JP6123994B2 - Oil supply device - Google Patents
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Description
この発明はオイル供給装置に係り、特にピストンにオイルを噴射してピストンの冷却を図るオイル供給装置に関するものである。 The present invention relates to an oil supply apparatus, and more particularly to an oil supply apparatus that cools a piston by injecting oil onto the piston.
エンジンのピストンを冷却する冷却装置としては、オイルジェット(「ピストンクーリングジェット」または「PCJ」ともいう。)を備えた装置が知られている。
このとき、前記オイルジェットは、オイルパンに溜まっているオイルをオイルポンプによって圧送し、エンジン内部の各気筒に設けるピストンに対して潤滑用オイルを噴射し、ピストンを冷却している。
As a cooling device for cooling a piston of an engine, a device provided with an oil jet (also referred to as “piston cooling jet” or “PCJ”) is known.
At this time, the oil jet pumps oil accumulated in the oil pan by an oil pump, injects lubricating oil to pistons provided in each cylinder inside the engine, and cools the pistons.
ところで、従来のオイル供給装置において、エンジンが低負荷領域の場合に、オイルジェットからピストンに向けてオイルの噴射を行うことは好ましくない。
なぜならば、オイルによってピストンが不要に冷却されることとなり、冷却損失の増加や不発全燃焼などを引き起し、燃費の悪化を招くという不都合があるからである。
また、従来のオイル供給装置においては、ピストン冷却を必要とする高負荷領域のみでなく、ピストン冷却を必要としない低負荷領域においても、オイル噴射によりピストンを冷却させているため、燃費の悪化を招く恐れがあった。
更に、オイル供給装置を電子制御する際には、オイル噴射のオン・オフ制御を行うことはできるが、装置が複雑な構造になってしまい、高コストになるなどの不都合がある。
このため、燃費向上を図り、複雑な制御や装置を追加することなく、簡単かつ安価な構成によって、低負荷領域と高負荷領域とでオイル噴射のオン・オフの切り替えることができるオイル供給装置の実現が切望されていた。
By the way, in the conventional oil supply apparatus, it is not preferable to inject oil from the oil jet toward the piston when the engine is in a low load region.
This is because the piston is unnecessarily cooled by the oil, causing an increase in cooling loss and unsatisfactory total combustion, resulting in a deterioration in fuel consumption.
In addition, in the conventional oil supply device, the piston is cooled by oil injection not only in the high load region where piston cooling is required but also in the low load region where piston cooling is not required, so that the fuel consumption deteriorates. There was a fear.
Further, when the oil supply device is electronically controlled, on / off control of oil injection can be performed, but there is a disadvantage that the device has a complicated structure and is expensive.
For this reason, an oil supply device that can switch on and off oil injection in a low load region and a high load region with a simple and inexpensive configuration without improving complicated fuel consumption and adding complicated controls and devices. Realization was anxious.
この発明は、エンジン負荷に合わせてピストン冷却が必要なときに、オイルジェットにピストン冷却用オイルを供給し、ピストン冷却を行うことを目的とする。 It is an object of the present invention to supply piston cooling oil to an oil jet and perform piston cooling when piston cooling is required in accordance with engine load.
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、エンジンのピストンに向けてオイルを噴射するオイルジェットを備え、このオイルジェットの上流側のオイル通路にオイル流量調整装置を備えるオイル供給装置において、前記オイル流量調整装置は、オイル入口とオイル出口とを備える外筒部と、この外筒部の中を摺動可能に配置されるとともに、その内部に前記オイル入口と前記オイル出口とを連通可能にする内部通路を備える可動弁と、前記外筒部の内部と前記可動弁との間に形成され、前記エンジンの吸気系に連通する圧力室と、前記可動弁の摺動方向と同方向に前記可動弁を付勢する弾性部材と、を備え、前記可動弁はその摺動方向が前記オイル入口と前記オイル出口とに直交する方向で配置され、前記圧力室に前記エンジンの吸気圧力を印加したときに、前記弾性部材の付勢力に従って前記可動弁が摺動しない位置となり、前記オイル入口と前記オイル出口とを、前記内部通路を介して連通する開放状態、もしくは、前記圧力室に前記エンジンの吸気圧力を印加したときに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記可動弁が摺動した位置となり、前記可動弁の側壁によって前記オイル入口と前記オイル出口とが連通しない閉鎖状態、のいずれかに作動させて前記オイル通路を流れるオイル流量を調整することを特徴とする。
Therefore, in order to eliminate the above-mentioned inconvenience, the present invention includes an oil jet that injects oil toward the piston of the engine, and an oil supply device that includes an oil flow rate adjusting device in an oil passage upstream of the oil jet. The oil flow rate adjusting device includes an outer cylinder portion having an oil inlet and an oil outlet, and is slidably disposed in the outer cylinder portion, and the oil inlet and the oil outlet can communicate with each other. A movable valve having an internal passage, a pressure chamber formed between the inside of the outer cylinder portion and the movable valve, and communicated with the intake system of the engine, and in the same direction as the sliding direction of the movable valve An elastic member that urges the movable valve, and the movable valve is disposed in a direction in which the sliding direction is orthogonal to the oil inlet and the oil outlet, When an air pressure is applied, the movable valve is in a position where it does not slide according to the biasing force of the elastic member, and the oil inlet and the oil outlet communicate with each other via the internal passage, or the pressure When the engine intake pressure is applied to the chamber, the movable valve is slid against the urging force of the elastic member, and the oil inlet and the oil outlet are not communicated by the side wall of the movable valve. The flow rate of oil flowing through the oil passage is adjusted by operating in any of the closed states.
この発明によれば、吸気圧力に応じてオイル流量調整装置を開閉させて、エンジン負荷に応じたオイル流量をオイルジェットに供給する。
低負荷時はピストン冷却をせず、冷却損失や不完全燃焼を防止することにより燃費悪化を防止する。
高負荷時はピストン冷却を行い、異常燃焼防止、部品耐久性を向上する。
According to the present invention, the oil flow rate adjusting device is opened and closed according to the intake pressure, and the oil flow rate according to the engine load is supplied to the oil jet.
Piston cooling is not performed at low loads, and fuel consumption deterioration is prevented by preventing cooling loss and incomplete combustion.
Piston cooling is performed at high loads to prevent abnormal combustion and improve component durability.
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
図1〜図3はこの発明の第1実施例を示すものである。
図2において、1はエンジンである。
このエンジン1は、シリンダブロック2と、このシリンダブロック2の上面に取り付けられるシリンダヘッド3と、このシリンダヘッド3の上面に取り付けられるシリンダヘッドカバー4と、前記シリンダブロック2の下面に取り付けられるオイルパン5とからなる。
また、前記エンジン1は、前記シリンダブロック2と前記シリンダヘッド3とピストン6の上面とによって燃焼室7を形成している。
このとき、この燃焼室7には、吸気通路8の下流側端部が接続される一方、排気通路9の上流側端部が接続されている。
前記エンジン1の吸気系においては、上流側から、スロットル弁10を備えるスロットルボディ11と、サージタンク12と分岐管13とからなる吸気マニホルド14とを配設している。
そして、前記エンジン1の吸気系において、前記スロットルボディ11内の通路と前記吸気マニホルド14内の通路と前記シリンダヘッド3の吸気ポート15によって前記吸気通路8を形成している。
また、前記エンジン1の排気系においては、前記シリンダヘッド3の排気ポート16と図示しない排気マニホルドや排気管(図示せず)内の通路によって前記排気通路9を形成している。
更に、前記吸気通路8の下流側端部を開閉する吸気バルブ17を配設するとともに、前記排気通路9の上流側端部を開閉する排気バルブ18を配設している。
前記ピストン6は、図2に示す如く、コンロッド19を介してクランクシャフト20に接続されている。
そして、前記エンジン1にオイル供給装置21を設けている。
このオイル供給装置21は、前記エンジン1のピストン6の下面に向けてオイルを噴射するオイルジェット22と、このオイルジェット22の上流側のオイル通路23に配設したオイル流量調整装置24とを備えている。
つまり、前記オイルジェット22は、前記エンジン1の前記ピストン6近傍のクランク室25内に配置され、ピストン6の下面に指向している。
そして、前記オイルジェット22と前記オイルパン5内のオイルストレーナ26とを連絡する前記オイル通路23を設け、このオイル通路23途中には前記オイルジェット22側へオイルを圧送するオイルポンプ27を配設している。
このとき、前記オイルジェット22の上流側、つまり、オイルジェット22とオイルポンプ27との間の前記オイル通路23に前記オイル流量調整装置24を配設している。
1 to 3 show a first embodiment of the present invention.
In FIG. 2, 1 is an engine.
The engine 1 includes a cylinder block 2, a
In the engine 1, a
At this time, the downstream end of the
In the intake system of the engine 1, a
In the intake system of the engine 1, the
In the exhaust system of the engine 1, the
Further, an
The
The engine 1 is provided with an
The
That is, the
The
At this time, the oil flow
このオイル流量調整装置24は、オイル入口28とオイル出口29とを備える外筒部30と、この外筒部30の中を摺動可能に配置され、前記オイル入口28と前記オイル出口29とを連通させる開放位置か、前記オイル入口28と前記オイル出口29とを非連通させる閉鎖位置か、のいずれかに移動して切り替える可動弁31と、この可動弁31を開放位置か閉鎖位置のいずれかに付勢する弾性部材32と、前記外筒部30と前記可動弁31との間に配置され、前記エンジン1の吸気系に連通する圧力室33とを備え、この圧力室33の吸気圧力の変化に応じて前記可動弁31を開放位置か閉鎖位置のいずれかに作動させて前記オイル通路23を流れるオイル流量を調整する構成としている。
詳述すれば、前記オイル流量調整装置24は、図1の(a)及び(b)に示す如く、筒状部材からなる前記外筒部30からなる。
そして、この外筒部30に前記オイル入口28と前記オイル出口29とを設けている。
また、前記外筒部30には、摺動可能に前記可動弁31を配置する。
このとき、可動弁31は、摺動状態によって前記オイル入口28と前記オイル出口29とを連絡する内部通路34を備えている。
更に、前記オイル流量調整装置24においては、前記外筒部30内の前記可動弁31の摺動方向一側(図1において上側)に前記圧力室33を形成し、吸気圧配管35を介して、圧力室33を前記エンジン1の吸気系、つまり、前記吸気マニホルド14のサージタンク12に連通させている。
これにより、吸気圧力に応じて前記オイル流量調整装置24を開閉させて、エンジン負荷に応じたオイル流量を前記オイルジェット22に供給する。
低負荷時はピストン冷却をせず、冷却損失や不完全燃焼を防止することにより燃費悪化を防止することができる。
高負荷時はピストン冷却を行い、異常燃焼防止、部品耐久性を向上することができる。
The oil flow
More specifically, as shown in FIGS. 1A and 1B, the oil flow
The
The
At this time, the
Further, in the oil flow
Thereby, the oil flow
When the load is low, piston cooling is not performed, and deterioration of fuel consumption can be prevented by preventing cooling loss and incomplete combustion.
When the load is high, the piston is cooled to prevent abnormal combustion and improve the durability of the parts.
前記オイル流量調整装置24は、前記圧力室33に係る吸気圧力として負圧が印加され、所定の圧力より負圧が大きい時は、前記弾性部材32の付勢力に打ち勝って負圧で前記可動弁31が作動し、前記オイル通路23を閉じ、一方、所定の圧力より負圧が小さい時は、前記弾性部材32で付勢されて前記可動弁31が作動し、前記オイル通路23を開く構成としている。
つまり、前記オイル流量調整装置24において、前記外筒部30内の前記可動弁31の摺動方向他側(図1において下側)に凹部36を形成し、この凹部36に圧縮コイルばねからなる前記弾性部材32を配設している。
このため、前記可動弁31の前記圧力室33に係る吸気圧力として前記吸気マニホルド14の吸気管負圧が印加され、所定の圧力より吸気管負圧が大きい場合には、図1の(a)に示す如く、吸気管負圧が前記弾性部材32の付勢力に打ち勝ち、吸気管負圧で前記可動弁31が作動し、前記オイル通路23を閉じる。
また、前記可動弁31の前記圧力室33に係る吸気圧力として吸気管負圧が印加されない場合には、図1の(b)に示す如く、前記弾性部材32がばね原形を維持することとなり、前記オイル入口28と前記オイル出口29とに前記内部通路34を連通させるべく前記オイル通路23を開く、いわゆる「常開放」状態としている。
なお、前記可動弁31の前記圧力室33の吸気圧力として印加される吸気管負圧の強弱と前記弾性部材32の付勢力とによって、図3に示す如く、前記可動弁31の開閉状態が変化している。
つまり、前記可動弁31に係る荷重のうち、前記弾性部材32の付勢力による荷重よりも、エンジン負荷が小さく、吸気管負圧が「大」の場合の引っ張り荷重が「大」となった場合には、吸気管負圧によって引っ張られた前記弾性部材32が伸びて前記可動弁31が動作し、前記オイル流量調整装置24は閉鎖状態となる。
逆に、前記可動弁31に係る荷重のうち、前記弾性部材32の付勢力による荷重よりも、エンジン負荷が大きく、吸気管負圧が「小」の場合の引っ張り荷重が「小」となった場合には、吸気管負圧による引っ張り力が低下して前記弾性部材32の付勢力によって前記可動弁31が元の位置に復帰するように動作し、前記オイル流量調整装置24は開放状態となる。
これにより、吸気圧力に応じて前記オイル流量調整装置24を開閉動作させることができる。
自然吸気式の前記エンジン1でアイドリングのような低負荷時には、高い、つまり大なる吸気管負圧を利用してオイル流量調整装置24を閉じることができ、不要なピストン冷却を行わなくすることができる。
また、高負荷時には、ピストン冷却を行う必要があるため、そのような場合はスロットル全開に近く、吸気管負圧が小さい、または発生しないため、オイル流量調整装置が開いて「常開放」状態となり、前記オイルジェット22でピストン冷却を行うことができる。
The oil
That is, in the oil flow
For this reason, when the intake pipe negative pressure of the
When the intake pipe negative pressure is not applied as the intake pressure related to the
As shown in FIG. 3, the open / close state of the
That is, among the loads related to the
On the other hand, among the loads related to the
Thereby, the oil flow
When the natural intake type engine 1 is under a low load such as idling, the oil flow
In addition, since it is necessary to cool the piston when the load is high, in such a case, it is close to the throttle fully open and the intake pipe negative pressure is small or does not occur. The piston can be cooled by the
追記すれば、オイル噴射のオン・オフの切り替えは、前記オイル流量調整装置24の前記可動弁31の動作による前記オイル通路23の開放または閉鎖によって行う。
そして、前記可動弁31は、この可動弁31の前記圧力室33に係る吸気圧力として印加される吸気管負圧の強弱と前記弾性部材32の付勢力とによって、開閉動作される。
つまり、低負荷領域と高負荷領域とのオイル噴射の切り替えは、低負荷領域と高負荷領域とで吸気負圧が異なることを利用し、前記弾性部材32の付勢力と圧力室33に係る吸気圧力として印加される吸気管負圧とによって、前記可動弁31を動作させ、前記オイル入口28と前記オイル出口29との前記内部通路34による連通または遮断し、オイル噴射のオン・オフの切り替えを行うものである。
このため、高負荷領域と低負荷領域とでオイルの噴射と停止を切り替えることにより、以下の効果を得ることができる。
(1)低負荷時での不要なピストン冷却によって生じる冷却損失や不完全燃焼を防止することができ、燃費悪化を改善できる。
(2)電子制御などの複雑な制御や機構を追加することなく、簡単かつ安価な構成で、オイルの噴射のオン・オフの切り替えができる。
In other words, the oil injection is switched on and off by opening or closing the
The
That is, the oil injection between the low load region and the high load region is switched using the fact that the intake negative pressure is different between the low load region and the high load region, and the urging force of the
For this reason, the following effects can be acquired by switching oil injection and a stop in a high load area | region and a low load area | region.
(1) Cooling loss and incomplete combustion caused by unnecessary piston cooling at low load can be prevented, and fuel consumption deterioration can be improved.
(2) Oil injection can be switched on and off with a simple and inexpensive configuration without adding complicated control and mechanism such as electronic control.
図4〜図6はこの発明の第2実施例を示すものである。
この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
4 to 6 show a second embodiment of the present invention.
In the second embodiment, portions that perform the same functions as those of the first embodiment will be described with the same reference numerals.
この第2実施例の特徴とするところは、吸気圧力として正圧を印加するオイル供給装置41とした点にある。
The feature of the second embodiment is that the
すなわち、このオイル供給装置41において、エンジン構成に関しては、上述した第1実施例の前記エンジン1を使用する。
そして、第1実施例のものと相違する点は、図4に示す如く、前記スロットル弁10を備えるスロットルボディ11の上流側に過給機42を配設している。
このとき、前記オイル供給装置41は、前記エンジン1のピストン6の下面に向けてオイルを噴射するオイルジェット22と、このオイルジェット22の上流側のオイル通路23に配設したオイル流量調整装置43とを備えている。
That is, in the
The difference from the first embodiment is that a
At this time, the
前記オイル流量調整装置43は、前記圧力室33に係る吸気圧力として正圧が印加され、所定の圧力より正圧が低い時は弾性部材44で付勢されて可動弁45が作動し、前記オイル通路23を閉じ、一方、所定の圧力より正圧が大きい時は、前記弾性部材44の付勢力に打ち勝って正圧で前記可動弁45が作動し、前記オイル通路23を開くものである。
つまり、前記オイル流量調整装置43は、図5の(a)及び(b)に示す如く、オイル入口28とオイル出口29とを備える外筒部30と、この外筒部30の中を摺動可能に配置され、前記オイル入口28と前記オイル出口29とを連通させる開放位置と前記オイル入口28と前記オイル出口29とを非連通させる閉鎖位置とに移動して切り替える前記可動弁45と、この可動弁45を開放位置か閉鎖位置のいずれかに付勢する前記弾性部材44と、前記外筒部30と前記可動弁45との間に配置され、前記エンジン1の吸気系に連通する圧力室33とを備えている。
このとき、前記オイル流量調整装置43において、前記外筒部30内の前記可動弁45の摺動方向他側(図5において下側)に凹部36を形成し、この凹部36に引っ張りコイルばねからなる前記弾性部材44を配設している。
このため、前記可動弁45の前記圧力室33に係る吸気圧力として正圧が印加されない場合には、図5の(a)に示す如く、前記弾性部材44の付勢力によって前記可動弁45が閉鎖方向に付勢され、前記オイル通路23を閉鎖状態、いらゆる「常閉鎖」状態としている。
また、前記可動弁45の前記圧力室33に係る吸気圧力として正圧が印加された場合には、図5の(b)に示す如く、正圧の印加された圧力室33が拡大して前記弾性部材44を圧縮する方向に押圧することとなり、前記オイル入口28と前記オイル出口29とに前記内部通路34を連通させるべく前記オイル通路23を開放する。
なお、前記可動弁45の前記圧力室33に係る吸気圧力として印加される正圧の強弱と前記弾性部材44の付勢力とによって、図6に示す如く、前記可動弁45の開閉状態が変化している。
つまり、前記可動弁45の前記圧力室33に係る吸気圧力として印加される正圧が「0」以下の場合には、前記弾性部材44の付勢力によって前記可動弁45が閉鎖方向に付勢され、前記オイル流量調整装置43は閉鎖状態となる。
逆に、前記可動弁45の前記圧力室33に係る吸気圧力として印加される正圧が上昇した場合には、前記弾性部材44の付勢力に抗して弾性部材44を圧縮し、前記可動弁45を開放方向に移動させて前記オイル流量調整装置24を開放状態としている。
これにより、吸気圧力に応じて前記オイル流量調整装置43を開閉させることができる。
そして、前記過給機42付きのエンジン1で「高負荷=過給域」でエンジン1を運転している時はピストン冷却を行いたいため、そのような場合に、正圧を利用して確実にオイル流量調整装置が開き、オイルジェットでピストン冷却ができる。
低負荷時には正圧が発生しないため、オイル流量調整装置は開かず、不要なピストン冷却を行わなくてよい。
The oil flow
That is, the oil flow
At this time, in the oil flow
Therefore, when a positive pressure is not applied as the intake pressure related to the
When a positive pressure is applied as the intake pressure related to the
As shown in FIG. 6, the open / close state of the
That is, when the positive pressure applied as the intake pressure related to the
Conversely, when the positive pressure applied as the intake pressure related to the
Thereby, the oil flow
When the engine 1 with the
Since no positive pressure is generated at low load, the oil flow rate adjusting device does not open and unnecessary piston cooling does not have to be performed.
1 エンジン
5 オイルパン
6 ピストン
7 燃焼室
8 吸気通路
11 スロットルボディ
12 サージタンク
14 吸気マニホルド
15 吸気ポート
16 排気ポート
19 コンロッド
20 クランクシャフト
21 オイル供給装置
22 オイルジェット
23 オイル通路
24 オイル流量調整装置
25 クランク室
26 オイルストレーナ
27 オイルポンプ
28 オイル入口
29 オイル出口
30 外筒部
31 可動弁
32 弾性部材
33 圧力室
34 内部通路
35 吸気圧配管
36 凹部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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