JP6007826B2 - Vehicle power supply - Google Patents
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Description
本発明は、車両用電源装置に係り、特に、オルタネータと、オルタネータの発電した電力を電圧変換して負荷へ供給する電圧変換器と、を有する車両に搭載される電源装置に関する。 The present invention relates to a vehicle power supply device, and more particularly, to a power supply device mounted on a vehicle having an alternator and a voltage converter that converts voltage generated by the alternator and supplies it to a load.
従来、オルタネータなどからなる直流電源と、その直流電源と負荷との間に介在される電圧変換器と、を有する車両に搭載される電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電源装置においては、作動電圧が同じ負荷のグループごとに異なる電圧変換器が割り当てられ、各電圧変換器がそれぞれ当該負荷グループに対応して直流電源の電圧を降圧変換する。従って、上記の電源装置によれば、作動電圧が異なる複数の負荷が存在しても、共通の直流電源から複数の電圧変換器を介してそれらの複数の負荷へ適切に電力供給を行うことができる。 2. Description of the Related Art Conventionally, a power supply device mounted on a vehicle having a DC power source composed of an alternator and the like and a voltage converter interposed between the DC power source and a load is known (see, for example, Patent Document 1). In this power supply apparatus, different voltage converters are assigned to groups of loads having the same operating voltage, and each voltage converter steps down the voltage of the DC power supply corresponding to the load group. Therefore, according to the power supply device described above, even when there are a plurality of loads having different operating voltages, it is possible to appropriately supply power from the common DC power supply to the plurality of loads via the plurality of voltage converters. it can.
しかしながら、上記特許文献1記載の電源装置では、各電圧変換器それぞれの入力電圧及び出力電圧は、負荷に供給される負荷電力の大きさに関係なくほとんど変化しないので、電圧変換器は常に同じように電圧変換を行う。この場合、負荷電力の大きさによっては、電源から電圧変換器を介して負荷へ電力供給を行ううえでの効率が悪いときがある。このため、効率を考慮すれば、電圧変換器に常に同じ電圧変換を実施させるのは適切でない。 However, in the power supply device described in Patent Document 1, the input voltage and the output voltage of each voltage converter hardly change regardless of the magnitude of the load power supplied to the load. Perform voltage conversion to. In this case, depending on the magnitude of the load power, the efficiency in supplying power from the power supply to the load via the voltage converter may be poor. For this reason, considering efficiency, it is not appropriate for the voltage converter to always perform the same voltage conversion.
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電圧変換器に入力される入力電圧を負荷電力に応じて調整することで、負荷への電力供給を効率良く行うことが可能な車両用電源装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and a vehicle capable of efficiently supplying power to a load by adjusting an input voltage input to a voltage converter according to load power. An object of the present invention is to provide a power supply device for a vehicle.
上記の目的は、発電電圧が所定範囲で可変されるオルタネータと、前記オルタネータの発電した電力を電圧変換して低電圧負荷へ供給する電圧変換器と、前記オルタネータに前記電圧変換器を介さずに接続される高電圧負荷と、を有する車両に搭載される電源装置であって、前記低電圧負荷に供給される第1の負荷電力と前記高電圧負荷に供給される第2の負荷電力とに応じて変化し得る、前記オルタネータ、前記電圧変換器、及び前記高電圧負荷での効率を最大にする前記オルタネータの発電電圧を規定したマップと、前記第1の負荷電力を検出する第1の負荷電力検出手段と、前記第2の負荷電力を検出する第2の負荷電力検出手段と、前記マップを用いて、前記第1の負荷電力検出手段により検出される前記第1の負荷電力と前記第2の負荷電力検出手段により検出される前記第2の負荷電力とに基づいて、前記効率が最大になるように前記オルタネータの発電電圧を制御する発電電圧制御部と、を備える車両用電源装置により達成される。
The purpose of the above SL is an alternator power generation voltage is varied in a predetermined range, the power generation and a voltage converter for supplying to the low-voltage load power to voltage conversion was of the alternator, without passing through the voltage converter to the alternator A high-voltage load connected to the vehicle, and a power supply device mounted on a vehicle, wherein the first load power supplied to the low-voltage load and the second load power supplied to the high-voltage load The alternator, the voltage converter, and a map that defines the generated voltage of the alternator that maximizes the efficiency at the high voltage load, and a first that detects the first load power. Load power detection means, second load power detection means for detecting the second load power, the first load power detected by the first load power detection means using the map, and the map Second And a power generation voltage controller configured to control the power generation voltage of the alternator so that the efficiency is maximized based on the second load power detected by the load power detection means. The
本発明によれば、電圧変換器に入力される入力電圧を負荷電力に応じて調整することで、負荷への電力供給を効率良く行うことができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the electric power supply to a load can be performed efficiently by adjusting the input voltage input into a voltage converter according to load electric power.
以下、図面を用いて、本発明に係る車両用電源装置の具体的な実施の形態について説明する。 Hereinafter, specific embodiments of a power supply device for a vehicle according to the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の第1実施例である車両用電源装置10の構成図を示す。また、図2は、本実施例の車両用電源装置10の備える電圧変換器の回路構成を詳細に表した構成図を示す。本実施例の車両用電源装置10は、車両に搭載されており、交流発電機としてのオルタネータを用いて発電を行うことが可能な電源装置である。
FIG. 1 shows a configuration diagram of a vehicle
図1に示す如く、車両用電源装置10は、車載バッテリ12を備えている。車載バッテリ12は、所定容量の電力を蓄えることが可能であり、所定電圧でその蓄えている電力を出力する直流電源である。車載バッテリ12には、車載電気負荷14が電気的に接続されている。車載電気負荷14は、メータやランプ,オーディオなどの補機類や各種電子制御ユニット,エンジンスタータなどであって、予め定められた所定電圧(例えば12ボルト程度)が印加されることにより駆動する。車載電気負荷14は、車載バッテリ12から供給される電力により駆動することが可能である。
As shown in FIG. 1, the vehicle
車両用電源装置10は、また、オルタネータ16を備えている。オルタネータ16は、車両エンジンなど(図示せず)に機械的に接続されており、車両エンジンなどを動力源として駆動されることで発電する発電機である。オルタネータ16は、ロータに巻回されるロータコイル18と、ステータに巻回されるステータコイル(図示せず)と、ステータコイルの交流出力を全波整流して直流出力に変換する整流回路と、を有している。オルタネータ16は、ロータコイル18に流れる電流量に応じて駆動されて発電する。オルタネータ16は、発電で得た電力を整流回路で整流して直流出力する。
The vehicle
オルタネータ16のロータコイル18には、電圧制御部20が電気的に接続されている。電圧制御部20は、ロータコイル18に流す励磁電流を変化させることで、オルタネータ16の出力する発電電圧を所定範囲(尚、この所定範囲は、少なくとも車載バッテリ12の出力電圧以上に設定されるものであり、例えば、12ボルト〜48ボルトなどである。)で可変させることが可能である。すなわち、オルタネータ16から直流出力される発電電圧は、上記した所定範囲で可変される。
A
車両用電源装置10は、また、車載電気負荷14及び車載バッテリ12とオルタネータ16との間に電気的に介在されるDC−DCコンバータ22を備えている。DC−DCコンバータ22は、オルタネータ16の発電電圧を入力電圧としかつ車載電気負荷14及び車載バッテリ12に印加する電圧を出力電圧として電圧変換を行う電圧変換器であって、オルタネータ16の発電電圧を降圧して車載電気負荷14及び車載バッテリ12に印加する降圧変換器である。
The vehicle
オルタネータ16の発電電力は、DC−DCコンバータ22により上記所定範囲の発電電圧から車載電気負荷14の駆動可能な目標電圧(例えば、車載バッテリ12の出力電圧と略等しい12ボルト程度)に降圧された後に車載電気負荷14及び車載バッテリ12に供給される。車載電気負荷14は、車載バッテリ12からの電力以外に、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して供給される電力により駆動することが可能である。また、車載バッテリ12は、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して供給される電力により充電されることが可能である。
The generated power of the
DC−DCコンバータ22は、スイッチング素子であるMOS−FET24と、ツェナダイオード26と、ダイオード28と、インダクタ30と、コンデンサ32と、を有する降圧チョッパー回路からなる。MOS−FET24のドレイン及びツェナダイオード26のカソードは、オルタネータ16の出力端子に接続されている。ツェナダイオード26のアノードは、接地されている。ツェナダイオード26は、オルタネータ16の発電時におけるロードダンプ対策用に設けられたダイオードである。
The DC-
MOS−FET24のソースには、ダイオード28のカソードが接続されていると共に、インダクタ30の一端が接続されている。ダイオード28のアノードは、接地されている。インダクタ30の他端には、コンデンサ32の一端が接続されていると共に、車載バッテリ12及び車載電気負荷14の正側端子が接続されている。コンデンサ32の他端は、接地されている。
The cathode of the
上記したDC−DCコンバータ22は、オルタネータ16の上記所定範囲の発電電圧を車載電気負荷14の駆動可能な目標電圧(例えば、車載バッテリ12の出力電圧と略等しい12ボルト程度)に降圧する。DC−DCコンバータ22は、降圧動作を制御する制御回路34を有している。制御回路34には、MOS−FET24のゲートが接続されている。制御回路34は、MOS−FET24のオン/オフが所定周期で繰り返されるようにパルス状のゲート信号を生成してMOS−FET24のゲートに供給することで、MOS−FET24をスイッチング動作させてDC−DCコンバータ22での降圧動作を実施させる。
The above-described DC-
MOS−FET24がオンされると、インダクタ30の一端にオルタネータ16の発電電圧が印加されることで、そのインダクタ30の両端に車載バッテリ12の電圧とオルタネータ16の発電電圧との差圧が印加される。かかる差圧が印加されると、インダクタ30においてオルタネータ16からの電気エネルギが磁界エネルギに変換されることで、そのインダクタ30にオルタネータ16の発電電力が蓄えられる。この際には、インダクタ30に流れる電流が時間の経過に伴って直線的に増加すると共に、コンデンサ32が車載バッテリ12の電圧で充電される。
When the MOS-
一方、MOS−FET24がオフされると、インダクタ30とコンデンサ32とが並列接続された回路となるので、インダクタ30に蓄えられていた磁界エネルギが電気エネルギとしてダイオード28を通して放電される。この際には、車載バッテリ12の電圧すなわちコンデンサ32の両端電圧は一定であるので、上記したインダクタ30の放電が車載バッテリ12の電圧で行われ、インダクタ30に流れる電流が時間の経過に伴って直線的に減少する。
On the other hand, when the MOS-
このように、DC−DCコンバータ22は、MOS−FET24のオン/オフを繰り返し行うことでインダクタ30及びコンデンサ32を適宜、充放電させ、入力電圧(すなわち、オルタネータ16の発電電圧)よりも低い電圧を出力させることができる。
As described above, the DC-
また、所定周期内でMOS−FET24がオンされる時間(オン時間)とオフされる時間(オフ時間)との比が変化すると、その変化に応じてDC−DCコンバータ22の入力電圧と出力電圧との比が変化する。
Further, when the ratio of the time during which the MOS-
制御回路34は、オルタネータ16の発電時、DC−DCコンバータ22に入力される電圧(すなわち、オルタネータ16の上記所定範囲の発電電圧)V1を監視・検出することが可能である。制御回路34は、検出したオルタネータ16の発電電圧V1に基づいて、DC−DCコンバータ22から出力される電圧V2が目標電圧(例えば、12ボルト程度)になるように、その発電電圧V1をその目標電圧に降圧させるのに必要なMOS−FET24のオン時間とオフ時間との比(デューティ比)を設定し、MOS−FET24に供給するパルス状のゲート信号を生成する。このため、オルタネータ16の発電時、その発電電圧V1が所定範囲内で変化しても、DC−DCコンバータ22においてその所定範囲の発電電圧V1から所望の目標電圧への降圧を適切に実施することができる。
The
図3は、オルタネータ16の発電電圧V1ごとの発電電力又は負荷電力とオルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率との関係を表した図を示す。図4は、本実施例の車両用電源装置10における発電電力又は負荷電力に対してオルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定したマップを表した図を示す。また、図5は、本実施例の車両用電源装置10における発電電力又は負荷電力に応じて変化し得る、発電電圧V1とその発電電圧V1をオルタネータ16から出力させるのに必要なロータコイル18への励磁電流I3との関係を規定したマップを表した図を示す。
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the generated power or load power for each generated voltage V <b> 1 of the
ところで、図3に示す如く、オルタネータ16の発電電圧が同じである状況では、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14や車載バッテリ12へ供給される電力が所定電力を超えて大きくなるほど、各種のコイルや配線に流れる電流が大きくなることで損失が増え自己発熱が著しくなり、電力を供給するうえでの効率(すなわち、電力効率)が低下する。一般的に、この効率低下は、オルタネータ16の発電電圧V1が小さいほど著しく、オルタネータ16の発電電圧V1が小さいときは、大きいときに比べて、電力の増加に対する効率の低下度合いが大きくなる。
Incidentally, as shown in FIG. 3, in a situation where the generated voltage of the
また、上記の電力が所定電力を下回って小さくなるほど、DC−DCコンバータ22での変換損失やオルタネータ16への励磁電流が相対的に大きくなるので、電力を供給するうえでの効率が低下する。一般的に、この効率低下は、オルタネータ16の発電電圧V1が大きいほど著しく、オルタネータ16の発電電圧V1が大きいときは、小さいときに比べて、電力の減少に対する効率の低下度合いが大きくなる。
Further, as the power becomes smaller than the predetermined power, the conversion loss in the DC-
本実施例の車両用電源装置10において、電圧制御部20は、発電電力又は負荷電力の大きさに対してオルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定した図4に示す如きマップ、及び、発電電力又は負荷電力の大きさに応じて変化し得る、発電電圧V1とその発電電圧V1をオルタネータ16から出力させるのに必要なロータコイル18への励磁電流I3との関係を規定した図5に示す如きマップを、予めメモリに格納している。
In the vehicle
また、電圧制御部20は、DC−DCコンバータ22から出力される出力電圧V2、及び、DC−DCコンバータ22から車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ流れる出力電流I2をそれぞれ、監視・検出することが可能である。電圧制御部20は、検出したDC−DCコンバータ22の出力電圧V2及び出力電流I2に基づいて、車載電気負荷14及び車載バッテリ12に供給される負荷電力(=V2×I2)を検出する。
The
そして、電圧制御部20は、メモリに格納する図4に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した負荷電力に基づいて、オルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率が最大になるオルタネータ16の発電電圧V1を算出すると共に、その後、メモリに格納する図5に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した負荷電力とその算出した効率最大の発電電圧V1とに基づいて、その効率最大の発電電圧V1をオルタネータ16から出力させるのに必要なロータコイル18への励磁電流I3を算出する。
Then, the
電圧制御部20は、上記の如くロータコイル18に供給すべき励磁電流I3を算出すると、その励磁電流I3をロータコイル18に供給する。かかる励磁電流I3が供給されると、オルタネータ16はその励磁電流I3に応じた発電電圧V1で発電する。この発電電圧V1は、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ電力供給を行う際にオルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率が最大になるものであって、上記の負荷電力の大きさに応じて変化されるものである。
When the
従って、本実施例の車両用電源装置10によれば、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ供給される負荷電力の大きさに応じて、オルタネータ16から出力される発電電圧V1を調整することで、その電力供給時におけるシステム(具体的には、オルタネータ16及びDC−DCコンバータ22)トータルでの効率を常に最大にすることができ、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介した車載電気負荷14及び車載バッテリ12への電力供給を常に効率良く行うことができる。
Therefore, according to the vehicle
また、本実施例においては、DC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ電力を供給するうえで、DC−DCコンバータ22の入力側に、発電電圧が広範囲に可変されるオルタネータ16を設けることとすれば十分であって、車載バッテリ12の出力電圧よりも高い電圧を出力する高圧バッテリを設けることは不要である。このため、高圧バッテリ削減に伴うコストダウンを図りつつ、DC−DCコンバータ22を介した車載電気負荷14及び車載バッテリ12への電力供給を効率良く行うことができる。
Further, in the present embodiment, when power is supplied to the in-vehicle
尚、上記の第1実施例においては、車載電気負荷14及び車載バッテリ12が特許請求の範囲に記載した「負荷」に、DC−DCコンバータ22が特許請求の範囲に記載した「電圧変換器」に、電圧制御部20がメモリに格納する図4に示す如きマップが特許請求の範囲に記載した「マップ」に、電圧制御部20が、DC−DCコンバータ22の出力電圧V2及び出力電流I2に基づいて、車載電気負荷14及び車載バッテリ12に供給される負荷電力(=V2×I2)を検出することが特許請求の範囲に記載した「電力検出手段」に、電圧制御部20が、図4に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した負荷電力に基づいて、オルタネータ16及びDC−DCコンバータ22での効率が最大になるようにオルタネータ16の発電電圧V1を制御すること、或いは、図5に示す如きマップを用いて、その効率最大の発電電圧V1が出力されるようにロータコイル18への励磁電流I3を制御することが特許請求の範囲に記載した「発電電圧制御部」に、それぞれ相当している。
In the first embodiment, the in-vehicle
ところで、上記の第1実施例においては、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ供給される電力として、DC−DCコンバータ22から出力される出力電圧V2及びDC−DCコンバータ22から車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ流れる出力電流I2に基づいて負荷電力を検出し、その負荷電力の大きさに応じて、オルタネータ16から出力される発電電圧V1を調整することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その負荷電力に代えて、オルタネータ16から出力される出力電圧V1及びオルタネータ16からDC−DCコンバータ22へ流れる出力電流I1に基づいてオルタネータ16から供給される発電電力(=V1×I1)を検出し、その発電電力の大きさに応じて、オルタネータ16から出力される発電電圧V1を調整することとしてもよい。
By the way, in said 1st Example, as the electric power supplied to the vehicle-mounted
図6は、本発明の第2実施例である車両用電源装置100の構成図を示す。尚、図6において、上記図1に示す構成と同一の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
FIG. 6 shows a configuration diagram of a vehicle
本実施例の車両用電源装置100において、オルタネータ16のロータコイル18には、電圧制御部102が電気的に接続されている。電圧制御部102は、上記第1実施例の電圧制御部20と同様に、ロータコイル18に流す励磁電流を変化させることで、オルタネータ16の出力する発電電圧を所定範囲(尚、この所定範囲は、少なくとも車載バッテリ12の出力電圧以上に設定されるものであり、例えば、12ボルト〜48ボルトなどである。)で可変させることが可能である。
In the vehicle
オルタネータ16には、車載電気負荷104が電気的に接続されていると共に、DC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12が電気的に接続されている。車載電気負荷104は、DC−DCコンバータ22を介することなくオルタネータ16に直接に接続されている。車載電気負荷104は、電動パワーステアリング装置用モータや太陽電池などであって、車載バッテリ12の出力電圧よりも高い所定範囲の電圧が印加されることにより駆動する。車載電気負荷104は、オルタネータ16から供給される電力により駆動することが可能である。尚、以下、車載電気負荷14を一般負荷14と、また、車載電気負荷104を高電圧負荷104と、それぞれ称す。
The
図7は、オルタネータ16の発電電圧V1ごとの高電圧負荷104の負荷電力と効率との関係を表した図を示す。また、図8は、本実施例の車両用電源装置100における、一般負荷14に供給される電力(一般負荷電力)と高電圧負荷104に供給される電力(高電圧負荷電力)とに対して、オルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定したマップを表した図を示す。
FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the load power and efficiency of the
オルタネータ16から高電圧負荷104へ電力を供給するうえでの効率は、図7に示す如く、オルタネータ16の発電電圧V1が大きいほど良く、また、その発電電圧V1に応じた電力値でピークとなり、電力がその電力値を境界にして大きくなるほどまた小さくなるほど低下する。
As shown in FIG. 7, the efficiency in supplying electric power from the
本実施例の車両用電源装置100において、電圧制御部102は、一般負荷電力と高電圧負荷電力とに対してオルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定した図8に示す如きマップを、予めメモリに格納している。
In the vehicle
電圧制御部102は、DC−DCコンバータ22に入力される入力電圧V1、高電圧負荷104へ流れる電流I4、DC−DCコンバータ22から出力される出力電圧V2、及び、DC−DCコンバータ22から一般負荷14及び車載バッテリ12へ流れる出力電流I2をそれぞれ、監視・検出することが可能である。電圧制御部102は、検出したDC−DCコンバータ22の入力電圧V1及び高電圧負荷104への入力電流I4に基づいて、高電圧負荷104に供給される高電圧負荷電力(=V1×I4)を検出する。また、検出したDC−DCコンバータ22の出力電圧V2及び出力電流I2に基づいて、一般負荷14及び車載バッテリ12に供給される一般負荷電力(=V2×I2)を検出する。
The
そして、電圧制御部102は、メモリに格納する図8に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した一般負荷電力及び高電圧負荷電力に基づいて、オルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104での効率が最大になるオルタネータ16の発電電圧V1を算出すると共に、その後、その効率最大の発電電圧V1をオルタネータ16から出力させるのに必要なロータコイル18への励磁電流I3を算出する。
Then, the
電圧制御部102は、上記の如くロータコイル18に供給すべき励磁電流I3を算出すると、その励磁電流I3をロータコイル18に供給する。かかる励磁電流I3が供給されると、オルタネータ16はその励磁電流I3に応じた発電電圧V1で発電する。この発電電圧V1は、オルタネータ16から高電圧負荷104へ電力供給を行いつつオルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ電力供給を行ううえでオルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104での効率が最大になるものであって、上記の一般負荷電力及び高電圧負荷電力の大きさに応じて変化されるものである。
When the
従って、本実施例の車両用電源装置100によれば、オルタネータ16から高電圧負荷104へ供給される高電圧負荷電力の大きさ及び同じオルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ供給される一般負荷電力の大きさに応じて、オルタネータ16から出力される発電電圧V1を調整することで、その電力供給時におけるシステム(具体的には、オルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104)トータルでの効率を常に最大にすることができ、オルタネータ16からの電力供給を常に効率良く行うことができる。
Therefore, according to the vehicle
また、本実施例においては、高電圧負荷104へ電力を供給しつつDC−DCコンバータ22を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ電力を供給するうえで、DC−DCコンバータ22の入力側に、発電電圧が広範囲に可変されるオルタネータ16を設けることとすれば十分であって、車載バッテリ12の出力電圧よりも高い電圧を出力する高圧バッテリを設けることは不要である。このため、高圧バッテリ削減に伴うコストダウンを図りつつ、高電圧負荷104への電力供給及びDC−DCコンバータ22を介した一般負荷14及び車載バッテリ12への電力供給を効率良く行うことができる。
In this embodiment, the power is supplied to the
更に、本実施例においては、オルタネータ16から高電圧負荷104への電力供給がDC−DCコンバータ22を介することなく行われるので、駆動するうえで大電力が必要となる高電圧負荷104に対する印加電圧としてオルタネータ16の発電電圧を直接にそのまま用いることができる。このため、本実施例によれば、高電圧負荷104の存在に起因してDC−DCコンバータ22での変換損失が過大となるのを回避することができ、オルタネータ16からの効率の良い電力供給を実現することができる。
Furthermore, in this embodiment, since the power supply from the
尚、上記の第2実施例においては、車載電気負荷14及び車載バッテリ12が特許請求の範囲に記載した「低電圧負荷」に、電圧制御部102がメモリに格納する図8に示す如きマップが特許請求の範囲に記載した「マップ」に、電圧制御部102が、DC−DCコンバータ22の出力電圧V2及び出力電流I2に基づいて、車載電気負荷14及び車載バッテリ12に供給される一般負荷電力(=V2×I2)を検出することが特許請求の範囲に記載した「第1の負荷電力検出手段」に、電圧制御部102が、DC−DCコンバータ22の入力電圧V1及び高電圧負荷104への入力電流I4に基づいて、高電圧負荷104に供給される高電圧負荷電力(=V1×I4)を検出することが特許請求の範囲に記載した「第2の負荷電力検出手段」に、電圧制御部102が、図8に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した一般負荷電力と高電圧負荷電力とに基づいて、オルタネータ16、DC−DCコンバータ22、及び高電圧負荷104での効率が最大になるようにオルタネータ16の発電電圧V1を制御することが特許請求の範囲に記載した「発電電圧制御部」に、それぞれ相当している。
In the second embodiment, the on-vehicle
ところで、上記の第2実施例においては、オルタネータ16からDC−DCコンバータ22を介して車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ供給される電力として、DC−DCコンバータ22から出力される出力電圧V2及びDC−DCコンバータ22から車載電気負荷14及び車載バッテリ12へ流れる出力電流I2に基づいて負荷電力を検出することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その負荷電力に代えて、オルタネータ16から出力される出力電圧V1及びオルタネータ16からDC−DCコンバータ22へ流れる出力電流I1に基づいてオルタネータ16から供給される発電電力(=V1×I1)を検出することとしてもよい。
By the way, in said 2nd Example, as the electric power supplied to the vehicle-mounted
図9は、本発明の第3実施例である車両用電源装置200の構成図を示す。尚、図9において、上記図6に示す構成と同一の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。また、図10は、本実施例の車両用電源装置200の備える電圧変換器の回路構成図を示す。
FIG. 9 shows a configuration diagram of a vehicle
本実施例の車両用電源装置200において、オルタネータ16のロータコイル18には、電圧制御部202が電気的に接続されている。電圧制御部202は、上記第2実施例の電圧制御部102と同様に、ロータコイル18に流す励磁電流を変化させることで、オルタネータ16の出力する発電電圧を所定範囲(尚、この所定範囲は、少なくとも車載バッテリ12の出力電圧以上に設定されるものであり、例えば、12ボルト〜48ボルトなどである。)で可変させることが可能である。
In the vehicle
車両用電源装置200は、2つのDC−DCコンバータ204,206を備えている。DC−DCコンバータ204,206は、2つの負荷系統に対応して設けられている。DC−DCコンバータ204は、一般負荷14及び車載バッテリ12とオルタネータ16及び高電圧負荷104との間に電気的に介在されており、一般負荷14及び車載バッテリ12とオルタネータ16及び高電圧負荷104との間で双方向に電圧変換を行う昇降圧変換器である。すなわち、オルタネータ16の発電電圧を一般負荷14の駆動可能な目標電圧に降圧すると共に、車載バッテリ12の出力電圧を高電圧負荷104の駆動可能な電圧に昇圧する。
The vehicle
また、DC−DCコンバータ206は、オルタネータ16及び高電圧負荷104と車載電気負荷208との間に電気的に介在されており、オルタネータ16の発電電圧を入力電圧としかつ車載電気負荷208に印加する電圧を出力電圧として電圧変換を行う電圧変換器であって、オルタネータ16の発電電圧を降圧して車載電気負荷208に印加する降圧変換器である。
The DC-
車載電気負荷208は、メータやランプ,オーディオなどの補機類や各種電子制御ユニットなどであって、予め定められた所定電圧(例えば12ボルト程度)が印加されることにより駆動する。車載電気負荷208は、DC−DCコンバータ206を介して供給される電力により駆動することが可能である。以下、車載電気負荷208を定電圧負荷208と称す。
The in-vehicle
オルタネータ16には、高電圧負荷104が電気的に接続されていると共に、DC−DCコンバータ204を介して一般負荷14及び車載バッテリ12が電気的に接続され、かつ、DC−DCコンバータ206を介して定電圧負荷208が電気的に接続されている。オルタネータ16の発電電力は、高電圧負荷104に供給されると共に、DC−DCコンバータ204により上記所定範囲の発電電圧から一般負荷14の駆動可能な目標電圧(例えば、車載バッテリ12の出力電圧と略等しい12ボルト程度)に降圧された後に一般負荷14及び車載バッテリ12に供給され、かつ、DC−DCコンバータ206により上記所定範囲の発電電圧から定電圧負荷208の駆動可能な目標電圧(例えば、車載バッテリ12の出力電圧と略等しい12ボルト程度)に降圧された後に定電圧負荷208に供給される。
A
また、車載バッテリ12の充電電力は、一般負荷14に供給されると共に、DC−DCコンバータ204により車載バッテリ12の電圧から昇圧された後に高電圧負荷104に供給され、かつ、その昇圧後に更にDC−DCコンバータ206により降圧された後に定電圧負荷208に供給される。
The charging power of the in-
一般負荷14は、車載バッテリ12から供給される電力により駆動することが可能であると共に、オルタネータ16からDC−DCコンバータ204を介して供給される電力により駆動することが可能である。車載バッテリ12は、オルタネータ16からDC−DCコンバータ204を介して供給される電力により充電されることが可能である。高電圧負荷104は、オルタネータ16から供給される電力により駆動することが可能であると共に、車載バッテリ12からDC−DCコンバータ204を介して供給される電力により駆動することが可能である。また、定電圧負荷208は、オルタネータ16からDC−DCコンバータ206を介して供給される電力により駆動することが可能であると共に、車載バッテリ12からDC−DCコンバータ204及び206を介して供給される電力により駆動することが可能である。
The
DC−DCコンバータ204は、それぞれスイッチング素子である2つのMOS−FET210,212と、ツェナダイオード214と、インダクタ216と、コンデンサ218と、を有する昇降圧チョッパー回路からなる。MOS−FET210のドレイン及びツェナダイオード214のカソードは、オルタネータ16の出力端子に接続されている。ツェナダイオード214のアノードは、接地されている。ツェナダイオード214は、オルタネータ16の発電時におけるロードダンプ対策用に設けられたダイオードである。
The DC-
MOS−FET210のソースには、MOS−FET212のゲートが接続されていると共に、インダクタ216の一端が接続されている。MOS−FET212のソースは、接地されている。また、インダクタ216の他端には、コンデンサ218の一端が接続されていると共に、車載バッテリ12及び車載電気負荷14の正側端子が接続されている。コンデンサ218の他端は、接地されている。
The source of the MOS-
上記したDC−DCコンバータ204は、降圧動作及び昇圧動作を制御する制御回路220を有している。制御回路220には、MOS−FET210,212のゲートが接続されている。制御回路220は、MOS−FET210,212のオン/オフが互いに反転しながら所定周期で繰り返されるようにパルス状のゲート信号を生成してMOS−FET210,212のゲートに供給することで、MOS−FET210,212を交互にスイッチング動作させてDC−DCコンバータ204での降圧動作及び昇圧動作を実施させる。
The DC-
このように、DC−DCコンバータ204は、MOS−FET210,212のオン/オフを繰り返し行うことでインダクタ216及びコンデンサ218を適宜、充放電させ、オルタネータ16の発電電圧よりも低い電圧を出力させることができると共に、車載バッテリ12の出力電圧よりも高い電圧を出力させることができる。
As described above, the DC-
制御回路220は、オルタネータ16の発電時、DC−DCコンバータ204に入力される電圧(すなわち、オルタネータ16の発電時における上記所定範囲の発電電圧)V1を監視・検出することが可能である。制御回路220は、検出したオルタネータ16の発電電圧V1に基づいて、DC−DCコンバータ204から出力される電圧V2が目標電圧(例えば、12ボルト程度)になるように、その発電電圧V1をその目標電圧に降圧させるのに必要なMOS−FET210,212のオン時間とオフ時間との比(デューティ比)を設定し、MOS−FET210,212に供給するパルス状のゲート信号を生成する。このため、オルタネータ16の発電電圧V1が所定範囲内で変化しても、DC−DCコンバータ204においてその所定範囲の発電電圧V1から所望の目標電圧への降圧を適切に実施することができる。
The
制御回路220は、また、オルタネータ16の非発電時、車載バッテリ12の出力電圧すなわちDC−DCコンバータ204の入力電圧V2を、高電圧負荷104及び/又は定電圧負荷208の駆動可能な電圧まで昇圧させるのに必要なMOS−FET210,212のオン時間とオフ時間との比(デューティ比)を設定し、MOS−FET210,212に供給するパルス状のゲート信号を生成する。このため、オルタネータ16の非発電時、DC−DCコンバータ204において車載バッテリ12の出力電圧から高電圧負荷104及び/又は定電圧負荷208の駆動可能な電圧への昇圧を適切に実施することができる。
The
また、DC−DCコンバータ206は、上記第1実施例におけるDC−DCコンバータ22と同様の構成を有している。このため、オルタネータ16の発電電圧V1が所定範囲内で変化しても、DC−DCコンバータ206においてその所定範囲の発電電圧V1から所望の目標電圧への降圧を適切に実施することができる。また、DC−DCコンバータ206は、オルタネータ16の非発電時にも動作することが可能である。このため、オルタネータ16の非発電時にも、DC−DCコンバータ206において、車載バッテリ12の出力電圧をDC−DCコンバータ204で昇圧した昇圧電圧から所望の目標電圧への降圧を実施することができる。
The DC-
図11は、本実施例の車両用電源装置200における、一般負荷14に供給される電力(一般負荷電力)と高電圧負荷104に供給される電力(高電圧負荷電力)と定電圧負荷208に供給される電力(定電圧負荷電力)とに対して、オルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定したマップを表した図を示す。
FIG. 11 shows the power supplied to the general load 14 (general load power), the power supplied to the high voltage load 104 (high voltage load power), and the
本実施例の車両用電源装置200において、電圧制御部202は、一般負荷電力と高電圧負荷電力と定電圧負荷電力とに対してオルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104での効率を最大にするオルタネータ16の発電電圧V1を規定した図11に示す如きマップを、予めメモリに格納している。
In the vehicular
電圧制御部202は、DC−DCコンバータ204,206に入力される入力電圧V1、高電圧負荷104へ流れる電流I4、DC−DCコンバータ204から出力される出力電圧V2、DC−DCコンバータ204から一般負荷14及び車載バッテリ12へ流れる出力電流I2、DC−DCコンバータ206から出力される出力電圧V5、及び、DC−DCコンバータ206から定電圧負荷208へ流れる出力電流I5をそれぞれ、監視・検出することが可能である。
The
電圧制御部202は、検出したDC−DCコンバータ204の入力電圧V1及び高電圧負荷104への入力電流I4に基づいて、高電圧負荷104に供給される高電圧負荷電力(=V1×I4)を検出する。また、検出したDC−DCコンバータ204の出力電圧V2及び出力電流I2に基づいて、一般負荷14及び車載バッテリ12に供給される一般負荷電力(=V2×I2)を検出する。更に、検出したDC−DCコンバータ206の出力電圧V5及び出力電流I5に基づいて、定電圧負荷208に供給される定電圧負荷電力(=V5×I5)を検出する。
Based on the detected input voltage V1 of the DC-
そして、電圧制御部202は、メモリに格納する図11に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した一般負荷電力、高電圧負荷電力、及び定電圧負荷電力に基づいて、オルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104での効率が最大になるオルタネータ16の発電電圧V1を算出すると共に、その後、その効率最大の発電電圧V1をオルタネータ16から出力させるのに必要なロータコイル18への励磁電流I3を算出する。
Then, the
電圧制御部202は、上記の如くロータコイル18に供給すべき励磁電流I3を算出すると、その励磁電流I3をロータコイル18に供給する。かかる励磁電流I3が供給されると、オルタネータ16はその励磁電流I3に応じた発電電圧V1で発電する。この発電電圧V1は、オルタネータ16から高電圧負荷104へ電力供給を行いつつオルタネータ16からDC−DCコンバータ204を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ電力供給を行いかつオルタネータ16からDC−DCコンバータ206を介して定電圧負荷208へ電力供給を行ううえでオルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104での効率が最大になるものであって、上記の一般負荷電力、高電圧負荷電力、及び定電圧負荷電力の大きさに応じて変化されるものである。
When the
従って、本実施例の車両用電源装置200によれば、オルタネータ16から高電圧負荷104へ供給される高電圧負荷電力の大きさ、同じオルタネータ16からDC−DCコンバータ204を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ供給される一般負荷電力の大きさ、及び同じオルタネータ16からDC−DCコンバータ206を介して定電圧負荷208へ供給される定電圧負荷電力の大きさに応じて、オルタネータ16から出力される発電電圧V1を調整することで、その電力供給時におけるシステム(具体的には、オルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104)トータルでの効率を常に最大にすることができ、オルタネータ16からの電力供給を常に効率良く行うことができる。
Therefore, according to the vehicle
また、本実施例においては、高電圧負荷104へ電力を供給しつつDC−DCコンバータ204を介して一般負荷14及び車載バッテリ12へ電力を供給しかつDC−DCコンバータ206を介して定電圧負荷208へ電力を供給するうえで、DC−DCコンバータ204,206の入力側に、発電電圧が広範囲に可変されるオルタネータ16を設けることとすれば十分であって、車載バッテリ12の出力電圧よりも高い電圧を出力する高圧バッテリを設けることは不要である。このため、高圧バッテリ削減に伴うコストダウンを図りつつ、高電圧負荷104への電力供給、DC−DCコンバータ204を介した一般負荷14及び車載バッテリ12への電力供給、及びDC−DCコンバータ206を介した定電圧負荷208への電力供給を効率良く行うことができる。
Further, in this embodiment, while supplying electric power to the
更に、本実施例においては、オルタネータ16の非発電時にも、車載バッテリ12の蓄えている電力をDC−DCコンバータ204で昇圧して高電圧負荷104に供給することができると共に、その昇圧後に更にDC−DCコンバータ206で降圧して定電圧負荷208に供給することができる。従って、本実施例によれば、エコラン時やオルタネータ故障時などのオルタネータ16の非発電時にも、オルタネータ16の出力端子側の電圧すなわち高電圧負荷104及び定電圧負荷208への印加電圧を高い状態に維持させることができ、高電圧負荷104及び定電圧負荷208の動作保証を実現することが可能である。
Further, in this embodiment, even when the
このため、車両加速時においては、オルタネータ16の発電軽減や発電停止を行うことで、その分の電気エネルギを車載バッテリ12及びDC−DCコンバータ204,206を用いて補うことができ、車両の加速性能を向上させることができると共に、また、車両減速時においては、オルタネータ16の発電量を増やしその発電電圧を高めに設定することで、車載バッテリ12への回生効果を高めることができる。
For this reason, at the time of vehicle acceleration, by reducing the power generation of the
尚、上記の第3実施例においては、電圧制御部202がメモリに格納する図11に示す如きマップが特許請求の範囲に記載した「マップ」に、電圧制御部202が、図11に示す如きマップを用いて、上記の如く検出した一般負荷電力と高電圧負荷電力と定電圧負荷電力とに基づいて、オルタネータ16、DC−DCコンバータ204,206、及び高電圧負荷104での効率が最大になるようにオルタネータ16の発電電圧V1を制御することが特許請求の範囲に記載した「発電電圧制御部」に、それぞれ相当している。
In the third embodiment, the map as shown in FIG. 11 stored in the memory by the
ところで、上記の第3実施例においては、オルタネータ16に車載電気負荷(高電圧負荷)104を電気的に接続することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、オルタネータ16に車載電気負荷104を電気的に接続させないシステムに適用することとしてもよい。
By the way, in the third embodiment, the on-vehicle electric load (high voltage load) 104 is electrically connected to the
また、上記の第3実施例においては、車両用電源装置200が、2つの負荷系統に対応して2つのDC−DCコンバータ204,206を備えるものであるが、3つ以上の負荷系統に対応して3つ以上のDC−DCコンバータを備えるものに適用することとしてもよい。
In the third embodiment, the vehicle
10,100,200 車両用電源装置
12 車載バッテリ
14 車載電気負荷(一般負荷)
16 オルタネータ
18 ロータコイル
20,102,202 電圧制御部
22,204,206 DC−DCコンバータ
104 車載電気負荷(高電圧負荷)
208 車載電気負荷(定電圧負荷)
10, 100, 200 Power supply device for
16
208 On-board electrical load (constant voltage load)
Claims (4)
前記低電圧負荷に供給される第1の負荷電力と前記高電圧負荷に供給される第2の負荷電力とに応じて変化し得る、前記オルタネータ、前記電圧変換器、及び前記高電圧負荷での効率を最大にする前記オルタネータの発電電圧を規定したマップと、
前記第1の負荷電力を検出する第1の負荷電力検出手段と、
前記第2の負荷電力を検出する第2の負荷電力検出手段と、
前記マップを用いて、前記第1の負荷電力検出手段により検出される前記第1の負荷電力と前記第2の負荷電力検出手段により検出される前記第2の負荷電力とに基づいて、前記効率が最大になるように前記オルタネータの発電電圧を制御する発電電圧制御部と、
を備えることを特徴とする車両用電源装置。 An alternator whose generated voltage is variable within a predetermined range, a voltage converter for converting the power generated by the alternator into a low voltage load, and a high voltage connected to the alternator without the voltage converter. A power supply device mounted on a vehicle having a load,
The alternator, the voltage converter, and the high voltage load may vary depending on a first load power supplied to the low voltage load and a second load power supplied to the high voltage load. A map defining the alternator power generation voltage that maximizes efficiency;
First load power detection means for detecting the first load power;
Second load power detection means for detecting the second load power;
The efficiency based on the first load power detected by the first load power detection means and the second load power detected by the second load power detection means using the map. A generated voltage control unit for controlling the generated voltage of the alternator so that the
A vehicle power supply apparatus comprising:
前記電圧変換器は、前記オルタネータの発電した電力を降圧変換して前記車載バッテリを含む前記低電圧負荷へ供給することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。 The low voltage load includes an in-vehicle battery mounted on the vehicle,
It said voltage converter, generated electric claim 1 vehicle power supply device, wherein the supply to the low voltage load including the vehicle battery steps down converting power of the alternator.
Said voltage converter, a plurality of vehicle power supply device according to any one of claims 1 to 3, characterized in that provided in plural to correspond to the load system.
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