以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、情報処理システム、管理装置および情報処理システムの制御方法の一実施形態を示す。図1において、情報処理システムSYS1は、情報処理装置IPEおよび管理装置MNGを有する。情報処理装置IPEは、複数の演算処理装置PSV(PSV0、PSV1、...)、複数のディスク装置DISK(DISK0、DISK1、...)、演算処理装置PSVとディスク装置DISKとを接続するスイッチ装置SW、および制御装置CNTを有する。例えば、演算処理装置PSVは、サーバであり、ディスク装置DISKは、ハードディスク装置またはシリコンディスク装置である。特に限定されないが、情報処理システムSYS1は、例えば、IaaS(Infrastructure as a Service)のうち、仮想マシンではなく、物理的なサーバを提供するサービス(物理IaaSと称する)を実現する。
管理装置MNGは、演算処理装置PSVにネットワークSNWを介して接続された端末装置TMからの貸し出し要求に応じて、例えば、空いている演算処理装置PSV1と空いているディスク装置DISK1とをスイッチ装置SWを介して接続させる。演算処理装置PSV1とディスク装置DISK1との接続により、端末装置TMに貸し出される処理装置PE1が構築される。そして、管理装置MNGは、構築した処理装置PE1において、演算処理装置PSV1による演算資源と、ディスク装置DISK1による記憶資源とを、ネットワークSNWを介して端末装置TMに提供する。図1に示した太線は、管理装置MNGが、演算処理装置PSV0およびディスク装置DISK0を処理装置PE0として端末装置TMに貸し出し、演算処理装置PSV1およびディスク装置DISK1を処理装置PE1として端末装置TMに貸し出した状態を示す。例えば、端末装置TMは、ネットワークNWおよびゲートウェイGWを介してネットワークSNWに接続され、処理装置PE0、PE1を借りる利用者USにより操作される。
制御装置CNTは、図2に示すように、端末装置TMに貸し出された処理装置PE1(図1)が返却された状態で、処理装置PE1として貸し出されたディスク装置DISK1を端末装置TMに提供する機能を有する。制御装置CNTは、演算処理装置の一例である。なお、制御装置CNTは、情報処理装置IPE内の演算処理装置PSVのいずれかを使用して設けられてもよい。この場合、管理装置MNGは、制御装置CNTを演算処理装置PSVと同様に管理でき、情報処理システムSYS1の管理を容易にできる。
図2は、図1に示した情報処理システムの別の接続例を示す。図1に示した状態で、管理装置MNGは、端末装置TMからの処理装置PE1の返却要求を受けた場合、返却要求に応じて演算処理装置PSV1とディスク装置DISK1との接続をスイッチ装置SWに解除させ、処理装置PE1の端末装置TMへの提供を解除する。これにより、処理装置PE1内の演算処理装置PSV1による演算資源とディスク装置DISK1による記憶資源との端末装置TMへの貸し出しが停止される。
管理装置MNGは、端末装置TMへの演算処理装置PSV1の貸し出しの停止後、制御装置CNTとディスク装置DISK1とをスイッチ装置SWを介して接続させて処理装置PE2を構築する。そして、管理装置MNGは、構築した処理装置PE2の制御装置CNTによる演算資源とディスク装置DISK1による記憶資源とを、ネットワークSNWを介して端末装置TMに提供する。これにより、端末装置TMは、処理装置PE1を返却した後に、制御装置CNTによる演算資源を利用して、ディスク装置DISK1にアクセスできる。
例えば、ディスク装置DISK1による記憶資源は、制御装置CNTによる演算資源の制御により、ネットワークNWを介して他の演算処理装置PSV0からアクセス可能になる。図2において処理装置PE2に示した太線は、図1において端末装置TMから返却された処理装置PE1(図1)内のディスク装置DISK1による記憶資源を、演算処理装置PSV1による演算資源を介することなく端末装置TMに提供した状態を示す。
図2に示す状態で、管理装置MNGは、返却中の処理装置PE1の貸し出し要求を端末装置TMから再度受けた場合、制御装置CNTとディスク装置DISK1とのスイッチ装置SWを介した接続を解除させる。これにより、処理装置PE2を介したディスク装置DISK1による記憶資源の端末装置TMへの提供が解除される。次に、管理装置MNGは、演算処理装置PSV1とディスク装置DISK1とをスイッチ装置SWを介して接続させて図1に示した処理装置PE1を構築する。そして、管理装置MNGは、構築した処理装置PE1において、演算処理装置PSV1による演算資源と、ディスク装置DISK1による記憶資源とを、ネットワークSNWを介して端末装置TMに提供する。すなわち、情報処理システムSYS1の接続は、図1に示した状態に戻る。
なお、返却中の処理装置PE1の貸し出し要求が端末装置TMから発行されたときに、演算処理装置PSV1が他の端末装置TMに貸し出し中の場合がある。この場合、管理装置MNGは、他の空いている演算処理装置PSV(例えば、PSV2)とディスク装置DISK1とをスイッチ装置SWを介して接続させ、図1に示した処理装置PE1を構築する。これにより、端末装置TMは、返却前の処理装置PE1の環境を用いてデータ処理等を実行できる。さらに、例えば、処理装置PE1の返却中にディスク装置DISK1に格納される情報が更新された場合にも、新たに処理装置PE1として動作する演算処理装置PSVは、ディスク装置DISK1の更新後の情報を参照できる。すなわち、ディスク装置DISK1に格納された情報の信頼性を確保することができる。
例えば、制御装置CNTは、ストレージゲートウェイとして機能し、iSCSIプロトコルを使用して、ディスク装置DISK1をiSCSIターゲットとしてネットワークSNW上の演算処理装置PSVならびに端末装置TMに提供する。
以上、図1および図2に示した実施形態では、端末装置TMは、処理装置PE1を返却した後に、演算処理装置PSV1を介することなくディスク装置DISK1にアクセスできる。すなわち、端末装置TMは、処理装置PE1の貸し出し中にディスク装置DISK1に書き込んだ情報を、処理装置PE1の返却後にアクセスできる。また、端末装置TMは、処理装置PE1の返却中に更新されたディスク装置DISK1に格納したデータ等を、処理装置PE1の貸し出しを再度受けた後に参照できる。
例えば、処理装置PE1が端末装置TMから返却された後、情報処理装置IPE内の全ての演算処理装置PSVがディスク装置DISKとともに処理装置PEとして他の複数の端末装置TMに貸し出される場合が考えられる。この場合、端末装置TMは、貸し出し要求を発行しても、処理装置PE1の貸し出しを受けられない。しかしながら、端末装置TMは、制御装置CNTにより構築される処理装置PE2を介してディスク装置DISK1にアクセスできる。換言すれば、オンデマンドで処理装置PE1を利用する物理IaaSにおいて、端末TM(利用者US)は、貸し出された処理装置PE1を返却中の場合にも、処理装置PE1で使用したデータにアクセスできる。
図3から図21は、情報処理システム、管理装置および情報処理システムの制御方法の別の実施形態を示す。図1および図2に示した実施形態で説明した要素と同一または同様の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
図3において、情報処理システムSYS2は、サーバプールSVP、ディスクプールDSKP、スイッチ装置SWおよび管理装置MNGを有する。サーバプールSVP、ディスクプールDSKPおよびスイッチ装置SWは、複数の利用者US(US1、US2)に対応する端末TM(TM1、TM2)からの要求に応じて、互いに独立にデータ処理を実行する情報処理装置IPEとして機能する。特に限定されないが、情報処理システムSYS2は、例えば、IaaSのうち、仮想マシンではなく、物理的なサーバを提供するサービス(物理IaaS)を実現する。
サーバプールSVPは、複数のサーバPSVを有する。例えば、各サーバPSVは、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ(メモリモジュール等の主記憶)を有し、演算処理装置の一例である。ディスクプールDSKPは、複数のディスク装置DISKを有する。なお、各サーバPSVは、プログラムを実行することで動作するDSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサを、CPUの代わりに有してもよい。
例えば、ディスク装置DISKは、ハードディスク装置(HDD;Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等のシリコンディスク装置である。サーバPSVおよびディスク装置DISKの末尾に付した数字は、サーバPSVおよびディスク装置DISKを識別する番号を示す。以下の説明では、サーバPSVおよびディスク装置DISKを識別する番号は、ID(identification)とも称される。なお、サーバプールSVPに搭載されるサーバPSVの数は64台に限定されず、ディスクプールDSKPに搭載されるディスク装置DISKの数は256台に限定されない。
スイッチ装置SWは、サーバPSVをそれぞれ接続するポートと、ディスク装置DISKをそれぞれ接続するポートとを有する。スイッチ装置SWは、管理装置MNGによる制御に基づいて、サーバPSVを所定のディスク装置DISKに接続し、あるいは、サーバPSVとディスク装置DISKとの接続を遮断する。
サーバPSVおよび管理装置MNGは、ネットワークSNWに接続される。例えば、ネットワークSNWは、ゲートウェイGWおよびネットワークNWを介して、情報処理システムSYS2の利用者US(US1、US2)がそれぞれ使用する端末装置TM(TM1、TM2)に接続される。なお、利用者USおよび端末TMの数は、”2”に限定されない。利用者USは、端末TMに所定の情報を入力することで、情報処理システムSYS2を利用する契約または解約を行い、契約中に、サーバPSVおよびディスク装置DISKの貸し出しまたは返却を行う。
サーバPSVの所定数(例えば、PSV31、PSV63を含む3台)は、利用者USに貸し出されず、管理装置MNGの制御に基づいてストレージゲートウェイSGWとして動作する。例えば、ストレージゲートウェイSGWとして動作するサーバPSVと、利用者USに貸し出されるサーバPSVとは、予め区別されている。ストレージゲートウェイSGWは、端末TMからのサーバPSVおよびディスク装置DISKの返却要求を管理装置NMGが受けた場合、返却されたディスク装置DISKをネットワークディスクとして端末TMからアクセス可能にする。
図4は、図3に示した情報処理システムSYS2の接続例を示す。図4において、太い実線は、スイッチ装置SWを介して接続されたサーバPSVおよびディスク装置DISKを示す。スイッチ装置SWを介して太い実線で接続されたサーバPSVおよびディスク装置DISKは、利用者US(端末TM)に貸し出された処理装置の一例である。太い破線の矩形枠は、利用者US(端末TM)から見た情報処理システムSYS2の論理構成の例を示す。以下では、利用者US(端末TM)から見た情報処理システムSYS2の論理構成は、論理プラットフォームLPとも称される。論理プラットフォームLPの末尾に付した数字は、論理プラットフォームLPを識別する番号(ID)を示し、利用者USの番号に等しい。
太い一点鎖線の矩形枠は、ストレージゲートウェイSGWとして動作する論理サーバLSVを含む論理プラットフォームLPSGWの例を示す。例えば、管理装置MNGは、論理プラットフォームLPSGWを、論理プラットフォームLP255に割り当て、論理プラットフォームLPSGWのIDは、”255”に設定される。
太い破線は、論理プラットフォームLP、LPSGW内で定義された論理サーバLSVとサーバPSVとの対応関係を示す。以下の説明では、サーバPSVは、物理サーバPSVとも称される。例えば、論理プラットフォームLP、LPSGW内の論理サーバLSVは、データ処理を実行するプロセッサ、メモリおよびディスク装置を含む。
各論理プラットフォームLPにおいて、太い破線が接続された論理サーバLSV(実線の矩形枠)は、利用者USからの要求により貸し出され、貸し出し状態であることを示す。論理プラットフォームLP内に実線の矩形枠で示した論理サーバLSVは、太い実線で接続されたサーバPSVおよびディスク装置DISKにより構築され、端末装置TMに貸し出し中の処理装置を示す。換言すれば、実線の矩形枠で示した論理サーバLSVは、処理装置の演算資源を示す。実線の矩形枠で示した論理サーバLSV内に記載したディスク装置は、処理装置の記憶資源を示し、論理サーバLSV内のディスク装置に付した数値は、ディスクプールDSKP内で貸し出し中のディスク装置DISKの番号を示す。
各論理プラットフォームLPにおいて、破線の矩形枠で示した論理サーバLSVは、利用者USからの要求により返却され、返却状態の処理装置を示す。返却状態の処理装置は、サーバPSVと対応付けされない(太い破線で接続されない)。論理プラットフォームLP2において、論理サーバLSVとディスク装置DISKとを接続する細い一点鎖線は、論理サーバLSVが利用者US2から返却される前に論理サーバLSVからアクセス可能であったディスク装置DISKを示す。
太い一点鎖線は、利用者USが返却した論理サーバLSVからアクセス可能であったディスク装置DISKを、ストレージゲートウェイSGWを介してアクセス可能にしたことを示す。例えば、ディスク装置DISKは、論理ディスクLDISKとしての使用を予め登録することで、利用者USが論理サーバLSVを返却した後にも、ストレージゲートウェイSGWを介して端末TMからアクセス可能である。
利用者USから返却されたディスク装置DISKは、論理ストレージ装置LSTRG(LSTRG2)内の論理ディスクLDISK(LDISK1)として、貸し出し中の他の論理サーバLSV(LSV3)によりアクセス可能である。破線枠で示した論理ストレージ装置LSTRG1は、マウントされた論理ディスクLDISKがなく、論理プラットフォームLP1から削除されたことを示す。
論理プラットフォームLPSGWにおいて、太い破線が接続された論理サーバLSV(実線の矩形枠)は、ストレージゲートウェイSGWとして動作中であることを示す。例えば、実線の矩形枠で示したストレージゲートウェイSGW(論理サーバLSV0)は、太い実線で接続されたサーバPSV31およびディスク装置DISK127により構築された処理装置を示す。換言すれば、実線の矩形枠で示したストレージゲートウェイSGWは、処理装置の演算資源を示す。実線の矩形枠で示したストレージゲートウェイSGW内に記載したディスク装置は、処理装置の記憶資源を示し、論理サーバLSV内のディスク装置に付した数値は、ディスクプールDSKP内で返却中のディスク装置DISKの番号を示す。
論理プラットフォームLPSGWにおいて、破線の矩形枠で示した論理サーバLSVは、ストレージゲートウェイSGWとして非動作中であることを示す。例えば、非動作中のストレージゲートウェイSGWに対応する物理サーバPSVは、シャットダウンされ、電力が消費されない。
図4に示す例では、利用者US1の端末TM1は、論理プラットフォームLP1上に定義された論理サーバLSV0、LSV1を介して情報処理システムSYS2に接続される。例えば、論理サーバLSV0は、スイッチ装置SWを介して接続された物理サーバPSV10およびディスク装置DISK10により構築された処理装置を示す。論理サーバLSV1は、スイッチ装置SWを介して接続された物理サーバPSV2およびディスク装置DISK12、DISK64、DISK126により構築された処理装置を示す。
利用者US2の端末TM2は、論理プラットフォームLP2上に定義された論理サーバLSV1、LSV3を介して情報処理システムSYS2に接続される。例えば、論理サーバLSV1は、スイッチ装置SWを介して接続された物理サーバPSV0およびディスク装置DISK0、DISK65により構築された処理装置を示す。論理サーバLSV3は、スイッチ装置SWを介して接続された物理サーバPSV11およびディスク装置DISK62により構築された処理装置を示す。
論理プラットフォームLP2上に定義された論理サーバLSV0、LSV2は、利用者US2により返却中である。論理サーバLSV0の貸し出し中に、論理サーバLSV0の記憶資源として定義されたディスク装置DISK127は、論理ストレージ装置LSTRG2にマウントされた論理ディスクLDISK1としてアクセス可能である。例えば、論理ストレージ装置LSTRG2にマウントされた論理ディスクLDISK1は、貸し出し中の論理サーバLSV3によりアクセス可能である。例えば、論理サーバLSV2の貸し出し中に論理サーバLSV2からアクセスされたディスク装置DISK2は、論理ディスクLDISKとしての使用が登録されていないため、ストレージゲートウェイSGWに接続されない。
ストレージゲートウェイSGWとして動作する論理プラットフォームLPSGW上に定義されたサーバLSV0は、ディスク装置DISK127を論理ディスクLDISK1として論理プラットフォームLP2上に提供する。例えば、論理ストレージ装置LSTRGは、iSCSIプロトコルを使用して、iSCSIターゲットとして論理プラットフォームLP内に割り当てられる。論理ディスクLDISKは、iSCSIターゲット内で、LUN(Logical Unit Number)が割り当てられ、LUNにより識別される。
図5は、図3に示したサーバプールSVP内のサーバPSVの配置例を示す。例えば、サーバPSVは、n+1台(nは正の整数)のラックRCK(RCK0、RCK1、...RCKn)に設置される。例えば、各ラックRCKにサーバPSVが収納する36個のスロットがある場合、n+1台のラックRCKに36n+35台のサーバPSVを設置可能である。各サーバPSVは、図3で説明したように、スイッチ装置SWのポートにそれぞれ接続される。
各ラックRCKには、ラックRCK内のサーバPSVに接続されたスイッチTOR(Top of Rack)−SW(TOR−SW0、TOR−SW1、TOR−SWn)が設置される。各スイッチTOR−SWは、スイッチEOR(End of Rack)−SWを介してネットワークSNWに接続される。
物理サーバPSVが論理プラットフォームLPの論理サーバLSVとして割り当てられる場合、スイッチTOR−SWは、管理装置MNGのネットワーク制御部NWCNT(図6)からの指示に基づいて、VLAN等のネットワークSNWの設定を変更する。
ネットワークSNWがVLANの場合、利用者USに貸し出される物理サーバPSVとスイッチTOR−SWとの間のVLAN設定は、ポートVLANに設定される。そして、スイッチTOR−SWとサーバPSVとの間は、タグ無しパケットで通信される。
一方、ストレージゲートウェイSGWとして動作する物理サーバPSVとスイッチTOR−SWとの間のVLAN設定は、タグVLANに設定される。そして、スイッチTOR−SWとサーバPSVとの間は、タグ付きパケット(例えば、タグVLAN)で通信される。スイッチTOR−SWとスイッチEOR−SWとの間は、タグ付きパケットで通信される。
図6は、図3に示した管理装置MNGの例を示す。管理装置MNGは、利用者管理部USMNG、リソース管理部RSMNGおよびリソース制御部RSCNTを有する。
利用者管理部USMNGは、データベースUSDBを用いて、利用者USの管理および利用者USからの要求に基づいて定義された論理プラットフォームLPの管理を行う。例えば、利用者管理部USMNGは、端末TMのディスプレイに表示されるポータル画面を利用者USが操作することに基づいて、論理プラットフォームLPの設定情報などをデータベースUSDBに登録する。データベースUSDBの例は、図7に示す。
リソース管理部RSMNGは、物理サーバ管理部PSVM、ディスクプール管理部DSKPMおよび論理サーバ管理部LSVMを有する。
物理サーバ管理部PSVMは、データベースPSVDBを用いて、図5に示したラックRCKに設置されたサーバPSVの物理的配置等を管理する。また、物理サーバ管理部PSVMは、データベースPSVDBを用いて、利用者USへのサーバPSVの貸し出しの管理および利用者USからのサーバPSVの返却の管理を行う。データベースPSVDBの例は、図8に示す。
ディスクプール管理部DSKPMは、データベースDSKDBを用いて、ディスクプールDSKPに格納されているディスク装置DISKの仕様を管理し、各ディスク装置DISKとサーバPSVとの接続状態を管理する。データベースDSKDBの例は、図9に示す。
論理サーバ管理部LSVMは、データベースLSVDBを用いて、論理プラットフォームLP上に定義される論理サーバLSVのIDを管理し、論理プラットフォームLP上に定義された論理サーバLSVの貸し出しおよび返却を管理する。例えば、論理サーバ管理部LSVMは、論理サーバLSVとサーバPSVとの接続状態の管理、および論理サーバLSVによりアクセスされるディスク装置DISKの対応付けの管理を行う。データベースLSVDBの例は、図10に示す。
リソース制御部RSCNTは、ネットワーク制御部NWCNT、スイッチ制御部SWCNTおよびストレージゲートウェイ制御部SGWCNTを有する。
ネットワーク制御部NWCNTは、データベースNSWDBを用いて、ネットワークSNW上のスイッチTOR−SW、EOR−SWの設定を制御し、物理サーバPSVを論理プラットフォームLP、LPSGW上の論理サーバLSVとして割り当てる。データベースNSWDBの例は、図11に示す。
スイッチ制御部SWCNTは、ディスクプールDSKP内のディスク装置DISKとサーバプールSVP内のサーバPSV(ストレージゲートウェイSGWを含む)との接続および切断を制御する。
ストレージゲートウェイ制御部SGWCNTは、利用者USによる論理プラットフォームLPの設定に基づいて、ストレージゲートウェイSGWを制御する。ストレージゲートウェイSGWは、ストレージゲートウェイ制御部SGWCNTによる制御に基づいて、論理プラットフォームLP上に論理ストレージ装置LSTRGを生成し、論理ストレージ装置LSTRG内に論理ディスクLDISKを生成する。また、ストレージゲートウェイSGWは、ストレージゲートウェイ制御部SGWCNTによる制御に基づいて、論理ストレージ装置LSTRG内の論理ディスクLDISKを削除し、論理プラットフォームLP上の論理ストレージ装置LSTRGを削除する。
図7は、図6に示したデータベースUSDBの例を示す。データベースUSDBは、利用者USおよびストレージゲートウェイSGW毎に、ユーザID、LPID、NWID(LP)、IPアドレス範囲(LP)、LSVリスト、IPアドレス(LSTRG)およびLSTRG名を格納する領域を有する。ストレージゲートウェイSGWの情報を格納する領域に示した”None”は、使用されない領域を示す。
ユーザIDは、情報処理システムSYS2を利用する利用者USのID(US1、US2)およびストレージゲートウェイSGWのIDである。LPIDは、論理プラットフォームLPを識別する番号である。NWID(LP)は、論理プラットフォームLP、SPSGWに対応してネットワークSNWを分割したセグメントを識別するID(ネットワーク番号)であり、例えばVLAN(Virtual Local Area Network)IDである。NWID(LP)により論理プラットフォームLP、SPSGWが識別可能である。
IPアドレス範囲(LP)は、論理プラットフォームLP、LPSGWに割り当て可能なIPアドレスの範囲を示す。LSVリストは、利用者USにより定義された(すなわち、契約された)全ての論理サーバLSVの番号を示す。IPアドレス(LSTRG)は、論理プラットフォームLPに生成される論理ストレージ装置LSTRG(例えば、iSCSIターゲット)のIPアドレスである。論理ストレージ装置LSTRGは、論理プラットフォームLP毎に1つが生成される。LSTRG名は、論理プラットフォームLPに生成される論理ストレージ装置LSTRGの名称(例えば、iSCSIターゲット名)である。
図8は、図4に示した接続状態におけるデータベースPSVDBの例を示す。データベースPSVDBは、物理サーバPSV毎に、モデル、シリアル番号、状態フラグ、ラック番号、スロット番号、TOR番号、TORポート番号およびSWポート番号を格納する領域を含む。
例えば、モデルは、物理サーバPSVの種類を示し、シリアル番号は、物理サーバPSVの製造番号を示す。状態フラグは、物理サーバPSVが貸し出し中であるか空きであるかを示す。例えば、状態フラグは、貸し出し中の場合”1”にセットされ、空きの場合”0”にリセットされる。
ラック番号は、物理サーバPSVが収納されるラックRCKの番号を示し、スロット番号は、物理サーバPSVが収納されるラックRCK内のスロットの番号を示す。TOR番号は、物理サーバPSVが接続されるスイッチTOR−SWの番号を示し、TORポート番号は、物理サーバPSVが接続されるスイッチTOR−SWのポート番号を示す。SWポート番号は、物理サーバPSVが接続されるスイッチ装置SWのポート番号を示す。
図9は、図4に示した接続状態におけるデータベースDSKDBの例を示す。データベースDSKDBは、ディスク装置DISK毎に、固有アドレス、モデル、接続PSV、割り当てLP、割り当てLSVおよび接続LDISKを格納する領域を含む。
固有アドレスは、各ディスク装置DISKに固有に割り当てられたアドレスを示し、モデルは、ディスク装置DISKの種類および容量を示す。接続PSVは、ディスク装置DISKに接続された物理サーバPSVのIDを示す。接続PSVの領域に格納された”−1”は、対応するディスク装置DISKがどの物理サーバPSVにも接続されないことを示す。
割り当てLPは、ディスク装置DISKに割り当てられた論理プラットフォームLPのIDを示す。割り当てLPの領域に格納された”−1”は、対応するディスク装置DISKがどの論理プラットフォームLPにも割り当てられないことを示す。割り当てLSVは、ディスク装置DISKに割り当てられる論理サーバLSVのIDを示す。割り当てLSVの領域に格納された”−1”は、対応するディスク装置DISKがどの論理サーバLSVにも割り当てられないことを示す。
接続LDISKは、各ディスク装置DISKに対応して論理プラットフォームLP毎に割り当てられる論理ディスクLDISKの番号を示す。接続LDISKの領域に格納された”−1”は、対応するディスク装置DISKが論理ディスクLDISKとして論理プラットフォームLPに生成されないことを示す。例えば、論理ストレージ装置LSTRGがiSCSIターゲットとして論理プラットフォームLPに接続される場合、接続LDISKの領域に格納される数値は、LUNである。
図10は、図4に示した接続状態におけるデータベースLSVDBの例を示す。データベースLSVDBは、LPID、LSVID、OSタイプ、割り当てPSV、DISKリストおよびLSTRG名リストを格納する領域を含む。
LPIDは、論理プラットフォームLPに割り当てられた番号を示し、LSVIDは、論理プラットフォームLP毎に割り当てられた論理サーバLSVの番号を示す。OSタイプは、論理サーバLSVにインストールされるOS(Operating System)の種類を示し、割り当てPSVは、各論理サーバLSVに割り当てられる物理サーバPSVの番号を示す。割り当てPSVの領域に格納された”−1”は、対応する論理サーバLSVがどの物理サーバPSVとも非接続(すなわち、返却中)であることを示す。
DISKリストは、各論理サーバLSVに紐付けされたディスク装置DISKの番号のリストを示す。LSTRG名リストは、ストレージゲートウェイSGWとして動作する論理サーバLSVが実行中の論理ストレージ装置LSTRGの名称のリストを示す。図10に示す例では、番号が0番の論理サーバLSVに対応するストレージゲートウェイSGWが、論理プラットフォームLP1、LP2(利用者US1、US2)内に定義された論理ストレージ装置LSTRGを割り当て中である。
なお、この例では、複数のストレージゲートウェイSGWを用いて、論理ストレージ装置LSTRGを割り当てるため、LSTRG名リストがデータベースLSVDBに付加される。反対に、1台のストレージゲートウェイSGWを用いて論理ストレージ装置LSTRGを実行する場合、データベースLSVDBは、LSTRG名リストの領域を持たない。DISKリストおよびLSTRG名リストを格納する領域に示した”None”は、使用されない領域を示す。
図11は、図6に示したデータベースNSWDBの例を示す。データベースNSWDBは、ネットワークSNWに接続されるスイッチ毎に、スイッチID、スイッチタイプ、ラック番号、IPアドレスを格納する領域を含む。
スイッチIDは、各スイッチを識別するための番号を示し、スイッチタイプは、スイッチTOR−SW、EOR−SWの区別を示し、ラック番号は、スイッチTOR−SWが設置されるラックRCKの番号を示す。ラック番号を格納する領域に示した”None”は、ラック番号が存在しないことを示す。IPアドレスは、管理用であり、管理装置MNGがスイッチTOR−SW、EOR−SWにアクセスする場合に使用される。
図12は、図4に示したストレージゲートウェイSGWの例を示す。ストレージゲートウェイSGWは、LSTRG制御部およびLDISK制御部を含むLSTRG管理部を有する。
LSTRG制御部は、論理ストレージ装置LSTRGの生成の指示とともに管理装置MNGから受けるNWID(LP)、論理ストレージ装置LSTRGのIPアドレスおよび論理ストレージ装置LSTRG名に基づいて、論理ストレージ装置LSTRGを生成する。管理装置MNGは、NWID(LP)、論理ストレージ装置LSTRGのIPアドレスおよび論理ストレージ装置LSTRG名を図7に示したデータベースUSDBから読み出し、LSTRG制御部に通知する。
LSTRG制御部は、論理ストレージ装置LSTRGの削除の指示とともに管理装置MNGから受けるNWID(LP)および論理ストレージ装置LSTRGのIPアドレスに基づいて、論理ストレージ装置LSTRGを削除する。
LDISK制御部は、論理ディスクLDISKの追加の指示とともに管理装置MNGから受けるLSTRG名、ディスク装置DISKのIDに基づいて、指示された論理ストレージ装置LSTRG内に論理ディスクLDISKを登録する。
論理ディスクLDISKの登録後、端末TM(ユーザUS)は、貸し出し中の論理サーバLSVを介して論理ストレージ装置LSTRGのIPアドレスにログインすることで、返却したディスク装置DISKを論理ディスクLDISKとしてアクセスできる。すなわち、端末TMは、物理サーバPSVおよび物理サーバPSVに紐付けされたディスク装置DISKを返却した後にも、物理サーバPSV(すなわち、論理プラットフォームLP上の論理サーバLSV)を用いることなくディスク装置DISKにアクセスできる。
LDISK制御部は、論理ディスクLDISKの削除の指示とともに管理装置MNGから受けるLSTRG名、接続LDISKの番号に基づいて、削除が指示された論理ストレージ装置LSTRGから論理ディスクLDISKを削除する。なお、図12では、接続可能な全ての論理ディスクLDISKが、論理ストレージ装置LSTRG1、LSTRG2にそれぞれ登録された状態を示す。
ストレージゲートウェイSGWは、各論理プラットフォームLPを識別するNWID(LP)毎に仮想的なネットワークインタフェースを有する。例えば、NWID(LP)がVLAN IDの場合、物理ネットワークインタフェースeth0は、VLAN IDにそれぞれ対応する仮想ネットワークインタフェースeth0.1001、eth0.1002、eth0.1255に分配される。VLAN IDは、図7に示したNWID(LP)の値である。
ストレージゲートウェイSGWが設置されるラックRCKのスイッチTOR−SWは、タグ付きパケット(例えば、タグVLAN)を使用してストレージゲートウェイSGWと通信する。これにより、例えば、論理プラットフォームLP1に属する論理ストレージ装置LSTRGは、他の論理プラットフォームLP2からは参照されない。したがって、1台のストレージゲートウェイSGWにより、複数の論理プラットフォームLPに定義する論理ストレージ装置LSTRGを互いに独立して提供できる。すなわち、1台のストレージゲートウェイSGWにより、マルチテナントに対応するストレージシステムを構築することができる。
なお、図12では、複数のiSCSIターゲット等の論理ストレージ装置LSTRGのソフトウェアが、ストレージゲートウェイSGW上で実行される。しかしながら、ストレージゲートウェイSGW上で仮想マシンモニタが実行され、利用者USのネットワークにそれぞれ接続される複数の仮想マシン上で論理ストレージ装置LSTRGのソフトウェアを実行してもよい。
図13は、図3に示した情報処理システムSYS2の別の接続例を示す。図4に示した要素と同一または同様の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
図13では、論理プラットフォームLP1上に定義された論理サーバLSV0が、端末TM1(利用者US1)からの申請に応じて返却され、破線の枠で示される。管理装置MNGは、論理サーバLSV0の返却申請に基づいて、演算処理装置PSV10とディスク装置DISK10との接続をスイッチ装置SWに解除させる。このため、論理プラットフォームLP1上の論理サーバLSV0と物理サーバPSV10との対応を示す太い破線と、物理サーバPSV10とディスク装置DISK10との接続を示す太い破線とが、図4に対して削除される。そして、返却された論理サーバLSV0と、返却前に論理サーバLSV0に接続されたディスク装置DISK10とが細い一点鎖線で接続される。
一方、管理装置MNGは、演算処理装置PSV63とディスク装置DISK10とをスイッチ装置SWを介して接続させ、論理プラットフォームLPSGW上に論理サーバLSV1(ストレージゲートウェイSGW;処理装置)を構築する。論理プラットフォームLPSGW上の論理サーバLSV1は、処理装置の演算資源を示す。論理サーバLSV1内に記載したディスク装置は、処理装置の記憶資源を示し、論理サーバLSV内のディスク装置に付した数値は、ディスクプールDSKP内で返却されたディスク装置DISKの番号を示す。そして、管理装置MNGは、論理プラットフォームLPSGW上の論理サーバLSV1(処理装置)の演算資源と記憶資源とを、ネットワークSNWを介して端末装置TM1に提供する。
例えば、返却されたディスク装置DISK10は、論理ストレージ装置LSTRG1の論理ディスクLDISK1として、論理プラットフォームLP1に定義される。このため、図13では、ディスク装置DISK10と、ストレージゲートウェイSGWとして動作する物理サーバPSV63との接続を示す太い実線が追加される。また、物理サーバPSV63を論理プラットフォームLPSGWの論理サーバLSV1として割り当てたことを示す太い破線が追加される。さらに、ストレージゲートウェイSGWとして動作する論理サーバLSV1が、ディスク装置DISK10を論理ディスクLDISK1として割り当てたことを示す太い一点鎖線が追加される。論理ストレージ装置LSTRG1および論理ディスクLDISK1は、図4の破線から使用中であることを示す実線に変化する。
ディスク装置DISK10が論理ディスクLDISK1として割り当てられることは、図9に示したデータベースDSKDBの接続LDISKに格納された値により判定される。また、ディスク装置DISK10用のストレージゲートウェイSGWが物理サーバPSV63により実現されることは、図10に示したデータベースLSVDBの割り当てPSVに格納された値により判定される。
なお、端末TM1(利用者US1)が論理サーバLSV0の貸し出しを申請した場合、情報処理システムSYS2の接続状態は、図13に示す状態から図4に示す状態に変化する。返却処理により物理サーバPSVから切り離されたディスク装置DISKに格納された情報は、消去されることなく保持される。利用者USは、論理サーバLSVの貸し出しを再度申請することで、返却したディスク装置DISKを使用可能になる。さらに、利用者USは、ストレージゲートウェイSGWにより、論理サーバLSVの返却後に、返却したディスク装置DISKにアクセス可能である。
図14は、図13に示した接続状態におけるデータベースPSVDBの例を示す。図14において網掛けで示した領域は、設定された情報が図8と相違する。
論理プラットフォームLP1の論理サーバLSV0(すなわち、物理サーバPSV10)が返却された場合、管理装置MNGは、物理サーバPSV10に対応する状態フラグの領域を”貸し出し”状態から”空き”状態に変更する。また、管理装置MNGは、物理サーバPSV63に対応する状態フラグの領域を”空き”状態から”貸し出し”状態に変更する。データベースPSVDBの他の領域の状態は、図8と同様である。
なお、管理装置MNGは、論理プラットフォームLP1の論理サーバLSV0が物理サーバPSV10に対応することを、図10に示したデータベースLSVDBのLPID、LSVIDおよび割り当てPSVの領域に格納された値から判定する。また、管理装置MNGは、論理プラットフォームLPSGW(LP255)の論理サーバLSV1が物理サーバPSV63に対応することを、図10に示したデータベースLSVDBのLPID、LSVIDおよび割り当てPSVの領域に格納された値から判定する。
図15は、図13に示した接続状態におけるデータベースDSKDBの例を示す。図15において網掛けで示した領域は、設定された情報が図9と相違する。ディスク装置DISK10が論理ディスクLDISK1として論理プラットフォームLP1に提供された場合、管理装置MNGは、ディスク装置DISK10に対応する接続PSVの領域を”10”から”63”に変更する。データベースDSKDBの他の領域の状態は、図9と同様である。なお、管理装置MNGは、論理ディスクLDISK1を提供するストレージゲートウェイSGWを物理サーバPSV63に割り当てることを、予め認識する。
図16は、図13に示した接続状態におけるデータベースLSVDBの例を示す。図16において網掛けで示した領域は、設定された情報が図10と相違する。論理プラットフォームLP1の論理サーバLSV0(すなわち、物理サーバPSV10)が返却された場合、管理装置MNGは、割り当てPSVの領域を”10”から論理サーバLSV0がどの物理サーバPSVにも接続されないことを示す”−1”に変更する。データベースLSVDBの他の領域の状態は、図10と同様である。
図17は、図3に示した情報処理システムSYS2におけるサーバPSVの貸し出し処理の例を示す。図17に示す処理は、管理装置MNGがプログラムを実行することにより実現される。すなわち、図17は、管理装置MNGが実行する情報処理システムSYS2の制御方法の例を示す。
端末TM(利用者US)から論理サーバLSVの貸し出しの申請を受けた場合、ステップS100において、管理装置MNGは、図16に示したデータベースLSVDBを参照し、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに対応する領域に格納された情報を読み出す。例えば、割り当てPSVの領域に格納された値が読み出される。
次に、ステップS102において、管理装置MNGは、データベースLSVDBの割り当てPSVの領域から読み出した値に基づいて、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVを物理サーバPSVに割り当て中か否かを判定する。論理サーバLSVが物理サーバPSVに割り当て中でない場合、処理はステップS104に移行され、論理サーバLSVが物理サーバPSVに割り当て中の場合、処理はステップS132に移行される。
ステップS104において、管理装置MNGは、図15に示したデータベースDSKDBを参照する。
ステップS106において、管理装置MNGは、データベースDSKDBから読み出した情報に基づいて、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKが存在するか否かを判定する。さらに、管理装置MNGは、論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKが存在する場合、データベースDSKDBの接続PSVの領域に格納された値に基づいて、ディスク装置DISKに物理サーバPSVが接続中か否かを判定する。ディスク装置DISKに物理サーバPSVが接続中の場合、処理はステップS150に移行される。貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKが存在しない場合、または、ディスク装置DISKに物理サーバPSVが非接続の場合、処理はステップS108に移行される。
ステップS108において、管理装置MNGは、データベースDSKDBの接続PSVの領域に格納された値に基づいて、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKがストレージゲートウェイSGWに接続中か否かを判定する。ディスク装置DISKがストレージゲートウェイSGWに接続中の場合、処理はステップS110に移行され、ディスク装置DISKがストレージゲートウェイSGWに非接続の場合、処理はステップS132に移行される。
ステップS110において、管理装置MNGは、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKを割り当てる論理ディスクLDISKが、貸し出しが申請された論理サーバLSV以外の論理サーバLSVで使用中か否かを判定する。例えば、管理装置MNGは、ディスク装置DISKを割り当てる論理ディスクLDISKが使用中か否かをストレージゲートウェイSGWに問い合わせ、ストレージゲートウェイSGWからの回答を受ける。論理ディスクLDISKが使用中の場合、処理はステップS130に移行され、論理ディスクLDISKの論理ストレージ装置LSTRGからの削除により問題が発生することが回避される。ディスク装置DISKが論理ディスクLDISKとして未使用である場合、処理はステップS112に移行され、論理ディスクLDISKを削除する処理が実行される。
ステップS112において、管理装置MNGは、図7に示したデータベースUSDBのLSTRG名の領域から論理ストレージ装置LSTRGの名称を読み出す。また、管理装置MNGは、図15に示したデータベースDSKDBにおいて、貸し出しが申請された論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKの固有アドレスおよび論理ディスクLDISKの番号(接続LDISK)を読み出す。
そして、管理装置MNGは、ストレージゲートウェイSGWに、論理ストレージ装置LSTRGの名称、ディスク装置DISKの固有アドレスおよび論理ディスクLDISKの番号を通知し、論理ディスクLDISKの削除を指示する。ストレージゲートウェイSGWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、論理ディスクLDISKを削除する。
次に、ステップS114において、管理装置MNGは、論理ディスクLDISKを削除した論理ストレージ装置LSTRGに割り当てられた他の論理ディスクLDISKの数を判定する。論理ストレージ装置LSTRGに割り当てられた他の論理ディスクLDISKが存在しない場合、処理はステップS116に移行され、論理ストレージ装置LSTRGを削除する処理が実行される。論理ストレージ装置LSTRGに割り当てられた他の論理ディスクLDISKが存在する場合、処理はステップS118に移行される。
ステップS116において、管理装置MNGは、図7に示したデータベースUSDBから削除する論理ストレージ装置LSTRGの名称(LSTRG名)を読み出す。そして、管理装置MNGは、ストレージゲートウェイSGWに対して、論理ストレージ装置LSTRGの名称を通知し、論理ストレージ装置LSTRGの削除を指示する。ストレージゲートウェイSGWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVを提供する論理プラットフォームLPから割り論理ストレージ装置LSTRGを削除する。
なお、論理ディスクLDISKの割り当てがない論理ストレージ装置LSTRGが論理プラットフォームLP上に存在してもよい場合、ステップS114、S116の処理は省略されてもよい。
ステップS118において、管理装置MNGは、図16に示したデータベースLSVDBの割り当てPSVの領域から、論理ディスクLDISKを削除したストレージゲートウェイSGWに割り当てられた物理サーバPSVの番号を読み出す。また、管理装置MNGは、図15に示したデータベースDSKDBから、ストレージゲートウェイSGWに割り当てられた物理サーバPSVに接続されたディスク装置DISKの番号を判定する。
そして、管理装置MNGは、スイッチ装置SWに物理サーバPSVの番号とディスク装置DISKの番号とを通知し、論理ディスクLDISKに割り当てられたディスク装置DISKの物理サーバPSVからの切り離しを指示する。例えば、ディスク装置DISKと物理サーバPSVとの切り離しの指示は、図6に示したスイッチ制御部SWCNTが実行する。スイッチ装置SWは、スイッチ制御部SWCNTからの指示に基づいて、ディスク装置DISKと物理サーバPSVとを切り離す。すなわち、削除した論理ディスクLDISKに対応するディスク装置DISKは、ストレージゲートウェイSGWから切り離される。
一方、論理ディスクLDISKが使用中の場合、ステップS130において、管理装置MNGは、利用者USの端末TMに論理ディスクLDISKの使用を停止する停止要求を通知する。例えば、管理装置MNGから停止要求の通知を受けた端末TMは、論理ディスクLDISKにアクセスする他の論理サーバLSVに、論理ディスクLDISKへのアクセスを停止させる。これにより、他の論理サーバLSVがアクセス中の論理ディスクLDISKが突然遮断されることを回避でき、情報処理システムSYS2から貸し出された論理サーバLSVにより実行されるデータ処理等の信頼性を向上することができる。
次に、ステップS132において、管理装置MNGは、利用者USの端末TMに論理サーバLSVの貸し出しが失敗したことを通知し、貸し出し処理を終了する。
一方、ステップS150において、管理装置MNGは、図14に示したデータベースPSVDBを参照し、物理サーバPSVの使用状況を調べる。例えば、状態フラグが”空き”状態の物理サーバPSVが検索される。
ステップS152において、管理装置MNGは、データベースPSVDBの状態フラグの検索結果に基づいて、空きの物理サーバPSVがあるか否かを判定する。空きの物理サーバPSVがある場合、処理はステップS154に移行され、空きの物理サーバPSVを論理サーバLSVとして貸し出す処理が実行される。空きの物理サーバPSVがない場合、処理はステップS132に移行され、論理サーバLSVの貸し出しの失敗を利用者USに通知する処理が実行される。
ステップS154において、管理装置MNGは、スイッチ装置SWに、空きの物理サーバPSVの番号と、貸し出しの申請を受けた論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKの番号とを通知し、空きの物理サーバPSVとディスク装置DISKとの接続を指示する。スイッチ装置SWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、空きの物理サーバPSVとディスク装置DISKとを接続する。
次に、ステップS156において、管理装置MNGは、図7に示したデータベースUSDBと、図14に示したデータベースPSVDBと、図11に示したデータベースNSWDBとを参照する。例えば、管理装置MNGは、データベースUSDBにおいて、貸し出しを申請した利用者USに対応するIPアドレス範囲(LP)の領域に格納された情報を読み出す。管理装置MNGは、データベースPSVDBにおいて、空きの物理サーバPSVに対応するTOR番号およびTORポート番号の領域に格納されたスイッチTOR−SWの番号およびスイッチTOR−SWのポート番号を読み出す。また、管理装置MNGは、データベースNSWDBにおいて、データベースPSVDBから読み出したスイッチTOR−SWの番号に対応するIPアドレスを読み出す。
ステップS158において、管理装置MNGは、ステップS156で読み出した情報に基づいて、空きの物理サーバPSVに接続されたスイッチTOR−SWにアクセスし、スイッチTOR−SWのネットワーク設定を変更する。これにより、空きの物理サーバPSVが論理サーバLSVとして利用者USに貸し出され、貸し出し処理は終了する。
図18は、図3に示した情報処理システムSYS2におけるサーバPSVの返却処理の例を示す。図18に示す処理は、管理装置MNGがプログラムを実行することにより実現される。すなわち、図18は、管理装置MNGが実行する情報処理システムSYS2の制御方法の例を示す。
端末TM(利用者US)から論理サーバLSVの返却の申請を受けた場合、ステップS200において、管理装置MNGは、図10に示したデータベースLSVDBを参照し、返却が申請された論理サーバLSVに対応する領域に格納された情報を読み出す。例えば、割り当てPSVの領域に格納された値が読み出される。
次に、ステップS202において、管理装置MNGは、データベースLSVDBの割り当てPSVの領域から読み出した値に基づいて、返却が申請された論理サーバLSVが物理サーバPSVに割り当て中か否かを判定する。論理サーバLSVが物理サーバPSVに割り当て中の場合、処理はステップS204に移行され、サーバLSVが物理サーバPSVに割り当て中でない場合、処理はステップS222に移行される。
ステップS204において、管理装置MNGは、図15に示したデータベースDSKDB、図7に示したデータベースUSDB、図11に示したデータベースNSWDBを参照する。
ステップS206において、管理装置MNGは、データベースDSKDBから読み出した情報に基づいて、返却が申請された論理サーバLSVとして割り当てられた物理サーバPSVおよび物理サーバPSVに接続されたディスク装置DISKが存在するか否かを判定する。物理サーバPSVおよびディスク装置DISKが存在する場合、処理はステップS208に移行される。物理サーバPSVおよびディスク装置DISKが存在しない場合、処理はステップS222に移行される。
ステップS208において、管理装置MNGは、ステップS204で読み出した情報に基づいて、返却が申請された論理サーバLSVとして割り当てられた物理サーバPSVに接続されたスイッチTOR−SWのネットワーク設定を変更する。これにより、返却が申請された論理サーバLSVとして割り当てられた物理サーバPSVへのネットワークのパスが遮断される。
次に、ステップS210において、管理装置MNGは、図10に示したデータベースLSVDBの割り当てPSVの領域から、返却が申請された論理サーバLSVとして割り当てられた物理サーバPSVの番号を読み出す。また、管理装置MNGは、データベースLSVDBのDISKリストの領域から、返却が申請された論理サーバLSVに接続されるディスク装置DISKの番号を読み出す。
そして、管理装置MNGは、スイッチ装置SWに物理サーバPSVの番号とディスク装置DISKの番号とを通知し、論理ディスクLDISKに割り当てられたディスク装置DISKの物理サーバPSVからの切り離しを指示する。例えば、ディスク装置DISKと物理サーバPSVとの切り離しの指示は、図6に示したスイッチ制御部SWCNTが実行する。スイッチ装置SWは、スイッチ制御部SWCNTからの指示に基づいて、ディスク装置DISKと物理サーバPSVとを切り離す。
次に、ステップS212において、管理装置MNGは、返却が申請された論理サーバLSVに対応するディスク装置DISKが論理ディスクLDISKとして使用中か否かを判定する。論理ディスクLDISKが使用中の場合、処理はステップS214に移行され、ディスク装置DISKが論理ディスクLDISKとして使用中でない場合、処理はステップS222に移行される。
ステップS214において、管理装置MNGは、図10に示したデータベースLSVDBにおいて、返却が申請された論理サーバLSVに対応するストレージゲートウェイSGWの割り当てPSVの領域から物理サーバPSVの番号を読み出す。そして、管理装置MNGは、スイッチ装置SWに物理サーバPSVの番号とステップS210で通知したディスク装置DISKの番号とを通知し、ストレージゲートウェイSGWとして動作する物理サーバPSVへのディスク装置DISKの接続を指示する。例えば、ディスク装置DISKと物理サーバPSVとの接続の指示は、図6に示したスイッチ制御部SWCNTが実行する。スイッチ装置SWは、スイッチ制御部SWCNTからの指示に基づいて、ディスク装置DISKと物理サーバPSVと接続する。
ステップS216において、管理装置MNGは、返却が申請された論理サーバLSVに対応する論理プラットフォームLP上に論理ストレージ装置LSTRGが存在するか否かを判定する。例えば、管理装置MNGは、図8に示したデータベースPSVDBにおいて、ストレージゲートウェイSGWに対応する物理サーバPSVの状態フラグが貸し出し中の場合、ストレージ装置LSTRGの存在を判定する。論理ストレージ装置LSTRGが存在する場合、処理はステップS220に移行される。論理ストレージ装置LSTRGが存在しない場合、処理はステップS218に移行され、論理ストレージ装置LSTRGを論理プラットフォームLP上に作成する処理が実行される。
ステップS218において、管理装置MNGは、図7に示したデータベースUSDBのLSTRG名から、作成する論理ストレージ装置LSTRGの名称を読み出す。そして、管理装置MNGは、返却が申請された論理サーバLSVを提供する論理プラットフォームLPに対応するストレージゲートウェイSGWに、図7に示したデータベースUSDB内の情報を通知し、論理ストレージ装置LSTRGの作成を指示する。
例えば、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGの名称(LSTRG名)、IPアドレス(LSTRG)および論理プラットフォームLPを示すNWID(LP)(例えば、VLAN ID)を通知する。ストレージゲートウェイSGWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、返却が申請された論理サーバLSVが定義される論理プラットフォームLP上に論理ストレージ装置LSTRGを作成する。
次に、ステップS220において、管理装置MNGは、図7に示したデータベースUSDBのLSTRG名の領域から論理ストレージ装置LSTRGの名称を読み出す。また、管理装置MNGは、図9に示したデータベースDSKDBにおいて、返却が申請された論理サーバLSVに紐付けられたディスク装置DISKの固有アドレスおよび論理ディスクLDISKの番号(接続LDISK)を読み出す。
管理装置MNGは、返却が申請された論理サーバLSVを提供する論理プラットフォームLPに対応するストレージゲートウェイSGWに、論理ストレージ装置LSTRGの名称、論理ディスクLDISKおよびディスク装置DISKの固有アドレスの番号を通知する。そして、管理装置MNGは、ストレージゲートウェイSGWに論理ディスクLDISKの作成を指示する。ストレージゲートウェイSGWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、論理ディスクLDISKを作成し、返却処理が終了する。
一方、ステップS222において、管理装置MNGは、利用者USの端末TMに論理サーバLSVの返却が失敗したことを通知し、返却処理を終了する。端末TM(利用者US)に論理サーバLSVの返却が失敗したことを通知することで、例えば、端末TMが論理サーバLSVを用いて実行するプログラムの誤り等が検出可能になる。
図19は、図3に示した管理装置MNGとストレージゲートウェイSGW間の通信の例を示す。例えば、管理装置MNGおよびストレージゲートウェイSGWは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて通信するWeb API(Application Programming Interface)を有する。例えば、Web APIは、REST(REpresentational State Transfer)に準拠する。
図19は、管理装置MNGがストレージゲートウェイSGWに発行するSCSIターゲットの作成、削除の要求および論理ディスクLDISKの作成、削除の要求の例を示す。なお、管理装置MNGおよびストレージゲートウェイSGWは、HTTP以外のプロトコルを用いて通信してもよい。
図19において、”Target”および”LUN(またはlun)”は、論理ストレージ装置LSTRGおよび論理ディスクLDISKをそれぞれ示し、”disk”は、ディスク装置DISKを示す。パラメータ”targetname”、”ipaddress”および”vlanid”は、図7に示したLSTRG名、IPアドレス(LSTRG)およびNWID(LP)をそれぞれ示す。パラメータ”lunnumber”および”diskid”は、図9および図15に示した接続LDISKおよび固有アドレスをそれぞれ示す。
図20は、図3に示した情報処理システムSYS2における複数のストレージゲートウェイSGWの選択処理の例を示す。例えば、図20に示す処理は、図18に示した返却処理において、ステップS218で論理ストレージ装置LSTRGを作成する場合と、ステップS220で論理ディスクLDISKを作成する場合にそれぞれ実行される。なお、ステップS218、S220において、1つのストレージゲートウェイSGWが使用される場合、図20の処理は実行されない。また、図20に示す処理は、管理装置MNGがプログラムを実行することにより実現される。すなわち、図20は、管理装置MNGが実行する情報処理システムSYS2の制御方法の例を示す。
まず、ステップS300において、管理装置MNGは、図10に示したデータベースLSVDBのLSTRG名リストを参照し、各ストレージゲートウェイSGWが実行中の論理ストレージ装置LSTRGの名称を読み出す。
次に、ステップS302において、管理装置MNGは、ステップS300で読み出した論理ストレージ装置LSTRGの名称に基づいて、論理ストレージ装置LSTRGを提供中のストレージゲートウェイSGWが存在するか否かを判定する。すなわち、管理装置MNGは、論理サーバLSVの返却が申請された論理プラットフォームLPに論理ストレージ装置LSTRGが存在するか否かを判定する。
論理ストレージ装置LSTRGを提供中のストレージゲートウェイSGWが存在する場合、処理はステップS304に移行され、論理ストレージ装置LSTRGを提供中のストレージゲートウェイSGWが存在しない場合、処理はステップS306に移行される。なお、ステップS304の処理は、図18に示したステップS220の処理において実行され、ステップS306およびそれ以降の処理は、図18に示したステップS218の処理において実行される。
ステップS304において、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGを提供中のストレージゲートウェイSGWに割り当てられた論理サーバLSVを選択し、図20に示す処理を終了する。この後、管理装置MNGは、図18に示したステップS220において、返却が申請された論理サーバLSVを提供する論理プラットフォームLPに対応するストレージゲートウェイSGWに論理ディスクLDISKの作成を指示する。
論理ストレージ装置LSTRGを提供中のストレージゲートウェイSGWが存在しない場合、ステップS306において、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGを提供可能な余裕のあるストレージゲートウェイSGWが存在するか否かを判定する。すなわち、管理装置MNGは、物理サーバPSVを割り当て中のストレージゲートウェイSGWの中で、提供中の論理ストレージ装置LSTRGの数が上限値未満のストレージゲートウェイSGWがあるか否かを判定する。
論理ストレージ装置LSTRGを提供可能なストレージゲートウェイSGWが存在する場合、処理はステップS308に移行され、論理ストレージ装置LSTRGを提供可能なストレージゲートウェイSGWが存在しない場合、処理はステップS310に移行される。
ステップS308において、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGを提供可能なストレージゲートウェイSGWのうち、例えば、IDが最小のストレージゲートウェイSGWを選択する。なお、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGを提供中の数が、他のストレージゲートウェイSGWよりも少ないストレージゲートウェイSGWを選択してもよい。
一方、論理ストレージ装置LSTRGを提供可能なストレージゲートウェイSGWが存在しない場合、ステップS310において、管理装置MNGは、ストレージゲートウェイSGWとして未割り当ての空きの論理サーバLSVを選択する。ストレージゲートウェイSGWとして未割り当ての空きの論理サーバLSVが複数存在する場合、管理装置MNGは、番号(ID)が他の論理サーバLSVの番号より小さい論理サーバLSVを選択する。そして、管理装置MNGは、論理サーバLSVを割り当てる物理サーバPSVを起動し、新たなストレージゲートウェイSGWとして割り当てる。ストレージゲートウェイSGWを割り当てる論理サーバLSVが不足した場合に、論理サーバLSVに対応する新たな物理サーバPSVを起動することで、物理サーバPSVを常に起動させる場合に比べて、情報処理システムSYS2の消費電力を削減できる。
次に、ステップS312において、管理装置MNGは、ステップS310で割り当てたストレージゲートウェイSGWに対応する論理サーバLSVを選択し、図20に示した処理を終了する。この後、管理装置MNGは、図18に示したステップS218において、ステップS312で選択した論理サーバLSVに対応するストレージゲートウェイSGWに論理ストレージ装置LSTRGの作成を支持する。
図21は、図3に示した情報処理システムSYS2における複数のストレージゲートウェイSGWを用いたサーバPSVの貸し出し処理の例を示す。図21に示す処理は、管理装置MNGがプログラムを実行することにより実現される。すなわち、図21は、管理装置MNGが実行する情報処理システムSYS2の制御方法の例を示す。図17と同一または同様の処理については、同じ符号を示し、詳細な説明は省略する。
図21は、図17に対して、ステップS140、S142、S144を追加している。ステップS100−S118、S130、S132、S150−S158の処理は、図17と同様である。
ステップS140は、ステップS118の処理の後に実行される。ステップS140において、管理装置MNGは、論理サーバLSVの貸し出し処理により、対応するストレージゲートウェイSGW上に存在する論理ストレージ装置LSTRGが”0”になったか否かを判定する。例えば、1つのストレージ装置LSTRGが作成されたストレージゲートウェイSGWからストレージ装置LSTRGが削除された場合、ストレージゲートウェイSGW上に存在する論理ストレージ装置LSTRGが”0”になる。
ストレージゲートウェイSGW上に存在する論理ストレージ装置LSTRGが”0”になった場合、処理はステップS142に移行される。ストレージゲートウェイSGW上に存在する論理ストレージ装置LSTRGが”0”でない場合、処理はステップS150に移行される。
ステップS142において、管理装置MNGは、論理ストレージ装置LSTRGが存在しないストレージゲートウェイSGWのシャットダウンを指示する。ストレージゲートウェイSGWは、管理装置MNGからの指示に基づいて、シャットダウン処理を実行し、動作を停止する。ストレージゲートウェイSGWを割り当てる論理サーバLSVが余った場合に、余った論理サーバLSVに対応する物理サーバPSVを停止することで、物理サーバPSVを常に起動させる場合に比べて、情報処理システムSYS2の消費電力を削減できる。
ステップS144において、管理装置MNGは、図18に示したステップS208と同様に、ストレージゲートウェイSGWとして動作した物理サーバPSVに接続されたスイッチTOR−SWのネットワーク設定を変更する。これにより、ストレージゲートウェイSGWとして動作した物理サーバPSVへのネットワークのパスが遮断される。
論理サーバLSVの貸し出し処理により、論理ストレージ装置LSTRGが存在しなくなったストレージゲートウェイSGWの動作を停止することで、情報処理システムSYS2の消費電力を削減することができる。
以上、図3から図21に示した実施形態においても、図1および図2に示した実施形態と同様に、例えば、端末装置TM1は、物理サーバPSV10に対応する論理サーバLSV0を返却した後に、ディスク装置DISK10にアクセスできる。すなわち、端末装置TM1は、論理サーバLSV0の貸し出し中にディスク装置DISK10に書き込んだ情報を、論理サーバLSV0の返却中に参照できる。また、端末装置TM1は、論理サーバLSV1の返却中にディスク装置DISK1(論理ディスクLDISK1)に格納したデータ等を、論理サーバLSV1の貸し出しを再度受けた後に参照できる。
さらに、図3から図21に示した実施形態では、ストレージゲートウェイSGWを割り当てる論理サーバLSVに対応する物理サーバPSVを、論理ストレージ装置LSTRGの提供の状態に応じて、起動または停止する。これにより、物理サーバPSVを常に起動させる場合に比べて、情報処理システムSYS2の消費電力を削減できる。また、各ストレージゲートウェイSGWにより、複数の論理プラットフォームLPに定義する論理ストレージ装置LSTRGを互いに独立して提供できる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。