JP6147682B2 - レコメンド装置及びレコメンド方法 - Google Patents

レコメンド装置及びレコメンド方法 Download PDF

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Description

本発明は、レコメンド装置及びレコメンド方法に関する。
ユーザの過去の閲覧コンテンツに基づいてコンテンツを並び替える技術として、Content Based Filtering方式がある。このContent Based Filtering方式では、過去にユーザが閲覧したコンテンツ(満足コンテンツ)と同じ特徴を有するコンテンツを上位に出力する。よって、Content Based Filtering方式では、過去にユーザが閲覧したコンテンツと同じ特徴を特定するために、ユーザの特性を推定する処理が必要である。
このような技術として、特許文献1に記載のような技術がある。特許文献1に記載の技術では、現在閲覧中のコンテンツと、履歴コンテンツとの類似度を計算し、各履歴コンテンツの類似度と、各履歴コンテンツに対するユーザ評価値とを乗算して、履歴コンテンツの補正評価値を計算する。そして、補正評価値の高い順に履歴を並び替え、並び順を満たすようにユーザの特徴ベクトルを計算し、ユーザ特徴ベクトルと類似するコンテンツをレコメンドする。
特開2010−262401号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、特定の時間帯にユーザが閲覧したコンテンツが履歴コンテンツに含まれない場合、当該時間帯に適したコンテンツをレコメンドすることができないという問題点がある。また、レコメンド候補のコンテンツと履歴コンテンツとの内積計算をする必要があるため、計算量が多くなるという問題点がある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、計算量を軽減させつつ、時間帯に適したコンテンツをレコメンドすることができるレコメンド装置及びレコメンド方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のレコメンド装置は、所定の時間帯ごとに、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツの特徴ベクトルであり、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素で構成されるコンテンツ特徴ベクトルとを対応付けたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶するコンテンツ特徴ベクトル記憶手段と、所定の時間帯ごとに、当該時間帯に関連する特徴要素と、当該特徴要素に関連する内容を含むコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付けた転置インデックステーブルを記憶する転置インデックス記憶手段と、各ユーザ端末がアクセスしたコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、ユーザ端末からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、履歴記憶手段によって記憶された当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツ識別情報とに基づいて、コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定する特徴要素特定手段と、特徴要素特定手段によって特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定するレコメンド決定手段と、レコメンド決定手段によって決定されたコンテンツ識別情報が識別するコンテンツに関連する情報をユーザ端末に出力するレコメンド出力手段と、を備える。
このようなレコメンド装置によれば、ユーザ端末からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツ識別情報とに基づいて、時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素が特定され、特定された特徴要素に基づいて、時間帯ごとの転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツが決定され、決定されたコンテンツに関連する情報がユーザ端末に出力される。かかる構成を採れば、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツがレコメンドされるため、当該時間帯に適したコンテンツをレコメンドすることができる。また、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツをレコメンドする際に、当該時間帯の履歴情報が無くとも(当該時間帯の履歴情報の有無によらず)レコメンドすることができる。また、特徴要素を特定する際に、予め計算及び記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを用いており、レコメンド対象となるコンテンツを決定する際に、予め計算及び記憶された転置インデックステーブルを用いているため、履歴情報のコンテンツと各コンテンツとを内積計算により比較してレコメンドする場合と比較して計算量を軽減させることができる。このように、事前にコンテンツ特徴ベクトルテーブル及び転置インデックステーブルを記憶しておくことで、リアルタイム処理によりレコメンドすることができる。さらに、予め計算及び記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブル及び転置インデックステーブルを用いる構成により、履歴情報が更新された場合でも当該更新に伴う内積計算等の再計算は特に不要であるため、最新の履歴情報を即時に取り込みながら、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツをレコメンドすることができる。
また、本発明のレコメンド装置において、時間帯と当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素とを対応付けた特徴要素テーブルと、収集したコンテンツとに基づいてコンテンツ特徴ベクトルテーブルを生成するコンテンツ特徴ベクトル生成手段をさらに備え、コンテンツ特徴ベクトル記憶手段は、コンテンツ特徴ベクトル生成手段によって生成されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶することが好ましい。かかる構成を採れば、時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルを予め確実に生成し、記憶することができる。
また、本発明のレコメンド装置において、コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルに含まれる所定の時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルの特徴要素とコンテンツ識別情報とに基づいて転置インデックステーブルを生成する転置インデックス生成手段をさらに備え、転置インデックス記憶手段は、転置インデックス生成手段によって生成された転置インデックステーブルを記憶することが好ましい。かかる構成を採れば、時間帯ごとの転置インデックステーブルを予め確実に生成し、記憶することができる。
また、本発明のレコメンド装置において、レコメンド決定手段は、特徴要素特定手段によって特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからコンテンツ識別情報を抽出し、抽出したコンテンツ識別情報の中から、各コンテンツ識別情報の重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定することが好ましい。かかる構成を採れば、特定された特徴要素に対応するコンテンツのうち、コンテンツの重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツが決定されるため、より適切なコンテンツをレコメンドすることができる。
また、本発明のレコメンド装置において、特徴要素特定手段は、特定した各特徴要素が当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいて、特定した特徴要素間の優先度をさらに決定し、レコメンド決定手段は、特徴要素特定手段によって決定された特徴要素間の優先度にさらに基づいてコンテンツ識別情報を決定することが好ましい。かかる構成を採れば、特徴要素が履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいた優先度に従ってレコメンド対象となるコンテンツが決定されるため、履歴情報から導かれるユーザ特性をより反映した、より適切なコンテンツをレコメンドすることができる。
ところで、本発明は、上記のように装置の発明として記述できる他に、以下のように方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係るレコメンド方法は、所定の時間帯ごとに、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツの特徴ベクトルであり、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素で構成されるコンテンツ特徴ベクトルとを対応付けたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶するコンテンツ特徴ベクトル記憶手段と、所定の時間帯ごとに、当該時間帯に関連する特徴要素と、当該特徴要素に関連する内容を含むコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付けた転置インデックステーブルを記憶する転置インデックス記憶手段と、各ユーザ端末がアクセスしたコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、を備えるレコメンド装置によるレコメンド方法であって、ユーザ端末からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、履歴記憶手段によって記憶された当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツ識別情報とに基づいて、コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定する特徴要素特定ステップと、特徴要素特定ステップにおいて特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定するレコメンド決定ステップと、レコメンド決定ステップにおいて決定されたコンテンツ識別情報が識別するコンテンツに関連する情報をユーザ端末に出力するレコメンド出力ステップと、を含む。
本発明によれば、計算量を軽減させつつ、時間帯に適したコンテンツをレコメンドすることができる。
本発明の実施形態に係るレコメンドシステムのシステム構成図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末及びレコメンド装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るレコメンド装置のハードウェア構成を示す図である。 コンテンツ情報のテーブル例を示す図である。 特徴要素テーブルのテーブル例を示す図である。 時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルのテーブル例を示す図である。 時間帯ごとの転置インデックステーブルのテーブル例を示す図である。 履歴情報のテーブル例を示す図である。 時間帯対応テーブルのテーブル例を示す図である。 履歴情報のコンテンツとその特徴要素の抽出結果の例を示す図である。 特徴要素の出現回数の例を示す図である。 特徴要素の出現回数に基づく優先度の例を示す図である。 特徴要素に対応するコンテンツの例を示す図である。 特徴要素に対応するコンテンツの重複数の集計結果の例を示す図である。 特徴要素に対応するコンテンツの重複数の集計結果から重複箇所を排除した例を示す図である。 レコメンド順の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレコメンド装置で実行される処理(転置インデックステーブル作成方法)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るレコメンド装置で実行される処理(レコメンド方法)を示すフローチャートである。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るレコメンドシステム100のシステム構成図である。図1に示される通り、レコメンドシステム100は、ユーザ端末200とレコメンド装置300とを含んで構成される。そして、ユーザ端末200とレコメンド装置300とはネットワーク400で接続されており、ネットワーク400を介して互いに通信可能である。図1では1つのユーザ端末200が示されるが、複数のユーザ端末200がネットワーク400を介してレコメンド装置300と接続されていてもよい。
ユーザ端末200は、携帯電話やスマートフォンであるが、これに限るものではなく、パソコンや、そのほかタブレット端末などであってもよい。ユーザ端末200は、ユーザによってWebブラウザ等を利用してコンテンツの閲覧等の操作が実行される。また、ユーザ端末200は、レコメンド装置300に対してユーザにレコメンドするコンテンツを要求し(レコメンド取得要求)、その応答としてレコメンド対象のコンテンツに関する情報であるレコメンド情報を受信及び表示する。
レコメンド装置300は、一般的なサーバ装置である。レコメンド装置300は、他のサーバ装置からコンテンツを収集したり、ユーザ端末200からのレコメンド取得要求に応じてレコメンド情報をユーザ端末200に送信したりする。
ネットワーク400は、インターネット網などの一般的なネットワークである。
図2は、本実施形態のユーザ端末200とレコメンド装置300との機能構成を示すブロック図である。ユーザ端末200は、履歴送信部201、レコメンド取得要求送受信部202、レコメンド情報表示部203を含んで構成されている。また、レコメンド装置300は、コンテンツ収集部301、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302(コンテンツ特徴ベクトル生成手段)、時間毎転置インデックス生成部303(転置インデックス生成手段)、履歴収集部304、レコメンド取得要求受信部305(特徴要素特定手段)、ユーザ現在時間判定部306(特徴要素特定手段)、特徴要素特定部307(特徴要素特定手段)、レコメンド候補検索部308(特徴要素特定手段)、レコメンド決定部309(レコメンド決定手段)、レコメンド出力部310(レコメンド出力手段)、コンテンツ記憶部351、時間帯対応記憶部352、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353(コンテンツ特徴ベクトル記憶手段)、転置インデックス記憶部354(転置インデックス記憶手段)、履歴記憶部355(履歴記憶手段)を含んで構成されている。
図3は、レコメンド装置300のハードウェア構成図である。図2に示されるレコメンド装置300は、物理的には、図3に示すように、一または複数のCPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16、ハードディスクまたは半導体メモリ等の補助記憶装置17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2におけるレコメンド装置300の各機能は、図3に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで入力装置14、出力装置15、通信モジュール16を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
まず、ユーザ端末200の機能ブロックの説明をする。
履歴送信部201は、ユーザが過去に閲覧したコンテンツに関する情報である履歴情報を取得し、ネットワーク400を介してレコメンド装置300へ送信する。
レコメンド取得要求送受信部202は、レコメンド装置300に対してレコメンド取得要求を行い、その応答としてレコメンド装置300からレコメンド情報を取得する。
レコメンド情報表示部203は、レコメンド取得要求送受信部202によって取得されたレコメンド情報をユーザ端末200のディスプレイ等に表示する。
続いて、レコメンド装置300の機能ブロックの説明をする。
コンテンツ収集部301は、コンテンツを管理するサーバ(図示せず)からコンテンツに関するコンテンツ情報(コンテンツのメタデータ等)を収集する。そして、コンテンツ記憶部351は、コンテンツ収集部301によって収集されたコンテンツ情報を記憶する。図4は、コンテンツ記憶部351によって記憶されたコンテンツ情報のテーブル例を示す図である。図4に示すテーブル例では、コンテンツの識別情報であるコンテンツID、コンテンツのカテゴリ、コンテンツのタイトル、及びコンテンツの本文が対応付いている。
時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、時間帯対応記憶部352によって記憶された、時間帯と当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素とを対応付けた特徴要素テーブルと、コンテンツ記憶部351によって記憶されたコンテンツとに基づいて、所定の時間帯ごとに、コンテンツIDと、当該コンテンツの特徴ベクトルであり、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素で構成されるコンテンツ特徴ベクトルとを対応付けたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを生成する。時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、コンテンツの登録がコンテンツ提供者からなされると、すなわち、コンテンツ提供者からコンテンツ及びそのメタデータを受信すると、コンテンツ特徴ベクトルテーブルを生成してもよい。本実施形態では、時間帯として、図9に示す時間帯対応テーブルのテーブル例に含まれる7つの時間帯(時間帯No1の0:00〜5:59、時間帯No2の6:00〜8:59、時間帯No3の9:00〜11:59、時間帯No4の12:00〜12:59、時間帯No5の13:00〜16:59、時間帯No6の17:00〜20:59、及び時間帯No7の21:00〜23:59)を用いる。
図5は、時間帯対応記憶部352によって記憶された特徴要素テーブルのテーブル例を示す図である。図5に示す通り、特徴要素テーブルは、時間帯ごとに、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素が対応付けられている。例えば、時間帯No2(6:00〜8:59)のような朝の時間帯では、出勤前のニュースコンテンツで出てくるような「金融」、「旅行」、「TV」、「本」、「映画」、「音楽」、「サッカー」及び「芸術」といった特徴要素(特徴語)が対応付けられている。このように特徴語を時間帯毎に定義し、各時間帯でよく利用されるコンテンツの特徴語を多く設定するなどの使い分けを行うことで、コンテンツ特徴ベクトルが時間帯毎に作成でき、時間帯毎のレコメンドが可能となる。
図6は、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302によって生成された、時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルのテーブル例を示す図である。より具体的には、図6(a)は時間帯No1のコンテンツ特徴ベクトルテーブルのテーブル例を示す図であり、図6(b)は時間帯No2のコンテンツ特徴ベクトルテーブルのテーブル例を示す図である。図6に示す通り、コンテンツ特徴ベクトルテーブルは、各コンテンツが、どのような特徴要素を有しているかを示す情報である。コンテンツの特徴要素の識別子である特徴IDにフラグが設定されていれば、当該コンテンツの特徴IDの特徴要素を有することを示す。具体的には、特徴要素を有している場合は、特徴要素の特徴IDに「1」が設定され、特徴要素を有していない場合は、特徴要素の特徴IDに「0」が設定される。
以下、図4〜6を用いて、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302による時間帯No2のコンテンツ特徴ベクトルテーブルの生成について説明する。他の時間帯のコンテンツ特徴ベクトルテーブルの生成についても同様である。以下の実施形態では主に時間帯No2に関する処理のみの説明を行う。
時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、コンテンツ記憶部351からコンテンツ情報を取得し、各コンテンツのコンテンツ特徴ベクトルを求める。具体的に、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、図4に示すコンテンツ情報に対して形態素解析を行い、図5に示される特徴要素テーブルのうち、時間帯No2の特徴語を含むか否かに基づいて各コンテンツのコンテンツ特徴ベクトルを求める。例えば、コンテンツID「C01」のコンテンツのコンテンツ特徴ベクトルを求める場合、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、図4に示す、コンテンツID「C01」のコンテンツ情報の「カテゴリ」、「タイトル」、及び「本文」を形態素解析した結果、カテゴリに「CD」、本文中に「ソング」、「音楽ファン」、「曲」及び「アルバム」を含むので、「音楽」の特徴IDを有すると判断し、図6(b)に示す時間帯No2のコンテンツ特徴ベクトルテーブルのうち、コンテンツID「C01」の特徴要素が「音楽」である特徴ID「T6」に対してフラグを設定する。なお、本実施形態では形態素解析を利用したコンテンツ特徴ベクトルの生成について説明したが、これに限るものではなく、その他の一般的なコンテンツ特徴ベクトルの生成方法を用いてもよい。
コンテンツ特徴ベクトル記憶部353は、コンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶する。より具体的には、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353は、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302によって生成されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶する。
時間毎転置インデックス生成部303は、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルに含まれる所定の時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルの特徴要素とコンテンツIDとに基づいて、所定の時間帯ごとに、当該時間帯に関連する特徴要素と、当該特徴要素に関連する内容を含むコンテンツのコンテンツIDとを対応付けた転置インデックステーブルを生成する。具体的には、時間毎転置インデックス生成部303は、コンテンツ特徴ベクトルテーブルを用いて、特徴ID毎に、当該特徴IDを有している(特徴IDの値が1である)一又は複数のコンテンツIDを特定する。このようにして、時間毎転置インデックス生成部303は、特徴IDとコンテンツIDとが対応付けられた転置インデックスを生成する。なお、時間毎転置インデックス生成部303は、各特徴IDを持つコンテンツIDが複数存在する場合に、各コンテンツIDの中で優先度を付ける必要があるが、優先度については、値が同様であれば登録日時が新しいコンテンツにしてもよいし、該当特徴IDが該当コンテンツに出現した回数の降順でソートしてもよいし、コンテンツ特徴ベクトルの傾向係数の降順でソート、など如何なる手法によってもよい。
図7は、図6に示すコンテンツ特徴ベクトルテーブルに基づいて時間毎転置インデックス生成部303によって生成された、時間帯ごとの転置インデックステーブルのテーブル例を示す図である。より具体的には、図7(a)は時間帯No1の転置インデックステーブルのテーブル例を示す図であり、図7(b)は時間帯No2の転置インデックステーブルのテーブル例を示す図である。図7に示すように、特徴IDとコンテンツIDとが対応付けられている。例えば、時間帯No2の転置インデックステーブルのうち、特徴ID「T02」は、コンテンツID「C03」に対応することを示す。このように、予め特徴IDとコンテンツIDとを対応付けた転置インデックスを記憶しておくことにより、特徴IDを検索キーとして、当該特徴IDに対応するコンテンツを簡易に検索することができる。
転置インデックス記憶部354は、転置インデックステーブルを記憶する。より具体的には、転置インデックス記憶部354は、時間毎転置インデックス生成部303によって生成された転置インデックステーブルを記憶する。
履歴収集部304は、ユーザ端末200から所定のタイミング(例えば、ユーザ端末200において、コンテンツを閲覧したタイミング)で、各ユーザ端末200がアクセスしたコンテンツの履歴情報を収集する。そして、履歴記憶部355は、履歴収集部304によって収集された履歴情報を記憶する。図8は、履歴記憶部355によって記憶された履歴情報のテーブル例を示す図である。図8に示すように、履歴情報は、操作を行ったユーザを識別するユーザID、操作を行った対象のコンテンツを特定するコンテンツID、どのような操作を行ったのかを示す操作種別、及び操作を行った操作日時を含む。例えば、図8において、「ユーザU001」は、「2013年9月11日の12時」にコンテンツID「C02」のコンテンツを閲覧したことを示している。
レコメンド取得要求受信部305は、ユーザ端末200からのレコメンド取得要求を受信する。レコメンド取得要求には、どのユーザのレコメンドを取得したいのかを識別するためのユーザIDと、ユーザの現在時間帯を判別するための、ユーザが当該要求を行った時間情報とが含まれる。レコメンド取得要求には、取得したいレコメンドコンテンツの件数が含まれていてもよい。本実施形態では、ユーザID「U001」のユーザから、「8:00」にレコメンド取得要求を受け取ったものとして説明を行う。
ユーザ現在時間判定部306は、レコメンド取得要求受信部305によって受信されたレコメンド取得要求に含まれる時間情報と、図9に示すような時間帯対応テーブルとに基づいて、ユーザがレコメンド取得要求を行った時間帯を判定する。例えば、レコメンド取得要求に時間情報「8:00」が含まれていた場合、ユーザ現在時間判定部306は、図9に示す時間帯対応テーブルに基づき、時刻「8:00」が含まれる時間帯No2を判定する。なお、本実施形態では図9に示すような時間帯対応テーブルを利用するが、この対応関係は任意の形式を取ればよく、動的に変更可能な仕組みとしてもよい。
特徴要素特定部307は、ユーザ端末200からレコメンド要求がなされると、ユーザ現在時間判定部306によって判定された時間帯と、履歴記憶部355によって記憶されたユーザ端末200の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツIDとに基づいて、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定する。また、特徴要素特定部307は、特定した各特徴要素が当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいて、特定した特徴要素間の優先度をさらに決定してもよい。また、特徴要素特定部307は、ユーザ端末200からレコメンド要求がなされると、ユーザ現在時間判定部306によって判定された時間帯と、履歴記憶部355によって記憶されたユーザ端末200の履歴情報のうち当該時間帯以外の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツIDとに基づいて、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定してもよい。その場合、特徴要素特定部307は、特徴要素を特定する際に利用する履歴記憶部355によって記憶されたユーザ端末200の履歴情報について、ユーザ現在時間判定部306によって判定された時間帯に対応する履歴情報が無くとも(当該時間帯に対応する履歴情報の有無によらず)特徴要素を特定することができる。
具体的に、特徴要素特定部307は、ユーザ端末200に対応する履歴情報を履歴記憶部355から取得し、取得した履歴情報のコンテンツの特徴要素に基づいて、ユーザの嗜好性が高い特徴要素を特定することにより、ユーザの特徴を特定する。取得する件数は任意の値を取りえるが、この件数はシステムの設定値として固定で保持してもよいし、ユーザ端末200よりレコメンド取得要求を受信する際に情報として受け取るようにしてもよい。この履歴件数が多ければ多くの履歴をもとにしたレコメンドを行い、少なければ少数の履歴をもとにしたレコメンドを行うことになる。本実施形態ではユーザ「U001」の履歴情報を3件取得したものとして説明を続ける。取得する履歴情報は件数の他に具体的にどの3件を取得するのかを識別する必要があるが、本実施形態では操作日時の降順上位3件を取得したものとして説明を続けるが、他の如何なる識別方法を採用してもよい。また、今回はユーザ自身の履歴のみを利用して説明を行うが、例えば類似ユーザの履歴を一部利用するようにするようにすることもでき、その場合、レコメンドコンテンツのバリエーションに幅を持たせることが期待できる。
以下、ユーザID「U001」に対応するユーザ端末200から時間帯No2のレコメンド取得要求がなされた場合における、特徴要素特定部307が、ユーザの特徴を特定する方法を図8〜10を用いて説明する。
まず、特徴要素特定部307は、履歴記憶部355を参照し、ユーザID「U001」が過去に参照したコンテンツ3件分(例えば、直近から3件)を抽出する。なお、抽出対象の件数は、レコメンド装置300で予め定められているものとする。
図8に示す履歴情報を有する場合、特徴要素特定部307は、コンテンツIDが「C02」、「C04」、及び「C01」のコンテンツを抽出する。そして、特徴要素特定部307は、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353を参照して、抽出したコンテンツIDに対応する特徴IDを特定する。
特徴要素特定部307が抽出したコンテンツIDとそのコンテンツIDに対応する特徴IDを図10に示す。図10に示すように、ユーザID「U001」の履歴情報のコンテンツは、コンテンツID「C02」、「C04」、及び「C01」のコンテンツであり、コンテンツID「C02」のコンテンツは、特徴ID「T5」及び「T8」に対応し、コンテンツID「C04」のコンテンツは、特徴ID「T4」及び「T8」に対応し、コンテンツID「C01」のコンテンツは特徴ID「T6」に対応する。
特徴要素特定部307は、図10に示した情報に基づいて、特徴IDの集計を行う。具体的には、特徴要素特定部307は、特徴ID毎に出現回数を算出する。時間帯No2において、特徴ID「T5」は、コンテンツID「C02」にのみ対応するので、出現回数は1回になる。特徴ID「T8」は、コンテンツID「C02」、「C04」に対応するので、出現回数は2回になる。特徴ID「T4」は、コンテンツID「C04」に対応するので、出現回数は1回になる。この算出結果を図11に示す。
図11(b)に示すように、時間帯No2において、特徴ID「T5」は、出現回数が1回になり、特徴ID「T8」は、出現回数が2回になり、特徴ID「T4」は、出現回数が1回になり、特徴ID「T6」は、出現回数が1回になる。なお、4行目に記載の特徴ID「T8」は、2行目の特徴ID「T8」に集約されている。
特徴要素特定部307は、図11に示した出現回数に基づいて優先度を決定する。図12(b)に示すように、時間帯No2において、特徴要素特定部307は、出現回数2回の特徴ID「T8」を最優先として、出現回数1回の特徴ID「T5」、「T4」、及び「T6」をこの順に優先順位を定める。このように、特徴要素特定部307は、履歴情報のコンテンツの特徴に基づいて、ユーザの好みの傾向を特定する。なお、特徴要素特定部307は、各特徴ID毎に重み付け係数が設定されている場合に、その重み付け係数と上記出現回数との乗算結果又は重み付け係数に上記出現回数を加算した結果に基づいて優先度を決定するようにしてもよい。すなわち、重み付け係数と、出現回数とに基づいて優先度を決定するようにしてもよい。なお、優先度付けは単純に出現回数の高いものを優先するようにしてもよいし、各コンテンツの特徴IDの傾向値を加算するような方式でもよい。
レコメンド候補検索部308は、特徴要素特定部307が特定した特徴IDに対応するコンテンツを、転置インデックス記憶部354が保持する転置インデックスを用いて検索する。
図12に示した各特徴IDに対応するコンテンツを検索した結果を図13に示す。図13(b)に示すように、時間帯No2において、特徴ID「T8」に対応するコンテンツは、コンテンツID「C02」、「C04」及び「C05」のコンテンツである。そして、特徴ID「T5」に対応するコンテンツは、コンテンツID「C02」のコンテンツである。そして、特徴ID「T4」に対応するコンテンツは、コンテンツID「C04」のコンテンツである。そして、特徴ID「T6」に対応するコンテンツは、コンテンツID「C01」及び「C03」のコンテンツである。転置インデックス記憶部354が転置インデックスを予め保持しているので、レコメンド候補検索部308は、当該コンテンツを特徴転置インデックスに基づいて利用者の好みの特徴を有するコンテンツを検索することができる。
レコメンド決定部309は、特徴要素特定部307によって特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶部354によって記憶された転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツIDを決定する。すなわち、レコメンド決定部309は、レコメンド候補検索部308が検索したコンテンツからレコメンド対象を決定する。レコメンド決定部309は、特徴要素特定部307によって特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶部354によって記憶された転置インデックステーブルからコンテンツIDを抽出し、抽出したコンテンツIDの中から、各コンテンツIDの重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツIDを決定してもよい。また、レコメンド決定部309は、特徴要素特定部307によって決定された特徴要素間の優先度にさらに基づいてコンテンツIDを決定してもよい。また、レコメンド決定部309は、特徴IDの優先度、コンテンツの重複数に基づいてレコメンド対象(レコメンドする際の優先順位も含む)を決定する。
レコメンド決定部309がレコメンド対象を決定する例を図14〜16を用いて説明する。まず、レコメンド決定部309は、レコメンド候補検索部308が検索したコンテンツの重複数を算出する。図14は、レコメンド候補検索部308が検索したコンテンツの重複数を算出した結果を示す表である。図14(b)に示すように、No2時間帯において、コンテンツID「C02」は、特徴T8とT5とに対応するのでコンテンツID「C02」の重複数は2になる。また、コンテンツID「C04」は、特徴ID「T8」と、「T4」とに対応するのでコンテンツID「C04」の重複数は2になる。
図14に示した表の内、重複するコンテンツC02とコンテンツC04について、優先度の低い特徴IDの列を削除すると図15のようになる。図15(b)のNo2時間帯において、優先度1の特徴IDが「T8」になり、当該特徴ID「T8」に対応するコンテンツのコンテンツIDは、「C02」、「C04」、及び「C05」である。そして、優先度4の特徴IDが「T6」であり、当該特徴ID「T6」に対応するコンテンツのコンテンツIDは、「C01」及び「C03」である。
レコメンド決定部309は、図15に示した表に基づいて、コンテンツIDの重複数と特徴IDの優先度との順で生成リストに基づいて、レコメンドするコンテンツを決定する。
具体的に、レコメンド決定部309は、以下の(1)及び(2)のように選択する。
(1)優先度の最も高い特徴IDの中のコンテンツの内、1番重複回数が多いコンテンツIDを選ぶ(重複回数が同じ場合、直近の履歴のコンテンツを優先する)。
(2)
(2−1)ユーザへレコメンドしたいコンテンツの数(レコメンド対象の件数(本実施形態では、5件))に達するまで、以下の(2−2)の処理を繰り返す。
(2−2)次の優先度の特徴IDの中で重複回数の多く、且つ選択されていないコンテンツIDを選択する。次の優先度が無い場合、優先度の最も高い特徴IDへ移り、当該優先度の最も高い優先度IDの中のコンテンツの内、選択されていないコンテンツの中で重複回数が多いコンテンツIDを選ぶ。
このように、レコメンド決定部309は、各特徴IDから一つずつ選択することにより、特徴がそれぞれ異なるコンテンツをレコメンド対象に決定する。この場合、レコメンド装置300は、レコメンドするコンテンツの特徴にバリエーションを持たせることができる。なお、レコメンド決定部309は、優先度の高い特徴IDに対応するコンテンツをレコメンドするようにしてもよい。
図15の表に、上記方式で選択した結果を追加した表を図16に示す。図16(b)に示すように、No2時間帯において、レコメンド決定部309は、最初に特徴IDの優先度の中で最も高い特徴ID「T8」に対応するコンテンツの中で重複数の多いコンテンツを選択する。ここでは、重複数が2であるコンテンツID「C02」を選択する。
続いて、レコメンド決定部309は、次の優先度のコンテンツの中で重複数の多いコンテンツを選択する。ここでは、重複数が1であるコンテンツID「C01」を選択する。
続いて、レコメンド対象の件数に達するまでコンテンツの選択を繰り返すと、最終的に、レコメンド決定部309は、コンテンツID「C02」、「C01」、「C04」、「C03」、及び「C05」の順で優先度を定めてレコメンド対象を決定する。
レコメンド決定部309がコンテンツを選択する選択方法は、本実施形態で説明する以外にも、並び替えを行う際に特徴IDの傾向係数×重複回数の値を算出してその値の高いものから順にレコメンドコンテンツとする方法、最新のトレンドワードランキングなどを保持、あるいは外部取得しコンテンツ選択時にトレンド性の高いコンテンツを優先的にレコメンドコンテンツとする方法などがある。
レコメンド出力部310は、レコメンド決定部309によって決定されたコンテンツIDが識別するコンテンツ(レコメンド対象のコンテンツ)に関連する情報(コンテンツのリストや、各コンテンツに関するメタ情報など)をユーザ端末200に出力する。
次に、本発明の実施形態に係るレコメンド装置300で実行される処理(転置インデックスを生成する処理)を、図17に示すフローチャートを用いて説明する。レコメンド装置300において、まず、コンテンツ収集部301が、コンテンツの提供者からコンテンツ情報を受信すると、当該コンテンツ情報をコンテンツ記憶部351へ記憶する(ステップS101)。次に、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302が、コンテンツ記憶部351に記憶されているコンテンツのメタデータのキーワードに基づいて、コンテンツの特徴を推定する(ステップS102)。なお、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302は、コンテンツの特徴の推定結果に基づき、コンテンツ特徴ベクトルを生成し、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353に当該コンテンツ特徴ベクトルに基づいたコンテンツ特徴ベクトル情報を記憶する。次に、時間毎転置インデックス生成部303が、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353に記憶されているコンテンツ特徴ベクトルテーブルに基づいて転置インデックスを生成すると共に、当該転置インデックスを転置インデックス記憶部354に記憶する(ステップS103)。
続いて、本発明の実施形態に係るレコメンド装置300で実行される処理(レコメンド方法)を、図18に示すフローチャートを用いて説明する。まず、上述の図17の通り、時間ごとのコンテンツ特徴の推定が行われる(ステップS001)。次に、履歴収集部304が、レコメンド要求を受ける前にユーザ端末200からコンテンツの履歴情報を収集し、当該履歴情報を履歴記憶部355へ記憶する(ステップS002)。次に、レコメンド取得要求受信部305が、所定のユーザ端末200からレコメンド取得要求を受信する(ステップS003)。次に、ユーザ現在時間判定部306が、ユーザの現在時間帯を判定する(ステップS004)。次に、特徴要素特定部307が、レコメンド要求したユーザの履歴情報を取得する(ステップS005)。次に、特徴要素特定部307は、当該履歴情報のコンテンツの特徴IDを、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353を参照することにより取得する(ステップS006)。履歴情報を必要数取得していない場合(ステップS007;NO)、ステップS006に戻る。
履歴情報を必要数取得した場合(ステップS007;YES)、特徴要素特定部307が、特徴IDの優先度付けをして(ステップS008)する。次に、レコメンド候補検索部308が、転置インデックス記憶部354が保持する情報を参照し、特徴要素特定部307が特定した所定の特徴IDを検索キーとして当該特徴IDに対応するコンテンツを抽出する(ステップS009)。次に、レコメンド候補検索部308が、全ての特徴IDを検索キーとしてレコメンド候補の検索をしていない場合(ステップS010;NO)、ステップS009へ戻り、全ての特徴IDを検索キーとしてレコメンド候補の検索をした場合(ステップS010;YES)、レコメンド決定部309が、ステップS011〜ステップS013の処理をして、レコメンド対象のコンテンツを決定する。
具体的には、レコメンド決定部309が、コンテンツ毎に重複の有無を判断し、重複している場合には、当該コンテンツを削除し(ステップS011)、重複数の降順でソートし(ステップS012)、ソートした結果に基づいて、レコメンド対象のコンテンツを決定する(ステップS013)。
最後に、レコメンド出力部310が、レコメンド決定部309が決定したレコメンド対象のコンテンツを出力する(ステップS014)。
次に、本実施形態のレコメンド装置300の作用効果について説明する。
このようなレコメンド装置300によれば、ユーザ端末200からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、当該ユーザ端末200の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツIDとに基づいて、時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素が特定され、特定された特徴要素に基づいて、時間帯ごとの転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツが決定され、決定されたコンテンツに関連する情報がユーザ端末200に出力される。かかる構成を採れば、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツがレコメンドされるため、当該時間帯に適したコンテンツをレコメンドすることができる。また、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツをレコメンドする際に、当該時間帯の履歴情報が無くとも(当該時間帯の履歴情報の有無によらず)レコメンドすることができる。また、特徴要素を特定する際に、予め計算及び記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを用いており、レコメンド対象となるコンテンツを決定する際に、予め計算及び記憶された転置インデックステーブルを用いているため、履歴情報のコンテンツと各コンテンツとを内積計算により比較してレコメンドする場合と比較して計算量を軽減させることができる。このように、事前にコンテンツ特徴ベクトルテーブル及び転置インデックステーブルを記憶しておくことで、リアルタイム処理によりレコメンドすることができる。さらに、予め計算及び記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブル及び転置インデックステーブルを用いる構成により、履歴情報が更新された場合でも当該更新に伴う内積計算等の再計算は特に不要であるため、最新の履歴情報を即時に取り込みながら、レコメンド要求がなされた時間帯に応じたコンテンツをレコメンドすることができる。
また、本実施形態のレコメンド装置300において、時間帯と当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素とを対応付けた特徴要素テーブルと、収集したコンテンツとに基づいてコンテンツ特徴ベクトルテーブルを生成する時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302をさらに備え、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353は、時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部302によって生成されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶することが好ましい。かかる構成を採れば、時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルテーブルを予め確実に生成し、記憶することができる。
また、本実施形態のレコメンド装置300において、コンテンツ特徴ベクトル記憶部353によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルに含まれる所定の時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルの特徴要素とコンテンツIDとに基づいて転置インデックステーブルを生成する時間毎転置インデックス生成部303をさらに備え、転置インデックス記憶部354は、時間毎転置インデックス生成部303によって生成された転置インデックステーブルを記憶することが好ましい。かかる構成を採れば、時間帯ごとの転置インデックステーブルを予め確実に生成し、記憶することができる。
また、本実施形態のレコメンド装置300において、レコメンド決定部309は、特徴要素特定部307によって特定された特徴要素に基づいて、転置インデックス記憶部354によって記憶された転置インデックステーブルからコンテンツIDを抽出し、抽出したコンテンツIDの中から、各コンテンツIDの重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツIDを決定することが好ましい。かかる構成を採れば、特定された特徴要素に対応するコンテンツのうち、コンテンツの重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツが決定されるため、より適切なコンテンツをレコメンドすることができる。
また、本実施形態のレコメンド装置300において、特徴要素特定部307は、特定した各特徴要素が当該ユーザ端末200の履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいて、特定した特徴要素間の優先度をさらに決定し、レコメンド決定部309は、特徴要素特定部307によって決定された特徴要素間の優先度にさらに基づいてコンテンツIDを決定することが好ましい。かかる構成を採れば、特徴要素が履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいた優先度に従ってレコメンド対象となるコンテンツが決定されるため、履歴情報から導かれるユーザ特性をより反映した、より適切なコンテンツをレコメンドすることができる。
100…レコメンドシステム、200…ユーザ端末、201…履歴送信部、202…レコメンド取得要求送受信部、203…レコメンド情報表示部、300…レコメンド装置、301…コンテンツ収集部、302…時間毎コンテンツ特徴ベクトル生成部、303…時間毎転置インデックス生成部、304…履歴収集部、305…レコメンド取得要求受信部、306…ユーザ現在時間判定部、307…特徴要素特定部、308…レコメンド候補検索部、309…レコメンド決定部、310…レコメンド出力部、351…コンテンツ記憶部、352…時間帯対応記憶部、353…コンテンツ特徴ベクトル記憶部、354…転置インデックス記憶部、355…履歴記憶部、400…ネットワーク。

Claims (6)

  1. 所定の時間帯ごとに、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツの特徴ベクトルであり、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素で構成されるコンテンツ特徴ベクトルとを対応付けたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶するコンテンツ特徴ベクトル記憶手段と、
    所定の時間帯ごとに、当該時間帯に関連する特徴要素と、当該特徴要素に関連する内容を含むコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付けた転置インデックステーブルを記憶する転置インデックス記憶手段と、
    各ユーザ端末がアクセスしたコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、
    ユーザ端末からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、前記履歴記憶手段によって記憶された当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツ識別情報とに基づいて、前記コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定する特徴要素特定手段と、
    前記特徴要素特定手段によって特定された特徴要素に基づいて、前記転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定するレコメンド決定手段と、
    前記レコメンド決定手段によって決定されたコンテンツ識別情報が識別するコンテンツに関連する情報をユーザ端末に出力するレコメンド出力手段と、
    を備えるレコメンド装置。
  2. 時間帯と当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素とを対応付けた特徴要素テーブルと、収集したコンテンツとに基づいてコンテンツ特徴ベクトルテーブルを生成するコンテンツ特徴ベクトル生成手段をさらに備え、
    前記コンテンツ特徴ベクトル記憶手段は、前記コンテンツ特徴ベクトル生成手段によって生成されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶する、
    請求項1に記載のレコメンド装置。
  3. 前記コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルに含まれる所定の時間帯ごとのコンテンツ特徴ベクトルの特徴要素とコンテンツ識別情報とに基づいて転置インデックステーブルを生成する転置インデックス生成手段をさらに備え、
    前記転置インデックス記憶手段は、前記転置インデックス生成手段によって生成された転置インデックステーブルを記憶する、
    請求項1又は2に記載のレコメンド装置。
  4. 前記レコメンド決定手段は、前記特徴要素特定手段によって特定された特徴要素に基づいて、前記転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからコンテンツ識別情報を抽出し、抽出したコンテンツ識別情報の中から、各コンテンツ識別情報の重複数に基づいてレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のレコメンド装置。
  5. 前記特徴要素特定手段は、特定した各特徴要素が当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツに出現する回数に基づいて、特定した特徴要素間の優先度をさらに決定し、
    前記レコメンド決定手段は、前記特徴要素特定手段によって決定された特徴要素間の優先度にさらに基づいてコンテンツ識別情報を決定する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のレコメンド装置。
  6. 所定の時間帯ごとに、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツの特徴ベクトルであり、当該時間帯に関連する一つ以上の特徴要素で構成されるコンテンツ特徴ベクトルとを対応付けたコンテンツ特徴ベクトルテーブルを記憶するコンテンツ特徴ベクトル記憶手段と、
    所定の時間帯ごとに、当該時間帯に関連する特徴要素と、当該特徴要素に関連する内容を含むコンテンツのコンテンツ識別情報とを対応付けた転置インデックステーブルを記憶する転置インデックス記憶手段と、
    各ユーザ端末がアクセスしたコンテンツの履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、
    を備えるレコメンド装置によるレコメンド方法であって、
    ユーザ端末からレコメンド要求がなされると、当該レコメンド要求がなされた時間帯と、前記履歴記憶手段によって記憶された当該ユーザ端末の履歴情報に含まれるコンテンツのコンテンツ識別情報とに基づいて、前記コンテンツ特徴ベクトル記憶手段によって記憶されたコンテンツ特徴ベクトルテーブルから特徴要素を特定する特徴要素特定ステップと、
    前記特徴要素特定ステップにおいて特定された特徴要素に基づいて、前記転置インデックス記憶手段によって記憶された転置インデックステーブルからレコメンド対象となるコンテンツのコンテンツ識別情報を決定するレコメンド決定ステップと、
    前記レコメンド決定ステップにおいて決定されたコンテンツ識別情報が識別するコンテンツに関連する情報をユーザ端末に出力するレコメンド出力ステップと、
    を含むレコメンド方法。
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