JP6025679B2 - 分散データベースシステム - Google Patents
分散データベースシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6025679B2 JP6025679B2 JP2013166848A JP2013166848A JP6025679B2 JP 6025679 B2 JP6025679 B2 JP 6025679B2 JP 2013166848 A JP2013166848 A JP 2013166848A JP 2013166848 A JP2013166848 A JP 2013166848A JP 6025679 B2 JP6025679 B2 JP 6025679B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- virtual node
- management server
- key
- dummy data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
また、データを保持するサーバは、そのデータの複製(複製データ)を1つ以上生成し、サーバ間でその複製データを送受信することにより、複製データを生成したサーバ以外の他のサーバが複製データを保持する。これは、1つのサーバに故障等が起きた場合でも、複製データが存在することによりデータの欠損を避けるためである。
なお、以下において、フロントエンドとなるサーバを振り分けサーバ、クラスタを構成し、データを分散して保持するサーバそれぞれをデータ管理サーバと呼ぶ。
また、コンシステントハッシュ法において、データの登録、削除等の要求には、そのデータを振り分けるためのキー(そのデータに固有な識別子)となる情報が設定される。例えば、データの登録要求では、そのデータ登録要求に設定されたキーを所定のハッシュ関数にかけて、そのキーのハッシュ値を求める。そして、そのキーのハッシュ値と、分散ハッシュテーブルとにより、その要求の振り分け先となるデータ管理サーバ(仮想ノード)を求め、そのデータ管理サーバ(仮想ノード)に当該要求が転送され、登録処理が実行される。なお、以降の説明においては、データ管理サーバに仮想ノードが設定されているものとして説明する。
コンシステントハッシュ法では、登録要求等のキーのハッシュ値をハッシュ関数により求め、そのハッシュ値が、どの仮想ノードが担当するハッシュ値の範囲(担当範囲)に含まれるかにより、その登録要求等の振り分け先となる仮想ノードを決定する。
複製の数がnの場合、仮想ノードに対応するデータ管理サーバは、該当仮想ノードのコンシステントハッシュリング上での担当範囲のデータである原本データと、コンシステントハッシュリングの該当仮想ノードから反時計回り方向に連続するn個の仮想ノードの複製データとを保存する。例えば、複製の数が「2」(n=2)の場合、図2に示すように、仮想ノード「C」(仮想ノードID:「C」)に対応するデータ管理サーバは、仮想ノード「C」の原本データと、仮想ノード「A」,「B」それぞれの原本データを複製した複製データとが保存される。言い換えると、ある仮想ノードの複製データは、その仮想ノードから時計回り方向に連続するn個の仮想ノードの、対応するデータ管理サーバにおいて保存される。図2においては、仮想ノード「A」の複製データは、仮想ノード「B」,「C」に対応するデータ管理サーバにおいて保存される。
データ管理サーバが故障すると、対応する仮想ノードは消滅する。具体的には、分散ハッシュテーブルから該当仮想ノードのレコードが削除される。その結果、該当仮想ノードの担当範囲は、分散ハッシュテーブルにおいて次のレコードとなる仮想ノードに引き継がれる。図3(a)に示す例では、仮想ノード「B」に対応するデータ管理サーバが故障したため、該当する仮想ノード「B」のレコードが削除されることを示している。その結果、仮想ノード「B」の担当範囲は、次のレコードの仮想ノード「C」に引き継がれる。
コンシステントハッシュリングでは、仮想ノードが消滅すると、該当仮想ノードのハッシュ値の点がコンシステントハッシュリング上から削除される。よって、該当仮想ノードの担当範囲は、時計回り方向に隣接する仮想ノードの担当範囲にマージされる。図3(b)に示す例では、故障した仮想ノード「B」のハッシュ値「b」が削除され、ハッシュ値「a」の次の値からハッシュ値「c」までの範囲が、消滅した仮想ノード「B」に時計回り方向に隣接する仮想ノード「C」の担当範囲になることを示している。
図4は、本実施形態に係る分散データベースシステム1000の全体構成と各装置の機能ブロックを説明するための図である。
図4に示すように、分散データベースシステム1000は、複数のクライアント装置5に接続される振り分けサーバ1と、クラスタを構成する複数のデータ管理サーバ(ここでは、「仮想ノード2」とする。)と、警報監視装置4等に接続される欠損データ特定装置3と、を含んで構成される。
また、振り分けサーバ1は、欠損データ特定装置3と接続され、その欠損データ特定装置3から、ダミーデータ(詳細は後記)の登録を要求するダミーデータ登録要求信号や、ダミーデータの削除を要求するダミーデータ削除要求信号等を受信する。そして、振り分けサーバ1は、クライアント装置5から受信した要求信号に対する振り分け手法と同じ手法、つまり、コンシステントハッシュ法を適用し同じハッシュ関数に基づいて振り分け先となる仮想ノード2を決定し、それらのダミーデータに関する要求信号を送信する。
さらに、振り分けサーバ1は、仮想ノード2から、要求情報に対する処理結果である応答情報を受信して、クライアント装置5や欠損データ特定装置3に向けて送信する。
また、振り分けサーバ1は、仮想ノード2(データ管理サーバ)の死活監視を行っており、クラスタ内のデータ管理サーバの増設(仮想ノード2の追加)や、データ管理サーバの障害発生等により仮想ノード2が消滅した場合に、振り分け先となる仮想ノード2(データ管理サーバ)を管理する分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)100を変更(レコードの追加や削除)する。そして、振り分けサーバ1は、分散ハッシュテーブル100の変更内容を含む分散ハッシュテーブル変更通知信号(分散ハッシュ情報変更通知信号)を欠損データ特定装置3に送信する。
各仮想ノード2は、振り分けサーバ1により振り分け先として決定されたデータである原本データと、他の仮想ノード2が原本データの保存先となっている複製データとを記憶する。なお、複製データは、前記したコンシステントハッシュリングにおいて、原本データを記憶する仮想ノード2から、時計回りに複製の数分の仮想ノード2に記憶される。また、仮想ノード2は、欠損データ特定装置3が生成したダミーデータを、通常のデータ(「原本データ」「複製データ」)と同様に、自身の担当範囲に含まれるダミーデータをダミーデータ(原本)として記憶し、他の仮想ノード2の担当範囲に含まれるダミーデータをダミーデータ(複製)として記憶する。
欠損データ特定装置3は、仮想ノード2毎にダミーデータを生成する。ダミーデータとは、仮想ノード2と対になるデータであり、つまり、コンシステントハッシュリングにおいてその仮想ノード2の担当範囲に含まれるデータを意味する。このダミーデータは、クライアント装置5へのサービス提供等のために用いられるものではなく、欠損データを検出する目的のために各仮想ノード2に記憶しておくデータである。そして、欠損データ特定装置3は、振り分けサーバ1を介して、各仮想ノード2に、そのダミーデータ(原本)とダミーデータ(複製)とを記憶させておく。
また、欠損データ特定装置3は、振り分けサーバ1から分散ハッシュテーブル変更通知信号を受信すると、受信した新たな(新世代の)分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)100aと、自身の記憶部32に記憶している(旧世代の)分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)100bと、を比較することにより、仮想ノード2の追加や消滅を検出する。欠損データ特定装置3は、仮想ノード2の消滅を検出した場合に、消滅した仮想ノード2と対になるダミーデータの削除要求(ダミーデータ削除要求信号)を振り分けサーバ1に送信し、そのダミーデータが削除できないことにより、該当する仮想ノード2の担当範囲のデータが欠損したことを検出する。そして、そのダミーデータと対になる仮想ノード2の担当範囲を旧世代の分散ハッシュテーブル100bを参照することにより特定する。さらに、欠損データ特定装置3は、欠損データの発生とその欠損データのキーの範囲(仮想ノードの担当範囲)とを含む警報情報(データ欠損検出信号)を警報監視装置4に送信する。
よって、クラスタを構成するデータ管理サーバが故障等した場合に、データ欠損を検出し、その欠損したデータのキーのハッシュ値の範囲を特定することができる。
なお、ハッシュ値の範囲に基づき、バックアップ(欠損したデータを保持するクライアント装置やデータ管理サーバと接続されたバックアップ装置等)から欠損したデータを抽出することができるため、抽出したデータを振り分けサーバ1経由でデータ管理サーバ2に投入することにより、データをリストアすることができる。
以下、本実施形態に係る分散データベースシステム1000を構成する各装置の構成例について、図4を参照して、具体的に説明する。
振り分けサーバ1は、各クライアント装置5から受信した要求信号や、欠損データ特定装置3から受信した、ダミーデータ登録要求信号およびダミーデータ削除要求信号等の、振り分け先となる仮想ノード2(データ管理サーバ)を、コンシステントハッシュ法に基づき決定し、その決定した仮想ノード2から、要求信号等に対する処理結果である応答信号を受信し、要求信号等を送信してきたクライアント装置5や欠損データ特定装置3に送信する。
さらに、振り分けサーバ1は、クラスタを構成する各仮想ノード2(データ管理サーバ)の追加(増設)や消滅(減設)を監視しており、クラスタの構成に変化があった場合には、自身の記憶部(図示省略)に記憶した分散ハッシュテーブル100を変更する。そして、振り分けサーバ1は、その分散ハッシュテーブル100の変更情報を、各仮想ノード2(データ管理サーバ)に送信すると共に、欠損データ特定装置3に対しても送信する。
なお、ここで、記憶部に記憶された分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)100は、図5に示すように、データ管理サーバや仮想ノード2に固有な識別子(ここでは、「仮想ノードID」とする。)と、その仮想ノードIDを、ハッシュ関数にかけることで得られたハッシュ値とが対応付けられて、例えば、ハッシュ値が小さい順にソートされたテーブルである。そして、この分散ハッシュテーブル100は、仮想ノードIDに示される仮想ノード2が担当するハッシュ値の範囲(担当範囲)を示している。
各仮想ノード2(データ管理サーバ)は、例えば、分散ハッシュテーブル100上で、次の行の仮想ノード2(データ管理サーバ)に、所定の時間間隔で生存確認情報を送信しており、生存確認情報を所定の時間内に受信できない場合に、その仮想ノード2(データ管理サーバ)がクラスタから離脱したものして、その離脱した仮想ノード2(データ管理サーバ)のIDを含む離脱情報を振り分けサーバ1に送信する。また、クラスタ内に、新たに仮想ノード2が追加されると、その仮想ノード2から、自身がクラスタに参加することを要請する情報を、振り分けサーバ1に送信することにより、振り分けサーバ1が新たな仮想ノード2(データ管理サーバ)がクラスタに追加されることの情報を得る。
この他にも、例えば、振り分けサーバ1から、各仮想ノード2(データ管理サーバ)に対し、所定の時間間隔で、生存確認情報を送信することにより、各仮想ノード2の離脱情報を取得してもよい。また、仮想ノード2(データ管理サーバ)がシステム内に追加されたことの情報を、図示を省略したシステム全体のネットワーク管理サーバ等から取得するようにしてもよい。
なお、分散ハッシュテーブル変更通知部12は、分散ハッシュテーブル100そのものではなく、分散ハッシュテーブル100において追加されるレコードや、削除されるレコードを示す変更部分の情報のみを、分散ハッシュテーブル変更通知信号に付して送信してもよい。
仮想ノード2は、データ管理サーバ(物理ノード)上に設定される論理的なデータ管理サーバであり、データ管理部20と、図示を省略した、入出力部および記憶部とを含んで構成される。
図示を省略した記憶部には、この原本データおよび複製データ以外に、振り分けサーバ1と同じデータが格納された分散ハッシュテーブル100が記憶されている。この分散ハッシュテーブル100は、振り分けサーバ1から仮想ノード2それぞれが分散ハッシュテーブル変更通知を受信して自身の記憶部に記憶された分散ハッシュテーブル100を変更することにより、振り分けサーバ1に記憶された分散ハッシュテーブル100と同期される。
データ管理部20は、クラスタのセットアップ時や、分散ハッシュテーブル100が変更された時に、自身が記憶する原本データについて、予め設定された複製の数nだけ複製データを生成し、コンシステントハッシュリング上で時計回りの方向にn個(分散ハッシュテーブル100では、自身の行の下n行まで)の仮想ノード2に対して、生成した複製データを送信することにより保存させる。
欠損データ特定装置3は、仮想ノード2それぞれと対となるダミーデータを生成し、振り分けサーバ1を介して、各仮想ノード2にダミーデータ(原本)およびダミーデータ(複製)として記憶させる。また、欠損データ特定装置3は、仮想ノード2が消滅した場合に、ダミーデータの削除を要求するダミーデータ削除要求信号(図7参照)を、振り分けサーバ1を介して、仮想ノード2に送信し、ダミーデータを削除できないこと(NG)の応答情報を受信することにより、該当仮想ノード2のデータが欠損したことを検出する。また、そのダミーデータと対になる仮想ノード2の担当範囲を、変更前の(旧世代の)分散ハッシュテーブル100(100b)を参照することにより特定する。
本実施形態に係る欠損データ特定装置3は、図4に示すように、制御部30、入出力部31および記憶部32を含んで構成される。
ダミーデータ登録要求信号は、要求種別として「登録」を示す要求種別情報と、振り分けサーバ1の振り分け処理部10において、コンシステントハッシュのキーとして用いるためのダミーデータのキーの情報と、登録されるデータであるバリューと、を含んで構成される。ここで、バリューは、仮想ノードID等の仮想ノード2を特定するための値が設定される。
ダミーデータ削除要求信号は、要求種別として「削除」を示す要求種別情報と、振り分けサーバ1の振り分け処理部10において、コンシステントハッシュのキーとして用いるための、消滅が検出された仮想ノード2に対応するダミーデータのキーの情報と、を含んで構成される。
応答信号は、応答種別として「OK」若しくは「NG」のどちらかが格納される。
一方、ダミーデータ削除部303は、振り分けサーバ1から、「NG」が付された応答信号を受信した場合には、ダミーデータに対応する仮想ノード2のデータが欠損したと判定する。そして、その判定結果を、警報通知部320に出力する。
図9に示すように、ダミーデータキーテーブル200は、仮想ノードIDと、ダミーデータのキーの組み合わせが、仮想ノード2の数分のレコードとして記憶される。
図10は、本実施形態に係るキー生成部310が実行する、ダミーデータのキー生成アルゴリズムを説明するためのフローチャートである。
ここで、ハッシュ関数は一方向性関数であるため、ハッシュ値からキーを生成することはできない。そのため、キー生成部310は、トライアンドエラーで仮想ノード2の担当範囲に含まれるキーを見つけることにより、ダミーデータのキーを生成する。
なお、キー生成部310は、ダミーデータのキーを生成するにあたり、分散ハッシュテーブル100(100a)を参照し、全ての仮想ノードIDの情報を取得して、ダミーデータキーテーブル200の各仮想ノードIDのレコードを生成しておく。
警報監視装置4は、欠損データ特定装置3からデータ欠損検出信号を受信し、データ欠損を検出したことと、その欠損データのキーのハッシュ値の範囲とを、出力手段(図示省略)に出力する。
警報監視装置4は、制御部と、入出力部と、記憶部と(いずれも図示省略)を備える装置であり、制御部が備える警報受信部40が、データ欠損検出信号を受信することにより、分散データベースシステム1000の管理者等に、データ欠損の検出を報知する。
次に、本実施形態に係る分散データベースシステム1000が実行する欠損データ特定処理について説明する。
分散データベースシステム1000において、欠損データ特定装置3は、最初にデータ管理サーバが複数の仮想ノード2のクラスタをセットアップする際に、全ての仮想ノード2に対して、ダミーデータの登録を実行する。
その後、欠損データ特定装置3および振り分けサーバ1は、仮想ノード2の追加や消滅等の変化に応じて、ダミーデータの登録や削除を行うことで、クラスタ内に存在する仮想ノード2それぞれと対になるダミーデータが必ず登録されている状態を維持する。
そして、欠損データ特定装置3は、仮想ノード2の消滅時において、消滅した仮想ノード2のダミーデータの削除要求(ダミーデータ削除要求信号)を振り分けサーバ1に送信し、削除することができたか否かに基づいて仮想ノード2のデータが欠損データであるか否かを判定する。
以上の欠損データ特定処理の流れについて、(1)クラスタセットアップ時のダミーデータ登録処理、(2)仮想ノード追加時のダミーデータ登録処理、(3)仮想ノード消滅時のダミーデータ削除処理、(4)データ欠損の検出と警報情報の出力処理、の順に詳細に説明する。
図11は、データ管理サーバをクラスタにセットアップする際に、全ての仮想ノード2に対して実行するダミーデータ登録処理を示すシーケンス図である。
なお、分散ハッシュテーブル変更通知部12は、生成された分散ハッシュテーブル100を含む分散ハッシュテーブル変更通知信号を、各仮想ノード2に対しても送信することにより、各仮想ノード2に同一の分散ハッシュテーブル100を記憶させる。この分散ハッシュテーブル100を参照することにより、各仮想ノード2は、自身が記憶する原本データの複製先となる仮想ノード2を特定する。
なお、このダミーデータ登録要求信号には、要求種別「登録」と、生成したダミーデータのキーと、バリューとが設定される。なお、バリューとしては、例えば仮想ノードIDなどの仮想ノード2を特定する値がダミーデータキーテーブル200を参照して設定される。
分散データベースシステム1000の運用後に、物理的なデータベース管理サーバが増設等された場合には、クラスタを構成する仮想ノード2が追加される。新たな仮想ノード2が追加されると、既存の仮想ノード2の中で、ハッシュ値の担当範囲が分割される仮想ノード2が発生する。以下、仮想ノード追加時におけるダミーデータの登録処理について、図12〜図15を参照して説明する。
この結果、追加した仮想ノード「X」については、新たにダミーデータ登録処理を行う必要がある。さらに、仮想ノード「B」については、ハッシュ値の担当範囲が分割されたため、既に登録されているダミーデータは、仮想ノード「X」の担当範囲に属するか、仮想ノード「B」の担当範囲に属するかわからないため、既存のダミーデータを一旦削除した上で、分割後の仮想ノード「B」の担当範囲にダミーデータの再登録を行う。
まず、欠損データ特定装置3のキー生成部310は、記憶部32に記憶されたダミーデータキーテーブル200(図9)に追加された仮想ノード2の仮想ノードIDのレコードを追加する。
そして、キー生成部310は、追加された仮想ノード2の仮想ノードIDと、新世代の分散ハッシュテーブル100aとに基づき、図10において説明した、ダミーデータのキー生成処理を実行し、追加された仮想ノード2の仮想ノードIDに対応するダミーデータのキーを生成する(ステップS26)。そして、キー生成部310は、生成したダミーデータのキーを、ダミーデータキーテーブル200に登録する。
次に、新たな仮想ノード2が追加されたことにより、担当範囲が分割され変更された、既存の仮想ノード2へのダミーデータの削除と再登録処理について説明する。
次に、データ管理サーバの故障等を契機に、仮想ノード2が消滅した場合における、ダミーデータ削除処理について、図16を参照して説明する。なお、ここでは、ダミーデータの削除処理において、ダミーデータを削除できた場合について説明する。
図16は、仮想ノード2の消滅時におけるダミーデータ削除処理を説明するためのシーケンス図である。欠損データ特定装置3は、仮想ノード2(データ管理サーバ)が消滅した場合、データ欠損(原本データも複製データも消滅)が発生したか否かを、ダミーデータを削除できるか否かにより判定する。ある仮想ノード2(データ管理サーバ)が消滅した場合、振り分けサーバ1は、ダミーデータ削除要求を該当データの複製データを記憶していた他の仮想ノード2に転送することとなる。ここで、該当データを削除できたということは、そのデータが他の仮想ノード2において消滅せず存在することを意味し、これに対し、該当データを削除できないということは、複製データを記憶していた他の仮想ノード2でもそのデータが消滅したことを意味するからである。
欠損データ特定装置3(ダミーデータ削除部303およびダミーデータ登録部302)は、マージ先の仮想ノード2に対して、ダミーデータの削除処理と再登録処理を実行する。
このようにすることにより、データ管理サーバの故障等により、仮想ノード2が消滅した場合であっても、各仮想ノード2に対応付けたダミーデータを、仮想ノード2それぞれに記憶させる状態を維持することができる。
次に、欠損データ特定装置3によるデータ欠損の検出と警報情報の出力処理について説明する。
本実施形態に係る分散データベースシステム1000では、データの複製の数を超える複数台のデータ管理装置(物理ノード)が一度に故障すると、仮想ノード2の担当範囲の単位でデータ欠損が発生し、その担当範囲に含まれるダミーデータも欠損する。このとき、欠損したデータを管理していた仮想ノード2も消滅するため、仮想ノード2の消滅時の処理として、前記したステップS40〜S47(図16参照)の処理を試みる。しかしながら、データの欠損に合わせてダミーデータも欠損しているため、ダミーデータの削除を行うことができない。よって、欠損データ特定装置3は、振り分けサーバ1から「NG」の応答情報を受信することとなる。この処理以降についてシーケンス図を用いて、詳細に説明する。
2 仮想ノード(データ管理サーバ)
3 欠損データ特定装置
4 警報監視装置
5 クライアント装置
10 振り分け処理部
11 死活監視部
12 分散ハッシュテーブル変更通知部(変更通知部)
20 データ管理部
30 制御部
31 入出力部
32 記憶部
40 警報受信部
100 分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)
100a 分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)(新)
100b 分散ハッシュテーブル(分散ハッシュ情報)(旧)
200 ダミーデータキーテーブル
300 欠損データ特定処理部
301 ノード増減検出部(増減検出部)
302 ダミーデータ登録部
303 ダミーデータ削除部
310 キー生成部
320 警報通知部
1000 分散データベースシステム
Claims (2)
- クライアント装置から受信した要求信号を、複数のデータ管理サーバに振り分ける振り分けサーバと、前記振り分けサーバから受信した要求信号に基づき、自身が記憶するデータについて処理を実行する複数の前記データ管理サーバと、前記データ管理サーバに記憶されたデータの欠損を検出する欠損データ特定装置と、を備える分散データベースシステムであって、
前記振り分けサーバは、コンシステントハッシュリング上に、前記データ管理サーバに固有な識別子を所定のハッシュ関数にかけて算出したハッシュ値を昇順に配置すると共に、受信した前記要求信号に付されるデータに固有なキーを前記所定のハッシュ関数にかけて算出したハッシュ値を配置することにより、前記受信した要求信号の振り分け先となる前記データ管理サーバを決定する、振り分け手法を採用すると共に、
前記データ管理サーバそれぞれは、自身に振り分けられた前記要求信号に対応するデータを原本データとして記憶しておき、前記コンシステントハッシュリング上において隣接する所定の複製数の他のデータ管理サーバに対し、前記原本データの複製データを生成して送信することにより、当該複製データを他のデータ管理サーバに記憶させる冗長化手法を採用しており、
前記振り分けサーバは、
前記コンシステントハッシュリング上において前記データ管理サーバそれぞれが振り分け先となる担当範囲を示す、前記データのキーのハッシュ値の範囲を格納する分散ハッシュ情報が記憶される記憶部と、
受信した前記要求信号に付される前記キーのハッシュ値を算出し、前記分散ハッシュ情報に基づき決定した振り分け先の前記データ管理サーバに当該要求信号を転送する振り分け処理部と、
複数の前記データ管理サーバの死活を監視し、死活状態に変化があると前記分散ハッシュ情報の前記担当範囲を変更する死活監視部と、
変更された分散ハッシュ情報を含む分散ハッシュ情報変更通知信号を前記欠損データ特定装置に送信する変更通知部と、を備え、
前記欠損データ特定装置は、
前記受信した分散ハッシュ情報変更通知信号に含まれる分散ハッシュ情報を、新世代の分散ハッシュ情報とし、当該受信以前に受信していた分散ハッシュ情報を、旧世代の分散ハッシュ情報として記憶する記憶部と、
前記新世代の分散ハッシュ情報と前記旧世代の分散ハッシュ情報を比較し、前記データ管理サーバの増減を判定する増減検出部と、
前記判定の結果、前記データ管理サーバが増加していた場合、または、前記旧世代の分散ハッシュ情報が記憶されていない場合に、前記データ管理サーバそれぞれに対応付けてダミーデータを生成し、前記生成したダミーデータを含むダミーデータ登録要求信号を、前記振り分けサーバを介して、前記ダミーデータの対になる前記データ管理サーバに送信することにより前記ダミーデータを登録させるダミーデータ登録部と、
前記判定の結果、前記データ管理サーバが減少していた場合、前記減少したデータ管理サーバに対応付けられたダミーデータの削除を要求するダミーデータ削除要求信号を、前記振り分けサーバを介して、前記減少したデータ管理サーバに送信し、前記減少したデータ管理サーバに対応付けられたダミーデータを削除できないことにより、データの欠損を検出するダミーデータ削除部と、
当該減少したデータ管理サーバの前記コンシステントハッシュリング上での担当範囲で示される、前記データのキーのハッシュ値の範囲を、前記旧世代の分散ハッシュ情報に基づき抽出し、前記原本データおよび前記所定の複製数の複製データが失われた欠損データのキーの範囲として特定する警報通知部と、を備えること
を特徴とする分散データベースシステム。 - 前記欠損データ特定装置は、
ランダムにキーを生成し、当該キーを前記所定のハッシュ関数にかけて算出したハッシュ値が前記新世代の分散ハッシュ情報に示される前記データ管理サーバの中から抽出したデータ管理サーバの振り分け先となる担当範囲に含まれるまで、当該キーの生成と、当該キーのハッシュ値の算出を繰り返し、当該キーが、前記抽出したデータ管理サーバの振り分け先となる担当範囲に含まれる場合に、当該キーを、前記抽出したデータ管理サーバに対応付けた前記ダミーデータのキーとして決定するキー生成部を、
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の分散データベースシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013166848A JP6025679B2 (ja) | 2013-08-09 | 2013-08-09 | 分散データベースシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013166848A JP6025679B2 (ja) | 2013-08-09 | 2013-08-09 | 分散データベースシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015035182A JP2015035182A (ja) | 2015-02-19 |
JP6025679B2 true JP6025679B2 (ja) | 2016-11-16 |
Family
ID=52543635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013166848A Active JP6025679B2 (ja) | 2013-08-09 | 2013-08-09 | 分散データベースシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6025679B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1731879A4 (en) * | 2004-03-31 | 2015-05-06 | Dainippon Printing Co Ltd | METHOD FOR REGULATING LUMINOUS POWER OF TRANSMISSION LIGHT INDICATOR TABLE AND TRANSMISSION LIGHT INDICATOR TABLE |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6674099B2 (ja) | 2016-06-10 | 2020-04-01 | 富士通株式会社 | 情報管理プログラム、情報管理方法、及び情報管理装置 |
WO2019008748A1 (ja) | 2017-07-07 | 2019-01-10 | 株式会社Asj | データ処理システムおよびこれを用いた分散データシステム |
CN114629908B (zh) * | 2022-03-28 | 2023-10-13 | 浙江邦盛科技股份有限公司 | 一种基于服务器节点硬件资源密度的数据分片方法 |
CN114866799B (zh) * | 2022-05-11 | 2024-04-05 | 北京奇艺世纪科技有限公司 | 一种服务器调度方法及装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009020757A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Toshiba Corp | データ登録装置、データ登録方法及びプログラム |
US8515915B2 (en) * | 2010-09-24 | 2013-08-20 | Hitachi Data Systems Corporation | System and method for enhancing availability of a distributed object storage system during a partial database outage |
JP2012221419A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Hitachi Ltd | 情報記憶システム及びそのデータ複製方法 |
-
2013
- 2013-08-09 JP JP2013166848A patent/JP6025679B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1731879A4 (en) * | 2004-03-31 | 2015-05-06 | Dainippon Printing Co Ltd | METHOD FOR REGULATING LUMINOUS POWER OF TRANSMISSION LIGHT INDICATOR TABLE AND TRANSMISSION LIGHT INDICATOR TABLE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015035182A (ja) | 2015-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6025679B2 (ja) | 分散データベースシステム | |
EP3159794B1 (en) | Distributed storage replication system and method | |
WO2017177941A1 (zh) | 主备数据库切换方法和装置 | |
JP5952960B2 (ja) | 計算機システム、計算機システム管理方法及びプログラム | |
US9747168B2 (en) | Data block based backup | |
US20080005334A1 (en) | System and method for perennial distributed back up | |
KR20130137897A (ko) | 비대칭형 클러스터 파일 시스템의 데이터 관리 방법 | |
US11829253B2 (en) | Systems and methods for non-blocking backups | |
JP2017504880A (ja) | 分散データグリッドにおいて永続性パーティションリカバリをサポートするためのシステムおよび方法 | |
JP6582445B2 (ja) | シンクライアントシステム、接続管理装置、仮想マシン稼働装置、方法、および、プログラム | |
CN112883119B (zh) | 数据同步方法、装置、计算机设备及计算机可读存储介质 | |
KR101527634B1 (ko) | 샤딩 서비스를 제공하는 방법 및 장치 | |
EP3039568B1 (en) | Distributed disaster recovery file sync server system | |
JP5969315B2 (ja) | データ移行処理システムおよびデータ移行処理方法 | |
CN113010496A (zh) | 一种数据迁移方法、装置、设备和存储介质 | |
JP5685213B2 (ja) | 差分レプリケーションシステム、マスターデータベース装置、及びスレーブデータベース装置 | |
JP5918802B2 (ja) | ノードおよびプログラム | |
JP2015018508A (ja) | 分散処理システム | |
JP2008226177A (ja) | 分散処理プログラム、システムおよび方法 | |
KR101748913B1 (ko) | 분산 저장 환경에서 게이트웨이를 선택하기 위한 클러스터 관리 방법 및 데이터 저장 시스템 | |
JP5956364B2 (ja) | クラスタシステム | |
JP5711772B2 (ja) | クラスタシステム | |
JP6093320B2 (ja) | 分散処理システム | |
JP6506156B2 (ja) | ノードおよびグラビテーション抑止方法 | |
JP5815000B2 (ja) | ノードおよびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6025679 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |