JP6105170B2 - ディスプレイ駆動方法、ディスプレイコントローラ及び電気湿潤ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ駆動方法、ディスプレイコントローラ及び電気湿潤ディスプレイ装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスプレイ駆動方法に関する
ディスプレイコントローラ及びディスプレイデバイスを有する電気湿潤ディスプレイ装置が知られている。こうしたディスプレイデバイスのディスプレイ要素は2つの浸漬可能な流体を含む。流体の構成は、ディスプレイ要素に電圧を印加することによって制御され、それにより、ディスプレイ効果を形成することができる。データがディスプレイコントローラに入力されると、ディスプレイ要素を、データ、例えばビデオ画像を表示するように制御することができる。
ディスプレイ装置の電力消費を低減することが望ましい。
各フレームにおいてグレーレベルを表示するための少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法。方法は、後続のフレーム間の少なくとも1つのディスプレイ要素のグレーレベルの変化を決定する。グレーレベルの変化に応じて、ディスプレイ要素を、DC駆動またはAC駆動することができる。
例示的なディスプレイデバイスを概略的に示す図である。 例示的なディスプレイ装置の略断面図である。 例示的なディスプレイ装置を概略的に示す図である。 アクティブマトリクス駆動方法の線図である。 DC−AC駆動方法の電圧線図である。 方法の一実施形態を概略的に示す図である。 2つのフレーム間のディスプレイ効果の変化のヒストグラムである。 行インタリーブ駆動方法のステージを概略的に示す図である。 行インタリーブ式駆動方法の線図である。 行でないインタリーブ式の駆動方法の線図である。 行インタリーブ式駆動方法の線図である。 カラーレンダリングのためのサブディスプレイ要素のレイアウトを示す図である。 カラーレンダリングのためのサブディスプレイ要素のレイアウトを示す図である。 アナログパルス幅変調駆動方法の線図である。 複数データ書込み駆動方法の線図である。
以下の詳細な説明は、その中で、種々の実施形態に共通の概念が提示されることになる一般的な駆動方法をまず述べる。詳述される以下の実施形態は、4つのクラスにグループ化され、各グループは、クラスについて実施形態の特徴を述べる。実施形態はクラスにグループ化されるが、1つのクラスの実施形態について開示される技法及び特徴は、他のクラスの1つ又は複数のクラスの実施形態に関して一般に含まれる可能性がある。1つのクラスの実施形態提において提供される技法及び特徴の改善は、同様に、他のクラスの1つ又は複数のクラスの実施形態に含まれる場合がある。
一般的なディスプレイ駆動方法
図1は、電気湿潤デバイスの一例の一部の線図的断面図を示す。この例において、デバイスは、複数の電気湿潤セルを含む電気湿潤ディスプレイデバイス1であり、電気湿潤セルは、その中の1つが図に示されるディスプレイ要素2である。ディスプレイ要素の横方向広がりは、2つの破線3、4によって図に示される。ディスプレイ要素は、第1の支持プレート5及び第2の支持プレート6を備える。支持プレートは、各ディスプレイ要素の別個の部分である場合があるが、支持プレートは、複数のディスプレイ要素によって共有される場合がある。支持プレートは、ガラスまたはポリマー基材6、7を含む場合があり、また、剛性または可撓性がある場合がある。
ディスプレイデバイスは、ディスプレイデバイスによって形成される画像またはディスプレイをその上で観察することができる観察側面8及び後側面9を有する。図において、第1の支持プレート5は後側面9を規定し、第2の支持プレート6は観察側面を規定し、代替的に、第1の支持プレートは観察側面を規定する場合がある。ディスプレイデバイスは、反射型、透過型、またはトランスフレクチブ(反射型、透過型を兼ねたタイプ)であるとすることができる。ディスプレイデバイスは、セグメント化ディスプレイ型であるとすることができ、セグメント化ディスプレイ型において、それぞれが幾つかのディスプレイ要素を含むセグメントから画像を構築することができる。ディスプレイデバイスは、アクティブマトリクス駆動式ディスプレイデバイス、直接駆動ディスプレイデバイス、またはパッシブ駆動式ディスプレイデバイスである場合がある。複数のディスプレイ要素は単色であるとすることができる。カラーディスプレイデバイスの場合、ディスプレイ要素を、グループであって、それぞれが異なるカラーを有するグループに分割することができ、代替的に、個々のディスプレイ要素は、異なるカラーを示すことができる場合がある。
支持プレート間の空間10は、2つの流体、すなわち、その一方が液体である場合がある第1の流体11及び第2の流体12で充填される。第2の流体は、第1の流体に浸漬可能である。第2の流体は、電気的伝導性があるかまたは極性があり、また、水または水中の塩化カリウムの溶液等の塩類溶液であるとすることができる。第2の流体は、透明である場合があるが、代わりに、着色済み、白、吸収性、または反射性がある場合がある。第1の流体は、電気的非伝導性であり、また、例えば、ヘキサデカンのようなアルカンである場合がある、または、シリコーンオイル等のオイルである場合がある。
第1の流体は、光スペクトルの少なくとも一部を吸収する。第1の流体は、光スペクトルの一部について透過性があり、カラーフィルタを形成することができる。この目的のために、第1の流体を、顔料粒子または染料の添加によって着色することができる。代替的に、第1の流体は、黒である、すなわち、光スペクトルの実質的に全ての部分を吸収する、または、反射性がある場合がある。反射性の第1の流体は、全可視スペクトルを反射し、層を白く見えるようにさせる、または、その一部は、層を、カラーを持つようにさせる。
支持プレート5は絶縁層13を含む。絶縁層は透明性または反射性がある場合がある。絶縁層13は、ディスプレイ要素の壁の間に延在することができる。第2の流体12と、絶縁層の下に配列された電極との間の短絡を回避するため、絶縁層の複数の層が、図に示すように、複数のディスプレイ要素2にわたって遮断されず延在することができる。絶縁層は、ディスプレイ要素2の空間10を向く表面14を有する。この例では、表面14は疎水性である。絶縁層の厚さは、2マイクロメートル未満である場合があり、また、1マイクロメートル未満である場合がある。
絶縁層は、疎水性層である場合があり、代替的に、絶縁層は、図に示すように、疎水性層15及び所定の誘電体特性を有する障壁層16を含む場合があり、疎水性層15は空間を10向く。疎水性層は、図1に概略的に示され、Teflon(登録商標)AF1600で形成することができる。障壁層16は、100ナノメートル及び150ナノメートルとの間の、基材の平面に垂直な方向に採取された厚さを有することができ、また、酸化シリコンか、窒化シリコンか、またはこれらの積重体(例えば、酸化シリコン−窒化シリコン−酸化シリコン)のような無機材料、或は、ポリイミドまたはパリレンのような有機材料から作ることができる。障壁層は、異なる誘電率を有する複数の層を備えることができる。
表面14の疎水性特徴は、第1の流体11に、絶縁層13に優先的に付着させる。その理由は、第1の流体が、第2の流体に比べて、絶縁層13の表面に関して高い湿潤性を有するからである。湿潤性は、固体の表面についての流体の相対的親和性に関連する。湿潤性を、流体と固体の表面との間の接触角によって測定することができる。接触角は、流体−固体境界における流体と固体との間の表面張力の差によって決定される。例えば、表面張力の大きな差は疎水性特性を示す可能性がある。
各要素2は、支持プレート5の一部として電極17を含む。図示する例において、1要素について1つのこうした電極17が存在する。電極17は、絶縁層13によって流体から分離され、近傍のディスプレイ要素の電極は非伝導性層によって分離される。幾つかの例において、更なる層(複数)を、絶縁層13と電極17との間に配列することができる。電極17は、任意の所望の形状または形態である可能性がある。ディスプレイ要素の電極17は、図に概略的に示す信号ライン18によって電圧信号を供給される。第2の信号ライン19は、伝導性の第2の流体12と接触状態にある電極25に接続される。全ての要素が、壁によって遮断されず、第2の流体によって流体的に相互接続されかつ第2の流体を共有するとき、この電極は、全ての要素に共通であるとすることができる。ディスプレイ要素2は、信号ライン18と19との間に印加される電圧Vによって制御される可能性がある。基材7上の電極17はディスプレイ制御装置に結合される。行と列で配列されるマトリクス形態で配列されるディスプレイ要素を有するディスプレイデバイスにおいて、電極は基材7上の制御ラインのマトリクスに結合される可能性がある。
第1の流体11は、この例において、ディスプレイ要素の断面に続く壁20によって1つのディスプレイ要素に制限される。ディスプレイ要素の断面は、任意の形状を有することができ、ディスプレイ要素がマトリクス形態で配列されるとき、断面は、通常、正方形かまたは長方形である。壁は、絶縁層13から突出する構造として示されるが、代わりに、親水性かまたは疎水性の低い層等の、第1の流体をはじく支持プレートの表面層である場合がある。壁は、第1の支持プレートから第2の支持プレートまで延在することができるが、代わりに、図1に示すように、第1の支持プレートから第2の支持プレートまで部分的に延在することができる。破線3及び4で示すディスプレイ要素の広がりは、壁20の中心によって規定される。破線21及び22で示すディスプレイ要素の壁の間の表面のエリア14は、ディスプレイエリア23と呼ばれ、ディスプレイエリア23にわたって、観察側面8から観測されるディスプレイ効果が起こる。
電圧が印加されないとき、第1の流体11は、ディスプレイエリア23の広がりの上に層を形成し、ディスプレイ要素はクローズ状態になる。電圧が電極17、25に印加されると、第1の流体は収縮することになり、収縮は、より高い電圧の場合に強くなる。ディスプレイ要素は、ここでオープン状態になる。完全に収縮した第1の流体が、参照24によって図1に示される。
ディスプレイ効果は、上述した印加電圧Vの大きさに応じて、ディスプレイエリアによって規定される表面に第1の流体及び第2の流体が隣接する広がりに依存する。したがって、印加電圧Vの大きさは、電気湿潤セル内の第1及び第2の流体の構成を決定する。電気湿潤セルを1つの流体構成から異なる流体構成に切換えるとき、ディスプレイエリアに隣接する第2の流体の広がりが減少または増加することができ、そのとき、ディスプレイエリアに隣接する第1の流体の広がりがそれぞれ減少または増加する
図2は、第1の例示的な電気湿潤ディスプレイ装置201を概略的に示す。いわゆる直接駆動型のこの例において、ディスプレイ装置は、ディスプレイ駆動システム202及びディスプレイデバイス203を含む。表示されるデータは、入力ライン204を介してディスプレイ駆動システムに入力される。ディスプレイ駆動システムは、データを処理し、信号を信号ライン218上に出力して、ディスプレイデバイス203を駆動する。ディスプレイ駆動システム202は、ディスプレイコントローラ206及びディスプレイドライバ207を含む。ディスプレイコントローラは、入力ライン204を介して入力されるデータ処理するために少なくとも1つのプロセッサ208を含む。プロセッサは、コンピュータプログラム命令を含むことができる少なくとも1つのメモリ209に接続され、コンピュータプログラム命令は、少なくとも1つのメモリ及び少なくとも1つのプロセッサによって、ディスプレイコントローラが、本明細書で述べる実施形態による方法を実施するようにさせる。更に、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供することができ、コンピュータ可読命令は、コンピュータ化デバイスによって実行可能であり、本明細書で述べる実施形態に従って駆動する方法をコンピュータ化デバイスに実施させる。
ディスプレイコントローラは、ディスプレイデバイスで使用するためのデータを準備する。プロセッサ208の出力は、ライン210によってディスプレイドライバ207に接続され、ディスプレイドライバ207は、信号を、ディスプレイデバイス203用の適切な電圧に変換するドライバステージを含む。ディスプレイドライバはまた、ディスプレイドライバに入力されるシリアル信号をパラレル信号に変更して、ディスプレイデバイス203の電極の電圧を制御する。
図2は、ディスプレイデバイス203を平面図で示す。ディスプレイデバイスは、格子の小さな正方形で表される複数の電気湿潤セル211を含む。電気湿潤セル211は、図1に概略的に示すように電気湿潤セルの構造を有することができる。ディスプレイデバイス203の下側支持プレートは電極217を含み、電極217は、図1に示すように各セルについて別々に制御可能である場合がある、または、複数のセルが同時に駆動されるように複数のセルについて接続される場合がある。図2は、それぞれが複数のセルをカバーするハッチングされた電極217を示す。電極225は、ディスプレイデバイスの共有される第2の流体に電気接続され、電極225は、次に、共通信号ライン219によってディスプレイドライバ207に接続される。ディスプレイ効果は、電極225とそのセルの電極217との間の電圧を制御することによって各電気湿潤セル内で得られる可能性がある。
ディスプレイドライバ207及びおそらくはディスプレイコントローラ206は、図1に示す支持プレート5のうちの1つの支持プレート上に実装することができる回路内に統合することができる。図1のディスプレイデバイス3内の電気湿潤セル211及び電極26は、0から19の数字を表示するための数値ディスプレイデバイスを構成する。図1に示す数値ディスプレイデバイスは、直接駆動型のディスプレイデバイスの簡単な例である。例えば、白黒またはカラーで、文字、シンボル、または画像を示す多くの他の電極構成が実行可能である。各電極は、電極上の電圧を制御する、ディスプレイドライバ7内のドライバステージ(図1には示さず)に直接接続される。直接駆動ディスプレイの電気湿潤セル内の電極は、電気湿潤セルがディスプレイ効果を示す間ずっとドライバステージに接続される。1つの電極26によって制御される電気湿潤セルのグループは、ディスプレイ要素として働き、構成する電気湿潤セルは、サブディスプレイ要素と呼ばれる。静的または動的画像を提供する等のためのディスプレイ効果の表示中に、各電極26上の電圧は、ディスプレイドライバ7によって永久的にかつ同時に制御される。
図3は、第2の例示的な湿潤ディスプレイ装置31を概略的に示す。いわゆるアクティブマトリクス駆動型のこの例において、ディスプレイ装置は、ディスプレイ駆動システム及びディスプレイデバイス32を含む。ディスプレイ駆動システムは、ディスプレイコントローラ33、ディスプレイ行ドライバ34、及びディスプレイ列ドライバ35を含む。表示されるデータは、入力ライン36を介してディスプレイ駆動システムに入力される。ディスプレイコントローラは、入力ライン36を介して入力されるデータを処理するためにプロセッサ37を含む。プロセッサは、少なくとも1つのメモリ38に接続される。ディスプレイコントローラは、ディスプレイデバイスで使用するためにデータを準備する。
プロセッサ37の出力は、ライン39によってディスプレイ行ドライバ34に接続され、ディスプレイ行ドライバ34は、信号を、ディスプレイデバイス32用の適切な電圧に変換する行ドライバステージ40を含む。行信号ライン41は、行ドライバステージ40をディスプレイデバイス32の行に接続し、行選択信号をディスプレイデバイスの各行に提供する。
プロセッサ37の別の出力は、ライン42によってディスプレイ列ドライバ35に接続され、ディスプレイ列ドライバ35は、信号を、ディスプレイデバイス32用の適切な電圧に変換する列ドライバステージ43を含む。列信号ライン44は、列ドライバステージをディスプレイデバイス32の列に接続し、列信号をディスプレイデバイスの各列に提供する。
ディスプレイドライバは、ディスプレイドライバに入力されるデータを、ドライバステージに接続された複数の出力にわたって分配するための、図3に示さない分配器を備えることができる。分配器は、シフトレジスタであるとすることができる。図3は、図に示すディスプレイデバイスの列及び行だけのための信号ラインを示す。行ドライバを単一集積回路に統合することができる。同様に、列ドライバを単一集積回路に統合することができる。集積回路は、完全なドライバアセンブリを含むことができる。集積回路を、ディスプレイデバイスの支持プレート5または6上で統合することができる。集積回路は、全ディスプレイ駆動システムを含むことができる。
ディスプレイデバイス32は、マトリクスで配列される複数のディスプレイ要素を備える。図3は、k〜k+4とラベル付けられた5つの行及びl〜l+3とラベル付けられた4つの列用のディスプレイ要素を示す。共通ディスプレイデバイス用の行及び列の総数は、数百と数千との間の範囲にある場合がある。列lの、ピクセルとも呼ばれるディスプレイ要素は、m〜m+4とラベル付けされる。各ディスプレイ要素は、図2の電気湿潤セル20、21、22と同じ構造を有することができる。
ディスプレイデバイス32の各ディスプレイ要素は、1つまたは複数のトランジスタの形態のアクティブ要素を含む。トランジスタは薄膜トランジスタであるとすることができる。トランジスタはスイッチとして動作する。ディスプレイ要素の電極は、電極17及び25を有するキャパシタCpとして示される。キャパシタの電極25をグラウンドに接続するラインは図1に示す共通信号ライン19であり、キャパシタの電極17をトランジスタに接続するラインは図1に示す信号ライン18である。ディスプレイ要素は、貯蔵のために、または、状態を保持する継続時間または要素に印加される電圧をディスプレイデバイスにわたって均一にするためにオプションのキャパシタCsを含むことができる。このキャパシタは、Cpと並列に配列され、図3では別々に示されない。列ドライバは、ディスプレイ要素用の入力データに対応する信号レベルを提供する。行ドライバは、特定のディスプレイ効果においてその要素がセットされる行を選択するための信号を提供する。行を選択することは、行のディスプレイ要素のトランジスタをクローズ状態に切換える信号を行の信号ライン上に置くことを意味する。行の選択は、アクティブマトリクスディスプレイデバイスにおけるディスプレイ要素のアドレス指定の一部である。特定のディスプレイ要素は、特定のディスプレイ要素が位置する列に電圧を印加し、特定のディスプレイ要素が位置する行を選択することによってアドレス指定される。
ディスプレイ要素のトランジスタが、その行選択信号上でパルスを受信すると、トランジスタは、伝導し、その列ドライバの信号レベルを電気湿潤セルの電極17に渡す。トランジスタがオフされた後、セルにわたる電圧は、ディスプレイ要素用の次の行選択信号によってトランジスタが再びオンされるまで、実質的に維持されることになる。トランジスタがその間オフされている時間は、要素の保持状態と呼ばれる。このアクティブマトリクス駆動方法において、電気湿潤セルの電極は、電気湿潤セルがその間に或るディスプレイ効果を示す期間の開始時に一時的に駆動ステージに接続される。この接続中に、所望のディスプレイ効果に関連する電圧が電極に印加される。電気湿潤セルがドライバステージから外された後、電極上の電圧は、電気湿潤セルがその間にディスプレイ効果を示す期間中に1つまたは複数のキャパシタによって実質的に維持される。ディスプレイ要素が少なくとも1つのアクティブ要素、例えばトランジスタを含むため、方法は「アクティブ」と呼ばれる。
図4は、アクティブマトリクスディスプレイデバイスにおいてディスプレイ要素を駆動する例示的な方法の線図を示す。方法は、一連のフレーム中に画像を表示する。例えば、一画像は、一フレームの継続時間中に表示される。一フレーム中に、ディスプレイデバイスの全てのディスプレイ要素をアドレス指定することができ、マトリクスにおいて、ディスプレイデバイスのマトリクスの全ての行が一フレーム中にアドレス指定または選択される。図4は、2つの連続するフレームp及びp+1について時間tの関数として2つの列信号Vl及びVl+1並びに5つの行選択信号Vk、…、Vk+4を示す。
図4においてフレームpの開始時に示すように、行kが行選択信号k上のパルスによって選択されるとき、行kの各ディスプレイ要素内のトランジスタは、伝導し、列信号ライン44の各ライン上の電圧が、行k内の各ディスプレイ要素の電極26上に置かれることになる。その後、ディスプレイ列ドライバ35は、列信号ライン上の電圧を行k+1について必要とされる値に変更する。行k+1が行選択信号k+1上のパルスによって選択されると、電圧が、行k+1のディスプレイ要素の電極26上に置かれる。ディスプレイデバイスの全ての行は、フレームpにおいて同様な方法で選択されることになる。行を選択するプロセスは、続くフレームp+1において再び開始する。
第1のクラスの実施形態
ディスプレイ要素を、DC駆動スキームによって制御することができ、DC駆動スキームにおいて、ディスプレイ要素によって示されるディスプレイ効果を指示する、ディスプレイ要素17及び25に印加される全ての電圧は、所定に時間にわたって、すなわち、一フレーム以内及び後続のフレームにおいて同じ極性を有する。こうした方法は、DC駆動または直流駆動と呼ばれる。ディスプレイ効果を指示しない電気湿潤セルに印加される電圧は、ディスプレイ効果を指示する電圧と同じかまたは異なる極性を有することができる。ディスプレイ効果を指示しない電圧の例は、観測者の目が見ることができるディスプレイ効果を電圧がもたらさないような、非常に短い期間、ディスプレイセルの電極に印加される電圧、例えば、ディスプレイ要素にリセットパルスを印加するために使用される電圧である。
逆流を回避するため、リセットパルスを提供することができる。逆流は、オープン状態用の電圧が印加されているにもかかわらず、電気湿潤セル内の第1の流体がディスプレイ要素のクローズ状態の構成に戻るように流れる傾向である。リセットパルスは、例えば、逆流を低減するのに十分に長いが、観測可能なディスプレイ効果を提供しない程度に依然として十分に短い継続時間の間、印加電圧をゼロまで減少させることができる。図5は、リセットパルスの使用例を示す。図5は、幾つかの連続するフレームの間の、電気湿潤セルの電極29と電極26との間の電圧Veの線図を示す。フレームは、水平軸に沿って番号付けされる。最初の2つのフレームはDC駆動を示す。フレーム1はリセットパルスを有さず、フレーム2はフレームの開始時にリセットパルス50を有する。リセットパルスは、この例において、ゼロへの印加電圧の短い規定外変動である。リセットの印加は、比較的短い期間内の2つのアドレス指定動作を必要とする。アクティブマトリクス法において、フレームは、全てのディスプレイ要素をアドレス指定し、それらをリセット電圧にセットする第1のサブフレーム、及び、全てのディスプレイ要素をやはりアドレス指定し、それらを、要求されるディスプレイ効果用の電圧にセットする第2のサブフレームを含むことになり、第1及び第2のサブフレームは、リセットパルスの継続時間が短いため共に比較的接近している。
ディスプレイ装置に入力されるデータが、DC駆動式ディスプレイ要素のディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化を要求するとき、ぼけを回避するため、短い継続時間のフレームが必要とされる場合がある。短期間フレームと組合せた余分のアドレス指定動作によるリセットパルスの印加は、ディスプレイ列ドライバ35に高い要求を課し、高い電力消費をもたらす。
以下で述べる方法の実施形態は、DC駆動スキームとAC駆動スキームとの間で選択を行う。しかし、より多くの駆動スキームを付加することができ、その中から選択が行われる可能性がある。同時に適用される可能性がある幾つかの駆動スキームを、共に選択することができる。
AC駆動スキームにおいて、ディスプレイ要素の電極に印加され、かつ、ディスプレイ要素のディスプレイ効果を指示する電圧は異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む。こうしたスキームは、一定間隔で電極に印加される電圧の極性を変更することができる。電気湿潤セル内の第1の流体の移動が、DC駆動の場合よりAC駆動の場合に速いため、ディスプレイ要素は、DC駆動を使用することに比べてAC駆動を使用するときに、ディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化を表すデータに対するよりよい応答を示すことになる。
極性の反転は、電気湿潤セル内の逆流を減少させる。したがって、この駆動方法を使用するときリセットパルスを省略することができ、余分のアドレス指定動作が適用される必要はない。ディスプレイ列ドライバ35に対する要求の減少は、動きを有する画像の切換えを改善するためにより短いフレームの使用を可能にする。
DC駆動とAC駆動との間で選択する可能性がある上記方法は、AC駆動を使用する方法より少ない電力を消費する場合がある。AC駆動は、ディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化と小さくかつゆっくりした変化の両方を適切に表示することができるが、DC駆動より多くのエネルギーを消費する場合がある。上記方法は、大きくかつ頻繁な変化に対する適切な応答のためにAC駆動を、また、小さくかつゆっくりした変化の表示中の低電力消費のためにDC駆動を使用する。
AC駆動スキームは、印加電圧の極性がそれぞれの後続のフレームについて変化する、図5のフレーム3、4、及び5に示すように実装される可能性がある。AC駆動の別の実施形態は、図5のフレーム6〜8に示される。この実施形態において、フレームは、接尾辞a及びbで示す2つのサブフレームに分割され、同じ電圧レベルが両方のサブフレームにおいて電気湿潤セルに印加される。しかし、極性がサブフレーム間で変化する。ディスプレイ効果は、両方のサブフレームにおいて実質的に同じであることになる。その理由は、ディスプレイ効果が、印加電圧の極性によってほとんど影響を受けないからである。更なる実施形態において、一フレームについてのサブフレームの数は、3か、4か、それ以上に増加する可能性がある。
図9及び10は、DC駆動スキームからAC駆動スキームへの移行を示す。駆動スキームは、一フレームについて2つのサブフレームを使用する。ディスプレイ要素は、サブフレーム9aと9bの両方において同じ極性を有する、ディスプレイ効果を指示する、同じ電圧を印加することによってフレーム9においてDC駆動される。フレーム9とフレーム10との間で、ディスプレイコントローラは、DC駆動からAC駆動に切換える。サブフレーム10aにおいて、或る極性を有する電圧レベルがディスプレイ要素に印加され、サブフレーム10bにおいて、反対の極性を有する同じ電圧レベルが印加される。極性の変化はまた、1つのフレームから次のフレームへの移行時に起こる場合がある。例えば、極性の変化は、サブフレーム9bからサブフレーム10aへの移行時に起こり、サブフレーム10aの電圧が負極性を有するようにさせることができる。
サブフレームを、フレーム間データを表示するために使用することができる。データの変化が、後続のフレーム間で大きいとき、ディスプレイコントローラは、後続のフレーム間で補間することによって中間データまたはフレーム間データを形成する可能性がある。フレーム間データは、一サブフレーム中にディスプレイ要素上にセットされる可能性がある。こうした実施形態において、一フレーム内のサブフレームは、もはや同じレベルの印加電圧を有する必要はない。
AC駆動スキームは、ディスプレイドライバ207が、次のフレームまたはサブフレームに移動するときに信号ライン218上で電圧の極性を変更するようにさせることによって図2に示すように直接駆動方法で実装される可能性がある。アクティブマトリクス法における実装は、図4のフレームp+1における列信号Vl及びVl+1の極性を変更することによって行われる可能性がある。結果として、ディスプレイ要素M〜M+4に印加される電圧は、フレームpとフレームp+1との間で極性を変更することになる。別の実施形態において、各フレームは2つ以上のサブフレームに分割される可能性があり、各サブフレームは、同じ電圧レベル及び直前のサブフレームの極性に関して反転された極性を印加する。
ディスプレイデバイスの駆動がAC駆動からDC駆動に切換えられるとき、交互の極性を有する電圧はもはや印加されないが、同じ極性を有する電圧が印加される。DC駆動からAC駆動に切換えるとき、同じ極性を有する電圧はもはや印加されないことになるが、変化する極性を有する少なくとも2つの電圧が印加される。
例において、ディスプレイ要素のための駆動スキームの選択は、ディスプレイ要素が表示するためのディスプレイ効果を表すデータの特性に応じて行われる。
駆動スキームの選択のために使用されるデータの特性は、ディスプレイ要素を駆動するフレームレート、または、ディスプレイ要素上で表示するための新しいデータが、ディスプレイ装置の入力ライン上に入力されるレートである場合がある。フレームレートは、ディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するため、ディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを指示する。
図6は、いわゆるDC−AC駆動方法の例を概略的に示す。表示されるディスプレイ効果を表すデータのフレームレートが決定されると、フレームレートが予め規定されたフレームレートより小さいときDC駆動スキームが使用されることになり、フレームレートが予め規定されたフレームレート以上であるときAC駆動スキームが使用されることになる。予め規定されたフレームレートは、例えば20Hzであるとすることができる。駆動スキームの選択を、ディスプレイコントローラ206または33において行うことができる。ディスプレイ装置のユーザが、ディスプレイ装置の制御を起動し、駆動スキームを、本のページ等の静的コンテンツを表示するためのDC駆動及びビデオ等の動的コンテンツを表示するためのAC駆動にマニュアルでセットする可能性があることも考えられる。
駆動スキームの選択のために使用されるデータの特性は、ディスプレイ要素の後続のディスプレイ効果の間のディスプレイ効果の変化を表す差値であるとすることができる。その特性を使用する一実装形態において、ディスプレイコントローラは、ディスプレイ要素が表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを受信する。ディスプレイコントローラは、第1のディスプレイ効果を表すデータと第2のディスプレイ効果を表すデータを比較し、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する。駆動方法の選択は、この差値に基づくことができる。例えば、ディスプレイ効果の変化が大きいとき、AC駆動スキームが選択される場合があり、ディスプレイ効果の変化が小きいとき、DC駆動スキームが選択される場合がある。
複数のフレームで画像を表示するため、複数のディスプレイ要素を有するディスプレイデバイスを駆動するとき、ディスプレイ効果の変化は、2つの後続するフレーム間で全てのディスプレイ要素について決定される可能性がある。2つのフレームは、1つのフレームが他のフレームに続き、ゼロを含む任意の数のフレームが両者の間に存在する場合がある場合、後続的であると考えることができる。対照的に、2つのフレームは、1つのフレームが他のフレームに、両者間に他のフレームがない状態ですぐさま続く場合、連続的であると考えることができる。ディスプレイ効果を表す第1のフレームのデータは、ディスプレイコントローラ33のメモリ38に格納される。このデータは、ディスプレイコントローラのプロセッサ37内で、ディスプレイ効果を表す第2の後続のフレームのデータと比較される。2つのフレーム内のディスプレイ効果の間の差は、ACまたはDC駆動を選択するために使用される特性として使用される可能性がある。一例において、選択は、ディスプレイ要素のほとんどがわずかな量だけディスプレイ効果を変化させるときに少数のディスプレイ要素だけがディスプレイ効果の大きな差を示すときにAC駆動が使用されないように実施されるべきである。
2つのフレーム間のディスプレイ効果の変化を指示する差値は、種々の方法で決定される可能性がある。
差値を、第1のフレームと第2のフレームとの間のディスプレイ効果の変化の大きさまたは第1のフレームと第2のフレームとの間のディスプレイ効果の相対的変化に基づいて決定することができる。例えば、ディスプレイ状態は、グレーレベルの形態の256のディスプレイ効果、例えば、1から256まで番号付けられたディスプレイ効果強度レベルのうちの任意の1つであるとすることができ、1はディスプレイ要素のクローズ状態であり、256はディスプレイ要素の完全にオープンの状態である。プロセッサ37は、一フレーム内の全てのディスプレイ要素について2つのフレーム間のディスプレイ効果の変化の大きさを計算することができる。予め規定された差値は、ディスプレイ効果が、ディスプレイデバイスの予め規定された数のディスプレイ要素について予め規定された変化を超えた変化だけ変化するものである可能性がある。DC駆動からAC駆動への変更は、差値が予め規定された差値より大きい、例えば、ディスプレイデバイスのディスプレイ要素の65%が2つのフレーム間で60以上だけグレーレベルを変化させる場合に行うことができる。AC駆動からDC駆動への変更は、差値が2つのフレームについて予め規定された差値より小さい、または、この例では、60以上だけグレーレベルを変化させるディスプレイ要素の数がディスプレイ要素の半分未満である場合に行うことができる。
選択についての量は、同様に、そのグレー状態が、或る相対的な量より大きな量、例えば40%だけ変化するディスプレイ要素の数であるとすることができる。予め規定された差値は、ディスプレイ効果が、ディスプレイ要素の半分について40%より大きな値だけ変化するようなものである可能性がある。フレーム間の差値が、例えば、ディスプレイ要素の60%が、40%より大きな値だけそのディスプレイ効果を変化させるものである場合、AC駆動スキームを選択することによって変更を行うことができる。
差値を決定する別の方法は、ディスプレイデバイスのディスプレイ要素について第1のフレームのディスプレイ効果と第2のフレームのディスプレイ効果を比較し、第1のフレームにおけるディスプレイ要素のディスプレイ効果と第2のフレームにおけるディスプレイ要素のディスプレイ効果との差をヒストグラムで配列することによる。図7は、2つのフレーム間のディスプレイ効果の変化の大きさのヒストグラムを示す。垂直軸に沿うパラメータniは、そのディスプレイ効果が或る範囲i内で変化するディスプレイ要素の数である。水平軸は、ディスプレイ効果の増加する変化の5つの範囲を示す。実際の変化のヒストグラムは、予め規定されたヒストグラムと比較されて、駆動スキームの選択が基づく差値を決定することができる。ヒストグラムが同様に使用されて、選択がそれに基づくことができる平均及び分散等の統計パラメータを導出することができる。
2つのフレーム間のディスプレイ効果の変化を指示する差値を、同様に、動きベクトル等の動き推定量の形態で表現することができる。動きベクトルは、画像の後続のフレーム間の、画像内の物体の位置の変化を表す。動き推定量は、ブロックマッチングアルゴリズム、位相相関及び周波数領域法、ピクセル再帰アルゴリズム、及びオプティカルフロー等の方法によって決定される可能性があり、これらの技法は知られている。こうした方法は、通常、画像内に動きベクトルのフィールドを形成する。フレーム間の差値は、例えば、画像内の最大の動きベクトルの長さまたは動きベクトルの平均長として表現される可能性がある。
動き推定量による差値が、或る予め規定された値未満であるとき、DC駆動方法を選択することができ、差値が規定された値より大きいとき、AC駆動方法を選択することができる。
第1のクラスの上述した実施形態は、同じ駆動スキームをディスプレイデバイスの全てのディスプレイ要素に適用することができる。異なる駆動スキームによってディスプレイデバイスの異なる部分を駆動することも可能である。例えば、表示される画像の一部が静的であり、一部が動的である場合、動的部分はAC駆動スキームを使用して駆動され、静的部分はDC駆動スキームを使用して駆動される可能性がある。アクティブマトリクス型のディスプレイデバイスにおいて、画像の動的部分は或る行及び或る列に対応する。これらの行が選択されると、これらの列に印加される電圧は、例えば図5のフレーム6〜8に示すように交流電圧を印加すべきである。画像の静的部分に位置するディスプレイ要素は、図5のフレーム1及び2に示すように駆動される。
第2のクラスの実施形態
図3に示すようなアクティブマトリクスディスプレイデバイスを駆動するとき、ディスプレイ列ドライバ35は、各列信号ライン44上に電圧を提供する。図4は、少数の連続する行上のディスプレイ要素について、列l及びl+1について変動する電圧Vl及びVl+1を例として示す。隣接する行でかつ同じ列内のディスプレイ要素が非常に異なる電圧を必要とするとき、その列用のドライバステージ43は、高電圧を有する高周波信号を出力しなければならない。これは、チェッカボードパターン、或は、暗い四角形と明るい四角形または異なるカラーを有する四角形を有するパターンが表示されるときに起こる場合がある。比較的高い電力消費を低減することが望ましい。
述べられる例によれば、電気湿潤ディスプレイデバイスは、行及び列を有するアクティブマトリクスで配列された複数のディスプレイ要素を有することができ、特定のディスプレイ要素は、特定のディスプレイ要素の列に沿うディスプレイ要素に電圧を印加し、特定のディスプレイ要素の行を選択することによってアドレス指定される。電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法は、それについて、規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第1の範囲内にある、行の第1のグループを決定することであって、第1の範囲の広がりは、それにわたって電圧が制御可能である範囲の広がりより小さい、決定すること、及び、第1のグループ内の行を連続的に選択することを含むことができる。
図8は、いわゆる行インタリーブ駆動方法のステージを概略的に示す。ステージ61及び62は、以前の節の方法を示す。第1のグループ内での行の選択中に、列信号ライン上の電圧は、第1の範囲内でだけ変動する。高電圧と低電圧との間の移行の回数が減少するため、列ドライバ35の電力消費が低減される。
図9aは、行インタリーブ式駆動方法の一実施形態について、一フレーム以内の電圧対時間の線図を示す。方法の第1のステージは、列において印加される電圧が第1の予め規定された範囲内にある行の第1のグループを決定することを必要とする。図8aの例において、列l内のディスプレイ要素m、m+2、及びm+4は、第1の範囲80に入る電圧を必要とする。第1の範囲の広がりは、印加電圧がそれにわたって制御される可能性があるVminからVmaxまでの電圧範囲の広がりより小さい。Vmin及びVmaxについての一般的な値は、それぞれ0V及び30Vである。第1の範囲は、この例では、0V〜5Vまで延在し、電圧範囲の端にある。すなわち、第1の範囲の端は、電圧範囲の端に一致する。第1の範囲はまた、0V〜15Vまで延存する場合がある。しかし、第1の範囲は、VminからVmaxまでの電圧範囲内のどこにでも位置することができる。ディスプレイ要素m、m+2、及びm+4は、行k、k+2、及びk+4上に位置する(図3参照)。したがって、これらの行は第1のグループに属する。
方法の以下のステージにおいて、第1のグループの行が連続的に選択される。これは、第1のグループが選択される前及び/または選択された後に、そのグループに属さない行が選択されることを意味する。図8aは、行k、k+2、及びk+4についての連続するパルスによる第1のグループの行の選択を示す。この例において、他の行、すなわち、k+1及びk+3は、第1のグループの最後の行(k+4)が選択された後に選択される。列lの列信号ライン44上の電圧は、第1のグループ内の行の選択中に第1の範囲の限界内で変動し、列ドライバ35の電力消費は比較的低いことになる。方法は、行インタリーブ式駆動方法とも呼ばれ、行インタリーブ式駆動方法において、インタリーブ式は、行を選択するタイミングの変化を指す。
図9bは、行インタリーブ式駆動方法が使用されず、マトリクス内に配列される順序で行が選択される場合の、列lの列信号ライン44上の電圧を示す。同じ電圧が、図9a及び9bにおいて5つのディスプレイ要素m〜m+4に印加される。図9bの方法が、図9aの方法に比べて、電圧の実質的に多くの大きな変化を必要とすることが明らかである。したがって、列ドライバ35の電力消費は、図9bの方法の場合より図9aの方法の場合に小さい。
図9cは、図9aの実施形態と同様であるが、第2の予め規定された範囲81が使用される行インタリーブ式駆動方法の別の実施形態を示す。第2の範囲は、印加電圧がそれにわたって制御可能である電圧範囲の上側端にあるが、第2の範囲は、VminからVmaxまでの電圧範囲内のどこにでも位置することができる。方法の第1のステージは、列において印加される電圧が第1の範囲内にある行の第1のグループを決定すること、及び、その列において印加される電圧が第2の範囲内にある行の第2のグループを決定することを必要とする。図8cの例において、列l内のディスプレイ要素m及びm+2は第1の範囲80内に入る電圧を必要とし、列l内のディスプレイ要素m+1及びm+3は第2の範囲81内に入る電圧を必要とする。第2の範囲の広がりは、VminからVmaxまでの電圧範囲の広がりより小さい。第2の範囲は、この例では、25V〜30Vまで延在する。したがって、行k及びk+2は第1のグループに属し、行k+1及びk+3は第2のグループに属する。
図9cの例において、第1のグループの行k及びk+2が最初に選択され、次に、第1のグループにも第2のグループにも属さない行k+4が選択され、その後、行k+1及びk+3が選択される。各グループ内の行は連続的に選択される。グループ内での選択の順序を変更することができ、また、グループ及び他の行の順序を同様に変更することができる。行を、印加電圧を増加または減少する順序で選択することができる。行を、マトリクスに配列されている順序で同様に選択することができる。図9cに示す列信号ライン44に印加される電圧Vlは、行のないインタリーブ式方法の場合に比べて少数の大きな変化を有する。第2のグループに属する行を決定するステージ、及び、これらの行を選択するステージは、ステージ63及び64として図8にそれぞれ示される。
ディスプレイ要素の複数の列を有するディスプレイデバイスの場合、どの行が第1のグループに入るかを判定する方法を、或る列について適用することができる。各列内のディスプレイ要素に印加される電圧の平均を決定することによって、方法を同様に修正(amend)することができる。行における平均化がそれにわたって行われるディスプレイ要素は、列のグループ内に配列される。このグループは、ディスプレイデバイスの全ての列または列の選択物を含むことができる。第1の範囲内に電圧の平均を有する行は第1のグループに属する。或るグループに属する行を判定する他の方法が可能である。
異なるフレーム内のデータがしばしば異なるため、任意のグループの行を判定するステージを、各フレームについて繰返すことができる。カラーディスプレイデバイスにおいて、ディスプレイ要素を、サブディスプレイ要素に分割することができ、各サブディスプレイ要素は、特定のカラー、例えば、赤、緑、青、及び白(RGBW)を表示するために設計される。ディスプレイ要素のサブディスプレイ要素を、異なる行にわたって分割することができる。2つの例示的なレイアウトは図10a及び10bに示される。図10aは、2つのディスプレイ要素90を示し、各ディスプレイ要素は、2つの行及び2つの列にわたって分配された4つのサブディスプレイ要素を有する。図10bのディスプレイ要素91は、3つの隣接する列にわたって分配された3つのサブディスプレイ要素を有する。図10aのレイアウトを有するディスプレイデバイスが、例えば、背景として一様なマゼンタカラーを表示する場合、R及びBのサブディスプレイ要素がオンされ、G及びWのサブディスプレイ要素がオフされることになる。列l及びl+1についての電圧は、行がマトリクス内に配列される順序でスキャンされるとき、キャステレート(castellated) されることになる。行インタリーブ式駆動方法は、実質的によりスムーズな電圧、したがって、ディスプレイ列ドライバ35の低消費電力を可能にすることになる。
第3のクラスの実施形態
電気湿潤ディスプレイデバイスは、アナログ駆動スキームによって駆動される可能性がある。アナログ駆動スキームにおいて、ディスプレイ効果を指示する電圧がディスプレイ要素に印加される。アナログ駆動の例は、AC駆動及びDC駆動である。ディスプレイ装置に入力されるデータが、アナログ駆動式ディスプレイ要素のディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化を必要とするとき、表示される画像の品質が減少する。表示される画像の品質を改善することが望ましい。以下で述べる実施形態は、表示される画像の品質を改善する。
パルス幅変調(pwm:pulse width modulation)スキームは、ディスプレイ要素を駆動するため、第1期間中に第1の電圧を、また、第2期間中に第2の電圧を使用することができる。第1の期間は第2の期間の前である場合があり、第2の期間は第1の期間の前である場合がある。第1の電圧は第2の電圧より高い。第1の期間及び第2の期間の継続時間は、観測されるディスプレイ効果を決定する。第1の電圧はVmaxに等しく、第2の電圧はVminに等しいとすることができ、Vmax及びVminは、印加電圧がそれにわたって制御される可能性がある電圧範囲の最大電圧及び最低電圧である。電気湿潤セル内での第1の流体の移動が、印加電圧の大きな変化を伴って駆動するときにより速いため、ディスプレイ要素は、アナログ駆動を使用することと比較してパルス幅変調駆動を使用するときに、ディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化を表すデータに対する改善された応答を有する。
アナログ駆動が、pwm駆動より少ない電力を必要とするため、入力データに応じてアナログ駆動スキームまたはpwm駆動スキームを使用する方法は、全ての入力データについてpwm駆動スキームを用いる駆動より少ない電力を必要とする。
図11は、アナログ−pwm駆動方法の線図を示す。図11は、3つのフレームf1…f3についての、時間の関数としてのディスプレイ要素の電極に印加される電圧Veを示す。各フレームは、フレームf1についてf1a、f1b、f1cとラベル付けされた3つのサブフレームを有する。3つのサブフレームの継続時間は比1:2:4になる。ディスプレイデバイスのディスプレイ要素は、各サブフレームについて1回、各フレーム中に3回アドレス指定される。
フレームf1は、電圧Veが、フレームの継続時間の間、ディスプレイ要素に印加されるアナログ駆動スキームを示す。フレームf1内の各サブフレームの開始時に、同じ電圧がディスプレイ要素に印加される。これは、ディスプレイ効果を指示するディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有するDC駆動の例である。別の例において、一フレーム内のサブフレームは等しい長さを有し、その等しい長さを、アナログ駆動スキーム及びpwm駆動スキームのために使用することができる。アナログ駆動スキームにおいて、異なる印加電圧は、ディスプレイ要素内での流体の異なる構成、したがって、異なるディスプレイ効果をもたらす。アナログ駆動によって得られる可能性がある異なるディスプレイ効果またはグレーレベルの数は、ドライバによって出力される可能性がある電圧レベルの数に依存する。ドライバは、例えば、64の電圧レベルを出力することができ、6ビット深さに対応することができる。
DC駆動を使用する代わりに、例えばフレーム間またはサブフレーム間で印加電圧の極性を交番するAC駆動を、同様に使用することができる。
フレームf2及びf3は、パルス幅変調(pwm)駆動スキームを示す。f2の第1及び第3のサブフレームf2a、f2cにおいて、印加電圧は低く、ディスプレイ要素内の第1の流体は、ディスプレイ要素の全ディスプレイエリアを覆っていることになり、ディスプレイ要素は、オフまたはクローズ状態にあることになる。f2の第2のサブフレームf2bにおいて、印加電圧は高く、第1の流体を収縮させ、ディスプレイ要素のオープン状態を示す。pwmスキームにおいて印加される電圧は、ディスプレイ効果を指示しない。ディスプレイ効果は、第1の電圧が印加される期間及び第2の電圧が印加される期間に依存する。
フレームf2におけるディスプレイ効果は、フレーム期間の5/7の間、クローズされ、フレーム期間の2/7の間、オープンである。フレームの継続時間が比較的短いため、観測者の目は、両方の状態の印象を平均化することになる。したがって、フレームf2は、1(クローズ)〜8(オープン)までのスケール上で3のグレーレベルを示すことになる。フレームf3は6のグレーレベルを示す。3つのサブフレームは、8つのグレーレベルまたは3ビット深さを表示することができる。
図11のVeの電圧変化は、ディスプレイ要素の電極に接続される信号ライン5上に、必要とされる電圧がセットされ、タイミングが各フレーム内のサブフレームに対応するよう図2のディスプレイコントローラ206及びディスプレイドライバ207をプログラムすることによって、直接駆動型のディスプレイ装置において実装される可能性がある。
アクティブマトリクス型のディスプレイ装置における実装は、各フレーム内のサブフレーム中におけるディスプレイ要素のアドレス指定を可能にする。アナログ駆動またはpwm駆動の選択は、サブフレームについての列信号ライン上の電圧の適切な選択によって実現される可能性がある。
アナログ駆動からパルス幅変調駆動へ、また、その逆への変更は、ディスプレイ装置に入力されるディスプレイ効果を表すデータの特性に応じて行われる。データの特性は、上述した第1のクラスの実施形態の特性と同様である。データの特性は、例えば、フレームレートまたは差値である場合がある。特性は、第1のクラスの実施形態について上述したのと同じ方法で得られ、同様の選択基準を有することができる。複数のディスプレイ要素を有するディスプレイデバイスについての特定の決定を、第1のクラスについて上述したように実施することができる。
第4のクラスの実施形態
電気湿潤ディスプレイデバイスは、DC駆動スキームによって駆動される可能性がある。ディスプレイ装置に入力されるデータが、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化を必要とするとき、表示される画像の品質は減少する。表示される画像の品質を改善することが望ましい。以下で述べる実施形態は、表示される画像の品質を改善する。
電気湿潤デヒスプレイデバイスを駆動する方法において、電気湿潤デヒスプレイデバイスは、表示期間中にディスプレイ効果を表示するための少なくとも1つのディスプレイ要素を有する。方法は、例えば、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含むことができる。第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータは比較されて、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定することができる。少なくとも1つのディスプレイ要素についての駆動スキームは、差値に応じて選択される可能性がある。選択は、少なくとも第1の駆動スキーム及び第2の駆動スキームから行われる可能性がある。第1の駆動スキームにおいて、ディスプレイ効果を指示する電圧は、表示期間中に、第1の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される。第2の駆動スキームにおいて、ディスプレイ効果を指示する電圧は、表示期間中に、第2の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される。第2の数は第1の数と異なる。第1の数は第2の数より大きい場合があり、第2の数は第1の数より大きい場合がある。方法は、ディスプレイ効果を指示する電圧をディスプレイ要素またはディスプレイ要素の電極に数回適用し、数の値は差値に依存する。数はゼロより大きい任意の整数値を有することができる。
方法は、ディスプレイ要素の電極上で、必要とされる電荷及び電圧が獲得されるよう、ディスプレイ効果の増加ステップが、ディスプレイ要素に対する多数回の電圧の印加をもたらすように構成される可能性がある。
ディスプレイ要素のディスプレイ効果の大きくかつ頻繁な変化は、ディスプレイ効果が表示されるのに適切なレベルまでディスプレイ要素を満充電するために、電圧の数回の印加を必要とする場合があることが観測された。上記実施形態において、電圧の印加の回数は、ディスプレイ効果の変化を指示する差値に依存させられた。
図12は、複数データ書込み駆動方法の線図を示す。ディスプレイ要素の電極に印加される電圧Veは、6つのフレームf10…f15について時間の関数として示される。ディスプレイデバイスのディスプレイ効果は、表示期間100の間、表示され、表示期間100は、この例では、一フレームの継続時間または長さと同じである。
フレームf10とf11との間の電圧の変化は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果を指示する。したがって、フレームf10とf11との間の印加電圧の変化は、ディスプレイ効果の変化を指示する。ディスプレイ効果の変化の大きさは、フレームf10とf11との間の差値として採取される可能性がある。図1の例において、フレームf10とf11との間の差値は、予め規定された値より小さく、したがって、フレームf11の間、ディスプレイ要素は、1に等しい第1の数を用いた第1の駆動スキームを使用して駆動される。
フレームf11からf12への移行において、ディスプレイ効果の変化は、フレームf10からf11への移行の場合と異なる符号を有する。これらの変化は、差値がディスプレイ効果の変化の大きさである場合、同様に処理され、差値を、変化の符号に無関係にする可能性がある。代替的に、符号は、例えば、ディスプレイ効果のポジティブな変化だけを考慮することによって考慮される可能性がある。
フレームf12からf13への移行は、ディスプレイ効果の比較的大きな変化を示す。差値は、ここでは、予め規定された値より大きく、第2の駆動スキームが、フレームf13について選択される。第2の数の値は、この例では、2であり、表示期間中に電圧の2回の印加をもたらす。最初の印加101は表示期間の開始時であり、2回目の印加102は、最初の印加後であるが、表示期間内である。電圧の2回目のまた更なる印加は、図12に示すように、表示期間の開始の近くで、それらの印加がグループ化されるときに有効である。
フレームf14からフレームf15への移行におけるディスプレイ状態の更に大きな変化は、ディスプレイ要素に対する電圧の3回の印加103、104、105をもたらす。
方法は、電圧の2回目のまた更なる各印加についてサブフレームを使用することによって、アクティブマトリクス型のディスプレイ装置において実装される可能性がある。例えば、フレームf13において、ディスプレイデバイスのディスプレイ要素がアドレス指定され、適切な電圧が列信号ラインに印加される。このアドレス指定動作の直後に、サブフレームは、次のアドレス指定動作として、同じ電圧を列信号ラインに印加することをもたらす。
表示期間中において、1回または複数回、ディスプレイ要素に電圧を印加することからの変更が、ディスプレイ効果を表すデータに特有で、かつ、ディスプレイ装置に入力される差値に応じて行われる。差値は、上述した第1のクラスの実施形態の差値と同様である。差値は、例えば、ディスプレイ効果の変化、または、予め規定された変化より大きなディスプレイ状態の変化を有するディスプレイデバイスのディスプレイ要素の数である場合がある。予め規定された変化は、例えば、1から256のグレースケール上で60である。
差値は、第1のクラスの実施形態について上述したのと同じ方法で得られ、同様の選択基準を有することができる。複数のディスプレイ要素を有するディスプレイデバイスについての特性の決定を、第1のクラスについて上述したように実施することができる。
上記実施形態は、例証的な例として理解される。更なる実施形態が想定される。例えば、実施形態は、より高いフレームレートを有するスキームを導出することを含むことができ、そのスキームを、別個に、または、先に述べた駆動スキームのうちの1つのスキームと組合せて選択することができる。
更なる例が、後の条項セクションで与えられる。
任意の1つの実施形態に関連して述べられる任意の特徴が、単独で、または、述べられる他の特徴と組合せて使用される場合があり、また、実施形態のうちの任意の他の実施形態または実施形態のうちの任意の他の実施形態の任意の組合せの1つまたは複数の特徴と組合せて使用される場合があることが理解される。更に、上述されない等価形態及び修正形態を、添付特許制球の範囲から逸脱することなく、同様に使用することができる。
条項
A1. ディスプレイ効果を表示するため少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法であって、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)DC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
b)AC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される全ての電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、方法。
A2. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項A1に記載の方法。
A3. フレームレートが規定のフレームレートより低いときにDC駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにAC駆動スキームを選択することを含む、条項A2に記載の方法。
A4. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項A1に記載の方法。
A5. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項A4に記載の方法。
A6. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項A4に記載の方法。
A7. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項A4に記載の方法。
A8. DC駆動中にディスプレイ要素にリセットパルスを印加することであって、それにより、ディスプレイ要素内の逆流を低減する、印加することを含む、条項A1に記載の方法。
A9. データは、複数のフレームについて少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためのディスプレイ効果を表し、AC駆動スキームは、後続のフレームの間でディスプレイ要素に印加される電圧の極性を変更する、条項A1に記載の方法。
A10. 少なくとも1つのプロセッサ及びコンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリを備える電気湿潤ディスプレイデバイス用のディスプレイコントローラであって、
ディスプレイデバイスは、ディスプレイ効果を表示するための少なくとも1つのディスプレイ要素を含み、
少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラム命令は、少なくとも1つのプロセッサによって、ディスプレイデバイスを駆動する方法をディスプレイコントローラに実施させるように構成され、方法は、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)DC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
b)AC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、ディスプレイコントローラ。
A11. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項A10に記載のディスプレイコントローラ。
A12. 方法は、フレームレートが規定のフレームレートより低いときにDC駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにAC駆動スキームを選択することを含む、条項A11に記載のディスプレイコントローラ。
A13. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項A10に記載のディスプレイコントローラ。
A14. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項A13に記載のディスプレイコントローラ。
A15. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項A13に記載のディスプレイコントローラ。
A16. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項A13に記載のディスプレイコントローラ。
A17. DC駆動中にディスプレイ要素にリセットパルスを印加して、ディスプレイ要素内の逆流を低減するように構成される、条項A10に記載のディスプレイコントローラ。
A18. データは、複数のフレームについて少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためのディスプレイ効果を表し、ディスプレイコントローラは、AC駆動スキーム中、後続のフレームの間で少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される電圧の極性を変更するように構成される、条項A10に記載のディスプレイコントローラ。
A19. 条項A10に記載のディスプレイコントローラを含む電気湿潤ディスプレイ装置であって、ディスプレイドライバ及びディスプレイデバイスは少なくとも1つのディスプレイ要素を備える、電気湿潤ディスプレイ装置。
A20. コンピュータプログラム製品であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、コンピュータ可読命令は、コンピュータ化デバイスによって実行可能であって、ディスプレイ効果を表示するため少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法をコンピュータ化デバイスに実施させ、方法は、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)DC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
b)AC駆動スキームであって、ディスプレイ効果を示す少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、コンピュータプログラム製品。
A21. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項A20に記載のコンピュータプログラム製品。
A22. 方法は、フレームレートが規定のフレームレートより低いときにDC駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにAC駆動スキームを選択することを含む、条項A21に記載のコンピュータプログラム製品。
A23. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項A20に記載のコンピュータプログラム製品。
B1. 画像を表示するための電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法であって、ディスプレイデバイスは、行及び列を有するマトリクスで配列された複数のディスプレイ要素を有し、特定のディスプレイ要素は、特定のディスプレイ要素の列に電圧を印加し、特定のディスプレイ要素の行を選択することによってアドレス指定され、
それについて、規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第1の範囲内にある、行の第1のグループを決定することであって、第1の範囲の広がりは、それにわたって電圧が制御可能である範囲の広がりより小さい、決定すること、及び、
第1のグループ内の行を連続的に選択することを含む、方法。
B2. 画像を複数のフレームで表示すること、及び、
フレームの少なくとも1つのフレームについて決定すること及び選択することを実施することを更に含む、条項B1に記載の方法。
B3. ディスプレイ要素は、少なくとも2つの行にわたって配列されるサブディスプレイ要素に分割される、条項B1に記載の方法。
B4. 規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第2の範囲内にある、行の第2のグループを決定することであって、第2の範囲は第1の範囲とオーバラップしない、決定すること、及び、
第2のグループ内の行を連続的に選択することを含む、条項B1に記載の方法。
B5. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端にある、条項B1に記載の方法。
B6. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第2の範囲は電圧範囲の端にある、条項B4に記載の方法。
B7. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端にあり、第2の範囲は電圧範囲の別の端にある、条項B4に記載の方法。
B8. 電気湿潤ディスプレイデバイス用のディスプレイコントローラであって、少なくとも1つのプロセッサ、コンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリ、及び画像を表すデータ用のディスプレイコントローラの入力を備え、
ディスプレイデバイスは、行及び列を有するマトリクスで配列された複数のディスプレイ要素を備え、特定のディスプレイ要素は、特定のディスプレイ要素の列に電圧を印加し、特定のディスプレイ要素の行を選択することによってアドレス指定され、
少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラム命令は、少なくとも1つのプロセッサによって、ディスプレイデバイスを駆動する方法をディスプレイコントローラに実施させるように構成され、方法は、
規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第1の範囲内にある、行の第1のグループを決定することであって、第1の範囲の広がりは、それにわたって電圧が制御可能である範囲の広がりより小さい、決定すること、及び、
第1のグループ内の行を連続的に選択することを含む、ディスプレイコントローラ。
B9. 画像を複数のフレームで表示し、フレームの少なくとも1つのフレームについて決定すること及び選択することを実施するように構成される、条項B8に記載のディスプレイコントローラ。
B10. ディスプレイ要素は、少なくとも2つの行にわたって配列されるサブディスプレイ要素に分割される、条項B8に記載のディスプレイコントローラ。
B11. 規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第2の範囲内にある、行の第2のグループを決定することであって、第2の範囲は第1の範囲とオーバラップしない、決定すること、
第2のグループ内の行を連続的に選択すること
を実施するように構成される、条項B8に記載のディスプレイコントローラ。
B12. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端にある、条項B8に記載のディスプレイコントローラ。
B13. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第2の範囲は電圧範囲の端にある、条項B11に記載の方法。
B14. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端に近く、第2の範囲は電圧範囲の別の端に近い、条項B11に記載の方法。
B15. 条項B8に記載のディスプレイコントローラを備える電気湿潤ディスプレイ装置であって、ディスプレイドライバ及びディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を備える、電気湿潤ディスプレイ装置。
B16. コンピュータプログラム製品であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、コンピュータ可読命令は、コンピュータ化デバイスによって実行可能であって、画像を表示するための電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法をコンピュータ化デバイスに実施させ、
ディスプレイデバイスは、行及び列を有するマトリクスで配列された複数のディスプレイ要素を有し、特定のディスプレイ要素は、特定のディスプレイ要素の列に電圧を印加し、特定のディスプレイ要素の行を選択することによってアドレス指定され、方法は、
規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第1の範囲内にある、行の第1のグループを決定することであって、第1の範囲の広がりは、それにわたって電圧が制御可能である範囲の広がりより小さい、決定すること、及び、
第1のグループ内の行を連続的に選択することを含む、コンピュータプログラム製品。
B17. 方法は、
画像を複数のフレームで表示すること、及び、
フレームの少なくとも1つのフレームについて決定すること及び選択することを実施することを含む、条項B16に記載のコンピュータプログラム製品。
B18. ディスプレイ要素は、少なくとも2つの行にわたって配列されるサブディスプレイ要素に分割される、条項B16に記載のコンピュータプログラム製品。
B19. 方法は、
規定された列または列のグループ内のディスプレイ要素に印加される電圧が第2の範囲内にある、行の第2のグループを決定することであって、第2の範囲は第1の範囲とオーバラップしない、決定すること、
第2のグループ内の行を連続的に選択することを含む、条項B16に記載のコンピュータプログラム製品。
B20. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端にある、条項B16に記載のコンピュータプログラム製品。
B21. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第2の範囲は電圧範囲の端にある、条項B19に記載のコンピュータプログラム製品。
B22. 電圧は或る電圧範囲内で制御可能であり、第1の範囲は電圧範囲の端にあり、第2の範囲は電圧範囲の別の端にある、条項B19に記載のコンピュータプログラム製品。
C1. 少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法であって、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)ディスプレイ効果を示すディスプレイ要素に電圧が印加されるアナログ駆動スキーム、及び、
b)パルス幅変調駆動スキームであって、第1の期間中に第1の電圧がディスプレイ要素に印加され、第2の期間中に第2の電圧がディスプレイ要素に印加され、第1の電圧は第2の電圧より高く、第1の期間及び第2の期間の継続時間がディスプレイ効果を決定する、パルス幅変調駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、方法。
C2. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項C1に記載の方法。
C3. フレームレートが規定のフレームレートより低いときにアナログ駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにパルス幅変調駆動スキームを選択することを含む、条項C2に記載の方法。
C4. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項C1に記載の方法。
C5. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項C4に記載の方法。
C6. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項C4に記載の方法。
C7. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項C4に記載の方法。
C8. 電気湿潤ディスプレイデバイス用のディスプレイコントローラであって、少なくとも1つのプロセッサ及びコンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリを備え、
ディスプレイデバイスは、ディスプレイ効果を表示するための少なくとも1つのディスプレイ要素を含み、
少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラム命令は、少なくとも1つのプロセッサによって、ディスプレイデバイスを駆動する方法をディスプレイコントローラに実施させるように構成され、方法は、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)ディスプレイ効果を示すディスプレイ要素に電圧が印加されるアナログ駆動スキーム、及び、
b)パルス幅変調駆動スキームであって、第1の期間中に第1の電圧がディスプレイ要素に印加され、第2の期間中に第2の電圧がディスプレイ要素に印加され、第1の電圧は第2の電圧より高く、第1の期間及び第2の期間の継続時間がディスプレイ効果を決定する、パルス幅変調駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、ディスプレイコントローラ。
C9. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項C8に記載のディスプレイコントローラ。
C10. 方法は、フレームレートが規定のフレームレートより低いときにアナログ駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにパルス幅変調駆動スキームを選択することを含む、条項C9に記載のディスプレイコントローラ。
C11. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項C8に記載のディスプレイコントローラ。
C12. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項C11に記載のディスプレイコントローラ。
C13. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項C11に記載のディスプレイコントローラ。
C14. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項C11に記載のディスプレイコントローラ。
C15. 条項C8に記載のディスプレイコントローラを備える電気湿潤ディスプレイ装置であって、ディスプレイドライバ及びディスプレイデバイスは少なくとも1つのディスプレイ要素を備える、電気湿潤ディスプレイ装置。
C16. コンピュータプログラム製品であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、コンピュータ可読命令は、コンピュータ化デバイスによって実行可能であって、ディスプレイ効果を表示するため少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法をコンピュータ化デバイスに実施させ、方法は、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
データの特性に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)ディスプレイ効果を示すディスプレイ要素に電圧が印加されるアナログ駆動スキーム、及び、
b)パルス幅変調駆動スキームであって、第1の期間中に第1の電圧がディスプレイ要素に印加され、第2の期間中に第2の電圧がディスプレイ要素に印加され、第1の電圧は第2の電圧より高く、第1の期間及び第2の期間の継続時間がディスプレイ効果を決定する、パルス幅変調駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、コンピュータプログラム製品。
C17. データの特性は、少なくとも1つのディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、フレームレートは、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果を変更するために少なくとも1つのディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、条項C16に記載のコンピュータプログラム製品。
C18. 方法は、フレームレートが規定のフレームレートより低いときにDC駆動スキームを選択し、フレームレートが規定のフレームレート以上であるときにAC駆動スキームを選択することを含む、条項C17に記載のコンピュータプログラム製品。
C19. データを受信することは、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、及び、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信することを含み、方法は、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較することを含み、差値はデータの特性である、条項C16に記載のコンピュータプログラム製品。
D1. 表示期間中にディスプレイ効果を表示するため少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法であって、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較すること、
差値に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)第1の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第1の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される、第1の駆動スキーム、及び、
b)第2の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第2の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加され、第2の数は第1の数と異なる、第2の駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、方法。
D2. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項D1に記載の方法。
D3. 第2の数は第1の数より大きく、差値が規定値より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定値以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D2に記載の方法。
D4. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項D1に記載の方法。
D5. 差値が規定の数より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定の数以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D4に記載の方法。
D6. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項D1に記載の方法。
D7. ディスプレイ要素にリセットパルスを印加することであって、それにより、ディスプレイ要素内の逆流を低減する、印加することを更に含む、条項D1に記載の方法。
D8. 電気湿潤ディスプレイデバイス用のディスプレイコントローラであって、少なくとも1つのプロセッサ及びコンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリを備え、
ディスプレイデバイスは、ディスプレイ効果を表示するための少なくとも1つのディスプレイ要素を含み、
少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラム命令は、少なくとも1つのプロセッサによって、ディスプレイデバイスを駆動する方法をディスプレイ駆動システムに実施させるように構成され、方法は、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較すること、
差値に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)第1の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第1の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される、第1の駆動スキーム、及び、
b)第2の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第2の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加され、第2の数は第1の数と異なる、第2の駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、ディスプレイコントローラ。
D9. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさである、条項D8に記載のディスプレイコントローラ。
D10. 第2の数は第1の数より大きく、方法は、差値が規定値より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定値以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D9に記載のディスプレイコントローラ。
D11. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項D8に記載のディスプレイコントローラ。
D12. 差値が規定の数より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定の数以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D11に記載のディスプレイコントローラ。
D13. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、方法は、ディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化をヒストグラムで配列し、ヒストグラムからデータの特性を導出することを含む、条項D8に記載のディスプレイコントローラ。
D14. ディスプレイ要素にリセットパルスを印加して、ディスプレイ要素内の電荷の蓄積を低減するように構成される、条項D8に記載のディスプレイコントローラ。
D15. 条項D8に記載のディスプレイコントローラを含む電気湿潤ディスプレイ装置であって、ディスプレイドライバ及びディスプレイデバイスは少なくとも1つのディスプレイ要素を備える、電気湿潤ディスプレイ装置。
D16. コンピュータプログラム製品であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、コンピュータ可読命令は、コンピュータ化デバイスによって実行可能であって、ディスプレイ効果を表示するため少なくとも1つのディスプレイ要素を有する電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法をコンピュータ化デバイスに実施させ、方法は、
少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果の表示に続いて、少なくとも1つのディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
第1のディスプレイ効果を表すデータ及び第2のディスプレイ効果を表すデータを比較することであって、それにより、ディスプレイ効果の変化を指示する差値を決定する、比較すること、
差値に応じて、少なくとも1つのディスプレイ要素について駆動スキームを選択することであって、駆動スキームは、少なくとも、
a)第1の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第1の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される、第1の駆動スキーム、及び、
b)第2の駆動スキームであって、ディスプレイ効果を指示する電圧が、表示期間中に、第2の回数、少なくとも1つのディスプレイ要素に印加され、第2の数は第1の数と異なる、第2の駆動スキーム
から選択される、選択すること、
選択された駆動スキームを使用してディスプレイ要素を駆動することを含む、コンピュータプログラム製品。
D17. 差値は、少なくとも1つのディスプレイ要素のディスプレイ効果の変化の大きさを表す、条項D16に記載のコンピュータプログラム製品。
D18. 第2の数は第1の数より大きく、方法は、差値が規定値より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定値以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D17に記載のコンピュータプログラム製品。
D19. 電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、差値は、規定の変化より大きいディスプレイ効果の変化を有するディスプレイ要素の数を表す、条項D16に記載のコンピュータプログラム製品。
D20. 方法は、差値が規定の数より小さいときに第1の駆動スキームを選択し、差値が規定の数以上であるときに第2の駆動スキームを選択することを含む、条項D19に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (25)

  1. 電気湿潤ディスプレイデバイスのディスプレイ要素を駆動する方法であって、
    前記ディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
    前記ディスプレイ効果を表示するため前記ディスプレイ要素を駆動するための駆動スキームを、前記データの特性に応じて、また、少なくとも、
    a)DC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示す前記ディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
    b)AC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示すディスプレイ要素に印加される電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキーム
    から選択すること、及び、
    前記データの前記特性に応じて選択された前記駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、方法。
  2. 前記データの前記特性は、前記ディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、前記フレームレートは、前記ディスプレイ要素の前記ディスプレイ効果を変更するために前記ディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フレームレートが予め規定されたフレームレートより小さいと判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記DC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記DC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. データを前記受信することは、
    前記ディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表す第1のディスプレイ効果データを受信すること、及び、
    前記第1のディスプレイ効果の表示に続いて、前記ディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表す第2のディスプレイ効果データを受信することを含み、方法は、
    前記第1のディスプレイ効果データ及び前記第2のディスプレイ効果データを比較することであって、それにより、前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の変化を指示する差値を決定する、比較することを更に含み、
    前記データの前記特性は前記差値を表す、請求項1に記載の方法。
  5. 前記差値は、前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の変化の大きさを表す、請求項4に記載の方法。
  6. 前記電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、前記複数のディスプレイ要素は前記ディスプレイ要素を備え、前記差値は、予め規定された変化より大きい前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の前記変化を有する前記複数のディスプレイ要素のディスプレイ要素の数を表す、請求項4に記載の方法。
  7. 前記電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、前記複数のディスプレイ要素は前記ディスプレイ要素を備え、方法は、
    前記複数のディスプレイ要素の各ディスプレイ要素について前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の前記変化をヒストグラムで配列すること、及び、
    前記ヒストグラムから前記データの特性を導出することを更に含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記DC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含み、方法は、
    前記ディスプレイ要素内の逆流を低減するために前記ディスプレイ要素にリセットパルスを印加することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記AC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含み、前記ディスプレイ効果は、複数のフレームについて前記ディスプレイ要素によって表示するためのディスプレイ効果であり、方法は、
    前記少なくとも2つの電圧のうちの第1の電圧であって、第1の極性を有する、第1の電圧を前記ディスプレイ要素に印加すること、及び、
    前記複数のフレームの後続のフレームにおいて、前記少なくとも2つの電圧のうちの第2の電圧であって、第1の極性と逆の第2の極性を有する、第2の電圧を前記ディスプレイ要素に印加すること含む、請求項1に記載の方法。
  10. 電気湿潤ディスプレイデバイスのディスプレイ要素を駆動するためのディスプレイコントローラであって、
    少なくとも1つのプロセッサ及びコンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリを備え、
    前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラム命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって、電気湿潤ディスプレイデバイスを駆動する方法をディスプレイコントローラに実施させるように構成され、
    前記方法は、前記ディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、
    前記ディスプレイ効果を表示するため前記ディスプレイ要素を駆動するための駆動スキームを、前記データの特性に応じて、また、少なくとも、
    a)DC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示す前記ディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
    b)AC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示す前記少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキームから選択すること、及び、
    前記データの前記特性に応じて選択された前記駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、ディスプレイコントローラ。
  11. 前記データの前記特性は、前記ディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、前記フレームレートは、前記ディスプレイ要素の前記ディスプレイ効果を変更するために前記ディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、請求項10に記載のディスプレイコントローラ。
  12. 前記方法は、前記フレームレートが予め規定されたフレームレートより小さいと判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記DC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記DC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項11に記載のディスプレイコントローラ。
  13. 前記データを受信することは、前記ディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表す第1のディスプレイ効果データを受信すること、及び、前記第1のディスプレイ効果の表示に続いて、前記ディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表す第2のディスプレイ効果データを受信することを含み、前記方法は、前記第1のディスプレイ効果データ及び前記第2のディスプレイ効果データを比較して、前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の変化を指示する差値を決定する、ことを更に含み、前記データの前記特性は前記差値を表す、請求項10に記載のディスプレイコントローラ。
  14. 前記差値は、前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の変化の大きさを表す、請求項13に記載のディスプレイコントローラ。
  15. 前記電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、前記複数のディスプレイ要素は前記ディスプレイ要素を備え、前記差値は、予め規定された変化より大きい前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の前記変化を有する前記複数のディスプレイ要素のディスプレイ要素の数を表す、請求項13に記載のディスプレイコントローラ。
  16. 前記電気湿潤ディスプレイデバイスは複数のディスプレイ要素を有し、前記複数のディスプレイ要素は前記ディスプレイ要素を備え、前記方法は、前記複数のディスプレイ要素の各ディスプレイ要素について前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の前記変化をヒストグラムで配列すること、及び、前記ヒストグムから前記データの特性を導出することを更に含む、請求項13に記載のディスプレイコントローラ。
  17. 前記ディスプレイ要素を前記駆動することが前記DC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む状態で、前記ディスプレイ要素内の逆流を低減するために前記ディスプレイ要素にリセットパルスを印加するように構成される、請求項10に記載のディスプレイコントローラ。
  18. 前記ディスプレイ効果は、複数のフレームについて前記ディスプレイ要素によって表示するためのディスプレイ効果であり、前記ディスプレイコントローラは、前記ディスプレイ要素を前記駆動することが前記AC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む状態で、前記少なくとも2つの電圧のうちの第1の電圧であって、第1の極性を有する、第1の電圧を前記ディスプレイ要素に印加し、前記複数のフレームの後続のフレームにおいて、前記少なくとも2つの電圧のうちの第2の電圧であって、第1の極性と逆の第2の極性を有する、第2の電圧を前記ディスプレイ要素に印加するように構成される、請求項10に記載のディスプレイコントローラ。
  19. 前記フレームレートが予め規定されたフレームレート以上であると判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記AC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは前記AC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項2に記載の方法。
  20. 前記方法は、前記フレームレートが予め規定されたフレームレート以上であると判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記AC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは前記AC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項11に記載のディスプレイコントローラ。
  21. 電気湿潤ディスプレイ装置であって、複数のディスプレイ要素を備える電気湿潤ディスプレイデバイスを備え、前記複数のディスプレイ要素は、ディスプレイ要素であって、第1の支持プレート、第2の支持プレート、第1の流体、及び前記第1の流体と非混和性である第2の流体を有し、前記第1の流体及び前記第2の流体は前記第1の支持プレートと前記第2の支持プレートとの間に位置付けられる、前記ディスプレイ要素と、前記第1の流体及び前記第2の流体の構成を変更するための電圧を印加するように構成される少なくとも1つの電極と、前記少なくとも1つの電極に接続され、前記第1の流体及び前記第2の流体の前記構成を変更するための前記電圧を出力するように構成されるディスプレイドライバと、ディスプレイコントローラとを備え、前記ディスプレイコントローラは、少なくとも1つのプロセッサ及びコンピュータプログラム命令を含む少なくとも1つのメモリを備え、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラム命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ディスプレイ要素を駆動する方法を前記ディスプレイドライバを使用して前記ディスプレイコントローラに実施させるように構成され、前記方法は、前記ディスプレイ要素によって表示するためディスプレイ効果を表すデータを受信すること、前記ディスプレイ効果を表示するため前記ディスプレイ要素を駆動するための駆動スキームを、前記データの特性に応じて、また、少なくとも、
    a)DC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示す前記ディスプレイ要素に印加される全ての電圧が同じ極性を有する、DC駆動スキーム、及び、
    b)AC駆動スキームであって、前記ディスプレイ効果を示す前記少なくとも1つのディスプレイ要素に印加される電圧が、異なる極性を有する少なくとも2つの電圧を含む、AC駆動スキームから選択すること、及び、前記データの前記特性に応じて選択された前記駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、電気湿潤ディスプレイ装置。
  22. 前記データの前記特性は、前記ディスプレイ要素を駆動するフレームレートを表し、前記フレームレートは、前記ディスプレイ要素の前記ディスプレイ効果を変更するために前記ディスプレイ要素を連続的にアドレス指定するレートを示す、請求項21に記載の電気湿潤ディスプレイ装置。
  23. 前記方法は、前記フレームレートが予め規定されたフレームレートより小さいと判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記DC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記DC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項22に記載の電気湿潤ディスプレイ装置。
  24. 前記方法は、前記フレームレートが予め規定されたフレームレート以上であると判定することを含み、前記駆動スキームを前記選択することは前記AC駆動スキームを選択することを含み、前記ディスプレイ要素を前記駆動することは、前記AC駆動スキームを使用して前記ディスプレイ要素を駆動することを含む、請求項22に記載の電気湿潤ディスプレイ装置。
  25. 前記データを受信することは、前記ディスプレイ要素によって表示するため第1のディスプレイ効果を表す第1のディスプレイ効果データを受信すること、及び、前記第1のディスプレイ効果の表示に続いて、前記ディスプレイ要素によって表示するため第2のディスプレイ効果を表す第2のディスプレイ効果データを受信することを含み、前記方法は、前記第1のディスプレイ効果データ及び前記第2のディスプレイ効果データを比較して、前記第1のディスプレイ効果と前記第2のディスプレイ効果との間の変化を指示する差値を決定すること、を更に含み、前記データの前記特性は前記差値を表す、請求項21に記載の電気湿潤ディスプレイ装置。
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