JP5993423B2 - カラーフレームとオリジナルデプスフレームをパック及びアンパックする方法、装置並びにシステム - Google Patents

カラーフレームとオリジナルデプスフレームをパック及びアンパックする方法、装置並びにシステム Download PDF

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Description

本発明は、カラーフレーム(color frame)及びオリジナルデプスフレーム(original depth frame)をパック及びアンパックする方法、装置並びにシステムに関する。
科学技術の進歩に伴い、電子製品の性能及び品質の向上がますます要求されるようになった。このうち、表示装置の設置に際しては、クリアで見やすい表示画面が提供されている外、各メーカーは次々と3次元(three-dimension, 3D)表示装置を発表して、多視点の3D映像を提供することで、消費者に従来とは異なる視覚効果を提供している。
現段階において、3D映像生成システムは、オリジナルの2D映像データ、すなわちオリジナルカラーフレームにより、前記オリジナルカラーフレームが対応するオリジナルデプスフレーム(original depth frame)を生成して、現有の伝送設備を介してオリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームをユーザの3D表示装置に伝送する。このうち、データの伝送量を抑えて映像伝送効率を高めるために、一般的には、オリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームを先ずパックして、パッキングフレーム(packed frame)を取得した後、現有の伝送設備を介してパッキングフレームをユーザの3D表示装置に伝送する。3D表示装置がパッキングフレームを受信したら、アンパッキング処理を行なうことで、オリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームを復元及び生成することができる。その後、DIBR法(Depth-Image-based Rendering)によって、いかなる裸眼3D表示装置でも使用可能な2個以上の多視点映像、または、メガネ式3D表示装置の左眼映像と右眼映像を得ることができる。
しかしながら、現在では、家庭用の受信装置として最も普及しているテレビは、2D表示装置を主流としている。このような2D表示装置は、多視点映像や左右眼映像に対する処理がなされないため、2D表示装置が3D映像信号を受信した場合、左眼用映像と右眼用映像を半分ずつにしてつなぎ合わせた結果が表示されるか、単一視点及び単一深度の映像を左右に配置された結果が表示される。現在はまさに3D映像の発展期であるが、前述のようなつなぎ合わせた方式または配置方式で、一般の2D表示装置に直接に左、右眼用映像を半分ずつにしてつなぎ合わせたものや単一視点及び単一深度の映像を左右に配置されたカラーフレーム及びデプスフレームを表示すると、人の目で見た2D映像(カラーフレーム)は非常に不自然であるだけでなく、視聴者にも不快感をもたらしてしまう。
本発明は、取得したパッキングフレームが、直接に2D表示装置に表示されるだけでなく、人の目で見た2D映像が非常に自然に表示スクリーンの中心エリアに表示されて、不快感が生じないカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法、装置並びにシステムを提供することを目的とする。また、本発明はさらに、従来の技術とは異なるパッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明によるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレームを取得する方法において、カラーフレームはオリジナルデプスフレームに対応しており、パッキングフレームは表示スクリーンに表示される。前記方法は、オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得するステップと、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせてパッキングフレームを取得するステップとを備えている。このうち、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。
上記目的を達成するためになされた本発明によるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレームを取得する装置において、カラーフレームはオリジナルデプスフレームに対応しており、パッキングフレームは表示スクリーンに表示される。前記装置は、サイズ処理ユニット及び組合せ処理ユニットを備える。サイズ処理ユニットは、オリジナルデプスフレームをリサイズして、リサイズデプスフレームを取得する。組合せ処理ユニットは、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせて、パッキングフレームを取得する。このうち、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。
上記目的を達成するためになされた本発明によるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレームを取得するシステムにおいて、カラーフレームはオリジナルデプスフレームに対応しており、パッキングフレームは表示スクリーンに表示される。前記システムは、メモリユニット及び処理ユニットを備える。メモリユニットは、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームを保存する。処理ユニットは、オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得してから、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせてパッキングフレームを取得する。このうち、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。
上記目的を達成するためになされた本発明によるパッキングフレームのアンパッキング方法において、パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されて、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを備える。カラーフレームはリサイズデプスフレームに対応しており、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。前記アンパッキング方法は、パッキングフレームからカラーフレーム及びリサイズデプスフレームを分離するステップと、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得するステップとを備えている。
上記目的を達成するためになされた本発明によるパッキングフレームのアンパッキング装置において、パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されて、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを備える。カラーフレームはリサイズデプスフレームに対応しており、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。前記アンパッキング装置は、分離処理ユニット及び復元処理ユニットを備える。分離処理ユニットは、パッキングフレームを分離してカラーフレーム及びリサイズデプスフレームを取得する。復元処理ユニットは、リサイズデプスフレームを復元してオリジナルデプスフレームを取得する。
上記目的を達成するためになされた本発明によるパッキングフレームのアンパッキングシステムにおいて、パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されて、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを備える。カラーフレームはリサイズデプスフレームに対応しており、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。前記アンパッキングシステムは、メモリユニット及び処理ユニットを備える。メモリユニットはパッキングフレームを保存する。処理ユニットはパッキングフレームを分離することでカラーフレーム及びリサイズデプスフレームを取得して、リサイズデプスフレームを復元することでオリジナルデプスフレームを取得する。
このように、本発明のカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレーム取得する方法、装置並びにシステムでは、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを組み合わせることで、その中心が表示スクリーンの中心エリアに表示されるパッキングフレームを取得する。これにより、パッキングフレームを復元処理によって復元して、オリジナルカラーフレームやオリジナルデプスフレームを取得した後、DIBR法(Depth-Image-based Rendering)をさらに用いれば、3D表示装置に、例えば、マルチビューアングル立体映像またはメガネ式デュアルビューアングルの立体映像を正確に生成させることができる。同時に、さらに重要なのは、カラーフレームの中心が表示スクリーンの中心エリアに表示される点である。より好適には、カラーフレームの中心点と表示スクリーンの中心点が重なることであり、完全に重なり合うことがさらに望ましい。そうすることで、パッキングフレームを2D表示スクリーン中に直接表示できるだけでなく、人の目で実際に見た時、目に見える2D映像(すなわちカラーフレーム)が非常に自然にスクリーンの中心エリアに表示されるため、不快感を覚えることはない。また、本発明に係るカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法、装置並びにシステムでは、オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得し、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせて、簡易なパッキングフレームを取得するステップを備えることにより、その他のビデオ圧縮システムと組み合わせやすくなり、圧縮効率を高める効果を有しており、3D立体ビデオが必要とするバンドワイズの負担を減らして、3Dチャンネルの普及に役立てることができる。
また、本発明に係るパッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムにおいては、パッキングフレームからカラーフレームとリサイズデプスフレームを分離するステップと、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得するステップとを備えている。これにより、本発明に係るパッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムは、従来の技術とは明らかに異なったものとなる。
本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法の過程を示したフロー図である。 本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする装置の機能を示したブロック図である。 第1実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第1実施例におけるパッキングフレームを示した図である。 第1実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置が取得した他のパッキングフレームの映像を示した図である。 本発明の実施例における表示スクリーンの中心エリアを示した図である。 第2実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第2実施例におけるパッキングフレームを示した図である。 第2実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置が取得した他のパッキングフレームの映像を示した図である。 本発明の好適な実施例における他の実施態様のカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする装置の機能を示したブロック図である。 第3実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。 第3実施例におけるパッキングフレームを示した図である。 第3実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置が取得した他のパッキングフレームの映像を示した図である。 本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックするシステムの機能を示したブロック図である。 本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング方法の過程を示したフロー図である。 本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング装置の機能を示したブロック図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第4実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 本発明の好適な実施例における表示スクリーンの中心エリアを示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第5実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。 第6実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。 本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキングシステムの機能を示したブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパック及びアンパックする方法、装置並びにシステムについて説明する。このうち同じ構成要素は同じ符号を付して説明する。
以下、まず、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法、装置並びにシステムについて説明する。
図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1Aは、本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法の過程を示したフロー図である。図1Bは、本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する装置1(以降では、装置1と称す)の機能を示したブロック図である。本発明によって取得したパッキングフレームは、表示スクリーン中に直接に表示されることができる。ここで、表示スクリーンは、2D表示装置の表示スクリーンである。2D表示装置の解像度は、例えば、1920×1080ピクセル(pixels)であるが、これに限定されるものではない。
図1Aに示したように、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法は、ステップS01及びステップS02を備える。また、図1Bに示したように、装置1は、サイズ処理ユニット11及び組合せ処理ユニット12を備える。また、装置1は、分割処理ユニット13及び反転処理ユニット14をさらに備える。以下、図2Aから図4Bを同時に参照しながら、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法及び装置1について説明する。
図2Aから図2Dは、第1実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。このうち、図2Aはオリジナルデプスフレーム、図2Bは中間デプスフレーム、図2Cはリサイズデプスフレーム、図2Dは分割及び反転後の2つの部分のリサイズデプスフレームである。また、図3Aから図3Bを参照されたい。図3A及び図3Bは、第1実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。このうち、図3Aは、オリジナルカラーフレームであり、図3Bは図3Aに示したものをリサイズして取得したカラーフレームである。
本実施例において、カラーフレームは、オリジナルカラーフレームをリサイズして取得したものである。このうち、オリジナルカラーフレームは、所定のフレームサイズを有し、例えば、1920×1080ピクセルであるが、これに限定されるものではない。このフレームサイズは、現在の高画質2D表示装置の画像解像度と同じである。ここでは、オリジナルデプスフレームとオリジナルカラーフレームのサイズは同じであり、いずれも所定のフレームサイズを有する。当然、その他の実施態様において、所定のフレームサイズを異なる数値とすることも可能である。また、図面には列方向D1及び行方向D2が表示されているが、列方向D1はフレーム画像の水平方向を表し、行方向D2はフレーム画像の垂直方向を表す。また、特筆すべきは、図3A及び図3Bは、モノクロの画像で表示されているが、実際には、図3A及び図3Bに示した映像は、カラー表示装置ではカラー映像で表示されている。
オリジナルデプスフレームはオリジナルカラーフレームに対応している。ここで述べる「対応」とは、両者のサイズまたは解像度が同じである外、オリジナルデプスフレームが、オリジナルカラーフレームの全てのオブジェクトの深さの値(depth values)を基に得たものであるということを意味する。さらに、オリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームは、DIBR法(Depth-Image-based Rendering)によって、3D表示装置に再生させるための3D映像を合成することができる。オリジナルデプスフレームとオリジナルカラーフレームが対応しているため、オリジナルデプスフレームもカラーフレームに対応している。
まず、図1Aが示したように、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法におけるステップS01は、オリジナルデプスフレームをリサイズして、リサイズデプスフレームを取得する(すなわち図2Aに示したものから図2Cに示したものにリサイズする)ステップである。このうち、図2Aのオリジナルデプスフレームは、グレースケールフレームであるため、その各ピクセルのサブピクセル値はいずれも同じ数値を有する(すなわち、同じグレースケール値を有する)。各ピクセルの数量は2個と等しいかまたはそれ以上とすることができる。ここで、各ピクセルは、それぞれ3個のサブピクセルR、G、Bを有する場合を例とする。
ステップS01において、図2Cのリサイズデプスフレームを取得する前に、本実施例では、まず、図2Aのオリジナルデプスフレームをリサイズして、図2Bの中間デプスフレームを取得してから、図2Bの中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置(subpixel rearrangement)を行なって、図2Cのリサイズデプスフレームを取得する。このうち、オリジナルデプスフレームをリサイズして、中間デプスフレームを取得することは、オリジナルデプスフレームのサイズの比率を小さくするか、オリジナルデプスフレームの解像度を下げることによって達成する。本実施例においては、サイズ処理ユニット11が、図2Aに示したオリジナルデプスフレームを比率に応じて縮小(downscaling)して、図2Bに示した中間デプスフレームを取得する。ここで、中間デプスフレームの行方向D2に沿ったサイズはオリジナルデプスフレームの4分の3倍に縮小される。したがって、中間デプスフレームのサイズは、1920×810(810=1080×3/4)である。
次に、サブピクセルの再配置を行なう。サブピクセルの再配置は、中間デプスフレームの3個のピクセルの3個のサブピクセル値を取得し、前記サブピクセル値をそれぞれリサイズデプスフレームの1個のピクセルにおける3個のサブピクセル内に対応して保存させる。ここでは、オリジナルデプスフレームがグレースケールフレームであるため、各ピクセル中の3個のサブピクセル値も全て等しい。このため、各ピクセルは、そのうちの1個のサブピクセル値を取って代表値として採用することが可能である。サブピクセルの再配置は、中間デプスフレームの3個のピクセルのサブピクセル値をそれぞれ、リサイズデプスフレームの1個のピクセルにおける3個のサブピクセル内に対応して保存させる。つまり、中間デプスフレームの第1ピクセルのサブピクセル値をリサイズデプスフレームの第1ピクセルにおける第1サブピクセル内に保存させて、中間デプスフレームの第2ピクセルのサブピクセル値をリサイズデプスフレームの第1ピクセルにおける第2サブピクセル内に保存させて、さらに、中間デプスフレームの第3ピクセルのサブピクセル値をリサイズデプスフレームの第1ピクセルにおける第3サブピクセル内に保存させて、それ以降もこれに準じるということである。ここでは、図2Bに示した中間デプスフレームのサイズを、行方向D2に沿って元の3分の1倍までに縮小して、図2Cに示したリサイズデプスフレームを取得することが可能であり、その解像度は1920×270(270=810×1/3)である。
上記により、本実施例の図2Cにおけるリサイズデプスフレームの行方向D2に沿ったサイズは、オリジナルデプスフレームの4分の1倍(3/4×1/3)である。サブピクセルを再配置する技術を使用することにより、中間デプスフレームにおける3行のピクセルのグレースケール値を、リサイズデプスフレームの1個のピクセルにおける3個のサブピクセル内に保存させることが可能であるため、オリジナルデプスフレームに比べると、リサイズデプスフレームは、コーディング効率が高いという長所を有すると同時に、データ量を小さくすることが可能であり、伝送に応用する場合、伝送効率を高めることもできる。
サブピクセルの再配置によりフレームが縮小するため、この技術は、「サブピクセル圧縮再配置技術(subpixel packing rearrangement)」とも称する。
また、オリジナルカラーフレームをリサイズしてカラーフレームを取得することは、オリジナルカラーフレームのサイズの比率を小さくするか、オリジナルカラーフレームの解像度を低くするかによって達成される。本実施例においては、サイズ処理ユニット11が図3Aに示したオリジナルカラーフレームを縮小して、図3Bに示したカラーフレームを取得する。ここで、図3Bに示したカラーフレームの行方向D2に沿ったサイズは、比率に基づき、オリジナルカラーフレームの4分の3倍に縮小されている。つまり、本実施例では、図3Aに示したオリジナルカラーフレームのサイズが、行方向D2に沿って等比例で元の4分の3倍に縮小されて、図3Bに示したカラーフレームを取得した。このため、カラーフレームの解像度は、1920×810(810=1080×3/4)である。しかしながら、その他の実施例において、その他の異なる比率でサイズを縮小することが可能であり、または、列方向D1に沿ってサイズを縮小するか、同時に行方向D2と列方向D1に沿ってサイズを縮小することも可能である。本発明は、特にこれを制限しない。
カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを取得した後、ステップS02を実行する。ステップS02では、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせて、パッキングフレームを取得する。しかしながら、組合せ処理ユニット12によって、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせるステップS02において、本実施例では、まず分割処理ユニット13によって、図2Cに示したリサイズデプスフレームを水平に2つの部分(列方向D1に沿って分割)に平均分割(splitting)してから、反転処理ユニット14によって、この2つの部分をそれぞれ反転(flipping)させて、図2Dに示した2つの部分(いずれの部分もサイズが1920×135である)を取得する必要がある。さらに、反転後のリサイズデプスフレームの2つの部分を、組合せ処理ユニット12によって、カラーフレームの上側と下側にそれぞれ組み合わせて、図4Aに示したパッキングフレームを取得する。このうち、反転は、180度回転させて、上下が逆となることを意味している。本実施例では、分割後のリサイズデプスフレームの2つの部分のサイズが等しいものである。
図4Bを参照しながら説明する。図4Bは、第1実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置に表示する時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。
パッキングフレームを復元して、オリジナルカラーフレームまたはオリジナルデプスフレームを取得した後、DIBR法(Depth-Image-based Rendering)を介して、3D表示装置に裸眼多視点立体映像またはメガネ式デュアルビューアングル立体映像を正確に生成させると同時に、図4Bに示したように、パッキングフレームは、2D表示装置の表示スクリーン中に直接に表示される。さらに、カラーフレームの中心点(すなわちカラーフレームの対角線が交わる点)と表示スクリーンの中心点(すなわち表示スクリーンの対角線が交わる点)は重なり合っている(いずれも中心点O)。したがって、パッキングフレームは、2D表示スクリーン中に直接に表示できるだけでなく、図4Aに示したように、人の目で見た時、目に見えるカラーフレーム(すなわち2D映像)は非常に自然であり、不快感を覚えることは少ない。当然、人の目で2D表示スクリーンを見た時に不快感が生じないために、上述の中心点を重ねるほか、テストの結果により、カラーフレームの中心が表示スクリーンの中心エリアに表示された時、一定の効果が得られることがわかっている。ここで述べた中心エリアとは、表示スクリーンの中心点及びその外に向かって延伸する一定のピクセル数量が形成する範囲を含む。この中心エリアは、例えば、円形または四角形である。例を挙げれば、図4Dに示したとおりである。図4Dは本発明の実施例中、パッキングフレームを2D表示装置において表示する時の表示スクリーンの中心エリアを示した図である。図4Dにおいて、表示スクリーンの中心エリアCAは、その表示スクリーンの中心点Oが、外に向かって延伸するスクリーンサイズの例えば3分の1の範囲を含み、カラーフレームの中心がこのエリア内に位置する時、見ている者が不快感を覚えることはない。
また、特筆すべきは、第1実施例において、図4Aのパッキングフレームのサイズと図3Aのオリジナルカラーフレームの所定のフレームサイズが等しく、いずれも1920×1080(1080=135+810+135)であるという点である。現有の技術がオリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームの配置上、いずれも単一視点と単一深度の映像を左右に配置する方式を使用しているため、配置後の画像解像度は元の2倍となり、伝送のバンドワイズの負担となる。しかしながら、上述のカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置1によってパックされた後のパッキングフレームのサイズは、オリジナルカラーフレーム(またはオリジナルデプスフレーム)と等しく、1920×1080である。また、上述のカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法及び装置は、いかなるビデオ圧縮方法とも組み合わせることが可能であり、好適な圧縮効率を有している。伝送に応用する場合、パッキングフレームは、伝送時のバンドワイズの負担を大きくすることがなく、圧縮解凍時の演算量が大きくなりすぎることもなく、使用する3D表示装置に負荷がかかりすぎることもない。
また、図5Aから図5Dを参照しながら説明する。図5Aから図5Dは、第2実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。このうち、図5Aはオリジナルデプスフレーム、図5Bは中間デプスフレーム、図5Cはリサイズデプスフレームであり、図5Dは分割及び反転後の2つの部分のリサイズデプスフレームである。また、図6Aから図6Bを参照しながら説明する。図6A及び図6Bは、第2実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。このうち、図6Aはオリジナルカラーフレームであり、図6Bは、図6Aに示したオリジナルカラーフレームをリサイズして取得したカラーフレームである。
図5Aから図5Dの処理過程は、図2Aから図2Dと同様であるが、図5Aから図5Dでは、フレームの高さ(1080)を維持したまま変更をせず、列方向D1に沿ってフレームをリサイズする方式が採用される。このうち、図5Cにおけるリサイズデプスフレームの列方向D1に沿ったサイズは、図5Aのオリジナルデプスフレームの4分の1倍(480×1080)であり、さらに、垂直に平均分割及び反転を経た後のリサイズデプスフレームの2つの部分(240×1080、図5Dに示したとおり)は、組合せ処理ユニット12を介して図6Bに示した水平方向へ4分の3に縮小されたカラーフレーム(1440×1080)の左側及び右側にそれぞれ組み合わせて、図7Aに示したパッキングフレームを取得する。また、図7Bはパッキングフレームを表示スクリーンで表示する状態を示す図である。
その他の実施例において、サイズは同時に行方向D2及び列方向D1に沿って縮小されることも可能である。また、オリジナルデプスフレーム及びカラーフレームを、その他の異なる比率で縮小することもできる。例えば、カラーフレームのサイズが一方向に沿って、オリジナルカラーフレームのサイズのA倍に縮小されて、中間デプスフレームのサイズが同一方向に沿ってオリジナルデプスフレームのサイズのB倍に縮小された場合、A+B/3=1の条件を満たしさえすればよい。本発明は、ここでは特にA及びBの値を限定しない。前述の第1実施例において、中間デプスフレームの行方向D2に沿ったサイズの縮小比率は、カラーフレームの行方向D2に沿ったサイズの縮小比率に等しく、すなわち、A=B=3/4である。そして、第2実施例において、中間デプスフレームの列方向D1に沿ったサイズの縮小比率も、カラーフレームの列方向D1に沿ったサイズの縮小比率に等しく、A=B=3/4である。
特筆すべきは、上述の実施例におけるカラーフレームは、オリジナルカラーフレームをリサイズすることによって得られるという点である。しかしながら、その他の実施例において、カラーフレームを直接にリサイズデプスフレームの2つの部分と組み合わせて、異なるサイズのパッキングフレームを取得することも可能である。また、上述のサイズ処理ユニット11、組合せ処理ユニット12、分割処理ユニット13及び反転処理ユニット14は、ソフトウェアによってその機能を実現して、プロセッサ(たとえば、MCU)を介して実行されることができる。または、ハードウェアもしくはファームウェアを応用する方式によって、上述のサイズ処理ユニット11、組合せ処理ユニット12、分割処理ユニット13及び反転処理ユニット14の機能を達成することも可能である。本発明はこれらに限定されるものではない。
また、図4Cまたは図7Cを参照しながら説明する。図4Cまたは図7Cは、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置1が取得した他のパッキングフレームの映像を示した図である。そのフレームのサイズは、それぞれ1920×1080である。
図4Cまたは図7Cからわかるように、人の目で実際に見た場合、目に見えるカラーフレーム中の人物映像は非常に自然であり、不快感を生じることもない。
また、図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の好適な実施例における他の実施態様のカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする装置1a(以下装置1aと称する)の機能を示したブロック図である。
図1Bに示した装置1と異なるのは、装置1aが回転処理ユニット14aを備え、反転処理ユニット14を備えない点である。
さらに、図1A及び図8を参照し、同時に図9Aから図11Aも参照しながら、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法及び装置の第3実施例について説明する。図9Aから図9Dは、第3実施例におけるオリジナルデプスフレームの処理過程を示した図である。このうち、図9Aは、オリジナルデプスフレーム、図9Bは中間デプスフレーム、図9Cはリサイズデプスフレームであり、図9Dは、分割及び回転後の2つの部分のリサイズデプスフレームである。また、図10A及び図10Bは、第3実施例におけるオリジナルカラーフレームの処理過程を示した図である。このうち、図10Aは、オリジナルカラーフレームであり、図10Bは、図10Aに示したオリジナルカラーフレームをリサイズして取得したカラーフレームである。第3実施例では、第1実施例と同じオリジナルデプスフレームとオリジナルカラーフレームを用いて説明しているため、図9Aに示したものは図2Aのものと同一であり、図10Aに示したものは図3Aのものと同一である。
ステップS01は、オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得する(図9Aから図9Cを参照)ステップである。ステップS01において、図9Cのリサイズデプスフレームを取得する前に、本実施例では、まず図9Aのオリジナルデプスフレームをリサイズして、図9Bの中間デプスフレームを取得してから、中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、図9Cのリサイズデプスフレームを取得する必要がある。ここでは、サイズ処理ユニット11が、比率に応じて図9Aのオリジナルデプスフレームを縮小して、図9Bの中間デプスフレームを取得する。このうち、図9Aにおけるオリジナルデプスフレームの行方向D2に沿ったサイズが元の3分の2に縮小され、列方向D1に沿ったサイズが元の16分の9に縮小されることによって、図9Bの中間デプスフレームを取得する。したがって、中間デプスフレームの解像度は、1080×720(1080=1920×9/16、720=1080×2/3)である。また、サブピクセルの再配置は、すでに上述のその他の実施例において詳述しているため、ここでは再述しない。したがって、本実施例では、サブピクセルの再配置を行なった後、図9Bの中間デプスフレームのサイズは行方向D2に沿って元の3分の1に縮小されたため、図9Cのリサイズデプスフレームの解像度は1080×240(240=720×1/3)である。このため、図9Cにおけるリサイズデプスフレームの行方向D2に沿ったサイズは、元のオリジナルデプスフレームの9分の2倍(1/3×1/3)であり、列方向D1に沿ったサイズは、元のオリジナルデプスフレームの16分の9倍である。
また、本実施例では、サイズ処理ユニット11によって、図10Aのオリジナルカラーフレームを縮小して、図10Bのカラーフレームを取得する。ここで、図10Bにおけるカラーフレームの列方向D1に沿ったサイズは、比率に応じて図10Aのオリジナルカラーフレームの8分の7倍に縮小されたため、カラーフレームの解像度は、1680×1080(1680=1920×7/8)である。
カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを取得した後、ステップS02を実行する。ステップS02は、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを組み合わせて、パッキングフレームを取得するステップである。しかしながら、組合せ処理ユニット12によって、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせるステップS02において、本実施例では、まず分割処理ユニット13によって、図9Cのリサイズデプスフレームを平均に2つの部分(ここでは列方向D1に沿って分割)に水平に分割した後、回転処理ユニット14aによって、この2つの部分をそれぞれ回転させて(rotating)、図9Dに示した2つの部分(各部分のサイズはいずれも120×1080)を取得する必要がある。それから、回転後のリサイズデプスフレームの2つの部分を、組合せ処理ユニット12によってカラーフレームの左側と右側にそれぞれ組み合わせて、図11Aのパッキングフレームを取得する。ここでは、回転とは時計回りに90度回転することを指している。したがって、図11Aのパッキングフレームからわかるように、本実施例のパッキングフレームのサイズは、オリジナルカラーフレームの所定のフレームサイズと同じく、1920×1080(1920=120+1680+120)である。
また、図11Bを参照しながら説明する。図11Bは、第3実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。
パッキングフレームが復元処理を経て復元されて、オリジナルカラーフレームまたはオリジナルデプスフレームを取得した後、DIBR 法(Depth-Image-based Rendering)によって、3D表示装置に裸眼多視点立体映像またはメガネ式デュアルビューアングル立体映像を正確に生成させられると同時に、図11Bに示したように、パッキングフレームは、2D表示装置の表示スクリーンに直接表示され、且つ、カラーフレームの中心点(すなわち、カラーフレームの対角線が交わる点)と表示スクリーンの中心点(すなわち、表示スクリーンの対角線が交わる点)が重なる(いずれも中心点O)。したがって、パッキングフレームは、2D表示スクリーンに直接表示できるだけではなく、図11Aに示したように、人の目で実際に見た場合、目に見えるカラーフレーム(すなわち2D映像)は非常に自然であり、不快感を覚えることがほとんどない。当然、前述の実施例のように、同様の効果を達成するために、カラーフレームの中心が、表示スクリーンの中心エリアに表示されればよく、中心点が重なることを限定するものではない。
また、特筆すべきは、第3実施例において、図11Aのパッキングフレームのサイズは、図10Aのオリジナルカラーフレームの所定のフレームサイズと同じく、いずれも1920×1080(1080=135+810+135)である。したがって、第1実施例と同様に、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置1aによってパックした後のパッキングフレームもまた、いかなるビデオ圧縮方法とも組み合わせて応用することができるほか、良好な圧縮効率を有しており、伝送に応用する場合、伝送時のバンドワイズの負担が大きくなりすぎず、圧縮解凍時の演算量が大きくなって、使用する3D表示装置に負荷がかかりすぎることもない。
また、第3実施例において、図9Aのオリジナルデプスフレームは列方向D1に沿って、その高さが同じとなるよう調整されている(幅は1920から1080に調整される)。仮に、オリジナルカラーフレームの列方向D1に沿った縮小比率がCであり、オリジナルカラーフレームの高さを調整せず、オリジナルデプスフレームの行方向D2に沿った縮小比率がDである時、C+(元の高さ/元の幅)×(D/3)=1という条件を満たす必要がある。本発明は、ここでは特に縮小比率C及びDの値を限定しない。上述の第3実施例において、C=7/8、且つD=2/3である。
また、図11Cを参照しながら説明する。図11Cは、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法及び装置1aが取得した他のパッキングフレームの映像を示した図である。
図11Cに示したパッキングフレームのサイズも1920×1080である。図11Cを見ると明らかなように、人の目で実際に見ると、目に見えるカラーフレームの人物画像は非常に自然であり、不快感が生じることがない。
次に、図12を参照しながら説明する。図12は、本発明の好適な実施例におけるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックするシステム2(以下では、システム2と称する)の機能を示したブロック図である。
システム2は、メモリユニット21及び処理ユニット22を備える。メモリユニット21と処理ユニット22は電気的に接続される。メモリユニット21は、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームを保存する。当然、メモリユニット21は、リサイズデプスフレーム及びその2つの部分、中間デプスフレーム、パッキングフレーム、またはオリジナルカラーフレームを保存するために用いられることも可能である。このうち、メモリユニット21は、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer readable storage medium)、メモリ、メモリカード、CD−ROM、ビデオテープ、コンピュータ用磁気テープ、またはそれらの任意の組み合わせであり、情報を保存するためのものである。このうち、メモリは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、または FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またあるいは、その他の形式のメモリであるが、ここでは特に限定されない。
処理ユニット22は、システム2の核心となるコントロールアセンブリを備え、例えば、少なくとも1個のCPU及びメモリを備えるか、その他の制御のためのハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアを備える。この処理ユニット22は、オリジナルデプスフレームをリサイズして、中間デプスフレームを取得してから、中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、リサイズデプスフレームを取得する。また、一実施例において、処理ユニット22はさらに、リサイズデプスフレームを2つの部分に分割して、リサイズデプスフレームの2つの部分は、カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせられて、パッキングフレームを取得する。ここで、リサイズデプスフレームの2つの部分がカラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせられる前、処理ユニット22はさらに、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ反転させる。
また、他の実施例において、処理ユニット22はさらに、リサイズデプスフレームを2つの部分に分割し、且つ、リサイズデプスフレームの2つの部分を、カラーフレームの左側及び右側にそれぞれ組み合わせて、パッキングフレームを取得する。ここで、リサイズデプスフレームの2つの部分がカラーフレームの左側及び右側にそれぞれ組み合わせられる前、処理ユニット22はさらに、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ回転させる。また、処理ユニット22はさらに、オリジナルカラーフレームをリサイズして、カラーフレームを取得する。
また、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示され、且つ、好適には、カラーフレームの中心点は、表示スクリーンの中心点と重なることが望ましい。このうち、表示スクリーンは、2D表示スクリーンである。また、オリジナルデプスフレーム、中間デプスフレーム、リサイズデプスフレーム、カラーフレーム、オリジナルカラーフレーム及びパッキングフレームのその他の技術的特徴は、すでに上述のその他の実施例において詳述されているため、ここでは再述しない。
次に、パッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムについて説明する。
図13A及び図13Bを参照しながら説明する。図13Aは、本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング方法の過程を示したフロー図である。図13Bは、本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング装置3(以下、装置3と称する)の機能を示したブロック図である。
図13Aに示したように、本実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング方法は、ステップP01及びステップP02を備える。また、図13Bに示したように、装置3は、分離処理ユニット31及び復元処理ユニット32を備える。また、装置3は、回転処理ユニット33及び組合せ処理ユニット34をさらに備える。ここで、分離処理ユニット31、復元処理ユニット32、回転処理ユニット33及び組合せ処理ユニット34は、ソフトウェアを応用する方式でその機能を実現して、プロセッサによって実行されることが可能である。または、ハードウェアもしくはファームウェアを応用する方式で、上述の分離処理ユニット31、復元処理ユニット32、回転処理ユニット33及び組合せ処理ユニット34的の機能を実現することも可能であるが、本発明ではこれを限定しない。
図14から図16Bを参照しながら、パッキングフレームのアンパッキング方法及び装置3の詳細な内容について説明する。このうち、図14から図16Bは、第4実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。ここで、図14は、パッキングフレームを示した図である。図15Aは、リサイズデプスフレームの2つの部分を示した図である。図15Bは、リサイズデプスフレームを示した図である。図15Cは、中間デプスフレームを示した図である。図15Dは、オリジナルデプスフレームを示した図である。図16Aは、カラーフレームを示した図である。図16Bは、オリジナルカラーフレームを示した図である。また、特筆すべきは、図14、図16A及び図16Bは、モノクロの映像で示されているが、実際には、図14、図16A及び図16Bは、カラーの2D表示装置においては、カラーの映像が表示されたものである。
本実施例において、図14のパッキングフレームは図4Aのものと同じく、サイズが1920×1080ピクセルであり、現存の高画質2D表示装置の画像解像度と同じである。したがって、2D表示装置において直接表示することが可能である。パッキングフレームは、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを備える。本実施例のカラーフレームは、カラーの2D映像であり、パッキングフレームの中央部分に位置し、そしてリサイズデプスフレームは、カラーフレームの上、下両側に位置する。
図13Aに示したように、パッキングフレームのアンパッキング方法のステップP01は、パッキングフレームからカラーフレーム及びリサイズデプスフレームを分離する(図14のパッキングフレームから図15Aのリサイズデプスフレームの2つの部分及び図16Aのカラーフレームを分離する)ステップである。本実施例では、分離処理ユニット31によって、パッキングフレームの上側及び下側からリサイズデプスフレームの2つの部分を分離して(水平分割)、図15Aのリサイズデプスフレームの2つの部分及び図16Aのカラーフレームを取得する。ここでは、列方向D1に沿って、リサイズデプスフレームの2つの部分を分離する。
リサイズデプスフレームの2つの部分を取得した後、組合せ処理ユニット34を介して、この2つの部分をリサイズデプスフレームとして組み合わせる(すなわち図15Aに示したものから図15Bに示したものに組み合わせる)。しかしながら、リサイズデプスフレームとして組み合わせる前に、まず回転処理ユニット33によって、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ反転(flipping)させてから、組合せ処理ユニット34によってリサイズデプスフレームの2つの部分をリサイズデプスフレームとして組み合わせる必要がある。ここで、反転とは、リサイズデプスフレームの2つの部分を、それぞれ180度回転させて、上下を逆にすることである。本実施例のリサイズデプスフレームの2つの部分のサイズは等しく、いずれも1920×135であるため、組み合わせた後のリサイズデプスフレームのサイズは1920×270であり、カラーフレームのサイズは1920×810(810=1080−135−135)である。
次に、ステップP02を行なう。ステップP02は、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレーム(図15Bから図15Dに復元する)を取得するステップである。しかしながら、図15Dのオリジナルデプスフレームを取得する前に、本実施例では、まず、図15Bのリサイズデプスフレームに対して、サブピクセルの再配置を行なって、図15Cの中間デプスフレームを取得してから、中間デプスフレームをリサイズして、図15Dのオリジナルデプスフレームを取得する必要がある。ここで、サブピクセルの再配置は、リサイズデプスフレームのピクセルにおける第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、第1サブピクセル値を中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、第2サブピクセル値を中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させる。つまり、1個のピクセルが3個のサブピクセルを有する場合を例とすると、サブピクセルの再配置は、リサイズデプスフレームの第1ピクセルにおける第1サブピクセル値を中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させて、リサイズデプスフレームの第1ピクセルにおける第2サブピクセル値を中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させて、さらに、リサイズデプスフレームの第1ピクセルの第3サブピクセル値を中間デプスフレームの第3ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させる。他の場合もこれに準じる。
したがって、本実施例は、図15Bのリサイズデプスフレームのサイズを行方向D2に沿って元の3倍に変更して、図15Cの中間デプスフレームの行方向D2に沿ったサイズをリサイズデプスフレームの3倍に変更する(データ量も3倍である)。故に、図15Cの中間デプスフレームの解像度は、1920×810(810=270×3)である。
次に、復元処理ユニット32を介して、中間デプスフレームをオリジナルデプスフレームに復元する(図15Cから図15Dに復元する)。このうち、中間デプスフレームをオリジナルデプスフレームに復元する過程は、中間デプスフレームのサイズを比率に応じて拡大させるか、中間デプスフレームの解像度を高めることで達成される。本実施例では、行方向D2に沿って図15Cの中間デプスフレームのサイズを比率に応じて拡大させて、図15Dのオリジナルデプスフレームを取得する。ここで、オリジナルデプスフレームの行方向D2に沿ったサイズは、比率に応じて中間デプスフレームの3分の4倍に拡大する。したがって、図15Dに示したように、オリジナルデプスフレームのサイズは、1920×1080(1080=810×4/3)である。このうち、オリジナルデプスフレームは、グレースケールフレーム(グレースケールフレームにおける各ピクセルのサブピクセル値はいずれも等しい)である。
また、アンパッキング方法は、カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得する(図16Aから図16Bに復元する)ステップをさらに備える。ここでは、復元処理ユニット32を介して、カラーフレームを復元してから、カラーフレームのサイズ(1920×810)を、行方向D2に沿って比率に応じて元の3分の4倍に拡大して、オリジナルカラーフレームを取得するため、図16Bのオリジナルカラーフレームのサイズは、1920×1080(1080 = 810×4/3)である。このうち、本実施例のオリジナルカラーフレームは、所定のサイズを有するとともに、パッキングフレームのサイズはこの所定のフレームのサイズに等しく、1920×1080である。また、オリジナルデプスフレームは、オリジナルカラーフレームに対応している。ここで述べる「対応」とは、オリジナルデプスフレームとオリジナルカラーフレームのサイズまたは解像度が同じであるということを意味する以外に、オリジナルデプスフレームがオリジナルカラーフレームの全てのピクセルのデプス値に基づいて取得されたことを意味する。さらに、オリジナルカラーフレームとオリジナルデプスフレームは、DIBR法(Depth-Image-based Rendering)によって、3D表示装置に再生させるための3D映像を合成することができる。オリジナルデプスフレームとオリジナルカラーフレームが対応しているため、オリジナルデプスフレームもカラーフレームに対応している。
また、図17Aを参照しながら説明する。図17Aは、第4実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。
図17Aに示したように、第4実施例におけるパッキングフレームは、2D表示スクリーンにおいて直接表示することが可能であり、且つ、カラーフレームの中心点(すなわち、カラーフレームの対角線が交わる点)と表示スクリーンの中心点(すなわち、表示スクリーンの対角線が交わる点)が重なっている(いずれも中心点O)。従って、上述のその他の実施例と同様に、人の目で実際に見た場合、人の目に見えるカラーフレーム(すなわち2D映像)が非常に自然であり、不快感を生じることはない。当然、人の目で2D表示スクリーンを見た時、不快感を生じさせないために、上述の中心点を重ねる以外にも、テストの結果により、カラーフレームの中心が表示スクリーンの中心エリアにおいて表示される時、一定の効果が得られることが明らかになっている。ここで述べる中心エリアとは、表示スクリーンの中心点及びその外に向かって延伸する一定のピクセル数量が形成する範囲を意味する。この中心エリアは、例えば、円形または四角形である。例えば、図17Bを参照しながら説明する。図17Bは、本発明の実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置で表示させた時、表示スクリーンの中心エリアを示した図である。図17Bにおいて、表示スクリーンの中心エリアCAは、その表示スクリーンの中心点Oを含んでおり、かつこの中心点Oから外に向かって延伸して、スクリーンサイズの例えば3分の1の範囲に達する範囲を含んでいる。カラーフレームの中心がこのエリアに位置する時、見ている者が不快感を覚えることはない。
また、図13A及び図13Bを参照すると同時に、図18から図20Bも参照しながら、パッキングフレームのアンパッキング方法及び装置の第5実施例について説明する。このうち、図18から図20Bは、第5実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。ここで、図18は、上述の図7Aと同じく、パッキングフレームを示した図である。図19Aは、リサイズデプスフレームの2つの部分を示した図である。図19Bはリサイズデプスフレームを示した図である。図19Cは、中間デプスフレームを示した図である。図19Dは、オリジナルデプスフレームを示した図である。図20Aは、カラーフレームを示した図である。図20Bは、オリジナルカラーフレームを示した図である。
まず、ステップP01において、パッキングフレームはカラーフレーム及びリサイズデプスフレームに分離される(図18から図19A及び図20Aが分離される)。本実施例では、分離処理ユニット31を介して、パッキングフレームの左側及び右側からリサイズデプスフレームの2つの部分(垂直分割)を分離してから、図19Aに示したリサイズデプスフレームの2つの部分及び図20Aに示したカラーフレームを取得する。ここでは、行方向D2に沿ってリサイズデプスフレームの2つの部分を分離し、且つ、リサイズデプスフレームの2つの部分のサイズは同じく、いずれも240×1080である。
リサイズデプスフレームの2つの部分を取得した後、組合せ処理ユニット34を介して、この2つの部分を組み合わせてリサイズデプスフレームにする(すなわち、図19Aから図19Bに組み合わせる)。しかしながら、組み合わせてリサイズデプスフレームにする前に、まずはリサイズデプスフレームの2つの部分の位置を左右に交換してから、組合せ処理ユニット34を介して、リサイズデプスフレームの2つの部分を組み合わせてリサイズデプスフレームにする。リサイズデプスフレームの2つの部分のサイズは同じく、いずれも240×1080であるため、リサイズデプスフレームのサイズは480×1080であり、カラーフレームのサイズは1440×1080(1440=1920−240−240)である。
次に、ステップP02を行なう。ステップP02は、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得する(図19Bから図19Dに復元する)ステップである。しかしながら、リサイズデプスフレームを復元する前に、本実施例では、まず図19Bのリサイズデプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、図19Cの中間デプスフレームを取得する必要がある。中間デプスフレームを取得した後、この中間デプスフレームをリサイズして、図19Dのオリジナルデプスフレームを取得する。このうち、サブピクセルの再配置とは、リサイズデプスフレームのピクセルの第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、第1サブピクセル値を中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、第2サブピクセル値を中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させる。つまり、1個のピクセルが3個のサブピクセルを有する場合を例とすると、サブピクセルの再配置は、リサイズデプスフレームの第1ピクセルの第1サブピクセル値を中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させて、リサイズデプスフレームの第1ピクセルの第2サブピクセル値を中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させて、さらに、リサイズデプスフレームの第1ピクセルの第3サブピクセル値を中間デプスフレームの第3ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させる。他の場合もこれに準じる。
本実施例において、サブピクセルの再配置は、図19Bのリサイズデプスフレームのサイズは、列方向D1(水平方向)に沿って元の3倍に変更されることで、図19Cにおける中間デプスフレームの列方向D1に沿ったサイズは、リサイズデプスフレームの3倍(データ量も3倍)である。故に、図19Cの中間デプスフレームの解像度は、1440×1080(1440=480×3)である。
次に、復元処理ユニット32を介して、中間デプスフレームをオリジナルデプスフレームに復元する(図19Cから図19Dに復元する)。本実施例では、列方向D1に沿って図19Cの中間デプスフレームを比率に応じて拡大して、図19Dのオリジナルデプスフレームを取得する。ここで、オリジナルデプスフレームのサイズは、列方向D1に沿って、比率に応じて元の3分の4倍に拡大される。したがって、図19Dに示したように、オリジナルデプスフレームのサイズは1920×1080(1920=1440×4/3)である。
また、アンパッキング方法は、カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得する(図20Aから図20Bに復元する)ステップをさらに備える。ここでは、復元処理ユニット32を介して、カラーフレームを復元して、カラーフレームのサイズ(1440×1080)を列方向D1に沿って比率に応じて元の3分の4倍に拡大することで、オリジナルカラーフレームを取得する。故に、図20Bのオリジナルカラーフレームのサイズは1920×1080である。本実施例におけるオリジナルカラーフレームの所定のフレームサイズは、パッキングフレームのサイズに等しく、1920×1080である。また、本実施例におけるオリジナルデプスフレームもカラーフレームに対応している。
また、カラーフレームの一方向に沿ったサイズがオリジナルカラーフレームのA倍であり、中間デプスフレームの同一方向に沿ったサイズがオリジナルデプスフレームのB倍である場合、A+B/3=1という条件を満たしさえすればよい。ここでは特にA及びBの値を限定しない。前述の第4実施例において、中間デプスフレームの行方向D2に沿った復元比率はAは、カラーフレームの行方向D2に沿った復元比率Bに等しく、すなわちA=B=3/4であり、そして第5実施例において、中間デプスフレームの列方向D1に沿った復元比率Aもカラーフレームの列方向D1に沿った復元比率Bに等しく、A=B=3/4である。
また、図21を参照しながら説明する。図21は、第5実施例におけるパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。
図21に示したように、第5実施例のパッキングフレームは、2Dの表示スクリーンに表示され、且つ、カラーフレームの中心点(すなわちカラーフレームの対角線が交わる点)と表示スクリーンの中心点(すなわち表示スクリーンの対角線が交わる点)は重なっている(いずれも中心点O)。したがって、人の目で実際に見た時、目に見えるカラーフレーム(すなわち2D映像)は非常に自然であり、不快感が生じることはない。当然、前述の実施例のように、同様の効果を達成するために、カラーフレームの中心は表示スクリーンの中心エリアに位置すればよく、中心点が重なる場合に限定されない。
また、図13A及び図13Bを参照すると同時に、図22から図24Bを参照しながら、パッキングフレームのアンパッキング方法及び装置の第6実施例について説明する。このうち、図22から図24Bは、第6実施例におけるパッキングフレームのアンパッキング処理の過程を示した図である。ここで、図22は上述の図11Aと同じく、パッキングフレームを示した図である。図23Aはリサイズデプスフレームの2つの部分を示した図である。図23Bはリサイズデプスフレームを示した図である。図23Cは、中間デプスフレームを示した図である。図23Dは、オリジナルデプスフレームを示した図である。図24Aはカラーフレームを示した図である。図24Bはオリジナルカラーフレームを示した図である。
第6実施例の処理の過程は、第5実施例のものとはほぼ同様である。第6実施例は、同様に、分離処理ユニット31を介してパッキングフレームの左側及び右側からリサイズデプスフレームの2つの部分を分離して(同じく垂直分割)、図23Aに示したリサイズデプスフレームの2つの部分及び図24Aに示したカラーフレームを取得する。しかしながら、第5実施例と異なるのは、図23Aに示したリサイズデプスフレームの2つの部分のサイズがいずれも120×1080という点である。また、組合せ処理ユニット34を介して、リサイズデプスフレームの2つの部分を組み合わせてリサイズデプスフレームにする前に、まずは回転処理ユニット33を介して、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ回転(rotating)させてから、組合せ処理ユニット34を介してリサイズデプスフレームの2つの部分を組み合わせてリサイズデプスフレームにする点である。ここで、回転とは、リサイズデプスフレームの2つの部分を、それぞれ逆時計回りに90度回転させることを意味する。本実施例におけるリサイズデプスフレームの2つの部分のサイズは等しく、いずれも120×1080であるため、リサイズデプスフレームのサイズは1080×240であり、カラーフレームのサイズは、1680×1080(1680=1920−120−120)である。
また、図23Bのリサイズデプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なった後、図23Cの中間デプスフレームを取得することができる。この中間デプスフレームをリサイズすることにより、図23Dのオリジナルデプスフレームを取得することができる。本実施例において、サブピクセルの再配置は、図23Bにおけるリサイズデプスフレームのサイズを行方向D2に沿って元の3倍(列方向D1に沿ったサイズは変更されない)に変更して、図23Cの中間デプスフレームの行方向D2に沿ったサイズをリサイズデプスフレームの3倍に変更する。故に、図23Cの中間デプスフレームの解像度は1080×720(720=240×3)である。
次に、復元処理ユニット32を介して、中間デプスフレームをオリジナルデプスフレームに復元する(図23Cから図23Dに復元する)。ここでは、それぞれ列方向D1及び行方向D2に沿って、図23Cの中間デプスフレームを比率に応じて拡大して、図23Dのオリジナルデプスフレームを取得する。ここで、オリジナルデプスフレームの行方向D2に沿ったサイズは、元の2分の3倍に拡大されて、列方向D1に沿ったサイズは、元の9分の16倍に拡大される。したがって、図23Dに示したように、オリジナルデプスフレームのサイズは、1920×1080(1920=1080×16/9、1080=720×3/2)である。さらに特筆すべきは、その他の実施例において、上述の拡大比率は、その他の異なる比率でも可能であるか、または、列方向D1のみに沿った拡大比率、またあるいは、行方向D2のみに沿った拡大比率でも可能であるということである。ここでは特に限定しない。
また、図24Aのカラーフレームが復元されることによって、図24Bのオリジナルカラーフレームを取得する。ここでは、カラーフレームのサイズ(1680×1080)を列方向D1に沿って元の7分の8倍に拡大して、オリジナルカラーフレームを取得するため、図24Bのオリジナルカラーフレームのサイズは、1920×1080である。本実施例におけるオリジナルカラーフレームの所定のサイズは、パッキングフレームと同じく、1920×1080である。
また、図25を参照しながら説明する。図25は、第6実施例のパッキングフレームを2D表示装置で表示した時のカラーフレームと表示スクリーンを示した図である。
図25に示したように、第6実施例のパッキングフレームは、2D表示スクリーンに表示され、且つ、カラーフレームの中心点(すなわち、カラーフレームの対角線が交わる点)と表示スクリーンの中心点(すなわち、表示スクリーンの対角線が交わる点)は重なっている(いずれも中心点O)。したがって、人の目で実際に見た時、目に見えるカラーフレーム(すなわち2D映像)が非常に自然であり、不快感が生じることはない。当然、前述の実施例のように、同様の効果を達成するために、カラーフレームの中心は表示スクリーンの中心エリアに位置すればよく、中心点が重なる場合に限定されない。
また、上述の第4実施例、第5実施例及び第6実施例において、パッキングフレームのサイズは、オリジナルカラーフレームの所定のフレームサイズと同じく、1920×1080である。故に、第4実施例、第5実施例及び第6実施例におけるパッキングフレームが伝送に応用された場合、伝送バンドワイズの負担を増すことがなく、圧縮解凍演算量が大きくなりすぎて使用される3D表示装置が負荷に耐えられなくなるといった状況を回避することができる。
次に、図26を参照しながら説明する。図26は、本発明の好適な実施例におけるパッキングフレームのアンパッキングシステム4(以下システム4と称する)の機能を示したブロック図である。このうち、パッキングフレームは、2D表示スクリーンに表示されて、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを備える。カラーフレームはリサイズデプスフレームに対応しており、カラーフレームの中心は、表示スクリーンの中心エリアに表示される。
システム4は、メモリユニット41及び処理ユニット42を備える。メモリユニット41は処理ユニット42に電気的に接続される。メモリユニット41は、パッキングフレームを保存するためのものである。当然、メモリユニット41は、オリジナルカラーフレーム、オリジナルデプスフレーム、カラーフレーム、リサイズデプスフレーム及びその2つの部分、または中間デプスフレームを保存することも可能である。このメモリユニット41は、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer readable storage medium)であり、例えば、メモリ、メモリカード、CD−ROM、ビデオテープ、コンピュータ用磁気テープ、またはそれらの任意の組み合わせであり、情報を保存するためのものである。このうち、メモリは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)、またあるいは、その他の形式のメモリであるが、ここでは特に限定されない。
処理ユニット42は、システム4の核心となるコントロールアセンブリを備え、例えば、少なくとも1個のCPU及びメモリを備えるか、その他の制御のためのハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアを備える。このうち、処理ユニット42は、パッキングフレームを分離して、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを取得してから、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得する。一実施例において、処理ユニット42は、パッキングフレームの上側及び下側からリサイズデプスフレームの2つの部分を分離して、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ反転させた後、リサイズデプスフレームの2つの部分を組み合わせて、リサイズデプスフレームを取得する。また、他の実施例において、処理ユニット42は、パッキングフレームの左側及び右側から、リサイズデプスフレームの2つの部分を分離して、リサイズデプスフレームの2つの部分をそれぞれ回転させた後、リサイズデプスフレームの2つの部分を組み合わせて、リサイズデプスフレームを取得する。また、処理ユニット42はさらに、リサイズデプスフレームに対して、サブピクセルの再配置を行なって、中間デプスフレームを取得する。この処理ユニット42は、リサイズデプスフレームのピクセルにおける第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、第1サブピクセル値を、中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、第2サブピクセル値を、中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させる。また、処理ユニット42はさらに、中間デプスフレームをオリジナルデプスフレームに復元する。また、処理ユニット42はさらに、カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得する。
また、システム4において、オリジナルデプスフレーム、中間デプスフレーム、リサイズデプスフレーム、カラーフレーム、オリジナルカラーフレーム及びパッキングフレームのその他の技術的特徴は、すでに上述のその他の実施例において詳述しているため、ここでは再述しない。
このように、本発明に係るカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレーム取得する方法、装置並びにシステムでは、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームが組み合わされることで、その中心が表示スクリーンの中心エリアに表示されるパッキングフレームを取得する。これにより、パッキングフレームは、復元処理によって復元されて、オリジナルカラーフレームまたはオリジナルデプスフレームを取得した後、さらにDIBR法(Depth-Image-based Rendering)によって、3D表示装置に、例えば、マルチビューアングル立体映像またはメガネ式デュアルビューアングルの立体映像を正確に生成させることができる。同時に、さらに重要なのは、カラーフレームの中心が表示スクリーンの中心エリアに表示される点である。より好適には、カラーフレームの中心点と表示スクリーンの中心点が重なることであり、完全に重なり合うことがさらに望ましい。そうすることで、パッキングフレームを2D表示スクリーンに直接表示できるだけでなく、人の目で実際に見た時、目に見える2D映像(すなわちカラーフレーム)が非常に自然にスクリーンの中心エリアに表示されるため、不快感を覚えることはない。また、本発明で開示されるカラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする方法、装置並びにシステムでは、オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得するステップと、カラーフレームとリサイズデプスフレームを組み合わせて、簡易なパッキングフレームを取得するステップとを備えることにより、その他のビデオ圧縮システムと組み合わせやすく、圧縮効率を高める効果を有するとともに、3D立体ビデオが必要とするバンドワイズの負担を減らして、3Dチャンネルの普及に役立てることができる。
また、本発明に係るパッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムにおいては、パッキングフレームからカラーフレームとリサイズデプスフレームを分離するステップと、リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得するステップとを備えることにより、本発明に係るパッキングフレームのアンパッキング方法、装置並びにシステムは、従来の技術とは明らかに異なる。
以上、本発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても、本発明に含まれる。
本発明は、以上の構成により、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパック及びアンパックする方法、装置並びにシステムを提供する。カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得することにより、2D表示スクリーンにおいて直接表示することが可能なだけでなく、人の目で実際に見る2D映像(カラーフレーム)が非常に自然であり、不快感を生じることはない。
1、1a カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックする装置
11 サイズ処理ユニット
12、34 組合せ処理ユニット
13 分割処理ユニット
14 反転処理ユニット
14a、33 回転処理ユニット
2 カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックするシステム
21、41 メモリユニット
22、42 処理ユニット
3 パッキングフレームのアンパッキング装置
31 分離処理ユニット
32 復元処理ユニット
4 パッキングフレームのアンパッキングシステム
CA 中心エリア
D1 列方向
D2 行方向
O 中心点
P01〜P02、S01〜S02 ステップ

Claims (42)

  1. カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックしてパッキングフレームを取得する方法であって、
    前記カラーフレームは前記オリジナルデプスフレームに対応すると共に、前記パッキングフレームは表示スクリーンに表示されており、
    前記方法は、
    前記オリジナルデプスフレームをリサイズして、リサイズデプスフレームを取得するステップと、
    前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを組み合わせて、前記パッキングフレームを取得するステップとを備えており、
    前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを組み合わせるステップは、
    前記リサイズデプスフレームを2つの部分に分割するステップと、前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせるステップとをさらに備え、
    前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせるステップは、前記リサイズデプスフレームに対応して前記2つの部分を反転させるステップをさらに備え、
    前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示されることを特徴とする、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する方法。
  2. 前記カラーフレームの中心点は、前記表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記オリジナルデプスフレームをリサイズして、中間デプスフレームを取得するステップと、
    前記中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、前記リサイズデプスフレームを取得するステップと、をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記リサイズデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の1倍であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記リサイズデプスフレームは、複数のピクセルを有し、前記各ピクセルが3個のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルは、前記中間デプスフレームの3個のピクセルのサブピクセル値をそれぞれ対応して保存することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  6. オリジナルカラーフレームをリサイズして、前記カラーフレームを取得するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記オリジナルカラーフレームは、所定のフレームサイズを有し、前記パッキングフレームのサイズは前記所定のフレームサイズと等しいことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する装置であって、
    前記カラーフレームは前記オリジナルデプスフレームに対応すると共に、前記パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されて、
    前記装置は、
    前記オリジナルデプスフレームをリサイズしてリサイズデプスフレームを取得するサイズ処理ユニットと、
    前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを組み合わせて、前記パッキングフレームを取得する組合せ処理ユニットとを備え、
    前記リサイズデプスフレームを2つの部分に分割する分割処理ユニットをさらに備え、
    前記組合せ処理ユニットは、前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせて、前記パッキングフレームを取得し、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせる前に、前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分をそれぞれ反転させる反転処理ユニットを備え、
    前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示されることを特徴とする、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得する装置。
  9. 前記カラーフレームの中心点は、前記表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 前記サイズ処理ユニットは、前記オリジナルデプスフレームをリサイズして、中間デプスフレームを取得してから、前記中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、前記リサイズデプスフレームを取得することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  11. 前記リサイズデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の1倍であることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記リサイズデプスフレームは、複数のピクセルを有し、前記各ピクセルは3個のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルは、前記中間デプスフレームの3個ピクセルのサブピクセル値をそれぞれ対応して保存することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  13. 前記サイズ処理ユニットは、さらに、オリジナルカラーフレームをリサイズして、前記カラーフレームを取得することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  14. 前記オリジナルカラーフレームは、所定のフレームサイズを有し、前記パッキングフレームのサイズは前記所定のフレームサイズと等しいことを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得するシステムであって、
    前記カラーフレームは前記オリジナルデプスフレームに対応しており、前記パッキングフレームは、表示スクリーンに表示され、
    前記システムは、
    前記カラーフレーム及び前記オリジナルデプスフレームを保存するメモリユニットと、
    前記オリジナルデプスフレームをリサイズして、リサイズデプスフレームを取得してから、前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを組み合わせて、前記パッキングフレームを取得する処理ユニットと、を備え、
    前記処理ユニットは、さらに、前記リサイズデプスフレームを2つの部分に分割し、前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせて、前記パッキングフレームを取得し、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を前記カラーフレームの上側及び下側にそれぞれ組み合わせる前に、前記処理ユニットがさらに前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分をそれぞれ反転させ、
    前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示されることを特徴とする、カラーフレーム及びオリジナルデプスフレームをパックして、パッキングフレームを取得するシステム。
  16. 前記カラーフレームの中心点は、表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記処理ユニットは、前記オリジナルデプスフレームをリサイズして、中間デプスフレームを取得してから、前記中間デプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、前記リサイズデプスフレームを取得することを特徴とする、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記リサイズデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の1倍であることを特徴とする、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記リサイズデプスフレームは、複数のピクセルを有し、前記各ピクセルは3個のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルは、前記中間デプスフレームの3個ピクセルのサブピクセル値をそれぞれ対応して保存することを特徴とする、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記処理ユニットは、さらに、オリジナルカラーフレームをリサイズして、前記カラーフレームを取得することを特徴とする、請求項17に記載のシステム。
  21. 前記オリジナルカラーフレームは、所定のフレームサイズを有し、前記パッキングフレームのサイズは前記所定のフレームサイズと等しいことを特徴とする、請求項20に記載のシステム。
  22. パッキングフレームのアンパッキング方法であって、
    前記パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されると共に、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを有し、前記カラーフレームは前記リサイズデプスフレームに対応しており、前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示されており、
    前記アンパッキング方法は、
    前記パッキングフレームから前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを分離するステップと、
    前記リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得するステップとを備え、
    前記パッキングフレームから前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを分離するステップには、
    前記パッキングフレームの上側及び下側から、前記リサイズデプスフレームの2つの部分を分離するステップと、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を組み合わせて前記リサイズデプスフレームを取得するステップとをさらに備え、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分を組み合わせて前記リサイズデプスフレームを取得する前に、前記パッキングフレームから前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを分離するステップには、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分をそれぞれ反転させるステップをさらに備えることを特徴とする、パッキングフレームのアンパッキング方法。
  23. 前記カラーフレームの中心点は、前記表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項22に記載のアンパッキング方法。
  24. 前記カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項22に記載のアンパッキング方法。
  25. 前記リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得するステップには、
    前記リサイズデプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、中間デプスフレームを取得するステップと、
    前記中間デプスフレームをリサイズして、前記オリジナルデプスフレームを取得するステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項22に記載のアンパッキング方法。
  26. 前記中間デプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記リサイズデプスフレームの3倍であることを特徴とする、請求項25に記載のアンパッキング方法。
  27. 前記中間デプスフレームを取得するステップでは、前記リサイズデプスフレームのピクセルの第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、前記第1サブピクセル値を、前記中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、前記第2サブピクセル値を、前記中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させることを特徴とする、請求項25に記載のアンパッキング方法。
  28. 前記オリジナルデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の4倍であることを特徴とする、請求項25に記載のアンパッキング方法。
  29. パッキングフレームのアンパッキング装置であって、
    前記パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されると共に、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを有し、前記カラーフレームは前記リサイズデプスフレームに対応しており、前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示されて、
    前記アンパッキング装置は、
    前記パッキングフレームを分離して、前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを取得する分離処理ユニットと、
    前記リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得する復元処理ユニットと、を備え、
    前記分離処理ユニットは、前記パッキングフレームの上側及び下側から前記リサイズデプスフレームの2つの部分を分離し、
    前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分をそれぞれ反転させる回転処理ユニットをさらに備えることを特徴とする、パッキングフレームのアンパッキング装置。
  30. 前記カラーフレームの中心点は、前記表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項29に記載のアンパッキング装置。
  31. 前記復元処理ユニットは、さらに、前記カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得することを特徴とする、請求項29に記載のアンパッキング装置。
  32. 前記復元処理ユニットは、前記リサイズデプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、中間デプスフレームを取得することを特徴とする、請求項29に記載のアンパッキング装置。
  33. 前記中間デプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記リサイズデプスフレームの3倍であることを特徴とする、請求項32に記載のアンパッキング装置。
  34. 前記復元処理ユニットはさらに、前記リサイズデプスフレームのピクセルの第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、前記第1サブピクセル値を前記中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、前記第2サブピクセル値を前記中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させることを特徴とする、請求項32に記載のアンパッキング装置。
  35. 前記オリジナルデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の4倍であることを特徴とする、請求項32に記載のアンパッキング装置。
  36. パッキングフレームのアンパッキングシステムであって、
    前記パッキングフレームは、表示スクリーンに表示されると共に、カラーフレーム及びリサイズデプスフレームを有し、前記カラーフレームは前記リサイズデプスフレームに対応し、前記カラーフレームの中心は、前記表示スクリーンの中心エリアに表示され、
    前記アンパッキングシステムは、
    前記パッキングフレームを保存するメモリユニットと、
    前記パッキングフレームを分離して、前記カラーフレーム及び前記リサイズデプスフレームを取得してから、前記リサイズデプスフレームを復元して、オリジナルデプスフレームを取得する処理ユニットと、を備え、
    前記処理ユニットは、前記パッキングフレームの上側及び下側から前記リサイズデプスフレームの2つの部分を分離し、前記リサイズデプスフレームの前記2つの部分をそれぞれ反転させることを特徴とする、パッキングフレームのアンパッキングシステム。
  37. 前記カラーフレームの中心点は、前記表示スクリーンの中心点と重なることを特徴とする、請求項36に記載のアンパッキングシステム。
  38. 前記処理ユニットは、さらに、前記カラーフレームを復元して、オリジナルカラーフレームを取得することを特徴とする、請求項36に記載のアンパッキングシステム。
  39. 前記処理ユニットは、さらに、前記リサイズデプスフレームに対してサブピクセルの再配置を行なって、中間デプスフレームを取得することを特徴とする、請求項36に記載のアンパッキングシステム。
  40. 前記中間デプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記リサイズデプスフレームの3倍であることを特徴とする、請求項39に記載のアンパッキングシステム。
  41. 前記処理ユニットはさらに、前記リサイズデプスフレームのピクセルの第1サブピクセル値及び第2サブピクセル値を取得して、前記第1サブピクセル値を前記中間デプスフレームの第1ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させるとともに、前記第2サブピクセル値を前記中間デプスフレームの第2ピクセルの全てのサブピクセル内に保存させることを特徴とする、請求項39に記載のアンパッキングシステム。
  42. 前記オリジナルデプスフレームの行方向に沿ったサイズは、前記中間デプスフレームの3分の4倍であることを特徴とする、請求項39に記載のアンパッキングシステム。
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