JP6094949B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明に係るいくつかの態様は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
従来から、画像内の被写体(例えば、写真、建物、印刷物等)を、撮影サイズや角度の変化、オクルージョンに対して頑健に識別するために、画像内の特徴的な点(特徴点)を多数検出すると共に、各特徴点周辺の局所領域の特徴量(局所特徴量)を抽出する技術がある。例えば特許文献1は、SIFT(Scale Invariant Feature Transform)特徴量を用いる装置を開示している。
SIFT特徴量を用いる装置では、まず、1の画像(第1の画像と呼ぶ)から特徴点を多数検出すると共に、これらの特徴点の座標位置、スケール(大きさ)、および角度から局所特徴量を生成する。この生成した多数の局所特徴量で構成される局所特徴量群について、第1の画像に係る局所特徴量群と、第2の画像に係る局所特徴量群とを照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別することができる。
ここで類似とは、被写体の一部が異なる、被写体の一部のみが写っている、或いは画像間で被写体の撮影角度が異なるために被写体の見え方が異なる、ことなどを意味する。
米国特許第6711293号公報
Jianbo Shi, Malik, J., "Normalized Cuts and Image Segmentation," IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, vol. 22, no. 8, pp 888−905, 2000. Stijn van Dongen著、「Graph Clustering by Flow Simulation」、PhD thesis、University of Utrecht、2000年 MacQueen J, "Some Methods for Classification and Analysis of Multivariate Observations," Proc. 5th Berkeley Symposium on Math. Stat. and Prob. 1, Univ. of California Press, Berkeley and Los Angeles, pp. 84−95, 1967. Linde, Y., Buzo, A., Gray, R., "An Algorithm for Vector Quantizer Design," IEEE Transactions on Communications, vol. 28, pp. 84−95, 1980. 目木義久, 金道敏樹, 黒川弘章, 笹瀬巌, "教師なしクラスタリングによって未知データの階層的なクラスタ構造を推定する競合モデル", 電子情報通信学会論文誌D−II, vol. J81−D−II, no. 9, pp. 2200−2210, 1998.
上述の手法では、例えば、同一の商品が一列に多数陳列されている場合など、一方の画像に同一または類似の被写体が多数含まれる場合には、類似の局所特徴量が多数生成されることとなる。このような場合には、類似の局所特徴量を多数含む第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量群とを照合しても、第1の画像の個別の被写体を正確に識別するのは困難であることから、個別の被写体の識別制度が低下してしまう。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであって、画像内に同一または類似の被写体が多数含まれる場合であっても、精度良く照合することのできる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することを目的の1つとする。
本発明に係る1の画像処理装置は、第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成する第1の特徴量生成手段と、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする領域分割手段と、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合する照合手段とを有する。
本発明に係る1の画像処理方法は、第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップとを備える。
本発明に係る1のプログラムは、第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップとを画像処理装置に実行させる。
尚、本発明において、「部」や「手段」、「装置」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、画像内に同一または類似の被写体が多数含まれる場合であっても、精度良く照合することのできる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第3の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第4の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第5の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第5の実施形態の相対座標位置テーブルのデータ構成の具体例を示す図である。 第5の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第6の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第6の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第7の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第7の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第8の実施形態の領域分割部の構成を示す図である。 第8の実施形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の説明及び参照する図面の記載において、同一又は類似の構成には、それぞれ同一又は類似の符号が付されている。
(1 第1の実施形態)
(1.1 機能構成)
以下、図1を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。尚、画像処理装置10の各機能構成は、メモリに一時記憶されると共にCPU(central Processing Unit)上で動作するプログラムとして実現されても良い。
画像処理装置10は、第1の局所特徴量生成部101と、第2の局所特徴量生成部103と、領域分割部105と、照合部107とを含む。以下、第1の画像には同一または類似の被写体が多数含まれており、また、第2の画像には被写体が1つだけ含まれているものとして説明する。この点、第2の実施形態以降についても同様である。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から多数の特徴点を検出すると共に、当該多数の特徴点の座標位置で構成される第1の座標位置情報群を領域分割部105へと出力する。また、第1の局所特徴量生成部101は、各特徴点の座標位置から、特徴点を含む周辺領域(近傍領域)の局所特徴量で構成される第1の局所特徴量群を照合部107へと出力する。
第2の局所特徴量生成部103は、第1の局所特徴量生成部101と同様の動作により、第2の画像に含まれる多数の特徴点を検出すると共に、各特徴点に対する局所特徴量を生成し、当該多数の局所特徴量から構成される第2の局所特徴量群を照合部107へと出力する。
領域分割部105は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群を用いて第1の画像の特徴点をクラスタリングすると共に、1以上の特徴点を含む複数のクラスタに係る複数のクラスタ情報で構成されるクラスタ情報群を、照合部107へと出力する。
照合部107は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の局所特徴量群と、領域分割部105が出力したクラスタ情報群とを用いて、クラスタ単位で、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とを照合することにより、各特徴点に対して同一性または類似性を判定する。この結果、照合部107は、第1の画像と第2の画像との間で同一または類似の被写体を識別すると共に、その識別結果(照合結果)を出力する。さらに照合部107は、同一または類似と判定した特徴点に関して、そのクラスタに属する特徴点の座標位置情報に基づき、第1の画像の同一または類似と判定された領域の情報を出力するようにしても良い。
以下、画像処理装置10の各構成の動作の詳細を説明する。
(1.2 機能の詳細)
(1.2.1 特徴量生成)
前述の通り、第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から特徴点を多数検出すると共に、検出した多数の特徴点の座標位置で構成される第1の座標位置情報群を領域分割部105へと出力する。また、第1の局所特徴量生成部101は、検出した各特徴点の座標位置から局所特徴量を生成すると共に、生成した多数の局所特徴量で構成される第1の局所特徴量群を、照合部107へと出力する。
ここで、第1の局所特徴量生成部101は、例えば各特徴点の座標位置に加えて、局所特徴量を生成する領域のスケールや角度の情報を用いて、局所特徴量としても良い。例えば、局所特徴量は、SIFT(Scale Invariant Feature Transform)特徴量としても良いし、その他の局所特徴量としても良い。
第2の局所特徴量生成部103は、第1の局所特徴量生成部101と同様の動作により、第2の画像の各特徴点の局所特徴量を生成するとともに、当該生成した多数の局所特徴量で構成される第2の局所特徴量群を、照合部107へと出力する。特徴点の検出や局所特徴量の生成方法としては色々考えられる。例えば、特許文献1に記載の手法などが考えられる。
尚、例えば、第2の画像の各特徴点の局所特徴量を事前に生成してデータベースなどに記憶しておくことで、第2の局所特徴量生成部103ではなく、当該データベースが第2の局所特徴量群を出力するようにしても良い。この点、第2の実施形態以降についても同様である。
(1.2.2 領域分割)
領域分割部105は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群を用いて第1の画像の各特徴点をクラスタリングすると共に、1以上の特徴点から構成される各クラスタのクラスタ情報であるクラスタ情報群を照合部107へと出力する。特徴点のクラスタリングには、例えば、特徴点の座標位置が近い、すなわち、2つの特徴点間の距離(座標位置間の距離)が近い特徴点を同じクラスタに分類する方法を用いることが考えられる。ここで、2つの特徴点間の距離には、たとえばユークリッド距離を用いても良いし、マハラノビス距離を用いても良いし、市街地距離を用いても良い。
また、特徴点のクラスタリングには、たとえば、全ての特徴点間の距離を算出するとともに、算出した距離をグラフカットによりクラスタリングする方法を用いることも考えられる。この場合、例えば、特徴点をノードとして、特徴点間の距離をノード間のエッジとしたグラフを生成する。グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットを用いても良いし、マルコフ・クラスタ(Markov Cluster)アルゴリズムを用いても良い。尚、ノーマライズドカットについては、非特許文献1に記載の手法を用いることができる。また、マルコフ・クラスタ・アルゴリズムについては、非特許文献2に記載の手法を用いることができる。更に、特徴点のクラスタリングには、例えば、k−means法や、LBG法や、LBQ法を用いること等が考えられる。k−means法については非特許文献3に、LBG法については非特許文献4に、LBQ法については非特許文献5に、それぞれ開示されている具体的手法を用いることができる。
また、特徴点のクラスタリングには、例えば、任意のサイズの分析領域ごとに当該領域に含まれる特徴点を計数し、計数値が所定の閾値以上であれば、当該領域に含まれる特徴点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよい。
分析領域の生成には、例えば、第1の画像を任意のサイズのグリッドに分割し、各グリッドを分析領域とする方法を用いてもよい。また、分析領域は、例えば、重複していてもよいし、重複していなくてもよい。また、分析領域のサイズは、例えば、固定でもよいし、可変でもよい。可変の場合は、例えば、分析領域の中心と画像中心との間の距離が近いほど分析領域サイズを小さくし、分析領域の中心と画像中心との間の距離が遠いほど分析領域サイズを大きくするという方法を用いてもよい。
特徴点の分類には、例えば、計数値が所定の閾値以上の分析領域に含まれる特徴点を同一のクラスタに分類する方法を用いてもよいし、当該領域とその周囲の分析領域に含まれる特徴点を同一のクラスタに分類する方法を用いてもよい。また、計数値が所定の閾値以上の分析領域が隣接あるいは重複している場合は、例えば、これらの分析領域に含まれる特徴点を同一のクラスタに分類する方法を用いてもよいし、異なるクラスタに分類する方法を用いてもよい。
このように特徴点をクラスタリングすることで、非特許文献3乃至5のいずれか記載の手法を用いるよりも高速に処理できるという効果がある。
(1.2.3 照合)
照合部107は、領域分割部105が出力したクラスタ情報群を用いて、クラスタ単位で、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とを照合すると共に、特徴量間で同一性または類似性を判定する。これにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。
クラスタ単位で第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とを照合する方法の一例を以下説明する。対象とするクラスタに対して、まず第1の局所特徴量群の対象クラスタに属する局所特徴量群と、第2の局所特徴量群との間で、局所特徴量間の距離を算出するとともに、算出した距離に基づいて、第1の画像の特徴点と第2の画像の特徴点との対応関係(第1の画像の特徴点が第2の画像のどの特徴点に対応するか)を算出する。特徴点間の距離は、例えばSIFT特徴量の場合にはユークリッド距離を用いても良い。ここで例えば、距離値が最も小さい特徴点を対応する特徴点としても良い。また、対応関係が存在しない特徴点があっても良い。例えば、最も小さい距離値と、2番目に小さい距離値との比率を評価尺度として、対応関係の有無を判定することが考えられる。例えば、こうして求められた対応関係を用いて、例えば対応する特徴点の数が閾値を超える場合に、対象クラスタと第2の画像とが、同一(または類似)と判定すれば良い。
また、求められた対応関係を用いて幾何学的検証を行うことで、同一性または類似性を判定しても良い。例えば、2つの画像間の幾何学的関係性を射影変換(ホモグラフィ)と仮定した上で、ロバスト推定手法を用いて射影変換のパラメータを推定すると共に、推定パラメータに対する入力された対応関係の外れ値を求めることで、外れ値の数に基づいて同一性または類似性を判定しても良い。ロバスト推定手法には、例えばRANSOC(Random Sample Consensus)や最小二乗法を使用することが考えられる。
(1.3 処理の流れ)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
尚、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステップとして実行することもできる。この点、第2の実施形態以降についても同様である。
第1の局所特徴量生成部101は第1の画像から多数の特徴点を検出し、第2の局所特徴量生成部103は、第2の画像から多数の特徴点を検出する(S201)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置(前述の通り、必要に応じて、スケールおよび角度を用いても良い)から、局所特徴量を生成する(S203)。領域分割部105は、第1の画像の特徴点の座標位置である第1の座標位置情報群を用いて、第1の画像の各特徴点をクラスタリングする(S205)。照合部107は、第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量群とを、第1の局所特徴量のクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S207)。
(1.4 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、本実施形態にかかる画像処理装置10は、第1の画像から検出した多数の特徴点を、それらの座標位置に基づいてクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とを、クラスタ単位で照合する。このようにクラスタ単位で局所特徴量を照合することにより、画像内の同一または類似の被写体を、精度よく多数識別できる。
(2 第2の実施形態)
以下、第2の実施形態を説明する。以下の説明では、第1の実施形態と同一または類似の構成については同一の符号を振ると共に、説明を省略することがある。また、作用効果の記載についても、第1の実施形態と同様の場合には、説明を省略することがある。この点、第3の実施形態以降についても同様である。
(2.1 機能構成)
図3は、第2の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す図である。図3に示すように、画像処理装置10は、第1の局所特徴量生成部101と、第2の局所特徴量生成部103と、領域分割部105と、照合部107とを含む。ここで、第2の局所特徴量生成部103及び照合部107の動作は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の実施形態と同様に、第1の画像の特徴点を多数検出するとともに、第1の座標位置情報群を領域分割部105へと出力する。また、第1の局所特徴量生成部101は、第1の実施形態と同様の動作により、第1の画像の各特徴点の局所特徴量である第1の局所特徴量群を生成するとともに、当該第1の局所特徴量群を領域分割部105と照合部107とに出力する。
領域分割部105は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群と第1の座標位置情報群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングすると共に、当該クラスタリングした結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。
図4に、本実施形態に係る領域分割部105の詳細な機能構成を示す。図5に示すように、領域分割部105は、類似度算出部401及び特徴点クラスタリング部403を含む。
類似度算出部401は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群内の任意の2つの局所特徴量の類似度を算出すると共に、算出した多数の類似度を、類似度情報群として特徴点クラスタリング部403へと出力する。局所特徴量の類似度の算出法には、例えば、任意の2つの局所特徴量間の特徴量間距離(例えばユークリッド距離)を算出すると共に、距離に基づいて類似度を算出すること等が考えられる。この時、例えば、距離値が小さい場合は類似度を大きく、距離値が大きい場合には類似度を小さくすればよい。また、特徴量間距離を所定の値で正規化すると共に、正規化した値から類似度を算出する方法を用いることも考えられる。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、類似度算出部401が出力した類似度情報群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングするとともに、当該クラスタリングの結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。ここで、特徴点クラスタリング部403は、例えば類似度が大きい(距離値が小さい)局所特徴量が異なるクラスタに分類されるようにクラスタリングすれば良い。特徴点のクラスタリングには、例えば、第1の画像の任意の特徴点と各クラスタ重心との距離を算出すると共に、算出した距離が最も小さくなるクラスタに当該特徴点を分類する方法を用いることが考えられる。この際、任意のクラスタ内に閾値以上の類似度の特徴点が含まれる場合には、例えば、クラスタ重心までの距離が長い特徴点を、当該クラスタから除外して別のクラスタに分類すれば良い。ここで、各特徴点とクラスタ重心との距離には、例えば、ユークリッド距離を用いても良いし、マハラノビス距離を用いても良いし、市街地距離を用いても良い。
また、グラフカットを用いてクラスタリングしても良い。例えば、特徴点をノードとして、特徴点間の距離と、その局所特徴量間の類似度とに基づいてエッジ値を算出(例えば、特徴点間の距離が小さく、局所特徴量間の類似度が大きいほど、2つのノード間のエッジ値を大きくするなど)して得られたグラフに対してグラフカットを提供しても良い。グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットを用いても良いし、マルコフ・クラスタ・アルゴリズムを用いても良い。
(2.2 処理の流れ)
以下、図5を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを説明する。図5は、画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
第1の局所特徴量生成部101は第1の画像から多数の特徴点を検出し、また、第2の局所特徴量生成部103は第2の画像から特徴点を多数検出する(S501)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から、各特徴点の特徴量を含む局所特徴量群(第1の局所特徴量群及び第2の局所特徴量群)を生成する(S503)。領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第1の局所特徴量群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングする(S505)。照合部107は、第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S507)。
(2.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、本実施形態では、第1の画像から検出した多数の特徴点を、それらの座標位置と類似度とに基づいてクラスタリングし、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、本実施形態では、局所特徴量が類似している特徴点が同じクラスタに含まれにくくなるようにクラスタリングするため、同一または類似の被写体が近接する場合であっても、第1の実施形態よりも精度よく被写体を識別できる。
(3 第3の実施形態)
(3.1 機能構成)
図6を参照しながら、第3の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図6は、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す図である。
図6に示すように、画像処理装置10は、第1の局所特徴量生成部101と、第2の局所特徴量生成部103と、領域分割部105と、照合部107とを含む。ここで、第1の局所特徴量生成部101の動作は第2の実施形態と、照合部107の動作は第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。以下、第2の局所特徴量生成部103及び領域分割部105の動作を中心に説明する。
第2の局所特徴量生成部103は、第1の実施形態と同様の動作により、第2の画像の各特徴点に係る局所特徴量を生成すると共に、当該局所特徴量の集合である第2の局所特徴量群を領域分割部105と照合部107とに出力する。領域分割部105は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群および第1の座標位置情報群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の局所特徴量群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングすると共に、当該クラスタリングの結果に係るクラスタ情報群を照合部107へと出力する。以下、図7を参照しながら、領域分割部105の機能構成および動作を説明する。
図7は、本実施形態に係る領域分割部105の構成を示す図である。図7に示す通り、領域分割部105は、対応点探索部405と、特徴点クラスタリング部403とを含む。
対応点探索部405は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の局所特徴量群とを用いて、第1の局所特徴量群に含まれる任意の局所特徴量が、第2の局所特徴量群のどの局所特徴量と一致するか、すなわち、第1の画像の任意の特徴点が第2の画像のどの特徴点と対応するかに関する情報である対応情報を生成する。更に、対応点探索部405は、生成した多数の対応情報を、対応情報群として特徴点クラスタリング部403へと出力する。
対応情報の生成には、例えば、第1の実施形態の照合部107と同様の手法を用いること等が考えられる。またここで、対応関係は、第2の画像の或る特徴点が、第1の画像の複数の特徴点に対応していても良い。更に、第1の画像の特徴点が、第2の画像の特徴点と1対1で対応していても良い。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群とを用いて、第1の画像の特徴点のうち、第2の画像の特徴点と対応関係がある特徴点を選択した上で、選択した第1の画像の特徴点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングする。更に、特徴点クラスタリング部403は、当該クラスタリングに係る結果を示すクラスタ情報群を、照合部107へと出力する。特徴点のクラスタリングには、例えば、非特許文献3乃至5のいずれかに記載の手法を用いること等が考えられる。
また、特徴点クラスタリング部403は、第2の画像の特徴点が、第1の画像の複数の特徴点に対応している場合に、第1の画像の特徴点が異なるクラスタに分類されるようにクラスタリングしても良い。このために、例えば特徴点クラスタリング部403は、グラフカットによるクラスタリングを用いることなどが考えられる。この場合、第2の画像の特徴点が、第1の画像の複数の特徴点に対応している場合に、それらの第1の画像の複数の特徴点をノードとして、それらのノード間のエッジ値が小さくなるようにグラフを生成するとともに、エッジ値が小さいノード間を分割するようにグラフカットを適用することが考えられる。グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットやマルコフ・クラスタ・アルゴリズムを用いても良い。
また、特徴点クラスタリング部403は、第1の画像の任意の2つの特徴点間の距離が近く(例えば、距離値がある閾値を下回る場合)、それらの特徴点に対応する第2の画像の特徴点間距離が遠い場合(例えば、距離値が別の閾値を上回る場合)に、第1の画像の2つの特徴点が異なるクラスタに分類されるようにしても良い。このために、上記と同様にグラフカットによるクラスタリングを用いることも考えられる。
また、特徴点クラスタリング部403は、例えば、第1の実施形態と同様に、任意のサイズの分析領域ごとに当該領域に含まれる特徴点を計数し、計数値が所定の閾値以上であれば、当該領域に含まれる特徴点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよい。このように特徴点をクラスタリングすることで、非特許文献3乃至5のいずれか記載の手法を用いるよりも高速に処理できるという効果がある。
更に、第3の実施形態は、第2の実施形態と組み合わせることも考えられる。
(3.2 処理の流れ)
以下、図8を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを説明する。図8は、画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
第1の局所特徴量生成部101は第1の画像から特徴点を多数検出する。また、第2の局所特徴量生成部103は、第2の画像から特徴点を多数検出する(S801)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から局所特徴量を生成する(S803)。領域分割部105は、第1の局所特徴量の対応関係、すなわち2画像間での特徴点の対応関係を求める(S805)。次に、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の特徴点のうち、第2の画像の特徴点と対応関係がある特徴点を選択すると共に、選択した第1の画像の特徴点を、それらの座標位置に基づいてクラスタリングする(S807)。照合部107は、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合すると共に、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S809)。
(3.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、第3の実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像から検出した多数の特徴点のうち、第2の画像の特徴点と一致した多数の特徴点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングするとともに、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、2画像間で対応の取れた特徴点を、それらの座標位置に基づいてクラスタリングするため、第1の画像の特徴点が被写体以外から多数検出された場合であっても、第1の画像の同一または類似の被写体を第1の実施形態よりも精度よく多数識別できる。
(4 第4の実施形態)
(4.1 機能構成)
図9を参照しながら、第4の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図9は、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す図である。
画像処理装置10は、第1の局所特徴量生成部101と、第2の局所特徴量生成部103と、領域分割部105と、照合部107とを含む。ここで、第1の局所特徴量生成部101の動作は第2の実施形態と、照合部107の動作は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下、第2の局所特徴量生成部103及び領域分割部105の動作を中心に説明する。
第2の局所特徴量生成部103は、第1の実施形態と同様の動作により、第2の画像の特徴点を多数検出するとともに、第2の座標位置情報群を領域分割部105へと出力する。また、第2の局所特徴量生成部103は、第1の実施形態と同様の動作により、第2の画像の各特徴点の局所特徴量を生成すると共に、それらの局所特徴量からなる第2の局所特徴量群を領域分割部105と照合部107とに出力する。
領域分割部105は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群および第1の座標位置情報群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の局所特徴量群および第2の座標位置情報群とを用いて第1の画像の特徴点をクラスタリングするとともに、当該クラスタリング結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。以下、図10を参照しながら、領域分割部105の構成及び動作を説明する。
図10は、本実施形態の領域分割部105の構成を示す図である。図10に示すように、領域分割部105は、対応点探索部405と比率算出部407と特徴点クラスタリング部403とを含む。
対応点探索部405は、第3の実施形態と同様の動作により、対応情報群を生成するとともに、生成した対応情報群を、比率算出部407と特徴点クラスタリング部403とに出力する。
比率算出部407は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の局所特徴量群と、対応点探索部405が出力した対応情報群とを用いて、第1の画像の任意の2つの特徴点間の距離(以下、特徴点間距離という。)と、それらの特徴点に対応する第2の画像の特徴点間距離との比率を算出するとともに、算出した多数の比率を、比率情報群として特徴点クラスタリング部403へと出力する。ここで、特徴点間距離には、例えば、ユークリッド距離やマハラビノス距離、市街地距離を用いることが考えられる。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、比率算出部407が出力した比率情報群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングするとともに、その結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。ここで、例えば算出された比率の差が小さい特徴点を同じクラスタに分類する(比率の差が大きい特徴点を異なるクラスタに分類する)ように、クラスタリングすることが考えられる。この時には、例えば、グラフカットを用いてクラスタリングすれば良い。より具体的には、例えば、特徴点をノードとして、特徴点間の距離と、比率の差に基づいてノード間のエッジ値を大きくすることにより得られたグラフ対してグラフカットを行うことが考えられる。グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットを用いても良いし、マルコフ・クラスタ・アルゴリズムを用いても良い。
特徴点クラスタリング部403は、座標位置情報群と、対応情報群と、比率情報群とを用いて、例えば、次のように第1の画像の特徴点をクラスタリングすることも考えられる。この場合、ある特徴点と、その周囲の複数の特徴点との比率情報群を用いて、その特徴点が任意のクラスタに所属する所属確率を算出する。この場合、この算出された所属確率と、その特徴点の座標位置情報とに基づいて、特徴点クラスタリング部403はクラスタリングする。特徴点のクラスタリングには、例えば、第2の画像の任意の特徴点に対応する第1の画像の特徴点を対応情報群に基づいて選択するとともに、当該特徴点と各クラスタ重心との間の距離を座標位置情報と所属確率とに基づいて算出すると共に、算出した距離が最も小さくなるクラスタに当該特徴点を分類する方法を用いることが考えられる。
任意の特徴点とクラスタ重心との距離の算出には、例えば、次式を用いることが考えられる。
Figure 0006094949
数1において、Gは第1の画像の任意の特徴点とi番目のクラスタ重心との距離を、pはi番目のクラスタのクラスタ内確率密度関数を、fはi番目のクラスタのクラスタ生起確率を、sは第1の画像の任意の特徴点がi番目のクラスタに所属する所属確率を示している。尚、確率密度分布pは数2のようになる。
Figure 0006094949
数2において、Dは入力データの次元数を、vは入力データを、rはi番目のクラスタのクラスタ重心を、Σはi番目のクラスタのクラスタ内共分散行列を示す。
クラスタ内生起確率fは0より大きく1以下の値であり、その更新方法には、例えば非特許文献5に記載の方法を用いることが考えられる。
次に、所属確率sの算出方法を説明する。sは、例えば、第1の画像の特徴点間距離と第2の画像の特徴点間距離とを用いて、以下のように算出することが考えられる。
まず、第1の画像での特徴点間距離と第2の画像での特徴点間距離との比率rationkを次式により算出する。
Figure 0006094949
ここで、vは第1の画像のn番目の特徴点の座標位置を、un’はvにある特徴点に対応する第2の画像のn’番目の特徴点の座標位置を、vはvにある特徴点の近傍にある特徴点の中でvとの間の距離がk番目に短い特徴点の座標位置を、uk’はvにある特徴点に対応する第2の画像のk’番目の特徴点の座標位置を示している。ここで、kとk’の値域は、0≦k、k’≦K(0<K)である。
このようにして算出した特徴点間距離の比率rationkは、第1の画像から選択した2つの特徴点が、両方とも同じ被写体の特徴点である場合と、異なる被写体の特徴点である場合とで、その値が異なるという特性がある。
次に、算出したK個の特徴点間距離の比の中央値medianを求めると共に、数4、数5、数6により所属確率sを算出する。
Figure 0006094949
Figure 0006094949
Figure 0006094949
ここで、labelnkは第1の画像のn番目の特徴点の近傍にあるK個の特徴点の中のk番目の特徴点が所属するクラスタ番号を、NはK近傍の特徴点の中でi番目のクラスタに所属する特徴点の数を、α及びεは任意の値を示している。例えば、α=0.5、ε=0.000001等に設定することができる。
(4.2 処理の流れ)
以下、図11を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを説明する。図11は、画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から特徴点を多数検出する。また第2の局所特徴量生成部103は、第2の画像から特徴点を多数検出する(S1101)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から、局所特徴量(第1の局所特徴量群及び第2の局所特徴量群)を生成する(S1103)。
領域分割部105は、第1の局所特徴量群の各局所特徴量と、第2の局所特徴量群の各局所特徴量との間の距離に基づいて、局所特徴量の対応関係、すなわち似画像間での特徴点の対応関係を求める(S1105)。次に、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の2つの特徴点間の距離と第2の画像の2つの特徴点間の距離との比率を算出する(S1107)。更に領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報群と比率情報群とを用いて第1の画像の特徴点をクラスタリングする(S1109)。照合部107は、第1の局所特徴量群と、第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S1111)。
(4.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置10は、第2の画像の特徴点に対応する第1の画像の特徴点をそれらの座標位置と特徴点間距離の比率とに基づいてクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。これにより、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、座標位置と特徴点間距離との比率に基づいてクラスタリングするため、第1の画像の同一または類似の被写体が近接している場合であっても、第3の実施形態よりも特徴点を精度よくクラスタリングできる。従って、画像内の同一または類似の被写体を第3の実施形態よりも精度よく多数識別できる。
(5 第5の実施形態)
(5.1 機能構成)
図12を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図12は、第5の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す図である。図12に示す通り、画像処理装置10の構成は第4の実施形態と同様である。しかしながら、領域分割部105の機能構成及び動作は異なる。以下、図13を参照しながら、領域分割部105の構成及び動作を説明する。
図13は、本実施形態に係る領域分割部105の機能構成を示す図である。図14に示すように、領域分割部105は、対応点探索部405と、比率算出部407と、回転量算出部409と、相対座標位置データベース411と、特徴点クラスタリング部403とを含む。ここで、比率算出部407の動作は第4の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下、対応点探索部405、回転量算出部409、相対座標位置データベース411、及び特徴点クラスタリング部403の動作を中心に説明する。
対応点探索部405は、第3の実施形態と同様の動作により対応情報群を生成するとともに、生成した対応情報群を比率算出部407と回転量算出部409と特徴点クラスタリング部403とに出力する。
回転量算出部409は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、第2の局所特徴量生成部103が出力した第2の座標位置情報群とを用いて、第1の画像の2つの特徴点で構成されるベクトルの方向と第2の画像の2つの特徴点で構成されるベクトルの方向とを算出する。更に回転量算出部409は、算出したベクトルの方向から第1の画像の被写体の回転量を算出すると共に、算出した多数の回転量を回転量情報群として特徴点クラスタリング部403へと出力する。
第1の画像の2つの特徴点で構成されるベクトルの方向θij 1の算出には、例えば、次式を用いれば良い。
Figure 0006094949
ここで、xは特徴点のx座標値を、yは特徴点のy座標値を、i及びjは特徴点番号を示す。
次に、第2の画像の2つの特徴点で構成されるベクトルの方向θnm の算出には、例えば次式を用いれば良い。
Figure 0006094949
ここで、nは第1の画像のi番目の特徴点に対応する第2の画像の特徴点番号を、mは第1の画像のj番目の特徴点に対応する第2の画像の特徴点番号を示す。
次に、回転量は、例えば数7や数8に基づき算出したベクトル方向を用いて、次式に従って算出すれば良い。
Figure 0006094949
ここで、θijは第1の画像のi番目とj番目の特徴点で構成されるベクトルの回転量を示す。
相対座標位置データベース411は、第2の画像の基準点(例えば、被写体中心)と第2の画像の各特徴点との相対座標位置を示すテーブルを有する。ここで基準点とは、予め定められた第2の画像での座標位置である。上述の通り、基準点は被写体中心であっても良いし、第2の画像の左上座標位置であっても良い。以下では、基準点は被写体中心を示すものとして説明する。
図14を参照しながら、本実施形態に係る相対座標位置データベース411について説明する。図14は、相対座標位置データベース411の具体例を示す図である。相対座標位置データベース411は、データ項目として、例えば特徴点番号と相対座標位置とを有する。図14に示す例では、1番目の特徴点の座標位置と、1番目の特徴点の被写体中心の座標位置との相対座標位置は(100、100)、2番目の特徴点の座標位置と、2番目の特徴点の被写体中心の座標位置との相対座標位置は(50、−10)である。
ここで、相対座標位置u’は次式のように算出すれば良い。
Figure 0006094949
数10中、nは特徴点番号を、xはn番目の特徴点のx座標値を、yはn番目の特徴点のy座標値を、xは被写体中心のx座標値を、yは被写体中心のy座標値を示す。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、比率算出部407が出力した比率情報群と、回転量算出部409が出力した回転量情報群と、相対座標位置データベース411に格納されている相対座標位置とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングする。また、特徴点クラスタリング部403は、当該クラスタリングの結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。
ここで、特徴点のクラスタリングには、例えば、第1の画像の特徴点のうち、第2の画像の任意の特徴点に対応する特徴点を対応情報群に基づいて多数選択すると共に、選択された特徴点の座標位置に基づいて第1の画像の被写体中心点を推定し、更に、推定した被写体中心点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングする手法を用いることができる。
被写体中心点の座標位置の算出には、例えば次式を用いることができる。
Figure 0006094949
ここで、iおよびjは特徴点番号を、vは第1の画像のi番目の特徴点の座標位置を、cijは被写体中心点の座標位置を、nは第1の画像のi番目の特徴点に対応する第2の画像の特徴点番号を示す。
被写体中心点のクラスタリングには、例えば、非特許文献3乃至5のいずれか記載の手法を用いることができる。
また、被写体中心点のクラスタリングには、例えば、任意のサイズの分析領域ごとに当該領域に含まれる被写体中心点を計数し、計数値が所定の閾値以上であれば、当該領域に含まれる被写体中心点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよい。
分析領域の生成には、例えば、第1の画像を任意のサイズのグリッドに分割し、各グリッドを分析領域とするという方法を用いてもよい。また、分析領域は、例えば、重複していてもよいし、重複していなくてもよい。また、分析領域のサイズは、例えば、固定でもよいし、可変でもよい。可変の場合は、例えば、分析領域の中心と画像中心との間の距離が近いほど分析領域サイズを小さくし、分析領域の中心と画像中心との間の距離が遠いほど分析領域サイズを大きくするという方法を用いてもよい。
被写体中心点の分類には、例えば、計数値が所定の閾値以上の分析領域に含まれる被写体中心点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよいし、当該領域とその周囲の分析領域に含まれる被写体中心点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよい。また、計数値が所定の閾値以上の分析領域が隣接あるいは重複している場合は、例えば、これらの分析領域に含まれる被写体中心点を同一のクラスタに分類するという方法を用いてもよいし、異なるクラスタに分類するという方法を用いてもよい。
このように被写体中心点をクラスタリングすることで、非特許文献3乃至5のいずれか記載の手法を用いるよりも高速に処理できるという効果がある。
以上の処理の後、特徴点クラスタリング部403は、例えばcijのクラスタ情報をvのクラスタ情報とすれば良い。
(5.2 処理の流れ)
以下、図15を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを説明する。図15は、画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
第1の局所特徴量生成部101は第1の画像から多数の特徴点を検出する。また、第2の局所特徴量生成部103は、第2の画像から多数の特徴点を検出する(S1501)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から局所特徴量を生成する(S1503)。領域分割部105は、第1の局所特徴量群の各局所特徴量と第2の局所特徴量群の各局所特徴量との間の距離に基づいて、局所特徴量の対応関係、すなわち2画像間の特徴点の対応関係を求める(S1505)。次に、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の2つの特徴点の間の距離と第2の画像の2つの特徴点間の距離との比率を算出する(S1507)。その上で領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の被写体の回転量を算出する(S1509)。そして、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報群と比率情報群と回転情報群とを用いて、第1の画像の被写体中心点を推定するとともに、推定した被写体中心点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングする(S1511)。照合部107は、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S1513)。
(5.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像の各特徴点の座標位置と、第2の画像の各特徴点の座標位置と、2画像間での特徴点の対応関係と、事前に生成した相対座標位置とを用いて被写体の中心点を推定する。そして、推定した被写体中心点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。これにより、本実施形態に係る画像処理装置10も、第4の実施液体と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像の各特徴点を被写体中心に集めてから、それらをクラスタリングするため、第4の実施形態よりも特徴点を精度よくクラスタリングできる。従って、画像内の同一または類似の被写体を第4の実施形態よりも精度高く多数識別できる。
(6 第6の実施形態)
(6.1 機能構成)
以下、第6の実施形態を説明する。まず、図16を参照しながら、第6の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図16は、第6の実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像処理装置10は、第3の実施形態と同様の構成である。しかしながら、領域分割部105の構成及び動作は第3の実施形態とは異なる。以下、図17を参照しながら、領域分割部105の構成及び動作を説明する。
図17は、領域分割部105の構成を示す図である。図17に示すように、領域分割部105は、対応点探索部405と、相対座標位置データベース411と、特徴点クラスタリング部403とを含む。対応点探索部405の動作は第3の実施形態と、相対座標位置データベース411の構成は第5の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。以下、特徴点クラスタリング部403の動作を中心に説明する。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、相対座標位置データベース411に格納されている相対座標位置とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングするとともに、その結果であるクラスタ情報群を照合部107へと出力する。特徴点のクラスタリングには、例えば、第1の画像の特徴点のうち、第2の画像の任意の特徴点に対応する特徴点を対応情報群に基づいて多数選択する。その上で、選択した第1の画像の特徴点の座標位置に基づいて第1の画像の被写体中心点を推定すると共に、推定した被写体中心点を、それらの座標位置に基づいて第5の実施形態と同様の手法によりクラスタリングすることが考えられる。
被写体中心は、例えば、数10と数12とを用いて推定することが考えられる。
Figure 0006094949
ここで、cは被写体中心点の座標位置を、vは第1の画像のi番目の特徴点の座標位置を、nは第1の画像のi番目の特徴点に対応する第2の画像の特徴点番号を、それぞれ示している。
(6.2 処理の流れ)
図18は、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図18を参照しながら、画像処理装置10の処理の流れを説明する。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から特徴点を多数検出する。また、第2の局所特徴量生成部103は、第2の画像から特徴点を多数検出する(S1801)。次に、第1の局所特徴量生成部101及び第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から各特徴点に係る局所特徴量を生成する(S1803)。領域分割部105は、第1の局所特徴量群の各局所特徴量と第2の局所特徴量群の各局所特徴量との間の距離に基づいて局所特徴量の対応関係、すなわち2画像間での特徴点の対応関係を求める(S1805)。
領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報とを用いて、第1の画像の特徴点のうち、第2の画像の任意の特徴点に対応する特徴点を多数選択すると共に、選択した第1の画像の特徴点と相対座標位置データベース411に格納された相対座標位置とに基づいて、第1の画像の被写体中心点を推定するとともに、推定した被写体中心点をそれらの座標位置に基づいてクラスタリングする(S1807)。照合部107は、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S1809)。
(6.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、第6の実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像の各特徴点の座標位置と、2画像間での特徴点の対応関係と、事前に生成した相対座標位置とを用いて被写体中心点を推定する。更に、推定した被写体中心点を、それらの座標位置に基づいてクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。従って、第1の画像の被写体の獲得頂点と第2の画像の被写体の獲得頂点との間に合同変換が成り立つ場合に、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(7 第7の実施形態)
(7.1 機能構成)
続いて、図19乃至図21を参照しながら、第7の実施形態を説明する。図19は、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置10は、第5の実施形態と同様の構成であるが、領域分割部105の構成及び動作は異なる。以下、図20を参照しながら、領域分割部105の構成及び動作を説明する。
図20は、本実施形態に係る領域分割部105の構成を示す図である。図20に示すように、本実施形態に係る領域分割部105は、対応点探索部405、比率算出部407、回転量算出部409、及び特徴点クラスタリング部403を含む。比率算出部407の動作は第4の実施形態と、対応点探索部405及び回転量算出部409の動作は第5の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。以下、特徴点クラスタリング部403の動作を説明する。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、比率算出部407が出力した比率情報群と、回転量算出部409が出力した回転量情報群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングする。その上で特徴点クラスタリング部403は、クラスタリングした結果得られる各クラスタに係る情報であるクラスタ情報群を照合部107へと出力する。
ここで、例えば算出された比率の差と回転量の差が小さい特徴点を同じクラスタに分類する(比率の差と回転量の差とが大きい特徴点を、異なるクラスタに分類する)ようにしても良い。例えば、グラフカットを用いてクラスタリングすることが考えられる。例えば、特徴点をノードとして、特徴点間の距離と、比率の差と回転量の差とに基づいてエッジ値を算出して(例えば、特徴点間の距離値が小さく、比率の差と回転量の差とが小さいほど、2つのノード間のエッジ値を大きくするなど)得られたグラフに対してグラフカットを提供しても良い。ここで、グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットや、マルコフ・クラスタ・アルゴリズムを用いることが考えられる。
(7.2 処理の流れ)
図21は、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。図21を参照しながら、以下、本実施形態に係る画像処理装置10の処理を説明する。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から多数の特徴点を検出する。また、第2の局所特徴量生成部103は第2の画像から特徴点を多数検出する(S2101)。次に、第1の局所特徴量生成部101および第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から局所特徴量を生成する(S2103)。
領域分割部105は、第1の局所特徴量群の各局所特徴量と、第2の局所特徴量群の各局所特徴量との間の距離に基づいて、局所特徴量の対応関係、すなわち2画像間の特徴点の対応関係を求める(S2105)。次に、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の2つの特徴点間の距離と第2の画像の2つの特徴点間の距離との比率を算出する(S2107)。そして、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の被写体の回転量を算出する(S2109)。その上で領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報群と比率情報群と回転情報群とを用いて、第1の画像の各特徴点をクラスタリングする(S2111)。照合部107は、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合すると共に、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S2113)。
(7.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、第7の実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像の各特徴点の座標位置と、第2の画像の各特徴点の座標位置と、2画像間での特徴点の対応関係とを用いて、第1の画像の被写体の回転量および比率を推定する。更に、それらに基づいて第1の画像の各特徴点をクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。従って、第1の画像の各被写体の大きさや回転量が、近接する同一または類似の被写体同士で異なる場合、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(8 第8の実施形態)
(8.1 機能構成)
以下、図22乃至24を参照しながら、第8の実施形態を説明する。まず、図22を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を説明する。図22は、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。
図22に示すように、本実施形態に係る画像処理装置10の機能構成は第5の実施形態と同様であるが、領域分割部105の構成及び動作が異なる。以下、図23を参照しながら、領域分割部105の構成及び動作を説明する。
図23は、本実施形態に係る領域分割部105の構成を示す図である。図23に示すように、領域分割部105は対応点探索部405と回転量算出部409と特徴点クラスタリング部403とを含む。対応点探索部405及び回転量算出部409の動作は第5の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。以下、特徴点クラスタリング部403の動作を中心に説明する。
特徴点クラスタリング部403は、第1の局所特徴量生成部101が出力した第1の座標位置情報群と、対応点探索部405が出力した対応情報群と、回転量算出部409が出力した回転量情報群とを用いて、第1の画像の特徴点をクラスタリングすると共に、その結果を示すクラスタ情報群を照合部107へと出力する。このクラスタリングする際に、例えば算出された回転量の差が小さい特徴点を同じクラスタに分類する(回転量の差が大きい特徴点は異なるクラスタに分類する)ようにしても良い。また、例えばグラフカットを用いてクラスタリングしても良い。例えば、特徴点をノードとして、特徴点間の距離と、回転量の差に基づいてエッジ値を算出して(例えば、特徴点間の距離値が小さく、回転量の差が小さいほど、2つのノード間のエッジ値を大きくする)得られたグラフに対して、グラフカットを提供することも考えられる。グラフカットには、例えば、ノーマライズドカットを用いても良いし、マルコフ・クラスタ・アルゴリズムを用いても良い。
(8.2 処理の流れ)
図24は、本実施形態に係る画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図24を参照しながら、画像処理装置10の処理の流れを説明する。
第1の局所特徴量生成部101は、第1の画像から多数の特徴点を検出する。また、第2の局所特徴量生成部103は第2の画像から特徴点を多数検出する(S2401)。次に、第1の局所特徴量生成部101および第2の局所特徴量生成部103は、各特徴点の座標位置から局所特徴量を生成する(S2403)。
領域分割部105は、第1の局所特徴量群の各局所特徴量と第2の局所特徴量群の各局所特徴量との間の距離に基づいて、局所特徴量の対応関係、すなわち2画像間の特徴点の対応関係を求める(S2405)。次に領域分割部105は、第1の座標位置情報群と第2の座標位置情報群と対応情報群とを用いて、第1の画像の被写体の回転量を算出する(S2407)。そして、領域分割部105は、第1の座標位置情報群と対応情報群と回転情報群とを用いて、第1の画像の各特徴点をクラスタリングする(S2409)。照合部107は、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する(S2411)。
(8.3 本実施形態に係る効果)
以上説明したように、第8の実施形態に係る画像処理装置10は、第1の画像の各特徴点の座標位置と、第2の画像の各特徴点の座標位置と、2画像間の特徴点の対応関係とを用いて、第1の画像の被写体の回転量を推定する。そして、推定した回転量と第1の座標位置情報群とに基づいて第1の画像の各特徴点をクラスタリングすると共に、第1の局所特徴量群と第2の局所特徴量群とをクラスタ単位で照合することにより、画像間で同一または類似の被写体を識別する。従って、第1の画像の各被写体の回転量が、近接する同一または類似の被写体同士で異なる場合、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(9 付記事項)
尚、前述の各実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
尚、前述の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成する第1の特徴量生成手段と、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする領域分割手段と、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合する照合手段とを有する画像処理装置。
(付記2)
前記領域分割手段は、各特徴点間の距離に応じて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記領域分割手段は、前記第1の局所特徴量群の各局所特徴量同士の類似度と、前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記1又は付記2記載の画像処理装置。
(付記4)
前記領域分割手段は、前記第1の局所特徴量群と、前記第2の局所特徴量群との間の特徴量間距離に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との特徴点の対応関係を示す対応情報群を算出すると共に、当該対応情報群と前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記1乃至付記3のいずれか1項記載の画像処理装置。
(付記5)
前記領域分割手段は、第2の画像の各特徴点と第2の画像の予め定められた基準点との相対座標位置と、前記対応情報群と、前記第1の座標位置情報群とに基づいて推定した、前記第1の画像での前記基準点の座標位置に基づいて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記4記載の画像処理装置。
(付記6)
前記領域分割手段は、前記第1の座標位置情報群と、前記第2の画像から検出された特徴点の座標位置情報である第2の座標位置情報群と、前記対応情報群とを用いて、前記第1の画像の任意の2つの特徴点間の距離と、当該2つの特徴点に対応する前記第2の画像の2つの特徴点間の距離との比率を算出すると共に、前記第1の座標位置情報群と、前記第2の座標位置情報群と、前記対応情報群とを用いて前記第1の画像の被写体の回転量を算出する、付記5に記載の画像処理装置。
(付記7)
前記領域分割手段は、前記比率と前記回転量との少なくとも一方と、前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記6記載の画像処理装置。
(付記8)
前記領域分割手段は、前記回転量と、前記比率と、前記相対座標位置と、前記第1の座標位置情報群とを用いて推定した、前記第2の画像の基準点の前記第1の画像での座標位置を用いて、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、付記6又は付記7に記載の画像処理装置。
(付記9)
第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップとを備える画像処理方法。
(付記10)
第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、前記第1の座標位置情報群に基づき、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップとを画像処理装置に実行させるプログラム。
この出願は、2012年6月29日に出願された日本出願特願2012−147239を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10・・・画像処理装置、101・・・第1の局所特徴量生成部、103・・・第2の局所特徴量生成部、105・・・領域分割部、107・・・照合部、401・・・類似度算出部、403・・・特徴点クラスタリング部、405・・・対応点探索部、407・・・比率算出部、409・・・回転量算出部、411・・・相対座標位置データベース

Claims (9)

  1. 第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成する第1の特徴量生成手段と、
    前記第1の局所特徴量群と、前記第2の局所特徴量群との間の特徴量間距離に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との特徴点の対応関係を示す対応情報群を算出すると共に、当該対応情報群と前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする領域分割手段と、
    クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合する照合手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記領域分割手段は、各特徴点間の距離に応じて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記領域分割手段は、前記第1の局所特徴量群の各局所特徴量同士の類似度と、前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、
    請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記領域分割手段は、第2の画像の各特徴点と第2の画像の予め定められた基準点との相対座標位置と、前記対応情報群と、前記第1の座標位置情報群とに基づいて推定した、前記第1の画像での前記基準点の座標位置に基づいて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記領域分割手段は、
    前記第1の座標位置情報群と、前記第2の画像から検出された特徴点の座標位置情報である第2の座標位置情報群と、前記対応情報群とを用いて、前記第1の画像の任意の2つの特徴点間の距離と、当該2つの特徴点に対応する前記第2の画像の2つの特徴点間の距離との比率を算出すると共に、
    前記第1の座標位置情報群と、前記第2の座標位置情報群と、前記対応情報群とを用いて前記第1の画像の被写体の回転量を算出する、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記領域分割手段は、前記比率と前記回転量との少なくとも一方と、前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、
    請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記領域分割手段は、前記回転量と、前記比率と、前記相対座標位置と、前記第1の座標位置情報群とを用いて推定した、前記第2の画像の基準点の前記第1の画像での座標位置を用いて、前記第1の画像の特徴点をクラスタリングする、
    請求項5又は請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、
    前記第1の局所特徴量群と、前記第2の局所特徴量群との間の特徴量間距離に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との特徴点の対応関係を示す対応情報群を算出すると共に、当該対応情報群と前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、
    クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップと
    を備える画像処理方法。
  9. 第1の画像から検出される複数の特徴点に対して、それぞれの特徴点を含む複数の局所領域の特徴量である局所特徴量を含む第1の局所特徴量群と、座標位置情報を含む第1の座標位置情報群とを生成するステップと、
    前記第1の局所特徴量群と、前記第2の局所特徴量群との間の特徴量間距離に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との特徴点の対応関係を示す対応情報群を算出すると共に、当該対応情報群と前記第1の座標位置情報群とを用いて前記第1の画像の特徴点をクラスタリングするステップと、
    クラスタ単位で、前記第1の局所特徴量群と、第2の画像から検出された特徴点の局所特徴量である第2の局所特徴量群とを照合するステップと
    を画像処理装置に実行させるプログラム。
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