JP6152333B2 - メディアコンテンツに対応する要約語を明示する装置、サーバ、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と
を有し、
主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とする。
要約語決定手段は、TF−IDF(Term Frequency - Inverse Document Frequency)を用いて1つ以上の特徴語を決定することも好ましい。
顔文字を予め登録した顔文字要素登録手段を更に有し、
主観指標要素は、当該コメントにおける顔文字要素を含み、
顔文字要素の値は、当該コメントに含まれる各顔文字の出現数であることも好ましい。
主観指標要素は、当該コメントにおける盛り上がり要素を含み、
盛り上がり要素の値は、当該コメントに含まれる複数の形態素の中で、同一の形態素が連続した最大数であることも好ましい。
当該メディアコンテンツにおけるジャンル情報、配信元情報、配信日時、又は、これら要素の複数の組み合わせを配信指標要素として、
メディアサーバから取得した当該メディアコンテンツにおける配信指標要素を抽出する配信指標抽出手段と、
メディアコンテンツにおける配信指標要素毎に、コメントの内容から抽出可能な各主観指標要素に対する重み係数を割り当てて記憶する重み係数記憶手段と、
メディアコンテンツに対するコメント集合の各コメントについて、主観指標要素の値に重み係数を乗算する主観指標値更新手段と
を更に有することも好ましい。
重み係数記憶手段について、配信指標要素毎における各主観指標要素に対する重み係数は、ユーザによって明示的に設定されることも好ましい。
コメントサーバは、SNS(Social Networking Service)サーバ、ブログ(Web-log)サーバ、掲示板サーバ又はレビューサイトサーバであることも好ましい。
コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と、
当該メディアコンテンツに要約語を対応付けてユーザに明示する要約語公開手段と
を有し、
主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とする。
コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と
してコンピュータを機能させ、
主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とする。
コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索する第1のステップと、
コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する第2のステップと、
主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する第3のステップと、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する第4のステップと
を有し、
主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とする。
コメント集合検索部11は、メディアコンテンツに関するコメント集合を、コメントサーバ3から検索する。例えばメディアコンテンツのURLやタイトル、又はハッシュタグを検索キーとして、コメントサーバ3によって公開される検索用API(Application Programing Interface)を用いて検索する。メディアコンテンツがニュース記事である場合、そのニュース記事に関するコメント集合を収集することができる。検索されたコメント集合は、主観指標値抽出部12へ出力される。尚、また、他の実施形態として、メディアコンテンツに含まれるテキストから、形態素解析及びTF−IDFの処理を実行することによって、検索キーを抽出するものであってもよい。
主観指標値抽出部12は、コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する。「主観指標要素」とは、例えば<顔文字要素><文体要素><盛り上がり要素>である。抽出された各主観指標要素の値は、主観コメント抽出部14(又はオプション的な主観指標値更新部19)へ出力される。
<文体要素>文体要素は、当該コメントに含まれる文末の形態素としての命令形、仮定形、未然形のような「文体表現」であって、その値は、各「文体表現」の出現数である。
<盛り上がり要素>盛り上がり要素は、当該コメントに含まれる複数の形態素の中で、同一の形態素が連続した最大数である。
顔文字要素登録部13は、顔文字を予め登録したものであって、主観指標値抽出部12から参照されるものである。
主観コメント抽出部14は、主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する。主観指標要素の値が高いほど、そのコメントの主観性が高いことを意味する。ここで、主観指標要素の値とは、複数の主観指標要素から算出された「主観度P」であってもよい。その算出方法については、重み係数と共に後述する。
要約語決定部15は、複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する。要約語決定部15は、各主観コメントに対して形態素解析及びTF−IDF(Term Frequency - Inverse Document Frequency:単語の出現頻度−逆出現頻度)を用いて1つ以上の特徴語を決定する。TF−IDFとは、各単語に重みを付けて、クエリから文章をベクトル空間で表し、文章とクエリの類似度でランク付けをする技術である。ランク付けられた値が高いほど、重要キーワードと認識される。
要約語公開部16は、当該メディアコンテンツに要約語を対応付けたページを、ユーザに明示する。例えばメディアコンテンツがニュース記事である場合、端末4のユーザは、そのニュース記事と共に、当該ニュース記事に応じた要約語を閲覧することができる。
配信指標抽出部17は、メディアサーバ2から取得した当該メディアコンテンツにおける「配信指標要素」を抽出する。例えばRSS(Really Simple Syndication/Rich Site Summary)を用いて、最新のメディアコンテンツのURLを収集することができる。そして、配信指標抽出部17は、収集されたメディアコンテンツのタイトルや記事本文から、「配信指標要素」としては、例えば当該メディアコンテンツにおける<ジャンル情報A><配信元情報B><配信日時C>(これら要素の複数の組み合わせ)を抽出する。抽出された配信指標要素は、主観指標値更新部19へ出力される。
重み係数記憶部18は、メディアコンテンツにおける「配信指標要素」毎に、コメントの内容から抽出可能な各「主観指標要素」に対する「重み係数」を割り当てて記憶する。即ち、本発明の要約語公開サーバ1は、メディアコンテンツの種別(配信指標要素)に応じて、コメント集合から異なる観点(主観指標要素に対する重み係数)に基づく主観コメントを選択することができる。
主観指標値更新部19は、メディアコンテンツに対するコメント集合の各コメントについて、主観指標要素の値に重み係数を乗算する。更新された主観指標値は、要約語決定部15へ出力される。以下では、主観指標要素毎に、具体的な重み係数の乗算について説明する。
顔文字要素登録部 <- 「(;゜∠゜)」「(σ´囗`。)」「(;´∀`)」・・・
コメント
「えっ(;゜∠゜)誰得?」
「欲しいかも(σ´囗`。)」
「(;´∀`)・・・うわぁ、誰得・・・」
P=(αA+αB+αC)×s
s:顔文字の出現頻度
αA:ジャンル情報に対する顔文字の重み係数
αB:配信元情報に対する顔文字の重み係数
αC:配信日時に対する顔文字の重み係数
また、例えば配信元情報が「週刊誌」会社である場合、感情表現のコメントから優先的に抽出するため、「週刊誌」の顔文字の重みαBを高く設定する。
逆に、例えば配信日時が「休日」である場合、穏やかなコメントから優先的に抽出するために、「休日」の顔文字の重みαCを低く設定する。
文体要素は、文体表現として、形態素解析によって解析された文末語の「形容詞」「形容動詞」「動詞」の活用形に注目する。その活用形としては、例えば「命令形」「仮定形」「未然形」などがある。即ち、文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数である。
「うわぁ、誰得な仕様はやめろよ」 -> 命令形
「欲しいけど、もうちょっと安かったらなぁ」 -> 仮定形
「こんな誰得携帯は買わない。」 -> 未然形
P=(βA1+βB1+βC1)×w1+(βA2+βB2+βC2)×w2+
(βA3+βB3+βC3)×w3+・・・・+
(βAn+βBn+βCn)×wn
βA1:ジャンル情報に対する命令形の重み係数
βA2:ジャンル情報に対する仮定形の重み係数
βA3:ジャンル情報に対する未然形の重み係数
βB1:配信元情報に対する命令形の重み係数
βB2:配信元情報に対する仮定形の重み係数
βB3:配信元情報に対する未然形の重み係数
βC1:配信日時に対する命令形の重み係数
βC2:配信日時に対する仮定形の重み係数
βC3:配信日時に対する未然形の重み係数
・・・
w1:命令形の有無(0/1)
w2:仮定形の有無(0/1)
・・・
盛り上がり要素は、盛り上がり表現として、例えば文字の連続性に注目する。例えば、同一の文字が3文字以上出現する場合、コメントの中でその部分が強調されていると考えられる。即ち、盛り上がり要素の値は、当該コメントに含まれる複数の形態素の中で、同一の形態素が連続した最大数であってもよい。例えば、盛り上がり要素の出現頻度eは、例えば以下のように表すことができる。
「この機能、誰得wwwwwwww」(8文字):e=8
「うおおおおお!欲しいいい!」(5文字) :e=5
「おいおいおい誰得だよ」(「おい」3回) :e=6
P=(γA+γB+γC)×e
e:盛り上がり要素の出現頻度
γA:ジャンル情報に対する盛り上がり表現要素の重み係数
γB:配信元情報に対する盛り上がり表現要素の重み係数
γC:配信日時に対する盛り上がり表現要素の重み係数
また、例えば配信元情報が「週刊誌」会社である場合、盛り上がったコメントから優先的に抽出するべく、「週刊誌」の盛り上がり表現の重みαγBを高く設定する。
逆に、例えば配信日時が「休日」である場合、穏やかなコメントから優先的に抽出するため、「休日」の盛り上がり表現の重みγCを低く設定する。
P=(αA+αB+αC)×s+
(βA1+βB1+βC1)×w1+(βA2+βB2+βC2)×w2+
(βA3+βB3+βC3)×w3+・・・・+
(βAn+βBn+βCn)×wn+
(γA+γB+γC)×e
11 コメント集合検索部
12 主観指標値抽出部
13 顔文字要素登録部
14 主観コメント抽出部
15 要約語決定部
16 要約語公開部
17 配信指標抽出部
18 重み係数記憶部
19 主観指標値更新部
2 メディアサーバ
3 コメントサーバ
4 端末
Claims (10)
- メディアコンテンツを配信するメディアサーバと、複数の投稿者間でテキストのコメントを発信し合うコメントサーバと通信可能であって、当該メディアコンテンツに対する要約語を決定する装置であって、
前記コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
前記コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
前記主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と
を有し、
前記主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
前記文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とする装置。 - 前記要約語決定手段は、TF−IDF(Term Frequency - Inverse Document Frequency)を用いて1つ以上の特徴語を決定することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 顔文字を予め登録した顔文字要素登録手段を更に有し、
前記主観指標要素は、当該コメントにおける顔文字要素を含み、
前記顔文字要素の値は、当該コメントに含まれる各顔文字の出現数である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 - 前記主観指標要素は、当該コメントにおける盛り上がり要素を含み、
前記盛り上がり要素の値は、当該コメントに含まれる複数の形態素の中で、同一の形態素が連続した最大数である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。 - 当該メディアコンテンツにおけるジャンル情報、配信元情報、配信日時、又は、これら要素の複数の組み合わせを配信指標要素として、
前記メディアサーバから取得した当該メディアコンテンツにおける前記配信指標要素を抽出する配信指標抽出手段と、
前記メディアコンテンツにおける配信指標要素毎に、前記コメントの内容から抽出可能な各主観指標要素に対する重み係数を割り当てて記憶する重み係数記憶手段と、
前記メディアコンテンツに対する前記コメント集合の各コメントについて、前記主観指標要素の値に前記重み係数を乗算する主観指標値更新手段と
を更に有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。 - 前記重み係数記憶手段について、前記配信指標要素毎における各主観指標要素に対する重み係数は、ユーザによって明示的に設定される
ことを特徴とする請求項5に記載の装置。 - 前記コメントサーバは、SNS(Social Networking Service)サーバ、ブログ(Web-log)サーバ、掲示板サーバ又はレビューサイトサーバである
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。 - メディアコンテンツを配信するメディアサーバと、複数の投稿者間でテキストのコメントを発信し合うコメントサーバと通信可能であって、当該メディアコンテンツに対する要約語を決定するサーバであって、
前記コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
前記コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
前記主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と、
当該メディアコンテンツに前記要約語を対応付けてユーザに明示する要約語公開手段と
を有し、
前記主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
前記文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であるすることを特徴とするサーバ。 - メディアコンテンツを配信するメディアサーバと、複数の投稿者間でテキストのコメントを発信し合うコメントサーバと通信可能なサーバに搭載されたコンピュータを、当該メディアコンテンツに対する要約語を決定するように機能させるプログラムであって、
前記コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索するコメント集合検索手段と、
前記コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する主観指標値抽出手段と、
前記主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する主観コメント抽出手段と、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する要約語決定手段と
してコンピュータを機能させ、
前記主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
前記文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であることを特徴とするプログラム。 - メディアコンテンツを配信するメディアサーバと、複数の投稿者間でテキストのコメントを発信し合うコメントサーバと通信可能なサーバを用いて、当該メディアコンテンツに対する要約語を決定する方法であって、
前記コメントサーバから、当該メディアコンテンツに関するコメント集合を検索する第1のステップと、
前記コメント集合の各コメントについて、その内容から主観指標要素の値を抽出する第2のステップと、
前記主観指標要素の値が所定閾値以上となるコメントのみを、主観コメントとして抽出する第3のステップと、
複数の主観コメントの中から、当該メディアコンテンツを特徴付ける1つ以上の特徴語を、要約語として決定する第4のステップと
を有し、
前記主観指標要素は、当該コメントにおける文体要素を含み、
前記文体要素の値は、当該コメントに含まれる文末の形態素における各文体の出現数であるすることを特徴とする方法。
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