JP6004391B2 - シンクノード装置、ストレージサーバ装置、データ収集システム、データ収集方法、及びプログラム - Google Patents

シンクノード装置、ストレージサーバ装置、データ収集システム、データ収集方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、条件によって通信路を介して送信するデータ量が変動するシンクノード装置、シンクノード装置からのデータを蓄積するストレージサーバ装置、これらを備えるデータ収集システム、そのデータ収集方法、及びこれらのプログラムに関する。
センサネットワーク技術の進展により、センサによる実世界の環境や状況のモニタリングが普及し始めている。センサネットワークによるモニタリングの適用分野は、地震モニタリング、建築物の構造モニタリング、血圧や心拍数の生体モニタリング、農場モニタリングなど、多岐に渡る。今後、より多くのセンサが配置されていくと考えられる。このようにネットワークを使用して複数のデータを一箇所に収集するようなシステム及び方法を、本明細書では、それぞれ「データ収集システム」及び「データ収集方法」と記載している。
センサネットワークによるモニタリングは、定常的にシンクノード装置がセンサデータを送信し続けるものと、ある条件下で送信するセンサデータの量を変化させるものとがある。後者の例として、加速度センサを搭載したシンクノード装置が、通常時は低いサンプリングレートでセンシングしてセンサデータを送信するが、地震を検知したときだけ高いサンプリングレートでセンシングしてセンサデータを送信するような地震モニタリングシステムが挙げられる。本発明は後者のようにシンクノード装置のデータ送信量が変動するものを対象とする。
このようなシンクノード装置からのデータ送信量が変動する環境においては、取得したセンサデータをストレージサーバ装置に記憶させる際に、ストレージサーバ装置に対する書き込み要求のアクセスが集中して輻輳が起こりうる。先の地震モニタリングの例では、地震が起きた時の加速度は重要度が高いにも関わらず、輻輳によってデータ蓄積が遅延して、データを参照できるまでに時間を要することになる。
輻輳を回避するための従来技術として、Random Early Detection(RED)(例えば非特許文献1を参照。)が挙げられる。REDは、確率に基づいてシンクノード装置からのパケットを破棄することでTCPの再送タイミングをずらすことができるが、送信要求の古いものから順に処理していくため最新のセンサデータへの参照に時間を要するという課題の解決は難しい。
Sally Floyd and Van Jacobson, Random early detection gateways for congestion avoidance, IEEE/ACM Transactions on Networking(TON), Volume 1, Issue 4, pp.397−413,1993.
センサネットワークによるモニタリングのアプリケーションでは、観測対象の状況をなるべく早く収集して把握できると望ましい。しかしながら、従来のデータ収集システムでは、シンクノード装置が送信要求の古いものから順に送信することを前提としているため、最新のセンサデータをストレージサーバ装置が収集するまでに時間を要する。従来のデータ収集システムで地震モニタリングを行う場合、広い範囲で地震が発生した際に輻輳が起きると、シンクノード装置は初期微動のセンサデータから順に送信するため、その後の主要動のセンサデータをストレージサーバ装置が収集するまでに大きな遅延が生じる。このように従来のデータ収集システムには、センサネットワークで観測目的とする事象がどの範囲にどの程度検知されたかを即時的に把握することが困難という課題があった。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくされたもので、その目的は、測定対象の全体的な傾向や特徴を即時的に把握することができるシンクノード装置、ストレージサーバ装置、データ収集システム、データ収集方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために古いデータから新しいデータまでを満遍なく収集できるようなデータ送信順序を採用し、シンクノード装置から収集されるデータのリアルタイム性を向上することとした。具体的には、本発明は、分散配置されたシンクノード装置からストレージサーバ装置にデータを送信する際に、通信リソースの制約から送信すべきデータ量の送信に時間を要す場合に、最新のデータをランダムに間引いて送信して最新のデータがストレージサーバ装置に収集されるようにする。間引いたデータは帯域が空いたときに送信する。
本発明に係るデータ収集システムは、以下に説明するシンクノード装置と、ストレージサーバ装置と、これらを接続する通信路と、を備える。
本発明に係るシンクノード装置は、所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置であって、
送信データを送信する通信部と、
送信データを一時保管する送信バッファ部と、
前記通信部から送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限が設定されており、
単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データを間引いて前記送信部へ引渡し、間引かれた送信データを前記送信バッファ部に引渡し、
単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、最新の送信データを前記送信部へ引渡すとともに、前記上限を超えないように前記送信バッファ部が保管する送信データを取り出し、前記送信部へ引渡す送信制御部と、
を備える。
本発明に係るデータ収集方法は、所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置を用いてストレージサーバ装置へデータを送信するデータ収集方法であって、
前記シンクノード装置には、前記ストレージサーバ装置へ送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限が設定されており、
前記シンクノード装置は、単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データを間引いて送信し、間引かれた送信データを送信バッファ部に保管し、
単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、前記上限を超えないように最新の送信データともに前記送信バッファ部が保管する送信データを取り出して送信する。
本シンクノード装置は、ストレージサーバ装置へ送信データを送信する際に、単位時間当たりの送信データ量が事前に設定された帯域幅を下回るように送信データを間引いて送信し、間引かれた送信データを帯域幅に余裕のあるときに送信する。本シンクノード装置は、このような送信方法を採用することで帯域幅に見合ったサンプリングレートで最新のデータを継続して送り続けること、及びバッファに溜まった間引かれたデータを安定して送信することを実現する。つまり、ストレージサーバ装置では、即時的に多くのシンクノード装置から大まかなデータを収集でき、帯域幅の余裕が生じてから詳細なデータを収集することが可能となる。
従って、本発明は、測定対象の全体的な傾向や特徴を即時的に把握することができるシンクノード装置及びデータ収集方法を提供することができる。
本発明に係るシンクノード装置の前記送信制御部は、間引く送信データをランダムに選抜することを特徴とする。また、本発明に係るデータ収集方法は、間引く送信データをランダムに選抜することを特徴とする。送信データをランダムに間引くことで送信されるデータの時間軸に対する偏りを緩和し、ストレージサーバ装置が把握する全体的な傾向の正確性を向上させることができる。
本発明に係るシンクノード装置の前記送信制御部は、前記送信バッファ部から送信データをランダムに取り出すことを特徴とする。また、本発明に係るデータ収集方法は、前記送信バッファ部から送信データをランダムに取り出すことを特徴とする。本発明にあっては、シンクノード装置がバッファに蓄積されたデータをランダムな順序でストレージサーバ装置へ送信することで、古いデータから新しいデータまでを満遍なく収集して段階的にデータを詳細化できる。
本発明に係るシンクノード装置の前記送信バッファ部は、複数の書き込み領域を有しており、前記送信制御部で間引かれた送信データをランダムに選択した前記書き込み領域に書き込み、前記送信制御部は、前記送信バッファ部の前記書き込み領域をシーケンシャルに選択して送信データを取り出すことを特徴とする。また、本発明に係るデータ収集方法は、前記送信バッファ部が複数の書き込み領域を有しており、間引かれた送信データをランダムに選択した前記書き込み領域に書き込み、前記送信バッファ部の前記書き込み領域をシーケンシャルに選択して送信データを取り出すことを特徴とする。
複数の書き込み領域に間引いた送信データをランダムに書き込んでおき、書き込み領域から所定の順で入力データを送信することで、シンクノード装置からストレージサーバ装置へ段階的に詳細なデータを送信する際のランダムな順序のデータ送信が可能となる。さらに、複数のバッファ書き込み領域のうちランダムに選んだ領域にデータを書き込んでおき、データの送信単位をバッファ書き込み領域のサイズにすることで、ディスク内のデータの断片化を防ぐことができる。
本発明に係るストレージサーバ装置は、前記シンクノード装置から送信データを受信する受信部と、前記受信部が受信した送信データを蓄積するストレージ部と、前記シンクノード装置が送信データを間引いているときに、前記シンクノード装置の前記送信バッファ部が一時保管している送信データを前記受信部が受信した送信データに基づいて推定する推定部と、を備える。また、本発明に係るデータ収集方法は、前記シンクノード装置が送信データを間引いているときに、前記シンクノード装置の前記送信バッファ部が一時保管している送信データを前記ストレージサーバ装置が受信した送信データに基づいて推定することを特徴とする。
本ストレージサーバ装置は、受信済の送信データに基づいて前記推定部が間引かれている送信データを推定することで、全体的な傾向や特徴を即時的に把握することができる。従って、本発明は、測定対象の全体的な傾向や特徴を即時的に把握することができるストレージサーバ装置を提供することができる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを前記シンクノード装置又は前記ストレージサーバ装置として機能させることができる。
本発明は、測定対象の全体的な傾向や特徴を即時的に把握することができるシンクノード装置、ストレージサーバ装置、データ収集システム、データ収集方法、及びプログラムを提供することができる。
本発明に係るデータ収集システムを説明する図である。 本発明に係るシンクノード装置を説明する図である。 本発明に係るストレージサーバ装置を説明する図である。 本発明に係るシンクノード装置が行う送信データの間引き動作を説明する図である。 本発明に係るストレージサーバ装置が行うデータの推定動作を説明する図である。 本発明に係るデータ収集方法を説明する図である。 本発明に係るシンクノード装置の書き込み領域を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、データ収集システム301の全体図である。データ収集システム301は、シンクノード装置20と、ストレージサーバ装置10と、シンクノード装置20とストレージサーバ装置10とを接続する通信路30と、を備える。シンクノード装置20は入力機器40と接続され、入力機器40から入力されたデータをストレージサーバ装置10へ送信する。ストレージサーバ装置10は1つ以上のシンクノード装置20から送られる送信データを収集する。データ収集システム301では、この収集過程における輻輳の制御をシンクノード装置20が主に行っている。
図2はシンクノード装置20の構成図である。シンクノード装置20は、所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置である。シンクノード装置20は、送信データを送信する通信部21と、送信データを一時保管する送信バッファ部22と、通信部21から送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限が設定されており、単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データを間引いて送信部21へ引渡し、間引かれた送信データを送信バッファ部22に引渡し、単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、最新の送信データを送信部21へ引渡すとともに、前記上限を超えないように送信バッファ部22が保管する送信データを取り出し、送信部21へ引渡す送信制御部23と、を備える。
データ収集システム301は、所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置20を用いてストレージサーバ装置10へデータを送信するデータ収集方法を行う。図6は、当該データ収集方法を説明する、シンクノード装置とストレージサーバ装置間の信号授受を示す図である。当該データ収集方法は、シンクノード装置20に、ストレージサーバ装置10へ送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限を設定しておき、単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データを間引いて送信し、間引かれた送信データを送信バッファ部22に保管し、単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、前記上限を超えないように最新の送信データともに送信バッファ部22が保管する送信データを取り出して送信する方法である。
本実施形態において入力機器40からシンクノード装置20に入力される入力データとは、条件によってデータ量が変動するようなデータである。特に、本実施形態においては、値の測定頻度を変更できるセンサから取得したデータとする。図4に入力データの例を示す。なお、入力データとは、上記特徴を満たす様々なデータがその対象となるものであって、センサデータに限られない。具体的に一例を挙げると、温度や湿度、電流あるいは電圧値、流体の流量、物質の濃度、明度、騒音、位置、加速度、画像、動画などを含むセンサデバイスが計測した値を取り扱ってよく、またそれに限らず、センサ以外の例えばWebやインターネットを経由して取得した情報であってもよい。さらにそれら値に加えて、センサの特性や状態、計測日時等を示すメタデータを含む情報であってもよい。
シンクノード装置20には、ストレージサーバ装置10までの通信路30とストレージサーバ装置10のデータ蓄積性能の両方を考慮して、輻輳が生じない送信帯域幅の上限値が事前に設定されている。
送信制御部23は、即送信決定部23aと遅送信決定部23bを有する。即送信決定部23aは、入力機器40から入力される入力データを設定された帯域幅の上限値を下回る量で送信できる場合は、入力データを間引いたり送信バッファ部22に蓄積することなく、ストレージサーバ装置10へ送信データとして送信する。
送信制御部23の即送信決定部23aは、間引く送信データをランダムに選抜する。即送信決定部23aは、入力機器40からの入力データが増大し、これを送信すれば設定された帯域幅の上限値を超過してしまうような場合は、ランダムに送信データを間引いて送信する。具体的には、図4に示すように、即送信決定部23aは、入力機器40からの入力データの中からランダムにデータを間引いて送信バッファ部22へ蓄積させ、間引かなかったデータを直ちに通信部21から送信させる。データをランダムに間引く割合は、例えば、ストレージサーバ装置10からシンクノード装置20に割り当てられた帯域幅を下回る量を基準に決定することができる。このように、シンクノード装置20は、入力データをランダムに間引くことによって、古いデータから新しいデータまでを満遍なくストレージサーバ装置10へ送信することができる。
図3はストレージサーバ装置10の構成図である。ストレージサーバ装置10は、シンクノード装置20から送信データを受信する受信部11と、受信部11が受信した送信データを蓄積するストレージ部12と、シンクノード装置20が送信データを間引いているときに、シンクノード装置20の送信バッファ部22が一時保管している送信データを受信部11が受信した送信データに基づいて推定する推定部13と、を備える。
データ収集システム301が行うデータ収集方法では、シンクノード装置20が送信データを間引いているときに、シンクノード装置20の送信バッファ部22が一時保管している送信データを受信部11が受信した送信データに基づいて推定部13が推定する。
図5は、受信部11が受信した送信データに基づいて、シンクノード装置20に入力されたセンサデータの波形を推定部13が補間処理する例を示す。つまり、ストレージサーバ装置10が受信した送信データから、リアルタイムにデータの全体的な傾向や特徴を即時的に把握できる。なお、全体的な傾向や特徴とは、間引かれたデータの解析結果がその対象となるものであって波形の補間に限られない。具体的な例を挙げると、平均値、分散値、周波数成分、頻出パターン抽出、及び類似パターン検索などを含む解析であってもよい。
送信制御部23は、送信バッファ部22から送信データをランダムに取り出す。図6に示すように、シンクノード装置20は、入力機器40からの入力データの量が減少し、帯域幅に余裕が生じた後、遅送信決定部23bが送信バッファ部22に蓄積された送信データをランダムな順序で取り出し通信部21から送信する。ランダムな順序で蓄積されている送信データを送信することで、ストレージサーバ装置10は、古いデータから新しいデータまでを満遍なく収集して段階的にデータを詳細化できる。
通常このようなランダムな送信をするとディスクの断片化を引き起こす。このため、送信バッファ部22は、複数の書き込み領域を有しており、送信制御部23で間引かれた送信データをランダムに選択した書き込み領域に書き込み、送信制御部23は、送信バッファ部22の書き込み領域をシーケンシャルに選択して送信データを取り出す。図7に示すように、送信バッファ部22は、N個の書き込み領域を有しており(図7ではN=3)、間引きされた送信データをランダムに選んだ書き込み領域の系列の末尾に格納する。これら格納された送信データは、帯域幅に余裕が生じた後に遅送信決定部23bによって書き込み領域毎に取り出される。すなわち、遅送信決定部23bは送信データの送信単位を書き込み領域のサイズとし、送信可能な帯域幅に応じて段階的に送信単位を変化させて送信データを取り出す。例えば、送信バッファ部22に蓄積されたデータ量をXとすると送信単位はX/Nとなる。
以上の説明のように、データ収集システム301は、条件によって通信路30を介して送信するデータ量が変動するノードにおいて輻輳を回避しつつリアルタイムで段階的に詳細なデータを収集することができる。
データ収集システム301は、コンピュータを使用して実現することが可能である。具体的には、コンピュータ間を通信路で接続し、一のコンピュータにプログラムを実行させてストレージサーバ装置10として機能させ、他のコンピュータにプログラムを実行させてシンクノード装置20として機能させることができる。
以下は、本実施形態のデータ収集システムをまとめたものである。
(課題)
条件によって通信路を介して送信するデータ量が変動するノードが1つ以上存在する環境においては、突発的なデータ送信量の増大による通信路の輻輳が課題である。従来の輻輳制御技術では、各ノードは古いデータから順に送信するため、すべてのノードから最新のデータを受信して蓄積し終えるまで時間を要した。つまり、すべてのノードから送られるデータの全体的な傾向や特徴を即時的に把握することは難しかった。
(構成)
そこで、本実施形態のデータ収集システムは以下のような構成としている。
(1)
条件によって送信データ量が変動するシンクノード装置が1つ以上存在し、それらがストレージサーバ装置とネットワークで接続され、ネットワークを介してストレージサーバ装置がシンクノード装置からデータを収集するデータ収集システムであって、
ストレージサーバ装置は、
前記シンクノード装置からデータを受信する通信部と、
受信したデータを蓄積するストレージ部と、
を備え、
シンクノード装置は、
利用可能な帯域幅をもとに設定された値を下回る帯域幅で前記ネットワークを介して前記ストレージサーバ装置にデータを送信する通信部と、
データを帯域幅の制約の範囲内で送ることができる量にまで最新のデータを優先的に間引いて直ちに送信するデータを決定する即送信決定部と、
間引かれたデータを記憶する送信バッファ部と、
送信バッファ部に記憶したデータの送信を決定する遅送信決定部と、
を備えることを特徴とするデータ収集システム。
(2)
シンクノード装置は、前記即送信決定部が直ちに送信するデータをランダムに選ぶ機能とを備えることを特徴とする上記(1)に記載のデータ収集システム。
(3)
シンクノード装置は、前記遅送信決定部が前記送信バッファ部から送信するデータをランダムに選ぶ機能とを備えることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のデータ収集システム。
(4)
シンクノード装置は、前記送信バッファ部に複数のバッファ書き込み領域のうちいずれかをランダムに選んで書き込む機能と、前記遅送信決定部が送信を決定した際にいずれかのバッファ書き込み領域をシーケンシャルに読み出すことでランダムにデータを選ぶ機能とを備えることを特徴とする上記(3)に記載のデータ収集システム。
ストレージサーバ装置は各シンクノード装置に通信路の帯域幅の上限を割り当てる。ノードがデータの送信に必要な帯域幅が上限を超えた場合は、割り当てられた帯域幅に収まるようにランダムに間引いたデータを送信する。データの送信量が減少して帯域幅に余裕がでてから、間引かれたデータをランダムな順序で送信する。このような送信手順によって、データを受信するサーバでは、データの到着順序の逆転やデータのサンプリングは起こるが、輻輳の回避とリアルタイムで段階的な詳細データの収集が可能となる。
(効果)
本実施形態のデータ収集システムは、条件によって通信路を介して送信するデータ量が変動するノードが1つ以上存在する環境において、輻輳の回避とリアルタイムで段階的な詳細データの収集を実現し、すべてのノードから送られるデータの全体的な傾向や特徴を即時的に把握できるという効果がある。
10:ストレージサーバ装置
11:受信部
12:ストレージ部
13:推定部
20:シンクノード装置
21:送信部
22:送信バッファ部
23:送信制御部
23a:即送信決定部
23b:遅送信決定部
30:通信路
40:入力機器
301:データ収集システム

Claims (11)

  1. 送信に関して優先度が無く、時系列に並ぶ送信データをストレージサーバ装置へ送信しており、
    所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置であって、
    送信データを送信する送信部と、
    送信データを一時保管する送信バッファ部と、
    前記送信部から送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限が設定されており、
    単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データをランダムに選抜して間引いて前記送信部へ引渡し、間引かれた送信データを前記送信バッファ部に引渡し、
    単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、最新の送信データを前記送信部へ引渡すとともに、前記上限を超えないように前記送信バッファ部が保管する送信データを取り出し、前記送信部へ引渡す送信制御部と、
    を備えるシンクノード装置。
  2. 前記送信制御部は、前記送信バッファ部から送信データをランダムに取り出すことを特徴とする請求項1に記載のシンクノード装置。
  3. 前記送信バッファ部は、複数の書き込み領域を有しており、前記送信制御部で間引かれた送信データをランダムに選択した前記書き込み領域に書き込み、
    前記送信制御部は、前記送信バッファ部の前記書き込み領域をシーケンシャルに選択して送信データを取り出すことを特徴とする請求項2に記載のシンクノード装置。
  4. 請求項1から3のいずれかのシンクノード装置から送信データを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した送信データを蓄積するストレージ部と、
    前記シンクノード装置が送信データを間引いているときに、前記シンクノード装置の前記送信バッファ部が一時保管している送信データを前記受信部が受信した送信データに基づいて推定する推定部と、
    を備えるストレージサーバ装置。
  5. 請求項1から3のいずれかのシンクノード装置と、
    請求項4に記載のストレージサーバ装置と、
    前記シンクノード装置と前記ストレージサーバ装置とを接続する通信路と、
    を備えるデータ収集システム。
  6. 送信に関して優先度が無く、時系列に並ぶ送信データをストレージサーバ装置へ送信しており、所定条件に応じて単位時間当たりの送信データ量が変動するシンクノード装置を用いて前記ストレージサーバ装置へデータを送信するデータ収集方法であって、
    前記シンクノード装置には、前記ストレージサーバ装置へ送信可能な単位時間当たりの送信データ量の上限が設定されており、
    前記シンクノード装置は、単位時間当たりの送信データ量が前記上限を超える場合、単位時間当たりの送信データ量が前記上限に収まるように送信データをランダムに選抜して間引いて送信し、間引かれた送信データを送信バッファ部に保管し、
    単位時間当たりの送信データ量が前記上限未満の場合、前記上限を超えないように最新の送信データともに前記送信バッファ部が保管する送信データを取り出して送信するデータ収集方法。
  7. 前記送信バッファ部から送信データをランダムに取り出すことを特徴とする請求項6に記載のデータ収集方法。
  8. 前記送信バッファ部が複数の書き込み領域を有しており、間引かれた送信データをランダムに選択した前記書き込み領域に書き込み、
    前記送信バッファ部の前記書き込み領域をシーケンシャルに選択して送信データを取り出すことを特徴とする請求項7に記載のデータ収集方法。
  9. 前記シンクノード装置が送信データを間引いているときに、前記シンクノード装置の前記送信バッファ部が一時保管している送信データを前記ストレージサーバ装置が受信した送信データに基づいて推定することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のデータ収集方法。
  10. コンピュータに請求項6から8のいずれかに記載のデータ収集方法を実行させるためのプログラム。
  11. コンピュータに請求項9に記載のデータ収集方法を実行させるためのプログラム。
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