JP6083605B2 - 制御サーバ装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

制御サーバ装置、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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本発明は、無線LANのアクセスポイント(Access Point:AP)が遍在する環境下でAPを用いて構成されるメッシュ/アドホックネットワークにおいて、いずれかのAPを介して他のネットワークと接続する際のメッシュ/アドホックネットワークのスループットを向上させる制御サーバ装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
複数の無線LANのAPが遍在する環境下でAPを用いてメッシュ/アドホックネットワークを構成する場合において、送信待機によりコリジョン回避可能なAPリンクの集合をコリジョン領域(Collision Domain:CD)とする。CDのうち最も多くのトラヒックを転送しなければならないCDをボトルネック・コリジョン領域(Bottleneck Collision Domain:BCD)という。メッシュ/アドホックネットワークにおいて、スループットを最大化するために、すべてのAPごとにBCDのトラヒック量からスループット上限値を評価し、それが最大となるAPをゲートウェイとして他のネットワーク(例えば、インターネットなど)に選択する方法がある(非特許文献1など)。
J. Jun and M. Sichitiu, "The nominal capacity of wireless mesh networks," IEEE Wireless Communications., vol. 10, no. 5, pp. 814, October 2003.
しかしながら、前述の方法では、メッシュ/アドホックネットワーク内のすべてのAPごとにスループット上限値を算出するため、メッシュ/アドホックネットワークの規模が大きくなりAPの数が増加する場合やルーティング等でBCDが頻繁に変化する場合などでは、ゲートウェイを選択する際に要する処理量が増加してメッシュ/アドホックネットワークの構築に時間を要してしまうという問題がある。このような問題があるため、災害時などにおいて迅速なネットワークの構築が求められている状況では前述の方法を適用することが困難になっている。
上記事情に鑑み、本発明は、複数の無線通信装置(例えばAP)を用いて通信ネットワークを構築する際に要する時間を短縮することができる制御サーバ装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置であって、前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択手段を備え、前記ゲートウェイ選択手段は、前記コリジョン領域内の無線通信装置のうち前記コリジョン領域の境界に位置する第3の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第3のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第3の無線通信装置、前記第3の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域外の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域外の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外することを特徴とする制御サーバ装置である。
また、本発明の一態様は、通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置であって、前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択手段を備え、前記ゲートウェイ選択手段は、前記コリジョン領域内の無線通信装置のいずれかから選択した第4の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第4のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第4の無線通信装置、前記第4の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域内の他の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域内の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外することを特徴する制御サーバ装置である
また、本発明の一態様は、上記の制御サーバ装置において、前記ゲートウェイ選択手段は、前記複数の無線通信装置それぞれに接続している無線端末数に基づいてトラヒック量を算出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置が行う制御方法であって、前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択ステップを有し、前記ゲートウェイ選択ステップでは、前記コリジョン領域内の無線通信装置のうち前記コリジョン領域の境界に位置する第3の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第3のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第3の無線通信装置、前記第3の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域外の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域外の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外することを特徴とする制御方法である。
また、本発明の一態様は、通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置が行う制御方法であって、前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択ステップを有し、前記ゲートウェイ選択ステップでは、前記コリジョン領域内の無線通信装置のいずれかから選択した第4の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第4のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第4の無線通信装置、前記第4の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域内の他の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域内の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外することを特徴とする制御方法である
また、本発明の一態様は、上記発明における制御サーバ装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムである。
本発明によれば、各無線通信装置をゲートウェイに仮定した際にボトルネックになるコリジョン領域におけるトラヒック量の比較によるゲートウェイ候補の絞り込み(除外)に加えて、通信ネットワークのトポロジと、ボトルネックになるコリジョン領域におけるトラヒック量とに基づいて更なるゲートウェイ候補の絞り込みを行うことにより、複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する際における処理量を減らすことができ、スループットの改善を図りつつスループットを改善した通信ネットワークを構築する際に要する時間を短縮することが可能となる。
複数の無線通信装置(例えば、AP)により構成されたネットワークトポロジの一例を示す図である。 時間Tdelayを説明するための図である。 APにより構成されるネットワークトポロジの一例(ストリングトポロジー)を示す図である。 本実施形態における制御サーバ装置を適用する通信ネットワークの構成例を示す図である。 同実施形態における通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。 同実施形態における制御サーバ装置110が行うネットワーク構築処理を示すフローチャートである。 ネットワークトポロジの決定例を示す図である。 同実施形態における制御サーバ装置110が行うネットワーク最適化処理を示すフローチャートである。 通信ネットワークの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における制御サーバ装置、制御方法、及び制御プログラムを説明する。まず、複数の無線LANのAPが遍在する環境下でAPを用いたメッシュ/アドホックネットワークを他のネットワーク(例えば、インターネットなど)に接続するゲートウェイにするAPを選択する方法について説明する。図1は、複数の無線通信装置(例えば、AP)により構成されたネットワークトポロジの一例を示す図である。
以下、図1を参照して、ゲートウェイにするAPを選択するゲートウェイ選択処理について説明する。なお、同図に示す各APの通信範囲は隣接するAPであり、干渉範囲は次隣接APまでとする。
(手順1)
すべてのAPをゲートウェイ候補(集合Sv{v,v,…})とする。この集合Svにから任意のAP(v)を抽出し、抽出したAPをゲートウェイと仮定し、BCDを検出し、当該BCDのトラフィック量を算出する。ここで、図1に示すネットワークトポロジにおいて、AP(v)を抽出したとき、BCDがAP(v)とAP(v)とで構成するリンクli,jのCD(li,j)であり、CD(li,j)のトラヒック量がTli,j(v)であるとする。
(手順2)
AP(v)を除く任意のAP(v∈Sv)それぞれに対して、vをゲートウェイと仮定してCD(li,j)のトラヒック量Tli,j(v)を算出する。トラヒック量Tli,j(v)とトラヒック量Tli,j(v)とを比較し、Tli,j(v)≧Tli,j(v)である場合にはAP(v)を集合Svから除外する。Tli,j(v)<Tli,j(v)である場合にはAP(v)を集合Svから除外する(なお、AP(v)は集合Svに残す)。
(手順3)
集合Svに含まれるAPが1つだけであれば、そのAPをゲートウェイに選択し、ゲートウェイ選択処理を終了する。集合Svに含まれるAPが複数あれば、集合Svに含まれるAPからいずれか一つのAPを抽出し、前述の手順1から繰り返して行う。
なお、(手順2)において、ネットワークトポロジに起因するCDのトラヒック量の大小関係を用いると、トラヒック量の計算が必要なゲートウェイの候補となるAPの数を削減することができる。
(大小関係1)
CD(li,j)外のAPに対して、CD(li,j)内のAPがCD(li,j)外にリンクを有する境界AP(v)とする。この境界AP(v)をゲートウェイと仮定した場合のトラヒック量Tli,j(v)と、トラヒック量Tli,j(v)との大小関係が、Tli,j(v)≧Tli,j(v)であるとき、境界AP(v)と、AP(v)をゲートウェイにした場合に境界リンクを共有しCD(li,j)外のAPとを集合Svから除外する。図1に示すネットワークトポロジにおいて、Tli,j(v)≧Tli,j(v)であれば、境界AP(v)、境界AP(v)とのリンクlb,c(境界リンク)を有するCD(li,j)外のAP(v)、及び、境界リンクlb,cを共有するAP(v)とそれに接続するすべてのAPを集合Svから除外することになる。
(大小関係2)
CD(li,j)内のAPに対して、例えばAP(v)、Tli,j(v)≧Tli,j(v)であるとき、AP(v)及びAP(v)を集合Svから除外する(AP(v)、AP(v)も同様)。換言すると、CD(li,j)内のAPからいずれか一つのAP(v)を選択し、選択したAP(v)をゲートウェイと仮定した場合のCD(li,j)におけるトラヒック量Tli,j(v)がTli,j(v)以上であるとき、AP(v)、AP(v)とリンクを有するCD(li,j)内のAP(v)、AP(v)をゲートウェイにした場合にAP(v)とAP(v)とのリンクlx,yを共有するCD(li,j)内のAPを集合Svから除外することになる。
手順2、すなわちAP(v)をゲートウェイにすると仮定した際のボトルネックになるコリジョン領域(BCD)におけるトラフィック量を算出した際に(大小関係1)における処理と(大小関係2)における処理とを行うことにより、トラヒック量Tli,j(v)(ただし、(v∈Sv))を算出する対象のAPの数を削減することができ、複数のAPで構成されるメッシュ/アドホックネットワークにおいてゲートウェイにするAPを選択する際における処理量を減らすことができる。その結果、メッシュ/アドホックネットワークを構成する際に要する時間を短縮することが可能となる。
次に、スループット上限値を満たすためのAPの最大トラヒック尺度(Dmax)を次式(1)に示す。
max=TMT/((Traffic in BCD)/D) …(1)
式(1)において、Dはトラヒック尺度を表す。トラヒック尺度Dとは、トラヒックの正規化に用いる基準の値である。D=1[kpbs]とした場合には、1[Mbps]は1000Dとして表される。また、D=100[kbps]とした場合には、1[Mbps]は10Dとして表される。
ここで、最大トラヒック尺度を算出するのに必要なTMTと(Traffic in BCD)とについて説明する。
TMT(Theoretical Maximum Throughput)は、MACレイヤでのスループット理論値であり、次式(2)により算出される。なお、MSDUは、MAC・サービス・データ・ユニット(MAC Service Data Unit)である。
TMT=(MSDUサイズ)/Tdelay …(2)
図2は時間Tdelayを説明するための図である。時間Tdelayは図2に示すRTS/CTS繰り返し周期である。すなわち、時間Tdelayは次式(3)で与えられる。
delay=TRTS+3TSIFS+TCTS+TDATA
ACK+TDIFS+TBO …(3)
例えば、IEEE802.11a規格で規定されている伝送レート54[Mbps]において、MSDUサイズが1500[Byte]の場合にはTMTは26.8[Mpbs]となる。
「Traffic in BCD」は、ネットワーク内のすべてのリンクのCDのうちで、最も多いトラヒックをもつCDをBCDとし、そのCD内でのトラヒック量である。
図3は、APにより構成されるネットワークトポロジの一例(ストリングトポロジー)を示す図である。同図に示すネットワークトポロジでは、AP(v)からAP(v)が順に一列に接続されている。AP(v)〜AP(v)において発生するトラフィック量TDをトラフィック尺度Dを用いて表している。また、各APの通信範囲は隣接するAPであり、干渉範囲は次隣接APまでとする。このネットワークにおいてAP(v)をゲートウェイ(GW)にすると、トラヒックの流れが定まる。同図には、AP(v)をゲートウェイにした場合における各リンクにおけるトラヒック量L1,2(v)〜L7,8(v)が示されている。
また、AP(v)とAP(v)とのリンクl5,6のコリジョン領域CD(l5,6)は、リンクl5,6における通信の干渉を受けて通信が許可されないリンクの集合となる。すなわち、同図において、コリジョン領域CD(l5,6)は、リンクl3,4、l4,5、l5,6、l6,7、l7,8である。CD(l5,6)は、含まれるリンクすべてのトラヒック量Tl5,6(v)=(41D=4D+7D+9D+10D+11D)を処理できなければならないことから、例えば、リンクl5,6のコリジョン領域CD(l5,6)のトラヒック量Tl5,6(v)やリンクl2,3のコリジョン領域CD(l2,3)のトラヒック量Tl2,3(v)は以下の容易なる。
CD(l5,6):Tl5,6(v)=41D
CD(l2,3):Tl2,3(v)=15D
図3に示したネットワークトポロジでは、(Traffic in BCD)はTl5,6(v)=41Dとなる。ここでは、リンクl5,6のコリジョン領域CD(l5,6)と、リンクl2,3のコリジョン領域CD(l2,3)とにおけるトラヒック量を示した。しかし、実際には、他のコリジョン領域CD(l1,2)、CD(l3,4)、CD(l4,5)、…、CD(l7,8)それぞれにおけるトラヒック量を算出し、最も多いトラヒック量をもつCDを決定する。
複数のAPにより構成されるメッシュ/アドホックネットワーク対するゲートウェイ選択処理((大小関係1)及び(大小関係2)の処理を含む)を行うことにより、ゲートウェイにするAPの選択に要する時間を短縮することができる。このとき、式(1)から導出した最大トラヒック尺度で算出されるトラヒック量までに各APにおける入力トラヒックを制限することにより、メッシュ/アドホックネットワークにおける最大スループットを達成することができる。
なお、式(1)はシングルチャネル時の最大トラヒック尺度を算出する式である。複数周波数−複数チャネル(Multi-radio Multi-channel)における最大トラヒック尺度は、参考文献1などの公知文献に記載の次式(4)に示すスループット上限値Gmaxをトラヒック尺度で除算して得られる値(Gmax/D)を用いる。
(参考文献1:N. Akhtar and K. Moessner, “On the nominal capacity of multi-radio multi-channel wireless mesh networks,” Computer Communications, vol. 31, no. 8, May 2008.)
Figure 0006083605
図4は、本実施形態における制御サーバ装置を適用する通信ネットワークの構成例を示す図である。同図に示す通信ネットワークでは、複数の無線通信装置(例えば、AP:アクセスポイント装置)を含むメッシュ/アドホックネットワークと、リソースユニットとが相互接続されている。なお、同図に示す通信ネットワークでは、4つのメッシュ/アドホックネットワークにおけるゲートウェイと、リソースユニットとが接続されている。また、4つのメッシュ/アドホックネットワークは、複数のAPを含み構成されている。また、4つのメッシュ/アドホックネットワークのうち1つのメッシュ/アドホックネットワークは、セルラーネットワークに接続されている。
通信処理、情報処理、及び情報蓄積を担うリソースを収容した可搬型のユニット(以下、リソースユニットという。)は、情報通信ノードとして被災地等に配置することができる。これにより、災害発生時において、被災地においてリソースユニットを用いて、リソースユニット間の相互接続、又は広域ネットワークの通信ノードとの接続を行うことにより、通信ネットワークの構築を短期間に行うことができる。
リソースユニットは、2種類(WAN(Wide Area Network)側、及び、LAN(Local Area Network)側)のインタフェースを有する。リソースユニットは、WAN側のインタフェースとして、有線、無線WAN、及び無線MAN(Metropolitan Area Network)のインタフェースなどを有し、インターネットなどの他のネットワークへの接続を実現する。また、リソースユニットは、LAN側のインタフェースとして、無線LAN、及びFWA(Fixed Wireless Access)のインタフェースなどを有し、メッシュ/アドホックネットワークへの接続を実現する。
例えば、図4に示されている通信ネットワークでは、2.4[GHz]や5[GHz]を利用した無線LANにより、ゲートウェイのAPとリソースユニットとが接続されている。また、25[GHz]のFWA装置がゲートウェイに備えられることにより、FWAシステムによりリソースユニットとゲートウェイとが接続されてもよい。
リソースユニットは、メッシュ/アドホックネットワークの構築に関する制御(例えば、メッシュネットワークの構築や、ネットワーク通信ノードである複数のAPから、ゲートウェイを選択する処理)を、自ユニットに備えられた制御サーバ装置により実行する。
図5は、本実施形態における通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。通信ネットワークは、リソースユニット100、広域センサネットワーク端末200、制御装置300、及びアクセスポイント装置(AP)400を備えている。リソースユニット100は、広域センサネットワークを介して制御装置300と連携して、アクセスポイント装置400が収集した情報を取得したり、アクセスポイント装置400の設定を変更したりする。
アクセスポイント装置400が収集する情報としては、例えば、自AP情報、AP周辺情報、及び、接続端末情報がある。自AP情報には、例えば、MACアドレス、SSID(Service Set Identifier)、利用チャネル、送信電力、送信速度、送受信パケット数、エラーパケット数、トラヒック量、無線方式、受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)が含まれる。トラヒック量としては、アクセスポイント装置400が処理するトラヒック量、又は、アクセスポイント装置400に接続する各端末のトラヒック量が用いられる。AP周辺情報には、近傍に配置されている他のアクセスポイント装置400から受信する信号に基づく、MACアドレス、SSID、利用チャネル、無線方式、RSSIなどが含まれる。接続端末情報には、端末のMACアドレス、RSSIなどが含まれる。
リソースユニット100は、制御サーバ装置110、及び、広域センサネットワークアクセスポイント120を備えている。制御サーバ装置110は、記憶部111、制御部112、ファイル記憶部113、データベース部114、コマンド発行部115、及び通信部116を備えている。
記憶部111には、制御部112が実行する制御ソフトウエア(アルゴリズム群)が予め記憶されている。ここで、制御ソフトウエアとは、例えば、アクセスポイント装置400を制御する際に必要な処理を関数又は手続化したライブラリである。制御部112は、記憶部111に記憶されている制御ソフトウエアを利用してアクセスポイント装置400に対する制御、例えば、メッシュ/アドホックネットワークの構築する際の設定や、ゲートウェイとしての動作の設定などを遠隔制御する。ファイル記憶部113には、アクセスポイント装置400の設定に関するファイルデータが記憶されている。
データベース部114は、各アクセスポイント装置400が収集した情報、及び、アクセスポイント装置400の設定結果を示す情報を記憶する。コマンド発行部115は、制御部112による制御に基づいてアクセスポイント装置400に対するコマンドを生成する。また、コマンド発行部115は、生成したコマンドを通信部116及び広域センサネットワーク(広域センサネットワークアクセスポイント120及び広域センサネットワーク端末200)を介して制御装置300に送信する。設定結果及びコマンドに含まれるAP設定情報には、IPアドレス、ネットマスク、暗号化及び認証化情報の設定、リピータ機能(Wireless Distribution System:WDS)のオン又はオフの設定、WDSでの通信APのMACアドレス、送信出力などが含まれる。
広域センサネットワークアクセスポイント120は、通信部116から入力されるコマンドを制御装置300宛てに送信し、広域センサネットワーク端末200から受信する情報等を通信部116に出力する。
広域センサネットワーク端末200は、リソースユニット100と制御装置300との間において送受信されるコマンドや情報などを中継する。
制御装置300は、通信部310、及び、アクセスポイント制御部320を備えている。通信部310は、広域センサネットワーク端末200から入力されるコマンドなどをアクセスポイント制御部320に出力する。また、通信部310は、アクセスポイント制御部320から入力される情報などを広域センサネットワーク端末200に出力する。アクセスポイント制御部320は、リソースユニット100から通信部310を介して入力されるコマンドなどに基づいて、アクセスポイント装置400の設定変更を実行する。
ファイル記憶部113、データベース部114、コマンド発行部115、広域センサネットワークアクセスポイント120、広域センサネットワーク端末200、及び、アクセスポイント制御部320をまとめて、「制御プラットフォーム」という。
制御部112は、記憶部111に記憶されている制御ソフトウエアの関数群を介して、制御プラットフォームに、アクセスポイント装置400が収集した情報の取得や、アクセスポイント装置400の設定変更の指示を出す。制御プラットフォームでは、コマンド発行部115が、制御部112から出力される指示を、広域センサネットワークにおける信号フォーマットに変換し、通信部116を介して制御装置300に送信する。制御装置300は、受信した指示に基づいて、アクセスポイント装置400の設定を変更する。
アクセスポイント制御部320は、アクセスポイント装置400から受信する情報を広域センサネットワークにおける信号フォーマットに変換し、通信部310を介して制御サーバ装置110に送信する。なお、アクセスポイント装置400から受信する情報には、アクセスポイント装置400が収集した情報や、設定変更の完了等を示す応答情報など画含まれる。制御サーバ装置110において、通信部116は、制御装置300から受信した情報及び設定結果をデータベース部114に記憶させる。
図5に示されている通信システムの構成例では、リソースユニット100と制御装置300とを接続するネットワークとして、広域センサネットワークを用いる構成を示している。この場合、同図に示すように、リソースユニット100に広域センサネットワークの基地局である広域センサネットワークアクセスポイント120を備え、アクセスポイント装置400に接続されている制御装置300に広域センサネットワーク端末200を接続することになる。
制御サーバ装置110が行う処理には、通信ネットワークを構築する際におけるネットワーク構築処理と、構築された通信ネットワークを定期的にメンテナンスするためのネットワーク最適化処理とがある。
図6は、本実施形態における制御サーバ装置110が行うネットワーク構築処理を示すフローチャートである。制御サーバ装置110において、ネットワーク構築処理が開始されると、制御部112は、通信ネットワークを構築する際に利用する各アクセスポイント装置400から自AP情報、AP周辺情報、及び、接続端末情報を制御プラットフォームに取得させ、データベース部114に記憶させる(ステップS101)。
制御部112は、複数のアクセスポイント装置400から所定の手順で暫定のゲートウェイを選択し、データベース部114に記憶されている情報であって各アクセスポイント装置400から取得した情報に基づいて、アクセスポイント装置400で構成するネットワークのネットワークトポロジを決定する(ステップS102)。
ステップS102における処理では、各アクセスポイント装置400の情報を基に、最小全域木(Minimum Spanning Tree:MST)アルゴリズムを適用して、選択したゲートウェイごとにネットワークトポロジを決定する。このとき、制御部112は、暫定のゲートウェイに選択したアクセスポイント装置400へのホップ数をメトリックに、ホップ数が最小となるように各アクセスポイント装置400が利用するゲートウェイ及び各アクセスポイント装置400が利用するリンクを決定する。
制御部112は、決定されたネットワークトポロジごとに、以下のステップS103、ステップS104の各処理を行う。
制御部112は、ステップS102において決定したネットワークトポロジごとに、各アクセスポイント装置400が利用する利用チャネルを所定のアルゴリズムを用いて決定する(ステップS103)。
制御部112は、決定したネットワークトポロジのメッシュ/アドホックネットワークを形成するための各種設定を制御プラットフォームを介して各アクセスポイント装置400に対して実行し(ステップS104)、通信ネットワークが構築され運用が開始される。メッシュ/アドホックネットワークを形成するための各種設定には、例えば、WDSの設定、アクセスポイント装置400間リンクの利用チャネル設定、APモード設定などが含まれる。
なお、ステップS103で用いる所定のアルゴリズムは、例えば、アクセスポイント装置400間のリンク用で利用できるチャネルのうち、暫定のゲートウェイにおけるRSSIが最も値の小さいチャネルを利用チャネルとして選択するものである。
ここで、ネットワーク構築処理によりネットワークトポロジを決定する一例を示す。図7は、ネットワークトポロジの決定例を示す図である。同図には、選択されたゲートウェイごとにネットワークトポロジを定める手順が示されている。ここでは、内側に数字(1〜4)が記載された丸印は、アクセスポイント装置400としてのノードを示している。また、同図における破線は通信可能なリンクを示し、実線は選択されたリンクを示している。また、括弧内に記された数字はトラヒック量を示している。同図の上段において、制御部112は、ノード1をゲートウェイに選択すると、ゲートウェイと直接通信可能なノード2及びノード4に対するリンクを選択する(同図の中段)。
制御部112は、ゲートウェイ(ノード1)へのホップ数をメトリックとして、ホップ数が最小になるように最小全域木(MST)アルゴリズムにより、ノード3のリンク先を決定する。ここでは、ノード3はノード2とノード4とのいずれと接続してもゲートウェイへのホップ数が同一であることから、ノード2とノード4とのいずれかを選択する(同図の下段)。
このようにして、制御部112はネットワークトポロジを決定する。
図8は、本実施形態における制御サーバ装置110が行うネットワーク最適化処理を示すフローチャートである。制御サーバ装置110において、ネットワーク最適化処理が開始されると、制御部112は、通信ネットワークを構築する際に利用する各アクセスポイント装置400から自AP情報、AP周辺情報、及び、接続端末情報を制御プラットフォームに取得させ、データベース部114に記憶させる(ステップS201)。
制御部112は、データベース部114に記憶されている情報であって各アクセスポイント装置400から取得した情報に基づいて、アクセスポイント装置400で構成するネットワークのネットワークトポロジを決定する(ステップS202)。
ステップS202におけるネットワークトポロジの決定では、ステップS102におけるネットワークトポロジの決定と異なり、ゲートウェイへのホップ数に加えてトラヒック量もメトリックに用いる。制御部112は、ホップ数及びトラヒック量が最小となるようにネットワークトポロジを決定する。
例えば、図7に示した例では、制御部112は、ノード3のリンク先を選択する際において、トラヒック量が最小となるように、例えば、リンクのトラヒック量の最大値を最小にするようにリンク先を決定する。ここでは、ノード3がノード4を介してノード1と接続する場合より、ノード3がノード2を介してノード1と接続する場合の方がトラヒック量の最大値を小さくできるので、ノード3のリンク先にノード2を決定する(同図の下段)。
制御部112は、決定したネットワークトポロジごとに、以下のステップS203、ステップS204、ステップS205の各処理を行う。
制御部112は、ステップS202において決定したネットワークトポロジに対して、前述のゲートウェイ選択処理を適用することによりゲートウェイにするアクセスポイント装置400を選択する(ステップS203)。
制御部112は、選択したゲートウェイが接続されているネットワークトポロジにおけるアクセスポイント装置400間のリンクの利用チャネルを所定のアルゴリズムを用いて決定する(ステップS204)。
利用チャネルの選択は、ステップS103と同様に所定のアルゴリズムを用いる。
制御部112は、決定したネットワークトポロジのメッシュ/アドホックネットワークを形成するための各種設定を制御プラットフォームを介して各アクセスポイント装置400に対して実行して通信ネットワークを構築する(ステップS205)。
メッシュ/アドホックネットワークを形成するための各種設定には、例えば、WDSの設定、アクセスポイント装置400間リンクの利用チャネル設定、APモード設定などが含まれる。
以上のように、ネットワークトポロジごとに最適なゲートウェイを選択した後に、ゲートウェイに選択されたアクセスポイント装置400に25[GHz]のFWA装置を接続して調整する。各アクセスポイント装置400により構成される少なくとも1つのメッシュ/アドホックネットワークのゲートウェイと、他のネットワーク(例えば、インターネット)とを接続して通信ネットワークの運用を再開させる。
ネットワーク最適化処理を行うことにより、複数のアクセスポイント装置400を用いて通信ネットワークを構築する際に、スループットを改善することができるゲートウェイの選択に要する時間を短縮するとともに、通信ネットワークのスループットの改善を図ることができる。また、各アクセスポイント装置400における入力トラヒック量を式(1)又は式(4)により算出されるトラヒック量に制限することにより、メッシュ/アドホックネットワークにおけるスループットを最大化することができる。
本実施形態において制御サーバ装置110が行う処理は、アクセスポイント装置400のいずれかを任意に選択して暫定のゲートウェイとしてメッシュ/アドホックネットワークを構築する。構築されたネットワークを運用して最適なゲートウェイを選択するために必要な情報を収集した後に、前述のゲートウェイ選択処理を行うことにより、各ネットワークにおけるゲートウェイを最適なアクセスポイント装置400に変更するものである。暫定のゲートウェイを選択する方法としては、例えば、リソースユニット100との通信品質が高い(RSSIが所定値より高い)アクセスポイント装置400を選択する。あるいは、ランダムにアクセスポイント装置400を選択するようにしてもよい。
<変形例>
前述の実施形態では、暫定のゲートウェイを定めて情報を取得した後に、ネットワーク最適化処理を適用する構成について説明した。しかし、メッシュ/アドホックネットワークを構築する前における各アクセスポイント装置400のトラヒック情報(例えば、トラヒック量や、接続する無線端末数)に基づいて、ゲートウェイ選択処理を適用することによりゲートウェイを選択するようにしてもよい。すなわち、過去のアクセスポイント装置400におけるトラヒック情報により、ゲートウェイを選択して通信ネットワークを構成した後に、ネットワーク最適化処理を適用するようにしてもよい。
この場合、制御サーバ装置110は、過去のトラヒック情報を広域センサネットワークを介して取得してもよいし、ユーザや管理者の操作により入力するようにしてもよい。この変形例においては、ネットワーク構築処理(図6)を行わずに、ネットワーク最適化処理(図8)を定期的に実施することになる。
また、ゲートウェイ選択処理において、アクセスポイント装置400に接続する無線端末数をトラヒック情報として用いる場合、接続する無線端末数とトラヒック量とが比例するとの仮定の下で、接続する無線端末数が最大になるものをBCDとしてもよい。これにより、ゲートウェイ選択処理における演算を単純化して処理量を削減してゲートウェイにするAPの選択に要する時間を短縮することができ、通信ネットワークの構築に要する時間を短縮することができる。
また、メッシュ/アドホックネットワークにおけるトラヒック状況の変動に対応するため、ゲートウェイ選択処理を周期的に実行するようにしたり、メッシュ/アドホックネットワークの構成に変更がある都度ゲートウェイ選択処理を実行するようにしたりしてもよい。
ここで、実施形態における制御サーバ装置110が前述のゲートウェイ選択処理を行うことにより生じる効果について例を用いて示す。図9は、通信ネットワークの一例を示す図である。同図に示されている通信ネットワークには20個のノード(アクセスポイント装置400)が存在する。この通信ネットワークにおいて、スループットを最大化するゲートウェイを算出する場合、20個のノードそれぞれをゲートウェイに選択したことを仮定して、他のノードごとに全リンク(19リンク)のCDのトラヒック量を算出する必要がある。すなわち、CDのトラヒック量の算出を20×19=380回実施する必要がある。
一方、本実施形態におけるゲートウェイ選択処理では、最初に任意のノードをゲートウェイに仮定してすべてのリンクのCDのトラヒック量を算出(19回実施)した後、ネットワークのトポロジに起因するBCDにおけるトラヒック量の大小関係を用いると、ゲートウェイ候補のノード数を大幅に削減できることから、19×Cとなる。本例では、最初にノード1をゲートウェイとして抽出した場合ではC=2となり、ノード2(スループットを最大化するゲートウェイに相当)ではC=1となり、処理量を低減させることができる。
上述した実施形態における制御サーバ装置110(図5)をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100…リソースユニット、110…制御サーバ装置、111…記憶部、112…制御部、113…ファイル記憶部、114…データベース部、115…コマンド発行部、116…通信部、120…広域センサネットワークアクセスポイント、200…広域センサネットワーク端末、300…制御装置、310…通信部、320…アクセスポイント制御部、400…アクセスポイント装置

Claims (6)

  1. 通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置であって、
    前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択手段
    を備え、
    前記ゲートウェイ選択手段は、
    前記コリジョン領域内の無線通信装置のうち前記コリジョン領域の境界に位置する第3の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第3のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第3の無線通信装置、前記第3の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域外の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域外の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外する
    ことを特徴とする制御サーバ装置。
  2. 通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置であって、
    前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択手段
    を備え、
    前記ゲートウェイ選択手段は、
    前記コリジョン領域内の無線通信装置のいずれかから選択した第4の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第4のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第4の無線通信装置、前記第4の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域内の他の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域内の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外する
    ことを特徴する制御サーバ装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の制御サーバ装置において、
    前記ゲートウェイ選択手段は、
    前記複数の無線通信装置それぞれに接続している無線端末数に基づいてトラヒック量を算出する
    ことを特徴とする制御サーバ装置。
  4. 通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置が行う制御方法であって、
    前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択ステップ
    を有し、
    前記ゲートウェイ選択ステップでは、
    前記コリジョン領域内の無線通信装置のうち前記コリジョン領域の境界に位置する第3の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第3のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第3の無線通信装置、前記第3の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域外の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域外の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外する
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 通信ネットワークを構成する複数の無線通信装置からゲートウェイを選択する制御サーバ装置が行う制御方法であって、
    前記複数の無線通信装置から選択した第1の無線通信装置を前記通信ネットワークのゲートウェイにした際にボトルネックになるコリジョン領域における第1のトラヒック量を算出し、第2の無線通信装置をゲートウェイにした際に前記コリジョン領域における第2のトラヒック量を算出し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合に、前記第2の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外し、前記第2のトラヒック量が前記第1のトラヒック量未満である場合に、前記第1の無線通信装置をゲートウェイの候補から除外するゲートウェイ選択ステップ
    を有し、
    前記ゲートウェイ選択ステップでは、
    前記コリジョン領域内の無線通信装置のいずれかから選択した第4の無線通信装置をゲートウェイにした場合の前記コリジョン領域における第4のトラヒック量が前記第1のトラヒック量以上である場合、前記第4の無線通信装置、前記第4の無線通信装置とリンクを有する前記コリジョン領域内の他の無線通信装置、及び、該リンクを共有する前記コリジョン領域内の無線通信装置をゲートウェイ候補から更に除外する
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の制御サーバ装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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