以下の詳細な説明では、幾つかの実施形態の完全な理解を提供するために、多くの詳細事項が説明される。しかしながら、代替の実施形態がそのような特定の詳細にかかわらず実施できることが当業者により理解されるだろう。他の例では、議論を曖昧にすることを避けるため、良く知られた方法、手順、コンポーネント及び/又は回路は詳細に説明されない。
本願明細書で、例えば「処理する(processing)」、「計算する(computing)」、「計算する(calculating)」、「決定する(determining)」、「確立する(establishing)」、「分析する(analyzing)」、「チェックする(checking)」、等のような用語を用いる議論は、コンピュータのレジスタ及び/又はメモリ内の物理(例えば、電子)量として表されるデータを操作及び/又は同様にコンピュータのレジスタ及び/又はメモリ又は動作及び/又は処理を実行するために命令を格納できる他の情報記憶媒体内の物理(例えば、電子)量として表される他のデータに変換する、コンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、又は他の電子コンピューティング装置の動作及び/又は処理を表しても良い。
本願明細書で用いられる用語「複数の(plurality、a plurality)」は、例えば、「複数の(multiple)」又は「2以上の」を含む。例えば、「複数のアイテム」は、2以上のアイテムを含む。
「一実施形態」、「ある実施形態」、「例証的実施形態」、「種々の実施形態」等のような参照は、そのように記載された実施形態が特定の機能、構造又は特徴を含むこと、しかし各実施形態が特定の機能、構造又は特徴を必ずしも含まないことを意味する。さらに、表現「一実施形態では」の繰り返しの使用は、同一であっても良いが必ずしも同一の実施形態を参照しない。
本願明細書で用いられるように、特に断らない限り、序数の形容詞「第1の」、「第2の」、「第3の」、等の共通の目的語を記述するための使用は、単に、同様の物の異なる存在が言及されていることを示し、記載されている物が時間的又は空間的に所与の順序に、順位付けに、又は任意の他の方法で存在しなければならないことを意味するものではない。
幾つかの実施形態は、種々の装置及びシステム、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、PDA(Personal Digital Assistant)装置、ハンドヘルドPDA装置、オンボード装置、オフボード装置、ハイブリッド装置、車載装置、非車載装置、モバイル又はポータブル装置、消費者装置、非モバイル又は非ポータブル装置、無線通信局、無線通信装置、無線アクセスポイント(AP)、有線又は無線ルータ、有線又は無線モデム、ビデオ装置、オーディオ装置、オーディオ−ビデオ(A/V)装置、有線又は無線ネットワーク、無線エリアネットワーク、WVAN(Wireless Video Area Network)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wireless LAN)、PAN(Personal Area Network)、WPAN(Wireless PAN)、等と連携して用いられても良い。
幾つかの実施形態は、既存のWireless−Gigabit−Alliance(WGA又はWiGig)仕様(Wireless Gigabit Alliance, Inc WiGig MAC and PHY Specification Version 1.1, April 2011, Final specification)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWiGig Serial Extension (WSE)プロトコル(WiGig Serial Extension (WSE) Specification Draft 1.02, August 2012)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWiGig Display Extension (WDE)プロトコル(WDE Draft Specification 1.04, August 2012)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWiGig Bus Extension (WBE)プロトコル(WiGig Bus Extension Spec (WBE), Version 1.0 June 2011)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWiGig Secure Digital (SD) Extension (WSD)プロトコル(WiGig SD Extension (WSD) PAL Specification Draft 1.0 August 2012)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のBulk Only Transfer (BOT)プロトコル(Universal Serial Bus (USB) Mass Storage Class Bulk−Only Transport, Revision 1.0 September 31, 1999)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWireless Fidelity (WiFi) Alliance (WFA) Peer−to−Peer (P2P)仕様(WiFi P2P technical specification, version 1.3, 2012)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWiFi Serial Bus (WSB)仕様及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のIEEE 802.11標準(IEEE 802.11−2012, IEEE Standard for Information technology-Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks-Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, March 29, 2012; IEEE802.11 task group ac (TGac) ("IEEE802.11−09/0308rl2 −TGac Channel Model Addendum Document"); IEEE802.11 task group ad (TGad) (IEEE P802.11ad/D9.0 Draft Standard for Information Technology−Telecommunications and Information Exchange Between Systems−Local and Metropolitan Area Networks−Specific Requirements−Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications−Amendment 5: Enhancements for Very High Throughput in the 60GHz Band))及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のIEEE 802.16 standards (IEEE−Std 802.16, 2009 Edition, Air Interface or Fixed Broadband Wireless Access Systems; IEEE−Std 802.16e, 2005 Edition, Physical and Medium Access Control Layers for Combined Fixed and Mobile Operation in Licensed Bands; amendment to IEEE Std 802.16−2009, developed by Task Group m)及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、既存のWirelessHD(商標)仕様及び/又は将来バージョン及び/又はその派生物に従って動作する装置及び/又はネットワーク、上述のネットワークの一部であるユニット及び/又は装置、等と結合して使用されても良い。
幾つかの実施形態は、一方向及び/又は双方向無線通信システム、セルラ無線電話通信システム、携帯電話機、セルラ電話機、無線電話機、PCS(Personal Communication System)装置、無線通信装置を内蔵するPDA装置、モバイル又はポータブルGPS(Global Positioning System)装置、GPS受信機又は通信機又はチップを内蔵する装置、RFID要素又はチップを内蔵する装置、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信機又は装置、SIMO(Multiple Input Single Output)通信機又は装置、1又は複数の内蔵アンテナ及び/又は外付けアンテナを有する装置、DVB(Digital Video Broadcast)装置又はシステム、マルチ標準無線装置又はシステム、有線又は無線ハンドヘルド装置、例えばスマートフォン、WAP(Wireless Application Protocol)装置、等と連携して用いられても良い。
幾つかの実施形態は、無線通信信号及び/又はシステム、例えば無線周波数(Radio Frequency:RF)、赤外線(Infra Red:IR)、FDM(Frequency−Division Multiplexing)、OFDM(Orthogonal FDM)、TDM(Time−Division Multiplexing)、TDMA(Time−Division Multiple Access)、E−TDMA(Extended TDMA)、GPRS(General Packet Radio Service)、拡張GPRS、CDMA(Code−Division Multiple Access)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、CDMA2000、単一キャリアCDMA、マルチキャリアCDMA、MDM(Multi−Carrier Modulation)、DMT(Discrete Multi−Tone)、Bluetooth(登録商標)、GPS(Global Positioning System)、WiGig、Wi−Fi、インターネットプロトコル(IP)Wi−Max、ZigBee(登録商標)、UWB(Ultra−Wideband)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、2G、2.5G、3G、3.5G、4G、LTE(Long Term Evolution)、LTE advnced、第5世代(5G)モバイルネットワーク、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、等のうちの1又は複数の種類と連携して用いられても良い。他の実施形態は、種々の他の装置、システム、及び/又はネットワークで用いられても良い。
本願明細書で用いられる用語「無線装置」は、例えば、無線通信の可能な装置、無線通信の可能な通信装置、無線通信の可能な通信局、無線通信の可能なポータブル又は非ポ―タブル装置、等を有する。幾つかの例証的実施形態では、無線装置は、コンピュータに統合される周辺機器、又はコンピュータに取り付けられる周辺機器であっても良く或いはそれらを含んでも良い。幾つかの実施形態では、用語「無線装置」は、任意的に、無線サービスを含んでも良い。
通信信号に関して本願明細書で用いられる用語「通信する(communicating)」は、通信信号を送信すること及び/又は通信信号を受信することを含む。例えば、通信信号を通信できる通信ユニットは、通信信号を少なくとも1つの他の通信ユニットへ送信するために送信機を、及び/又は通信信号を少なくとも1つの他の通信ユニットから受信するために受信機を、有しても良い。
幾つかの実証的実施形態は、適切な限られた範囲の又は短距離無線通信ネットワーク、例えば無線エリアネットワーク、「ピコネット」、WPAN、WVAN、等と連携して用いられても良い。他の実施形態は、任意の他の適切な無線通信ネットワークと連携して用いられても良い。
幾つかの例証的実施形態は、60GHzの周波数帯で通信する無線通信ネットワークと連携して用いられても良い。しかしながら、他の実施形態は、任意の適切な無線通信周波数帯、例えば、EHF(Extremely High Frequency)帯(ミリ波(mmWave)周波数帯)、例えば、30GHz乃至300GHzの間の周波数帯の範囲内の周波数帯、WLAN周波数帯、WPAN周波数帯、WGA仕様に従う周波数帯、WiFi帯域、P2P帯域、等を利用して実施されても良い。
本願明細書で用いられる用語「アンテナ」は、1又は複数のアンテナ要素、コンポーネント、ユニット、アセンブリ、及び/又はアレイの任意の適切な構成、構造、及び/又は配置を含んでも良い。幾つかの実施形態では、アンテナは、別個の送信及び受信アンテナ要素を用いて送信及び受信機能を実施しても良い。幾つかの実施形態では、アンテナは、共通の及び/又は統合された送信及び受信要素を用いて送信及び受信機能を実施しても良い。アンテナは、例えば、位相配列アンテナ、単一要素アンテナ、及び/又はスイッチドビームアンテナのセット、等を有しても良い。
本願明細書で用いられる用語「局(STA)」は、無線媒体(WM)に対するMAC(medium access control)及びPHY(物理層)インタフェースの個々にアドレス可能なインスタンスである任意の論理エンティティを有しても良い。
本願明細書で用いられる用語「アクセスポイント(AP)」は、1つの局(STA)を有するエンティティを含んでも良く、WMを介して関連STAに配信サービスへのアクセスを提供する。
用語「ビーム形成」は、本願明細書で用いられるとき、意図された受信機における受信信号電力又は信号対雑音比(signal−to−noise ratio:SNR)を改善するために送信機及び/又は受信機において用いられ得る空間フィルタリングメカニズムに関連し得る。
本願明細書で用いられる用語「非アクセスポイント(非AP)局(STA)」は、APの中に含まれないSTAに関連し得る。
用語「DMG(directional multi−gigabit)」及び「DBand(directional band)」は、本願明細書で用いられるとき、チャネル開始周波数が40GHzより高い周波数帯に関連し得る。
用語「DMG STA」及び「mmWave STA(mSTA)」は、DMG帯の範囲内のチャネルで動作する無線送信機を有するSTAに関連し得る。
本願明細書で用いられる用語「ピアツーピア(PTP又はP2P)通信」は、装置対の間の無線リンク(「ピアツーピアリンク」)を介した装置間通信を表しても良い。P2P通信は、例えば、QoS基本サービスセット(basic service set:BSS)の範囲内の直接リンク、TDLS(tunneled direct−link setup)リンク、IBSS(independent basic service set)の中のSTA間通信、等を介した無線通信を含み得る。
無線P2P無線通信ネットワーク(「P2Pネットワーク」又は「P2Pグループ」)は、装置間通信をサポート可能な複数の無線通信装置を有し得る。
用語「プロトコル応用層(Protocol Adaptation Layer:PAL)」は、本願明細書で用いられるとき、通信リンクを介して少なくとも1つの所定のプロトコルのトラフィックを運ぶことができるように構成される抽象化層を有しても良い。所定のプロトコルは、例えば、特定の工業標準プロトコル、例えばUSB、DisplayPort、等を有しても良い。PALは、通信リンクの層より上であっても良い。例えば、PALは、データリンク層、例えばMAC層より上、及び/又はデータリンク層より上にあるトランスポート層、例えばTCP(Transmission Control Protocol)若しくはUDP(User Datagram Protocol)より上であっても良い。
一例では、データリンク層は、例えば、無線リンクのMAC層、例えばWiFi MAC層、WiGig MAC層、P2P MAC層、等を有しても良い。別の例では、PALは、IPネットワーク、例えば有線若しくは無線インターネットリンク及び/又はEthernet(登録商標)リンクを介してトラフィックを運ぶよう構成され得るトランスポート層、例えばTCP又はUDPより上であっても良い。
幾つかの例証的実施形態は、例えば後述するような無線通信リンク、例えばWiGigリンク若しくはWiFiリンクを介したPAL通信に関連して本願明細書に記載される。しかしながら、他の実施形態は、任意の他の有線又は無線通信リンク、例えばIPリンクを介したPALコネクションを有しても良い。
用語「PAL通信ユニット」は、本願明細書で用いられるとき、PAL通信ユニットと別のPAL通信ユニットとの間の通信リンク、例えばMAC層リンク若しくはトランスポート層リンクを介した、第1のアーキテクチャ要素、例えばPALホスト、例えばUSBホストと第2のアーキテクチャ要素、例えばPAL装置、例えばUSB装置との間のPALコネクションを管理するための通信要素を含み得る。例えば、第1のPAL通信ユニットは、通信リンクを介して第2のPAL通信ユニットとPALトラフィックを通信しても良い。PALトラフィックは、第1及び第2の装置、例えばホスト装置とUSB装置との間の、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット(「PALマネジャ」又は「PALコントローラ」とも称される)は、サービスセット、例えばWSS(WSE Service Set)又はMASS(Media Agnostic (MA) USB Service Set)の一部として機能し、それを有し、又はそれとして実装されても良い。例えば、PAL通信ユニットは、後述するように、MA−USB装置、WSE装置、MA−USBホスト、又はWSEホストの機能の少なくとも一部を実行しても良い。他の実施形態では、PAL通信ユニットは、任意の他のPAL装置、要素、及び/又はモジュールの機能を実行しても良い。
用語「MA−USB装置」及び「WSE装置」は、本願明細書で用いられるとき、例えば少なくとも1つの装置、例えばUSB装置を統合する及び/又はそれに関連し、並びにネットワークコネクションを介して統合装置を目標とする転送、例えばUSB転送を管理するMA−USB又はWSEアーキテクチャ要素を含み得る。一例では、統合装置は、例えば有線USB、例えばUSBケーブル、USBチップ間相互接続、及び/又は任意の他の技術を通じて接続されても良い。例えば、統合装置は、MA−USB装置又はWSE装置を通じて、USB仕様、例えばUSB2.0及び/又はUSB3.0仕様に従うUSB装置のようなホストに提示されても良い。
一例では、MA−USB装置は、任意で、MA−USB装置の機能を内蔵する及び/又は実行する任意のコンピューティングプラットフォーム、例えばポータブル装置、及び任意で、周辺装置の機能を実行するよう構成される1又は複数の追加要素、例えばドライバ及び/又はアプリケーションソフトウェアを有しても良い。他の実施形態では、MA−USB装置は、任意の他のポータブル又は非ポータブル装置を有しても良く及び/又はそれにより実装されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USB装置は、例えばUSB仕様に従ってUSB装置と通信するUSB装置ロジック、例えばPALを介した通信を制御するMA−USB装置PAL、及び例えば通信リンクを介して通信するネットワークインタフェースを有しても良い。例えば、MA−USB装置PALは、USB装置ロジックとネットワークインタフェースとの間をトランスペアレントに接続しても良い。他の実施形態では、MA−USB装置は、任意の他の要素を有しても良い。一例では、PAL通信ユニットは、少なくとも1つのMA−USB装置PALの機能を実行しても良い。
用語「MA−USBホスト」及び「WSEホスト」は、本願明細書で用いられるとき、通信アーキテクチャ、例えばWiGig又はWiFi MAC及びPHYを含むMA−USB PAL又はWSE PALのアーキテクチャ要素、及びUSB仕様、例えばUSB2.0及び/又はUSB3.0仕様により定められるUSBホストロジック、を含み得る。
一例では、MA−USBホスト又はWSEホストは、任意で、MA−USBホスト又はWSEホストの機能を内蔵する及び/又は実行する任意のコンピューティングプラットフォーム、例えばパーソナルコンピュータ、及び任意で、ホスト装置の機能を実行するよう構成される1又は複数の追加要素、例えばドライバ及び/又はアプリケーションソフトウェアを有しても良い。他の実施形態では、MA−USBホスト又はWSEホストは、任意の他のポータブル又は非ポータブル装置を有しても良く及び/又はそれにより実装されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USBホストは、例えばUSB仕様に従ってUSBホストと通信するUSBホストロジック、例えばPALを介した通信を制御するMA−USBホストPAL、及び例えば通信リンクを介して通信するネットワークインタフェースを有しても良い。例えば、MA−USBホストPALは、USBホストロジックとネットワークインタフェースとの間をトランスペアレントに接続しても良い。他の実施形態では、MA−USBホストは、任意の他の要素を有しても良い。一例では、PAL通信ユニットは、少なくとも1つのMA−USBホストPALの機能を実行しても良い。
エンドポイントは、例えば第1の装置に関連付けられるアーキテクチャ要素を有しても良い。アーキテクチャ要素は、通信リンクを介してエンドポイントと第2の装置との間を接続するよう構成される。例えば、エンドポイントは、第1の装置の一部として統合されても良く、又は1又は複数の他の装置及び/又はコネクションを介して第1の装置に接続されても良い。エンドポイントは、例えば任意の技術、例えばソフトウェア、ハードウェア、及び/又はそれらの任意の組み合わせを用いて実装されても良い。第1の装置は、1又は複数のエンドポイントと第2の装置を有しても良く、及び/又はそれらの間を接続しても良い。
一例では、第1の装置は、MA−USB装置を有しても良く、第2の装置は、MA−USBホストを有しても良い。例えば、エンドポイントは、MA−USB装置に統合され又は有線USBコネクションを通じてMA−USB装置に例えばMA−USB装置に統合されたハブを介して接続され得るUSB装置、例えばUSB装置に属しても良い。
本例によると、エンドポイントは、MA−USBホストにより一意に識別されても良い。例えば、MA−USB装置のMA−USB装置アドレスとエンドポイントに割り当てられたMA−USB EPハンドルとの組合せは、MA−USBサービスセットの中でUSB装置エンドポイントを一意に識別できる。
他の例では、第1及び第2の装置は、任意の他の、例えば非MA−USB、非WSE及び/又は非USB装置を有しても良く、エンドポイントは、任意の他の、例えば非USB、非MA−USB、及び/又は非WSE要素の機能を実行しても良い。
図1を参照すると、幾つかの例証的実施形態による、システム100のブロック図を概略的に示す。
図1に示すように、幾つかの例証的実施形態では、システム100は、コンテンツ、データ、情報及び/又は信号を通信媒体、例えば無線チャネル、IRチャネル、RFチャネル、WiFi(Wireless Fidelity)チャネル等を介して通信できる1又は複数の通信装置、例えば、装置102及び/又は104を含む通信ネットワークを有しても良い。システム100の1又は複数の要素は、任意的に、任意の適切な有線通信リンクを介して通信可能であっても良い。
幾つかの実施形態では、装置102及び/又は104は、例えば、PC、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、Ultrabook(登録商標)、サーバコンピュータ、メディアセンタ、モバイルインターネット装置、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、記憶装置、大容量記憶装置、USB大容量記憶装置(UMS)、ハードドライブ、光ドライブ、フラッシュメモリ素子、PDA装置、ハンドヘルドPDA装置、オンボード装置、オフボード装置、ハイブリッド装置(例えば、セルラフォン機能をPDA装置機能に結合する)、消費者装置、車載装置、非車載装置、モバイル又はポータブル装置、非モバイル又は非ポータブル装置、モバイル電話機、セルラ電話機、PCS装置、無線通信装置を内蔵するPDA装置、モバイル又はポータブルGPS装置、DVB装置、比較的小さなコンピューティング装置、非デスクトップコンピュータ、CSLL(Carry Small Live Large)装置、UMD(Ultra Mobile Device)、UMPC(Ultra Mobile PC)、MID(Mobile Internet Device)、「おりがみ」装置又はコンピューティング装置、DCC(Dynamically Composable Computing)をサポートする装置、コンテキスト認識型装置、ビデオ装置、オーディオ装置、A/V装置、STB(Set−Top−Box)、Blue−ray(登録商標)ディスクr(BD)レコーダ、DVD(Digital Video Disc)プレイヤ、HD(High Definition)DVDプレイヤ、DVDレコーダ、HD DVDレコーダ、PVR(Personal Video Recorder)、ブロードキャストHD受信機、ビデオソース、オーディオソース、ビデオシンク、オーディオシンク、ステレオチューナ、ブロードキャスト無線受信機、平面ディスプレイ、PMP(Personal Media Player)、DVC(digital video camera)、デジタルオーディオプレイヤ、スピーカ、オーディオ受信機、オーディオ増幅器、ゲーム装置、データソース、データシンク、DSC(Digital Still camera)、メディアプレイヤ、スマートフォン、テレビジョン、音楽プレイヤ、等を有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び/又は104は、後述するように、それぞれ通信装置102及び104の間の及び/又は1又は複数の他の装置との通信を実行するためにネットワークインタフェース110及び120を有しても良い。
装置102及び/又は104は、例えばプロセッサ191、入力ユニット192、出力ユニット193、メモリユニット194、及び記憶ユニット195のうちの1又は複数を有しても良い。装置102及び/又は104は、任意的に、他の適切なハードウェアコンポーネント及び/又はソフトウェアコンポーネントを有しても良い。幾つかの例証的実施形態では、装置102及び/又は104のうちの1又は複数の一部又は全部のコンポーネントは、共通の筐体又はパッケージに封入されても良く、1又は複数の有線又は無線リンクを用いて相互接続され又は動作可能に関連付けられても良い。他の実施形態では、装置102及び/又は104のうちの1又は複数のコンポーネントは、複数の又は別個の装置の間に分散されても良い。
プロセッサ191は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、1又は複数のプロセッサコア、単一コアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサ又はコントローラ、チップ、マイクロチップ、1又は複数の回路、回路、論理ユニット、集積回路(IC)、ASIC(Application−Specific IC)、又は任意の他の適切な多目的若しくは専用プロセッサ若しくはコントローラを含む。プロセッサ191は、例えば、通信装置102及び/又は104のオペレーティングシステム(OS)の及び/又は1又は複数の適切なアプリケーションの命令を実行する。
入力ユニット192は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、スタイラス、マイクロフォン、又は他の適切な指示装置又は入力装置を有する。出力ユニット193は、例えば、モニタ、スクリーン、タッチスクリーン、平面ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイユニット、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイユニット、プラズマディスプレイユニット、1又は複数のオーディオスピーカ又はイヤフォン、又は他の適切な出力装置を含む。
メモリユニット194は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、短期間メモリユニット、長期間メモリユニット、又は他の適切なメモリユニットを含む。記憶ユニット195は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD(Compact Disk)ドライブ、DC−ROMドライブ、DVDドライブ、又は他の適切な取り外し可能若しくは取り外し不可能記憶ユニットを含む。メモリユニット194及び/又は記憶ユニット195は、例えば、通信装置102及び/又は104により処理されるデータを格納しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、ネットワークインタフェース110及び/又は120は、無線通信媒体を介して通信する例えば無線機111及び121を含む無線通信ユニットを有しても良い。例えば、無線機111及び/又は121は、それぞれ、1又は複数のアンテナ107を有しても良く、又はそれに関連付けられても良い。アンテナ107及び/又は108は、無線通信信号、ブロック、フレーム、送信ストリーム、パケット、メッセージ及び/又はデータを送信する及び/又は受信するのに適する任意の種類のアンテナを含んでも良い。例えば、アンテナ107及び/又は108は、1又は複数のアンテナ要素、コンポーネント、ユニット、アセンブリ、及び/又はアレイの任意の適切な構成、構造、及び/又は配置を有しても良い。例えば、アンテナ107及び/又は108は、例えばビーム形成技術を用いて、指向性通信に適するアンテナを有しても良い。例えば、アンテナ107及び/又は108は、位相アレイアンテナ、単一要素アンテナ、及び/又はスイッチドビームアンテナのセット、等を有しても良い。幾つかの実施形態では、アンテナ107及び/又は108は、別個の送信及び受信アンテナ要素を用いて送信及び受信機能を実施しても良い。幾つかの実施形態では、アンテナ107及び/又は108は、共通の及び/又は統合された送信/受信要素を用いて送信及び受信機能を実施しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、無線機111及び/又は121は、例えば無線通信信号、RF信号、フレーム、ブロック、送信ストリーム、パケット、メッセージ、データアイテム、及び/又はデータを送信できる1又は複数の無線送信機、受信機及び/又は通信機を有しても良い。例えば、無線機111及び/又は121は、NIC(Network Interface Card)を有しても良く、又はその部分として実装されても良い、等である。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び104は、通信リンク103を確立しても良い。リンク103は、データリンク層、例えばMAC層、LLC(logical link control)及び/又はトランスポート層を介して通信するために構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、リンク103は、アップリンク及び/又はダウンリンクを有しても良い。例えば、アップリンクは、装置104から装置102へデータを通信するリンクを有しても良い。及び/又はダウンリンクは、装置102から装置104へデータを通信するリンクを有しても良い。
一例では、ダウンリンクは、例えば、APから1又は複数の非AP局(STA)への一方向リンク、又は非AP宛先STAから非AP送信元STAへの一方向リンクを有しても良い。アップリンクは、例えば、非AT STAからAPへの一方向リンク、又は非AP送信元STAから非AP宛先STAへの一方向リンクを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態は、例えば後述するように、リンク103は、通信リンク、例えばWiGigリンク、WiFiリンク若しくはWALNリンクを有しても良い。
他の実施形態では、リンク103は、任意の他の無線又は有線リンク、例えばIPリンクを有しても良い。上述の実施形態によると、ネットワークインタフェース110及び/又は120は、通信ネットワークを介して通信する任意の適切な通信ユニット、例えば有線又は無線通信ユニットを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び104は、無線通信ネットワークを形成しても良く、又はその一部であっても良い。無線通信ネットワークは、例えばP2Pネットワーク又は任意の他のネットワークを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び/又は104は、DMG局(「DMG STA」)の機能を実行しても良い。例えば、通信装置102及び/又は104は、DMG帯を介して通信するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102はモバイル装置を有しても良く、装置104は装置102を例えば1又は複数のUSB装置を含む1又は複数の他の装置(「周辺機器」)、例えば周辺装置162、164、166及び/又は168に接続するドッキング装置、及び/又は任意の他の装置を有しても良い。
例えば、装置102は、モバイル若しくはポータブル装置、例えばモバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、Ultrabook(登録商標)、スマートフォン、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、PDA装置、ハンドヘルドPDA装置、オンボード装置、オフロード装置、ハイブリッド装置、例えばセルラフォン機能をPDA装置機能と結合したもの、消費者装置、車載装置、非車載装置、セルラ電話機、PCS装置、無線通信装置を内蔵するPDA装置、モバイル若しくはポータブルGPS装置、比較的小型なコンピューティング装置、非デスクトップコンピュータ、CSLL装置、UMD、UMPC、MID、「折り紙」装置又はコンピューティング装置、DCCをサポートする装置、コンテキスト認識装置、ビデオ装置、オーディオ装置、A/V装置、データソース、デジタルスチルカメラ(DSC)、メディアプレイヤ、等を有しても良く、又はその一部として含まれても良い。
一例では、装置104は、装置102と装置162、164、166、及び/又は168との間を1又は複数のインタフェース139、例えばシリアルインタフェース、例えばUSBインタフェース及び/又は任意の他のインタフェースを介して接続するよう構成されるドッキング装置を有しても良い。装置162、164、166、及び/又は168は、例えば、大容量記憶装置、例えばUSB大容量記憶装置(UMS)、ハードドライブ、光ドライブ、フラッシュメモリ素子、等を有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置104は、装置162、164、166、及び/又は168に、1又は複数のデータ転送レートをサポートする1又は複数のUSBインタフェース139を介して接続されても良い。例えば、装置104は、装置162、164、166、及び/又は168のうちの1又は複数に、第1のデータ転送レートをサポートする第1のUSBインタフェース139、例えば12メガビット毎秒(Mbps)のデータ転送レートをサポートするUSB1.1インタフェースを介して接続されても良い。装置104は、装置162、164、166、及び/又は168のうちの1又は複数に、第2のデータ転送レートをサポートする第2のUSBインタフェース139、例えば480MbpsのデータレートをサポートするUSB2を介して接続されても良い。及び/又は、装置104は、装置162、164、166、及び/又は168のうちの1又は複数に、第3のデータ転送レートをサポートする第3のUSBインタフェース139、例えば最大4.8ギガビット毎秒(Gbps)のデータ転送レートをサポートするUSB3を介して接続されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置104は、装置104と装置162、164、166、及び/又は168のうち1又は複数との間を接続するハブ132、例えばUSBハブを有しても良い。追加又は代替で、装置104は、装置162、164、166、及び/又は168のうちの1又は複数に、例えば1又は複数のUSBハブ142を有しても良い任意のUSBツリーを介して接続されても良い。例えば、装置102は、1又は複数のUSBポートを有しても良く、又はそれに接続されても良い。各USBポートは、USB装置に接続されても良く、USBハブ132及び/又はUSBハブ142を介して幾つかのポートに拡張されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置162、164、166及び/又は168は、1又は複数のエンドポイント(EP)の機能を実行しても良い。例えば、USB装置は、1つのEP又は1より多いEPの機能を実行しても良い。一例では、装置162はEP134の機能を実行しても良く、装置164はEP135及びEP136の機能を実行しても良く、装置166はEP138の機能を実行しても良く、及び/又は装置168はEP138の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102は、PAL通信ユニット130を有しても良く、装置104は、PAL通信ユニット131を有しても良い。PAL通信ユニット103及び131は、リンク103を介した装置102と104との間のPALコネクションを管理するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び104は、WiGigプロトコル、WiFiプロトコル、WLANプロトコル又は任意の他の有線若しくは無線プロトコルに従って、リンク103を介して通信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102及び104は、様々な専用サービスの通信のために構成されても良い。例えば、WiGig技術は、オーディオ−ビジュアル(A/V)及び入出力(I/O)のような複数の専用サービスを伝達するために設計される。
幾つかの例証的実施形態は、USBデータを含むデータストリームを、MA−USB又はWSEプロトコルに従って無線通信リンクを介して通信することを参照して本願明細書に記載される。しかしながら、他の実施形態は、任意の他の適切なデータを任意の他の通信リンクを介して、任意の他の通信プロトコルに従って、及び/又は任意の他のレイヤ若しくはPALを介して通信することに関して実施されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置102は、USBホストの機能を実行しても良く、装置104は、USB装置の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、MA−USBホストの機能を実行しても良く、PAL通信ユニット131は、MA−USB装置又はWSE装置の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、WSB(Wi−Fi Serial Bus)ホストの機能を実行しても良く、PAL通信ユニット131は、WSB装置の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、メディア非依存(media−agnostic)ホストの機能を実行しても良く、PAL通信ユニット131は、メディア非依存装置の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130及び131は、通信リンク103を介してPALを通信しても良い。PALトラフィックは、例えば装置102と104との間のPALを介した、PALコネクションのPALトラフィックを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130及び131は、リンク103によりPALを介してUSBトラフィックを通信しても良い。USBトラフィックは、EP134、135、136、138及び/又は140により通信され得る例えば非周期的(non−periodic:NP)トラフィック、例えばバルク及び/又は制御トラフィック、及び/又は周期的トラフィック、例えば等時性及び/又は割り込みトラフィックを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USBトラフィックは、EP、EP134、135、136、138及び/又は140から、装置104を介して、装置102へ配信されるトラフィック(「USB IN」)、及び/又は装置102から、装置104を介して、EP、EP134、135、136、138及び/又は140へ配信されるトラフィック(「USB OUT」)を有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB PALは、USBケーブル以外の媒体、例えば無線リンク、例えばWiFi若しくはWiGigリンク、又は有線リンク、例えばEthernetを介して、USBデータの転送を可能にしても良い。USB PALは、ネットワークインタフェース110及び120と直接接続して、例えばOSI(Open Systems Interconnection)モデルの中のネットワーク層を置き換えても良く、又はIPアプリケーションであってIP(例えばTCP/IP又はUDP/IP)スタックとインタフェースしても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130及びPAL通信ユニット131は、装置102と104との間のPALのメディア非依存接続を可能にするよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、後述するように、PAL通信ユニット130及びPAL通信ユニット131は、無線通信リンク、例えばWiGigリンク又はWiFiを介する装置102と104との間のPALの接続を可能にするよう構成されても良い。しかしながら、他の実施形態では、PAL通信ユニット130及びPAL通信ユニット131は、任意の他の媒体、例えばWLANリンク、IPリンク、例えばインターネット、Ethernetを介して、有線若しくは無線、メディア非依存リンク、等を介する装置102と104との間のPALの接続を可能にするよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130及びPAL通信ユニット131は、例えばリンク103を介して、ホストロジック、例えばホストプラットフォームにあるドライバ、例えば装置102の装置インタフェースと、装置104の少なくとも1つの周辺機器コントローラ141との間を接続するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、少なくとも1つの周辺機器コントローラ141は、例えば周辺機器コントローラ141に接続される1又は複数の周辺装置、例えば周辺装置162、164、166及び/又は168を制御するために実装され得るコントローラを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB PALは、USB物理ケーブルを置換しても良い。
例えば、PAL通信ユニット130及び131は、例えばリンク103を介して、USBホストロジック、例えばホストプラットフォームにあるUSBドライバ、例えば装置102のUSB装置インタフェース(USBDI)137と、装置104の少なくとも1つの周辺機器コントローラ141、例えばUSBコントローラ(「USBホストコントローラ」)との間を接続するよう構成されても良い。
例えば、周辺機器コントローラ141は、例えばUSBコントローラ141に接続される1又は複数のUSB装置、例えばUSB装置162、164、166及び/又は168を制御するために実装され得るUSBコントローラを有しても良い。USBコントローラ141は、ソフトウェア、ハードウェア及び/又はそれらの任意の組み合わせにより実装されてもよい。一例では、USBコントローラ141は、例えばUSB3.0仕様に従って、例えばxHCI(extensible Host ControllerI nterface)の機能を実行しても良い。
本例によると、PAL通信ユニット130、ネットワークインタフェース110、ネットワークインタフェース120、及びPAL通信ユニット131の組合せは、ホスト装置、例えば装置102と、例えば装置103に含まれる若しくはそれに接続される周辺装置、例えばUSB装置との間を接続するUSB物理ケーブルを置換し及び/又はエミュレートするよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130及び/又はPAL通信ユニット131は、例えば装置102と104との間を接続するUSBケーブルを置換するよう構成され得る例えばメディア非依存USB(MA−USB)においてバス固有機能、例えばリセット機能を可能にするよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、メディア非依存USBでは、例えば装置102のUSBホストロジックとUSBホストロジックの制御下にある全てのUSB装置、例えば装置162、164、166及び/又は168との間のUSB固有セッションに加えて、PAL通信ユニット130とPAL通信ユニット131との間にPALセッション、例えば無線セッションが存在しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、MA−USB装置とMA−USBホストとの間のセッション(「MA−USBセッション」又は「WSEセッション」)中に、PAL通信ユニット131と通信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、例えばPALメッセージの作成を含むメディア非依存USBに固有のホスト機能を実行しても良く、下位層、例えばトランスポート層、データリンク層及び/又はMAC層とインタフェースする。PAL通信ユニット131は、PAL通信ユニット130の相手方であっても良く、例えばPAL通信ユニット131の「裏で作動」し得る例えばUSB装置との相互作用を管理しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USBホスト、例えば装置102は、周辺装置、例えば周辺装置162、164、166及び/又は168のUSB装置(「リセットされるUSB装置」)に、デフォルト状態に遷移するよう要求し及び/又はそうさせても良い。USB装置をデフォルト状態に遷移させる動作は、USB装置を「リセットする」と表されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、リセットされるUSB装置が接続されるコントローラ141は、例えばリセットされるUSB装置に関連する1又は複数の状態にUSB装置をリセットするのに応答して、1又は複数の動作を実行しても良い。例えば、コントローラ141は、例えばコントローラ141がxHCIの機能を実行する場合、リセットされるUSB装置が接続されるポートをリセットしても良い。
幾つかの例証的実施形態では、後述するように、PAL通信ユニット130及びPAL通信ユニット131は、USB装置がリセットされ、その結果、要求される動作を要しないことをPAL131が理解するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB装置をリセットする制御転送、例えばUSB制御転送は、PAL通信ユニット130と131との間で通信されるデータPALメッセージ、例えばUSBPALメッセージのペイロードとして、USBDI137とUSB装置との間で、転送されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130とPAL通信ユニット131との間でデータパケットとしてトンネルされる例えば制御転送、例えばUSB制御転送を調べることによりUSB装置リセットに関して学習するよう、PAL通信ユニット131を構成することは効率的ではない場合がある。
例えばUSB装置をリセットするコマンドを見付けるために例えばUSB制御転送を調べることは、例えば大きなオーバヘッドを生じ、待ち時間を増大し、及び/又は装置PAL131の複雑さを増大してしまう。
幾つかの例証的実施形態では、後述するように、PAL通信ユニット130は、PAL通信ユニット131に、周辺装置、例えば装置162、164、166及び/又は168のうちの1つの装置の遷移を指示するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、装置104に関連するUSB装置、例えばコントローラ141により制御されるUSB装置のデフォルト状態への遷移を示すメッセージ(「リセットメッセージ」)を、PAL通信ユニット131に明示的に通信するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB装置のデフォルト状態への遷移の指示をPAL通信ユニット131に明示的に通信することは、例えば、PAL通信ユニット131がUSB装置のリセットに関して学習するための処理に関連する複雑さを低減できる。
幾つかの例証的実施形態では、リセットメッセージに基づき、PAL通信ユニット131は、USB装置がリセットされていることを学習しても良く、USB装置を担当しているホストコントローラ141にポートリセットを発行させ及び/又はUSBホストコントローラ141によるUSB装置リセットプロセスを完了するために必要な他の動作を行わせても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、PAL通信ユニット131に、周辺装置、例えば装置162、164、166及び/又は168のうちの1つの装置のデフォルト状態への遷移を指示する装置リセット要求を送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、後述するように、PAL通信ユニット130は、周辺装置のデフォルト状態への遷移に続いて、装置リセット要求を送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、通信リンク103を介したPALデータメッセージの通信に続いて、装置リセット要求を送信しても良い。例えば、PALメッセージは、周辺装置をデフォルト状態に遷移させる要求コマンド、例えばUSBコマンドを有するペイロードを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PALメッセージは、デフォルト状態に遷移させられる周辺装置を識別する制御転送要求を有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、通信リンク103を介した制御転送応答の通信に続いて、装置リセット要求を送信しても良い。例えば、後述するように、制御転送応答は、制御転送要求に応答して通信されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、例えば後述するように、周辺装置は、USB装置を有しても良い。上述の実施形態によると、PAL通信ユニット130は、USB装置リセット要求パケットを、PAL通信ユニット131へ送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置リセット要求は、デフォルト状態に遷移させられる周辺装置の識別子を有しても良い。
一例では、USB装置リセット要求パケットは、USB装置リセット要求パケットが向けられているUSB装置のハンドルを有する装置ハンドルフィールドを有しても良い。
例えば、PAL通信ユニット130は、例えばPAL通信ユニット131に周辺装置162がデフォルト状態に遷移させられることを示す、周辺装置162のハンドルを有するUSB装置リセット要求パケットを、PAL通信ユニット131に送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット131は、例えば装置リセット要求に基づき、周辺装置のデフォルト状態への遷移について、周辺装置のコントローラ141に通知しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、コントローラ141は、PAL通信ユニット131からの指示に基づき、1又は複数のリセット動作を実行しても良い。例えば、コントローラ141は、例えばコントローラ141がxHCIの機能、及び/又は任意の他の動作及び/又はコマンドを実行する場合、USBリセット装置コマンドを起動しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット131は、装置リセット要求に応答して、通信リンク103を介して、PAL通信ユニット130に装置リセット応答を送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、例えば後述するように、装置リセット応答は、装置リセット要求の処理が成功したか否かを示しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、例えば後述するように、周辺装置は、USB装置を有しても良い。上述の実施形態によると、PAL通信ユニット131は、例えばUSB装置リセット要求パケットに応答して、USB装置リセット応答パケットを、PAL通信ユニット131へ送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置リセット応答は、デフォルト状態に遷移させられる周辺装置の識別子を有しても良い。
一例では、USB装置リセット応答パケットは、USB装置リセット応答パケットが対応するUSB装置のハンドルを有する装置ハンドルフィールドを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置リセット応答は、装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す状態コードを有しても良い。
例えば、PAL通信ユニット131は、周辺装置162のハンドルと装置リセット要求の処理が成功したことをPAL通信ユニット130に示す第1の所定値、又はPAL通信ユニット130に装置リセット要求の処理が成功しなかったことを示す第2の所定値を有する状態コードフィールドと、を含むUSB装置リセット応答パケットを、PAL通信ユニット130に送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、装置リセット要求及び/又は装置リセット応答は、管理パケットとして通信されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、周辺装置のデフォルト状態への遷移は、周辺装置の更新された識別子をもたらしても良い。
例えば、USB装置のデフォルト状態への遷移は、例えばゼロにリセットされているUSB装置のUSB装置アドレスを生じても良い。
幾つかの例証的実施形態では、周辺装置に関連付けられるEPのEPハンドルは、周辺装置のアドレスに基づき決定されても良い。例えば<EP134のEPハンドルは、装置162のアドレスに基づいても良い。
したがって、リセット周辺装置に関連付けられるEPのEPハンドルは、周辺装置のデフォルト状態への遷移の結果として、変更されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、例えば後述するように、PAL通信ユニット131は、PAL通信ユニット130に、変更されたEPハンドルについて通知するよう構成されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、例えばPAL通信ユニット131からの情報に基づき、周辺装置の更新された識別子を明示的に決定することが可能であっても良い。
他の例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、例えばPAL通信ユニット131からの情報を受信しなくても、周辺装置の更新された識別子を暗黙的に決定することが可能であっても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット130は、装置リセット応答の通信に続いて、PAL通信ユニット131にハンドル要求メッセージを送信しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット131は、例えばリセットされるUSB装置の更新されたUSB装置のアドレスに基づき、更新されたEPハンドルを決定しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、PAL通信ユニット131は、例えばハンドル要求メッセージに応答して、更新されたEPハンドルを含むハンドル応答メッセージを、PAL通信ユニット130に送信しても良い。
一例では、ハンドル要求メッセージは「EP0変更要求パケット(Modify EP0 request packet)」を有しても良く、及び/又はハンドル応答メッセージは、リセットされるUSB装置のEPの変更された「EP0ハンドル」を含む「EP0変更応答パケット(Modify EP0 Response packet)」を有しても良い。
図2を参照すると、幾つかの例証的実施形態に従って、MA−USBホスト202、MA−USB装置204、及びUSB装置206の間の通信シーケンスを概略的に示す。例えば、PAL通信ユニット130(図1)は、MA−USBホスト202の機能を実行しても良い。PAL通信ユニット131(図1)は、MA−USB装置204の機能を実行しても良い。及び/又は、装置162、164、166及び/又は168(図1)は、USB装置206の機能を実行しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB装置206の取り外しは、例えばUSBDI210に関連付けられるUSBホストシステムソフトウェアにより開始されても良い。
例えば、USBホストシステムソフトウェアは、MA−USBホスト202に、USB装置206をリセットするために要求212、例えばUSBポートリセット要求を含む制御USB要求ブロック(URB)を提供しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USBホスト202は、例えばUSB要求212を受信するのに応答して、第1のPALデータパケットをMA−USB装置204に送信しても良い。第1のPALデータパケットは、USB装置206がデフォルト状態に遷移すべきであることを示すUSB制御転送要求214を含むペイロードを有しても良い。USBバスリセット動作215は、USB制御転送要求214に基づきUSB装置206により開始されても良い。USB装置206はデフォルト状態に遷移しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USB装置204は、例えばUSB装置206がデフォルト状態に遷移するのに続いて、第2のPALデータパケットをMA−USB装置202に送信しても良い。第2のPALデータパケットは、USB装置206がデフォルト状態に遷移したことを示すUSB装置206からのUSB制御転送応答216を含むペイロードを有しても良い。
上述のように、例えばUSB制御転送要求214は第1のPALデータパケットのペイロードとしてトンネルされ得る、及び/又はUSB制御転送応答216は第2のPALデータパケットのペイロードとしてトンネルされ得るので、第1及び第2のPALデータパケットは、MA−USB装置204に、USB装置206のデフォルト状態への遷移を明示的及び/又は直接的に示さない。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USBホスト202は、例えばUSB装置216がデフォルト状態に遷移するのに続いて、例えばUSB制御転送応答216の通信の後に、USB装置リセット要求(「USBDevResetReq」)パケット218をMA−USB装置204へ送信しても良い。例えば上述のように、USB装置リセット要求パケット218は、例えばUSB装置206の識別子、例えばハンドルを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、例えば上述のように、USB装置は、MA−USB装置204により実装される物理USBコントローラ205に接続されても良い。上述の実施形態によると、MA−USB装置204は、USB装置リセット要求パケット218を用いて、USBコントローラ205に、USB装置206のデフォルト状態への遷移を通知しても良い。例えばUSBコントローラ205がxHCIの機能を実行する場合、USB装置リセット要求パケット218は、例えばUSBリセット装置コマンドを起動するようUSBコントローラ205をトリガするために、1又は複数の適切な動作をトリガしても良い。
他の実施形態では、MA−USB装置204は、物理USBコントローラを実装しなくても良い。上述の実施形態によると、USBDevResetReqパケット218は、例えばUSB装置206に関する、MA−USB装置204による他の動作を生じても良く又はいかなる追加動作も生じなくても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USB装置204は、例えばUSB装置リセット要求パケット218に応答して、USB装置リセット応答パケット(「USBDEVResetResp」)220をMA−USBホスト202に送信しても良い。上述のように、USB装置リセット応答パケット220は、例えばUSB装置206の識別子、例えばハンドルを有しても良い。例えば上述のように、USB装置リセット応答パケット220は、例えばUSBリセット要求の処理が成功したか否かの指示も有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、USB装置206がデフォルト状態に遷移されるとき、USB装置206のUSB装置アドレスは、変更され、例えばゼロに設定されても良い。したがって、例えばUSB装置206のEP0ハンドルがUSB装置206のUSB装置アドレスに基づき得るので、USB装置206のハンドル、例えばEP0ハンドルは変更されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USBホスト202は、装置リセット応答パケット220の通信に続いて、USB装置206の更新されたEP0ハンドルを受信するために、MA−USB装置204に要求222を送信しても良い。例えば、要求222は、EP0変更要求パケットの形式で通信されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、MA−USB装置204は、例えば要求222に応答して、USB装置206の変更されたハンドルを含む応答パケット224をMA−USBホストに送信しても良い。例えば、応答パケット224は、USB装置206の変更されたEP0ハンドルを含むEP0変更応答パケットを有しても良い。
図3を参照すると、幾つかの例証的実施形態による、装置をデフォルト状態に遷移する方法が概略的に示される。幾つかの例証的実施形態では、図3の方法の動作のうちの1又は複数は、システム、例えばシステム100(図1)、装置、例えば装置102(図1)及び/又は装置104(図1)、PAL通信ユニット、例えばPAL通信ユニット130(図1)及び/又はPAL通信ユニット131(図1)、MA−USBホスト、例えばMA−USBホスト202(図2)、及び/又はMA−USB装置、例えばMA−USB装置204(図2)、により実行されても良い。
ブロック302に示すように、方法は、第1のPAL通信ユニットと第2のPAL通信ユニットとの間で通信リンクを介してPALトラフィックを通信するステップを有しても良い。PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを含む。上述のように、例えば、PAL通信ユニット130及び131(図1)は、通信リンク103を介したPALトラフィックを通信しても良い。
ブロック304に示すように、方法は、第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、通信リンクを介して、装置リセット要求を通信するステップを有しても良い。装置リセット要求は、周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示しても良い。上述のように、例えば、PAL通信ユニット130(図1)は、リンク103を介して、PAL通信ユニット131(図1)に装置リセット要求を送信しても良い。
ブロック306に示すように、方法は、第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、通信リンクを介して、装置リセット応答を通信するステップを有しても良い。例えば、装置リセット応答は、装置リセット要求に応答して通信されても良い。装置リセット応答は、装置リセット要求の処理が成功したか否かを示しても良い。上述のように、例えば、PAL通信ユニット131(図1)は、リンク103(図1)を介して、PAL通信ユニット130(図1)に装置リセット応答を送信しても良い。
ブロック303に示すように、幾つかの例証的実施形態では、後述するように、方法は、周辺装置のデフォルト状態への遷移に続いて、装置リセット要求を通信するステップを有しても良い。
ブロック308に示すように、方法は、通信リンクを介してPALデータメッセージを通信するステップを有しても良い。PALデータメッセージは、周辺装置をデフォルト状態に遷移させる要求を有する。例えば上述のように、例えば、MA−USBホスト202(図2)は、MA−USB装置204(図2)に、USB装置206(図2)を識別する制御転送要求214(図2)を送信しても良い。
ブロック310に示すように、方法は、例えばPALデータメッセージに基づき、周辺装置をデフォルト状態に遷移させるステップを有しても良い。例えば上述のように、例えば、USB装置206(図2)は、USB装置206(図2)を識別する制御転送要求214(図2)に基づきデフォルト状態に遷移しても良い。
ブロック312に示すように、方法は、例えばPALデータメッセージの要求に応答して、通信リンクを介して、応答を含むPALデータメッセージを通信するステップを有しても良い。例えば上述のように、例えば、MA−USB装置204(図2)は、MA−USBホスト202(図2)に、制御転送応答216(図2)を送信しても良い。
図3に示すように、幾つかの例証的実施形態では、方法は、制御要求及び制御応答を含むPALデータメッセージの通信の後に、装置リセット要求を通信するステップを有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、方法は、周辺装置のデフォルト状態への遷移について、周辺装置の装置コントローラに通知するステップを有しても良い。例えば上述のように、例えば、MA−USB装置204(図2)は、MA−USB装置206(図2)のデフォルト状態への遷移をUSBコントローラ205(図2)に通知しても良い。
ブロック314に示すように、方法は、例えば周辺装置のデフォルト状態への遷移の後に、周辺装置の更新された識別子を決定するステップを有しても良い。例えば上述のように、例えばMA−USBホスト202(図2)は、USB装置206(図1)の変更されたEP0ハンドルを決定しても良い。
ブロック316に示すように、方法は、第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、周辺装置の更新された識別子を含むメッセージを通信するステップを有しても良い。例えば上述のように、例えば、MA−USB装置204(図2)は、例えば要求222(図2)に応答して、MA−USBホスト202(図2)に、応答224(図2)を送信しても良い。
図4を参照すると、幾つかの例証的実施形態による、製品400を概略的に示す。製品400は、ロジック404を格納するために非一時的機械可読記憶媒体402を有しても良い。ロジック404は、例えば、装置102(図1)、装置104(図1)、PAL通信ユニット130(図1)、PAL通信ユニット131(図1)、MA−USBホスト202(図2)、及び/又はMA−USB装置204(図2)の機能の少なくとも一部を実行するために、図2のシーケンスの動作のうちの1又は複数を実行するために、及び/又は図3の方法の1又は複数の動作を実行するために用いられても良い。用語「非一時的機械可読媒体」は、全てのコンピュータ可読媒体を含むことを意図し、唯一の例外は一時的な伝搬信号である。
幾つかの例証的実施形態では、製品400及び/又は機械可読記憶媒体402は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、取り外し可能若しくは取り外し不可能なメモリ、消去可能若しくは消去不可能なメモリ、書き換え可能若しくは書き換え不可能なメモリ等を含む、データを格納可能な1又は複数種類のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。例えば、機械可読記憶媒体402は、RAM、DRAM、DDR−DRAM(Double−Data−Rate DRAM)、SDRAM、SRAM(static RAM)、ROM、PROM(programmable ROM)、EPROM(erasable programmable ROM)、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disk ROM)、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewriteable)、フラッシュメモリ(例えば、NOR又はNANDフラッシュメモリ)、CAM(content addressable memory)、ポリマメモリ、相変化メモリ、強誘電メモリ、SONOS(silicon−oxide−nitride−oxide−silicon)メモリ、ディスク、フロッピーディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光学カード、テープ、カセット、等を有しても良い。コンピュータ可読記憶媒体は、搬送波若しくは通信リンク、例えばモデム、無線若しくはネットワーク接続を通る他の伝搬媒体に具現化されたデータ信号により伝達されるコンピュータプログラムをリモートコンピュータから要求元コンピュータにダウンロードし又は転送することに関与する任意の適切な媒体を有しても良い。
幾つかの例証的実施形態では、ロジック404は、機械により実行された場合、該機械に本願明細書に記載の方法、処理、及び/又は動作を実行させ得る命令、データ、及び/又はコードを有しても良い。機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティング装置、処理装置、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ、等を有しても良く、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、等の任意の適切な組合せを用いて実施されても良い。
幾つかの例証的実施形態では、ロジック404は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、記号、等を有しても良く、それらとして実施されても良い。命令は、ソースコード、コンパイル済みコード、インタープリット済みコード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコード、等のような任意の適切な種類のコードを有しても良い。命令は、プロセッサに特定の機能を実行するよう指示する、所定のコンピュータ言語、方法又はシンタックスに従って実装されても良い。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブラ言語、機械コード、等のような任意の適切な高レベル、低レベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル済み及び/又はインタープリット済みプログラミング言語を用いて実装されても良い。
<実施例>
以下の例は、更なる実施形態に関連する。
例1は、装置であって、第1のPAL(Protocol Adaptation Layer)通信ユニットであって、通信リンクを介して第2のPAL通信ユニットとPALトラフィックを通信し、前記PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有し、前記PALは、前記通信リンクの層より上位にある、第1のPAL通信ユニット、を有し、前記第1のPAL通信ユニットは、前記通信リンクを介して前記第2のPAL通信ユニットと装置リセット要求及び装置リセット応答を通信し、前記装置リセット要求は周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示し、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求に応答して、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す、装置を有する。
例2は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の後に、前記装置リセット要求を通信する、例1に記載の装置を有する。
例3は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記通信リンクを介したPALデータメッセージの通信の後に、前記装置リセット要求を通信し、前記PALデータメッセージは、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の要求を含む、例1又は2に記載の装置を有する。
例4は、任意で、前記PALデータメッセージが、前記周辺装置を識別する制御転送要求を有する、例3に記載の装置を有する。
例5は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記通信リンクを介した制御転送応答の通信の後に、前記装置リセット要求を通信し、前記制御転送応答は前記制御転送要求に応答する、例4に記載の装置を有する。
例6は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットは、前記装置リセット要求を送信し、及び前記装置リセット応答を受信する、例1乃至5のいずれか一項に記載の装置。
例7は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記第1のPAL通信ユニットは、前記周辺装置の前記更新された識別子を決定する、例6に記載の装置を有する。
例8は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPALホストを有する、例6又は7に記載の装置を有する。
例9は、任意で、前記PALホストは、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)ホスト、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)ホスト、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)ホストを有する、例8に記載の装置を有する。
例10は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットは、前記装置リセット要求を受信し、及び前記装置リセット応答を送信する、例1乃至5のいずれか一項に記載の装置を有する。
例11は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移について、前記周辺装置の装置コントローラに通知する、例10に記載の装置を有する。
例12は、任意で、前記周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有し、前記装置コントローラはUSBコントローラを有する、例11に記載の装置を有する。
例13は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPAL装置を有する、例10乃至12のいずれか一項に記載の装置を有する。
例14は、任意で、前記PAL装置は、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)装置、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)装置、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)装置を有する、例13に記載の装置を有する。
例15は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記第1のPAL通信ユニットは、前記周辺装置の前記更新された識別子を有するメッセージを前記第2のPAL通信ユニットと通信する、例1乃至14のいずれか一項に記載の装置を有する。
例16は、任意で、前記更新された識別子は、更新されたハンドルを有し、前記第1のPAL通信ユニットは、前記第2のPAL通信ユニットとハンドル要求メッセージを通信し、その後に前記更新されたハンドルを有するハンドル応答メッセージが続く、例15に記載の装置を有する。
例17は、任意で、前記第1の周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有する、例1乃至16のいずれか一項に記載の装置を有する。
例18は、任意で、前記通信リンクは、MAC層リンク又はIP(Internet−Protocol)リンクを有する、例1乃至17のいずれか一項に記載の装置を有する。
例19は、任意で、前記MAC層リンクは無線通信リンクを有する、例18に記載の装置を有する。
例20は、任意で、前記無線通信リンクは、WiGig(wireless gigabit)リンク又はWiFi(Wireless Fidelity)リンクを有する、例19に記載の装置を有する。
例21は、システムであって、通信リンクを介して通信するネットワークインタフェースと、第1のPAL(Protocol Adaptation Layer)通信ユニットと、を有する少なくとも1つの通信装置を有し、第1のPAL通信ユニットは、前記通信リンクを介して第2のPAL通信ユニットとPALトラフィックを通信し、前記PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有し、前記PALは、前記通信リンクの層より上位にあり、前記第1のPAL通信ユニットは、前記通信リンクを介して前記第2のPAL通信ユニットと装置リセット要求及び装置リセット応答を通信し、前記装置リセット要求は周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示し、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求に応答して、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す、システムを有する。
例22は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の後に、前記装置リセット要求を通信する、例21に記載のシステムを有する。
例23は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記通信リンクを介したPALデータメッセージの通信の後に、前記装置リセット要求を通信し、前記PALデータメッセージは、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の要求を含む、例21又は22に記載のシステムを有する。
例24は、任意で、前記PALデータメッセージが、前記周辺装置を識別する制御転送要求を有する、例23に記載のシステムを有する。
例25は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記通信リンクを介した制御転送応答の通信の後に、前記装置リセット要求を通信し、前記制御転送応答は前記制御転送要求に応答する、例24に記載のシステムを有する。
例26は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットは、前記装置リセット要求を送信し、及び前記装置リセット応答を受信する、例21乃至25のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例27は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記第1のPAL通信ユニットは、前記周辺装置の前記更新された識別子を決定する、例26に記載のシステムを有する。
例28は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPALホストを有する、例26又は27に記載のシステムを有する。
例29は、任意で、前記PALホストは、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)ホスト、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)ホスト、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)ホストを有する、例28に記載のシステムを有する。
例30は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットは、前記装置リセット要求を受信し、及び前記装置リセット応答を送信する、例21乃至25のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例31は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットが、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移について、前記周辺装置の装置コントローラに通知する、例30に記載のシステムを有する。
例32は、任意で、前記周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有し、前記装置コントローラはUSBコントローラを有する、例31に記載のシステムを有する。
例33は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPAL装置を有する、例30乃至32のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例34は、任意で、前記PAL装置は、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)装置、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)装置、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)装置を有する、例33に記載のシステムを有する。
例35は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記第1のPAL通信ユニットは、前記周辺装置の前記更新された識別子を有するメッセージを前記第2のPAL通信ユニットと通信する、例21乃至34のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例36は、任意で、前記更新された識別子は、更新されたハンドルを有し、前記第1のPAL通信ユニットは、前記第2のPAL通信ユニットとハンドル要求メッセージを通信し、その後に前記更新されたハンドルを有するハンドル応答メッセージが続く、例35に記載のシステムを有する。
例37は、任意で、前記第1の周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有する、例21乃至36のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例38は、任意で、前記通信リンクは、MAC層リンク又はIP(Internet−Protocol)リンクを有する、例21乃至37のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例39は、任意で、前記MAC層リンクは無線通信リンクを有する、例38に記載のシステムを有する。
例40は、任意で、前記無線通信リンクは、WiGig(wireless gigabit)リンク又はWiFi(Wireless Fidelity)リンクを有する、例39に記載のシステムを有する。
例41は、通信リンクを介して第1のPAL(Protocol Adaptation Layer)通信ユニットと第2のPAL通信ユニットとの間でPALトラフィックを通信するステップであって、前記PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有し、前記PALは、前記通信リンクの層より上位にある、ステップと、前記通信リンクを介して前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間で装置リセット要求及び装置リセット応答を通信するステップであって、前記装置リセット要求は周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示し、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求に応答して、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す、ステップと、を有する方法を有する。
例42は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の後に、前記装置リセット要求を通信するステップ、を有する例41に記載の方法を有する。
例43は、任意で、前記通信リンクを介したPALデータメッセージの通信の後に、前記装置リセット要求を通信するステップであって、前記PALデータメッセージは、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の要求を含む、ステップ、を有する例41又は42に記載の方法を有する。
例44は、任意で、前記PALデータメッセージが、前記周辺装置を識別する制御転送要求を有する、例43に記載の方法を有する。
例45は、任意で、前記通信リンクを介した制御転送応答の通信の後に、前記装置リセット要求を通信するステップであって、前記制御転送応答は前記制御転送要求に応答する、ステップ、を有する例44に記載の方法を有する。
例46は、任意で、前記装置リセット要求を送信するステップと、前記装置リセット応答を受信するステップと、を有する例41乃至45のいずれか一項に記載の方法。
例47は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記方法は、前記周辺装置の前記更新された識別子を決定するステップ、を有する例46に記載の方法を有する。
例48は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPALホストを有する、例46又は47に記載の方法を有する。
例49は、任意で、前記PALホストは、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)ホスト、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)ホスト、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)ホストを有する、例48に記載の方法を有する。
例50は、任意で、前記装置リセット要求を送信するステップと、前記装置リセット応答を受信するステップと、を有する例41乃至45のいずれか一項に記載の方法を有する。
例51は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移について、前記周辺装置の装置コントローラに通知するステップ、を有する例50に記載の方法を有する。
例52は、任意で、前記周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有し、前記装置コントローラはUSBコントローラを有する、例51に記載の方法を有する。
例53は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPAL装置を有する、例50乃至52のいずれか一項に記載の方法を有する。
例54は、任意で、前記PAL装置は、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)装置、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)装置、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)装置を有する、例53に記載の方法を有する。
例55は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記方法は、前記第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、前記周辺装置の前記更新された識別子を有するメッセージを前記第2のPAL通信ユニットと通信する、例41乃至54のいずれか一項に記載の方法を有する。
例56は、任意で、前記更新された識別子は、更新されたハンドルを有し、前記方法は、前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間でハンドル要求メッセージを通信するステップであって、その後に前記更新されたハンドルを有するハンドル応答メッセージが続く、ステップ、を有する例55に記載の方法を有する。
例57は、任意で、前記第1の周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有する、例41乃至56のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例58は、任意で、前記通信リンクは、MAC層リンク又はIP(Internet−Protocol)リンクを有する、例41乃至57のいずれか一項に記載のシステムを有する。
例59は、任意で、前記MAC層リンクは無線通信リンクを有する、例58に記載の方法を有する。
例60は、任意で、前記無線通信リンクは、WiGig(wireless gigabit)リンク又はWiFi(Wireless Fidelity)リンクを有する、例59に記載の方法を有する。
例61は、命令を格納した非一時的記憶媒体を含む製品であって、前記命令は、機械により実行されると、通信リンクを介して第1のPAL(Protocol Adaptation Layer)通信ユニットと第2のPAL通信ユニットとの間でPALトラフィックを通信するステップであって、前記PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有し、前記PALは、前記通信リンクの層より上位にある、ステップと、前記通信リンクを介して前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間で装置リセット要求及び装置リセット応答を通信するステップであって、前記装置リセット要求は周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示し、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求に応答して、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す、ステップと、を生じる、製品を有する。
例62は、任意で、前記命令は、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の後に、前記装置リセット要求を通信するステップ、を生じる、例61に記載の製品を有する。
例63は、任意で、前記命令は、前記通信リンクを介したPALデータメッセージの通信の後に、前記装置リセット要求を通信するステップであって、前記PALデータメッセージは、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の要求を含む、ステップ、を生じる、例61又は62に記載の製品を有する。
例64は、任意で、前記PALデータメッセージが、前記周辺装置を識別する制御転送要求を有する、例63に記載の製品を有する。
例65は、任意で、前記命令は、前記通信リンクを介した制御転送応答の通信の後に、前記装置リセット要求を通信するステップであって、前記制御転送応答は前記制御転送要求に応答する、ステップ、を生じる、例64に記載の製品を有する。
例66は、任意で、前記装置リセット要求を送信するステップと、前記装置リセット応答を受信するステップと、を生じる、例61乃至65のいずれか一項に記載の製品。
例67は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記命令は、前記周辺装置の前記更新された識別子を決定するステップ、を生じる、例66に記載の製品を有する。
例68は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPALホストを有する、例66又は67に記載の製品を有する。
例69は、任意で、前記PALホストは、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)ホスト、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)ホスト、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)ホストを有する、例68に記載の方法を有する。
例70は、任意で、前記装置リセット要求を受信するステップと、前記装置リセット応答を送信するステップと、を生じる、例61乃至65のいずれか一項に記載の製品。
例71は、任意で、前記命令は、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移について、前記周辺装置の装置コントローラに通知するステップ、を生じる、例70に記載の製品を有する。
例72は、任意で、前記周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有し、前記装置コントローラはUSBコントローラを有する、例71に記載の製品を有する。
例73は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPAL装置を有する、例70乃至72のいずれか一項に記載の製品を有する。
例74は、任意で、前記PAL装置は、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)装置、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)装置、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)装置を有する、例73に記載の製品を有する。
例75は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記命令は、前記第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、前記周辺装置の前記更新された識別子を有するメッセージを前記第2のPAL通信ユニットと通信するステップ、を生じる、例61乃至74のいずれか一項に記載の製品を有する。
例76は、任意で、前記更新された識別子は、更新されたハンドルを有し、前記命令は、前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間でハンドル要求メッセージを通信するステップであって、その後に前記更新されたハンドルを有するハンドル応答メッセージが続く、ステップ、を生じる、例75に記載の製品を有する。
例77は、任意で、前記第1の周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有する、例61乃至76のいずれか一項に記載の製品を有する。
例78は、任意で、前記通信リンクは、MAC層リンク又はIP(Internet−Protocol)リンクを有する、例61乃至77のいずれか一項に記載の製品を有する。
例79は、任意で、前記MAC層リンクは無線通信リンクを有する、例78に記載の製品を有する。
例80は、任意で、前記無線通信リンクは、WiGig(wireless gigabit)リンク又はWiFi(Wireless Fidelity)リンクを有する、例79に記載の製品を有する。
例81は、通信リンクを介して第1のPAL(Protocol Adaptation Layer)通信ユニットと第2のPAL通信ユニットとの間でPALトラフィックを通信する手段であって、前記PALトラフィックは、PALを介したPALコネクションのトラフィックを有し、前記PALは、前記通信リンクの層より上位にある、手段と、前記通信リンクを介して前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間で装置リセット要求及び装置リセット応答を通信する手段であって、前記装置リセット要求は周辺装置のデフォルト状態への遷移を指示し、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求に応答して、前記装置リセット応答は前記装置リセット要求の処理が成功したか否かを示す、手段と、を有する装置を有する。
例82は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の後に、前記装置リセット要求を通信する手段、を有する例81に記載の装置を有する。
例83は、任意で、前記通信リンクを介したPALデータメッセージの通信の後に、前記装置リセット要求を通信する手段であって、前記PALデータメッセージは、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移の要求を含む、手段、を有する例81又は82に記載の装置を有する。
例84は、任意で、前記PALデータメッセージが、前記周辺装置を識別する制御転送要求を有する、例83に記載の装置を有する。
例85は、任意で、前記通信リンクを介した制御転送応答の通信の後に、前記装置リセット要求を通信する手段であって、前記制御転送応答は前記制御転送要求に応答する、手段、を有する例84に記載の装置を有する。
例86は、任意で、前記装置リセット要求を送信し前記装置リセット応答を受信する手段、を有する例81乃至85のいずれか一項に記載の装置を有する。
例87は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記装置は、前記周辺装置の前記更新された識別子を決定する手段、を有する例86に記載の装置を有する。
例88は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPALホストを有する、例86又は77に記載の装置を有する。
例89は、任意で、前記PALホストは、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)ホスト、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)ホスト、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)ホストを有する、例88に記載の装置を有する。
例90は、任意で、前記装置リセット要求を受信し前記装置リセット応答を送信する手段、を有する例81乃至85のいずれか一項に記載の装置を有する。
例91は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移について、前記周辺装置の装置コントローラに通知する手段、を有する例90に記載の装置を有する。
例92は、任意で、前記周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有し、前記装置コントローラはUSBコントローラを有する、例91に記載の装置を有する。
例93は、任意で、前記第1のPAL通信ユニットはPAL装置を有する、例90乃至92のいずれか一項に記載の装置を有する。
例94は、任意で、前記PAL装置は、WSE(WiGig(Wireless−Gigabit) Serial Extension)装置、WSB(WiFi(Wireless−Fidelity) Serial Bus)装置、又はMA−USB(Media Agnostic Universal−Serial−Bus)装置を有する、例93に記載の装置を有する。
例95は、任意で、前記周辺装置の前記デフォルト状態への遷移は、前記周辺装置の更新された識別子を生じ、前記装置は、前記第1及び第2のPAL通信ユニットの間で、前記周辺装置の前記更新された識別子を有するメッセージを前記第2のPAL通信ユニットと通信する手段を有する、例81乃至54のいずれか一項に記載の装置を有する。
例96は、任意で、前記更新された識別子は、更新されたハンドルを有し、前記装置は、前記第1のPAL通信ユニットと前記第2のPAL通信ユニットとの間でハンドル要求メッセージを通信する手段であって、その後に前記更新されたハンドルを有するハンドル応答メッセージが続く、手段、を有する例95に記載の装置を有する。
例97は、任意で、前記第1の周辺装置はUSB(Universal−Serial−Bus)装置を有する、例81乃至96のいずれか一項に記載の装置を有する。
例98は、任意で、前記通信リンクは、MAC層リンク又はIP(Internet−Protocol)リンクを有する、例81乃至97のいずれか一項に記載の装置を有する。
例99は、任意で、前記MAC層リンクは無線通信リンクを有する、例98に記載の装置を有する。
例100は、任意で、前記無線通信リンクは、WiGig(wireless gigabit)リンク又はWiFi(Wireless Fidelity)リンクを有する、例99に記載の装置を有する。
1又は複数の実施形態を参照して本願明細書に記載された機能、動作、コンポーネント、及び/又は特徴は、1又は複数の他の実施形態を参照して本願明細書に記載された1又は複数の他の機能、動作、コンポーネント、及び/又は特徴と結合されても良く、又はそれらと組み合わせて用いられても良い。逆も同様である。
特定の特徴が本願明細書に示され記載されたが、多くの変形、変更、代替、変化、追加、改良及び等価なものが当業者に明らかである。したがって、添付の特許請求の範囲は本発明の真の精神の範囲内に包含される全てのこのような変更及び変化を包含することが理解される。