JP6143629B2 - 生産設備のeラーニングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、生産設備の運転技術やメンテナンス技術を訓練者に習得させる生産設備のeラーニングシステムに関するものである。
製造現場などで用いられる生産設備は、一般消費者向けの商品や設備に比べて使用方法や保守方法が複雑であったり特殊であったすることが多い。そのため、この生産設備を製造したり販売したりするメーカは、生産設備を購入・導入したユーザのオペレータや保全マンに対して使用方法や保守方法を教習することが多い。
このような教習は、ユーザのオペレータや保全マンを生産設備が設置された研修センターなどに招聘し、集まったオペレータや保全マンの目の前で運転操作や保守作業を実演することで行われている。例えば、生産設備の保守作業を実演する場合であれば、生産設備を実際に解体・分解し、分解後の生産設備に対して点検・整備を行い、点検後の生産設備を組み立てるといった一連の手順が実施されており、このような実演には生産設備の中でも標準的な仕様を備えた標準機が専ら用いられる。
また、昨今は、iPad(登録商標)のようなタブレット型の携帯端末の進歩が目覚ましいため、訓練者にタブレット型の携帯端末を持たせて学習を行う「eラーニングシステム」も行われている。この「eラーニングシステム」では、訓練者が各自有するタブレット型の携帯端末に、実演中の操作の内容を、図やアニメーションなどを用いて表示させることで、訓練者の理解を助けるものとなっている。
例えば、特許文献1には、組立式実験装置を用いた教育システムであって、ネットワークを介して実験に関するコンテンツを配信するサーバと、このサーバからネットワークを介してコンテンツの配信を受ける端末と、複数の目的の実験を実施する組立式実験装置とを備えたものが開示されている。この教育システムは複数の部品を組み合わせて組立式実験装置を構成することを実験の目的とするものであり、サーバから端末には実験計画、実験装置情報、実験手順などのコンテンツが配信されるようになっている。
特開2008−197629号公報
ところで、上述した特許文献1の組立式実験装置は、基板上へ要素部品などを脱着することで組み上がるような簡便な装置に関するものであるが、製造現場などで用いられる生産設備はこれらに比べて非常に大掛かりなものとなっている。そのため、上述した実演に用いられる生産設備は、上述した組立式実験装置のように複数組用意できない場合が多く、標準的な仕様を備えた「標準機」を1機だけ用意して実演が行われることが多い。
ところが、近年はユーザの要望も多様化しているため、実際にユーザに納入される生産設備は「標準仕様」でないことがほとんどである。つまり、顧客に納入される生産設備は顧客の要望に合わせて「標準仕様」をカスタマイズした「個別仕様」に沿って設計されていることが一般的であり、ユーザにとって最も有益な教習内容を考えるのであれば、「標準仕様」を持った標準機ではなく「個別仕様」を備えた個別機を用いて操作や手順を訓練者に習得させることが必要となる。
なお、実機を縮小したミニチュア機などを用いて教習を行うこともできるが、大型の生産設備のミニチュア機ともなれば、製造コストはかなり高価となるので、個別仕様を有するミニチュア機を複数用意することは、価格的に見合った手段とはなり難い。
また、標準機向けに作成された手順などを「eラーニングシステム」のような教育システムで教習しても、教習される操作や手順の内容がユーザの仕様と異なるため、個別機を購入したユーザの訓練者にとって教習がかえって混乱を招くものとなる場合があった。
さらに、教習の効率を上げたり、教習の手間を軽減するためにそれぞれ仕様が異なる個別機を利用する複数のユーザを一箇所に集めて、一度に教習を行うような場合もある。このような場合には、個別機の各ユーザに対して、個別仕様に応じた説明を捕捉することが必要となり、教習内容が非常に煩雑なものとなりやすいという問題もあった。
本発明は、上記問題点を鑑みて為されたものであり、標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機を所有するユーザに対しても、それぞれの仕様に応じた運転技術及び/又はメンテナンス技術を確実に習得させることができる生産設備のeラーニングシステムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明に係る生産設備のeラーニングシステムは、標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機の運転技術及び/又はメンテナンス技術を訓練者に習得させる生産設備のeラーニングシステムであって、標準仕様の生産設備である標準機と、サーバと、前記サーバから転送された情報を訓練者が閲覧可能とされた端末機と、を有していて、前記標準機に対する運転及び/又はメンテナンスのための操作に対応して、前記標準機に対する操作情報が前記サーバに入力され、入力された前記操作情報を基に、前記サーバからは、前記操作情報に対する標準機の情報と、前記標準機と個別機との仕様の差に基づく差分情報とが前記端末機に転送され、前記端末機には、個別機の仕様に応じて、サーバから転送された前記標準機の情報及び前記差分情報が表示されるように構成されていることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記標準機として、実機、ミニチュア機、または計算機上で再現されたバーチャル機のいずれか1つが採用されるとよい。
なお、好ましくは、前記標準機を構成する複数の部材のそれぞれには、前記部材の着脱に対応したバーコード、前記バーコードの情報を読み取ることで各部材に対する操作情報をサーバに出力するバーコードリーダが設けられており、前記部材の着脱に応じて入力された前記操作情報をサーバへ発信するとよい。
なお、好ましくは、前記サーバに、前記標準機の情報と、前記差分情報とが予め記憶されているとよい。
また、本発明に係る生産設備のeラーニングシステムの最も好ましい形態は、標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機の運転技術及び/又はメンテナンス技術を訓練者に習得させる生産設備のeラーニングシステムであって、標準仕様の生産設備である標準機と、サーバと、前記サーバから転送された情報を訓練者が閲覧可能とされた端末機と、を有していて、前記標準機に対する運転及び/又はメンテナンスのための操作に対応して、前記標準機に対する操作情報が前記サーバに入力され、入力された前記操作情報を基に、前記サーバからは、前記操作情報に対する標準機の情報と、前記標準機と個別機との仕様の差に基づく差分情報とが前記端末機に転送され、前記端末機には、個別機の仕様に応じて、サーバから転送された前記標準機の情報及び前記差分情報が表示されるように構成されており、前記標準機を構成する複数の部材のそれぞれには、前記部材の着脱に対応したバーコードと、前記バーコードの情報を読み取ることで各部材に対する操作情報をサーバに出力するバーコードリーダとが設けられており、前記部材の着脱に応じて入力された前記操作情報をサーバへ発信することを特徴とする。
本発明の生産設備のeラーニングシステムによれば、標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機を所有するユーザに対しても、それぞれの仕様に応じた運転技術及び/又はメンテナンス技術を確実に習得させることができる。
本発明のeラーニングシステムのブロック図である。 本発明のeラーニングシステムを用いた教習方法の手順を示したフローチャートである。 サーバに格納されているユーザ関連情報について示した図である。 サーバに格納されている教材コンテンツ情報(標準機の情報)について示した図である。

サーバに格納されている教材コンテンツ情報(標準機の情報、及び差分情報)について示した図である。 サーバに格納されているカリキュラム情報について示した図である。
以下、本発明に係るeラーニングシステムの実施の形態を、図をもとに説明する。
図1に示すように、本発明に係るeラーニングシステム1は、工場等に納入された生産設備の運転技術及び/又はメンテナンス技術を、ネットワーク環境を用いて訓練者に効率良く習得させるものである。また、このeラーニングシステム1は、運転技術及び/又はメンテナンス技術に関する操作を、標準仕様を備えた標準機2を用いてユーザの訓練者に実演しつつ教習する構成となっている。
なお、このeラーニングシステム1により訓練者に教習される運転技術やメンテナンス技術は、ユーザごとに納入された生産設備の仕様、言い換えれば標準仕様を個別にカスタマイズした個別仕様に対応したものとなっている。つまり、本発明のeラーニングシステム1は、標準仕様を有する標準機2を用いつつも、個別仕様を有する個別機に対する運転技術やメンテナンス技術を教習する点を特徴としている。
以降では、まず本実施形態のeラーニングシステム1で運転技術やメンテナンス技術の教習を行う生産設備について説明する。
本実施形態のeラーニングシステム1は、さまざまな産業機械の運転技術やメンテナンス技術の教習に用いられるが、レシプロ圧縮機、スクリュ圧縮機、ターボ圧縮機、真空成膜装置、タイヤ試験機、連続混練機、ゴム混練機といった大型の生産設備の運転技術やメンテナンス技術の教習に特に好ましく用いられる。このような大型の生産設備の教習では、各クライアント向けに仕様がカスタマイズされた個別機ではなく、標準的な仕様を有する標準機2を用いて教習が行われる場合がほとんどである。
図1に示すように、上述したeラーニングシステム1は、運転技術及び/又はメンテナンス技術の実演に用いられる標準機2と、サーバ3と、サーバ3から転送された情報を訓練者が閲覧可能とされた端末機4と、を有している。
標準機2は、ユーザが導入した個別機の個別仕様の基準となるような標準仕様を備えた生産設備である。また、サーバ3と端末機4とは、無線LANやLANケーブルなどを用いて互いにネットワーク接続されている。さらに、標準機2にはサーバ3に情報を発信するためのバーコードリーダ8のような情報発信手段5が設けられており、この情報発信手段5により出力された情報もネットワークを通じて乃至は直接的にサーバ3へ転送される。
次に、eラーニングシステム1を構成する標準機2、サーバ3、端末機4について、くわしく説明する。
標準機2は、訓練者が集まった製造現場や研修センターのような場所に配備されていて、運転技術やメンテナンス技術を訓練者に実演して見せるために用いられる生産設備である。この標準機2は、個別機の基となるような標準的な仕様(標準仕様)を備えている。なお、本実施形態では、図例のように生産設備として連続混練機が用いられており、標準機2も標準仕様を備えた連続混練機となっている。
なお、標準仕様とは、生産設備として一般的な使用態様を想定した場合に選択される設計上のスペックであり、どのユーザの生産設備にも設けられているような共通した仕様をいう。この標準仕様は、ユーザからの希望などのような特別な理由がなければ、スペックとして外されることはない。
また、個別仕様とは、ユーザが自らの使用態様を考慮して追加したオプションのスペックをいう。連続混練機の場合であれば、ユーザによっては、例えば高粘度タイプの樹脂を混練する機会が多いので、モータの出力を通常よりも大きくしたいといったニーズや、混練用のフライトに特殊な形状のものを用いたいといったニーズがある。また、材料を投入するホッパ6に特別な計量センサを取り付けておいて欲しいとのニーズなどもある。
このような場合に、ユーザごとに標準仕様に追加して、あるいは標準仕様の一部を変更する形で設けられるスペックが個別仕様となる。
また、上述した標準機2には、実際の生産設備(個別機)と同じ大きさを備えた実機、実機を縮小したミニチュア機、または実機と同じ部品や構成を計算機上で再現したバーチャル機のいずれか1つが用いられる。本実施形態では、ミニチュア機を標準機2として用いた例を挙げて、eラーニングシステム1を説明している。
上述した標準機2(ミニチュア機やバーチャル機)は、実機と同様に複数の部材(機能モジュール部材、及びサブモジュール部材)から構成されている。この標準機2を構成する機能モジュール部材、サブモジュール部材は、運転操作を実際に入力する対象となる部材やメンテナンスにおいて実際に着脱したり点検したりする部材である。具体的には、生産設備が連続混練機である場合、混練セグメント、スクリュセグメント、スプライン軸などの個々の部材が「サブモジュール部材」、これらの部材を組み合わせた混練ロータが「機能モジュール部材」ということになる。
そして、標準機2を構成するサブモジュール部材には、標準機2に対して実際にある操作が行われたという情報、言い換えれば標準機2に対する操作情報を発信するための情報発信手段5が設けられている。
この情報発信手段5は、本実施形態の例では標準機2の各サブモジュール部材に設けられたバーコード7と、これらのバーコード7を読み取るバーコードリーダ8とを有している。
例えば、図1に示すように生産設備である連続混練機を構成するホッパ6(サブモジュール部材)を取り外す操作を実演して教習する際に、このホッパ6に予めバーコード7を貼り付けておけば、ホッパ6に対する操作に合わせてバーコードリーダ8でバーコード7を読み取ることで、「標準機2のホッパ6に対して操作が行われた」という操作情報を発信することができる。具体的には、ホッパ6を取り外す操作やホッパ6を取り付ける操作などに対応したバーコード7を設けておけば、バーコードリーダ8から「標準機2に対してホッパ6の取り外し操作が行われた」という操作情報や「標準機2にホッパ6が取り付ける操作が行われた」といった操作情報を発信することも可能となる。
なお、上述した情報発信手段5には、バーコード7及びバーコードリーダ8から構成されるもの以外にも、ICタグやICカード等を用いても良い。また、部材の着脱・点検に連動して、講師や情報入力者に情報をキーボード入力させても良い。このようにして情報発信手段5を用いて発信された操作情報は、サーバ3に入力される。
サーバ3は、上述した標準機2からの操作情報を受信して、端末機4に「標準機2の情報」及び「差分情報」を配信するものであり、これらの「標準機2の情報」及び「差分情報」が予め格納されたコンピュータから構成されている。
このサーバ3は、標準機2が設置された場所と同じ場所、言い換えれば上述した製造現場や研修センターに設置されていてもよく、標準機2が設置された場所とは異なるような別の場所に設置されていてもよい。例えばクラウドサービスなどを利用した外部のサーバ3であってもよい。
サーバ3に予め格納される情報のうち、「標準機2の情報」は、生産設備に関するものであって、標準仕様や個別仕様といった仕様の差異に関係なく、訓練者や講師に共通して必要となるような情報である。このような情報には、生産設備の名称や型式、レッスンの名称やレッスン内容の一般的な説明などが挙げられる。また、「標準機2の情報」には、標準機2からの操作情報に対応して表示が必要となるものが含まれており、例えば操作が行われた部材が生産設備内のどの場所に設けられているか、あるいは操作を行う際に留意しなくてはならない留意点などが含まれている。
また、「差分情報」は、個別機を有する訓練者のそれぞれに必要となる情報であり、特定の訓練者の端末機4だけで表示が行われるものである。この「差分情報」には、標準機2を基準とした場合に生産設備内のどの場所に対して変更が加えられているかといった情報や、個別機を操作する際に手順の上で標準機2とは異なる点などについての情報が含まれる。
これらの「標準機2の情報」及び「差分情報」については、後ほど詳しく述べる。
端末機4は、サーバ3から配信された「標準機2の情報」や「差分情報」などのコンテンツを表示可能なデバイスであり、訓練者が持ち運び容易な大きさ、重量を有するコンピュータ機器が採用される。具体的には、端末機4には、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN機能を有するノート型パソコンやタブレット型情報端末であって、例えば、iPad(登録商標)などを採用することができる。
この端末機4は、訓練者に運転及び/又はメンテナンスのための操作を教える講師(教員)と、講師から教習を受ける訓練者(生徒)との双方に配備される。なお、講師が用いる端末機4と、訓練者が用いる端末機4とは、異なる情報を表示する構成となっている。そのため、講師用の端末機4の方が表示される情報が大きいような場合は、講師用の端末機4だけモニタを大きくしたり、複数にしたりしても良い。
また、訓練者に配備される端末機4は、訓練者が使用する個別機の個別仕様に合わせて表示内容が異なっており、例えば「A工場の訓練者」に対してはこの訓練者が用いる「個別機A」向けの情報が表示され、また「B工場の訓練者」に対してはこの訓練者が用いる「個別機B」向けの情報が表示される。さらに標準機2をそのまま用いる「C工場の訓練者」に対しては「個別機C(標準機2)」向けの情報が、それぞれ表示されている。
上述した構成を有するeラーニングシステム1では、図2に示す手順に従って訓練者に対する教習が行われる。
まず、実技を始める前に、サーバ3では、予め用意された教習スケジュール(シラバス)に従って「何日目の講習であるか?」、あるいは「その日の何時限目(何個目)の実技レッスンであるか?」を読み込み、該当する実技レッスンに対応した生産設備の「型式No」、操作を行う「機能モジュールNo(機能モジュール部材に付された番号)」及び「サブモジュールNo(サブモジュール部材に付された番号)」などの実技指導コンテンツを端末機4に配信する。そして、端末機4では、これらの実技指導コンテンツが、実技の開始前から画面上に「これから行われる実技指導プログラム」として表示されることになる。以上が、図2におけるS1〜S4である。
次に、上述した(1)の実技指導コンテンツが端末機4の画面に表示された状態において、講師が標準機2に対して実際に操作を実演(実技)する(S5)。そして、実際の操作が行われるのに合わせて情報発信手段5により操作情報がサーバ3に発信される(S6)。
例えば、図1に示すようにホッパ6を連続混練機(標準機2)から取り外す場合であれば、取り外したホッパ6に設けられたバーコード7をバーコードリーダ8で読み取ることで、「ホッパ6を取り外した」という操作情報がサーバ3に発信される。また、取り外したホッパ6を取り付ける際は、ホッパ6に設けられた別のバーコード7を読み取ることで、「ホッパ6を取り付けた」という操作情報がサーバ3に発信される(S10)。
このようにしてサーバ3で操作情報が受信されると、サーバ3で「部材単位で組み立て又は解体作業が完了状態になっている」との判断が行われ、予めサーバ3内または別の場所に格納されていた「操作情報に対する標準機2の情報」と「差分情報」とが取得され(S7)、これらのコンテンツが端末機4に配信される(S8)。
なお、「操作情報に対する標準機2の情報」とは、標準機2からの操作情報に対応して、訓練者に連絡する必要があるような情報である。図例の場合であれば標準機2の連続混練機のどの場所にホッパ6が設けられているか、あるいは取り外し操作の手順やホッパ6と取り外す際の留意点などが含まれる。
一方、「差分情報」は、個別機を有する訓練者のそれぞれに必要となる情報であり、個別仕様と標準仕様との仕様の違いに起因して「操作情報に対する標準機2の情報」では表示されないような情報を含んでいる。例えば、「差分情報」は、個別機情報、顧客管理情報、ユーザ属性情報などのユーザ拡張情報から取得されるものであり、特定の訓練者の端末機4だけで表示が行われるものである。この「差分情報」には、標準機2を基準とした場合に生産設備内のどの場所に対して変更が加えられているかといった情報や、個別機を操作する際に手順の上で標準機2とは異なる点などについての情報が含まれている。
サーバ3において取得された「操作情報に対する標準機2の情報」は、すべての端末機4に配信され、各端末機4の画面で「標準機2の情報」として表示される。また、サーバ3において取得された「差分情報」は、「差分情報」が必要とされる端末機4に配信され、各端末機4の画面で「追加情報」として表示される。
例えば、図1に示すように、標準仕様とは異なる個別仕様Aを備えた「個別機A」を使用する「A工場の訓練者」に対しては、標準仕様と個別仕様Aとの差に基づく差分情報が「追加情報α」として取得され、取得された「追加情報α」が、A工場の訓練者の「端末機4」に配信される。そして、A工場の訓練者の「端末機4」の画面では、「標準機2の情報」に加えて「追加情報α」が表示される。例えば、「標準機2の情報」としては「ホッパ6を外す」などが表示され、「追加情報α」としては、例えば「ホッパ6の横に特殊な計量センサが取り付けられているので、計量センサも合わせて取り外す」などが挙げられる。
また、個別仕様Aとも異なる個別仕様Bを備えた「個別機B」を使用する「B工場の訓練者」に対しては、標準仕様と個別仕様Bとの差に基づく差分情報が「追加情報β」として取得され、取得された「追加情報β」がB工場の訓練者の「端末機4」に配信される。そして、B工場の訓練者の「端末機4」の画面では、「標準機2の情報」に加えて「追加情報β」が表示され、A工場の訓練者の「端末機4」の画面とは異なった情報が伝達される。例えば、「標準機2の情報」としては「ホッパ6を外す」などが表示され、「追加情報β」としては、例えば「ホッパ6はホッパガイドにより固定されているため、最初にホッパガイドを外す」などが表示される。
さらに、標準仕様と全く同じ仕様を備えた「個別機C」を使用する「C工場の訓練者」に対しては、サーバ3で差分情報が取得されないため、C工場の訓練者の「端末機4」の画面には「追加情報」は表示されない。
これらの「標準機2の情報」及び「追加情報」は、1回の操作が完了するごとに表示が追加され、「機能モジュールNo」及び「サブモジュールNo」に含まれるすべての操作が完了するまで継続される。
上述した構成を備える本発明のeラーニングシステム1では、訓練者の各端末機4の画面に表示された情報の内容は、訓練者が用いる個別機の仕様に合わせて、追加情報を適宜付加したものとなっている。つまり、教習に用いられる生産設備がユーザの「個別機」とは異なる仕様の「標準機2」であったとしても、訓練者はそれぞれの端末機4から自分が使用する個別機の仕様(個別仕様)に合わせた追加情報を得ることができる。そのため、標準機2において実演される操作や手順の内容がユーザの個別仕様と完全に合致していなくても、個別機を購入したユーザの訓練者は追加情報により教習内容を補足することができるので、仕様の違いから教習で混乱するといった問題を起こすことはない。
また、それぞれ仕様が異なる個別機を利用する複数のユーザを一箇所に集めて一度に教習を行うような場合、従来の教育システムでは、標準機2とは仕様が異なるユーザに個別に補足情報の説明が必要となり、教習に手間がかかったり、教習の効率が悪化したりするという問題があった。しかしながら、本発明のeラーニングシステム1であれば、ユーザごとに逐一補足説明を行う必要がなくなり、教習の手間や効率を大きく向上させることが可能となる。
ところで、上述したeラーニングシステム1で、サーバ3から端末機4へと配信されるコンテンツには、生産設備の種類、操作の目的、個別仕様の違いなどによって、さまざまな情報が含まれる。これらコンテンツは、サーバ3中に所定のデータ構造を以てして記憶されている。以降、本実施形態におけるサーバ3内のデータ構造について、図3〜図6を基に述べることとする。
上述したサーバ3内には、「ユーザ関連情報」、「教材コンテンツ情報」、及び「カリキュラム情報」の3種類の情報が格納され、管理されている。
図3に示すように、「ユーザ関連情報」には、ユーザに関する基本的な情報である「ユーザ情報」と、個別機の個別仕様などを含む「ユーザ拡張情報」と、がある。
「ユーザ情報」は、通常のeラーニングシステムで用いられるような情報であり、ユーザに関する基本的な情報である。このユーザ情報には、ユーザのID番号、パスワード、氏名・名称などが挙げられる。
「ユーザ拡張情報」は、大別すると個別機情報、顧客管理情報、ユーザ属性情報の3つの情報を有している。
個別機情報は、顧客が購入した納入機を特定するための情報であって、装置の型式や、機械番号と呼ばれる装置シリアル番号などが含まれる。また、顧客管理情報は、ユーザが勤務したり所属したりする会社などの属性に関する情報であり、顧客の会社などを番号で示す顧客コードや生産設備に対する顧客の技術水準や環境整備度などを評価した評価顧客評価情報などが含まれる。さらに、ユーザ属性情報は、教習を受講する訓練者の職種や業種、つまりオペレータであるのか保全マンであるのかといった情報や、金属加工業であるのか機械加工メーカであるのかといった情報を有している。
また、図4に示すように、サーバ3内に格納された「教材コンテンツ情報」は、「標準機2に関するコンテンツ情報」と、「標準機2を、顧客毎に、顧客からの要求によりカスタマイズした要求仕様に関するコンテンツ情報」とを有している。
サーバ3内に格納された「教材コンテンツ情報」が端末に配信される「標準機2の情報」となり、サーバ3内に格納された「標準機2を、顧客毎に、顧客からの要求によりカスタマイズした要求仕様に関するコンテンツ情報」が端末機4に配信される「追加情報α、β」となる。
「標準機2に関するコンテンツ情報」は、生産設備の「型式」ごとに複数のコンテンツ群から構成されている。また、それぞれの「型式」のコンテンツ群は、いずれも複数の機能モジュールに分けられており、さらにそれぞれの機能モジュールには複数のサブモジュールが紐付けられている。なお、サーバ3内に保存されている「機能モジュール」は、生産設備を構成する機能モジュール部材に関するコンテンツ情報である。この機能モジュールに紐付けられるサブモジュールは、機能モジュール部材を構成するサブモジュール部材に関するコンテンツ情報である。例えば、生産設備が連続混練機である場合、混練セグメント、スクリュセグメント、スプライン軸といった個々の部材に関する情報がサブモジュール、これらの部材を組み合わせた混練ロータに関する情報が機能モジュールということになる。
また、上述したサブモジュールの下層には、組立手順や解体手順を分かりやすく紹介した「組立・解体手順動画」、組立時や解体時の手順における作業上の注意点を表示する「組立・解体手順ポイント」、解体された部品・部材に対するメンテナンスの注意点を表示する「メンテポイント」、標準機2を運転操作する際の注意点を表示した「操業ポイント」が紐付けされている。
さらに、機能モジュールやサブモジュールには、それぞれのモジュールの内容などを説明する概要情報が紐付けされている。
すなわち、上述した「型式」ごとのコンテンツ群は、複数の機能モジュールの下に複数のサブモジュールが設けられ、複数のサブモジュールの下に上述した「組立・解体手順動画」、「組立・解体手順ポイント」、「メンテポイント」、及び「操業ポイント」が設けられるような階層構造を持ち、すべてのコンテンツが関連づけられてサーバ3内に格納されている。
さらに、図5に示すように、「カスタマイズした要求仕様に関するコンテンツ情報」としては、「マイナー型式」、「変更箇所」、「カスタムユニット」の3つの情報を備えており、これらの情報が上述した「差分情報α、β」を構成している。
この「サブモジュール」の下層には複数の「マイナー型式」が紐付けられており、「マイナー型式」には複数の「変更箇所」が紐付けられ、「変更箇所」には複数の「カスタムユニット」が紐付けられており、「マイナー型式」、「変更箇所」、「カスタムユニット」が階層構造を備えるようになっている。
「マイナー型式」は、サブモジュール部材において、標準仕様に対して個別仕様をどのように変更しているかを示す情報であり、該当するサブモジュール部材に対する変更型式がすべての個別仕様に亘って含まれている。例えば、サブモジュール部材が混練ロータである場合に、混練ロータの長さを標準より長くした型式が「マイナー型式a」、混練ロータの長さを標準より短くした型式が「マイナー型式b」、混練ロータの径を標準より太くした型式が「マイナー型式c」というように設定されていて、サブモジュールの下に混練ロータの変更に関する情報がすべて格納されている。
「変更箇所」は、マイナー型式に対する実際の変更箇所を示す情報である。この「変更箇所」には、例えば、混練ロータの長さ、径といった具体的な値が示されている。
「カスタムユニット」は、マイナー型式に対する実際の変更箇所に紐付けされた情報であり、サブモジュール部材において、標準仕様から仕様が変更されるだけでなく、特別に作成された部材などが追加されている場合を示すものである。このような「カスタムユニット」には、例えば通常であれば5つの混練セグメントから成る混練ロータにおいて、6つ目の混練セグメントが追加されているような場合に、追加された6つ目の混練セグメントの内容を示すものとなっている。
さらに、サーバ3内には、図6に示すような「カリキュラム情報」が格納されている。
「カリキュラム情報」は、訓練者に教習しようとする運転技術やメンテナンス技術に関するカリキュラムを含む情報である。この「カリキュラム情報」には、「どの研修・カリキュラムコースか?」、「カリキュラムコースのどの演習内容か?」といった情報が含まれている。
上述のようなコンテンツをeラーニングシステム1で配信すれば、それぞれの訓練者が所持する端末機4に、訓練者の個別仕様に応じた情報が追加情報(差分情報)として表示され、訓練者が所持する生産設備の仕様に応じた教習を行うことが可能となる。
以上述べたようなデータ構造を有するサーバ3と、サーバ3から配信される「標準機2の情報」及び「追加情報α、β」を表示する端末機4と、標準機2と、から構成される本発明のeラーニングシステム1を用いることで、標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機のユーザに対しても、それぞれの仕様に応じた運転技術及び/又はメンテナンス技術を確実に習得させることが可能となる。
ところで、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。また、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
1 eラーニングシステム
2 標準機
3 サーバ
4 端末機
5 情報発信手段
6 ホッパ
7 バーコード
8 バーコードリーダ

Claims (3)

  1. 標準仕様を個別にカスタマイズした生産設備である個別機の運転技術及び/又はメンテナンス技術を訓練者に習得させる生産設備のeラーニングシステムであって、
    標準仕様の生産設備である標準機と、サーバと、前記サーバから転送された情報を訓練者が閲覧可能とされた端末機と、を有していて、前記標準機に対する運転及び/又はメンテナンスのための操作に対応して、前記標準機に対する操作情報が前記サーバに入力され、入力された前記操作情報を基に、前記サーバからは、前記操作情報に対する標準機の情報と、前記標準機と個別機との仕様の差に基づく差分情報とが前記端末機に転送され、前記端末機には、個別機の仕様に応じて、サーバから転送された前記標準機の情報及び前記差分情報が表示されるように構成されており、
    前記標準機を構成する複数の部材のそれぞれには、前記部材の着脱に対応したバーコードと、前記バーコードの情報を読み取ることで各部材に対する操作情報をサーバに出力するバーコードリーダとが設けられており、前記部材の着脱に応じて入力された前記操作情報をサーバへ発信する
    ことを特徴とする生産設備のeラーニングシステム。
  2. 前記標準機として、実機、ミニチュア機、または計算機上で再現されたバーチャル機のいずれか1つが採用されることを特徴とする請求項1に記載の生産設備のeラーニングシステム。
  3. 前記サーバに、前記標準機の情報と、前記差分情報とが予め記憶されていることを特徴とする請求項1または2に記載の生産設備のeラーニングシステム。
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