JP6073830B2 - フレームエラー隠匿装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、音声信号またはオーディオ信号を復号化する方法及び装置に係り、より詳細には、復号化した信号にフレームエラーが発生した場合、フレームエラーを隠匿する方法及び装置に関する。
有無線網を通じて符号化されたオーディオ信号を伝送する過程で一部パケットが損失するか、または歪曲される場合、伝送上のエラーによって復号化したオーディオ信号の一部フレーム信号にエラーが発生しうる。この場合、フレームに発生したエラーを適切に処理しなければ、エラーが発生したフレーム区間でオーディオ信号の音質が低下することはもとより、この復号化装置では予測技法により信号を復元するため、1フレームのエラーが以後のフレームにも影響を及ぼして、以後フレーム区間でも持続的に音質が低下する現象が現れる。したがって、復元されたオーディオ信号の音質低下を防止するためには、フレームエラーを効率的に隠匿することが非常に重要な問題である。
フレームエラーを隠匿するための方法には、次のような方法がある。例えば、エラーが発生したフレーム(Error Frame、EF)で音を小さくすることでエラーが出力信号に及ぼす影響を弱化させる黙音(muting)法、EFの以前正常フレーム(Previous Good Frame、PGF)を反復して再生することでEFの信号を復元する反復(repetition)法、PGFと以後正常フレーム(Next Good Frame、NGF)とのパラメータを補間してEFのパラメータを予測する補間法(interpolation)、PGFのパラメータを補外してEFのパラメータを求める補外法(extrapolation)、PGFのパラメータを回帰分析してEFのパラメータを求める回帰分析法(Regression Analysis)などがある。
しかし、従来にはあらゆる入力信号に対して同じ方式によって画一的な方法でEFを復元したため、フレームエラーが効率的に隠匿されずに音質が低下する問題があった。
本発明の実施形態は、信号の特性に最適化した方式によってフレームエラーを隠匿することによって、EFをさらに正確に復元できるフレームエラー隠匿方法及び装置を提供することである。
また、本発明の実施形態は、信号の特性に最適化した方式によってEFをさらに正確に復元することによって、フレームエラーによる音質低下を最小化できる復号化方法及び装置を提供することである。
また、本発明の実施形態は、前記フレームエラー隠匿方法及び復号化方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することである。
本発明の実施形態によれば、フレームエラー隠匿方法は、エラーを含むフレームの一つ以上の信号特性に基づいて、前記エラーを隠匿するための方式を設定するステップと、前記設定された方式を使用して前記エラーを隠匿するステップと、を含む。また、前記設定ステップは、前記一つ以上の信号特性に基づいて、前記エラーを隠匿するための回帰分析方式を設定するステップである。
また、前記設定ステップは、前記一つ以上の信号特性を分析するステップと、前記一つ以上の分析された信号特性に基づいて、前記回帰分析方式を設定するステップと、を含む。また、前記分析ステップは、以前正常フレームに関する情報に基づいて、前記一つ以上の信号特性を分析するステップである。
また、前記回帰分析方式設定ステップは、前記一つ以上の信号特性に基づいて、線形回帰分析方式または非線形回帰分析方式のうち、前記エラーを隠匿するためのいずれか一つの方式を選択するステップを含み、前記一つ以上の信号特性に基づいて、前記回帰分析方式によって前記エラーを隠匿するために参照する以前正常フレームの数を設定するステップを含み、前記一つ以上の信号特性に基づいて、前記回帰分析方式によって前記エラーを隠匿するために参照する以前正常フレームのパラメータを抽出する周期を設定するステップを含む。
また、前記隠匿ステップは、前記設定された回帰分析方式によって、以前正常フレームの一つ以上のパラメータから前記エラーが発生したフレームの一つ以上のパラメータを予測するステップを含み、前記隠匿ステップは、前記設定された回帰分析方式によって、前記以前正常フレームの一つ以上のパラメータから予測のための回帰分析関数を導出するステップと、前記導出された回帰分析関数により、前記エラーが発生したフレームのパラメータを予測するステップと、を含む。また、前記隠匿ステップは、前記予測されたパラメータの値が所定範囲を外れる場合、前記予測されたパラメータの値を前記所定範囲以内の値に調節するステップをさらに含む。
また、前記設定ステップは、前記一つ以上の信号特性によって前記予測されたパラメータ値を調節するための調節関数を設定するステップをさらに含み、前記パラメータ予測ステップは、前記設定された調節関数を利用して前記導出された関数の係数を調節し、前記係数が調節された関数により前記エラーが発生したフレームのパラメータを予測するステップである。また、前記設定された調節関数により係数が調節される関数は、前記エラーフレームのエネルギー情報と関連したパラメータを予測するための関数である。
また、前記本発明によるフレームエラー隠匿方法は、ビットストリームからエラーが発生したフレームを検出するステップをさらに含む。
また、本発明の実施形態によれば、フレームエラー隠匿方法は、エラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性を考慮して、前記フレームで前記エラーが発生した位置を含む階層及び、それ以後の階層のエラーを隠匿するための方式を設定するステップと、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するステップと、を含む。また、前記設定ステップは、以前正常フレーム及び前記検出された位置を含む階層の以前階層に関する情報に基づいて、前記一つ以上の信号特性を分析するステップと、前記一つ以上の分析された信号特性を考慮して、前記エラーを隠匿するための方式を設定するステップと、を含む。
また、前記隠匿ステップは、前記設定された方式によって、以前正常フレーム及び前記検出された位置を含む階層の以前階層の一つ以上のパラメータから、前記検出された位置を含む階層及びそれ以後の階層の一つ以上のパラメータを予測するステップを含む。
また、本発明の実施形態によれば、フレームエラー隠匿装置は、エラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性に基づいて前記エラーを隠匿するための方式を設定する隠匿方式設定部と、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するエラー隠匿部と、を備える。また、前記隠匿方式設定部は、前記エラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性に基づいて回帰分析方式を設定し、前記エラー隠匿部は、前記設定された回帰分析方式によって前記エラーを隠匿する。
また、前記隠匿方式設定部は、前記一つ以上の信号特性を分析する信号特性分析部と、前記一つ以上の分析された信号特性に基づいて、前記回帰分析方式を設定する設定部と、を備える。また、前記信号特性分析部は、以前正常フレームに関する情報に基づいて前記信号特性を分析する。
また、前記隠匿方式設定部は、前記一つ以上の信号特性に基づいて、線形回帰分析方式または非線形回帰分析方式のうち、前記エラーを隠匿するためのいずれか一つの方式を選択でき、前記一つ以上の信号特性に基づいて、前記回帰分析方式によって前記エラーを隠匿するために参照する以前正常フレームの数を設定でき、前記一つ以上の信号特性に基づいて、前記回帰分析方式によって前記エラーを隠匿するために参照する以前正常フレームの一つ以上のパラメータを抽出する周期を設定する。
また、前記エラー隠匿部は、前記設定された回帰分析方式によって、以前正常フレームのパラメータから前記エラーが発生したフレームの一つ以上のパラメータを予測できる。
また、前記エラー隠匿部は、前記設定された回帰分析方式によって、前記以前正常フレームのパラメータから予測のための回帰分析関数を導出する関数導出部と、前記導出された回帰分析関数により、前記エラーが発生したフレームの一つ以上のパラメータを予測する予測部と、を備え、前記予測されたパラメータの値が所定範囲を外れる場合に、前記予測されたパラメータの値を前記所定範囲以内に調節する後処理部をさらに備える。
また、前記隠匿方式設定部は、前記一つ以上の信号特性によって前記予測されたパラメータ値を調節するための調節関数を設定し、前記エラー隠匿部は、前記設定された調節関数を利用して前記導出された関数の係数を調節する調節部をさらに備え、前記予測部は、前記調節部で前記係数が調節された関数により前記エラーが発生したフレームのパラメータを予測する。また、前記設定された調節関数により係数が調節される関数は、前記エラーフレームのエネルギー情報と関連したパラメータを予測するための関数である。
また、前記フレームエラー隠匿装置は、ビットストリームからエラーが発生したフレームを検出するエラー検出部をさらに備える。
また、本発明の実施形態によれば、フレームエラー隠匿装置は、エラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性を考慮して、前記フレームで前記エラーが発生した位置を含む階層及び以後階層のエラーを隠匿するための方式を設定する隠匿方式設定部と、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するエラー隠匿部と、を備える。また、前記隠匿方式設定部は、以前正常フレーム及び前記検出された位置を含む階層の以前階層の情報に基づいて、前記一つ以上の信号特性を分析する信号特性分析部と、前記一つ以上の分析された信号の特性を考慮して、前記エラーを隠匿するための方式を設定する設定部と、を備える。
また、前記エラー隠匿部は、前記設定された方式によって、以前正常フレーム及び前記検出された位置を含む階層の以前階層の一つ以上のパラメータから、前記検出された位置を含む階層及びそれ以後の階層の一つ以上のパラメータを予測する。
また、本発明の実施形態によれば、復号化方法は、ビットストリームからエラーが発生したフレームを検出するステップと、前記ビットストリームでエラーが発生していないフレームを復号化するステップと、前記検出されたエラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性を考慮して、前記エラーを隠匿するための方式を設定するステップと、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するステップと、を含む。
また、本発明の実施形態によれば、復号化方法は、ビットストリームからエラーが発生したフレーム及び前記フレームでエラーが発生した位置を検出するステップと、前記ビットストリームでエラーが発生していないフレーム及び前記検出されたエラーが発生したフレームで、前記検出されたエラーが発生した位置を含む階層の以前階層を復号化するステップと、前記検出されたエラーが発生したフレームの一つ以上の信号特性を考慮して、前記エラーを隠匿するための方式を設定するステップと、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するステップと、を含む。
また、本発明の実施形態によれば、復号化装置は、ビットストリームからエラーが発生したフレームを検出するエラー検出部と、前記ビットストリームでエラーが発生していないフレームを復号化する復号化部と、前記検出されたフレームの一つ以上の信号特性を考慮して前記エラーを隠匿するための方式を設定し、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するエラー隠匿部と、を備える。
また、本発明の実施形態によれば、復号化装置は、ビットストリームでエラーが発生したフレーム及び前記フレームでエラーが発生した位置を検出するエラー検出部と、前記ビットストリームでエラーが発生していないフレーム及び前記エラーが発生したフレームの検出された位置を含む階層の以前階層を復号化する復号化部と、前記検出されたフレームの一つ以上の信号特性を考慮して前記エラーを隠匿するための方式を設定し、前記設定された方式によって前記エラーを隠匿するエラー隠匿部と、を備える。
また、本発明の実施形態によれば、エラーを含むフレームの一つ以上の信号特性に基づいて、前記エラーを隠匿するための方式を設定するステップと、前記設定された方式を使用して、前記エラーを隠匿するステップと、を含むフレームエラー隠匿方法を行うためのコンピュータで読み取り可能なコードを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供できる。
また、本発明の実施形態によれば、複数のフレームに伝送されたオーディオ信号のエラーを隠匿する方法は、前記複数のフレームのうちエラーを持つエラーフレームを検出するステップと、前記エラーフレームの一つ以上の信号特性に基づいて前記エラーを隠匿するための隠匿プロセスを設定するステップと、前記設定されたエラープロセスを使用して前記エラーを隠匿するステップと、を含むことができる。
また、本発明の実施形態によれば、オーディオ信号を復元する方法を提供できる。
また、本発明の実施形態によれば、オーディオ信号を復元する方法は、エラーを持つエラーフレームの存否を決定するステップと、エラーフレームが存在する場合に、エラーを持っていない以前フレームについての情報に基づいて一つ以上の信号特性を分析するステップと、前記分析された一つ以上の信号特性に基づいて回帰分析方式を設定するステップと、前記回帰分析方式を使用して、前記以前フレームの一つ以上のスプクトルパラメータから前記エラーフレームのスペクトルパラメータを復元するステップと、前記エラーフレームのオーディオ信号と前記復元されたスペクトルパラメータとを使用して前記オーディオ信号を復元するステップと、を含む。
また、本発明の実施形態によれば、オーディオ信号を復元する方法は、エラーを持つエラーフレームの存否を決定するステップと、エラーフレームが存在する場合に、エラーを持っていない以前フレームについての情報に基づいて一つ以上の信号特性を分析するステップと、前記分析された一つ以上の信号特性に基づいて回帰分析方式を設定するステップと、前記回帰分析方式を使用して、エラーを持っていない以前フレームの一つ以上の利得パラメータから前記エラーフレームの利得パラメータを復元するステップと、復元された利得パラメータに基づいて前記エラーフレームの励起信号を復元するステップと、前記回帰分析方式を使用して、以前フレームのLSPパラメータから前記エラーフレームのLSPパラメータを復元するステップと、前記エラーフレームのオーディオ信号、前記復元されたLSPパラメータ及び前記復元された励起信号を用いて前記オーディオ信号を復元するステップと、を含む。
本発明の実施形態によってフレームエラー隠匿装置を示す復号化装置のブロック図である。 図1Aにおいて、フレームエラー隠匿部の細部ブロック図である。 実施形態によってフレームエラー隠匿装置を示す音声復号化装置のブロック図である。 図2に示した励起信号復元部の細部ブロック図である。 図2に示したLSP(Line Spectral Pair)復元部の細部ブロック図である。 線形回帰分析により導出された関数の一例を示すグラフである。 非線形回帰分析により導出された関数の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態によって、フレームエラー隠匿装置を示すオーディオ復号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によって、フレームエラー隠匿装置を示すオーディオ復号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によって、フレームエラー隠匿方法を示す音声復号化方法のフローチャートである。 図7に示した信号特性分析及び隠匿方式設定ステップの細部フローチャートである。 図7に示した励起信号復元ステップの細部フローチャートである。 図7に示したLSPパラメータ復元ステップの細部フローチャートである。 本発明の実施形態によって、フレームエラー隠匿方法を示すオーディオ復号化方法のフローチャートである。 図11に示した信号特性分析及び隠匿方式設定ステップの細部フローチャートである。 本発明の実施形態によってフレームエラー隠匿方法を示すオーディオ復号化方法のフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明する。
図1Aは、本発明の実施形態によってフレームエラー隠匿装置を備えた復号化装置のブロック図であり、図1Bは、図1Aに示したフレームエラー隠匿部130の細部ブロック図である。図1A及び図1Bを参照するに、前記復号化装置100は、エラー検出部110、復号化部120、フレームエラー隠匿部130を備え、フレームエラー隠匿部130は、信号特性分析部142及び設定部144を備える隠匿方式設定部140及びエラー隠匿部150を備える。
エラー検出部110は、伝送されたビットストリームにEFを検出し、EFが検出されたことをフレームエラー隠匿部130に知らせる。ここでフレームは、一つのフレームまたは一つのフレームを構成するサブフレームでありうる。
復号化部120は、ビットストリームでエラーが発生していない正常フレーム(Good Frame、GF)を復号化する。復号化部120は、ITU−T G.729のような音声コーデックまたはMPEG(Moving Picture Expert Group)−2/4AAC(Advanced Audio Coding)、MPEG−BSAC(Bit Sliced Arithmetic Coding)のようなオーディオコーデックで具現できる。
信号特性分析部142は、エラー検出部110で検出されたEFの信号の特性を分析し、分析された信号特性を設定部144に伝送する。設定部144は、伝送された信号特性を考慮してフレームエラーを隠匿するための方式を決定し、決定された方式によって隠匿部146で行われたフレームエラー隠匿方式を設定する。エラー隠匿部150は、設定された隠匿方式によってフレームエラーを隠匿する。
以下、復元する信号が音声信号である場合とオーディオ信号である場合、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿装置、これを利用した復号化装置の具体的な動作を説明する。
図2は、本発明の実施形態によってフレームエラー隠匿装置230を備えた音声復号化装置200を示したブロック図であって、音声復号化装置200は、エラー検出部210、復号化部220及びフレームエラー隠匿部230を備え、復号化部220は、励起信号復号化部240、線スペクトル対(Line Spectral Pair、以下、LSPという)復号化部250、LPS/LPC(Linear Prediction Coefficient)変換部260、合成フィルター270を備える。また、フレームエラー隠匿部230は、隠匿方式設定部280及びエラー隠匿部290を備え、隠匿方式設定部280は、信号特性分析部282及び設定部284を備え、エラー隠匿部290は、励起信号復元部292及びLSP復元部294を備える。
以下、図2に示した音声復号化装置200の動作を説明する。
エラー検出部210は、ビットストリームでEFを検出してフレームエラー隠匿部230に提供し、残りの正常フレームは復号化部220に提供する。
復号化部220は、提供された正常フレームのパラメータを復号化し、復号化したパラメータを利用して該当音声信号を復元する。本発明の実施形態で音声発声モデルに基づいたCELP(Code Excited Linear Prediction)アルゴリズムを使用する場合、復号化部220は、音声信号の周波数特性を分析した10個の根(roots)を持つLSPパラメータと、励起信号を合成するためのパラメータとを復元し、復元されたパラメータを利用して音声信号を合成して出力する。励起信号を合成するためのパラメータには、ピッチ周期、パルス音源(パルスの位置)、パルス音源信号に対する利得gc及び適応コードブック音源信号に対する利得gpが含まれる。励起信号復号化部240は、励起信号を合成するためのパラメータを復号化し、復号化したパラメータを利用して励起信号を合成する。
フレームエラー隠匿部230は、信号の特性によってEFを隠匿するための方式を設定し、設定された方式によってフレームエラーを隠匿する。
本発明の実施形態によれば、隠匿方式設定部280は信号の特性を分析し、分析された信号特性を考慮して回帰分析方式を設定し、エラー隠匿部290は、隠匿方式設定部280で設定された回帰分析方式によってフレームエラーを隠匿する。説明の便宜のために、隠匿方式設定部280でフレームエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する前に、エラー隠匿部290で回帰分析方式によってフレームエラーを隠匿する過程を先ず説明する。
前述したように、励起信号を合成するためのパラメータには、ピッチ周期、固定コードブックインデックス、適応コードブック利得パラメータgp及び固定コードブック利得パラメータgcが含まれる。励起信号復元部292は、PGFの励起信号合成パラメータから、エラーが発生したフレームの励起信号の合成のためのパラメータを予測し、予測されたパラメータを利用して励起信号を合成することによって励起信号を復元する。PGFの励起信号合成のためのパラメータは、図2に示した励起信号復号化部240で復元され、EFを復元するために使われるように、所定バッファ(図示せず)に保存されることが望ましい。励起信号復元部292は、フレームにエラーが発生した場合、所定バッファに保存されたPGFのパラメータを読み取ってエラーフレームの励起信号を復元できる。
以下、図3Aを参照して励起信号復元部292の動作を説明する。図3Aは、図2に示した励起信号復元部292を図示したブロック図であって、励起信号復元部292は、第1関数導出部300、利得調節部310、第1予測部320、第1後処理部330及び励起信号合成部340を備える。
第1関数導出部300は、PGFの利得パラメータgp、gcから回帰分析を通じて関数を導出する。導出される関数は、線形関数または非線形関数である。非線形関数には、指数関数、ログ関数または累乗関数(power function)などがある。隠匿方式設定部280(図2)で線形回帰分析によりエラーフレームのパラメータを予測するように設定された場合には線形関数が導出され、非線形回帰分析により予測するように設定された場合には非線形関数のうちいずれか一つが導出される。一つのフレームは複数のサブフレームで構成されるが、各サブフレーム別に持つ利得パラメータ値から、回帰分析を通じて各利得値に関する関数が導出される。
図4A及び図4Bは、PGFまたはサブフレームのパラメータを回帰分析して導出される関数の例を示したものである。図4Aは、PGFの利得パラメータ値x1,x2,…,x8から導出された線形関数の例を示したものである。図4Bは、PGFの利得パラメータ値x1,x2,…,x8から導出された非線形関数の例を示したものである。図4A及び図4Bにおいて、a及びbは回帰分析により求められる定数である。
図3Aを参照するに、利得調節部310は、PGFの有声レベルによって前記導出された関数の係数を調節する。例えば、第1関数導出部300では、次の式(1)のような線形関数が導出された場合、利得調節部310では、導出された非線形関数の係数を次の式(2)のように調節する。
Figure 0006073830

ここで、a及びbは、回帰分析により求められる定数であり、f( )は、利得調節関数であり、有声レベルが高い時に勾配a’を小さくする役割を行う。
Figure 0006073830

は、PGFの適応コードブック利得パラメータである。有声音は、同じ信号が一定時間持続することが特徴であるので、有声レベルが高い時に勾配a’を小さくすることで、音声信号の大きさが過度に減少することを適応的に防止できる。これら調節部310は、回帰分析により正確にエラーフレームの利得が予測されない場合にこれを補完する役割を行う。特に、利得パラメータに利得調節が適用されるのは、有声音で現在信号と以前信号との相関度が高いのは音声信号のエネルギー分布と関係あるが、利得パラメータは、音声信号のエネルギーと相関関係にあるパラメータであるためである。
図2及び図3Aを参照するに、第1予測部320は、利得調節部310で係数が調節された関数により、エラーが発生したフレームのパラメータを予測する。後述する隠匿方式設定部280で、線形回帰分析によりパラメータを予測するように設定された場合は、例えば、図4Aのように、線形関数によりEFの利得パラメータxPLが予測され、非線形回帰分析によりパラメータを予測するように設定された場合は、図4Bのように、非線形関数によりEFの利得パラメータxPNが予測される。もし、第1関数導出部300から式(1)のような線形関数が導出され、利得調節部310で、例えば、式(2)のように導出された関数の係数が調節された場合、この係数が調節された関数により予測される利得パラメータ
Figure 0006073830

は次のように予測される。
Figure 0006073830

ここで、a’は、調節された係数であり、bは、回帰分析により求められる定数である。
第1後処理部330は、予測された利得パラメータを最適化する。例えば、予測された利得パラメータの値が所定範囲内に含まれるように上限値と下限値とをあらかじめ定めておき、予測された利得パラメータ値が上限値より高いか、または下限値より低ければ、該当LPSパラメータ値を上限値と下限値との間の値に修正する。このようにして、利得パラメータ値が予想できなかった値に予測されることを防止する。
励起信号合成部340は、利得調節部314または第1予測部320で予測されたEFの利得パラメータgp、gcを参照して、EFの励起信号を合成する。本発明の実施形態によれば、励起信号を合成するために必要なピッチ周期や固定コードブックインデックスを、以前フレームの値を再使用するか、または任意の値を生成して使用できる。より詳細な内容は、ここにレファレンスによって併合されたITU−T G.729でフレームエラーを隠匿するために設けられた固有の機能を通じて説明する。
励起信号合成部340で合成された励起信号は、EFの復元された励起信号であって、図2に示した合成フィルター270に出力される。
以下、図3Bを参照してLSP復元部294の動作を説明する。図3Bは、図2に示したLSP復元部292の細部ブロック図であって、LPS復元部294は、LSP/スペクトル変換部350、第2関数導出部360、第2予測部370、第2後処理部380及びスペクトル/LSP変換部390を備える。LSP復元部292は、PGFのLSPパラメータから回帰分析を利用してエラーフレームのLSPパラメータを復元する。
図2及び図3Bを参照するに、PGFのLSPパラメータは、図2に示したLSP復号化部240で復元され、励起信号復元部292と同じく、EFを復元するために使われるように所定バッファ(図示せず)に保存されることが望ましい。LSP復元部294は、フレームにエラーが発生した場合、所定バッファに保存されたPGFのパラメータを読み取ってエラーフレームのLSPパラメータを復元できる。
LSP/スペクトル変換部350は、PGFの10個の根を持つLSPパラメータをスペクトル領域に変換してスペクトルパラメータを得る。
第2関数導出部360は、PGFのスペクトルパラメータから回帰分析を通じて関数を導出する。第1関数導出部300と同様に、この関数は、隠匿方式設定部280の設定事項によって線形関数または非線形関数でありうる。図4A及び図4Bは、PGFまたはサブフレームのパラメータを回帰分析して導出される関数の例を示したものである。図4Aは、PGFのスペクトルパラメータ値x1,x2,…,x8から導出された線形関数x(i)=ax+bの例を示したものである。図4Bは、PGFのスペクトルパラメータ値x1,x2,…,x8から非線形関数x(i)=aが導出される例を示したものである。ここで、a及びbは、回帰分析により求められる定数である。
第2予測部370は、導出された関数を利用してEFのスペクトルパラメータを予測する。図4Aでは、線形関数によりEFのスペクトルパラメータxPLが予測され、図4Bでは、非線形関数によりEFのスペクトルパラメータxPNが予測される。
第2後処理部380は、予測されたLSPパラメータを最適化する。例えば、予測されたLSPパラメータが所定境界(threshold)内の値を持つように、上限値と下限値とをあらかじめ定めておき、予測されたLPSパラメータ値が上限値より高いか、または下限値より低ければ、該当LPSパラメータ値を上限値と下限値との間の値に修正する。このようにして、予想できなかった値にLSPパラメータが予測されることを防止できる。
スペクトル/LSP変換部390は、前記予測されたスペクトルパラメータをLSPパラメータに変換することによって、EFのLSPパラメータを復元する。復元されたLSPパラメータは、図2に示したLSP/LPC変換部250に出力される。
前述したように、LSP復元部294で復元されたEFのLSPパラメータはLSP/LPC変換部260に出力され、励起信号復元部292で復元されたEFの励起信号は合成フィルター270に出力される。したがって、復号化部220は、正常フレーム信号を復元して出力することと同様に、フレームエラー隠匿部230で復元されたLSPパラメータ及び励起信号を利用して、エラーが発生したフレームの信号を復元して出力する。このようにして、EFのエラーが隠匿される結果をもたらす。
以下、本発明の実施形態によって、隠匿方式設定部300で信号の特性を考慮して回帰分析方式を設定する過程について説明する。図2を参照するに、隠匿方式設定部280は、信号特性分析部282及び設定部284とを備える。
信号特性分析部282は、PGFの情報に基づいてエラーが発生したフレーム信号特性を分析する。分析された信号特性は、後述する設定部234でフレームエラーを隠匿するための方式を設定する根拠として使われる。本発明の実施形態によれば、信号特性分析部282は、PGFの分類情報に基づいて信号の特性を分析する。分類情報とは、音声信号を周波数推移の特徴によって分類した情報であって、例えば、有声音(Voiced)、無声音(Unvoiced)、転移(Transition)、オンセット(Onset)、オフセット(Offset)、黙音(Silence)、背景雑音(Background Noise)などの類型がありうる。
信号特性分析部282で、PGFの分類情報に基づいて信号の特性を分析する場合、各分類情報によって次のように信号の特性を分析することができる。有声音は、所定の長い期間に一定周波数が持続するので、PGFが有声音である場合、現在信号と以前信号との相関度が高い特性がある。一方、無声音や背景雑音は、現在信号と以前信号との相関度が低い特性がある。したがって、音声が有声音であるか、無声音であるか、または転移状態であるかによって、音声の特徴を代表するパラメータが線形的に変化するか、非線形的に変化するか、以前フレームと相関度が高いか低いかに関する特性を分析することができる。
本発明の実施形態によれば、信号特性分析部282は、PGFのエネルギー情報に基づいて信号の特性を分析することができる。したがって、エネルギーの変化推移によって信号が安定か不安定かを分析して、現在フレームと以前フレームとの信号の相関度などを分析することができる。前記言及した実施形態以外にもその他の多様な観点での信号特性分析が可能であろう。
設定部284は、信号特性分析部282で分析された信号の特性を考慮して、フレームエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する。設定できる事項には、線形回帰分析を使用するか、または非線形回帰分析を使用するか、回帰分析を参照するPGFの数などがある。また、回帰分析を利用してEFの利得パラメータを予測した場合、予測されたパラメータ値を調節するための調節関数を設定することもできる。
本発明の実施形態による隠匿方式設定部280の設定過程を、図2及び図8に示した分析及び設定ステップに関するフローチャートを参照して説明する。図8は、図7に示した信号特性分析及び隠匿方式設定ステップの細部フローチャートである。
第800ステップで、信号特性分析部282は、PGFの分類情報またはエネルギー情報に基づいて信号の特性を分析する。信号特性分析部282は、分析結果に基づいて現在信号が有声音であるか、無声音であるか、黙音であるか、転移状態であるか、オンセット状態であるか、オフセット状態であるか、背景雑音であるかなどを分析する。
第810ステップで、設定部284は、分析結果に基づいて現在信号が黙音であるかどうかを判断する。第810ステップで黙音であると判断された場合には、第820ステップで線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第830ステップで、以前M個の正常フレームを参照して回帰分析をすると設定する。第810ステップで、現在信号が黙音ではないと判断された場合には、第840ステップで非線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定する。そして、第850ステップで、現在信号が有声音であるかどうかを判断する。第850ステップで有声音と判断される場合には、第860ステップで、M個のPGFのパラメータを参照して回帰分析するように設定し、第850ステップで有声音でないと判断される場合には、第870ステップで、N個のPGFのパラメータを参照して回帰分析するように設定する。ここでMは、Nより大きい整数であることが望ましい。有声音は、以前信号との相関度が高いため、さらに正確で自然な信号を復元するために、さらに長い区間の以前信号を参照することが望ましいが、無声音は以前信号との相関度が低いため、さらに短い区間の以前信号を参照することが望ましいためである。これは、一実施形態による設定方式であるので、信号特性を分析する方式や分析された信号特性によってフレームエラー隠匿方式を設定する多様な方法があり得、当業者が容易に変形して使用できる方法はいずれも本発明の実施形態の保護範囲に属する。
エラー隠匿部290は、隠匿方式設定部280で設定された隠匿方式によってフレームエラーを隠匿する。エラー隠匿部290の動作は前述した通りである。
次いで、図5を参照して本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿部530を備えるオーディオ復号化装置500の動作を説明する。図5に示したオーディオ復号化装置500は、エラー検出部510、復号化部520及びフレームエラー隠匿部530を備える。また、復号化部520は、無損失復号化部540、逆量子化部550及びフィルターバンク560を備え、フレームエラー隠匿部530は、信号特性分析部572、設定部574を備える隠匿方式設定部570及びエラー隠匿部580を備える。
一般的にMPEG−2/4AACによるオーディオ符号化装置は、オーディオ信号をMDCT(Modulated Discrete Cosine Transfomation)変換してオーディオ信号の周波数成分に関するスペクトルパラメータを抽出する。オーディオ信号は、抽出されたスペクトルパラメータを無損失符号化してビットストリームを生成し、生成されたビットストリームをオーディオ復号化装置500に伝送する。
エラー検出部510は、図2のように、伝送されたビットストリームでEFを検出してフレームエラー隠匿部530に提供し、残りの正常フレームは復号化部520に提供する。
復号化部520は、提供された正常フレームのスペクトルパラメータを復元し、復元されたスペクトルパラメータから正常フレームのオーディオ信号を合成して出力する。無損失復号化部540は、正常フレームに該当するビットストリームをハフマンアルゴリズムなどを利用して無損失復号化し、逆量子化部550で逆量子化してスペクトルパラメータを復元する。フィルターバンク560は、復元されたスペクトルパラメータを逆MDCT変換して時間領域のオーディオ信号を復元して出力する。
信号特性分析部572は、EFのPGFの情報に基づいて信号の特性を分析する。オーディオ信号の特性を分析するために利用できるPGFの情報には、アタック情報、ウィンドウ情報及びエネルギー情報などがある。
アタック信号情報とは、フレームに含まれたアタックサウンドに関する情報を含むことができる。アタックサウンドとは、オーディオ信号に含まれた低帯域の強度が強いサウンドをいい、これらのアタックサウンドは周期的ではない。したがって、信号特性分析部560は、アタックサウンドがオーディオ信号に含まれているならば、現在信号と以前信号との相関度が高くないと信号特性を分析することができる。
ウィンドウ情報とは、オーディオ符号化装置でオーディオ信号をサンプリングし、かつ量子化して得られたPCM(Pulse Code Modaulation)サンプルをMDCT変換する時に使われたウィンドウのサイズや形態に関する情報を含むことができる。オーディオ符号化装置でオーディオ信号の周波数スペクトルがあまり変わらない静的な信号は、サイズの大きいウィンドウを使用して時間領域信号をMDCT変換してスペクトルパラメータを抽出するが、周波数スペクトルが多く変化する躍動的な信号は、さらに小さなサイズのウィンドウを使用してMDCT変換をする。したがって、信号特性分析部572は、オーディオ符号化装置で使われたウィンドウのサイズが大きければ、信号が静的であると判断して現在信号と以前信号との相関度が高く、相関度の高い以前信号の区間が長いと信号特性を分析することができる。しかし、逆にウィンドウのサイズが小さいならば、現在信号と以前信号との相関度が低いか、または相関度の高い以前信号の区間が短いと信号特性を分析することができる。
エネルギー情報とは、フレームまたはサブフレームのエネルギー情報を含むことができる。信号特性分析部572は、PGFのエネルギー情報から以前信号のエネルギー変化推移を把握し、エネルギー変化推移によって信号が静的であるか、または動的であるかを分析する。以前信号のエネルギーがほぼ変化がないか、または安定している場合ならば、現在信号が以前信号との相関度が高い静的な信号であると分析し、エネルギーが急激に変わるか、または変化を予測し難い場合には、現在信号が以前信号との相関度が低い動的な信号であると分析することができる。前記実施形態以外にもその他の多様な観点での信号特性分析が可能であろう。
本発明の実施形態によれば、信号特性分析部572が突発情報、ウィンドウ情報及びエネルギー情報のうち少なくともいずれか一つの情報を総合的に考慮して信号の特性が静的であるか、または動的であるかを分析し、分析された信号特性を設定部574に提供する。
設定部574は、信号特性分析部572で提供された信号特性を考慮してフレームエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する。設定部574で設定できる事項は、図3に示した設定部284と同様に、線形回帰分析を使用するか、または非線形回帰分析を使用するか、回帰分析を参照するPGFの数などがある。また、回帰分析を利用してエラー発生したフレームEFのスペクトルパラメータを予測した場合、予測されたパラメータ値を調節するための調節関数を設定することもできる。
本発明の実施形態による隠匿方式設定部570の設定過程を、図5及び図12に示した分析及び設定ステップに関するフローチャートを参照して説明する。図12は、図11に示した信号特性分析及び隠匿方式設定ステップの細部フローチャートである。
第1200ステップで、信号特性分析部560は、PGFのウィンドウ情報及びエネルギー情報に基づいて信号の特性を分析する。
第1210ステップで、設定部570は、分析結果現在信号が静的であるかどうかを判断する。第1210ステップで、現在信号が静的であると判断される場合、第1220ステップで線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第1230ステップで、以前K個の正常フレームを参照して回帰分析すると設定する。第1210ステップで現在信号が静的でないと判断される場合には、第1240ステップで、非線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第1250ステップで、以前L個の正常フレームを参照して回帰分析すると設定する。したがって、KはLより大きい整数でありうる。静的なオーディオ信号は以前信号と相関度が高いため、さらに正確で自然な信号を復元するために、さらに長い区間の以前信号を参照することが望ましいが、動的なオーディオ信号は以前信号との相関度が低いため、さらに短い区間の以前信号を参照することが望ましいためである。これは実施形態に過ぎず、信号特性を分析する方式や分析された信号特性によってフレームエラー隠匿方式を設定する多様な方法があり、当業者が容易に変形して使用できる方法はいずれも本発明の保護範囲に属する。
エラー隠匿部580は、設定部574で設定された回帰分析方式によってフレームエラーを隠匿する。図2のエラー隠匿部290と同様に、PGFのスペクトルパラメータから回帰分析を通じてEFのスペクトルパラメータを復元することによって、フレームエラーを隠匿する。復元されたスペクトルパラメータは復号化部520のフィルターバンク560に提供され、フィルターバンク560は、正常フレームのスペクトルパラメータを使用して該当フレームのオーディオ信号を復元することと同様に、エラーが発生したフレームの復元されたスペクトルパラメータを使用してエラーが発生したフレームのオーディオ信号を復元する。ただし、PGFのMDCTパラメータが周波数帯域のサブバンド別に復号化されるならば、エラー隠匿部580でも各サブバンドごとに区別して、PGFのパラメータからEFのパラメータを復元せねばならない。
以下、本発明の実施形態によってエラー隠匿部580の動作を説明する。図5に示したエラー隠匿部580で、PGFがスペクトルパラメータから回帰分析を通じてEFのスペクトルパラメータを予測する過程は、図3に示した励起信号復元部340及びLSP復元部350で、以前正常フレームパラメータから回帰分析を通じてエラーが発生したフレームのパラメータを予測する過程と類似しているので、詳細な説明は省略する。
次いで、図6を参照して本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿部630を備えたオーディオ復号化装置600の動作を説明する。本発明の実施形態によれば、オーディオ復号化装置600は、複数の階層で構成されたビットストリームを復号化する。BSAC(Bit Sliced Arithmetic Coding)のように複数の階層でビットストリームが構成され、各階層別に周波数帯域が割り当てられた場合、ビットストリームの中間にエラーが発生してもエラーが発生した位置の以前階層まではそのまま復元ができる。これによって実施形態では、エラーが発生したフレームであっても、エラーが発生するまで復号化した情報を検出することによってオーディオの音質を改善できる。
図6は、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿部630を備えたオーディオ復号化装置600のブロック図であって、オーディオ復号化装置600は、エラー検出部610、復号化部620及びフレームエラー隠匿部630を備える。また、復号化部620は、無損失復号化部640、逆量子化部650及びフィルターバンク660を備え、フレームエラー隠匿部630は、信号特性分析部672、設定部674を備える隠匿方式設定部670及びエラー隠匿部680を備える。
図6に示したオーディオ復号化装置600は、図5に示したオーディオ復号化装置500の構成と類似した部分があるので、類似した部分については簡略に説明し、区別される差異点を中心に記述する。
エラー検出部610は、伝送されたビットストリームでEFを検出し、それに加えて前記フレームでエラーが発生した位置を検出する。エラーが発生したフレームであってもビットストリームが階層構造を持つ場合、エラーが発生した位置の以前正常階層(Previous Good Layer、PGL)は、復号化部620で正常に復号化が可能なためである。
復号化部620は、提供された正常フレームまたは正常階層のスペクトルパラメータを復元し、復元されたスペクトルパラメータから該当フレームのオーディオ信号を復元して出力する。無損失復号化部640は、正常フレームまたはエラーフレームの正常階層に該当するビットストリームを算術復号化方式によって無損失復号化し、逆量子化部650で逆量子化することでスペクトルパラメータを復元する。フィルターバンク660は、復元されたスペクトルパラメータを逆MDCT変換して時間領域のオーディオ信号を復元して出力する。
フレームエラー隠匿部630は、エラー検出部610からエラーが発生したフレームでエラーが発生した位置を含む階層及びそれ以後の階層を伝送され、エラーを隠匿する。
本発明の実施形態によれば、信号特性分析部660は、以前正常階層PGFの情報に基づいて信号特性を分析するだけではなく、エラーが発生した位置の以前正常階層PGLの情報に基づいても信号特性を分析する(S1330ステップ)。PGFまたは以前正常階層PGLの情報には、図5で既に説明したアタック信号情報、ウィンドウ情報及びエネルギー情報などが含まれうる。これら情報については前述したので、ここでは省略する。
設定部670は、信号特性分析部660で分析した信号特性を考慮してフレームエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する(S1330ステップ)。設定部670のさらに具体的な動作は、図5Aに示した設定部570の動作と類似しているので、説明を省略する。
エラー隠匿部680は、設定部670で設定された回帰分析方式でフレームのエラーを隠匿する。エラー隠匿部680は、PGFのスペクトルパラメータに加えて、EFの以前正常階層PGLのスペクトルパラメータも利用して、フレームでエラーが発生した階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータを復元する(S1340ステップ)。以前信号のスペクトルパラメータから回帰分析を通じて現在信号のスペクトルパラメータを予測する具体的な方法は、図3Aに示したLSP復元部294または励起信号復元部292の予測方法と類似しているので、説明を省略する。
エラー隠匿部680で復元されたエラーが発生した階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータは、復号化部660のフィルターバンク650に伝送される。
フィルターバンク650は、復号化部620で正常に復号化したエラーが発生したフレームの以前正常階層PGLのスペクトルパラメータと、フレームエラー隠匿部630で復元されたエラーが発生した階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータとを利用して、エラーが発生したフレームのオーディオ信号を復元して出力する。
BSACのように複数の階層を持つビットストリームの場合には、ビットストリームの中間にエラーが発生しても、エラーが発生した以前階層までは復号化部620で正常に復号化できるので、前記以前階層のスペクトルパラメータは復号化部620で復元させ、残りのエラーが発生した階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータのみフレームエラー隠匿部630で復元させることによって、さらに正確にエラーが発生したフレームのオーディオ信号を復元できる。
以下、図7を参照して本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿方法を利用した音声復号化方法を説明する。図7は、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿方法を利用した音声復号化方法を示すフローチャートである。
第700ステップで、ビットストリームのフレームにエラーが発生したかどうかを判断する。第700ステップでエラーが発生していないと判断されれば、第710ステップで、エラーが発生していないGFの音声信号を復元する。第700ステップでエラーが発生したと判断されれば、第720ステップで、PGFの情報に基づいて信号の特性を分析する。第730ステップで、分析された信号の特性を考慮して、フレームに発生したエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する。第740ステップで、設定された回帰分析方式によって、PGFの利得パラメータgp、gcを利用してEFの利得パラメータを復元し、第745ステップで、復元された利得パラメータを利用してEFの励起信号を復元する。第750ステップで、設定された隠匿方式によってPGFのLSPパラメータから、EFのLSPパラメータを復元する。第760ステップで復元された励起信号及びLSPパラメータを利用して、EFの音声信号を復元する。
以下、図8を参照して図7に示した信号特性分析及び隠匿方式設定ステップ(第720及び第730ステップ)を説明する。図8は、第720及び第730ステップのさらに詳細なフローチャートである。
第800ステップで、PGFの情報に基づいて信号の特性を分析する。第810ステップで分析された信号特性に基づいて現在信号が黙音であるかどうかを判断する。第810ステップで、黙音であると判断された場合には、第820ステップで、線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第830ステップで、以前M個の正常フレームを参照して回帰分析をすると設定する。第810ステップで現在信号が黙音ではないと判断された場合には、第840ステップで、非線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定する。第850ステップで現在信号が有声音であるかどうかを判断する。第850ステップで、有声音であると判断される場合には、第860ステップで、M個のPGFのパラメータを参照して回帰分析するように設定する。第850ステップで有声音ではないと判断される場合には、第870ステップで、N個のPGFのパラメータを参照して回帰分析するように設定する。ここでMは、Nより大きい整数であることが望ましい。有声音は以前信号との相関度が高いため、さらに正確で自然な信号を復元するためにさらに長い区間の以前信号を参照することが望ましいが、無声音は以前信号との相関度が低いため、さらに短い区間の以前信号を参照することが望ましいためである。
以下、図9を参照して図7に示した励起信号復元ステップ(第740ステップ)を説明する。図9は、図7に示した第740ステップの細部フローチャートである。
第900ステップで、PGFの利得パラメータgp、gcから回帰分析を通じて関数を導出する。第910ステップで、PGFの有声レベルによって前記導出された関数の係数を調節する。第920ステップで、係数の調節された関数によりEFの利得パラメータを予測する。第930ステップで、予測された利得パラメータ値が所定範囲を外れるかどうかを判断する。第930ステップで、前記予測された利得パラメータ値が前記所定範囲を外れる場合、第940ステップで、前記予測された利得パラメータ値を所定範囲内の値に修正する。第930ステップで、前記予測された利得パラメータ値が前記所定範囲を外れない場合に第950ステップに進む。第950ステップで、前記第920ステップで予測された利得パラメータまたは第940ステップで、値が修正された利得パラメータを利用して励起信号を合成する。第960ステップで、合成された励起信号をEFの復元された励起信号として出力する。
以下、図10を参照して、図7に示したLSPパラメータ復元ステップ(第750ステップ)を説明する。図10は、図7に示した第750ステップの細部フローチャートである。
第1000ステップで、PGFのLSPパラメータをスペクトル領域に変換してスペクトルパラメータを生成する。第1010ステップで、生成されたスペクトルパラメータから回帰分析を通じて関数を導出する。第1020ステップで、導出された関数によりEFのスペクトルパラメータを予測する。第1030ステップで、予測されたスペクトルパラメータ値が所定範囲を外れるかどうかを判断する。第1030ステップで所定範囲を外れると判断される場合、第1040ステップで前記予測されたスペクトルパラメータ値を所定範囲内の値に修正する。第1030ステップで前記所定範囲を外れないと判断される場合、第1050ステップに進む。第1050ステップで、前記第1020ステップで予測されたスペクトルパラメータまたは第1040ステップで修正されたスペクトルパラメータをLSPパラメータに変換する。第1060ステップで、変換されたLSPパラメータをEFの復元されたLSPパラメータとして出力する。
以下、図11を参照して本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿を利用したオーディオ復号化方法を説明する。
第1100ステップで、ビットストリームのフレームにエラーが発生したかどうかを判断する。第1100ステップでエラーが発生していないと判断されれば、第1105ステップで、エラーが発生していないGFのスペクトルパラメータを復号化する。第1110ステップで、復号化したスペクトルパラメータを利用して正常フレームのオーディオ信号を復元する。第1100ステップでエラーが発生したと判断されれば、第1120ステップで、PGFの情報に基づいて信号の特性を分析する。第1130ステップで、分析された信号の特性を考慮してフレームに発生したエラーを隠匿するための回帰分析方式を設定する。第1140ステップで、設定された回帰分析方式によって、PGFスペクトルパラメータを利用してEFのスペクトルパラメータを復元する。第1150ステップで、復元されたスペクトルパラメータを利用して、エラーが発生したフレームのオーディオ信号を復元する。
以下、図12を参照して、図11に示した第1120及び第1130ステップを説明する。図12は、図11に示した第1120及び第1130ステップのさらに詳細なフローチャートである。
第1200ステップで、PGFの情報に基づいて信号の特性を分析する。第1210ステップで分析された結果に基づいて現在信号が静的であるかどうかを判断する。第1210ステップで現在信号が静的であると判断される場合、第1220ステップで、線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第1230ステップで、以前K個の正常フレームを参照して回帰分析を行うと設定する。第1210ステップで現在信号が静的でないと判断される場合には、第1240ステップで、非線形回帰分析を通じてエラーフレームのパラメータを復元すると設定し、第1250ステップで、以前L個の正常フレームを参照して回帰分析するように設定する。ここでKは、Lより大きい整数であることが望ましい。静的なオーディオ信号は、以前信号と相関度が高いため、さらに正確で自然な信号を復元するためにさらに長い区間の以前信号を参照することが望ましいが、動的なオーディオ信号は以前信号との相関度が低いため、さらに短い区間の以前信号を参照することが望ましいためである。
以下、図13を参照して、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿を利用したオーディオ復号化方法を説明する。
第1300ステップで、ビットストリームのフレームにエラーが発生したかどうかを判断する。第1300ステップでエラーが発生していないと判断されれば、第1310ステップで、エラーが発生していないGFのスペクトルパラメータを復号化する。第1320ステップで、復号化したスペクトルパラメータを利用してGFのオーディオ信号を復元する。
第1300ステップでエラーが発生したと判断されれば、第1330ステップで、前記フレームでエラーが発生した位置を検出する。エラーが発生したフレームであってもビットストリームが階層構造を持つ場合、エラーが発生した位置の以前正常階層PGLは正常に復号化できるためである。したがって、第1340ステップで、フレームでのエラーが発生した位置の以前正常階層PGLのスペクトルパラメータを復号化する。第1350ステップで、PGFの情報及び以前正常階層PGLの情報に基づいて信号の特性を分析する。1360ステップで、分析された結果に基づいて、エラーが発生した位置を含む階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータを復元するための回帰分析方式を設定する。第1370ステップで、前記設定された回帰分析方式によって、PGFのスペクトルパラメータ及び以前正常階層PGLのスペクトルパラメータを利用して、エラーが発生した位置を含む階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータを復元する。第1380ステップで、第1340ステップで復号化した以前正常階層PGLのスペクトルパラメータ及び、第1370ステップで復元されたエラーが発生した階層及びそれ以後の階層のスペクトルパラメータを利用して、エラーが発生したフレームのオーディオ信号を復元する。
説明したように、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿を利用した復号化方法及び装置はエラーが発生したフレームの信号特性を分析し、分析された信号特性を考慮してエラーが発生したフレームを復元するための最適化した回帰分析方式を設定し、設定された方式によってエラーが発生したフレームのパラメータを復元することによって、さらに正確にエラーが発生したフレームを復元することによってフレームエラーによる音質低下を最小化できる。
それに加えて実施形態によるフレームエラー隠匿を利用した復号化方法及び装置は、ビットストリームが階層構造を持つ場合、エラーが発生したフレーム全体をフレームエラー隠匿方式によって復元するのではなく、エラーが発生した位置の以前階層は正常に復元し、復元された以前正常階層のパラメータを参照して残りのエラーが発生した位置を含む階層及びそれ以後の階層のみをフレームエラー隠匿方式によって復元することによって、さらに正確にエラーが発生したフレームを復元でき、それによって音質低下を最小化できる。
本発明の実施形態はまた、コンピュータで読み取り可能な媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現することができる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じるデータ伝送)の形態で具現されるものも含む。またコンピュータで読み取り可能な媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて行われうる。そして実施形態を具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、当業界のプログラマーにより容易に推論される。
以上、図面と明細書で最適の実施形態が開示された。ここで特定の用語が使われたが、これは単に本発明を説明するための目的で使われたものであって、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。したがって、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により定められねばならない。
前述したように、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿方法及び装置は、信号の特性を考慮して設定された方式によってフレームエラーを隠匿することによって、エラーが発生したフレームをさらに正確に復元できる。
また、階層構造を持つビットストリームの場合には、フレームでエラーが発生した階層の以前階層は正常に復号化し、残りの階層を以前正常フレームと以前階層の復号化した結果を参照して復元することで、エラーが発生した階層をさらに正確に復元できる。
また、本発明の実施形態によるフレームエラー隠匿方法及び装置は、回帰分析を利用してフレームエラーを隠匿することによって、以前正常フレーム及び以前階層の推移をさらに細密に考慮してエラーが発生したフレームまたは階層をさらに正確に予測できる。
本発明の実施形態による復号化方法及び装置は、本発明によるフレームエラー隠匿方法及び装置を利用してエラーが発生したフレームを隠匿するので、フレームエラーによる音質低下を最小化できる。
100 復号化装置
110 エラー検出部
120 復号化部
130 フレームエラー隠匿部
140 隠匿方式設定部
142 信号特性分析部
144 設定部
150 エラー隠匿部
200 音声復号化装置
210 エラー検出部
220 復号化部
230 フレームエラー隠匿装置
240 励起信号復号化部
250 LSP復号化部
260 LPS/LPC変換部
270 合成フィルター
280 隠匿方式設定部
282 信号特性分析部
284 設定部
290 エラー隠匿部
292 励起信号復元部
294 LSP復元部
300 第1関数導出部
310 利得調節部
320 第1予測部
330 第1後処理部
340 励起信号合成部
350 LSP/スペクトル変換部
360 第2関数導出部
370 第2予測部
380 第2後処理部
390 スペクトル/LSP変換部
500 オーディオ復号化装置
510 エラー検出部
520 復号化部
530 フレームエラー隠匿部
540 無損失復号化部
550 逆量子化部
560 フィルターバンク
570 隠匿方式設定部
572 信号特性分析部
574 設定部
580 エラー隠匿部
600 オーディオ復号化装置
610 エラー検出部
620 復号化部
630 フレームエラー隠匿部
640 無損失復号化部
650 逆量子化部
660 フィルターバンク
670 隠匿方式設定部
672 信号特性分析部
674 設定部
680 エラー隠匿部

Claims (3)

  1. フレームのエネルギー情報から得られる信号特性に基づいて、回帰分析で参照するための以前正常フレームの数を決定し、
    前記決定された数だけの前記以前正常フレームのパラメータに対して前記回帰分析を行って、エラーフレームのためのパラメータを予測する予測部と、
    前記予測されたパラメータに基づいて前記エラーフレームを隠蔽する隠蔽部と、
    を備えることを特徴とするフレームエラー隠匿装置。
  2. 前記予測部は、
    前記予測されたパラメータを所定範囲内に調整することを特徴とする請求項1に記載のフレームエラー隠匿装置。
  3. 前記回帰分析は、
    線形回帰分析であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレームエラー隠匿装置。
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