JP6154914B2 - ディスプレイベースの自動販売装置及び方法 - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本明細書は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、２０１３年３月１２日出願の米国特許仮出願第６１／７７７，６４４号の利益を主張する。

（発明の分野）
本発明は、概して自動販売機に関する。

自動販売機は、当該技術分野において既知である。本明細書で使用される場合、「自動販売機」（又は「自動販売装置」若しくは「自動販売プラットフォーム」）の言及は、いくらかの対価と引き換えに、顧客にいくつかの製品又はサービスを提供するために、人間の管理者、接客係、若しくは操作者の存在なしに、サービスを提供する装置を指すものと理解される。多くの自動販売機は、例えば、顧客が差し出した硬貨、通貨、若しくはクレジットを食料品又は飲み物と交換するのに役立つ。多くの他の商品は、このアプローチによって、同様に提供される。

１つの典型的なアプローチでは、顧客は自動販売機の製品保存領域を（多くの場合、保護用の透明なウィンドーを通して）見ることができる。これにより、顧客はどの商品が現在販売されているのかを容易に理解できる。かかる場合、個別の商品価格は、各商品カテゴリーを伴った対応する小さなサインによって表示されることが多い。かかる装置は、場合により、顧客がお金を預けたことに反応して、選択された商品を何らかの方法で移動させて、保持機構から開放し、受領領域内へと落とす。顧客は次に、受領領域に手を伸ばし、選択した商品を回収する。

他の典型的なアプローチでは、顧客は自動販売機の保存領域を直接的に見ることができないが、表示されたサンプル又はサインを通して入手可能な商品を知る。この種類の自動販売機は、多くの場合、前方外観の大部分を静的サインに割り当てており、これは顧客に自動販売機の内容を知らせ、及びまた、願わくば顧客を誘惑して実際にその購入を行わせる。かかる自動販売機はまた、多くの場合、どの選択が現在売り切れか、ないしは別の理由で入手できないかを示す小さいインジケータ（例えば、小さい白熱電球、若しくは発光ダイオード（ＬＥＤ）などの照明光源）を含む。

大抵の場合、かかる自動販売機に対する販売促進可能性は非常に限定されており、静的サインの提供に焦点を当て、及び／又は自動販売機の在庫保存領域のディスプレイに大きく依存する傾向がある。これは、取引の全体的な性質は非常に単純であり（すなわち、顧客に少ない商品選択を知らせ、その選択を認識し、その選択したものを金銭的対価と適切に交換する）、事実上自動販売機の初期から根本的変化はなかったという考えによるものであり得る。

上記の必要性は、特に図と共に参照したとき、以下の詳細な説明に記載されるディスプレイベースの自動販売装置及び方法の提供を通して少なくとも部分的に満たされる。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
（項目１）
ビデオインターフェースを介して顧客と相互作用するように構成され及び配置された自動販売装置。
（項目２）
少なくとも１つの自動販売機の遠隔サポートを容易にする自動販売機サポートシステム。
（項目３）
前記遠隔サポートが、
前記自動販売機によって提示される販促コンテンツを提供すること、
販売可能商品に関するプラノグラム情報を提供すること、及び
販売可能商品の価格情報を提供することのうちの少なくとも１つを含む、項目２に記載の自動販売機サポートシステム。

本発明の様々な実施形態によって構成されたフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によって構成されたブロック図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成されたフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成されたフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成されたフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成されたフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によって構成された概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によるフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態による詳細正面図を含む。 本発明の様々な実施形態による概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態による概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態による概略正面図を含む。 本発明の様々な実施形態によるブロック図を含む。 本発明の様々な実施形態によるフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によるフローチャートを含む。 本発明の様々な実施形態によるスクリーンショットを含む。 本発明の様々な実施形態によるスクリーンショットを含む。 本発明の様々な実施形態によるスクリーンショット決済を含む。 本発明の様々な実施形態によるスクリーンショットを含む。

当業者は、図の中の要素が簡素化及び明示化のために図示され、必ずしも原寸に比例するように描かれる必要はないことを理解するだろう。例えば、図中の要素の一部の寸法及び／又は相対的位置決めは、本発明の種々の実施形態の理解を高めるのを補助するために、他の要素に対して誇大される場合がある。また、商業的に実行可能な実施形態で有用又は必要である、一般的であるがよく理解された要素は、多くの場合、本発明のこれらの種々の実施形態のあまり遮られていない表示を容易にするために図示されない。ある特定の動作及び／又は工程は、特定の発生順序で記載又は図示され得るが、当業者は、順序に関するかかる特定性は実際には必要とされないことを更に理解するであろう。本明細書で使用される用語及び表現は、他に異なる特定の意味が本明細書に記載されている場合を除いて、上記の通り、当業者によってそのような用語及び表現に与えられるような通常の技術的意味を有することがまた理解されるであろう。

一般的に言えば、これらの様々な実施形態に従って、自動販売機は入手可能な販売可能な選択を顧客に知らせ、選択された商品の購入を促進する１つ以上のディスプレイを有する。１つアプローチでは、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイを含む。かかるアプローチは、顧客のための購入コンテキストに関する非常に直感的な相互作用をサポートし得る。これら教示は、潜在的な顧客を魅了し、顧客に入手可能な選択に関する豊富な情報を提供し、顧客に入手可能で販売可能な商品を熟慮し評価するための様々な方法を提案し、顧客と１つ以上の市場ブランドとの間に顧客関係を構築するのをサポートし、並びに販売取引の良好な結果をもたらすのに役立ち得る動的コンテンツのディスプレイを容易に支援する。当業者は、これら教示は非常に柔軟性があり、及び多種多様なアプリケーションの設定において大きな効果をあげ得ることを理解するだろう。これら教示は、非常に拡張性があり、多種多様な販売可能商品及びサービスを容易に採用し得ることが更に理解されるであろう。

これら及び他の利益は、以下の詳細な説明を徹底的に見直し検討するときに明確になり得る。次に図、特に図１を参照し、これらの教示の多くと適合可能である例示的なプロセス１００が提示されている。この方法１００は、ディスプレイベースの自動販売機によって実行され得る。当業者は、多種多様な設計選択及び構成要素選択のいずれかが、かかる自動販売機を実現するのに役立つことを認識するだろう。例示のためであって、限定するものではないが、図２を参照して、かかるディスプレイベースの自動販売機２００は、顧客によって見られる１つ以上のディスプレイ２０２（例えば、フラットスクリーンビデオディスプレイは当業者に既知である）と、販売可能商品／サービスを保存し、回収し、各顧客に物理的に配達するための製品分配器（又は複数の分配器）２０３とを有するハウジング２０１を含み得る。かかるディスプレイ２０２及び分配器２０３は、当該技術分野において周知である。簡素化及び明快化のため、この件に関する更なる詳述は、本明細書では行わない。

ディスプレイベースの自動販売機２００は、かかる構成要素と相互作用しこれらを制御するために、ディスプレイ２０２及び製品分配器２０３に動作可能に連結された制御回路２０４を更に含み得る。当業者は、かかる制御回路２０４は一定の目的のハードワイヤードプラットフォームを含み得、又は部分的又は全体的にプログラム可能なプラットフォームを含み得ることを認識し、理解するであろう。全てのこれらのアーキテクチャのオプションは、当該技術分野において既知であり、理解されており、本明細書において更なる記載を必要としない。自動販売機２００は、少なくとも制御回路２０４及びディスプレイ２０２に動作可能に連結されたメモリ２０５を更に含み得る。メモリ２０５は、例えば本明細書に提示される教示に対応するように、制御回路２０４によって実行される命令を保存し得る。メモリ２０５はまた、例えば、ディスプレイ２０２を介して選択的に提示される表示可能なコンテンツを保存し得る。（図示されたメモリ構成要素は、（図により示唆されるように）複数のメモリ要素を含み得、又は単一のメモリ要素から構成され得ることが理解されるだろう。）

かかる装置２００はまた、典型的に制御回路２０４にも動作可能に連結された１つ以上のユーザー入力インターフェース２０６を含む。インターフェース２０６は、例えば、顧客が特定の販売可能商品を選択することを可能にするよう機能する。１つのアプローチでは、ユーザー入力インターフェース２０６は、ディスプレイ２０２の関連部分又は一体型部分を含み得る。例えば、ディスプレイ２０２は、当該技術分野において既知のタッチスクリーンディスプレイを含み得る。そのように構成される場合、顧客は、ディスプレイ２０２を含むスクリーンの特定部分に触れることにより、入力を制御回路２０４に提供し得る。１つ以上のこれらのユーザー入力インターフェース２０６はまた、他のインターフェースのパラダイムに適応し得る。これらに関する例としては、カーソル制御インターフェース（例えば、マウス、矢印キー、トラックボール、ジョイスティックなど）、数字入力キーパッド、専用（若しくはソフト）ボタン、スイッチ又は同種のもの、音声認識インターフェース、ジェスチャー認識インターフェース、視線追跡インターフェースなどが挙げられるが、これらに限定されない。かかるユーザー入力インターフェースは、概ね当該技術分野において既知であり、簡素化のため、更に本明細書に記載されない。

これら上記構成要素は、任意の適当なネットワークインターフェースを介して、必要に応じてそれ自体の間で通信し得る。図示されるように、例えば、シリアルデータバス２０７は、これらの構成要素を相互接続する。これにより、例えば、制御回路２０４が必要に応じて又は適切にこれらの構成要素のいずれかと通信することが可能になり、メモリ２０５からの表示可能なコンテンツがディスプレイ２０２に容易に提供され得る。当業者は、この点に関して他の可能性が存在することを認識するであろう。例えば、スターベースの構成は、制御回路２０４を１つ以上のこれらの構成要素に直接リンクさせるのに役立つ。更に他の例として、デイジーチェーンベースの構成は、ループ内のこれらの構成要素の一部又は全部を接続するのに役立つことができる。

所定のアプリケーション設定の必要性によって、かかる自動販売機２００は、他の構成要素もまた容易に収容し得る。例えば、かかる自動販売機２００は典型的に、１つ以上の支払いインターフェース２０８を有する。かかる支払いインターフェース２０８は、当該技術分野において既知であり、硬貨、通貨、クレジットカード、デビットカード、及びギフトカードの取引、クーポン又はトークン、生体認証機能（顧客の指紋が、顧客のバーチャルクレジットカード又はデビットカードの役割をするときに）、あるいはワイヤレス取引（顧客がワイヤレススマートカード、無線周波数識別子（ＲＦＩＤ）ベースのカード、モジュールなどを提示するときに）の形態（これらはいくつかの例である）での支払いを受け取るように機能する。

かかる自動販売機２００はまた、音声構成要素２０９を含み得る。音声構成要素は、可聴の任意の様々な有用な音声を保存し、これを選択的に可聴とすることができる。これらの音声は表示されたビデオコンテンツと共に生じ、かつこれと同期されてもよく、又は単独の可聴コンテンツを含んでもよい。可聴コンテンツ自体は、有益であり得又は所定のアプリケーションの設定を特徴付ける傾向があるために、必要性若しくは状況に対応するのに有用又は必要であり得る任意の音声を含み得る。これら音声には、人間の言語、音楽、音響効果（例えば、独特の音声、又は自動販売機との相互作用の文脈において適切であり、予測される音声）、あるいは警告、指示、確認などの様々な種類の音階又は信号が挙げられるが、これらに限定されない。

自動販売機２００はまた、必要に応じ、１つ以上のネットワークインターフェース２１０を含み、これにより自動販売機２００の外側の１つ以上のリソースにアクセスすることができる。多くの例が、当該技術分野において既知である。非網羅的なリストには、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）ベースのインターフェース、ＲＳ２３２ベースのインターフェース、Ｉ．Ｅ．Ｅ．Ｅ．１３９４（別名ファイアーワイヤ）ベースのインターフェース、イーサネット（登録商標）ベースのインターフェース、様々ないわゆるＷｉ−Ｆｉ（商標）ベースのワイヤレスインターフェースのいずれか、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ベースのワイヤレスインターフェース、携帯電話ベースのワイヤレスインターフェース、近距離無線通信（ＮＦＣ）ベースのワイヤレスインターフェース、固定電話ベースのインターフェース、ケーブルモデムベースのインターフェース、及びデジタル加入者回線（ＤＳＬ）ベースのインターフェースが挙げられる。かかるインターフェースは、自動販売機２００を別のかかる自動販売機に、ローカルエリアネットワークに、又は様々な広域ネットワーク若しくはエクストラネット（例えば、これに限定されないが、インターネット）のいずれかに通信可能に連結するために選択的に利用され得る。

かかる自動販売機２００はまた、必要に応じて、１つ以上のカメラ２１１を含み得る。これは、必要に応じてスチールカメラ、又はビデオカメラを含み得、及び必要に応じて一連の視野、選択的に変更可能な向き又はズーム能力を有し得る。かかるカメラは、例えば、顧客が自動販売機２００の前に立っている及び／又は近付いているときに、顧客（又は複数の顧客）の一部又は全部を見るように（及び画像を取得するように）構成され得る。かかるカメラは、必要に応じて、通常の光若しくは赤外光の撮像情報及び／又は立体情報を提供するように特に構成され得る。

当業者は、後者の構成要素が、上記のシリアルバス２０７又は一般的に好まれる他のいずれかの接続機構によって、ディスプレイベースの自動販売機２００の制御回路２０４又は他の構成要素にまた動作可能に連結され得ることを認識するであろう。

当業者は、かかる装置２００が、図２に示される図により提示されるように、複数の物理的に別の要素から構成され得ることを認識し、理解するであろう。しかしながら、この図が、論理ビューを含むものと見ることも可能であり、この場合、これらの要素の１つ以上を、共通のプラットフォームを介して利用可能とし、実現することができる。かかる共通のプラットフォームは、当該技術分野において既知の完全に又は少なくとも部分的にプログラム可能なプラットフォームを含み得ることがまた理解されるであろう。

次に図３を参照して、ディスプレイベースの自動販売機２００の一般化された概略図は、ディスプレイ２０２が自動販売機２００の前側に取り付けられ得、及びその前側の大部分を含み得ることを図示する。図示されるように、例えば、ディスプレイ２０２は、自動販売機２００の使用可能な前面の３０％以上であり得る。別の例として、ディスプレイ２０２は、自動販売機２００の使用可能な前面の４０％以上であり得る。更に別の例として、ディスプレイ２０２は、自動販売機２００の使用可能な前面の５０％以上であり得る。この点に関して更なる他の例として、ディスプレイ２０２は、自動販売機２００の使用可能な前面の７０％以上であり得る。

この例では、自動販売機の前側はまた、販売された商品の送達領域３０１を含む。これは、販売された商品が置かれる嵌め込み区画を含み得る。顧客（図示せず）は、次に販売された商品をつかんで取り除くためにこの区画に手を伸ばし得る。簡素化のため及び図示し易さのために、この記載の残り部分は、ディスプレイベースの自動販売機２００のかかるフォームファクタ及び設計を仮定する。当業者は、これに関して多くの他の可能性が存在するが、これらの教示が多種多様な他の設計との使用においても、等しく適用可能であることを認識するであろう。

図１に再び戻って、方法１００は、スタンバイモード１０１及び販売モード１０３を概ね備えることが分かる。一般的に言えば、自動販売機２００は、方法１００が１０２において顧客を検出しない限り及び検出するまで、スタンバイモード１０１を使用して動作する。かかる検出は、例えば、上記のユーザー入力インターフェース２０６を介して送達されるときの顧客の入力を検出することを含み得る。かかる検出は、上記のカメラ２１１からの取得された画像を自動販売機の制御回路２０４によって処理することによって、顧客の存在を検出することを含み得る。この点に関して、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ベースの検出、様々な種類の近接検出器、及び同様物の使用を含む他のアプローチもまた役立ち得る。

ここで図４を参照して、スタンバイモード１０１に関する１つの図示されたアプローチが記載される。スタンバイモード１０１は一般的に、直接興味を持った顧客がいないことを想定しており、したがって一般的に、顧客になりそうな人の興味を引くように機能する。これは、いわゆるバナーモードの動作を提供するステップ４０１を使用することを含み得る。次に図５を参照して、これは、自動販売機のディスプレイ２０２の一部分のみを使用してバナーコンテンツ５０２を提示すること含み得る。

この例示的な例では、バナーコンテンツ５０２は、ディスプレイ５０１の一部分の上方に位置しており、これは利用可能、販売可能な商品５０３（本明細書では、○によって概略的に表されるが、これら表示された表示は、ピーナッツの袋、クッキーの小包、０．３５Ｌ（１２オンス）容器の炭酸飲料など、商品自体の仮想的な図形表現を含む任意の所望の形態及び形状を含み得ることが理解される）を提示するのに役立つ。必要に応じて、個別に表示された販売可能な商品５０３の一部又は全部に対応する説明文５０４が付随してもよい。この説明文５０４は、例えば、対応する販売可能な商品５０３に関する価格情報又は必要に応じて他の情報を提示し得る。ユーザーインターフェースが少なくとも部分的にカーソル制御機構を含む場合、このディスプレイ領域５０１はまた、対応するカーソル５０５を含み得る。そのように構成される場合、かかるディスプレイ領域５０１は、自動販売機の販売可能な商品の保管場所及びディスプレイ領域のライブビューを特徴とする多くの従来の自動販売機の外観と同様であるように見えることが理解されるだろう。

いずれにしても、上記のバナーコンテンツ５０２は、任意の多様な形態を含み得る。１つのアプローチでは、バナーコンテンツ５０２は、静止画の静的表示を単に含み得る。他のアプローチでは、バナーコンテンツ５０２は、連続して提示される静止画のスライドショーを含み得る。更に別のアプローチでは、バナーコンテンツ５０２は、動画を提示するビデオ素材を含み得る。当業者は、これら異なる表示アプローチの様々な組み合わせがまた、順に使用され得、又は更にバナー表示領域の異なる部分において同時に使用され得ることを理解するであろう。

バナーコンテンツ５０２の内容は、言うまでもなく、所定のアプリケーション設定を特徴付ける傾向があるので、必要性及び／又は状況によって変化し得る。一例として、バナーコンテンツ５０２は、色及び動きを使用して通行人の注意を引きつけるのに役立ち得る。別の例として、バナーコンテンツ５０２は、見る人に自動販売機２００にて利用可能な１つ以上の販売可能な商品に直接関連する画像を提供することに役立ち得る（包装された状態の又は調理例として提示された状態の商品の動画など）。この点に関して、他の可能性も同様に存在する。例えば、バナーコンテンツは、これらに限定されないが、例えば、レシピ、又は他の関連する使用例、連絡先情報、慈善協賛及び機会、主催のイベント及びプロモーション、ＳＮＳの可能性、他の非機械的購入の機会などの顧客との関係構築材料を提示し得る。バナーコンテンツ５０２はまた、それ自体は販売可能商品又は特定の顧客関係に特に関連するものではない他の種類の情報を含み得る。これに関する例は、ニュース速報の提供、天気情報及び予報、第三者の製品及びサービスに対する広告、娯楽コンテンツなどを含む。

上記のように、バナーコンテンツ５０２は、ディスプレイ２０２の隔離された領域内に存在し、それにより、バナーコンテンツ５０２を販売可能な商品選択のディスプレイ５０１から分離する。しかしながら、これらの教示は、バナーコンテンツ５０２と主要な販売可能商品ディスプレイ５０１を少なくとも時折（又は必要に応じて、絶えず）混在させるように適合する。これらに関して１つの例示的な例として、及び次に図６を参照して、特定の表示された販売可能商品６０１が強調され得る（例えば、表示された商品のサイズを拡大することにより）一方で、特定の販売可能商品６０１に対するコンテンツソース６０２がバナー領域に現れ、そのコンテンツ６０３を販売可能商品６０１の表示された容器に注ぎ入れられる。

例えば、強調された販売可能商品６０１は、ピーナッツの袋を含み得、及びコンテンツソース６０２は、ピーナッツの缶を含み得る。アニメーション要素を使用して、ピーナッツ缶のディスプレイは、開缶され、ひっくり返されて、ピーナッツの流れがピーナッツ待ち受け袋内に落ち、これにより袋が一杯になるように見え得る。かかる表示は、言うまでもなく、缶を開ける音及びピーナッツがビニール袋に落ちる音などの適切な対応する音を伴うことができる。かかるディスプレイは、必要に応じて、多くの異なる選択可能な商品にわたって連続して行われ、これにより、通行人及び傍観者の注意を引き及び起こりうる消費に対する興味を掻き立てることができる。

例示的な例では、バナーコンテンツ５０２は、ディスプレイ２０２の上部に現れる。しかしながら、バナーコンテンツ５０２は、本質的にディスプレイ上のいかなる場所でも提供され得、及び必要に応じてディスプレイ領域全体も使用し得る。この教示はまた、異なるサイズ、異なる形状などを有する領域を含むバナーコンテンツの２つ以上の別個の領域を使用することにも容易に適応する。バナー領域自体が、非継続的に又は継続的に移動することも可能であろう。

図４を再度参照して、バナーモード４０１は、方法がこのモードを終了することを決定する４０２まで継続し得る。終了決定４０２は、所定のアプリケーションの設定の必要性に関連し得る、何らかの意思決定基準に基づき得る。１つのアプローチでは、例えば、決定は時間ベースであり得る。このアプローチを使用すると、バナーモード４０１の使用は、３０秒、２分、又は適切であり得るかかる他の持続時間などの所定の時間量の間のみ継続し得る。他のアプローチでは、及び他の例として、決定はコンテンツに基づき得る。このアプローチを使うと、バナーモード４０１の使用は、使用可能バナーコンテンツが全て使用されるまで継続し得る。

バナーモードの終了４０１時、及び必要に応じて、スタンバイモード１０１は、フルスクリーン広告モード４０３に適応し得る。次に図７を参照して、これは本質的にフルディスプレイ２０２の全て又は実質的に全てを使用することを含み得る。「フルスクリーン」を使用するという概念は、販売可能商品自体の仮想表現のいずれも、少なくとも一瞬表示しないという概念を指す。

このフルスクリーン広告７０１の内容は、必要に応じて販売促進及び／又は非販促コンテンツをまた含み得る。このアプローチを介して販促コンテンツを提供するとき、販促コンテンツは、自動販売機２００自体の提供品に直接関連し得、又は代わりに例えば、関連する提供品に関連し得る。後者の機会を具体化するために、この販売促進材料は、所定の小売店において、見る人に特定の商品の割引が行われることを気づかせるのに役立ち得る。かかる小売場所の近くに、又は内部にこの自動販売機を配置するときに、例えば、かかる広告は、潜在的に非常に関連性の高い購買機会を顧客に知らせるために役立ち得る。

述べたように、フルスクリーン広告モード４０３を使用するときに、見る人は、利用可能で選択可能で販売可能な商品をもはや見ていない。これは、販売取引を行うために自動販売機２００をどのように扱うべきかということに関して一定の不確実性を生じる可能性があるため、「ここをタッチ」（又は同様物）ソフトボタン７０２がまた、ディスプレイ２０２上に提供されてもよい。（タッチスクリーン使用時に）タッチする、クリックする、ないしは別の方法でソフトボタン７０２を選択すると、プロセスは本明細書に記載のアクティブ販売モード１０３に戻り得る。

図４を再び参照して、フルスクリーン広告モード４０３は、スタンバイモード１０１が工程４０４において終了するという決定をするまで継続し得る。先に述べたバナーモード終了決定工程４０２と同様に、この終了決定工程４０４は、所定のアプリケーション設定に関連し、かつ有益であり得るいずれかの終了条件に基づき得る。

先に述べたように、かかるディスプレイベースの自動販売機２００は、対応するネットワークインターフェース２１０を介して他の同様な自動販売機と相互作用し得る。かかる場合、及び必要に応じて、このスタンバイモード１０１はまた、任意によりマルチ自動販売機モード４０５に適応する。次に図８を参照して、例示としてであって、この点に関していかなる制限を示唆することも意図せず、３つ以上のかかる自動販売機８０１、８０２、及び８０３は、ワイヤレス又は非ワイヤレスのシリアルバス８０４を介して互いに連結される。（このシリアルバス８０４が、対応するワイヤレス又は非ワイヤレスリンク８０６を介して１つ以上の他のネットワーク８０５（インターネットなど）に連結される、又は単一のこれらの自動販売機８０１のみが、販売機自体の別のリンク８０７を介してかかるネットワーク８０５に連結されることが可能である。そのように構成される場合、これら自動販売機８０１、８０２、及び８０３は、追加のレンダリング可能なコンテンツ、価格情報、在庫、及び補充手順、セキュリティ情報源などへのアクセスを有し得る。）

かかる構成の場合、これらの自動販売機８０１、８０２、及び８０３の多様なディスプレイ２０２は、より大きな複合的ディスプレイの構成要素として利用することができる。このアプローチを使用すると、例えば、所定の複合ディスプレイの第１部分８０８は、第１の自動販売機８０１上に現れ、複合ディスプレイの第２部分８０９は、第１の自動販売機８０１に隣接する第２の自動販売機８０２上に現れ、複合ディスプレイの第３部分３１０は、第２の自動販売機に隣接する第３の自動販売機８０３上に現れる。この複合ディスプレイは、静止画又は必要に応じて動画のビデオ画像を含み得る。かかる複合ディスプレイは、注意を惹き及び／又は、これらの自動販売機は関連があり、及び他の関連する特徴を有し得ることを直接的に若しくは間接的に、直感的に理解することを促進するのに役立ち得る（この件に関する更なるいくつかの例が、以下に提示される）。

図４を再び参照して、決定工程４０６は、関心の対象となり得る何らかの意思決定の基準を使用して、いつマルチマシンモード４０５を終了するかを決定し得る。

スタンバイモード１０１の説明を提示するにあたり、様々な終了決定が説明されてきた。一般的に言えば、これらの終了決定は、自動販売機２００を操作する、興味を有する顧客が不在のときに行われる決定である。図１を再び参照して、当業者は、工程１０２における顧客の介入が、好ましくはスタンバイモード１０１の実行に対するリアルタイムの又はほぼリアルタイムの割り込みとして役立つことを理解するであろう。

次に図９を参照して、上記の販売モード１０３が説明される。先に述べたように、このモードは、ディスプレイベースの自動販売機２００は、現在潜在的な顧客と相互作用していると仮定する。したがって、この販売モード１０３は、利用可能な製品選択を表示する工程９０１を含む。図５で上記されたように、これは、全ての利用可能製品選択５０３の仮想的ディスプレイを横列ベース及び／又は縦列ベースの表示で表示することを含み得る。これは、例えば、販売されるときに元来物理的に出現するような、各商品の絵で表した表示を含み得る（おそらく、サイズ又は形状を調整するか、あるいは特定の文字項目、季節のコンテンツ若しくは販売促進特定コンテンツ、図形要素などを削除、追加、又は修正することにより）。このアプローチを使用すると、例えば、販売可能な袋入りポテトチップが、１袋のチップスとしてディスプレイ２０２上に現れる一方で、販売可能な箱入りクッキーが、クッキーの箱としてディスプレイ２０２上に現れる。

次に図９及び１０を参照して、これらの教示は、１つ以上のユーザー選択可能フィルタ基準１００１をディスプレイ２０２上に提示することに適応する。これらは、例えば、顧客が現在興味ある選択の表示を選別するように選択し得るような基準を含み得る。スナック及び他の食料商品が提示されるときに、例えば、これに関する例示的な例は、「ローファット」「しょっぱい」「チョコレート」「ナッツぬき」「チーズ味」などを含むことがある。このオプションを提案するときに、販売モード１０３は、これに関する、対応するユーザー入力９０３を検出する工程９０２に適応し得る。かかる入力を検出するときに、方法は、次に選別された選択肢を表示する工程９０４を提供し得る。

図１０に図示されるように、１つのアプローチでは、これは、ユーザーの選別した選択肢と一致しない商品をディスプレイ２０２から取り除く工程を含み得る。これは、ユーザーの選別した選択肢と一致する商品５０３のみを残し、これにより適した候補のより少ない集合から顧客が最終選択をし易いようにさせる。当業者は、この反応が他のアプローチにも容易に適応し得ることを理解するだろう。１つの例示的な例として、この工程９０４は、選別基準に合う各商品のサイズを大きくすること、及び／又は選別基準に合わない各商品のサイズを小さくすることを含み得る。別の例示的な例として、工程９０４は、選別基準に合う商品と合わない商品との間の、対応する視覚的差異に影響を与える色、コントラスト、彩度、色相、飽和度、白色度、グレースケール、又は他の関連する調整の使用に適応する。

任意の特定の商品選択を示す前に、顧客がお金を挿入し、クレジットカード／デビットカードを機械に通し、又は自動販売機２００とクレジットの成立を生じる別の行動を取ることも可能である。かかる場合では、及び必要に応じて、販売モード１０３は任意により、このようなクレジットを成立させるユーザー入力９０６を検出する工程９０５を提供し、そのクレジットのレベルにおいて利用可能な選択肢を表示する工程９０７を促進する。

これらに関して、１つの例示的な例としての図９及び１１の両方を参照して、この工程９０７は、より高いレベルのクレジットを必要とする他の商品５０３に対してクレジットの現在のレベルにおいて入手可能である商品１１０１の相対的なサイズを大きくする工程１１０１を含み得る。例えば、顧客が５０セントを自動販売機に２００に入れた場合、次にこの工程９０７は、顧客がプライスポイント以下で利用可能なこれら商品を容易に認識するのを可能にするために、５０セント以下の値段の全ての商品の表示を区別する工程を含むことができる。顧客がクレジットのレベルを高くする場合、及びするとき、方法は、対応する方法により利用可能な商品のディスプレイを調整することにより動的に反応する。

工程９０８にて、このモードは、顧客が特定の商品を選択したことを示すユーザー入力９０９を検出する。これは、例えば、特定の商品を提示する場所におけるディスプレイ２０２に顧客が接触したことを検出する工程を含むことがある。これが起こるとき、このモードは製品選択モード９１０に反応し得る。

図１２及び１３の両方を参照して、この製品選択モード９０１は、一部の方法で、ディスプレイ２０２上の選択された商品１３０１を視覚的に区別する工程１２０１を含み得る。１つのアプローチでは、及び図によって提言されるように、これは、選択されていない商品の一部又は全てをディスプレイ２０２から取り除く工程（ないしは別の方法でサイズ縮小、色低減、コントラスト低減などによって視認性を低減する工程）を含み得る。これはまた、（商品が既に偶然にもそこに配置されていない限り）選択された商品の仮想的表示をディスプレイ２０２上のより中央の場所に移動させる工程、及びそのサイズを大きくする工程を含み得る。かかるアクションは、顧客が特定の選択を知覚し識別するのを容易にする。

この製品選択モード９１０はまた、所望により、情報オプションを表示する工程１２０２をサポートする（例えば、ティスプレイ上の対応するユーザー選択ソフトボタン１３０２を使用して）。例えば、１つのかかるオプションは、「回転させる」オプションを、１つは「成分」オプションを、更に他の選択肢は「栄養情報」オプションを含むであろう。「回転させる」オプションボタンを選択することにより、例えば、顧客は、表示された仮想的商品を参照番号１３０３で表された破線矢印によって示されるように回転させることができる。１つのアプローチでは、このボタンをいったん選択することにより、商品を垂直な軸を中心として完全に３６０°回転させる。別のアプローチでは、このボタンの各選択は、商品を例えば９０°など、所定の距離だけ回転させる。更に別のアプローチでは、顧客が対応するボタンを押す限り、回転が生じる。

回転オプションは、顧客が、製品及び／又はその包装を仮想的に操作し、その様々な側面を目で確認できるようにする。上記の「成分」オプションは、例えば、文字情報及び／又は図示された情報の対応するディスプレイに、選択した商品１３０１を含む成分について詳述させ得る。同様に、「栄養情報」オプションは、文字情報及び／又は図示された情報の対応するディスプレイに、選択された商品１３０１のための栄養情報を詳述させ得る。

これら教示は、これらに関連する多くの変形に容易に適応する。例えば、「開ける」オプションは、選択された商品１３０１の仮想的包装を開けて、顧客がその包装の仮想的なコンテンツを見ることを可能にするために使用され得る。「分配する」オプションは、例えば、器などに注ぎ入れられる商品のディスプレイを提示するために使用され得る。

１つのアプローチでは、製品選択モード９１０は、顧客に既に選択された商品１３０１の品質を特定するための機会を提供し得る。この機会は、例えば、「量」のラベルの貼られた箱を含み、この中で顧客がこの取引で現在販売される同じ商品の所与の量を刻む、ないしは別の方法で選択することができる。例えば、１つのアプローチでは、この方法で顧客は最大で５又は９、又は１５の同一の商品を特定することが可能になるであろう。必要に応じて、ディスプレイ２０２は、このときに選択された商品のいくつが購入可能かの指標を提示し得る。この表示は、例えば、表示された数字（「３」又は「７」などとして）、及び／又は現在入手可能である商品数の提示を含み得る。

別のアプローチでは、＋記号などのユーザーインターフェースの機会が提供され得、これにより、＋記号の各入力ごとに、選択された量を上方に１ずつ増加する。在庫に利用可能な商品が残っていない場合、＋記号（又は他の選択肢のアイコン／しるし）は無効化され得、及びこの無効化は、例えば、＋記号をグレー表示することによって、又はこの状態を示すための他のなんらかの図形変換を使用して表示される。

そのように構成される場合、この製品選択モードは、かかるユーザー入力１２０４を検出する工程１２０３を提供し得、並びに上記のような対応する情報を表示する応答工程１２０５を提供し得る。

顧客が選択された商品１３０１を購入するための十分なクレジットをまだ築いていない場合、これらの教示は、顧客に、取引を完了するために必要な額を表示する情報１３０４を提示することに適応する。これは、例えば、顧客が必要な額に到達させるために硬貨を挿入するときに、変化する動的値を含み得る。いったん、顧客が十分なクレジットを成立させると、このディスプレイは次に、顧客に「今購入する」（又は同様のもの）ボタンを表示し得る。

図９を再び参照して、販売モード１０３は、かかる購入決定を示すユーザー入力９１２を検出する工程９１１を含む。販売モード１０３は、購入後モード９１３を有効にすることにより応答する。次に図１４を参照して、購入後モード９１３は、所望により、補足販売促進提案を提供する工程１４０１などの工程を含み得る。次に図１５を参照して、実例として、これは、補足販売促進提案１５０１をディスプレイ２０２上に提供することを含み得る。

例えば、顧客が１ドル紙幣を投入し、次に５０セントの商品を選択したとき、販売促進提案１５０１は、クレジットの残りの５０セントを使用して追加の商品を割引価格で購入する提案を含み得る。これは、例えば、７５セントの商品を残りの５０セントと交換することを提案することを含むであろう。

これに関する別の例として、この販売促進提案１５０１は、顧客に割引又は払い戻しクーポンを提供する提案を含み得る。受け付けられる場合、このクーポンは、自動販売機２００によってその場で印刷されてもよく、又は顧客によって提供された電子メールアドレスに電子メールで送られるか、若しくはファックス番号にファックスされてもよい（例えば、表示されたタッチスクリーンキーボードを使用して）。別のオプションとして、このクーポンは、承諾された際に、自動販売機２００が顧客の携帯電話、携帯端末、ポイント口座などに提供するＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＮＦＣクーポンを含むことがある。

これらの提案を促進するために、ディスプレイ２０２は、承諾ボタン１５０２及び拒否ボタン１５０３を提示し得る。顧客は次に、顧客の所望の結果を示すこれらの直感的な選択肢を使用し得る。

図１４を再び参照して、購入後モード９１３はまた、所望により、インスタント当たりくじなどの前述のコンテスト１４０２を単独で又は組み合わせで含み得る。これに関する例示的な例として、次に図１６を参照して、スロットマシーンのディスプレイに基づいたインスタント当たりくじは、それぞれが回転する形状を特徴とする多くのウィンドーにより特徴付けられ得る。１つのアプローチでは、これら形状は、顧客が選択した商品に関連し得る。例えば、顧客は、袋入りピーナッツを選択したとき、これらの形状は、形状の異なるピーナッツを含み得る。

この例における顧客は、「回転」ボタン１６０２及びインスタントくじプロモーションに参加することを拒否するボタン１６０３を選択し得る。拒否すると、方法がこのアクティビティを終了するように指示する。しかし、「回転」ボタン１６０２を選択すると、ウィンドー１６０１の図形が回転するように見える。スロットマシーンのように、ウィンドー１６０１内の回転する形状は、速度が遅くなり、最終的に止まる。ウィンドー内に特定の形状の組み合わせが表示され、これが生じると次に、顧客の勝敗が示される。

１つのアプローチでは、勝った顧客は、直ちに賞品を受け取ることができる。これは、例えば、顧客に、無償で１つ以上の追加の商品を自動販売機２００から選択させることを含み得る。別のアプローチでは、これが適切であるとき、自動販売機により適切に管理することができない賞を顧客に与える際、勝った顧客は、顧客の勝利ステータスを確認するために提示する勝利コード値と共に、電話する又は電子メールを送るための電話番号（通話料無料の電話番号など）を提供され得る。

次に図９及び１７の両方を参照して、この例示的な例の販売モード１０３は、顧客の選択したものを販売する工程９１４で終了する。１つのアプローチでは、販売アクティビティは単純に、選択された商品１７０１を、顧客が商品１７０１を受領し及び自動販売機２００からそれを取り出し得る領域３０１へと、物理的に移動することを含み得る。このアクティビティはまた、印刷された（又は無線で送信された）レシートを顧客に提供し、「ありがとうございます」メッセージを顧客に提供しながら、お釣り（ある場合）を顧客に返金することを含み得る。

図１７に図示されるように、販売アクティビティはまた、必要に応じてディスプレイ２０２の更なる使用を含み得る。１つのアプローチでは、例えば、選択された商品１７０１の物理的販売が、選択された商品の描写１３０１の、その前の位置から受領領域３０１に向かう仮想的な落下を伴い得る。必要に応じて、他の関連するアニメーションは同様に採用され得る。これに関する１つの単純な例として、ディスプレイ２０２上に存在し得る他の非選択商品５０３は、選択された商品１３０１が落下するためのスペースを作るために脇に移動するように見え得る。

当業者は、これらの教示の実施によりもたらされる優れた柔軟性、拡張性、及び活用性を理解するだろう。例えば、２つ以上のかかる自動販売機２００をネットワーク化することにより利用可能である相乗効果について考察する。１つのかかる自動販売機における顧客は、複数の自動販売機間から組み合わせ購入（いわゆるセット販売）を選択する機会を提示され得る。この第１の自動販売機のディスプレイ２０２は、この顧客に全てのこれら自動販売機のまとめ購入の機会を提示し得る。顧客は、次に、これらまとめ販売から選択する一方、１つの自動販売機でこれらの選択に対し支払いを行うことができる。顧客は、次に他の自動販売機を訪れ、購入したものを回収し得る。

他の関連する例として、上記のような多数の自動販売機による購入を行う顧客に対して、割引が提示され得る。また、他の関連する例として、この一人の顧客のために、これら様々な自動販売機のディスプレイを使用して、例えば、購入事象後に、この顧客を、商品を回収するために適切な自動販売機に案内することができる。

当業者は、多種多様な修正、変更及び組み合わせが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の実施形態に対して行われ、並びにこのような修正、変更及び組み合わせは、本発明の概念の範囲内であると見なされることを理解するだろう。

これらに関連する１つの例として図１８及び１９を参照して、上記販売モード１０３の間、利用可能な言語の選択が（例えば、英語１９０１及びスペイン語１９０２など）、ディスプレイ２０２上に提示され得る。これらに関連する特定の顧客選択を検出する工程１８０１時に、１８０２において、顧客とコミュニケーションをとるために採用された少なくとも一部の言語は、顧客の言語選択を反映するために変更され得る。これは、例えば、製品成分情報、取引特有の指示、などを選択された言語で提示する工程を含み得る。言語選択に関する情報はまた、特定の対応するバナーコンテンツ及び／又は必要に応じて、他の販促コンテンツ、価格、購入オプションなどを呼び出すのに役立ち得る。

この点に関して他の例として次に図１８及び２０を参照して、販売可能な商品の第１のグループ２００１がディスプレイ２０２の上部に表示される一方で、販売可能商品の残りの第２のグループ２００３はディスプレイ２０２の下部に表示されることが留意され得る。本明細書に例示的な例として、第１のグループ２００１は、中間点２００２の上方に現れ、第２のグループ２００３は中間点２００２の下方に現れる。

先述のことを考慮して、ディスプレイ２０２は、顧客が販売可能な商品の現在の表示をフリップし又は反転させ得、すなわち顧客がディスプレイを変更し、それによりディスプレイの上方領域内の画像を下方領域に移動させる、及びその逆を行うための、仮想的ボタン２００４又は他のインターフェースの機会を更に含み得る。１８０３にて、顧客によるこの機会２００４の選択を検出すると、販売可能商品の表示が反転される（１８０４）。必要に応じて、ディスプレイ２０２は、選択のいくらかのタイムアウト時間又は他の選択のなんらかのトリガ事象の後、販売可能な商品の元の表示に戻り得る。

かかる反転を行うために様々な方法がある。図２１では、反転は、販売可能な商品の第１グループ２００１を販売可能な商品の第２グループ２００３に単純に切り替えること含む。かかる機能は、低身長の人、車いすの人、ないし別の理由でディスプレイ２０２の高い部分へ届くことが難しいと感じる人が、それにもかかわらず、彼らの選択したものに、すぐ、便利にアクセスできるようにする。

これに関連する更に別の例として、制御回路２０１は、例えば、ディスプレイ２０２によって提供される様々なコンテンツ商品をシームレスに統合するように構成され得る。例えば、ある種のコンテンツディスプレイから別のコンテンツディスプレイに切り替えるとき、制御回路は、元来これに関連して生じるであろう視覚的に知覚可能なアーチファクトを防止する又は最小限にするように動作し得る。１つのアプローチでは、これはディスプレイスクリーンショットを動的に使用することを含み得る。例えば、制御回路は、フルスクリーン広告を表示するときに、ディスプレイ２０２のスクリーンショットを取得し、次にそのスクリーンショットを使用し製品グリッド選択スクリーン内へと（又はその間に）シームレスに次第に消えていってもよい。スクリーンショット画像の作成、維持、及び削除は、所望により、及び／又は現在の動作状況に対して適切であるように、動的であり得る。

販促コンテンツをシームレスに組み合わせる工程の更に別の例として（例えば、一方で第１リモートソースにより、他方で販売特定コンテンツによりもたらされる）、制御回路は、前者を後者に重ねることにより、（上記に概ね記載されるように）販促コンテンツ及び販売特定コンテンツの両方を同時に提示することができる。かかる場合、販売特定コンテンツの表示は、その内部に形成された１つ以上のウィンドーを含み得、そこから潜在販促コンテンツを見ることができる。

図２２は、これに関する更に他の例を示す。この例において、ディスプレイ２０２は、フルスクリーンの販売後ユーザー相互作用機会を提供する。この機会の一部として、ディスプレイは、ユーザーが、なんらかの特定の目的の促進のためにディスプレイ２０２をタッチするように推奨／指示される、特別にしるしが付けられた領域２２０１を含む（例えば、そのしるしが付けられた領域２２０１内にスマイルマークを描くように）。かかる場合、制御回路２０４は、しるしが付けられた領域２２０１内へのユーザーのタッチを、その特定の関与パラダイム（ｅｎｇａｇｅｍｅｎｔ ｐａｒａｄｉｇｍ）との相互作用を構成するものとして、解釈するように構成される。しかしながら、ユーザーが、ディスプレイ２０２の、しるしが付けられた領域２２０１の外側ではあるが、特にしるしを付けられた領域２２０２内、又はしるしを付けられていない領域２２０３内のいずれかをタッチする場合及びそのときに、制御回路２０４は、このユーザーのタッチを、この関与パラダイムを終了し、販売に備えたユーザーインターフェースに戻る命令を構成するものとして解釈する。ビデオディスプレイ２０２とのユーザーのタッチベースの相互作用が表示された販促コンテンツに対応しているか否かを検出することにより、制御回路２０４はまた、様々な種類のコンテンツと利用可能なユーザーインタラクションとのシームレスな組み合わせに寄与する。

上記で示唆したように、かかる自動販売機は、必要に応じて１つ以上のリモートソースと通信し得る。このリモートソース（又は複数のリモートソース）は、自動販売機からの情報（例えば、利用可能な在庫及び／又は現在の売上情報、操作状態などに関する）を対応する管理者に提供し、並びに自動販売機に情報（例えば、価格の変更、更新されたプラノグラム、新しい販促コンテンツなどに関する）を提供することを促進し得る。

しかしながらこれに関する１つの例示的な例では、及び１つのアプローチでは、上記の自動販売装置の制御回路２０４は、先述の教示の通り、任意の数の対応するアプリケーションを実行するプロセッサ２３０１を含み得る。上記の自動販売装置のネットワークインターフェース２１０に動作可能に連結されることに付け加えて、プロセッサ２３０１はまた、１つ以上の販売構成要素２３０２及び／又は１つ以上の周辺機器構成要素２３０３に動作可能に連結される。（制御回路２０４のこれら構成要素が、完全に又は部分的にプログラム可能なプラットフォームを含み得ることが理解されるであろう。これら教示はまた、このプロセッサ又はこれら構成要素のいずれかが、それ自体、複数の、物理的に別個であるがネットワーク化されているか、ないしは別の方法で動作可能に連結された要素を含むことを可能にするように適応する。）

これら様々な要素が、例えば、必要に応じてシリアルケーブル及び／又はＵＳＢケーブルによって互いに動作可能に連結され得る。これに関し、言うまでもなく他のアプローチも存在する。

１つのアプローチでは、プロセッサ２３０１は、自動販売機ごとに１つのかかるコンピュータを備える特注パソコンを含む。かかるパソコンは、例として、ＰＣ画像、モニターアプリケーション、サービスホストアプリケーション、及び販売インターフェースアプリケーションを含む多くの論理構成要素をサポートし得る。

上記のＰＣ画像は、野外に設置する前に予めロードし得る。ＰＣ画像は、所望により、文書化されたアプリケーション、既知の周辺機器のためのドライバ、必要なオペレーティングシステム構成要素、リモートアクセスソフトウェアなどを実行する要件を含み得る。このアプローチは、開発、テスト、及びサポートのために既知のプラットフォームを確保しながらまた、展開時間を短縮し、展開の成功を増加させる。かかるパソコンは、必要に応じて、ＢＩＯＳ設定を介して電気を受容するとき電源が入るように構成され得る。

１つのアプローチでは、上記のモニターアプリケーションは、構成、アプリケーション、及びリアルタイム状態の３つの主要な機能領域を有する。開始すると、このモニターアプリケーションは、ローカルの自動販売機の既存の構成情報を自動的にチェックする。存在しない場合、モニターアプリケーションは、ユーザーに自動販売機識別子（ＩＤ）を入力するように指示する。モニターアプリケーションは次に、リモートソースからの全構成情報を回収するためにこの自動販売機ＩＤを使用する。モニターアプリケーションは、必要に応じて一定の間隔で更新された構成情報をチェックし続け、適宜ローカル情報を更新する。図２４は、これに関連する様々な態様を図示するフローチャート２４００を示す。

この構成情報は、どのアプリケーションをＰＣが実行すべきかを判定する。これらアプリケーションが、ローカルで入手不可能であるとき、モニターアプリケーションは、対応するダウンロードを自動で開始し得る。いったん、全てのアプリケーションが、ローカルに入手可能になると、モニターアプリケーションは、構成された順序でこれらを開始し得る。いずれかのアプリケーションが予想外に終了する場合及びこれに伴って、モニターアプリケーションは、自動的にそのアプリケーションを再起動し得る。図２５は、これに関するモニターアプリケーションの行動を図示するフローチャート２５００を含む。具体的には、モニターアプリケーションは、繰り返しサイクルで実行し得る（例えば、アプリケーション構成ファイルに定義されている間隔で）。このサイクルの間、モニターアプリケーションは、自動販売機の構成の更新、アプリケーションの更新、アプリケーションの実行、及び遠隔サーバからのコマンド（以下に記載）を管理する。

１つのアプローチでは、モニターアプリケーションは、まず、現在の構成ファイルのバックアップを作成することを含む、自動販売機及び周辺機器の構成を更新するためのプロセスを実行する。このアプローチを使用すると、モニターアプリケーションが更新処理中に予期せずシャットダウンした場合、バックアップ位置が利用可能である。モニターアプリケーションは次に、ウェブサービスの呼び出しを介して、新しい自動販売機の．ＸＭＬファイルをダウンロードし、それが現在の自動販売機の構成として使用されるように保存する。

その自動販売機の．ＸＭＬファイルには、オンラインの状態、自動販売機ＩＤ、場所ＩＤ、及び構成されたアプリケーションについての情報を収納するべきである。かかるファイルの例は、以下のように表示される：

一定の間隔で、モニターアプリケーションはまた、自動的に遠隔バックエンドにデータを送信し得る（本明細書において更に提示される、遠隔バックエンドの特定の例示的な例により）。１つのアプローチでは、このデータは、自動販売機の現在の状態を定義し得る。この情報は、例えば、ＰＣ特定情報（ＣＰＵ及びメモリ利用状況総計値など）、並びにアプリケーション状態及び周辺機器状態を含み得る。１つのアプローチでは、モニターアプリケーションは、ハートビートメッセージとしてこのデータを送信する。１つのアプローチでは、このハートビートメッセージは、自動販売装置識別情報及び自動販売装置状態情報（例えば、ＰＣ名、ＩＰアドレス、ＭＡＣアドレス、メモリの合計及び使用可能なメモリ、ディスクスペース合計及び使用可能なディスクスペース、並びにＣＰＵ使用率を含む）、周辺機器構成要素状態情報（例えば、アプリケーション名及び状態などの各構成された周辺機器の情報（すなわち、実行している、実行していない、シャットダウンなどを含む）、種類、特定周辺機器インスタンス名、状態（例えば、アイドル、ビジー、切断など）、及びメッセージが説明する状態）、及びアプリケーションのステータス情報の少なくとも１つ及び全てを含む。

上記のサービスホストアプリケーションは、ハードウェア及びデータサービスの使用に関して他のアプリケーションへの単純なインターフェースを提供するミドルウェアとしての役割をし得る。これは、自動販売機能（単一のコマンドストラクチャの背後で、全ての販売活動の統合を促進するための）、在庫機能（例えば、利用可能な製品及びそれらの現在の利用可能レベルを追跡するローカルファイルを維持することによる）、周辺機器機能（各周辺機器タイプにより単一のインターフェースの背後で全ての周辺機器の統合を促進するための）、デジタル資産機能（例えば、全ての製品画像及び他のデジタル資産の識別並びに適切であればそれらのダウンロードに関連する）、並びにデータ集約機能（例えば、遠隔サーバに、エラー、ベンダー、ユーザーアクティビティデータを送信することを可能にする）を含み得る。

周辺機器に関して、サービスホストアプリケーションは、他のアプリケーションが周辺機器にコマンドを出すことを可能にする通信チャネルを開き得る。１つのアプローチでは、サービスホストアプリケーションはまた、外部アプリケーションが特定の通知をサブスクライブするのを可能にすることをサポートし得る。このアプローチでは、アプリケーションは、周辺機器を有効にし、及び任意の対応する相互作用について通知を受けることができる。例えば、アプリケーションは、バーコードスキャナを有効にし得、及びバーコードが読まれるとき、スキャンデータを受信する。

サービスホストアプリケーションは、様々な周辺機器の相互作用及び管理を促進し得る。例えば、これらに限定されないが、スキャナ、スマートカードリーダ、モーションカメラ、ＬＥＤコントローラ、支払いコントローラなどが挙げられる。１つのアプローチでは、これらの教示は、構成ページにおいて、所定の自動販売機の周辺機器がウェブ管理ポータル機を介して選択されることを可能にすることに適応する。このアプローチは、必要に応じて、その自動販売機に対応するように、ユーザーが１つ以上の周辺機器を選択し得るドロップダウンリストを使用することを含み得る。

１つのアプローチでは、最初の実行時に、サービスホストアプリケーションは周辺機器サービスと、ＡＰＩを介して周辺機器コマンドを外部アプリケーションに公開するローカルウェブサービスとを作成し及びそれらを提供する。サポートされているサービスは、クライアントが周辺機器の種類を取得する（例えばクライアントが既知の周辺機器の種類のリストを要求することを可能にすることにより）、コマンドの種類を取得する（例えば、クライアントが、既知の周辺機器コマンドのリストを要求することを可能にすることにより）、クライアントが特定の周辺機器の種類からの通知をサブスクライブすることを可能にする（例えば、通知のハンドラのＵＲＬをバイパスすることにより）、並びにクライアントがアンサブスクライブして既存のサブスクリプションを解除することを可能にすることを含み得る。

１つのアプローチでは、デジタル資産に関して、サービスホストアプリケーションは、リモートリソースからのデジタル資産メタデータを取得し、ローカルにその情報を保存するかかるメタデータは、現在の（又は利用可能な）プラノグラム及び／又はディスプレイオグラム（ｄｉｓｐｌａｙｏｇｒａｍ）を追加するのに役立つデジタル資産を定義し得る。（プラノグラムが、自動販売機での製品の内部配置を特定するのに対し、ディスプレイオグラムはディスプレイ２０２上に提示されるように、製品の配置を特定する。）

データ集約に関して、サービスホストアプリケーションは、必要に応じてユーザーアクティビティデータ、販売結果、及びエラーログを１つ以上の遠隔サーバに送信することを促進し得る。選択されたＡＰＩは、この方法で１つ以上の他のアプリケーションからのデータが送信されるのを可能にし得る。このように構成される場合、かかるアプリケーションはサービスホストＡＰＩを理解することのみを必要とし、バックエンド又はどのように具体的にそのバックエンドにデータを送信するかに関する情報を必要としない。

上記の販売サービスアプリケーションは、サービスホストアプリケーションによって提供される機能を活用するインタラクティブアプリケーションを含み得る。一般的に言えば、販売サービスアプリケーションは、使用可能な製品をエンドユーザーに提示し、及びそれらの製品のローカル購入を容易にするのに役立ち、また、様々な広告及びエンドユーザーに向けられた宣伝材料を含む販促コンテンツをエンドユーザーに提示するのに役立つ。

起動時に、販売サービスアプリケーションは、利用可能なデジタル資産を引き込み、これらの材料を使用して、現在のディスプレイオグラムに応じて、ディスプレイ２０２上に製品のグリッドを表示する。販売サービスアプリケーションは、サービスホストアプリケーションによって提供されるＡＰＩを使用し、それにより、どの製品が利用可能であるか、かかる製品のコスト、及びどの程度クレジットをエンドユーザーが現在利用可能であるかを知る。自動販売サービスアプリケーションのフローは、例えば、ユーザーが、表示された三次元モデル、栄養情報及び成分、ショッピングカートなどにタッチすることに反応して動的に変化し得る。販促コンテンツのディスプレイは、上記の説明の通りであり得る。

図２３を再び参照して、先に示唆したように、制御回路２０４は、ネットワークインターフェース２１０を介して（及びこれらに限定されないが、インターネットなどの１つ以上のネットワーク３０４を介して）、この例示的な例において、アプリケーションサーバ２３０５、ウェブサーバ２３０６、データベースサーバ２３０７を含む遠隔バックエンドに動作可能に連結され得る。

データベースサーバ２３０７は、これらに限定されないが、様々なフォーマットの販促コンテンツ、上記に参照されるようなデジタル資産などを含む様々なファイル及び情報を保存するために役立ち得る。ウェブサーバ２３０６は、（リアルタイムダッシュボード情報及び構成を提案し、屋外の自動販売機の能力を報告する管理ウェブサイトを構成する）ウェブ管理ポータルと、ＳＷＥＥＴサービス（後者は、ＳＷＥＥＴ ＣＭＳシステムと相互作用して、アプリケーションサーバ２３０５からサービスがＳＷＥＥＴメディアライブラリにアクセスすることを可能にする既知のウェブサービスを含む）とを含み得る。

前述のアプリケーションサーバは、多種多様な論理構成要素を含み得る。これらの論理構成要素は、これらに限定されないが、
少なくとも場合によっては、どのようにデータは更に取り扱われるべきかを判断することに加えて、サービスホストアプリケーションによって送信されたデータを解釈し、対応するコンテンツを適切なデータベースの場所に配置するＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）サービスを含むデータ集約サービス構成要素（例えば、このデータは、対応する警告サブスクリプション機会ごとに、以前に識別された電子メールアドレスへ電子メールを自動送信することを含む１つ以上の警告サービスをトリガするのに役立ち得、これにより、例えば、特定のスパイラル自動販売機用の販売可能な商品の在庫が、所定の設定可能な割合よりも少ないときに、分配に失敗した場合、ハードウェアの故障又は通信時間のタイムアウトの場合、十分に資金がない又は在庫切れの場合、モニターされる温度が降下しすぎる又は上昇しすぎるとき、電力不足の場合、破壊活動が検出されたとき、メモリが少なくなる又はＣＰＵの使用率が高いなどのコンピュータの事象の場合、などのときに警告が送信され得る）、
ＳＷＥＥＴ内の全ての資産が最新に更新され、ダウンロード可能なことを確実にするように機能する別のＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）サービスを含むデジタル資産サービス構成要素、
サービスホストアプリケーションが適切な製品の資産リストを照会し、それを販売ＰＣメモリにダウンロードすることを可能にするデジタル資産ウェブサービス構成要素、
例えば、上述のハートビートメッセージを受信し、解釈し、及び反応するのに役立ち得るヘルスサービス構成要素（例えば、所定の自動販売機が２０分などのある所定の時間を超えてハートビ−トメッセ−ジの提供に失敗したときに、１つ以上の所定の電子メールアドレスに電子メール警告を自動送信することによって、及び／又はハートビートメッセージがある所定の時間受信されなかったときに再びハートビートメッセージを受信したときに、電子メール警告を自動送信することによって）
標準的な販売データ交換（ＶＤＩ）の定義に準拠した販売データへのウェブサービスベースのアクセスを提供するＶＤＩサービス構成要素、
販売在庫サービス構成要素、及び
例えば、ダウンロードのために新しくアップロードしたアプリケーションをパッケージ化するＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）サービスを含む、アプリケーションアップロードＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）サービス構成要素、を含み得る。

図２３を再び参照して、これらの教示はまた、１つ以上の管理者ステーション２３０８に適応する。これらの管理者ステーション２３０８は、例えば、適切にプログラムされたパソコン等を含み得る。かかる管理者ステーション２３０８はまた、よく理解されている従来技術によって、１つ以上の介在ネットワーク２３０４を介して遠隔バックエンドに通信可能に結合し得る。より具体的には、これらの教示は、かかる管理者ステーション２３０８が上記のように、遠隔バックエンドを介して１つ以上の自動販売機と相互作用することが可能になることに適応する。

例えば、これらの教示は、管理者ステーション２３０８を介して、ダッシュボードを提供することをサポートし、このダッシュボードは所定の操作者のために全ての自動販売機に関する情報を提示する。図２６は、かかるダッシュボードの例示的な例を提供する。この例において表示された情報は、自動販売機のコンピュータ名、シリアル番号、物理的位置、グループ、状態、及び前回のハートビート情報を含む。必要に応じて、自動販売機を表す行が任意の表示された情報列を使用してソーティングされ得る。これらの教示はまた表示された結果を、コンピュータ名、シリアル番号、位置、及び／又はグループの関数としてフィルタリングすることに適応する。（この例示的な例では、表示グリッドの右下隅の下に位置する）ページングボタンは、グリッドページ間のナビゲートを容易にし得る。

この例では、所定の自動販売機のコンピュータ名の左のアイコンをクリックすると、その特定自動販売機の詳細ページに飛ぶ。図２７は、特定の自動販売機の詳細ページの例示的な例を提供する。詳細ページで提供される情報は、上記の主要なダッシュボードディスプレイに提示されるものより詳しい。例えば、アクティビティ領域は、前回成功したサービスホストアプリケーションのログイン日付及び自動販売機の最新の補充日付を示す。この詳細ページはまた、アプリケーション名、説明、バージョン、作成、作成日など、修正したユーザー、及び修正日を含む、自動販売機に割り当てられたアプリケーションに関する詳細を提供する。この点に関する他の例として、場所セクションは、（例えば、物理アドレスなど）自動販売機の場所と、その場所に割り当てられた連絡先に関する情報を提供する。

これらの教示はまた、オペレータがかかる管理者ステーション２３０８を介して１つ以上の自動販売機にコマンドを発行するのを可能にするのを促進する。具体的には、前述のウェブ管理ポータルは、特定の自動販売機に直接コマンドを発行するのに役立ち得る。１つのアプローチでは、ユーザーは、コマンドを受信する自動販売機を識別するために、図２６に示すような、前述のダッシュボード表示の最左端の列のチェックボックスをクリックすることにより、かかる方法を開始する。図２８をまた参照して、少なくとも１つのチェックボックスがクリックされた場合は、「コマンド」ボタンがページの下部に現れる。

この例では、この発行コマンドのページは、ユーザーが利用可能な複数のコマンドの中から選択することを可能にする。選択した特定のコマンドに応じて、追加のパラメータフィールドが表示されることもある。１つのアプローチでは、ユーザーによって遠隔から供給され、対象の自動販売機によって作用され得る利用可能なコマンドは、
自動販売機のコンピュータをシャットダウンさせるための自動販売機シャットダウンコマンド、
自動販売機のコンピュータを再起動するための自動販売機再起動コマンド、
この特定のコマンドオプションを選択したときに表示される追加の選択可能フィールドに基づき指定されたアプリケーションをシャットダウンするためのアプリケーションシャットダウンコマンド、
特定のコマンドオプションを選択したときに表示される追加の選択可能フィールドに基づき指定されたアプリケーションを再起動するためのアプリケーション再起動コマンド、及び
自動販売機のモニターアプリケーションに、自動販売機上で起動している全てのアプリケーションを終了させ、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）デスクトップにまで戻らせる、終了してＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）に戻るコマンドを含む。

１対１に対応させて選択された個々の自動販売機に対するソースコマンドに加えて、これらの教示はまた、自動販売機のグループにコマンドを発行することをサポートする。例えば、特定の物理的な場所（特定の企業の建物や大学のキャンパスなど）での全ての自動販売機は、特定のコマンドを達成するためのグループとして指令され得る。このアプローチを使用することにより、ユーザーは、自動販売機のグループを扱うときに全体のコマンドシーケンスを何度も繰り返す必要性を回避し得る。

これらの教示は、他の遠隔操作の機会にも適応する。例えば、ダッシュボード及び自動販売機編集ページから自動販売機のコンピュータ名をクリックすることで、自動販売機編集ページを使用することにより単一の自動販売機（又は、再び自動販売機のグループ）を編集する機会をユーザーに提供し得る。図２９は、かかるページの例示的な例を提供する。

このアプローチを使用して、管理者プラットフォーム２３０８試験は、自動販売機の以下の様々なパラメータの設定のいずれかの設定を促進することができる：
自動販売機のシリアル番号（かかるフィールドは、例えば、管理目的の販売組織によって必要に応じて指定され得る）、
場所（かかるフィールドは、組織の目的のために指定され得、例えば、かかるフィールドが物理的な位置に基づいて、高レベルのグループ化パラメータとして役立ち得る）、
プラノグラム（このパラメータは、新しい配置が有効になるときの日付と共に自動販売機の製品の内部配置を指定し得、例えば、新たなプラノグラムが割り当てられると、自動販売機によってそれが受け入れられるまで、そのプラノグラムは「保留中」の状態を有し、その後プラノグラムが「アクティブ」状態を有する）、
放送時間帯によるディスプレイオグラム（このパラメータは、自動販売機のディスプレイ２０２上の製品の配置を指定し得、これは、予め設定された時間区分によって決定された、異なる時刻において系統的に変更される）、
グループ（上記の位置パラメータに加えて、このグループパラメータは、自動販売機が、必要に応じて、別の選択基準によってグループに編成されるのを可能にする（それにより、管理者が多くの自動販売機を野外に配置するのに有用であり得るように、比較的複雑な組織階層をサポートすることが可能になるサブグループを備える）、及び
アプリケーション名を指定するためのフィールド、最新バージョンのアプリケーションを指定する別のフィールド、及び各アプリケーションに応じた実行順序を指定する第３のフィールドなどのアプリケーションパラメータ（例えば、低い番号の各アプリケーションは大きい番号に先行し、番号１のアプリケーションは、番号２を持つアプリケーションよりも前に開始する）を含む。

本明細書に記載された教示は、実際には非常に柔軟であり、多種多様な異なるアプリケーション設定に適応する。当業者は、これらの教示の種々の態様によって生じる多くの利点を理解するであろう。これらの教示の有用な特徴のいくつかの例としては、以下を含むが、これらに限定されない。

１．自動販売装置であって、
自動販売装置を介して販売される利用可能な製品を収納するハウジングと、
ハウジングの前面を介して動的コンテンツを提示するように構成されたビデオディスプレイと、
少なくとも１つのネットワークインターフェースと、
ハウジング内に配置され、ビデオディスプレイ及びネットワークインターフェースに動作可能に連結されている制御回路であって、前記制御回路は、ビデオディスプレイによって、第１リモートソースによって提供された販促コンテンツと販売固有コンテンツとのシームレスな組み合わせを提示するように構成される、制御回路とを含む。

２．特徴１の自動販売装置であって、制御回路は、販促コンテンツと、販売固有のコンテンツとの間が、シームレスにスムースに途切れることなく移行されることにより、少なくとも部分的にシームレスな組み合わせを提示するように構成される。

３．特徴１の自動販売装置であって、制御回路は、同時に販促コンテンツと販売固有コンテンツの両方を提示することによって、少なくとも部分的にシームレスな組み合わせを提示するように構成される。

４．特徴１の自動販売装置であって、制御回路は、ビデオディスプレイのスクリーンショットを取得し、これを使用して、少なくとも部分的にシームレスな組み合わせを提示するように構成される。

５．特徴１の自動販売装置であって、制御回路は、ビデオディスプレイとのユーザーのタッチベースの相互作用が販促コンテンツに対応するかどうかを検出することにより、少なくとも部分的にシームレスな組み合わせを提示するように構成される。

６．特徴１の自動販売装置であって、更に
制御回路に動作可能に結合され、その中に販促コンテンツを格納したメモリを含み、販促コンテンツの少なくともいくつかの別個の項目が、第１リモートソースによって提供された対応する使用に関連する時間を有する。

７．特徴６の自動販売装置であって、対応する使用に関連する時間は、販促コンテンツを提示可能である時間を含む。

８．特徴７の自動販売装置であって、販促コンテンツは、
ビデオコンテンツ、
音声コンテンツ、
静止画、
文字コンテンツ、及び
実行可能コードのうちの少なくとも１つを含む。

９．特徴１の自動販売装置であって、制御回路は、販促コンテンツを販売固有コンテンツに重ねることにより、少なくとも部分的にシームレスな組み合わせを提示するように構成される。

１０．自動販売装置であって、
自動販売装置を介して販売される利用可能な製品を収納するハウジングと、
ハウジングの前面を介して動的コンテンツを提示するように構成されたビデオディスプレイと、
少なくとも１つのネットワークインターフェースと、
ハウジング内に配置され、ビデオディスプレイ及びネットワークインターフェースに動作可能に連結されている制御回路であって、制御回路は、ネットワークインターフェースを介して、ハートビートメッセージを遠隔ステーションに送信するように構成される、制御回路とを含む。

１１．特徴１０の自動販売装置であって、ハートビートメッセージは
自動販売装置識別情報、
自動販売装置状態情報、
周辺機器構成要素状態情報、及び
アプリケーション状態情報のうちの少なくとも１つを含む。

１２．特徴１１の自動販売装置であって、ハートビートメッセージは、
自動販売装置識別情報、
自動販売装置状態情報、
周辺機器構成要素状態情報、及び
アプリケーション状態情報のそれぞれを含む。

１３．少なくとも１つの自動販売機の遠隔サポートを促進する自動販売機サポートシステムであって、自動販売機サポートシステムは、
少なくとも１つのネットワークインターフェースと、
ディスプレイと、
ネットワークインターフェース及びディスプレイに動作可能に連結された制御回路であって、制御回路は、自動販売機のためのディスプレイオグラムを設計し、その後、自動販売機がそのディスプレイオグラムを使用するように設定することを促進するように構成される、制御回路とを含む。

１４．特徴１３の自動販売機サポートシステムであって、制御回路は、少なくとも部分的に、ディスプレイオグラムが少なくとも特定カテゴリーの製品の最小数を提示することを要求することにより、ディスプレイオグラムの設計を促進するように構成される。

１５．特徴１４の自動販売機サポートシステムであって、特定製品カテゴリーは、特定のブランド製品を構成する。

１６．特徴１３の自動販売機サポートシステムであって、制御回路は、ドラッグアンドドロップユーザーインターフェースを使用して、ディスプレイオグラムの設計を促進するように構成される。

１７．複数の自動販売機の遠隔サポートを促進する自動販売機サポートシステムであって、自動販売機サポートシステムは、
少なくとも１つのネットワークインターフェースと、
ディスプレイと、
ネットワークインターフェース及びディスプレイに動作可能に連結された制御回路であって、制御回路は、ネットワークインターフェースを介して複数の自動販売機のグループに遠隔コマンドを発行するように構成される、制御回路とを含む。

Claims (9)

1. 自動販売装置であって、前記自動販売装置は、
   前記自動販売装置を介して販売される利用可能な製品を収納するハウジングと、
   前記ハウジングの前面を介して動的コンテンツを提示するように構成されたビデオディスプレイと、
   少なくとも１つのネットワークインターフェースと、
   前記ハウジング内に配置された制御回路であって、前記制御回路は、前記ビデオディスプレイおよび前記ネットワークインターフェースに動作可能に結合されており、前記制御回路は、第１の動作モードの間、第１のリモートソースによって提供される販促コンテンツと前記販売される利用可能な製品の表示との組み合わせを前記ビデオディスプレイを介して提示するように構成されている、制御回路と
   を備え、
   前記制御回路は、別の自動販売装置と通信することにより、第２の動作モードの間、販促コンテンツ表示の一部分を、前記別の自動販売装置によって表示されている前記販促コンテンツ表示の別の一部分と同時に、前記ビデオディスプレイを介して提示するようにさらに構成されている、自動販売装置。
2. 前記制御回路は、前記販促コンテンツと前記販売される利用可能な製品の表示との間をスムーズに移行することによって、少なくとも部分的に前記組み合わせを提示するように構成されている、請求項１に記載の自動販売装置。
3. 前記制御回路は、前記販促コンテンツおよび前記販売される利用可能な製品の表示の両方を同時に提示することによって、少なくとも部分的に前記組み合わせを提示するように構成されている、請求項１に記載の自動販売装置。
4. 前記制御回路は、前記ビデオディスプレイのスクリーンショットを取得および使用することによって、少なくとも部分的に前記組み合わせを提示するように構成されている、請求項１に記載の自動販売装置。
5. 前記制御回路は、前記ビデオディスプレイとのユーザーのタッチベースの相互作用が前記販促コンテンツに対応するかどうかを検出することによって、少なくとも部分的に前記組み合わせを提示するように構成されている、請求項１に記載の自動販売装置。
6. 前記制御回路に動作可能に結合されたメモリをさらに備え、前記メモリには、前記販促コンテンツが格納されており、前記販促コンテンツの少なくともいくつかの別個の項目は、前記第１のリモートソースによって提供される対応する使用に関連する時間を有する、請求項１に記載の自動販売装置。
7. 前記対応する使用に関連する時間は、前記販促コンテンツを提示することが可能である時間を含む、請求項６に記載の自動販売装置。
8. 前記販促コンテンツは、
   ビデオコンテンツと、
   音声コンテンツと、
   静止画と、
   文字コンテンツと、
   実行可能なコードと
   のうちの少なくとも１つを含む、請求項７に記載の自動販売装置。
9. 前記制御回路は、前記販促コンテンツを前記販売される利用可能な製品の表示に重ねることによって、少なくとも部分的に前記組み合わせを提示するように構成されている、請求項１に記載の自動販売装置。