JP6136993B2 - 映像情報再生システム、この映像情報再生システムを備えた映像情報表示システム及びこの映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置 - Google Patents

映像情報再生システム、この映像情報再生システムを備えた映像情報表示システム及びこの映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置 Download PDF

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この発明は、映像情報再生システム、この映像情報再生システムを備えた映像情報表示システム及びこの映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置に関するものである。
電鉄等の車両内で映像を視聴できる映像情報再生システムにおいては、表示部が取り付けられた複数の車両内映像再生装置が車両内に設けられており、車両内にて映像が視聴できるようになっている。この複数の車両内映像再生装置の各々は互いに映像のコンテンツの再生経過時間を通知し合う。そして、各車両内映像再生装置は、他の車両内映像再生装置から通知された再生経過時間に基づいて基準時刻を決定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−5029号公報
しかしながら、従来の車両内映像再生装置は、各々のローカル時刻のずれにより再生経過時間を通知し合うタイミングがずれるので、複数の車両内映像再生装置がコンテンツの再生経過時間を通知し合うタイミングを発するマスタとなる装置が必要になるという問題がある。
この発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、タイミングを発するマスタとなる装置が不要であり、また、車両内映像再生装置間で厳密な時刻補正を実施する必要のない車両内映像再生装置を設けた映像情報再生システムを得るものである。
この発明に係る映像情報再生システムは、車両内に複数の車両内映像再生装置が通信回線で互いに接続されて設けられ、複数の映像を予め決められた順に再生する映像情報再生システムであって、複数の車両内映像再生装置の各々は、自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、蓄積部に予め蓄積された複数の映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、表示エンジンを制御してコンテンツの再生及び表示を制御すると共に、コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDとコンテンツのIDとコンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻を時刻管理部から取得してID情報に付加し、コンテンツの再生時間に基づいて設定された時間にID情報の受信を行うブロードキャスト受信部と、ローカル時刻が付加されたID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、受信データ管理部に蓄積された複数のID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、時刻調整量に基づいて表示部に表示されるコンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、を備え、コンテンツの映像が静止画の場合、同期制御部は、コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで複数の表示器間の同期を制御することを特徴とする。
また、この発明に係る別の映像情報再生システムは、車両内に複数の車両内映像再生装置が通信回線で互いに接続されて設けられ、複数の映像を予め決められた順に再生する映像情報再生システムであって、複数の車両内映像再生装置の各々は、自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、蓄積部に予め蓄積された複数の映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、表示エンジンを制御してコンテンツの再生及び表示を制御すると共に、コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDとコンテンツのIDとコンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻を時刻管理部から取得してID情報に付加するブロードキャスト受信部と、ローカル時刻が付加されたID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、受信データ管理部に蓄積された複数のID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、時刻調整量に基づいて表示部に表示されるコンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、を備え、コンテンツの映像が動画の場合、同期制御部は、コンテンツのフレームを挿入又はカットすることで複数の表示器間の同期を制御することを特徴とする。
この発明に係る映像情報表示システムは、複数映像に対応する複数のコンテンツを予め蓄積する蓄積部と、表示エンジンによりコンテンツを表示する表示部と、自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、蓄積部に予め蓄積された複数映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、表示エンジンを制御してコンテンツの再生及び表示を制御すると共に、コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDとコンテンツのIDとコンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻を時刻管理部から取得してID情報に付加し、コンテンツの再生時間に基づいて設定された時間にID情報の受信を行うブロードキャスト受信部と、ローカル時刻が付加されたID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、受信データ管理部に蓄積された複数のID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、時刻調整量に基づいて表示部に表示されるコンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、を備え、コンテンツの映像が静止画の場合、同期制御部は、コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで複数の表示器間の同期を制御することを特徴とする。
この発明に係る別の映像情報表示システムは、複数映像に対応する複数のコンテンツを予め蓄積する蓄積部と、表示エンジンによりコンテンツを表示する表示部と、自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、蓄積部に予め蓄積された複数映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、表示エンジンを制御してコンテンツの再生及び表示を制御すると共に、コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDとコンテンツのIDとコンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻を時刻管理部から取得してID情報に付加するブロードキャスト受信部と、ローカル時刻が付加されたID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、受信データ管理部に蓄積された複数のID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、時刻調整量に基づいて表示部に表示されるコンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、を備え、コンテンツの映像が動画の場合、同期制御部は、コンテンツのフレームを挿入又はカットすることで複数の表示器間の同期を制御することを特徴とする。
この発明は、同期の基準となる時刻として受信した複数の車両内映像再生装置の各々において、ID情報にローカル時刻を付加し、付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出して同期をとるようにしたので、異なる車両内映像再生装置間で同期をとるために、タイミングを発するマスタとなる装置が不要であり、また、車両内映像再生装置間で厳密な時刻補正を実施する必要のない車両内映像再生装置を設けた映像情報再生システムを得ることができる。
本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムを含む映像情報システム全体の構成の例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の機能を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置が送信するID情報を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、ID情報の送信に着目したものである。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、ID情報の受信処理を示すものである。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、調整処理を示すものである。 本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の機能を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、ID情報の送信に着目したものである。 本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、ID情報の受信処理を示すものである。 本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートで、調整処理を示すものである。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムを含む映像情報システム全体の構成の例を示す図である。本実施の形態の映像情報再生システムは、車両内に複数の車両内映像再生装置が通信回線で互いに接続されて設けられ、複数の映像を予め決められた順に再生するものである。点線は、各車両の区切りを示している。中央装置100、中央装置100に接続された端末装置201、端末装置201に接続された映像情報表示システムとしての表示器301〜303が1号車に搭載されている。表示器301〜303は、通信回線1000で互いに接続されており、表示器301〜303と通信回線1000とで1号車の映像情報再生システムが構成されている。端末装置201に接続された端末装置202、端末装置202に接続された表示器304〜306が2号車に搭載されている。表示器304〜306は、通信回線1001で互いに接続されており、表示器304〜306と通信回線1001とで2号車の映像情報再生システムが構成されている。
なお、以下では各車両毎に映像情報再生システムを設ける例について説明するが、車両間で通信回線1000と通信回線1001とを別の通信回線でつないで、表示器301〜306と通信回線1000、1001と両通信回線をつなぐ別の通信回線とで映像情報再生システムを構成しても良いのは言うまでもない。
また、例えば、表示器301〜303及び通信回線1000で構成された1台目の映像情報再生システムと表示器304〜306及び通信回線1001で構成された2台目の映像情報再生システムとを1つの車両内に設けても良いのは言うまでもない。言い換えると、1つの車両内に2つの映像情報再生システムを設けても良い。その場合、1台目の映像情報再生システムは広告表示用に、2台目の映像情報再生システムは案内掲示用として用いることができる。
さて、各車両毎に映像情報再生システムを設ける例を示す図1において、表示器301〜306で表示する複数のコンテンツは全て、まず中央装置100から各車両の端末装置201に、端末装置201から端末装置202に通信回線で予め配布される。次に、各車両において、端末装置201から表示器301〜303へ、端末装置202から表示器304〜306へ通信回線で配布される。各表示器301〜306は、端末装置201、202から配布されたコンテンツを蓄積する各々の蓄積部401〜406とコンテンツの映像を表示する表示部501〜506と、車両内映像再生装置601〜606とをそれぞれ有している。この車両内映像再生装置601〜606についての詳細は図2を用いて後述する。
なお、図1においては、一例として車両の数は2車両、各車両の表示器の数は3つの場合を図示しているが、車両の数及び表示器の数はいくつでも良い。なお、2号車以降の車両が有する端末装置は、隣接する端末装置に接続される。すなわち、コンテンツは隣接する端末装置から配布される。また、一例として中央装置から端末装置を経由して表示器へコンテンツが蓄積される例を示したが、コンテンツが表示器に予め蓄積されていれば良く、これに限らない。例えば、USBメディアなどに保存したコンテンツを予め手作業で各表示器にコピーするなどしても良い。
図2は、本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の機能を示すブロック図である。なお、図2では、図1に示された1号車側の車両内映像再生装置に相当する部分を示しているが、2号車側の車両内映像再生装置においても通信回線が異なるだけでそれ以外は同様である。本実施の形態の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606は、表示器301〜306の各々に搭載されている。本実施の形態では、コンテンツの映像が静止画の場合について説明する。なお、図2において、図1にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。
本実施の形態の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606の各々は、各々の蓄積部401〜406に予め蓄積された複数の映像に対応する複数のコンテンツを再生して各々の表示部501〜506に表示させる表示エンジン1aと、表示エンジン1aを制御してコンテンツの再生及び表示を制御すると共に、コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部2と、次に表示するコンテンツを選択する表示コンテンツ管理部3と、コンテンツの表示を切換えるための表示制御のタイムアウトを発生させる表示制御タイマ4とを有している。
タイムアウトの設定については、表示制御部2が表示制御タイマ4へ表示制御のタイムアウトを設定する。なお、車両内映像再生装置601〜606の各々が有している表示エンジン1aは、静止画のコンテンツである例えば静止画圧縮されたエンコードデータを表示部501〜506の各々が表示できるデコードされた静止画データに変換する処理を行う。
さらに、車両内映像再生装置601〜606の各々は、表示制御部2からの要求を受けて、自装置のID(Identification Data)とコンテンツのIDとコンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を自装置を含む複数の車両内映像再生装置601〜606の各々へブロードキャスト送信するブロードキャスト送信部5を有する。
さらに、車両内映像再生装置601〜606の各々は、自装置を含む複数の車両内映像再生装置601〜606の各々から送信されてきたID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻をID情報に付加し、コンテンツの再生時間に基づいて設定された時間にID情報の受信を行うブロードキャスト受信部6を有する。
ブロードキャスト受信部6が自装置を含む複数の車両内映像再生装置601〜606の各々から送信されてきたID情報の受信を行う時間のことを同期制御のタイムアウトという。
同期制御のタイムアウトの値は、コンテンツの再生時間に基づいて設定される。これによって同期制御のタイムアウトの値を変えることができる。例えば、t秒間表示する静止画のコンテンツに対して、同期制御のタイムアウトの値はt/2秒と設定しておけば、コンテンツの再生時間によって同期制御のタイムアウトの値を変えることができる。t/2は一つの例であり、t/3でも良いし、これに限らない。以下では、タイムアウトの値は5秒としているが、これに限らない。
さらに、車両内映像再生装置601〜606の各々は、ローカル時刻を付加されたID情報を蓄積して管理する、すなわち受信データとして登録及び取り出しを行う受信データ管理部7と、受信データ管理部7に蓄積された複数のID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、時刻調整量に基づいて表示部に表示されるコンテンツの映像の同期を制御する同期制御部8と、同期制御のタイムアウトを発生させる同期制御タイマ9と、自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部10とを有する。
図3は、本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606が送受信するID情報700を説明するための図である。すなわち、図3は、図2に示したブロードキャスト送信部5が送信するID情報700である。ID情報700には、どの表示器により送信されたかを判断するための装置ID701が含まれている。また、再生するコンテンツID702、コンテンツのバージョン703、再生のスケジュールを表現するプレイリストID704、プレイリストのバージョン705が含まれており、これらすべてが一致したときに同期制御の対象と判断できる。ID情報700には、受信時刻706のフィールドもあるが、これは送信時には使用せず受信時に受信した車両内映像再生装置601〜606のそれぞれで入力する。
図4〜図6は、本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606の動作について、図2に加えて図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。図4は、ID情報700を送信する車両内映像再生装置601〜606に着目した動作を説明するものであり、図5及び図6は、ID情報700を受信した車両内映像再生装置601〜606に着目した動作を説明するものである。
まずは、図2及び図4を用いて、1号車の車両内映像再生装置601〜603の動作をID情報700の送信に着目して説明する。なお、2号車の車両内映像再生装置604〜606についても同様の動作をする。
表示制御タイマ4からの表示制御のタイムアウトが表示制御部2に通知される(S1)と、表示制御部2は、次に表示する静止画のコンテンツに表示を切り替えるため次の静止画のコンテンツのエンコードデータをデコードするように表示エンジン1aに指示する表示制御コマンドを送信すると共に、ブロードキャスト送信部5にブロードキャスト送信の要求を実施する(S2)。
ブロードキャスト送信の要求を受けたブロードキャスト送信部5は、表示コンテンツ管理部3から自装置のID情報を取得し、さらにこのID情報700を、自装置を含む複数の車両内映像再生装置601〜603の各々へブロードキャスト送信する(S3)。
ブロードキャスト送信部5は自装置のID情報700を送信後、ブロードキャスト受信部6にブロードキャスト通知を通知する(S4)。
ブロードキャスト送信が行われると、表示制御部2は、表示コンテンツ管理部3に照合用の自装置のID情報の更新を要求し(S5)、次のコンテンツの表示を準備する(S6)。この処理が実行されると、表示コンテンツ管理部3で保持している現在のコンテンツの情報が、前回のコンテンツ情報にコピーされたのちに更新され、表示制御部2は次のコンテンツの表示の準備を行うことができる。
引き続いて、図2、図5及び図6を用いて、1号車の車両内映像再生装置601〜603の動作をID情報700の受信に着目して説明する。なお、2号車の車両内映像再生装置604〜606についても同様の動作をする。ここで、図5はブロードキャスト受信部6の受信を起点とする受信処理を示すフローチャートである。図6は、タイムアウトの検知を起点とする調整処理を示すフローチャートである。
まずは、図5を用いてブロードキャスト受信部6の受信を起点とする受信処理を説明する。ブロードキャスト受信部6は、ID情報700を受信すると共に、受信した時刻に相当するローカル時刻を時刻管理部10から取得して、受信したID情報700の受信時刻706のフィールドにそのローカル時刻を付加する(S7)。このステップS7の作業は、後に表示の進行状況を調整する時刻調整量を算出する際の基準となるため、受信後即時に行う。
その後、ブロードキャスト受信部6は、表示コンテンツ管理部3から照合用の自装置のID情報を取得し、受信したID情報700のチェックを行う(S8)。まず、プレイリストID704及びプレイリストバージョン705が、照合用の自装置のID情報のプレイリストID及びプレイリストバージョン一致するか確認する。一致しなければ処理を終了する。次に、コンテンツID702及びコンテンツバージョン703が、照合用の自装置のID情報のコンテンツID及びコンテンツバージョンと一致するかを確認する。自装置がブロードキャスト送信を実施していなければ、照合用の自装置のID情報は更新されていないため、現在のコンテンツID、コンテンツバージョンとの一致を確認し、自装置がブロードキャスト送信を実施していれば、照合用の自装置のID情報は更新されているため、前回のコンテンツID、バージョンとの一致を確認する。一致しなければ処理を終了する。
ステップS8において、受信したID情報700と照合用の自装置のID情報とが一致していることが確認されると、受信時刻を付加されたID情報は受信データ管理部7に保存される(S9)。その後、同期制御タイマ9に稼働状況を確認し(S10)、稼動していれば同期制御タイマ9に同期制御のタイムアウトを設定し、同期制御タイマ9を有効にする(S11)。
ステップS11において、ブロードキャスト受信部6は、コンテンツの表示時間に関する情報を表示コンテンツ管理部3から取得し、同期制御タイマ9に通知する。同期制御タイマ9は、コンテンツの再生時間に基づいてID情報の受信を行う時間、すなわち同期制御のタイムアウトの時間を設定している。
次に、図6を用いてタイムアウトの検知を起点とする調整処理を示すフローチャートである。タイムアウトの検知とは、同期制御部8が同期制御タイマ9から同期制御のタイムアウトの通知を受け取ることである。タイムアウトを通知された同期制御部8は、まず受信データ管理部7から受信したID情報700の総数Nを取得し、データ中に含まれる受信したローカル時刻の中央値の算出方法を決定する。Nが奇数のときは((N+1)/2)番目のデータの受信時刻を中央値とする。Nが偶数のときは、(N/2)番目と(N/2+1)番目のデータの受信時刻の平均値を中央値とする(S12)。なお、図6中では、受信したローカル時刻のことを単に受信時刻と記載しているが、同じものである。
その後、同期制御部8は自身の装置IDを取得し、受信したN個のID情報700中に保存されている装置IDと一致するものを検索する(S13)。一致するものがなかった場合、同期補正の処理は実施しない。一致するものがあった場合、自身の受信時刻と中央値との比較を行い、時刻調整量を決定する(S14)。
コンテンツの映像が静止画の場合、時刻調整量の最大値は500[msec]とし、中央値との差がこれ以上の場合は500[msec]の調整を行う。これ未満の場合は、100[msec]未満は切捨てを行い、100[msec]単位での調整を行う。具体的には調整する時間を表示制御タイマ4に設定すると、表示制御タイマ4はあらかじめ設定された表示時間に対し、時刻調整量を増減することにより静止画の表示時間を調整する。すなわち、同期制御部8は、コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで複数の表示器間の同期を制御する。
図7は、本発明に係る実施の形態1の映像情報再生システムに設けられた1号車の車両内映像再生装置の動作を説明するための図である。ブロードキャスト受信部6がID情報700を受信したときの各々の装置での動作について図7を用いて説明する。図7は、1号車の3つの表示器301〜303において、コンテンツAからコンテンツBに切り替わるときの時刻をタイムチャートに表したものである。表示器301〜303は、コンテンツの再生状況が1秒ずつずれており、表示器301〜303の時刻管理部10の時刻は15秒ずつずれているものとする。なお、2号車の車両内映像再生装置においても図7と同様の動作をするのは言うまでもない。
表示器間でもっとも再生が進行しているものは表示器301であるので、これが最も早くコンテンツAからBへの切り替わりを通知する。このときの表示器301のローカル時刻は0:00:00、398[msec]である。このときの表示器302のローカル時刻は15秒遅延していたため、0:00:15、500[msec]である。また、表示器303のローカル時刻はさらに15秒遅延していたため、0:00:30、766[msec]である。
次にコンテンツAからBへの切り替わりを通知するのは表示器302であり、表示器301でこの通知を受信したローカル時刻は、0:00:01、412[msec]であり、表示器302でこの通知を受信したローカル時刻は、0:00:16、520[msec]であり、表示器303での受信したローカル時刻は0:00:31、781[msec]であった。
最後にコンテンツAからBへの切り替わりを通知するのは表示器303であり、表示器301でこの通知を受信したローカル時刻は0:00:02、371[msec]となり、表示器302での受信したローカル時刻は0:00:17、530[msec]であり、表示器303での受信したローカル時刻は0:00:32、740[msec]であった。
本実施の形態において、時刻調整量は、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信した時刻に相当するローカル時刻の中央値を基準にして算出される。図7に示す例では、表示器302を基準に調整を行う。表示器302よりも早くコンテンツAの再生が終わった表示器301においては、コンテンツBの再生時間を延長する。表示器302よりも遅くコンテンツAの再生が終わった表示器303においては、コンテンツBの再生時間を短縮する。同期制御部8は、コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで複数の表示器間の同期を制御する。
上記では、表示器302を基準にした場合について説明したが、他の表示器が基準になった場合でも同様の方法でコンテンツBの次のコンテンツの開始を合わせることが可能である。
このように、各表示器内で付与したローカル時刻を相対評価するため、表示器間の時刻管理部10の時刻がずれていても、整合性の取れた調整を実施することが可能である。したがって表示器間で厳密な時刻補正を実施する必要がなく、実装コストを軽減する効果がある。
また、特別なマスタ装置を必要としないため、ある表示器が故障しても残りの表示器間で同期表示を継続することが可能で、エラー処理等の実装コストを軽減することができる。
また、コンテンツの切り替えを通知した時刻が中央値であった表示器を基準に調整しているので、表示器間のばらつきが大きいときに、調整時間を短くすることができる。また、ハードウェアの不良により大きく遅れる表示器があった場合、集団から外れた特殊な個体の影響を受けにくい。
実施の形態2.
図8は、本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の機能を示すブロック図である。なお、図8では、図1に示された1号車側の車両内映像再生装置に相当する部分を示しているが、2号車側の車両内映像再生装置においても通信回線が異なるだけでそれ以外は同様である。実施の形態1はコンテンツの映像が静止画であって、本実施の形態は、コンテンツの映像が動画である。実施の形態1では、同期制御のタイムアウトの値は、コンテンツの再生時間によって変えることができたが、本実施の形態では、変えても良いし、固定値を用いても良い。なお、図8において、図2にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。
本実施の形態の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606の、各々の蓄積部401〜406に蓄積されたコンテンツを各々の表示部501〜506に表示させる表示エンジン1bは、動画のコンテンツである例えば動画圧縮されたエンコードデータを表示部501〜506の各々が表示できるデコードされた動画データに変換する処理を行う。また、表示エンジン1bは、表示していたコンテンツの処理の終了を検知して、これまでの動画表示から次に表示するコンテンツの動画表示に切り替わるタイミングとなるコンテンツ切り替え通知を表示制御部2へ送る。
さらに、以下では各車両毎に映像情報再生システムを設ける例について説明するが、車両間で通信回線1000と通信回線1001とを別の通信回線でつないで、表示器301〜306と通信回線1000、1001と両通信回線をつなぐ別の通信回線とで映像情報再生システムを構成しても良いのは言うまでもない。
図8及び図9〜図11は、本発明に係る実施の形態2の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置601〜606の動作について、図8に加えて図9〜11のフローチャートを用いて説明する。図9は、ID情報700を送信する車両内映像再生装置601〜606に着目した動作を説明するものであり、図10及び図11は、ID情報700を受信した車両内映像再生装置601〜606に着目した動作を説明するものである。なお、図9〜11に示されたステップS22〜S34の動作は、図4〜6に示されたステップS2〜S14と同じであるから、説明を省略する。
これまで表示していたコンテンツの動画表示から次に表示するコンテンツの動画表示に切り替わるときは、図9のステップS21に示されるように、表示エンジン1bから表示制御部2へコンテンツ切り替え通知が出力される。
同期制御部8は、中央値を算出した際、時刻のばらつきがある閾値を超えた場合に調整を行い、閾値を超えない場合は調整を実施しない(ステップS34)。
本実施の形態では、動画による調整実施判定の閾値は100[msec]とする。各表示器間の時刻のばらつきが100[msec]以上の場合、中央値の装置より時刻が遅延していた装置の同期制御部8は、表示エンジン1bに最終フレームを1フレーム単位で削除するように設定する。コンテンツのフレームレートが30fpsの場合は、再生時間が33.3[msec]削除される。中央値の装置より、33.3[msec]時刻が先行していた装置の同期制御部8は、最終フレームを1フレーム余分に表示するよう表示エンジン1bに設定する。また、コンテンツの切り替えを通知した時刻が中央値であった表示器の同期制御部8は、通常の再生を行う。
図7に示す例で説明すると、本実施の形態では、表示器302を基準に調整を行う。表示器302よりも早くコンテンツAの再生が終わった表示器301においては、コンテンツBのフレームを余分に挿入する。表示器302よりも遅くコンテンツAの再生が終わった表示器303においては、コンテンツBのフレームをカットする。すなわち、同期制御部8は、コンテンツのフレームを挿入又はカットすることで複数の表示器間の同期を制御する。
このように、各表示器内で付与したローカル時刻を相対評価するため、表示器間の時刻管理部10の時刻がずれていても、整合性の取れた調整を実施することが可能である。したがって表示器間で厳密な時刻補正を実施する必要がなく、実装コストを軽減する効果がある。
また、特別なマスタ装置を必要としないため、ある表示器が故障しても残りの表示器間で同期表示を継続することが可能で、エラー処理等の実装コストを軽減することができる。
また、コンテンツの切り替えを通知した時刻が中央値であった表示器を基準に調整しているので、表示器間のばらつきが大きいときに、調整時間を短くすることができる。また、ハードウェアの不良により大きく遅れる表示器があった場合、集団から外れた特殊な個体の影響を受けにくい。
本実施の形態では、調整用に挿入又はカットするフレームをコンテンツの最終フレームとしているが、余分に再生するフレームはコンテンツ中の任意のフレームでも構わない。
実施の形態3.
実施の形態3は、コンテンツの映像が静止画の場合である。本実施の形態は、コンテンツの切り替えを通知した時刻が最も遅い表示器を基準に調整する点が実施の形態1とは異なっており、それ以外は実施の形態1と同じである。すなわち、時刻調整量は、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信した時刻に相当するローカル時刻のうち、最も遅い時刻を基準にして算出される点が実施の形態1とは異なっており、それ以外は実施の形態1と同じである。図7に示す例で説明すると、表示器301及び表示器302はコンテンツBの再生時間を延長する。表示器303は基準となるので、調整を行わない。すなわち、コンテンツAからBへの切り替わりが最も遅かった表示器303を基準に行われる。
また、各表示器内で付与したローカル時刻を相対評価するため、表示器間の時刻管理部10の時刻がずれていても、整合性の取れた調整を実施することが可能である。したがって表示器間で厳密な時刻補正を実施する必要がなく、実装コストを軽減する効果がある。
さらに、特別なマスタ装置を必要としないため、ある表示器が故障しても残りの表示器間で同期表示を継続することが可能で、エラー処理等の実装コストを軽減することができる。また、再生時間を延長するだけで調整を行うことができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、コンテンツの映像が動画の場合である。本実施の形態は、コンテンツの切り替えを通知した時刻が最も遅い表示器を基準に調整する点が実施の形態2とは異なっており、それ以外は実施の形態2と同じである。すなわち、時刻調整量は、自装置を含む複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきたID情報を受信した時刻に相当するローカル時刻のうち、最も遅い時刻を基準にして算出される点が実施の形態2とは異なっており、それ以外は実施の形態2と同じである。
図7に示す例で説明すると、表示器301及び表示器302はコンテンツBのフレームを余分に挿入する。表示器303は基準となるので、調整を行わない。すなわち、コンテンツAからBへの切り替わりが最も遅かった表示器303を基準に行われる。
また、各表示器内で付与したローカル時刻を相対評価するため、表示器間の時刻管理部10の時刻がずれていても、整合性の取れた調整を実施することが可能である。したがって表示器間で厳密な時刻補正を実施する必要がなく、実装コストを軽減する効果がある。
さらに、特別なマスタ装置を必要としないため、ある表示器が故障しても残りの表示器間で同期表示を継続することが可能で、エラー処理等の実装コストを軽減することができる。また、フレームを挿入するだけで調整を行うことができる。
1a、1b 表示エンジン、2 表示制御部、5 ブロードキャスト送信部、
6 ブロードキャスト受信部、7 受信データ管理部、8 同期制御部、
10 時刻管理部、100 中央装置、201、202 端末装置、
301、302、303、304、305、306 表示器、
401、402、403、404、405、406 蓄積部、
501、502、503、504、505、506 表示部、
601、602、603、604、605、606 車両内映像再生装置、
701 装置ID、702 コンテンツID、704 プレイリストID、
706 受信時刻、1000、1001 通信回線。

Claims (7)

  1. 車両内に複数の車両内映像再生装置が通信回線で互いに接続されて設けられ、複数の映像を予め決められた順に再生する映像情報再生システムであって、
    前記複数の車両内映像再生装置の各々は、
    自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、
    蓄積部に予め蓄積された前記複数の映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、
    前記表示エンジンを制御して前記コンテンツの再生及び表示を制御すると共に、前記コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、
    前記ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDと前記コンテンツのIDと前記コンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、
    前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当する前記ローカル時刻を前記時刻管理部から取得して前記ID情報に付加し、前記コンテンツの再生時間に基づいて設定された時間に前記ID情報の受信を行うブロードキャスト受信部と、
    前記ローカル時刻が付加された前記ID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、
    前記受信データ管理部に蓄積された複数の前記ID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、前記時刻調整量に基づいて前記表示部に表示される前記コンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、
    を備え、
    前記コンテンツの映像が静止画の場合、
    前記同期制御部は、前記コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで前記複数の表示器間の同期を制御すること
    を特徴とする映像情報再生システム。
  2. 車両内に複数の車両内映像再生装置が通信回線で互いに接続されて設けられ、複数の映像を予め決められた順に再生する映像情報再生システムであって、
    前記複数の車両内映像再生装置の各々は、
    自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、
    蓄積部に予め蓄積された前記複数の映像に対応する複数のコンテンツを再生して表示部に表示させる表示エンジンと、
    前記表示エンジンを制御して前記コンテンツの再生及び表示を制御すると共に、前記コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、
    前記ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDと前記コンテンツのIDと前記コンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、
    前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当する前記ローカル時刻を前記時刻管理部から取得して前記ID情報に付加するブロードキャスト受信部と、
    前記ローカル時刻が付加された前記ID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、
    前記受信データ管理部に蓄積された複数の前記ID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、前記時刻調整量に基づいて前記表示部に表示される前記コンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、
    を備え、
    前記コンテンツの映像が動画の場合、
    前記同期制御部は、前記コンテンツのフレームを挿入又はカットすることで前記複数の表示器間の同期を制御すること
    を特徴とする映像情報再生システム。
  3. 前記時刻調整量は、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信した時刻に相当する前記ローカル時刻の中央値を基準にして算出されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像情報再生システム。
  4. 前記時刻調整量は、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信した時刻に相当する前記ローカル時刻のうち、最も遅い時刻を基準にして算出されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像情報再生システム。
  5. 複数映像に対応する複数のコンテンツを予め蓄積する蓄積部と、
    表示エンジンにより前記コンテンツを表示する表示部と、
    自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、
    前記蓄積部に予め蓄積された前記複数映像に対応する複数のコンテンツを再生して前記表示部に表示させる表示エンジンと、
    前記表示エンジンを制御して前記コンテンツの再生及び表示を制御すると共に、前記コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、
    前記ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDと前記コンテンツのIDと前記コンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、
    前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当する前記ローカル時刻を前記時刻管理部から取得して前記ID情報に付加し、前記コンテンツの再生時間に基づいて設定された時間に前記ID情報の受信を行うブロードキャスト受信部と、
    前記ローカル時刻が付加された前記ID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、
    前記受信データ管理部に蓄積された複数の前記ID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、前記時刻調整量に基づいて前記表示部に表示される前記コンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、
    を備え、
    前記コンテンツの映像が静止画の場合、
    前記同期制御部は、前記コンテンツの再生時間を延長又は短縮のいずれかを行うことで前記複数の表示器間の同期を制御すること
    を特徴とする映像情報表示システム。
  6. 複数映像に対応する複数のコンテンツを予め蓄積する蓄積部と、
    表示エンジンにより前記コンテンツを表示する表示部と、
    自装置内の現在時刻としてのローカル時刻を管理する時刻管理部と、
    前記蓄積部に予め蓄積された前記複数映像に対応する複数のコンテンツを再生して前記表示部に表示させる表示エンジンと、
    前記表示エンジンを制御して前記コンテンツの再生及び表示を制御すると共に、前記コンテンツの再生を開始又は終了するときに、ブロードキャスト送信の要求を行う表示制御部と、
    前記ブロードキャスト送信の要求を受けて、自装置のIDと前記コンテンツのIDと前記コンテンツの再生順を示すプレイリストのIDとを有するID情報を、前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々へ送信するブロードキャスト送信部と、
    前記自装置を含む前記複数の車両内映像再生装置の各々から送信されてきた前記ID情報を受信すると共に、受信した時刻に相当する前記ローカル時刻を前記時刻管理部から取得して前記ID情報に付加するブロードキャスト受信部と、
    前記ローカル時刻が付加された前記ID情報を蓄積して管理する受信データ管理部と、
    前記受信データ管理部に蓄積された複数の前記ID情報のそれぞれに付加されたローカル時刻の値に基づいて時刻調整量を算出し、前記時刻調整量に基づいて前記表示部に表示される前記コンテンツの映像の同期を制御する同期制御部と、
    を備え、
    前記コンテンツの映像が動画の場合、
    前記同期制御部は、前記コンテンツのフレームを挿入又はカットすることで前記複数の表示器間の同期を制御すること
    を特徴とする映像情報表示システム。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の映像情報再生システムに設けられた車両内映像再生装置。
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