JP6103952B2 - 定量弁 - Google Patents

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本発明は、グリース、オイルなどの高粘度の流体を、均一に微少定量吐出するための定量弁に関する。
特許文献1(実開平5−71556号公報)に開示される定量吐出装置は、エアポートを介して供給・排出されるエアにより駆動されるエアピストンと、エアピストンのロッド先端に設けられた弁体の移動に応じて吸入ポート及び吐出ポートのいずれか一方と定量室とを選択的に連通する弁室と、定量室と吐出ポートとを連通する第3の通路と、第3の通路内に受容され且つ内周面にネジ溝を有するリストリクタスリーブと、リストリクタスリーブ内に螺進螺退可能に受容されるリストリクタコアを有する定量弁を設けるものであり、これによって、リストリクタスリーブ内周面のネジ溝と、リストリクタコア外周面のネジ溝との間隙に螺旋状通路が形成されることから、この螺旋状通路の通路長を可変することで、流体速度を調整することができるようにしたものである。
特許文献2(特開2002−45773号公報)に開示される定量弁は、セラミック粒子を含有する粘性流体が移動する流路を備える弁本体と、流路内に摺動可能に挿通される圧送手段とを備え、この圧送手段が、駆動流体の給排により駆動され、その結果、流路の入口側から吸い込まれた一定量の粘性流体が、流路の出口側から圧送され、弁本体と圧送手段との摺動部分における少なくとも表層が、セラミック粒子と同等の硬さ又はそれ以上の硬さになっていることを特徴とするものである。
実開平5−71556号公報 特開2002−45773号公報
上述した特許文献1に開示される定量吐出装置では、微少量の流体を均一に定量吐出するために、シリンダ室と吐出ポートとを連通する第3の通路を形成すると共に、この第3の通路内に、その通路長を可変可能な螺旋状通路を形成し、この螺旋状通路によって前記シリンダ室より吐出される流体の速度を調整して脈流や途切れを起こさないようにしたものである。
しかしながら、微小量を吐出するにあたり、従来、例えば特許文献2で開示される定量弁のように、材料をピストン先端で材料を定量吐出する構造では、材料圧で流体を押し出す構造のため、径を細くするには限界がある。このため、特許文献1で開示されるように螺旋状通路を形成し、流体の速度を調整する構造では、構造、特に通路が複雑となるという問題点も生じる。
このため、本願発明は、高粘度の流体を、微小量で確実に吐出することのできる定量弁を提供するものである。
したがって、本願発明は、吸入ポートと吐出ポートが形成されるハウジングと、該ハウジングに装着される定量シリンダ装置と、前記吸入ポート及び前記定量シリンダ装置の間及び前記定量シリンダ装置及び吐出ポートの間を選択的に連通し遮断する切換機構とを具備し、前記定量シリンダ装置が、内部空間を画成するシリンダ部と、前記内部空間に移動可能に配置されるピストンと、調整ネジによって位置が調整され、前記ピストンのストロークを規制するストッパとを具備する定量弁において、前記定量シリンダ装置が、前記ピストンの外周面と前記シリンダ部の内周面との間に形成された吸入吐出空間を具備することにある。
前記ピストンの外周面と前記シリンダ部の内周面との間に吸入吐出空間を形成したことによって、微小容量の吸入吐出空間を容易に形成することができるものである。また、ピストンの径を変化させることによって容易に吸入吐出空間を変更することができるものである。
また、前記ピストンは、前記シリンダ部の内周面との間に吸入吐出空間を画成する第1の小径部と、該第1の小径部に続いて形成され、前記シリンダ部に摺接する大径部と、該大径部に続いて形成され、前記シリンダ部との間で背面空間を画成する第2の小径部とによって構成されることが望ましい。
さらに、前記背面空間は前記吸入ポートと所定の流路抵抗を介して常に連通すると共に、前記吸入吐出空間は前記切換機構を介して前記吸入ポート及び前記吐出ポートと選択的に連通し遮断されることが望ましい。
さらにまた、前記ピストンの両側には第1の空気空間と第2の空気空間が設けられると共に、前記ピストンを貫通して第1の空気空間と第2の空気空間とを連通する連通路が設けられ、いずれかの空気空間は大気を連通状態にあることが望ましい。
図1は、本願発明に係る定量弁の吸入行程を示した断面図である。 図2は、定量弁に装着される定量シリンダ装置の断面図である。 図3は、本願発明に係る定量弁の吐出行程を示した断面図である。
以下、この発明の実施例について、図面により説明する。
本願発明に係る定量弁1は、図1及び図3に示すように、吸入ポート2と吐出ポート3が形成されるハウジング4と、ハウジング4に装着される定量シリンダ装置5と、前記吸入ポート2と前記定量シリンダ装置5との間及び前記定量シリンダ装置5と吐出ポート3の間を選択的に連通し遮断する切換機構6とを具備する。
また、前記定量シリンダ装置5は、図2に示すように、内部空間50を画成するシリンダ部51と、前記内部空間50に移動可能に配置されるピストン52と、調整ネジ53によって位置が調整され、前記ピストン52のストロークを規制するストッパ54とを具備する。
前記シリンダ部51は、シリンダケース51aと、このシリンダケース51aに保持され、前記ピストンを摺動自在に保持するシリンダ51bと、前記シリンダケース51aを保持すると共に前記ピストン52を一端で摺動自在に保持するシリンダハウジング51cとによって構成される。また、前記シリンダケース51aには、前記ピストン52の一方の端部が移動する第1の空気空間50aが前記内部空間50の一部として画成される。前記シリンダハウジング51cの他方の端部にはリテーナ55が螺着されて第2の空気空間50bが画成され、さらにストッパ54が収納される。また、前記調整ネジ53は前記リテーナ55に螺着される。さらにまた、前記第2の空気空間50bは貫通孔56を介して大気と連通される。
前記ピストン52は、前記第1の空気空間50aに移動可能に貫通すると共に前記シリンダ51bとの間に吸入吐出空間50cを画成する第1の小径部52aと、この第1の小径部52aに続いて形成され、前記シリンダ51bに摺動自在に配置される大径部52bと、この大径部52bの後方に位置して前記シリンダ51bとの間に背面空間50dを画成する第2の小径部52cとによって構成される。また、前記第1の空気空間50aと第2の空気空間50bを連通する空気連通路52dがピストン52を軸方向に貫通する。尚、前記第1の空気空間50aと前記吸入吐出空間50cは、Oリング81によって遮断され、前記吸入吐出空間50cと前記背面空間50dはOリング82によって遮断され、前記背面空間50dと前記第2の空気空間50bとはOリング83によって遮断される。
前記吸入吐出空間50cは前記シリンダケース51aに形成された第1の連通路70と連通し、前記背面空間50dは、前記シリンダケース51aと前記シリンダハウジング51cの間に形成された第2の連通路71と連通する。この第2の連通路71は前記第1の連通路70に対して狭く形成されているため、第1の連通路70よりも高い流路抵抗を有する。
前記ハウジング4には、前記定量シリンダ装置の第1の連通路70と連通する連絡通路40と、弁機構61を介して前記連絡通路40と吸入ポート2とを連通する第1の供給通路21と、前記定量シリンダ装置5の第2の連通路71と吸入ポート2とを連通する第2の供給通路22と、前記弁機構61を介して前記吐出ポート3と前記連絡通路40とを連通する吐出通路31とが形成される。
前記弁機構61は、弁体62と、この弁体62の移動によって前記第1の供給通路21及び前記吐出通路31を開閉する弁座部63とによって構成される。また、前記切換機構6は、この弁座部63に対して前記弁体62を移動させるピストンロッド64と、ピストンロッド64を移動させるための制御用ピストン65とを具備し、制御用ピストン65の上部空間66に制御用空気を、空気出入口67を介して出し入れすることによって制御用ピストン65を上下に移動させ、前記弁体62を移動させるものである。
以上の構成により、本願発明に係る定量弁1は、弁体62が吐出通路31を閉鎖し、第1の供給通路21を開放した場合、吸入ポート2から流入する流体は、第1の供給通路21及び第2の供給通路22に流入するが、第1の供給通路21の流路抵抗が第2の供給通路22よりも低いことから、第1の供給通路21から連絡通路40及び第1の連通路70を経て吸入吐出空間50cに至り、ピストン52を図面左方向に移動させ、吸入吐出空間50cを拡大させる。この吸入吐出空間50cに入る流体の量は、ストッパ54によって規制されるピストン52の移動量と、前記シリンダ51bの内径と前記ピストン52の外径の差によって設定される。このため、従来のピストン52の先端前方の吸入空間を設ける場合と比べて微小空間を形成しやすいという利点を有する。
この状態において、前記弁体62が移動して第1の供給通路21を閉鎖し、吐出通路31を開放した場合、吸入ポート2から流入する流体は第2の供給通路21を介して前記背面空間50dに流入し、ピストン52を図面左方向に移動させるため、吸入吐出空間50cの流体は、第1の連通路70から連絡通路40及び吐出通路31を経て吐出ポート3から吐出されるものである。
また、ピストン52の両側に形成された第1および第2の空気空間50a,50bを、ピストン52を貫通する空気連通路52dで連通するとともに、第2の空気空間50bが貫通孔56を介して大気と連通することから、ピストン52は安定して動作することができるものである。
以上の構成により、本願発明に係る定量弁1によれば、ピストン52の第1の小径部52aの周囲とシリンダ51bとの間に容易に微小容量の吸入吐出空間50cを形成することができるものである。また、ピストン52の第1の小径部52aの径を変化させることによって基本的な微小容量の設定が可能であり、調整ネジ53によってストッパ54の位置を調整してピストン52のストローク量を調整することによって微小容量の微細な調整が可能となるものである。
1 定量弁
2 吸入ポート
3 吐出ポート
4 ハウジング
5 定量シリンダ装置
6 切換機構
50 内部空間
50a 第1の空気空間
50b 第2の空気空間
50c 吸入吐出空間
50d 背面空間
51 シリンダ部
52 ピストン
52a 第1の小径部
52b 大径部
52c 第2の小径部
53 調整ネジ
54 ストッパ

Claims (3)

  1. 吸入ポートと吐出ポートが形成されるハウジングと、該ハウジングに装着される定量シリンダ装置と、前記吸入ポート及び前記定量シリンダ装置の間及び前記定量シリンダ装置及び吐出ポートの間を選択的に連通し遮断する切換機構とを具備し、前記定量シリンダ装置が、内部空間を画成するシリンダ部と、前記内部空間に移動可能に配置されるピストンと、調整ネジによって位置が調整され、前記ピストンのストロークを規制するストッパとを具備する定量弁において、
    前記定量シリンダ装置が、前記ピストンの外周面と前記シリンダ部の内周面との間に形成された吸入吐出空間を具備し、前記ピストンが、前記シリンダ部の内周面との間に吸入吐出空間を画成する第1の小径部と、該第1の小径部に続いて形成され、前記シリンダ部に摺接する大径部と、該大径部に続いて形成され、前記シリンダ部との間で背面空間を画成する第2の小径部とによって構成されることを特徴とする定量弁。
  2. 前記背面空間は前記吸入ポートと所定の流路抵抗を介して常に連通すると共に、前記吸入吐出空間は前記切換機構を介して前記吸入ポート及び前記吐出ポートと選択的に連通し遮断されることを特徴とする請求項記載の定量弁。
  3. 前記ピストンの両側には第1の空気空間と第2の空気空間が設けられると共に、前記ピストンを貫通して第1の空気空間と第2の空気空間とを連通する連通路が設けられ、いずれかの空気空間は大気連通状態にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の定量弁。
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