JP6046681B2 - 通信装置、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、消費電力を低減させることができる通信装置、通信方法、及び通信プログラムに関する。
近年、ネットワークの高速化が進展してきた。高速な通信方式として、例えば、無線LAN(Local Area Network)の通信方式のIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11n(最大450Mbps)、光回線が使用される固定通信方式のFTTH(Fiber To The Home)等が普及してきた。しかしながら、依然として、高速な通信インフラの整っていない国や、比較的低速なVDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等の通信方式が使用される箇所が存在する。以下、各種のデジタル加入者線方式を「xDSL」(x Digital Subscriber Line)と総称する。
ホームネットワークやオフィスネットワーク等のローカルなネットワーク(以下、「内部ネットワーク」という。)においては、比較的高速な通信方式が使用されることが多い。一方、ネットワークサービスプロバイダ側のネットワーク(以下、「外部ネットワーク」という。)においては、低速な通信方式から高速な通信方式まで、多様な通信方式が使用される。
低速な通信方式と高速な通信方式とが共存するネットワークにおいては、いくら内部ネットワーク側の通信速度を向上させても、外部ネットワーク側の通信方式(例えば、xDSL)がボトルネックとなって、エンドツーエンドの通信速度が改善されないことがある。また、内部ネットワークにおいて十分な量の通信データが発生していない場合には、外部ネットワーク側の通信方式として高速な通信方式を維持することは、エンドツーエンドの通信速度の改善に寄与しないことがある。
一般に、通信装置は、高速な通信方式を使用するときには、低速な通信方式を使用するときに比べて、より多くの消費電力を必要とする。従って、低速な外部ネットワークと高速な内部ネットワークとを中継する通信装置は、エンドツーエンドの通信速度の改善に寄与しない高速通信方式に起因する無駄な電力を消費することがある。
例えば、通信装置が、内部ネットワーク側の端末との間で有線LAN又は無線LANを用いて通信し、外部ネットワーク側のサーバとの間でxDSLを用いて通信することにより、端末とサーバ間の通信を中継する場合について説明する。
通信装置は、通常は設置環境に応じてxDSLの通信速度を決定する。また、通信装置は、通常はxDSLの通信速度には関係なく、設置環境に応じて有線LAN又は無線LANの通信速度を決定する。そのため、例えば、xDSLの通信速度が5Mbpsである場合に、有線LAN及び無線LANの通信速度は、10Mbpsに設定可能であったとしても、100Mbpsに設定されることがある。
有線LAN及び無線LANの通信速度である100Mbpsの設定は、xDSLの通信速度5Mbpsがボトルネックとなり、エンドツーエンドの通信速度の改善に寄与しない。従って、通信装置は、エンドツーエンドの通信速度の改善に寄与しない、無線LAN及び有線LANの通信速度である100Mbpsの高速通信方式に起因する無駄な消費電力を消費する。
エンドツーエンドの通信速度の改善に寄与しない高速通信方式に起因する無駄な消費電力を低減する技術の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1のモバイルルータは、PC(Personal Computer)とインターネット上の各情報処理装置との間の通信を中継する通信装置である。
特許文献1のモバイルルータは、通信速度の異なる複数の無線通信方式によりWAN(Wide Area Network)側で無線WAN基地局と通信を行う。なお、無線WANの通信において、WAN側回線の回線速度又はWAN側回線に流れるデータのスループットは変化し得る。更に、モバイルルータは、無線WAN基地局を介してインターネットへ接続する。
また、特許文献1のモバイルルータは、無線LAN又は有線LANにより、PCと通信を行う。なお、モバイルルータは、無線LAN及び有線LANの通信において、消費電力や通信速度の異なる複数の通信モードに対応する。
特許文献1のモバイルルータは、無線LAN及び有線LANの通信モードを、WAN側回線の回線速度又はWAN側回線に流れるデータのスループットに必要十分な通信モードに変更する。これにより、特許文献1のモバイルルータは、低速なWAN回線接続時、又は高速なWAN回線に接続したが実際のスループットが低速な場合における、無線LAN及び有線LANの通信のための消費電力を低減する。
特開2013−191975
特許文献1のモバイルルータは、2台のPC間でのみ通信を行う場合にも、WAN側回線の回線速度又はWAN側回線に流れるデータのスループットに応じて、無線LAN及び有線LAN側の通信モードを変更する。そのため、2台のPC間のエンドツーエンドの通信速度が低下する可能性がある。従って、特許文献1のモバイルルータには、内部ネットワークにおいて消費電力を低減させる際に、エンドツーエンドの通信速度を低下させるという問題がある。
(発明の目的)
本発明の主たる目的は、内部ネットワークと外部ネットワークとの間で通信を中継する際に、内部ネットワークにおいて、エンドツーエンドの通信速度の維持に寄与しない消費電力を低減させることができる通信装置、通信方法、及び通信プログラムを提供ことにある。
本発明の通信装置は、内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置であって、回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行う内部ネットワーク通信手段と、回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行う外部ネットワーク通信手段と、外部ネットワークの通信速度を検出する外部ネットワーク監視手段と、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、セッションが存在しない場合に、内部ネットワークの第1の通信モードを、検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する第1の通信モードのうち、消費電力が最小である第1の通信モードに設定する内部ネットワーク制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信方法は、内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置において、回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行い、回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行い、外部ネットワークの通信速度を検出し、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、セッションが存在しない場合に、内部ネットワークの第1の通信モードを、検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する第1の通信モードのうち、消費電力が最小である第1の通信モードに設定することを特徴とする。
本発明の通信プログラムは、内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置において、回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行う内部ネットワーク通信処理と、回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行う外部ネットワーク通信処理と、外部ネットワークの通信速度を検出する外部ネットワーク監視処理と、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、セッションが存在しない場合に、内部ネットワークの第1の通信モードを、検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する第1の通信モードのうち、消費電力が最小である第1の通信モードに設定する内部ネットワーク制御処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、内部ネットワークと外部ネットワークとの間で通信を中継する際に、内部ネットワークにおいて、エンドツーエンドの通信速度の維持に寄与しない消費電力を低減させることができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態における通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作条件の具体例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作の具体例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作条件の具体例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作の具体例を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態におけるホームゲートウェイ120の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態におけるホームゲートウェイ130の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、すべての図面において、同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態における構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。
通信装置100は、内部ネットワーク及び外部ネットワークに接続される。内部ネットワークは、ユーザの通信機器が接続されるネットワークである。外部ネットワークは、ネットワークサービスプロバイダの通信機器が接続されるネットワークである。
通信装置100は、内部ネットワーク内の通信端末(通信端末200等)と、外部ネットワーク内の通信装置(通信装置300等)又は内部ネットワーク内の通信端末(通信端末205等)との間の通信を中継する。通信装置100は、例えば、ホームゲートウェイ、ルータである。通信端末200、205は、例えば、PC、携帯端末である。通信装置300は、例えば、サーバ、PC、携帯端末である。
通信装置100は、内部ネットワーク通信手段101、外部ネットワーク通信手段102、外部ネットワーク監視手段103、及び内部ネットワーク制御手段104を有する。
内部ネットワーク通信手段101は、通信端末200等から受信した通信データを、通信端末205、通信装置300等に転送する。なお、内部ネットワークの通信モードは、方式毎に複数のモードから1つのモードが選択される。内部ネットワークの通信モードが選択されると、特定の回線速度が決定される。また、内部ネットワークの回線速度に応じて、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が定まる。内部ネットワークの回線速度が大きいほど、内部ネットワーク通信手段101の消費電力は大きい。
外部ネットワーク通信手段102は、通信装置300等から受信した通信データを、通信端末200、205等に転送する。なお、外部ネットワークの通信モードは、複数のモードから1つのモードが選択される。外部ネットワークの通信モードが選択されると、特定の回線速度が決定される。
外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの回線速度を検出する。なお、通信モードが決定されると回線速度も決定されるので、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの通信モードを、外部ネットワークの回線速度の識別子とみなして検出してもよい。あるいは、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワーク通信手段102を経由して送受信される通信データのスループットを、外部ネットワークの回線速度とみなして検出してもよい。
内部ネットワーク制御手段104は、外部ネットワーク監視手段103により検出された外部ネットワークの回線速度等に基づいて、内部ネットワークの通信モードを設定する。なお、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モード毎の、回線速度、及び内部ネットワーク通信手段101の消費電力を保持する。消費電力は、通信モード毎の消費電力の大小を比較可能な指標であればよい。通信モードが決定されると回線速度も決定されるので、内部ネットワークの通信モードが設定されると、内部ネットワークの通信速度も決定される。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、外部ネットワークの回線速度以上の回線速度に対応する通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小の通信モードに設定する。ただし、外部ネットワークの回線速度以上の回線速度に対応する内部ネットワークの通信モードが存在しない場合には、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、最大の回線速度に対応する通信モードに設定してもよい。
また、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する。セッションとは、特定の通信相手間で送受信される、特定のアプリケーションの一連の通信データである。
例えば、通信端末200と通信端末205とが、エンドツーエンドのVoIP(Voice over Internet Protocol)の通信を行っている場合には、通信データが内部ネットワーク外に出ないので、セッションは内部ネットワークに閉じている。一方、例えば、ウェブクライアントである通信端末200と、ウェブサーバである通信装置300とが、一連の通信を行っている場合には、通信データが内部ネットワーク外に出る。この場合には、セッションは内部ネットワークに閉じていない。
内部ネットワーク制御手段104は、例えば、内部ネットワーク通信手段101を経由する通信データの送信元アドレス又は送信先アドレスを監視することにより、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図2は、内部ネットワークの通信モードを設定する際の、通信装置100の動作を示す。また、図2に示すフローチャート及び以下の説明は一例であり、適宜求める処理に応じて、処理順等を入れ替えたり、処理を戻したり、又は処理を繰り返したりしてもよい。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS101)。内部ネットワークに閉じたセッションの検出は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するときに、消費電力を低減した結果、そのセッションの通信速度を低下させてしまうことを避けるために行われる。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在すれば(ステップS102:Yes)、内部ネットワーク制御手段104は、処理を終了する。なお、この際、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、回線速度が最大の通信モードに設定してもよい。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在しなければ(ステップS102:No)、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの回線速度を検出する(ステップS103)。
次に、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを検出する(ステップS104)。
内部ネットワークの通信モードが、回線速度が外部ネットワークの回線速度以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードであれば(ステップS105:Yes)、内部ネットワーク制御手段104は、処理を終了する。
内部ネットワークの通信モードが、回線速度が外部ネットワークの回線速度以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードでなければ(ステップS105:No)、内部ネットワーク制御手段104は、次のように動作する。内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、回線速度が外部ネットワークの回線速度以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードに設定し(ステップS106)、処理を終了する。
次に、本発明の第1の実施形態の処理の具体例について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作条件の具体例を説明するための図である。図3は、内部ネットワークの通信モード毎の、内部ネットワークの回線速度、及び内部ネットワーク通信手段101の消費電力を示す。通信モードが“モード1”である場合、回線速度は“10Mbps”、内部ネットワーク通信手段101の消費電力は“10W”である。通信モードが“モード2”である場合、回線速度は“100Mbps”、内部ネットワーク通信手段101の消費電力は“20W”である。通信モードが“モード3”である場合、回線速度は“1000Mbps”、内部ネットワーク通信手段101の消費電力は“50W”である。
図4は、本発明の第1の実施形態における通信装置100の動作の具体例を説明するための図である。図4は、内部ネットワーク制御手段104により設定される、外部ネットワークの回線速度毎の、内部ネットワークの通信モードを示す。
以下、図3及び図4を用いて、内部ネットワークの通信モードを設定する際の、通信装置100の動作を説明する。
まず、内部ネットワークに閉じたセッションが存在しない場合について、説明する。なお、以下の説明では、処理開始時の、内部ネットワークの通信モードは“モード2”であるものとする。
(1)外部ネットワークの回線速度が“200Mbps”である場合
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS101)。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在しないので(ステップS102:No)、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの回線速度として“200Mbps”を検出する(ステップS103)。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードとして“モード2”を検出する(ステップS104)。
図3によれば、通信モードに対応する回線速度が外部ネットワークの回線速度である“200Mbps”以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードは“モード3”である。内部ネットワークの通信モードは“モード3”ではないので(ステップS105:No)、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、“通信モード3”に設定する(ステップS106、図4の“200Mbps”の行)。
(2)外部ネットワークの回線速度が“20Mbps”である場合
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS101)。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在しないので(ステップS102:No)、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの回線速度として“20Mbps”を検出する(ステップS103)。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードとして“モード2”を検出する(ステップS104)。
図3によれば、通信モードに対応する回線速度が外部ネットワークの回線速度である“20Mbps”以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードは“モード2”である。内部ネットワークの通信モードは“モード2”なので(ステップS105:Yes)、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、“通信モード2”のまま変更しない(図4の“20Mbps”の行)。
(3)外部ネットワークの回線速度が“2Mbps”である場合
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS101)。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在しないので(ステップS102:No)、外部ネットワーク監視手段103は、外部ネットワークの回線速度として“2Mbps”を検出する(ステップS103)。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードとして“モード2”を検出する(ステップS104)。
図3によれば、通信モードに対応する回線速度が外部ネットワークの回線速度である“2Mbps”以上である通信モードのうち、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小である通信モードは“モード1”である。内部ネットワークの通信モードは“モード1”ではないので(ステップS105:No)、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、“通信モード1”に設定する(ステップS106、図4の“2Mbps”の行)。
つまり、上記(1)、(2)、(3)のいずれの場合においても、内部ネットワークの回線速度が外部ネットワークの回線速度以上である範囲内で、内部ネットワーク通信手段101の消費電力が最小化される。
次に、内部ネットワークに閉じたセッションが存在する場合について、説明する。なお、以下の説明では、処理開始時の、内部ネットワークの通信モードは“モード2”であるものとする。
内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS101)。
内部ネットワークに閉じたセッションが存在するので(ステップS102:Yes)、内部ネットワーク制御手段104は、処理を終了する。すなわち、内部ネットワークの回線速度、及び内部ネットワーク通信手段101の消費電力は変更されない。なお、この際、内部ネットワーク制御手段104は、内部ネットワークの通信モードを、回線速度が最大の通信モードである“モード3”に設定し、内部ネットワーク通信手段101の消費電力を最大化してもよい。
つまり、内部ネットワークに閉じたセッションが存在する場合には、内部ネットワークの回線速度は低減されないので、内部ネットワークに閉じたセッションの通信速度も低減されない。例えば、通信端末200と通信端末205とが、エンドツーエンドのVoIPの通信を行っている場合には、外部ネットワークの回線速度によらず、VoIPの通信速度は低減されない。なお、内部ネットワーク制御手段104が、内部ネットワークの通信モードを、回線速度が最大の通信モードに設定する場合には、内部ネットワークに閉じたセッションの通信速度は最大化される。
以上説明したように、本実施形態の通信装置100は、外部ネットワークの通信速度がエンドツーエンドの通信速度のボトルネックでないセッションが存在しない場合には、内部ネットワークの通信速度を低減する。つまり、本実施形態の通信装置100は、内部ネットワーク通信手段101の消費電力を低減する。一方、本実施形態の通信装置100は、外部ネットワークの通信速度がエンドツーエンドの通信速度のボトルネックでないセッションが存在する場合には、内部ネットワークの通信速度を低減しない。従って、通信装置100では、内部ネットワークと外部ネットワークとの間で通信を中継する際に、内部ネットワークにおいて、エンドツーエンドの通信速度の維持に寄与しない消費電力を低減させることができる。
(第2の実施形態)
次に、上述した第1の実施形態において、外部ネットワークにおいてxDSLによる通信を行い、内部ネットワークにおいて有線LAN及び無線LANによる通信を行う、本発明の第2の実施形態について説明する。以下の説明において、第1の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における構成について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の構成の一例を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ110は、内部ネットワークである有線LAN及び無線LAN、並びに外部ネットワークであるxDSLネットワークに接続される。ホームゲートウェイ110は、内部ネットワーク内の通信端末(PC210等)と、外部ネットワーク内の通信装置(図示しない)又は内部ネットワーク内の通信端末(PC215等)との間の通信を中継する。
ホームゲートウェイ110は、無線LAN通信手段111、有線LAN通信手段115、xDSL通信手段112、外部ネットワーク監視手段113、内部ネットワーク制御手段114、内部ネットワーク監視手段116、タイマー119、通信速度比較手段117、通信速度設定手段118を有する。
無線LAN通信手段111は、PC210等から受信した通信データを、PC215、外部ネットワーク等に転送する。なお、無線LANの通信モードは、複数のモードから1つのモードが選択される。無線LANの通信モードが選択されると、特定の回線速度が決定される。また、無線LANの回線速度に応じて、無線LAN通信手段111の消費電力が定まる。無線LANの回線速度が大きいほど、無線LAN通信手段111の消費電力は大きい。
有線LAN通信手段115は、PC215等から受信した通信データを、PC210、外部ネットワーク等に転送する。なお、有線LANの通信モードは、複数のモードから1つのモードが選択される。有線LANの通信モードが選択されると、特定の回線速度が決定される。また、有線LANの回線速度に応じて、有線LAN通信手段115の消費電力が定まる。有線LANの回線速度が大きいほど、有線LAN通信手段115の消費電力は大きい。
xDSL通信手段112は、xDSLネットワーク側の通信装置から受信した通信データを、PC210、215等に転送する。なお、xDSLの通信モードは、複数のモードから1つのモードが選択される。xDSLの通信モードが選択されると、特定の回線速度が決定される。
外部ネットワーク監視手段113は、xDSLの回線速度を検出する。なお、通信モードが決定されると回線速度も決定されるので、外部ネットワーク監視手段113は、xDSLの通信モードを、xDSLの回線速度の識別子とみなして検出してもよい。あるいは、外部ネットワーク監視手段113は、xDSL通信手段112を経由して送受信される通信データのスループットを、xDSLの回線速度とみなして検出してもよい。
内部ネットワーク制御手段114は、外部ネットワーク監視手段113により検出されたxDSLの回線速度等に基づいて、通信速度比較手段117及び通信速度設定手段118を介して、有線LAN及び無線LAN側の通信モードを設定する。
内部ネットワーク監視手段116は、有線LAN及び無線LANに閉じたセッションが存在するか否かを検出する。例えば、内部ネットワーク監視手段116は、有線LAN及び無線LANを経由する通信データの送信元アドレス又は送信先アドレスを監視することにより、有線LAN及び無線LANに閉じたセッションが存在するか否かを検出する。
タイマー119は、定期的に有線LAN及び無線LANの通信モードを更新するためのタイマーである。
通信速度比較手段117は、xDSLの回線速度と、有線LAN及び無線LANの回線速度とを比較して、xDSLの回線速度以上である、有線LAN及び無線LANの最低限の回線速度を決定する。
通信速度設定手段118は、有線LAN又は無線LANの通信モード毎の、回線速度、及び有線LAN通信手段115又は無線LAN通信手段111の消費電力のデータを保持する。また、通信速度設定手段118は、有線LAN及び無線LANの通信モードを、決定された有線LAN及び無線LANの最低限の回線速度を実現可能な通信モードのうち、消費電力が最小の通信モードに設定する。ただし、xDSLの回線速度以上の回線速度に対応する有線LAN及び無線LANの通信モードが存在しない場合には、通信速度設定手段118は、有線LAN又は無線LANの通信モードを、その最大の回線速度に対応する通信モードに設定してもよい。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作を示すフローチャートである。なお、図6は、有線LAN及び無線LANの通信モードを設定する際の、ホームゲートウェイ110の動作を示す。また、図6に示すフローチャート及び以下の説明は一例であり、適宜求める処理に応じて、処理順等を入れ替えたり、処理を戻したり、又は処理を繰り返したりしてもよい。
まず、ホームゲートウェイ110の電源が投入されると、xDSL通信手段112は、xDSLのリンクアップを待つ(Training、Beacon送出状態)(ステップS111:No)。
xDSLのリンクが確立すると(ステップS111:Yes)、タイマー119は、所定の待ち時間の経過の監視を開始する(ステップS112)。所定の待ち時間は、有線LAN及び無線LANの通信モードの更新時間間隔(通信モード更新時間間隔)である。
次に、外部ネットワーク監視手段113は、xDSL通信手段112を介してxDSLの、回線速度を検出するか又はスループットを回線速度とみなして検出し、回線速度を通信速度比較手段117へ通知する(ステップS113)。内部ネットワーク制御手段114は、内部ネットワーク監視手段116を介して有線LAN及び無線LANの回線速度を検出し、回線速度を通信速度比較手段117へ通知する(ステップS113)。
通信速度比較手段117は、xDSLの回線速度と、有線LAN及び無線LANの回線速度とを比較して、xDSLの回線速度以上である有線LAN及び無線LANの最低限の回線速度を決定し、通信速度設定手段118へ通知する(ステップS114)。
通信速度設定手段118は、通知された最低限の回線速度を実現可能な、有線LAN及び無線LANの通信モードのうち、有線LAN通信手段115及び無線LAN通信手段111の消費電力が最小の通信モードを決定する(ステップS115)。
通信速度設定手段118は、決定した通信モードが現在の通信モードから変更があるか否かを判定する(ステップS116)。決定した通信モードが現在の通信モードから変更が無ければ(ステップS116:No)、ステップS120の処理へ進む。決定した通信モードが現在の通信モードから変更があれば(ステップS116:Yes)、通信速度設定手段118は、次の処理へ進む。
通信速度設定手段118は、内部ネットワーク監視手段116を介して、内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS117)。内部ネットワークに閉じたセッションが存在すれば(ステップS117:Yes)、通信速度設定手段118は、ステップS120の処理へ進む。内部ネットワークに閉じたセッションが存在しなければ(ステップS117:No)、通信速度設定手段118は、次の処理へ進む。
通信速度設定手段118は、内部ネットワーク監視手段116を介して、無線LAN通信手段111又は有線LAN通信手段115がデータ通信中であるか否かを確認する(ステップS118)。無線LAN通信手段111又は有線LAN通信手段115がデータ通信中であれば(ステップS118:Yes)、通信速度設定手段118は、データ通信が完了するまで待機する。無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115のデータ通信が完了すると(ステップS118:No)、通信速度設定手段118は、有線LAN及び無線LANの通信モードを、決定された通信モードへ更新する(ステップS119)。
内部ネットワーク制御手段114は、外部ネットワーク監視手段113を介して、xDSLのリンクのダウンを検出すると、ステップS111の処理へ戻る。内部ネットワーク制御手段114は、xDSLのリンクのダウンが検出されないと、次の処理へ進む。
内部ネットワーク制御手段114は、タイマー119を介して、通信モード更新時間間隔の経過を検出しないと(ステップS121:No)、更新時間ステップS120の処理へ戻る。内部ネットワーク制御手段114は、通信モード更新時間間隔の経過を検出すると(ステップS121:Yes)、ステップS112の処理へ戻る。
次に、本発明の第2の実施形態の処理の具体例について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作条件の具体例を説明するための図である。
図7(a)は、無線LANの通信モード毎の、通信モード名、アンテナ数、回線速度、及び無線LAN通信手段111の消費電力指標を示す。通信モードは、通信モード名とアンテナ数の組により特定される。消費電力指標は、消費電力の大きさを示す指標で、より大きな消費電力には、より大きな数値が対応する。
通信モードが“IEEE802.11n+3×3MIMO”である場合、回線速度は“450Mbps”、消費電力指標は“9”である。通信モードが“IEEE802.11n+2×2MIMO”である場合、回線速度は“300Mbps”、消費電力指標は“6”である。通信モードが“IEEE802.11n+1×1”である場合、回線速度は“150Mbps”、消費電力指標は“3”である。通信モードが“IEEE802.11g+1×1”である場合、回線速度は“54Mbps”、消費電力指標は“2”である。通信モードが“IEEE802.11b+1×1”である場合、回線速度は“11Mbps”、消費電力指標は“1”である。
図7(b)は、有線LANの通信モード毎の、通信モード名、回線速度、及び有線LAN通信手段115の消費電力指標を示す。通信モードは、通信モード名により特定される。
通信モードが“1000BASE−T”である場合、回線速度は“1000Mbps”、消費電力指標は“5”である。通信モードが“100BASE−TX”である場合、回線速度は“100Mbps”、消費電力指標は“2”である。通信モードが“10BASE−T”である場合、回線速度は“10Mbps”、消費電力指標は“1”である。
図7(c)は、xDSLの通信モード毎の、通信モード名、及び回線速度を示す。通信モードは、通信モード名により特定される。
通信モードが“100_100”である場合、回線速度は“120Mbps”である。通信モードが“5Band_100”である場合、回線速度は“100Mbps”である。通信モードが“5Band_80”である場合、回線速度は“80Mbps”である。通信モードが“4Band”である場合、回線速度は“50Mbps”である。通信モードが“ADSL”である場合、回線速度は“12Mbps”である。
図8は、本発明の第2の実施形態におけるホームゲートウェイ110の動作の具体例を説明するための図である。図8は、xDSLのスループット毎の、ホームゲートウェイ110により設定される、無線LAN及び有線LANの、通信モード及び回線速度を示す。
以下、図7及び図8を用いて、無線LAN及び有線LANの通信モードを設定する際の、ホームゲートウェイ110の動作を説明する。
ホームゲートウェイ110は、xDSLのリンクアップを待ち(ステップS111)、通信モード更新時間間隔のためのタイマーを開始し(ステップS112)、xDSL、無線LAN、及び有線LANの回線速度を検出する(ステップS113)。続いて、以下に示す場合毎に、ステップS114からステップS120の直前までの動作を説明する。
まず、無線LAN及び有線LANに閉じたセッションが存在しない場合について、説明する。なお、以下の説明では、処理開始時の、無線LAN、有線LANの通信モードは、それぞれ、“IEEE802.11n+1×1”、“100BASE−TX”であるものとする。
例1)の場合
xDSLのスループットが118Mbpsであるため、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードとして、回線速度が118Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が3で最小の“IEEE802.11n+1×1MIMO”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードを更新しない。ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードとして、回線速度が118Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が5で最小の“1000BASE−T”を選択する。ホームゲートウェイ110は、データ通信がされていないタイミングを待って通信モードを更新する。
例2)の場合
xDSLのスループットが90Mbpsであるため、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードとして、回線速度が90Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が3で最小の“IEEE802.11n+1×1MIMO”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードを更新しない。ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードとして、回線速度が90Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が2で最小の“100BASE−TX”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードを更新しない。
例3)の場合
xDSLのスループットが65Mbpsであるため、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードとして、回線速度が65Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が3で最小の“IEEE802.11n+1×1MIMO”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードを更新しない。ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードとして、回線速度が65Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が2で最小の“100BASE−TX”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードを更新しない。
例4)の場合
xDSLのスループットが32Mbpsであるため、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードとして、回線速度が32Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が2で最小の“IEEE802.11g+1×1MIMO”を選択する。ホームゲートウェイ110は、データ通信がされていないタイミングを待って通信モードを更新する。ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードとして、回線速度が32Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が2で最小の“100BASE−TX”を選択する。選択された通信モードが処理開始時の通信モードと同じなので、ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードを更新しない。
例5)の場合
xDSLのスループットが8Mbpsであるため、ホームゲートウェイ110は、無線LANの通信モードとして、回線速度が8Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が1で最小の“IEEE802.11b+1×1MIMO”を選択する。ホームゲートウェイ110は、データ通信がされていないタイミングを待って通信モードを更新する。ホームゲートウェイ110は、有線LANの通信モードとして、回線速度が8Mbps以上の通信モードのうち、消費電力指標値が1で最小の“10BASE−T”を選択する。ホームゲートウェイ110は、データ通信がされていないタイミングを待って通信モードを更新する。
次に、無線LAN及び有線LANに閉じたセッションが存在する場合について、説明する。なお、以下の説明では、処理開始時の、無線LAN、有線LANの通信モードは、それぞれ、“IEEE802.11n+1×1”、“100BASE−TX”であるものとする。
ホームゲートウェイ110は、例えば、上述の例5の場合のように、ステップS114、ステップS115の処理を経由して、ステップS116:Yesの処理に到達する。
ホームゲートウェイ110は、有線LAN及び無線LANに閉じたセッションが存在するか否かを検出する(ステップS117)。
有線LAN及び無線LANに閉じたセッションが存在するので(ステップS117:Yes)、ホームゲートウェイ110は、有線LAN及び無線LANの回線速度を変更せずに、ステップS120の処理へ進む。すなわち、無線LAN及び有線LANの回線速度、並びに無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115の消費電力は変更されない。なお、この際、ホームゲートウェイ110は、無線LAN、有線LANの通信モードを、それぞれ、回線速度が最大の通信モードである“IEEE802.11n+3×3MIMO”、“1000BASE−T”に設定してもよい。このとき、無線LAN通信手段111、有線LAN通信手段115の消費電力は最大化されるが、有線LAN及び無線LANに閉じたセッションの通信速度は最大化され、利用者は高速な通信を利用できる。
ホームゲートウェイ110は、リンクダウンの発生(ステップS120)、又は通信モード更新時間間隔のためのタイマーの終了(ステップS121)を待つ。
リンクダウンが発生すると(ステップS120:Yes)、ホームゲートウェイ110は、ステップS111の処理へ戻る。
通信モード更新時間間隔のためのタイマーの終了が発生すると(ステップS121:Yes)、ホームゲートウェイ110は、ステップS112の処理へ戻る。
つまり、無線LAN及び有線LANに閉じたセッションが存在する場合には、無線LAN及び有線LANの回線速度は低減されないので、無線LAN及び有線LANに閉じたセッションの通信速度も低減されない。例えば、PC210とPC215とが、エンドツーエンドのVoIPの通信を行っている場合には、xDSLの回線速度によらず、VoIPの通信速度は低減されない。なお、無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115が、無線LAN及び有線LANの通信モードを、回線速度が最大の通信モードに設定する場合には、無線LAN及び有線LANに閉じたセッションの通信速度は最大化される。
以上説明したように、本実施形態のホームゲートウェイ110は、xDSLの通信速度がエンドツーエンドの通信速度のボトルネックでないセッションが存在しない場合には、無線LAN及び有線LANの通信速度を低減する。つまり、本実施形態のホームゲートウェイ110は、無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115の消費電力を低減する。一方、本実施形態のホームゲートウェイ110は、xDSLの通信速度がエンドツーエンドの通信速度のボトルネックでないセッションが存在する場合には、内部ネットワークの通信速度を低減しない。従って、通信装置100では、無線LAN及び有線LANとxDSLとの間で通信を中継する際に、無線LAN及び有線LANにおいて、エンドツーエンドの通信速度の維持に寄与しない消費電力を低減させることができる。
(第3の実施形態)
次に、上述した第2の実施形態において、更に、優先データ通信中にxDSLの回線速度の低減を抑止する、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第2の実施形態との差分についてのみ説明し、第2の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における構成について説明する。
本実施形態のホームゲートウェイ120の構成は、第2の実施形態のホームゲートウェイ110の構成と同じであるが、内部ネットワーク監視手段126及び内部ネットワーク制御手段124の機能が第2の実施形態と異なる。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態におけるホームゲートウェイ120の動作を示すフローチャートである。
内部ネットワーク監視手段126は、VoIPの通信データ等の優先度の高い通信の有無を検出する(ステップS122)。
例えば、VoIPでは、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて、通話開始前にSIPクライアントがSIPサーバへ“INVITE要求”(セッション参加リクエスト)を送信することにより、VoIPのセッションが確立される。通話終了時には、例えば、SIPクライアントがSIPサーバへ“BYE要求”(セッション終了リクエスト)を送信し、SIPサーバがSIPクライアントへ“BYE要求”に対する“200OK”(リクエスト成功)のレスポンスを返送する。従って、内部ネットワーク監視手段126は、VoIPの“INVITE要求”、“BYE要求”、“200OK”等を監視することにより、優先度の高いVoIPの通信の有無を検出できる。この場合、内部ネットワーク監視手段126は、例えば、“INVITE要求”の検出と“BYE要求”の検出との間の期間にVoIPのセッションが存在すると判定する。
優先度の高い通信が行われていない場合には(ステップS122:No)、内部ネットワーク制御手段124は、無線LAN及び有線LANの通信モードの変更へ至る処理へ進む。一方、優先度の高い通信が行われている場合には(ステップS122:Yes)、内部ネットワーク制御手段124は、無線LAN及び有線LANの通信モード、延いては無線LAN及び有線LANの回線速度の変更を行わない。なお、この際、内部ネットワーク制御手段124は、無線LAN、有線LANの通信モードを、それぞれ、回線速度が最大の通信モードである“IEEE802.11n+3×3MIMO”、“1000BASE−T”に設定してもよい。このとき、無線LAN通信手段111、有線LAN通信手段115の消費電力は最大化されるが、優先度の高い通信の通信速度は最大化され、利用者は高速な通信を利用できる。
以上説明したように、本実施形態のホームゲートウェイ120は、優先度の高い通信が行われている場合には、無線LAN及び有線LANの回線速度を低下させない。従って、本実施形態のホームゲートウェイ120は、本発明の第2の実施形態の効果に加えて、優先度の高い通信の通信品質を確保することができるという効果を有する。
(第4の実施形態)
次に、上述した第2の実施形態において、更に、xDSLのリンクダウン時に無線LAN通信手段及び有線LAN通信手段を省電力モードに移行させる、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第2の実施形態との差分についてのみ説明し、第2の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における構成について説明する。
本実施形態のホームゲートウェイ130の構成は、第2の実施形態のホームゲートウェイ110の構成と同じであるが、内部ネットワーク制御手段134の機能が第2の実施形態と異なる。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態におけるホームゲートウェイ130の動作を示すフローチャートである。
内部ネットワーク制御手段134は、xDSLのリンクダウンが発生すると(ステップS120:Yes)、無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115を省電力モードに移行させるまでの無通信時間監視タイマーを開始する(ステップS123)。
内部ネットワーク制御手段134は、無通信時間監視タイマーを監視する(ステップS124)。無通信時間監視タイマーがタイムアウトしないと(ステップS124:No)、内部ネットワーク制御手段134は、xDSLのリンクアップ(ステップS111)、又は無通信時間監視タイマーのタイムアウトを待つ。無通信時間監視タイマーがタイムアウトすると(ステップS124:Yes)、内部ネットワーク制御手段134は、無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115を省電力モードに移行させる(ステップS125)。
以上説明したように、本実施形態のホームゲートウェイ130は、所定の時間、xDSLのリンクダウンが発生した場合に、無線LAN通信手段111及び有線LAN通信手段115を省電力モードに移行させる。従って、本実施形態のホームゲートウェイ120は、本発明の第2の実施形態に比べて、更に消費電力を低減できるという効果を有する。
なお、上述した各実施形態における通信装置は、専用の装置によって実現してもよいが、コンピュータ(情報処理装置)によっても実現可能である。この場合、係るコンピュータは、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェア・プログラムをCPU(Central_Processing_Unit、不図示)に読み出し、読み出したソフトウェア・プログラムをCPUにおいて実行することにより、実行結果を、例えば、ユーザ・インタフェースに出力する。上述した各実施形態及び変形例の場合、係るソフトウェア・プログラムには、上述したところの、図1に示した通信装置100の各手段、図5に示したホームゲートウェイ110の各手段の機能を実現可能な記述がなされていればよい。但し、通信装置100の内部ネットワーク通信手段101及び外部ネットワーク通信手段102、並びにホームゲートウェイ110の無線LAN通信手段111、有線LAN通信手段115、及びxDSL通信手段112は、適宜ハードウェアを含むことも想定される。そして、このような場合、係るソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)は、本発明を構成すると捉えることができる。更に、係るソフトウェア・プログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体も、本発明を構成すると捉えることができる。
以上、本発明を、上述した各実施形態およびその変形例によって例示的に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態およびその変形例に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更又は改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更又は改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
本発明は、有線LAN、無線LAN等の通信方式を使用して通信端末に接続し、DSLや無線WAN等の通信方式を使用してインターネットに接続することにより、通信端末とインターネットとの通信を中継する装置の消費電力を低減する用途において利用できる。
100 通信装置
200、205 通信端末
300 通信装置
101 内部ネットワーク通信手段
102 外部ネットワーク通信手段
103 外部ネットワーク監視手段
104 内部ネットワーク制御手段
110 ホームゲートウェイ
210、215 PC
111 無線LAN通信手段
115 有線LAN通信手段
112 xDSL通信手段
113 外部ネットワーク監視手段
114 内部ネットワーク制御手段
116 内部ネットワーク監視手段
117 通信速度比較手段
118 通信速度設定手段
119 タイマー
120 ホームゲートウェイ
124 内部ネットワーク制御手段
126 内部ネットワーク監視手段
130 ホームゲートウェイ
134 内部ネットワーク制御手段

Claims (10)

  1. 内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置であって、
    回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、前記内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行う内部ネットワーク通信手段と、
    回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、前記外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行う外部ネットワーク通信手段と、
    前記外部ネットワークの通信速度を検出する外部ネットワーク監視手段と、
    前記内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、前記セッションが存在しない場合に、前記内部ネットワークの前記第1の通信モードを、前記検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する前記第1の通信モードのうち、前記消費電力が最小である前記第1の通信モードに設定する内部ネットワーク制御手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記検出された通信速度は、前記外部ネットワークの回線速度であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記検出された通信速度は、前記外部ネットワークのデータスループットであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記内部ネットワーク制御手段は、前記内部ネットワーク通信手段を経由する通信データの送信元アドレス又は送信先アドレスを監視することにより、前記内部ネットワークに閉じた前記セッションが存在するか否かを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記内部ネットワーク制御手段は、前記内部ネットワークに閉じた前記セッションが存在する場合に、前記内部ネットワークの前記第1の通信モードを、回線速度が最大の前記第1の通信モードに設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記内部ネットワーク制御手段は、所定の優先セッションが存在するか否かを検出し、前記優先セッションが存在する場合に、前記内部ネットワークの前記第1の通信モードの変更を行わないか、又は前記内部ネットワークの前記第1の通信モードを、回線速度が最大の前記第1の通信モードに設定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記内部ネットワーク制御手段は、所定のセッション開始命令及び所定のセッション終了命令を監視し、前記セッション開始命令の検出と前記セッション終了命令の検出との間の期間に前記優先セッションが存在すると判定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記内部ネットワーク制御手段は、所定のセッションの存在を監視し、前記セッションが所定の時間存在しない場合に、前記内部ネットワーク通信手段を省電力状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置において、
    回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、前記内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行い、
    回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、前記外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行い、
    前記外部ネットワークの通信速度を検出し、
    前記内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、前記セッションが存在しない場合に、前記内部ネットワークの前記第1の通信モードを、前記検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する前記第1の通信モードのうち、前記消費電力が最小である前記第1の通信モードに設定する
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 内部ネットワーク側の通信と外部ネットワーク側の通信とを中継する通信装置において、
    回線速度及び消費電力が異なる、複数の第1の通信モードにより、前記内部ネットワークに接続された通信端末と通信を行う内部ネットワーク通信処理と、
    回線速度が異なる、複数の第2の通信モードにより、前記外部ネットワークに接続された通信装置と通信を行う外部ネットワーク通信処理と、
    前記外部ネットワークの通信速度を検出する外部ネットワーク監視処理と、
    前記内部ネットワークに閉じたセッションが存在するか否かを検出し、前記セッションが存在しない場合に、前記内部ネットワークの前記第1の通信モードを、前記検出された通信速度以上又は最大の回線速度を有する前記第1の通信モードのうち、前記消費電力が最小である前記第1の通信モードに設定する内部ネットワーク制御処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
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