JP6098725B2 - 情報検索処理プログラム、装置、および方法 - Google Patents

情報検索処理プログラム、装置、および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6098725B2
JP6098725B2 JP2015533925A JP2015533925A JP6098725B2 JP 6098725 B2 JP6098725 B2 JP 6098725B2 JP 2015533925 A JP2015533925 A JP 2015533925A JP 2015533925 A JP2015533925 A JP 2015533925A JP 6098725 B2 JP6098725 B2 JP 6098725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
electronic medical
search
medical record
name
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015533925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015029258A1 (ja
Inventor
龍雄 早川
龍雄 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2015029258A1 publication Critical patent/JPWO2015029258A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6098725B2 publication Critical patent/JP6098725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/33Querying
    • G06F16/3331Query processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/22Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • G06F16/2228Indexing structures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/24Querying
    • G06F16/245Query processing
    • G06F16/2458Special types of queries, e.g. statistical queries, fuzzy queries or distributed queries
    • G06F16/2468Fuzzy queries
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/35Clustering; Classification
    • G06F16/355Class or cluster creation or modification
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/10ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H70/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical references
    • G16H70/40ICT specially adapted for the handling or processing of medical references relating to drugs, e.g. their side effects or intended usage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、電子カルテを検索するための情報検索処理プログラム、装置、および方法に関する。
電子カルテの普及に伴い、医師等が、例えばある薬品を投与した場合の類似症例等を、薬品名等をキーワードとして過去の電子カルテに記載されている情報から検索する次のような従来技術が知られている(例えば特許文献1)。コンピュータが、入力領域に対する診療情報の入力を補助する入力ツールを起動する起動指示を利用者から受け付けると、所定のキーワードを予め記憶する記憶部から該キーワードを取得する。また、コンピュータは、取得したキーワードが、入力領域に対して入力済みの受診者の診療情報に含まれている場合に、該診療情報に含まれているキーワードを入力ツールに転送する。また、記憶部は、入力ツールごとに所定のキーワードを予め記憶し、コンピュータは、起動指示によって識別される入力ツールに対応するキーワードを記憶部から取得する。
従来、利用者が希望する検索条件にマッチした電子カルテを抽出することが要望されていた。
特開2010−286922号公報 特開平9−171528号公報
電子カルテの記載情報をキーワードで検索するためには、電子カルテを全文検索する処理が必要になる。例えば、5000万件の電子カルテがある場合に、テキスト全文検索を行うと1時間程度かかる。そこで、電子カルテに出現するキーワードのインデックステーブルを予め作成しておき、検索の効率化を可能にすることができる。
インデックステーブルには、例えば転置インデックス情報が格納される。転置インデックス情報は、電子カルテから抜き出したキーワードに対して当該キーワードが記載された電子カルテのカルテ番号が対応付けられるように、生成される。
例えば、「かゆい」というキーワードが、カルテ番号001、003、004の電子カルテに記載されていることを事前に検索していたとする。このとき、インデックステーブルには、キーワード「かゆい」に対して、001、003,004のカルテ番号が対応付けられて記憶される。
その後、作業者が「かゆい」のキーワードを検索する場合、インデックステーブルを参照し、「かゆい」に対応するカルテ番号001,003,004を読み出すことで検索が完了する。よって転置インデックス情報を用意しておくことで、検索時間を短縮することができる。
ここで、電子カルテの検索をする場合、コード情報で検索を行いたい場合がある。例えば、薬品名で検索するのではなく、意味のあるコード(薬品コード)で該当する電子カルテを検索したい場合がある。
しかし、電子カルテの記載情報にコード情報が記載されていない場合がある。上述したように、電子カルテに対応する転置インデックス情報は、電子カルテから抜き出したキーワードから作成される。このため、コード情報が電子カルテの記載情報に記載されていない場合、コード情報による電子カルテの検索はできないという問題点がある。
そこで、本発明の1つの側面では、電子カルテの記載情報として記載されていない検索対象のコード情報であっても電子カルテの検索を可能にすることを目的とする。
態様の一例は、電子カルテに含まれる情報を検索する処理プログラムであって、電子カルテを識別する識別情報とその電子カルテに記載された記載情報とを関連付けて記憶する電子カルテ記憶部から電子カルテを読み出し、対象物のキーワード情報とその対象物を識別するコード情報とが関連付けられて記憶されたマスタ記憶部に基づき、読み出した電子カルテに記載された記載情報に対応するキーワード情報を決定し、決定したキーワード情報に対応するコード情報をマスタ記憶部から読み出し、決定したキーワード情報および読み出したコード情報のそれぞれに、読み出した電子カルテに対応する識別情報を対応付けることにより、読み出した電子カルテに対応するインデックス情報を生成する処理をコンピュータに実行させる情報検索処理プログラムである。
電子カルテの記載情報として記載されていない検索対象のコード情報であっても電子カルテの検索が可能となる。
本発明の実施形態に係る情報検索処理装置のブロック図である。 ユーザマスタ辞書のデータ構成例を示す図である。 マスタ情報のデータ構成例を示す図である。 ユーザ形態素辞書のデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるデータの遷移例を示す説明図である。 インデックス情報の例を示すデータ構成図である。 ユーザマスタ辞書とユーザ形態素辞書の作成処理の例を示すフローチャートである。 インデックス情報作成処理の例を示すフローチャートである。 検索処理の例を示すフローチャートである。 情報検索処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態(以下「本実施形態」)に係る情報検索処理装置のブロック図である。
本実施形態に係る情報検索処理装置は、電子カルテ検索処理装置100と電子カルテデータ記憶装置101とから構成される。電子カルテデータ記憶装置101は、電子カルテをデータベースとして記憶する電子カルテ記憶部104を備える1台または複数台からなるコンピュータである。電子カルテ検索処理装置100は、インデックス情報作成機能部102と検索処理機能部103、マスタ記憶部113、およびインデックス情報記憶部114を備える1台または複数台からなるコンピュータである。インデックス情報作成機能部102は、電子カルテ読出し部105、キーワード情報決定部106、コード情報読出し部107、およびインデックス情報生成部108を備える。検索処理機能部103は、検索条件入力部109、キーワード情報/コード情報決定部110、インデックス情報検索部111、および電子カルテ記載情報表示部112を備える。
電子カルテデータ記憶装置101において、電子カルテ記憶部104は、電子カルテ毎に、その電子カルテを識別する識別情報、例えばカルテ番号と、その電子カルテに記載された記載情報とを関連付けて記憶するデータベースである。
電子カルテ検索処理装置100内のマスタ記憶部113は、対象物のキーワード情報と、その対象物を識別するコード情報とを関連付けて、例えばユーザマスタ辞書として記憶する。対象物は、例えば薬品である。対象物のキーワード情報は、例えば薬品名である。対象物を識別するコード情報は、例えば薬品を識別するコード情報である。以下、ユーザマスタ辞書中のキーワード情報およびコード情報をそれぞれ、マスタキーワード情報およびマスタコード情報と呼ぶ。
電子カルテ検索処理装置100内のインデックス情報作成機能部102において、電子カルテ読出し部105は、電子カルテ記憶部104から電子カルテを読み出す。
キーワード情報決定部106は、マスタ記憶部113が記憶する例えばユーザマスタ辞書に基づき、電子カルテ読出し部105が読み出した電子カルテに記載された記載情報に対応するキーワード情報を決定する。以下、このように決定されたキーワード情報をインデックス用キーワード情報と呼ぶ。
コード情報読出し部107は、上記決定されたキーワード情報に対応するコード情報をマスタ記憶部113が記憶する例えばユーザマスタ辞書から読み出す。以下、このように読み出されたコード情報をインデックス用コード情報と呼ぶ。
インデックス情報生成部108は、上記インデックス用キーワード情報および上記インデックス用コード情報のそれぞれに、電子カルテ読出し部105が読み出した電子カルテに対応する識別情報を対応付ける。これにより、インデックス情報生成部108は、その電子カルテに対応するインデックス情報を生成し、インデックス情報記憶部114に記憶させる。
電子カルテ検索処理装置100内の検索処理機能部103において、検索条件入力部109は、電子カルテ利用者が操作する端末装置等で指定された検索条件を入力する。
キーワード情報/コード情報決定部110は、マスタ記憶部113が記憶する例えばユーザマスタ辞書に基づき、検索条件入力部109が入力した検索条件に対応する検索用のキーワード情報または検索用のコード情報を決定する。
インデックス情報検索部111は、インデックス情報記憶部114が記憶するインデックス情報において、上記検索用のキーワード情報または上記検索用のコード情報に対応するインデックス用キーワード情報またはインデックス用コード情報を検索する。そして、インデックス情報検索部111は、上記検索の結果に対応する識別情報を抽出する。
電子カルテ記載情報表示部112は、インデックス情報検索部111が抽出した識別情報に対応する電子カルテの記載情報を、電子カルテデータ記憶装置101内の電子カルテ記憶部104から読み出して、電子カルテ利用者が操作する端末装置等に表示する。
上述の構成を有する本実施形態に係る情報検索処理装置の動作について、以下に詳細に説明する。
図2、図3、および図4は、本実施形態で使用されるユーザマスタ辞書、マスタ情報、およびユーザ形態素辞書のデータ構成例を示す図である。
図2に示されるように、このユーザマスタ辞書は、対象物のマスタキーワード情報とマスタコード情報とを関連付けて記憶したテーブルであり、図1の電子カルテ検索処理装置100内のマスタ記憶部113に記憶される。マスタキーワード情報は、例えば薬品名である。マスタコード情報は、例えば薬品を識別するコード情報である。
本実施形態では、インデックス情報の作成時にまず、図1のキーワード情報決定部106は、図2に例示されるユーザマスタ辞書に基づき、電子カルテに記載された記載情報に対応するインデックス用キーワード情報を決定する。
ユーザマスタ辞書に基づきインデックス用キーワード情報を決定する第1の手法としては、次のような手法を適用することができる。まず、読み出した電子カルテに記載された記載情報からキーワード情報を抽出する。この場合例えば、読み出した電子カルテに記載された記載情報の文を形態素の列に分割する形態素解析を実行し、得られた形態素のうち所定の品詞(例えば「名詞」「動詞」「形容詞」「形容動詞」のいずれか)と判別されたものをキーワード情報として抽出する。そして、このキーワード情報によってユーザマスタ辞書中のマスタキーワード情報に対してあいまい検索を実行する。「あいまい検索」とは、キーワード情報の文字列をマスタキーワード情報の一部または全部に含む検索、全角と半角、大文字と小文字、カタカナと平仮名、長音ありとなし等を同一とみなす検索をいう。あいまい検索に成功した場合には、ユーザマスタ辞書で検索されたマスタキーワード情報をインデックス用キーワード情報として決定する。
例えば、「ランマーク」(医薬品名総称)は、名詞である。この「ランマーク」という薬品名を含む電子カルテの記載情報のテキスト文書に形態素解析をそのまま実施すると、「ラン|マーク」というように、2つの形態素に分割される場合がある。しかし、このような2つの形態素「ラン」および「マーク」にそれぞれ、それらが出現する電子カルテの識別情報を対応させてインデックス情報を生成してしまうと、「ランマーク」という検索条件では該当する電子カルテが検索できなくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、上述のように、例えば予め薬品名「ランマーク」というマスタキーワード情報と、それに対応するマスタコード情報「3999435A1020」を対応させたユーザマスタ辞書を用意しておく。そして、2つの形態素「ラン」および「マーク」をそれぞれ用いて、ユーザマスタ辞書に対してあいまい検索を実行することにより、ともに正しいマスタキーワード情報「ランマーク」を抽出し、それをインデックス用キーワード情報として決定する。これにより、薬品名「ランマーク」を含む電子カルテの記載情報のテキスト文書に対して、正しいインデックス用キーワード情報「ランマーク」を決定することが可能となる。
ここで、図2に例示されるような、マスタキーワード情報とマスタコード情報を対応付けるユーザマスタ辞書は、例えば「一般財団法人 医療情報システム開発センター(MEDIS−DC)」が開発している「医療HOTコードマスタ」のようなマスタ情報から取得することができる。図3は、マスタ情報「医療HOTコードマスタ」のデータ構成例を示す図である。このマスタ情報におけるレコード構成のうち例えば、「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値をマスタキーワード情報とし、「薬価基準収載医薬品コード」項目の値をマスタコード情報として抽出することにより、ユーザマスタ辞書を作成できる。
この場合、「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」に対して「薬価基準収載医薬品コード」項目の値「3999435A1020」が対応する。すなわち、「ランマーク」の正式医薬品名は「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」だが、通常カルテで入力するときには、「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」のような入力は行わない。
そこで、例えば「医療HOTコードマスタ」の「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値をマスタキーワード情報とするときには、図2に示されるように、電子カルテの記載情報として良く入力される値「ランマーク」が使用されてよい。
ただし、ユーザマスタ辞書におけるマスタキーワード情報のパターンとして、「ランマーク」だけでなく、「ランマーク皮下注」「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」をマスタキーワード情報として有するユーザマスタ辞書が生成されてもよい。
同様に、図3に例示される「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」に対して「薬価基準収載医薬品コード」項目の値「3211001X1067」が対応する。すなわち、「乳酸カルシウム」の正式医薬品名は「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」だが、通常カルテで入力するときには、「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」のような入力は行わない。
そこで、例えば「医療HOTコードマスタ」の「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値をマスタキーワード情報とするときには、図2に示されるように、電子カルテの記載情報として良く入力される値「乳酸カルシウム」が使用されてよい。
ただし、ユーザマスタ辞書におけるマスタキーワード情報のパターンとして、「乳酸カルシウム」だけでなく、「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」をマスタキーワード情報として有するユーザマスタ辞書が生成されてもよい。
さらに、ユーザマスタ辞書から抽出された上記複数のマスタキーワード情報を各々インデックス用キーワード情報として有するインデックス情報が生成されてもよい。
以上の第1の手法により、電子カルテの記載情報として記載される「ランマーク」や「乳酸カルシウム」に対応する検索条件の様々なバリエーションに対して、精度の高いインデックス情報を生成することが可能となる。
ユーザマスタ辞書に基づきインデックス用キーワード情報を決定する第2の手法としては、次のような手法を適用することができる。電子カルテの記載情報の文の形態素解析において、図2に例示される各マスタキーワード情報「ランマーク」や「乳酸カルシウム」等を、形態素解析のユーザ辞書(以下この辞書を「ユーザ形態素辞書」と呼ぶ)に登録する。そして、読み出した電子カルテに記載された記載情報の文を形態素の列に分割する形態素解析を実行し、得られた形態素のうち所定の品詞と判別されたものをインデックス用キーワード情報として決定する。
この第2の手法により、ユーザマスタ辞書内の各マスタキーワード情報が形態素として分割されるようにすることができ、精度の高いインデックス情報を生成することが可能となる。
図4は、ユーザ形態素辞書のデータ構成例を示す図である。図2に例示されるユーザマスタ辞書のマスタキーワード情報「ランマーク」や「乳酸カルシウム」をそれぞれ表層形項目および原形項目として有する、ユーザ形態素辞書の各レコードデータを生成する。
次に、本実施形態では、インデックス情報の作成時に、図1のコード情報読出し部107は、上述のようにして図1のキーワード情報決定部106で決定されたインデックス用キーワード情報に対応するマスタコード情報を、図2に例示されるユーザマスタ辞書から読み出して、インデックス用コード情報として決定する。
図5は、本実施形態におけるデータの遷移例を示す説明図である。
電子カルテの記載情報として、図5(a)に例示されるように、「ランマークを服用開始 ランマークは副作用として低カルシウム血症の症状があり、しびれなどの症状に関する経過観察が必要。予防として乳酸カルシウムの服用を実施」が登録されているとする。
これに対して、上述の形態素解析をベースとするインデックス用キーワード情報の決定処理によって、図5(b)に例示されるように、「ランマーク 服用 開始 副作用 低カルシウム血症 しびれ 症状 関する経過措置 必要 予防 乳酸カルシウム 服用 実施」というようなインデックス用キーワード情報が決定される。
さらに、上述のインデックス用コード情報の決定処理によって、図5(c)に例示されるように、上記インデックス用キーワード情報に加え、「3999435A1020 3211001X1067」というようなインデックス用コード情報が決定される。
そして、本実施形態では、図1のインデックス情報生成部108が、上記インデックス用キーワード情報および上記インデックス用コード情報のそれぞれに、読み出した電子カルテに対応する識別情報を対応付けることにより、インデックス情報を生成する。
図6は、インデックス情報である転置インデックスの例を示すデータ構成図である。転置インデックスでは、電子カルテの記載情報に対応するインデックス用キーワード情報、例えば「ランマーク」に対して、そのキーワード情報に対応する記載情報が記載されている電子カルテの識別情報、例えば「0000012345」が対応付けられている。また、転置インデックスでは、インデックス用キーワード情報「ランマーク」に対して図2に例示のユーザマスタ辞書から抽出されたインデックス用コード情報「3999435A1020」に、電子カルテの識別情報、例えば「0000012345」が対応付けられている。
このようにして、本実施形態では、電子カルテの記載情報として検索対象である例えば薬品のコード情報が記載されていない場合であっても、図1のインデックス情報記憶部114が記憶するインデックス情報に、図6のようにコード情報を含めることができる。そして、このようなインデックス情報(転置インデックス)を用いることにより、図1の検索処理機能部103は、電子カルテの記載情報として記載されていない薬品のコード情報等であっても、電子カルテの検索が可能となる。これにより、本実施形態では、閲覧したい内容を含む電子カルテが検索で見つかる可能性を高めることが可能となる。
図7は、図3に例示されるマスタ情報から、図2に例示されるユーザマスタ辞書と図4に例示されるユーザ形態素辞書を作成する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば後述する図10のハードウェア構成を有するコンピュータにおいて、CPU(中央演算処理装置)1001が外部記憶装置105からメモリ1002に読み出した制御プログラムを実行する動作として実現される。
まず、前述したマスタ情報「医療HOTコードマスタ」などから、関連するマスタ情報レコードが抽出される(ステップS701)。図3のマスタ情報の例では、「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」と、それに対応する「薬価基準収載医薬品コード」項目の値「3999435A1020」が取得される。また、「レセプト電算処理システム医薬品名」項目の値「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」と、それに対応する「薬価基準収載医薬品コード」項目の値「3211001X1067」が取得される。
次に、例えば図10のハードウェア構成を有するコンピュータを操作する辞書作成利用者によって、例えば入力装置1003およびディスプレイ等の出力装置1004を用いて、名称項目の文字列が編集される(ステップS702)。例えばステップS701で取得された各レコードの薬品名項目「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」に対して、「ランマーク」や「ランマーク皮下注」等の薬品名が追加される。あるいは、例えばステップS701で取得された各レコードの医薬品名項目「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」に対して、「乳酸カルシウム」等の薬品名が追加される。
その後、図2に例示されるデータフォーマットで、マスタキーワード情報とマスタコード情報のペアからなるユーザマスタ辞書が登録される(ステップS703)。なお、図2では、マスタキーワード情報「ランマーク」に対応するレコードと、マスタキーワード情報「乳酸カルシウム」に対応するレコードのみが例示されている。これ以外に、マスタキーワード情報「ランマーク皮下注120mg 1.7mL」に対応するレコードや、マスタキーワード情報「乳酸カルシウム「コザカイ・M」」に対応するレコードが登録されてもよい。
さらに、図4に例示されるデータフォーマットで、ユーザ形態素辞書が登録される(ステップS704)。
図8は、図1のインデックス情報作成機能部102が実行するインデックス情報作成処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば後述する図10のハードウェア構成を有する図1の電子カルテ検索処理装置100のコンピュータで、CPU1001が外部記憶装置105からメモリ1002に読み出したインデックス情報作成処理プログラムを実行する動作として実現される。
まず、図1の電子カルテデータ記憶装置101内のカルテ記憶部104から、電子カルテの差分データが取得される(ステップS801)。この処理は、差分データとして例えば、前回のインデックス情報作成処理の実行時以降、カルテ記憶部104に新たに記憶された電子カルテのデータを、1件ずつ取得する処理である。
次に、ステップS801で電子カルテのデータが取得できて存在するか否かが判定される(ステップS802)。
電子カルテのデータが存在してステップS802の判定がYESならば、次の処理が実行される。その電子カルテのデータが検索されたときに検索利用者が操作する端末装置のディスプレイにその電子カルテを表示できるようにするために、表示用データの加工処理が実行される(ステップS803)。具体的には、カルテ記憶部104(図1)から読み出された電子カルテの記載情報の文字コードを、端末装置のブラウザソフトウェア等に表示するのに適した文字コードに変換する処理が実行される。或いは、電子カルテの記載情報を、端末装置のブラウザソフトウェア等に表示するのに適したHTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータに変換する処理が実行される。
次に、表示用データの更新処理が実行される(ステップS804)。例えば後述する図10のハードウェア構成を有するコンピュータの外部記憶装置1005に保持されるデータ表示用電子カルテのデータベースが、ステップS803で新たに得られた電子カルテの表示用データによって更新される。
次に、ステップS801で取得された電子カルテの記載情報に対して、ユーザ言語辞書を用いて言語解析処理が実行される(ステップS805)。例えば、ユーザ言語辞書として図4に例示されるようにして作成されたユーザ形態素辞書を用いて、言語解析処理として形態素解析が実行される。
その後、ステップS801で取得された電子カルテの記載情報の文書のノード(Node)の最終まで処理されか否かが判定される(ステップS806)。ノードとは、言語解析処理されるテキストの単位をいい、本実施形態では1つの電子カルテの記載情報の全ての文書をいう。すなわち、「ノードの最終」とは電子カルテ中の文書の文末である。
ノードの最終まで処理されておらずステップS806の判定がNOならば、ステップS805で取得された対象であるキーワード情報の品詞がチェックされ(ステップS807)、予め利用者によってパラメータ指定された品詞であるか否かが判定される(ステップS808)。例えば、品詞が、「名詞」「動詞」「形容詞」「形容動詞」のいずれかであるか否かが判定される。
ステップS805で取得されたキーワード情報の品詞が「名詞」「動詞」「形容詞」「形容動詞」のいずれかに該当せずステップS808の判定がNOならば、そのキーワード情報はインデックス用キーワード情報とはされず、ステップS805の処理に戻る。
品詞が「名詞」「動詞」「形容詞」「形容動詞」のいずれかに該当しステップS808の判定がYESならばさらに、ステップS805で取得されたキーワード情報が特には図示しない登録排除辞書で指定されているか否かがチェックされ(ステップS809)、判定される(ステップS810)。「登録排除辞書」とは、キーワード情報として不適切で検出すべきでないキーワード情報を登録した辞書である。
ステップS805で取得されたキーワード情報が登録排除辞書で指定されておりステップS810の判定がYESならば、そのキーワード情報はインデックス用キーワード情報とはされず、ステップS805の処理に戻る。
ステップS805で取得されたキーワード情報が登録排除辞書で指定されておらずステップS810の判定がNOならば、キーワード情報のユーザマスタ辞書チェックの処理が実行される(ステップS811)。具体的には、前述した、ユーザマスタ辞書に基づきインデックス用キーワード情報を決定する第1の手法の処理が実行される。すなわち、ステップS805で取得されたキーワード情報によって図2に例示されるユーザマスタ辞書中のマスタキーワード情報に対してあいまい検索が実行される。その後、検索に成功したか否かが判定される(ステップS812)。
あいまい検索に成功しステップS812の判定がYESならば、ユーザマスタ辞書で検索されたレコードのマスタキーワード情報とマスタコード情報が取得される(ステップS813)。
次に、転置インデックス化処理が実行される(ステップS814)。この処理では、あいまい検索に成功しステップS812の判定がYESならば、次の処理が実行される。ステップS813で取得されたマスタキーワード情報とマスタコード情報が、インデックス用キーワード情報とインデックス用コード情報とされる。そして、それらにステップS804で作成された電子カルテの表示用データの識別情報が対応付けられ、図6に例示されるデータフォーマットで転置インデックスが作成される。あいまい検索に失敗しステップS812の判定がNOならば、ステップS805で取得されたキーワード情報がインデックス用キーワード情報とされ、それにステップS804で作成された電子カルテの表示用データの識別情報が対応付けられ、転置インデックスが作成される。なお、この場合は、インデックス用コード情報を用いた転置インデックスは作成されない。なお、ステップS804で作成された電子カルテの作成日付、診療科、患者ID(識別情報)等に電子カルテの表示用データの識別情報を対応付けた転置インデックスが作成されてもよい。
その後、ステップS814で作成された転置インデックスによって、図1のインデックス情報記憶部114に記憶されている転置インデックスが更新される(ステップS815)。その後、ステップS805の処理に戻る。
ノードの最終まで処理されてステップS806の判定がYESになると、ステップS801の処理に戻って、次の電子カルテの差分データが取得される。
電子カルテの差分データがなくなってステップS802の判定がNOになると、次の処理が実行される。後述するように検索処理が複数のコンピュータで分散されて実行されるような場合には、ステップS815で更新されたインデックス情報である転置インデックスのデータが、当該複数のコンピュータに分散化(配布)される(ステップS816)。そして、図8のフローチャートで示されるインデックス情報作成処理を終了する。
図9は、図1の検索処理機能部103が実行する検索処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば後述する図10のハードウェア構成を有する図1の電子カルテ検索処理装置100のコンピュータで、CPU1001が外部記憶装置105からメモリ1002に読み出した検索処理プログラムを実行する動作として実現される。
まず、検索処理を実行する利用者が端末装置を操作して検索条件を指定すると、その情報が、例えば図10のハードウェア構成を有する図1の電子カルテ検索処理装置100のコンピュータにネットワーク等を介して通知される。この結果、図9のフローチャートで示される検索処理プログラムが起動する。
まず、検索条件が取得される(ステップS901)。検索条件には例えば、薬品名の検索用のキーワード情報や検索用のコード情報が含まれる。その他、電子カルテの日付や診療科目、患者ID等が検索条件に含まれてもよい。
次に、検索キーワードのユーザマスタ辞書チェックの処理が実行される(ステップS902)。具体的には、ステップS901で取得された検索条件の文を形態素の列に分割する形態素解析が実行される。そして、得られた形態素のうち所定の品詞(例えば「名詞」「動詞」「形容詞」「形容動詞」のいずれか)と判別されたものがキーワード情報として抽出される。一方、得られた形態素のうち図2に例示されるユーザマスタ情報に登録されているマスタコード情報のフォーマットに合うものがコード情報として抽出される。次に、上記キーワード情報によって図2に例示されるユーザマスタ辞書中のマスタキーワード情報に対してあいまい検索が実行される。
その後、検索に成功したか否かが判定される(ステップS903)。
あいまい検索に成功しステップS903の判定がYESならば、ユーザマスタ辞書で検索されたレコードのマスタキーワード情報が取得される(ステップS904)。
次に、転置インデックス取得処理が実行される(ステップS905)。この処理では、あいまい検索に成功しステップS904の判定がYESならば、次の処理が実行される。ステップS904で取得されたマスタキーワード情報が、検索用のキーワード情報とされる。また、ステップS902で取得されたコード情報が検索用のコード情報とされる。そして、上記検索用のキーワード情報または検索用のコード情報によって、図1のインデックス情報記憶部114に記憶されている図6に例示される転置インデックス上のインデックス用キーワード情報またはインデックス用コード情報が検索される。その他、検索条件に含まれる電子カルテの日付や診療科目、患者ID等によって転置インデックスが検索されてもよい。一方、あいまい検索に失敗しステップS904の判定がNOならば、次の処理が実行される。ステップS902の形態素解析で得られてキーワード情報が、検索用のキーワード情報とされる。そして、この検索用のキーワード情報によって、図1のインデックス情報記憶部114に記憶されている図6に例示される転置インデックス上のインデックス用キーワード情報が検索される。その他、検索条件に含まれる電子カルテの日付や診療科目、患者ID等によって転置インデックスが検索されてもよい。以上の検索の結果、転置インデックスから、検索されたインデックスレコードに対応する電子カルテの識別情報が抽出される。
ステップS905の検索の結果、検索された転置インデックスのデータレコードが存在し電子カルテの識別情報が抽出されたか否かが判定される(ステップS906)。
検索された転置インデックスのデータレコードが存在せずステップS906の判定がNOならば、検索処理を終了し、検索処理を実行する利用者の端末装置のブラウザソフトウェアに、検索条件に該当する電子カルテが無い旨が表示される。
一方、検索された転置インデックスのデータレコードが存在しステップS906の判定がYESならば、前述した検索用のキーワード情報および検索用のコード情報を含む表示用データ検索キーリストが取得される(ステップS907)。
次に、ステップS907で取得されたキーリストに対してソート処理が実施される(ステップS908)。
そして、ステップS908でソートされたキーリストに従って、各検索キーに対応してステップS905で抽出された電子カルテの識別情報に基づいて、データ表示用電子カルテのデータベースから電子カルテの表示用データが取得される(ステップS909)。データ表示用電子カルテのデータベースは、前述した図8のステップS804の処理で得られ、例えば後述する図10のハードウェア構成を有するコンピュータの外部記憶装置1005に保持されている。
その後、検索キーリストの最終になったか否かが判定される(ステップS910)。
検索キーリストの最終になっておらずステップS910の判定がNOならば、ステップS909で取得された電子カルテの表示用データが検索キーリストに設定される(ステップS912)。その後、ステップS909の処理に戻り、次の検索キーに対応する電子カルテの表示用データの取得処理が実行される。
検索キーリストの最終になってステップS910の判定がYESならば、検索キーリストとそれに対して設定された電子カルテの表示用データが、検索処理を実行する利用者の端末装置のブラウザソフトウェアに検索結果として送信され表示される。
これにより、図9の検索処理のフローチャートの処理が終了する。
図10は、図1の電子カルテ検索処理装置100をソフトウェア処理として実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図10に示されるコンピュータは、CPU1001、メモリ1002、入力装置1003、出力装置1004、外部記憶装置1005、可搬記録媒体1009が挿入される可搬記録媒体駆動装置1006、及び通信インタフェース1007を有し、これらがバス1008によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU1001は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ1002は、プログラムの実行、データ更新等の際に、外部記憶装置1005(或いは可搬記録媒体1009)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CUP1001は、プログラムをメモリ1002に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入出力装置1003は、ユーザによるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU1001に通知し、CPU1001の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置1005は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データやプログラムの保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置1006は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体1009を収容するもので、外部記憶装置1005の補助の役割を有する。
通信インタフェース1007は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)の通信回線を接続するための装置である。
本実施形態の電子カルテ検索処理装置100は、図7、図8、または図9のフローチャート等で実現される図1のインデックス情報作成機能部102または検索処理機能部103の各機能を搭載したプログラムをCPU1001が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置1005や可搬記録媒体1009に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置1007によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
なお、大規模な電子カルテデータベースに対して効率的な情報検索を行うために例えば、アメリカ合衆国で登録された非営利団体Apache Software Foundationが開発している次のような技術を利用して本発明の実施形態を実現してもよい。
まず、「Hadoop」と呼ばれる、大規模データの分散処理のためのJava(登録商標)フレームワークを利用してもよい。このフレームワークは、電子カルテ等の大量のデータを複数のコンピュータに分散させて処理することを可能にするオープンソースプラットフォームである。この場合、図1のインデックス情報作成機能部102および検索処理機能部103は、「Hadoop」に従って構築され、複数のコンピュータ上で分散して実行される。
また、「Hadoop」の分散ファイルシステム「HDFS」上で実行される、「Hbase」と呼ばれる列指向の分散データベースを利用してもよい。この場合、図1のカルテ記憶部104のデータベースが、複数の電子カルテデータ記憶装置101のコンピュータに分散されて処理される。
さらに、「Lucene」と呼ばれるJava(登録商標)全文検索エンジンソフトウェアや、「Lucene」をベースにウェブアクセス可能な管理画面やキャッシュ機構を備える「Solr」と呼ばれる全文検索ウェブアプリケーションシステムを利用してもよい。この場合、図1の検索処理機能部103は、「Lucene」や「Solr」に従って構築される。
以上説明した実施形態において、転置インデックスであるインデックス情報は、インデックス用キーワード情報およびインデックス用コード情報のそれぞれに、それらに対応する記載情報を有する電子カルテに対応する識別情報を対応させて保持する。これに加えて、転置インデックスは、その電子カルテの記載情報内で上記インデックス用キーワード情報に対応する記載情報から抽出したキーワード情報や上記インデックス用コード情報が存在する記載位置の情報を対応づけて記憶してもよい。このような転置インデックスを用いることにより、検索された電子カルテの全体の記載情報のみでなく、その記載情報内での検索条件のキーワード等に対応する記載位置まで、検索結果として表示することができる。
上述の実施形態は、対象物が例えば薬品で、対象物のキーワード情報が例えば薬品名で、対象物を識別するコード情報は例えば薬品を識別するコード情報である場合について説明をした。これ以外に、対象物が例えば病気または手術、対象物のキーワード情報が例えば病名または手術名で、対象物を識別するコード情報は例えば病名または手術名を識別するコード情報であってもよい。
また、電子カルテの記載情報に使用される言語は、日本語に限られるものではなく、英語、ドイツ語、フランス語をはじめとする様々な外国語であってもよい。

Claims (13)

  1. 電子カルテに含まれる情報を検索する処理プログラムであって
    子カルテを識別する識別情報と電子カルテに記載された記載情報とを関連付けて記憶する電子カルテ記憶部から特定の電子カルテを読み出し、
    薬品薬品名薬品を識別するコード情報とが関連付けられて記憶されたマスタ記憶部を参照し、読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報に対応する特定の薬品名を決定し、
    決定した前記特定の薬品名に対応するコード情報を前記マスタ記憶部から読み出し、
    決定した前記特定の薬品名および読み出した前記特定の薬品名に対応するコード情報のそれぞれに、読み出した前記特定の電子カルテに対応する識別情報を対応付けることにより、読み出した前記特定の電子カルテに対応するインデックス情報を生成する、
    処理をコンピュータに実行させる情報検索処理プログラム。
  2. 前記特定の薬品名の決定および前記特定の薬品名に対応するコード情報の読出しにおいて、
    読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報から薬品名を抽出し、
    当該記載情報から抽出した薬品名によって前記マスタ記憶部に記憶された薬品名に対してあいまい検索を実行し、
    当該あいまい検索に成功した場合には、前記マスタ記憶部で検索された薬品名および前記検索された薬品名に対応するコード情報を、決定した前記特定の薬品名および読み出した前記特定の薬品名に対応するコード情報とし、
    当該あいまい検索に失敗した場合には、前記記載情報から抽出した薬品名を前記特定の薬品名として決定し、前記特定の薬品名に対応するコード情報は読み出さない、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載の情報検索処理プログラム。
  3. 読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報から薬品名を抽出する処理において、
    読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報の文を形態素の列に分割する形態素解析を実行し、
    当該形態素のうち所定の品詞と判別されたものを薬品名として抽出する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項2に記載の情報検索処理プログラム。
  4. 前記マスタ記憶部中の各薬品名を形態素解析のユーザ辞書に登録し、
    前記特定の薬品名の決定において、
    読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報の文を形態素の列に分割する形態素解析を実行し、
    当該形態素のうち所定の品詞と判別されたものを前記特定の薬品名として決定する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載の情報検索処理プログラム。
  5. 前記インデックス情報は、決定した前記特定の薬品名および読み出した前記特定の薬品名に対応するコード情報のそれぞれに、読み出した前記特定の電子カルテに対応する識別情報とともに、当該特定の電子カルテの記載情報内で決定した前記特定の薬品名に対応する前記記載情報から抽出した薬品名が存在する記載位置の情報を対応づけた転置インデックス情報である、
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の情報検索処理プログラム。
  6. 検索条件を入力し、
    前記入力した検索条件に対応する検索用の薬品名または検索用のコード情報を決定し、
    前記インデックス情報において、前記検索用の薬品名または前記検索用のコード情報に対応する薬品名またはコード情報を検索して、対応する識別情報を抽出し、
    当該抽出した識別情報に対応する電子カルテの記載情報を前記電子カルテ記憶部から読み出して表示する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載の情報検索処理プログラム。
  7. 前記マスタ記憶部を参照し、前記入力した検索条件に対応する前記検索用の薬品名または前記検索用のコード情報を決定する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項に記載の情報検索処理プログラム。
  8. 前記検索用の薬品名の決定において、
    前記検索条件から薬品名またはコード情報を抽出し、
    当該検索条件から抽出したコード情報を前記検索用のコード情報として決定し、
    前記検索条件から抽出した薬品名によって前記マスタ記憶部に記憶された薬品名に対してあいまい検索を実行し、
    当該あいまい検索に成功した場合には、前記マスタ記憶部で検索された薬品名を、前記検索用の薬品名として決定し、
    当該あいまい検索に失敗した場合には、前記検索条件から抽出した薬品名を前記検索用の薬品名として決定する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項に記載の情報検索処理プログラム。
  9. 前記検索条件から薬品名またはコード情報を抽出する処理において、
    前記検索条件の文を形態素の列に分割する形態素解析を実行し、
    当該形態素のうち所定の品詞と判別されたものを薬品名として抽出し、
    前記形態素のうち前記マスタ記憶部中のコード情報のフォーマットに合うものをコード情報として抽出する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項に記載の情報検索処理プログラム。
  10. 前記検索条件の文の形態素解析において、前記マスタ記憶部内の各薬品名が形態素として分割されるように、当該マスタ記憶部内の各薬品名を形態素解析のユーザ辞書に登録する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項に記載の情報検索処理プログラム。
  11. 前記インデックス情報から検索した薬品名またはコード情報に対応する識別情報とともに、当該識別情報に対応する電子カルテの記載情報内で前記検索用の薬品名または前記検索用のコード情報に対応する前記検索条件から抽出した薬品名またはコード情報が存在する記載位置の情報を前記インデックス情報から抽出し、
    当該抽出した識別情報に対応する電子カルテの記載情報を前記電子カルテ記憶部から読み出して、前記記載位置の情報とともに表示する、
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項ないし10のいずれかに記載の情報検索処理プログラム。
  12. 電子カルテに含まれる情報を検索する処理装置であって
    子カルテを識別する識別情報と電子カルテに記載された記載情報とを関連付けて記憶する電子カルテ記憶部から特定の電子カルテを読み出す電子カルテ読出し部と、
    薬品薬品名薬品を識別するコード情報とが関連付けられて記憶されたマスタ記憶部を参照し、読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報に対応する特定の薬品名を決定する薬品名決定部と、
    決定した前記特定の薬品名に対応するコード情報を前記マスタ記憶部から読み出すコード情報読出し部と、
    決定した前記特定の薬品名および読み出した前記特定の薬品名に対応するコード情報のそれぞれに、読み出した前記特定の電子カルテに対応する識別情報を対応付けることにより、読み出した前記特定の電子カルテに対応するインデックス情報を生成するインデックス情報生成部と、
    を備えることを特徴とする情報検索処理装置。
  13. 電子カルテに含まれる情報を検索する処理方法であって
    子カルテを識別する識別情報と電子カルテに記載された記載情報とを関連付けて記憶する電子カルテ記憶部から特定の電子カルテを読み出し、
    薬品薬品名薬品を識別するコード情報とが関連付けられて記憶されたマスタ記憶部を参照し、読み出した前記特定の電子カルテに記載された記載情報に対応する特定の薬品名を決定し、
    決定した前記特定の薬品名に対応するコード情報を前記マスタ記憶部から読み出し、
    決定した前記特定の薬品名および読み出した前記特定の薬品名に対応するコード情報のそれぞれに、読み出した前記特定の電子カルテに対応する識別情報を対応付けることにより、読み出した前記特定の電子カルテに対応するインデックス情報を生成する、
    ことを特徴とするコンピュータが実行する情報検索処理方法。
JP2015533925A 2013-09-02 2013-09-02 情報検索処理プログラム、装置、および方法 Active JP6098725B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/073584 WO2015029258A1 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 情報検索処理プログラム、装置、および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015029258A1 JPWO2015029258A1 (ja) 2017-03-02
JP6098725B2 true JP6098725B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=52585863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015533925A Active JP6098725B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 情報検索処理プログラム、装置、および方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20160180028A1 (ja)
JP (1) JP6098725B2 (ja)
WO (1) WO2015029258A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6753401B2 (ja) * 2015-07-24 2020-09-09 富士通株式会社 符号化プログラム、符号化装置、及び符号化方法
US20170316161A1 (en) * 2016-04-28 2017-11-02 Barry Corel Sudduth Automated system and method for content management and communication based on patient data
CN112420202A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 阿里巴巴集团控股有限公司 数据的处理方法、装置及设备
CN113821649B (zh) * 2021-01-15 2022-11-08 北京沃东天骏信息技术有限公司 确定药品编码的方法、装置、电子设备以及计算机介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004199282A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Mitsubishi Electric Corp 文書検索装置および文書登録装置
JP4036824B2 (ja) * 2003-12-11 2008-01-23 三洋電機株式会社 要約生成方法およびプログラム
JP4667889B2 (ja) * 2005-02-02 2011-04-13 佐千男 廣川 データマップ作成サーバ、およびデータマップ作成プログラム
JP2011192029A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報検索装置及び方法及びプログラム
JP5640856B2 (ja) * 2011-03-28 2014-12-17 富士ゼロックス株式会社 プログラムおよび情報処理装置
WO2012141330A1 (ja) * 2011-04-14 2012-10-18 株式会社 東芝 医療情報システム及び医療情報表示装置
JP5924339B2 (ja) * 2011-06-21 2016-05-25 日本電気株式会社 数値範囲検索装置、数値範囲検索方法、および数値範囲検索プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2015029258A1 (ja) 2017-03-02
US20160180028A1 (en) 2016-06-23
WO2015029258A1 (ja) 2015-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2012235939B2 (en) Real-time automated interpretation of clinical narratives
Day et al. Reference metadata extraction using a hierarchical knowledge representation framework
Li et al. Bridging semantic gaps between natural languages and APIs with word embedding
Senellart et al. Automatic wrapper induction from hidden-web sources with domain knowledge
JP6098725B2 (ja) 情報検索処理プログラム、装置、および方法
KR20190118744A (ko) 딥러닝 기반의 지식 구조 생성 방법을 활용한 의료 문헌 구절 검색 방법 및 시스템
JP7211901B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
Bryl et al. Interlinking and knowledge fusion
JP6435467B1 (ja) 検索システム及び検索システムの動作方法
Palmero Aprosio et al. Towards an automatic creation of localized versions of DBpedia
JP5151412B2 (ja) 表記ゆれ解析装置
Klang et al. Wikiparq: A tabulated Wikipedia resource using the Parquet format
De Virgilio et al. A reverse engineering approach for automatic annotation of Web pages
Garfinkle et al. Geoparsing text for characterizing urban operational environments through machine learning techniques
Kroll et al. A detailed library perspective on nearly unsupervised information extraction workflows in digital libraries
Pham et al. A simhash-based scheme for locating product information from the Web
JP7116940B2 (ja) オープンデータを効率的に構造化し補正する方法及びプログラム
Orthuber How to make quantitative data on the web searchable and interoperable part of the common vocabulary
Dolloff et al. Methods for the specification and validation of geolocation accuracy and predicted accuracy
JP4417967B2 (ja) 用例データベース及び用例検索システム
JP4034503B2 (ja) 文書検索システムおよび文書検索方法
Bugla Name identification in scientific publications
Barbosa Using Holographically Compressed Embeddings in Question Answering
JP2001034630A (ja) 文書ベース検索システム、およびその方法
Frei et al. DrNote: An open medical annotation service. PLOS Digit Health 1 (8): e0000086

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6098725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150