JP6140876B1 - Arc cylinder pump - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトに使用可能なポンプを提供する。【課題を解決するための手段】円弧型シリンダーポンプ2は、筒軸が円弧型に湾曲するように形成されたシリンダー4を有するポンプであり、当該シリンダー4内にはピストン6が配されている。ピストン6にはピストンロッド8が接続されている。ピストンロッド8は、外力に応じて筒軸が成す円弧の円心36を中心として回動する。これにより、ピストン6がシリンダー4内を摺動しながら往復運動し、ポンプとして機能する。【選択図】図1A pump that can be used in a compact manner is provided. An arc cylinder pump 2 is a pump having a cylinder 4 formed so that a cylinder axis is curved in an arc shape, and a piston 6 is disposed in the cylinder 4. . A piston rod 8 is connected to the piston 6. The piston rod 8 rotates around a circular arc center 36 formed by a cylindrical shaft in accordance with an external force. As a result, the piston 6 reciprocates while sliding in the cylinder 4 and functions as a pump. [Selection] Figure 1
Description
本発明はポンプに関する。 The present invention relates to a pump.
ポンプの一つに自転車の空気入れがある。自転車の空気入れは、ストレート型のシリンダー内にピストンが装填されており、当該ピストンにピストンロッドが接続された構成となっている(以下、当該構成から成るポンプを「ストレート型シリンダーポンプ」という)。当該ストレート型シリンダーポンプは、シリンダーから突出したピストンロッドを把持して手動でピストンを往復運動させることにより、シリンダーの先端に設けられた吐出口から空気が吐出されてタイヤに空気が入る。 One pump is a bicycle pump. Bicycle air pumps have a structure in which a piston is loaded into a straight cylinder, and a piston rod is connected to the piston (hereinafter, the pump having the structure is referred to as a “straight cylinder pump”). . The straight type cylinder pump grips the piston rod protruding from the cylinder and manually reciprocates the piston, whereby air is discharged from a discharge port provided at the tip of the cylinder and enters the tire.
ストレート型シリンダーポンプは、ピストンロッドが直動する直動式のポンプであるため、使用時にピストンロッドを引き出すと、ポンプの全長はシリンダー長とピストンロッド長さの合計、すなわちシリンダー長の2倍程度の長さとなる。換言すると、ストレート型シリンダーポンプを使用するには、シリンダー長の2倍程度の直線スペースが必要となっている。 The straight type cylinder pump is a direct-acting pump in which the piston rod moves directly. When the piston rod is pulled out during use, the total length of the pump is the sum of the cylinder length and the piston rod length, that is, about twice the cylinder length. It becomes the length. In other words, in order to use a straight type cylinder pump, a linear space of about twice the cylinder length is required.
本発明は、コンパクトに使用可能なポンプを提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the pump which can be used compactly.
上記の目的を達成するため、本発明の円弧型シリンダーポンプは、筒軸が円弧型に形成されたシリンダーと、前記シリンダー内に配されるピストンと、外力によって、前記筒軸が成す円弧の円心を中心として前記シリンダーに沿って回動し、該外力を前記ピストンに伝達する伝達体と、を備えることを特徴とする。 In order to achieve the above object, an arc cylinder pump according to the present invention includes a cylinder having a cylindrical shaft formed in an arc shape, a piston disposed in the cylinder, and an arc circle formed by the cylindrical shaft by an external force. And a transmission body that rotates along the cylinder about a center and transmits the external force to the piston.
また、本発明の円弧型シリンダーポンプは、筒軸が円弧型に形成されたシリンダーと、前記シリンダー内に配され、長さ方向に伸縮可能とする蛇腹が形成された胴部を有する筒型容器と、外力によって、前記筒軸が成す円弧の円心を中心として前記シリンダーに沿って回動し、該外力を前記筒型容器の底に伝達する伝達体と、を備えることを特徴とする。 An arc cylinder pump of the present invention is a cylindrical container having a cylinder having a cylindrical shaft formed in an arc shape, and a body portion having a bellows disposed in the cylinder and capable of extending and contracting in the length direction. And a transmission body that rotates along the cylinder about an arc center formed by the cylindrical shaft by an external force and transmits the external force to the bottom of the cylindrical container.
本発明の円弧型シリンダーポンプは、伝達体に外力が加えられると、伝達体が回動してピストンや筒型容器に外力が伝達されて、シリンダーや筒型容器の内部(以下、「シリンダー等の内部」という。)に負圧や正圧が生じ、その結果、シリンダー等の内部に流体が吸入され、又は流体が吐出される。ここで、本発明は、シリンダーが円弧型に形成され、伝達体が当該円弧の円心を中心としてシリンダーに沿って回動する、回動式のポンプとして機能する。このため、本発明は、使用に際して、従来のストレート型シリンダーポンプのようなシリンダー長の2倍程度の直線スペースを要することがなく、コンパクトな使用が可能となる。 When an external force is applied to the transmission body, the circular cylinder pump of the present invention rotates the transmission body to transmit the external force to the piston or the cylindrical container. Negative pressure or positive pressure is generated in the interior of the cylinder, and as a result, fluid is sucked or discharged into the cylinder or the like. Here, the present invention functions as a rotary pump in which the cylinder is formed in an arc shape and the transmission body rotates along the cylinder around the center of the arc. For this reason, the present invention does not require a linear space that is about twice the cylinder length as in the conventional straight cylinder pump, and can be used in a compact manner.
以下、図面を用いて、本発明の円弧型シリンダーポンプ(円弧型のシリンダーを備えるポンプ)の実施形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of an arc cylinder pump (a pump including an arc cylinder) of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第1実施形態]
第1実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ2は、図1から図3に示すように、シリンダー4、ピストン6、及びピストンロッド8が、一対のホルダー10a,10bの間に介設された構成となっている。
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
各ホルダー10a,10bは、基体12a,12bと、組合部14a,14bと、を備えた構成となっている。各基体12a,12bは、円板形状であって、円心(中心)34a,34bが互いに同軸上になるように対向して配置されており、当該軸(以下、「回動軸P1」という。)周りに相対的に回動可能となるように組合部14a,14bによって組み合わされている。組合部14aは、一方の基体12aの円心部に設けられた円筒状の軸受である。組合部14bは、他方の基体12bの円心部に設けられ、円柱状の軸部であり、組合部14aに挿入される。そして、この一方の基体12aにシリンダー4が固定され、他方の基体12bにピストン6およびピストンロッド8が固定されている。
Each
シリンダー4は、その筒軸P2が半円弧型に湾曲するように形成されている。なお、筒軸P2は、筒の一端20から他端22にかけて延びる筒内の中心線である。半円弧型のシリンダー4は、筒軸P2が成す半円弧の円心36(以下、「シリンダー4の円心36」という。)が回動軸P1上に位置するように一方の基体12a上に配されている。シリンダー4の一端20は開口しており、他端22には、シリンダー4の内外を連通させ、外方に向かって延出した筒口24が設けられている。このようなシリンダー4及びホルダー10aによってシリンダーユニット26が構成されている。
The cylinder 4 is formed such that its cylinder axis P2 is curved in a semicircular arc shape. The cylinder axis P2 is a center line in the cylinder that extends from one
ピストンロッド8は、シリンダー4の筒軸P2と同じ半円弧型に湾曲しており、ピストンロッド8の円心38が回動軸P1上においてシリンダー4の円心36と同位置となるように、取付部28を介して他方の基体12bに取り付けられている。このため、シリンダー4内に挿通されたピストンロッド8は、シリンダー4の筒軸P2上を回動することとなる。ピストンロッド8は、シリンダー長(シリンダーの一端20から他端22までの長さ)と同じ長さであり、その先端にピストン6が取り付けられている。ピストン6の態様は特に限定されず、公知の態様が採用される。本実施形態では、シリンダー4の内壁を摺動しながら往復運動する円柱状のピストン6が用いられている。このようなピストン6、ピストンロッド8、及びホルダー10bによってピストンユニット30が構成されている。
The
上記の構成を備えた本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2は、手持ち式であり、各ホルダー10a,10bの縁32が使用者に把持されて操作される。使用者によって、ピストンユニット30がシリンダーユニット26に対して回動(正転又は逆転)されると、当該回動に伴って、ピストンロッド8が回動軸P1周りに回動し、ピストン6がシリンダー4内を往復運動することとなる。このピストン6の往復運動に伴って、シリンダー4内には正圧又は負圧が生じ、正圧によって気体や液体などの流体が筒口24を介してシリンダー4外に吐き出され、負圧によって流体がシリンダー4内に吸入される。
The arc-
このような本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2において、ピストンロッド8は、外力によって、シリンダー4の円心36を中心としてシリンダー4に沿って回動し、外力をピストン6に伝達する伝達体として機能している。また、ホルダー10aは、シリンダー4を支持するシリンダー支持体として機能している。さらに、ホルダー10bは、ピストンロッド8(伝達体)を介してピストン6を支持するピストン支持体として機能している。また、ホルダー10bの基体12bは、組合部14bからシリンダー4の筒軸P2が成す半円弧を含む円の径方向と同方向に延出しており、その縁32(先端部)に使用者の回動力(外力)が加えられる延出部として機能している。
In the arc-
本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2は、シリンダー4が半円弧型に形成され、ピストンロッド8が当該シリンダー4の円心36を中心として、当該シリンダー4の筒軸P2を含む円周上を回動する、回動式のポンプとして機能する。このような円弧型シリンダーポンプ2によれば、使用時にピストンロッド8を引いた場合に、当該円心36を中心としてシリンダー4とピストンロッド8が略環状を形成することとなるので、従来のストレート型シリンダーポンプのような、直線スペースを必要とすることがなく、コンパクトな使用が可能となっている。
In the
また、シリンダー4を支持するホルダー10aと、ピストンロッド8を支持するホルダー10bとが、各々の組合部14a,14bを介して組み合わされており、当該組合部14a,14bは、ピストンロッド8の回動中心であるシリンダー4の円心36の周りに互いに回動可能となっている。すなわち、一対のホルダー10a,10bによって、ピストンロッド8はシリンダー4の円心36周りに互いに回動可能となるように組み合わされている。このような一対のホルダー10a、10bを把持して、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2が操作されるため、シリンダー4に対するピストンロッド8の軸ぶれが生じない。よって、従来のストレート型シリンダーポンプでは、ピストンロッドを引き出したときに、シリンダーに対してピストンロッドが軸ぶれし易いため、ポンプの操作が容易ではないという課題を、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2は解決することができる。
Further, a
また、ピストンユニット30において、他方の基体12bの縁32は梃子の力点に相当し、組合部14bは梃子の支点に相当し、取付部28が設けられた部分は梃子の作用点に相当している。したがって、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2は、梃子の作用によってピストンロッド8を押し込むことが可能となる。よって、従来のストレート型シリンダーポンプでは、ピストンロッドを押し込んでシリンダー内に正圧が生じると、当該圧力が反作用としてピストンロッドに作用したため相応の力を要したが、本実施形態の円弧型シリンダーポンプによれば、少ない力でピストンロッド8を押し込むことが可能となる。さらに、ピストンロッド8の円心38からピストンロッド8までの距離をL1、ピストンロッド8にかかる力をf1とし、他方の基体12bの円心34bから縁32までの距離(基体12bの半径)をL2、使用者によって縁32に加えられる力をf2としたとき、f1×L1=f2×L2の関係式が成立する。そして、当該関係式からf2=f1×L1/L2として求められる。してみれば、L2がL1よりも長いほど、使用者の力は小さくてすむこととなる。すなわち、ピストンロッド8の回動半径よりも、他方の基体12bの半径が大きいほど、ポンプの操作を省力化することができる。
Further, in the
さらにまた、各基体12a,12bの縁32には、凹凸が形成されているので、使用者が力を加えるときに、滑らずに力を加えることができる。
Furthermore, since the unevenness | corrugation is formed in the
本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2は、種々の用途に用いることができる。例えば、図4に示すように、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ2と、シリンダー4の筒口24が嵌め込まれる針もと40を有する注射針42と、を備える注射器として用いることができる。
The circular
本発明は、上記の第1実施形態に限定されず、以下に説明する第2実施形態や第3実施形態であってもよい。なお、以下の第2実施形態および第3実施形態の説明において、第1実施形態と共通する構成の説明は省略するか、必要に応じて簡単に言及することとする。 The present invention is not limited to the first embodiment described above, and may be a second embodiment or a third embodiment described below. In the following description of the second embodiment and the third embodiment, the description of the configuration common to the first embodiment will be omitted or simply referred to as necessary.
[第2実施形態]
第2実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ44は、図5および図6に示すように、シリンダー46、ピストン7、及びピストンロッド48が、一対のホルダー10a,10bの間に介設された構成となっており、シリンダー46内には蛇腹チューブ50が入れられている。
[Second Embodiment]
As shown in FIGS. 5 and 6, the arc-
シリンダー46は、その筒軸P3が優弧型に湾曲するように形成されており、当該筒軸P3を成す優弧の円心52(以下、「シリンダー46の円心52」という。)が一方の基体12aの円心34a(回動軸P1)上に位置するように配されている。本実施形態のシリンダー46には、組合部14aに面した周壁にスリット54が形成されており、スリット54はシリンダー46の一端56から他端58にかけて細長く形成されている。シリンダー46の両端56,58は開口しており、他端58にはノズルキャップ60が取り付けられている。ノズルキャップ60は、シリンダー46の他端58を覆うキャップ部62と、キャップ部62の中心部から延出したノズル部64と、から構成されている。キャップ部62には、例えば、シリンダー46の他端58の表面に形成された雄螺子に螺合される雌螺子が形成されており、シリンダー46に対して着脱可能となっている。このノズルキャップ60は、蛇腹チューブ50がシリンダー46内に入れられた後にシリンダー46に取り付けられる。
The
蛇腹チューブ50は、練歯磨やマヨネーズに代表されるペースト状の液体が入った筒型容器であって、円形の底部66と、底部66から延出した胴部68と、胴部68の先端に形成された口部70と、から構成されており、胴部68にはその全長を伸縮可能にする蛇腹が形成されている。この蛇腹チューブ50がシリンダー46内に入れられると、蛇腹チューブ50の底部66がシリンダー46内に配されたピストン7に当接することとなる。なお、蛇腹チューブ50の口部70とノズルキャップ60のノズル部64の口とが互いに連通するように、ノズル部64と口部70とを互いに位置決めする位置決め構造がノズル部64と口部70の各々に形成されてもよい。このような位置決め構造は、例えば、ノズル部64の内側に形成された雌螺子と、この雌螺子に螺合され、口部70の外側に形成された雄螺子が採用される。
The
ピストン7は、シリンダー46内に配されて、シリンダー46内を往復運動する点において実施形態1のピストン6と共通するが、このピストン6のようにシリンダー46の内壁と接触した状態で移動する必要はない。ピストン7にはピストンロッド48が接続されている。ピストンロッド48は、シリンダー46内のピストン7からスリット54を通過して組合部14bに接続された板状体であって、シリンダー46の円心52を中心としてスリット54に沿って回動する。なお、本実施形態の組合部14bは、他方の基体12bの円心部に設けられた円筒状の軸受けである。また、組合部14aは、一方の基体12aの円心部に設けられた円柱状の軸部である。
The
本実施形態の円弧型シリンダーポンプ44もまた手持ち式であって、一対のホルダー10a,10bの縁32が使用者に把持されて操作される。蛇腹チューブ50が入れられたシリンダーユニット74に対してピストンユニット72が正転されると、ピストンロッド48が回動軸P1周りに回動し、ピストン7がシリンダー46内を奥(他端58)に向かって移動する。蛇腹チューブ50はピストン7に押されて収縮し、蛇腹チューブ50内の流体がノズル部64から吐出される。
The
上記した本実施形態の円弧型シリンダーポンプ44において、ピストンロッド48は、外力によって、シリンダー46の円心52を中心としてシリンダー46に沿って回動し、外力をピストン7に伝達する伝達体として機能している。また、ホルダー10aは、シリンダー46を支持するシリンダー支持体として機能している。さらに、ホルダー10bは、ピストンロッド48(伝達体)を介してピストン7を支持するピストン支持体として機能している。また、ホルダー10bの基体12bは、組合部14bからシリンダー46の筒軸P3が成す優弧を含む円の径方向と同方向に延出しており、その縁32(先端部)に使用者の回動力(外力)が加えられる延出部として機能している。
In the arc-shaped
第2実施形態の円弧型シリンダーポンプ44は、シリンダー46が優弧型に形成され、ピストンロッド48がシリンダー46の円心52を中心として、当該シリンダー46の筒軸P3を含む円周上を回動する、回動式のポンプとして機能する。このような円弧型シリンダーポンプ44によれば、ピストンロッド48は、シリンダー46とその円心52の間で回動するものであるから、従来のストレート型シリンダーポンプのような、直線スペースを必要とすることがなく、コンパクトな使用が可能となっている。
In the arc-
また、シリンダー46を支持するホルダー10aと、ピストンロッド48を支持するホルダー10bとが、各々の組合部14a,14bを介して組み合わされており、当該組合部14a,14bは、ピストンロッド48の回動中心であるシリンダー46の円心52の周りに互いに回動可能となっている。すなわち、一対のホルダー10a,10bによって、ピストンロッド48はシリンダー46の円心52の周りに互いに回動可能となるように組み合わされている。このような一対のホルダー10a、10bを把持して、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ44が操作されるため、シリンダー46に対するピストンロッド48の軸ぶれがなく、安定した操作が可能となる。
Further, a
また、ピストンユニット72において、他方の基体12bの縁32は梃子の力点に相当し、組合部14bは梃子の支点に相当し、ピストンロッド48とピストン7の接続部分は梃子の作用点に相当している。したがって、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ44は、梃子の作用によって、少ない力で蛇腹チューブ50を収縮させることが可能となる。さらに、ピストンロッド48の回動中心からピストン7との接続部分までの距離をL1、ピストン7にかかる力をf1とし、他方の基体12bの円心34bから縁32までの距離(基体12bの半径)をL2、使用者によって縁32に加えられる力をf2としたとき、f1×L1=f2×L2の関係式が成立する。そして、当該関係式からf2=f1×L1/L2として求められる。してみれば、L2がL1よりも長ければ長いほど、使用者の力は小さくてすむこととなる。すなわち、ピストンロッド48の長さよりも、他方の基体12bの半径が大きいほど、ポンプの操作を省力化することができる。
In the
さらに、本実施形態では、所定の流体が入った蛇腹チューブ50をシリンダー46内に納めて使用するものであるから、使用者の使用用途に適した蛇腹チューブ50を適宜交換して使用することができる。
Furthermore, in the present embodiment, the
また、蛇腹チューブ50の底部66とピストン7は、接着剤などによって接着されても良い。このような態様にあっては、蛇腹チューブ50から液体を絞り出した後に、ピストンロッド48を一端56に向かって移動させることで、蛇腹チューブ50内に負圧が生じて液体を吸入することが可能となる。
Further, the bottom 66 of the
[第3実施形態]
第3実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ76は、自転車78の空気入れであって、図7に示すように、シリンダー4、ピストンバルブ80、及びピストンロッド82が、自転車78のフレームに取り付けられた構成となっている。
[Third Embodiment]
The arc-
自転車78は、公知のダイヤモンドフレームを備えており、当該ダイヤモンドフレームの下パイプ84と立パイプ86の間にはブラケット88が架設されている。ブラケット88は、板状であり、自転車78の基準中心面(ヘッドパイプ(不図示)、上パイプ(不図示)、立パイプ86、及び下パイプ84の中心線によって作られる平面)に対して平行に配されている。このようなブラケット88に対して本実施形態の円弧型シリンダーポンプ76が取り付けられる。なお、自転車78のフレーム構造はダイヤモンドフレームに限定されず、ブラケット88が取付可能であれば、他の公知のフレーム構造を採用してもよい。
The
円弧型シリンダーポンプ76は、筒軸が半円弧型に湾曲するように形成されたシリンダー4を備えている。シリンダー4の両端20,22の間には、当該両端20,22に溶接されたステー90が板状に延在している。ステー90はブラケット88に重ねて配される。ステー90とブラケット88には、互いに連通する取付穴が開設されており、取付穴に通されたボルトにナットが螺合されることで、ブラケット88に対してステー90が取り付けられる。
The arc-
シリンダー4内には、自転車の空気入れに用いられる公知のピストンバルブ80が、シリンダーの内壁を摺動しながら往復可能に装填されている。ピストンバルブ80には、ピストンロッド82の先端部が接続されている。ピストンロッド82は、シリンダー4のシリンダー長と略同じ長さの棒状体であり、シリンダー4の筒軸P2(図3)と同じ半円弧型に湾曲している。このようなピストンロッド82は、その円心がシリンダー4の円心と同位置になるように配されている。
A known
ピストンロッド82の円心及びシリンダー4の円心を通る軸92がステー90から垂直に延出している。軸92には、レバー96のジョイント部94が回動可能に接続されている。レバー96は、当該ジョイント部94と、延出部97と、にぎり100と、から構成されている。延出部97は、ジョイント部94から延出している。当該延出方向は、シリンダー4の筒軸P2が成す半円弧を含む円の径方向と同方向であり、かつピストンロッド82の後端に設けられた環状部98内を通過する方向である。延出部97の先端には使用者によって把持されるにぎり100が設けられている。なお、レバー96は環状部98の前後で前側レバーと後側レバーとに分解可能となっているが、このような態様に限定されず、後側レバーが伸縮可能に構成されてもよい。
A
シリンダー4の他端22にはキャップ102が取り付けられており、当該キャップ102からホース104が延出している。ホース104の先端には、前タイヤ(不図示)および後タイヤ(不図示)のタイヤバルブに適合する口金(不図示)が設けられている。口金(不図示)が空気入れの対象となるタイヤのタイヤバルブに取り付けられることで、空気入れが可能な状態となる。
A
本実施形態の円弧型シリンダーポンプ76は、使用者がにぎり100を把持してレバー96を回動することで、レバー96に接続されたピストンロッド82が、その円心を中心として、シリンダー4の筒軸P2(図3)上を回動する。これによりピストンバルブ80がシリンダー4内を摺動しながら往復運動することとなる。ピストンバルブ80が往復運動することで、シリンダー4内に取り入れられた空気が圧縮され、ホース104及び口金(不図示)を通じてタイヤに注入される。
In the arc-shaped
上記した円弧型シリンダーポンプ76において、ピストンロッド82は、外力によって、シリンダー4の円心を中心としてシリンダー4に沿って回動し、外力をピストンバルブ80に伝達する伝達体として機能している。また、ステー90はシリンダー46を支持するシリンダー支持体として機能している。さらに、レバー96はピストンロッド82(伝達体)を介してピストンバルブ80を支持するピストン支持体として機能している。ジョイント部94はステー90に対してレバー96を回動可能に組み合わせる組合部として機能している。
In the arc-shaped
本実施形態の円弧型シリンダーポンプ76は、シリンダー4が半円弧型に形成され、ピストンロッド82が当該シリンダー4の円心を中心として、当該シリンダー4の筒軸P2(図3)を含む円周上を回動する、回動式のポンプとして機能する。このような円弧型シリンダーポンプ76によれば、使用時にピストンロッド82を引いた場合に、シリンダー4の円心を中心としてシリンダー4とピストンロッド82が略環状を形成することとなるので、従来のストレート型シリンダーポンプのような、直線スペースを必要とすることがなく、コンパクトな使用が可能となっている。
In the arc-shaped
また、ピストンロッド82とシリンダー4は、レバー96、軸92、及びステー90を介して、シリンダー4に対してピストンロッド82が軸ぶれしないように組み合わされている。よって、安定した操作が可能となる。
Further, the
また、レバー96におけるにぎり100は梃子の力点に相当し、ジョイント部94は梃子の支点に相当し、延出部97は梃子の作用点に相当している。したがって、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ76は、梃子の作用によってピストンロッド82を押し込むことが可能となる。よって、従来のストレート型シリンダーポンプでは、ピストンロッドを押し込んでシリンダー内に正圧が生じると、当該圧力が反作用としてピストンロッドに作用したため相応の力を要したが、本実施形態の円弧型シリンダーポンプによれば、少ない力でピストンロッド82を押し込むことが可能となる。さらに、ジョイント部94の中心からピストンロッド82との連結部分までの距離をL1、ピストンロッド82にかかる力をf1とし、ジョイント部94の中心からにぎり100の距離をL2、使用者によってにぎり100に加えられる力をf2としたとき、f1×L1=f2×L2の関係式が成立する。そして、当該関係式からf2=f1×L1/L2として求められる。してみれば、L2がL1よりも長いほど、使用者の力は小さくてすむこととなる。すなわち、ピストンロッド82の回動半径よりも、レバー96の長さが長いほど、ポンプの操作を省力化することができる。
Further, the
さらに、本実施形態の円弧型シリンダーポンプ76は、自転車78に設置して常に携帯することができる。よって、時や場所を問わずに空気入れが可能なる。
Furthermore, the circular
本発明は上記した各実施形態を適宜変更したものであってもよい。 The present invention may be appropriately modified from the above-described embodiments.
(1)シリンダーやピストンロッドの材質は、特に限定されず、金属やプラスチックなど、円弧型シリンダーポンプの用途に応じて定めることができる。 (1) The material of the cylinder or piston rod is not particularly limited, and can be determined according to the application of the arc cylinder pump, such as metal or plastic.
(2)シリンダーは、筒軸が半円弧や優弧に限られず、劣弧であってもよい。また、シリンダーの筒径や筒長は、特に限定されず、円弧型シリンダーポンプの用途や設置場所などに応じて定めることができる。また、シリンダーの筒径や筒長に応じて、ピストンの形態やピストンロッドの長さを定めることができる。 (2) The cylinder is not limited to a semicircular arc or a superior arc, and the cylinder may be inferior arc. Further, the cylinder diameter and cylinder length of the cylinder are not particularly limited, and can be determined according to the use or installation location of the arc cylinder pump. Moreover, the form of a piston and the length of a piston rod can be defined according to the cylinder diameter and cylinder length of a cylinder.
(3)一対の基体12a,12bは、円板形状に限られず、多角形状など種々の形状を採用することが可能である。
(3) The pair of
(4)組合部14a、14bには、公知の軸部品および軸受部品を用いることができる。
(4) Known shaft parts and bearing parts can be used for the
(5)第1実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ2は、そのシリンダー4内に第2実施形態で用いた蛇腹チューブ50が装填されたものであってもよい。
(5) The
(6)第2実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ44においては、ピストン7は必須の構成ではなく、ピストン7を省いた態様であってもよい。
(6) In the circular
(7)シリンダーの先端に設けられた筒口24、ノズルキャップ60、及びキャップ107の内部に、シリンダーから吐出された流体の逆流を防止する弁を設けても良い。
(7) You may provide the valve which prevents the back flow of the fluid discharged from the cylinder inside the
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。 The present invention can be carried out in various modifications, corrections, and modifications based on the knowledge of those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention, and all of these aspects belong to the scope of the present invention. is there.
例えば、第2実施形態に係る円弧型シリンダーポンプ44において、ピストンロッド48の移動に連動しながらスリット54を塞ぎ、シリンダー46内の気密性を高めてもよい。その一例として、組合部14bの外周がシリンダー46に接するように形成すれば、スリット54が当該組合部14bの外周によって塞がれて気密性が向上する。
For example, in the
2,44,76 … 円弧型シリンダーポンプ
4,46 … シリンダー
6,7,80 … ピストン
8,48,82 … ピストンロッド
12a,12b … 基体
14a,14b … 組合部
50 … 蛇腹チューブ
96 … レバー
P2,P3 … 筒軸
2, 44, 76 ... Arc type cylinder pumps 4, 46 ...
Claims (3)
前記シリンダー内に配されるピストンと、
外力によって、前記筒軸が成す円弧の円心を中心として前記シリンダーに沿って回動し、該外力を前記ピストンに伝達する伝達体と、
前記シリンダーを支持するシリンダー支持体と、
前記伝達体を介して前記ピストンを支持するピストン支持体と、
を備え、
前記ピストン支持体は、前記円心周りに回動可能に前記シリンダー支持体に組み合わされることを特徴とする円弧型シリンダーポンプ。 A cylinder with a cylindrical shaft formed in an arc shape;
A piston disposed in the cylinder;
A transmission body that rotates along the cylinder around an arc center formed by the cylindrical shaft by an external force, and transmits the external force to the piston;
A cylinder support for supporting the cylinder;
A piston support that supports the piston via the transmission body;
Equipped with a,
An arc cylinder pump characterized in that the piston support is combined with the cylinder support so as to be rotatable around the circle center .
前記シリンダー支持体に組み合わされる組合部と、
前記組合部から前記円弧を含む円の径方向に延出し、先端部に前記外力が加えられる延出部と、
を備え、
前記延出部は前記円弧の半径よりも長く延出していることを特徴とする請求項1に記載の円弧型シリンダーポンプ。 The piston support is
A combination part to be combined with the cylinder support;
An extending part that extends in a radial direction of the circle including the arc from the combination part, and the external force is applied to the tip part;
With
The arc cylinder pump according to claim 1 , wherein the extending portion extends longer than a radius of the arc.
前記シリンダー内に配され、長さ方向に伸縮可能とする蛇腹が形成された胴部を有する筒型容器と、
外力によって、前記筒軸が成す円弧の円心を中心として前記シリンダーに沿って回動し、該外力を前記筒型容器の底に伝達する伝達体と、
を備える円弧型シリンダーポンプ。 A cylinder with a cylindrical shaft formed in an arc shape;
A cylindrical container having a body portion that is arranged in the cylinder and in which a bellows is formed that can expand and contract in the length direction;
A transmission body that rotates along the cylinder around the center of an arc formed by the cylindrical shaft by an external force, and transmits the external force to the bottom of the cylindrical container;
Arc cylinder pump with
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