JP6098711B2 - モジュール型データセンター - Google Patents

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Description

本発明は、モジュール型データセンターに関する。
近年、高度情報化社会の到来にともなって計算機で多量のデータが取り扱われるようになり、多数の計算機を一括して管理するデータセンターの必要性がますます増加している。
一般的なデータセンターは、広大な土地に建設された建屋と、大規模な空調設備と、大規模な電気設備とを有する。このため、完成までに長期間を要し、需要の増減に迅速に対応することは困難である。そこで、コンテナと呼ばれる所定の大きさのユニット化した構造物内に計算機(サーバ)を収納したラックと空調設備と電気設備とを配置したモジュール型データセンターが開発され、実用化されている。
ところで、計算機は、稼働にともなって多量の熱を発生する。計算機内の温度が高くなると誤動作や故障又は性能低下の原因となるため、計算機を冷却する手段が必要となる。一般的なデータセンターでは、空調機(エアコン)を使用して室内に低温のエアーを供給し、冷却ファン(送風機)により室内のエアーを計算機内に導入して、計算機内の電子部品を冷却している。
近年、省エネルギーの観点から、データセンターで消費する電力のより一層の削減が要求されている。そのため、モジュール型データセンターでは、外気を利用して計算機を冷却する外気冷却方式を採用するものが多い。この種のモジュール型データセンターでは、消費電力が大きい大型の空調機を使用しなくてもよいので、計算機の冷却に使用する電力が大幅に削減される。
外気冷却方式のモジュール型データセンターには、吸気口からコンテナ内に低温の外気を直接導入するものと、熱交換器を用いて屋外の冷気によりコンテナ内のエアーを冷却するものとがある。
特開2012−53747号公報 特開2012−97945号公報
結露による電子機器の不具合の発生を回避できるモジュール型データセンターを提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、屋外に通じる吸気口及び排気口が設けられた構造物と、前記吸気口に配置されて開閉可能な第1のシャッターと、前記排気口に配置されて開閉可能な第2のシャッターと、前記構造物内に配置されて電子機器が収納されるラックと、エアーの流れ方向を切替可能であり、前記構造物内に配置されて前記ラック内にエアーを通流させる送風装置と、前記第1のシャッターと前記ラックとの間に設けられた第1の空間と、前記ラックを挟んで前記第1の空間の反対側に設けられた第2の空間と、前記第2の空間と前記第2のシャッターとの間に設けられた第3の空間と、前記第2の空間と前記第3の空間とに隣接し、その内部に吸湿剤が配置された第4の空間と、前記第2の空間と前記第3の空間との間に配置されて開閉可能な第3のシャッターと、前記第2の空間と前記第4の空間との間に配置されて開閉可能な第4のシャッターと、前記第3の空間と前記第4の空間との間に配置されて開閉可能な第5のシャッターと、前記ラック内の温度を検出するラック内温度検出部と、外気の露点温度を検出する露点温度検出部と、前記ラック内温度検出部及び前記露点温度検出部から信号を入力し、前記第1のシャッター、前記第2のシャッター、前記第3のシャッター、前記第4のシャッター、前記第5のシャッター、及び前記送風装置を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記ラック内温度検出部で検出したラック内の温度が前記露点温度検出部で検出した外気の露点温度以下のときには前記第3のシャッターを閉、前記第4のシャッター及び前記第5のシャッターを開とし、前記第2の空間から前記ラック内を通って前記第1の空間にエアーが流れるように前記送風装置を稼働させるモジュール型データセンターが提供される。
上記一観点に係るモジュール型データセンターによれば、結露による不具合の発生を回避できる。
図1は、実施形態に係るモジュール型データセンターの一例を示す模式側面図である。 図2は、実施形態に係るモジュール型データセンターのエアーフロー制御系を示すブロック図である。 図3は、実施形態のデータセンターにおけるエアーフロー制御を示すフローチャート(その1)である。 図4は、実施形態のデータセンターにおけるエアーフロー制御を示すフローチャート(その2)である。 図5は、ラック内の温度が外気の露点温度以下の場合のエアーフローを示す図(その1)である。 図6は、ラック内の温度が外気の露点温度以下の場合のエアーフローを示す図(その2)である。 図7は、ラック内の温度が外気の露点温度よりも高い場合のエアーフローを示す図(その1)である。 図8は、ラック内の温度が外気の露点温度よりも高い場合のエアーフローを示す図(その2)である。 図9は、第1のホットアイル内のエアーの湿度が設定温度以上且つ設定湿度以下の場合のエアーフローを示す図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述したように、モジュール型データセンターでは、外気冷却方式を採用するものが多い。しかし、外気冷却方式には、以下に示す問題点がある。
例えば寒冷地にモジュール型データセンターを設置した場合、停止状態の計算機の温度が屋外の温度よりも低くなることがある。その場合、コンテナ内に屋外のエアーが導入されると計算機内で結露が発生し、計算機が稼働したときにショート等の不具合が発生する原因となる。
以下の実施形態では、結露による電子機器の不具合の発生を回避できるモジュール型データセンターについて説明する。
(実施形態)
図1は実施形態に係るモジュール型データセンターの一例を示す模式側面図、図2は同じくそのデータセンターのエアーフロー制御系を示すブロック図である。
図1に例示したモジュール型データセンターでは、直方体形状のコンテナ10内に、冷却ファンユニット12と複数のラック13とが配置されている。
コンテナ10の相互に対向する2つの壁面のうちの一方の壁面にはシャッター11が取り付けられた吸気口が設けられており、他方の壁面にはシャッター16が取り付けられた排気口が設けられている。
シャッター11,16は、制御部30から出力される信号により開閉する。シャッター11,16のいずれか一方又は両方が開のときにはコンテナ10内の空間と屋外の空間とが連絡し、シャッター11,16の両方が閉のときにはコンテナ10内の空間と屋外の空間とが遮断される。
各ラック13内には、サーバ13aが収納されている。また、ラック13内には、サーバ13aの温度を検出する温度センサ13bが設けられている。温度センサ13bの出力は、制御部30に伝達される。なお、サーバ13aは電子機器の一例である。ラック13内にストレージ又は電源等の電子機器が収納されていてもよい。また、温度センサ13bはラック内温度検出部の一例である。
冷却ファンユニット12には複数の冷却ファン12aが設けられている。それらの冷却ファン12aは正回転と逆回転とに切り替え可能であり、制御部30により駆動制御される。本実施形態では、冷却ファンユニット12からラック13に向けてエアーが流れるときの冷却ファン12aの回転を正回転と呼び、その逆方向の回転を逆回転と呼ぶ。冷却ファンユニット12は、送風装置の一例である。
コンテナ10内の空間は、外気導入部21と、コールドアイル22と、第1のホットアイル23と、第2のホットアイル24と、吸湿部25と、暖気循環路26とに分離されている。
外気導入部21はシャッター11が配置された側のコンテナ10の壁面と冷却ファンユニット12との間の空間である。また、コールドアイル22は冷却ファンユニット12とラック13との間の空間である。更に、第1のホットアイル23はラック13を挟んでコールドアイル22の反対側にある空間である。
第2のホットアイル24及び吸湿部25は、いずれも第1のホットアイル23とシャッター16が配置された側のコンテナ10の壁面との間の空間であり、下側が吸湿部25、上側が第2のホットアイル24となっている。
第1のホットアイル23と第2のホットアイル24との間には、シャッター17が設けられている。また、第1のホットアイル23と吸湿部25との間にはシャッター18aが設けられており、吸湿部25と第2のホットアイル24との間にはシャッター18bが設けられている。これらのシャッター17,18a,18bも、制御部30から出力される信号により開閉する。
吸湿部25には吸湿剤25aが配置されている。吸湿剤25aとして、例えばゼオライト、活性炭、シリカゲル、又は比較的低温で再生(乾燥)可能な高分子吸湿剤が使用される。吸湿剤25aには、例えば40℃未満の温度で良好な吸湿性を示し、温度が40℃以上且つ湿度が30%RH以下のときには吸着した水分を放出して再生するものが好ましい。
暖気循環路26は、冷却ファンユニット12、コールドアイル22、ラック13及び第1のホットアイル23の上方に設けられた空間であり、第2のコールドアイル24と外気導入部21との間を連絡する。この暖気循環路26には、シャッター19が配置されている。このシャッター19も、制御部30から出力される信号により開閉する。
コールドアイル22には、コールドアイル22内のエアーの湿度を検出する湿度センサ27aが配置されている。また、第1のホットアイル23には、第1のホットアイル23内のエアーの温度を検出する温度センサ28と、湿度を検出する湿度センサ27bとが配置されている。これらの湿度センサ27a,27b及び温度センサ28の出力は、制御部30に伝達される。
更に、コンテナ10の外には外気の露点温度を検出する露点温度センサ29が設置されている。この露点温度センサ29の出力も、制御部30に伝達される。露点温度センサ29は、露点温度検出部の一例である。露点温度センサ29に替えて、外気の温度を検出する温度センサと相対湿度を検出する湿度センサ、又は絶対湿度を測定可能な装置等を設置し、それらの出力から露点温度を検出するようにしてもよい。
なお、外気導入部21及びコールドアイル22は第1の空間の一例であり、第1のホットアイル23は第2の空間の一例である。また、第2のホットアイル24は第3の空間の一例であり、吸湿部25は第4の空間の一例である。更に、暖気循環路26は第5の空間の一例である。
また、シャッター11は第1のシャッターの一例であり、シャッター16は第2のシャッターの一例であり、シャッター17は第3のシャッターの一例である。更に、シャッター18aは第4のシャッターの一例であり、シャッター18bは第5のシャッターの一例であり、シャッター19は第6のシャッターの一例である。
以下、本実施形態のデータセンターにおけるエアーフロー制御について、図3,図4に示すフローチャートを参照して説明する。但し、初期状態ではサーバ13aは停止しているものとする。
まず、ステップS11において、制御部30は、温度センサ13bからラック13内の温度のデータを取得するとともに、露点温度センサ29から外気の露点温度のデータを取得する。
次に、ステップS12において、制御部30は、温度センサ13bにより取得したラック13内の温度と露点温度センサ29により取得した外気の露点温度とを比較する。そして、ラック13内の温度が外気の露点温度以下の場合(NOの場合)はステップS13に移行し、ラック13内の温度が外気の露点温度よりも高い場合(YESの場合)はステップS17に移行する。ステップS13に移行した場合は運転準備モードとなり、ステップS17に移行した場合は通常運転モードとなる。
ステップS12からステップS13に移行した場合、すなわちラック13内の温度が外気の露点温度以下の場合は、外気をラック13内に導入するとサーバ13a内で結露が発生し、故障や不具合の原因となることがある。この場合、制御部30は、シャッター11,16,18a,18b,19を開とし、シャッター17を閉とする。その後、ステップS14に移行し、制御部30は冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを逆回転させる。
図5は、このときのエアーフローを示す図である。図5中の白抜き矢印は、エアーの流れ方向を示している。
冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを逆回転させることにより、コールドアイル22の圧力が低下し、外気導入部21の圧力が上昇する。これにより、外気導入部21のエアーの一部はシャッター11を通って屋外に排出され、残りのエアーは暖気流路26を通って第2のホットアイル24に移動する。
また、シャッター11から屋外に排出された分のエアーがシャッター16を介して屋外から第2のホットアイル24に流入する。そして、第2のホットアイル24のエアーは、吸湿部25を通り、第1のホットアイル23に移動し、更にラック13内を通ってコールドアイル22に移動する。
吸湿部25を通るエアーは、吸湿剤25aにより水分が吸着されて乾燥した状態になる。また、吸湿剤25aで水分を吸着するときに熱が発生するので、吸湿部25を通過後のエアーの温度は吸湿部25を通過前のエアーの温度よりも高くなる。この水分が除去されて温度が上昇したエアーがラック13内に導入されるので、サーバ13a内での結露が回避される。
なお、本実施形態ではシャッター11,16を開にして外気の一部をコンテナ10内に取り込んでいるが、シャッター11,16を閉にしてもよい。図6はこのときのコンテナ10内のエアーの流れを示す模式図である。この場合も、吸湿剤25aにより発生する熱や、冷却ファンユニット12の稼働にともなって発生する熱によりコンテナ10内のエアーの温度が上昇する。
ステップS14で冷却ファンユニット12を稼働させた後、ステップS15に移行する。ステップS15において、制御部30は湿度センサ27bから第1のホットアイル23内のエアーの湿度のデータを取得し、第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第1の設定湿度(例えば80%RH)以下か否かを判定する。第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第1の設定湿度よりも高いと判定した場合(NOの場合)は、ステップS11に戻る。
一方、ステップS15で第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第1の設定湿度以下であると判定した場合(YESの場合)は、サーバ13a内で結露が発生するおそれがないので、ステップS16に移行し、サーバ13aを稼働させる。
ステップS16でサーバ13aを稼働させると、サーバ13aの稼働にともなって多量の熱が発生するので、コンテナ10内のエアーの温度は急速に上昇する。ステップS16でサーバ13aを稼働させた後は、ステップS11に戻る。
ステップS11からステップS16までの工程は、ステップS12でラック13内の温度が外気の露点温度よりも高いと判定されるまで繰り返される。
ステップS12においてラック13内の温度が外気の露点温度よりも高いと判定された場合(YESの場合)は、ステップS17(通常運転モード)に移行する。ステップS17に移行すると、制御部30は、シャッター11,16,17を開、シャッター19を閉にする。また、制御部30は、シャッター18a,18bを閉として、吸湿部25を密閉状態とする。
その後、ステップS18に移行し、制御部30は、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを正回転させるとともに、ラック13内のサーバ13aを稼働させる。但し、サーバ13aが既に稼働している場合は、その状態を維持する。
図7は、このときのエアーフローを示す図である。この図7に示すように、シャッター11を介して外気導入部21に外気(エアー)が導入され、外気導入部21のエアーは冷却ファンユニット12によりコールドアイル22に移動する。そして、そのエアーはラック13内を通って第1のホットアイル23に移動し、更にシャッター17を通って第2のホットアイル24に移動して、シャッター16から屋外に排出される。
ステップS12からステップS17に移行した場合は、ラック13内の温度が外気の露点温度よりも高いので、ラック13内に外気を導入してもサーバ13a内で結露が発生するおそれはない。
なお、外気温が低い場合はシャッター19を開とし、第2のホットアイル24のエアーの一部を外気導入部21に戻すようにしてもよい。図8は、シャッター19を開としたときのエアーフローを示す図である。
次に、ステップS19に移行し、制御部30は温度センサ28及び湿度センサ27bから第1のホットアイル23内のエアーの温度及び湿度を取得する。そして、ステップS20に移行し、第1のホットアイル23内のエアーの温度が設定温度(例えば40℃)以上か否かを判定する。第1のホットアイル23内のエアーの温度が設定温度よりも低いと判定した場合(NOの場合)はステップS11に戻る。
一方、ステップS20において第1のホットアイル23内のエアーの温度が設定温度以上であると判定した場合(YESの場合)は、ステップS21に移行する。
ステップS21において、制御部30は、第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第2の設定湿度(例えば30%RH)以下か否かを判定する。そして、第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第2の設定湿度よりも高いと判定した場合(NOの場合)は、ステップS11に戻る。
一方、ステップS21において、第1のホットアイル23内のエアーの湿度が第2の設定湿度以下であると判定した場合(YESの場合)は、ステップS22に移行する。ステップS22において、制御部30はシャッター17を閉とし、シャッター18a,18bを開とする。その後、ステップS11に戻って処理を継続する。
図9は、ステップS22でシャッター17を閉とし、シャッター18a,18bを開としたときのエアーフローを示す図である。この状態では、設定温度以上且つ第2の設定湿度以下のエアーが吸湿部25を通るので、吸湿剤25aから水分が蒸発し、吸湿剤25aは再生(乾燥)される。
上述したように、本実施形態では、ラック13内の温度が外気の露点温度以下の場合は運転準備モードとなり、吸湿部25内を通って水分が除去されたエアーをラック13内に通流させる。このため、ラック13内で結露が発生することを防止しつつ、ラック13内の温度を上昇させることができる。
また、本実施形態では、ラック13内の温度が外気の露点温度よりも高くなると通常運転モードとなる。通常運転モードでは、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを正回転させ、シャッター11を介してコンテナ10内に取り込んだ外気によりラック13内のサーバ13aを冷却する。これにより、少ない電力でサーバ13aを冷却することができ、データセンターの消費電力が削減される。
更に、本実施形態では、ラック13から排出されるエアーの温度が設定温度よりも高く、湿度が第2の設定湿度よりも低くなると、ラック13から排出されるエアーを吸湿部25内に通流させる。これにより、吸湿剤25aに吸着されていた水分が蒸発して吸湿剤25aが再生(乾燥)される。従って、吸湿剤25aを何度も使用することができ、ランニングコストが低い。
以下、本実施形態に係るコンテナ型データセンターを実際に運転して結露の有無を調べた実験について説明する。
(実験1)
図1に示す構造のモジュール型データセンターを使用し、吸湿部25内に吸湿剤25aとして10kgのゼオライトを配置した。
外気温が5℃、外気湿度が100%RH、外気の露点温度が5℃のとき、サーバ13aが停止状態のラック13内の温度は3℃であった。
ラック13内の温度が外気の露点温度よりも低いため、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを逆回転させて、図5に示すようにコンテナ10内にエアーを通流させた。吸湿部25を通過したエアーの湿度は約70%RHまで低下し、ラック13内の湿度(3℃における湿度)は約80%RHとなった。
ラック13内の温度が設定値(80%RH)以下となったので、サーバ13aを稼動させた。サーバ13aの稼動を開始すると、サーバ13aから発生する熱によりラック13内の温度は10℃に上昇した。
ラック13内の温度が外気の露点温度を超えたので、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aの回転を正回転とした。また、シャッター17を開、シャッター18a,18bを閉とした。それにより、コンテナ10内のエアーの流れは図7のようになった。このようにして、サーバ13a内での結露を防止しつつ、サーバ13aを運転することができた。
(実験2)
図1に示す構造のモジュール型データセンターを使用し、吸湿部25内に吸湿剤25aとして株式会社岡山エコエネルギー技術研究所製の高分子収着剤エコポッド(登録商標)10kgを配置した。
外気温が5℃、外気湿度が100%RH、外気の露点温度が5℃のとき、サーバ13aが停止状態のラック13内の温度は3℃であった。
ラック13内の温度が外気の露点温度よりも低いため、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを逆回転させて、図5のようにコンテナ10内にエアーを通流させた。吸湿部25を通過したエアーの湿度は約70%RHまで低下し、ラック13内の湿度(3℃における湿度)は約80%RHとなった。
ラック13内の温度が設定値(80%RH)以下となったので、サーバ13aを稼動させた。サーバ13aの稼動を開始すると、サーバ13aから発生する熱によりラック13内の温度は10℃に上昇した。
ラック13内の温度が外気の露点温度を超えたので、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aの回転を正回転とした。また、シャッター17を開、シャッター18a,18bを閉とした。それにより、コンテナ10内のエアーの流れは図7のようになった。このようにして、サーバ13a内での結露を防止しつつ、サーバ13aを運転することができた。
その後、第1のホットアイル23内のエアーの温度が45℃、湿度が25%RHとなっので、シャッター17を閉、シャッター18a,18bを開とした。これにより、吸湿部25内にエアーが通流し、吸湿剤25aが再生(乾燥)された。

Claims (6)

  1. 屋外に通じる吸気口及び排気口が設けられた構造物と、
    前記吸気口に配置されて開閉可能な第1のシャッターと、
    前記排気口に配置されて開閉可能な第2のシャッターと、
    前記構造物内に配置されて電子機器が収納されるラックと、
    エアーの流れ方向を切替可能であり、前記構造物内に配置されて前記ラック内にエアーを通流させる送風装置と、
    前記第1のシャッターと前記ラックとの間に設けられた第1の空間と、
    前記ラックを挟んで前記第1の空間の反対側に設けられた第2の空間と、
    前記第2の空間と前記第2のシャッターとの間に設けられた第3の空間と、
    前記第2の空間と前記第3の空間とに隣接し、その内部に吸湿剤が配置された第4の空間と、
    前記第2の空間と前記第3の空間との間に配置されて開閉可能な第3のシャッターと、
    前記第2の空間と前記第4の空間との間に配置されて開閉可能な第4のシャッターと、
    前記第3の空間と前記第4の空間との間に配置されて開閉可能な第5のシャッターと、
    前記ラック内の温度を検出するラック内温度検出部と、
    外気の露点温度を検出する露点温度検出部と、
    前記ラック内温度検出部及び前記露点温度検出部から信号を入力し、前記第1のシャッター、前記第2のシャッター、前記第3のシャッター、前記第4のシャッター、前記第5のシャッター、及び前記送風装置を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、前記ラック内温度検出部で検出したラック内の温度が前記露点温度検出部で検出した外気の露点温度以下のときには前記第3のシャッターを閉、前記第4のシャッター及び前記第5のシャッターを開とし、前記第2の空間から前記ラック内を通って前記第1の空間にエアーが流れるように前記送風装置を稼働させることを特徴とするモジュール型データセンター。
  2. 前記制御部は、前記ラック内温度検出部で検出したラック内の温度が前記露点温度検出部で検出した外気の露点温度よりも高いときには前記第3のシャッターを開、前記第4のシャッター及び前記第5のシャッターを閉とし、前記第1の空間から前記ラック内を通って前記第2の空間にエアーが流れるように前記送風装置を稼働させることを特徴とする請求項1に記載のモジュール型データセンター。
  3. 前記制御部は、前記ラック内温度検出部で検出したラック内の温度が前記露点温度検出部で検出した外気の露点温度よりも高いときに、前記ラック内に収納された電子機器を稼働させることを特徴とする請求項2に記載のモジュール型データセンター。
  4. 更に、前記第2の空間内のエアーの温度を検出する温度センサと湿度を検出するセンサとを有し、前記制御部は、前記第2の空間内のエアーの温度が設定温度以上であり、且つ前記第2の空間内の湿度が設定湿度以下のときに、前記第3のシャッターを閉、前記第4のシャッター及び前記第5のシャッターを開とすることを特徴とする請求項2又は3に記載のモジュール型データセンター。
  5. 更に、前記第1の空間と前記第3の空間とを連絡する第5の空間と、前記第5の空間内に配置されて前記制御部により開閉する第6のシャッターとを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモジュール型データセンター。
  6. 前記吸湿剤が、ゼオライト、活性炭、シリカゲル又は高分子吸湿剤であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモジュール型データセンター。
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