JP6126304B2 - 連続ラッチ付き鉗子 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に外科用器具に関し、より具体的には複数の制御装置を収容する内視鏡または腹腔鏡電気外科用器具用人間工学的ハンドルに関する。
例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、または特許文献8のような、様々な型の低侵襲性電気外科用器具、すなわち鉗子が知られており、本明細書にその全体があらゆる目的のために参照により明示的に援用される。電気外科用器具を使用する場合、外科医は、自分が器具の遠位端の一対の顎に組織を掴む力の量を調整したいかもしれない。そのためには、外科医は、自分の把持する圧力を変化させることで顎閉鎖機構に双方向の動き、すなわち、前後の動きをさせたいかもしれない。あるいは、外科医が、より強く把持することで顎閉鎖機構を単方向に移動、つまり前進させ、顎閉鎖機構から自分の手を放したときに把持状態を保持し、外科医が顎を把持する力を緩めたとき前進を続けるように動作させたいかもしれない。
当該技術分野で、単方向の動きから双方向への切替機構を持つ鉗子が知られている。例えば、特許文献5は、単方向ラッチプレートとして動作するロッキングプレートを持つ鉗子を教示し、または特許文献7は、一時的に単方向モードを無効にするトリガを持つ鉗子を教示している。問題は、このような鉗子が双方向モードの設定位置を持っていないということである。したがって、いったん操作者が単方向モードを無効にしているトリガから自分の手を放した後、デバイスは双方向モードに留まらない。さらに、このような鉗子を操作するために、操作者は、多数のトリガを制御しなければならない。例えば、特許文献2に開示されているような鉗子を使用した場合、外科医は、シャフトを動かし、シャフトの端にある一対の顎を開閉するために、3つのトリガを操作しなければならない。つまり、外科医は鉗子を保持する自分の手の人差し指で顎の開閉ボタンを作動させることはできるが、シャフトの動作を操作するためのトリガを作動させるために、外科医は自分のもう一方の手の指を使用しなければならない。
したがって、単一の制御装置を操作することにより、単方向および双方向モードを切り替え、単方向モードを無効化し、双方向モードを維持することを可能にする外科用器具が必要とされている。また、鉗子を保持する操作者の手の指により、鉗子とその制御装置全ての操作を可能にする人間工学的筐体が必要とされている。
米国特許第5,445,638号明細書 米国特許第5,735,849号明細書 米国特許第5,425,743号明細書 米国特許第5,499,998号明細書 米国特許第5,456,695号明細書 米国特許第5,417,203号明細書 米国特許第5,483,952号明細書 米国特許第6,117,158号明細書
本発明は、複数の制御装置を収容する内視鏡または腹腔鏡電気外科用器具用人間工学的ハンドルを改良したものである。
本教示の1つの可能な実施形態は、胴部であって、単方向または双方向に移動可能なシャフトが胴部内に配置され、シャフトは、近位端および遠位端を含み、一対の顎が、シャフトの遠位端に配置された、胴部と、複数の制御装置であって、シャフト締装置に接続された胴部の下に位置する顎ラッチ選択装置が、シャフトの単方向の動作と双方向の動作との間で選択するように適合され、胴部の下に位置した顎制御装置が、シャフトの動作により、シャフトの遠位端の一対の顎を開閉するように適合された、複数の制御装置と、を含む筐体を含み、シャフトの周りに配置された、胴部内に位置したシャフト締装置は、顎ラッチ選択装置に接続され、その結果、シャフト締装置は、シャフトの動作を単方向の動作に制限するようシャフトに締結するか、または、シャフトが双方向に動作するようシャフトに締結しないか、のいずれかであり、顎制御装置および顎ラッチ選択装置は、筐体を保持する手の指によって操作することができ、シャフト締装置は、頂部および底部を含み、頂部は、筐体によって固定された位置に保持されている、物品、を含む。
有利な実施形態は、従属項に述べる。好ましくは、シャフト締装置の頂部は、筐体内部のスロット内に保持されている。好ましくは、顎ラッチ選択装置がシャフトを単方向の動作から双方向の動作に切り替えることができるように、シャフト締装置の底部は自由に移動する。好ましくは、シャフト締装置は、これがシャフトを締結することができるように、鋭い内側縁を備えている。好ましくは、筐体は、さらに胴部内に位置する戻り止め部を備え、戻り止め部が顎ラッチ選択装置をシャフトの双方向の動作に保持するように、顎ラッチ選択装置は、戻り止め部に係合してこれを顎ラッチ選択装置上に配置される戻り止めポケットの中にスライドさせる。好ましくは、戻り止め部は、バネ装填式戻り止めピンである。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、シャフトが単方向のみに移動するように、シャフト締装置に係合してシャフトを締結するための第1の位置を備えている。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、シャフトが双方向に移動するように、シャフト締装置に係合しないでシャフトを締結するための第2の位置を備えている。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、筐体を保持している手の人差し指が届くことができるよう、胴部の下に配置されている。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、胴部の底部に向かって人差し指によって押圧することができるように、レバーとして形成されている。好ましくは、筐体は、一対の顎を回転させる回転制御装置をさらに備えている。好ましくは、回転制御装置は、筐体を保持している手の人差し指が届くように、筐体内に配置されている。好ましくは、筐体は胴部の下に位置する切断トリガをさらに含み、切断トリガは、シャフトの遠位端に取り付けられた切断要素を制御するように適合されている。好ましくは、顎ラッチ選択装置、顎制御装置、回転制御装置、切断トリガ、および凝固制御装置は、互いに独立しているか、もしくは筐体を保持している手の指で操作することができるか、またはその両方である。好ましくは、筐体は、胴部から伸びる固定ハンドルをさらに備えている。
本教示は、器具を保持している手の指により制御装置全てが操作でき、したがって、操作者の片手のみを占有するような、実質的に人間工学的な外科用器具を提供する。本教示は、単方向モードおよび双方向モードの間の切替を可能にした制御装置を備えた外科用器具を提供する。加えて、その同じ制御装置が、操作者が制御装置を放した場合にも双方向モードが付勢されるのを可能にしている。本発明の別な長所は、本発明は、操作者が、シャフトを単方向または双方向に動かし、たった二つの制御装置で、シャフトの遠位端に位置する一対の顎を開閉できるようにすることである。
本明細書に教示する筐体を含む物品の一例を示す図である。 シャフトの遠位端に位置する一組の器具の一例を示す図である。 本明細書に教示するシャフト締装置の例を示す図である。 本明細書に教示するシャフト締装置の例を示す図である。
本明細書に示す説明と例示は、本教示、その原理、およびその実際の適用を、当業者に知らせることを意図している。当業者は、特定の用途の要件に最も適し得るように、その数多くの形で本教示を適合させ適用することができる。したがって、記載された本教示の特定の実施形態は、網羅的であることまたは教示を限定することを意図するものではない。本教示の範囲は、したがって、上記の記述を参照して決定されるべきではなく、そのような請求項が権利のある等価物の範囲全体とともに、添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。特許出願および刊行物を含む全論文および参考文献の開示は、参照によりあらゆる目的のために援用される。また、本明細書中に参照により援用される、以下の特許請求の範囲から収集されるような他の組み合わせも可能である。
本教示は、胴部と複数の制御装置とを含む筐体からなる腹腔鏡または内視鏡外科用鉗子のような、外科用または電気外科用器具を提供する。筐体は、左手、右手、またはどちらでも把持できるように、任意のサイズ、形状、構成、またはこれらの組み合わせを有してもよい。好ましくは、筐体は、右手または左手の指全てが乗せられるように、人間工学的形状を有する。筐体は、プラスチック、金属等の鉗子の筐体に一般的に利用される任意の材料で作られてもよい。好ましくは、筐体は、様々な滅菌技術に耐え得る軽量の材料で作られる。好ましくは、筐体は、エンジニアリングプラスチックで形成され、より好ましくはアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、またはABSとPCの混合物で形成される。
筐体の胴部は、本発明の操作に使用される動作部品を収容する。例えば、胴部は、シャフト、複数の制御装置、制御装置の機構の様々な部分など、またはそれらの組み合わせを収容することができる。胴部には、この機能を実行するものなら何を用いてもよい。胴部は、筐体の頂部を形成する。胴部は、左手、右手、またはどちらかに保持されたときに、胴部が人差し指の上に位置し、親指の母指球が固定ハンドルを押圧するように、固定ハンドルの中に延びてもよい。
シャフトは、様々な手持ち外科用器具を収容し、回転し、単方向および双方向に動く。シャフトは、この機能を実行するものなら何であってもよい。好ましくは、シャフトは、筐体の胴部から延びた、遠位に移動する細長い管である。シャフトは、近位端および遠位端を有する。近位端は、筐体の近く、筐体の中、またはその両方に位置する部分である。遠位端は筐体から最も遠くに位置する部分である。シャフトの近位端は、筐体の胴部内に配置されてもよい。シャフトは、一対の顎、切断器具、外科用はさみ、腹腔鏡挿入具(laparoscopic entry device)、非関節接合式プローブ(unarticulating probe)、電気外科用針等、またはそれらの組み合わせなどの様々な要素および手持ち器具を遠位端で収容することができる。シャフトはさらに、近位端から、遠位端に位置する器具に延びるワイヤのような電気導体を収容することができる。シャフトは、金属やプラスチックなどのようなシャフトにおいて一般的に利用される任意の材料で作ることができる。好ましくは、シャフトは、ステンレス鋼で作られている。シャフトは、塗装、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)被覆を有してもよい。シャフトは、筐体の胴部内の所定位置にシャフトを保持することができるシャフト支持ブッシュに支持されてもよい。
一対の顎は、開、閉、回転、組織のクランプ、またはそれらの組み合わせが可能な要素である。一対の顎は、この機能を実行するものなら何でもよい。一対の顎は、第1の顎と、シャフトの遠位端に位置する第2の顎を含んでもよい。一対の顎は、第1の顎および第2の顎上に配置された一対の電極を含んでもよい。筐体内に配置された1つまたは複数の制御装置を操作することにより、顎は開、閉、回転、またはそれらの組み合わせで動作する。例えば、顎制御装置は、シャフトの遠位端に位置する一対の顎のクランプ機能を制御することができる。
複数の制御装置は、シャフトの遠位端に位置する様々な器具を操作するのに役立つ。例えば、一対の顎を開閉する、一対の顎を回転させる、組織をクランプする、組織または組織内の開口部に対して切断、凝固、進入する、注入する、吸引する、およびそれらの組み合わせなどである。複数の制御装置はこの機能を実行するものなら何でもよい。複数の制御装置は顎ラッチ選択装置、顎制御装置、回転制御装置、切断トリガ、凝固制御装置、それらの組み合わせなどを備えてもよい。複数の制御装置は、互いに独立していてもよい。複数の制御装置は、胴部、筐体、または両方の内部に配置される。複数の制御装置は、胴部の内部、上、中、またはそれらの組み合わせに配置されてもよい。好ましくは、複数の制御装置は、複数の制御装置を有する筐体が人間工学的形状を有するように配置されている。より好ましくは、複数の制御装置は、全ての制御装置が筐体を保持しているのと同じ手で操作することができるように配置されている。複数の制御装置は、制御装置の機構、例えばラッチ機構、切断機構、クランプ機構等に接続されてもよい。
顎ラッチ選択装置により、操作者は、シャフトの単方向または双方向の動作を選択することができ、選択により、単方向モードを無効にし、双方向モードを保持する。顎ラッチ選択装置は、この機能を実行するものなら何であってもよい。顎ラッチ選択装置は、ラッチ機構の一部のである筐体内に位置する制御装置である。顎ラッチ選択装置は、胴部の下に位置している。顎ラッチ選択装置は、例えば、留め具、ピンなど、またはそれらの組み合わせなど、顎ラッチ選択装置にその機能を実行可能にする任意の取り付け方法を用いて胴部に取り付けることができる。操作者の、筐体を保持している手の指で操作できるように、顎ラッチ選択装置は、任意のサイズ、形状、構成、またはこれらの組み合わせを有してもよい。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、筐体内で枢動するように固定されている。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、筐体を保持している手の人差し指で操作するレバーのような形をしている。双方向モードを選択するには、操作者の人差し指で胴部の下部に押し付けて顎ラッチ選択装置を押す。単方向モードを選択するには、操作者は胴部に押し付けて顎ラッチ選択装置を押さない。操作者は、押された顎ラッチ選択装置から人差し指を放すことにより、双方向モードから単方向モードに切り替えることができる。双方向モードを保持するために、操作者の人差し指で、双方向の位置に顎ラッチ選択装置を保持する戻り止め部に顎ラッチ選択装置が係合するまで遠くに、顎ラッチ選択装置を胴部に向けて押す。顎ラッチ選択装置は、筐体内の様々な構成要素に接続されていてもよい。好ましくは、顎ラッチ選択装置は、ラッチ機構の他の構成要素に接続されている。より好ましくは、顎ラッチ選択装置は、戻り止め部、シャフト締装置、およびシャフト締装置リセット器に接続されている。顎ラッチ選択装置は、戻り止めポケットを備えてもよい。
戻り止めポケットは戻り止め部に係合し、顎ラッチ選択装置を双方向モードに付勢する。戻り止めポケットはこの機能を実行するものなら何でもよい。戻り止めポケットは戻り止め部に面する顎ラッチ選択装置上に位置する小さなくぼみであってよい。好ましくは、戻り止めポケットは、戻り止めポケットが戻り止め部に係合し、双方向モードで顎ラッチ選択装置を付勢するように、顎ラッチ選択装置上に位置する。
戻り止め部は、双方向モードに顎ラッチ選択装置を保持する顎ラッチ選択装置を付勢する。戻り止め部は、この機能を実行するものなら何であってもよい。戻り止め部は顎ラッチ選択装置に接続する、胴部内に配置されるラッチ機構の小さな延伸部であってもよい。操作者が、戻り止めポケットが戻り止め部に係合するまで遠くに、胴部の底部に向けて顎ラッチ選択装置を押すと、戻り止め部は双方向モードに顎ラッチ選択装置を保持する。顎ラッチ選択装置上に位置する戻り止めポケットによって係合されるように、戻り止め部は、任意のサイズ、形状、構成、またはこれらの組み合わせを有してもよい。好ましくは、戻り止め部は、戻り止めピン、バネ装填式ピン、分離バネ、一体型プラスチック板バネなど、またはそれらの組み合わせである。
シャフト締装置は、シャフトを締結し、シャフトの移動を単方向のみに限定するのに役立つ。シャフト締装置は、この機能を実行するものなら何でもよい。例えば、シャフト締装置は、廻り止め座金またはプレートでもよい。シャフト締装置は、胴部内に配置され、シャフトを囲み、筐体によって、一方または両方の側にシャフト締装置の動作を拘束するスロットによって、枢動軸上のシャフト締装置の動作を規制する枢動ピンによって、付勢スプリングなどのようなシャフト締装置リセット器によってなど、またはそれらの組み合わせによって、固定された位置に保持される。シャフト締装置は、ラッチ機構の一部である。シャフト締装置は、頂部と底部を備えてもよい。好ましくは、シャフト締装置は、シャフト締装置リセット器により一方向に付勢されている。顎ラッチ選択装置が押されていない場合、シャフト締装置がシャフト上に締結して、シャフトの移動を単方向のみに限定するように、シャフト締装置の動作を防止するシャフト締装置リセット器により、シャフト締装置は一方向に付勢されてもよい。固定された位置では、シャフト締装置は、クラッチ向きであり、頂部は、例えば、筐体内のスロット内のように、固定された位置に保持される。顎ラッチ選択装置が押されると、所定の位置にシャフト締装置を保持するためのシャフト締装置リセット器が与える圧縮性エネルギー(compressible energy)が克服され、シャフト締装置は、非クラッチ向きになり、シャフト上に締結せず、シャフトの双方向の動作を可能にする。顎ラッチ選択装置を押し、解放することにより、操作者は、シャフト締装置の底部を前後に移動させ、クラッチ向きと非クラッチ向きとを切り替え、シャフトの単方向および双方向の動作とを切り替える。シャフト締装置、シャフト締装置の頂部および/または底部は、シャフト締装置がシャフト上に締結することができるように、任意の形状、サイズ、構成、またはこれらの組み合わせを有してもよい。例えば、シャフト締装置は、シャフトを取り囲みこれに係合する少なくとも1つの開口部を有する、丸い、正方形の、矩形の、規則的なまたは不規則な、対称なまたは非対称なものであってもよい。シャフト締装置内の開口部は、開口部が、シャフトを取り囲み、これに係合し、シャフト上に締結するような、任意の形状、サイズ、構成、またはこれらの組み合わせを有してもよい。好ましくは、シャフトは、丸く、開口部は円形である。あるいは、シャフト締装置が、不規則な形状の開口部を有する矩形形状を有してもよい。別の実施形態では、シャフト締装置の頂部は直線状であってもよく、底部は丸くなっていてもよい。シャフト締装置がシャフトを締結することができるよう、シャフト締装置に鋭い内縁を持たせる任意の材料で、シャフト締装置を作ることができる。好ましくは、シャフト締装置は、ステンレス鋼で作られる。
シャフト締装置を一方向に付勢することによってシャフトが移動したとき、シャフト締装置リセット器は、シャフト締装置の動作を防止するようシャフト締装置を定位置に保持するための圧縮性エネルギーを与える。シャフト締装置リセット器は非クラッチ向きからクラッチ向きにシャフト締装置を戻す。シャフト締装置リセット器は、これらの機能を実行するものなら何でもよい。シャフト締装置リセット器を筐体内のシャフトの周りに、より好ましくはシャフト支持ブッシュとシャフト締装置との間に配置することができるよう、シャフト締装置リセット器は、任意のサイズ、形状、構成、またはそれらの組み合わせであってもよい。例えば、シャフト締装置リセット器は軟質圧縮フォームパッドであってもよい。好ましくは、シャフト締装置リセット器は付勢バネである。
筐体は、顎制御装置を備える。顎制御装置は、シャフトの遠位端に位置する一対の顎のクランプ機能を制御する。顎制御装置は一対の顎を開閉させる、シャフトの前後の動作を起動する。顎制御装置は、これらの機能を実行するものなら何でもよい。顎制御装置は固定ハンドルに対して枢動する胴部の下に配置された制御装置である。顎制御装置は、任意のサイズ、形状、構成、またはそれらの組み合わせであってもよい。好ましくは、顎制御装置はレバーである。より好ましくは、顎制御装置は、筐体を保持している操作者の手の1本または複数の指を指ループが収容するような、人間工学的な指ループを備える。好ましくは、操作者が筐体を使用する間、操作者の中指、薬指、および小指が指ループに掛かっている。好ましくは、顎制御装置は筐体に対して枢動する。あるいは、顎制御装置は、四節機構または平行移動機構によって移動することができる。操作者が顎制御装置を押下すると、顎制御装置は、筐体に対して後方に、固定ハンドルに向けて枢動し、一対の顎が閉じる。操作者は、顎制御装置を放すことにより、一対の顎を再び開き、顎制御装置が前方に枢動し固定ハンドルから離れるようにできる。顎制御装置は、プラスチックなどの鉗子の顎制御装置で一般に利用される任意の材料で作ることができる。指ループは、レバーを押し下げる場合に圧力を加える際に不快感を引き起こすことなく、操作者の指に十分な支えとグリップを提供する任意の材料、例えばゴムなどで作ることができる。顎制御装置は、さらに、駆動リンク、滑り金、および内側胴部材などの、顎制御装置から一対の顎への顎閉鎖力の伝達を可能にする部材をさらに含むことができるクランプ機構の一部である。クランプ機構は、さらに、顎制御装置リセット器を含んでもよい。
駆動リンクは顎制御装置から一対の顎に顎閉鎖力を伝達することができる。駆動リンクは、顎制御装置から滑り金に顎閉鎖力を伝達することができる。駆動リンクは、この機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、駆動リンクは、顎制御装置を滑り金に接続する、胴部内に配置された延伸弓形部である。滑り金は顎制御装置から一対の顎への顎閉鎖力の伝達を可能にする。滑り金は、駆動リンクからシャフトに顎閉鎖力を伝達することができる。滑り金はこの機能を実行することができるものなら何でもよい。好ましくは、滑り金は、駆動リンクをシャフトに連結する胴部内でシャフトの周りに配置された円形部材である。内側胴部材は、顎制御装置から一対の顎への顎閉鎖力の伝達を可能にする。内側胴部材はシャフトに固定され、例えば、内側胴部材は、シャフトに成形されていてもよい。好ましくは、内側胴部材と滑り金は、互いに固定されていないで、お互いの周りを自由に回転する。さらに好ましくは、内側胴部材は滑り金の内部で回転し、駆動リンクによって駆動される滑り金は、軸方向に内側胴部材を移動させる。顎制御装置リセット器は、一対の顎の元の位置に、一対の顎を戻す。顎制御装置のリセット器は、この機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、顎制御装置リセット器は、付勢バネである。
筐体は、さらに、回転制御装置を備えてもよい。回転制御部は、シャフトの遠位端の一対の顎を回転させる。回転制御装置はこの機能を実行するものなら何でもよい。回転制御装置は、任意のサイズ、形状、構成、またはそれらの組み合わせであってもよい。好ましくは、回転制御装置は、筐体内に配置され、筐体から左側、右側、またはその両方に突出する円形のノブである。回転制御装置は、操作者の左手、右手、またはいずれかの1本または複数の指によって作動させることができる。好ましくは、回転制御装置は、筐体を保持している操作者の手の人差し指によって作動される。好ましくは、操作者が回転制御装置を作動させる際に、遠位端で一対の顎を有するシャフトに固定される内側胴部材が回転するように、回転制御装置は内側胴部材に固定される。回転制御装置は、プラスチック、金属、ゴム等の、鉗子の回転制御装置で一般的に利用される任意の材料で作ることができる。回転制御装置の表面は、より良好な把持を可能にするように調整されてもよく、例えば、表面には、隆起部を設けることができる。
筐体は、切断トリガをさらに含むことができる。切断トリガはシャフトの遠位端に配置され得る切断要素の切断機能を作動させる。切断トリガはこの機能を実行するものなら何でもよい。切断トリガは胴部の下方に配置される制御装置であってもよい。切断トリガは、胴部が固定ハンドルまで延びる場所に位置にあってもよく、任意の留め具、例えば、1つまたは複数のピンで筐体に取り付けられてもよい。切断トリガは、任意のサイズ、形状、構成、またはそれらの組み合わせであってもよい。好ましくは、切断トリガが人間工学的形状を有し、例えば、切断トリガは、操作者の人差し指を人間工学的に収容する湾曲部を備えてもよい。操作者が切断トリガを押下すると、切断要素は、シャフトの遠位端のところで作動される。切断トリガは、カット刃ロッド、カッター枢動軸、およびコネクタ部材などの切断要素への切断トリガからの切断力の伝達を可能にする切断機構の一部である。切断要素は、組織を切断する。切断要素は、この機能を実行するものなら何でもよい。例えば、切断要素は刃であってもよい。切断要素は、例えば、一対の顎の内側または後ろなどの、シャフトの遠位端に位置してもよい。コネクタ部材は、切断トリガから切断要素への切断力の伝達を可能にする。コネクタ部材は、切断トリガからカッター枢動軸に切断力を伝達することができる。コネクタ部材は、この機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、コネクタ部材は、切断トリガをカッター枢動軸に接続する、筐体内に配置された延伸部である。カッター枢動軸は、切断トリガから切断要素への切断力の伝達を可能にする。カッター枢動軸はカット刃ロッドにコネクタ部材から切断力を伝達することができる。カッター枢動軸は、この機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、カッター枢動軸は、カット刃ロッドとコネクタ部材とを接続する、筐体内に配置された要素である。カット刃ロッドは切断要素への切断トリガからの切断力の伝達を可能にする。カット刃ロッドは切断要素にカッター枢動軸から切断力を伝達することができる。カット刃ロッドはこの機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、カット刃ロッドは胴部内に配置されたロッドでもよい。
筐体はさらに、凝固制御装置を含んでもよい。凝固制御装置は、シャフトの遠位端に取り付けられた器具に電気を伝導するよう適合させた電気導体を操作する。凝固制御装置はこの機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、凝固制御装置は、胴部上、固定ハンドル上、またはその両方に配置されたボタンである。好ましくは、凝固制御装置は、筐体を保持している操作者の手の親指または人差し指で届くように胴部の上面に配置されている。筐体は、さらに、電力ケーブルの損傷を防止する電力ケーブル歪除去体を備えてもよい。電力ケーブル歪除去体は、この機能を実行するものなら何でもよい。好ましくは、電力ケーブル歪除去体は、機械式アンカーである。
図1は、本明細書に教示する筐体(1)を含む物品の一例を示す。図示するように、筐体(1)は固定ハンドル(4)まで延びる胴部(2)と、複数の制御装置(3)と、を備える。胴部(2)は、近位端(11)を備えるシャフト(10)のような、筐体(1)の様々な部材を収容する。シャフトは胴部(2)内に位置するシャフト支持ブッシュ(14)によって支持される。操作者は、胴部(2)の下方に位置する顎ラッチ選択装置(20)を操作することにより、シャフト(10)の単方向または双方向の動作を選択することができる。顎ラッチ選択装置(20)は、ラッチ機構の他の構成要素、つまり、胴部(2)内のシャフト(10)を囲むシャフト締装置(21)、および胴部(2)内に位置する戻り止め部(24)、に接続される。シャフト支持ブッシュ(14)とシャフト締装置(21)との間に位置するシャフト(10)を取り囲む付勢バネであるシャフト締装置リセット器(31)によって、シャフト締装置(21)は一方向に付勢されている。シャフト締装置(21)は、筐体(1)内のスロット(26)によって固定された位置に保持される頂部(22)を備える。顎ラッチ選択装置(20)が押されていない場合のみ、シャフト締装置(21)は、シャフト(10)上に締結し、シャフト(10)の動作を単方向のみに限定する。シャフト締装置(21)はさらに、シャフト締装置(21)がシャフト(10)上に締結しないで、シャフト(10)の双方向の動作を可能にするよう、顎ラッチ選択装置(20)が押されたとき自由に枢動する底部(23)を備える。顎ラッチ選択装置(20)はさらに、顎ラッチ選択装置を双方向モードに付勢する戻り止め部(24)に係合する戻り止めポケット(25)を備える。顎ラッチ選択装置(20)は、操作者の人差し指によって作動される。筐体(1)は、胴部(2)の下方に位置する顎制御装置(30)を備え、胴部(2)はシャフト(10)の動作を作動し、シャフト(10)の遠位端に位置する一対の顎(図示略)を開閉することが可能である。顎制御装置(30)は筐体(1)を保持している操作者の手の中指、薬指、および小指を収容する指ループ(36)を含む。顎制御装置(30)は、全て胴部材(2)内に配置される駆動リンク(35)、滑り金(34)、内側胴部材(32)という顎閉鎖機構の他の部材と、固定ハンドル(4)内に配置された顎制御装置リセット器(33)と、に接続される。筐体(1)は、さらに胴部(2)の中央部に位置する回転制御装置(40)を備える。回転制御装置(40)は、操作者の人差し指で作動されるようになっている。回転制御装置(40)は、シャフト(10)に固定された内側胴部材(32)に固定される。回転制御装置(40)は、シャフト(10)の遠位端に位置する一対の顎(図示せず)を回転させる。筐体(1)はさらに、操作者の人差し指によって作動する、胴部(2)の下に位置する切断トリガ(50)を備える。切断トリガ(50)は、全て胴部(2)内に配置され、シャフト(10)の遠位端に位置する切断要素の切断機能を可能にする、コネクタ部材(54)、カッター枢動軸(53)、およびカット刃ロッド(52)に接続される。筐体はさらに胴部(2)の上部に位置する凝固制御装置(80)を含む。加えて、筐体(1)は、電力ケーブル(7)に対する損傷を防止する機械式アンカー(6)として機能する電力ケーブル歪除去体を備える。顎ラッチ選択装置(20)や顎制御装置(30)のような複数の制御装置は、ピン(5)で筐体に取り付けられる。
図2は、シャフトの遠位端に位置する器具一式の一例を示す。図示するように、シャフト(10)は、一対の顎(13)とシャフトの遠位端(12)に位置する切断要素(51)とを有する。
図3Aおよび図3Bは、本明細書に教示するシャフト締装置の例を示す。図3Aに示すように、シャフト締装置の頂部(22)は、直線状でもよく、底部(23)は丸みを帯びていてもよく、シャフト締装置(21)は、シャフト(図示略)を囲みその上に締結するための円形の開口部(27)を有していてもよい。図3Bに示すように、シャフト締装置(21)は、直線の頂部(22)と直線の底部(23)とを有する矩形形状を有していてもよく、開口(27)は不規則な形状を有していてもよい。シャフト締装置(21)がシャフト(10)を締結することができるように、シャフト締装置(21)は、鋭い内側縁(28)を有する。
本発明を操作するために、外科医は例えば、ラッチ機構、クランプ機構、または切断機構のような、互いに独立する異なる機構を作動することができる。加えて、外科医は、シャフトの遠位端に収容されている、外科用器具の種類に応じて、さらなる機構を作動することができる。外科医は、単方向または双方向モードを選択するために、筐体を保持している手の外科医の人差し指で到達可能な、筐体の胴部の下に位置する顎ラッチ選択装置を押圧し、または解放する。外科医が顎ラッチ選択装置を押さない場合、シャフト締装置はクラッチ向きにある。クラッチ向きでは、シャフト締装置を、付勢バネなどのシャフト締装置リセット器により一方向に付勢することができ、および/またはシャフト締装置の頂部を、例えば、筐体内のスロットにより、固定された位置に保持することができる。シャフト締装置の鋭い内側縁が、シャフト上に締結し、前進のシャフトの移動を限定する。単方向モードから双方向モードに切り替えるために、外科医は、胴部に向かって顎ラッチ選択装置を押圧し、シャフト締装置がもはやシャフト上に締結しないように、非クラッチ位置にシャフト締装置を押し、シャフトは前方向および後方向に移動可能となる。外科医は、顎ラッチ選択装置を解放することによって、単方向モードに戻すことができる。シャフト締装置リセット器は、それから、一方向にシャフト締装置を付勢することによってその元の位置にシャフト締装置を戻す。あるいは、外科医は、顎ラッチ選択装置の戻り止めポケットが筐体内に位置する戻り止め部に係合するまで遠くに、胴部に向かって顎ラッチ選択装置を押すことができる。戻り止め部は双方向モードに顎ラッチ選択装置を保持し、シャフトの前方向および後方向への移動を可能にする。
外科医は、回転制御装置を操作することにより、シャフトの端部の一対の顎を回転させることができる。外科医は、筐体内に配置される、筐体から左側、右側、または両方に突出する回転制御装置上に自分の人差し指を置く。回転制御装置の側面上にある自分の人差し指を動かすことで、外科医は、回転制御装置を回転させる。
外科医は、顎制御装置を操作することにより、シャフトの動作を操作し、遠位にシャフトを前進、または外科医に向けてシャフトを後退させ、一対の顎を開閉することができる。シャフトの動作により、シャフトの遠位端に位置する一対の顎を開閉する。顎制御装置は、胴部の下に位置しており、好ましくは筐体を保持している外科医の手の中指、薬指、および小指を収容する。顎制御装置を押すことにより、外科医は、固定ハンドルに向かって顎制御装置を動かす。これによって、今度は、駆動リンク、滑り金、および内側胴部材のようなクランプ機構の他の部材を作動させ、顎制御装置からの顎閉鎖力を、シャフトの遠位端にある一対の顎を持つシャフトに伝達する。一対の顎を開くために、外科医は、顎制御装置に与えた圧力を解放し、付勢バネなどの顎制御装置リセット器を作動させ、これにより顎制御装置を前進させ、顎クランプ機構の他の部材を解放し、一対の顎を開く。顎ラッチ選択装置と顎制御装置は同時に操作することができ、したがって、外科医は、組織にかける圧力を増減させながらの前方向および後方向への移動が可能になる。
外科医は、胴部の下方に位置する切断トリガを操作することにより切断機構を操作することができる。外科医は、筐体を保持している手の人差し指によって切断トリガを押す。これにより、今度は、例えば、コネクタ部材、カッター枢動軸、およびカット刃ロッドのような切断機構の他の部材を作動させ、切断トリガから、シャフトの遠位端の切断要素に切断力を伝達する。外科医は、切断トリガと同時に顎ラッチ選択装置を操作することはない。
1 筐体
2 胴部
3 制御装置
4 固定ハンドル
10 シャフト
11 近位端
12 遠位端
13 顎
20 顎ラッチ選択装置
21 シャフト締装置
22 頂部
23 底部
24 戻り止め部
25 戻り止めポケット
28 内側縁
30 顎制御装置
40 回転制御装置
50 切断トリガ
51 切断要素
60 凝固制御装置

Claims (13)

  1. i.胴部(2)であって、
    単方向または双方向に動作可能なシャフト(10)が前記胴部(2)内に配置され、
    前記シャフト(10)は、近位端(11)および遠位端(12)を備え、一対の顎(13)が、前記シャフト(10)の前記遠位端(12)に位置した、
    胴部(2)と、
    ii.複数の制御装置(3)であって、
    シャフト締装置(21)に接続された前記胴部(2)の下に位置した顎ラッチ選択装置(20)が、前記シャフト(10)の単方向の動作とおよび双方向の動作との間で選択するように適合され、
    前記胴部(2)の下に位置する顎制御装置(30)が、前記シャフト(10)の動作により、前記シャフト(10)の前記遠位端(12)において前記一対の顎(13)を開閉するように適合された、
    複数の制御装置(3)と、
    を備えた筐体(1)を備えた電気外科用器具であって、
    前記シャフト(10)の周りに配置された、前記胴部(2)内に位置した前記シャフト締装置(21)は、前記顎ラッチ選択装置(20)に接続され、その結果、前記シャフト締装置(21)は、前記シャフト(10)の動作を単方向の動作に制限するように前記シャフト(10)に締結するか、または、前記シャフト(10)が双方向に動作するように前記シャフト(10)に締結しないか、のいずれかであり、
    前記顎ラッチ選択装置(20)と前記顎制御装置(30)とは、前記筐体(1)を保持している手の指によって操作することができ、
    前記シャフト締装置(21)は頂部(22)および底部(23)を備え、前記頂部(22)は、前記筐体(1)によって固定された位置に保持されており、
    前記複数の制御装置(3)は前記胴部(2)の下に位置した切断トリガ(50)をさらに備え、前記切断トリガ(50)は前記シャフトの前記遠位端(12)に取り付けられた切断要素(51)を制御するように適合されており、
    前記筐体(1)は、前記胴部(2)内に位置する戻り止め部(24)をさらに備え、
    前記顎ラッチ選択装置(20)は戻り止めポケット(25)をさらに備え、
    前記戻り止め部(24)が前記顎ラッチ選択装置(20)を前記シャフトの双方向の動作に保持するように、前記顎ラッチ選択装置(20)は前記戻り止め部(24)に係合して、これを前記戻り止めポケット(25)の中にスライドさせるように適合されている、電気外科用器具。
  2. 前記シャフト締装置(21)の前記頂部(22)は、前記筐体(1)内部のスロット(26)内に保持されている、請求項1に記載の電気外科用器具。
  3. 前記顎ラッチ選択装置(20)が前記シャフト(10)を単方向の動作から双方向の動作に切り替えることができるように、前記シャフト締装置(21)の前記底部(23)は自由に移動するように適合されている、請求項1または2に記載の電気外科用器具。
  4. 前記シャフト締装置(21)が、前記シャフト(10)を締結することができるように、鋭い内側縁(28)を備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  5. 前記戻り止め部(24)は、バネ装填式戻り止めピンである、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  6. 前記顎ラッチ選択装置(20)は、前記シャフト(10)が単方向のみに移動することができるのみであるように、前記シャフト締装置(21)に係合して前記シャフト(10)を締結することが可能な第1の位置を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  7. 前記顎ラッチ選択装置(20)は、前記シャフト(10)が双方向に移動することができるように、前記シャフト締装置(21)に係合しないで前記シャフト(10)を締結するための第2の位置を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  8. 前記顎ラッチ選択装置(20)は、前記筐体(1)を保持している前記手の人差し指が届くことができるように、前記胴部(2)の下に位置している、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  9. 前記顎ラッチ選択装置(20)は、前記胴部(2)の底部に向かって人差し指によって押圧することができるよう、レバーとして形成される、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  10. 前記筐体(1)は、前記一対の顎(13)を回転させるための回転制御装置(40)をさらに備えている、請求項1からのいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  11. 前記回転制御装置(40)は、前記筐体(1)を保持している前記手の人差し指が届くことができるように、前記筐体(1)内に位置している、請求項10に記載の電気外科用器具。
  12. 回転制御装置(40)、切断トリガ(50)、および凝固制御装置(60)を含み、
    前記顎ラッチ選択装置(20)、前記顎制御装置(30)、前記回転制御装置(40)、前記切断トリガ(50)、および前記凝固制御装置(60)は、互いに独立しているか、もしくは前記筐体(1)を保持している前記手の前記指で操作することができるか、またはその両方である、請求項1から11のいずれか一項に記載の電気外科用器具。
  13. 前記筐体(1)は、前記胴部(2)から伸びた固定ハンドル(4)をさらに備えている、請求項1から12のいずれか一項に記載の電気外科用器具。
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