JP6081664B2 - Dcトラック照明システム制御 - Google Patents

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本発明は、広くは、DCトラック照明システムの制御に関する。
DCトラック照明システムは、次世代のスマート照明ソリューションの一部と見なされている。実際、DCトラック照明システムは、リニア電源によって給電される金属トラックであって、トラックに沿った任意の箇所に1つ以上のランプホルダが取り付けられ得る金属トラックから成る。この構成は、ランプホルダを追加、除去又は移動するための高い効率及び融通性を提供する。
このようなDCトラック照明システムを制御するための幾つかのソリューションが提案されている。例えば、「Emerge Alliance」の仕様に準拠するシステムは、100mまで届き得るZigbeeなどの低電力無線規格に基づいてDCトラック照明システムを制御することを可能にする。この場合には、システム内の全てのランプが、Zigbee対応である必要があるだろう。
しかしながら、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット)内の近接場RF(無線周波数)通信技術の出現で、それらのユーザは、前記ユーザのデバイスからの簡単な「タッチ」動作で様々な製品、機器及びシステムを制御することができることを期待するだろうことが、予想される。当然、DCトラック照明システムの制御に対しても、これは期待される。
近接場RF技術によって融通性が提供されるにもかかわらず、それらの範囲は、通常、数センチメートルまでしか及ばない。それ故、DCトラック照明システムの1つ以上のランプヘッドの制御は、近接場RF制御装置とランプホルダとの接近が必要とされることから、非常にうんざりし得る。従って、近接場RF技術を用いてDCトラック照明システムを制御する手段を提供することは、有利であるだろう。
本願は、添付の特許請求の範囲において記載されているような、近接場RF技術を用いてDCトラック照明システムを制御するシステム及び方法を提供する。本願の具体的な実施例は、従属請求項に記載されている。
本願の或る実施例は、DC電源によって給電されるトラック照明システムのための制御システムを含み、前記トラック照明システムは、少なくとも1つの細長い導電性トラックであって、前記トラックに取り付けられるよう適応される少なくとも1つのランプホルダに前記DC電源のDC電圧成分を供給するために第1端部から第2端部まで延在する少なくとも1つの細長い導電性トラックを有する。前記制御システムは、少なくとも、前記DC供給電圧と、受信される近接場無線周波数、RF、信号とに基づいて、前記トラックの前記第1端部において結合信号を生成するよう動作可能な結合ユニットを有する。前記近接場RF信号は、前記第1端部と前記第2端部との間で前記トラックから第1距離のところに位置する通信アダプタを通して、前記少なくとも1つのランプの動作を制御するよう適応される少なくとも1つの制御コマンドを有し、前記第1端部は、前記第2端部から第2距離のところに位置し、前記第2距離は、前記第1距離より実質的に大きい。
本願の実施例は、前記制御システム用の通信アダプタを更に含む。前記通信アダプタは、前記トラック上に流れる前記結合信号の磁場と前記トラック沿いの所与の位置において誘導結合されるよう適応される誘導結合器を有する。前記通信アダプタは、前記誘導結合器に結合され、誘導的に取得した前記結合信号から前記制御コマンドを抽出するよう動作可能な処理ユニットを更に有する。
本願の他の実施例は、前記通信アダプタと共にランプホルダを含む。前記ランプホルダは、前記通信アダプタに結合されるよう動作可能である。前記ランプホルダは、前記ランプホルダに結合されるランプを、少なくとも前記制御コマンドに基づいて制御するよう適応される制御ユニットを有する。
本願の或る実施例においては、前記制御システムと共に非接触通信装置が含まれる。前記非接触通信装置は、誘導結合器であって、前記誘導結合器を通して近接場RF信号を送信するよう動作可能な近接場RF信号送信機と結合される誘導結合器を有する。
本願の或る実施例は、DC電源によって給電されるトラック照明システムを制御する方法も含み、前記トラック照明システムは、少なくとも1つの細長い導電性トラックであって、前記トラックに取り付けられるよう適応される少なくとも1つのランプホルダに前記DC電源のDC電圧成分を供給するために第1端部から第2端部まで延在する少なくとも1つの細長い導電性トラックを有する。前記方法は、少なくとも、前記DC供給電圧と、受信される近接場無線周波数、RF、信号との組み合わせに基づいて、前記トラックの前記第1端部において結合信号を生成するステップを有する。前記近接場RF信号は、前記第1端部と前記第2端部との間で前記トラックから第1距離のところに位置する通信アダプタを通して、前記少なくとも1つのランプホルダの動作を制御するよう適応される少なくとも1つの制御コマンドを有し、前記第1端部は、前記第2端部から第2距離のところに位置し、前記第2距離は、前記第1距離より実質的に大きい。
本願のこれら及び他の態様は、以下に記載する実施例に関する説明から明らかになるだろう。
ほんの一例として、図面を参照して、提案ソリューションの更なる詳細、態様及び実施例を説明する。図面において、同様の参照符号は、同様の要素又は機能的に同様の要素を識別するために用いられている。図の中の要素は、分かりやすくするために、及び明瞭にするために、図示されており、必ずしも縮尺通りには描かれていない。
本願の実施例によるDCトラック照明システムの概略図である。 本願の実施例による結合ユニットの概略的なブロック図である。 本願の実施例による結合ユニットの概略的なブロック図である。 本願の実施例による方法の概略的なフローチャートである。
本願の例示実施例は、大部分は、当業者には既知の電子部品及び回路から成り得ることから、本願の教示を分かりにくくしないために、又は本願の教示から注意をそらさないために、本願の根底を成す概念の理解及び認識のために必要と考えられる程度を超える詳細は説明しないだろう。
しかしながら、理解しやすいように、近接場RF通信機は、無線周波数アンテナによって生成される磁場の変調によって通信することはすぐに思い出されるだろう。従って、近接場RF通信機は、RF信号の磁場がRF通信機の間で誘導結合されることを可能にするために、或る近接場RF通信機のアンテナが、別の近接場RF通信機のアンテナによってRF信号(例えば、13.56MHzの信号 )の送信により生成される交番磁界内にあることを必要とする。例えば、RF信号は、制御データ及び/又は他のデータの通信を可能にするよう変調され得る。最後に、上で説明したように、近接場RF通信は、通常、数センチメートルまで達し得る。更に、本願を分かりやすくするために、及び本願の適切な理解のために、以下の詳細な説明は、例示的な近接場技術としてNFC(Near Field Communication)規格を考慮するだろう。しかしながら、通信システムの当業者は、提案ソリューションが、例えばRFID(radio-frequency identification technology)などの同様の特徴を持つ他の近接場技術でも実施され得ることは、理解するだろう。
図1を参照すると、そこには、本願の実施例による例示的なDCトラック照明システム1000が概略的に示されている。示されているようなDCトラック照明システム1000は、
− 1つのDC電源100と、
− 1つの細長い導電性トラック110と、
− 1つの結合ユニット120と、
− 1つ以上の通信アダプタ130と、
− トラック110に取り付けられるよう適応されるランプソケットなどの1つ以上のランプホルダ140と、
− 1つの近接場RF信号プロバイダ150と、
− スマートフォン又はタブレットなどの1つの非接触通信装置160とを有する。
示されているような図1の例においては、DC電源100は、トラック照明システムに給電するために用いられる従来のDC電源に対応し得る。例えば、DC電源100は、AC電源からの入力高電圧(例えば、110V/220V)を低電圧(例えば、24V)に変換するAC/DCコンバータ又は変圧器を含み得る。
図1に示されているように、細長い導電性トラック110は、第1端部111から第2端部112まで延在し、第1端部111は、第2端部112から所定の距離のところに位置する。実施例においては、所定の距離は、NFCなどの近接場技術によって達成可能な範囲より実質的に大きい。細長い導電性トラック110は、典型的には、アルミニウムなどの導電性金属製であるが、これに限定されない。トラック110は、トラック110に取り付けられるよう適応される少なくとも1つのランプホルダ140にDC電源のDC電圧成分を供給するよう動作可能である。実施例においては、トラック110は、アースなどの基準電位に接続されるよう適応される第1導電性レール部材と、DC電源100に接続されるよう適応される第2導電性レール部材とを含み得る。例えば、第1及び第2導電性レール部材は、互いに対して平行であると共に、互いから所望の距離だけ間隔をあけられてもよい。他の実施例においては、整合終端負荷180が、例えば、トラック110の第2端部112において、動作可能に結合されてもよく、整合負荷のインピーダンスは、トラック110の特性インピーダンスと等しい。このような構成は、トラック110上に実質的に一定の電磁場を供給すると共に、定常波を最小化するための包含電磁場を形成するために用いられ得る。
図1においては、DCトラック照明システム1000は、少なくとも結合ユニット120を有する制御システムによって制御されるよう適応される。実際、結合ユニット120は、少なくともDC供給電圧及び受信NFC信号に基づいて例えばトラックの第1端部111において結合信号20を生成するよう動作可能である。NFC信号10は、少なくとも1つのランプホルダ140の動作を制御するよう適応される少なくとも1つの制御コマンドを有する。上記の制御は、第1端部と第2端部との間のトラック110から所与の距離のところに位置する通信アダプタ130を通して実施される。例えば、所与の距離は、NFCなどの近接場RF技術によって達成可能な範囲(例えば、数センチメートル)に対応し得る。実施例においては、所与の距離は、トラック110の第1端部111と第2端部112との間の所定の距離より実質的に短い。
要約すると、上記の課題は、NFCによって供給される限られた範囲を拡大することによって、解決される。これは、トラック110の非意図的な伝送線特性を活用することによって、可能になる。実際、トラック110が、近接場RF技術において用いられる高周波信号のような高周波信号(例えば、10MHz、13.56MHz、20MHz及び30 MHz)を伝達する間、伝送線の役割を果たしていることが、実験で明らかになった。それ故、元々はDC信号を伝えるためにしか設計されていなかった導電性トラック110を通じてNFC信号などのAC信号が送信され得ることは明らかである。
示されているような図1の例を参照すると、結合ユニット120は、DC電源100、トラック110、及びNFC信号10を伝えるよう適応される通信インタフェース170に動作可能に結合される。実施例においては、結合ユニット120は、バイアスT接合(即ち、バイアスTネットワーク)などのAC/DC結合器であり得る。即ち、結合ユニット120は、DC電源100から生じるDC供給電圧とNFC信号10を線形結合し、更に、結果として生じる結合信号20をトラック110上に出力するよう動作可能であり得る。
ここで、図2Aを参照すると、そこには、本願の実施例による結合ユニット120の例示的なブロック図が概略的に示されている。示されているような結合ユニット120は、1つのインダクタ121と、第1コンデンサ122と、第2コンデンサ123とを有する。即ち、第1コンデンサ122は、DC電流が近接場RF信号プロバイダ150に入るのを防止するために用いられる一方で、インダクタ121及び第2コンデンサ123の組み合わせは、NFC信号10がDC電源100に入るのを防止するために用いられる。図2Aの例においては、結合ユニット120は、好ましくは、1つのその端部111、112においてトラック110に結合されるが、これに限定されない。
ここで、図2Bを参照すると、そこには、本願の別の実施例による結合ユニット120の別の例示的なブロック図が概略的に示されている。示されているような結合ユニット120は、上で図2Aにおいて説明したものと同じ構成要素を有する。しかしながら、図2Bにおいては、構成要素121、122及び123が、トラック110に沿って分散されている。即ち、第1コンデンサ122は、DC電流が近接場RF信号プロバイダ150に入るのを防止するために、近接場RF信号プロバイダ150とトラック110の1つの端部との間に配置される。対照的に、インダクタ121及び第2コンデンサ123の組み合わせは、NFC信号10がDC電源100に入るのを防止するために、DC電源100とトラック110との間にトラックに沿って配置される。図2Bの例においては、結合ユニット120の構成要素は、トラックに沿って分散される。従って、この構成は、DC電源が、トラック110沿いのどこにでも配置されることを可能にする。この実施例においては、結合ユニットは、NFC信号10と、トラック110上に流れるDC供給電圧を結合するだろう。
図1に戻って参照すると、通信インタフェース170は、一方の端部において、結合ユニット120に動作可能に結合されると共に、他方の端部において、近接場RF信号プロバイダ150に動作可能に結合される。実施例においては、通信インタフェースは、NFC信号などの高周波信号を伝えるのに適切であり得る同軸ケーブル又はツイスト・ペア・ケーブルであり得る。示されているような図1においては、近接場RF信号プロバイダ150は、近接場RF信号プロバイダ150の外部の第2誘導結合器161を通して送信されているNFC信号10の磁場と誘導結合されるよう適応される第1誘導結合器150を有する。例えば、第2誘導結合器は、少なくとも、第2誘導結合器161を通してNFC信号10を送信するよう動作可能なNFC送信機と共に、非接触通信装置160に含まれ得る。例においては、第1誘導結合器151は、第2誘導結合器161から選ばれた距離のところに配置されることができ、選ばれた距離は、トラック110の第1端部111と第2端部112との間に存在する所定の距離と実質的に等しい。実施例においては、誘導結合器151、161は、対応する送受信機によって変調信号が受信され得るように、NFC信号10にさらされ、受信NFC信号10を変調するよう構成されるアンテナであり得る。
上記に基づいて、DCトラック照明システム100が動作中である場合、非接触通信装置160のユーザは、非接触通信装置160を近接場RF信号プロバイダ150の近くに近づけることによって、NFC「タッチ」イベントを生成し得る。NFC「タッチ」イベントに応じて、NFC信号10は、第1誘導結合器151と第2誘導結合器161との間で誘導結合されるだろう。後に、NFC信号10は、NFC信号10が、結果として生じる結合RF信号10をトラック110上に出力するために、DC電源100から生じるDC供給電圧と線形結合されるだろう結合ユニット120へ、通信インタフェース170を通して運ばれるだろう。更に、トラックによって運ばれる、結合信号20と関連するRFエネルギの少なくとも一部は、トラック110から外へ放射され、従って、トラック110は、伝送線の役割を果たすことは、無線通信の分野における当業者には既知である。
図1に戻って参照すると、制御システム用の通信アダプタ130は、トラック110から所与の距離のところに位置すると共に、トラック上に流れる結合信号20の磁場とトラック110沿いの所与の位置において誘導結合されるよう適応される第3誘導結合器131を有する。実施例においては、誘導結合器131は、対応する送受信機によって変調信号が受信され得るように、NFC信号10にさらされ、受信NFC信号10を変調するよう構成されるアンテナであり得る。従って、通信アダプタは、結合信号20の少なくとも一部を取得することができる。更に、通信アダプタ130は、第3誘導結合器131に結合され、誘導的に取得した結合信号20から制御コマンドを抽出するよう動作可能な、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラなどの処理ユニットも有する。実際、上記のように、結合信号20に含まれるNFC信号10が、少なくとも1つのランプホルダ140の動作を制御するよう適応される少なくとも1つの制御コマンドを有する。
図1の例において、ランプホルダ140は、通信アダプタ130に結合されるよう動作可能である。即ち、ランプホルダは、通信アダプタ130と組み合わせて動作可能に結合されるよう適応され得る従来のランプホルダであり得る。しかしながら、実施例においては、ランプホルダ140は、通信アダプタ130を有する単一のユニットであって、ユニット全体がトラック110に取り付けられるよう適応されるような単一のユニットであってもよい。図1を参照すると、ランプホルダは、ランプホルダ140に給電するためにトラック110からDC電圧を運ぶために用いられ得る少なくとも1本の接続線141を有する。例えば、接続線141は、制御コマンドを運ぶためにも用いられ得る。更に、ランプホルダ140は、少なくとも制御コマンドに基づいてランプホルダ140に結合されたランプ190を制御するよう適応される制御ユニットを含み得る。制御コマンドは、例えば、ターンオフコマンド、ターンオンコマンド、調光レベルコマンド及び色コマンドを含み得る。しかしながら、トラック照明システムの分野の当業者は、他のタイプのコマンドも本願の範囲から逸脱せずに考えられ得ることを理解するだろう。実施例においては、制御コマンドは、単一のランプホルダ140を対象としてもよいが、制御コマンドは、ランプホルダ140のグループを対象としてもよい。後者の特徴は、用いられる近接場RF規格に非常に依存する。例えば、現在のバージョンのNFC規格は、ランプホルダ140のグループに制御コマンドを送ることが可能であるようなマルチキャストをサポートしていない。RFID規格は、対照的に、その規格においてマルチキャストが利用可能であるので、そうすることができる。制御コマンドをマルチキャストするためにNFC規格を用いたいかどうかにかかわらず、例えば、NFC/RFIDコンバータを用いることによって、この目的を達成する可能性はあり得る。この実施例においては、トラック上にはRFID信号が送られるだろうことから、ランプホルダ140は、RFID対応でなければならない。NFC/RFIDコンバータは、幾つかの付加的なマルチキャスト情報と一緒のNFC信号10に基づいてRFID信号を生成するだろう。このような付加的なマルチキャスト情報は、ユーザが制御するようランプホルダ140のリストを選択し得るNFC対応デバイスにあるソフトウェアアプリケーションによって決定され得る。
ここで、図3を参照すると、そこには、図1のDCトラック照明システムの制御システムに関する、本願の実施例による方法のフローチャートが概略的に示されている。
S200においては、上で既に説明したように、例えば、結合ユニット120のレベルにおいて、NFC信号10とDC供給電圧とに基づいて結合信号20が生成される。後に、結合信号20は、伝送線の役割を果たすトラック110を通じて送信される。
S210においては、上で既に説明したように、例えば、通信アダプタ130のレベルにおいて、トラック110上に流れる結合信号20の磁場の少なくとも一部が誘導的に取得される。
次いで、S220においては、上で既に説明したように、例えば、通信アダプタ130のレベルにおいて、結合信号20の誘導的に取得された磁場から少なくとも1つの制御コマンドが抽出される。
S230においては、上で既に説明したように、例えば、ランプホルダ140のレベルにおいて、抽出された制御コマンドに基づいて少なくとも1つのランプホルダ140が制御される。
当業者は、提案ソリューションはNFCなどの近接場RF技術の使用に基づいてDCトラック照明システムのための制御システムを実施することを理解するだろう。このソリューションは、近接場RF技術によって供給される限られた範囲を拡大することによって、達成される。実際、当業者は、本願は、DCトラック上に流れる近接場RF信号などの高周波信号を有する間、伝送線を持つ挙動をし得るという、DCトラックの予想外の特性を活用することを理解するだろう。提案ソリューションは、近接場RF対応デバイスの1回の「タッチ」に基づいて1つ以上のランプホルダが制御され得ることから、DCトラック照明システムのうんざりする制御をあまり必要としないだろう。更に、制御信号が、トラック沿いにしか放射されず、例えば部屋全体にわたっては放射されないことから、無線汚染及び干渉が減らされ得る。
当然、上記の利点は、例示的なものであり、提案ソリューションによってこれら及び他の利点が達成され得る。更に、当業者は、本願明細書に記載されている実施例によって必ずしも上述の全ての実施例が達成されるわけではないことを理解するだろう。
同じ機能を達成するためのデバイスの如何なる配列も、所望の機能が達成されるように効果的に「関連づけられる」。従って、ここで、特定の機能を達成されるよう組み合わされる如何なる2つのデバイスも、アーキテクチャ又は介在デバイスに関係なく、所望の機能が達成されるように互いに「関連づけられる」とみなされ得る。同様に、そのように関連づけられる如何なる2つのデバイスも、所望の機能を達成するよう互いに「動作可能に接続」又は「動作可能に結合」されているとも捉えられ得る。
更に、当業者は、上記の動作間の境界は単に説明的なものに過ぎないことを理解するだろう。複数の動作は、組み合わされて単一の動作にされてもよく、単一の動作は、更なる動作に分散されてもよく、複数の動作は、時間的に少なくとも部分的に重なって実行されてもよい。更に、他の実施例は、特定の動作の複数の例を含んでもよく、動作の順序は、様々な他の実施例においては変更されてもよい。
しかしながら、他の修正例、変形例及び代替例もあり得る。従って、明細書及び図面は、限定的な意味のものではなく、説明的な意味のものとみなされるべきである。
請求項において、括弧内に配置されるいかなる参照符号も、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「有する」という用語は、請求項に挙げられている要素又は動作以外の要素又は動作の存在を除外しない。更に、本願明細書において用いられているような"a" 又は"an"という用語は、1つの又は1つより多くのと規定される。また、請求項における「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」などの前置きフレーズの使用は、同じ請求項が、前置きフレーズ「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」と、"a" 又は"an"などの不定冠詞とを含む場合でも、不定冠詞"a" 又は"an"による別の請求項の要素の前置きが、このような前置きがなされた請求項の要素を含むあらゆる特定の請求項を、このような要素を1つしか含まない発明に限定することを意味すると解釈されるべきではない。定冠詞の使用にも同じことが当てはまる。特に明記しない限り、「第1」及び「第2」などの用語は、このような用語が説明する要素を任意に区別するために用いられる。従って、これらの用語は、必ずしも、このような要素の時間的な又は他の優先順位付けを示すことを目的とはしていない。単に、或る手段が互いに異なる請求項において挙げられているという事実は、これらの手段の組み合わせが有利には用いられることができないことを示すものではない。本願の範囲は、以下の請求項及びその同等物において規定される。更に、明細及び請求項において用いられている参照符号は、請求項記載のような本願の範囲を限定するものではない。

Claims (15)

  1. DC電源によって給電されるトラック照明システムを有する制御システムであって、前記トラック照明システムが、少なくとも1つの細長い導電性トラックであって、前記トラックに取り付けられるよう適応される少なくとも1つのランプホルダに前記DC電源のDC供給電圧成分を供給するために第1端部から第2端部まで延在する少なくとも1つの細長い導電性トラックを有し、前記制御システムが、前記DC供給電圧成分と、少なくとも、受信される近接場無線周波数信号であって、少なくとも1つの制御コマンドを有する近接場無線周波数信号とを結合し、それによって、結合信号を生成すると共に、前記トラック上に流れる前記結合信号によってもたらされる電磁誘導を用いて取得される前記制御コマンドに基づいて前記少なくとも1つのランプホルダの動作を制御するように、前記トラックの前記第1端部において前記結合信号を送信するよう動作可能な結合ユニットを有する制御システム。
  2. 前記トラックの前記第2端部に結合される整合終端負荷を更に有し、前記整合負荷のインピーダンスが、前記トラックの特性インピーダンスと等しい請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記トラックが、基準電位に接続されるよう適応される第1導電性レール部材と、前記DC電源に接続されるよう適応される第2導電性レール部材とを有し、前記第1及び第2導電性レール部材が、互いに対して平行であると共に、互いから第1距離だけ間隔をあけられる請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記結合ユニットに動作可能に結合され、前記近接場無線周波数信号を供給するよう適応される近接場無線周波数信号プロバイダを更に有する請求項1、2又は3に記載の制御システム。
  5. 前記近接場無線周波数信号プロバイダが、
    前記近接場無線周波数信号プロバイダの外部の第2誘導結合器を通して送信されている近接場無線周波数信号の磁場と誘導結合されるよう適応される第1誘導結合器と、
    前記結合ユニットとの結合を可能にし、前記受信される近接場無線周波数信号を運ぶよう適応される通信インタフェースとを有する請求項4に記載の制御システム。
  6. 非接触通信装置を更に有し、前記非接触通信装置が、前記第2誘導結合器と、前記第2誘導結合器を通して前記近接場無線周波数信号を送信するよう動作可能な近接場無線周波数信号送信機とを有する請求項5に記載の制御システム。
  7. 誘導的に取得される結合信号をもたらすよう、前記トラック上に流れる前記結合信号の磁場と前記トラック沿いの所与の位置において誘導結合されるよう適応される第3誘導結合器と、
    前記第3誘導結合器に結合され、前記誘導的に取得される結合信号から前記制御コマンドを抽出するよう動作可能な処理ユニットとを有する請求項1、2、3、4、5又は6に記載の制御システムのための通信アダプタ。
  8. 更に、前記第1端部と前記第2端部との間で前記トラックから第3距離のところに位置するよう適応され、前記第1端部が、前記第2端部から第4距離のところに位置し、前記第4距離が、前記第3距離より実質的に大きい請求項7に記載の通信アダプタ。
  9. 前記通信アダプタに動作可能に結合されるランプホルダを更に有し、前記ランプホルダが、前記ランプホルダに結合されるランプを、少なくとも前記制御コマンドに基づいて制御するよう適応される制御ユニットを有する請求項7又は8に記載の通信アダプタ。
  10. DC電源によって給電されるトラック照明システムを制御する方法であって、前記トラック照明システムが、少なくとも1つの細長い導電性トラックであって、前記トラックに取り付けられるよう適応される少なくとも1つのランプホルダに前記DC電源のDC供給電圧成分を供給するために第1端部から第2端部まで延在する少なくとも1つの細長い導電性トラックを有し、前記方法が、
    前記DC供給電圧成分と、少なくとも、受信される近接場無線周波数信号であって、少なくとも1つの制御コマンドを有する近接場無線周波数信号とを結合し、それによって、結合信号を生成するステップと、
    前記トラック上に流れる前記結合信号によってもたらされる電磁誘導を用いて取得される前記制御コマンドに基づいて前記少なくとも1つのランプホルダの動作を制御するように、前記トラックの前記第1端部において前記結合信号を送信するステップとを有する方法。
  11. 前記トラックの特性インピーダンスと等しいインピーダンスを持つ整合負荷で前記トラックの前記第2端部を終端するステップを更に有する請求項10に記載の方法。
  12. 前記トラック沿いの所与の位置において、前記トラック上に流れる前記結合信号の磁場を誘導的に取得するステップと、
    取得した前記結合信号から前記制御コマンドを抽出するステップとを更に有する請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記制御コマンドが、ターンオフコマンド、ターンオンコマンド、調光レベルコマンド又は色コマンドを有する請求項10、11又は12に記載の方法。
  14. 前記制御コマンドが、単一のランプホルダを対象とする請求項10、11、12又は13に記載の方法。
  15. 前記制御コマンドが、ランプホルダのグループを対象とする請求項10、11、12又は13に記載の方法。
JP2016520596A 2013-10-28 2014-10-27 Dcトラック照明システム制御 Active JP6081664B2 (ja)

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