JP6100996B2 - 450MHzドナーアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は450MHzドナーアンテナに関する。詳細には、本発明は平面タイプで、450〜470MHzの範囲の周波数を受信するように適合された、高指向性および高利得を実現する能力をもつドナーアンテナに関する。
年々、遠隔通信での携帯用無線機器の使用は増大してきている。そのような遠隔通信の需要も、ますます一般化しており、それは住宅や会社などの地域に見られる。そのような訳で、郊外の地域でも無線遠隔通信を必要とするそれらのニーズに対応することが増加している。
450MHz周波数帯の範囲でのCDMA2000の実証された能力および性能がCDMA450である。CDMA450は通信技術において急速に新興するカテゴリーの1つである。これを使うと、ユーザーはより低い周波数でより長い到達範囲が要求される地域で、遠隔通信の内容を受信することができる。その一例は、郊外の地域に頻繁に出かける旅行者および郊外の地域の居住者であるユーザーである。実証された効率および性能により、アンテナがCDMA基地局からの低周波数信号の送受信ができるニーズが増大している。
リピーターアンテナシステムでは、より長い距離で信号の受信を実現するアンテナにより広い地域の到達範囲を提供している。通常、リピーターアンテナシステムはドナーアンテナ、増幅器、およびサービスアンテナを備えている。リピーターアンテナシステムでは、ドナーアンテナにより付近の基地局から入力信号を受信し、受信した入力信号を増幅器で増幅し、そしてサービスアンテナにより増幅された信号を送信する。
このような訳で、450〜470MHzの動作周波数をサポートできるリピーターアンテナシステムのための最大の信号および到達範囲を得るニーズの必要性が存在する。この設計により、既存の従来技術に比べ、低動作周波数での優れた到達範囲および優れた電圧定在波比(VSWR)で、高利得および高指向性を達成する。
平面タイプのアンテナでCDMA450システムをサポートできるドナーアンテナが開示されている。本発明の一実施形態によると、ドナーアンテナには、ベースプレート、折り畳まれたダイポールアンテナのアレイ、およびフィードネットワークが含まれる。
本発明の一態様では、上部表面および底部表面を有するベースプレートと、格子形態に整列されており、プラスチックホルダーによりベースプレートの上部表面上に取り付けられた折り畳まれたダイポールアンテナのアレイと、コネクタに一括して給電する折り畳まれたダイポールアンテナのアレイを電気的に接続するために、底部表面上に規定しているフィードネットワークと、を備えるドナーアンテナが提供されており、ここで、折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれは、折り畳まれたダイポールアンテナの基板の一面にアンテナ要素として機能する導電帯を備え、基板の他面に接地面として機能する対称的構成の導電帯を備えている。
一実施形態では、前記格子形態は折り畳まれたダイポールアンテナの4×5アレイである。
別の実施形態では、折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれはベースプレートに垂直に取り付けられる。
他の実施形態では、励起アームと接地アームの両方は対称的な導電帯の構成に適合され、ここで、基板の各側上の導電帯は1つの中心導電レッグおよび2つの対照的に構成され折り畳まれたアームを有するm字状導電帯を備え、ここで、中心導電レッグは2つの折り畳まれたアームよりも幅が薄い。さらに、折り畳まれたダイポールアンテナは、一方の端で励起アームと接続するために基板を通って延長された芯、および接地アームの中心導電レッグに沿ってはんだ付けされた金属シールドを有する同軸ケーブルを備え、ここで、同軸ケーブルのもう一方の端はベースプレートの底部側上のフィードネットワークに電気的に接続するために、ベースプレートを通って延びている。m字状導電帯は、対称的に構成された折り畳まれたアームを第1導電帯と第2導電帯に分割するギャップを規定しており、第1導電帯には対称的に構成された折り畳まれたアームの1つおよび反転U形状導電帯を形成する中心導電レッグが含まれ、一方、第2導電帯には反転L形状導電帯を形成する対称的に構成されたもう一方の折り畳まれたアームが含まれる。
さらに他の実施形態では、折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれは隣接するアンテナからおよそ200〜400mm離れている。
さらに、折り畳まれたダイポールアンテナの各行(row)は、隣接行からおよそ150〜400mm離れている。
別の実施形態では、折り畳まれたダイポールアンテナのアレイは長方形の格子配列で配列されている。
さらに別の実施形態では、折り畳まれたダイポールアンテナのアレイは三角形の格子配列で配列されている。
別の実施形態では、フィードネットワークはプリント回路基板上に形成することができる。さらに、フィードネットワークは折り畳まれたダイポールアンテナを一括して接続してコネクタに給電するための複数の電力分配器を備えている。また、複数の電力分配器はさらにマイクロストリップ線路で形成されモジュールを作成することができる。折り畳まれたダイポールアンテナの隣接したそれぞれの組は1つの電力分配器に接続される。
本発明は添付図面を参照して、本発明の限定されない実施形態の形で説明される。
本発明の一実施形態によるドナーアンテナの図である。 図1のドナーアンテナの正面図である。 図1のドナーアンテナの側面図である。 本発明の一実施形態による長方形の格子配列で配列された複数の折り畳まれたダイポールアンテナを伴う図1のドナーアンテナの上面図を例示する。 本発明の一代替実施形態による三角形の格子配列で配列された複数の折り畳まれたダイポールアンテナを伴う図1のドナーアンテナの上面図を例示する。 図1で示されている折り畳まれたダイポールアンテナの個別のユニットの図である。 図6で示されている折り畳まれたダイポールアンテナの上面図である。 折り畳まれたダイポールアンテナの側面図である。 本発明の一実施形態による図1に示されているドナーアンテナのベースプレートの下側に位置しているフィードネットワークの図である。
本発明の発明に関する特徴を理解するために、いくつかの具体的および代替実施形態の説明が次に提供される。しかしながら、本発明がそのような具体的な詳細によらなくても実施することができることは、当業者には明らかであろう。一部の詳細では、本発明を不明確にしないために、長さの説明がされていない。参照を簡略化するために、図面に共通する同じまたは類似した特徴を参照する場合には、共通の参照番号が図面全体で使用されている。
図1は、本発明の一実施形態によるドナーアンテナ100を例示している。ドナーアンテナ100の斜視図を示す、図1では、450〜470MHzの周波数帯で動作するCDMA2000、すなわちCDMA450で使用できる指向性アンテナを提供する。ドナーアンテナ100には、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)およびベースプレート(102)が含まれている。各折り畳まれたダイポールアンテナ(101)は、実質的に反転T字状横断面を形成するプラスチックホルダー(103)の支えでベースプレート(102)に垂直に取り付けられている。プラスチックホルダー(103)の説明は、以下でさらに詳細に行われる。図1に示されているように、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)が長方形の格子配列で配列されている。複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の長方形の格子配列のよりはっきりとした斜視が図4に示されている。図5で示されているように、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)は三角形の格子配列で配置されることもできる。
さらに図1を参照すると、ベースプレート(102)は、重さが軽量で形成しやすいので、アルミニウムから製造することができる。ベースプレート(102)はドナーアンテナ(100)の反射体として機能し、ドナーアンテナ(100)を指向性アンテナにする。指向性アンテナは、一般的に同じまたは類似した構成の無指向性アンテナより高い利得を提供する。ベースプレート(102)の寸法により、放射パターンのビーム幅が制御され、電圧定在波比(VSWR)への影響が小さくされる。VSWRとは、負荷が、駆動する回路に適合する度合いを示す電圧比である。ドナーアンテナ(100)のビーム幅はアンテナ利得に影響する。したがって、ベースプレートのサイズを変更すると、ドナーアンテナ(100)の異なる性能をもたらす。ベースプレート(102)のサイズは、必要な折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の数と折り畳まれたダイポールアンテナ(101)間の距離に左右される。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)間の距離が動作周波数の半分の波長くらいであることが望ましい。本実施形態では、指向性ドナーアンテナ(100)は、30°±10°くらいの水平ビーム幅および18°±10°くらいの垂直ビーム幅を有している。ドナーアンテナ(100)は約15dBの利得を有している。ベースプレート(102)の全体長は約1800mmでその全体幅は800mmである。
図2は、図1に示されているドナーアンテナ(100)の正面図を例示している。図2に示されているこの例では、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)が長方形の格子配列で配列されている。ドナーアンテナ(100)の長方形の格子配列により、ドナーアンテナ(100)の一例として、4行(row)で5列(column)の(4×5)配列でベースプレート(102)上に垂直に配置された各折り畳まれたダイポールアンテナ(101)が配列される。
水平および垂直のビーム幅は折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の配列サイズに左右される。水平および垂直軸の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の配列の変更によっても、ドナーアンテナ(100)の利得全体が変動する。
ドナーアンテナ(100)の正面図では、4行で配列された折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の4つを示している。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれは、等距離間隔で配置されている。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれの間隔はアンテナの動作周波数の半分の波長くらいにするべきである。アンテナの設計分野で、アンテナからの放射の指向性依存状態は放射パターンとしてより知られている。ドナーアンテナ(100)の放射パターンのビーム幅は、さらに折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれの間隔、および配列サイズの各軸(水平または垂直)での折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の数にも左右される。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれの間隔は、さらにドナーアンテナ(100)の利得全体にも影響する。各行で一列に配列されたそれらの中心から測定された2つの折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の間隔は約200〜400mmで、各列で一列に配列された間隔は約400〜500mmである。同様に、VSWRに対する影響は、折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれが互いに近すぎないように配置されている限り無視できる。
図3では、図1のドナーアンテナ100の側面図を例示している。ドナーアンテナ(100)の側面図では、5列に配列された折り畳まれたダイポールアンテナ(101)を示している。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれも等間隔距離で配列されており、それは、距離もドナーアンテナ(100)の放射パターンのビーム幅および利得全体に影響するからである。行の2つの折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の間隔は約200〜400mmの間隔である。
図4では、本発明の一実施形態による長方形の格子配列で配列された複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)を伴う図1のドナーアンテナ(100)の上面図を例示している。この配列は図2〜3で示されているものと類似しており、ドナーアンテナ(100)の他の斜面図を示している。
図5では、本発明の一代替実施形態による三角形の格子配列で配列された複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)を伴う図1のドナーアンテナ(101)の上面図を例示している。同様に、折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれは、4行で5列の(4×5)配列で、ベースプレート(102)に垂直に配置されている。各行で一列に配列された2つの折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の間隔は約150〜350mmで、各列で一列に配列された間隔は約400〜500mmである。
図6では、本発明の一実施形態による図1で示されたような折り畳まれたダイポールアンテナ(600)の個別ユニットを例示している。折り畳まれたダイポールアンテナ(600)には、折り畳まれたダイポールのプリント回路基板(PCB)(601)、同軸ケーブル(602)、プラスチックホルダー(603)、およびベースプレート(604)が含まれている。折り畳まれたダイポールのPCB(601)は、実質的に反転T字状横断面を形成するプラスチックホルダー(603)によりベースプレート(604)に垂直に取り付けられている。同軸ケーブル(602)は、一方の端で折り畳まれたダイポールのPCB(601)にはんだ付けされ、ベースプレート(604)の中心向きに延びている。ベースプレート(604)とともに配置される折り畳まれたダイポールアンテナ(600)は指向性アンテナになり、(100)のドナーアンテナの利得は増大する。
さらに図6を参照すると、折り畳まれたダイポールのPCB(601)は、折り畳まれたダイポールのPCB(601)の両方の「ダイポールアーム」上で規定された導電帯(605)を伴う、実質的に長方形の形状のマイクロストリップアンテナである。導電帯の構成のさらなる詳細は以下で示す。プラスチックホルダー(603)には、ウェブ(608)に接続された上側フランジ(606)と下側フランジ(607)を有するIビーム形状のプラスチック片が含まれる。上側フランジ(606)からウェブ(608)にカットされたスロット(609)は、その間の折り畳まれたダイポールのPCB(601)を受けるために画成されている。プラスチックホルダー(603)の一方側には、同軸ケーブル(602)が折り畳まれたダイポールのPCB(601)の1つのダイポール「アーム」に取り付けられた場合に通過できるよう、カットオフ領域(610)を有している。プラスチックホルダー(603)は、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)から製造することができ、それはベースプレート(604)上に折り畳まれたダイポールのPCB(601)を保持するための支えとして使用することができる。さらに、同軸ケーブル(602)のために貫通穴(611)がベースプレート(604)上に準備されている。図1に示されているようなドナーアンテナ(100)を構築するために、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(600)をベースプレート(604)上に配置するので、ベースプレート(604)上には複数の貫通穴が必要になる。
図7では、図6に示されている折り畳まれたダイポールアンテナ(600)の正面図を示しており、ここで、導電帯を形成する要素がそれぞれの寸法で例示されている。示されているように、折り畳まれたダイポールのPCB(601)はベースプレート(604)上に垂直に取り付けられている。取り付け時に、プラスチックホルダー(603)の下側フランジ(607)がベースプレート(604)に取り付けられる。折り畳まれたダイポールのPCB(601)はスロット(609)でプラスチックホルダー(603)によりサンドイッチ状に挟まれる。必要に応じて、折り畳まれたダイポールのPCB(601)はさらに、プラスチックホルダー(603)のスナップインピンなどで、プラスチックホルダー(603)上に固定することができる。カットオフ領域(610)により、同軸ケーブル(602)は、ベースプレート(604)までの折り畳まれたダイポールのPCB(601)に取り付けられる際、ベースプレート(604)に到達するためにプラスチックホルダー(603)を通り抜けることができる。
さらに図7を参照すると、折り畳まれたダイポールのPCB(601)には、それぞれアンテナ要素を構成する、折り畳まれたダイポールのPCB(601)の基板の各側で形成される対称的な2つのm字状導電帯が含まれる。m字状導電帯の一方側は接地面として機能し、もう一方側は無線信号を送信するアンテナ要素である。それぞれのm字状導電帯は、折り畳まれたダイポールのPCB(601)の基板に沿って規定されたより厚い幅の帯およびより厚い幅の帯の中心から下向きに延びるより細い幅の帯(701)で構成され、基板の反対側方向に伸びている。細い幅の帯(701)は、折り畳まれたダイポールアンテナ(600)のインピーダンスを必要な信号ソースとマッチングするために使用することができる。この実施形態では、細い幅の帯(701)の長さは約62mmで、その幅は約5mmである。細い幅の帯(701)の長さはプラスチックホルダー(603)に到達する前に終端している。m字状導電帯はさらに、第1導電帯(702)と第2導電帯(703)を含んでいる。第1導電帯(702)が反転L字状帯を規定し、第2導電帯(703)が反転U字状帯を規定するという方法で、第1導電帯(702)と第2導電帯(703)はギャップ(704)で分割されている。参照を簡単にするために、m字状導電帯全体は平均の長さ、L(705)、幅、W(706)、および高さ、H(707)で測定される。本実施形態のアンテナのインピーダンスをマッチングするために、導電帯の寸法は、L(705)を約240mm、より厚い導電帯のW(706)を約24mm、およびH(707)を約200mmとすることができる。
述べられたように、長さ、L(705)は、折り畳まれたダイポールアンテナ(600)の望まれる動作周波数の半分の波長に依存している。好ましくは、長さ、L(705)は半分の波長の倍数に等しくする。同様に、幅、W(706)も、望まれる動作周波数を採用するためのマッチングインピーダンスによる変動に左右される。
さらに図7を参照すると、同軸ケーブル(602)は、一方の端に上側端子(708)およびもう一方の端に下側端子(709)を含んでいる。上側端子(708)は折り畳まれたダイポールのPCB(601)の上側エッジ向きの近接端部(710)にはんだ付けされている。同軸ケーブル(602)の金属シールドは細い幅の帯(701)に沿ってはんだ付けされ、貫通穴(711)を通って延長されている。下側端子(709)はSMA(SubMiniature version A)雌型コネクタなどのコネクタで終端している。
図8は折り畳まれたダイポールアンテナ(600)の側面図を示しており、ここでは、反転T字状横断面が示されている。同軸ケーブル(602)は、第1導電帯(702)と第2導電帯(703)が画成された「接地アーム」上の折り畳まれたダイポールのPCB(601)にはんだ付けされる。同軸ケーブル(602)の芯導体は折り畳まれたダイポールのPCB(601)を通過して延長され、折り畳まれたダイポールのPCB(601)のもう一方側上の「励起アーム」と電気的に接続状態であり、同軸ケーブル(602)の金属シールドは「接地アーム」側で細い帯に電気的に接続されている。同軸ケーブル(602)はより細い帯線に沿って下向きに延びており、ベースプレート(604)の貫通穴(610)を通って延びているコネクタで終端しており、最終的に折り畳まれたダイポールのPCB(601)の「接地アーム」側を接地している。
図9は、本発明の一実施形態として図1に示されているドナーアンテナ(100)のベースプレート(102)の下側に位置しているフィードネットワーク(900)を例示している。図9に示されているフィードネットワーク(900)は長方形の格子配列に従うものである。フィードネットワーク(900)には、複数の半剛体同軸ケーブル(901)、複数の電力分配器(902)、およびDIN(Deutsches Institut fur Normung)コネクタ(903)が含まれている。フィードネットワーク(900)は、フィードネットワーク(900)から放射している可能性のあるいかなる放射も隔離する目的で、ベースプレート(102)の下側に配置され、複数の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)からの放射に対するいかなる干渉も低減化する。
別の実施形態によると、フィードネットワーク(900)はPCB上に形成することができる。さらに別の実施形態では、電力分配器はモジュールを作成するためにマイクロストリップ線路で形成することも可能である。
折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のそれぞれと接続している半剛体同軸ケーブル(901)は、各折り畳まれたダイポールアンテナ(101)間に位相差が生じないように等しい長さからなっている。各折り畳まれたダイポールアンテナ(101)に位相差がないことが実現するのは最適で、それは、位相差がアンテナな放射パターンの歪みという結果になるためである。電力分配器(902)は、折り畳まれたダイポールアンテナ(101)間で高周波(RF)入力電力を特定の電力率で分配するために動作する。ドナーアンテナ(100)用の高利得および高前後電界比の観点で、最善の放射パターンを得るための放射パターンの合成により、電力分配器(902)の設計が定義される。電力分配器(902)の設計の別の要因は、入力ポートと出力ポート間のインピーダンスをマッチングすることである。DINコネクタ(903)は、アナログの利用分野で一般的に使用されるコネクタである。一例として使用されるDINコネクタ(903)は7/16DINコネクタである。DINコネクタ(903)はドナーアンテナ(100)の左外側に接続されたT型ボックスで、半剛体同軸ケーブル(901)にクリンプ(crimp)されている。半剛体同軸ケーブル(901)、電力分配器(902)、およびDINコネクタ(903)はすべて接続されドナーアンテナ(100)のフィードネットワーク(900)を形成している。
さらに図9を参照すると、上述のとおり長方形の格子は、4行と5列で配列された折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のアレイを備えている。各列では、貫通穴(610)を通って延びる同軸ケーブル(602)のそれぞれにより隣接する折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の組が1つの電力分配器(902)に接続されている。したがって、各列の4つの折り畳まれたダイポールアンテナ(101)には2つの電力分配器(902)が必要になる。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の2つの組に接続している2つの電力分配器(902)はさらに、別の電力分配器(902)とともに接続されている。
各ドナーアンテナ(100)に5つの列があると仮定すると、さらに5つの電力分配器(904)が必要になるはずである。それに続いて、折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の列の2つの外側の組の電力分配器(904)はさらにそれぞれの電力分配器(902)でともに接続されている。中心の列の電力分配器(902)は、次いでさらに別の電力分配器(902)により外側の列の組の電力分配器(902)の1つに接続されている。最終的に、3つの列が接続されている電力分配器(902)は、最後の電力分配器(902)により折り畳まれたダイポールアンテナ(101)の残りの列の組を接続する電力分配器(902)に接続されている。最後の電力分配器(902)はDINコネクタ(903)で終端し、フィーダーネットワークを形成している。折り畳まれたダイポールアンテナ(101)と電力分配器(902)間、およびそれぞれの電力分配器902間の接続は、半剛体同軸ケーブル(901)を通して行われる。
ドナーアンテナ100のVSWRは1.5未満である。指向性アンテナの前と後の間の電力利得を測定する、前後電界比は33dBより大きい。本発明は、CDMA450の従来の他の設計に比べ、より優れた前後電界比を実現し、ノイズを低減化することができる。
本実施形態のドナーアンテナ(100)の寸法は、同じ450〜470MHzの範囲で動作するアンテナの従来の他の設計とは異なり、通信タワー、屋上の垂直面、およびモノポールタワーに固定するのに適している。ドナーアンテナ(100)の全体重量は約≦40Kgである。
本発明は、垂直および水平軸でドナーアンテナの(100)を増やす、垂直および水平軸の折り畳まれたダイポールアンテナ(101)のアレイを採用することによって利得および前後電界比を増大させている。本発明はさらに、ドナーアンテナ(100)のフィードネットワーク(900)で放射パターンの合成を実装することによっても利得および前後電界比を向上することができる。このようにして放射パターンの指向性は、ドナーアンテナ(100)の利得の増大およびドナーアンテナ(100)の背面放射の低減化に、より着目することになる。ドナーアンテナ(100)は平面タイプのアンテナからできており、それは450MHzの周波数などの低い周波数のアンテナでは珍しい。ドナーアンテナ(100)は高利得および高指向性を実現し、CDMA450周波数を十分カバーし、VSWRも優れている。
上述の説明は、本発明の態様がどのように実装できるか実施例に沿って本発明の各種実施形態を例示している。特定の実施形態が説明され例示されたが、本発明の範囲を逸脱することなく多くの変更、修正、変形、およびそれらの組み合わせを本発明に行うことができることが理解される。上記例、実施形態、手順説明、意味論、および図面は実施形態のみのものと考えるべきではなく、以下の請求項で定義されるように本発明の柔軟性および利点を例示するために提示されているものである。

Claims (14)

  1. 上部表面および底部表面を有するベースプレートと、
    格子形態に整列されており、プラスチックホルダーにより前記ベースプレートの上部表面上に取り付けられた折り畳まれたダイポールアンテナのアレイと、
    前記折り畳まれたダイポールアンテナのアレイを電気的に接続するために、1つのコネクタに一括して供給されるようにされた、底部表面上に画成されたフィードネットワークと、を備え、
    前記折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれが、前記折り畳まれたダイポールアンテナの基板の一面にアンテナ要素として機能する導電帯を備え、基板の他面に接地面として機能する対称的構成の導電帯を備えるドナーアンテナ。
  2. 格子形態が折り畳まれたダイポールアンテナの4×5アレイからなる、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  3. 前記折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれが前記ベースプレートに垂直に取り付けられる、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  4. 記基板の各側上の前記導電帯が1つの中心導電レッグおよび2つの対称的に構成され折り畳まれた導電帯を有するm字状導電帯からなり、前記中心導電レッグが前記2つの折り畳まれた導電帯よりも幅が薄い、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  5. 前記折り畳まれたダイポールアンテナのそれぞれが、一方の端で前記アンテナ要素として機能する導電帯と接続するために前記基板を通って延長された芯、および前記接地面として機能する導電帯の前記中心導電レッグに沿ってはんだ付けされた金属シールドを有する同軸ケーブルを備え、前記同軸ケーブルのもう一方の端が前記ベースプレートの底部側上の前記フィードネットワークに電気的に接続するために、前記ベースプレートを通って延びている、請求項4に記載のドナーアンテナ。
  6. 前記m字状導電帯は、前記対称的に構成された折り畳まれた導電帯を第1導電帯と第2導電帯に分割するギャップを持っている前記m字状導電帯であり、前記第1導電帯には反転U字状導電帯を形成する前記対称的に構成された折り畳まれた導電帯の1つおよび前記中心導電レッグが含まれ、一方、前記第2導電帯には反転L字状導電帯を形成する前記対称的に構成されたもう一方の折り畳まれた導電帯が含まれる、請求項4に記載のドナーアンテナ。
  7. それぞれの折り畳まれたダイポールアンテナが隣接するアンテナからおよそ200〜400mm離れている、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  8. 前記折り畳まれたダイポールアンテナの各行が隣接行からおよそ150〜400mm離れている、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  9. 前記折り畳まれたダイポールアンテナのアレイが長方形の格子配列で配列されている、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  10. 前記折り畳まれたダイポールアンテナのアレイが三角形の格子配列で配列されている、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  11. 前記フィードネットワークがプリント回路基板上に形成することができる、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  12. 前記フィードネットワークが前記折り畳まれたダイポールアンテナを一括して接続して前記コネクタに給電するための複数の電力分配器を備えている、請求項1に記載のドナーアンテナ。
  13. 前記複数の電力分配器がさらにマイクロストリップ線路で形成されモジュールを作成することができる、請求項12に記載のドナーアンテナ。
  14. 前記折り畳まれたダイポールアンテナの隣接したそれぞれの組が1つの電力分配器に接続される、請求項12に記載のドナーアンテナ。
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