JP5995480B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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Description
本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、そのトレッドがブロックパターンを有する空気入りタイヤに関する。 The present invention relates to a pneumatic tire. Specifically, the present invention relates to a pneumatic tire whose tread has a block pattern.
ラリー競技が、硬質な下地の上に砂利が敷かれたコースで行われることがある。このラリー競技には、ブロックパターンを有する空気入りタイヤが用いられている。このタイヤのトレッドは、多数のブロックを有する。それぞれのブロックの断面形状は、半径方向外側に向かってテーパー状である。換言すれば、ブロックの側面は、半径方向に対して傾斜している。 Rally competition may be held on a course with gravel on a hard ground. In this rally competition, a pneumatic tire having a block pattern is used. The tire tread has a number of blocks. The cross-sectional shape of each block is tapered outward in the radial direction. In other words, the side surface of the block is inclined with respect to the radial direction.
特開2008−285004公報には、軟質なブロックを備えたタイヤが開示されている。このブロックは、コーナリング時のグリップ性能に寄与する。しかし、このブロックは、砂利の中にくい込みにくい。このタイヤは、直進走行時のトラクション性能に劣る。 Japanese Patent Application Laid-Open No. 2008-285004 discloses a tire having a soft block. This block contributes to grip performance during cornering. However, this block is difficult to insert in gravel. This tire is inferior in traction performance when traveling straight ahead.
半径方向に対する側面の傾斜角度が大きなブロックは、砂利の中にくい込み易い。このタイヤは、初期のトラクション性能に優れる。しかし、このタイヤでは、ブロックの摩耗の進行に伴ってトラクション性能が大幅に低下する。 A block having a large inclination angle of the side surface with respect to the radial direction is difficult to insert in gravel. This tire is excellent in initial traction performance. However, in this tire, the traction performance is significantly lowered as the wear of the block progresses.
硬質なブロックは、砂利の中にくい込み易い。このブロックを備えたタイヤは、直進走行時のトラクション性能に優れる。しかし、このブロックは、路面への追従性に劣る。このタイヤは、ブレーキ性能に劣る。 Hard blocks are easy to insert in gravel. A tire provided with this block is excellent in traction performance when traveling straight ahead. However, this block is inferior to the road surface. This tire is inferior in braking performance.
従来のラリー用タイヤでは、トラクション性能とブレーキ性能との両立は、達成されていない。本発明の目的は、トラクション性能とブレーキ性能とに優れた空気入りタイヤの提供にある。 Conventional rally tires do not achieve both traction performance and braking performance. An object of the present invention is to provide a pneumatic tire excellent in traction performance and braking performance.
本発明に係る空気入りタイヤのトレッドは、実質的に軸方向に延在する溝によってセパレートされた多数の横ブロックを備える。これらの横ブロックは、タイヤが車輌に装着されたときのこの車輌の幅方向内側のゾーンに存在する。それぞれの横ブロックは、先着部と、タイヤが正回転するときにこの先着部に遅れて接地する後着部とを有する。先着部の300%伸張時のモジュラスMaは、後着部の300%伸張時のモジュラスMbと異なる The pneumatic tire tread according to the present invention includes a number of lateral blocks separated by grooves extending substantially in the axial direction. These lateral blocks exist in the inner zone in the width direction of the vehicle when the tire is mounted on the vehicle. Each horizontal block has a first arrival part and a rear arrival part that comes in contact with the first arrival part when the tire rotates forward. The modulus Ma at the time of 300% extension of the first arrival part is different from the modulus Mb at the time of 300% extension of the rear arrival part.
好ましくは、モジュラスMaは、モジュラスMbよりも大きい。好ましくは、モジュラスMaとモジュラスMbとの差は、2.0MPa以上6.0MPa以下である。好ましくは、モジュラスMaは、3.5MPa以上10.0MPa以下である。好ましくは、モジュラスMbは、3.5MPa以上10.0MPa以下である。 Preferably, the modulus Ma is larger than the modulus Mb. Preferably, the difference between the modulus Ma and the modulus Mb is 2.0 MPa or more and 6.0 MPa or less. Preferably, the modulus Ma is 3.5 MPa or more and 10.0 MPa or less. Preferably, the modulus Mb is not less than 3.5 MPa and not more than 10.0 MPa.
好ましくは、先着部の体積の横ブロックの体積に対する比率は20%以上80%以下であり、後着部の体積の横ブロックの体積に対する比率は20%以上80%以下である。 Preferably, the ratio of the volume of the first part to the volume of the horizontal block is 20% to 80%, and the ratio of the volume of the rear part to the volume of the horizontal block is 20% to 80%.
横ブロックが、周方向において先着部と後着部との間に位置するミッド部を有してもよい。このミッド部の300%伸張時のモジュラスMcは、モジュラスMaと異なっており、モジュラスMbとも異なっている。 The horizontal block may have a mid part located between the first and second arrival parts in the circumferential direction. The modulus Mc at the time of 300% extension of the mid portion is different from the modulus Ma and also different from the modulus Mb.
好ましくは、モジュラスMaは、モジュラスMbよりも大きい。好ましくは、モジュラスMbは、モジュラスMcよりも大きい。好ましくは、モジュラスMaとモジュラスMbとの差は、2.0MPa以上6.0MPa以下である。好ましくは、モジュラスMbとモジュラスMcとの差は、1.0MPa以上6.0MPa以下である。好ましくは、モジュラスMcは、2.5MPa以上8.5MPa以下である。 Preferably, the modulus Ma is larger than the modulus Mb. Preferably, the modulus Mb is larger than the modulus Mc. Preferably, the difference between the modulus Ma and the modulus Mb is 2.0 MPa or more and 6.0 MPa or less. Preferably, the difference between the modulus Mb and the modulus Mc is 1.0 MPa or more and 6.0 MPa or less. Preferably, the modulus Mc is 2.5 MPa or more and 8.5 MPa or less.
好ましくは、先着部の体積の横ブロックの体積に対する比率は30%以上50%以下であり、後着部の体積の横ブロックの体積に対する比率は20%以上40%以下であり、ミッド部の体積の横ブロックの体積に対する比率は10%以上50%以下である。 Preferably, the ratio of the volume of the first part to the volume of the horizontal block is 30% to 50%, the ratio of the volume of the rear part to the volume of the horizontal block is 20% to 40%, and the volume of the mid part The ratio of the horizontal block to the volume of the horizontal block is 10% to 50%.
本発明に係る空気入りタイヤでは、先着部及び後着部が、それぞれ役割を果たす。このタイヤは、トラクション性能とブレーキ性能とに優れる。 In the pneumatic tire according to the present invention, the first arrival part and the rear arrival part each play a role. This tire is excellent in traction performance and braking performance.
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with appropriate reference to the drawings.
図1には、空気入りタイヤのトレッド2のパターンが示されている。このタイヤは、ラリー用である。このタイヤは、不整地の上を走行する。図1において、横方向はタイヤの軸方向であり、縦方向はタイヤの周方向である。図1における横方向は、タイヤが装着される車輌の幅方向でもある。図1において、左側は車輌の幅方向内側であり、右側は車輌の幅方向外側である。このトレッドパターンは、左右非対称である。図1における矢印A1は、タイヤの正回転の方向を表す。
FIG. 1 shows a pattern of a
図1において矢印Wtで示されているのは、接地幅である。接地幅Wtは、タイヤに正規荷重がかけられたときの、内側接地端Eiから外側接地端Eoまでの距離である。本明細書において正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。図1において矢印Wiで示されているのは、トレッド2の内側ゾーンの幅である。この幅Wiは、接地幅Wtの1/3である。
In FIG. 1, what is indicated by an arrow Wt is a ground contact width. The contact width Wt is a distance from the inner contact end Ei to the outer contact end Eo when a normal load is applied to the tire. In this specification, the normal load means a load defined in a standard on which the tire depends. “Maximum value” published in “Maximum load capacity” in the JATMA standard, “TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES” in the TRA standard, and “LOAD CAPACITY” in the ETRTO standard are normal loads. In FIG. 1, what is indicated by an arrow Wi is the width of the inner zone of the
このトレッドパターンは、傾斜溝4、継ぎ溝6、周方向溝8、第一横溝10、第二横溝12及び内側横溝14を備えている。このトレッドパターンはさらに、第一傾斜ブロック16、第二傾斜ブロック18、屈曲ブロック20、第一横ブロック22a及び縦ブロック24を備えている。屈曲ブロック20は、第三傾斜ブロック26及び第二横ブロック22bからなる。第三傾斜ブロック26と第二横ブロック22bとは、一体である。
The tread pattern includes an
傾斜溝4は、外側接地端Eoから、内側に向かいかつ回転方向Aに向かって、延在している。この傾斜溝4の延在方向の、周方向に対する角度の絶対値は、20°(degree)以上70°以下が好ましい。この絶対値は、30°以上が特に好ましい。この絶対値は、60°以下が特に好ましい。
The
継ぎ溝6は、傾斜溝4と、他の傾斜溝4との間に位置している。この継ぎ溝6は、2つの傾斜溝4と連通している。継ぎ溝6の位置は、幅方向においてこの継ぎ溝6に隣接する他の継ぎ溝6の位置と、周方向においてずれている。継ぎ溝6は、内側から外側に向かいかつ回転方向Aに向かって、延在している。この継ぎ溝6の延在方向の、幅方向に対する角度の絶対値は、10°以上35°以下が好ましい。
The
周方向溝8は、タイヤの周方向に延在している。この周方向溝8は、内側接地端Eiの近くに位置している。 The circumferential groove 8 extends in the circumferential direction of the tire. The circumferential groove 8 is located near the inner ground end Ei.
第一横溝10は、傾斜溝4の端から周方向溝8にまで延在している。この第一横溝10は、傾斜溝4と連通しており、周方向溝8とも連通している。回転方向Aにおいて、第一横溝10の先着側には屈曲ブロック20が存在しており、第一横溝10の後着側には第一横ブロック22aが存在している。第一横溝10は、幅方向に延在している。第一横溝10の、幅方向に対する角度は、ゼロである。第一横溝10が、幅方向に対して多少傾斜してもよい。第一横溝10の、幅方向に対する角度の絶対値は、10°以下である。本発明では、車輌の幅方向(タイヤの軸方向)に対する角度の絶対値が10°以下である溝は、「実質的に軸方向に延在する溝」と称される。
The first
第二横溝12は、傾斜溝4の途中から周方向溝8にまで延在している。この第二横溝12は、傾斜溝4と連通しており、周方向溝8とも連通している。回転方向Aにおいて、第二横溝12の先着側には第一横ブロック22aが存在しており、第二横溝12の後着側には屈曲ブロック20が存在している。第二横溝12は、幅方向に延在している。第二横溝12の、幅方向に対する角度は、ゼロである。第二横溝12が、幅方向に対して多少傾斜してもよい。第二横溝12の、幅方向に対する角度の絶対値は、10°以下である。第二横溝12の幅方向長さは、第一横溝10の幅方向長さよりも大きい。
The second
内側横溝14は、内側接地端Eiから周方向溝8にまで延在している。この内側横溝14は、周方向溝8と連通している。内側横溝14は、幅方向に延在している。周方向において、内側横溝14の位置は、第二横溝12の位置と一致している。
The inner
トラクション性能の観点から、それぞれの溝の幅は5mm以上15mm以下が好ましく、8mm以上13mm以下が好ましい。トラクション性能の観点から、それぞれの溝の深さは8mm以上15mm以下が好ましい。 From the viewpoint of traction performance, the width of each groove is preferably 5 mm or more and 15 mm or less, and preferably 8 mm or more and 13 mm or less. From the viewpoint of traction performance, the depth of each groove is preferably 8 mm or more and 15 mm or less.
第一傾斜ブロック16は、2つの傾斜溝4、継ぎ溝6及び外側接地端Eoに囲まれている。第一傾斜ブロック16は、外側接地端Eoから、内側に向かいかつ回転方向Aに向かって、延在している。第一傾斜ブロック16の先着側エッジ28は、トラクション性能に寄与する。特に、車輌が直進しているときのトラクション性能に、このエッジ28は寄与する。
The first
第二傾斜ブロック18は、2つの傾斜溝4及び2つの継ぎ溝6に囲まれている。第二傾斜ブロック18は、外側から内側に向かいかつ回転方向Aに向かって、延在している。第二傾斜ブロック18の先着側エッジ30は、トラクション性能に寄与する。特に、車輌が直進しているときのトラクション性能に、このエッジ30は寄与する。第二傾斜ブロック18の、傾斜溝4に沿ったエッジ32は、車輌が旋回するときのグリップ性能に寄与する。特に、車輌の旋回半径の外側にタイヤが配置されたときのグリップ性能に、このエッジ32は寄与する。
The second
屈曲ブロック20は、2つの傾斜溝4、継ぎ溝6、周方向溝8、第一横溝10及び第二横溝12に囲まれている。前述の通り、屈曲ブロック20は第三傾斜ブロック26及び第二横ブロック22bからなる。第三傾斜ブロック26の、傾斜溝4に沿ったエッジ34は、車輌が旋回するときのグリップ性能に寄与する。特に、車輌の旋回半径の外側にタイヤが配置されたときのグリップ性能に、このエッジ34は寄与する。
The bending
第一横ブロック22aは、傾斜溝4、周方向溝8、第一横溝10及び第二横溝12に囲まれている。周方向において、第一横ブロック22aと第二横ブロック22bとは、交互に配置されている。換言すれば、このトレッド2は、実質的に軸方向に延在する溝によってセパレートされた多数の横ブロック22を備えている。これらの横ブロック22は、内側ゾーンに存在している。横ブロック22の総数は、20以上60以下が好ましく、30以上50以下が特に好ましい。
The first
縦ブロック24は、2つの内側横溝14、周方向溝8及び内側接地端Eiに囲まれている。この縦ブロック24の、周方向溝8に沿ったエッジ36は、車輌が旋回するときのグリップ性能に寄与する。特に、車輌の旋回半径の内側にタイヤが配置されたときのグリップ性能に、このエッジ36は寄与する。
The
第一傾斜ブロック16は、スロット38を有している。第二傾斜ブロック18も、スロット38を有している。第一横ブロック22aも、スロット38と有している。第二横ブロック22bも、スロット38を有している。スロット38は、トレッド2と路面との摩擦力を高める。
The first
図2には、周方向に沿った横ブロック22の断面が示されている。図2には、トレッド2の主部40も示されている。横ブロック22は、先着部42及び後着部44を有している。タイヤが正回転するとき、この先着部42が先に接地し、この先着部42に遅れて後着部44が接地する。図2における矢印A1は、タイヤの正回転の方向を表す。
FIG. 2 shows a cross section of the
図2から明らかなように、横ブロック22の断面形状は、タイヤの半径方向外向きに先細りである。先着部42は、側壁46aを有している。この側壁46aは、タイヤの半径方向に対して傾斜している。この傾斜の角度αは、5°(degree)以上20°以下が好ましい。後着部44は、側壁46bを有している。この側壁46bは、タイヤの半径方向に対して傾斜している。この傾斜の角度βは、5°(degree)以上20°以下が好ましい。
As is clear from FIG. 2, the cross-sectional shape of the
先着部42は、ゴム組成物が架橋されることで成形されている。後着部44は、他のゴム組成物が架橋されることで成形されている。この実施形態では、後着部44のゴム組成物は、主部40のゴム組成物と同一である。
The
先着部42の300%伸張時のモジュラスMaは、後着部44の300%伸張時のモジュラスMbと異なっている。モジュラスMa及びMbは、「JIS K 6251」の規定に準拠して測定される。測定時の試料の温度は、100℃である。
The modulus Ma at the time of 300% extension of the
この実施形態では、モジュラスMaは、モジュラスMbよりも大きい。モジュラスMaが大きいので、先着部42の、横溝に沿ったエッジ48(図1も参照)により、優れたトラクション性能が発揮される。モジュラスMaの大きな先着部42により、横ブロック22にせん断力がかかったときのこの横ブロック22のチッピング摩耗が抑制される。
In this embodiment, the modulus Ma is larger than the modulus Mb. Since the modulus Ma is large, excellent traction performance is exhibited by the edge 48 (see also FIG. 1) of the
トラクション性能の観点から、モジュラスMaは3.5MPa以上が好ましく、5.5MPa以上がより好ましく、7.0MPa以上が特に好ましい。モジュラスMaは、10.0MPa以下が好ましい。 From the viewpoint of traction performance, the modulus Ma is preferably 3.5 MPa or more, more preferably 5.5 MPa or more, and particularly preferably 7.0 MPa or more. The modulus Ma is preferably 10.0 MPa or less.
トラクション性能の観点から、先着部42の体積の、横ブロック22の体積に対する比率Raは、20%以上が好ましく、30%以上が特に好ましい。この比率Raは、80%以下が好ましい。
From the viewpoint of traction performance, the ratio Ra of the volume of the
モジュラスMbが小さいので、後着部44は路面への追従性に優れる。この後着部44は、ブレーキング時のタイヤのロックを抑制する。この後着部44を備えたタイヤでは、ブレーキング時の制動距離が小さい。このタイヤは、ブレーキ性能に優れる。
Since the modulus Mb is small, the
ブレーキ性能の観点から、モジュラスMbは10.0MPa以下が好ましく、7.0MPa以下がより好ましく、5.5MPa以下が特に好ましい。耐摩耗性の観点から、モジュラスMbは3.5MPa以上が特に好ましい。 From the viewpoint of brake performance, the modulus Mb is preferably 10.0 MPa or less, more preferably 7.0 MPa or less, and particularly preferably 5.5 MPa or less. From the viewpoint of wear resistance, the modulus Mb is particularly preferably 3.5 MPa or more.
ブレーキ性能の観点から、後着部44の体積の、横ブロック22の体積に対する比率Rbは、20%以上が好ましく、30%以上が特に好ましい。この比率Rbは、80%以下が好ましい。
From the viewpoint of braking performance, the ratio Rb of the volume of the
トラクション性能とブレーキ性能との両立の観点から、モジュラスMaとモジュラスMbとの差(Ma−Mb)は2.0MPa以上が好ましく、3.0MPa以上が特に好ましい。差(Ma−Mb)は、6.0MPa以下が好ましい。 From the viewpoint of achieving both traction performance and braking performance, the difference between the modulus Ma and the modulus Mb (Ma−Mb) is preferably 2.0 MPa or more, and particularly preferably 3.0 MPa or more. The difference (Ma−Mb) is preferably 6.0 MPa or less.
このタイヤの製造では、図3に示されるように、先着部42のための第一ゴム組成物50及び後着部44のための第二ゴム組成物52が共押出される。これらのゴム組成物50、52から積層体54が得られる。図3において、押出方向が矢印A2で示されている。この積層体54が、押出方向A2と実質的に垂直な方向に切断されて、多数のゴム塊が得られる。これらのゴム塊が主部40と一体化されて、未架橋のトレッドが得られる。このトレッド2が、他のゴム部材とアッセンブリーされて、ローカバー(未架橋タイヤ)が得られる。このローカバーが、モールドに投入される。ローカバーの外面は、モールドのキャビティ面と当接する。ローカバーの内面は、ブラダー又は中子に当接する。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。そのキャビティ面に凹凸を有するモールドが用いられることにより、タイヤのトレッド2に横ブロック22が形成される。
In the manufacture of this tire, as shown in FIG. 3, the
モジュラスMaとモジュラスMbとが異なる横ブロック22が形成される手段として、
(1)第一ゴム組成物が、第二ゴム組成物の基材ポリマーとは異なる基材ポリマーを含む。
(2)第一ゴム組成物が、第二ゴム組成物のカーボンブラックの量とは異なる量のカーボンブラックを含む。
(3)第一ゴム組成物が、第二ゴム組成物の硫黄の量とは異なる量の硫黄を含む。
(4)第一ゴム組成物が、第二ゴム組成物の加硫促進剤とは異なる加硫促進剤を含む。
(5)第一ゴム組成物が、第二ゴム組成物の軟化剤の量とは異なる量の軟化剤を含む。
が例示される。
As means for forming the
(1) The first rubber composition includes a base polymer different from the base polymer of the second rubber composition.
(2) The first rubber composition contains an amount of carbon black different from the amount of carbon black of the second rubber composition.
(3) The first rubber composition contains an amount of sulfur different from the amount of sulfur in the second rubber composition.
(4) The first rubber composition contains a vulcanization accelerator different from the vulcanization accelerator of the second rubber composition.
(5) The first rubber composition contains a softener in an amount different from the amount of softener in the second rubber composition.
Is exemplified.
トレッド2が、モジュラスMbがモジュラスMaよりも大きい横ブロック22を備えてもよい。このトレッド2では、ブレーキング時のチッピング摩耗が抑制されうる。
The
本発明では、特に断りのない限り、タイヤの各部材の寸法及び角度は、タイヤが正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤに空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤには荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。 In the present invention, unless otherwise specified, the size and angle of each member of the tire are measured in a state in which the tire is incorporated in a regular rim and the tire is filled with air so as to have a regular internal pressure. During the measurement, no load is applied to the tire. In this specification, the normal rim means a rim defined in a standard on which a tire depends. “Standard rim” in the JATMA standard, “Design Rim” in the TRA standard, and “Measuring Rim” in the ETRTO standard are regular rims. In this specification, the normal internal pressure means an internal pressure defined in a standard on which the tire depends. “Maximum air pressure” in JATMA standard, “Maximum value” published in “TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES” in TRA standard, and “INFLATION PRESSURE” in ETRTO standard are normal internal pressures.
図4には、本発明の他の実施形態に係るタイヤの横ブロック56の、周方向に沿った断面が示されている。このタイヤは、図1に示されたトレッドパターンと同じトレッドパターンを備えている。図4には、トレッドの主部58も示されている。
FIG. 4 shows a cross section along a circumferential direction of a
横ブロック56は、先着部60、ミッド部62及び後着部64を有している。タイヤが正回転するとき、先着部60が先に接地し、この先着部60に遅れてミッド部62が接地し、このミッド部62に遅れて後着部64が接地する。図4における矢印A1は、タイヤの正回転の方向を表す。
The
図4から明らかなように、横ブロック56の断面形状は、タイヤの半径方向外向きに先細りである。先着部60は、側壁66aを有している。この側壁66aは、タイヤの半径方向に対して傾斜している。この傾斜の角度αは、5°(degree)以上20°以下が好ましい。後着部64は、側壁66bを有している。この側壁66bは、タイヤの半径方向に対して傾斜している。この傾斜の角度βは、5°(degree)以上20°以下が好ましい。
As is clear from FIG. 4, the cross-sectional shape of the
先着部60は、ゴム組成物が架橋されることで成形されている。ミッド部62は、他のゴム組成物が架橋されることで成形されている。後着部64は、さらに他のゴム組成物が架橋されることで成形されている。この実施形態では、後着部64のゴム組成物は、主部58のゴム組成物と同一である。
The
先着部60の300%伸張時のモジュラスMaは、ミッド部62の300%伸張時のモジュラスMcと異なっており、後着部64の300%伸張時のモジュラスMbと異なっている。モジュラスMcは、モジュラスMbと異なっている。モジュラスMa、Mc及びMbは、「JIS K 6251」の規定に準拠して測定される。測定時の試料の温度は、100℃である。
The modulus Ma of the
この実施形態では、モジュラスMaはモジュラスMbよりも大きく、モジュラスMbはモジュラスMcより大きい。モジュラスMaが大きいので、先着部60の、横溝に沿ったエッジ68により、優れたトラクション性能が発揮される。モジュラスMaの大きな先着部60により、横ブロック56にせん断力がかかったときのこの横ブロック56のチッピング摩耗が抑制される。
In this embodiment, the modulus Ma is greater than the modulus Mb, and the modulus Mb is greater than the modulus Mc. Since the modulus Ma is large, the
トラクション性能の観点から、モジュラスMaは3.5MPa以上が好ましく、5.5MPa以上がより好ましく、7.0MPa以上が特に好ましい。モジュラスMaは、10.0MPa以下が好ましい。 From the viewpoint of traction performance, the modulus Ma is preferably 3.5 MPa or more, more preferably 5.5 MPa or more, and particularly preferably 7.0 MPa or more. The modulus Ma is preferably 10.0 MPa or less.
トラクション性能の観点から、先着部60の体積の、横ブロック56の体積に対する比率Raは、30%以上が好ましく、35%以上が特に好ましい。この比率Raは、50%以下が好ましい。
From the viewpoint of traction performance, the ratio Ra of the volume of the
モジュラスMbがモジュラスMaより小さいので、後着部64は路面への追従性に優れる。この後着部64は、ブレーキング時のタイヤのロックを抑制する。この後着部64を備えたタイヤでは、ブレーキング時の制動距離が小さい。このタイヤは、ブレーキ性能に優れる。モジュラスMbがモジュラスMcより大きいので、ブレーキング時のチッピング摩耗が抑制されうる。
Since the modulus Mb is smaller than the modulus Ma, the
ブレーキ性能の観点から、モジュラスMbは10.0MPa以下が好ましく、7.0MPa以下がより好ましく、5.5MPa以下が特に好ましい。耐摩耗性の観点から、モジュラスMbは3.5MPa以上が特に好ましい。 From the viewpoint of brake performance, the modulus Mb is preferably 10.0 MPa or less, more preferably 7.0 MPa or less, and particularly preferably 5.5 MPa or less. From the viewpoint of wear resistance, the modulus Mb is particularly preferably 3.5 MPa or more.
ブレーキ性能の観点から、後着部64の体積の、横ブロック56の体積に対する比率Rbは、20%以上が好ましく、30%以上が特に好ましい。この比率Rbは、80%以下が好ましい。
From the viewpoint of braking performance, the ratio Rb of the volume of the
モジュラスMcが小さいので、横ブロック56が先着部60を有するにもかかわらず、このブロックは全体として柔軟である。このタイヤは、グリップ性能に優れる。
Since the modulus Mc is small, this block is flexible as a whole even though the
横ブロック56の柔軟性の観点から、モジュラスMcは8.5MPa以下が好ましく、5.5MPa以下がより好ましく、3.5MPa以下が特に好ましい。モジュラスMcは、2.5MPa以上が好ましい。
From the viewpoint of flexibility of the
横ブロック56の柔軟性の観点から、ミッド部62の体積の、横ブロック56の体積に対する比率Rcは、10%以上が好ましく、20%以上が特に好ましい。この比率Rcは、50%以下が好ましい。
From the viewpoint of flexibility of the
モジュラスMaとモジュラスMbとの差は、2.0MPa以上6.0MPa以下が好ましい。モジュラスMbとモジュラスMcとの差は、1.0MPa以上6.0MPa以下が好ましい。 The difference between the modulus Ma and the modulus Mb is preferably 2.0 MPa or more and 6.0 MPa or less. The difference between the modulus Mb and the modulus Mc is preferably 1.0 MPa or more and 6.0 MPa or less.
トレッドが、モジュラスMbがモジュラスMaよりも大きい横ブロック56を備えてもよい。このトレッドでは、ブレーキング時のチッピング摩耗が抑制されうる。
The tread may include a
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。 Hereinafter, the effects of the present invention will be clarified by examples. However, the present invention should not be construed in a limited manner based on the description of the examples.
[実施例1]
図1及び2に示されるタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、205/60R15である。このタイヤの仕様は、以下の通りである。
横ブロックの先着部のモジュラスMa:8.5MPa
横ブロックの先着部の体積率Ra:40%
横ブロックの後着部のモジュラスMb:5.5MPa
横ブロックの後着部の体積率Rb:60%
それぞれの溝の深さ:11.5mm
傾斜溝の幅:10mm
回転方向に対する傾斜溝の角度:40°
継ぎ溝の幅7.3mm
幅方向に対する継ぎ溝の角度:15°
周方向溝の幅:9.0mm
第一横溝の幅:8.0mm
第二横溝の幅:10.0mm
内側横溝の幅:10.0mm
スロットの幅:3.0mm
スロットの深さ:2.0mm
[Example 1]
The tire shown in FIGS. 1 and 2 was produced. The size of this tire is 205 / 60R15. The specifications of this tire are as follows.
Modulus Ma of the first part of the horizontal block: 8.5 MPa
Volume ratio Ra of the first part of the horizontal block: 40%
Modulus Mb of rear part of horizontal block: 5.5 MPa
Volume ratio Rb of rear part of horizontal block: 60%
Depth of each groove: 11.5mm
Inclined groove width: 10 mm
Angle of inclined groove with respect to rotation direction: 40 °
7.3mm width of joint groove
Angle of joint groove with respect to width direction: 15 °
Circumferential groove width: 9.0 mm
Width of first lateral groove: 8.0 mm
Width of second lateral groove: 10.0mm
Inner lateral groove width: 10.0 mm
Slot width: 3.0mm
Slot depth: 2.0mm
[実施例2−7]
先着部の体積率Ra及び後着部の体積率Rbを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−7のタイヤを得た。
[Example 2-7]
A tire of Example 2-7 was obtained in the same manner as in Example 1 except that the volume ratio Ra of the first arrival part and the volume ratio Rb of the rear arrival part were as shown in Table 1 below.
[実施例8−10及び比較例1−2]
先着部のモジュラスMa及び後着部のモジュラスMbを下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−10及び比較例1−2のタイヤを得た。
[Example 8-10 and Comparative Example 1-2]
Tires of Examples 8-10 and Comparative Example 1-2 were obtained in the same manner as Example 1 except that the modulus Ma of the first part and the modulus Mb of the rear part were as shown in Table 2 below.
[実施例11]
図4に示されるタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、205/60R15である。このタイヤの仕様は、以下の通りである。
横ブロックの先着部のモジュラスMa:8.5MPa
横ブロックの先着部の体積率Ra:40%
横ブロックのミッド部のモジュラスMc:3.5MPa
横ブロックのミッド部の体積率Rc:30%
横ブロックの後着部のモジュラスMb:5.5MPa
横ブロックの後着部の体積率Rb:30%
それぞれの溝の深さ:11.5mm
傾斜溝の幅:10mm
回転方向に対する傾斜溝の角度:40°
継ぎ溝の幅7.3mm
幅方向に対する継ぎ溝の角度:15°
周方向溝の幅:9.0mm
第一横溝の幅:8.0mm
第二横溝の幅:10.0mm
内側横溝の幅:10.0mm
スロットの幅:3.0mm
スロットの深さ:2.0mm
[Example 11]
The tire shown in FIG. 4 was produced. The size of this tire is 205 / 60R15. The specifications of this tire are as follows.
Modulus Ma of the first part of the horizontal block: 8.5 MPa
Volume ratio Ra of the first part of the horizontal block: 40%
Modulus Mc at the mid part of the horizontal block: 3.5 MPa
Volume ratio Rc of mid part of horizontal block: 30%
Modulus Mb of rear part of horizontal block: 5.5 MPa
Volume ratio Rb of rear part of horizontal block: 30%
Depth of each groove: 11.5mm
Inclined groove width: 10 mm
Angle of inclined groove with respect to rotation direction: 40 °
7.3mm width of joint groove
Angle of joint groove with respect to width direction: 15 °
Circumferential groove width: 9.0 mm
Width of first lateral groove: 8.0 mm
Width of second lateral groove: 10.0mm
Inner lateral groove width: 10.0 mm
Slot width: 3.0mm
Slot depth: 2.0mm
[実施例12−14及び比較例3−4]
先着部のモジュラスMa、ミッド部のモジュラスMc及び後着部のモジュラスMbを下記の表3に示される通りとした他は実施例11と同様にして、実施例12−14及び比較例3−4のタイヤを得た。
[Examples 12-14 and Comparative Example 3-4]
Example 12-14 and Comparative Example 3-4 were the same as Example 11 except that the modulus Ma of the first part, the modulus Mc of the mid part, and the modulus Mb of the rear part were as shown in Table 3 below. Tires.
[実施例15−17]
ミッド部のモジュラスMcを下記の表4に示される通りとした他は実施例11と同様にして、実施例15−17のタイヤを得た。
[Examples 15-17]
Tires of Examples 15-17 were obtained in the same manner as Example 11 except that the modulus Mc of the mid part was as shown in Table 4 below.
[実施例18−20]
後着部のモジュラスMbを下記の表4に示される通りとした他は実施例11と同様にして、実施例18−20のタイヤを得た。
[Examples 18-20]
Tires of Examples 18-20 were obtained in the same manner as Example 11 except that the modulus Mb of the rear part was changed as shown in Table 4 below.
[実施例21−26]
先着部の体積率Ra、ミッド部の体積率Rc及び後着部の体積率Rbを下記の表5に示される通りとした他は実施例11と同様にして、実施例21−26のタイヤを得た。
[Examples 21-26]
The tires of Examples 21-26 were manufactured in the same manner as in Example 11 except that the volume ratio Ra of the first landing part, the volume ratio Rc of the mid part, and the volume ratio Rb of the rear part were as shown in Table 5 below. Obtained.
[ブレーキ性能及びトラクション性能]
タイヤを、「7J×15」のリムに組み込んだ。このタイヤに内圧が210kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が2000ccである四輪駆動の車輌に装着した。ドライバーに、この車輌を、オフロードコースで運転させて、ブレーキ性能及びトラクション性能を評価させた。この結果が、指数として、下記の表1から5に示されている。
[Brake performance and traction performance]
The tire was incorporated into a “7J × 15” rim. The tire was filled with air so that the internal pressure was 210 kPa. This tire was mounted on a four-wheel drive vehicle having a displacement of 2000 cc. The driver was allowed to drive the vehicle on an off-road course to evaluate brake performance and traction performance. The results are shown in Tables 1 to 5 below as indices.
[耐摩耗性]
タイヤの質量を測定した。このタイヤを、「7J×15」のリムに組み込んだ。このタイヤに内圧が210kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が2000ccである四輪駆動の車輌に装着した。ドライバーに、この車輌を、オフロードコースで運転させた。走行距離が10kmである時点での、タイヤの質量を測定した。走行前の質量から走行後の質量を減じて差を算出した。さらにその差の逆数を算出した。この結果が、指数として、記の表1から5に示されている。
[Abrasion resistance]
The mass of the tire was measured. This tire was incorporated into a “7J × 15” rim. The tire was filled with air so that the internal pressure was 210 kPa. This tire was mounted on a four-wheel drive vehicle having a displacement of 2000 cc. The driver was driven on an off-road course. The mass of the tire was measured when the travel distance was 10 km. The difference was calculated by subtracting the mass after traveling from the mass before traveling. Furthermore, the reciprocal of the difference was calculated. The results are shown in Tables 1 to 5 as indices.
表1−5に示されるように、各実施例のタイヤは諸性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。 As Table 1-5 shows, the tire of each Example is excellent in various performances. From this evaluation result, the superiority of the present invention is clear.
本発明に係るタイヤは、種々の車輌に装着されうる。 The tire according to the present invention can be mounted on various vehicles.
2・・・トレッド
4・・・傾斜溝
6・・・継ぎ溝
8・・・周方向溝
10・・・第一横溝
12・・・第二横溝
14・・・内側横溝
16・・・第一傾斜ブロック
18・・・第二傾斜ブロック
20・・・屈曲ブロック
22、56・・・横ブロック
22a・・・第一横ブロック
22b・・・第二横ブロック
24・・・縦ブロック
26・・・第三傾斜ブロック
38・・・スロット
42、60・・・先着部
44、64・・・後着部
62・・・ミッド部
2 ...
Claims (4)
これらの横ブロックが、上記タイヤが車輌に装着されたときのこの車輌の幅方向内側のゾーンに存在しており、
それぞれの横ブロックが、
(1)先着部、
(2)タイヤが正回転するときにこの先着部に遅れて接地する後着部、
及び
(3)周方向において上記先着部と上記後着部との間に位置するミッド部
を有しており、
上記先着部の300%伸張時のモジュラスMaが、上記後着部の300%伸張時のモジュラスMbよりも大きく、
上記モジュラスMbが、上記ミッド部の300%伸張時のモジュラスMcよりも大きい空気入りタイヤ。 The tread is a pneumatic tire with a number of transverse blocks separated by grooves extending in a substantially axial direction,
These lateral blocks are present in the inner zone in the width direction of the vehicle when the tire is mounted on the vehicle,
Each of the horizontal block,
(1) First arrival part ,
(2) A rear landing part that comes in contact with this first landing part when the tire rotates forward ,
as well as
(3) having a mid part located between the first and second arrival parts in the circumferential direction ;
The modulus Ma at the time of 300% extension of the first arrival part is larger than the modulus Mb at the time of 300% extension of the rear arrival part,
A pneumatic tire in which the modulus Mb is larger than the modulus Mc when the mid portion is stretched by 300% .
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