JP6122035B2 - 皮膚および爪の治療のための抗真菌組成物 - Google Patents
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Description
[0016]一態様では、皮膚の患部を本明細書に開示されている組成物に接触させる工程と、皮膚疾患が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程とを含む、微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療方法が本明細書に開示されている。一態様では、該接触させる工程を1日少なくとも1回行う。一態様では、該皮膚疾患は皮膚炎である。一態様では、該皮膚疾患は酒さである。一態様では、該皮膚疾患は座瘡である。一態様では、該皮膚疾患は伝染性軟属腫である。一態様では、該皮膚疾患は尋常性疣贅である。
[0025]一態様では、微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療のための組成物および方法が本明細書に開示されている。そのような病気および/または疾患の例としては、伝染性軟属腫、脂漏性皮膚炎、手皮膚炎、アトピー性皮膚炎、座瘡、酒さおよび尋常性疣贅が挙げられるが、これらに限定されない。一態様では、本組成物を使用して、皮膚に浸透させて皮膚疾患を治療する。一態様では、本組成物を使用して、皮膚に浸透させずに皮膚疾患を治療する。一態様では、本組成物を使用して、皮膚に浸透させる前に皮膚疾患を治療する。一態様では、本組成物を使用して、皮膚に浸透させて皮膚疾患を治療すると共に皮膚に浸透させる前に皮膚疾患を治療する。
[0034]組成物
[0035]一態様では、組成物は、少なくとも1種の治療薬と、少なくとも1種の溶媒および/または浸透剤とを含む。一側面では、ヨードフォアは治療薬である。一態様では、組成物は、少なくとも1種の消毒化合物を含む。一側面では、消毒化合物は治療薬である。一態様では、組成物は、ヨードフォア消毒薬を含む。本明細書に使用されている「ヨードフォア」とは、ヨウ素と、溶液中にある場合に遊離ヨウ素を放出する少なくとも1種のさらなる薬剤(例えば、可溶化剤)とを含む物質を指す。ヨードフォアの例としては、ポビドンヨード(PVP−I)、ヨードチンキ、ルゴール液およびヨウ素塩(例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム)が挙げられるが、これらに限定されない。
[0047]一態様では、組成物は、治療的有効量の少なくとも1種の治療薬を含む。「治療的有効量」という用語は、特に明記しない限り、目的とする治療結果を引き起こすか達成するために使用される化合物の量を状況に応じて記述するために本明細書に使用されている。一態様では、目的とする治療結果は、微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療に関する。一態様では、目的とする治療結果は、爪真菌症の治療に関する。一態様では、治療的有効量は、爪の感染症を治療するのに十分な量であり、爪の感染症の治療は、感染症の進行の防止もしくは減速、感染症の拡散の防止、感染症の少なくとも一部の根絶、および感染全体の根絶のうちの少なくとも1つを含む。一側面では、治療的有効量は、本組成物の単回投与量に基づいて決定してもよく、あるいは複数回投与量に基づいて決定してもよい。当然のことながら、治療的有効量の決定は、試行錯誤を必要とすることがあり、投与量および/または投与計画の調整を必要とすることがある。そのような治療の最適化および調整は、本明細書に包含される方法によって包含される。
[0074]防腐剤としては、二酸化塩素、第四級アンモニウム化合物(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、セトリミド、塩化デクアリニウムおよび塩化セチルピリジニウム)、水銀剤(例えば、硝酸フェニル水銀、酢酸フェニル水銀およびチメロサール)、アルコール剤(例えば、クロロブタノール、フェニルエチルアルコールおよびベンジルアルコール)、抗菌性エステル(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸のエステル)ならびにクロルヘキシジン、クロロクレゾール、安息香酸およびポリミキシンなどの他の抗菌剤が挙げられるが、これらに限定されない。
[0077]本発明と共に使用するのに適した緩衝剤としては、酢酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、乳酸緩衝剤およびホウ酸緩衝剤が挙げられるが、これらに限定されない。
[0079]好適な皮膚浸透剤としては、エチルアルコール、2−プロパノール、オクチルフェニルポリエチレングリコール、オレイン酸、ポリエチレングリコール400、プロピレングリコール、N−デシルメチルスルホキシド、脂肪酸エステル(例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸メチル、モノオレイン酸グリセリンおよびモノオレイン酸プロピレングリコール)およびN−メチルピロリドンが挙げられるが、これらに限定されない。
[0083]当業者には、PVP−I水溶液は、長期間にわたって低いPVP−I濃度で安定させることが難しいことは分かっている。非限定的な例であるが、約0.7%(w/w、水溶液)未満のPVP−I濃度では、PVP−I水溶液は急速に壊変して、ヨウ化成分とヨウ素非含有成分との複合混合物が生じる。本明細書に記載されているように、驚くべきことに、本明細書に記載されている開示内容によって包含される非プロトン性DMSO溶媒系では、0.1%のような低い濃度のPVP−I溶液を容易に調製し、長期間安定な組成物として維持できることが見い出された。また、本明細書に記載されているように、PVP−I水溶液から調製された水和DMSO溶液は、PVP−I成分に対して顕著な安定性の上昇を示す。
実施例1さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0097]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が25年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に周囲皮膚の感染症に改善が認められた。2週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、ハサミで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例2さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0099]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が25年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。2週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、ハサミで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例3さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0101]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が5年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例4さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0103]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例5さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0105]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が4年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例6さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない3.0%PVP−Iの97%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0107]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が10年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない3.0%PVP−Iの97%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例7さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない3.5%PVP−Iの96.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0109]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない3.5%PVP−Iの96.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例8さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない4.0%PVP−Iの96%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0111]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない4.0%PVP−Iの96%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例9さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない4.5%PVP−Iの95.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0113]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が7年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない4.5%PVP−Iの95.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例10さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない5.0%PVP−Iの95%USP等級のDMSO溶液で治療でした遠位爪下の爪真菌症
[0115]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が5年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない5.0%PVP−Iの95%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例11さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない5.5%PVP−Iの94.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0117]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が4年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない5.5%PVP−Iの94.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例12さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない6.0%PVP−Iの94%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0119]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が5年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない6.0%PVP−Iの94%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例13さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない6.5%PVP−Iの93.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0121]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が10年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない6.5%PVP−Iの93.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例14さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない7.0%PVP−Iの93%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0123]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない7.0%PVP−Iの93%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例15さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない7.5%PVP−Iの92.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0125]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が13年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない7.5%PVP−Iの92.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例16さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない8.0%PVP−Iの92%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0127]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が6年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない8.0%PVP−Iの92%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例17さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない8.5%PVP−Iの91.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0129]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が6年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない8.5%PVP−Iの91.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例18さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない9.0%PVP−Iの91%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0131]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が18年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない9.0%PVP−Iの91%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例19さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない9.5%PVP−Iの90.5%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0133]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない9.5%PVP−Iの90.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例20さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない10.0%PVP−Iの90%USP等級のDMSO溶液で治療した遠位爪下の爪真菌症
[0135]本患者は、遠位爪下の爪真菌症に罹患していた。この最も一般的な種類の爪真菌症では、爪甲の末端が変色し、肥厚し、多くの場合悪臭を放つようになる。多くの場合、爪周囲の皮膚が侵される。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない10.0%PVP−Iの90%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例21さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0137]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例22さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0139]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が4年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例23さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0141]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例24さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0143]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例25さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0145]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例26さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない3.0%PVP−Iの97%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0147]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない3.0%PVP−Iの97%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例27さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない10%PVP−Iの90%USP等級のDMSO溶液で治療した表在性白色爪真菌症
[0149]本患者は、表在性白色爪真菌症に罹患していた。これは、爪真菌症のあまり一般的でない亜型であり、この疾患では、真菌は、爪甲の最浅部分にのみ侵入し、爪床すなわち爪の下にある表面には侵入しない。爪甲の背面部分は、白墨のような白色に見える。周囲の皮膚は、典型的には侵されていない。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない10%PVP−Iの90%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲は、爪母基から成長するにつれて、白墨のような白色から正常な外観の爪に変わった。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例28さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した全異栄養性爪真菌症
[0151]本患者は、全異栄養性爪真菌症に罹患していた。爪真菌症のこの最難治性の亜型では、爪甲全体が異栄養性となる。これは、重度に肥厚し、変色し、かつ多くの場合悪臭を放つ感染症を示す。爪母基の病変および皮膚糸状菌腫(dermatophytomas)が認められることが非常に多い。一般に、爪周囲および指間皮膚が侵される。本患者では、この病気が18年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSOを用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例29さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した全異栄養性爪真菌症
[0153]本患者は、全異栄養性爪真菌症に罹患していた。爪真菌症のこの最難治性の亜型では、爪甲全体が異栄養性となる。これは、重度に肥厚し、変色し、かつ多くの場合悪臭を放つ感染症を示す。爪母基の病変および皮膚糸状菌腫が認められることが非常に多い。一般に、爪周囲および指間皮膚が侵される。本患者では、この病気が8年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例30さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した全異栄養性爪真菌症
[0155]本患者は、全異栄養性爪真菌症に罹患していた。爪真菌症のこの最難治性の亜型では、爪甲全体が異栄養性となる。これは、重度に肥厚し、変色し、かつ多くの場合悪臭を放つ感染症を示す。爪母基の病変および皮膚糸状菌腫が認められることが非常に多い。一般に、爪周囲および指間皮膚が侵される。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例31さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した全異栄養性爪真菌症
[0157]本患者は、全異栄養性爪真菌症に罹患していた。爪真菌症のこの最難治性の亜型では、爪甲全体が異栄養性となる。これは、重度に肥厚し、変色し、かつ多くの場合悪臭を放つ感染症を示す。爪母基の病変および皮膚糸状菌腫が認められることが非常に多い。一般に、爪周囲および指間皮膚が侵される。本患者では、この病気が4年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例32さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療した全異栄養性爪真菌症
[0159]本患者は、全異栄養性爪真菌症に罹患していた。爪真菌症のこの最難治性の亜型では、爪甲全体が異栄養性となる。これは、重度に肥厚し、変色し、かつ多くの場合悪臭を放つ感染症を示す。爪母基の病変および皮膚糸状菌腫が認められることが非常に多い。一般に、爪周囲および指間皮膚が侵される。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、周囲皮膚の感染症に改善が認められた。12週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵されていた爪甲が、下に位置する爪床から剥がれ始め、爪切りで除去した。下に位置する爪床は、正常であり、感染していないように見えた。新しい爪が、感染していない爪床の上に、感染のない状態で成長し始めた。20週間の治療後に、少なくとも5mmの透明な爪が、感染のない状態で成長しているのを認めることができた。
実施例33さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した爪周囲炎
[0161]本患者は、肺癌に対する上皮成長因子受容体阻害剤を用いた治療に続発した爪周囲炎に罹患していた。この病気は、手と足の爪の両方を侵す場合が多く、患者を衰弱させることがあるため、治療計画を中止しなければならない。これは、細菌、酵母および真菌が関与する混合性感染症によって引き起こされる紅斑性の痛みおよび腫れを伴う中が液状になることもある近位爪郭を特徴とする。この領域の慢性炎により、爪母基が瘢痕化し、その結果、爪の変形が生じることがある。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、細菌および酵母に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、近位爪郭において劇的な改善が認められた。4週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵された爪甲は正常に成長し始めた。12週間の治療後に、近位爪郭は不快感もなく正常に見えた。5mmの新しい健康な爪が異栄養症を生じることなく成長しているのを認めることができた。
実施例34さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した爪周囲炎
[0163]本患者は、肺癌に対する上皮成長因子受容体阻害剤を用いた治療に続発した爪周囲炎に罹患していた。この病気は、手と足の爪の両方を侵す場合が多く、患者を衰弱させることがあるため、治療計画を中止しなければならない。これは、細菌、酵母および真菌が関与する混合性感染症によって引き起こされる紅斑性の痛みおよび腫れを伴う中が液状になることもある近位爪郭を特徴とする。この領域の慢性炎により、爪母基が瘢痕化し、その結果、爪の変形が生じることがある。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、細菌および酵母に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、近位爪郭において劇的な改善が認められた。4週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵された爪甲は正常に成長し始めた。12週間の治療後に、近位爪郭は不快感もなく正常に見えた。5mmの新しい健康な爪が異栄養症を生じることなく成長しているのを認めることができた。
実施例35さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した爪周囲炎
[0165]本患者は、肺癌に対する上皮成長因子受容体阻害剤を用いた治療に続発した爪周囲炎に罹患していた。この病気は、手と足の爪の両方を侵す場合が多く、患者を衰弱させることがあるため、治療計画を中止しなければならない。これは、細菌、酵母および真菌が関与する混合性感染症によって引き起こされる紅斑性の痛みおよび腫れを伴う中が液状になることもある近位爪郭を特徴とする。この領域の慢性炎により、爪母基が瘢痕化し、その結果、爪の変形が生じることがある。本患者では、この病気が6ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、細菌および酵母に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、近位爪郭において劇的な改善が認められた。4週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵された爪甲は正常に成長し始めた。12週間の治療後に、近位爪郭は不快感もなく正常に見えた。5mmの新しい健康な爪が異栄養症を生じることなく成長しているのを認めることができた。
実施例36さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した爪周囲炎
[0167]本患者は、肺癌に対する上皮成長因子受容体阻害剤を用いた治療に続発した爪周囲炎に罹患していた。この病気は、手と足の爪の両方を侵す場合が多く、患者を衰弱させることがあるため、治療計画を中止しなければならない。これは、細菌、酵母および真菌が関与する混合性感染症によって引き起こされる紅斑性の痛みおよび腫れを伴う中が液状になることもある近位爪郭を特徴とする。この領域の慢性炎により、爪母基が瘢痕化し、その結果、爪の変形が生じることがある。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、細菌および酵母に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、近位爪郭において劇的な改善が認められた。4週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵された爪甲は正常に成長し始めた。12週間の治療後に、近位爪郭は不快感もなく正常に見えた。5mmの新しい健康な爪が異栄養症を生じることなく成長しているのを認めることができた。
実施例37さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療した爪周囲炎
[0169]本患者は、肝癌のための上皮成長因子受容体阻害剤による治療に続発した爪周囲炎に罹患していた。この病気は、手と足の爪の両方を侵す場合が多く、患者を衰弱させることがあるため、治療計画を中止しなければならない。これは、細菌、酵母および真菌が関与する混合性感染症によって引き起こされる紅斑性の痛みおよび腫れを伴う中が液状になることもある近位爪郭を特徴とする。この領域の慢性炎により、爪母基が瘢痕化し、その結果、爪の変形が生じることがある。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、細菌および酵母に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで爪自体と周囲の皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1週間以内に、近位爪郭において劇的な改善が認められた。4週間の治療後に培養を繰り返し、陰性であることが分かった。侵された爪甲は正常に成長し始めた。12週間の治療後に、近位爪郭は不快感もなく正常に見えた。5mmの新しい健康な爪が異栄養症を生じることなく成長しているのを認めることができた。
実施例38さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0171]本患者は、両足の裏の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、8週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例39さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0173]本患者は、両足の裏および手の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、12週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例40さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0175]本患者は、両足の裏の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が4年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、8週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例41さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0177]本患者は、両手の掌の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、毎日の仕事で手を使用する際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が6ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、12週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例42さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない3.0%PVP−Iの97%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0179]本患者は、膝の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない3.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、12週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例43ポリエチレングリコールを含有する1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0181]本患者は、両足の裏の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が6ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。ポリエチレングリコールを含有する1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、8週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例44ポリエチレングリコールを含有する1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0183]本患者は、片足の裏の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、歩行または走行の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が6ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。ポリエチレングリコールを含有する1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、12週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例45ポリエチレングリコールを含有する2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器尋常性疣贅
[0185]本患者は、両手の掌の非性器尋常性疣贅(いぼ)に罹患していた。この解剖学的領域のいぼは、皮膚のかなり深くまで成長している場合が多く、局所的治療からそれらを守る多くの厚い皮膚層を有するため、治療が極めて難しい。この病気は、毎日の活動の際に強い痛みを伴うことが多く、液体窒素破壊などの一般的な治療により、患者は、かなりの時間動作できない状態となることが多い。この病気は、患者にとって社会的にも厄介である。いぼは、拡散し、その領域における慢性の摩擦によりさらに大きくなることが多い。本患者では、この病気が1年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。ポリエチレングリコールを含有する2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSOを用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシでいぼ自体に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に、いぼの直径は50%減少し、8週間の治療後に、いぼは完全に消散した。
実施例46さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した伝染性軟属腫
[0187]本患者は、躯幹の伝染性軟属腫に罹患していた。この病気は、接触により容易に拡散するウイルス感染によって引き起こされる。これは、最も一般的には子供に発症するが、成人も例外ではない。これは、皮膚が変色した臍窩を有する小さな丘疹として現れる。それらはヒリヒリ感と痛みを伴うことがある。また、それらは二次的に細菌感染することもある。一般的な治療方法では、効果が現れるまで家で何ヶ月も要したり、あるいは診察室で、子供にとっては耐えがたい痛みを伴う処置を行ったりすることがある。本患者では、この病気は、3ヶ月間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで軟属腫に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2週間以内に、病変部は完全に消散した。
実施例47さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した伝染性軟属腫
[0189]本患者は、殿部の伝染性軟属腫に罹患していた。この病気は、接触により容易に拡散するウイルス感染によって引き起こされる。これは、最も一般的には子供に発症するものであるが、成人も例外ではない。これは、皮膚が変色した臍窩を有する小さな丘疹として現れる。それらはヒリヒリ感と痛みを伴うことがある。また、それらは二次的に細菌感染することもある。一般的な治療方法では、効果が現れるまで家で何ヶ月も要したり、あるいは診察室で、子供にとっては耐えがたい痛みを伴う処置を行ったりすることがある。本患者では、この病気は、6ヶ月間持続しており、急速に拡散していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで軟属腫に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2週間以内に、病変部は完全に消散した。
実施例48さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した伝染性軟属腫
[0191]本患者は、首および背中の伝染性軟属腫に罹患していた。この病気は、接触により容易に拡散するウイルス感染によって引き起こされる。これは、最も一般的には子供に発症するものであるが、成人も例外ではない。これは、皮膚が変色した臍窩を有する小さな丘疹として現れる。それらはヒリヒリ感と痛みを伴うことがある。また、それらは二次的に細菌感染することもある。一般的な治療方法では、効果が現れるまで家で何ヶ月も要したり、あるいは診察室で、子供にとっては耐えがたい痛みを伴う処置を行ったりすることがある。本患者では、この病気は、2ヶ月間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで軟属腫に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2週間以内に、病変部は完全に消散した。
実施例49さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した伝染性軟属腫
[0193]本患者は、肘および前腕の伝染性軟属腫に罹患していた。この病気は、接触により容易に拡散するウイルス感染によって引き起こされる。これは、最も一般的には子供に発症するものであるが、成人も例外ではない。これは、皮膚が変色した臍窩を有する小さな丘疹として現れる。それらはヒリヒリ感と痛みを伴うことがある。また、それらは二次的に細菌感染することもある。一般的な治療方法では、効果が現れるまで家で何ヶ月も要したり、あるいは診察室で、子供にとっては耐えがたい痛みを伴う処置を行ったりすることがある。本患者では、この病気は、5ヶ月間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで軟属腫に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。3週間以内に、病変部は完全に消散した。
実施例50さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療したグラム陰性趾間感染症
[0195]本患者は、グラム陰性趾間感染症に罹患していた。この種の感染症は、免疫が低下した集団に起こる場合が多い。これは、足の裏面の趾間に糜爛および浸軟した紅斑として現れる。これは悪臭を放ちかつ痛みを伴うことが多く、患者の歩行能力を阻害する。グラム陰性細菌が病原体であり、この症例では、培養により緑膿菌が増殖した。本患者では、この病気が2ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、一時的に改善するだけで、再発を繰り返していた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで感染した痛みを伴う皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1日以内に痛みは顕著に改善し、5日で感染症は完全に消散した。1週目の培養組織は陰性であり、感染症は再発しなかった。
実施例51さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.5%PVP−Iの97.5%USP等級のDMSO溶液で治療したグラム陰性趾間感染症
[0197]本患者は、グラム陰性趾間感染症に罹患していた。この種の感染症は、免疫が低下した集団に起こる場合が多い。これは、足の裏面の趾間に糜爛および浸軟した紅斑として現れる。これは悪臭を放ちかつ痛みを伴うことが多く、患者の歩行能力を阻害する。グラム陰性細菌が病原体であり、この症例では、培養により緑膿菌が増殖した。本患者では、この病気が4ヶ月もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、一時的に改善するだけで、再発を繰り返していた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで感染した痛みを伴う皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。3日以内に痛みは顕著に改善し、6日で感染症は完全に消散した。1週目の培養組織は陰性であり、感染症は再発しなかった。
実施例52さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0199]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは、最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1日以内に病変部は縮小し始め、痛みが完全に軽減した。3日以内に病変部は痂皮で覆われ、5日目に病変部は完全に消散した。
実施例53さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0201]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1日以内に病変部は縮小し始め、痛みが完全に軽減した。3日以内に病変部は痂皮で覆われ、7日目に病変部は完全に消散した。
実施例54さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0203]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2日以内に病変部は縮小し始め、痛みは完全に軽減した。3日以内に病変部は痂皮で覆われ、6日目に病変部は完全に消散した。
実施例55さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0205]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。3日以内に病変部は縮小し始め、痛みは完全に軽減した。5日以内に病変部は痂皮で覆われ、7日目に病変部は完全に消散した。
実施例56さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液で治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0207]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。1日以内に病変部は縮小し始め、痛みは完全に軽減した。3日以内に病変部は痂皮で覆われ、6日目に病変部は完全に消散した。
実施例57さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOで治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0209]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOを用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2日以内に病変部は縮小し始め、痛みは完全に軽減した。5日以内に病変部は痂皮で覆われ、8日目に病変部は完全に消散した。
実施例58さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOで治療した非性器単純ヘルペスウイルス
[0211]本患者は、非性器単純ヘルペスウイルス(一般的な単純ヘルペス)に罹患していた。この最も一般的な種類の感染症では、感染者との身体的接触による罹患後に、口腔領域内に分布した神経の後根神経節内にウイルスが潜伏する。免疫抑制を刺激するストレス誘発因子によりウイルスは複製し、一般的な単純ヘルペスが引き起こされる。病変部は極めて大きく、痛みを伴い、時には飲食を非常に不快なものにすることもある。病変部は社会から白い目で見られることが多く、患者の一部を当惑させる。単純ヘルペスは最も一般的には単純ヘルペスウイルス1によって引き起こされ、平均して2〜3週間持続する。患者の中には、1年につき頻繁に(6回を超える)発症するものもいる。本患者は数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきたが、その中に非常に速く効果が現れたものは1つもなかったと訴えた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を単純ヘルペスおよびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2日以内に病変部は縮小し始め、痛みは完全に軽減した。4日以内に病変部は痂皮で覆われ、7日目に病変部は完全に消散した。
実施例59さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した術後切除部位
[0213]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例60さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した術後切除部位
[0215]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例61さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液で治療した術後切除部位
[0217]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例62さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した術後切除部位
[0219]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの45%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例63さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOで治療した術後切除部位
[0221]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例64さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOで治療した術後切除部位
[0223]本患者は皮膚癌を切除しており、その傷は縫合して塞がれていた。これにより、手術のリスクと共に、当該部位に圧痛および痛みが生じることが多く、美容的に受け入れ難い瘢痕が残る。典型的な創傷治癒措置では、感染症を予防し、かつ傷を湿った状態に維持するために、抗生物質軟膏もしくはワセリンを塗布すると共に、当該領域全体を毎日洗浄する。皮膚科学では、乾燥させて痂皮で覆われた状態にさせた傷よりも、湿った傷の方が非常に良好に治癒することがよく知られている。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した2.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSOを用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この軟膏を傷およびすぐ近くの皮膚に1日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛は全くなかったと報告した。傷は非常に良好に治癒し、患者にも非常に受け入れられた。術後創傷感染の兆候も全く認められなかった。本患者を6週間の経過観察で診察し、瘢痕は良好に治癒し続けた。
実施例65さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した足白癬
[0225]本患者は足白癬に罹患していた。この一般的な種類の真菌感染症は足を病変させ、爪真菌症を併うことが多い。趾間の皮膚は、ふやけて亀裂し、悪臭を放つことが多い。多くの場合、患者は、ヒリヒリ感と痒みを訴える。足の裏全体が病変となることがある。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで病変した皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2日以内に本患者は、症状に大きな改善を認めた。1週目に感染症は完全に消散した。治療開始から2週間後に本患者の組織を培養し、培養組織は陰性であった。
実施例66さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した足白癬
[0227]本患者は足白癬に罹患していた。この一般的な種類の真菌感染症は足を病変させ、爪真菌症を併うことが多い。趾間の皮膚は、ふやけて亀裂し、悪臭を放つことが多い。患者は、多くの場合、ヒリヒリ感と痒みを訴える。足の裏全体が病変となることがある。本患者では、この病気が2年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、紅色白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで病変した皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。3日以内に本患者は、症状に大きな改善を認めた。1週目に感染症は完全に消散した。治療開始から2週間後に本患者の組織を培養し、培養組織は陰性であった。
実施例67さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液で治療した足白癬
[0229]本患者は足白癬に罹患していた。この一般的な種類の真菌感染症は足を病変させ、爪真菌症を併うことが多い。趾間の皮膚は、ふやけて亀裂し、悪臭を放つことが多い。患者は、多くの場合、ヒリヒリ感と痒みを訴える。足の裏全体が病変となることがある。本患者では、この病気が10年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.5%PVP−Iの98.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで病変した皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。6日以内に本患者は、症状に大きな改善を認めた。2週目に感染症は完全に消散した。治療開始から2週間後に本患者の組織を培養し、培養組織は陰性であった。
実施例68さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した足白癬
[0231]本患者は足白癬に罹患していた。この一般的な種類の真菌感染症は足を病変させ、爪真菌症を併うことが多い。趾間の皮膚は、ふやけて亀裂し、悪臭を放つことが多い。患者は、多くの場合、ヒリヒリ感と痒みを訴える。足の裏全体が病変となることがある。本患者では、この病気が5年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで病変した皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。2日以内に本患者は、症状に大きな改善を認めた。10日目に感染症は完全に消散した。治療開始から2週間後に本患者の組織を培養し、培養組織は陰性であった。
実施例69さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない10.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した足白癬
[0233]本患者は足白癬に罹患していた。この一般的な種類の真菌感染症は足を病変させ、爪真菌症を併うことが多い。趾間の皮膚は、ふやけて亀裂し、悪臭を放つことが多い。患者は、多くの場合、ヒリヒリ感と痒みを訴える。足の裏全体が病変となることがある。本患者では、この病気が6年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。治療前培養組織は、毛瘡白癬菌に対して陽性であった。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない10.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を爪ブラシで病変した皮膚に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4日以内に本患者は、症状に大きな改善を認めた。8日目に感染症は完全に消散した。治療開始から2週間後に本患者の組織を培養し、培養組織は陰性であった。
実施例70さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した乾癬性爪疾患
[0235]本患者は、爪を病変させる乾癬に罹患していた。乾癬は、皮膚、爪および関節を侵す可能性のある一般的な炎症性疾患である。爪の病変が存在する場合、患者を衰弱させることがある。この疾患は、手および足の爪を病変させることがあり、相当な痛みを伴うようになることがある。爪の外観が完全に損なわれることがあるため、この疾患により社会から白い目で見られることもある。爪の単位そのものの範囲内で、乾癬は、爪母基、爪床または爪甲を侵す場合がある。この疾患は臨床的に、全爪異栄養症、爪の圧痕または隆起として現れる場合がある。本患者では、この病気が3年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を病変した爪および近位爪郭に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に本患者は、健康で正常な外観の爪が爪の基部から成長しているのを認めた。12週目に本患者は、基部から5mmの正常な成長を示した。本患者は現在まで治療を続け、透明な爪を維持し続けている。
実施例71さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液で治療した乾癬性爪疾患
[0237]本患者は爪を病変させる乾癬に罹患していた。乾癬は、皮膚、爪および関節を侵す可能性のある一般的な炎症性疾患である。爪の病変が存在する場合、患者を衰弱させることがある。この疾患は、手および足の爪を病変させることがあり、相当な痛みを伴うようになることがある。爪の外観が完全に損なわれることがあるため、この疾患により社会から白い目で見られることもある。爪の単位そのものの範囲内で、乾癬は、爪母基、爪床または爪甲を侵す場合がある。この疾患は臨床的に、全爪異栄養症、爪の圧痕または隆起として現れる場合がある。本患者では、この病気が12年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない2.0%PVP−Iの98%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を病変した爪および近位爪郭に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。6週間以内に本患者は、健康で正常な外観の爪が爪の基部から成長しているのを認めた。12週目に本患者は、基部から5mmの正常な成長を示した。本患者は現在まで治療を続け、透明な爪を維持し続けている。
実施例72さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した乾癬性爪疾患
[0239]本患者は爪を病変させる乾癬に罹患していた。乾癬は、皮膚、爪および関節を侵す可能性のある一般的な炎症性疾患である。爪の病変が存在する場合、患者を衰弱させることがある。この疾患は、手および足の爪を病変させることがあり、相当な痛みを伴うようになることがある。爪の外観が完全に損なわれることがあるため、この疾患により社会から白い目で見られることもある。爪の単位そのものの範囲内で、乾癬は、爪母基、爪床または爪甲を侵す場合がある。この疾患は臨床的に、全爪異栄養症、爪の圧痕または隆起として現れる場合がある。本患者では、この病気が5年以上もの間持続していた。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液を用いて、本明細書に開示されている組成物を調製した。この溶液を病変した爪および近位爪郭に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に本患者は、健康で正常な外観の爪が爪の基部から成長しているのを認めた。12週目に本患者は、基部から5mmの正常な成長を示した。本患者は現在まで治療を続け、透明な爪を維持し続けている。
実施例73爪真菌症の治療のための無水1%PVP−Iの効果
[0241]真菌培養陽性の爪真菌症に罹患している13人の患者が、ブリンマー皮膚および癌研究所(Bryn Mawr Skin and Cancer Institute)で3ヶ月にわたって受診し、臨床的に適応される局所的な1%PVP−Iの無水DMSO水溶液が処方された。患者は、この溶液を侵されている爪郭、爪下の空間および爪甲に毎日2回12週間塗布した。臨床検査の所見、患者の報告による症状および真菌培養(Mycosel(商標)寒天)の結果により、応答を記録した。
上記数値スコアのために、症状が全くないことを示す0と深刻な病変を示す5により、表に記載されている主観的なカテゴリのそれぞれに数値を割り当てるように患者に依頼した。変色については、患者は、以下の点尺度:0−透明、1−白色、2−黄色/白色、3−黄色、4−緑色、5−灰色/黒色で爪の色を段階づけした。
実施例74さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した成熟肥厚性瘢痕
[0246]本患者は、帝王切開手術を行い、その傷を縫合して塞いだ後に、6ヶ月の瘢痕を有していた。この手術により、圧痛またはそう痒を伴い得る美容的に受け入れ難い隆起した硬い桃色の瘢痕が生じることが多い。体の特定の領域は、肥厚性瘢痕を発生する傾向がさらにより高く、下腹部がそれらの部位のうちの1つである。皮膚科学では、肥厚性瘢痕は治療が非常に難しく、難治性になりやすいことがよく知られている。ステロイド注射は考えられる治療選択肢であるが、必ずリスクを伴う。瘢痕形成の背後にある病態生理学の調査に対して多くの研究が注がれてきたが、この時点ではまだほとんど理解されていない。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤を肥厚性瘢痕に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛または発疹は全くなかったと報告した。使用開始から6週間および10週間後に本患者を診察し、そう痒の顕著な減少が認められた。瘢痕の外観は、軟かく平坦になり、皮膚の紅斑の色は薄れていった。
実施例75さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの30%USP等級のDMSO溶液で治療した成熟肥厚性瘢痕
[0248]本患者は、モース外科手術を行い、その傷を転位皮弁により縫合して塞いだ後に、5ヶ月の瘢痕を有していた。この手術により、圧痛またはそう痒を伴い得る美容的に受け入れ難い隆起した硬い桃色の瘢痕が生じることがある。体の特定の領域は、肥厚性瘢痕を発生する傾向がさらにより高く、鼻顔面接合部は、それらの部位のうちの1つである。皮膚科学では、肥厚性瘢痕は治療が非常に難しく、難治性になりやすいことがよく知られている。ステロイド注射は考えられる治療選択肢であるが、必ずリスクを伴う。瘢痕形成の背後にある病態生理学の調査に対して多くの研究が注がれてきたが、この時点ではまだほとんど理解されていない。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの30%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤を肥厚性瘢痕に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛または発疹は全くなかったと報告した。使用開始から4週間および8週間後に本患者を診察し、そう痒の顕著な減少が認められた。瘢痕は、軟かく平坦になり、皮膚の紅斑の色は薄れていった。
実施例76さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した成熟肥厚性瘢痕
[0250]本患者は、顔面の良性の色素細胞性母斑の除去のために美容整形手術を行い、その傷を縫合して塞いだ後に、3ヶ月の瘢痕を有していた。この手術により、圧痛またはそう痒を伴い得る美容的に受け入れ難い隆起した硬い桃色の瘢痕が生じることがある。体の特定の領域は、肥厚性瘢痕を発生する傾向がさらにより高く、額および頬は、それらの部位に含まれる。皮膚科学では、肥厚性瘢痕は治療が非常に難しく、難治性になりやすいことがよく知られている。ステロイド注射およびレーザ療法は考えられる治療選択であるが、必ずリスクを伴う。瘢痕形成の背後にある病態生理学の調査に対して多くの研究が注がれてきたが、この時点ではまだほとんど理解されていない。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.5%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤を肥厚性瘢痕に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛または発疹は全くなかったと報告した。使用開始から4週間および10週間後に本患者を診察し、そう痒の顕著な減少が認められた。瘢痕は軟く平坦になり、皮膚の紅斑の色は薄れていった。
実施例77さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液で治療した成熟ケロイド瘢痕
[0252]本患者は、悪性黒色腫を除去するために広範囲切除を行い、その傷を縫合して塞いだ後に、3ヶ月の瘢痕を有していた。この手術により、圧痛またはそう痒を伴い得る美容的に受け入れ難い隆起した硬い桃色の瘢痕が生じることがある。体の特定の領域は、肥厚性瘢痕を発生する傾向がさらにより高く、背中は非常に一般的な部位である。皮膚科学では、ケロイド瘢痕は治療が非常に難しく、難治性になりやすいことがよく知られている。ステロイド注射およびレーザ療法は考えられる治療選択であるが、必ずリスクを伴う。瘢痕形成の背後にある病態生理学の調査に対して多くの研究が注がれてきたが、この時点ではまだほとんど理解されていない。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの40%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤をケロイド瘢痕に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛または発疹は全くなかったと報告した。使用開始から4週目、8週間および12週間後に本患者を診察し、そう痒の顕著な減少が認められた。瘢痕は軟かく平坦になり、皮膚の紅斑の色は薄れていった。
実施例78さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSO溶液で治療した成熟ケロイド瘢痕
[0254]本患者は、悪性黒色腫を除去するために広範囲切除を行い、その傷を縫合して塞いだ後に、7ヶ月の瘢痕を有していた。この手術により、圧痛またはそう痒を伴い得る美容的に受け入れ難い隆起した硬い桃色の瘢痕が生じることがある。体の特定の領域は、肥厚性瘢痕を発生する傾向がさらにより高く、上腕は、これらの部位のうちの1つである。皮膚科学では、ケロイド瘢痕は治療が非常に難しく、難治性になりやすいことがよく知られている。ステロイド注射およびレーザ療法は考えられる治療選択であるが、必ずリスクを伴う。瘢痕形成の背後にある病態生理学の調査に対して多くの研究が注がれてきたが、この時点ではまだほとんど理解されていない。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない親水性基剤に溶解した1.0%PVP−Iの50%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤をケロイド瘢痕に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。本患者は、当該処置に伴う圧痛または発疹は全くなかったと報告した。使用開始から4週間、8週間および16週間後に本患者を診察し、そう痒の顕著な減少が認められた。瘢痕は軟かく平坦になり、皮膚の紅斑の色は薄れていった。
実施例79さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した扁平苔癬爪疾患
[0256]本患者は、爪を病変させる扁平苔癬に罹患していた。扁平苔癬は、皮膚、粘膜、手および爪を侵す可能性のある一般的でない病気である。爪の病変は稀であるが、患者を衰弱させることがある。この病気は爪母基を侵し、深刻な瘢痕化、慢性の爪の脱落および侵された爪郭からの痛みと共に、爪の背面の翼状爪膜が生じる。これは、手および足の爪を病変させることがあり、相当な痛みを伴うようになることがある。爪の外観が完全に損なわれることがあるため、この病気により社会から白い目で見られることもある。本患者では、この病気が10年以上もの間持続していた。本患者は、10人の皮膚科医の診察を受けてきたが、この病気を正しく特定することができる医者はいなかった。本患者は、数多くの処方薬およびOTC治療薬を試してきた。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。この製剤を病変した爪および近位爪郭に毎日2回局所的に塗布して、本患者を治療した。4週間以内に本患者は、爪母基に関連する炎症が大きく鎮静化し、痛みが顕著に改善したことを認めた。8週目に本患者は、新しい正常な外観の爪が指のいくつかの爪から成長しているのを認めた。12週目には、爪の2つが透明であり、正常な外観の爪に戻っていた。
実施例80さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液で治療した節足動物攻撃
[0258]本患者は、より一般的には虫刺されとして知られている数多くの節足動物攻撃を受けていた。蚊からミツバチおよびハエまでの数多くの昆虫種が皮膚を刺す。これは一般的な出来事であり、極度にそう痒性で紅斑性の隆起した丘疹および斑が生じることが多い。咬創に対する個体の固有の応答に応じて、反応は、数分から数週間の範囲で持続することがある。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない1.0%PVP−Iの99%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。本患者は、咬創がそう痒性であることに気づいた直後にこの製剤を塗布した。そう痒の症状と典型的にその後に生じる病変は完全になくなり、さらなる塗布は全く必要でなかった。
実施例81さらなる水またはアルコールまたは共溶媒を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液で治療した節足動物攻撃
[0260]本患者は、より一般的には虫刺されとして知られている数多くの節足動物攻撃を受けていた。蚊からミツバチおよびハエまでの数多くの昆虫種が皮膚を刺す。これは一般的な出来事であり、極度にそう痒性で紅斑性の隆起した丘疹および斑が生じることが多い。咬創に対する個体の固有の応答に応じて、反応および続いて起こる病変は、数分から数週間の範囲で持続することがある。さらなる水またはアルコール類を全く含有しない0.5%PVP−Iの99.5%USP等級のDMSO溶液製剤を調製した。本患者は、病変が現れた後の咬創の翌日にこの製剤を塗布した。本患者はこの製剤を全部で3回利用し、1日以内に病変が完全に消えた。
。本発明の方法に関する請求項は、記載されている順序でそれらの工程を行うことに限定
されるべきではなく、当業者には、工程は変更可能であるが、なお本発明の趣旨および範
囲に含まれることは容易に分かる。
以下に、出願時の特許請求の範囲の記載を示す。
[請求項1]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための組成物で
あって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療することができる組成
物。
[請求項2]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための組成物で
あって、
(a)元素状ヨウ素と、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療することができる組成
物。
[請求項3]
該ヨードフォアが、ポビドンヨード(PVP−I)、ヨードチンキ、ルゴール液、ヨウ化
カリウムおよびヨウ化ナトリウムからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
[請求項4]
該ヨードフォアがPVP−Iである、請求項3に記載の組成物。
[請求項5]
該組成物が実質的に無水である、請求項1に記載の組成物。
[請求項6]
該組成物が無水である、請求項1に記載の組成物。
[請求項7]
PVP−Iが約0.01%〜約10%(w/w)で存在する、請求項4に記載の組成物。
[請求項8]
PVP−Iが、約0.05%〜約10%、約0.1%〜約5%、約0.2%〜約2.5%
および約0.5%〜約1%(w/w)からなる群から選択される範囲で存在する、請求項
4に記載の組成物。
[請求項9]
PVP−Iが、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約1.
0%、約1.25%、約1.5%、約2.0%、約2.5%および約5%(w/w)から
なる群から選択される範囲で存在する、請求項4に記載の組成物。
[請求項10]
PVP−Iが約1%(w/w)で存在する、請求項4に記載の組成物。
[請求項11]
トルナフテート、テルビナフィン、ウンデシレン酸、クリオキノール、ミコナゾール、硝
酸ミコナゾール、クロリナゾール(clorrinazole)、チオコナゾール、ナイ
スタチン、テルコナゾイク(terconazoic)、硝酸ブトコナゾール、シクロピ
ロクスオラミン、硝酸エコナゾール、トリアセチン、フルシトシン、ハロプロジンおよび
ケトコナゾールからなる群から選択される少なくとも1種の抗真菌剤をさらに含む、請求
項1に記載の組成物。
[請求項12]
該少なくとも1種の抗真菌剤が、約1%〜約25%(w/w)の量で存在する、請求項1
1に記載の組成物。
[請求項13]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための組成物で
あって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
当該組成物は、皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療するこ
とができ、さらに当該組成物は、ポリグリコールを含まない、前記組成物。
[請求項14]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための医薬組成
物であって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療することができる医薬
組成物。
[請求項15]
該感染症が、真菌感染症、皮膚糸状菌感染症、細菌感染症、または全てのそれらの組み合
わせである、請求項1に記載の組成物。
[請求項16]
該ヨードフォアがPVP−Iであり、該組成物が、ジエチレングリコールモノエチルエー
テルおよびプロピレングリコールを含む、請求項1に記載の組成物。
[請求項17]
約2%のPVP−I、約65%のDMSO、約23%のジエチレングリコールモノエチル
エーテルおよび約10%のプロピレングリコールを含む、請求項16に記載の組成物。
[請求項18]
該ヨードフォアがPVP−Iであり、該組成物がジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルを含む、請求項1に記載の組成物。
[請求項19]
約2%のPVP−I、約65%のDMSOおよび約33%のジエチレングリコールモノエ
チルエーテルを含む、請求項18に記載の組成物。
[請求項20]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療方法であって、
(a)該皮膚疾患に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該皮膚疾患が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む方法。
[請求項21]
該接触させる工程を1日少なくとも1回行う、請求項20に記載の方法。
[請求項22]
微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療方法であって、
(a)該皮膚疾患に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該接触させる工程を少なくとも4週間繰り返す工程と、
を含む方法。
[請求項23]
皮膚炎の治療方法であって、
(a)皮膚炎に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該皮膚炎が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む方法。
[請求項24]
該皮膚炎が、脂漏性皮膚炎、手皮膚炎およびアトピー性皮膚炎からなる群から選択される
、請求項23に記載の方法。
[請求項25]
酒さの治療方法であって、
(a)酒さに侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該酒さが治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む方法。
[請求項26]
座瘡の治療方法であって、
(a)座瘡に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該座瘡が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む方法。
[請求項27]
伝染性軟属腫の治療方法であって、
(a)伝染性軟属腫に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該伝染性軟属腫が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と
、
を含む方法。
[請求項28]
尋常性疣贅の治療方法であって、
(a)尋常性疣贅に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該尋常性疣贅が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む方法。
Claims (25)
- 微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための組成物で
あって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
該組成物が皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療することができ、ヨードフォアがポビドンヨード(PVP−I)であり、そして該組成物が31%〜99.9%の範囲のDMSOを含む、前記組成物。 - 該組成物が実質的に無水である、請求項1に記載の組成物。
- 該組成物が無水である、請求項1に記載の組成物。
- PVP−Iが約0.01%〜約10%(w/w)で存在する、請求項1に記載の組成物。
- PVP−Iが、約0.05%〜約10%、約0.1%〜約5%、約0.2%〜約2.5%
および約0.5%〜約1%(w/w)からなる群から選択される範囲で存在する、請求項
1に記載の組成物。 - PVP−Iが、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約1.
0%、約1.25%、約1.5%、約2.0%、約2.5%および約5%(w/w)から
なる群から選択される範囲で存在する、請求項1に記載の組成物。 - PVP−Iが約1%(w/w)で存在する、請求項1に記載の組成物。
- トルナフテート、テルビナフィン、ウンデシレン酸、クリオキノール、ミコナゾール、硝
酸ミコナゾール、クロリナゾール(clorrinazole)、チオコナゾール、ナイ
スタチン、テルコナゾイク(terconazoic)、硝酸ブトコナゾール、シクロピ
ロクスオラミン、硝酸エコナゾール、トリアセチン、フルシトシン、ハロプロジンおよび
ケトコナゾールからなる群から選択される少なくとも1種の抗真菌剤をさらに含む、請求
項1に記載の組成物。 - 該少なくとも1種の抗真菌剤が、約1%〜約25%(w/w)の量で存在する、請求項8に記載の組成物。
- 微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための組成物で
あって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
当該組成物は、皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療するこ
とができ、さらに当該組成物は、ポリグリコールを含まず、ヨードフォアがポビドンヨード(PVP−I)であり、そして該組成物が31%〜99.9%の範囲のDMSOを含む、前記前記組成物。 - 微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患を治療するための医薬組成
物であって、
(a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含み、
当該組成物は、皮膚に浸透して該微生物のコロニー形成および/または感染を治療することができ、ヨードフォアがポビドンヨード(PVP−I)であり、そして該組成物が31%〜99.9%の範囲のDMSOを含む、前記医薬組成物。 - 該感染症が、真菌感染症、皮膚糸状菌感染症、細菌感染症、または全てのそれらの組み合
わせである、請求項1に記載の組成物。 - 該組成物が、ジエチレングリコールモノエチルエーテルおよびプロピレングリコールを含む、請求項1に記載の組成物。
- 約2%のPVP−I、約65%のDMSO、約23%のジエチレングリコールモノエチル
エーテルおよび約10%のプロピレングリコールを含む、請求項13に記載の組成物。 - 該組成物がジエチレングリコールモノエチルエーテルを含む、請求項1に記載の組成物。
- 約2%のPVP−I、約65%のDMSOおよび約33%のジエチレングリコールモノエ
チルエーテルを含む、請求項15に記載の組成物。 - 請求項1に記載の組成物であって、微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)該皮膚疾患に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該皮膚疾患が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - 該接触させる工程を1日少なくとも1回行う、請求項17に記載の組成物。
- 請求項1に記載の組成物であって、微生物のコロニー形成および/または感染を併発した皮膚疾患の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)該皮膚疾患に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該接触させる工程を少なくとも4週間繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - (a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含む組成物であって、
ヨードフォアがポビドンヨード(PVP−I)であり、そして該組成物が31%〜99.9%の範囲のDMSOを含み、そして該組成物が皮膚炎の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)皮膚炎に侵された皮膚を、当該組成物に接触させる工程と、
(b)該皮膚炎が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - 該皮膚炎が、脂漏性皮膚炎、手皮膚炎およびアトピー性皮膚炎からなる群から選択される
、請求項20に記載の組成物。 - (a)ヨードフォアと、
(b)ジメチルスルホキシド(DMSO)と、
を含む組成物であって、
ヨードフォアがポビドンヨード(PVP−I)であり、そして該組成物が31%〜99.9%の範囲のDMSOを含み、そして該組成物が酒さの治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)酒さに侵された皮膚を、当該組成物に接触させる工程と、
(b)該酒さが治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - 請求項1に記載の組成物であって、座瘡の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)座瘡に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該座瘡が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - 請求項1に記載の組成物であって、伝染性軟属腫の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)伝染性軟属腫に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該伝染性軟属腫が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。 - 請求項1に記載の組成物であって、尋常性疣贅の治療方法において用いるためのものであり、当該方法が、
(a)尋常性疣贅に侵された皮膚を、請求項1に記載の組成物に接触させる工程と、
(b)該尋常性疣贅が治療されるまで該接触させる工程を必要に応じて繰り返す工程と、
を含む、前記組成物。
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