JP6052754B1 - 木製包装用容器 - Google Patents

木製包装用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6052754B1
JP6052754B1 JP2016102008A JP2016102008A JP6052754B1 JP 6052754 B1 JP6052754 B1 JP 6052754B1 JP 2016102008 A JP2016102008 A JP 2016102008A JP 2016102008 A JP2016102008 A JP 2016102008A JP 6052754 B1 JP6052754 B1 JP 6052754B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
packaging container
storage body
closing
flap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016102008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017206305A (ja
Inventor
総一郎 齊藤
総一郎 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Groundstar
Original Assignee
Groundstar
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Groundstar filed Critical Groundstar
Priority to JP2016102008A priority Critical patent/JP6052754B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6052754B1 publication Critical patent/JP6052754B1/ja
Publication of JP2017206305A publication Critical patent/JP2017206305A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

【課題】外部包装容器と木製の内部包装用容器を有する包装用容器において、包装用容器を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しを容易に行うことができる包装用容器を提供することを目的とする。【解決手段】前記内部包装用容器は開閉可能な開閉収納体と該開閉収納体の開く範囲を制限する制限手段とを備え、該制限手段は、前記内部包装用容器の底部に設けられ傾斜面を有するフラップ板と前記開閉収納体を軸支する回転軸を備え、前記開閉収納体は前記フラップの嵌挿部と前記回転軸を支承する軸受部を備え、前記内部包装用容器は前記開閉収納体の嵌挿部に前記制限手段のフラップ板が嵌挿され且つ前記開閉収納体の軸受部に前記制限手段の回転軸が支承されて構成され、前記開閉収納体は前記回転軸に軸支されて開閉可能に形成され前記フラップ板の傾斜面と前記嵌挿部内壁面とが係合して前記開閉収納体の開く範囲を制限することを特徴とする。【選択図】 図15

Description

本発明は、包装用容器に関し、特に、瓶類を包装する木箱等の木製の包装用容器に関するものである。
従来、清酒、ワイン、ウィスキー、焼酎、ジュース等の飲料水が入った瓶類の包装用容器としては、包装用容器を使用しないときは、該包装用容器を扁平形状に展開し、複数枚数が積層されて保管され、使用時には、個々の包装用容器を所定の方法により立体箱形状に組み立てるものがある。この包装用容器は、それぞれの瓶の大きさや形状に合わせて、専用の形状をなしているものもあり、また、贈答用に使用される包装用容器は、箱の外周面に化粧を施されたものもある。包装用容器の素材は、コートボール、段ボール等の紙が一般的である。
上記の包装用容器は、構造が単純なものは、例えば、落下等の衝撃に弱く、また、耐衝撃性を考慮されたものであっても、あくまで、使用目的は、瓶類の包装用であるから、例えば、清酒又はワインが入った瓶の包装用容器は、清酒又はワインが飲まれるとき、または、清酒又はワインを飲み終わった後は、廃棄されてしまうか、小物入れ用として利用される。なお、瓶とともに包装用容器も記念あるいは思い出のもの等として保管されることもある。
ところで、一般的に、レストラン等で飲食するときに、飲食の雰囲気や美味しさをより高めるために、室内の照明を暗くして、キャンドルを灯し、幻想的空間、ロマンティックな空間等、様々な演出がなされていることが多い。このとき、キャンドルスリーブやキャンドルホルダーにより、キャンドルの炎を利用した演出もなされている。このような演出は、レストラン以外の様々な飲食店、結婚披露宴、パーティー、あるいは、一般家庭でも、行われている。キャンドルスリーブの代わりに行灯が用いられることもある。
通常、一般家庭においては、キャンドルスリーブやキャンドルホルダーは、清酒又はワイン等のアルコール飲料とは別々に購入する必要がある。しかしながら、アルコール飲料の販売箇所とキャンドルスリーブの販売箇所は、それぞれの販売店舗が相当離隔していたり、大型店舗のように同一の店舗であってもそれぞれの売り場が相当離隔していたりして、移動距離が長く、購入するのに不便である。
そこで、本発明者は、瓶に入った飲料、特にアルコール飲料をキャンドルスリーブの演出効果を楽しみながら飲むときに、キャンドルスリーブと瓶とを別々に購入する不便さを解消するために、瓶の包装用容器の一部がキャンドルスリーブとして形成され、該包装用容器の一部をキャンドルスリーブとして使用した際に、顕著な演出効果を発揮することができる包装用容器を考案した(特許文献1参照。)。
ここで、上記の特許文献1に記載の包装用容器は、収納・取り出し口が広く形成されており、また、瓶胴部係止片を設けて瓶の転がりを防止しているので、瓶の収納・取り出しを安全かつ容易に行うことができるが、縦長の該包装容器を横にした状態(瓶を横にした状態)で瓶の収納・取り出しを行うものであり、縦長の該包装容器を縦にした状態(瓶を縦にした状態)で瓶の収納・取り出しを行うことは、想定されていない。
このため、本出願人は、包装用容器、特に、内部包装用容器と外部包装容器とを有する瓶類の包装用容器において、縦長形状の包装用容器を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しの少なくとも一方を容易に行うことができ、また、外部包装用容器がキャンドルスリーブとして形成された包装用容器を発明した(特許文献2参照。)。
登録実用新案第3196409号公報 特許第5811488号公報 特許第2563085号公報
ところで、瓶類の包装用容器としては、紙箱以外に、贈答用に木箱が用いられる場合がある。贈答用としては、紙箱よりも木箱の方が高級イメージがあるからである。しかしながら、上記特許文献1、2に記載の発明は、紙素材のブランクを折り曲げて包装用容器を組み立てる技術であり、また、木製の包装用容器は個々の構成部品が紙製に比べ、強度は向上するものの、厚み・重量が増し、可撓性が低いことなどから、紙製の技術の木箱への応用が容易ではない。
ここで、瓶類の包装用容器として木箱を用いたものは、例えば、特許文献3に示すような「底板と、該底板の周囲に立設された側板と、該側板に設けられた支持紐掛止孔と、収納された瓶を箱内において浮遊状態で支持するよう瓶の下部に配置すると共に、その両端をそれぞれ前記紐掛止孔に挿通させた後、結紮される支持紐とからなることを特徴とする瓶用包装箱」がある。
しかしながら、特許文献3に記載の「瓶用包装箱」は、支持紐を側板の内側から外側に挿通させる構成であるため、瓶類を包装したときには、側板から支持紐の一部が突出するため、例えば、特許文献1,2のように、キャンドルスリーブとしての外部包装用容器を被装させようとすると、箱の外側面に突出した支持紐が邪魔になるので、キャンドルスリーブとしての外部包装用容器を被装させることができない。また、特許文献3に記載の「瓶用包装箱」は、包装箱体に上蓋を着脱することで瓶を出し入れ可能とし、瓶を横にした状態で収納するものであり、木箱としては一般的な技術であり、特許文献2の「収納物の収納又は取り出しの少なくとも一方において開閉可能な開閉体を有し、該開閉体が開かれた際に、該開閉収納体の開く範囲を制限する制限手段」を備えておらず、瓶及び瓶用包装箱を立てた状態での収納・取り出しを行うことを想定されていない。
したがって、特許文献3の「瓶用包装箱」は、特許文献2の「包装用容器」のように、瓶及び瓶用包装箱を立てた状態で収納・取り出しができず、また、外部包装用容器をキャンドルスリーブとして利用する技術思想もないので、顕著な演出効果を奏することができない。
このため、本発明は、包装用容器、特に、外部包装容器と、木製の内部包装用容器を有する瓶類の包装用容器において、木製の内部包装用容器を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しの少なくとも一方を容易に行うことができる包装用容器を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記木製の内部包装用容器に、木製の開閉収納体と、該開閉収納体の開く範囲を制限する木製の制限手段を備え、前記開閉収納体の開閉をスムーズに行うことができる包装用容器を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記木製の内部包装用容器において、外部包装用容器をキャンドルスリーブとして形成することで、ユーザ使用時に顕著な演出を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、外部包装用容器と木製の内部包装用容器とを備えた包装用容器であって、前記内部包装用容器は、収納物の収納又は取り出しの少なくとも一方において開閉可能な開閉収納体と、該開閉収納体の開く範囲を制限する制限手段とを備え、該制限手段は、前記内部包装用容器の底部に設けられた、傾斜面を有するフラップ板と、前記開閉収納体を軸支する回転軸を備え、前記開閉収納体は、前記フラップ板が嵌挿されるフラップ嵌挿部と、前記回転軸を支承する軸受部を備え、該フラップ嵌挿部及び該軸受部は、前記制限手段の一部として構成されており、前記内部包装用容器は、前記開閉収納体のフラップ嵌挿部に前記制限手段のフラップ板が嵌挿され、且つ、前記開閉収納体の軸受部に前記制限手段の回転軸が支承されて構成され、前記開閉収納体は、前記回転軸に軸支されて開閉可能に形成され、前記フラップ嵌挿部に形成された制限壁面が、前記フラップ板に形成された傾斜面に当接して、前記開閉収納体の開く範囲を制限するように構成され、前記開閉収納体が開閉される方向を前後方向、該前後方向に直交する方向を左右方向と定義すると、前記開閉収納体は、前後方向に対向して配置される一対の第1及び第2の開閉収納体で構成され、前記フラップ嵌挿部は、前記第1の開閉収納体の左右板、及び、前記第2の開閉収納体の左右板に、前記制限壁面を設けて、各々が独立して形成され、前記軸受部は、前記第1の開閉収納体の左右板、及び、前記第2の開閉収納体の左右板に、各々が独立して形成され、前記内部包装用容器の底部には、四角形状に形成された底板が配設されており、前記フラップ板は、前記底板の左右辺の、前記フラップ嵌挿部に嵌挿可能な位置に、各々が独立して形成され、前記回転軸は、前記底板の左右辺の前記フラップ板近傍の位置であって、前記第1及び第2の開閉収納体の開閉時の回転の支点部分に、各々が独立して形成され、前記フラップ板は、長方形の木製板材を加工して、下辺よりも上辺を短くして前記傾斜面を形成されており、該傾斜面の傾斜角度は前記第1及び第2の開閉収納体の開く範囲を制限する角度に形成されており、該前記第1及び第2の開閉収納体が前記角度に開いた状態で、前記制限壁面が前記傾斜面に当接するように形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装用容器であって、前記開閉収納体の軸受部には、補強部材が嵌着されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の包装用容器であって、前記内部包装用容器は、頂部に上蓋と、底部に高さ調整板とを備え、前記上蓋部は、前記開閉収納体を係止して、該開閉収納体の閉じた状態を維持し、前記高さ調整板は、前記内部包装用容器の底部に嵌装されて、前記収納物の高さを調整し、且つ、該収納物の底部を保護することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の包装用容器であって、前記開閉収納体の開く範囲は、少なくとも、該開閉収納体の開角度、該開閉収納体の回動する量のうちのいずれか1つであることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の包装用容器であって、前記開閉収納体の上部に、前記収納物の頂部保護手段が形成されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の包装用容器であって、前記外部包装用容器は、キャンドルスリーブとして形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、外部包装用容器と、木製の内部包装用容器とを備えた包装用容器において、前記内部包装用容器が開閉収納体と該開閉収納体の開閉制限手段とを備え、縦長形状の前記包装用容器を立てた状態で瓶類の収納又は取り出しの少なくとも一方を行うために前記開閉収納体を開いた際に、該開閉収納体が所定の範囲以上に開くことが制限されるように形成されているので、前記包装用容器を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しの少なくとも一方を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、木製の前記制限手段に開閉収納体の回転軸を設け、回転軸の軸受部に補強部材を嵌着したことで、前記開閉収納体の開閉がスムーズになり、且つ、軸受部の強度を向上させることができる。
また、本発明によれば、外部包装用容器がキャンドルスリーブとして形成され、該外部包装用容器をキャンドルスリーブとして使用することで、顕著な演出効果を発揮することができる。
本発明の一実施形態における包装用容器の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における外部包装用容器と内部包装用容器の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器の上蓋を外した状態の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器を底面側から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器の正面図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器の左側面図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器の平面図である。 本発明の一実施形態における内部包装用容器の底面図である。 本発明の一実施形態における高さ調整板の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における上蓋の説明図である。 本発明の一実施形態における底部の外観斜視図である。 本発明の一実施形態における後開閉収納体の要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における後開閉収納体を底部側から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態における後開閉収納体に底部を嵌装して組み立てた状態を示す斜視図である。 図14において、後開閉収納体を開いた状態を示す斜視図である。 図15を底部斜め下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態における補強部材を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態における包装用容器を全開にした状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における包装用容器を全開にした状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態における包装用容器を全開にして瓶を収納した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における包装用容器の開く範囲と、回転軸の作用の説明図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態における包装用容器1の外観斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態における外部包装用容器2と内部包装用容器3の外観斜視図である。図1に示すように、本発明の包装用容器1は、縦長の四角柱状の内部包装用容器3が、四角筒状の外部包装用容器2に被装されて構成されている。本実施形態においては、外部包装用容器2は、例えば、透光性のポリエチレンテレフタラートで形成され、内部包装用容器3は、全ての構成部品が、例えば、飫肥杉等の木材で形成されているが、必要に応じて適宜素材を変更してもよい。なお、各図に矢印で示した前、後、左、右の方向は、各図毎の方向の説明を行うために便宜上設けたものである。
図2は、包装用容器1において、内部包装用容器3から外部包装用容器2を取り外して、外部包装用容器2と内部包装用容器3とを並置した状態を示している。内部包装用容器3は、前部に設けられた前開閉収納体5と、後部に設けられた後開閉収納体6と、頂部に設けられた上蓋4と、底部に設けられた底部9(詳細は後述する。)とを備えている。また、底部9には、収納する瓶類の異なる高さに対応するために、高さ調整用の高さ調整板12(詳細は後述する。)が設けられてもよい。前開閉収納体5は、前板5Fと、前左板5Lと、前右板5Rとが、接着剤で貼着されて形成されている。後開閉収納体6は、前開閉収納体5と同一構造であり、後板6Bと、後左板6Lと、後右板6Rとが、接着剤で貼着されて形成されているが、図2では、後右板6Rのみが視認される。前開閉収納体5と後開閉収納体6とは、対向した状態で組み立てられる。瓶類の収納物は、内部包装用容器3の中に収納することができる。本実施形態においては、瓶類及び内部包装用容器3を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しの少なくともいずれか一方を、容易に行うことができる。なお、本実施形態の包装用容器1は、清酒又はワイン等の瓶類を収納した状態で、さらに風呂敷で包装し、贈答用として用いることもできる。このとき、キャンドルスリーブ、行灯等として使用する外部包装用容器2の側面の模様と、風呂敷の模様とを同じにすると、さらに演出効果を高めることができる。
図3は、上蓋4を取り外した状態の内部包装用容器3の外観斜視図である。なお、前開閉収納体5と後開閉収納体6とは、構成部品も含め、全て同一構造、同一機能であるため、以下、特に必要がなければ、一方のみ説明し、他方の説明は省略する。
図3に示すように、前開閉収納体5の頂部中央には、上蓋前差込溝5eが形成されている。同様に、後開閉収納体6の頂部中央には、上蓋後差込溝6eが形成されている。上蓋前差込溝5e、上蓋後差込溝6eは、それぞれ、後述する上蓋前差込片4F,上蓋後差込片4Bを差し込んで係止することができるように削成されている。前開閉収納体5、後開閉収納体6の頂部から下方の所定位置には、頂部前保護部7F,頂部後保護部7Bが設けられ、頂部前保護部7Fと頂部後保護部7Bとで、枡形の上蓋嵌合凹部7を構成し、この上蓋嵌合凹部7に、上蓋4のキャンドル収納箱4bを嵌合させることができる。
前開閉収納体5の前板5Fと後開閉収納体6の後板6B、前左板5Lと後左板6L、前右板5Rと後右板6Rとは、それぞれ、同一形状に形成されている。内部包装用容器3を閉じた状態、つまり、前開閉収納体5と後開閉収納体6を閉じた状態では、前左板5Lと後左板6Lの内側壁面同士が密接し、且つ、前右板5Rと後右板6Rの内側壁面同士が密接するように形成されている。
図4は、内部包装用容器3を、底面側から見た斜視図である。図示するように、内部包装用容器3の底部には、収納する瓶類を保護するための底部9が嵌脱可能に嵌装されている。底部9は、四角状の底板9eと、底板9eの左辺に設けられた2つのフラップ板9a,9c、2つの回転軸10a,10cと、底板9の右辺に設けられた2つのフラップ板9b,9d、2つの回転軸10b,10dを備えている。また、前左板5Lの底部には、フラップ板9a,回転軸10a、それぞれを、嵌挿することができるフラップ嵌挿部5a,軸受部6aが形成され、後左板6Lの底部には、フラップ板9c,回転軸10c、それぞれを、嵌挿することができるフラップ嵌挿部5c,軸受部6cが形成され、前右板5Rの底部には、フラップ板9b,回転軸10b、それぞれを、嵌挿することができるフラップ嵌挿部5b,軸受部6bが形成され、後右板6Rの底部には、フラップ板9d,回転軸10d、それぞれを、嵌挿することができるフラップ嵌挿部5d,軸受部6dが形成されている。特許文献2に記載の発明は、「角度制限片」が、折り曲げて組み立てられた「開閉収納体」の「差込空間部」に差し込まれる構成であったが、本発明では、素材に所定の厚みを有する木製板材を使用するため、前後開閉収納体5,6に、フラップ板9a〜9dを嵌挿するためのフラップ嵌挿部5a〜5dを形成したことに特徴がある。また、前後開閉収納体5,6の開閉をスムーズにするために、前後開閉収納体5,6の開閉時の回転の支点部分に回転軸10a〜10dを設けたことも、本発明の特徴の一つである。なお、軸受部6a〜6dには、後述するように、補強部材が嵌着される。
図5は、内部包装用容器3の正面図、図6は、内部包装用容器3の左側面図、図7は、内部包装用容器3の平面図、図8は、内部包装用容器3の底面図である。図7(a)は、上蓋4を嵌装させた状態を示し、図7(b)は、上蓋4を、取り外した状態を示している。
上蓋4は、平面視において、角形の蓋板4a、角形のキャンドル収納箱4b、角形のキャンドル収納箱蓋4c、円形のキャンドル収納部CH1,CH2を備えている。蓋板4aは、内部包装用容器3の頂部と同一形状に形成されている。キャンドル収納箱4bは、蓋板4aよりも縮径に形成されている。キャンドル収納箱蓋4cは、キャンドル収納部CH1,CH2の蓋として形成され、スライド式で開閉できるようにキャンドル収納箱4bの下面に設けられており、落下防止のため、キャンドル収納蓋4cは、側面視で上面が下面よりも拡径に形成されている(図6参照。)。このキャンドル収納箱蓋4cの形状に適合させて、キャンドル収納箱4bには、ガイド溝4f,4g(図10参照。)が削成されている。
頂部前保護部7Fは、前板5Fの上部で頂部から下方の所定位置に形成され、頂部後保護部7Bは、後板6Bの上部の頂部前保護部7Fと対応する位置に形成され、互いに対向して配設されている。頂部後保護部7F内部、頂部後保護部7B内部には、それぞれ、平面視半円状の瓶口前保護凹部8F、瓶口後保護凹部8Bが形成され、内部包装用容器3に瓶類を収納して前開閉収納体5と後開閉収納体6を閉じたときに、瓶口前保護凹部8Fと瓶口後保護凹部8Bとで、瓶類の瓶口部を挟持して固定することができる。これにより、収納した瓶類を外部からの衝撃から防止することができる。キャンドル収納箱4bは、前板5F、前左板5L、前右板5R、後板6B、後左板6L、後右板6R、頂部前保護部7F、頂部後保護部7Bで構成される枡形の上蓋嵌合凹部7に嵌合されている。
キャンドル収納箱4bの前面中央部、後面中央部には、それぞれ、舌片形状の上蓋前差込片4F、上蓋後差込片4Bが貼着されており、前板5F、後板6Bのそれぞれの上側内壁には、上蓋前差込片4F、上蓋後差込片4Bがそれぞれ差し込まれて係止されるように、上蓋前差込片4F、上蓋後差込片4Bの形状に適合させて、上蓋前差込溝5e、上蓋後差込溝6eが削成されている。これにより、上蓋4を、内部包装用容器3に固定して嵌装することができ、前後開閉収納体5,6の閉じた状態を維持することができる。
キャンドル収納箱4bには、二つのキャンドル収納部CH1,CH2が形成され、後述のキャンドルC1,C2を、それぞれ、収納することができる。蓋板4aとキャンドル収納箱4bとは、一つの板材を加工して形成したものであるが、別体に形成したものを接着剤で貼着したものでもよい。
底部9の底板9eに貼着されたフラップ板9a〜9dは全て同一形状であるので、フラップ板9aについて説明すると、フラップ板9aは、長方形状の木製板材を加工して形成されており、図6に示すように、後辺から上辺に向けて傾斜する傾斜面25aを有し、下辺よりも上辺が短く形成されている。この傾斜面25aの傾斜角度が、前後開閉収納体5,6の開く範囲を決定している。フラップ板9aは底板9eの左側面前部に設けられ、フラップ板9cは底板9eの左側面後部に設けられ、また、フラップ板9b(図8等参照。)は、底板9eの右側面前部に設けられ、フラップ板9d(図8参照。)は、底板9eの右側面後部に設けられ、フラップ板9aの傾斜面25aとフラップ板9cの傾斜面25cとが対向するように、同様に、フラップ板9bの傾斜面25bとフラップ板9dの傾斜面25dとが対向するように配設されている。
前左板5Lの下部中央内部には、フラップ嵌挿部5aが形成されている。フラップ嵌挿部5aは、内部包装用容器3の底部に、底部9を嵌装したときに、対応するフラップ板9aが嵌挿することができる形状に、前左板5Lの内壁面を削成して形成される。このとき、前後開閉収納体5,6をスムーズに開閉することができるように、図示するように、フラップ嵌挿部5aの幅は、フラップ板9aの幅に対し、所定の間隙、いわゆる遊び(「クリアランス」ともいう。)を持たせて形成されている。フラップ嵌挿部5b〜5dも、フラップ嵌挿部5aと同様の技術思想で形成され、フラップ嵌挿部5cは後左板6Lの下部中央に、フラップ嵌挿部5bは前右板5Rの下部中央に、フラップ嵌挿部5dは後右板6Rの下部中央部に設けられている。
底板9eの左側面の両端部には、円柱状の回転軸10a,10cが設けられ、底板9eの右側面の両端部には、円柱状の回転軸10b,10dが設けられている。また、前左板5L、前右板5Rの前端部の内壁面、後左板6L、後右板6Rの後端部の内壁面には、それぞれ、対応する回転軸10a,10b,10c,10dを嵌挿することができるように、軸受部6a,6b,6c,6dが削成されている。回転軸10a,10b,10c,10dが、それぞれ、軸受部6a,6b,6c,6dに軸支されることで、前後開閉収納体5,6の開閉をスムーズに行うことができる。
図8に示すように、底板9eの上面を平面視円形に削成して、収納した瓶類の底部を固定して保護するための瓶底保護凹部9hが形成されている。収納する瓶類の異なる高さに対応するために、図9に示すような高さ調整板12を、底部9の上に載置してもよい。高さ調整板12の上面にも、底板9eと同様に、収納した瓶類の底部を固定して保護するための瓶底保護凹部12hが形成されている。
図10は、上蓋部4の説明図である。図10(a)は、上蓋部4aを斜め上から見た斜視図、図10(b)は、蓋板4aを下方にした状態の斜視図、図10(c)は、図10(b)の分解斜視図である。構造的な説明は、ほぼ上述した通りである。キャンドル収納箱蓋4cには、ガイド窪み4f,4gが形成されている。このガイド窪み4f,4gのいずれか一つ又は両方を指で軽く押圧しながらスライドさせることで、キャンドル収納箱蓋4cを容易に開閉することができる。また、キャンドルC1,C2は、蝋体を金属性カバーで被装された円筒形状であり、それぞれ、キャンドル収納部CH1,CH2の収納された後、キャンドル収納箱蓋4cを閉じることで、落下しないように収納される。また、前述したように、キャンドル収納箱蓋4cも、キャンドル収納箱4bから落下しないように形成されている。
図11は、底部9の斜視図である。底板9eの左側面前部には、回転軸10aと、傾斜面25aを有するフラップ板9aとが設けられ、底板9eの左側面後部には、傾斜面25cを有するフラップ板9cと、回転軸10cとが設けられ、傾斜面25aと傾斜面25cとが対向するように配設されている。底板9eの右側面前部には、回転軸10bと、傾斜面25bを有するフラップ板9bとが設けられ、底板9eの右側面後部には、傾斜面25dを有するフラップ板9dと、回転軸10dとが設けられ、傾斜面25bと傾斜面25dが対向するように配設されている。底部9の底板9eの前面及び後面は、面取りされている。なお、本実施形態においては、構成部品の角部は、必要に応じて適宜面取りされている。
図12は、後開閉収納体6の要部を示す斜視図、図13は、後開閉収納体6を底部側から見た斜視図である。後左板6Lの下部中央に形成されたフラップ嵌挿部5cは、垂直に削成された内壁面21a,21cを有し、後右板6Rの下部中央に形成されたフラップ嵌挿部5dは、垂直に削成された内壁面21b,21dを有し、このうち、内壁面21aと内壁面21bが、後開閉収納体6の開く範囲の制限に寄与するので、以下、内壁面21aを後左制限壁面21a、内壁面21bを後右制限壁面21bという。フラップ嵌挿部5cには、フラップ板9cが嵌挿され、フラップ嵌挿部5dには、フラップ板9dが嵌挿される。前開閉収納体5についても同様に、フラップ板9aは、前左板5Lのフラップ嵌挿部5a(図6参照。)に嵌挿され、フラップ板9bは、前右板5Rのフラップ嵌挿部5b(図8参照。)に嵌挿され、前開閉収納体5の開く範囲の制限に寄与するのは、フラップ嵌挿部5aに形成された前左制限壁面20c(不図示。)、フラップ嵌挿部5bに形成された前右制限壁面20d(不図示。)である。
回転軸10cは、後左板6Lに形成された軸受6cに嵌挿され、回転軸10dは、後右板6Rに形成された軸受6dに嵌挿される。また、回転軸10aは、同様に、前左板5Lに形成された軸受6a(図8参照。)に嵌挿され、回転軸10bは、前右板5Rに形成された軸受6b(図8参照。)に嵌挿される。
図14は、底部9を後開閉収納体6に嵌装して組み立てた状態を示す斜視図である。底部9は、同様に、前開閉収納体5にも嵌装することができる。図15、図16は、図14の状態から、後開閉収納体6を最大制限範囲に開いた状態を示しており、図15は、斜め上側から見た斜視図、図16は、斜め下側から見た斜視図である。後開閉収納体6は、回転軸10c、10dに軸支されてスムーズに回動可能であり、前開閉収納体5は、回転軸10a,10bに軸支されて、スムーズに回動可能である。そして、図示するように、後開閉収納体6が開く方向に回転したときに、フラップ嵌挿部5bの後左制限壁面21aが、フラップ9cの傾斜面25aに当接したときに、後開閉収納体6の開く動作が制限される。このとき、フラップ嵌挿部5dの後右制限壁面21bもフラップ9dの傾斜面25dに当接するように形成されている。前開閉収納体5の開く動作も同様である。
ここで、フラップ嵌挿部5cと軸受部6cが近接しているため、フラップ嵌挿部5cと軸受部6cとの間の部分の板厚が薄くなっており、この部分が、前後開閉収納体6の繰り返しの開閉動作により、破損する虞がある。フラップ嵌挿部5aと軸受部6a、フラップ嵌挿部5bと軸受部6b、フラップ嵌挿部5dと軸受部6dのそれぞれの関係についても同様である。そこで、図17に示すように、底部9を内部包装用容器3に嵌装した後、4つの軸受部6a〜6dそれぞれに、補強部材11a〜11dが嵌着される。これにより、各軸受部の空間部を補強部材で密嵌して、フラップ嵌挿部5c(5a,5b,5d)と軸受部6c(6a,6b,6d)との間の部分の強度を向上することができ、前後開閉収納体5,6の繰り返しの開閉動作による破損の虞をなくすことができた。なお、補強部材11a〜11dで軸受部6a〜6dを密嵌しても、回転軸10a〜10dの動作には支障がない。
図18は、内部包装用3の全開状態を示し、前開閉収納体5と、後開閉収納体6が、最大制限範囲に開かれた状態を示している。通常は、この全開状態で、瓶類を内部包装用容器3から取り出し、また、瓶類を内部包装用容器3に収納することができる。ここで、この内部包装用容器3の全開状態で、前後の開閉収納体5,6開いた角度、つまり、開角度は、この角度以上に開くことが制限されている。従って、収納された瓶類は、内部包装用容器3が立った状態(収納された瓶類が立った状態)で、容易に取り出しを行うことができる。同様に、内部包装用容器3が立った状態で、容易に瓶類の収納を行うことができる。このとき、内部包装用容器3の開閉をスムーズに行うことができる。
図19は、内部包装用容器3の全開状態を正面から見た図である。ここで、内部包装用容器3を閉じた状態、つまり、前後開閉収納体5,6を閉じた状態では、前左板5Lの前左内側壁面5Laと後左板6Lの後左内側壁面6Lcは、垂直方向に密接された状態にあり、収納された瓶類Bの垂直方向の中心線CLと略一致する。前右板5Rの前右内側壁面5Rbと後右板6Rの後右内側壁面6Rdも、同様に垂直方向に密接状態にあり、前記中心線CLと略一致する。後開閉収納体6を開いたときの、後開閉収納体6(後左板6Lの後左内側壁面6Lc)の、中心線CLに対する角度を開角度θとすれば、後開閉収納体6の全開状態の開角度θは、フラップ板9cの傾斜面25cの中心線CLに対する傾斜角度θ0と略等しくなるように設定されている。同様に、前開閉収納体5(前左板5Lの前左内側壁面5La)の全開状態の開角度θは、フラップ板9aの傾斜面25aの中心線CLに対する傾斜角度θ0と略等しくなるように設定される。そして、前後開閉収納体5,6は、開角度θ0以上に開かれることが制限されている。なお、フラップ嵌挿部5aの前左制限壁面20c、及び、フラップ嵌挿部5bの前右制限壁面20dは、前開閉収納体5(前左内側壁面5La,前右内側壁面5Rb)の中心線CLに対する角度θと等しく、フラップ嵌装部5cの後左制限壁面21c、及び、フラップ嵌挿部5dの後右制限壁面21dは、後開閉収納体6(後左内側壁面6Lc,後右内側壁面6Rd)の中心線CLに対する角度θと等しい。
図21は、開角度が制限される理由を説明する図である。図21(a)は、内部包装用容器3(前後開閉収納体5,6)を閉じた状態を示し、図21(b)は、内部包装用容器3が、開かれる途中状態を示し、図21(c)は、内部包装用容器3の全開状態を示す。
内部包装用容器3を閉じた状態では、フラップ板9aはフラップ嵌挿部5aに嵌挿されている。また、フラップ板9cはフラップ嵌挿部5cに嵌挿されている。後開閉収納体5を閉じた状態では、フラップ板9aとフラップ嵌挿部5aには、前述したように、密接ではなく、多少の間隙(「遊び」、あるいは、「クリアランス」ともいう。)が形成されている。また、前開閉収納体6を閉じた状態では、フラップ板9cとフラップ嵌挿部5cには、同様に、多少の間隙が形成されている。前後開閉収納体5,6は、それぞれ、回転軸10a,10cに軸支されている。なお、図21で視認されない、前右板5R,後右板6R側の関連構成品も、同様の動作をするので説明を省略する。
この状態では、フラップ板9aの傾斜面25aは、傾斜面の下側から上側に行くほど、前左板5Lの前左内側壁面5La(フラップ嵌挿部5aの後左制限壁面20c)から離隔している。同様に、フラップ板9cの傾斜面25cは、傾斜面の下側から上側に行くほど、後左板6Lの後左内側壁面6Lc(フラップ嵌挿部5cの後左制限壁面21a)から離隔している。
この閉じた状態から、前後開閉収納体5,6を開いていくと、図21(b)に示すように、まず、前開閉収納体5は、回転軸10aを支軸として前方向に回動する。そして、フラップ嵌挿部5aの内壁面20aは、フラップ板9aから徐々に離隔していくが、前左制限壁面20cは、離隔していた上側部分が、フラップ板9aの傾斜面25aに徐々に接近し、図21(c)に示すように、前開閉収納体5(前左内側壁面5La)の開角度θが、傾斜面25aの中心線CLに対する傾斜角度θ0と略等しくなったときに、前左制限壁面20cが傾斜面25aに当接し、前開閉収納体5の回動が停止される。そして、この開角度θ以上に前開閉収納体5が開くことが制限される。
同様に、後開閉収納体6は、図示するすように、回転軸10cを支軸として後方向に回動する。そして、フラップ嵌挿部5cの内壁面21cは、フラップ板9cから徐々に離隔していくが、後左制限壁面21aは、離隔していた上側部分が、フラップ板9cの傾斜面25cに徐々に接近し、図21(c)に示すように、後開閉収納体6(後左内側壁面6Lc)の開角度θが、傾斜面25cの中心線CLに対する傾斜角度θ0と略等しくなったときに、後左制限壁面21aが傾斜面25aに当接し、後開閉収納体6の回動が停止される。そして、この開角度θ以上に後開閉収納体6が開くことが制限される。前後開閉収納体5,6の開閉動作時は、常に回転軸10a〜10dに軸支されているので、前後開閉収納体5,6の開閉動作をスムーズに行うことができる。
上述した前後開閉収納体5,6(前左内側壁面5La,前右内側壁面5Rc)の開角度は、前後開閉収納体5,6(前左内側壁面5La,前右内側壁面5Rc)が、中心線CLに対して回動する量(あるいは、回転する量)と表現を変えて言うこともできる。前後開閉収納体5,6の開角度θ、回動(回転)する量を総称して、前後開閉収納体5,6の開く範囲ともいう。この前後開閉収納体5,6の開く範囲は、フラップ嵌挿部5a〜5d、フラップ板9a〜9dの形状(特にフラップの傾斜面の傾斜角度)、位置を変えることで、適宜調整可能である。
このように、本発明によれば、開閉収納体を有する木製の内部包装用容器を備えた包装用容器が、該包装用容器を立てた状態で瓶類の収納又は取り出しの少なくともいずれか一方を行うために、前記開閉収納体を開いた際に、該開閉収納体が所定の範囲以上に開くことを制限されるように形成されているので、前記包装用容器を立てた状態で、瓶類の収納又は取り出しの少なくともいずれか一方を容易に行うことができるとともに、開閉収納体の開閉収納体をスムーズに行うことができる。
1 包装用容器
2 外部包装用容器
3 内部包装用容器
4 上蓋
4a 蓋板
4b キャンドル収納箱
4c キャンドル収納箱蓋
4d,4e ガイド溝
4f,4g ガイド窪み
4F 上蓋前差込片
4B 上蓋後差込片
C1,C2 キャンドル
CH1,CH2 キャンドル収納部
5 前開閉収納体
5a,5b,5c,5d フラップ嵌挿部
5e 上蓋前差込溝
5F 前板
5L 前左板
5La 前左内側壁面
5R 前右板
5Rb 前右内側壁面
6 後開閉収納体
6a,6b,6c,6d 軸受部
6e 上蓋後差込溝
6B 後板
6L 後左板
6Lc 後左内側壁面
6R 後右板
6Rd 後右内側壁面
7 上蓋嵌合凹部
7F 頂部前保護部
7B 頂部後保護部
8F 瓶口前保護凹部
8B 瓶口後保護凹部
9 底部
9a,9b,9c,9d フラップ板
9e 底板
9h,12h 瓶底保護凹部
10a,10b,10c,10d 回転軸
11a,11b,11c,11d 補強部材
12 高さ調整板
20a,20b,21c,21d 内壁面
20c 前左制限壁面(内壁面)
20d 前右制限壁面(内壁面)
21a 後左制限壁面(内壁面)
21b 後右制限壁面(内壁面)
25a,25b,25c,25d フラップ板の傾斜面


Claims (6)

  1. 外部包装用容器と木製の内部包装用容器とを備えた包装用容器であって、
    前記内部包装用容器は、収納物の収納又は取り出しの少なくとも一方において開閉可能な開閉収納体と、該開閉収納体の開く範囲を制限する制限手段とを備え、
    該制限手段は、前記内部包装用容器の底部に設けられた、傾斜面を有するフラップ板と、前記開閉収納体を軸支する回転軸を備え、
    前記開閉収納体は、前記フラップ板が嵌挿されるフラップ嵌挿部と、前記回転軸を支承する軸受部を備え、該フラップ嵌挿部及び該軸受部は、前記制限手段の一部として構成されており、
    前記内部包装用容器は、前記開閉収納体のフラップ嵌挿部に前記制限手段のフラップ板が嵌挿され、且つ、前記開閉収納体の軸受部に前記制限手段の回転軸が支承されて構成され、
    前記開閉収納体は、前記回転軸に軸支されて開閉可能に形成され、
    前記フラップ嵌挿部に形成された制限壁面が、前記フラップ板に形成された傾斜面に当接して、前記開閉収納体の開く範囲を制限するように構成され、
    前記開閉収納体が開閉される方向を前後方向、該前後方向に直交する方向を左右方向と定義すると、
    前記開閉収納体は、前後方向に対向して配置される一対の第1及び第2の開閉収納体で構成され、
    前記フラップ嵌挿部は、前記第1の開閉収納体の左右板、及び、前記第2の開閉収納体の左右板に、前記制限壁面を設けて、各々が独立して形成され、
    前記軸受部は、前記第1の開閉収納体の左右板、及び、前記第2の開閉収納体の左右板に、各々が独立して形成され、
    前記内部包装用容器の底部には、四角形状に形成された底板が配設されており、
    前記フラップ板は、前記底板の左右辺の、前記フラップ嵌挿部に嵌挿可能な位置に、各々が独立して形成され、
    前記回転軸は、前記底板の左右辺の前記フラップ板近傍の位置であって、前記第1及び第2の開閉収納体の開閉時の回転の支点部分に、各々が独立して形成され、
    前記フラップ板は、長方形の木製板材を加工して、下辺よりも上辺を短くして前記傾斜面を形成されており、該傾斜面の傾斜角度は前記第1及び第2の開閉収納体の開く範囲を制限する角度に形成されており、該前記第1及び第2の開閉収納体が前記角度に開いた状態で、前記制限壁面が前記傾斜面に当接するように形成されている
    ことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記開閉収納体の軸受部には、補強部材が嵌着されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記内部包装用容器は、頂部に上蓋と、底部に高さ調整板とを備え、
    前記上蓋部は、前記開閉収納体を係止して、該開閉収納体の閉じた状態を維持し、
    前記高さ調整板は、前記内部包装用容器の底部に嵌装されて、前記収納物の高さを調整し、且つ、該収納物の底部を保護する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用容器。
  4. 前記開閉収納体の開く範囲は、少なくとも、該開閉収納体の開角度、該開閉収納体の回動する量のうちのいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の包装用容器。
  5. 前記開閉収納体の上部に、前記収納物の頂部保護手段が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の包装用容器。
  6. 前記外部包装用容器は、キャンドルスリーブとして形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の包装用容器。
JP2016102008A 2016-05-20 2016-05-20 木製包装用容器 Active JP6052754B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016102008A JP6052754B1 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 木製包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016102008A JP6052754B1 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 木製包装用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6052754B1 true JP6052754B1 (ja) 2016-12-27
JP2017206305A JP2017206305A (ja) 2017-11-24

Family

ID=57582121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016102008A Active JP6052754B1 (ja) 2016-05-20 2016-05-20 木製包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6052754B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1532890A1 (en) * 2002-06-07 2005-05-25 Obschestvo S Ogranichennoy Otvetstvennostyu " VL Enterprises" Box for a glass container
FR2913405A1 (fr) * 2007-03-09 2008-09-12 Jean Bal Sa Coffret presentoir pour objet,de preference longiligne, notamment bouteille ou flacon.
JP2009022344A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Takuji Minami キッチンキャビネット
JP5811488B1 (ja) * 2015-04-17 2015-11-11 株式会社Groundstar 包装用容器
JP2015224487A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 Ykk Ap株式会社 ヒンジ装置及び建具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1532890A1 (en) * 2002-06-07 2005-05-25 Obschestvo S Ogranichennoy Otvetstvennostyu " VL Enterprises" Box for a glass container
FR2913405A1 (fr) * 2007-03-09 2008-09-12 Jean Bal Sa Coffret presentoir pour objet,de preference longiligne, notamment bouteille ou flacon.
JP2009022344A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Takuji Minami キッチンキャビネット
JP2015224487A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 Ykk Ap株式会社 ヒンジ装置及び建具
JP5811488B1 (ja) * 2015-04-17 2015-11-11 株式会社Groundstar 包装用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017206305A (ja) 2017-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD911772S1 (en) Lid for beverage container
USD934623S1 (en) Lid with handle for beverage bottle
USD946979S1 (en) Container
JP5811488B1 (ja) 包装用容器
USD955810S1 (en) Lid for beverage container
USD660077S1 (en) Plug for beverage container lid
USD659465S1 (en) Plug for beverage container lid
USD896575S1 (en) Lid for beverage container
USD949637S1 (en) Container
JP5981498B2 (ja) 輸送および化粧箱
KR101010242B1 (ko) 용기
USD907994S1 (en) Wine bottle gift box
JP6052754B1 (ja) 木製包装用容器
KR20090005274U (ko) 유리병 포장용 상자
KR101469677B1 (ko) 속포장용 트레이 및 이를 포함하는 용기
JP6131036B2 (ja) 瓶保持体
CN105600089A (zh) 酒类包装盒
US20090308771A1 (en) Tube assembly for holding drinkware
CN205381526U (zh) 酒类包装盒
USD1021525S1 (en) Lid for beverage container
JP2008044639A (ja) 飲料容器の収容ボックス
KR102263874B1 (ko) 음료컵 포장용 종이 대지
KR102604033B1 (ko) 배송용 상자
USD978423S1 (en) Storage container with two lids
JP2007326589A (ja) 化粧兼用輸送箱

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6052754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250