JP6127878B2 - Outboard motor ventilation system - Google Patents
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Description
本発明は、船外機の換気装置に関し、特に、エンジンカバー内の換気用空気を外に排出する船外機の換気装置に関する。 The present invention relates to a ventilator for an outboard motor, and more particularly to a ventilator for an outboard motor that discharges ventilation air in an engine cover to the outside.
従来、エンジンカバーによって形成されるエンジンルーム内の換気用空気を、エンジンカバーの排気口から外に排出する船外機の換気装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2に記載の換気装置では、エンジンのクランクシャフトの軸端に遠心ファンが設けられており、遠心ファンはプーリの端面に複数の羽根を形成して構成される。この遠心ファンが回転することによって、エンジンルーム内の換気用空気は、遠心ファンの回転中心から遠心方向へ送り出される。そして、換気用空気はエンジンルーム内の排気通路を通じてエンジンカバーの排気口から外に排出される。
Conventionally, ventilators for outboard motors that exhaust air for ventilation in the engine room formed by the engine cover to the outside from the exhaust port of the engine cover have been proposed (for example, see
しかしながら、特許文献1、2に記載の換気装置では、遠心ファンの羽根がプーリの端面から突出する分、船外機自体が大型化するという問題がある。
However, the ventilators described in
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、船外機を大型化させることなく、エンジンルーム内の換気を行うことができる船外機の換気装置を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of this point, and it aims at providing the ventilator of the outboard motor which can ventilate an engine room, without enlarging an outboard motor.
本発明の船外機の換気装置は、エンジンを覆うエンジンカバーに排気口を有し、クランクシャフトの軸端に設けられるフライホイールと、前記フライホイールを覆うフライホイールカバーとを備え、前記フライホイールカバーは、前記フライホイールカバー内の空気を排気通路を経由して前記エンジンカバーの排気口に連通させる吐出口を有し、前記排気通路は、前記フライホイールカバーによって形成される第1の排気通路と、前記エンジンカバーによって形成される第2の排気通路とで構成される船外機の換気装置において、前記フライホイールは、外周面に径方向外側に突出する凸部を有し、前記エンジンのエンジンブロックの一側に吸気装置を配置し、前記エンジンカバー内に、前記吸気装置へのエンジン燃焼用空気の通路を構成する吸気ガイド部を前記第1の排気通路及び第2の排気通路の前記船外機の後方側に配置するとともに、前記エンジンカバーの前記船外機の後方側に前記エンジン燃焼用空気を前記吸気装置に取り込むための吸気取入口を配置し、前記第2の排気通路を構成する排気ガイド部を前記吸気ガイド部の前側に配置する一方、前記エンジンカバーの排気口を前記吸気装置の他側に配置し、前記第2の排気通路内の排気を前記吸気装置に対して反対側に流して前記エンジンカバー外に排出することを特徴とする。 An outboard motor ventilation apparatus according to the present invention includes a flywheel having an exhaust port in an engine cover covering an engine and provided at an end of a crankshaft, and a flywheel cover covering the flywheel. cover have a discharge port that communicates via the exhaust path of air of the flywheel within the cover to the exhaust port of the engine cover, the exhaust passage, a first exhaust gas that is formed by the flywheel cover In the ventilator for an outboard motor constituted by a passage and a second exhaust passage formed by the engine cover, the flywheel has a convex portion projecting radially outward on an outer peripheral surface, and the engine An intake device is disposed on one side of the engine block, and an engine combustion air passage to the intake device is formed in the engine cover. An intake guide portion is disposed on the rear side of the outboard motor in the first exhaust passage and the second exhaust passage, and the engine combustion air is supplied to the rear side of the outboard motor in the engine cover. An intake intake for taking in the air is disposed, and an exhaust guide portion constituting the second exhaust passage is disposed on the front side of the intake guide portion, while an exhaust port of the engine cover is disposed on the other side of the intake device. Then, the exhaust gas in the second exhaust passage flows to the opposite side to the intake device and is discharged out of the engine cover .
この構成によれば、フライホイールが回転すると、凸部によってフライホイールの円周方向に向かう旋回流が発生する。旋回流が発生すると、エンジンルーム内の換気用空気は、フライホイールカバーとフライホイールとの隙間によって形成される排気通路を通って吐出口に流れ込む。そして、空気は吐出口を通じてエンジンカバーの排気口から外に排出される。このようにして、エンジンルーム内の換気を行うことができる。また、フライホイールの端面に羽根を設ける必要がないため、クランクシャフトの軸方向の寸法をコンパクトにすることができる。これにより、船外機の大型化を防止することができる。また、クランクシャフトの軸端に設けられるフライホイールの重量が低減されるため、クランクシャフトに加わるモーメントを抑えることができる。これによって、クランクシャフトの耐久性を向上させることができる。 According to this configuration, when the flywheel rotates, a swirl flow toward the circumferential direction of the flywheel is generated by the convex portion. When the swirl flow is generated, the air for ventilation in the engine room flows into the discharge port through the exhaust passage formed by the gap between the flywheel cover and the flywheel. Then, the air is discharged outside from the exhaust port of the engine cover through the discharge port. In this way, the engine room can be ventilated. Moreover, since it is not necessary to provide a blade | wing on the end surface of a flywheel, the dimension of the axial direction of a crankshaft can be made compact. Thereby, the enlargement of an outboard motor can be prevented. Moreover, since the weight of the flywheel provided at the shaft end of the crankshaft is reduced, the moment applied to the crankshaft can be suppressed. Thereby, the durability of the crankshaft can be improved.
また本発明の上記船外機の換気装置において、前記フライホイールカバーは下方に開放する開放部を有し、前記フライホイールカバーの下方には電装部品を支持する電装部品ホルダが配置され、前記電装部品ホルダは上壁部を有し、前記第1の排気通路は、前記開放部を前記上壁部で塞ぐことによって形成されることを特徴とする。この構成によれば、フライホイールの下方に電装部品が配置されることから、エンジンルーム内の換気をしながら電装部品を冷却することができる。また、電装部品ホルダの上壁部が第1の排気通路の一部を構成することから、電装部品ホルダの上壁部も冷却されるため、電装部品の冷却効果を高めることができる。また、電装部品ホルダの上壁部がフライホイールカバーの開放部を塞ぐカバーの役割を果たすため、別途カバーを設ける必要がない。 Further, in the ventilator for an outboard motor according to the present invention, the flywheel cover has an open part that opens downward, and an electrical component holder that supports electrical components is disposed below the flywheel cover, and the electrical component component holder has a top wall portion, front Symbol first exhaust passage, characterized by being formed by closing the opening in the upper wall portion. According to this configuration, since the electrical component is disposed below the flywheel, the electrical component can be cooled while ventilating the engine room. Moreover, since the upper wall part of an electrical component holder comprises a part of 1st exhaust passage, since the upper wall part of an electrical component holder is also cooled, the cooling effect of an electrical component can be heightened. Moreover, since the upper wall part of the electrical component holder serves as a cover for closing the open part of the flywheel cover, it is not necessary to provide a separate cover.
本発明の船外機の換気装置によれば、装置本体を大型化させることなく、エンジンルーム内の換気を行うことができる。 According to the outboard motor ventilation apparatus of the present invention, the engine room can be ventilated without increasing the size of the apparatus main body.
以下、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る船外機の換気装置(以下、単に「換気装置」という)が適用される船外機の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る換気装置が適用される船外機の全体斜視図である。なお、以下の図においては、説明の便宜上、船外機前方を矢印FR、船外機後方を矢印RE、船外機左方を矢印L、船外機右方を矢印Rでそれぞれ示す。図1Aにおいては、本実施の形態に係る船外機を右前方側から示している。図1Bにおいては、船外機を左後方側から示している。 Hereinafter, the present embodiment will be described in detail with reference to the accompanying drawings. First, a schematic configuration of an outboard motor to which an outboard motor ventilator according to the present embodiment (hereinafter simply referred to as “ventilator”) is applied will be described. FIG. 1 is an overall perspective view of an outboard motor to which a ventilation device according to the present embodiment is applied. In the following drawings, for convenience of explanation, the front of the outboard motor is indicated by arrow FR, the rear of the outboard motor is indicated by arrow RE, the left side of the outboard motor is indicated by arrow L, and the right side of the outboard motor is indicated by arrow R. In FIG. 1A, the outboard motor according to the present embodiment is shown from the right front side. In FIG. 1B, the outboard motor is shown from the left rear side.
図1A、図1Bに示すように、本実施の形態に係る船外機1は、船外機本体10と、この船外機本体10を船体の船尾部(不図示)に取り付けるためのブラケット装置11とを含んで構成される。船外機本体10は、本体上部に設けられたエンジンカバー14と、このエンジンカバー14の下方に設けられた胴体部19とを有する。エンジンカバー14は、アッパーカバー15及びロアカバー16によって構成される。胴体部19の下端部近傍には、プロペラ13が設けられている。ブラケット装置11は、ロアカバー16及び胴体部19の前方に配置されている。
As shown in FIGS. 1A and 1B, an
アッパーカバー15は、概して下方側に開口した形状を有する。一方、ロアカバー16は、概して上方側に開口した形状を有する。これらのアッパーカバー15とロアカバー16とを組み合わせることで、船外機本体10の内部に後述するエンジンルームが形成される。このエンジンルームには、詳細について後述するように、エンジン12、吸気装置2、換気装置及び各種電装部品等が収容される(図2及び図3参照)。なお、アッパーカバー15とロアカバー16との合わせ面には、図示しないシール部材が配置される。このシール部材は、概して環形状を有し、アッパーカバー15及びロアカバー16の合わせ面から海水等の水分が浸入するのを防止する役割を果たす。
The
アッパーカバー15の前方には、エンジン12を始動させるリコイルスタータ30(図2参照)用のレバー17が船外機1の前方に向かって突出して設けられる。このレバー17を引くことでエンジン12が始動される。また、アッパーカバー15の後方には、図1Bに示すように、エンジン12の燃焼用空気を取り込むための吸気取入口151が設けられている。さらに、アッパーカバー15の左方側側面の上端部近傍には、エンジンカバー14内の換気用空気を外部に排出する排気口152が設けられている。ロアカバー16の前面部下方には、船外機1の前方の船体に向かって開口する換気取入口161が形成されている。本実施の形態に係る船外機1では、換気取入口161からエンジンカバー14内に換気用空気を取り入れ、排気口152から空気を排出することで、エンジンルーム内の換気を可能にしている。
A
ロアカバー16の前方であって、ブラケット装置11の上方には、船外機1の前方に向かって突出するようにティラーハンドル18が設けられている。ティラーハンドル18は、ブラケット装置11が固定される船尾部分を支点として、船外機本体10を上下及び左右方向に揺動操作可能に構成されている。ティラーハンドル18の先端には、スロットルグリップ181が取り付けられている。スロットルグリップ181は、ティラーハンドル18の軸回りに回動可能に取り付けられている。スロットルグリップ181の回動量に応じてスロットルバルブ(不図示)の開度が調整される。これにより、船体の速度や加減速を制御することができる。
A
船外機本体10には、上下方向に延在するドライブシャフト(不図示)が配置されている。このドライブシャフトは、エンジン12のクランクシャフト34(図7参照)の下端に接続される。また、ドライブシャフトの下端部には、動力変換機構が設けられている。エンジン12は、これらのドライブシャフト及び動力変換機構を介してプロペラ13に連結されている。船外機1においては、これらのドライブシャフト及び動力変換機構により、エンジン12の駆動力(クランクシャフト34の回転力)をプロペラ13の回転力に変換して推進力を得る。
The outboard motor
次に、図2及び図3を参照して、エンジンカバー14の内部の構成について説明する。図2は、図1Aに示す状態からアッパーカバー15を取り外した船外機1の斜視図である。図3は、図1Bに示す状態からエンジンカバー14(アッパーカバー15及びロアカバー16)を取り外した船外機1の斜視図である。なお、図2においては、説明の便宜上、アッパーカバー15の一部を構成するガイド部材31を示している。
Next, the internal configuration of the
図2及び図3に示すように、船外機本体10(より具体的には、エンジンカバー14)のエンジンルーム内には、エンジン12が収容されている。エンジン12は、例えば、多気筒エンジンによって構成される。本実施の形態において、エンジン12の一部を構成するエンジンブロック121は、シリンダ(不図示)の軸方向と船外機1の前後方向とが一致するように構成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
エンジンブロック121の右方側には、吸気装置2が設けられている。吸気装置2は、アッパーカバー15の吸気取入口151(図1参照)から取り入れた外気をエンジン12内の燃焼室に供給する役割を果たす。特に、吸気装置2は、装置内を流通する外気の温度の上昇を抑制しつつ、外気に含まれる水分を分離する役割を果たす。吸気装置2は、吸気ダクト20、吸気消音箱21、スロットルボディ22(図5参照)及び吸気マニフォルド23を含んで構成される。図2に示すように、吸気ダクト20及び吸気消音箱21は、アッパーカバー15を取り外した状態で全体が露出する位置に配置されている。吸気マニフォルド23は、その下端部周辺の一部がロアカバー16の一部に対向する位置に配置されている。なお、この吸気装置2の詳細な構成については後述する。
An
エンジンブロック121の左方側には、排気系部品、オイルフィルタ41及び各種電装部品が集約して配置されている。例えば、エンジンブロック121の左側面には、排気系部品として、排気マニフォルド40が設けられている。排気マニフォルド40は、下方に向かって延びている。エンジン12内で発生した排気ガスは、排気マニフォルド40を通じて船外機本体10(より具体的には、胴体部19)の下端部近傍から排出される。また、エンジンブロック121の左側面には、電装部品として、発電機が発電した電圧を調整するレギュレータ42やエンジンコントロールユニット43が設けられている。エンジンコントロールユニット43は、後述する電装部品ホルダ44(図6又は図7参照)に固定される。なお、オイルフィルタ41は、アッパーカバー15を取り外した状態で全体が露出する位置に配置されている。
On the left side of the
エンジン12の上部には、エンジン12を始動させるためのリコイルスタータ30が設けられている。リコイルスタータ30は、後述するフライホイール35(図7参照)をフライホイールカバー36で覆って構成される。フライホイールカバー36の上部には、エンジン12における吸気及びエンジンカバー14内の排気のためのガイド部材31が配置されている。本実施の形態において、ガイド部材31はアッパーカバー15の内側に固定されるものである。すなわち、ガイド部材31は、アッパーカバー15(エンジンカバー14)の一部を構成している。図2においては説明の便宜上、ガイド部材31のみフライホイールカバー36の上部に示している。リコイルスタータ30のフライホイール35、フライホイールカバー36及びガイド部材31は、換気装置の一部を構成している。換気装置は、エンジンルーム内の換気用空気をエンジンカバー14の外側に排出する役割を果たす。なお、この換気装置の詳細な構成については後述する。
A
ここで、このガイド部材31の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態に係る船外機1が有するガイド部材31の近傍の部分拡大図である。なお、図4においては、船外機1の左後方側から示している。また、図4においては、図2と同様に、エンジン12の上方に、アッパーカバー15に固定されるガイド部材31を示している。
Here, the configuration of the
図4に示すように、ガイド部材31は、エンジン12の上方側であって、船外機1の後方側の一部に対向して配置されている。ガイド部材31は、吸気ダクト20及びフライホイールカバー36の一部を覆う底壁部311を有している。底壁部311の側縁部は、アッパーカバー15の内壁面(側壁面)の形状に対応した形状を有する。また、底壁部311には、底壁部311の表面から上方に向かって仕切壁312が立設される。仕切壁312は、船外機1の左右方向に延在する第1仕切壁313と、この第1仕切壁313の中央から左前方側に向かって延在する第2仕切壁314とを有する。これらの第1仕切壁313、第2仕切壁314の上端部は、アッパーカバー15の内壁面(上壁面)の形状に対応した形状を有する。したがって、ガイド部材31がアッパーカバー15に固定された状態で、アッパーカバー15とガイド部材31との間には、一対の仕切られた空間が形成される。第1仕切壁313の後方側に形成される空間により吸気ガイド部32が構成される。一方、第1仕切壁313と第2仕切壁314との間に形成される空間により排気ガイド部33が構成される。吸気ガイド部32は、上述した吸気取入口151に連通している。排気ガイド部33は、上述した排気口152に連通している。
As shown in FIG. 4, the
吸気ガイド部32において、底壁部311には段差部321が設けられている。底壁部311は、この段差部321の前方側の一部が、後方側の一部よりも高く構成されている。段差部321の前方側の底壁部311には、上面視矩形状で筒状の立壁部322が設けられている。この立壁部322は、第1の水分離部として機能する。立壁部322の内部において、左方側には底部323が設けられている。一方、立壁部322の右方側には貫通孔324が設けられている。この貫通孔324に対応する底壁部311の一部には、開口部325が形成されている。ガイド部材31がアッパーカバー15に固定された状態において、開口部325は、後述する吸気ダクト20の開口部201(図3参照)に接続される。また、段差部321よりも後方側の底壁部311には、後方側に向かって下がる傾斜部326が設けられている。この傾斜部326の後端部の上面は、吸気取入口151の下端部を規定するアッパーカバー15の一部と略同一高さに配置されている。
In the
一方、排気ガイド部33において、底壁部311には段差部331が設けられている。底壁部311は、この段差部331の内側の一部が、外側の一部よりも高く構成されている。段差部331の内側の底壁部311には、開口部332が形成されている。ガイド部材31がアッパーカバー15に固定された状態において、開口部332は、後述するフライホイールカバー36の吐出口395(図6参照)に接続される。なお、排気ガイド部33は、後述する換気装置の一部を構成する。
On the other hand, in the
このように構成されたガイド部材31において、アッパーカバー15(図1参照)の吸気取入口151から流入した外気は、吸気ガイド部32の底壁部311や仕切壁312(第1仕切壁313)、立壁部322の貫通孔324を伝って吸気ダクト20内に流入する。また、吸気ガイド部32に入り込んだ海水等の水分は、底壁部311に立設された立壁部322により分離される。そして、吸気ガイド部32の底壁部311及び傾斜部326を介して、吸気取入口151から外部に排出される。一方、エンジンカバー14内を循環し、フライホイールカバー36に入り込んだ空気は、吐出口395を介して排気ガイド部33に送り込まれる。そして、排気ガイド部33の底壁部311や仕切壁312(第1仕切壁313、第2仕切壁314)を伝ってアッパーカバー15の排気口152から外部に排出される。
In the
次に、図5を参照して本実施の形態に係る吸気装置2の構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る吸気装置2の構成の説明図である。図5A及び図5Bは、それぞれ吸気装置2の斜視図及び側面図である。なお、図5においては、本発明に係る吸気装置2の構成例を示すものであり、その構成要素についてはこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る吸気装置2は、図5に示す構成要素の一部のみを含むことが可能である。また、本発明に係る吸気装置2は、図5に示す構成要素に加え、アッパーカバー15に固定されるガイド部材31の一部(例えば、立壁部322)を含むことも可能である。
Next, the configuration of the
図5に示すように、吸気装置2は、吸気マニフォルド23と、吸気マニフォルド23の上流端側に接続されるスロットルボディ22と、スロットルボディ22の上流端側に接続される吸気消音箱21と、吸気消音箱21の上流端に接続される吸気ダクト20とを含んで構成される。吸気ダクト20の開口部201は、吸気ガイド部32(図4参照)を介してアッパーカバー15(図1参照)の上部に設けられた吸気取入口151(図1参照)に連通される。すなわち、吸気装置2は、吸気取入口151と、吸気消音箱21とを連通する吸気ダクト20を備え、外気を直接的に導入可能な構成を有している。
As shown in FIG. 5, the
吸気ダクト20は、船外機1の前後方向に筒状に延びるダクト部202と、ダクト部202の下方に所定の容積を有するレゾネータチャンバ部(以下、単に「レゾネータ部」という)203とを連通路204で連通して形成される。ダクト部202の上流端には、上方に開口する開口部201が設けられている。ダクト部202の下流端には、吸気消音箱21に接続される接続部205が設けられている。吸気ダクト20は、ダクト部202によって燃焼用空気の流通経路を確保すると共に、レゾネータ部203によって吸気時の騒音(吸気騒音)を低減する役割を果たす。
The
吸気消音箱21は、上流端が吸気ダクト20に接続され、下流端がスロットルボディ22に接続される本体部24と、本体部24に対して着脱可能な蓋体部26とを含んで構成される。吸気消音箱21の内部には、図示しないエアフィルタエレメントが設けられている。吸気消音箱21は、吸気時の騒音を低減すると共に、空気中の水分を捕捉する役割を果たす。
The
スロットルボディ22は、内部に図示しないスロットルバルブを含んで構成される。スロットルグリップ181(図1参照)の回動量に応じてスロットルバルブの開度が調整される。これにより、エンジン12内に供給される燃焼用空気の量が調整される。
The
吸気マニフォルド23は、スロットルボディ22が接続される上流端から船外機1の後方に向かって複数の流路(本実施の形態においては3つ)に分かれて構成される。そして、複数の流路は、それぞれエンジンブロック121の各吸気ポート(不図示)に接続される。
The
図5Bに示すように、吸気装置2においては、吸気ダクト20のダクト部202と、吸気マニフォルド23とが平行且つ上下に並べて配置されている。一般に、吸気マニフォルド23は、エンジン12内のシリンダと船外機1の左右方向でオーバーラップして配置される。ダクト部202と吸気マニフォルド23とを平行且つ上下に並べることにより、ダクト部202は、高温化するシリンダから離間して配置される。このため、ダクト部202内を流通する燃焼用空気がシリンダで発生する熱により温められる事態を防止できる。
As shown in FIG. 5B, in the
また、吸気ダクト20においては、ダクト部202の下方にレゾネータ部203が設けられている。すなわち、レゾネータ部203は、ダクト部202と吸気マニフォルド23との間に配置されている。このように配置することにより、レゾネータ部203を、シリンダから発生する熱の遮蔽部材として利用できる。
In the
このように構成された吸気装置2において、吸気ダクト20の開口部201から流入した燃焼用空気は、吸気ダクト20内のダクト部202から吸気消音箱21を通じ、スロットルボディ22及び吸気マニフォルド23を通過してエンジン12内に供給される。上述したように、吸気ダクト20のレゾネータ部203と吸気消音箱21とによって吸気時の騒音が低減される。吸気装置2では、吸気ダクト20及び吸気消音箱21がサイレンサアッシーを構成している。また、燃焼用空気に含まれる水分は、吸気ダクト20及び吸気消音箱21を通過する間に分離される。そして、エアフィルタエレメントによって、さらに燃焼用空気中の水分が除去される。このようにして、エンジン12内に水分が浸入することを防止することができる。
In the
次に、図6及び図7を参照して、本実施の形態に係る換気装置の構成について説明する。図6は、本実施の形態に係る換気装置が有するフライホイールカバー36近傍の拡大図である。図7は、図6に示す状態からフライホイールカバー36を取り外した船外機1の斜視図である。なお、図6及び図7においては、本発明に係る換気装置の構成例を示すものであり、その構成要素についてはこれに限定されるものではない。
Next, with reference to FIG.6 and FIG.7, the structure of the ventilator which concerns on this Embodiment is demonstrated. FIG. 6 is an enlarged view of the vicinity of the
図6及び図7に示すように、船外機1の上部には、リコイルスタータ30が設けられている。リコイルスタータ30は、クランクシャフト34の軸端(上端)に円板状のフライホイール35を設けて構成される。フライホイール35は、クランクシャフト34と一体的に固定される。フライホイール35は、フライホイールカバー36によって覆われている。フライホイールカバー36は、下方が開口した蓋形状を有している。フライホイールカバー36の開口した部分は、開放部361(図8B参照)となっている。また、フライホイールカバー36の上面には、フライホイールカバー36内の換気用空気を外に排出するための吐出口395が設けられている。なお、フライホイールカバー36の詳細構成については後述する。
As shown in FIGS. 6 and 7, a
フライホイールカバー36の前方には、上述したレバー17がフライホイールカバー36から突出するように設けられている。レバー17は、図示しないロープを介してフライホイール35に接続される。レバー17を握ってロープを引っ張ることにより、フライホイール35及びクランクシャフト34に回転力が与えられる。これにより、エンジン12が始動する。
The
フライホイールカバー36の下方には、電装部品ホルダ44に固定されたエンジンコントロールユニット43が配置されている。電装部品ホルダ44は、略直方体のエンジンコントロールユニット43を収容する空間を備えた枠状体によって形成されている。枠状体の上面は、板状の上壁部441になっている。エンジンコントロールユニット43は、電装部品ホルダ44の収容空間内の所定の位置に固定される。このとき、エンジンコントロールユニット43の上面は、上壁部441に接触している。電装部品ホルダ44の上壁部441は、フライホイールカバー36の開放部361(図8B参照)を塞ぐカバーの役割を果たす。このため、別途カバーを設ける必要がなく、部品点数を低減することができる。
Below the
フライホイール35は、円板状に形成される円板部351の外周面にリングギヤ352を設けて構成される。円板部351の上面には、環状に突出する立壁部353が設けられている。立壁部353の内側の空間には、上述したロープが収容される。リングギヤ352は、円板部351より薄い板状に形成されると共に、円板部351の軸方向略中央で円板部351と一体的に固定される。リングギヤ352は、リングの外周に径方向外側に突出する複数の凸部354を周方向に等間隔に設けて構成される。リングギヤ352には、図示しないスタータモータのピニオンギヤが係合する。スタータモータの駆動力は、ピニオンギヤ、リングギヤ352及びフライホイール35を介してクランクシャフト34に伝達される。これにより、エンジン12が始動する。このように、本実施の形態に係る船外機1では、レバー17の手動動作だけでなく、スタータモータによってエンジン12を始動させることも可能である。
The
また、リングギヤ352の下方であって、円板部351の外周面には、径方向外側に突出する複数の凸部355が形成されている。そして、電装部品ホルダ44の上壁部441の上面であって、凸部355に対向する位置には、クランクシャフト34の回転角度を検出するクランクセンサ356が設けられている。クランクセンサ356は、フライホイール35の凸部355からクランクシャフト34の回転角度を検出する。
A plurality of
このように構成されるリコイルスタータ30では、フライホイール35が回転されると、リングギヤ352(具体的には凸部354)及び凸部355に換気用空気が衝突する。凸部354、355に衝突した換気用空気は、フライホイール35の円周方向に流される。このようにしてフライホイールカバー36内に生じる空気の流れが、フライホイール35の円周方向に向かう旋回流となる。前記フライホイールカバー36には半径方向外側に膨らむ誘導部39(図8参照)が設けられ、この旋回流が生じると、フライホイールカバー36内の空気は前記誘導部39に流入して吐出口395から外に排出される一方、フライホイールカバー36内への空気はフライホイール35とフライホイールカバー36との隙間から供給される。この結果、エンジンルーム内の換気用空気は、フライホイールカバー36の吐出口395から外に排出される。このようにして、エンジンルーム内の換気が行われる。
In the
次に、図8及び図9を参照して、本実施の形態に係る換気装置が有するフライホイールカバー36について詳細に説明する。図8は、本実施の形態に係る換気装置が有するフライホイールカバー36の斜視図である。図8Aにおいては、フライホイールカバー36を上方側から示し、図8Bにおいては、フライホイールカバー36を下方側から示している。図9は、本実施の形態に係る換気装置が有するフライホイールカバー36の説明図である。図9Aにおいては、フライホイールカバー36の後面図を示している。また、図9B、図9Cにおいては、それぞれフライホイールカバー36の上面図、下面図を示している。
Next, with reference to FIG.8 and FIG.9, the
フライホイールカバー36は、例えば、射出成型によって成形される。図8及び図9に示すように、フライホイールカバー36は、フライホイール収容部37と、レバー収容部38とを繋げて一つの箱形状に形成される。フライホイール収容部37は、上面視略円形状で下方が開口された箱形状を有する。レバー収容部38は、このフライホイール収容部37の側面の一部から前方に向かって突出する略直方体形状を有している。また、レバー収容部38の基端部の左方側には、上述したスタータモータのピニオンギヤが収容されるドーム状のギヤ収容部371が形成されている。フライホイールカバー36は、レバー収容部38の先端からレバー17が突出するようにエンジンルーム内に取り付けられる。
The
また、略円形状のフライホイール収容部37の左後方部には、半径方向外側に膨らみフライホイール収容部37内の換気用空気を吐出口395に誘導する誘導部39が設けられている。誘導部39は、傾斜部391及び側壁部392で構成される。誘導部39の上面には、上述した吐出口395が形成されている。吐出口395は、円弧状に形成されるスリットを径方向に複数本並べて配置して構成される。
In addition, on the left rear portion of the substantially circular
そして、特に図8Bに示すように、フライホイールカバー36は、下方が開放されており、開放された部分が開放部361となっている。開放部361の外縁部には、フライホイールカバー36を取り付けるためのブラケット部363及び取付穴364が形成されている。また、誘導部39の内側において、フライホイール収容部37との境界部分には、第1ガイド壁393及び第2ガイド壁394が形成されている。第1ガイド壁393及び第2ガイド壁394は、フライホイールカバー36内で発生する旋回流を吐出口395へガイドする役割を果たす。
In particular, as shown in FIG. 8B, the
このように構成されたフライホイールカバー36では、フライホイールカバー36内で旋回流が発生すると、換気用空気はフライホイール収容部37の内壁に沿って流れる。そして、換気用空気は誘導部39に向かって流れ込む。誘導部39に流れ込んだ換気用空気は、誘導部39の傾斜部391、側壁部392、第1ガイド壁393及び第2ガイド壁394によって誘導部39の上方に誘導され、吐出口395からフライホイールカバー36の外に排出される。
In the
次に、図10を参照して、本実施の形態に係る換気装置の排気通路について説明する。図10は、本実施の形態に係る換気装置の排気通路の説明図である。図10Aにおいては、本実施の形態に係る換気装置が有するフライホイールカバー36近傍の拡大図を示し、図10Bにおいては、図10Aに示すフライホイールカバー36の上部にガイド部材31を設けた図を示している。
Next, with reference to FIG. 10, the exhaust passage of the ventilator according to the present embodiment will be described. FIG. 10 is an explanatory diagram of the exhaust passage of the ventilation device according to the present embodiment. 10A shows an enlarged view of the vicinity of the
図10Aに示すように、リコイルスタータ30のフライホイールカバー36の下方には、電装部品ホルダ44に固定されたエンジンコントロールユニット43が配置されている。このとき、フライホイールカバー36の開放部361(図8参照)の一部である誘導部39の下面は、図示しないシール部材を介して電装部品ホルダ44の上壁部441によって塞がれる。このようにして、フライホイールカバー36内に所定の空間が形成される。フライホイールカバー36内の空間とフライホイール35との間に形成される隙間は、第1の排気通路362を構成する。
As shown in FIG. 10A, an
また、図10Bに示すように、フライホイールカバー36の上部には、ガイド部材31が配置されている。フライホイールカバー36の吐出口395の上部には、排気ガイド部33が位置付けられている。吐出口395は、排気ガイド部33の開口部332に接続されている。上述したように、排気ガイド部33は、アッパーカバー15に形成された排気口152に連通している(図2参照)。排気ガイド部33とアッパーカバー15の内面とによって形成される空間は、第2の排気通路333を構成する。すなわち、吐出口395は、第2の排気通路を介してアッパーカバー15の排気口152に連通される。第1の排気通路362と第2の排気通路333とを合わせて、換気装置の排気通路が形成される。
Further, as shown in FIG. 10B, a
本実施の形態に係る船外機1では、ロアカバー16の換気取入口161からエンジンルーム内に換気用空気が取り入れられる。フライホイール35が回転されると、フライホイール35の凸部354、355に換気用空気が衝突する。そして、換気用空気がフライホイール35の円周方向に流され、旋回流が発生する。旋回流が発生すると、エンジンルーム内の換気用空気に流れが生じる。換気用空気は、エンジンルームの下方から電装部品ホルダ44を通ってフライホイールカバー36へ送られる。換気用空気は第1の排気通路362通ってフライホイールカバー36の吐出口395から排気ガイド部31に流れ込む。そして、換気用空気は第2の排気通路333を通ってアッパーカバー15の排気口152から外部に排出される。このようにして、エンジンルーム内の換気を行うことができる。
In the
本実施の形態においては、フライホイール35の端面に羽根を設けることなくエンジンルーム内の換気を行うことができる。このため、クランクシャフト34の軸方向の寸法をコンパクトにすることができる。これにより、船外機1の大型化を防止することができる。また、クランクシャフト34の軸端に設けられるフライホイール35の重量が低減されるため、クランクシャフト34に加わるモーメントを抑えることができる。これによって、クランクシャフト34の耐久性を向上させることができる。ここで、クランクシャフト34に加わるモーメントとは、例えば、リコイルスタータ30用のレバー17を引っ張る際に生じる曲げモーメントや、フライホイール35の回転に伴って生じるねじりモーメントを示す。
In the present embodiment, the engine room can be ventilated without providing blades on the end face of the
また、フライホイールカバー36の下方にエンジンコントロールユニット43及び電装部品ホルダ44が配置されることから、電装部品ホルダ44及びエンジンコントロールユニット43は、エンジンルーム内の換気用空気の流れによって冷却される。さらに、電装部品ホルダ44の上壁部441が第1の排気通路362の一部を構成することから、電装部品ホルダ44の上壁部441が直に冷却される。このため、上壁部441に接触するエンジンコントロールユニット43の冷却効果を高めることができる。
Since the
本実施の形態においては、燃焼用空気をエンジンカバー14の外部から直接エンジン12内に供給する吸気装置2を備えた船外機1においても換気を行うことができる。また、ロアカバー16の前面部下方に換気取入口161が形成されることから、後方からの追い波を受けても直接水分が換気取入口161から侵入することがない。このため、換気用空気の水分離装置を設ける必要がなく、船外機の小型化を図ることができる。
In the present embodiment, ventilation can also be performed in the
以上のように、本実施の形態に係る船外機1では、フライホイール35が回転すると、凸部354、355によってフライホイール35の円周方向に向かう旋回流が発生する。旋回流が発生すると、エンジンルーム内の換気用空気は、フライホイールカバー36とフライホイール35との隙間によって形成される排気通路を通って吐出口395に流れ込む。そして、空気は吐出口395を通じてアッパーカバー14の排気口152から外に排出される。このようにして、エンジンルーム内の換気を行うことができる。また、フライホイール35の端面に羽根を設ける必要がないため、クランクシャフト34の軸方向の寸法をコンパクトにすることができる。これにより、船外機1の大型化を防止することができる。
As described above, in the
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。 The present invention is not limited to the above embodiments, and can be implemented with various modifications. In the above-described embodiment, the size, shape, and the like illustrated in the accompanying drawings are not limited to this, and can be appropriately changed within a range in which the effect of the present invention is exhibited. In addition, various modifications can be made without departing from the scope of the object of the present invention.
例えば、本実施の形態において、船外機1はリコイルスタータ30用のレバー17を引っ張ることによってエンジン12を始動させる構成としたが、この構成に限定されない。船外機1は、レバー17を備えずに、スタータモータの駆動力のみによってエンジン12を始動させる構成としてもよい。
For example, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、換気装置は、燃焼用空気をエンジンカバー14の外部から直接エンジン12内に供給する吸気装置2を備えた船外機1に適用される構成としたが、この構成に限定されない。換気装置は、エンジン12近傍の空間を流れた後の燃焼用空気をエンジン12内に供給する船外機においても適用可能である。
In the present embodiment, the ventilator is configured to be applied to the
以上説明したように、本発明は、船外機を大型化させることなく、エンジンルーム内の換気を行うことができるという効果を有し、特に、エンジンカバー内の空気を外に排出する船外機の換気装置に有用である。 As described above, the present invention has an effect that the engine room can be ventilated without increasing the size of the outboard motor, and in particular, the outboard that discharges the air in the engine cover to the outside. Useful for machine ventilation.
1 船外機
10 船外機本体
12 エンジン
121 エンジンブロック
14 エンジンカバー
15 アッパーカバー
151 吸気取入口
152 排気口
16 ロアカバー
161 換気取入口
2 吸気装置
20 吸気ダクト
202 ダクト部
203 レゾネータチャンバ部(レゾネータ部)
204 連通路
21 吸気消音箱
22 スロットルボディ
23 吸気マニフォルド
30 リコイルスタータ
31 ガイド部材
311 底壁部
312 仕切壁
313 第1仕切壁
314 第2仕切壁
32 吸気ガイド部
322 立壁部
33 排気ガイド部
331 段差部
332 開口部
333 第2の排気通路
34 クランクシャフト
35 フライホイール
351 円板部
352 リングギヤ
353 立壁部
354、355 凸部
356 クランクセンサ
36 フライホイールカバー
361 開放部
362 第1の排気通路
37 フライホイール収容部
371 ギヤ収容部
38 箱部
39 誘導部
391 傾斜部
392 側壁部
393 第1ガイド壁
394 第2ガイド壁
395 吐出口
44 電装部品ホルダ
441 上壁部
DESCRIPTION OF
204
Claims (3)
クランクシャフトの軸端に設けられるフライホイールと、
前記フライホイールを覆うフライホイールカバーとを備え、
前記フライホイールカバーは、前記フライホイールカバー内の空気を排気通路を経由して前記エンジンカバーの排気口に連通させる吐出口を有し、
前記排気通路は、前記フライホイールカバーによって形成される第1の排気通路と、前記エンジンカバーによって形成される第2の排気通路とで構成される船外機の換気装置において、
前記フライホイールは、外周面に径方向外側に突出する凸部を有し、
前記エンジンのエンジンブロックの一側に吸気装置を配置し、
前記エンジンカバー内に、前記吸気装置へのエンジン燃焼用空気の通路を構成する吸気ガイド部を前記第1の排気通路及び第2の排気通路の前記船外機の後方側に配置するとともに、前記エンジンカバーの前記船外機の後方側に前記エンジン燃焼用空気を前記吸気装置に取り込むための吸気取入口を配置し、
前記第2の排気通路を構成する排気ガイド部を前記吸気ガイド部の前側に配置する一方、前記エンジンカバーの排気口を前記吸気装置の他側に配置し、前記第2の排気通路内の排気を前記吸気装置に対して反対側に流して前記エンジンカバー外に排出することを特徴とする船外機の換気装置。 The engine cover that covers the engine has an exhaust port,
A flywheel provided at the shaft end of the crankshaft;
A flywheel cover that covers the flywheel;
The flywheel cover is to have a discharge port for communicating air in the flywheel inside the cover through the exhaust passage to the exhaust port of the engine cover,
In the ventilator for an outboard motor, the exhaust passage is constituted by a first exhaust passage formed by the flywheel cover and a second exhaust passage formed by the engine cover.
The flywheel has a convex portion protruding radially outward on the outer peripheral surface,
An intake device is arranged on one side of the engine block of the engine,
In the engine cover, an intake guide portion constituting a passage of engine combustion air to the intake device is disposed on the rear side of the outboard motor in the first exhaust passage and the second exhaust passage, and An intake intake for taking the engine combustion air into the intake device is arranged on the rear side of the outboard motor in the engine cover,
An exhaust guide portion that constitutes the second exhaust passage is disposed on the front side of the intake guide portion, while an exhaust port of the engine cover is disposed on the other side of the intake device, and exhaust gas in the second exhaust passage is disposed. The ventilator for an outboard motor is discharged to the outside of the engine cover by flowing on the opposite side to the intake device.
前記フライホイールカバーの下方には電装部品を支持する電装部品ホルダが配置され、
前記電装部品ホルダは上壁部を有し、
前記第1の排気通路は、前記開放部を前記上壁部で塞ぐことによって形成されることを特徴とする請求項1に記載の船外機の換気装置。 The flywheel cover has an opening portion that opens downward,
Under the flywheel cover, an electrical component holder that supports electrical components is disposed,
The electrical component holder has an upper wall portion ,
Before SL first exhaust passage, ventilation system for an outboard motor according to claim 1, characterized in that it is formed by closing the opening in the upper wall portion.
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