても、スイッチS(3)のゲートをオンにして、動作させることができる。これにより、2段目の半導体スイッチS(2)が故障した場合であっても、他の半導体スイッチS(1),S(3)〜S(n)により波尾遮断動作を行うことができる。つまり半導体スイッチが故障した場合であっても、故障時に短絡状態か開放状態かに関係なく、短絡用スイッチ回路を短絡させることで波尾遮断回路1を復旧させることができる。
つぎに、図5を用いて、波尾遮断回路1の半導体スイッチ50に故障が生じた場合の、復旧動作について説明する。制御部18は、予め格納されているプログラムを読み込んで、図5のフローチャートを示すように動作し、波尾遮断回路1の故障を検出し、復旧する。
まず、制御部18は、X線透視撮影動作のためのX線放射開始およびX線放射停止の曝射信号19を出力するたびに、波尾遮断回路1の故障の有無を検出する(ステップ501)。具体的には、制御部18は、管電圧検出回路20が検出した管電圧を受け取り、X線放射停止を指示するX線曝射信号19が出力されてから、管電圧がゼロになるまでの立ち下がり時間Tを算出する。この立下り時間Tと、高電圧コンデンサ16の容量と放電回路3の放電用抵抗RD、RD’の抵抗値から求められる管電圧の立ち下がり時間T1との差が、所定の誤差よりも大きい場合には、波尾遮断回路1が故障したと判定する。その旨を表示装置(不図示)に表示する等により操作者に報知するとともにX線透視撮影動作を停止さる。そしてステップ502以下に進み、波尾遮断回路1の復旧動作を行う。
ステップ502では、制御部18は、波尾遮断回路1の動作をオフにする(ステップ502)。これにより、管電圧パルスの立下り時間Tは、高電圧コンデンサ16の容量と放電回路3の放電用抵抗RD、RD’から求められる時定数の立下り時間T2になる。この状態で、所定のパルス透視の動作を行い(ステップ503)、管電圧系のエラー(例:管電圧が設定値どおりに出力されない、アノード・カソードの管電圧値がアンバランスするなど)が発生するかどうかを判定する(ステップ504)。管電圧系のエラーが発生した場合は、放電回路3以外の故障と考えられるため、ステップ505に進み、波尾遮断回路1による故障ではない旨を表示装置に表示する等により操作者に報知し、復旧動作を終了する。管電圧系のエラーが発生しない場合は、ステップ506に進む。
ステップ506では、制御部18は、1段目の短絡用スイッチ回路7−1のスイッチSs1(1)およびSs2(1)をオンにし、カソード側から1段目のスイッチ回路50−1の半導体スイッチS(1)を短絡する(ステップ506,507)。その状態で、撮影時のパルス透視と同様の所定の動作を行う(ステップ508)。そして、ステップ501と同様に、管電圧検出回路20が検出した管電圧を受け取り、管電圧がゼロになるまでの立ち下がり時間Tを算出し、立ち下がり時間T1との差を求め、所定の誤差より大きいかどうか判定する(ステップ509)。所定の誤差よりも小さい場合には、波尾遮断回路1の故障は解消した、すなわち半導体スイッチ回路50−1の半導体スイッチS(1)の故障であったが短絡用スイッチ回路7−1のオンで故障が解消したため、復旧完了と判定する。それとともに、短絡用スイッチ7−1のオン状態を継続する。そして、ステップ510に進み、波尾遮断回路1の復旧完了を表示装置(不図示)に表示する等して操作者に報知し、復旧動作を終了する。これにより、被検体の透視撮影動作が再開可能になる。
一方、ステップ509において管電圧の立ち下がり時間Tと立ち下がり時間T1との差が所定の誤差より大きい場合、故障は解消していないため、ステップ507に戻って、1段目の短絡用スイッチ7−1をオフにし、2段目の短絡用スイッチ7−2のスイッチSs1(2)およびSs2(2)をオンにし、2段目のスイッチ回路50−2の半導体スイッチS(2)を短絡する(ステップ511、512)。そして、ステップ508で所定のパルス透視を行い、波尾遮断回路1の故障が解消したかどうかを判定する。この動作を、故障が解消するまで、全ての短絡用スイッチ7−1〜7−nについて順次行う(ステップ511)。全ての短絡用スイッチ7−1〜7−nを順次オンにしても故障が解消しない場合には、スイッチ回路50−1〜50−nが同時に複数故障しているか、その他の故障が考えられるため、制御部18の動作による自動的な復旧は不可と判断し、その旨を表示装置に表示して操作者に報知して、復旧動作を終了する(ステップ513)。また、サービスマンに通信回線(不図示)を通じて報知してもよい。
上述してきたように、本実施形態では、波尾遮断回路の半導体スイッチに故障が生じた場合であっても、波尾遮断回路全体を交換する必要がなく、制御部18の制御下で短時間に自動で復旧することができる。よって、メンテナンス費用がかからず、しかも、X線撮影を停止させる時間も短時間で済むため、装置の稼働効率を高めることができる。
なお、放電回路3のスイッチ回路50−1〜50−nの数は、一般的に、管電圧に対して余裕をもって多めに設定されているため、1つのスイッチ回路を短絡させた場合であっても、その動作に支障は生じない。
また、上述の実施形態1では、半導体スイッチ回路50−1〜50−nごとに1つの短絡用スイッチ回路した構成について説明したが、本発明は、この構成に限られるものではない。例えば、図6に示すように、複数のスイッチ回路50−1〜50−nが、1以上の異なる回路基板6−1〜6−mに搭載された構成にすることができる。回路基板6の数mは、スイッチ回路50の数nより少なく、回路基板6には、1または複数のスイッチ回路50が搭載されている。回路基板6に搭載するスイッチ回路50の数は、回路基板6ごとに異なっていてもかまわない。短絡用スイッチ回路7は、回路基板6の数mと同数であり、回路基板6−1〜6−mごとに配置されている。短絡用スイッチ回路7−1の回路構成は、対応する回路基板6−1に搭載されている1以上のスイッチ回路のうち、最もカソード側に位置するスイッチ回路50−1の半導体スイッチS(1)のソースを、隣の回路基板6−2の最もカソード側に位置する半導体スイッチのソースに短絡するスイッチSs2(1)と、半導体スイッチS(1)のゲートに供給されるべき電圧を、隣の回路基板6−2の最もカソード側に位置する半導体スイッチのゲートに供給するためのスイッチSs1(1)とを含む構成である。他の短絡用スイッチ回路7−2〜7−mの構成も同様である。
これにより、短絡用スイッチ7−1のオンにすることにより、回路基板6−1に搭載されている半導体スイッチがすべて短絡するため、回路基板6−1に搭載されている半導体スイッチのいずれかが故障している場合には、これにより復旧することができる。
図6のように、1以上のスイッチ回路ごとに短絡用スイッチ回路を配置することにより、図5のフローによって、復旧動作を行う場合に、短絡用スイッチ回路の数mが、半導体スイッチの数より少ないため、ステップ507〜512はm回繰り返せばよく、短時間に復旧動作を行うことができる。なお、この構成では、回路基板によっては複数のスイッチ回路が短絡するため、これらの複数のスイッチ回路を短絡させた場合であっても、管電圧に耐えられるように、回路基板6−1〜6−mに搭載するスイッチ回路の数を設計しておくことが望ましい。
<<実施形態2>>
本発明の実施形態2の高電圧発生装置の波尾遮断回路1について図7を用いて説明する。図7の波尾遮断回路1は、図6と同様に1以上のスイッチ回路50が回路基板6に搭載され、回路基板6ごとに短絡用スイッチ回路7が接続されている。短絡用スイッチ回路7−1〜7−mには、ぞれぞれ、故障の有無を検出する故障検出回路8−1〜8−mが接続されている。制御部18は、故障検出回路8−1〜8−mが故障有りを検出した場合には、その故障検出回路8に対応する短絡用スイッチ回路7を動作させる。例えば、故障検出回路8−1〜8−mは、回路基板6−1〜6−mに搭載された1以上のスイッチ回路の電圧を検出することにより故障の有無を検出する構成とする。他の構成は、実施形態1と同様であるので説明を省略する。
以下、図7の構成についてさらに具体的に説明する。図7の構成は、回路基板6−1〜6−mにそれぞれ所定数のスイッチ回路50が搭載されている。故障検出回路8−1〜8−mは、短絡用スイッチ回路7−1〜7−mと並列に接続される。故障検出回路8は、抵抗およびコンデンサで構成された電圧検出回路と、短絡用スイッチ回路7のスイッチをON・OFFするための信号を出力する回路とを備えている。
放電回路3のアノード(A)―カソード(K)間に、高電圧コンデンサ16の電圧が印加されると、実施形態1で説明したように、各スイッチ回路50−1〜50−nのバランス抵抗Rb(n)によって印加された電圧が分圧されて、それぞれのコンデンサCb(1)〜Cb(n)にはほぼ均等に電圧が充電される。スイッチS(n)にもほぼ均等に電圧が分担される。同様に故障検出回路8のコンデンサにも均等に分担された電圧が充電されている。
制御部18がX線放射停止を指示する曝射信号19を出力したならば、駆動回路4は、スイッチ回路50−1のゲートに正の駆動信号5を出力する。これにより、スイッチ回路50−1〜50−nの半導体スイッチS(1)〜S(n)は、カソード側から順次オンになり、ゼロに放電されていく。放電時間は、コンデンサCb(n)および電流制限用抵抗Rg(n)から算出される時定数Cb×Rg(ただし、Cb:コンデンサCbの静電容量、Rg:電流制限用抵抗Rgの抵抗値)で決まる。駆動信号4から駆動信号が出力されてから、n個のスイッチS(1)〜S(n)の全てのコンデンサCb(n)が放電されるまで、Cb×Rg×nの時間を要する。したがって、回路基板6が総数m枚である場合、回路基板6のk枚目(k=1〜m)が放電される時間は、Cb×Rg×n×(k/m)の時間T(k)で表される。制御部18には、予め求めておいた、回路基板6−1〜6−mごとに放電されるまでの時間T(k)(ただし、k=1〜m)が、内蔵する格納部(不図示)にそれぞれ格納されている。
制御部18は、駆動回路4が駆動信号5を出力してから、故障検出回路8−1〜8−mの各電圧検出回路が検出する電圧値がゼロになるまでの時間を監視している。そして、格納部に格納された放電時間T(k)(ただし、k=1〜m)を過ぎても電圧値がゼロにならない故障検出回路8があれば、それに対応している回路基板6に搭載されているスイッチ回路のいずれかが故障したと判断し、制御部18は、故障検出回路8に対して故障した回路基板6を短絡する信号を短絡用スイッチ回路7へ出力する。これにより、短絡用スイッチ回路7が故障した回路基板6のスイッチ回路の半導体スイッチを短絡させるため、波尾遮断回路1を復旧させることができる。
実施形態2の図7の波尾遮断回路1の構成は、回路基板6−1〜6−nごとに故障検出回路8−1〜8−nを備えているため、通常の波尾遮断動作の最中の短い時間で故障した回路基板6を検出し、短絡させることができる。
なお、上述の実施形態2では、制御部18が回路基板6−1〜6−mごとに、放電により電圧がゼロになるまでの時間を監視する構成であったが、必ずしも時間を監視しなくてもよい。例えば、回路基板6−1〜6−mごとに、放電により電圧がゼロもしくは所定の基準値よりも小さくなるかどうかにより、故障した回路基板を検出できる。故障した回路基板6を絡用スイッチ回路7により短絡させることにより復旧させることが可能である。この場合、具体的な回路構成としては、制御部18と故障検出回路8のそれぞれとの間に比較回路を配置し、駆動信号5が出力されたならば、故障検出回路8の検出電圧を所定の基準値と比較回路により比較し、ゼロもしくは基準値よりLowにならない回路基板6を故障と判別する。これにより、簡単な回路構成で故障している回路基板6を判別できる。
<<実施形態3>>
実施形態1および2では波尾遮断回路1は、アノード(A)−カソード(K)の極間に並列に接続されているが、実施形態3では、図8のように、アノードとカソードの中点を接地した回路構成にする。この場合、波尾遮断回路1には、接地点よりもアノード側の複数のスイッチ回路のうち最もカソード側に位置するスイッチ回路と、接地点よりもカソード側の複数のスイッチ回路のうち最もカソード側に位置するスイッチ回路に、それぞれ駆動信号5が供給される。これにより、接地点よりもアノード側の複数のスイッチ回路と、カソード側の複数のスイッチ回路が同時にオン状態になり、波尾遮断が実行される。図8では、実施形態2と同様に、所定数のスイッチ回路が回路基板6に搭載され、回路基板6ごとに短絡用スイッチ回路7と故障検出回路8が並列に接続されている。
このような回路構成の場合、スイッチ回路の故障箇所が、アノード(A)側もしくはカソード(K)側のどちらか一方に生じ、そのスイッチ回路を搭載した回路基板6を短絡用スイッチ回路7で短絡させた場合、短絡させた回路基板6に搭載された複数のスイッチ回路の分だけ、アノード側とカソード側とでスイッチ回路の数がアンバランスになる。スイッチ回路の数がアンバランスになった場合、管電圧の立下りの速度が、アノード(A)とカソード(K)とで異なり、均等に分担されるべき管電圧が不均等になるため、制御部18に故障を誤認識させてしまう可能性がある。そこで、実施形態3では、制御部は、接地点よりも一方の側(例えばアノード側)の短絡用スイッチ回路7を動作させて、所定数のスイッチ回路の短絡させる場合、短絡させたスイッチ回路と同数のスイッチ回路を、接地点よりも他方の側(カソード側)においても短絡させる。具体例としては、制御部18は、例えば接地点よりもアノード(A)側の回路基板6のうち、低圧側から2枚目のスイッチ回路基板6−2が故障したことを故障検出回路8の検出した電圧から検出した場合、故障した回路基板6−2を短絡用スイッチ回路7−2で短絡させるだけでなく、接地点よりもカソード(K)側の回路基板6のうち低圧側から2枚目の回路基板6−2について、並列に接続されている短絡用スイッチ回路7−2を短絡させるように制御する。これにより、接地点よりもアノード(A)側の回路基板のスイッチ回路の数と、カソード(K)側の回路基板のスイッチ回路の数を同数に維持し、放電回路3のバランスが取ることができる。よって、制御部18が誤認識することなく波尾遮断動作を行うことができる。
1:波尾遮断回路、3:放電回路、4:駆動回路、5:駆動信号、6:回路基板、7:短絡用スイッチ回路、8:故障検出回路、10:単相交流電源、11:整流器、12:(低圧側)コンデンサ、13:インバータ回路、15:高電圧整流器、16:高電圧コンデンサ、17:X線管装置、18:制御部、19:曝射信号、20:管電圧検出回路、21:管電圧検出信号、S(1)〜S(n):半導体スイッチ、Cb(1)〜Cb(n):第一のコンデンサ、Rg(1)〜Rg(n):第一の電流制限抵抗、Cs(1)〜Cs(n):第二のコンデンサ、Rs(1)〜Rs(n):第二の電流制限抵抗、Da(1)〜Da(n):ダイオード、Dza(2)〜Dza(n):ツェナーダイオード、RD、RD’:放電用抵抗、DL:ダイオード、Ss1(1)〜Ss1(n)、Ss2(1)〜Ss2(n):(短絡用)スイッチ

Claims (10)

  1. X線管装置に印加する管電圧パルスを発生する高電圧発生回路と、前記管電圧パルスの立下りを急峻にするための波尾遮断回路とを有し、
    前記波尾遮断回路は、直列接続された複数のスイッチ回路と、前記複数のスイッチ回路に直列接続され、前記高電圧発生回路と前記X線管装置との間に蓄積された電荷を放電する放電用抵抗と、前記複数のスイッチ回路を短絡させる複数の短絡用スイッチ回路とを備え、
    前記短絡用スイッチ回路は、複数のスイッチ回路のうち1以上の前記スイッチ回路ごとに配置され、当該1以上のスイッチ回路を短絡させる回路であることを特徴とする高電圧発生装置。
  2. 請求項1に記載の高電圧発生装置において、前記複数のスイッチ回路のうちの一つ以上に駆動信号を出力し、前記波尾遮断回路を動作させる駆動回路と、前記複数の短絡用スイッチ回路のいずれかを動作させ、動作させた短絡用スイッチ回路が接続されている前記1以上のスイッチ回路を、前記波尾遮断回路から電気的に隔離する制御部とをさらに備えることを特徴とする高電圧発生装置。
  3. 請求項2に記載の高電圧発生装置において、前記制御部は、前記波尾遮断回路が故障した場合には、前記複数の短絡用スイッチ回路を順次動作させ、動作させる度に前記波尾遮断回路の故障が解消したかどうかを確認し、故障が解消した場合には、その時動作させている前記短絡用スイッチ回路を継続的に動作させることを特徴とする高電圧発生装置。
  4. 請求項2に記載の高電圧発生装置において、前記波尾遮断回路は、前記短絡用スイッチ回路が接続されている前記1以上のスイッチ回路の故障の有無を検出する故障検出回路を、前記複数の短絡用スイッチ回路ごとに備え、
    前記制御部は、前記故障検出回路が故障有りを検出した場合には、前記故障検出回路に対応する前記短絡用スイッチ回路を動作させることを特徴とする高電圧発生装置。
  5. 請求項4に記載の高電圧発生装置において、前記故障検出回路は、前記1以上のスイッチ回路の電圧を検出することにより故障の有無を検出することを特徴とする高電圧発生装置。
  6. 請求項1に記載の高電圧発生装置において、前記複数のスイッチ回路は、前記1以上のスイッチ回路ごとに異なる回路基板に搭載され、
    前記短絡用スイッチ回路は、前記回路基板ごとに配置されていることを特徴とする高電圧発生装置。
  7. 請求項1に記載の高電圧発生装置において、前記スイッチ回路は、半導体スイッチと、前記半導体スイッチに並列接続されるコンデンサと、前記コンデンサに直列接続される電流制限用インピーダンスとを含むことを特徴とする高電圧発生装置。
  8. 請求項2に記載の高電圧発生装置において、前記波尾遮断回路は、前記直列接続された複数のスイッチ回路の中点で接地され、
    前記駆動回路は、前記接地点よりもアノード側の前記複数のスイッチ回路の1つ以上と、前記接地点よりもカソード側の複数のスイッチ回路の1つ以上に前記駆動信号を出力することを特徴とする高電圧発生装置。
  9. 請求項8に記載の高電圧発生装置において、前記制御部は、前記接地点よりも一方の側の前記複数のスイッチ回路の1つ以上について前記短絡用スイッチ回路を動作させて短絡させる場合、短絡させた前記スイッチ回路と同数のスイッチ回路を、前記接地点よりも他方の側においても短絡させることを特徴とする高電圧発生装置。
  10. 被検体にX線を照射するためのX線管装置と、前記X線管装置に管電圧を供給する高電圧発生装置とを備えたX線撮影装置であって、前記高電圧発生装置は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のものであることを特徴とするX線撮影装置。
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