JP6057726B2 - Drug diffuser - Google Patents
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Description
本発明は、例えば虫忌避剤等の薬剤を空気中に放散する薬剤放散器に関するものである。 The present invention relates to a drug diffuser that diffuses drugs such as insect repellents into the air.
従来から、この種の薬剤放散器としては、薬剤を含浸させることによって保持した薬剤保持体と、薬剤保持体を収容する容器とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2の薬剤放散器の容器は板状をなしており、正面側と背面側とにそれぞれ薬剤放散用の開口部が形成されている。また、薬剤保持体は、容器の形状に対応して薄いネット状に形成され、容器の内部で動かないように固定されている。薬剤保持体の薬剤が容器の開口部から外部に放散されて薬剤による虫忌避効果を得ることができるようになっている。
2. Description of the Related Art Conventionally, as this type of drug diffuser, one having a drug holder held by impregnating a drug and a container for storing the drug holder is known (for example,
ところで、薬剤放散器の薬剤による効果をより一層高めたいという要求がある。これに対しては、薬剤保持体に空気を多く当てて薬剤の単位時間当たりの放散量を多くすればよい。 By the way, there exists a request | requirement of improving the effect by the chemical | medical agent of a chemical | medical agent spreader further. For this, a large amount of air may be applied to the drug holding body to increase the amount of the drug diffused per unit time.
そこで容器を動かすことができるようにして容器の放散口からの外部空気の取り入れ量を多くして対応することが考えられるが、容器を動かす構造を設けるのが困難である。 Therefore, it is conceivable that the amount of external air taken in from the outlet of the container can be increased so that the container can be moved, but it is difficult to provide a structure for moving the container.
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器を動かさなくても薬剤保持体の薬剤による効力を高めることができるようにすることにある。 This invention is made | formed in view of this point, The place made into the objective is to make it possible to raise the efficacy by the chemical | medical agent of a chemical | medical agent holding body, without moving a container.
上記目的を達成するために、本発明では、容器を動かさなくても薬剤保持体を単独で動かすことができるようにした。 In order to achieve the above object, according to the present invention, the medicine holder can be moved independently without moving the container.
第1の発明は、蒸発する薬剤を保持した薬剤保持体と、
上記薬剤保持体を収容する容器とを備え、
上記容器に形成された薬剤放散用の開口部から薬剤を外部に放散させるように構成された薬剤放散器において、
上記容器は、上記薬剤保持体を回動可能に支持する支持部をするとともに中空リング状に形成され、
上記薬剤保持体は、上記容器の形状に対応するリング状に形成されていることを特徴とするものである。
The first invention, a drug holding body holding a drug to evaporate,
A container for containing the medicine holder,
In the drug diffuser configured to diffuse the drug to the outside from the opening for drug diffusion formed in the container,
The container is formed in a hollow ring shape with a support portion that rotatably supports the drug holding body ,
The medicine holder is formed in a ring shape corresponding to the shape of the container .
この構成によれば、薬剤保持体が容器に対して支持部によって回動可能に支持されているので、容器を動かさなくても薬剤保持体を動かすことが可能になる。これにより、薬剤保持体に当たる空気の量が多くなり、薬剤の単位時間当たりの放散量が多くなる。 According to this structure, since the chemical | medical agent holding body is rotatably supported with respect to the container by the support part, it becomes possible to move a chemical | medical agent holding body, without moving a container. As a result, the amount of air hitting the drug holder increases, and the amount of the drug diffused per unit time increases.
また、容器に中心孔が形成されることになるので、この中心孔に例えばドアノブ等を挿入することで薬剤放散器をドアノブに掛けておくことが可能になる。また、薬剤保持体がリング状であるため、薬剤を容器の略全周から放散することも可能になる。In addition, since a central hole is formed in the container, it is possible to hang the medicine diffuser on the door knob by inserting, for example, a door knob or the like into the central hole. Moreover, since the medicine holder is ring-shaped, the medicine can be diffused from substantially the entire circumference of the container.
第2の発明は、第1の発明において、
上記薬剤保持体は、上記容器の開口部から該容器の内部に流入した空気を受けるひだ状部分を有していることを特徴とするものである。
According to a second invention, in the first invention,
The drug holding body has a pleated portion that receives air flowing into the container from the opening of the container.
この構成によれば、容器の外部から内部に流入した空気が薬剤保持体のひだ状部分に当たることで、薬剤保持体を空気の力によって回動させることが可能になる。また、空気の当たる面積が広くなる。 According to this configuration, the air that has flowed into the inside from the outside of the container hits the pleated portion of the medicine holding body, whereby the medicine holding body can be rotated by the force of air. In addition, the area where the air hits increases .
第1の発明によれば、薬剤保持体を容器に対して回動可能に支持したので、容器を動かさなくても薬剤保持体を動かすことができ、薬剤保持体の薬剤による効力を高めることができる。 According to the first aspect of the invention, since the medicine holding body is supported so as to be rotatable with respect to the container, the medicine holding body can be moved without moving the container, and the efficacy of the medicine holding body by the medicine can be increased. it can.
また、容器を中空リング状にしたので、薬剤放散器を例えばドアノブ等に掛けて使用することができ、利便性を向上できる。また、薬剤保持体がリング状であることから、薬剤を容器の略全周から放散することができ、薬剤による効力をより一層高めることができる。Further, since the container is formed in a hollow ring shape, the drug diffuser can be used by being hung on, for example, a door knob or the like, and convenience can be improved. Moreover, since the medicine holder is in a ring shape, the medicine can be diffused from substantially the entire circumference of the container, and the efficacy of the medicine can be further enhanced.
第2の発明によれば、薬剤保持体が空気を受けるひだ状部分を有しているので、薬剤保持体を空気の力によって回動させることができるとともに、空気の当たる面積を広く確保することができる。これにより、薬剤保持体の薬剤による効力をより一層高めることができる。 According to the second aspect of the invention, since the medicine holder has a pleated portion that receives air, the medicine holder can be rotated by the force of air, and a large area to which the air hits is secured. Can do. Thereby, the efficacy by the chemical | medical agent of a chemical | medical agent holder can be improved further .
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. It should be noted that the following description of the preferred embodiment is merely illustrative in nature, and is not intended to limit the present invention, its application, or its use.
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る薬剤放散器1の斜視図であり、図2はその正面図である。この薬剤放散器1は、図3〜図7にも示すように、蒸発する薬剤を保持した薬剤保持体10と、薬剤保持体10を収容する容器20とを備えており、薬剤保持体10に保持した薬剤を容器20の外方へ放散して薬剤による効果を得ることができるように構成されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view of a
図5や図8に示すように、薬剤保持体10は、液状の薬剤を含浸することによって保持可能な基材11を有している。基材11は、例えば不織布等で構成することができる。薬剤保持体10の基材11は、全体として正面視で円形リング状をなしており、山折部分と谷折部分とが周方向に交互に連続して多数のひだ状部分12を形成している。これにより、薬剤保持体10を収容するためのスペースを小さくしながら、基材11の量を多くすることが可能になるので、薬剤の保持量を十分に確保できるとともに、薬剤の蒸散面積を広く確保することができる。
As shown in FIGS. 5 and 8, the
また、薬剤保持体10は更に環状部材13を備えている。環状部材13は、基材11の内周側に嵌る円環状をなしており、基材11を構成する材料よりも硬質で変形しにくい材料(例えば樹脂材等)で構成されている。環状部材13の外周面は基材11の内周面に固着されている。この環状部材13の内周側が本発明の挿通孔13aとなっている。
The
基材11に保持される薬剤としては、常温で徐々に揮発する性質を有する薬剤であれば特に限定されないが、例えば虫忌避剤、殺虫剤、消臭剤、除菌剤、芳香剤等を挙げることができ、これらのうち1種のみであってもよいし、2種以上を組み合わせてもよい。
Although it will not specifically limit if it is a chemical | medical agent which has the property to volatilize gradually at normal temperature as a chemical | medical agent hold | maintained at the
図1や図2に示すように、容器20は、中空リング状に形成されている。この実施形態では、容器20は円環状をなすように形成されており、内部形状は、上記薬剤保持体10をリング状のまま収容して回動させることが可能な形状となっている。容器20の中心孔Aの直径は、例えば一般的な玄関等に用いられるドア100(図9に示す)のドアノブ101を挿入することが可能な程度に設定されており、具体的には100mm以上が好ましい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
容器20の上部には、フックF(図1にのみ仮想線で示す)等を取り付けるための取付孔21が該容器20を正面側から背面側に貫通するように形成されている。尚、フックFは取り付けなくてもよく、また、取付孔21に紐や糸を通すことも可能である。
An
容器20は、図3や図4に示すように、正面と背面との間の中心部において2つに分割された正面側部材30と背面側部材40とを組み合わせて構成されている。図2に示すように、正面側部材30は、全体として円環状に形成され、背面側に開放する凹状断面を有している。正面側部材30の内周部には、正面側内周接合部(支持部)31が円環状に形成されている。正面側内周接合部31の外側に、上記薬剤保持体10の環状部材13が嵌り、この状態で環状部材13は正面側内周接合部31に対して該正面側内周接合部31の中心線周りに回動可能となっている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
正面側内周接合部31の上部及び下部には、図7に示すように、それぞれ、背面側へ突出する係合爪部31aが形成されている。また、図1に示すように、正面側部材30の外周部には、正面側外周接合部32が円環状に形成されている。正面側外周接合部32の近傍には、図2に示すように複数の係合孔32aが周方向に間隔をあけて形成されている。
As shown in FIG. 7, engaging
正面側部材30の正面側内周接合部31と正面側外周接合部32との間の部位は、正面側へ向けて湾曲しており、全体に亘って多数の正面側開口部33を有している。これら正面側開口部33は、薬剤保持体10の薬剤を外部へ放散させるための薬剤放散用のものである。これら正面側開口部33は、正面側部材30の周方向に分散して開口しており、さらに、容器20の外周面及び内周面(中心孔Aの内周面)に対応する部位にも開口している。正面側部材30の上部において取付孔21と正面側内周接合部31との間には、非開口領域である板状部34が設けられている。この板状部34には、例えば製造会社のロゴや商品名等を記載することができる。
The part between the front side inner peripheral
図7に示すように、背面側部材40も正面側部材30と同様に全体として円環状に形成されており、正面側に開放する凹状断面を有している。背面側部材40の内周部には、上記正面側内周接合部31と一致する形状の背面側内周接合部(支持部)41が円環状に形成されている。背面側内周接合部41の外側に、上記薬剤保持体10の環状部材13が嵌り、この状態で環状部材13は背面側内周接合部41に対して該背面側内周接合部41の中心線周りに回動可能となっている。背面側内周接合部41と正面側内周接合部31とで本発明の支軸が構成される。
As shown in FIG. 7, the
図2に示すように、背面側内周接合部41の上部及び下部には、それぞれ、上記正面側部材30の係合爪部31aが引っ掛かって係合状態となる係合凹部41aが形成されている。
As shown in FIG. 2, an
また、図1に示すように、背面側部材40の外周部には、上記正面側外周接合部32と一致する背面側外周接合部42が円環状に形成されている。図2に示すように、背面側外周接合部42の近傍には、正面側へ突出する複数の係合爪部42aが形成されている。これら係合爪部42aは、上記正面側部材30の係合孔32aと一致するように配置されており、該係合孔32aに引っ掛かって係合するようになっている。
As shown in FIG. 1, a rear side outer peripheral
背面側部材40の背面側内周接合部41と背面側外周接合部42との間の部位は、背面側へ向けて湾曲しており、全体に亘って多数の背面側開口部43を有している。これら背面側開口部43も薬剤放散用のものであり、正面側開口部33と同様に背面側部材40の周方向に分散して開口するとともに、容器20の外周面及び内周面に対応する部位にも開口している。図6や図7に示すように、背面側部材40の下部において背面側内周接合部41と背面側外周接合部42との間には、非開口領域である板状部44が設けられている、この板状部44には、例えば本薬剤放散器1の取扱上の注意事項等を記載することができる。
The part between the back side inner periphery
図6や図7に示すように、背面側部材40の背面側内周接合部41と背面側外周接合部42との間の部位には、薬剤保持体10に薬剤を供給するための複数の薬剤供給口46が形成されている。薬剤供給口46は、背面側部材40の周方向に長い長孔形状であり、周方向に互いに間隔をあけて並んでいる。この薬剤供給口46からも薬剤を放散させることができる。
As shown in FIG. 6 and FIG. 7, a plurality of parts for supplying the medicine to the
次に、上記のように構成された薬剤放散器1を製造する場合について説明する。まず、正面側部材30及び背面側部材40を準備し、また、薬剤を保持させていない状態の薬剤保持体10を準備する。
Next, the case where the
そして、薬剤保持体10を正面側部材30または背面側部材40に、その開放側から収容する。例えば正面側部材30に収容した場合には、薬剤保持体10の環状部材13に、正面側部材30の正面側内周接合部31が嵌る。
And the chemical | medical
しかる後、正面側部材30と背面側部材40との開放側同士を合わせて一体化する。このとき、正面側部材30の係合爪部31aを背面側部材40の係合凹部41aに係合させるとともに、背面側部材40の係合爪部42aを正面側部材30の係合孔32aに係合させる。これにより、正面側内周接合部31と背面側内周接合部41とが全周に亘って接触して薬剤保持体10を回動可能に支持する支軸を構成する。また、正面側外周接合部32と背面側外周接合部42とも全周に亘って接合する。
Thereafter, the open sides of the
薬剤保持体10の環状部材13に、背面側部材40の背面側内周接合部41が嵌るので、薬剤保持体10は、正面側内周接合部31と背面側内周接合部41とによって回動可能に支持されることになる。
Since the back-side inner peripheral
次いで、薬剤保持体10に薬剤を含浸させることによって保持させる。すなわち、背面側部材40の各薬剤供給口46から薬剤を薬剤保持体10に供給する。このとき、薬剤供給口46が容器20の周方向に長く、かつ、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられているので、薬剤保持体10の全体に薬剤を供給することができ、薬剤の保持量を十分な量にすることができる。
Next, the
尚、薬剤は、薬剤保持体10を正面側部材30や背面側部材40に組み付ける前に薬剤保持体10に保持させておいてもよい。この場合、薬剤供給口46からの薬剤の供給工程は不要である。
The medicine may be held on the
上記のようにして得られた薬剤放散器1を使用する場合には、図9に示すようにドアノブ101を中心孔Aに挿入して薬剤放散器1をドアノブ101に吊り下げて使用することができる。使用時には、薬剤保持体10に保持されている薬剤が徐々に揮発し、揮発した薬剤は、容器20の正面側開口部33、背面側開口部43及び薬剤供給口46から外部へ放散される。容器20の正面や背面のみならず、側面や上面、底面等にも薬剤放散用の開口部33,34を形成しているので、多くの薬剤が広い範囲に放散される。
When using the
また、特に屋外で風があるときには、容器20の正面側開口部33や背面側開口部43から空気が内部に流入することがある。容器20の内部に流入した空気は、薬剤保持体10に当たることになるが、このとき、薬剤保持体10は容器20に対し回動可能に支持されているとともに、空気を受けるひだ状部分12を有しているので、空気の力によって回動する。これにより、容器20を動かさなくても薬剤保持体10を動かすことが可能になるので、薬剤保持体10に当たる空気の量が多くなり、薬剤の単位時間当たりの放散量が多くなる。
In particular, when there is wind outdoors, air may flow into the interior from the
また、ドア100を開閉する都度、薬剤放散器1が動くことになるので、外部の空気が正面側開口部33及び背面側開口部43から容器20の内部に出入りし、このことによっても薬剤の放散量が多くなる。
In addition, since the
また、薬剤放散器1をドア100の外側に吊り下げておくことで、薬剤放散器1をドア100の飾りとしても利用することができる。この場合、薬剤放散器1の容器20を、デザイン性の高い色に着色するのが好ましい。また、これとは反対に、薬剤放散器1が目立たないように暗めの色に着色することもできる。
In addition, by suspending the
使用時には、図1に示すフックFを用いて例えばドアノブ101等に吊り下げることもできる。この場合、フックFも薬剤放散器1の構成要素となる。
In use, the hook F shown in FIG. 1 can be used to suspend the
以上説明したように、この実施形態1に係る薬剤放散器1によれば、薬剤保持体10を容器20に対して回動可能に支持したので、容器20を動かさなくても薬剤保持体10を動かすことができ、薬剤保持体10の薬剤による効力を高めることができる。
As described above, according to the
また、薬剤保持体10が空気を受けるひだ状部分12を有しているので、薬剤保持体を空気の力によって回動させることができるとともに、空気の当たる面積を広く確保することができる。これにより、薬剤保持体10の薬剤による効力をより一層高めることができる。
In addition, since the
また、容器20を中空リング状にしたので、薬剤放散器1を例えばドアノブ101等に掛けて使用することができ、利便性を向上できる。また、薬剤保持体10がリング状であるため、薬剤を容器20の略全周から放散することができ、薬剤による効力をより一層高めることができる。
Moreover, since the
尚、上記実施形態では、容器20の略全体に正面側開口部33及び背面側開口部43を形成しているが、これに限らず、正面側開口部33のみ、または背面側開口部43のみに形成してもよい。
In the above embodiment, the
(参考例1)
図10は、参考例1に係る薬剤放散器1の斜視図である。この参考例1の薬剤放散器1は、容器20が円筒状である点と、薬剤保持体10が円筒状である点で実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
( Reference Example 1 )
FIG. 10 is a perspective view of the
参考例1の薬剤放散器1の容器20は、上下方向に延びる略円筒状に形成されている。図11〜図13に示すように、容器20の周壁部23は、上下方向中央部が最も大径で、上端部及び下端部に近づくほど径が小さくなるように形成されている。周壁部23の上側には、複数の薬剤放散用の上側開口部23aが周方向に互いに間隔をあけて形成されている。上側開口部23aは、上下方向に長い形状であり、容器20の上端壁に亘って開口している。また、周壁部23の下側にも、上側と同様に下側開口部23bが周方向に互いに間隔をあけて形成されており、下側開口部23bは、容器20の下端壁に亘って開口している。
The
容器20の上端壁には、帯状の吊り下げ部材50が設けられている。吊り下げ部材50は、容器20の上端壁から上方へ突出し、所定の大きさの輪を形成するように屈曲している。吊り下げ部材50には、輪の大きさを調整するための調整部材51が設けられている。吊り下げ部材50の輪の大きさは、図14に示すようにドアノブ101を挿入することが可能な程度に設定されている。
A band-shaped
図13に示すように、容器20の内部には、上下方向に延びる支軸(支持部)53が設けられている。支軸53の上端部は容器20の上壁部の略中心部に固定され、下端部は容器20の下壁部の略中心部に固定されている。
As shown in FIG. 13, a support shaft (support portion) 53 extending in the vertical direction is provided inside the
薬剤保持体10は、上下方向に長く延びており、中心部には上記支軸53が挿通する挿通孔10aが形成されている。挿通孔10aに支軸53を挿通した状態で、薬剤保持体10は支軸53周りに回動可能に支持される。
The
薬剤保持体10の基材11には、山折部分と谷折部分とが挿通孔10aの周方向に交互に形成されており、これら山折部分と谷折部分とにより、上下方向に延びる複数のひだ状部分12が構成されている。
In the
次に、参考例1に係る薬剤放散器1を使用する場合について説明する。容器20の上側開口部23aや下側開口部23bから空気が内部に流入した場合、その空気が薬剤保持体10に当たる。すると、薬剤保持体10が容器20に対し支軸53によって回動可能に支持されているとともに、空気を受けるひだ状部分12を有しているので、空気の力によって回動する。これにより、容器20を動かさなくても薬剤保持体10を動かすことが可能になるので、薬剤保持体10に当たる空気の量が多くなり、薬剤の単位時間当たりの放散量が多くなる。したがって、実施形態1のものと同様な作用効果を奏することができる。
Next, the case where the
また、この参考例1の薬剤放散器1は、吊り下げることなく、台の上に置いて使用することもできる。
Moreover, the
(実施形態2)
図15は、本発明の実施形態2に係る薬剤放散器1の斜視図である。この実施形態2の薬剤放散器1は、容器20の形状が実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
(Embodiment 2 )
FIG. 15 is a perspective view of the
実施形態2の容器20は、実施形態1と同様なリング状であるが、正面側には多数のフィン60が設けられる一方、背面側には薬剤放散用の開口部が形成されていない構造となっている。すなわち、容器20は、円筒状の外周壁部20aと、中心孔Aを形成する円筒状の内周壁部(支持部)20bとを有しており、これら外周壁部20a及び内周壁部20bの間の部分が正面側へ向けて膨出するように形成されている。容器20の正面側には、薬剤放散用の開口部24が中心孔Aに対して下方へ偏心した状態で形成されている。フィン60は、容器20の内周壁部20bから正面側を経て外周壁部20aに達するまで延びている。また、フィン60は、開口部24を径方向に横切っている。容器20の背面は、略平坦に形成されている。
The
容器20の上部には、フック65が設けられている。フック65は、容器20の外周壁部20aの左側から上方へ延びた後、下方へ湾曲形成されており、フック65の先端部は外周壁部20aの右側に接近している。フック65は、例えば図19に示すようにドアノブ101に掛けることができるようになっている。容器20の外周壁部20aの右側には、フック65の先端部に向けて突出する突出部66が設けられている。
A
薬剤保持体10の基本構造は実施形態1のものと同様である。図18に示すように、薬剤保持体10の環状部材13は、容器20の内周壁部20bの外側に嵌るようになっている。この状態で薬剤保持体10は内周壁部20bに対して該内周壁部20bの中心線周りに回動可能に支持される。
The basic structure of the
次に、実施形態2に係る薬剤放散器1を使用する場合について説明する。容器20の開口部24から空気が内部に流入した場合、その空気が薬剤保持体10に当たると、薬剤保持体10が容器20に対し内周壁部20bによって回動可能に支持されているとともに、空気を受けるひだ状部分12を有しているので、空気の力によって回動する。これにより、容器20を動かさなくても薬剤保持体10を動かすことが可能になるので、薬剤保持体10に当たる空気の量が多くなり、薬剤の単位時間当たりの放散量が多くなる。したがって、実施形態1のものと同様な作用効果を奏することができる。
Next, the case where the chemical |
(参考例2)
図20は、参考例2に係る薬剤放散器1の斜視図である。この参考例2の薬剤放散器1は、容器20の形状が実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
( Reference Example 2 )
FIG. 20 is a perspective view of the
参考例1の容器20は、正面と背面との間の中心部において2つに分割された正面側部材70と背面側部材80とを組み合わせて構成されている。容器20には、複数の薬剤放散用の開口部27が形成されている。開口部27は、容器20の右上部分、左上部分、右下部分、左下部分にそれぞれ形成されている。各開口部27は、容器20の正面側から背面側に亘って大きく開口している。
The
正面側部材70の外周部には、円環状に延びる正面側接合部71が形成されている。また、背面側部材80の外周部には、上記正面側接合部71に一致する形状の背面側接合部81が形成されている。
A front
容器20の上部には、帯状の吊り下げ部材85が設けられている。吊り下げ部材85は、容器20の上端部から上方へ突出して屈曲し、環状をなしている。吊り下げ部材85の内部には、例えば図25に示すようにドアノブ101が挿入されるようになっている。
A belt-
図23や図24に示すように、容器20の内部には、正面側から背面側へ延びる支軸(支持部)86が設けられている。支軸86は容器20の中心部に位置付けられており、支軸86の正面側の端部は、正面側部材70の中心部に固定され、背面側の端部は、背面側部材80の中心部に固定されている。薬剤保持体10の環状部材13の内側の挿通孔13aに支軸86が挿入されるようになっており、この状態で、薬剤保持体10は支軸53周りに回動可能に支持される。
As shown in FIGS. 23 and 24, a
次に、参考例1に係る薬剤放散器1を使用する場合について説明する。容器20の開口部27から空気が内部に流入した場合、その空気が薬剤保持体10に当たると、薬剤保持体10が容器20に対し支軸86によって回動可能に支持されているとともに、空気を受けるひだ状部分12を有しているので、空気の力によって回動する。これにより、容器20を動かさなくても薬剤保持体10を動かすことが可能になるので、薬剤保持体10に当たる空気の量が多くなり、薬剤の単位時間当たりの放散量が多くなる。したがって、実施形態1のものと同様な作用効果を奏することができる。
Next, the case where the
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。 The above-described embodiment is merely an example in all respects and should not be interpreted in a limited manner. Further, all modifications and changes belonging to the equivalent scope of the claims are within the scope of the present invention.
以上説明したように、本発明に係る薬剤放散器は、例えばドアノブに吊り下げて使用することができる。 As described above, the drug diffuser according to the present invention can be used by being suspended from, for example, a door knob.
1 薬剤放散器
10 薬剤保持体
10a 挿通孔
12 ひだ状部分
13 環状部材
13a 挿通孔
20 容器
23a 上側開口部(薬剤放散用の開口部)
23b 下側開口部(薬剤放散用の開口部)
24 開口部
27 開口部
30 正面側部材
31 正面側内周接合部(支持部)
33 正面側開口部(薬剤放散用の開口部)
40 背面側部材
41 背面側内周接合部(支持部)
43 背面側開口部(薬剤放散用の開口部)
53 支軸
86 支軸
DESCRIPTION OF
23b Lower opening (opening for drug release)
24 opening
33 Front side opening (drug opening)
40
43 Back side opening (opening for drug diffusion)
53
Claims (2)
上記薬剤保持体を収容する容器とを備え、
上記容器に形成された薬剤放散用の開口部から薬剤を外部に放散させるように構成された薬剤放散器において、
上記容器は、上記薬剤保持体を回動可能に支持する支持部を有するとともに中空リング状に形成され、
上記薬剤保持体は、上記容器の形状に対応するリング状に形成されていることを特徴とする薬剤放散器。 A drug carrier holding a drug that evaporates;
A container for containing the medicine holder,
In the drug diffuser configured to diffuse the drug to the outside from the opening for drug diffusion formed in the container,
The container is formed in a hollow ring shape as well as have a support for supporting rotatably the chemical retainer,
The drug delivery device, wherein the drug holder is formed in a ring shape corresponding to the shape of the container .
上記薬剤保持体は、上記容器の開口部から該容器の内部に流入した空気を受けるひだ状部分を有していることを特徴とする薬剤放散器。 The drug diffuser according to claim 1, wherein
The drug delivery device, wherein the drug holder has a pleated portion that receives air flowing into the container from the opening of the container.
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