JP6125286B2 - マルチリーフコリメータ及び荷電粒子線治療装置 - Google Patents

マルチリーフコリメータ及び荷電粒子線治療装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチリーフコリメータ及びそれを備えた荷電粒子線治療装置に関する。
従来、マルチリーフコリメータを備えた荷電粒子線治療装置に関する技術文献として、特開2009−034443号公報が知られている。この公報には、患者の周囲を回転するためのガントリーと、ガントリーに設けられ、患者に対して荷電粒子線を照射する照射部と、を備える荷電粒子線治療装置であって、照射部内にマルチリーフコリメータを有するものが示されている。
また、この公報には、複数のリーフ板からなる一対のリーフ板群と、アーム状の連結部材を介してリーフ板にそれぞれ連結されたモータと、を備えるマルチリーフコリメータであって、各モータによってリーフ板をそれぞれ駆動させることで、一対のリーフ板群の間の開口形状を患者の照射野に合わせるものが示されている。このマルチリーフコリメータにおいて、リーフ板は固定ローラに挟まれる形で支持されている。
特開2009−034443号公報
ところで、前述した従来のマルチリーフコリメータにおいては、ガントリーの回転により重力の向きが変化すると、固定ローラ間でリーフ板が移動することにより位置関係にずれが生じる場合がある。このようにリーフ板の位置がずれると、荷電粒子線の照射精度が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、リーフ板の位置精度を向上させることができるマルチリーフコリメータ及び荷電粒子線治療装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、荷電粒子線を被照射体に照射する荷電粒子線治療装置であって、荷電粒子線を被照射体に照射する照射部と、照射部が設けられ、被照射体の周りを照射部が回転又は揺動するための架台と、を備え、照射部内には、荷電粒子線が通過する開口を形成するマルチリーフコリメータが設けられ、マルチリーフコリメータは、荷電粒子線の照射軸に直交する所定の並列方向に並列する複数のリーフ板と、リーフ板の一端側に取り付けられ、リーフ板を進退させる駆動手段と、リーフ板ごとに、照射軸の延在方向でリーフ板の他端側を挟むように設けられた複数の第1の支持ローラ及び複数の第2の支持ローラと、複数の第2の支持ローラに対してリーフ板に向かう弾性力をそれぞれ付与する複数の弾性力付与部と、を備え、複数の第1の支持ローラは、リーフ板の進退方向に並んで配置され、照射軸の延在方向における位置が固定された固定ローラであり、複数の第2の支持ローラ及び複数の弾性力付与部は、リーフ板の進退方向に並んで配置され、弾性力により複数の第1の支持ローラに対してリーフ板を押し付ける
本発明に係る荷電粒子線治療装置によれば、マルチリーフコリメータにおいて、リーフ板の他端側が第1の支持ローラ及び第2の支持ローラによって挟むように支持され、第1の支持ローラ及び第2の支持ローラの少なくとも一方にリーフ板に向かう弾性力が付与されているので、弾性力によってリーフ板の他端側を隙間無く挟持することができる。これにより、マルチリーフコリメータに加わる重力の向きが変化した場合であっても、リーフ板の位置がずれることなく、リーフ板の位置精度を向上させることができる。従って、この荷電粒子線治療装置によれば、リーフ板の位置精度が向上するので、駆動手段によってリーフ板群が形成する開口形状を高精度に設定することができ、荷電粒子線の照射野を精度良く整形することができる。
本発明に係る荷電粒子線治療装置において、並列方向に沿って斜めに並列された複数の駆動手段からなる第1の駆動手段列及び第2の駆動手段列を少なくとも有し、第1の駆動手段列及び第2の駆動手段列は、照射軸の延在方向から見て重なるように配置されていてもよい。
この荷電粒子線治療装置によれば、第1の駆動手段列及び第2の駆動手段列が照射軸の延在方向から見て重なるように配置されているので、駆動手段を一列に並べる場合と比べて、効率良く配置することができ、マルチリーフコリメータの小型化に有利である。
本発明に係る荷電粒子線治療装置において、リーフ板の表面には、硬質コーティング層が形成されていてもよい。
この荷電粒子線治療装置によれば、弾性力が付与された第1の支持ローラ又は第2の支持ローラがリーフ板に押し付けられることにより、リーフ板の表面に凹みや摩耗が生じることを抑えられるので、リーフ板の位置精度を長期間確保することができる。
本発明に係る荷電粒子線治療装置において、複数のリーフ板及び複数の駆動手段は、照射軸に直交する平面内で照射軸を囲むように配置されていてもよい。
この荷電粒子線治療装置によれば、複数のリーフ板及び複数の駆動手段を照射軸に直交する平面内に収容し、照射軸を囲むように配置することで、効率的な配置を実現することができ、マルチリーフコリメータの小型化に有利である。
本発明の他の態様は、荷電粒子線が通過する開口を形成するマルチリーフコリメータであって、荷電粒子線の照射軸に直交する所定の並列方向に並列する複数のリーフ板と、リーフ板の一端側に取り付けられ、リーフ板を進退させる駆動手段と、照射軸の延在方向でリーフ板の他端側を挟むように設けられた第1の支持ローラ及び第2の支持ローラと、第1の支持ローラ及び第2の支持ローラのうち少なくとも一方に対してリーフ板に向かう弾性力を付与する弾性力付与部と、を備え、リーフ板は、第1の支持ローラ及び第2の支持ローラに支持される本体部と、本体部から照射軸の延在方向に延びる延伸部と、延伸部から並列方向に延びると共に、駆動手段に接続されるアーム部と、を有し、並列方向で隣接するリーフ板は、延伸部の延伸長さが異なっていてもよい。
このマルチリーフコリメータによれば、並列方向で隣接するリーフ板は、延伸部の延伸長さが異なっているので、各リーフ板が互いに干渉することなく、それぞれの駆動手段と接続することができる。
本発明の他の態様に係るマルチリーフコリメータにおいて、リーフ板の延伸部は、リーフ板が並列方向で照射軸の近くに位置するほど長い延伸長さを有し、リーフ板の延伸長さが長いほど当該リーフ板に接続された駆動手段は荷電粒子線の上流側又は下流側に位置してもよい。
このマルチリーフコリメータによれば、リーフ板が並列方向で照射軸の近くに位置するほど長い延伸長さを有し、リーフ板の延伸長さが長いほど当該リーフ板に接続された駆動手段は荷電粒子線の上流側又は下流側にずらして配置することで、各駆動手段を干渉なしに密集して効率良く配置することができ、マルチリーフコリメータの小型化に有利である。
本発明は、荷電粒子線を被照射体に照射する荷電粒子線治療装置であって、荷電粒子線を被照射体に照射する照射部と、照射部が設けられ、被照射体の周りを照射部が回転又は揺動するための架台と、を備え、照射部内には、上述した本発明の他の態様に係るマルチリーフコリメータが設けられている。
この荷電粒子線治療装置によれば、上述したマルチリーフコリメータが設けられているので、架台の回転又は揺動により重力の向きが変わってもリーフ板の位置精度を確保することができ、リーフ板群が形成する開口形状を高精度に設定することで、荷電粒子線の照射野を精度良く整形することができる。
本発明に係るマルチリーフコリメータ及び荷電粒子線治療装置によれば、リーフ板の位置精度を向上させることができる。
本発明に係る荷電粒子線治療装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の荷電粒子線治療装置の構成を説明するための概略図である。 マルチリーフコリメータを示すXY平面図である。 マルチリーフコリメータのリーフ板群を示す斜視図である。 マルチリーフコリメータのリーフ板群を示す正面図である。 一枚のリーフ板を示す斜視図である。 リーフ板を示す側面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を示している。XYZ直交座標系は、Z方向を荷電粒子線Rの照射軸Aの延在方向、X方向をZ方向に直交する方向、Y方向をZ方向及びX方向に直交する方向として以下の説明に用いる。なお、照射軸Aとは、荷電粒子線Rを照射部4内で偏向せずに照射した場合の荷電粒子線Rのビーム中心が通過する軸を意味する。
図1及び図2に示されるように、荷電粒子線治療装置1は、患者Pの癌腫瘍(被照射体)Fに荷電粒子線Rを照射することにより癌治療等を行うための装置である。荷電粒子線治療装置1は、患者が置かれる治療台2と、治療台2を収容可能なガントリー3と、ガントリー3の内側に設けられた照射部4と、荷電粒子線Rを出射するサイクロトロン5を備えている。
ガントリー3は、治療台2上の患者に対する照射部4の照射角度を任意に変更するため回転可能に構成された架台である。なお、ガントリー3は必ずしも360°回転する必要はなく、360°未満の角度で揺動する構成であってもよい。
サイクロトロン5は、荷電粒子を加速して荷電粒子線Rを出力する加速器である。荷電粒子線Rとしては、例えば陽子線、重粒子(重イオン)線、電子線等が挙げられる。なお、サイクロトロン5に代えて、シンクロトロン、シンクロサイクロトロン、ライナック等を採用してもよい。
図2に示す照射部4は、ワブラー法や散乱法により荷電粒子線Rを患者Pの腫瘍Fに向けて照射する照射ノズルである。ワブラー法や散乱法は、ブロードビーム法とも称される。この照射部4の内部には、ワブラー電磁石7及びマルチリーフコリメータ10が設けられている。散乱体7及びマルチリーフコリメータ10は、荷電粒子線Rの照射軸Aに沿って配置されている。
散乱体7は、サイクロトロン5から送られた荷電粒子線Rを、その照射軸Aと直交する方向(X方向及びY方向)に拡大させるものである。散乱体7としては、例えば厚さ数mmの鉛板やアルミ板等を用いることができる。
マルチリーフコリメータ10は、患者Pの体内の腫瘍Fの形状に合わせて荷電粒子線Rの照射野を整形するものである。マルチリーフコリメータ10は、散乱体7の下流に配置されており、散乱体7により拡大された荷電粒子線Rの照射野を腫瘍Fの形状に合わせて整形する。
このマルチリーフコリメータ10は、Y方向で対向する一対のリーフ板群11,12を有している。一対のリーフ板群11,12は、Y方向に進退可能な多数のリーフ板20からそれぞれ構成されており、各リーフ板20の位置を調整することで腫瘍Fの形状に合わせた開口Tを形成する。
以下、マルチリーフコリメータ10の構成について図面を参照して詳細に説明する。図3は、マルチリーフコリメータ10を示す平面図(Z方向から見た図)である。図3に、リーフ板群11,12をY方向に進退させるためのモータ群13〜16を示す。なお、図3では、リーフ板群11,12とモータ群13〜16の接続部分(後述するアーム部23)の図示を省略している。リーフ板群11,12とモータ群13〜16の接続について詳しくは後述する。
図3に示されるように、マルチリーフコリメータ10は、照射軸Aに直交するXY平面において、照射軸Aを囲むようにリーフ板群11,12及びモータ群13〜16が配置されている。具体的には、照射軸Aを挟んでY方向で対向する一対のリーフ板群11,12のうち、リーフ板群11をX方向で挟むように二つのモータ群13,14が配置されている。また、残りのリーフ板群12をX方向で挟むように二つのモータ群15,16が配置されている。更に、モータ群13,14とモータ群15,16とは、Y方向で対向するように配置されている。
リーフ板群11,12とモータ群13〜16は、Z方向で同じ高さに設けられると共に、XY平面内で照射軸Aの周りに密集して配置されている。このような配置構成は、マルチリーフコリメータ10の小型化に有利である。なお、リーフ板群11,12が移動するためのスペースは確保される。
続いて、リーフ板20及びモータ30の配置について詳細に説明する。図4は、マルチリーフコリメータ10のリーフ板群11を示す斜視図である。図4では、理解を容易にするため、最も手前側のリーフ板20のみ、リーフ板20とモータ30及びリニアガイド31の接続関係を図示し、その他のリーフ板20については接続部分の図示を途中で省略している。また、他のリーフ板20の形状が明確となるよう一部を仮想線(二点鎖線)で示す。なお、リーフ板群12については、リーフ板群11と同様の構成を有するため説明を省略する。
図4に示すモータ30は、リーフ板20をY方向に進退させるための駆動手段である。また、リニアガイド31は、リーフ板20をY方向に案内するためのガイド部材である。モータ30及びリニアガイド31は、一枚のリーフ板20ごとに設けられている。なお、リニアガイド31を必ずしも設ける必要はない。モータ30及びリニアガイド31について詳しくは後述する。
図4に示されるように、マルチリーフコリメータ10のリーフ板群11は、所定の並列方向(X方向)に並列された30枚のリーフ板20から構成されている。リーフ板群11は、6つのリーフ板セット11A〜11Fに分けられる。リーフ板セット11A〜11Fは、それぞれ5枚のリーフ板20を1セットとして構成されている。なお、リーフ板群11及びリーフ板セット11A〜11Fにおけるリーフ板20の枚数は一例であり、上述したものに限定されない。
図5は、リーフ板セット11A〜11Cを示す正面図(Y方向から見た正面図)である。図5においてリニアガイド31の図示を省略する。図5に示されるように、リーフ板セット11A〜11Cは、モータ群13を構成するモータ列13A〜13Cとそれぞれ接続されている。
具体的には、リーフ板セット11Aは、最も荷電粒子線Rの上流側(Z方向の反対側)に位置するモータ列13Aと接続されている。リーフ板セット11Bは、モータ列13A及びモータ列13Cの間に位置するモータ列13Bと接続されている。リーフ板セット11Cは、最も荷電粒子線Rの下流側(Z方向側)に位置するモータ列13Cと接続されている。なお、残りのリーフ板セット11D〜11Fは、図3に示すモータ群14と接続されている。
モータ列13A〜13Cは、Z方向で重なるように配置されている。モータ列13A〜13Cは、それぞれ5台のモータ30から構成されており、X方向に沿ってリーフ板群11側から離れるほど荷電粒子線Rの下流側に位置がずれるように斜めに配列されている。すなわち、モータ列13A〜13Cは、リーフ板群11に近いほど荷電粒子線Rの上流側に位置するように斜めに並列されている。
続いて、リーフ板20の構成について説明する。図6は、一枚のリーフ板20を示す斜視図である。図6に示されるように、リーフ板20は、モータ30に対して固定される基端部20aと、図2に示す開口Tを形成する先端部20bと、を有している。基端部20aは、特許請求の範囲に示すリーフ板の一端に相当し、先端部20bは特許請求の範囲に示すリーフ板の他端に相当する。
リーフ板20は、本体部21と、延伸部22と、アーム部23と、を有している。
本体部21は、先端部20bを有する長方形板状の部位である。荷電粒子線Rは、一部が開口Tを通り、残りが本体部21によって遮蔽されることで開口Tの形状に整形される。本体部21は、荷電粒子線Rの遮蔽能力の高い真鍮製であることが好ましい。本体部21を遮蔽能力の高い真鍮製とすることで、Z方向における本体部21の幅を狭めることができる。このことは、マルチリーフコリメータ10の小型化に有利である。なお、本体部21には、真鍮の他、銅やタンタル、モリブデンを用いることもできる。
延伸部22は、本体部21のうち先端部20bと反対側に形成され、本体部21から荷電粒子線Rの上流側(Z方向の反対側)に延伸する部位である。延伸部22の延伸長さは、各リーフ板20によって異なっている。
アーム部23は、延伸部22からX方向へアーム状に延びる部位であり、モータ30及びリニアガイド31が固定された基端部20aを有している。具体的には、アーム部23は、延伸部22からX方向へ延びた後、本体部21に沿ってY方向の反対側に延びる折り返し形状を有しており、その先端に基端部20aが位置する。アーム部23は、リーフ板20をモータ30に対して支持する部位であり、例えば剛性の高いステンレス材から形成されることが好ましい。
アーム部23の上には、モータ30の有するボールネジ30aに対して螺合される螺合部23aが形成されている。ボールネジ30aは、Y軸方向に延在するように設けられ、ボールネジ30aの回転により螺合部23aが移動する。このように構成されたリーフ板20では、モータ30によりボールネジ30aが回転されると、螺合部23aを通じてリーフ板20がY軸方向に進退する。なお、モータ30は、図示しない支持部材によって照射部4に固定されている。
また、アーム部23の上には、Y方向に延びるリニアガイド31が嵌合する樋状のガイド部23bが設けられている。リーフ板20は、リニアガイド31に対して樋状のガイド部23bがスライドすることによりX方向にぶれることなくY方向で精度良く移動する。
図4及び図5に示すように、リーフ板20の延伸部22は、各リーフ板20によって異なっており、X方向で照射軸Aに近いほど延伸部22の延伸長さが長いリーフ板20が配置されている。X方向で照射軸Aに近いとは、Y方向におけるリーフ板20の進退位置によらず、X軸に照射軸Aの位置を投影した場合におけるX軸上のリーフ板20の位置と照射軸Aの位置が近いことを意味する。
具体的には、リーフ板セット11C、リーフ板セット11B、リーフ板セット11Aの順に、延伸部22の延伸長さは長く形成されている。また、各リーフ板セット11A〜11C内でも、隣接するリーフ板20の延伸部22の延伸長さはX方向で照射軸Aに近いほど長い。これは、リーフ板セット11D〜11Fにおいても同様である。なお、X方向で照射軸Aからの距離が等距離となるリーフ板20同士は、同じ延伸長さを有している。
また、各リーフ板セット11A〜11C内において隣接するリーフ板20における延伸長さの差分は一定値であるが、リーフ板セット11A〜11Cの間の延伸長さの差分は、この一定値よりも大きくなるように構成されている。
また、リーフ板20の延伸部22における延伸長さは、モータ30のZ方向における位置と対応している。すなわち、延伸部22の延伸長さが長いリーフ板20ほど、当該リーフ板20と接続されたモータ30は荷電粒子線Rの上流側に位置する。このため、最も延伸部22の延伸長さが長くなるリーフ板セット11Aが最も上流側に位置するモータ列13Aと接続される。なお、モータ30及びリニアガイド31をアーム部23の下流側に取り付ける構成とした場合には、延伸部22の延伸長さが長いリーフ板20ほど、当該リーフ板20と接続されたモータ30は荷電粒子線Rの下流側に位置してもよい。
続いて、図7は、リーフ板20を示す側面図(X方向から見た図)である。図7では、アーム部23の基端部20a側の図示を省略している。図6及び図7に示されるように、リーフ板20の先端部20b側は、固定ローラ(第1の支持ローラ)40,41及び支持ローラ(第2の支持ローラ)50,51によってY方向に進退自在に支持されている。固定ローラ40,41及び支持ローラ50,51は、一枚のリーフ板20ごとに設けられている。
固定ローラ40,41は、ガントリー3の照射部4に設けられた固定部42に取り付けられたローラであり、Z方向で位置が固定されている。固定部42は、並列するリーフ板20の全ての固定ローラ40、41を支持している。固定ローラ40,41は、リーフ板20に対して荷電粒子線Rの上流側に設けられている。また、二つの固定ローラ40,41は、Y方向に並んで配置されている。
ここで、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。図8に示されるように、リーフ板20の上流側の端部には、レール状の凸部20cが形成されている。また、固定ローラ41には、当該凸部20cと係合する溝41aが中央に形成されている。このように、リーフ板20の凸部20cに固定ローラ41の溝41aが嵌まる構成とすることで、固定ローラ41に対するリーフ板20のX方向の位置ずれが避けられる。また、リーフ板20の凸部20c及び固定ローラ41の溝41aの各面について公差を狭くとることで、リーフ板20のX方向の位置精度を高めることができる。なお、固定ローラ41と同様の溝が固定ローラ40にも形成されている。
図6〜図8に示されるように、支持ローラ50,51は、一枚のリーフ板20ごとに設けられ、リーフ板20に対して荷電粒子線Rの下流側に配置されている。支持ローラ50,51の下側には、それぞれ弾性力付与部52,53が設けられている。弾性力付与部52,53は、支持ローラ50,51に対してリーフ板20に向かう弾性力(矢印S)を付与する部材である。弾性力付与部52,53は、例えば支持ローラ50,51をリーフ板20に向かって付勢するコイルバネを有している。なお、弾性力付与部52,53は、コイルバネに代えて、板バネやゴム部材その他の弾性体を有していてもよい。
弾性力付与部52,53は、ガントリー3の照射部4内に固定されたローラ支持部材54によって支持されている。弾性力付与部52,53は、荷電粒子線Rの下流側から支持ローラ50,51を弾性的に付勢している。なお、図面上では弾性力付与部52,53を概略的に表わしているが、弾性力付与部52,53は、ローラの回転を妨げない周知の構成で支持ローラ50,51を支持している。また、弾性力付与部52,53又は支持ローラ50,51は、Z方向から外れた方向にリーフ板20を付勢しないように構成されている。
弾性力付与部52,53の下流側の端部が接続されるローラ支持部材54は、例えばブロック状の部材であってもよい。この場合、ブロック状のローラ支持部材54は、例えば弾性力付与部52及び支持ローラ50の一部が入り込む穴部を有し、この穴部の底面に弾性力付与部52の下流側の端部が接続される構成であってもよい。
また、リーフ板20の本体部21において、Z方向で延伸部22と反対側の位置に固定ローラを設けてもよい。このような固定ローラを設けることにより、本体部21を精度良く支持することができる。なお、固定ローラではなく、リーフ板20へ向かって弾性力が付与された支持ローラを設けてもよい。
また、図8に示されるように、リーフ板20の下流側にもレール状の凸部20dが形成されており、支持ローラ51の溝51aに嵌っている。この構成により、リーフ板20のX方向の位置ずれが抑制される。また、リーフ板20の凸部20d及び支持ローラ51の溝51aの各面について公差を狭くとることで、リーフ板20のX方向の位置精度を高めることができる。なお、支持ローラ51と同様の溝が支持ローラ50にも形成されている。
また、図8に示されるように、リーフ板20の表面には、無電解ニッケルメッキによる硬質メッキ層(硬質コーティング層)24が形成されている。なお、硬質メッキ層24は、無電解ニッケルメッキ以外の各種メッキによって形成されてもよい。また、メッキに限られず、各種のコーティングにより、リーフ板20よりも硬質のコーティング層を形成してもよい。
硬質メッキ層24は、リーフ板20の表面全てに形成されている。なお、リーフ板20の表面のうち、固定ローラ40、41と接触する上流側の端面、支持ローラ50,51と接触する下流側の端面、隣接するリーフ板20と接触する側面等について部分的に硬質の層を形成してもよい。
次に、以上のとおり構成されたマルチリーフコリメータ10及び荷電粒子線治療装置1の作用効果について説明する。
本実施形態に係るマルチリーフコリメータ10によれば、リーフ板20の先端部20b側が固定ローラ40,41及び支持ローラ50,51によって挟むように支持され、支持ローラ50,51にリーフ板20に向かう弾性力が付与されているので、弾性力によってリーフ板20の先端部20b側を隙間無く挟持することができる。これにより、ガントリー7が回転してマルチリーフコリメータ10に加わる重力の向きが変化した場合であっても、リーフ板20の位置がずれることなく、リーフ板20の位置精度を向上させることができる。従って、このマルチリーフコリメータ10によれば、リーフ板20の位置精度が向上するので、モータ群13〜16によって一対のリーフ板群11,12が形成する開口Tの形状を高精度に設定することができ、荷電粒子線Rの照射野を精度良く整形することができる。
また、このマルチリーフコリメータ10によれば、Z方向でリーフ板20を挟み込むローラの一方を固定ローラ40,41とし、他方を弾性力が付与された支持ローラ50,51とすることで、支持ローラ50,51が固定ローラ40,41に対してリーフ板20を押し付けて支持する構成となり、固定ローラ40,41を基準としてリーフ板20の位置精度を十分に確保することができる。
更に、このマルチリーフコリメータ10によれば、並列方向(X方向)で隣接するリーフ板20の延伸部22の延伸長さが異なっているので、各リーフ板20が互いに干渉することなく、それぞれのモータ30と接続することができる。
また、このマルチリーフコリメータ10では、リーフ板20が並列方向で照射軸Aの近くに位置するほど長い延伸長さを有し、リーフ板20の延伸長さが長いほど当該リーフ板20に接続されたモータ30は荷電粒子線の上流側にずれて配置されることで、各モータ30を干渉することなく密集して効率良く配置することができる。更に、このマルチリーフコリメータ10では、モータ列13A〜13CがZ方向から見て重なるように配置されているので、モータ30を全て一列に並べる場合と比べて、効率良く配置することができる。しかも、このマルチリーフコリメータ10によれば、複数のリーフ板20及び複数のモータ30を照射軸Aに直交するXY平面内に収容し、照射軸Aを囲むように配置することで、効率的な配置を実現することができる。従って、このマルチリーフコリメータ10によれば、マルチリーフコリメータの小型化を図ることができる。
また、このマルチリーフコリメータ10では、リーフ板20の表面に硬質メッキ層24が形成されているので、弾性力が付与された支持ローラ50,51がリーフ板20を押圧すると共にリーフ板20が固定ローラ40,41に押し付けられることで、リーフ板20の表面に凹みや摩耗が生じることを抑えられるので、リーフ板20の位置精度を長期間確保することができる。
本実施形態に係る荷電粒子線治療装置1によれば、上述したマルチリーフコリメータ10を備えているので、ガントリー3の回転により重力の向きが変わってもリーフ板20の位置精度を確保することができ、リーフ板群11,12が形成する開口Tの形状を高精度に設定することで、荷電粒子線Rの照射野を患者Pの腫瘍Fに合わせて精度良く整形することができる
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、マルチリーフコリメータの配置は上述したものに限られない。必ずしも照射軸を中心としてリーフ板群及びモータ群を密集配置させる必要はなく、リーフ板群及びモータ群はZ方向で異なる高さに配置されていてもよい。また、Z方向に重なる複数のモータ列を設ける必要はなく、モータを一列に並べてもよい。
また、各ローラの数は二個ずつに限られず、一個ずつであってもよく、それぞれ三個以上設けてもよい。Z方向でリーフ板の上流側が弾性力の付与された支持ローラ、下流側が固定ローラであってもよく、上流側及び下流側の何れも弾性力の付与された支持ローラであってもよい。
また、リーフ板の形状は、上述したものに限られず、延伸部はZ方向ではなくY方向に延伸してもよい。また、必ずしもリーフ板の表面に硬質コーティング層を形成する必要はない。
1…荷電粒子線治療装置 2…治療台 3…ガントリー(架台) 4…照射部 4…サイクロトロン 7…散乱体 10…マルチリーフコリメータ 11,12…リーフ板群 11A-11F…リーフ板セット 13−16…モータ群 13A−13C…モータ列(第1の駆動手段列、第2の駆動手段列) 20…リーフ板 20a…基端部 20b…先端部 20c…凸部 20d…凸部 21…本体部 22…延伸部 23…アーム部 23a…螺合部 23b…ガイド部 24…硬質メッキ層(硬質コーティング層) 30…モータ(駆動手段) 30a…ボールネジ 31…リニアガイド 40,41…固定ローラ(第1の支持ローラ) 41a…溝 42…固定部 50,51…支持ローラ(第2の支持ローラ) 51a…溝 52,53…弾性力付与部 54…ローラ支持部材 A…照射軸 F…腫瘍(被照射体) P…患者 R…荷電粒子線 T…開口

Claims (7)

  1. 荷電粒子線を被照射体に照射する荷電粒子線治療装置であって、
    前記荷電粒子線を前記被照射体に照射する照射部と、
    前記照射部が設けられ、前記被照射体の周りを前記照射部が回転又は揺動するための架台と、
    を備え、
    前記照射部内には、前記荷電粒子線が通過する開口を形成するマルチリーフコリメータが設けられ、
    前記マルチリーフコリメータは、
    前記荷電粒子線の照射軸に直交する所定の並列方向に並列する複数のリーフ板と、
    前記リーフ板の一端側に取り付けられ、前記リーフ板を進退させる駆動手段と、
    前記リーフ板ごとに、前記照射軸の延在方向で前記リーフ板の他端側を挟むように設けられた複数の第1の支持ローラ及び複数の第2の支持ローラと、
    前記複数の第2の支持ローラに対して前記リーフ板に向かう弾性力をそれぞれ付与する複数の弾性力付与部と、を備え、
    前記複数の第1の支持ローラは、前記リーフ板の進退方向に並んで配置され、前記照射軸の延在方向における位置が固定された固定ローラであり、
    前記複数の第2の支持ローラ及び前記複数の弾性力付与部は、前記リーフ板の進退方向に並んで配置され、前記弾性力により前記複数の第1の支持ローラに対して前記リーフ板を押し付ける、荷電粒子線治療装置。
  2. 前記並列方向に沿って斜めに並列された複数の前記駆動手段からなる第1の駆動手段列及び第2の駆動手段列を少なくとも有し、
    前記第1の駆動手段列及び前記第2の駆動手段列は、前記照射軸の延在方向から見て重なるように配置されている、請求項1に記載の荷電粒子線治療装置
  3. 前記リーフ板の表面には、硬質コーティング層が形成されている、請求項1又は2に記載の荷電粒子線治療装置
  4. 前記複数のリーフ板及び前記複数の駆動手段は、前記照射軸に直交する平面内で前記照射軸を囲むように配置されている、請求項1〜3のうち何れか一項に記載の荷電粒子線治療装置
  5. 荷電粒子線が通過する開口を形成するマルチリーフコリメータであって、
    前記荷電粒子線の照射軸に直交する所定の並列方向に並列する複数のリーフ板と、
    前記リーフ板の一端側に取り付けられ、前記リーフ板を進退させる駆動手段と、
    前記照射軸の延在方向で前記リーフ板の他端側を挟むように設けられた第1の支持ローラ及び第2の支持ローラと、
    前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラのうち少なくとも一方に対して前記リーフ板に向かう弾性力を付与する弾性力付与部と、を備え、
    前記リーフ板は、
    前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラに支持される本体部と、
    前記本体部から前記照射軸の延在方向に延びる延伸部と、
    前記延伸部から前記並列方向に延びると共に、前記駆動手段に接続されるアーム部と、を有し、
    前記並列方向で隣接する前記リーフ板は、前記延伸部の延伸長さが異なっている、マルチリーフコリメータ。
  6. 前記リーフ板の前記延伸部は、前記リーフ板が前記並列方向で前記照射軸の近くに位置するほど長い延伸長さを有し、
    前記リーフ板の前記延伸長さが長いほど当該リーフ板に接続された前記駆動手段は前記荷電粒子線の上流側又は下流側に位置する、請求項5に記載のマルチリーフコリメータ。
  7. 荷電粒子線を被照射体に照射する荷電粒子線治療装置であって、
    荷電粒子線を前記被照射体に照射する照射部と、
    前記照射部が設けられ、前記被照射体の周りを前記照射部が回転又は揺動するための架台と、
    を備え、
    前記照射部内には、請求項5又は6に記載のマルチリーフコリメータが設けられている荷電粒子線治療装置。
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