JP6129165B2 - 無線lanシステムにおけるパワーセーブモード基盤通信方法及びこれを支援する装置 - Google Patents

無線lanシステムにおけるパワーセーブモード基盤通信方法及びこれを支援する装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信に関し、さらに詳細には、無線LAN(Wireless Local Area Network;WLAN)システムにおけるパワーセーブ(Power Save)モードに基づくステーション(station;STA)の通信方法及びこれを支援する装置に関する。
最近、情報通信技術の発展と共に多様な無線通信技術が開発されている。この中で無線LAN(WLAN)は、無線周波数技術を土台として個人携帯用情報端末機(Personal Digital Assistant、PDA)、ラップトップコンピュータ、携帯用マルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player、PMP)等のような携帯用端末機を利用して、家庭、企業または特定サービス提供地域において無線でインターネットに接続できるようにする技術である。
無線LANにおいて脆弱点として指摘されてきた通信速度に対する限界を克服するために、比較的最近に制定された技術規格にIEEE 802.11nがある。IEEE 802.11nは、ネットワークの速度と信頼性を増加させ、無線ネットワークの運営距離を拡張するのに目的がある。さらに具体的に、IEEE 802.11nでは、データの処理速度が最大540Mbps以上である高処理率(High Throughput,HT)を支援し、また転送エラーを最小化しデータ速度を最適化するために、転送部と受信部との両端ともに多重アンテナを使用するMIMO(Multiple Inputs and Multiple Outputs)技術を基盤としている。
無線LANシステムでは、ステーション(station;STA)の運営モードでアクティブモード(active mode)とパワーセーブモード(power save mode)とを支援する。アクティブモードは、STAがアウェイク状態(awake state)で動作してフレームを送受信できる運営モードを意味する。これに対し、フレーム受信のために活性化状態にある必要のないSTAのパワーセーブ(power saving)のためにパワーセーブモード運営が支援される。PSMを支援するステーション(station;STA)は、自身が無線媒体に接近できる期間でない場合に、ドーズ状態(doze mode)で動作することによって、不必要なパワー消耗を防止できる。すなわち、該当STAにフレームが転送されうる期間の間にまたは該当STAがフレームを転送できる期間の間にだけアウェイク状態で動作する。
無線LANシステムにおけるアクセスポイント(Access Point;AP)は、パワーセーブモードで動作するSTAに対して転送するトラフィック(traffic)を管理する。APは、特定STAに転送されるバッファされたトラフィック(buffered traffic)が存在する場合、これを該当STAに通知し、フレームを転送できる方法を必要とする。また、STAは、パワーセーブモードで動作するにあたって、APから正常にフレームを受信できるようにする動作を支援できなければならない。
本発明が解決しようとする技術的課題は、無線LANシステムにおいてパワーセーブモードに基づくSTAの通信方法及びこれを支援する装置を提供することにある。
一様態において、無線LANシステムにおけるステーション(station;STA)によるパワーセーブモード(power save mode)基盤通信方法が提供される。前記方法は、アウェイク状態に転換し、前記アウェイク状態に転換したことを知らせるウェイクアップポールフレーム(wakeup poll frame)をアクセスポイント(Access Point;AP)に転送し、前記ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレーム(wakeup confirm frame)を前記APから受信するものの、前記ウェイクアップポールフレームは、アウェイク持続時間フィールドを含み、前記アウェイク持続時間フィールドは、前記STAが前記アウェイク状態を維持する持続時間であるアウェイク持続時間(awake duration)を指示し、前記アウェイク持続時間フィールドが指示する前記時間区間経過後にドーズ状態(doze state)に転換することを含む。
前記方法は、前記アウェイク持続時間内に前記APからデータフレームを受信することをさらに含むことができる。
前記方法は、前記データフレームの受信後に前記APによって転送されたナルフレーム(Null frame)と関連した無線信号を受信感知すると、前記ドーズ状態に転換することをさらに含むことができる。
前記方法は、前記ナルフレームと関連した無線信号を受信感知した時点から前記STAが受信データ及び転送データを処理するのに要求される時間であるALTT(Application Layer Turnaround Time)経過後に前記アウェイク状態に転換することをさらに含むことができる。
前記ナルフレームの長さは、前記ALTTによって決定されることができる。
前記方法は、前記ALTTを指示するALTT情報要素(Element ID)を前記APに転送することをさらに含むことができる。
前記ALTT情報要素は、前記STAが前記APとの結合を要請するために転送する結合要請フレーム(Association Request Frame)に含まれて転送されることができる。
前記ALTT情報要素は、前記STAが前記APとの再結合を要請するために転送する再結合要請フレーム(Re−association Request Frame)に含まれて転送されることができる。
前記データフレーム及び前記ナルフレームは、一つのアグリゲイト(aggregate)データユニットに含まれて転送されることができる。
前記ウェイクアップポールフレームは、要請聴取インターバル(requesting listen interval)フィールドをさらに含み、前記要請聴取インターバルは、前記STAに適用されることが要請される聴取インターバルを指示できる。
前記ウェイクアップ確認フレームは、応答聴取インターバル(responding listen interval)フィールドをさらに含むものの、前記応答聴取インターバルフィールドは、前記STAに適用される聴取インターバルを指示うることができる。前記応答聴取インターバルフィールドは、前記要請聴取インターバルの設定に基づいて設定されることができる。
前記方法は、前記応答聴取インターバルフィールドが指示する前記聴取インターバルに応じて周期的にアウェイク状態に転換することをさらに含むことができる。
前記方法は、無線信号を転送及び受信するトランシバ(transceiver)と、前記トランシバと機能的に結合して動作するプロセッサ(processor)を含む。前記プロセッサは、アウェイク状態に転換し、前記アウェイク状態に転換したことを知らせるウェイクアップポールフレーム(wakeup poll frame)をアクセスポイント(AccessPoint;AP)に転送し、前記ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレーム(wakeup confirm frame)を前記APから受信するものの、前記ウェイクアップポールフレームは、アウェイク持続時間フィールドを含み、前記アウェイク持続時間フィールドは、前記STAが前記アウェイク状態を維持する持続時間であるアウェイク持続時間(awake duration)を指示し、前記アウェイク持続時間フィールドが指示する前記時間区間経過後にドーズ状態(doze state)に転換するように設定される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
無線LANシステムにおけるステーション(station;STA)によるパワーセーブモード(power save mode)基盤通信方法であって、
アウェイク状態に転換し、
前記アウェイク状態に転換したことを知らせるウェイクアップポールフレーム(wakeup poll frame)をアクセスポイント(Access Point;AP)に転送し、
前記ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレーム(wakeup confirm frame)を前記APから受信するものの、前記ウェイクアップポールフレームは、アウェイク持続時間フィールドを含み、前記アウェイク持続時間フィールドは、前記STAが前記アウェイク状態を維持する持続時間であるアウェイク持続時間(awake duration)を指示し、
前記アウェイク持続時間フィールドが指示する前記時間区間経過後にドーズ状態(doze state)に転換することを含む通信方法。
(項目2)
前記アウェイク持続時間内に前記APからデータフレームを受信することをさらに含む項目1に記載の通信方法。
(項目3)
前記データフレームの受信後に前記APによって転送されたナルフレーム(Null frame)と関連した無線信号を受信感知すると、前記ドーズ状態に転換することをさらに含む項目2に記載の通信方法。
(項目4)
前記ナルフレームと関連した無線信号を受信感知した時点から前記STAが受信データ及び転送データを処理するのに要求される時間であるALTT(Application
Layer Turnaround Time)経過後に前記アウェイク状態に転換することをさらに含む項目3に記載の通信方法。
(項目5)
前記ナルフレームの長さは、前記ALTTによって決定されることを特徴とする項目4に記載の通信方法。
(項目6)
前記ALTTを指示するALTT情報要素(Element ID)を前記APに転送することをさらに含む項目5に記載の通信方法。
(項目7)
前記ALTT情報要素は、前記STAが前記APとの結合を要請するために転送する結合要請フレーム(Association Request Frame)に含まれて転送されることを特徴とする項目6に記載の通信方法。
(項目8)
前記ALTT情報要素は、前記STAが前記APとの再結合を要請するために転送する再結合要請フレーム(Re−association Request Frame)に含まれて転送されることを特徴とする項目6に記載の通信方法。
(項目9)
前記データフレーム及び前記ナルフレームは、一つのアグリゲイト(aggregate)データユニットに含まれて転送されることを特徴とする項目8に記載の通信方法。
(項目10)
前記ウェイクアップポールフレームは、要請聴取インターバル(requesting
listen interval)フィールドをさらに含み、前記要請聴取インターバルは、前記STAに適用されることが要請される聴取インターバルを指示することを特徴とする項目1に記載の通信方法。
(項目11)
前記ウェイクアップ確認フレームは、応答聴取インターバル(responding listen interval)フィールドをさらに含むものの、前記応答聴取インターバルフィールドは、前記STAに適用される聴取インターバルを指示し、
前記応答聴取インターバルフィールドは、前記要請聴取インターバルの設定に基づいて設定されることを特徴とする項目10に記載の通信方法。
(項目12)
前記応答聴取インターバルフィールドが指示する前記聴取インターバルに応じて周期的にアウェイク状態に転換することをさらに含む項目11に記載の通信方法。
(項目13)
無線信号を転送及び受信するトランシバ(transceiver)と、
前記トランシバと機能的に結合して動作するプロセッサ(processor)を含むものの、前記プロセッサは、
アウェイク状態に転換し、
前記アウェイク状態に転換したことを知らせるウェイクアップポールフレーム(wakeup poll frame)をアクセスポイント(AccessPoint;AP)に転送し、
前記ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレーム(wakeup confirm frame)を前記APから受信するものの、前記ウェイクアップポールフレームは、アウェイク持続時間フィールドを含み、前記アウェイク持続時間フィールドは、前記STAが前記アウェイク状態を維持する持続時間であるアウェイク持続時間(awake duration)を指示し、
前記アウェイク持続時間フィールドが指示する前記時間区間経過後にドーズ状態(doze state)に転換するように設定されたことを特徴とする無線装置。
本発明の実施形態に係る通信方法によれば、APは、STAのパワーセーブモード運営を制御できる。APは、STAがアウェイク状態で動作する期間に対してシグナルを発し、STAは、これに対応してパワーセーブモード運営を行う。これを通じて、APによるSTAのパワー管理が可能である。
AP及び/またはSTA間のフレームを交換するにおいて、ALTT(Application Layer Turnaround Time)が考慮され、ALTT区間の間にSTAのパワーセーブが支援される。したがって、単一のTXOP(Transmission Opportunity)区間中にフレーム交換途中にもSTAの不必要なパワー消耗を防止できるから、効率的なパワー管理が支援されることができる。
本発明の実施形態のようなパワーセーブモード運営に基づくフレームの送受信方法は、パワー管理の重要性がより高いM2M(Machine to Machine)を支援する無線LANシステムにおいて、STA側パワー管理の効率性をさらに増大させることができる。
図1は、本発明の実施形態が採用されることができる無線LAN(Wireless Local Area Network;WLAN)システムの構成を示す図である。 図2は、IEEE 802.11により支援される無線LANシステムの物理層アーキテクチャーを示した図である。 図3は、パワー管理運営(power management operation)の一例を示す図である。 図4は、TIMプロトコルにおいてAPの応答手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、TIMプロトコルにおいてAPの応答手順の他の一例を示すフローチャートである。 図6は、DTIMによるTIMプロトコルの手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係るパワーセーブモードで運営しているSTAの動作を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るウェイクアップポールフレームのフォーマットを示すブロック図である。 図9は、本発明の実施形態に係るウェイクアップ確認フレームのフォーマットを示すブロック図である。 図10は、本発明の実施形態に係るデータフレーム交換手順の例示を示す図である。 図11は、STAでの層による送受信プロセスを示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係るALTT情報要素のフォーマットを示すブロック図である。 図13は、本発明の実施形態が採用されたデータフレーム交換手順の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態が具現されることができる無線装置を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施形態が採用されることができる無線LAN(Wireless Local Area Network;WLAN)システムの構成を示す図である。
図1に示すように、WLANシステムは、一つまたはそれ以上の基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)を含む。BSSは、成功的に同期化をなして互いに通信できるステーション(Station,STA)の集合であって、特定領域を示す概念ではない。
インフラストラクチャー(infrastructure)BSSは、一つまたはそれ以上の非APステーション(non−AP STA1,non−AP STA2,non−AP STA3,non−AP STA4,non−AP STA5)、分散サービス(Distribution Service)を提供するAP(Access Point)及び多数のAPを接続させる分散システム(Distribution System,DS)を含む。インフラストラクチャーBSSでは、APがBSSの非AP STAを管理する。
これに対し、独立BSS(Independent BSS,IBSS)は、アドホック(Ad−Hoc)モードで動作するBSSである。IBSSは、APを含まないから、中央において管理機能を行う個体(Centralized Management Entity)がない。すなわち、IBSSでは、非AP STAが分散した方式(distributed manner)で管理される。IBSSでは、すべてのSTAが移動STAからなることができ、DSへの接続が許容されないから、自己充足的なネットワーク(self−contained network)をなす。
STAは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11標準の規定に従う媒体接続制御(Medium Access Control,MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェスを含む任意の機能媒体であって、広義では、APと非APステーション(Non−AP STAtion)とも含む。
非AP STAは、APでないSTAであり、非AP STAは、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)または単純にユーザなどの他の名称でも呼ばれることができる。以下、説明の便宜のために非AP STAをSTAと呼ぶことにする。
APは、該当APに結合された(Associated)STAのために無線媒体を経由してDSに対した接続を提供する機能個体である。APを含むインフラストラクチャーBSSにおいてSTA間の通信は、APを経由して行われることが原則であるが、ダイレクトリンクが設定された場合には、STAの間でも直接通信が可能である。APは、集中制御機(central controller)、基地局(Base Station,BS)、ノード−B、BTS(Base Transceiver System)、またはサイト制御機などと呼ばれることができる。
図1に示すBSSを含む複数のインフラストラクチャーBSSは、分散システム(Distribution System;DS)を介して互いに接続されることができる。DSを介して接続した複数のBSSを拡張サービスセット(Extended Service Set;ESS)という。ESSに含まれるAP及び/またはSTAは、互いに通信でき、同じESSにおいてSTAは、途切れることなく通信しながら一つのBSSから他のBSSへ移動できる。
IEEE 802.11による無線LANシステムにおいて、MAC(Medium Access Control)の基本接続メカニズムは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)メカニズムである。CSMA/CAメカニズムは、IEEE 802.11 MACの分配調整機能(Distributed Coordination Function,DCF)と呼ばれるが、基本的に「listen before talk」接続メカニズムを採用している。このような類型の接続メカニズムによれば、AP及び/またはSTAは、転送を開始するに先立って無線チャネルまたは媒体(medium)をセンシング(sensing)する。センシングした結果、万が一、媒体がアイドル状態(idle status)と判断されると、該当媒体を介してパケット転送を開始する。これに対し、媒体が占有状態(occupied status)と感知されると、該当AP及び/またはSTAは、自分自身の転送を開始せずに媒体接近のための遅延期間を設定して待つ。
CSMA/CAメカニズムは、AP及び/またはSTAがこの媒体を直接センシングする物理的キャリアセンシング(physical carrier sensing)の他に、仮想キャリアセンシング(virtual carrier sensing)も含む。仮想キャリアセンシングは、隠れノード問題(hidden node problem)などのように媒体接近上発生できる問題を補完するためのものである。仮想キャリアセンシングのために、無線LANシステムのMACは、ネットワーク割り当てベクトル(Network Allocation Vector,NAV)を利用する。NAVは、現在媒体を使用しているか、または使用する権限があるAP及び/またはSTAが、媒体が利用可能な状態になるまで残っている時間を他のAP及び/またはSTAに指示する値である。したがって、NAVとして設定された値は、該当パケットを転送するAP及び/またはSTAによって、媒体の使用が予定されている期間に該当する。
DCFと共にIEEE 802.11 MACプロトコルは、DCFとポーリング(pollilng)基盤の同期式接続方式ですべての受信AP及び/またはSTAがデータパケットを受信できるように、周期的にポーリングするPCF(Point Coordination Function)を基盤とするHCF(Hybrid Coordination Function)を提供する。HCFは、提供者が多数のユーザにデータパケットを提供するための接続方式を競争基盤とするEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)とポーリング(polling)メカニズムを利用した非競争基盤のチャネル接近方式を使用するHCCA(HCF Controlled Channel Access)を有する。HCFは、WLANのQoS(Quality of Service)を向上させるための媒体接近メカニズムを含み、競争周期(Contention Period;CP)と非競争周期(Contention Free Period;CFP)の両方でQoSデータを転送できる。
図2は、IEEE 802.11により支援される無線LANシステムの物理層アーキテクチャーを示した図である。
IEEE 802.11の物理層アーキテクチャー(PHY architecture)は、PLME(PHY Layer Management Entity)、PLCP(Physical Layer Convergence Procedure)副層210、PMD(Physical Medium Dependent)副層200から構成される。PLMEは、MLME(MAC Layer Management Entity)と協調して、物理層の管理機能を提供する。PLCP副層210は、MAC副層220とPMD副層200との間でMAC層の指示によってMAC副層220から受けたMPDU(MAC Protocol Data Unit)を副層に伝達したり、PMD副層200からのフレームをMAC副層220に伝達する。PMD副層200は、PLCP下位層として無線媒体を介して両ステーション間の物理層個体(entity)の送受信が可能なようにする。MAC副層220が伝達したMPDUは、PLCP副層210においてPSDU(Physical Service Data Unit)と称す。MPDUは、PSDUと似ているが、複数のMPDUをアグリゲート(aggregation)したA−MPDU(aggregated MPDU)が伝達された場合、個々のMPDUとPSDUとは、互いに異なっても良い。
PLCP副層210は、PSDUをMAC副層220から受けてPMD副層200に伝達する過程において、物理層送受信器により必要な情報を含む付加フィールドを加える。このとき、加えられるフィールドは、PSDUにPLCPプリアンブル(preamble)、PLCPヘッダ(header)、畳み込みエンコーダを零状態(zero state)に戻すのに必要なテールビット(Tail Bits)などになることができる。PLCP副層210は、PPDUを生成し転送するのに必要な制御情報と受信STAがPPDUを受信し解析するのに必要な制御情報を含むTXVECTORパラメーターをMAC副層から受ける。PLCP副層210は、PSDUを含むPPDUを生成するのにTXVECTORパラメーターに含まれた情報を使用する。
PLCPプリアンブルは、PSDUが転送される前に受信機にとって同期化機能とアンテナダイバーシチを用意するようにする機能を果たす。データフィールドは、PSDUにパディングビット、スクランブラを初期化するためのビットシーケンスを含むサービスフィールド及びテールビットが加えられたビットシーケンスがエンコードされたコード化シーケンス(coded sequence)を含むことができる。このとき、エンコード方式は、PPDUを受信するSTAで支援されるエンコード方式によって、BCC(Binary Convolutional Coding)エンコードまたはLDPC(Low Density Parity Check)エンコードのうちの何れか一つより選択されることができる。PLCPヘッダには、転送するPPDU(PLCP Protocol Data Unit)を受信し、含まれているデータを獲得するのに必要な制御情報が含まれていることができる。
PLCP副層210では、PSDUに上述したフィールドを付加してPPDU(PLCP Protocol Data Unit)を生成して、PMD副層を経て受信ステーションに転送し、受信ステーションは、PPDUを受信してPLCPプリアンブル、PLCPヘッダからデータ復元に必要な情報を得て復元する。受信ステーションのPLCP副層は、PLCPプリアンブル及びPLCPヘッダに含まれた制御情報を含むRXVECTORパラメーターをMAC副層に伝達して、受信状態でPPDUを解析しデータを獲得できるようにする。
無線LANシステムでは、より高い処理率を支援するために、より連続的な160MHz及び不連続的な80+80MHz帯域の転送チャネルを支援する。また、MU−MIMO(multi user−multiple input multiple output)転送技法を支援する。MU−MIMO転送技法を支援する無線LANシステムにおいてデータを転送しようとするAP及び/またはSTAは、MU−MIMOペアリングされた少なくとも一つ以上の受信STAに同時にデータパケットを転送できる。
また、図1に示すように、図のように与えられた無線LANシステムにおけるAP10は、自分と結合(association)している複数のSTA21、22、23、24、30のうち、少なくとも一つ以上のSTAを含むSTAグループにデータを同時に転送できる。図1では、APがSTAにMU−MIMO転送することを例示しているが、TDLS(Tunneled Direct Link Setup)やDLS(Direct Link Setup)、メッシュネットワーク(mesh network)を支援する無線LANシステムでは、データを転送しようとするSTAがMU−MIMO転送技法を使用してPPDUを複数のSTAに転送できる。以下、APが複数のSTAにMU−MIMO転送技法によってPPDUを転送することを例に挙げて説明する。
各々のSTAに転送されるデータは、互いに異なる空間ストリーム(spatial stream)を介して転送されることができる。AP10が転送するデータパケットは、無線LANシステムの物理層から生成されて転送されるPPDUまたはPPDUに含まれたデータフィールドでフレームと言及されることができる。すなわち、SU−MIMO及び/またはMU−MIMOのためのPPDUに含まれたデータフィールドをMIMOパケットとすることができる。本発明の例において、AP10とMU−MIMOペアリングされた転送対象STAグループは、STA1 21、STA2 22、STA3 23及びSTA4 24と仮定する。このとき、転送対象STAグループの特定STAには、空間ストリームが割り当てられないから、データが転送されないときもある。一方、STAa30は、APと結合されているが、転送対象STAグループには含まれないSTAと仮定する。
無線LANシステムにおいてMU−MIMO転送を支援するために転送対象STAグループに対して識別子が割り当てられることができ、これをグループ識別子(Group ID)と言う。APは、MU−MIMO転送を支援するSTAにグループID割り当てのためにグループ定義情報(group definition information)を含むグループID管理フレーム(Group ID management frame)を転送し、これを通じてグループIDは、PPDU転送前にSTAに割り当てられる。一つのSTAは、複数のグループIDが割り当てられることができる。
下記の表1は、グループID管理フレームに含まれた情報要素を示す。
Figure 0006129165
カテゴリーフィールド及びVHTアクションフィールドは、該当フレームが管理フレームに該当し、MU−MIMOを支援する次世代無線LANシステムにおいて使用されるグループID管理フレームであることを識別できるように設定される。
表1のように、グループ定義情報は、特定グループIDに属しているかどうかを指示するメンバーシップ状態情報、及び該当グループIDに属した場合、該当STAの空間ストリームセットがMU−MIMO転送に応じる全体空間ストリームにおいて何番目の位置に該当するかを指示する空間ストリーム位置情報を含む。
一つのAPが管理するグループIDは複数であるから、一つのSTAに提供されるメンバーシップ状態情報は、APによって管理されるグループIDの各々にSTAが属しているかどうかを指示する必要がある。したがって、メンバーシップ状態情報は、各グループIDに属しているかを指示するサブフィールドのアレイ(array)形態で存在できる。空間ストリーム位置情報は、グループIDの各々に対する位置を指示するので、各グループIDに対してSTAが占める空間ストリームセットの位置を指示するサブフィールドのアレイ形態で存在できる。また、一つのグループIDに対したメンバーシップ状態情報と空間ストリーム位置情報とは、一つのサブフィールド内で具現化できる。
APは、MU−MIMO転送技法を介してPPDUを複数のSTAに転送する場合、PPDU内にグループIDを指示する情報を制御情報として含んで転送する。STAがPPDUを受信すると、STAは、グループIDフィールドを確認して自身が転送対象STAグループのメンバーSTAであるかどうかを確認する。自身が転送対象STAグループのメンバーであることが確認されると、自分に転送される空間ストリームセットが全体空間ストリームのち、何番目に位置するかを確認することができる。PPDUは、受信STAに割り当てられた空間ストリームの個数情報を含むので、STAは、自分に割り当てられた空間ストリームを探してデータを受信することができる。
一方、フレームの送受信のために常にチャネルをセンシングすることは、STAの持続的な電力消耗を引き起こす。受信状態での電力消耗は、転送状態での電力消耗に比べて大きく差がないために、受信状態を維持し続けることは、バッテリーで動作するSTAに相対的に多くの電力消耗を発生させる。したがって、無線LANシステムにおいてSTAが持続的に受信待機状態を維持しチャネルをセンシングすることは、無線LAN処理率側面において特別な上昇効果無しで非効率的なパワー消耗を引き起こすおそれがあるので、パワー管理(power management)側面において適していない。
上記のような問題点を補完するために、無線LANシステムでは、STAのパワー管理(power management;PM)モードを支援する。STAのパワー管理モードは、アクティブモード(active mode)及びパワーセーブ(power save;PS)モードに分けられる。STAは、基本的にアクティブモードで動作する。アクティブモードで動作するSTAは、アウェイク状態を維持する。すなわち、フレームの送受信やチャネルセンシングなどの正常な動作が可能な状態を維持する。
PSモードで動作するSTAは、ドーズ状態(doze state)とアウェイク状態を転換しながら動作する。ドーズ状態で動作するSTAは、最小限のパワーで動作し、データフレームを含んでAPから転送される無線信号を受信しない。また、ドーズ状態で動作するSTAは、チャネルセンシングを行わない。
STAがドーズ状態で可能な限り長く動作するほど、電力消耗が減るために、STAは、動作期間が増加する。しかしながら、ドーズ状態では、フレームの送受信が不可能なために無條件的に長く動作できない。ドーズ状態で動作するSTAがAPに転送するフレームが存在する場合、アウェイク状態に転換してフレームを転送できる。ただし、APがドーズ状態で動作するSTAに転送するフレームがある場合、STAは、これを受信することができず、受信するフレームが存在することもわからない。したがって、STAは、自分に転送されるフレームの存在有無、存在する場合、これを受信するために特定周期によってアウェイク状態に転換する動作を必要とすることができる。APは、これによりフレームをSTAに転送できる。これは、図3を参照して説明するようにする。
図3は、パワー管理運営の一例を示す図である。
図3に示すように、AP310は、一定の周期でビーコンフレーム(beacon frame)をBSS内のSTAに転送する(S310)。ビーコンフレームには、TIM情報要素(traffic indication map information element)が含まれる。TIM要素は、AP310が自分と結合されたSTAに対するバッファされたトラフィックが存在し、フレームを転送することを知らせる情報を含む。TIM要素には、ユニキャスト(unicast)フレームを知らせるのに使用されるTIMと、マルチキャスト(multicast)またはブロードキャスト(broadcast)フレームを知らせるのに使用されるDTIM(delivery traffic indication map)とがある。
AP310は、3番のビーコンフレームを転送するごとに1回ずつDTIMを転送する。
STA1 321及びSTA2 322は、PSモードで動作するSTAである。STA1 321及びSTA2 322は、特定周期のウェイクアップインターバルごとにドーズ状態からアウェイク状態に転換して、AP310によって転送されたTIM要素を受信することができるように設定されることができる。
STA1 321がビーコンインターバルごとにアウェイク状態に転換してTIM要素を受信できるように、特定ウェイクアップインターバルが設定されることができる。したがって、STA1 321は、AP310が第1番目にビーコンフレームを転送するとき(S311)、アウェイク状態に転換する(S321)。STA1 321は、ビーコンフレームを受信しTIM要素を獲得する。獲得されたTIM要素がSTA1 321に転送されるフレームがあることを指示する場合、STA1 321は、AP310にフレーム転送を要請するPSポールフレームをAP310に転送する(S321a)。AP310は、PSポールフレームに対応してフレームをSTA1 321に転送する(S331)。フレーム受信を完了したSTA1 321は、再度ドーズ状態に転換して動作する。
AP310が第2番目にビーコンフレームを転送するにおいて、他の装置が媒体に接近している等、媒体が占有された状態であるから、AP310は、正確なビーコンインターバルに合せてビーコンフレームを転送できず、遅れた時点に転送できる(S312)。この場合、STA1 321は、ビーコンインターバルに合せて動作モードをアウェイク状態に転換するが、遅れて転送されるビーコンフレームを受信することができないから、再度ドーズ状態に転換する(S322)。
AP310が第3番目にビーコンフレームを転送するとき、該当ビーコンフレームには、DTIMと設定されたTIM要素が含まれることができる。ただし、媒体が占有された状態であるから、AP310は、ビーコンフレームを遅延転送する(S313)。STA1 321は、ビーコンインターバルに合せてアウェイク状態に転換して動作し、AP310により転送されるビーコンフレームを介してDTIMを獲得できる。STA1 321が獲得したDTIMは、STA1 321に転送されるフレームはなく、他のSTAのためのフレームが存在することを指示するので、STA1 321は、ドーズ状態に再度転換して動作する。AP310は、ビーコンフレーム転送後にフレームを該当STAに転送する(S332)。
AP310は、第4番目にビーコンフレームを転送する(S314)。ただし、STA1 321は、この前の2回にわたったTIM要素受信を介して自分に対するバッファされたトラフィックが存在するという情報を獲得することができなかったため、TIM要素受信のためのウェイクアップインターバルを調整することができる。または、AP310により転送されるビーコンフレームにSTA1 321のウェイクアップインターバル値を調整するためのシグナルリング情報が含まれた場合、STA1 321のウェイクアップインターバル値が調整されることができる。本例示において、STA1 321は、ビーコンインターバルごとにTIM要素受信のために運営状態を転換していたことを3回のビーコンインターバルごとに一回運営状態を転換するように設定されることができる。したがって、STA1 321は、AP310が第4番目のビーコンフレームを転送し(S314)、第5番目のビーコンフレームを転送する時点に(S315)、ドーズ状態を維持するので、該当TIM要素を獲得することができない。
AP310が第6番目にビーコンフレームを転送するとき(S316)、STA1 321は、アウェイク状態に転換して動作しビーコンフレームに含まれたTIM要素を獲得する(S324)。TIM要素は、ブロードキャストフレームが存在することを指示するDTIMであるから、STA1 321は、PSポールフレームをAP310に転送せずに、AP310により転送されるブロードキャストフレームを受信する(S334)。
一方、STA2 322に設定されたウェイクアップインターバルは、STA1 321より長い周期に設定されることができる。したがって、STA2 322は、AP310が第5番目にビーコンフレームを転送する時点(S315)にアウェイク状態に転換して、TIM要素を受信することができる(S324)。STA2 322は、TIM要素を介して自分に転送されるフレームが存在することを知って転送を要請するために、AP310にPSポールフレームを転送する(S324a)。AP310は、PSポールフレームに対応してSTA2 322にフレームを転送する(S333)。
図3のようなパワーセーブモード運営のために、TIM要素には、STAが自分に転送されるフレームが存在するかを指示するTIMまたはブロードキャスト/マルチキャストフレームが存在するかを指示するDTIMが含まれる。DTIMは、TIM要素のフィールド設定を通して具現化されることができる。
TIM要素を受信したSTAの詳細な応答手順は、以下、図4及び図6を参照できる。
図4は、TIMプロトコルにおけるAPの応答手順の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、STA420は、AP410からTIMを含むビーコンフレームを受信するために、ドーズ状態からアウェイク状態に運営状態を転換する(S410)。STA420は、受信したTIM要素を解析して自分に転送されるバッファされたトラフィックがあることが分かる。
STA420は、PSポールフレーム転送のための媒体接近のために、他のSTAとコンデンド(contending)をし(S420)、AP410にデータフレーム転送を要請するために、PSポールフレームを転送する(S430)。
STA420により転送されたPSポールフレームを受信したAP410は、STA420にフレームを転送する。STA2 420は、データフレームを受信し、これに対する受信応答としてACK(acknowledgement)フレームをAP410に転送する(S450)。以後、STA2 420は、ドーズ状態に運営モードを再度転換する(S460)。
図4のように、APは、STAからPSポールフレームを受信した即時データフレームを転送する即時応答(immediate response)と異なり、PSポールフレーム受信以後の特定時点にデータを転送することもできる。
図5は、TIMプロトコルにおけるAPの応答手順の他の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、STA520は、AP510からTIMを含むビーコンフレームを受信するために、ドーズ状態からアウェイク状態に運営状態を転換する(S510)。STA520は、受信したTIM要素を解析して自分に転送されるバッファされたトラフィックがあることが分かる。
STA520は、PSポールフレーム転送のための媒体接近のために、他のSTAとコンデンドを行い(S520)、AP510にデータフレーム転送を要請するためにPSポールフレームを転送する(S530)。
AP510がPSポールフレームを受信してもSIFS(short interframe space)のように特定時間的インターバルの間にデータフレームを用意していない場合、データフレームを直に転送せずにその代わりにACKフレームをSTA520に転送する(S540)。これは、図4のAP410がPSポールフレームに対応してデータフレームを直にSTA420に転送するS440ステップと異なる遅れた応答(deferred response)の特徴である。
AP510は、ACKフレームの転送後にデータフレームが用意されると、コンデンド(contending)を行った後(S550)、データフレームをSTA520に転送する(S560)。
STA520は、データフレームに対する受信応答としてACKフレームをAP510に転送し(S570)、ドーズ状態に運営モードを転換する(S580)。
APがDTIMをSTAに転送すると、以後に進行されるTIMプロトコルの手順は異なりうる。
図6は、DTIMによるTIMプロトコルの手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、STA620は、AP610からTIM要素を含むビーコンフレームを受信するために、ドーズ状態からアウェイク状態に運営状態を転換する(S610)。STA620は、受信したDTIMを介してマルチキャスト/ブロードキャストフレームが転送されることが分かる。
AP620は、DTIMを含むビーコンフレームを転送した後、マルチキャスト/ブロードキャストフレームを転送する(S620)。STA620は、AP610によって転送されたマルチキャスト/ブロードキャストフレームを受信した後、ドーズ状態に運営状態を再度転換する(S630)。
図3ないし図6を参照したTIMプロトコルに基づくパワーセーブモード運営方法において、STAは、TIM要素に含まれたSTA識別情報を通じてバッファされたトラフィックにより転送されるデータフレームがあるかどうかを確認することができる。STA識別情報は、STAがAPと結合時に割り当てられる識別子であるAID(Association Idetifier)と関連した情報でありうる。STA識別情報は、バッファされたトラフィックがあるSTAのAIDを直接指示するように設定されるか、またはAID値に該当するビットオーダーが特定値に設定されるビットマップタイプに設定されることができる。STAは、STA識別情報が自身のAIDを指示すると、自分にバッファされたトラフィックがあることが分かる。
AIDは、一つのBSS内では、唯一に使用され、現在、1〜2007の値を有することができる。AIDを指示するために、14ビットが割り当てられて最大16383まで支援できるが、2008〜16383値のAIDは、予備(reserved)になっている。
一方、最近、スマートグリッド(smart grid)、e−Health、ユビキタスのような多様な通信サービスが登場するにつれて、これを支援するためのM2M(Machine to Machine)技術が脚光を浴びている。温度湿度などを感知するセンサと、カメラ、TVなどの家電製品、工場の工程機械、自動車のような大型機械までM2Mシステムを構成する一つの要素になることができる。M2Mシステムを構成する要素は、WLAN通信を基盤としてデータを送受信できる。M2Mシステムを構成する装置がWLANを支援しネットワークを構成した場合、以下、これをM2M無線LANシステムという。
M2Mを支援する無線LANシステムの特性は、以下のとおりである。
1)多いSTAの数:M2Mは、既存のネットワークとは異なり、多くの数のSTAがBSS内に存在すると仮定する。個人が所有した装置だけでなく家、会社などに設置されたセンサなどをすべて考慮するためである。したがって、一つのAPにかなり多い数のSTAが接続されることができる。
2)各STA当たりの低いトラフィック負荷(traffic load):M2M端末は、周辺の情報を収集して報告するトラフィックパターンを有するから、頻繁に送信する必要がなく、その情報の量も少ないほうである。
3)アップリンク(uplink)中心の通信:M2Mは、主にダウンリンク(downlink)で命令を受信して行動を取った後、結果データをアップリンクに報告する構造を有する。主要データは、一般にアップリンクに転送されるので、M2Mを支援するシステムでは、アップリンクが中心となる。
4)STAのパワー管理:M2M端末は、主にバッテリーで動作し、ユーザがよく充電し難い場合が多い。したがって、バッテリー消耗を最小化するためのパワー管理方法が求められる。
5)自動復元機能:M2Mシステムを構成する装置は、特定状況において人が直接操作するのが難しいために、自ら復元する機能を必要とする。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明するために、以上のような特徴を有するM2M支援無線LANシステムを例に挙げて説明する。しかしながら、本発明の範囲は、M2Mを支援する無線LANシステムに限定されず、一般的な無線LANシステムを含む無線通信全般に採用されることができる。
一般的な無線LANシステムでのサーバ(server)/クライアント(client)構造によれば、STAのようなクライアントがサーバに情報を要請し、サーバは、要請に対する応答として情報(データ)をSTAに転送することが一般的である。このとき、情報を提供したサーバは、機械的に情報を収集し提供した装置(Machine)と見なすことができ、情報を受信した主体は、クライアントを使用したユーザーになることができる。このような構造的特性により、従来の無線LANシステムでは、ダウンリンク方向の通信技術が主に発展してきた。
これに対し、M2Mを支援する無線LANシステムでは、以上のような構造が変わる。すなわち、装置であるクライアントが情報を収集して提供する機能を果たし、サーバを管理するユーザーが情報を要請する地位に有するようになる。すなわち、M2M支援無線LANシステムにおいてM2Mサーバは、M2M STAに周辺環境測定と関連した命令を下し、M2M STAは、命令に従って動作を行い、収集された情報をサーバに報告する通信流れが一般的である。以前とは異なり、ユーザーがサーバ側においてネットワークに接近するようになり、通信の流れが反対方向になるということがM2M支援無線LANシステムの構造的特徴になる。
以上のような構造的特徴によって、効果的なM2M通信のためには、従来のSTAが有する機能を縮小し、ネットワークでの管理機能をさらに拡大することが求められる。従来のネットワークモデルにおいてユーザーがSTA側にあったため、ネットワーク管理機能は、STAにも与えられていた。しかし、M2M支援無線LANシステムにおけるSTAは、単に命令によって動作を行い、収集された情報を報告すればいいために、サーバ側のネットワーク管理機能を強化する必要がある。
従来の無線LANシステムにおけるSTAは、ユーザーが直接使用/制御する端末である。したがって、端末が有する選択権が保障されており、状況によりユーザーの選択に応じて動作された。特に、電力消費側面とパワーセーブ側面において、ユーザーが主体になってSTAを制御するので、端末をアイドル状態(idle state)で長時間維持させるか、所望する時にバッテリーを充電して使用する等、STA立場で所望する機能は、ユーザーの意志によって行われることができる。また、端末が長時間アイドル状態を維持するからといって、ネットワーク側面で大きな問題とならず、ただ該当端末を使用/制御するユーザーの選択権によって、個別端末の動作が定義されたと見なすことができる。
これに対し、M2M支援無線LANシステムにおけるSTAは、情報を収集して提供する装置(machine)であるから、予め指定されたAPのようなネットワークにより制御されることができなければならない。しかし、従来の無線LANシステムにおいて定義されているプロトコルによれば、STAが主体的にアウェイク状態及びドーズ状態を転換して動作するパワーセーブモード動作が支援される。これは、APを管理するユーザーが必要とする時点にSTAがドーズ状態で動作中であるから、情報/データを含むフレームの交換が不可能であるか、不要な時点においてアウェイク状態で動作してバッテリーを消耗するようになる等の問題を引き起こすおそれがある。よって、本発明では、STAがいつ、どのように、またどれくらい頻繁にアウェイク状態及びドーズ状態を転換して動作するかをAPが制御できるようにする方法が求められる。また、APによって制御されるパワーセーブモードに基づくAP及び/またはSTA間の通信方法が求められる。
本発明においてSTAがアウェイク状態に転換した場合、状態転換をAPに知らせる方法を提案する。以下、図を参照して説明する。
図7は、本発明の実施形態に係るパワーセーブモードで運営しているSTAの動作を示す図である。
図7に示すように、ドーズ状態で動作していたSTA720は、アウェイク状態に転換する(S710)。STA720がアウェイク状態に転換する時点は、予め決まった特定時点または任意の時点でありうる。
アウェイク状態に転換したSTA710は、AP710にウェイクアップポールフレーム(wakeup poll frame)を転送する(S720)。ウェイクアップポールフレームは、STA720がアウェイク状態に転換したことをAP710に知らせ、アウェイク状態を維持するかまたはドーズ状態に再度転換するかに対するAP710の指示を要請するために転送される。さらに、ウェイクアップポールフレームには、STA720がAP710に要請するパワーセーブモード運営と関連した情報が含まれて、これに対するAP710の承諾如何を要請することが具現化されることができる。
図8は、本発明の実施形態に係るウェイクアップポールフレームのフォーマットを示すブロック図である。ウェイクアップポールフレームは、アクション管理フレーム(action management frame)でありうる。
図8に示すように、ウェイクアップポールフレーム800は、カテゴリー(category)フィールド810、ウェイクアップアクション(wakeup action)フィールド820、ダイアログトークン(dialogtoken)フィールド830を含むことができる。さらにパワーセーブモード運営と関連した情報のための付加サブ要素(optional subelement)840がさらに含まれることができる。
カテゴリーフィールド810及びウェイクアップアクションフィールド820は、該当フレームがウェイクアップポールフレーム800であることを指示するように設定されることができる。
ダイアローグトークンフィールド830は、ポール/確認過程(poll/confirm transaction)を識別するための値に設定されることができ、STA720によって0でない値に設定されることができる。
ウェイクアップポールフレーム800は、STA720がAP710にウェイクアップ状態に転換したことを知らせるのに使用されるものであって、付加サブ要素840は、省略されたままで転送されることができる。
付加サブ要素840は、STA720のパワーセーブモード運営と関連した情報を含むことができる。付加サブ要素840には、要請聴取インターバル(requesting listen interval)フィールドが含まれることができる。要請聴取インターバルフィールドは、STA710が変更することを要請する聴取インターバルを指示するように設定されることができる。聴取インターバルは、STA720の仮眠/アウェイク状態転換周期を意味でき、聴取インターバルは、ビーコンインターバルを単位として設定されることができる。
一例として、M2M STAの場合、周期的にセンシングするデータ値の変化が低くて統計的にドーズ状態で動作する時間をさらに長くしても問題がないと判断される場合、STAは、電力消耗を減らすために、聴取インターバル変更を要請できる。このために、要請聴取インターバルフィールドがウェイクアップポールフレーム800に含まれて転送されることができる。ただし、要請聴取インターバルフィールドに設定された値は、STA720がAP710に要請する値であるから、これに対するAP710の確認応答が要求されることができる。
また、図7に示すように、AP710は、ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレーム(wakeup confirm frame)をSTA720に転送する(S730)。AP710は、ウェイクアップ確認フレームの転送を介してパワーセーブモードで運営中であり、アウェイク状態に転換したSTA720の動作を制御できる。また、STA720が要請したパワーセーブモード運営と関連した情報に対して確認/応答できる。
図9は、本発明の実施形態に係るウェイクアップ確認フレームのフォーマットを示すブロック図である。ウェイクアップ確認フレームは、アクション管理フレームでありうる。
図9に示すように、ウェイクアップ確認フレーム900は、カテゴリーフィールド910、ウェイクアップアクションフィールド920、ダイアローグトークンフィールド930、アウェイク持続時間(awake duration)フィールド940を含むことができる。さらに、ウェイクアップポールフレーム800の付加サブ要素840に対した応答と関連した付加サブ要素950をさらに含むことができる。
カテゴリーフィールド910及びウェイクアップアクションフィールド920は、該当フレームがウェイクアップ確認フレーム900であることを指示するように設定されることができる。
ダイアローグトークンフィールド930は、ポール/確認過程(poll/confirm transaction)を識別するための値に設定されることができる。ダイアローグトークンフィールド930は、対応するウェイクアップポールフレーム800のダイアローグトークンフィールド830に設定された値と同一に設定されることができる。
アウェイク持続時間フィールド940は、STA720がアウェイク確認フレーム900の受信時点からアウェイク状態を維持しなければならない時間を指示するように設定されることができる。持続時間をある程度精密に知らせるかによってオクテット単位のフィールド大きさn値が決定されることができる。時間の単位は、予め決まった時間ユニット(Time Unit;TU)、または他の例として、マイクロセカンド(microsecond)単位またはスロット(slot)を基本単位として倍数形態で定義されることができる。
追加サブ要素950としてSTA720が要請した聴取インターバルに対する応答として、応答聴取インターバル(responding listen interval)フィールドが含まれることができる。応答聴取インターバルフィールドは、STA710によって要請された聴取インターバルフィールドの値に設定されるか、またはAP710がSTA720に設定した他の聴取インターバル値に設定されることができる。STA720は、ウェイクアップポールフレーム800の要請聴取インターバルフィールドの値に関係なく、AP710によって応答されたウェイクアップ確認フレーム900内の応答聴取インターバルフィールド値に応じて運営しなければならない。AP710は、応答聴取インターバルフィールドの値をSTA720によって要請された聴取インターバルに基づいて決定して設定できる。
また、図7に示すように、STA720は、ウェイクアップ確認フレーム900に含まれたアウェイク持続時間フィールド940の値に応じて、パワーセーブモードを運営する。アウェイク持続時間フィールド940の値が0に設定された場合、STA720は、ウェイクアップ確認フレーム900を受信した後、直ちにドーズ状態に転換する(S740a)。アウェイク持続時間フィールド940が0に設定されたことは、STA720のためのバッファされたトラフィックが存在しないことを意味できる。
アウェイク持続時間フィールド940の値が0でない値に設定された場合、STA720は、ウェイクアップ確認フレーム900を受信し、アウェイク持続時間フィールド940の値が指示する時間ほどアウェイク状態を維持した後、ドーズ状態に転換する(S740b)。
AP710によって転送されるアウェイク確認フレームがSTA720によって直前に転送されたウェイクアップポールフレームに対する応答である場合、STA710の立場でウェイクアップ確認フレームの転送は、ウェイクアップポールフレームに対する受信確認フレーム(acknowledgement frame;ACK frame)の転送と見なされることができる。すなわち、STA720がウェイクアップ確認フレームを受信すると、これに対する応答としてACKフレームを転送する必要がない場合もある。STA720は、ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレームを受信できないと、ACKを受信していないと見なして、ウェイクアップポールフレームをAPに再度転送できる。
図10は、本発明の実施形態に係るデータフレーム交換手順の例示を示す図である。図10のフレーム交換手順は、単一TXOP(Transmission Opportunity)内で行われたと仮定する。
図10に示すように、アウェイク状態に転換したSTA1020は、AP1010にウェイクアップポールフレームを転送する(S1010)。
AP1010は、ウェイクアップポールフレームに対する応答としてウェイクアップ確認フレームをSTA1020に転送する(S1020)。AP1010は、ウェイクアップ確認フレームの0でない値に設定されたアウェイク持続時間フィールドを介して、STA1020のためのバッファされたトラフィックがあることを指示できる。
AP1010のみがバッファされたトラフィックに対するデータフレーム(ら)を転送しTXOPが終了せず、その後、STA1020もデータフレーム(ら)を転送することと予想される等、少なくとも1回以上AP1010及びSTA1020間のデータフレーム交換が予想される場合がありうる。このために、AP1010は、アウェイク持続時間フィールドをデータフレーム交換手順がすべて終了できるように、十分に大きな値に設定できる。アウェイク持続時間フィールドの設定を介して、STA1020は、AP1010が意図した分だけにアウェイク状態を維持できる。本例示においてアウェイク持続時間フィールドは、TXOPが終了する時点まで指示するように設定されたと仮定する。
AP1010は、データフレームをSTA1020に転送する(S1030)。AP1010は、少なくとも一つ以上のデータフレームをSTA1020に転送できる。示していないが、AP1010によって転送されたデータフレームに対する応答としてSTA1020は、ACKフレームをAP1010に転送できる。STA1020は、AP1010により転送されたデータフレームごとにACKフレームを転送できる。または、STA1020は、AP1010から転送されるデータフレームを受信した後に、ブロックACK(Block ACK)フレームを転送することによって、受信したデータフレームの全体に対して受信確認応答できる。以下のデータフレーム交換でも、ACKフレームの送受信に対する説明は省略されるが、適用されることができる。
AP1010は、単一のTXOP区間内にAP1010がQoS ナルフレーム(以下、ナルフレーム)のようなフレームを転送して、STAのためにつながるデータフレーム(ら)の転送のためのALTT(Application Layer Turnaround Time)が提供/保障される方式を提案する。ALTTに対して、図11を参照して説明するようにする。
図11は、STAでの層による送受信プロセスを示す図である。
STA1020は、APからバッファされたトラフィックのためのデータフレーム(ら)を受信すると、フレームに含まれたデータストリームがPHY層、MAC層、TCP/IP層を経てアプリケーション層(Application layer)に到達するまでのSTA自体の処理過程が行われる。したがって、STAがデータフレーム(ら)を受信して処理するのには、受信データ処理時間を必要とすることができる。また、受信されたデータフレームの処理を完了し、これに対する応答としてデータフレーム(ら)を転送しようとするときも、反対にアプリケーション層、TCP/IP層、MAC層、PHY層を経て実際の無線媒体に転送するまでの転送データ処理時間を必要とすることができる。このような受信データ処理時間及び転送データ処理時間を含んだSTA自体でのデータ処理時間をALTTと表現できる。
また、図10に示すように、AP1010は、STA1020のALTT区間の間に他のSTAがチャネルを占有する状況を防止するために、ナルフレームをSTA1020に転送する(S1041)。ナルフレーム転送を介してTXOPが維持されることができる。ナルフレームの長さは、ALTTの時間長さに基づいて決定されることができる。さらに詳細に、ナルフレームの長さは、ALTTの長さに合うように決定されることができる。
ナルフレームを受信したSTA1020は、ALTT区間の間にネットワークカード(network card)の終了をオフさせ、内部データ処理のみを行う等の動作を行う仮眠モードに転換できる(S1042)。これを通じてSTA1020は、ALTT区間の間に自体的にパワーセーブできる。
ALTT区間終了後にSTA1020は、アウェイク状態に転換し(S1043、データフレーム(ら)をAP1010に転送できる(S1050)。
AP1010は、STA1020からデータフレーム(ら)を受信した後、ALTTのためのナルフレームをSTA1020に転送できる(S1061)。
AP1010からナルフレームを受信したSTA1020は、ドーズ状態に転換し(S1062)、ALTT終了に合せてアウェイク状態に転換できる(S1063)。
ALTT区間終了後AP1010は、残ったTXOP区間内にデータフレーム(ら)をSTA1020に転送でき(S1070)、TXOP区間内のAP1010及び/またはSTA1020間のデータフレーム交換がさらに行われることができる(図示せず)。
TXOP区間が終了する時点にSTA1020は、ドーズ状態に転換できる(S1080)。
TXOP区間内にAP1010及び/またはSTA間に交換するデータフレームがもうこれ以上ない場合、AP1010は、図9のようなウェイクアップ確認フレームをSTA1020に転送するものの、ウェイクアップ確認フレームのアウェイク持続時間を0に設定して転送できる。これを通じてAP1010は、TXOPを早期終了させ、STA1020が早くドーズ状態に転換できるようにすることができる。
AP1010は、上記のように設定されたウェイクアップ確認フレームの代わりにAP及び/またはSTA間の通信を中断し、STAをドーズ状態に転換させるために、1に設定されたQoS制御フィールドのEOSP(End of Service Period)ビットを含んだデータフレーム(またはナルフレーム)を転送できる。これにより、AP1010は、明示的にサービス区間(service period)を中断させることができる。
ALTTの期間に対する設定は、STAがAPに要請できる。STAは、ドーズ状態の間にCPU、メモリ、I/Oなどを低電力状態で維持できる。低電力状態で動作する途中に、データフレームを受信するようになると、正常なクロックサイクル(clock cycle)でシステムを動作させるのに遅延時間が要求されることができる。
上位層(upper layer)機能を正常動作させるのにかかる時間は、システム固有パラメーター(system specific parameter)に該当し、STAは、このようなパラメーターに対して能力値(capability)情報としてAPに転送できる。
図12は、本発明の実施形態に係るALTT情報要素のフォーマットを示すブロック図である。
図12に示すように、ALTT情報要素1200は、要素ID(Element ID)フィールド1210、長さフィールド1220及びALTTフィールド1230を含むことができる。
要素IDフィールド1210は、該当情報要素がALTT情報要素1200であることを指示するように設定されることができる。長さフィールド1220は、ALTT情報要素1200の長さを指示するように設定されることができる。
ALTTフィールド1230は、AP及び/またはSTAが要求するALTT期間と関連した値に設定されることができる。さらに詳細には、ALTTフィールド1230は、予想する自身のアプリケーション層システムを正常動作させるのに消耗される時間値を指示するように設定されることができる。ALTTフィールド1230は、OFDMシンボル持続時間(OFDM symbol duration)を単位とする時間を指示するように設定されることができる。
ALTT情報要素1200は、AP及びSTA間の結合時または再結合時に転送される結合要請フレーム(association request frame)または再結合要請フレーム(re−association request frame)に含まれて転送されることができる。
一方、ALTT区間の間に他のSTAによるチャネル占有を防止するための方法に、ナルフレームを転送する代わりに、A−MPDU(Aggregate−MPDU)を転送する方法が提案されることができる。
図13は、本発明の実施形態が採用されたデータフレーム交換手順の一例を示す図である。
図13に示すように、STA1320は、アウェイク状態に転換した後、AP1310にウェイクアップポールフレームを転送する(S1310)。
AP1310は、ウェイクアップポールフレームに対する応答としてSTA1320にウェイクアップ確認フレームを転送する(S1320)。STA1320に対するバッファされたフレームが存在する場合、AP1310は、0でない値に設定されたアウェイク持続時間フィールドを含むウェイクアップ確認フレームを転送できる。
AP1310は、STA1320にデータフレーム(ら)を転送するにおいて、A−MPDUを転送する。AP1310は、A−MPDUを構成するにおいて、STA1320のためのALTTを考慮して、ナルサブフレームをA−MPDUサブフレームにパディングする。
STA1320は、A−MPDUサブフレーム(ら)を受信する間には、アウェイク状態で動作するものの、ナルサブフレームを受信し始めた時点からドーズ状態に転換できる(S1340)。
STA1320は、A−MPDUの転送が終了する時点にアウェイク状態に転換し(S1350)、A−MDPUに対する応答としてACKフレーム(またはブロックACKフレーム)をAP1310に転送する(S1360)。次に、STA1320がデータフレーム(ら)をAP1310に転送することを望む場合、ACKフレーム(またはブロックACKフレーム)を介してこれをシグナルリングできる。ACKフレーム(またはブロックACKフレーム)のフレーム制御フィールド(Frame Control Field)にモアデータビット(More Data Bit)の設定を介して、STA1320が転送するデータフレームがあることをシグナルリングできる。この場合、STA1320は、データフレーム(ら)をAP1310に転送でき(S1370)、データフレーム(ら)は、A−MPDUフォーマットで転送されることができる。
AP1310は、STA1320が転送したA−MPDUに対する応答としてACKフレーム(またはブロックACKフレーム)をSTA1320に転送する(S1380)。
TXOP区間終了以前にSTA1320がドーズ状態に転換するためには、AP1310がサービス区間(Service Period)を中断しなければならない。すなわち、AP1310がSTA1320と通信を中断し、STA1320をドーズ状態に転換させるためのシグナルリングが求められる。このために、AP1310は、アウェイク持続時間フィールドが0に設定されたウェイクアップ確認フレームをSTA1320に転送できる。または、1に設定されたQoS制御フィールドのEOSPビットを含むデータフレーム(またはナルフレーム)をSTA1320に転送できる。
図14は、本発明の実施形態が具現化されることができる無線装置を示すブロック図である。
図14に示すように、無線装置1400は、プロセッサ1410、メモリ1420、及びトランシバ1430を含む。トランシバ1430は、無線信号を転送及び/または受信するものの、IEEE 802.11の物理層を具現する。プロセッサ1410は、トランシバ1430と機能的に接続されて、本発明の実施形態に係るパワーセーブモード運営に従ってフレームを送受信するよう設定されることができる。プロセッサ1410は、図7及び図13に示す本発明の実施形態を具現化するMAC層及び/またはPHY層を具現化するように設定される。
プロセッサ1410及び/またはトランシバ1430は、ASIC(Application−Specific Integrated Circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。実施形態がソフトウェアにより具現化されるとき、上述した技法は、上述した機能を行うモジュール(過程、機能など)により具現化されることができる。モジュールは、メモリ1420に格納され、プロセッサ1410により実行できる。メモリ1420は、プロセッサ1410の内部に含まれることができ、外部に別途に位置して知られた多様な手段でプロセッサ1410と機能的に接続されることができる。

Claims (6)

  1. ワイヤレスローカルエリアネットワークにおいて、ステーションがアウェイク状態とドーズ状態との間で転換するパワーセーブモードを提供する方法であって、前記方法は、
    前記ステーションによって、アクセスポイントからTIM(traffic indication map)を含むビーコンフレームを受信するために前記アウェイク状態にウェイクアップすることと、
    前記ステーションに伝達されるバッファされたトラフィックが存在することを前記TIMが示す場合に、前記ステーションによって、前記アウェイク状態にウェイクアップした後にウェイクアップポールフレームをアクセスポイントに転送することであって、前記ウェイクアップポールフレームは、前記ステーションが変更することを要請する聴取インターバルを指示する要請聴取インターバルフィールドを含み、前記聴取インターバルは、前記ステーションのドーズ状態/アウェイク状態転換周期を示す、ことと、
    前記ウェイクアップポールフレームに応答して、ウェイクアップ確認フレームを受信し、現在のTXOP(transmission opportunity)の最後まで前記アウェイク状態に残っていることと、
    前記現在のTXOP中に、前記ステーションと前記アクセスポイントとの間で複数のデータフレームを交換することであって、前記現在のTXOP内において前記アクセスポイントから終了フレームを受信すると、前記ステーションは、前記アウェイク状態から前記ドーズ状態に転換し、前記終了フレームは、転送の終了を示すために使用される値に設定されるビットを有する、ことと
    を含む、方法。
  2. 前記ステーションと前記アクセスポイントとの間で前記複数のデータフレームを交換するステップは、
    前記ステーションによって、前記現在のTXOP内において前記アクセスポイントから少なくとも1つのダウンリンクデータフレームを受信することと、
    前記ステーションによって、前記現在のTXOP内において少なくとも1つのアップリンクデータフレームを前記アクセスポイントに転送することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のデータフレームは、複数のPhysical layer convergence PPDU(procedure Protocol Data Unit)を含む、請求項1に記載の方法。
  4. デバイスであって、前記デバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワークにおいて前記デバイスがアウェイク状態とドーズ状態との間で転換するパワーセーブモードを提供し、前記デバイスは、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに動作可能に結合され、かつ、命令を格納するメモリと
    を含み、
    前記命令は、前記プロセッサによって実行される場合、前記デバイスに、
    アクセスポイントからTIM(traffic indication map)を含むビーコンフレームを受信するために前記アウェイク状態にウェイクアップすることと、
    前記デバイスに伝達されるバッファされたトラフィックが存在することを前記TIMが示す場合に、前記アウェイク状態にウェイクアップした後にウェイクアップポールフレームをアクセスポイントに転送することであって、前記ウェイクアップポールフレームは、前記デバイスが変更することを要請する聴取インターバルを指示する要請聴取インターバルフィールドを含み、前記聴取インターバルは、前記デバイスのドーズ状態/アウェイク状態転換周期を示す、ことと、
    前記ウェイクアップポールフレームに応答して、ウェイクアップ確認フレームを受信し、現在のTXOP(transmission opportunity)の最後まで前記アウェイク状態に残っていることと、
    前記現在のTXOP中に、前記デバイスと前記アクセスポイントとの間で複数のデータフレームを交換することであって、前記現在のTXOP内において前記アクセスポイントから終了フレームを受信すると、前記デバイスは、前記アウェイク状態から前記ドーズ状態に転換し、前記終了フレームは、転送の終了を示すために使用される値に設定されるビットを有する、ことと
    を行わせる、デバイス。
  5. 前記メモリは、命令を格納し、前記命令は、前記プロセッサによって実行される場合、
    前記現在のTXOP内において前記アクセスポイントから少なくとも1つのダウンリンクデータフレームを受信することと、
    前記現在のTXOP内において少なくとも1つのアップリンクデータフレームを前記アクセスポイントに転送することと
    によって、前記デバイスに、前記デバイスと前記アクセスポイントとの間で前記複数のデータフレームを交換させる、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記複数のデータフレームは、複数のPhysical layer convergence PPDU(procedure Protocol Data Unit)を含む、請求項4に記載のデバイス。
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