JP6081548B1 - 運動機能低下者向け食品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Lドーパを自然食品による食べ物から摂取することで、加齢により低下してしまった運動機能の改善や、Lドーパ薬を経口投与しているパーキンソン病患者の症状緩和、或いは投薬間時間の延長等、更にはやる気喪失にも貢献する。【解決手段】 血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含む食材を選択する第一選択手段と、Lドーパの吸収を阻害するタンパク質並びにビタミンB6の含有量が少なく、且つ、胃壁内を酸化しつつ、小腸での吸収を高めるための有機酸を含む食材を選択するための第二選択手段と、により、Lドーパを脳への吸収を高めると供に、該吸収を阻害する物質の同時摂取を回避したことを特徴とする運動機能低下者向き食品の製造方法。【選択図】なし

Description

本願発明は、高齢や作動性神経系の疾患により、運動機能が低下してしまった方の機能改善、並び、悲観的な方向に傾斜してしまうネガティブシンキング的な方の意識改善に貢献し得る食品の製方技術に関し、詳しくは、自然の食材から構成された食品の摂取により、Lドーパを効率よく体内に吸収させ、前記の効果を発揮し得ることを目標として開発された運動機能低下者向け食品の製造方法。
わが国の国民の平均寿命は年々伸び続けており、第二の人生ともいえる退職後や老後等の高齢期においても仕事を継続される方は多い。現代の60歳代や70歳代という年齢は、まだまだ若く、健康で体力もあり、精神的にも安定していることから、充実感のある生活を送ることが可能である。しかし、人は年齢と共に細胞の老化や脳の病気により作動性神経系の働きが低下し、特に高齢者やパーキンソン病患者では、神経伝達物質であるドーパミンの分泌量が低下してしまう。このため、手足の動作が緩慢で俊敏な動作ができなくなるなどの運動機能障害が起き、更には、睡眠障害や精神的にも不安定な状態となりやすくなっている。
また、現代のストレス社会では、高齢者等のみならず、働き盛りの成人でも、対人関係などによる心因的要素によって心の病を発症し、他人とのコミュニケーションを上手く図ることができずに、何をやるにしても、やる気が起こらなかったり、鬱病を発症したり、若しくは引きこもりといったネガティブシンキングな行動をする成人が増えており、大きな社会問題であり、やる気を起こさせるドーパミンの減少が要因の一つとなっている。
情報伝達物質であるドーパミンは、セロトニン、GABA、グルタミン酸アセチルコリンなどの作動性神経により、相互にネットワークを構築し神経伝達機能を制御している。
神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン、GABA、グルタミン酸アセチルコリンなどの作動性神経により、相互にネットワークを構築し神経伝達機能を制御しているが、高齢者では加齢に伴う脳の老化によりドーパミンの分泌量が減少し、手足の動作が緩慢で俊敏な動作ができなくなる。
これらの問題を解決する手段としては、現在開発が進められているIPS細胞が有望な手段と考えられる。人による臨床試験や承認申請などが必要であり、まだまだ一般化されるには相当の期間がかかると考えられる。また、進行が進んだパーキンソン病の患者であれば、Lドーパ薬剤を病院で処方してもらえるが、加齢による多少の運動機能の低下や、薬剤投与まではまだ必要の無い、やる気喪失程度でLドーパ薬が処方されることはない。そこで、本願の発明者は、Lドーパを自然食品による食べ物から摂取することで、加齢により低下してしまった運動機能の改善や、Lドーパ薬を経口投与しているパーキンソン病患者の症状緩和、或いは投薬間時間の延長等、更にはやる気喪失に貢献できるのではないかとの着想の下、本願発明に至ったものである。
なお、係る問題を解決すべく、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、発明の名称を「栄養組成物」とするもので、特に蛋白質摂取管理用の栄養組成物に関するもので、Lドーパ資材の服用に際して効果を発揮する点で本願発明と共通している点があるといえるが、本願発明とはその構成において大きな相違がある(特許文献1参照)。係る相違点は、Lドーパ製剤を用いている文献1に係る発明と、Lドーパ製剤を用いずに、自然の食材だけで構成しつつ同様の効果を発揮させている点で大きな相違があり、係る相違から異なった効果が発揮されている。
米沙5480865
食べ物によりLドーパを脳に伝えるためには以下のような種々の問題がある。そこで本願発明ではこれ等の問題をクリアしなければならない。
〈第一の問題点〉
神経伝達物質としてのドーパミンの原料はチロシンであり、チロシンンはチーズやチョコレートに豊富に含まれているものの、パーキンソン病ではチロシン水酸化酵素が最初に無くなるため直接ドーパミンを摂取しても吸収できないという問題である。また、ドーパミンは海藻の中に豊富に含まれているものの、ドーパミンは分子量が大きいため,血液脳関門を通過して脳内に入ることができないという問題がある。
しかしながら、ドーパミンの前駆体のドーパにはL体とR体があり、このうちL体だけは血液脳関門を通過出来るため、脳内に入ると線条体に集る傾向があることから線条体に残存しているドーパミン神経終末に選択的に取り込まれ、ドーパミン脱炭酸酵素の触媒によってドーパミンに変換されるという仕組みによってドーパミンが補充され、神経終末から正常に近いレベルでドーパミンが放出されて運動機能が回復する。
そこで、前駆体のドーパミンがL体(以下、Lドーパという)であるものを含む食材を選択して、これを原材料の中に取り入れれば、Lドーパ製剤の服用に代えて、若しくは補助として、食べ物からでも脳へLドーパを供給可能となると考えられる。そこで、先ず第一番目の素材の選択には、Lドーパを含む自然の食品を選択することが必要である。
しかしながら、アミノ酸の一種であるLドーパは天然の食品中にはほとんど含まれていないと言われており、本願発明の着想から具体化に至る経過の中で続けている自己調査では、食品の中にLドーパを含むものは、「八升豆」と「ソラマメ」の2品目しか発見できなかった。係る「八升豆」と「ソラマメ」とでは、下記に示す通り、Lドーパの含有量が大きく異なる。このため、高齢者の低下した運動機能の回復を目的とするか、減少したやる気の回復を目的とするか、またはパーキンソン病における補助的Lドーパの補充を目的とするか等、本願発明を利用する者の状態等により、適宜いずれかを選択するか、もしくは複合的に使用することを選択することが必要となる。なお、Lドーパの摂取量・入手の困難性・コスト・調理性などの種々の事情についても対応する事が必要である。
八升豆(ハッショウマメ)は、マメ亜科トビカズラ属に属する植物で、ビロードマメ(Mucuna purens)の変種の一つである。学名から「ムクナ豆」とも呼ばれている。以下、「ハッショウマメ」と示すこととする。「ハッショウマメ」のLドーパ含有量は、株によってかなりばらつきがあるといわれているが、粉末1g(豆としては2分の1粒程度)で、Lドーパが30〜40mg含まれているといわれているので、パーキンソン病の患者であれば、処方されているLドーパ薬の量(1錠中100mg含有)を1日に数回に分けて経口投与しているので、これを参考にあくまで補助的量となるような分量にて摂取することが望ましい。ハッショウマメは、わが国ではあまり栽培されていないが、種実の収量は1アールあたり100リットルに達する強健かつ多収性の作物であり、短日型のため、量産にも適する食材である。
ソラマメは、西南アジアから北アフリカが原産のマメ科の野菜で、学名は「VVicia faba」、英名では「Broad beans」。漢字で書くと「蚕豆」、あるいは「ソラマメ」であり本書面においては「ソラマメ」と示す。「ソラマメ」は栄養的には、豊富なタンパク質のほか、ビタミンB群、C、ミネラル、特に鉄分が多く含まれている。粉末1gで、Lドーパが6〜8mg含まれているといわれているので、ハッショウマメと比較すると、やや含有量は少ないものの、例えば、年齢とともに低下する運動機能についての改善や、やる気を出すことを目的として摂取する場合等では、ソラマメを使用するなど、ハッショウマメと使い分けることが有効である。
ソラマメの生育適温は、16〜20度で、エンドウより耐寒性、耐暑性に劣るため、最近までは関西以西での秋まき栽培が主流であったが、近年では品種改良が進み、産地が関東、東北まで広がっており、スーパー等でも購入できる野菜であり「ハッショウマメ」と比較すると入手しやすいというメリットがある。
〈第二の問題点〉
次に食べ併せられる食材はLドーパの吸収へ大きく影響するため問題である。即ち、胃壁や血液の中にはドーパ脱炭酸化酵素がたくさんあるため、服薬したLドーパ薬は容易に分解されてドーパミンになってしまい、ドーパミンになるともう吸収できなくなってしまうため、生物学的利用率が非常に低い薬剤といわれており、具体的には、服薬したLドーパ薬の9割が分解され,血液中のドーパ脱炭酸酵素やCOMTによって,血液の中に入ったLドーパのさらに9割が分解され,脳に到達できるのは服薬したLドーパの1%にすぎないといわれている。そこで、末梢性ドーパ脱炭酸酵素阻害薬を併せて服用し、10%程度が脳に達し、Lドーパの吸収が可能となるもの、やはり食事の前後では、食べ物の中に含まれている酵素等によってその吸収は阻害されてしまうため注意が必要である。
特に注意しなければならないのがタンパク質である。食品に含まれている栄養素には、炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質、ビタミンの5つ栄養素がある。Lドーパはアミノ酸であり、タンパク質もアミノ酸のため、アミノ酸同士が一緒になると競合して吸収が悪化する。たとえば牛乳やアミノ酸入りのスポーツドリンクでLドーパ製剤を飲んだり、タマゴ焼きや牛肉と一緒に食べると脳に到達するLドーパが減ってしまう。そこで、農林水産省の定める6つの基礎食品群において、各食品群を、次の6つのグループに分け、タンパク質含有量を比較すると、「しらたき」や「こんにゃく」のような低カロリーなものの中には1gを切ったものもあるが平均値で見ると、果物類は圧倒的に低く、同じ第4類の黄色野菜と比較しても低い。
第1類 主菜となる肉・魚・卵・大豆製品
第2類 牛乳・乳製品・小魚
第3類 緑黄色野菜
第4類 淡色野菜・果物
第5類 米・パン・めん・イモ
第6類 油脂
前記の通り、第4類は他の5分類と比較して、圧倒的にタンパク質含有量が少ない。その第4類の中でも黄色野菜を外し、更にタンパク質含有量の少ない果物類にのみを食材としたのは、その効果の発揮が確かなものであることを明確にするためである。なお、下記の表1の下欄では更に同時摂取とならないように
具体的な果物を特定したものである。
下記の表2の上欄の右側には果実のタンパク質含有量を示し、
また、前記タンパク質以外にも、バナナの中のチロシナーゼや、栄養ドリンク剤に含まれるビタミンB6もLドーパの吸収を阻害するため問題となる。係る問題は多くの研究結果から示されている通りであるが、特にビタミンB6も同時に摂取しないことが必要であり、ビタミンB 6を多く含むエンドウ豆、豚肉、牛肉、まぐろ、レバー、オートミール、牛乳などを避ける必要がある。
しかし、このようにアミノ酸であるタンパク質は多くの食材にそれぞれ多量に含まれるため、食品成分表を確認しながら料理等をすることは、調理をする者にとって煩雑であり、レシピやメニューが制限されてしまうし、必要な栄養素であるタンパク質やその他の栄養素の摂取にも影響しないことを考慮する必要がある。
そこで、本願発明は、原則として食事と食事の合間に単独で食することができるもので、例えば、休憩時間に飲むフレッシュジュース(表1下欄に選択された果汁等とハッショウマメを原料とするもの等)や、コーヒーブレイクの茶菓子としたチョコレート等(実施例1参照)である。
〈第3の問題〉
Lドーパは酸性の水に溶けることが知られており、胃の中が充分に酸性に維持されていないと薬が溶けずに吸収が悪くなってしまう可能性がある。特に高齢者の場合、胃の機能が低下して胃酸が充分に分泌されず、胃の中に少量の食物が入っただけでも酸が中和され、結果としてLドーパの吸収が悪くなるという問題がある。
係る問題点に対しては、同時に摂取することで胃の内部を酸性に保つものとして有機酸が考えられる。有機酸は、酸性を示す有機化合物の総称で、食品の中では酸味を示す原因物質の一つである他、酸化を防止したり、抗菌性も期待される等、その機能的性質にも注目されている。代表的なものでは、柑橘系果物や梅干し等に多く含まれる「クエン酸」、お酢の主成分である「酢酸」、リンゴやワインに酸味を与える「リンゴ酸」等を同時摂取することである。
柑橘系の果物には多くの有機酸が含まれており、酸度は濃縮したりするなど酸度調整が容易であることから、前記第2の問題を解決すると供に、かかる第3の問題も必須の要件として、クリアできる食物を利用することが必要である。係る2つの問題を同時に解決する果物を下記の表1に示す。
〈第4の問題点〉
第4の問題として、作用時間の短さがある。服薬後、血液における薬の濃度がピークの半分まで減る血中半減期は60分から90分であり数時間おきに摂取しなければならないため、食べ物から摂取する場合では、都度の過熱や攪拌など手間を不要とし、手軽に食べることができ、一日に何度食べても飽きないものであることが望ましい。しかしながら、どんなに美味しい食品であても人の味覚には個人差があり、また、飽きることを避けることは困難であるという問題である。
そこで、粉状態として食品に振りかけたり、液状態としてドレッシングなどの調味料に含ませたりすることが考えられるが、この場合であると、前記の通り、食べ物との関係が大きく影響してしまうため、薬剤と同様な注意が必要となり、好ましくない。そこで、ジュースまたは、間食用のお菓子やデザートとすれば、食間での摂取をしやすくなる。効果を享受し易くなり好適である。
そこで、上記の第1から第4までの問題点を課題として解決するための検討をすると、次のようにまとめられる。すなわち、ハッショウマメもしくはソラマメに含まれるLドーパを脳内に吸収させるべく、有機酸をふくみ、タンパク質やビタミンB6をほとんど含まない食材を、同時に前記ハッショウマメまたはソラマメとを混合させ、これを食間の空腹時に摂し易いお茶菓子などにすることとなる。
そこで、本願発明は、血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含むハッショウマメ又はソラマメのいずれかの食材を選択する第一選択手段と、タンパク質の含有量が100gあたり0.5mg以下であり、ビタミンB6の含有量が100gあたり0.03mg以下であって、且つ、有機酸を含む食材となるものを選択するための第二選択手段とによりそれぞれ選択された食材を用いることでLドーパの吸収を阻害する物質の同時摂取を回避すると供に、胃壁内を酸化しつつ、前記Lドーパを小腸において吸収を高めることを特徴とする運動機能低下者向食品の製造方法とした。
また、本願発明は、前記有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、又は酢酸のいずれかとしたことを特徴とする運動機能低下者向食品の製造方法とすることもできる。
また、本発明は、前記有機酸を含む食材が、かぼす、りんご、ゆず、日本梨西洋梨、だいだい、若しくは中国梨の中のいずれか、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする運動機能低下者向食品の製造方法とすることもできる。
上記の構成を採用することにより、本願発明に係る運動機能低下者向き食品の製造方法によれば、血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含む食材を選択し、該Lドーパの吸収を阻害するタンパク質やビタミンB6を含まないため、自然から得られる食材だけでLドーパを脳へ送ることが可能となる効果を発揮する。
実験結果
実験は、効果の存在確認(有無)と、その効果が認められる場合に、食事と同時に摂取した場合と空腹時の食間時で摂取した場合に違いを感じるか否かの違いについて1週間から10日間行った
(A1)20代男性1人
(A2)20代女性1人
(B1)50代男性1人
(B2)50代女性1人
(C1)80代男性1人
(C2)80代女性1人
(D)50代男性のパーキンソン病患1人
実験に協力いただいた方々は、A郡には明るく元気な20代男女各1名。B郡には物静かで落ち着いた感じの50代ご夫婦。C郡には、特に大きな病気のない80代男性1名と腰痛のある80代女性1名。体力にはまだまだ自信のある60代の男性1名も参加していただいたが、係る60代の男性は、時間や量を守れずに中途でリタイヤしたため、データには含めていない。そしてD郡の50代男性は、Lドーパ製剤としてメネシットとアゴニスト製剤としてカバサールとの組合せにより約6年間、その後、アゴニストにミラペックスに変更し約1年、更にその後、Lドーパ製剤をスタレボに変更して約1年が経過しようとしている状態の方である。
下記の表2は、A郡からD郡までの協力者によって実験を行った結果を示すものである。実験は、実施例1に示すチョコレート型のものを使用して行った。
食後30分以内に摂取した日と、その翌日には食間の空腹時に摂取させて比較をした内容の意見を頂き記録した。ものをこれを三回から五回程度繰り返し食感の空腹時に摂取した日とに分けて、Lドーパを含んだ実施例1に係る運動機能低者向き食品を食べて頂き、これを1週間ソラマメベースと服用していないA郡からC郡の方には1日または2日あいだを空けて感想を聞いたもので、実感できなかった場合をバツ印、何となく実感できた場合を三角印、実感できた場合をマル印、顕著な効果が実感できた場合をニジュウマル印として示している運動機能低下者向き食品向き食品。
また、上記実験の結果に示されている通り、本願発明に係る運動機能低下者向き食品の製造方法によれば、A郡の20代では動作の向上については、明確とまではいく結果は得られなかったが、やる気の向上が見られ、B郡やC郡では高年齢と向かうに連れ、動作の向上とやる気の向上効果がはっきりと得られた。
また、全体を通して見ると、食後すぐに摂取した場合よりも、食間の空腹時の方が、より高い効果を発生すること、並びに、高い効果を得るためには、ソラマメよりも、ハッショウマメを利用する方がその効果を享受し易いともいえる。また、Dの方はLドーパ製剤を服用して約8年以上経過していることもあり、くすりの聞く時間が短くなってきたと感じていたが、Lドーパ製剤を服用しているのに近い感じであったと答えている。
「チョコレート型」
材料
チョコレート 120g
ハッショウマメ粉末 30g
柚ジャム(皮なし) 40g

作り方
・チョコレートを細かく砕き、湯煎で溶かす。
・溶かしたチョコレートにハッショウマメの粉末を入れてよく混ぜる。
・しぼり袋にハッショウマメ入りチョコを入れて、容器に3分の1くらいしぼる。
・柚ジャムもしぼり袋に入れて容器の3分の2位までしぼる。
・残りのチョコも均等にしぼり。
・冷蔵庫でよく冷やし完成。

ポイント
柚の皮はたんぱく質が入っているので使わないで果肉のみのジャムを作っておくと良い。
チョコもなるべくたんぱく質が少ないビターを使う。
「饅頭型」
材料
ア、
茹でたハッショウマメ若しくはソラマメ 100g
塩茹でしたキクラゲ 10g
酢 小さじ2
だしの素 小 1/2
塩コショウ 少々

イ、
薄力粉 110g
強力粉 10g
砂糖 10g
塩 1.5g
ドライイースト 1.5g
オリーブオイル 5g
水 65g

作り方
・アをフードプロセッサーにかけ、更にミキサーにかけて6等分する。
・イを7分間くらい良く捏ねる。
・捏ねた生地を12センチ程の円にのばす。
・のばした生地の真ん中にアの具材を乗せてしっかりと閉じる。
・クッキングシートに乗せ、濡れ布巾を掛けて40分くらい発酵させる。
・沸騰した蒸し器に入れて、中火で12分程蒸す。

ポイント
小麦粉はたんぱく質が入っているので、出来るだけ薄い生地で作る。
薄力粉の方が強力粉よりたんぱく質が少ないので出来るだけ強力粉の量を減らしたいが、具材を包むのに弾力が強い方が包みやすいため最小限は入れる。
饅頭のバリエーションとしては、くず饅頭の中に柚ジャムを入れて、抹茶とハッショウマメの粉末を砂糖と絡め、くず饅頭に振りかけて食べるデザート等いろいろ考えられる。
「ドレッシング型」
材料
えごま油 20cc
サラダ油 50cc
ごま油 30cc
酢 20cc
ハッショウマメ粉末 40g
カボス 2個
パセリ 10g
だしの素 小1
塩 小1/2
コショウ 少々
砂糖 小1

作り方
上記の材料をミキサーにかける。

ポイント
塩コショウなどは好みで分量を変えてもよい。
えごま油 1 対4 サラダ油+ごま油の比率は、オメガ3系とオメガ6系の不飽和脂肪酸の摂取バランスの黄金比率なので変えない。
また、パーキンソン病の原因とされるレヴィ小体の原因であるα-シヌクレイン凝集を阻害するピロロキノリンキノンを含むパセリに入れるのはパーキンソン病に有効。
ドレッシングの場合は、たんぱく質の少ない野菜との組み合わせであること。


Claims (3)

  1. 血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含むハッショウマメ又はソラマメのいずれかを選択する第一選択手段により選択された食材と、
    タンパク質の含有量が100gあたり0.5mg以下であり、ビタミンB6の含有量が100gあたり0.03mg以下であり、且つ、有機酸を含む食材から選択するための第ニ選択手段により選択された食材
    ビターチョコレートから構成される運動機能が低下した人向けの食品の製造方法であって、
    前記第一選択手段による食材の選択において、ハッショウマメを選択する場合は一食分あたりで3gを超えないようにし、他方、ソラマメを選択する場合は一食分あたりで12.5gを超えないようにし、
    前記第ニ選択手段で選択される前記有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、又は酢酸のいずれか、又はこれらの組み合わせであり、
    又は前記有機酸を含む食材は、かぼす、りんご、ゆず、日本梨、西洋梨、だいだい、若しくは中国梨の中のいずれか、又はこれらを組み合わせた食材であり、
    前記第一選択手段により選択された前記Lドーパを含む食材と、前記第ニ選択手段により選択された前記有機酸を含む食材とを、ビターチョコレートに含有させ、
    Lドーパの吸収を阻害する物質の同時摂取を回避すると供に、胃の内部を酸性に保ち、前記Lドーパを小腸において吸収を高めることを特徴とする運動機能低下者向け食品の製造方法。
  2. 血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含むハッショウマメ又はソラマメのいずれかを選択する第一選択手段により選択された食材と、
    タンパク質の含有量が100gあたり0.5mg以下であり、ビタミンB6の含有量が100gあたり0.03mg以下であり、且つ、有機酸を含む食材から選択するための第ニ選択手段により選択された食材とを、
    饅頭の原材料に含む運動機能が低下した人向けの食品の製造方法であって、
    前記第一選択手段による食材の選択において、ハッショウマメを選択する場合は一食分あたりで3gを超えないようにし、他方、ソラマメを選択する場合は一食分あたりで12.5gを超えないようにし、
    前記第ニ選択手段で選択される前記有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、又は酢酸のいずれか、又はこれらの組み合わせであり、
    又は前記有機酸を含む食材は、かぼす、りんご、ゆず、日本梨、西洋梨、だいだい、若しくは中国梨の中のいずれか、又はこれらを組み合わせた食材であり、
    前記第一選択手段により選択された前記Lドーパを含む食材と、前記第ニ選択手段により選択された前記有機酸を含む食材とを饅頭に含有させ、
    Lドーパの吸収を阻害する物質の同時摂取を回避すると供に、胃の内部を酸性に保ち、前記Lドーパを小腸において吸収を高めることを特徴とする運動機能低下者向け食品の製造方法。
  3. 血液脳関門を通過して脳内に入ることが可能なLドーパを含むハッショウマメ又はソラマメのいずれかを選択する第一選択手段により選択された食材と、
    タンパク質の含有量が100gあたり0.5mg以下であり、ビタミンB6の含有量が100gあたり0.03mg以下であり、且つ、有機酸を含む食材から選択するための第ニ選択手段により選択された食材とを、
    フレッシュジュースの原材料に含む運動機能が低下した人向けの食品の製造方法であって、
    前記第一選択手段による食材の選択において、ハッショウマメを選択する場合は一食分あたりで3gを超えないようにし、他方、ソラマメを選択する場合は一食分あたりで12.5gを超えないようにし、
    前記第ニ選択手段で選択される前記有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、又は酢酸のいずれか、又はこれらの組み合わせであり、
    又は前記有機酸を含む食材は、かぼす、りんご、ゆず、日本梨、西洋梨、だいだい、若しくは中国梨の中のいずれか、又はこれらを組み合わせた食材であり、
    前記第一選択手段により選択された前記Lドーパを含む食材と、前記第ニ選択手段により選択された前記有機酸を含む食材とをフレッシュジュースに含有させ、
    Lドーパの吸収を阻害する物質の同時摂取を回避すると供に、胃の内部を酸性に保ち、前記Lドーパを小腸において吸収を高めることを特徴とする運動機能低下者向け食品の製造方法。

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