以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、開示の技術に係る情報処理装置の一例としてスマートデバイスを例に挙げて説明するが、開示の技術は、これに限定されるものではない。開示の技術は、例えば、パーソナル・コンピュータ、ゲーム機、カーナビゲーション装置、携帯電話機、デジタルカメラ、電子辞書、腕時計などの種々の情報処理装置に適用可能である。
[第1実施形態]
一例として図1に示すスマートデバイス10は、記憶部12、測定部14及び推定部16を含み、推定部16が、スマートデバイス10の利用者が移動のために特定移動手段(ここでは一例として電車)を現在利用しているか否かを推定する。なお、本第1実施形態において、スマートデバイス10の利用者(開示の技術に係る移動者の一例)とは、スマートデバイス10を携帯している者を指す。なお、以下では、説明の便宜上、スマートデバイス10の利用者を単に「利用者」と称する。
記憶部12は、特定移動手段の運動状態及び利用者の運動状態に応じて、かつ、利用者の歩行時間と関連付けて、利用者により特定移動手段が現在利用されている可能性(例えば確率)を示す可能性情報を記憶している。可能性情報は、特定移動手段の運動状態及び利用者の運動状態に応じて記憶部12に記憶されている。ここで、特定移動手段の運動状態とは、例えば後述の移動手段物理量により特定される特定移動手段の運動状態を指す。また、利用者の運動状態とは、例えば後述の利用者物理量により特定される利用者の運動状態を指す。また、可能性情報により示される可能性は、例えば複数の可能性(例えば可能性A、可能性B、可能性C及び可能性D)の何れかである。
測定部14は、特定移動手段の運動状態を特定する移動手段物理量、利用者の運動状態を特定する利用者物理量(開示の技術に係る移動者物理量の一例)、及び利用者の歩行時間を測定する。なお、移動手段物理量には、例えばスマートデバイス10の移動距離(例えば1分前の位置と現在の位置との差)及びスマートデバイス10の移動方向の変更角度(例えば5分間の回転角)が含まれる。また、利用者物理量には、例えば利用者の歩数(例えば1分間の実際の歩数)及び利用者の運動強度が含まれる。
推定部16は、記憶部12に記憶されている可能性情報から、推定部16が過去に特定した可能性情報を参照して、測定部14が測定した歩行時間に関連付けられ、測定部14の測定結果により特定された運動状態に応じた可能性情報を特定する。そして、特定した可能性情報に基づいて、利用者により特定移動手段が現在利用されているか否かを推定する。ここで、推定部16が過去に特定した可能性情報とは、例えば推定部16が前回特定した可能性情報を指す。また、測定部14の測定結果により特定された運動状態とは、測定部14が測定した移動手段物理量により特定された特定移動手段の運動状態及び測定部14が測定した利用者物理量により特定された利用者の運動状態を指す。
また、記憶部12に記憶されている可能性情報は、第1条件を満足する場合に、第1可能性以上の可能性を示す可能性情報の特定(推定部16による特定)が抑制されるように第1の運動状態に応じて、かつ、歩行時間と関連付けられて記憶部12に記憶されている。ここで、第1条件とは、推定部16が過去に特定した可能性情報(例えば前回特定した可能性情報)により示される可能性が第1可能性以上であり、かつ、利用者の歩行時間が第1所定時間以上であるとの条件を指す。また、第1の運動状態とは、特定移動手段の運動状態及び利用者の運動状態を指す。
また、記憶部12に記憶されている可能性情報は、第2条件を満足する場合に、特定可能性以外の可能性を示す可能性情報の特定(推定部16による特定)が抑制されるように第1の運動状態に応じて、かつ、歩行時間と関連付けられて記憶部12に記憶されている。ここで、第2条件とは、推定部16が過去に特定した可能性情報により示される可能性が第2可能性以上であり、利用者の歩行時間が第2所定時間未満であるとの条件を指す。また、特定可能性以外の可能性を示す可能性情報とは、推定部16が過去に特定した可能性情報により示される可能性以外の可能性を示す可能性情報を指す。
また、推定部16は、測定部14が測定した利用者移動量に基づいて、利用者により特定移動手段以外の所定の移動手段(例えば自動車やバスなど)が現在利用されているかを推定する。
一例として図2に示すように、スマートデバイス10は、コンピュータ20及び各種の入出力デバイスを含む。記憶部12、測定部14、推定部16、推定部16及び推定部16は、例えばコンピュータ20及び各種の入出力デバイスによって実現することができる。
コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)22、揮発性のメモリ24(例えばRAM(Random Access Memory))及び不揮発性の記憶部26(例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなど)を備えている。CPU22、メモリ24及び記憶部26は、バス28を介して相互に接続されている。
記憶部26は、移動手段推定プログラム30を記憶している。CPU22は、記憶部26から移動手段推定プログラム30を読み出してメモリ24に展開し、移動手段推定プログラム30が有するプロセスを順次実行する。移動手段推定プログラム30は、測定プロセス30A及び推定プロセス30Bを有する。CPU22は、測定プロセス30Aを実行することで、図1に示す測定部14として動作する。また、CPU22は、推定プロセス30Bを実行することで、図1に示す推定部16として動作する。
なお、ここでは移動手段推定プログラム30を記憶部26から読み出す場合を例示したが、必ずしも最初から記憶部26に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ20に接続されて使用されるSSD(Solid State Drive)、DVDディスク、ICカード、光磁気ディスク、CD−ROMなどの任意の「可搬型の記憶媒体」に先ずは移動手段推定プログラム30を記憶させておいてもよい。そして、コンピュータ20がこれらの可搬型の記憶媒体から移動手段推定プログラム30を取得して実行するようにしてもよい。また、通信回線を介してコンピュータ20に接続される他のコンピュータ又はサーバ装置等の記憶部に移動手段推定プログラム30を記憶させておいてもよい。この場合、コンピュータ20は他のコンピュータ又はサーバ装置等から移動手段推定プログラム30を取得して実行する。
記憶部26は、時刻管理テーブル32及び推定用遷移テーブル34を記憶している。一例として図3に示すように、時刻管理テーブル32は、スマートデバイス10の利用者(以下、単に「利用者」という)の歩行開始時刻及び歩行停止時刻を記憶している。歩行開始時刻とは、利用者が歩行(徒歩による移動)を開始した時刻を指し、歩行停止時刻とは、利用者が歩行を停止した時刻を指す。なお、図3に示す例では、歩行開始時刻として22時30分30秒が例示されており、歩行終了時刻として22時31分40秒が例示されている。また、本第1実施形態では、時刻管理テーブル32のデフォルト状態における歩行開始時刻及び歩行終了時刻として何れも0時0分0秒を採用しているが、この時刻は適宜変更可能である。
一例として図4に示すように、推定用遷移テーブル34は、運動状態情報毎に、かつ、可能性列毎(第1〜第4可能性列の各々)に、可能性情報がマトリクス状に記憶されている。ここで、運動状態情報とは、電車(開示の技術に係る特定移動手段の一例)の運動状態及び利用者の運動状態を示す情報を指す。ここで、電車の運動状態は、1分前の位置と現在位置との差である電車の移動距離が600m以上か否か、及び、5秒間の回転角である電車の移動方向の変更角度が80°以上か否かにより定められている。また、利用者の運動状態は、1分間の実際の徒歩による歩数が9歩以上か否か及び利用者の実際の運動強度が1.5Mets以上か否かにより定められている。
推定用遷移テーブル34において、可能性情報の各々により示される可能性は、可能性A、可能性B(開示の技術に係る第1可能性及び第2可能性の一例)、可能性C及び可能性Dの何れかである。可能性A、可能性B、可能性C及び可能性Dの間には、“可能性A(例えば90%)>可能性B(例えば60%)>可能性C(例えば30%)>可能性D(例えば5%)”の大小関係が成り立っている。
第1〜第4可能性列は利用者の歩行時間と関連付けられている。例えば、第1可能性列及び第2可能性列には1分以上の歩行時間が関連付けられており、第3可能性列及び第4可能性列には1分未満の歩行時間が関連付けられている。第1可能性列及び第2可能性列は、原則として移動者の歩行時間が1分未満の場合に用いられ、第3可能性列及び第4可能性列は、原則として移動者の歩行時間が1分以上の場合に用いられる(後述の図5に示すステップ116及びそれ以降のステップを参照)。第1可能性列は、可能性A、可能性B及び可能性Cの各々を示す可能性情報を有する。第2可能性列は、可能性A、可能性B、可能性C及び可能性Dの各々を示す可能性情報を有する。第3可能性列は、可能性B、可能性C及び可能性Dの各々を示す可能性情報を有する。第4可能性列は、可能性C及び可能性Dの各々を示す可能性情報を有する。
第1可能性列、第2可能性列、第3可能性列及び第4可能性列の各列における可能性Aを示す可能性情報の占有率及び可能性Bを示す可能性情報の占有率は、各列間で、“第1可能性列>第2可能性列>第3可能性列>第4可能性列”の大小関係が成り立っている。第1可能性列、第2可能性列、第3可能性列及び第4可能性列の各列における可能性Cを示す可能性情報の占有率は、各列間で、“第2及び第3可能性列>第4可能性列>第1可能性列”の大小関係が成り立っている。また、第1可能性列、第2可能性列、第3可能性列及び第4可能性列の各列における可能性Dを示す可能性情報の占有率は、各列間で、“第4可能性列>第3可能性列>第2可能性列>第1可能性列”の大小関係が成り立っている。
図2に戻って、スマートデバイス10は、コンピュータ20と各種の入出力デバイスとを電気的に接続してコンピュータ20と各種の入出力デバイスとの間の各種情報の送受信を司るインプット・アウトプット・インタフェース(I/O)40を備えている。スマートデバイス10は、I/O40に接続されることでバス28を介してコンピュータ20と電気的に接続される入出力デバイスとして、表示部42、受付部44、外部インタフェース(I/F)46及び無線通信部48を備えている。また、スマートデバイス10は、入出力デバイスとして、リアルタイムクロック(以下、「RTC」という)50、加速度センサ52、ジャイロセンサ54及びGPS受信部56を備えている。
表示部42は、ディスプレイ(例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display))及び表示制御部(図示省略)を有する。表示制御部は、コンピュータ20の指示を受けてディスプレイを制御し、ディスプレイは、表示制御部の制御下で各種情報を表示する。
受付部44は、透過型のタッチパネルやタッチパネル以外に設けられたキー(ハードウェアキー)等を含み、利用者からの指示を受け付ける。受付部44のタッチパネルは表示部42のディスプレイに重ねられており、指示体(例えば利用者の指又はタッチペン等)による接触を検知し、タッチパネル上の指示体の接触位置を示す接触位置情報をコンピュータ20へ出力する。
外部I/F46は、外部装置(例えばパーソナル・コンピュータやUSBメモリ)が接続され、外部装置とコンピュータ20との間の各種情報の送受信を司る。
無線通信部48は、無線通信プロセッサ(図示省略)、送受信回路(図示省略)及びアンテナ(図示省略)を含む。無線通信プロセッサは、コンピュータ20と情報の授受を行うと共に、コンピュータ20の指示を受けて送受信回路及びアンテナを介して通信先(例えば基地局)と無線通信を行う。
RTC50は、コンピュータ20の主電源が切られている間も現在時刻を刻み続ける計時専用の集積回路であり、コンピュータ20からの要求に応じて現在時刻をコンピュータ20へ出力する。
加速度センサ52は、スマートデバイス10の3軸(例えばスマートデバイス10における3次元空間を規定するX軸、Y軸及びZ軸)の加速度(上述した利用者物理量の一例)を測定する。そして、コンピュータ20の要求に応じて、測定した加速度を示す加速度情報をコンピュータ20へ出力する。従って、コンピュータ20は、加速度センサ52から入力された加速度情報に基づいて、スマートデバイス10の動きの変化やスマートデバイスの傾きを検出することができる。
ジャイロセンサ54は、スマートデバイス10の角速度(上述した移動手段物理量の一例)を測定する。そして、コンピュータ20の要求に応じて、測定した角速度を示す角速度情報をコンピュータ20へ出力する。従って、コンピュータ20は、ジャイロセンサ54から入力された角速度情報に基づいて、スマートデバイス10の回転角を検出することができる。
GPS受信部56は、複数のGPS衛星からの電波を受信し、受信結果を示す受信結果情報をコンピュータ20に出力する。コンピュータ20は、GPS受信部56から入力された受信結果情報に基づいてスマートデバイス10の現在位置(上述した移動手段物理量の一例)を算出する。
次に本第1実施形態の作用として、CPU22が移動手段推定プログラム30を実行することでスマートデバイス10によって行われる移動手段推定処理について、図5〜図8を参照して説明する。
一例として図5に示す移動手段推定処理では、先ず、ステップ100において、測定部14により、一例として図9に示す運動状態特定処理が行われ、その後、移動手段推定処理はステップ102へ移行する。
一例として図9に示す運動状態特定処理では、先ず、ステップ100Aにおいて、測定部14により、ジャイロセンサ54から角速度情報が取得され、取得された角速度情報がメモリ24に記憶される。なお、メモリ24には、測定部14によって取得された角速度情報が時系列で記憶される。
次のステップ100Bでは、測定部14により、変更角度算出条件を満足したか否かが判定される。ここで、変更角度算出条件とは、運動状態特定処理が開始されてから5分が経過したとの条件やステップ100Bの判定が前回肯定されてから5分が経過したとの条件を指す。ステップ100Bにおいて、変更角度算出条件を満足した場合は、判定が肯定されて、運動状態特定処理はステップ100Cへ移行する。ステップ100Bにおいて、変更角度算出条件を満足していない場合は、判定が否定されて、運動状態特定処理はステップ100Dへ移行する。
ステップ100Cでは、測定部14により、メモリ24に記憶されている角速度情報に基づいて、5分前から現在までのスマートデバイス10の回転角が算出される。算出されたスマートデバイス10の回転角は、測定部14により、利用者が移動のために現在利用している移動手段の移動方向の変更角度としてメモリ24に記憶される。
次にステップ100Dでは、測定部14により、加速度センサ52から加速度情報が取得され、取得された加速度情報がメモリ24に記憶される。なお、メモリ24には、測定部14によって取得された加速度情報が時系列で記憶される。
次のステップ100Eでは、測定部14により、一例として図10に示す歩行時刻管理処理が行われ、その後、運動状態特定処理はステップ100Fへ移行する。
一例として図10に示す歩行時刻管理処理では、先ず、ステップ200において、測定部14により、利用者が運動しているか否かが判定される。利用者が運動しているか否かは、メモリ24に時系列で記憶されている加速度情報に基づいて判定される。例えば、加速度情報により示される加速度の変化率が所定値以上の場合は、利用者が運動していると判定され、変化率が所定値未満の場合は、利用者が運動していないと判定される。
ステップ200において、利用者が運動している場合は、判定が肯定されて、歩行時刻管理処理はステップ202へ移行する。ステップ200において、利用者が運動していない場合は、判定が否定されて、歩行時刻管理処理はステップ208へ移行する。
ステップ202では、測定部14により、利用者の運動が歩行か否かが判定される。利用者の運動が歩行か否かは、メモリ24に時系列で記憶されている加速度情報に基づいて判定される。例えば、加速度情報により示される加速度の経時変化を示す波形(以下、「加速度波形」という)が予め定められた波形と所定誤差内で一致している場合は、利用者の運動が歩行であると判定される。加速度波形が予め定められた波形と所定誤差内で一致していない場合は利用者の運動が歩行でないと判定される。
ステップ202において、利用者の運動が歩行の場合は、判定が肯定されて、歩行時刻管理処理はステップ204へ移行する。ステップ202において、利用者の運動が歩行でない場合は、判定が否定されて、歩行時刻管理処理が終了する。
ステップ204では、測定部14により、利用者が歩行を開始したか否かが判定される。利用者が歩行を開始したか否かは、メモリ24に時系列で記憶されている加速度情報に基づいて判定される。例えば、加速度波形の周期が1周期目である場合は、利用者が歩行を開始したと判定される。加速度波形の周期が1周期目でない場合(2周期目以上の場合)は、利用者が歩行中である(利用者が歩行を開始していない)と判定される。
ステップ204において、利用者が歩行を開始した場合は、判定が肯定されて、歩行時刻管理処理はステップ206へ移行する。ステップ204において、利用者が歩行中である場合は、判定が否定されて、歩行時刻管理処理が終了する。
ステップ206では、測定部14により、RTC50から現在時刻が取得され、取得された現在時刻が歩行開始時刻として時刻管理テーブル32に記憶(上書き保存)され、その後、歩行時刻管理処理が終了する。
ステップ208では、測定部14により、利用者が歩行を停止したか否かが判定される。利用者が歩行を停止したか否かは、前回の歩行時刻管理処理の結果に基づいて判定される。例えば、前回の歩行時刻管理処理において利用者の運動が歩行であると判定された場合(ステップ202の判定が肯定された場合)は、利用者が歩行を停止したと判定される。前回の歩行時刻管理処理において利用者の運動が歩行でないと判定された場合(ステップ202の判定が否定された場合)及び利用者が運動していないと判定された場合(ステップ200の判定が否定された場合)は、利用者が歩行を停止していないと判定される。
ステップ208において、利用者が歩行を停止した場合は、判定が肯定されてステップ210へ移行する。ステップ208において、利用者が歩行を停止していない場合は、判定が否定されて、歩行時刻管理処理が終了する。
ステップ210では、測定部14により、RTC50から現在時刻が取得され、取得された現在時刻が歩行停止時刻として時刻管理テーブル32に記憶(上書き保存)され、その後、歩行時刻管理処理が終了する。
図9に戻って、ステップ100Fでは、測定部14により、歩数算出条件を満足したか否かが判定される。ここで、歩数算出条件とは、運動状態特定処理が開始されてから1分が経過したとの条件やステップ100Fの判定が前回肯定されてから1分が経過したとの条件を指す。ステップ100Fにおいて、歩数算出条件を満足した場合は、判定が肯定されて、運動状態特定処理はステップ100Gへ移行する。ステップ100Fにおいて、歩数算出条件を満足していない場合は、判定が否定されて、運動状態特定処理はステップ100Hへ移行する。
ステップ100Gでは、測定部14により、メモリ24に時系列で記憶されている加速度情報に基づいて、1分前から現在までの利用者の歩数が算出され、算出された歩数がメモリ24に記憶される。1分前から現在までの利用者の歩数は、例えば1分前から現在までの加速度波形の周期数に基づいて算出される。
次のステップ100Hでは、測定部14により、メモリ24に記憶されている加速度情報に基づいて、利用者の運動強度が下記の式(1)に従って算出され、算出された運動強度がメモリ24に時系列で記憶される。なお、式(1)において“α”は比例定数である。
(運動強度)=(加速度)×α・・・・(1)
次のステップ100Iでは、測定部14により、現在位置算出条件を満足したか否かが判定される。ここで、現在位置算出条件とは、運動状態特定処理が開始されてから1分が経過したとの条件やステップ100Iの判定が前回肯定されてから1分が経過したとの条件を指す。
ステップ100Iにおいて、現在位置算出条件を満足した場合は、判定が肯定されて、運動状態特定処理はステップ100Jへ移行する。ステップ100Iにおいて、現在位置算出条件を満足していない場合は、判定が否定されて、運動状態特定処理はステップ100Kへ移行する。
ステップ100Jでは、測定部14により、GPS受信部56から入力された受信結果情報に基づいてスマートデバイス10の現在位置(例えば緯度及び経度)が算出され、算出された現在位置を示す現在位置情報がメモリ24に時系列で記憶される。
次にステップ100Kでは、測定部14により、移動距離算出条件を満足したか否かが判定される。移動距離算出条件とは、例えばメモリ24に2つ以上の現在位置情報が記憶されているとの条件を指す。ステップ100Kにおいて、移動距離算出条件を満足した場合は、判定が肯定されて、運動状態特定処理はステップ100Lへ移行する。ステップ100Kにおいて、移動距離算出条件を満足していない場合は、判定が否定されて、運動状態特定処理が終了する。
ステップ100Lでは、測定部14により、メモリ24に記憶された最新の2つの現在位置情報に基づいて、スマートデバイス10の移動距離が算出される。そして、算出されたスマートデバイス10の移動距離が、利用者が移動のために現在利用している移動手段の移動距離としてメモリ24に記憶(上書き保存)され、その後、運動状態特定処理が終了する。
図5に戻って、ステップ102では、推定部16により、予め定められた可能性情報が取得され、その後、移動手段推定処理はステップ104へ移行する。ここで、予め定められた可能性情報とは、後述のステップ146で記憶部26に記憶された可能性情報(開示の技術に係る過去に特定された可能性情報の一例)を指す。また、後述のステップ146で記憶部26に可能性情報が未だに記憶されていない場合、デフォルト設定された可能性情報(例えば可能性Bを示す可能性情報)を指す。
ステップ104では、推定部16により、ステップ102で取得された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bであるか否かが判定される。ステップ104において、ステップ102で取得された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bでない場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理は図7に示すステップ134へ移行する。ステップ104において、ステップ102で取得された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bの場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ106へ移行する。
ステップ106では、推定部16により、ステップ100Lでメモリ24に記憶された移動距離が第1閾値(ここでは一例として600m)未満か否かが判定される。ステップ106において、ステップ100Lでメモリ24に記憶された移動距離が第1閾値以上の場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ124へ移行する。ステップ106において、ステップ100Lでメモリ24に記憶された移動距離が第1閾値未満の場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ108へ移行する。
ステップ108では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す複数の第1注目行60が選定され、その後、移動手段推定処理はステップ110へ移行する。図11に示す複数の第1注目行60は、何れも、推定用遷移テーブル34に含まれる全行のうち、600m未満の移動距離で特定される電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行である。
ステップ110では、推定部16により、時刻管理テーブル32から歩行開始時刻及び歩行停止時刻が取得され、その後、移動手段推定処理はステップ112へ移行する。
ステップ112では、推定部16により、ステップ110で取得された歩行停止時刻がステップ110で取得された歩行開始時刻よりも前か否かが判定される。ステップ112において、ステップ110で取得された歩行停止時刻がステップ110で取得された歩行開始時刻よりも前でない場合(歩行停止中の場合)は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ126へ移行する。ステップ112において、ステップ110で取得された歩行停止時刻がステップ110で取得された歩行開始時刻よりも前の場合(歩行中の場合)は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ114へ移行する。
ステップ114では、推定部16により、利用者の歩行時間が算出される。利用者の歩行時間は、例えば時刻管理テーブル32の歩行開始時刻及びRTC50から取得される現在時刻から算出される。
次のステップ116では、推定部16により、ステップ114で算出された利用者の歩行時間が、開示の技術に係る第1及び第2所定時間の一例である第2閾値(ここでは一例として1分)以上か否かが判定される。ステップ116において、ステップ114で算出された利用者の歩行時間が第2閾値未満の場合は、判定が否定されてステップ126へ移行する。ステップ116において、ステップ114で算出された利用者の歩行時間が第2閾値以上の場合は、判定が肯定されてステップ118へ移行する。
ステップ118では、推定部16により、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aであるか否かが判定される。ステップ118において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aの場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ120へ移行する。ステップ118において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aでない場合(可能性Bの場合)は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ122へ移行する
ステップ120では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第3可能性列が選定される。その後、移動手段推定処理は図8に示すステップ140へ移行する。
ステップ122では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第4可能性列が選定される。その後、移動手段推定処理は図8に示すステップ140へ移行する。
ステップ124では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す複数の第2注目行62が選定され、その後、移動手段推定処理は図6に示すステップ126へ移行する。図11に示す複数の第2注目行62は、何れも、推定用遷移テーブル34に含まれる全行のうち、600m以上の移動速度で規定される電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行である。
ステップ126では、推定部16により、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aであるか否かが判定される。ステップ126において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aの場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ128へ移行する。ステップ126において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Aでない場合(可能性Bの場合)は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ130へ移行する
ステップ128では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第1可能性列が選定される。その後、移動手段推定処理はステップ140へ移行する。
ステップ130では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第2可能性列が選定される。その後、移動手段推定処理は図8に示すステップ140へ移行する。
一方、図7に示すステップ134では、推定部16により、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Cであるか否かが判定される。ステップ134において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Cの場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ136へ移行する。ステップ134において、ステップ102で取得された予め定められた可能性情報により示される可能性が可能性Cでない場合(可能性Dの場合)は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ138へ移行する
ステップ136では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第3可能性列が選定され、その後、移動手段推定処理はステップ140へ移行する。
ステップ138では、推定部16により、推定用遷移テーブル34から一例として図11に示す第4可能性列が選定され、その後、移動手段推定処理はステップ140へ移行する。
ステップ140では、推定部16により、ステップ108で選定された複数の第1注目行60又はステップ124で選定された複数の第2注目行62から、ステップ100Cでメモリ24に記憶された変更角度に対応していない行が除去される。ここで、メモリ24に記憶された変更角度に対応していない行とは、メモリ24に記憶された変更角度で特定される電車の運動状態以外の電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。例えば、メモリ24に記憶された変更角度が80°未満の場合、80°以上の変更角度で特定される電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。
次のステップ142では、推定部16により、ステップ108で選定された複数の第1注目行60又はステップ124で選定された複数の第2注目行62から、ステップ100Gでメモリ24に記憶された歩数に対応していない行が除去される。ここで、メモリ24に記憶された歩数に対応していない行とは、メモリ24に記憶された歩数で特定される利用者の運動状態以外の利用者の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。例えば、メモリ24に記憶された歩数が9歩未満の場合、9歩以上の歩数で特定される利用者の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。
次のステップ144では、推定部16により、ステップ108で選定された複数の第1注目行60又はステップ124で選定された複数の第2注目行62から、ステップ100Hでメモリ24に記憶された運動強度に対応していない行が除去される。ここで、メモリ24に記憶された運動強度に対応していない行とは、メモリ24に記憶された運動強度で特定される利用者の運動状態以外の利用者の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。例えば、メモリ24に記憶された運動強度が1.5Mets未満の場合、1.5Mets以上の運動強度で特定される利用者の運動状態を示す運動状態情報が属する行を指す。
次のステップ146では、推定部16により、ステップ108で選定された複数の第1注目行60又はステップ124で選定された複数の第2注目行62のうち、現在選定されている行及び列により特定された可能性情報が記憶部26に記憶される。ここで、現在選定されている行とは、ステップ108で選定された複数の第1注目行60又はステップ124で選定された複数の第2注目行62のうち、ステップ140〜144の処理によって行が除去されて残った1行を指す。また、現在選定されている列とは、ステップ120、ステップ122、ステップ128、ステップ130、ステップ136又はステップ138の処理によって選定された1列を指す。
次のステップ148では、推定部16により、ステップ146で記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bか否かが判定される。ステップ148において、ステップ148で記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bの場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ150へ移行する。ステップ148において、ステップ148で記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bでない場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ152へ移行する。
ステップ150では、推定部16により、利用者が移動のために現在利用している移動手段が電車であることを示す電車情報が記憶部26に記憶され、その後、移動手段推定処理はステップ166へ移行する。
ステップ152では、推定部16により、利用者の所定値(例えば1.5Mets)以上の運動強度が所定時間(例えば1分)以上継続しているか否かが判定される。利用者の所定値以上の運動強度が所定時間以上継続しているか否かは、例えばメモリ24に時系列で記憶されている運動強度に基づいて判定される。ステップ152において、利用者の所定値以上の運動強度が所定時間以上継続している場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ154へ移行する。ステップ152において、利用者の所定値以上の運動強度が所定時間以上継続していない場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ156へ移行する。
ステップ154では、推定部16により、利用者が移動のために現在利用している移動手段が自転車であることを示す自転車情報が記憶部26に記憶され、その後、移動手段推定処理はステップ166へ移行する。
ステップ156では、推定部16により、利用者の運動強度が所定範囲内(1.0Mets±0.1Mets)か否かが判定される。利用者の運動強度が所定範囲内か否かは、例えばメモリ24に時系列で記憶されている運動強度に基づいて判定される。ステップ156において、利用者の運動強度が所定範囲内の場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ158へ移行する。ステップ156において、利用者の運動強度が所定範囲外の場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ160へ移行する。
ステップ158では、推定部16により、利用者が移動のために現在利用している移動手段が自動車であることを示す自動車情報が記憶部26に記憶され、その後、移動手段推定処理はステップ166へ移行する。
ステップ160では、推定部16により、利用者の1分あたりの歩数が所定歩数(例えば9歩)以上か否かが判定される。利用者の1分あたりの歩数が所定歩数以上か否かは、例えばステップ100Gでメモリ24に記憶された歩数に基づいて判定される。ステップ160において、利用者の1分あたりの歩数が所定歩数以上の場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理はステップ162へ移行する。ステップ160において、利用者の1分あたりの歩数が所定歩数未満の場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ164へ移行する。
ステップ162では、推定部16により、利用者が移動のために現在利用している移動手段が徒歩であることを示す徒歩情報が記憶部26に記憶され、その後、移動手段推定処理はステップ166へ移行する。
ステップ164では、推定部16により、利用者が移動のために現在利用している移動手段がバスであることを示すバス情報が記憶部26に記憶され、その後、移動手段推定処理はステップ166へ移行する。
ステップ166では、推定部16により、推定処理終了条件を満足したか否かが判定される。ここで、推定処理終了条件とは、例えば、移動手段推定処理の終了指示が受付部44によって受け付けられたとの条件やCPU22が所定のアプリケーションの実行を開始したとの条件が挙げられる。ステップ166において、推定処理終了条件を満足していない場合は、判定が否定されて、移動手段推定処理はステップ100へ移行する。ステップ166において、推定処理終了条件を満足した場合は、判定が肯定されて、移動手段推定処理が終了する。
以上説明したように、スマートデバイス10では、推定用遷移テーブル34に記憶されている可能性情報が、運動状態情報に応じて、かつ、歩行時間と関連付けられて定められている。また、測定部14が、移動手段物理量、利用者物理量及び歩行時間を測定する。また、推定部16が、過去に特定した可能性情報を参照して(ステップ104,118)、推定用遷移テーブル34から、測定した歩行時間に関連付けられ且つ測定結果により特定された電車及び利用者の運動状態に応じた可能性情報を特定する(ステップ146)。そして、特定した可能性情報に基づいて、利用者により電車が現在利用されているか否かを推定する。従って、スマートデバイス10は、利用者が移動のために電車を現在利用しているか否かを高精度に推定することができる。
また、スマートデバイス10では、推定部16により、歩行時間が第2閾値以上であり、かつ、推定部16が前回特定した可能性情報により示される可能性が可能性B以上の場合、第3可能性列又は第4可能性列が選定される(ステップ120,122)。そして、選定された第3可能性列又は第4可能性列から可能性情報が特定される。第3可能性列及び第4可能性列は、何れも、第1可能性列又は第2可能性列と比較して、可能性Cを示す可能性情報及び可能性Dを示す可能性情報の占有率が高い。そのため、第1可能性列又は第2可能性列から可能性情報が特定される場合と比較して、可能性A又は可能性Bを示す可能性情報が特定され難くなる。従って、スマートデバイス10は、利用者により電車が現在利用されていないにも拘らず、利用者により電車が現在利用されていると誤推定することを抑制することができる。
また、スマートデバイス10では、推定部16により、歩行時間が第2閾値未満であり、かつ、推定部16が前回特定した可能性情報により示される可能性が可能性B以上の場合、第1可能性列又は第2可能性列が選定される(ステップ128,130)。そして、選定された第1可能性列又は第2可能性列から可能性情報が特定される。第1可能性列及び第2可能性列は、何れも、第3可能性列又は第4可能性列と比較して、可能性Aを示す可能性情報及び可能性Bを示す可能性情報の占有率が高い。そのため、第3可能性列又は第4可能性列から可能性情報が特定される場合と比較して、可能性Cを示す可能性情報及び可能性Dを示す可能性情報が特定され難くなる。従って、スマートデバイス10は、利用者により電車が継続利用されているにも拘らず、利用者により電車が現在利用されていないと誤推定することを抑制することができる。
また、スマートデバイス10では、推定部16により、利用者の運動強度に基づいて、利用者が移動のために自転車を現在利用しているか否かが推定される(ステップ152,154)。また、推定部16により、利用者が移動のために電車及び自転車を現在利用していないと推定された場合、利用者の運動強度に基づいて、利用者が移動のために自動車を現在利用しているか否かが推定される(ステップ156,158)。また、推定部16により、利用者が移動のために電車、自転車及び自動車を現在利用していないと判定された場合、利用者の歩数に基づいて、利用者が移動のために徒歩(又はバス)を現在利用しているか否かが推定される(ステップ160,162)。従って、スマートデバイス10は、利用者が電車を現在利用していない場合であっても、利用者が移動のために現在利用している移動手段を高精度に推定することができる。
なお、上記第1実施形態では、推定用遷移テーブル34の運動状態情報が、電車の運動状態及び利用者の運動状態を示す情報であるが、これに限らず、運動状態情報は電車の運動状態のみを示す情報であってもよい。これにより、移動手段推定処理におけるステップ142,144が不要となり、移動手段推定処理の高速化が期待できる。
また、上記第1実施形態では、推定部16が、記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性A又は可能性Bの場合に利用者が電車を現在利用していると推定する例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、移動手段推定処理のステップ146で記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性B又は可能性Cの場合、スマートデバイス10の動作状態に基づいて、利用者が電車を現在利用しているか否かが推定されてもよい。例えば、推定部16は、可能性情報により示される可能性が可能性Bであり、かつ、スマートデバイス10において現時点まで所定時間継続して電子メール作成機能が作動している場合、利用者が電車を現在利用していると推定する。また、推定部16は、ステップ146で記憶部26に記憶された可能性情報により示される可能性が可能性Cであり、かつ、スマートデバイス10において通話機能が作動している場合、利用者が移動のために電車を現在利用していないと推定する。
また、上記第1実施形態では、推定部16が前回特定した可能性情報を参照して可能性情報を特定する例(例えばステップ104,118)を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、推定部16は、前々回に特定した可能性情報に基づいて可能性情報を特定してもよい。また、前回までに特定された可能性情報の統計値に基づいて(例えば所定期間に所定回数以上特定された可能性情報)に基づいて今回の推定で用いる可能性情報を特定してもよい。
また、上記第1実施形態では、推定部16が利用者により電車が現在利用されているか否かを判定し、判定結果(例えば電車情報)を記憶部26に記憶する例を挙げて説明しているが、判定結果を必ずしも記憶部26に記憶する必要はない。また、記憶部26に記憶された判定結果の用途は様々である。例えば、推定部16は、スマートデバイス10に搭載されている複数の機能のうち、記憶部26に記憶された判定結果に基づいて、利用者に提示する機能を決定し、決定した機能を、表示部42を介して文字や画像等を利用して利用者に提示してもよい。また、推定部16が、特定した可能性情報により示される可能性を、表示部42を介して文字や画像等を利用して利用者に提示してもよい。
また、上記第1実施形態では、説明の便宜上、推定用遷移テーブル34を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、異なる諸条件(例えば電車の運動状態、利用者の運動状態及び歩行時間の組み合わせ)の各々に対し、可能性情報を1対1で対応させたテーブルを用いてもよい。また、推定用遷移テーブル34に代えて演算式を用いてもよい。演算式としては、例えば、少なくとも電車の運動状態及び歩行時間に各々相当する複数の独立変数と可能性情報に相当する従属変数とを有する演算式が挙げられる。
また、上記第1実施形態では、推定部16が、測定部14により測定された移動手段物理量及び利用者物理量に基づいて可能性情報を特定する例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、スマートデバイス10が風速計を有している場合、可能性情報を特定するために用いる物理量として、風速計が測定した風速を更に用いてもよい。また、スマートデバイス10がマイクロフォンを有している場合、可能性情報を特定するために用いる物理量として、マイクロフォンが検知した音圧を更に用いてもよい。また、スマートデバイス10が温度計を有している場合、可能性情報を特定するために用いる物理量として、温度計が測定した温度を更に用いてもよい。また、スマートデバイス10が湿度計を有している場合、可能性情報を特定するために用いる物理量として、湿度計が測定した湿度を更に用いてもよい。風速、音圧、温度、湿度などの他の物理量は、例えば推定用遷移テーブル34の運動状態情報と関連付けられていればよい。このように、推定部16が、移動手段物理量及び利用者物理量に加え、他の物理量も用いて可能性情報を特定することにより、現状に応じた可能性情報を高精度に得ることができる。
また、上記第1実施形態では、ジャイロセンサ54を用いて電車の移動方向の変更角度を算出する例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、ジャイロセンサ54の測定結果及び地磁気センサの測定結果に基づいて電車の移動方向の変更角度を算出するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、開示の技術に係る特定移動手段として電車を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、電車以外の他の移動手段(例えば自動車、自転車、バス、徒歩など)であってもよい。
また、上記第1実施形態では、開示の技術に係る所定の移動手段として自転車、自動車、バス及び徒歩を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、原動機付き自転車、スノーボード、スケート、キックボードなどの他の移動手段であってもよい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、推定用遷移テーブル34に基づいて可能性情報が特定される例を挙げたが、本第2実施形態では、一例として図12に示す推定用遷移テーブル90に基づいて可能性情報が特定される場合について説明する。なお、本第2実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
一例として図1に示すように、本第2実施形態に係るスマートデバイス80は、上記第1実施形態で説明したスマートデバイス10と比較して、推定部16に代えて推定部16Aを有する点が異なる。推定部16Aは、記憶部12に記憶されている可能性情報から、測定部14が測定した歩行時間に関連付けられ、測定部14の測定結果により特定された運動状態に応じた可能性情報を特定する。そして、特定した可能性情報に基づいて、利用者により電車が現在利用されているか否かを推定する。
一例として図2に示すように、本第2実施形態に係るスマートデバイス80は、上記第1実施形態で説明したスマートデバイス10と比較して、記憶部26が推定用遷移テーブル34に代えて推定用遷移テーブル90を記憶している点が異なる。
一例として図12に示す推定用遷移テーブル90は、図11に示す推定用遷移テーブル34と比較して、第1〜第4可能性列に代えて第1及び第2歩行時間を有する点が異なる。第1歩行時間列は、1分以上の歩行時間に対し、可能性情報が対応付けられた列であり、第2歩行時間列は、1分未満の歩行時間に対し、可能性情報が対応付けられた列である。
一例として図2に示すように、スマートデバイス80は、上記第1実施形態で説明したスマートデバイス10と比較して、記憶部26が移動手段推定プログラム30に代えて移動手段推定プログラム96を記憶している点が異なる。移動手段推定プログラム96は、上記第1実施形態で説明した移動手段推定プログラム30と比較して、推定プロセス30Bに代えて推定プロセス96Bを有する点が異なる。CPU22は、推定プロセス96Bを実行することで、図1に示す推定部16Aとして動作する。
次に本第2実施形態の作用として、CPU22が移動手段推定プログラム96を実行することでスマートデバイス80によって行われる移動手段推定処理について、図8及び図13を参照して説明する。なお、本第2実施形態に係る移動手段推定処理は、上記第1実施形態で説明した移動手段推定処理と比較して、ステップ102、ステップ104及びステップ118を有しない点が異なる。また、本第2実施形態に係る移動手段推定処理は、上記第1実施形態で説明した移動手段推定処理と比較して、ステップ108に代えてステップ300を有する点、及びステップ124に代えてステップ302を有する点が異なる。また、本第2実施形態に係る移動手段推定処理は、上記第1実施形態に係る移動手段推定処理と比較して、ステップ120に代えてステップ304を有する点、及びステップ122に代えてステップ306を有する点が異なる。また、本第2実施形態に係る移動手段推定処理は、上記第1実施形態に係る移動手段推定処理と比較して、ステップ140,142,144,146に代えてステップ140A,142A,144A,146Aを有する点が異なる。
一例として図13に示す移動手段推定処理では、ステップ300において、推定部16Aにより、推定用遷移テーブル90から一例として図12に示す複数の第1注目行92が選定され、その後、移動手段推定処理はステップ110へ移行する。図12に示す複数の第1注目行92は、何れも、推定用遷移テーブル90に含まれる全行のうち、600m未満の移動距離で規定される電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行である。
ステップ302では、推定部16Aにより、推定用遷移テーブル90から一例として図12に示す複数の第2注目行94が選定され、その後、移動手段推定処理はステップ110へ移行する。図12に示す複数の第2注目行94は、何れも、推定用遷移テーブル90に含まれる全行のうち、600m以上の移動速度で規定される電車の運動状態を示す運動状態情報が属する行である。
ステップ304では、推定部16Aにより、推定用遷移テーブル90から一例として図12に示す第1歩行時間列が選定される。その後、移動手段推定処理は図8に示すステップ140Aへ移行する。
ステップ306では、推定部16Aにより、推定用遷移テーブル90から一例として図12に示す第2歩行時間列が選定される。その後、移動手段推定処理は図8に示すステップ140Aへ移行する。
ステップ140Aでは、推定部16Aにより、ステップ300で選定された複数の第1注目行92又はステップ302で選定された複数の第2注目行94から、ステップ100Cでメモリ24に記憶された変更角度に対応していない行が除去される。
次のステップ142Aでは、推定部16Aにより、ステップ300で選定された複数の第1注目行92又はステップ302で選定された複数の第2注目行94から、ステップ100Gでメモリ24に記憶された歩数に対応していない行が除去される。
次のステップ144Aでは、推定部16Aにより、ステップ300で選定された複数の第1注目行92又はステップ302で選定された複数の第2注目行94から、ステップ100Hでメモリ24に記憶された運動強度に対応していない行が除去される。
次のステップ146Aでは、推定部16Aにより、ステップ300で選定された複数の第1注目行92又はステップ302で選定された複数の第2注目行94のうち、現在選定されている行及び列により特定された可能性情報が記憶部26に記憶される。ここで、現在選定されている行とは、ステップ300で選定された複数の第1注目行92又はステップ302で選定された複数の第2注目行94のうち、ステップ140A,142A,144Aの処理によって行が除去されて残った1行を指す。また、現在選定されている列とは、ステップ304又はステップ306の処理によって選定された1列を指す。
以上説明したように、スマートデバイス80では、推定用遷移テーブル90に記憶されている可能性情報が、運動状態情報に応じて、かつ、歩行時間と関連付けられて定められている。また、測定部14が、移動手段物理量、利用者物理量及び歩行時間を測定する。また、推定部16Aが、推定用遷移テーブル90から、測定した歩行時間に関連付けられ、測定結果により特定された電車の運動状態及び利用者の運動状態に応じた可能性情報を特定する。そして、特定した可能性情報に基づいて、利用者が電車を現在利用しているか否かを推定する。従って、スマートデバイス80は、利用者が移動のために電車を現在利用しているか否かを高精度に推定することができる。
なお、上記第2実施形態では、推定部16Aが推定用遷移テーブル90を用いて可能性情報を特定する場合を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、例えば図14に示す推定用遷移テーブル98を用いて可能性情報を特定してもよい。図14に示す推定用遷移テーブル98は、図12に示す推定用遷移テーブル90と比較して、運動状態情報の内容及び可能性情報の内容が異なる。図14に示す推定用遷移テーブル98に記憶されている運動状態情報は、1分前の位置と現在位置との差である電車の移動距離が600m以上か否かを示す情報である。また、図14に示す推定用遷移テーブル98に記憶されている可能性情報は、“1”又は“0”である。“1”とは、利用者が電車を現在利用している可能性が高いことを指し、“0”とは、利用者が電車を現在利用している可能性が低いことを指す。
また、図14に示す推定用遷移テーブル98では、運動状態情報により示される利用者の運動状態は600m以上か否かの物理量により特定される2つの運動状態の各々に対し、可能性情報が対応付けられているが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、600m以上か否かの物理量により特定される2つの運動状態のうちの一方の運動状態に対してのみ可能性情報が対応付けられていてもよい。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
移動者が移動のために利用する特定移動手段の運動状態に応じて、かつ、前記移動者の歩行時間と関連付けて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されている可能性を示す可能性情報を記憶した記憶部と、前記運動状態を特定する物理量及び前記移動者の歩行時間を測定する測定部と、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、前記測定部が測定した前記歩行時間に関連付けられ、前記測定部が測定した前記物理量により特定された前記運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定する推定部と、を含む情報処理装置。
(付記2)
前記推定部は、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、前記推定部が過去に特定した可能性情報を参照して、前記測定部が測定した前記歩行時間に関連付けられ、前記測定部が測定した前記物理量により特定された前記運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定する付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記記憶部に記憶されている前記可能性情報は、前記推定部が過去に特定した可能性情報により示される可能性が第1可能性以上であり、かつ、前記歩行時間が第1所定時間以上の場合に、前記第1可能性以上の可能性を示す可能性情報の前記推定部による特定が抑制されるように、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けられて前記記憶部に記憶されている付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記記憶部に記憶されている前記可能性情報は、前記推定部が過去に特定した可能性情報により示される可能性が第2可能性以上であり、前記歩行時間が第2所定時間未満の場合に、前記過去に特定した可能性情報により示される可能性以外の可能性を示す可能性情報の前記推定部による特定が抑制されるように、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けられて前記記憶部に記憶されている付記2又は付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記記憶部は、前記特定移動手段の運動状態及び前記移動者の運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて前記可能性情報を記憶し、前記測定部は、前記移動者の運動状態を特定する移動者物理量を更に測定し、前記推定部は、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、前記推定部が過去に特定した可能性情報を参照して、前記測定部が測定した前記歩行時間に関連付けられ、前記測定部が測定した前記物理量により特定された前記特定移動手段の運動状態及び前記測定部が測定した前記移動者物理量により特定された前記移動者の運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定する付記2から付記4の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記6)
前記記憶部は、前記特定移動手段の運動状態及び前記移動者の運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて前記可能性情報を記憶し、前記測定部は、前記移動者の運動状態を特定する移動者物理量を更に測定し、前記推定部は、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、前記測定部が測定した前記歩行時間に関連付けられ、前記測定部が測定した前記物理量により特定された前記特定移動手段の運動状態及び前記測定部が測定した前記移動者物理量により特定された前記移動者の運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定する付記1に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記特定移動手段の運動状態は、少なくとも前記特定移動手段の移動距離及び前記特定移動手段の移動方向の変更角度により特定され、前記移動者の運動状態は、少なくとも前記移動者の歩数及び前記移動者の運動強度により特定される付記5又は付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記推定部は、前記測定部が測定した前記移動者物理量に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段以外の所定の移動手段が現在利用されているか否かを推定する付記5から付記7の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記9)
前記測定部は、加速度センサの測定結果を利用して前記移動者物理量を測定する付記5から付記8の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記10)
前記測定部は、前記移動者の歩行開始時刻を管理し、前記歩行開始時刻及び現在時刻に基づいて前記歩行時間を測定する付記1から付記9の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記11)
前記記憶部は、前記特定移動手段の異なる運動状態毎に前記可能性情報が対応付けられた推定用遷移テーブルを記憶した付記1から付記10の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記12)
前記特定移動手段の運動状態は、GPSを利用して算出した現在位置及びジャイロセンサにより測定された角速度に基づいて特定される付記1から付記11の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記13)
前記特定移動手段は電車である付記1から付記12の何れか1つに記載の情報処理装置。
(付記14)
移動者が移動のために利用する特定移動手段の運動状態を特定する物理量及び前記移動者の歩行時間を測定し、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されている可能性を示す可能性情報を記憶した記憶部に記憶されている前記可能性情報から、測定した前記歩行時間に関連付けられ、測定した前記物理量により特定された前記運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む移動手段推定方法。
(付記15)
前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、過去に特定した可能性情報を参照して、測定した前記歩行時間に関連付けられ、測定した前記物理量により特定された前記運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む付記14に記載の移動手段推定方法
(付記16)
前記記憶部に記憶されている前記可能性情報は、過去に特定した可能性情報により示される可能性が第1可能性以上であり、かつ、前記歩行時間が第1所定時間以上の場合に、前記第1可能性以上の可能性を示す可能性情報の特定が抑制されるように、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けられて前記記憶部に記憶されている付記15に記載の移動手段推定方法。
(付記17)
前記記憶部に記憶されている前記可能性情報は、過去に特定した可能性情報により示される可能性が第2可能性以上であり、前記歩行時間が第2所定時間未満の場合に、前記過去に特定した可能性情報により示される可能性以外の可能性を示す可能性情報の特定が抑制されるように、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けられて前記記憶部に記憶されている付記15又は付記16に記載の移動手段推定方法。
(付記18)
前記記憶部は、前記特定移動手段の運動状態及び前記移動者の運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて前記可能性情報を記憶し、前記移動者の運動状態を特定する移動者物理量を更に測定し、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、過去に特定した可能性情報を参照して、測定した前記歩行時間に関連付けられ、測定した前記物理量により特定された前記特定移動手段の運動状態及び前記測定部が測定した前記移動者物理量により特定された前記移動者の運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む付記15から付記17の何れか1つに記載の移動手段推定方法。
(付記19)
前記記憶部は、前記特定移動手段の運動状態及び前記移動者の運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて前記可能性情報を記憶し、前記移動者の運動状態を特定する移動者物理量を更に測定し、前記記憶部に記憶されている前記可能性情報から、測定した前記歩行時間に関連付けられ、測定した前記物理量により特定された前記特定移動手段の運動状態及び測定した前記移動者物理量により特定された前記移動者の運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む付記15に記載の移動手段推定方法。
(付記20)
前記特定移動手段の運動状態は、少なくとも前記特定移動手段の移動距離及び前記特定移動手段の移動方向の変更角度により特定され、前記移動者の運動状態は、少なくとも前記移動者の歩数及び前記移動者の運動強度により特定される付記18又は付記19に記載の移動手段推定方法。
(付記21)
測定した前記移動者物理量に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段以外の所定の移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む付記18から付記20の何れか1項に記載の移動手段推定方法。
(付記22)
コンピュータに、移動者が移動のために利用する特定移動手段の運動状態を特定する物理量及び前記移動者の歩行時間を測定し、前記運動状態に応じて、かつ、前記歩行時間と関連付けて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されている可能性を示す可能性情報を記憶した記憶部に記憶されている前記可能性情報から、測定した前記歩行時間に関連付けられ、測定した前記物理量により特定された前記運動状態に応じた可能性情報を特定し、特定した可能性情報に基づいて、前記移動者により前記特定移動手段が現在利用されているか否かを推定することを含む処理を実行させるための移動手段推定プログラム。