JP6074126B1 - k空間中心のサンプリングを用いるゼロエコー時間MR撮像 - Google Patents

k空間中心のサンプリングを用いるゼロエコー時間MR撮像 Download PDF

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Abstract

本発明は、MR装置1の検査体積内に配置された対象のMR撮像の方法に関する。本発明の目的は、k空間中心のサンプリングを用いる「静かな」ZTE撮像を可能にすることである。本発明によると、対象10は、RFパルス20及び切り替え磁場勾配Gの撮像シーケンスを受け、最初のRFパルス20は、読み出し磁場勾配Gを設定する前に放射される。最初のMR信号は、最初のRFパルス20の後の遅延後に増加する読み出し磁場勾配Gに対して取得される。この後に、磁場勾配Gは、オンに切り替えられたままであり、読み出し方向が次第に変えられる。他のRFパルス22は、読み出し磁場勾配Gの存在下で放射され、他のMR信号は、従来のZTE撮像のように取得される。最後に、MR画像は、取得されたMR信号から再構成される。更に、本発明は、MR装置及びMR装置に対するコンピュータプログラムに関する。

Description

本発明は、磁気共鳴(MR)撮像の分野に関する。これは、MR撮像の方法に関する。本発明は、MR装置及びMR装置上で実行されるコンピュータプログラムにも関する。
二次元又は三次元画像を形成するために磁場と核スピンとの間の相互作用を使用する画像形成MR方法は、最近幅広く、特に医療診断の分野において、使用されている。これは、軟組織の撮像に対して、多くの点で他の撮像方法より優れており、電離放射線を必要とせず、通常は非侵襲的であるためである。
一般的なMR方法によると、検査されるべき患者の体は、強力な一様磁場(B0場)の中に配置され、前記磁場の方向は、測定が基づく座標系の軸(通常はz軸)を同時に規定する。前記磁場は、規定された周波数(いわゆるラーモア周波数、又はMR周波数)の交流電磁場(RF場、B1場とも称される)の印加により励起(スピン共鳴)されることができる磁場強度に依存する個別の核スピンに対する異なるエネルギレベルを生じる。巨視的観点から、個別の核スピンの分布は、適切な周波数の電磁パルス(RFパルス)の印加により平衡状態から偏向されることができる全体的な磁化を生じ、前記磁化は、z軸に関する歳差運動を実行する。歳差運動は、開口の角度がフリップ角と称される円錐の表面を描く。前記フリップ角の大きさは、印加される電磁パルスの強度及び持続時間に依存する。いわゆる90°パルスの場合、スピンは、z軸から横断面(フリップ角90°)まで偏向される。
RFパルスの終了後に、磁化は、元の平衡状態に戻るように緩和し、z方向における磁化は、第1の時定数T1(スピン格子又は縦緩和時間)で再び高められ、z方向に垂直な方向における磁化は、第2の時定数T2(スピン‐スピン又は横緩和時間)で緩和する。磁化の変化は、磁化の変化がz軸に垂直な方向において測定されるような形でMR装置の検査体積内に配置及び配向された1以上の受信RFコイルを用いて検出されることができる。横磁化の減衰は、例えば、90°パルスの後に、同じ位相を持つ秩序状態から全ての位相角が一様に分布している状態までの(局所的な磁場不均一性により引き起こされる)核スピンの遷移(ディフェージング)を伴う。ディフェージングは、リフォーカシングパルス(例えば180°パルス)を用いて補償されることができる。これは、受信コイルにおいてエコー信号(スピンエコー)を生じる。
体内の空間解像度を実現するために、3つの主軸に沿って延在する線形磁場勾配は、一様磁場上に重ねられ、スピン共鳴周波数の線形空間依存性をもたらす。受信コイルにおいて取得された信号は、この場合、体内の異なる場所と関連付けられることができる異なる周波数の成分を含む。RFコイルを介して得られたMR信号データは、空間周波数領域に対応し、k空間データと称される。k空間データは、通常、異なる位相符号化で取得された複数のラインを含む。各ラインは、多数のサンプルを収集することによりデジタル化される。k空間データのセットは、フーリエ変換又は他の適切な再構成アルゴリズムを用いてMR画像に変換される。
骨又は肺のような、非常に短い横緩和時間を持つ組織のMR撮像は、ますます重要になっている。この目的に対するほぼすべての既知の方法は、基本的に三次元(3D)ラジアルk空間サンプリングを採用する。いわゆるゼロエコー時間(ZTE)技術において、読み出し勾配は、高い帯域幅及び短いくっきりしたパルスを用いる磁気共鳴の励起前に設定される。このようにして、勾配符号化は、磁気共鳴の励起後に即座に開始する。自由誘導減衰(FID)信号の取得は、RFパルスの放射の直後に開始し、事実上ゼロの「エコー時間」(TE)をもたらす。FID読み出し後に、次のRFパルスが印加されることができる前の次の読み出し勾配の設定に対して、最小時間のみが要求され、したがって、非常に短い反復時間(TR)を可能にする。読み出し方向は、k空間内の球状体積が要求される程度でサンプリングされるまで、反復ごとに徐々に変えられる。TR間隔の間で読み出し勾配をオフに切り替える必要なしに、ZTE撮像は、仮想的に静かに実行されることができる(Weiger et al, Magnetic Resonance in Medicine, vol. 70, p. 328-332, 2013)。
ZTE撮像における挑戦は、k空間データが、RFパルス、送信‐受信切り替え及び信号フィルタリングにより引き起こされる最初のデッドタイムによりk空間中心においてわずかに不完全であることである。
このk空間ギャップは、例えば、ラジアルZTEサンプリングに、既知のPETRA技術(Grodzki et al, Magnetic Resonance in Medicine, vol. 67, p. 510-518, 2012)のように、k空間中心の追加のデカルトサンプリングを組み合わせることにより、対処されることができる。しかしながら、PETRAアプローチの欠点は、k空間中心のデカルト取得に対する必要な勾配切り替えにより撮像がもはや静かではないことである。
上述の記載から、ZTE撮像の改良された方法に対する必要性が存在することは、容易に理解される。本発明の目的は、k空間中心のサンプリングを持つ「静かな」ZTE撮像を可能にすることである。
本発明によると、MR装置の検査体積内に配置された対象のMR撮像の方法が開示される。本発明の方法は、
‐RFパルス及び切り替え磁場勾配の撮像シーケンスを前記対象に行うステップであって、前記撮像シーケンスが、
i)最初のRFパルスを放射するステップ、
ii)読み出し方向及び読み出し強度を持つ読み出し磁場勾配を設定するステップ、
iii)ラジアルk空間サンプルを表す最初のMR信号を、前記読み出し磁場勾配の存在下で取得するステップ、
iv)前記読み出し強度を一定に保ちながら前記読み出し方向を次第に変えるステップ、
v)前記読み出し磁場勾配の存在下で他のRFパルスを放射するステップ、
vi)ラジアルk空間サンプルを表す他のMR信号を、前記読み出し磁場勾配の存在下で取得するステップ、
vii)ステップiv)乃至vi)を複数回繰り返すことにより球状k空間体積の少なくとも一部をサンプリングするステップ、
を有する、当該行うステップと、
‐前記取得されたMR信号からMR画像を再構成するステップと、
を有する。
本発明によると、ラジアルZTE取得は、主に、従来のやり方で使用される。MR信号は、k空間内の所望の体積がサンプリングされるまで、前記読み出し方向が次第に変えられる間に、RFパルスの放射を繰り返すことによりラジアルk空間サンプルとして取得され、MR画像が、前記取得されたMR信号から再構成されることができる。
しかしながら、本発明は、ここで従来のZTE撮像において放射される「他のRFパルス」から区別するために「最初のRFパルス」と称される最初のRFパルスが、前記磁場勾配がオフに切り替えられた状態で放射されることを提案する。前記磁場勾配は、前記最初のRFパルスの放射後に遅延して最初の設定された読み出し方向及び読み出し強度に対してオンに切り替えられる。この遅延は、前記デッドタイムより長くあるべきであり、前記磁場勾配をゼロから所定の読み出し強度まで増加させる間に前記最初のMR信号の取得を可能にする。このようにして、前記最初のMR信号がk=0、すなわち前記k空間中心からのデータを有することは、達成される。
前記MR画像は、最終的に、本発明によって取得された前記「最初の」及び「他の」MR信号の両方を有する信号データセットから再構成される。
前記k空間中心からデータを取得することにより、本発明は、従来のZTE撮像におけるk=0の周りの取得データのギャップにより引き起こされるノイズ増幅及び空間応答関数の部分的劣化を効果的に避ける。
前記磁場勾配がゼロから増加する間の前記最初のMR信号の取得は、既知の超短エコー時間(UTE)技術(例えば、Rahmer et al, Magnetic Resonance in Medicine, vol. 55, p. 1075-1082, 2006)に対応する。したがって、本発明は、UTE及びZTE撮像を組み合わせると言われることができる。本発明によると、前記磁場勾配は、(UTE撮像のように)前記最初のRFパルスを放射する場合にオフに切り替えられる。次いで、前記磁場勾配は、オンに切り替えられ、(ZTE撮像のように)前記他のRFパルスを放射する場合にオンに切り替えられたままである。
本発明の撮像シーケンスは、前記最初のRFパルスの放射後の前記磁場勾配の切り替えにより完全に静かではないが、これは、例えば、上述のPETRA技術のような他の技術より大幅に小さい勾配切り替えノイズを確かに生じる。
追加のRFパルスは、前記磁場勾配がオフに切り替えられた状態で印加されてもよく、関連した(複数の)追加のMR信号は、前記追加のRFパルスに対する送信‐受信切り替えに対する前記デッドタイムから、まだ前記磁場勾配がオフに切り替えられた状態で取得されてもよい。これは、ゼロ磁場勾配に対応するラジアル方向に沿ってk空間の中心(k=0)から離れるようにk空間をサンプリングすることを達成する。これらの追加のMR信号は、前記k空間の中心の近くのk空間のより完全なサンプリングを加える。前記MR画像は、最終的に、前記「最初の」及び「他の」MR信号の両方並びに前記「追加の」MR信号を有する信号データセットから再構成される。
本発明の好適な実施例において、前記磁場勾配は、前記球状k空間体積の一部をサンプリングした後にオフに切り替えられ、前記球状k空間体積の他の部分は、遅延期間後にステップi)乃至vii)を繰り返すことによりサンプリングされる。これは、換言すると、本発明の撮像シーケンスの複数の反復(又は「ショット」)が、所要のk空間体積を完全にサンプリングするために使用されることを意味する。このマルチショットアプローチは、k空間のこれに応じてセグメント化された取得が、標的化された様式で前記再構成されたMR画像内のコントラストの生成を可能にするという利点を持つ。この変形において、本発明の撮像シーケンスは、各最初の励起RFパルスの後の信号取得の数を示す「ターボ係数」を持つ(いわゆるターボ磁場エコー「TFE」撮像のような)「ターボ」シーケンスを構成しうる。したがって、本発明の方法は、「ターボZTE撮像」と称されてもよい。
所望のコントラストを生じるために、少なくとも1つの磁化準備プレパルスが、前記最初のRFパルスを放射する前に、すなわち、前記シーケンスの各反復(又は各「ショット」)の前に放射されてもよい。前記準備プレパルスは、例えば、(脂肪)飽和プレパルス、(T1コントラストを生じる)磁化反転プレパルス、T2準備プレパルス、拡散重みづけを生じる準備シーケンス、又は当技術分野において周知である他のコントラスト生成準備プレパルス若しくは準備シーケンスでありうる。
本発明の好適な実施例において、前記取得された最初の及び/又は他のMR信号は、従来のZTE又はUTE撮像のように、FID信号である。このようにして、前記方法は、非常に短い横緩和時間T2を持つ組織の撮像を可能にする。
ここまで記載された本発明の方法は、検査体積内に一様静止磁場を生じる少なくとも1つの主磁石コイルと、前記検査体積内に異なる空間方向において切り替え磁場勾配を生じる複数の勾配コイルと、前記検査体積内でRFパルスを生じる及び/又は前記検査体積内に配置された患者の体からMR信号を受信する少なくとも1つのRFコイルと、RFパルス及び切り替え磁場勾配の時間的並び(temporal succession)を制御する制御ユニットと、再構成ユニットとを含むMR装置を用いて実行されることができる。本発明の方法は、好ましくは、前記MR装置の前記再構成ユニット及び/又は前記制御ユニットの対応するプログラミングにより実施される。
本発明の方法は、現在、臨床的使用におけるほとんどのMR装置において有利に実行されることができる。このため、単に、本発明の上で説明された方法ステップを実行するように前記MR装置を制御するコンピュータプログラムを使用することが、必要である。前記コンピュータプログラムは、データ担体上に存在するか、又は前記MR装置の前記制御ユニットにおけるインストールに対してダウンロードされるようにデータネットワーク上に存在するかのいずれであってもよい。
添付の図面は、本発明の好適な実施例を開示する。しかしながら、図面は、本発明の限定の定義としてではなく、説明目的のみで設計されると理解されるべきである。
本発明の方法を実行するMR装置を概略的に示す。 本発明により使用されるZTEシーケンスを示す図を示す。 本発明の一実施例によるk空間のラジアルサンプリングを示す図を示す。
図1を参照すると、本発明の方法を実行するのに使用されることができるMR装置1が、図示される。前記装置は、実質的に一様な時間的に一定の主磁場B0が検査体積を通るz軸に沿って作成されるような超伝導又は常伝導主磁石コイル2を有する。前記装置は、(1次、2次、及び適用可能であれば3次)シミングコイル2'のセットを更に有し、セット2'の個別のシミングコイルを通る電流は、前記検査体積内のB0偏差を最小化する目的で制御可能である。
磁気共鳴発生及び操作システムは、MR撮像を実行するために核磁気スピンを反転又は励起する、磁気共鳴を誘起する、磁気共鳴をリフォーカスする、磁気共鳴を操作する、磁気共鳴を空間的に又は他の形で符号化する、及びスピンを飽和させる等のために一連のRFパルス及び切り替え磁場勾配を印加する。
より具体的には、勾配パルス増幅器3は、前記検査体積のx、y及びz軸に沿った前進勾配コイル4、5及び6の選択されたものに電流パルスを印加する。デジタルRF周波数送信器7は、前記検査体積内にRFパルスを送信するように、送信/受信スイッチ8を介してボディRFコイル9にRFパルス又はパルスパケットを送信する。典型的なMR撮像シーケンスは、互いに一緒に取られる短い持続時間のRFパルスセグメントのパケットからなり、いかなる印加された磁場勾配も、核磁気共鳴の選択された操作を達成する。前記RFパルスは、飽和させる、共鳴を励起する、磁化を反転させる、共鳴をリフォーカスする、又は共鳴を操作し、前記検査体積内に配置された体10の一部を選択するのに使用される。前記MR信号も、ボディRFコイル9により取得される。
並列撮像を用いて体10の限定された領域のMR画像の生成に対して、局所アレイRFコイル11、12、13のセットは、撮像に対して選択された領域に隣接して配置される。アレイコイル11、12、13は、ボディコイルRF送信により誘起されたMR信号を受信するのに使用されることができる。
結果のMR信号は、ボディRFコイル9により及び/又はアレイRFコイル11、12、13により取得され、好ましくは前置増幅器(図示されない)を含む受信器14により復調される。受信器14は、送信/受信スイッチ8を介してRFコイル9、11、12に接続される。
ホストコンピュータ15は、本発明によるZTE撮像シーケンスを生じるようにシミングコイル2'を通る電流並びに勾配パルス増幅器3及び送信器7を制御する。受信器14は、各RF励起パルスの後に続けざまに複数のMRデータラインを受信する。データ取得死すステム16は、前記受信された信号のアナログ・デジタル変換を実行し、各MRデータラインを他の処理に適したデジタルフォーマットに変換する。近代のMR装置において、データ取得システム16は、生画像データの取得に特化された別個のコンピュータである。
最後に、デジタル生画像データは、適切な再構成アルゴリズムを与える再構成プロセッサ17により画像表現に再構成される。前記MR画像は、三次元体積を表す。前記画像は、次いで、画像メモリに記憶され、前記画像メモリは、例えば前記結果のMR画像の人間可読ディスプレイを提供するビデオモニタ18を介して、前記画像表現の投影又は他の部分を視覚化のために適切なフォーマットに変換するためにアクセスされうる。
図2は、本発明により使用される修正されたZTEシーケンスを示す図を示す。前記シーケンスは、最初のRFパルス20の放射で開始し、読み出し磁場勾配Gはオフに切り替えられている。最初のMR信号の読み出しは、間隔21中に行われる。
前述の通り、従来のZTE撮像の既知の制約は、各RFパルスの中心とそれぞれのサンプリング間隔との間に有限の時間が存在することである。使用される機器に依存して、この「デッドタイム」は、2μs乃至200μsのどんな値でもありうる。結果として、k空間の中心は、スキャンされることができない。
図2に描かれた本発明の実施例において、最初のRFパルス20の照射と取得間隔21の開始との時間的遅延は、前記デッドタイムより長い。同時に、周波数符号化磁場勾配Gは、取得間隔21の開始時にゼロから所定の読み出し強度まで増加し始める。このようにして、k空間中心のサンプリングは、本発明により達成される。前記k空間中心からのデータを取得することにより、本発明は、従来のZTE撮像においてk=0の周りで取得されたデータのギャップにより引き起こされるノイズ増幅及び空間応答関数の部分的劣化を効果的に避ける。
本発明により採用される「静かな」ZTE技術の本質は、他の励起RFパルス22が、周波数符号化読み出し磁場勾配Gがオンに切り替えられるのと同時に送信されることである。読み出し磁場勾配Gは、スライス選択勾配として意図されず、これは、十分な励起帯域幅を達成するためにRFパルス20が短く(典型的には1μs乃至8μs)なくてはならないことを意味する。他のMR信号の読み出しは、読み出し磁場勾配Gの存在下で間隔23の間に行われる。各間隔21は、100μs乃至3msの持続時間を持つ。読み出し磁場勾配Gは、読み出し強度及び読み出し方向を持ち、両方とも、(最初のRFパルス20及び最初の読み出し21からなる最初のサイクルを除いて)各励起/読み出しサイクルにわたり実質的に一定である。各サイクルの後に、前記読み出し方向は、非常に緩やかに変化される(図2に描かれていない)。前記読み出し方向は、わずかに、例えば数度(例えば2°)だけ変化する。k空間の完全サンプリングに対して、前記読み出し方向は、球状体積が十分な密度でカバーされるまで変化される。
図2に示されるように、本発明の方法の本質的フィーチャは、磁場勾配Gが、(UTE撮像のように)最初のRFパルス20を放射するときにオフに切り替えられることである。次いで、磁場勾配Gは、オンに切り替えられ、(ZTE撮像のように)他のRFパルス22を放射する間にオンに切り替えられたままである。
図2に更に示されるように、磁場勾配Gは、複数の励起/読み出しサイクルによりk空間の一部をサンプリングした後にオフに切り替えられる。k空間の他の部分は、遅延期間後の前記撮像シーケンスの対応する他の「ショット」によりサンプリングされる。本発明の撮像シーケンスの複数のショットは、所要のk空間体積を完全にサンプリングするために印加される。MR画像は、最終的に前記シーケンスの全てのショットの間隔21及び23の間に取得された前記MR信号から再構成される。
図3は、本発明のk空間サンプリングスキームを示す。図は、説明の目的でkx及びky方向のみを示す。しかしながら、k空間内の球状体積の三次元ラジアルサンプリングが本発明の方法により実行されることに注意すべきである。複数のラジアルk空間ラインが、図示される。k空間ライン31は、最初のRFパルス(図2のRFパルス20)の後の最初のMR信号として取得され、その間に、k空間ライン32は、各他のRFパルス(図2のRFパルス22)の後に他のMR信号として取得される。図3に見られるように、最初のk空間ライン31は、前記k空間中心(kx=ky=0)をサンプリングし、他のk空間ライン32は、前記k空間中心から特定の距離で開始する。中心球状ギャップ33のサイズは、前記デッドタイム及び前記RFパルスと前記それぞれのサンプリング間隔の開始との間の対応する選択された遅延により決定される。

Claims (8)

  1. MR装置の検査体積内に配置された対象のMR撮像の方法において、
    RFパルス及び切り替え磁場勾配の撮像シーケンスを前記対象に行うステップであって、前記撮像シーケンスが、
    i)最初のRFパルスを放射するステップ、
    ii)RF送信と受信との間の切り替えのデッドタイムより長前記最初のRFパルス後遅延の後に、設定された読み出し方向及び読み出し強度を持つ読み出し磁場勾配を印加するステップ、
    iii)前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す最初のMR信号を取得するステップ、
    iv)前記読み出し強度を一定に保ちながら前記読み出し方向を次第に変えるステップ、
    v)前記読み出し磁場勾配の存在下で他のRFパルスを放射するステップ、
    vi)後の他のRFパルスとの間の時間より大幅に短いパルス持続時間を持つ前記他のRFパルスの後前記デッドタイムに等しい遅延の後に、前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す他のMR信号を取得するステップ、
    vii)ステップiv)乃至vi)を複数回繰り返すことにより球状k空間体積の少なくとも一部をサンプリングするステップ、
    を有する、当該行うステップと、
    前記取得されたMR信号からMR画像を再構成するステップと、
    を有する、方法。
  2. 前記最初のMR信号が、ゼロから所定の読み出し強度まで前記磁場勾配を増加する間に取得される、請求項1に記載の方法。
  3. 追加のRFパルスが放射され、追加のMR信号が、前記追加のRFパルスの後に前記デッドタイムだけ遅延して、前記磁場勾配がオフに切り替えられている間に、取得される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記磁場勾配が、前記球状k空間体積の一部をサンプリングした後にオフに切り替えられ、前記球状k空間体積の他の部分が、遅延期間後にステップi)乃至vii)を繰り返すことによりサンプリングされる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 少なくとも1つの磁化準備プレパルスが、前記最初のRFパルスを放射する前に放射される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記最初の及び/又は他のMR信号が、FID信号である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 検査体積内に一様な静止磁場を生じる少なくとも1つの主磁石コイルと、前記検査体積内の異なる空間的方向において切り替え磁場勾配を生じる複数の勾配コイルと、前記検査体積内にRFパルスを生じる及び/又は前記検査体積内に配置された対象からMR信号を受信する少なくとも1つのRFコイルと、RFパルス及び切り替え磁場勾配の時間的並びを制御する制御ユニットと、再構成ユニットとを有するMR装置において、前記MR装置は、
    RFパルス及び切り替え磁場勾配の撮像シーケンスを前記対象に行うステップを実行し、前記撮像シーケンスが、
    i)最初のRFパルスを放射するステップ、
    ii)RF送信と受信との間の切り替えのデッドタイムより長前記最初のRFパルス後遅延の後に、設定された読み出し方向及び読み出し強度を持つ読み出し磁場勾配を印加するステップ、
    iii)前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す最初のMR信号を取得するステップ、
    iv)前記読み出し強度を一定に保ちながら前記読み出し方向を次第に変えるステップ、
    v)前記読み出し磁場勾配の存在下で他のRFパルスを放射するステップ、
    vi)後の他のRFパルスとの間の時間より大幅に短いパルス持続時間を持つ前記他のRFパルスの後前記デッドタイムに等しい遅延の後に、前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す他のMR信号を取得するステップ、
    vii)ステップiv)乃至vi)を複数回繰り返すことにより球状k空間体積の少なくとも一部をサンプリングするステップ、
    を有し、前記MR装置が、
    前記取得されたMR信号からMR画像を再構成するステップ、
    を実行する、MR装置。
  8. MR装置上で実行されるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータプログラムは、
    RFパルス及び切り替え磁場勾配の撮像シーケンスを生じる命令であって、前記撮像シーケンスが、
    i)最初のRFパルスを放射するステップ、
    ii)RF送信と受信との間の切り替えのデッドタイムより長前記最初のRFパルス後遅延の後に、設定された読み出し方向及び読み出し強度を持つ読み出し磁場勾配を印加するステップ、
    iii)前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す最初のMR信号を取得するステップ、
    iv)前記読み出し強度を一定に保ちながら前記読み出し方向を次第に変えるステップ、
    v)前記読み出し磁場勾配の存在下で他のRFパルスを放射するステップ、
    vi)後の他のRFパルスとの間の時間より大幅に短いパルス持続時間を持つ前記他のRFパルスの後前記デッドタイムに等しい遅延の後に、前記読み出し磁場勾配の存在下で、ラジアルk空間サンプルを表す他のMR信号を取得するステップ、
    vii)ステップiv)乃至vi)を複数回繰り返すことにより球状k空間体積の少なくとも一部をサンプリングするステップ、
    を有する、当該命令と、
    前記取得されたMR信号からMR画像を再構成する命令と、
    を有する、コンピュータプログラム。
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