JP6144378B2 - パワーオーバイーサネット方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーオーバイーサネット技術の分野に関し、より詳細には、パワーオーバイーサネット方法および装置に関する。
パワーオーバイーサネット(Power over Ethernet、略してPoE)は、より対線を使用することによってイーサネットデータと電力(power)の両方を伝送する技術であり、ここで、電力とは、供給される電気(electricity)を指す。
米国電気通信工業会(Telecommunications Industry Association、略してTIA)/米国電子工業会(Electronic Industries Alliance、略してEIA)568(TIA/EIA−568)の規則によれば、ケーブルペア3が、イーサネットより対線の8位置8接点(8 position 8 contact、略して8P8C)モジュラコネクタ(modular connector)におけるピン1に接続されるケーブル(以降、略してケーブル1)、およびピン2に接続されるケーブル(以降、略してケーブル2)を含み、ケーブルペア2が、8P8Cモジュラコネクタにおいてピン3に接続されるケーブル(以降、略してケーブル3)、およびピン6に接続されるケーブル(以降、略してケーブル6)を含み、 ケーブルペア1が、8P8Cモジュラコネクタにおいてピン4に接続されるケーブル(以降、略してケーブル4)、およびピン5に接続されるケーブル(以降、略してケーブル5)を含み、ケーブルペア4が、8P8Cモジュラコネクタにおいてピン7に接続されるケーブル(以降、略してケーブル7)、およびピン8に接続されるケーブル(以降、略してケーブル8)を含む。
PoEデバイスは、2つのカテゴリ、すなわち、給電機器(power sourcing equipment、略してPSE)、および受電デバイス(powered device、略してPD)を含み、PoEデバイスは、PSEとPDの両方であることも可能である。PSEは、PDに電力を供給する機器である。PDは、電力を受けるデバイス、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol、略してIP)電話、ウェブカメラ、ワイヤレスアクセスポイント(access point、略してAP)、携帯情報端末(personal digital assistant、略してPDA)、IPカメラ、発光ダイオード(light emitting diode、略してLED)ランプ、またはノートブックコンピュータである。
従来のPSEは、2つだけのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートする。例えば、PSEは、イーサネットより対線の中にあるケーブル1、ケーブル2、ケーブル3、およびケーブル6だけを使用することによって、またはイーサネットより対線の中にあるケーブル4、ケーブル5、ケーブル7、およびケーブル8だけを使用することによって電力を供給することをサポートする。例えば、PSEが、イーサネットより対線の中にあるケーブル1、ケーブル2、ケーブル3、およびケーブル6を使用することによって電力を供給する場合、PSEは、ピアエンドに検出信号を送信し、例えば、ピアエンドの抵抗およびキャパシタンスが所与の範囲内にあること、例えば、抵抗が、19キロオームから26.5キロオーム(kilohm、記号はkΩ)までの範囲内にあり、キャパシタンスが、0.150マイクロファラッド(microfarad、記号はμF)であることを検出すると、PSEは、そのピアエンドが有効な(valid)PDに接続されていると判定する。
PSEとPDの間のネゴシエーションレベルは、レベル0からレベル4までである。ネゴシエーションレベルがレベル4である場合、PSEは、最大の電力を供給し、出力電力は、約30ワット(watt、記号はW)である。パワーオーバイーサネットアプリケーションの開発とともに、PDのカテゴリは、ますます豊かになり、30Wより大きい電力要件を有するより多くのPDが存在し、一般に、高電力受電デバイスと呼ばれる。PDによって要求される電力が30Wより大きい場合、PSEは、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給する、すなわち、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによってPDに電力を供給する必要がある。Alternative A(略してALT A)とも呼ばれる第1のセットのケーブルペアは、ケーブルペア2と、ケーブルペア3とを含み、すなわち、ケーブル1、ケーブル2、ケーブル3、およびケーブル6を含み、Alternative B(略してALT B)とも呼ばれる第2のセットのケーブルペアは、ケーブルペア1と、ケーブルペア4とを含み、すなわち、ケーブル4、ケーブル5、ケーブル7、およびケーブル8を含む。
しかし、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給する際、PSEは、それでも、異なる設計タイプのPDを区別することができない。したがって、PSEは、ピアエンドにおけるPDの設計タイプに応じてPDに電力を正しく、効果的に供給することができず、供給される電力が不十分であり、PDの停電をもたらす場合、または配電される電力が過度に高く、システム電力の浪費をもたらす場合が生じる。
本発明の実施形態は、ピアエンドにおいて接続されたPDに電力を正しく、効果的に供給するように、ピアエンドにおけるPDの設計タイプを判定することができるパワーオーバイーサネット方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、パワーオーバイーサネット方法が提供され、
PSEによって、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定するステップと、
PSEによって、PDから第1のリンク層発見プロトコルデータユニット(Link Layer Discovery Protocol data unit、略してLLDPDU)を受信するステップであって、第1のLLDPDUは、負荷量タイプ−長さ−値(type−length−value、略してTLV)を含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、PDは、イーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される、ステップと、 PSEはPDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが2つのPDインターフェースを含む場合に、PSEが、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷を含むと判定したとき、PSEによって、第1のセットのケーブルペアを使用することにより第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することにより第2の電力でPDに電力を供給するステップであって、第1の電力および第2の電力は、互いに無関係である、ステップとを含む。
第1の態様を参照すると、第1の態様の第1の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
相応して、方法は、
PSEによって、PDに第2のLLDPDUを送信するステップであって、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアに割り当てられた第1の電力と、第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第2の電力とを含む、ステップをさらに含む。
第1の態様を参照すると、第1の態様の第2の可能な実施様態において、この方法は、PSEは、負荷量TLVに従って、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定した場合、PSEによって、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給することをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実施様態を参照すると、第1の態様の第3の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
相応して、PSEによって、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給するステップは、
PSEによって、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てるステップと、
PSEによって、PDに第3のLLDPDUを送信するステップであって、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力を含むステップと、
PSEによって、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより第3の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするステップとを含む。
第1の態様の第3の可能な実施様態を参照すると、第1の態様の第4の可能な実施様態において、電力リクエストTLVの中でリクエストされた第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、
第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含み、
第3の電力は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力である。
第1の態様の第2の可能な実施様態を参照して、第1の態様の第5の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、その電力リクエストTLVは、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含み、
相応して、PSEによって、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給するステップは、
PSEによって、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当てること、
PSEによる、PDに第4のLLDPDUを送信することであって、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによってイーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含むステップと、
電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、PSEによる、第1のセットのケーブルペアだけを使用することにより、または第2のセットのケーブルペアだけを使用することにより、または第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力を獲得するようにするステップ、または
電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、PSEによって、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより合計の電力の半分でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって電力を獲得するようにするステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実施様態を参照すると、第1の態様の第6の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVを含み、その電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含み、
相応して、PSEによって、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給することは、
PSEによって、電力リクエストTLVの中の第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当てるステップと、
PSEによって、PDに第5のLLDPDUを送信するステップであって、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含む、ステップと、
PSEによって、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することにより第4の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力を獲得するようにするステップとを含む。
第1の態様、および第1の態様の第1から第6の可能な実施様態のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第7の可能な実施様態において、第1のLLDPは、受電構成TLVをさらに含み、受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPDによって受ける構成のステータスをPSEに通知するのに使用され、
相応して、この方法は、
PSEによって、受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定するステップをさらに含む。
第1の態様の第7の可能な実施様態を参照すると、第1の態様の第8の可能な実施様態において、第1のLLDPは、インターフェース量TLVをさらに含み、インターフェース量TLVは、PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、
相応して、この方法は、
PSEが、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定したときに、PSEによって、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むかどうかを判定するステップをさらに含む。
第1の態様、および第1の態様の第1から第8の可能な実施様態のいずれか1つを参照すると、第1の態様の第9の可能な実施様態において、PSEによって、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定するステップは、
PSEによって、第1の検出電圧または第1の検出電流を、第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得するステップと、
PSEによって、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得するステップと、
第1のインピーダンスと第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定するステップとを含む。
第2の態様によれば、PSEが提供され、
イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されているかどうかを検出し、判定するように構成された第1の検出モジュールと、
PDから第1のLLDPDUを受信するように構成された受信モジュールであって、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、PDは、イーサネットより対線を使用することによりPSEに接続される、受信モジュールと、
PSEが、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合において、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合に、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷または1つのPD負荷を含むかを判定するように構成された第1の判定モジュールと、
第1の判定モジュールが、PDが2つのPD負荷を含むと判定した場合、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することにより第2の電力でPDに電力を供給するように構成された第1の電力供給モジュールであって、第1の電力と第2の電力は、互いに無関係である、第1の電力供給モジュールとを含むる。
第2の態様を参照すると、第2の態様の第1の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
相応して、第1の電力供給モジュールは、PDに第2のLLDPDUを送信するように構成され、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアに割り当てられた第1の電力と、第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第2の電力とを含む。
第2の態様を参照すると、第2の態様の第2の可能な実施様態において、PSEは、第1の判定モジュールが、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定した場合、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給するように構成された第2の電力供給モジュールをさらに含む。
第2の態様の第2の可能な実施様態を参照すると、第2の態様の第3の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
第2の電力供給モジュールは、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、PDに第3のLLDPDUを送信し、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力を含み、第2の電力供給モジュールは、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより第3の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって電力を獲得するようにするように特に構成される。
第2の態様の第3の可能な実施様態を参照すると、第2の態様の第4の可能な実施様態において、電力リクエストTLVの中でリクエストされた第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、
第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含み、
第3の電力は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力である。
第2の態様の第2の可能な実施様態を参照して、第2の態様の第5の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含み、
相応して、第2の電力供給モジュールは、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当て、PDに第4のLLDPDUを送信し、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによってイーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含み、第2の電力供給モジュールは、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、第1のセットのケーブルペアだけを使用することにより、もしくは第2のセットのケーブルペアだけを使用することにより、または第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより合計の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するようにし、または電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより合計の電力の半分でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするように特に構成される。
第2の態様の第2の可能な実施様態を参照すると、第2の態様の第6の可能な実施様態において、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含み、
相応して、第2の電力供給モジュールは、電力リクエストTLVの中の第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当て、PDに第5のLLDPDUを送信し、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含み、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することにより第4の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するようにするように特に構成される。
第2の態様、および第2の態様の第1から第6の可能な実施様態のいずれか1つを参照すると、第2の態様の第7の可能な実施様態において、第1のLLDPは、受電構成TLVをさらに含み、受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPDによって受ける構成のステータスをPSEに通知するのに使用され、
PSEは、受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかどうかを判定するように構成された第2の判定モジュールをさらに含む。
第2の態様の第7の可能な実施様態を参照すると、第2の態様の第8の可能な実施様態において、第1のLLDPは、インターフェース量TLVをさらに含み、インターフェース量TLVは、PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、
PSEは、第2の判定モジュールが、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定したとき、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むかどうかを判定するように構成された第3の判定モジュールをさらに含む。
第2の態様、および第2の態様の第1から第8の可能な実施様態のいずれか1つを参照すると、第2の態様の第9の可能な実施様態において、第1の検出モジュールは、第1の検出電圧または第1の検出電流を、第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得し、第1のインピーダンスと第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定するように特に構成される。
第3の態様によれば、PDと、第2の態様、および第2の態様の第1から第9の可能な実施様態のいずれか1つによるPSEとを含むパワーオーバイーサネットシステムが提供され、そのPSEは、4ペアのケーブルを使用することにより電力を供給することをサポートし、PDは、イーサネットより対線を使用することによりPSEに接続され、
PDは、PSEに第1のLLDPDUを送信するように構成され、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用される。
本発明の実施形態において提供されるパワーオーバイーサネット方法、デバイス、およびシステムによれば、PSEは、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定し、PDによって送信された第1のLLDPDUを受信し、PDはイーサネットより対線を使用することによりPSEに接続されており、PSEは、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが2つのPDインターフェースを含む場合に、第1のLLDPDUの中の負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷または2つのPD負荷を含むかを判定して、PDの設計タイプが判定されるようにする。PDが2つのPD負荷を含むと判定されると、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアを使用することにより、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給する。したがって、電力が、PDに正しく、効果的に供給できることが確実になる。
本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオを示す概略図1である。 本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオを示す概略図2である。 本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオを示す概略図3である。 本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオを示す概略図4である。 本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネット方法を示す概略流れ図である。 本発明の実施形態による別のパワーオーバイーサネット方法を示す概略流れ図である。 本発明の実施形態によるPSEの概略構造図である。 本発明の実施形態によるPSEの別の概略構造図である。 本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシステムの概略構造図である。
リンク層発見プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、略してLLDP)は、ローカルデバイスの主要な能力、管理アドレス、デバイス識別子、およびインターフェース識別子などの情報が様々なタイプ−長さ−値(tyep−length−value、略してTLV)として編成され得る標準のリンク層発見様態を提供し、それらの様々なタイプ−長さ−値は、リンク層発見プロトコルデータユニット(Link Layer Discovery Protocol data unit、略してLLDPDU)にカプセル化されて、隣接デバイスに通知される。
本発明の実施形態について、本明細書の添付の図面を参照して以下に説明する。
PSEが4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートする場合において、PDは、異なる様態でPSEに接続されることが可能であり、PSEに接続されるPDは、異なる設計タイプを有することも可能であり、図1から図4に示される異なるパワーオーバイーサネットシナリオが含まれることが可能である。
本発明の実施形態において、PDインターフェースとは、PDの中にあり、電力供給特性情報、および制御、例えば、検出(detection)、分類(classification)、および切断(disconnection)を提供する回路または論理ユニットを指す。
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオの概略図1である。PD1が、標準のイーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。PD1は、1つだけのPDインターフェースを含み、その標準のイーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が、PD1のPDインターフェースに接続される。
図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオの概略図2である。PD2が、標準のイーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。PD2は、2つのPDインターフェース、すなわち、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースを含む。標準のイーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアが、第1のPDインターフェースに接続され、標準のイーサネットより対線の第2のセットのケーブルペアが、第2のPDインターフェースに接続される。PD2は、1つだけのPD負荷を含み、そのPD負荷は、第1のPDインターフェースと第2のPDインターフェースの両方に接続される。
図3を参照すると、図3は、本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオの概略図3である。PD3が、標準のイーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。PD3は、2つのPDインターフェース、すなわち、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースを含む。標準のイーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアが、第1のPDインターフェースに接続され、標準のイーサネットより対線の第2のセットのケーブルペアが、第2のPDインターフェースに接続される。PD3は、2つのPD負荷、すなわち、第1のPD負荷および第2のPD負荷を含み、第1のPD負荷は、第1のPDインターフェースに接続されて、第1のPDインターフェースから電力を獲得し、第2のPD負荷は、第2のPDインターフェースに接続されて、第2のPDインターフェースから電力を獲得する。
図4を参照すると、図4は、本発明の実施形態によるパワーオーバイーサネットシナリオの概略図4である。PD4およびPD5が、Yタイプのイーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。PD4は、Yタイプのイーサネットより対線の第1のケーブルペアを使用することによってPSEに接続され、PD5は、Yタイプのイーサネットより対線の第2のケーブルペアを使用することによってPSEに接続される。
図5を参照すると、本発明の実施形態が、以下を含むパワーオーバイーサネット方法を提供する。すなわち、
501:PSEが、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定する。
PSEは、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートする。
具体的には、PSEは、第1の検出電圧または第1の検出電流を、第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得し、第1のインピーダンスと第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定する。
502:PSEが、PDから第1のLLDPDUを受信し、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用される。PDは、イーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。
503:PSEが、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定し、その2つのPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続される場合において、PSEが、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷を含むと判定したとき、PSEは、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPDに電力を供給する。
第1の電力と第2の電力は、互いに無関係である。
第1の電力で電力を供給することは、割り当てられた電力が第1の電力であることを意味する。
PSEが、PDが2つのPDインターフェース、例えば、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースを含むと判定し、その2つのPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続される、例えば、第1のPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアに接続され、第2のPDインターフェースが、第2のセットのケーブルペアに接続される場合において、
PSEが、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷、例えば、第1のPD負荷および第2のPD負荷を含むと判定した場合、PSEは、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力で第1のPD負荷に電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力で第2のPD負荷に電力を供給し、第1のPD負荷は、第1のPDインターフェースに接続されて、第1のPDインターフェースから電力を獲得し、第2のPD負荷は、第2のPDインターフェースに接続されて、第2のPDインターフェースから電力を獲得し、
PSEが、負荷量TLVに従って、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定した場合、PSEは、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給し、PD負荷は、第1のPDインターフェースと第2のPDインターフェースの両方に接続される。
PDが2つのPDインターフェースを含む場合において、PDは、1つのPD負荷または2つのPD負荷を含み得る。
しかし、PSEは、物理層における検出を通じて、PDが1つのPD負荷を含むか(図2に示されるシナリオ)、2つのPD負荷を含むか(図3に示されるシナリオ)を判定することはできない。この実施形態において、PSEは、PDからの第1のLLDPDUの中に含められた負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷または2つのPD負荷を含むかを判定する。
PSEが、本発明のこの実施形態において提供されるパワーオーバイーサネット方法に従って、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートするシナリオに関して、PDに含まれるPD負荷の量をPSEに通知するため、1つの負荷量TLVがLLDPプロトコルを拡張することによって追加され、1つの負荷量TLVは、PDによってPSEに送信されるLLDPDUに追加される。
本発明の実施形態において提供されるパワーオーバイーサネット方法によれば、PSEが、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出して、判定し、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から受電すると判定し、PDが2つのPDインターフェースを含む場合において、負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷を含むか、2つのPD負荷を含むかを判定して、PDの設計タイプが判定されるようにする。PDが2つのPD負荷を含むと判定されると、PSEは、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアを使用することによって、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給する。したがって、電力が、PDに正しく、効果的に供給され得ることが確実にされる。
図5に示される方法を参照すると、PSEが、図6に示されるように、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定する場合において、本発明の実施形態が、以下を含む別のパワーオーバイーサネット方法を提供する。すなわち、
601:PSEが、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定する。
PSEは、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートする。
実施様態において、PSEは、イーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアにそって第1の検出電圧をピアエンドに送信し、第1の検出電圧および第1のセットのケーブルペアから検出される電流に従って第1のインピーダンスを獲得し、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそって第2の検出電圧をピアエンドに送信し、第2の検出電圧および第2のセットのケーブルペアから検出される電流に従って第2のインピーダンスを獲得する。
別の実施様態において、PSEは、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアにそって第1の検出電流をピアエンドに送信し、第1の検出電流による第1のインピーダンス、および第1のセットのケーブルペアから検出される電圧を獲得し、イーサネットより対線の第2のセットのケーブルペアにそって第2の検出電流をピアエンドに送信し、第2の検出電圧による第2のインピーダンス、および第2のセットのケーブルペアから検出される電圧を獲得する。
PSEは、第1のインピーダンスおよび第2のインピーダンスに従って、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されているかを判定し、
第1のインピーダンスが事前設定された範囲内にあり、第2のインピーダンスがその事前設定された範囲外にある場合、PSEは、第1のセットのケーブルペアが有効な受電デバイスに接続されていると判定し、デフォルトの電力で第1のセットのケーブルペア上だけで給電し、この場合において、電力ネゴシエーションおよび電力供給は、従来の様態によりその後、実行されることが可能であり、このプロセスは、終了し、または
第2のインピーダンスが事前設定された範囲内にあり、第1のインピーダンスがその事前設定された範囲外にある場合、PSEは、第2のセットのケーブルペアが有効な受電デバイスに接続されていると判定し、デフォルトの電力で第2のセットのケーブルペア上だけで給電し、この場合において、電力ネゴシエーションおよび電力供給は、従来の様態によりその後、実行されることが可能であり、このプロセスは、終了し、または
第1のインピーダンスと第2のインピーダンスがともに事前設定された範囲内にある場合、PSEは、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアがともに有効な受電デバイスに接続されていると判定し、デフォルトの電力で第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの上で別々に給電することが可能である。
デフォルトの電力は、通常、レベル0にあり、デフォルトの電力がレベル0にある場合、PSEは、最小の電力を提供する。もちろん、デフォルトの電力は、要求される場合、別の値として定義してもよい。
アプリケーションにおいて、ピアエンドにおけるPD接続のステータスが、第1のインピーダンスにおける抵抗値、第1のインピーダンスにおけるキャパシタンス値、第2のインピーダンスにおける抵抗値、および第2のインピーダンスにおけるキャパシタンス値に従って判定される必要がある場合、事前設定された範囲は、抵抗値範囲およびキャパシタンス値範囲を含む。
アプリケーションにおいて、ピアエンドにおけるPD接続のステータスは、第1のインピーダンスにおける抵抗値、および第2のインピーダンスにおける抵抗値だけに従って判定されることが可能であり、この場合において、事前設定された範囲は、抵抗値範囲だけを含む。
602:PSEが、PDから第1のLLDPDUを受信し、第1のLLDPDUは、負荷量TLVと、電力リクエストTLVとを含み、受電構成TLVと、インターフェース量TLVとをさらに含む。
PDは、イーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。
負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、その量は、1または2であり得る。
電力リクエストTLVは、PDの電力要件情報についてPSEに通知するのに使用される。
インターフェース量TLVは、PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、その量は、1または2であり得る。
受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPDによって受ける構成のステータスをPSEに通知するのに使用され、そのステータスは、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、
第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、および
第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けること。
603:PSEが、受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定する。
具体的には、PSEは、受電構成TLVに従って、PDによって電力を受ける構成のステータスを判定し、かつ
PDが第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、PSEは、イーサネットより対線がYタイプのイーサネットより対線であると判定し、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD4であり、プロセスは、終了し、または
PDが第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、PSEは、イーサネットより対線がYタイプのイーサネットより対線であると判定し、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD5であり、プロセスは、終了し、または
PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、PSEは、イーサネットより対線が標準タイプのイーサネットより対線であると判定し、PDは、図1から図3のいずれか1つに示されるように、標準タイプのイーサネットより対線の中にある第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによってPSEに接続され、ステップ604に進む。
604:PSEが、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定する。
具体的には、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定される場合において、PSEは、インターフェース量TLVに従って、PDが1つのPDインターフェースを含むか、2つのPDインターフェースを含むかを判定し、かつ
インターフェース量TLVに従って、PDが1つだけのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、そのPDインターフェースが、図1に示されるように、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方に接続されることを示し、PSEは、従来の様態でPDを相手に電力ネゴシエーションを実行し、PDに電力を供給することが可能であり、プロセスは、終了し、または
インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、その2つのPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続されることを示し、例えば、その2つのPDインターフェースは、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースであり、図2または図3に示されるように、第1のPDインターフェースは、第1のセットのケーブルペアに接続され、第2のPDインターフェースは、第2のセットのケーブルペアに接続され、ステップ605に進む。
605:PSEが、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷を含むか、1つだけのPD負荷を含むかを判定する。
PSEが、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷、例えば、第1のPD負荷および第2のPD負荷を含むと判定し、第1のPD負荷が、第1のPDインターフェースに接続されて、第1のPDインターフェースから電力を獲得し、第2のPD負荷が、第2のPDインターフェースに接続されて、第2のPDインターフェースから電力を獲得する場合、ステップ606からステップ608に進み、または
PSEが、負荷量TLVに従って、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定し、そのPD負荷が、第1のPDインターフェースと第2のPDインターフェースの両方に接続される場合、ステップ609に進む。
606:PSEは、電力リクエストTLVに従って第1のセットのケーブルペアに第1の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第2の電力を割り当てる。
電力リクエストTLVは、PSEからリクエストされる第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力および第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力を含む。
第1の電力と第2の電力は、互いに無関係であり、第1の電力と第2の電力は、同一でもよいし、異なっていてもよい。
第1の電力は通常、電力リクエストTLVの中の第1の要求される電力以下であり、第2の電力は通常、電力リクエストTLVの中の第2の要求される電力以下である。
607:PSEが、PDに第2のLLDPDUを送信し、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアに割り当てられた第1の電力と、第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第2の電力とを含む。
608:PSEが、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPDに電力を供給する。
具体的には、PSEは、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力で第1のPD負荷に電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力で第2のPD負荷に電力を供給する。
609:PSEが、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給する。具体的には、PSEが、電力リクエストTLVに従ってPDの電力要件情報を取得し、PDの電力要件情報に従ってPDを相手に供給電力をネゴシエートし、PDに電力を供給することは、以下を含む。すなわち、
電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含む場合、ステップ610からステップ612が実行され、または
電力リクエストTLVが、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含む場合、ステップ613からステップ615が実行され、または
電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアのまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含む場合、ステップ616からステップ618が実行される。
610:PSEが、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てる。
具体的には、PSEは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一であるかを判定し、かつ
電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一である場合、PSEは、電力リクエストTLVの中の第1の要求される電力または第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てることも行い、または
電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、PSEは、第1の要求される電力と第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てる。
第3の電力は通常、第1の要求される電力、および第2の要求される電力以下であり、すなわち、第3の電力は、第1の要求される電力以下であるとともに、第2の要求される電力以下でなければならない。
611:PSEが、PDに第3のLLDPDUを送信し、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力と、第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力とを含む。
オプションとして、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含む。
612:PSEが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって第3の電力でPDに電力を供給する。
具体的には、PSEが、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第3の電力でPD負荷に電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第3の電力でPD負荷に電力を供給する。このようにして、PD負荷は、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって電力を獲得することが可能である。
613:PSEは、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当てる。
その合計の電力は通常、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力以下である。
614:PSEが、PDに第4のLLDPDUを送信し、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによってイーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含む。
615:PSEが、合計の電力に従ってPDに電力を供給する。
具体的には、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、PSEは、第1のセットのケーブルペアだけを使用することによって、もしくは第2のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給し、または
電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、PSEは、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給する。
電力が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに供給される場合、第1のセットのケーブルペアの供給電力と第2のセットのケーブルペアの供給電力のそれぞれは、合計の電力の半分である。
所与の電力値は、レベル4における最大の電力であり、すなわち、PSEによって提供され得る最大の電力、30Wである。もちろん、所与の電力値は、実際の場合に応じて別の値であってもよい。
616:PSEが、電力リクエストTLVの中でリクエストされた、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当てる。
このシナリオにおいて、そのことは、PDによって要求される電力が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力が獲得される限り、レベル4における最大の電力未満であることを示す。
617:PSEが、PDに第5のLLDPDUを送信し、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てLTVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含む。
618:PSEが、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって第4の電力でPDに電力を供給する。
PSEが、本発明のこの実施形態において提供されるパワーオーバイーサネット方法に従って、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートするシナリオに関して、LLDPがさらに拡張される。PDによって電力を受ける構成のステータス、およびPDインターフェースの量が、受電構成TLVを使用することによってPSEに通知され、LLDPDUの中で伝送されるインターフェース量TLV、ならびに第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアの供給電力が、LLDPDUの中で運ばれる電力リクエストTLVを使用することによってPSEを相手にネゴシエートされる。
本発明のこの方法において提供されるパワーオーバイーサネット方法によれば、PSEが、物理検出を通じて、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定する場合において、PSEは、第1のLLDPDUの中の受電構成TLVに従って、PDが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかを判定し、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、PSEは、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むかどうかを判定し、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定された場合、PSEは、負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷を含むか、2つのPD負荷を含むかを判定し、PDが2つのPD負荷を含むと判定されたときは、PSEは、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアを使用することによって、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給し、PDが1つだけのPD負荷を含む場合、PSEは、PDの電力要件情報に従って第1のセットのケーブルペアおよび/または第2のセットのケーブルペアを使用することによってそのPD負荷に電力を供給する。したがって、電力が、PDに正しく、効果的に供給できることが確実になる。
本発明の実施形態が、PSEを提供する。図7に示されるように、このPSEは、第1の検出モジュール701と、受信モジュール702と、第1の判定モジュール703と、第1の電力供給モジュール704とを含む。PSEは、4つのケーブルペアを使用することによって電力を供給することをサポートする。
第1の検出モジュール701は、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されているかを検出し、判定するように構成される。
具体的には、第1の検出モジュール701は、第1の検出電圧または第1の検出電流を、第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得し、第1のインピーダンスおよび第2のインピーダンスに従って、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されているかを判定するように構成される。具体的には、第1の検出モジュール701は、第1の検出電圧を、イーサネットより対線の中の第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1の検出電圧および第1のセットのケーブルペアから検出される電流に従って第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧を、イーサネットより対線の中の第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2の検出電圧および第2のセットのケーブルペアから検出される電流に従って第2のインピーダンスを獲得するように構成される。代替として、第1の検出モジュール701は、第1の検出電流を、イーサネットより対線の中の第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1の検出電流および第1のセットのケーブルペアから検出される電圧に従って第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電流を、イーサネットより対線の中の第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2の検出電流および第2のセットのケーブルペアから検出される電圧に従って第2のインピーダンスを獲得するように構成される。
第1のインピーダンスが事前設定された範囲内にあり、第2のインピーダンスがその事前設定された範囲外にある場合、第1のセットのケーブルペアが有効な受電デバイスに接続されていると判定される。PSEは、デフォルトの電力で第1のセットのケーブルペア上だけで給電することが可能である。
第2のインピーダンスが事前設定された範囲内にあり、第1のインピーダンスがその事前設定された範囲外にある場合、第2のセットのケーブルペアが有効な受電デバイスに接続されていると判定される。PSEは、デフォルトの電力で第2のセットのケーブルペア上だけで給電することが可能である。
第1のインピーダンスと第2のインピーダンスがともに事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアがともに有効な受電デバイスに接続されていると判定される。PSEは、デフォルトの電力で第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方の上で別々に給電することが可能である。
デフォルトの電力は通常、レベル0にあり、デフォルトの電力がレベル0にある場合、PSEは、最小の電力を提供する。
実際のアプリケーションにおいて、ピアエンドのPDによる接続のステータスが、第1のインピーダンスにおける抵抗値、第1のインピーダンスにおけるキャパシタンス値、第2のインピーダンスにおける抵抗値、および第2のインピーダンスにおけるキャパシタンス値に従って判定される必要がある場合、事前設定された範囲は、抵抗値範囲およびキャパシタンス値範囲を含む。
実際のアプリケーションにおいて、ピアエンドのPDによる接続のステータスは、代替として、第1のインピーダンスにおける抵抗値、および第2のインピーダンスにおける抵抗値だけに従って判定されることが可能であり、この場合において、事前設定された範囲は、抵抗値範囲だけを含む。
受信モジュール702は、PDから第1のLLDPDUを受信するように構成され、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、PDは、イーサネットより対線を使用することによってPSEに接続される。
第1の判定モジュール703は、PSEが、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合において、負荷量TLVに従って、PDが、2つのPD負荷を含むか、1つのPD負荷を含むかを判定するように構成される。
第1の電力供給モジュール704は、第1の判定モジュール703が、PDが2つのPD負荷を含むと判定した場合、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPDに電力を供給するように構成され、第1の電力と第2の電力は、互いに無関係である。
オプションとして、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、PDの電力要件情報についてPSEに通知するのに使用され、電力要件情報は、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、
第2のセットのケーブルペアの要求される電力、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、および第2のセットのケーブルペアの要求される電力、ならびに
イーサネットより対線の合計の要求される電力。
第1の電力供給モジュール704は、電力リクエストTLVの中にある第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力、および第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアに第1の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第2の電力を割り当て、PDに第2のLLDPDUを送信するように特に構成され、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、第1の電力と、第2の電力とを含む。電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含む。
さらに、PSEは、第1の判定モジュール703が、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定した場合、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給するように構成された第2の電力供給モジュール705をさらに含み得る。
第1の可能な場合:電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
相応して、第2の電力供給モジュール705は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、PDに第3のLLDPDUを送信し、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力を含み、第2の電力供給モジュール705は、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって第3の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって電力を獲得するようにするように特に構成される。
第2の電力供給モジュールは、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一であるかを判定し、かつ電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一である場合、電力リクエストTLVの中の第1の要求される電力または第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てることも行い、または電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第1の要求される電力と第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てるように特にさらに構成される。
第3の電力は通常、第1の要求される電力、および第2の要求される電力以下である。
オプションとして、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含む。
第2の可能な場合:電力リクエストTLVが、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含み、かつ
相応して、第2の電力供給モジュール705は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当て、PDに第4のLLDPDUを送信し、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによってイーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含み、第2の電力供給モジュール705は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、第1のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第2のセットのケーブルペアだけを使用することによって、もしくは第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給し、または電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給するように特に構成され、電力が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに供給される場合、第1のセットのケーブルペアの供給電力と第2のセットのケーブルペアの供給電力のそれぞれは、合計の電力の半分である。
その合計の電力は通常、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力以下である。
所与の電力値は、レベル4における最大の電力であり、すなわち、PSEによって提供され得る最大の電力、30Wである。もちろん、所与の電力値は、実際の場合に応じて別の値であってもよい。
第3の可能な場合:電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含み、かつ、
相応して、第2の電力供給モジュール705は、電力TLVの中の第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当て、PDに第5のLLDPDUを送信し、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てLTVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含み、第2の電力供給モジュール705は、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって第4の電力でPDに電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力を獲得するようにするように特に構成される。
この場合において、そのことは、PDによって要求される電力が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力が獲得される限り、レベル4における最大の電力未満であることを示す。
さらに、第1のLLDPは、受電構成TLVをさらに含むことが可能であり、受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPDによって受ける構成のステータスをPSEに通知するのに使用され、そのステータスは、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、
第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、および
第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けること。
PSEは、受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかを判定するように、すなわち、PDによって電力を受ける構成のステータスを判定するように構成された第2の判定モジュールをさらに含み得る。受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD4であり、または受電構成TLVに従って、PDが第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD5であり、または受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、標準タイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PDは、図1から図3のいずれか1つに示されるように、標準タイプのイーサネットより対線の中にある第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによってPSEに接続される。
オプションとして、第1のLLDPDUは、インターフェース量TLVをさらに含み、インターフェース量TLVは、PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、その量は、1または2であり得る。PSEは、第2の判定モジュールが、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定すると、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むかを判定するように、すなわち、PDが1つのPDインターフェースを含むか、2つのPDインターフェースを含むかを判定するように構成された第3の判定モジュールをさらに含み得る。インターフェース量TLVに従って、PDが1つだけのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、そのPDインターフェースが、図1に示されるように、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方に接続されることを示す。インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、その2つのPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続されることを示す。例えば、その2つのPDインターフェースは、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースであり、図2または図3に示されるように、第1のPDインターフェースは、第1のセットのケーブルペアに接続され、第2のPDインターフェースは、第2のセットのケーブルペアに接続される。
本発明のこの実施形態において提供されるPSEによれば、第1の検出モジュール701は、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定し、第1の判定モジュール703が、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合において、第1の判定モジュール703は、受信モジュール702によって受信された第1のLLDPDUの中の負荷量TLVに従って、PDが、1つのPD負荷を含むか、2つのPD負荷を含むかを判定して、PDの設計タイプが判定されるようにする。第1の判定モジュール703が、PDが2つのPD負荷を含むと判定すると、第1の電力供給モジュール704は、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアを使用することによって、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給する。したがって、電力が、PDに正しく、効果的に供給され得ることが確実にされる。
本発明の実施形態が、別のPSEを提供する。図8に示されるように、このPSEは、PSEチップ801と、プロセッサ802と、電力入力端子803とを含む。
このPSEは、4ペアのケーブルを使用することによって電力を供給することをサポートする。
電力入力端子803は、RJ−45コネクタとも呼ばれる8P8Cモジュラコネクタである。
PSEチップ801は、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されているかを検出するように構成される。
具体的には、PSEチップ801は、第1の検出電圧または第1の検出電流を、イーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得し、第1のインピーダンスと第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定する。
可能な実施様態において、PSEチップ801が、第1の検出電圧を、イーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1の検出電圧、および第1のセットのケーブルペアから検出された電流に従って第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2の検出電圧、および第2のセットのケーブルペアから検出された電流に従って第2のインピーダンスを獲得する。
別の可能な実施様態において、PSEチップ801は、第1の検出電流を、イーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信して、第1の検出電流、および第1のセットのケーブルペアから検出された電圧に従って第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信して、第2の検出電流、および第2のセットのケーブルペアから検出された電圧に従って第2のインピーダンスを獲得する。
プロセッサ802は、PDから第1のLLDPDUを受信するように構成され、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、プロセッサ802は、PDが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受け、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合において、負荷量TLVに従って、PDが2つのPD負荷を含むかを判定し、PDが2つのPD負荷を含む場合において、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPDに電力を供給するようPSEチップ801を制御するように構成され、第1の電力と第2の電力は、互いに無関係である。
具体的には、図8に示されるように、変圧器の1つのインダクタの2つの終端が、イーサネットより対線の8P8Cモジュラコネクタにおける2つの接点に接続され、変圧器の別のインダクタの2つの終端が、データ処理チップに接続されて、データ信号を受信するようにされる。プロセッサ802が、データ処理チップを使用することによって電力入力端子803から第1のLLDPDUを受信する。PDは、イーサネットより対線を使用することによって電力入力端子803に接続されて、PSEに接続されるようになる。
オプションとして、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、PDの電力要件情報についてイーサネット給電機器に通知するのに使用され、その電力要件情報は、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、
第2のセットのケーブルペアの要求される電力、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、および第2のセットのケーブルペアの要求される電力、ならびに
イーサネットより対線の合計の要求される電力。
プロセッサ802は、PDが2つのPD負荷を含むと判定された場合に、電力リクエストTLVに従って第1のセットのケーブルペアに第1の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第2の電力を割り当て、電力リクエストTLVは第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、PDに第2のLLDPDUを送信し、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、第1のセットのケーブルペアに割り当てられた第1の電力と、第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第2の電力とを含み、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPDに電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPDに電力を供給するようにPSEチップ801を制御するように特に構成される。
さらに、プロセッサ802は、PDが1つだけのPD負荷を含むと判定される場合において、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給するようにさらに構成され、このことは、以下のいくつかの可能な場合を特に含む。すなわち、
第1の可能な場合:電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
プロセッサ802は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、PDに第3のLLDPDUを送信し、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力を含み、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって第3の電力でPDに電力を供給するようPSEチップ801を制御するように特に構成される。
オプションとして、プロセッサ802は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一であるかを判定し、かつ電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一である場合、電力リクエストTLVの中の第1の要求される電力または第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てることも行い、または電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第1の要求される電力と第2の要求される電力の小さい方の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てるように特にさらに構成される。
第3の電力は、通常、第1の要求される電力、および第2の要求される電力以下である。
オプションとして、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含む。
第2の可能な場合:電力リクエストTLVが、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含み、
プロセッサ802は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当て、PDに第4のLLDPDUを送信し、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、イーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含み、プロセッサ802は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、第1のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第2のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給するようPSEチップ801を制御し、またはプロセッサ802は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに電力を供給するようPSEチップ801を制御するように特に構成され、電力が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPDに供給される場合、第1のセットのケーブルペアの供給電力と第2のセットのケーブルペアの供給電力のそれぞれは、合計の電力の半分である。
その合計の電力は、通常、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力以下である。
所与の電力値は、レベル4における最大の電力であり、すなわち、PSEによって提供され得る最大の電力、30Wである。もちろん、所与の電力値は、実際の場合に応じて別の値であってもよい。
第3の可能な場合:電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含み、かつ、
プロセッサ802は、電力TLVの中の第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当て、PDに第5のLLDPDUを送信し、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てLTVは、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含み、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって第4の電力でPDに電力を供給するようPSEチップ801を制御するように特に構成される。
さらに、第1のLLDPは、受電構成TLVをさらに含むことが可能であり、受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPDによって受ける構成のステータスをPSEに通知するのに使用され、そのステータスは、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、
第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、および
第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けること。
プロセッサ802は、受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかを判定するように、すなわち、PDによって電力を受ける構成のステータスを判定するようにさらに構成される。受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定され、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD4であり、または受電構成TLVに従って、PDが第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定され、PDは、Yタイプのイーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSEに接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD5であり、または受電構成TLVに従って、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、標準タイプのイーサネットより対線であると判定され、PDは、図1から図3のいずれか1つに示されるように、標準タイプのイーサネットより対線の中にある第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによってPSEに接続される。
さらに、第1のLLDPDUは、インターフェース量TLVをさらに含むことが可能であり、インターフェース量TLVは、PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、その量は、1または2であり得る。
プロセッサ802は、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定されると、インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むかを判定するように、すなわち、PDが1つのPDインターフェースを含むか、2つのPDインターフェースを含むかを判定するようにさらに構成され得る。インターフェース量TLVに従って、PDが、1つだけのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、そのPDインターフェースが、図1に示されるように、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方に接続されることを示す。インターフェース量TLVに従って、PDが2つのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、その2つのPDインターフェースが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続されることを示す。例えば、2つのPDインターフェースが、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースである場合、図2または図3に示されるように、第1のPDインターフェースは、第1のセットのケーブルペアに接続され、第2のPDインターフェースは、第2のセットのケーブルペアに接続される。
プロセッサ802は、中央処理装置(Central Processing Unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)などを含む汎用プロセッサであることが可能であり、またはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または別のプログラマブル論理デバイスであることが可能である。
本発明のこの実施形態において提供されるPSEによれば、PSEチップ801が、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定する場合において、プロセッサ802が、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、PDが、2つのPDインターフェースを含む場合、プロセッサ802は、受信された第1のLLDPDUの中の負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷を含むか、2つのPD負荷を含むかを判定して、PDの設計タイプが判定されるようにする。PDが2つのPD負荷を含むと判定されると、プロセッサ802は、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアを使用することによって、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給するようPSEチップ801を制御する。したがって、電力が、PDに正しく、効果的に供給され得ることが確実にされる。
本発明の実施形態は、パワーオーバイーサネットシステムを提供する。図9に示されるように、このシステムは、PD901と、PSE902を含む。
PSE902は、4ペアのケーブルを使用することによって電力を供給することをサポートし、PD901は、イーサネットより対線を使用することによってPSE902に接続される。
PSEは、ネットワークデバイス、例えば、スイッチであり得る。
PSE902は、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出し、判定するように構成される。
具体的には、PSE902は、第1の検出電圧または第1の検出電流を、第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信して、第1のインピーダンスを獲得し、第2の検出電圧または第2の検出電流を、イーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得し、第1のインピーダンスと第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定する。
PSE902は、PD901から第1のLLDPDUを受信するようにさらに構成され、第1のLLDPDUは、負荷量TLVを含み、負荷量TLVは、PD901に含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、PD901が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受け、PD901が2つのPDインターフェースを含む場合において、負荷量TLVに従って、PD901が2つのPD負荷を含むかを判定し、PD901が2つのPD負荷を含むと判定された場合、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPD901に電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPD901に電力を供給するようにさらに構成され、第1の電力と第2の電力は、互いに無関係であり、またはPD901が1つだけのPD負荷を含むと判定された場合、PD901の電力要件情報に従ってPD901に電力を供給するようにさらに構成される。
PD901は、PSE902に第1のLLDPDUを送信するように構成される。
オプションとして、第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに含み、電力リクエストTLVは、PD901の電力要件情報についてPSE902に通知するのに使用され、電力要件情報は、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、
第2のセットのケーブルペアの要求される電力、
第1のセットのケーブルペアの要求される電力、および第2のセットのケーブルペアの要求される電力、ならびに
イーサネットより対線の合計の要求される電力。
PSE902は、PD901が2つのPD負荷を含むと判定された場合、電力リクエストTLVに従って第1のセットのケーブルペアに第1の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第2の電力を割り当て、電力リクエストTLVは、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、PD901に第2のLLDPDUを送信し、第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、第1の電力と第2の電力とを含み、第1のセットのケーブルペアを使用することによって第1の電力でPD901に電力を供給し、第2のセットのケーブルペアを使用することによって第2の電力でPD901に電力を供給するように特に構成される。
PD901は、PSE902によって送信された第2のLLDPDUを受信するのにさらに使用される。
PD901が1つだけのPD負荷を含むと判定されると、PSE902は、PDの電力要件情報に従ってPDに電力を供給し、このことは、以下のいくつかの可能な場合を特に含む。すなわち、
第1の可能な場合:電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを含み、
PSE902は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力および第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、PD901に第3のLLDPDUを送信し、第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第3の電力を含み、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって第3の電力でPD901に電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって電力を獲得するようにするように特に構成される。
PSE902は、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一であるかどうかを判定し、かつ電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が同一である場合、電力リクエストTLVの中の第1の要求される電力または第2の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当て、第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てることも行い、または電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第1の要求される電力と第2の要求される電力の小さい方の要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアに第3の電力を割り当てるように特にさらに構成される。
第3の電力は、通常、第1の要求される電力、および第2の要求される電力以下である。
オプションとして、電力リクエストTLVの中にある第1の要求される電力と第2の要求される電力が異なる場合、第3のLLDPDUは、電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りをPD901に示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに含む。
PD901は、PSE902によって送信された第3のLLDPDUを使用するのにさらに使用される。
第2の可能な場合:電力リクエストTLVが、イーサネットより対線の合計の要求される電力を含み、
PSE902は、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従ってイーサネットより対線に合計の電力を割り当て、PD901に第4のLLDPDUを送信し、第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによってイーサネットより対線に割り当てられた合計の電力を含み、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、第1のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第2のセットのケーブルペアだけを使用することによって、または第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPD901に電力を供給し、または、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPD901に電力を供給するように特に構成される。
電力が、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによって合計の電力でPD901に供給される場合、第1のセットのケーブルペアの供給電力と第2のセットのケーブルペアの供給電力のそれぞれは、合計の電力の半分である。
その合計の電力は通常、電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力以下である。
所与の電力値は、レベル4における最大の電力であり、すなわち、PSEによって提供され得る最大の電力、30Wである。もちろん、所与の電力値は、実際の場合に応じて別の値であってもよい。
PD901は、PSE902によって送信された第4のLLDPDUを受信するのにさらに使用される。
第3の可能な場合:電力リクエストTLVが、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力を含み、かつ、
PSE902は、電力リクエストTLVの中の第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアの要求される電力に従って第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当て、PD901に第5のLLDPDUを送信し、第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを含み、電力割当てTLVは、PSEによって第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアに割り当てられた第4の電力を含み、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって第4の電力でPD901に電力を供給して、PD負荷が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力を獲得するようにするように特に構成される。
この場合において、そのことは、PD901によって要求される電力が、第1のセットのケーブルペアまたは第2のセットのケーブルペアを使用することによって電力が獲得される限り、レベル4における最大の電力未満であることを示す。
さらに、第1のLLDPは、受電構成TLVをさらに含むことが可能であり、受電構成TLVは、イーサネットより対線からの電力をPD901によって受ける構成のステータスをPSE902に通知するのに使用され、そのステータスは、以下のうちのいずれか1つを含む。すなわち、
第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、
第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けること、および
第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けること。
PSE902は、受電構成TLVに従って、PD901が第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかを判定するように、すなわち、PD901によって電力を受ける構成のステータスを判定するようにさらに構成される。受電構成TLVに従って、PD901が第1のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PD901は、Yタイプのイーサネットより対線における第1のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSE902に接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD4であり、または受電構成TLVに従って、PD901が第2のセットのケーブルペアだけから電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、Yタイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PD901は、Yタイプのイーサネットより対線における第2のセットのケーブルペアだけを使用することによってPSE902に接続され、例えば、そのPDは、図4に示されるPD5であり、または受電構成TLVに従って、PD901が第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、イーサネットより対線は、標準タイプのイーサネットより対線であると判定されることが可能であり、PD901は、図1から図3のいずれか1つに示されるように、標準タイプのイーサネットより対線の中にある第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を使用することによってPSE902に接続される。
さらに、第1のLLDPは、インターフェース量TLVをさらに含み、インターフェース量TLVは、PD901に含まれるPDインターフェースの量についてPSE902に通知するのに使用され、その量は、1または2であり得る。
PSE902は、PD901が第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定された場合、インターフェース量TLVに従って、PD901が2つのPDインターフェースを含むかを判定するように、すなわち、PD901が1つのPDインターフェースを含むか、2つのPDインターフェースを含むかを判定するようにさらに構成され得る。インターフェース量TLVに従って、PD901が1つだけのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、そのPDインターフェースが、図1に示されるように、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方に接続されることを示す。インターフェース量TLVに従って、PD901が2つのPDインターフェースを含むと判定された場合、そのことは、その2つのPDインターフェースが、第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアに別々に接続されることを示す。例えば、その2つのPDインターフェースは、第1のPDインターフェースおよび第2のPDインターフェースであり、図2または図3に示されるように、第1のPDインターフェースは、第1のセットのケーブルペアに接続され、第2のPDインターフェースは、第2のセットのケーブルペアに接続される。
この実施形態において説明されない詳細については、本発明における図5から図8を参照することが可能であり、本明細書で詳細について再び説明することはしない。
本発明のこの実施形態において提供されるパワーオーバイーサネットシステムによれば、PSE902が、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを検出して、判定し、PD901によって送信された第1のLLDPDUを受信し、PDが第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定され、PD901が、2つのPDインターフェースを含む場合において、PSE902は、負荷量TLVに従って、PDが1つのPD負荷を含むか、2つのPD負荷を含むかを判定して、PD901の設計タイプが判定されるようにする。PDが2つのPD負荷を含むと判定されると、PSE902は、第1のセットのケーブルペアおよび第2のセットのケーブルペアを使用することによって、互いに無関係である電力でその2つのPD負荷に電力を別々に供給する。したがって、電力が、PD901に正しく、効果的に供給され得ることが確実にされる。
以上の説明は、本発明の単に例示的な特定の実施様態であり、本発明の保護範囲を限定することは意図されていない。本発明において開示される技術範囲内で当業者によって容易に考案されるいずれの変形または置換も、本発明の保護範囲内に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象とされるべきものとする。

Claims (22)

  1. 給電機器(PSE)によって、イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を検出し、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを判定するステップと、
    前記PSEによって、受電デバイス(PD)から第1のリンク層発見プロトコルデータユニット(LLDPDU)を受信するステップであって、前記第1のLLDPDUは、負荷量タイプ−長さ−値(TLV)を備え、前記負荷量TLVは、前記PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、前記PDは、前記イーサネットより対線を使用することにより前記PSEに接続される、ステップと、
    前記PSEは前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、前記PDが2つのPDインターフェースを備える場合に、前記PSEが、前記負荷量TLVに従って、前記PDが2つのPD負荷を備えると判定したとき、前記PSEによって、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより第1の電力で前記PDに電力を供給し、前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより第2の電力で前記PDに電力を供給するステップであって、前記第1の電力および前記第2の電力は、互いに無関係である、ステップと
    を備えることを特徴とするパワーオーバイーサネット方法。
  2. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、前記第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを備え、
    前記方法は、
    前記PSEによって、前記PDに第2のLLDPDUを送信するステップであって、前記第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記第1のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第1の電力と、前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第2の電力とを備える、ステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記PSEは、前記負荷量TLVに従って、前記PDが1つのPD負荷だけを備えると判定した場合、前記PSEによって、前記PDの電力要件情報に従って前記PDに電力を供給するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、前記第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを備え、
    前記PSEによって、前記PDの電力要件情報に従って前記PDに電力を前記供給するステップは、
    前記PSEによって、前記電力リクエストTLVの中にある前記第1の要求される電力および前記第2の要求される電力に従って前記第1のセットのケーブルペアへの第3の電力および前記第2のセットのケーブルペアへの前記第3の電力を割り当てるステップと、
    前記PSEによって、前記PDに第3のLLDPDUを送信するステップであって、前記第3のLLDPDUは、電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記第1のセットのケーブルペアおよび前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第3の電力を備えるステップと、
    前記PSEによって、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより前記第3の電力で前記PDへの電力、および前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記第3の電力で前記PDへの電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするステップとを備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記電力リクエストTLVの中でリクエストされる前記第1の要求される電力と前記第2の要求される電力が異なる場合、
    前記第3のLLDPDUは、前記電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りを前記PDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに備え、
    前記第3の電力は、前記電力リクエストTLVの中にある前記第1の要求される電力と前記第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記イーサネットより対線の合計の要求される電力を備え、
    前記PSEによって、前記PDの電力要件情報に従って前記PDに電力を前記供給するステップは、
    前記PSEによって、前記電力リクエストTLVの中の前記合計の要求される電力に従って前記イーサネットより対線に合計の電力を割り当てるステップと、
    前記PSEによって、前記PDに第4のLLDPDUを送信するステップであって、前記第4のLLDPDUは、電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記イーサネットより対線に割り当てられた前記合計の電力を備える、ステップと、
    前記電力リクエストTLVの中の前記合計の要求される電力が、所与の電力値以下である場合、前記PSEによって、前記第1のセットのケーブルペアだけを使用することにより、もしくは前記第2のセットのケーブルペアだけを使用することにより、または前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより前記合計の電力で前記PDに電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するようにするステップ、または
    前記電力リクエストTLVの中の前記合計の要求される電力が、所与の電力値を超えている場合、前記PSEによって、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより前記合計の電力の半分で前記PDへの電力、および前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記合計の電力の半分で前記PDへの電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするステップを備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアの要求される電力を備え、
    前記PSEによって、前記PDの電力要件情報に従って前記PDに電力を前記供給するステップは、
    前記PSEによって、前記電力リクエストTLVの中の前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアの前記要求される電力に従って前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当てるステップと、
    前記PSEによって、前記PDに第5のLLDPDUを送信するステップであって、前記第5のLLDPDUは、電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第4の電力を備える、ステップと、
    前記PSEによって、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記第4の電力で前記PDに電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するようにするステップとを備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. 前記第1のLLDPDUは、受電構成TLVをさらに備え、前記受電構成TLVは、前記イーサネットより対線からの電力を前記PDによって受ける構成のステータスを前記PSEに通知するのに使用され、
    相応して、前記方法は、
    前記PSEによって、前記受電構成TLVに従って、前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のLLDPDUは、インターフェース量TLVをさらに備え、前記インターフェース量TLVは、前記PDに含まれるPDインターフェースの量について前記PSEに通知するのに使用され、
    相応して、前記方法は、
    前記PSEが、前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定したときに、前記PSEによって、前記インターフェース量TLVに従って、前記PDが2つのPDインターフェースを備えるかを判定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. PSEによって、前記イーサネットより対線の前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を前記検出し、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを判定するステップは、
    前記PSEによって、第1の検出電圧または第1の検出電流を、前記第1のセットのケーブルペアにそってピアエンドに送信し、第1のインピーダンスを獲得するステップと、
    前記PSEによって、第2の検出電圧または第2の検出電流を、前記イーサネットより対線における前記第2のセットのケーブルペアにそって前記ピアエンドに送信し、第2のインピーダンスを獲得するステップと、
    前記第1のインピーダンスと前記第2のインピーダンスの両方が、事前設定された範囲内にある場合、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていると判定するステップとを備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 給電機器(PSE)であって、
    イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアと第2のセットのケーブルペアの両方を検出し、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方が有効な受電デバイスに接続されていることを判定するように構成された第1の検出モジュールと、
    受電デバイス(PD)から第1のリンク層発見プロトコルデータユニット(LLDPDU)を受信するように構成された受信モジュールであって、前記第1のLLDPDUは、負荷量タイプ−長さ−値(TLV)を備え、前記負荷量TLVは、前記PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用され、前記PDは、前記イーサネットより対線を使用することによりPSEに接続される、受信モジュールと、
    PSEが、前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定し、前記PDが2つのPDインターフェースを備える場合に、前記負荷量TLVに従って、前記PDが2つのPD負荷または1つのPD負荷を備えるかを判定するように構成された第1の判定モジュールと、
    前記第1の判定モジュールが、前記PDが2つのPD負荷を備えると判定した場合、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより第1の電力で前記PDに電力を供給し、前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより第2の電力で前記PDに電力を供給するように構成された第1の電力供給モジュールであって、前記第1の電力と前記第2の電力とは、互いに無関係である、第1の電力供給モジュールと
    を備えることを特徴とするPSE。
  12. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、前記第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを備え、
    前記第1の電力供給モジュールは、前記PDに第2のLLDPDUを送信するようにさらに構成され、前記第2のLLDPDUは、電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、PSEによって前記第1のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第1の電力と、前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第2の電力とを備えることを特徴とする請求項11に記載のPSE。
  13. 前記第1の判定モジュールが、前記PDが1つだけのPD負荷を備えると判定した場合、前記PDの電力要件情報に従って前記PDに電力を供給するように構成された第2の電力供給モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項11または12に記載のPSE。
  14. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアの第1の要求される電力と、前記第2のセットのケーブルペアの第2の要求される電力とを備え、
    前記第2の電力供給モジュールは、前記電力リクエストTLVの中にある前記第1の要求される電力および前記第2の要求される電力に従って前記第1のセットのケーブルペアへの第3の電力および前記第2のセットのケーブルペアへの前記第3の電力を割り当て、前記PDに第3のLLDPDUを送信し、前記第3のLLDPDUは電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記第1のセットのケーブルペアおよび前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第3の電力を備えており、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより前記第3の電力で前記PDへの電力、および前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記第3の電力で前記PDへの電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするように特に構成されることを特徴とする請求項13に記載のPSE。
  15. 前記電力リクエストTLVの中でリクエストされた前記第1の要求される電力と前記第2の要求される電力が異なる場合、
    前記第3のLLDPDUは、前記電力リクエストTLVの中でリクエストされた要求される電力の誤りを前記PDに示すのに使用される電力リクエスト誤り指示をさらに備え、
    前記第3の電力は、前記電力リクエストTLVの中にある前記第1の要求される電力と前記第2の要求される電力のうちの小さい方の要求される電力であることを特徴とする請求項14に記載のPSE。
  16. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記イーサネットより対線の合計の要求される電力を備え、
    前記第2の電力供給モジュールは、前記電力リクエストTLVの中の合計の要求される電力に従って前記イーサネットより対線に合計の電力を割り当て、前記PDに第4のLLDPDUを送信し、前記第4のLLDPDUは電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、前記PSEによって前記イーサネットより対線に割り当てられた前記合計の電力を備えており、前記電力リクエストTLVの中の前記合計の要求される電力が所与の電力値以下である場合、前記第1のセットのケーブルペアだけを使用することにより、もしくは前記第2のセットのケーブルペアだけを使用することにより、または前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより前記合計の電力で前記PDに電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するようにし、または前記電力リクエストTLVの中の前記合計の要求される電力が所与の電力値を超えている場合、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより前記合計の電力の半分で前記PDへの電力、および前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記合計の電力の半分で前記PDへの電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方を使用することにより電力を獲得するようにするように特に構成されることを特徴とする請求項13に記載のPSE。
  17. 前記第1のLLDPDUは、電力リクエストTLVをさらに備え、前記電力リクエストTLVは、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアの要求される電力を備え、
    前記第2の電力供給モジュールは、前記電力リクエストTLVの中の前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアの前記要求される電力に従って前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアに第4の電力を割り当て、前記PDに第5のLLDPDUを送信し、前記第5のLLDPDUは電力割当てTLVを備え、前記電力割当てTLVは、PSEによって前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられた前記第4の電力を備えており、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより前記第4の電力で前記PDに電力を供給して、前記PD負荷が、前記第1のセットのケーブルペアまたは前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより電力を獲得するように特に構成されることを特徴とする請求項13に記載のPSE。
  18. 前記第1のLLDPDUは、受電構成TLVをさらに備え、前記受電構成TLVは、前記イーサネットより対線からの電力を前記PDによって受ける構成のステータスを前記PSEに通知するのに使用され、
    前記PSEが、前記受電構成TLVに従って、前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けるかを判定するように構成された第2の判定モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか一項に記載のPSE。
  19. 前記第1のLLDPDUは、インターフェース量TLVをさらに備え、前記インターフェース量TLVは、前記PDに含まれるPDインターフェースの量についてPSEに通知するのに使用され、
    前記第2の判定モジュールが、前記PDが前記第1のセットのケーブルペアと前記第2のセットのケーブルペアの両方から電力を受けると判定したとき、前記PSEは、前記インターフェース量TLVに従って、前記PDが2つのPDインターフェースを備えるかを判定するように構成された第3の判定モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のPSE。
  20. パワーオーバイーサネットシステムであって、受電デバイス(PD)と、請求項11乃至19のいずれか一項に記載の給電機器(PSE)とを備え、前記PSEは、4ペアのケーブルを使用することにより電力を供給することをサポートし、前記PDは、イーサネットより対線を使用することにより前記PSEに接続され、
    前記PDは、前記PSEに第1のリンク層発見プロトコルデータユニット(LLDPDU)を送信するように構成され、前記第1のLLDPDUは、負荷量タイプ−長さ−値(TLV)を備え、前記負荷量TLVは、前記PDに含まれるPD負荷の量を通知するのに使用されることを特徴とするパワーオーバイーサネットシステム。
  21. 受電デバイス(PD)によって、第1のリンク層発見プロトコルデータユニット(LLDPDU)を給電機器(PSE)に送信するステップであって、前記第1のLLDPDUは、負荷量タイプ−長さ−値(TLV)を備え、前記負荷量TLVは、前記PDに含まれるPD負荷の量を示し、前記PDは、イーサネットより対線を使用することにより前記PSEに接続され、前記PDは、第1のPDインターフェースと第2のPDインターフェースとを備え、前記第1のPDインターフェースは、前記イーサネットより対線の第1のセットのケーブルペアに接続され、前記第2のPDインターフェースは、前記イーサネットより対線の第2のセットのケーブルペアに接続され、前記PDは、第1のPD負荷と第2のPD負荷とを備え、前記第1のPD負荷は、前記第1のPDインターフェースに接続され、前記第2のPD負荷は、前記第2のPDインターフェースに接続される、ステップと、
    前記PDによって、前記第1のセットのケーブルペアを使用することにより第1の電力で前記PSEからの電力、および前記第2のセットのケーブルペアを使用することにより第2の電力で前記PSEからの電力を獲得するステップであって、前記第1の電力および前記第2の電力は、互いに無関係である、ステップと
    を備えることを特徴とするパワーオーバイーサネット方法。
  22. 前記第1のLLDPDUは、電力要求TLVをさらに備え、前記電力要求TLVは、前記第1のセットのケーブルペアの第1の要求された電力と、前記第2のセットのケーブルペアの第2の要求された電力とを備え、
    前記方法は、
    前記PDによって、前記PSEからの第2のLLDPDUを受信するステップであって、前記第2のLLDPDUは、電力割り当てTLVを備え、前記電力割り当てTLVは、前記PSEによって前記第1のセットのケーブルペアに割り当てられる前記第1の電力と、前記第2のセットのケーブルペアに割り当てられる前記第2の電力とを備える、ステップをさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
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